今回の結論
4K 5K液晶ディスプレイのおすすめは結論的にこれ!
1・4Kモニターの比較 (1)
:サイズ:27型・28型
;解像度:4K 5K
:予算:3万円〜
2・4Kモニターの比較 (2)
:サイズ:31.5型・32型
;解像度:4K 6K 8K
:予算:5万円〜
3・4Kモニターの比較 (3)
:サイズ:40型以上
;解像度:4K
:予算:4万円〜
4・4Kモニターの比較 (4)
:サイズ:23.8型
;解像度:4K
:予算:3万円〜
5・4Kモニターまとめ
=最終的なおすすめ機種の提案
というわけで、ここまでの4回の記事では、PC用の4K 5Kディスプレイについて書いてきました。
5回目記事(最終回)となる今回は、「結論」として、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
第1に、27インチで、仕事・動画・ゲームに、何でも利用できる、格安な4Kモニターとしておすすめなのは、
【27インチ】 【2021年発売】
7・LGエレクトロニクス 27UP650-W
¥39,927 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:400cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1200:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR: HDR400
USB給電:96W
接続端子:HDMI2.0x2 DP
スタンド:上下・高さ・回転
VESA:100mm
スピーカー:
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:3年
液晶パネルの画質 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
動画・ゲーム対応 ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
LGの27インチ4Kモニターとなる、27UK650でしょう。
画面サイズは、27インチです。
4Kモニターの「高画質」を活かしつつ、ある程度の作業領域をキープしようと思う場合、このサイズが、最も使い勝手がよいです。
実際、突出して4K機がこのサイズに多いのは「理由」あってのことです。
Atlasも、解像度の部分を含め、日常的に使うサイズとして27インチは最適だと思っています。
とくに、机に座って利用しようと考えている方については、1サイズ大案31.5インチだと、視点の移動が増えるため、目が疲れやすいです。
逆に、これ以上小さいと作業領域の点で物足りなさがあります。
そういった意味でも、このサイズは「どれを買えば迷ったらこの機種を買えば後悔が少ないと言える機種」だと思います。
液晶は、しっかり、同社のIPSパネルを装備します。
同じIPSパネルでも、バックライトを含めてユニットとして見ると、輝度やコントラストの部分でグレードがあります。
しかし、本機は400cd/uの輝度、1200:1のコントラスト比と、上位クラスです。
スタンドは、左右の角度調整以外はすべて可能です。
左右については、本体ごと向きを変えれば問題ないですし、この仕様で良いです。
本編でも書いたように、稼働性の低いモニターの場合、「目に優しい」体勢をとろうとすると、椅子の高さを無理に調整する必要がでため、腰や肩の疲労につながります。
その点、このモニターは、上下と前後に稼働するため、目が疲れにくくビジネス向きです。
ワープロにおいて、最も「疲れないモニター」の1つでしょう。
「映像美」の部分で言えば、さすがにテレビメーカーだけに堅実な作りです。
超解像技術・ブラックスタビライザーを含めて、動画やゲームの画質向上に寄与する技術がしっかり備わります。
その上で、本機は、今後普及していく、輝度表現向上化技術となるHDR400規格に対応します。
対応機は他社にもありますが、LGは、未対応コンテンツについても、HDR映像へのアップコンバートにも対応します。
この部分は、テレビメーカーらしく、とても良い仕様に思えます。
家庭用ゲーム機をつなげる場合も、HDMI端子の多さや、HDCP2.2の対応の点で優秀です。
予算に制限を付けないならば、もっと良い機種もありますが、コスパは抜群に良いと言えます。
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1・27-28型4Kモニターの比較 (1)
1-2:LG〈韓国〉
なお、この製品は、以上の記事で詳しく説明したものです。
第2に、27インチで、テレワークなど仕事中心に考えて、4Kモニターを選ぶ場合は、
【2021年発売】【27インチ】
22・フィリップス 279P1/11
¥44,880 楽天市場 (10/31執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000 : 1
応答速度:4ms (GTG)
HDR:
USB給電: 最大90W
接続端子:HDMI2.0x2 DP USB-C
スタンド:前後左右高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(5w×2)
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:5年
液晶パネルの画質 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
動画・ゲーム対応 ★★★☆☆
