Top 掃除機・掃除用品 比較2023’ 強力!コードレス掃除機58機の性能とおすすめ・選び方(2)パナソニック・東芝・シャープ・三菱電機・アイリスオーヤマ編

2023年01月10日

比較2023’ 強力!コードレス掃除機58機の性能とおすすめ・選び方(2)パナソニック・東芝・シャープ・三菱電機・アイリスオーヤマ編

【今回レビューする内容】2023年 最新の強力なコードレス・スティック式掃除機の性能とおすすめ・選び方: 絨毯・カーペット対応:パナソニック・東芝・シャープ・三菱電機・アイリスオーヤマ編

【比較する製品型番】パナソニック MC-SBU530J MC-SBU430J MC-VKS8200 MC-SBU640K MC-VGS8100 MC-SBU830J MC-VGS6100 MC-SBU630J 東芝 トルネオ ヴイ コードレス VC-CL3000X VC-CL1700 VC-CL420 VC-CLH200 VC-CL20 シャープ RACTIVE Air POWER EC-SR8 EC-HR7 EC-SR7 HR8 EC-SR5-P 三菱電機 iNSTICK ZUBAQ HC-JM2B HC-JD2B HC-JD2A HC-JM2A HC-JD2X HC-JM2X アイリスオーヤマ i10SBD-91P-T SBD-92P-S バルミューダ The Cleaner Lite C02A-WH C02A-BK C01A-WH C01A-BK

今回のお題
コードレスの掃除機のなかで、吸引力の強いおすすめ機種は?

 どもAtlasです。

 今日は、2023年1月現在、じゅうたん対応コードレス掃除機(スティック式掃除機)の比較です。

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1・強力なコードレス掃除機の比較 (1)
 1-1:ダイソン〈英国〉
 1-2:日立〈日本〉
2・強力なコードレス掃除機の比較 (2)
 2-1:パナソニック 〈日本〉
 
2-2:東芝 〈日本〉
 2-3:シャープ〈日本〉
 2-4:三菱電機〈日本〉
 2-5:アイリスオーヤマ〈日本〉
3・強力なコードレス掃除機の比較 (3)
 3-1:バルミューダ〈日本〉
 3-2:シャーク〈米国〉
 3-3:エレクトロラックス〈北欧〉
 3-4:Tineco〈中国〉
 3-5:AQUA〈日本〉
 3-6:マキタ〈日本〉
4・おすすめコードレス掃除機 【結論】
 =予算・目的別おすすめ機種の提案

 前回の1回目記事では、英国のダイソンと日本の日立の製品を順番に紹介しました。

 今回の2回目記事は、パナソニック東芝など、そのほかの日本企業の製品を紹介します。

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 なお、コードレス掃除機の選び方の基本については、1回目記事の冒頭で書きました。

 検索エンジン経由で直接要らしてくれたかたは、1回目記事こちら)から読まれると、より分かりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。

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1・強力なコードレス掃除機の比較
 ・主な使途:じゅうたんも対応
 ・重さ: 1.5kg〜3kg
2・軽量なコードレス掃除機の比較
 ・主な使途:フローリング・畳
 ・重さ:0.8kg〜1.5kg
3・2WAY式コードレス掃除機の比較
 ・主な使途:フローリング・ソファ
 ・重さ:2kg〜3kg
4・おすすめコードレス掃除機 【結論】
 ・用途別のおすすめ機種の提案

 また、今回は、重量が1.5kg以上ある「じゅうたん対応タイプ」だけの紹介です。

 「家庭用のサブ機」などで、フローリング向けの軽いものを探している方や、「ハンディ掃除機との共用タイプ」を探している方は、記事が別です。

 恐れ入りますが、以上のリンクをご利用ください。

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吸引力の強さ  ★★★★★
バッテリー量  ★★★★★
掃除機の軽さ  ★★★★★
ヘッドの性能  ★★★★★
センサー性能  ★★★★★
ゴミ箱のサイズ ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各機種を個別に比較します。

 そして、最後の「結論編」(こちら)では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。

2-1・【強力】パナソニックの掃除機の比較

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 ここからは、パナソニックのコードレス掃除機を比較してきます。

 同社は、言わずと知れた日本の総合家電メーカーで、強力タイプのコードレスも多くの展開があります。

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 なお、以下では、いつものように、オススメできるポイントを赤字で、イマイチな点は青字で書いていきます。


