Top オーディオ製品 比較2020'【59機】ホームシアタースピーカーの音質とおすすめ・選び方:5.1chシアターシステムセット (2)

2020年06月04日

比較2020'【59機】ホームシアタースピーカーの音質とおすすめ・選び方:5.1chシアターシステムセット (2)

1回目からの続き記事です→こちら


 201905101233.jpg

【2015年】

 13・YAMAHA Soavo 5.1ch

 【フロントスピーカー 1本】

 13・ヤマハ NS-F901
  ¥172,800 楽天市場 (6/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 13・ヤマハ NS-C901
  ¥75,575 楽天市場 (6/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 13・ヤマハ NS-B901
  ¥69,117 楽天市場 (6/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 13・ヤマハ NS-SW901
  ¥171,180 楽天市場 (6/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:16cm×2+13cm+3cm(3WAY)
センター:13cm+3.0cm
サラウンド:13cm+3.0cm
サブウーファー:600W 

 YAMAHA Soavo は、ヤマハの販売するコンポーネントシアターシステムハイエンド機です。

 201905101232.jpg

 価格は、5.1chで組む場合、75万円程度の予算です。

 多くの方には「検討対象外」でしょうが、下位機種を購入する場合も、上位機の技術水準を理解した方が納得できる部分もあるかと思います。

 201905101241.jpg

 フロントスピーカーは、下位機種同様に、3ウェイ4スピーカーです。

 2010年発売のヤマハの上位機は、3ウェイ3スピーカーでしたが、2015年前後に出たこちらは、下位機種のTHEATER SOUND 780と同様に、ウーファーを2つ装備する構成です。

 要するに、最近のシアター用の音質構成としては、低音域が充実した方が良いという方向性です。

 201905101245.jpg

 一方、トゥイーターウーファーの基本サイズは、下位機種と同じです。

 素材部分も 新型のA-PMDや、アルミ性のトゥイーターなど、基本仕様は同じです。

 価格の違いは、徹底した共振対策や音響パーツのアップグレードの部分です。

 これらは、確かに音質は変わるのですが、費用対効果としては微妙で、少なくとも総額で数十万円分の差はありません。

 再生周波数帯域は、32Hz〜50kHzです。

 ウーファーをダブルで搭載することもあり、やはり低音域のスペックは良いです。

 センタースピーカーは、2ウェイの密閉型で、13cmのコーン型ウーファー2機3cmのアルミドーム型トゥイーターです。サラウンドスピーカーは、3ウェイ方式バスレフ型で、同一のユニットとなります。

 ユニットサイズは、下位機種と共通します。

  201905101251.jpg

 サブウーファーは、実用最大出力600Wです。

 価格相応の実力でしょう。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の5mのピンケーブルも付属です。

---

 以上、YAMAHAYAMAHA Soavoの紹介でした。

 高級オーディオの常套手段として、音響パーツのアップグレードが計られた機種です。

 外観の高級感も相当出てきており、「100万円予算」のシアタールーム構築には候補として良い機種です。

 ヤマハの場合、他社に比べると「音楽用」としての水準も高めているので、ハイレゾ音源をふくめ、「音楽重視で、シアター兼用」の方向性で考える場合は、他社の同グレードに較べても良いでしょう。

 一方、価格は、下位機種に比べると、相当割高感があります。

 201803111955.jpg

 逆に、同じ年度にでた、2番目に安い THEATER SOUND 780シリーズは、ヤマハの「新発想」といえる、3ウェイ4スピーカーを採用した上で安いので、そちらのお買得感が強調されます。

7・JBLのシアターシステム

 続いて、米国のJBLのシアターシステムです。

 デンキヤ店頭では、セット展示があまり見られないですが、大手だけにしっかりラインナップがあります。


 202002261508.jpg

 【2019年】

 14・JBL STAGEシリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 14・JBL STAGE A180
  ¥32,800 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 14・JBL STAGE A125C
  ¥21,800 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 14・JBL STAGE A120
  ¥17,650 楽天市場 (6/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 14・JBL STAGE A100P
  ¥34,046 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:16cm×2+2.5cm(2.5WAY式)
センター:13.3cm×2+.2.5cm
サラウンド:11.4cm+2.5cm
サブウーファー:150W