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
オランダのフィリップスの27インチ4K機となる、279P1/11が良いでしょう。
LG機でも仕事に高度に対応できますが、「ビジネス向きの機能」は、本機はより充実しています。
「目への優しさ」については、目に優しいIPSパネルを採用し、また、稼働性のフルスペック良いスタンドを装備し、フリッカー対策もしっかりなされます。
調整力が高いのは、利便性にも好影響します。
その上で、本機は照明センサーを搭載します。
部屋の明るさに応じて照明を自動調整する機能をもちます。
こうした機能を搭載するのは、EIZOなどの高級機に基本的に限られるため、この値段ではわりと価値があります。
5万円以内の予算で考える場合、これらを兼ね備える点で「最も目に優しい」と言えるかと思います。
利便性の部分では、USB-C端子が付属する点が強調できます。
90W給電ができるため、ノートPCならば、基本どの機種も、画像や音声のやり取りをしつつ、コンセントと同レベルに給電も可能です。
接続端子も、HDMI2.0が2つと、DisplayPortが1つのほか、UCB-C端子が付属です。
ノートPCに電源が供給できるので、仕事用のモバイルPCの接続にも有利でしょう。
仕事以外の部分で言えば、動画やゲーム時に(テレビのように)コントラストを調整できる「SmartContrast」をはじめ必要なものは備えます。
しかし、最新機としてみると、HDRに対応しない部分は、他社と比べると、すこしストイックです。
ただ、格安機で下手に対応している機種は、輝度バランスが崩れているものもあるので、個人的には、仕事用ならば、これで良いかと思います。
普通に動画をみたり、ゲームをしたりする上で、支障はない機種です。
保証期間も、フィリップスは5年と長めです。
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2・27-28型4Kモニターの比較 (2)
2-3:フィリップス〈欧州〉
なお、この機種は、以上の記事で詳しく紹介しました。
第3に、27インチで、予算制限をつけず、書類仕事用に目が疲れにくいハイグレード機を選ぶとすると、
【2018年発売】【27インチ】
14・EIZO FlexScan EV2785-BK
¥105,545 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1300:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電: 60W
接続端子: HDMI×2 DP USB-C
スタンド:前後左右高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:5年
液晶パネルの画質 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★★
動画・ゲーム対応 ★★★☆☆
品質保証 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
EIZOの27インチ4Kモニター機となるEV2785-BKでしょう。
液晶は、IPSパネルです。
そのような機種は、より安い機種も他にあります。
ただ、本機については、350カランの高輝度対応で、コントラスト比も1300:1であり、基本仕様の部分で、LG同様に高性能です。
むろん、低輝度調光時にチラツキを防ぐ、フリッカー対策もありますし、明るさセンサーを採用し、部屋の明るさに合わせて調光されるので、その部分で「目が疲れにくい」です。
その上で、EIZO機は、輝度を1カランレベルまで下げられます。
格安モニターの場合、しっかり輝度が調光できず、夜間の仕事が疲れる場合があります。
本機は、そういった点について「値段相応に万全」で、最も目に優しいと言えます。
モニターアームについても、多機能スタンドが採用です。
他社機も最近は搭載例があります。
しかし、その可動域の広さや、固定の安定感などで、同社の品質は他社を凌駕します。
仕事に向く、自動画質補機能も充実するので、仕事を中心に考えるならば、本機はおすすめです。
そのほか、USB-C接続に対応でき、60W給電対応できる点、5年間と保証が長い上に、無輝点保証も付く点、出荷前の検品(キャリブレーション)がしっかりなされる点など、値段なりの性能とサービスが期待ができます。
価格は高いですが、「お値段通りの性能」は、期待して良いです。
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2・27-28型4Kモニターの比較 (2)
2-1:EIZO〈日本〉
なお、これらの機種は、以上の記事で詳しく紹介しました。
第4に、迫力や作業領域を優先して、31.5インチの液晶モニターを選びたい場合は、
【2019年発売】【31.5インチ】
7・LGエレクトロニクス 32UN650-W
¥53,555Amazon.co.jp (10/31執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1200:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR: HDR10
USB給電:
接続端子:HDMI2.0x2 DP
スタンド:チルト・高さ
VESA:100mm
スピーカー:5W
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:3年
液晶パネルの画質 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