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 【2021年10月発売】

 【上位機種】MC-SB85K

 25・パナソニック MC-SB85K-H
 25・パナソニック MC-SB85K-J
  ¥63,360 Amazon.co.jp (1/10執筆時)

 【下位機種】MC-SB65J

 26・パナソニック MC-SB65J-HC
  ¥53,116 Amazon.co.jp (1/10執筆時)

重さ:2000グラム
吸い込み仕事率: 150W
標準駆動時間:〜28分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド:自走式  
充電時間: 3時間0分

 パワーコードレス MC-SB85Kは、パナソニックのコードレス掃除機です。

 パナソニックは上位機については(報道で話題の)「メーカー指定価格制」のようで、ネットでも実店舗でも値段は同じようです。

 値引き原資とされてきた販売奨励金がなくなったので、某デンキヤの10%ポイント部分もその対象のようでした。デンキヤで「ポイント分お得」な場合があるということも、同社の場合、昔と違ってなさそうです(詳細は調査中です)。

 上位機と下位機種があります。

 機能差は、後述するように、ブラシ部分の性能と付属アクセサリーの部分です。

 ブラシは本機の大きな特長ですから、選ぶならば上位機が良いかと思います。

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 掃除機の重さは、2000グラムです。

 前回記事でみた、ダイソンの(絨緞対応の軽量型の)スリムタイプとだいたい同じ水準と言えます。

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 吸引力は、150Wです。

 2kg以下の機種で、仕事率をしっかり出す製品で比べれば、かなり強力です。

 一方、この水準で(毛の長い)じゅうたんまでフル対応できるかは微妙です。

 「パワーサイクロン」という名前ですが、少なくとも、ダイソンの(軽量でない)V15のような吸引力は期待できないですし、そういう設計でもないです。

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 気筒数は、2段階式の7気筒です。

 ダイソンはスリム型でも11気筒ではありますが、一次分離と二次分離があるW構造なので、単純に比較はできません。

 実際動かせば、ダイソンのスリムタイプ(Digital Slim)ほどの吸引力はあります。

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 掃除機のヘッドは、本機も、自走式です。

 また、2020年からパナソニックのいくつかの掃除機に導入された新型の「からまないブラシ」を採用します。

 写真にあるように、円錐型ブラシが中心を境にダブルで搭載される不思議な構造です。これにより、ローラーへの「毛がらみ」という不快な現象が劇的に減る構造です。

 ロボット型掃除機の技術を応用したものでしょうが、特にペットを飼われている方には有利です。

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 その上で、2世代前のトレンドといえる「ふき掃除」を再現する機能、1世代前のトレンドである、壁際のゴミを撮る「ガバとり機能」も省略せず搭載しています。

 最新トレンド(毛絡み防止)を搭載する際、前のトレンドの機能はなくなることもありますが、律儀に搭載しており、高評価できます。

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 一方、下位機種については、自走式ながら、これらの構造がない「特殊加工ローラー採用ノズル」です。

 ローラー部分に絡み防止の工夫はありますが、先述のようにあまりオススメしません。

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 付属品は、ふとん清潔ノズルとすき間掃除やサッシなどに利用するブラシ付きすき間ノズルが1本です。

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 上位機は、ペタすき間ノズルも加わります。

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 とくに、ふとん清掃ノズルは、叩き出しに対応するので、布団を叩いてホコリを出すことを「伝統」とする和ふとんには、ダイソンに比べて合いやすいです。

 ペタすき間ノズルも、テレビ台など静電気のまとわりつきやすい場所の掃除にも便利な形状です。

 バッテリー持続時間は、自動運転で、自走モーターを利用した際に、最大28分です。

 最近の平均値はキープします。

 バ ッテリー充電時間も、3時間です。

 平均的ではありますが、次に見るシャープはこの部分がより強いです。

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 掃除機のセンサーは、パナソニックは、ゴミ量センサー(クリーンセンサー)が搭載です。