 JBLStageシリーズは、ホームシアターセットとして同社が提案している製品としては、最も安いモデルです。

 202002261517.jpg

 ただし、5.1chを構築する場合、15万円強の予算となりますから、高級機の部類です。

   202002261519.jpg

 フロントスピーカーは、トールボーイタイプです。

 202002261528.jpg

 トゥイーターは、2.5cmのアルミニウム高音域ユニットです。

 素材としてはヤマハにも見られたもので「きらびやかに響く」のが特長です。

 ただし、形状は独創的なホーン型です。

 JBLは、この形式にこだわりがあり、同社の高級機でも採用される「スピーカーの顔」です。

 形状が示すとおり、これは指向性(音の広がり)に寄与し、リスニングポイントが広いです。

 大きく設置位置に左右されず、ステレオ感が得れるため、(多チャンネルだけでなく)いわゆる、2.0chのステレオも楽しみたい方にも、良いでしょう。

 ウーファーは、16.5cmのポリセルロース製です。

 ヤマハの同級機といえるTHEATER SOUND 585と同じほどのサイズです。

 一方、こちらは、ウーファー2機のクロス点(音の受け渡しのHz数)をずらしているので、 JBLは「2.5ウェイ式」という耳慣れない表現を使っています。

 同社は、傾向として(ボーカルやニュースなどに重要な)中音域を大事にするメーカーなので、こうした構成にしたと思われます。

 再生周波数帯域は、40Hz〜40kHzです。

 低音域は、クラス的にも十分なスペックですが、高音域については「ほどほど」です。

 米国企業は、(日本系ほど)ハイレゾに前向きでない部分が出ていると思います。繰り返しますが、(ドンシャリせず)中音域は充実しますので、このあたりはバーターです。

 201810241640.jpg

 また、普通に映画やCDを楽しむならば、さほどの高音域は不要ですが、4K画質の Ultra HD ブルーレイは、ハイレゾ録音なので、こだわりたい方には、注意点となります。

 202002261542.jpg

 サラウンドスピーカーは、2ウェイ方式で、後ろにバスレフポートがある形式です。

 ウーファーの口径は11.4cmでフロントより小さめですが、このシステムで重要なホーン型トゥイーターは、2.5cmとサイズを合わせています。

 この部分の指向性が、このシステムのサラウンド感の「キモ」で特長なので、しっかりさせています。

 202002261546.jpg

 センタースピーカーは、ウーファーが11.4cmです。

 ウーファーの口径は、やはり非統一的ですが、やはり、ホーン型トゥイーターは、同じシステムを採用しており、個人的に好感が持てます。

 202002261548.jpg

 サブウーファーは、下部ではなく、前面にドライバーを配置する仕様です。

 口径は、250mmで、実用最大出力150Wです。

 値段的にも、この部分をケチっておらず、パワフルと言えます。

 スピーカーケーブルは、JBLは未付属です。

---

 以上、JBLStageシリーズの紹介でした。

 指向性が良いホーン型トゥイーターの搭載が魅力です。この場合、スピーカーの位置設定の自由がある程度きくので、設置する部屋が変則的な形状の場合は、とくに良いでしょう。

 先述のように、フロントスピーカーだけ使ったステレオの音楽鑑賞にも良い構成だと思います。

 一方、ハイレゾ音源に対応させたい場合は、ヤマハなど他社の方が良いでしょうが、その分中音域は充実するので、普通のニュースなどにも使う場合は、逆に良い選択肢となります。

----

 202002261508.jpg

 【2019年】

 15・JBL STAGEシリーズ(上位構成)