動画・ゲーム対応 ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
LGの 32UN650-Wでしょう。
さきほど「おすすめ」にした、LGの27インチ機を「31.5型」に拡大したモデルなので「おすすめの理由」は、同じです。
「目の優しさ」についても、「映像美」についても、諸条件を兼ね備えた上で「安い」という理由です。
画面サイズについて言えば、少なくとも90cmは目から離さないと辛いので、机の奥行が取れない場合は、無理してまで、31.5インチを導入しないでください。
疲れるので、作業効率が高まるとも言えませんから。
一方、本機は、27インチの同系機と比べると、HDRの対応水準がHDR10です。輝度を無理やり高くするよりは良いので、基本、気にしなくて良いかと思います。
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【2021年発売】【31.5インチ】
16・フィリップス 329P1H/11
¥64,801 楽天市場 (10/31執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPSノングレア
コントラスト比:1000 : 1
応答速度:4ms (GTG)
HDR:
USB給電: 最大90W
接続端子:HDMI2.0x2 DP USB-C
スタンド:前後左右高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(5w×2)
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:5年
液晶パネルの画質 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
動画・ゲーム対応 ★★★☆☆
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
一方、これも、27型で「おすすめ」とした機種の31.5インチ版ですが、フィリップスの機種の「31.5インチ機」もおすすめです。
27型の場合と同じで、テレワークなどの「仕事用」と考えた場合、スタンド性能・USB給電に対応する部分、などにおいて、LG機より少し良いかと思います。
その上で、こちらについては、顔認証対応のウェブカメラも付くので、さらにビジネスよりです。
ただし、HDRには対応しないので、あくまで「仕事用」の場合におすすめです。
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【2018年発売】【31.5インチ】
14・EIZO FlexScan EV3285-BK
15・EIZO FlexScan EV3285-WT
¥146,309 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1300:1
応答速度:5ms (GtoG)
HDR:
USB給電:60W
接続端子: HDMI×2 DP USB-C
スタンド:前後左右高さ回転
VESA:100mm
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:5年
液晶パネルの画質 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★★
動画・ゲーム対応 ★★★☆☆
品質保証 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
また、十分に机の奥行に「ゆとり」がある場合で、予算にも「ゆとり」があるという方は、仕事向けには、EIZOの32インチ機を選ぶのも良いでしょう。
27インチ機の紹介の部分で、同社の製品はかなり「おすすめ」したので、過度には繰り返しません。
ただ、輝度が十分落とせる点、スタンドの稼働性がとにかく良い点、パネルの基本部分で性能が良い点など、書類仕事の際の「眼精疲労の抑制」に良い機能が網羅されます。
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1・31.5型4Kモニターの比較 (1)
1-2:LG〈韓国〉
1-3:EIZO〈日本〉
1-4:フィリップス〈欧州〉
なお、これらの機種は、以上の記事で詳しく紹介しています。
第5に、ゲーム・動画などの「映像美」を優先して、4Kモニターを選びたい場合は、
【2022年発売】【27インチ】
12・LGエレクトロニクス 27UQ850-W
¥77,091 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
液晶方式:nano-IPS Black ノングレア
コントラスト比:2000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:HDR400
USB給電: 90W
接続端子:HDMI2.0x2 DisplayPort USB-C
スタンド:前後高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:5W×2
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:3年
液晶パネルの画質 ★★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
動画・ゲーム対応 ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