 ダイソン機の場合、10万円前後の高級機だけですが、この値段の機種に搭載される点は魅力でしょう。20μmまで補足できる精度です。

 ゴミが吸入していることを知らせるセンサーが搭載される場合、ハウスダストの取り残しがないです。この辺は、几帳面な人が多い日本市場向け技術です。

 オートモードの際、ゴミ量センサーを使って、ゴミが多い場所だと、吸引力を上げます。

 日立と違い、床面検知センサーはないので、じゅうたんを検知した時自動で吸引力が上がるわけではないです。

 パナソニックは、ゴミ量センサー高感度なので、(センサーを全面的に信頼できる方は)それで良いと感じるかもしれません。ただ、毛の長いじゅうたんは、強運転状態でないと、底のゴミは吸わないのも事実でしょう。

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 サイクロン分離方式は、こちらもゴミの圧縮機能を持たないものです。

 ただ、ゴミ捨ては楽です。その上でプリーツフィルターがない構造なので、フィルターの手入れが不要です。

 また、遠心分離ユニットを含めて、水洗いできるため、清潔性への配慮も高いです。

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 本体の収納については、壁工事不要で、壁掛けで安定する構造を採用します。

 スタンドなどが不要な点も、日本家屋向きです。

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 以上、パナソニックMC-SB85K-の紹介でした。

 ライバルは、同じくらいの重さの、日本製である日立でしょう。吸引力はほぼ同等の「毛の短いじゅうたん」クラスまでですから。

 おそらくモーター部分は日立が強力ですが、サイクロン部分はパナソニックが優位です。

 その上で、ヘッドについて「毛がらみ防止」「壁ぎわ対応」「ふき掃除」という各世代のトレンドを省略せずに搭載してきたのが良い部分で宇。

 日立に比べると、高所の掃除(立体おそうじ)に弱い部分はありますが、室内にペットを飼っているご家庭の場合、毛絡み防止の部分と、ゴミセンサーの相乗効果で、本機のほうが相性が良さそうです。

 最終的なおすすめは、最後に改めて考えます。

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 【2022年11月発売】

 【上位機種】

 27・パナソニック MC-SB53K-HC
  ¥43,558 楽天市場 (1/10執筆時)

 【下位機種】

 27・パナソニック MC-SB33J-W
 27・パナソニック MC-SB33J-G
  ¥32,500 楽天市場 (1/10執筆時)

 【2021年10月発売】

 【上位機種】

 28・パナソニック MC-SB52K-HC
  ¥42,000 Amazon.co.jp (1/10執筆時)

 【下位機種】

 28・パナソニック MC-SB32J-W
 28・パナソニック MC-SB32J-H
  ¥24,500 Amazon.co.jp (1/10執筆時)

重さ:1600グラム
吸い込み仕事率: 100W
標準駆動時間:〜30分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド:自走式  
充電時間: 3時間30分

 一方、本機の下位シリーズとして、MC-SB53K・MC-SB33Jがあります。

 上位機と下位機の違いは、後述するヘッド部分となります。

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 こちらも「絨緞対応」を謳いますが、100Wの小型モーターで、サイクロンも2段分離の多気筒式ではないです。

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 ヘッドは、自走式です。

 MC-SB53Kは、ブラシにおいて「からまない構造」と「壁ぎわ対応」の工夫があります。

 また、ローラーを斜めに配置することで、主に斜め方向への操作性を向上させる工夫が見られます。

 ただし、フローリングの「ふき掃除」の機能性は言及がないものです。

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 MC-SB33Jも、ローラーの工夫と、「壁ぎわ対応」の工夫はありますが、普通のブラシで、「からまない」メリット性はない点で違いがあります。

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 一方、このグレードの2021年旧型は、上位機も下位機種も新型と同じブラシなのですが、ローラー部分が普通の直線配置で、稼働性の部分で差はあります。

 センサーは、上位機はゴミセンサーがつきます(下位機は省略)し、手入れの部分も同等です。

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 また、本機は、騒音値が弱運転で75dB、強運転で65dBですので、はっきりと「うるさい」水準です。上位機は加減があるので、この部分も注意点です。

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 結論的にいえば、値段をふまえても、(毛の短い)じゅうたん用としてもあまり高機能ではないかと思います。パナソニックから選ぶならば、先ほどみた、最上位機でしょう。

 一方、軽さについては、次に見るシャープが結構優秀なので、そちらと比較してください。


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 【2020年7月発売】(在庫限り)