 【フロントスピーカー 1本】

 15・JBL STAGE A190
  ¥46,748 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 15・JBL STAGE A125C
  ¥21,800 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 15・JBL STAGE A130
  ¥19,612 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 15・JBL STAGE A100P
  ¥27,273 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:20cm×2+2.5cm(2.5WAY式)
センター:13cm×2+.2.5cm
サラウンド:13.3cm+2.5cm
サブウーファー:150W

 なお、JBLStageシリーズは、フロントスピーカーとサラウンドスピーカーが2系統あるため、以上のような構成も可能です。

 この場合、サラウンドスピーカーの口径がセンタースピーカーと揃うので、数千円の増額になりますが、A130を選んだ方が良い気がします。

 フロントスピーカーは予算の都合で良いでしょう。


 202002261623.jpg

 【2019年】

 16・JBL STUDIO 6シリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 16・JBL STUDIO 698  
  ¥105,712 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 16・JBL STUDIO 625C  
  ¥45,121 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本】

 16・JBL STUDIO 630 W
  ¥78,870 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 16・JBL STUDIO 660P
  ¥104,000 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:20×2+15+2.5cm(3WAY)
センター:13.3cm×2+.2.5cm
サラウンド:16.5cm+2.5cm
サブウーファー:1000W

 JBLStudioシリーズは、JBLの上位グレードのホームシアターセットです。

 5.1chを構築する場合、50万円クラスの予算となります。

 202002261625.jpg

 フロントスピーカーは、本機もトールボーイですが、3ウェイ4スピーカーとなります。

 トゥイーターは、こちらも指向性を重視した、2.5cmのホーン型です。

 ただ、本機の場合、HDI(High Definition Imaging)ホーンとの表記があります。もともと、超高級の同社のコンサートホール用高級機に採用されていた技術で、このグレードでは初採用です。

 発送は下位機種と同じですが、指向性の部分で大きな機能差があるとされます。

 ウーファーは、20cmのPolyPlasウーファーがデュアルで搭載です。

 素材の詳細は不明ですが、樹脂製であることは間違いないでしょう。

 本機の場合は、2機ともクロスは同じにしています。

 ミッドレンジスピーカーは、本機の特長で、15cmユニットが搭載です。

 繰り返しますが、中音域を重視するJBLの哲学に沿ったものでしょう。

 201810241640.jpg

 再生周波数帯域は、36Hz〜40kHzです。

 低音域が下位機種よりやや向上していますが、高音域は、このグレードも「ほどほど」です。

 ハイレゾ録音の4K画質の Ultra HD ブルーレイを再生する場合は、引き続き注意点となります。

 202002261638.jpg

 サラウンドスピーカーは、本機の場合ペアでの販売です。

 2ウェイ方式で、ウーファーの口径は16.5cm、ホーンは2.5cmです。

 やや大きめで、単独のブックシェルフとしても使える感じです。素材と仕組みは、フロントスピーカーと合わせています。

 センタースピーカーは、ウーファーが13.3cmです。

 ウーファーの口径は、この構成だと、やはり非統一的ですが、素材は合わせていますし、ホーンの部分は、同じ仕組みであり、やはりこだわりを感じます。。

 202002261642.jpg

 サブウーファーは、一機でシステムを組めるほどの値段になります。

 1000Wアンプで、周波数特性は28Hzからです。今回紹介するような、セットシステムでは、「モンスター級」でしょう。口径も30cmです。

 スピーカーケーブルは、JBLは未付属です。

---

 以上、JBLStudioシリーズの紹介でした。多くのかたには値段的に「他山の石」でしょう。

 指向性の強いホーン型と中音域を重視する思想は、下位機種も同様ですし、最先端の高級技術を感じつつ、同じ系統の下位シリーズを選ぶ、というのが、一般的でしょう。

----

 202002262024.jpg

 【2019年】

 17・JBL STUDIO 6シリーズ

 【フロントスピーカー 2本】

 17・JBL STUDIO 680 W  
  ¥105,712 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 17・JBL STUDIO 625C  
  ¥45,121 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本】