LGの 27インチ機となる27UQ850-Wをイチオシとします。
画面サイズの部分で言えば、机で使うならば、このサイズが最も良いかと思います。
一般的な机の奥行と、視点移動の量を考えると、目が疲れにくいとも言えます。
液晶は、Nano IPS Black(Black IPS)パネルです。
IPS液晶の弱点である「黒の締まり(コントラスト比)」を改善し、VAに近づけている上位パネルです。
VAに比べるとまだ劣るのですが、実際の視野角ほか、色域などを含めても本機の方が上位でしょう。もちろん、量子ドットの高級PCモニターは除いて、という話です。
HDRも、しっかりHDR400の水準をクリアします。
輝度を含めてもっと良いパネルはありますが、無理やり輝度を上げるとバランスが悪くなります。
「文字を見つめる」ことが多い、仕事用やブラウジングでの疲れにくさを考えると、本機ほどがバランスが良いように思えます。
デザイナー向けにも、DCI-P3カバー率98%ですし、ハードウェアキャリブレーションにも対応するため、わりと「マルチロール」な機種に思えます。
画像補正技術も、ブラック スタビライザーなど、「あって欲しい」画質向上技術は網羅しますし、この用途で選ぶならば、価格を含めて「イチオシ」と言えます。
ゲーム用としても、応答速度が5msはあります。
問題ありません。
さすがに、高リフレッシュレート対応ではないですが、Radeon FreeSyncを利用して、チラツキを抑えられますし、この部分で劣りません。
家庭用ゲーム機をつなげる場合も、PS4 Pro以降、PS5も含めて、4K HDRに対応します。
本機のスペックも活きるでしょう。
そのほか、本機もUSB-C給電に対応するため、ノートPCなどとの接続が便利な点など、性能がまとまっています。
とくにUSB-C充電は、今後普及していくことは確実なので、自分は使わないにせよ、将来中古で売るときに、売りやすいとも言えます。
スタンドの稼働性は、本機はイマイチです。
ただ、31.5インチの大画面機の場合、小型機ほど、稼働性は重要になりません。
気になったら、その時に交換すれば良いでしょう。
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2・27-28型4Kモニターの比較 (2)
2-1:EIZO〈日本〉
なお、このモニターは、以上の記事で紹介しました。
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【2022年発売】【31.5インチ】
【通常型番】
1・Dell U3223QE
¥99,800 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:400cd/u
液晶方式:Nano IPS Blackノングレア
コントラスト比:2000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:HDR400
USB給電: 90W
接続端子:HDMI2.0 DP USB-C
スタンド:前後左右高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:3年
31.5インチは、しかし、LGではNano IPS Blackの展開がないです。
そのため、DELLを選ぶのが良いかと思います。
先述のように、仕事にも使うならば、27インチくらいが適当似思います。
ただ、「ゲームや動画視聴」はある程度画面があった方が「楽しい」のは確かなので、とくにその用途ならば、DELLを選んでも良い気がします。
ただ、モニターとの視聴距離は、ゲームや動画ならば、(キーボードを使わない前提で)椅子を下げるなど、ある程度、融通も利くでしょう。
DELLは画質向上機能が他社に比べて淡泊ではありますが、PC(グラボ)にある程度任せると考えれば、(高度に設定しないならば)問題ありません。
スタンドの性能も良いですし、USB-C給電も対応しますし、良い選択肢かと思います。
第6に、ゲームを中心と考えた場合のハイエンドの4Kモニターは
【27インチ】
【2022年発売】
13・LG UltraGear 27GP95R-B
¥89,936 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:400cd/u
液晶方式:nano-IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR600
USB給電:
接続端子:HDMI2.1x2 DPx1
スタンド:上下高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間: 3年
液晶パネルの画質 ★★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
動画・ゲーム対応 ★★★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
LGの 27GP95R-Bでしょう。
本機ならば、4KHDRに対応する上で、リフレッシュレートを120Hz駆動できます。
PCゲームほか、PS5などを「ぬるぬる動かしたい」という方は、こういった方向性の本機が良いです。
本機は、同社の「Nano IPSテクノロジー」を採用した高品質なディスプレイパネルを採用し、輝度ピーク的にHDR600まで対応できます。
一方、ビジネスに特化した機能は少ないですが、IPSパネルで、稼働性の良いスタンドを装備するので、仕事との兼用にも良いかと思います。