 【上位機種】【充電器・ロングホース付き】

 29・パナソニック MC-VKS8200-T
 29・パナソニック MC-VKS8200-W
   ¥45,528 楽天市場 (1/10執筆時)

 【下位機種】【充電器・ロングホースなし】

 30・パナソニック MC-SBU640K-T
   ¥38,260 楽天市場 (1/10執筆時)

重さ:2600グラム
吸い込み仕事率: 205W
標準駆動時間:40分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド:自走式  
充電時間: 3時間0分

 これらは、パナソニック「パワーコードレス」シリーズに属する機種です。

 2020年までの最上位機でした。パワー自体は新機種より強く、毛の長いじゅうたんも対応水準です。

 このグレードはダイソンが強いのか、後継機は出ませんでしたが、在庫はあるので紹介しておきます。

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 本機の場合、上位機のみ、自立できる充電スタンドと、ロングホースが付属します。

 下位機種は、壁に立て掛けた状態で、コードを差しての充電なので、上位機が便利ですね。

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 掃除機の重さは、2600グラムです。

 2.5kgを越えているので、軽量機ではないです。

 中空ガラス入りの自社素材のセルロースファイバー樹脂を使うなど軽量化の部分で配慮があります。

 ただ、それよりも、利便性やパワーを重視する方向性です。

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 吸引力は、こちらも、仕事率が公開されており、205Wとなります(画像では200W)。

 もちろん、「強運転時」の出力ですが、同じ基準で(だいたい同じ重量の)ダイソンV11と比較した場合も、仕事率の点で引けをとらないと言えます。

 発売当時「史上最強の吸引力」というキャッチフレーズでした。

 一方、吸引機構は多気筒を利用する下位機種と異なり、新開発の大型ファン付きのハイパワーモーターを力を存分に利用する仕組みです。

 「毛の長いじゅうたん」も確実に吸うといえる水準です。10万円以内の製品だけで言えば、業界最高水準です。

 キャニスタータイプに「準ずる」とも言えます。

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 掃除機のヘッドは、本機も、自走式です。

 また、本機も「からまないブラシ」を採用します。

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 また、足で掃除機のヘッドを外した状態で、子ノズルがつくため、この機種もすきま掃除が容易です。

 LEDナビライトは、本体だけでなく、このノズルにも付属です(下位機種は本体のみ)。

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 付属品は、かなり充実します。

 下位機種にも見られた、ふとん専用のふとん清潔ノズルのほか、2種類のすきまノズルが付属です。

 上位機種は、先述のようにロングホースが追加で付属します。

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 バッテリー持続時間は、自動運転で、最大40分、ロングモードで60分です。

 パナソニックは、リチウムイオン電池を自社で作れる会社なので、この部分は劣りません。

 バ ッテリー充電時間は、3時間と優秀です。

 掃除機のセンサーは、こちらも、ゴミセンサー(クリーンセンサー)が搭載されます。。

 サイクロン分離方式は、こちらもゴミの圧縮機能を持たないものです。

 また、下位機種と異なり、フィルタレスサイクロンではないため、吸引部の水洗いには対応しません。

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 本体の収納については、自立はできませんが、壁に立て掛ける状態では、安定するように配慮はなされます。

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 以上、パナソニックパワーコードレスの紹介でした。

 比較した場合、吸引力については、高出力モーターによる「力技」ながら、スペック的に「史上最強」といえます。10万円以内ならば最高クラスといえます。

 ダイソンはとりわけV11以降は、静音性にメスを入れたのですが、新機種と同等ながら、弱運転で63dB、強運転で69dBと平均よりすこし音はします。

 一方、諸機能では、すき間や壁際の掃除や、毛の長いじゅうたんの掃除は、パナソニックが有利に思えます。

 また、「からまないブラシ」と「ほこりセンサー」の採用は、双方ともに、動物のいるご家庭にとくに有利です。

 ただ、ライバル機は多いので、最終的なオススメ機種は、最後の結論部分で、改めて考えたいと思います。

2-2・【強力】東芝の掃除機の比較

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 続いて、東芝ライフスタイルのコードレス掃除機です。

 マイディア傘下になってからも、掃除機には力を入れます。


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【2021年2月発売】

 31・ 東芝 トルネオ ヴイ VC-CL3000X-S
   ¥39,967 楽天市場 (1/10執筆時)

重さ:2900グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:〜40分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド:モーター式    
充電時間: 3時間30分