 17・JBL STUDIO 620 W
  ¥60,204 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 17・JBL STUDIO 660P
  ¥104,000 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:16.5×2+2.5cm(2.5WAY)
センター:13.3cm×2+.2.5cm
サラウンド:13.3cm+2.5cm
サブウーファー:1000W

 なお、JBLStudioシリーズは、フロントスピーカーとサラウンドスピーカーが2種類用意されるため、以上のような下位構成も可能です。

 フロントスピーカーは、ペアなので、 STUDIO 698を選ぶよりかなり節約になります。

 とはいえ、構成としてミッドレンジスピーカーの省略された2.5ch構成と、下位シリーズと同じになるため、価格差はありますが、Studioシリーズで組むならば、上位機でしょう。

 サラウンドスピーカーは、一方、口径的にセンタースピーカーと口径がそろうものの、フロントスピーカーとは異なりますし、サイズ感が許せば、上位構成のほうが良いと思います。

8・BOSEのシアターシステム

 続いて、米国のBoseのホームシアタースピーカーです。

 昔は、ある程度入門者向けの価格の製品があったのですが、最近は「高価格路線」のみの展開です。


 201905101335.jpg

 【2018年】 

 18・Bose Lifestyle 650 home entertainment system

 【スピーカー・アンプセット】

 18・Bose Lifestyle 650 【白】
  ¥539,000 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 18・Bose Lifestyle 650 【黒】
  ¥539,000 楽天市場 (6/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:
センター:
サラウンド:
サブウーファー:

 Bose Lifestyle 650 は、米国のBoseが2018年から展開しているホームシアターシステムです。

 価格は、50万円程度の予算です。

 ただし、Boseの場合、アンプ部分もセットの価格なので、スピーカーだけならば40万円程度となるでしょう。

 201905101342.jpg

 フロントスピーカーは、この機種の場合、全方位スピーカーです。

 この方式については、【スマートスピーカーの比較記事】でも、数機種紹介しましたが、2018年以降の小型スピーカーのトレンドです。

 音の指向性を持たせずに、全方位に音を飛ばすように設計しています。上下反対方向に据えられた2つのドライバーが、全方位に向かって発生します。

 スピーカーユニットはアルミ製です。

 201905101350.jpg

 サラウンドスピーカーも、フロントスピーカーと同型のものを採用します。

 他社と異なるのは、2つのワイヤレスレシーバーで、後方2つのスピーカーがワイヤレス化できる点です。

 おそらく、Wi-Fi無線を利用しての伝送となっていると思われます。

 再生周波数帯域は、Boseは非公開です。

 201905101341.jpg

 センタースピーカーは、横長の形状です。

 こちらは、有線でアンプ(ベースユニット)からつなげる方式です。

 201905101401.jpg

 サブウーファーは、出力不明ながら付属します。

 天面にガラスが貼られた面白いデザインです。

 201905101403.jpg

 アンプ(ベースユニット)は、スペック的な部分の詳細は、Boseは伝統的に非開示です。

 端子としては、HDMI端子入力5・出力1系統、光デジタル・同軸が2系統ずつ、加えてRCAが2系統と充分な数です。

 一方、Dolby Digital、Dolby Digital Plus、Dolby TrueHD、DTSあたりのフォーマットはフォローしますが、Atmos系は対応しません

---

 以上、Bose Lifestyle 650 の紹介でした。

 「小型スピーカー」ながら、360°広がる全方位スピーカーを採用し、高いレベルのサラウンド感が得られる製品です。

 サイズに見合わない豊かな音を鳴らすのは、Boseらしいです。

 「音をBOSE的に作り込む(作り替える)」形式なので、ハイレゾ音源など、高解像度音源をそのまま楽しむのにも向きませんが、一般的なシアター用ならば問題ないでしょう。

 「全てが統合された製品」だけに、設置しやすいため、初心者が、それなりの音がする「高級オーディオ一式」を「簡単に設置したい」場合は、最も適切な製品と言えます。

ーーーー

 201905101417.jpg

【スピーカー・アンプセット】

 19・Bose Lifestyle 600 【黒】
 19・Bose Lifestyle 600 【白】
   ¥429,000 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:
センター:
サラウンド:
サブウーファー:

 なお、下位機種として、Bose Lifestyle 600 も売られています。

 201905101337.jpg 

 ただ、この機種については、Boseの従来モデルの延長線上として、全方位スピーカーではない普通のユニットJewel Cubeスピーカー)が使われます。

 後方スピーカーのワイヤレス化などは対応しますが、やはり新型に比べると面白みが欠けるでしょう。跳ね返り音などをしっかり計算したオーディオ室以外ならば、新型にメリット性があります。

9・DALIのシアターシステム

 つづいて、ややニッチなところで、デンマークのDALIのシアターシステムです。

 ユーロ系ですし、シアターシステムでも、どちらかというと、落ち着いた音楽を楽しみたい方には、良いブランドです。


  202006041659.jpg

 【2019年】

 20・DALI SPEKTORシリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 20・DALI SPEKTOR6【単品】
  ¥36,153 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 20・DALI SPEKTOR2【ペア】
  ¥30,552 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 20・DALI SPEKTOR VOKAL
  ¥23,049 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本】

 20・DALI SPEKTOR1
  ¥23,926 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 20・DALI SUB E9F
  ¥51,793 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:16.5cm×2+2.5cm(2.5WAY式)
センター:11.5cm×2+.2.5cm
サラウンド:11.5cm+2.1cm
サブウーファー:220W

 DALI SPEKTORシリーズは、ダリ推奨のシアターシステム構成では、最も安価なセットです。

 202006041652.jpg

 本体色は、ブラウン以外に、黒と白もあります。

 白はほこりが目立ちますし、キズも目立つので、扱いにくいでしょう。

 202006041704.jpg

 DALI スピーカースタンド E600/B [ペア]
  ¥21,000 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 価格は、フロントをトールボーイ型にして5.1chを構築する場合、17万円強の予算となります。