1・格安ゲーミングモニターの比較
:レート:144Hz -165Hz
:解像度:フルHD
2・高画質ゲーミングモニターの比較
:レート:144Hz-170Hz
:解像度:2.5K
3・超高速ゲーミングモニターの比較
:レート:240Hz -360Hz
;解像度:フルHD 2.5K
4・4Kゲーミングモニターの比較
:レート:144Hz
;解像度:4K
5・ゲーミングモニターまとめ
=最終的なおすすめ機種の提案
なお、この用途に使える4KHDR対応機は、他社からも出はじめました。
「ぬるぬる動かせる」高リフレッシュレートが出せる、ゲーム用は「特殊」なので、このブログでは、専門の記事を作っています。
そちらでも、(4K部門で)本機を紹介していますが、興味のある方は、さしあたっては、1回目からご覧ください。
第7に、机の奥行などの問題で、27インチクラスの設置が難しい場合におすすめなのは、
【2016年発売】
1・LGエレクトロニクス 24UD58-B
¥38,388 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI2.0x2 DP
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:3年
液晶パネルの画質 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
動画・ゲーム対応 ★★★☆☆
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
23.8インチのLGの24UD58-B でしょう。
小型の4Kモニターは、余り売れないのか、最近ラインアップがかなり減りました。
選択肢が少ない中で、費用対効果が優秀なのは、本機だと思います。
この価格で4Kが買えるのは、パネル製造メーカーならではでしょう。
液晶パネルも、しっかり、目に優しいIPS液晶で、応答速度も5msとゲーム・動画に対応できるレベルです。
たしかに、輝度は250cd/uと少なめですが、このサイズで「シアター的に使う」ひとは少ないでしょう。
むしろ、事務作業は「輝度を落として、目が疲れないようにするのがポイント」なので、ピーク輝度はさほど重要視しなくて良いです。仕事・ブラウジングメインならば、全く問題ありません。
また、23.6インチという画面サイズは、奥行き60センチ以下の机でも、眼が疲れずに使えます。その点で、最も「一般向き」な4Kモニターと言えるかもしれません。
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なお、このサイズの製品については、以上の記事で紹介しました。
第8に、デザイナー向けの入門機として、おすすめなのは、
【2022年発売】
【32インチ】
31・MSI Summit MS321UP
¥98,000 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:400cd/m2
液晶方式:IPSノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:4ms (GtoG)
HDR:HDR600 HLG
USB給電:
接続端子:HDMI 2.0x2 DP USB-C
スタンド:前後左右高さ
VESA:100mm
スピーカー:
4K動画再生:
保証期間:3年
液晶パネルの画質 ★★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
動画・ゲーム対応 ★★★★☆
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
10万円前後の予算で考えると、台湾のMSI の32インチ4K機となる、Summit MS321UPが良いかと思います。
ライバル機はありますが、将来性を考える場合、HDRには高度に対応した方が良いでしょう。
色空間も、sRGB98% Adobe RGB 89%DCI-P3 95%カバーですので、この価格のIPSパネルでは、バランスがとれていると言えます。
しっかり、キャリブレーションをしての出荷で、遮光フードも付属するため、10万円の予算で考える場合、本機が良いかと思います。
スタンドの稼働性も良いですし、問題なく使えるでしょう。
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2・31.5型4Kモニターの比較 (2)
2-5:MSIなど〈各社〉
なお、本機については、以上の記事で紹介しました。
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【2021年発売】【27インチ】
28・ASUS ProArt PA279CV-J
¥53,680 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
29・ASUS ProArt PA279CV-R
¥60,211 楽天市場 (10/31執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPSノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:HDR10
USB給電: 65W
接続端子: HDMI 2.0×2 DP USB-C
スタンド:前後左右高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:内臓(2W×2)
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:3年