 VC-CL3000Xは、東芝ライフスタイルのじゅうたん対応の掃除機です。

 意外ですが、「じゅうたん対応」を明確に示した機種は、旧東芝時代を含めて本機が初めてです。

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 本体の重さは、2900グラムです。

 先述の、ダイソンV11やパナソニックの重量機を上回る重さです。

 最近はじゅうたん用でも「軽量化」がトレンドですが、本機はその路線ではないです。

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 吸引力は、吸い込み仕事率が非公開です。

 ただ、10気筒の遠心分離サイクロンで、かつ2室(デュアルトルネード分離)ですので、吸引力の持続性は、さすがに高レベルです。

 実機を押してみましたが、パワー的に「カーペット対応」といって良い水準です。

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 掃除機のヘッドは、モーター式の「オシドリヘッド」です。

 似たような仕組みは、バルミューダの掃除機が先行して採用していました。

 要するに、2つのローラーが内側に回転するため、押す(ないし戻す)だけで、前後の往復運動と同じ効果が得られるとされます。

 そのほか、風口からとおい両側部分の吸引力を高めるための「吸引スロープ」の工夫など、東芝は「掃除の時短効果」を狙うヘッド設計と言えます。

 一方、この構造だと、モーターで推進力を補助できないため、自走式ではなく「モーター式」です。軽々動かせるという意味では劣るでしょう。

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 付属品は、2WAYブラシと、ふとん用ブラシのほか、隙間ノズルです。

 バッテリー持続時間は、標準運転で最大40分です。

 強運転では10分です。

 バッテリー充電時間は、約3.5時間で満充電となります。

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 掃除機のセンサーは、パナソニックのように、ゴミセンサーが付属です。

 パナソニックと同じでゴミ量が視認できます。

 また、それを使った自動運転にも同様に対応で、ゴミ量が多い場所だと、パワーを自動的に上げる「おまかせ運転」も可能です。

 一方、東芝も、床面検知センサーはありません。

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 サイクロンは、ゴミを圧縮するトルネードプレスが採用されています。

 1/4の圧縮率なので、それなりの量が吸えそうです。

 その上で、東芝は、サイクロンがフィルターレスなので、メンテが楽である点も強調できます。

 水洗いもできますし、ダストカップは帯電加工ですし、この部分も優れます。

 本体の収納は、充電台が付属します。

 直立での充電に対応できるほか、はめ込み式の中棒を外すことでハンディ充電にも対応します。

 全てのアクセサリーが収納できる構造である点も、同社は売りとします。

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 以上、東芝のVC-CL3000Xの紹介でした。

 サイクロン方式やヘッドの工夫など、全体としての見どころはライバルメーカーに負けない製品です。

 ただ、こうした機能を持たせるために、軽量化が相当程度犠牲になっているのは、大きな課題でしょう。


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 【2020年10月発売】 

 32・東芝 トルネオ V VC-CL1700-R 【赤】
 32・東芝 トルネオ V VC-CL1700-N  【金】
  ¥35,100 楽天市場 (1/10執筆時)

重さ:1800グラム
吸い込み仕事率: 未公表
標準駆動時間:30分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: 自走式
充電時間: 5時間00分

  VC-CL1700も、東芝ライフスタイルのトルネシリーズのコードレス掃除機です。

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 本体の重さは、1800グラムです。

 吸引力は、吸い込み仕事率としては非公開です。

 ただ、モーターはハイスピードDCモーターを使っており毎分11万回転です。なお、ダイソンは、V10以降12.5万回転なので、それに迫っています。

 サイクロンは、6気筒です。

 気筒が多いほどパワフルというわけではないです。

 ただ、本機は、カーペットメインの部屋用ではないでしょう。そこそこの重さはある製品ですが、吸引力の点では、最大で毛の短いカーペットまでです。

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 ヘッドは、自走式のモーターヘッドを搭載します。

 ブラシは抗菌仕様で、3種のブラシ素材を併用することで、大きなゴミから小さなゴミまでかき出せるようにしています。

 ただ、カタログなどでは明言が避けられます。

 バッテリー持続時間は、標準で30分です。

 平均値ですが、ヘッドを上げると3秒後に自動運転させる節電機能があります。この機能を利用するならば、持続時間は多少伸びるでしょう。

 強運転は8分間です。

 バッテリーの充電時間は、最大の欠点で、5時間と長めです。

 付属品は、すき間ノズル程度で、あまり充実していません。

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 サイクロン分離方式は、ゴミ捨ての頻度が減る効果のある圧縮サイクロン式を採用しています。ゴミを半分〜1/3程度まで圧縮するので、ゴミ捨てが楽です。