 一方、2020年に新構成が提案され、フロントスピーカー用に、小型のSPEKTOR2がでました。

 この構成にする場合は、12万前後とそれなりの値段で収まります。

 ただ、スタンド導入費を考えると、あまり変わらないでしょうか。

 202006041706.jpg

 フロントスピーカーは、大きいサイズのものを選ぶ場合、トールボーイタイプです。

 ダブルウーファー構成の「2.5ウェイ」で、JBL下位機と構成は同じです。 

 201902021143.jpg

 スピーカーは、16cmコーン型Wウーファーと、2.5cmのソフトドーム型トゥイーターです。

 ウーファーのコーンの素材は、ウッドファイバーです。

 ペーパーコーンに比べると剛性が高い素材ですが、繊維系ほど硬い音がしないといえます。

 完全木製のウッドコーンとは音色は異なるのですが、落ち着いた「オトナな」音質です。

 トゥイーターは、シルク繊維をつかったシルク・ドーム・ツィーターです。

 同社のお馴染みの素材で、そのナチュラル系のサウンドの素です。

 音質は、JBLと同じで中音域を大事にしますが、「騒がしい」音楽というより、クラシックなどに合わせやすい傾向です。

 再生周波数帯域は、43Hz〜26kHzです。

 いたずらに、広域を追わない構成で、ハイレゾ対応水準でもありません。

 202006041714.jpg

 サラウンドスピーカーは、2ウェイ方式で、後ろにバスレフポートがある形式です。

 ウーファー・トゥイーターの口径は、フロントより小さめです。

 トゥイーターだけでも合わせたい場合は、SPEKTOR2をリアに使うことも有り得るでしょう。

 センタースピーカーは、トゥイーター2.5cmで、ウーファーが11cmとなります。

 いずれも素材は同じです。

 202006041718.jpg

 サブウーファーは、前面にドライバーを配置する仕様です。

 口径は、230mmのアルミニウム製で、実用最大出力220Wです。

 ダリは基本的には穏やかな音質なので、シアター対応させるためにはこれくらいの出力があった方が良いと思います。

 スピーカーケーブルは、未付属です

---

 以上、DALISPEKTORシリーズの紹介でした。

 リビングでクラシックな音楽やBGM中心に聴くならば、ウッドコーンの採用を含め、聴き疲れしない、飽きの来ない音が再生できるでしょう。

 ただ、ハリウッド映画的な映画館のサウンドを再生するという方向性との相性はイマイチなほか、ハイレゾに対応できない部分は、注意が必要です。

10・オンキョーのシアターシステム

 最後に、ONKYOのシアターシステムを紹介します。

 なお、昨今の報道でもあったように、ONKYOは、スピーカー部門の事業譲渡計画の撤回し、スピーカー生産を続けることを発表しています。

 その一方で、とくに下位グレード製品の「ラインナップの整理」が進められています。下位グレードについては、「サラウンドスピーカーなどすでにない状況」です。

 ただ、一部の構成はまだ組めまうし、他ジャンルの製品で、生産が復活した場合もあったので、「復活の可能性」があるので、継続して載せています。


 201803111826.jpg

 【2016年】

 21・ONKYO D-109X Series 

 【フロントスピーカー 2本組】

 21・ONKYO D-109XE
  ¥27,318 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 21・ONKYO D-109XC
  ¥9,345 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本組】

 21・ONKYO D-109XM
  (¥9,900) Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 21・ONKYO SL-T300(B)
  ¥27,980 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 21・ONKYO SL-A251(B)
  ¥23,980 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:8cm×2+2.0cm(2WAY)
センター:8cm×2+2cm
サラウンド:8cm+ 2cm
サブウーファー:95W 

 ONKYOD-109X Seriesは、同社の推奨するシアター用スピーカー構成では最も安いといえる構成です。

 201807091508.jpg

 本体の価格は、5.1chを構成するとして総額で7万円ほどになりますので「爆安」ではありません。

  201810311037.jpg

 フロントスピーカーは、かなり良いものを採用します。

 細長い「トールボーイ」タイプのスピーカーです。

 同社ではお馴染みのハイブリッド繊維N-OMFを採用した8cmのコーン型スピーカーを2機、2cmのバランスドーム型トゥイーターを1機搭載する、2ウェイ方式バスレフ型のユニットです。

 再生周波数帯域は、55Hz〜80kHzですので、低音も高音もそれなりに出ます。

 201803111849.jpg

 センタースピーカー・サラウンドスピーカーも、フロントスピーカーと同じサイズのユニットを装備し、方式も2ウェイ方式バスレフ型となります。

 201807091509.jpg

 サブウーファーは、推奨構成での選択肢は2つです。

 ただし、SL-A251(B)は、生産終了で在庫が少ないです。

 そのため、現在は、実用最大出力95Wの横型のSL-T300(B)が選択肢ですが、流通量が少なく、予約して入荷待ちをする必要があります。

 サイズは、幅435×高さ144×奥行き377mmです。

 スピーカーケーブルは、それぞれの単品ごとに付属します。

 サラウンドスピーカーは8Mもありますし、音質うんぬんを言わないならば、買い増さなくても即つながります。サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

---

 以上、D-109X Seriesの紹介でした。

 このレベルのユニットをそろえると、オーディオとしての音に高い期待が持てます。また、本体にも高級感がでてくるため、部屋のインテリア性を考えても、このグレードは「おすすめ」と言えます。

 また、(サブウーファーを除き)全てのスピーカーユニットのサイズが統一的なシステムは割と珍しく、端正な音が聴けた一つの要因かなと思っています。

ーーー

 201807091557.jpg

 ・ONKYOイネーブルドスピーカー SKH-410(B)
  ¥7,709 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 なお、前回【AVアンプの比較記事】で紹介した、「天井からの音のデータ」を反映できる、新しいドルビーアトモス規格の映像ソフトに対応するため、上記のスピーカーを選んでも良いでしょう。

 こちらは、小型スピーカーであり、フロントスピーカーの上に設置します。この場合は、サラウンドスピーカーを買わず、3.1.2chという構成にするのがおすすめでしょうか。