一方、31.5インチだと「大きすぎる」という方は、ASUSの27インチ機が候補です。
色空間は、sRGB100%、Adobe RGB 81%の色域を保証しますし、エントリークラスでは優秀です。
DCI-P3は、ただ、モードはあるのですが、カバー率が不明ですので、静的なコンテンツ向けではあります。
その上で、HDR10に対応しますし、27インチ機のなかでは、費用対効果が最も高いクリエーター向けかと思います。
IPSパネル・稼働性の良いスタンドという、今回の比較で重要視している「目への優しさ」部分も高度です。
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2・27-28型4Kモニターの比較 (2)
2-5:ASUS〈台湾〉
なお、本機については、以上の記事で紹介しています。
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【2022年発売】【27インチ】
12・LGエレクトロニクス 27UQ850-W
¥77,091 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
液晶方式:nano-IPS Black ノングレア
コントラスト比:2000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:HDR400
USB給電: 90W
接続端子:HDMI2.0x2 DisplayPort USB-C
スタンド:前後高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:5W×2
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:3年
一方、27インチで動画編集ならば、先ほどもオススメにあげたLGの27UQ850が良いかと思います。
しっかりDCI-P3カバー率が98%との明記があるモデルです。その上で、ハードウェアキャリブレーションにも対応できますので、この用途にも使えるでしょう。
スタンドの稼働性や、優秀なnano-IPS Blackパネルの採用など、スペック面でも文句はありません。
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1・27-28型4Kモニターの比較 (1)
1-2:LG〈韓国〉
なお、この製品は、以上の記事で詳しく紹介しています。
第9に、デザイナー向けの、ハイエンド機としておすすめ機種は、
【2021年発売】【32インチ】
【キャリブレーションツールあり】
25・ASUS ProArt PA32UCG
¥412,960 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:1000cd/u
液晶方式:IPSノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GtoG)
HDR:HDR1000 HLG
USB給電:65W
接続端子: HDMI 2.0×2 HDMI 2.1 DP USB-C
スタンド:前後左右高さ
VESA:100mm
スピーカー:3W×2
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:3年
液晶パネルの画質 ★★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
動画・ゲーム対応 ★★★★★
品質保証 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
かなり迷いましたが、ASUS ProArt PA32UCGを選びました。
LGのOLED(有機)と迷いましたが、やはり、外光に弱い部分で、現状ではASUSかと思います。
QLED(量子ドット)とミニLEDの「合わせ技」で、上表のように、各数値がバランス良く高いです。
特に、動画編集については「現代的なスペック」が必要ですが、本機は、この技術で高水準にこれをカバーします。
この組み合わせは、LGのテレビでも採用されています。PCモニターとしても、細かくエリア制御することで、ハロー効果などを低減できるなどの点で優れます。
とくに、本機の場合、4K/120Pにクリエーター向けの市販品で初めて対応しており、ゲームクリエーター向けには、とくに良いかと思います。
QLED(量子ドット)は、WLEDとの違いに、PCモニターとしては、個人的にやや懐疑的な部分がありましたが、(前モデルで、クリエーター目線でもないですが)この用途において、QLEDに問題は感じませんでした。
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【2022年発売】【27インチ】
15・EIZO ColorEdge CG2700X-BK
¥378,124 楽天市場 (10/31執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:500cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:13ms (GTG)
HDR:
USB給電:96W
接続端子:HDMI2.3 DP2.3 USB-C
スタンド:前後左右高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:5年
一方、従来的なシステムをさらに高度化させた、EIZOの新型も候補です。