 清潔性の点でも、フィルターを除く全部の部分が水洗い可能です。

 掃除機のセンサーは、ハウスダストセンサー(ゴミセンサー)が搭載され、みえないゴミが残っている場合、ランプで教えてくれます。

 本体の収納は、こちらは自立できない設計です。

 ただ、立てかける場合の安定性には配慮があります。

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 そのほか、本機は、ふとん用ブラシと、ソファなどに便利な丸ブラシが付属です。

 ただ、布団掃除用ノズルは、1回目記事で紹介したダイソンと異なり、ミニモーターヘッドが非搭載のタイプです。圧力が弱いので、ベッドには向きません。

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 以上、東芝VC-CL1700の紹介でした。

 老舗の掃除機メーカーとしておよそ搭載できる機能は網羅しており、機能の充実度は高いです。

 ただ、じゅうたんメインで使えない機種としては、現行製品と比べると少し重めなので、その部分で選びにくいとは言えます。

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 なお、本機については、旧機種がいくつか残ります。

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 【2020年発売】 

 33・東芝 トルネオ ヴイ VC-CL420-W
  ¥23,750 楽天市場 (1/10執筆時)

 33・東芝 トルネオ ヴイ VC-CLH200-K
  ¥23,680 Amazon.co.jp (1/10執筆時)

重さ:1900グラム
吸い込み仕事率: 未公表
標準駆動時間:25分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド:モーター式
充電時間: 5時間00分

 第1に、VC-CL420VC-CLH200です。

 これは、2020年モデルなのですが、旧東芝が2018年に売っていたVC-CL500と仕様が同じです。、

 そのため、最新のVC-CL1700と比較すると、ヘッド・本体を含めた形状が異なる旧式です。

 やや重く、バッテリーの駆動時間が短いほか、最新機で不要になったクリーンフィルタが消耗品として必要です。

 結論的にいえば、本機は、部品がなくなったら終売となる在庫処分的機種です、実際、現状では選ばなくて良いでしょう。

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 【2020年発売】 

 34・東芝 トルネオ ヴイ VC-CL20-W
  ¥14,473 Amazon.co.jp (1/10執筆時)

重さ:2200グラム
吸い込み仕事率: 未公表
標準駆動時間:25分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド:
充電時間: 5時間00分

 第3に、VC-CL20(W) です。

 本機もカタログ未記載の2020年発売機ですが、やはり同様の旧規格の製品と言えます。

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 本体が重いほか、圧縮サイクロンとヘッドも通常のトルネオのものとは異なります。

 いずれにしても、あまりおすすめはできません。

2-3・【強力】シャープの掃除機の比較

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 つづいて、日本のシャープの強力タイプとなるRACTIVE Air POWERシリーズの比較です。

 同社は、台湾の鴻海グループ入ってから、掃除機も素材的に面白いものを出していっています。


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 【2022年8月発売】(ホワイトとブラック

 35・シャープ RACTIVE Air POWER EC-SR8-W
 35・シャープ RACTIVE Air POWER EC-SR8-B
  ¥52,986 楽天市場 (1/10執筆時)

 【2020年8月発売】(ピンクとゴールド

 36・シャープ RACTIVE Air POWER EC-SR7-P
 36・シャープ RACTIVE Air POWER EC-SR7-N
  ¥46,300 楽天市場 (1/10執筆時)

 【2019年8月発売】(ピンク

 37・シャープ RACTIVE Air POWER EC-SR5-P
  ¥39,800 Amazon.co.jp (1/10執筆時)

重さ:1600グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:〜35分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド:自走式
充電時間: 100分