ーーーー

 201902041132.jpg

 【生産終了】

 ・ONKYO シネマパッケージ 2.1ch BASE-V60(B)
  ¥56,980 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 なお、ONKYOD-109X Seriesですが、アンプがセットになったBASE-V60(B)という2.1chセットがありました。

 201902041156.jpg

 付属するアンプは、【AVアンプの比較記事】で紹介した、ONKYOのTX-L50です。

 Wi-Fiを搭載するネットワーク対応型としては、最も安い入門機であり、3万円台の売価です。

 その上で、先ほど紹介した、サラウンドスピーカ(D-109XM)2本を、フロントスピーカーとして使っています。それに、オリジナルの80Wのサブウーファーが1本付属します。

 ただ、このセットについては、2019年をもって、生産終了になっており、在庫のある店舗の価格も値が上がってしまったため、現在はおすすめできません


 202002261403.jpg

 【2017年】

 22・ONKYO D-309X Series 

 【フロントスピーカー 1本】

 22・ONKYO D-309XE
  ¥23,000 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 22・ONKYO D309XC
  ¥16,508 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 22・ONKYO D-309XM
  ¥10,500 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 22・ONKYO SL-D501(B)
  ¥68,000 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 22・ONKYO SL-D502(B)
  ¥50,630 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:10cm×2+3.0cm(2WAY)
センター:10cm×2+3.0cm
サラウンド:10cm+3.0cm
サブウーファー:100W/130W 

 ONKYOD-309X Seriesは、オンキヨーの推奨するシアター用スピーカー構成では2番目に安い構成です。

 本機については、まだ「継続販売」のようで、組めます。

 201902041204.jpg

 本体色は、茶系統です。

 スピーカーは黒系統もあったのですが、現在は「生産終了」で、在庫限りです。

 201807091517.jpg

 価格は、こちらの場合、スピーカー構成数が多いので、5.1chだと12万円前後の予算でそろえる場合におすすめの構成となります。

 なお、フロントスピーカーとサラウンドスピーカーが、下位機種の場合とは異なり「ペア2本組み販売ではない」点には注意しましょう。

  201810311038.jpg

 フロントスピーカーは、写真で見ると同じに見えますが、グレードが異なります。

 ユニットは、ハイブリッド繊維N-OMFを採用した10cmのコーン型スピーカーを2機、3cmのリング型トゥイーターを1機搭載する、2ウェイ方式バスレフ型のユニットです。

 リングツィーターも、オンキヨーの「十八番」であり、このクラスからの採用です。

 そのほか、真鍮にメッキを施したプラグを使うなど、「オーディオグレードな」配慮が多くあります。

 再生周波数帯域は、65Hz〜80kHzです。

 201803111916.jpg

 センタースピーカー・サラウンドスピーカーも、やはり同様の構成とし、バランスをとっています。

  201807091515.jpg

 サブウーファーは、カタログに載っているのはSL-D501(B)で、実用最大出力100Wです。

 サイズは、幅285×高さ476×奥行き447mmとなります。

 ただ、そちらは生産終了で、後継機の130WSL-D502(B)が出ているので、選ぶならばそちらでしょう。

 サイズは、幅255×高さ423×奥行き465mmとなり、N-OMFコーンを採用した見かけも同じです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。

 サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

---

 以上、D-309X Seriesの紹介でした。

 オンキヨーらしいサウンドという点ならば、N-OMFに加えて、リングツィーターを採用するこの機種は、良い構成に思えます。

 ただ、価格は、下位機種より性能に比してやや「割高」でしょう。

 オーディオはどのメーカーでもそうですが、上位機種になるほど「値段は倍々ゲーム」のように上がります。その点で言えば、ONKYOの場合、シアター用としては下位機種でも充分な音質であり、それでも問題ないと思います。