静的なコンテンツを含めて、さほどの輝度(HDR)が不要な作業ならば、静的・動的なコンテンツにかかわらず、信頼性の部分を含めて、本機かと思います。
クリエーター向けディスプレイの老舗で、その方面の自社での研究体制が最もしっかりしています。
保守的(慎重派)の企業なので、新技術でも、だいたい同社が採用した段階で、その方面の信頼性が確立したと言えると、Atlasは判断しています。
同社の場合、現段階では、WLEDと広色域パネルの採用です。
HDRを考えなければ、これでも十分でしょう。キャリブレーションを含めた全体の安定性を含めて、本機をオススメします。
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1・31.5型4Kモニターの比較 (1)
1-1:DELL〈米国〉
なお、この機種は、以上の記事で紹介しました。
第10に、40インチ前後のディスプレイとして最もおすすめな4Kモニターは、
【2020年発売】【42.5インチ】
9・Philips 438P1/11
¥49,800 楽天市場 (10/31執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:400cd/u
液晶方式:IPS ハーフグレア
コントラスト比:1200:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI2.0x2 DPx2 D-sub
スタンド:固定式
VESA:200mm
スピーカー:内蔵(5w×2)
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:5年
液晶パネルの画質 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
動画・ゲーム対応 ★★★★☆
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
フィリップスの438P1/11でしょう。
テレビとして使う場合、または、ゲーム用・動画用としても、大画面では性能が最もまとまっていますので。
液晶パネルは、IPS液晶採用です。
先述のように、最近はGBカラーに白ピクセルが入った「IPS-RGBW」液晶があります。
大手は基本的に利用する場合は明言されるので、(保証はできませんけど)こちらはそうではないでしょう。
応答速度は、オーバードライブ時に、5ms(GTG)です。
十分な水準で、動きの速いゲームでも対応できます。
一方、HDR未対応なのは残念ですが、このサイズは対応機する機種があまりないですし、ここを重視しても仕方ないでしょう。
画質補正の部分も、基本機能をしっかり装備した上で、モニター全体の照度を均一化させるSmartUniformityの言及があります。
本機は、輝度も400カランと高めですし、下手にHDRを搭載した機種を選ぶより、画質は良いと思います。
入力も4系統あり、21.5インチずつのマルチモニター環境も構築できます。
マルチモニター環境を」構築したい場合にも良いでしょう。
保証も、フィリップスは5年ですし、長く使う場合は良いでしょう。
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なお、大画面液晶ディスプレイを「TV代わり」と考えている方に「補足」します。
最近、大画面液晶TVが軒並み価格下落を見せており、10万円以下でも十分に買える4Kモデルが登場しています。
地上波TVなどの映像や、ゲーム映像を4K映像やHDR10にアップコンバートする技術は、格段に優れています。
数年前とは、TVとモニターの価格差がだいぶ縮まっていることもあり、映像目的ならば、まずは両者を比較することをオススメします。
よろしければ、このブログの【おすすめ4K液晶テレビの比較記事 】もご覧ください。
補足1・Mac Windowsへの接続方法
さて、最後に、記事の途中で「最後に紹介する」とした、数点について補足しておきます。
第1に、MacBookやMac miniへの接続についてです。
【Display Port】
A・USB-C tp Displayport 変換ケーブル
¥3,164 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
【HDMI】
B・USB-C to HDMI 変換ケーブル
¥2,072 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
【miniDP】
C・USB-C to miniDP 変換ケーブル
¥1,980 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
Macbookは、2016年以降、Thunderbolt3(USB-C)に端子類が統一されました。
最近は、4K/60PのUSB-C端子を持つ4Kモニターも出てきましたが、まだ高いです。
それ以外の製品と、それらの製品とつなげる場合は、モニター側に搭載の接続端子に応じて以上のような変換ケーブルが必要です。
【HDCP HDMI2.0対応】
ハイスピードHDMIケーブル
¥1,182 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
Macminiは、HDMI2.0端子があるため、4K/60P信号がHDMI2.0対応ケーブルで通ります。
なお、4K USB-C接続時の注意事項や、昔のMacを含めたよりくわしい接続方法は、上記のリンク記事で解説しました。よろしければ、そちらでご確認ください。