 また、発売時期の関係で、次に紹介する上位機も、割と価格が落ち着いているため、この機種は、グレード構成として「宙ぶらりん感」は多少あります。


 201905101013.jpg

 【2012年】

 23・ONKYO D-509 Series 

 【フロントスピーカー 1本】

 23・ONKYO D-509E
  (¥37,407) 楽天市場 (6/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 23・ONKYO D509C
  (¥14,610) 楽天市場 (6/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 23・ONKYO D-509M
  ¥32,184 楽天市場 (6/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 23・ONKYO SL-D501(B)
  ¥68,000 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

 23・ONKYO SL-D502(B)
  ¥50,630 Amazon.co.jp (6/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:13cm×3+3.0cm(2WAY)
センター:13cm×2+3.0cm
サラウンド:13cm+3.0cm
サブウーファー:100W/130W 

 ONKYOD-509 Seriesは、オンキヨーの推奨するシアター用スピーカー構成では、現状で最も高級な製品です。

 ただ、現在、フロント・センタースピーカーなどの在庫が尽きています。

 良い製品ですが、昨年のONKYOの事業譲渡の撤回以後の生産状況や、昨今の世界情勢を考えると、急いでいる方は、検討を要します。

 本体色は、黒系のみです。

 201905101014.jpg

 価格は、キャビネットからインシュレーターまでこだわった作りなので、5.1chだと14万円前後の予算です。

 高いですが、発売から時間が経って、ネットでは単品価格が下がっているので、上位機として「お買得感」はありそうです。

  201905101018.jpg

 フロントスピーカーは、かなり豪華な、3WAY4スピーカー式です。

 高音域を担当する3cmのリング型トゥイーター、低音域を担当する13cmのモノコックコーン型スピーカーを2機に加えて、中音域を専門に担当する13cmのコーン型のスコーカーを装備します。

 201905101023.jpg

 素材は、引き続きハイブリッド繊維N-OMFですが、スコーカーについては、砲弾型イコライザーを装備する独特な形状です。

 多スピーカーのシステムは、音域ごとの音の受け渡しが難しいですが、中域を担当するスコーカーに工夫があるので、不自然さがなく、同社らしいナチュラルな音です。

 再生周波数帯域は、40Hz〜100kHzです。

 201905101027.jpg

 センタースピーカー・サラウンドスピーカーは、下位機種と比較すると、13cmと大きめのコーンを採用します。

  201807091515.jpg

 サブウーファーは、下位機種の構成と同じです。

 先述のように、130Wの新機種、SL-D502が出ているため、そちらを選ぶと良いでしょう。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。

 サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

---

 以上、D-509 Seriesの紹介でした。

 最も音質に影響するセンタースピーカーに3WAY4スピーカー式を採用するのが魅力です。

 単にスピーカーを増やしただけでなく、砲弾型イコライザーを装備するスコーカーを採用するなど、ユニットが増えることによる問題に対策があるため、純粋に音質は「下位機種より上」です。

 ただ、先述のように、生産終了状況で、残されたスピーカーも割高なので、現在的にはオススメしません。

次回につづく
ホームシアター用スピーカーセットのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、ホームシアター向けのスピーカーについて、紹介してきました。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

 201902041250.jpg

1・重低音     ★★★☆☆
2・音場の立体感  ★★★★☆
3・音の個性    ★★★☆☆
4・声の聞きやすさ ★★★★☆
5・価格の安さ   ★★★★★
6・総合評価    ★★★★☆

 次回の最終回記事【こちら】では、ここまで紹介した全機種から、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

 引き続き、よろしくお願いします。

 第3回目記事は→こちら

posted by Atlas at 17:50 | オーディオ製品

このブログ家電批評モノマニアには「家電やモノの比較記事」が約350本あります!

よろしければ、下部のリンク集もご覧ください。

<広告>

 この記事がお役に立てたようならば、右のリンクから「家電ブログランキング」にクリック投票お願いします。  201302192014.jpg
          

Googleなどの検索エンジンでは

「モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!

<PR>

約350記事の完全なリンク集は、【トップページ】の下部にあります。

今後の
記事は【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png