第2に、WindowsPCへの接続についてです。
【0.9〜7.6M】【HDCP HDMI2.0対応】
・DisplayPort to DisplayPortケーブル
¥830〜 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
WindowsPCで、Display PortがPC本体側にあるならば、たいていの4Kモニターは、DisplayPortケーブルが同梱されるので、そのまま使えます。
長さの問題で買い足す場合も、DisplayPortケーブル(1.2)は格安です。
この規格は、HDCP2.2に基本対応なので、著作権保護コンテンツ(NetflixなどのHD動画)も、画質の劣化なしに視聴可能です。
名前の通り「Displayなら安定的に使いやすいケーブル」なので、基本これでつなげればOKです。
【HDCP HDMI2.0対応】
ハイスピードHDMIケーブル
¥1,182 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
HDMIケーブルについては、買い足す場合、規格が複数ある点に注意してください。
4K信号を通せるハイスピードタイプで、HDCP2.2対応するものを選ぶと良いでしょう。
【USB-PD USB3.1 Gen2 100W給電】
Apple Thunderbolt 3(USB-C)ケーブル
¥5,930 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
Cable Matters Thunderbolt 3 2M
¥3,199 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
USB-Cは、基本的にモニター付属ケーブルでつなげてください。
長さの関係で買い増す場合、USB-Cケーブルは、「USB-Cの丸形端子形状」だが、速度はUSB2.0という「スマホ充電用ケーブル」が多いことに留意してください。
これでは、PCの給電に使えないため、「USB-PD・ USB3.1 Gen2・100W給電対応」製品を選ぶ必要があります。さほど展開数はありません。
補足2・モニター周辺機器について
つづいて、同時に購入すると便利な製品についてです。
第1に、モニターアームです。
より「目への負担の軽減」をお考えならば、新しいモニターと同時に、別売のモニターアームを導入するのも効果的です。
予算としては+1万円ほどです。このブログの【モニターアームの比較記事】で詳しく紹介していますので、興味があれば、ぜひご覧ください。
なお、今回の記事のスペック表記の部分で【VESA100mm】などと書いてある製品については、モニターアーム用の統一規格のネジ穴があるため、こうしたモニターアームが利用可能です。
第2に、PC用スピーカーです。
ここで挙げたディスプレイの一部には内部スピーカーが付属します。しかし、スピーカーの口径が圧倒的に小さく、音質は全く期待できません。
1・PCスピーカーの比較
2・Bluetoothスピーカーの比較
3・サウンドバーの比較 【大型機向き】
4・Bluetoothヘッドホンの比較
そのため、少しでも音にこだわりたい方は、上記の記事で紹介しているような外部スピーカーを買われると満足度が高いでしょう。1万円ほどの予算から購入可能です。
上記の記事で紹介しているので、よろしければご覧ください。
【エレコム CK-DP100】
ディスプレイ用クリーニングリキッド
¥891 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
第3に、PC用液晶クリーナーに関連する記事です。
これは、ゲーミング用途以外も同じですが、液晶モニターを手入れする場合、普通のティッシュペーパーなどで拭かないでください。
液晶に傷がつきますので、専用のクリーニング・リキッドの使用をおすすめします。
アルコール・界面活性剤を使っていませんので、モニター表面のコーティング塗装に影響しないからです。
【サンワ DK-KC5】
液晶画面用ハイテククロス DK-KC5
¥682 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
【エレコム DC-DP60N】
ドライクリーニングティッシュ60枚入り
¥800 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
これを、ハイテククロスに吹きかけて使うのがオススメです。
ただ、スプレー式のクリーナーは拭いた後に「ふき跡」が画面に白く僅かに残ります。
拭いた後が気になる人は、仕上げにドライクリーニングティッシュを使うのが良いです。
皮脂汚れはあまりとれませんが、拭き跡をとるための仕上げにはもってこいです!
補足:液晶モニター関連記事の紹介
というわけで、今回は、4K対応ディスプレイを紹介しました。
1・31.5型PCモニターの比較
2・27.0型PCモニターの比較
3・24.1型PCモニターの比較
4・23.8型PCモニターの比較
5・21.5型PCモニターの比較
6・4K解像度PCモニターの比較
7・2.5K解像度PCモニターの比較
8・タッチパネルモニターの比較
9・ゲーミングモニターの比較
10・Mac向けPCモニターの選び方
なお、このブログには、他にもモニターの比較記事があります。
11・液晶モニターの選び方とおすすめ 【まとめ】
とくに、上のリンク記事では、主にモニターサイズの観点から、このブログの全10回のモニター関連記事を横断的にまとめています。
よろしければ、ご覧ください。
ではでは。