  EC-SR8は、シャープのRACTIVE Air POWERシリーズの最上位機です。

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 2020年旧モデルのEC-SR7が残ります。

 2022年機については、静音性の改良がメインです。本体とヘッド双方とも防振・騒音軽減処理をしています。

 従来は最大68dBでしたが、今モデルでは60dBとだいぶ静かです。実感音ベースで最近家電で使われてきた指標となるSone値でも12.7Soneです。

 先述のように、ダイソンは(パワー競争が一段落したあと)静音化を強化してきましたが、その流れと同じ方向での進化と言えます。

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 加えて、シャープ機は、足で押さえながらの手元スイッチで、ハンディ(あるいは、すき間掃除)への転換が容易な構造(スグトル構造)です。

 従来からこの構造ですが、今回、取り外したヘッド(あるいはパイプ付きヘッド)が自立するようになりました(新スグトル構造)。

 そのため、利用後、床掃除に「すばやく戻れる」ようになりました。これはシンプルなようでいて、かなり便利な進化に思えます。

 あとは、ブラシの改良で、左右の際のゴミが取りやすく改良された点が主な違いです。

 EC-SR5は、その前の世代のもので、こちらは、ダストケースが小さかったほか、ヘッドが旧式です。付属バッテリーが旧式で容量が小さい(30分)部分を含め、カーペット対応タイプとしては、差が大きいです。

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 結論的にいえば、全部合わせると大きな進化ですので、最新機種を選ぶ意味はあります。また、値段で選ぶとしても2021年機までが良いかと思います。

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 重さは、1600グラムです。

 明示的に「カーペット対応」を表明する機種としては、最軽量クラスです。

 軽量なカーボンパイプを採用するほか、構造の見直しでの軽量しています。

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 吸引力は、非公開です。

 ただ、高出力モーター搭載で、じゅうたんに対応します。

 なお、2世代前の2019年機も絨緞対応機でしたが、それに比べて、強モードで40%強力ですので、この部分で問題は感じにくいでしょう。

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 掃除機のヘッドは、パワフルスリムヘッドと言う名前で、自走式ヘッドです。

 2022年機からは、ヘッドの隅までブラシを拡げることで、壁ぎわの吸引力を高めています。

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 そのほか、ブラシに縮毛が見られる部分も工夫です(2021年機以降)。

 各社の近年の掃除機のトレンドの1つは、ゴミが「からみにくい」部分で、日立やパナソニックは注力しています。

 本機もそうで、これらの仕組みで、とくに毛絡みを防ぐことに注力しました(からみにく〜いブラシ)。

 この部分で言えば、ダストカップも「からみにく〜いサイクロン」として、ゴミの取り出しの際に、筒部分にからまないような、新しい気流の工夫が見られます。

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 サイクロン分離方式は、ただし、ゴミの圧縮機能を持たないものです。

 ただ、外してから、ボタンを押すだけで1アクションで捨てられます。

  バッテリー持続時間は、標準運転で最大35分です。

 他社と比べて平均より少し長めです。強力運転でも15分なので、優秀と言えます。

 電池の残量もLEDで7段階で示されます。

 掃除機のセンサーは、日立と同じで、床面検知センサーを搭載です。

 圧の変化でじゅうたんを検知すると、自動でパワーを上げてくれます。

 床面検知センサー連動の自動運転を利用する場合、平均35分の稼動となります。

 ゴミ量センサーは未搭載です。ゴミ量をLEDランプで目視することはできません。

 繰り返し述べているように、両センサーは一長一短があります。

 ただ、じゅうたんとフローリングが同じ部屋に「半々」ほどならば、いちいちスイッチで切り替えなくても、パワーを上げてくれる床面検知センサーは悪くないと思います。

 その場合、フローリング走行は「自動で静かに」できるわけですし、この部分でも、本機の静音性は強調できるでしょう。

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 SHARP バッテリー BY-7SB25
  ¥11,869 楽天市場 (1/10執筆時)

 バッテリー充電時間は、100分です。

 容量の割にかなり短時間で充電できるのも本機の売りです。

 バッテリーは取り外して充電できるため、別売バッテリーを購入して、交換しながら使うという使用法も可能です。

 また、グリップに赤外線センサーがあり、手を離した場合に自動オフになり、また持つとオンになる構造なので、バッテリーはそれ以上に保つでしょう。

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 本体の収納は、取り立てて革新的でもないですが、「ちょいかけフック」があり、自立して置いておきやすい構造です。

 専用のスタンド台も付属します。

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 付属品は、すみ掃除用として着脱が容易な「スグトルブラシ」のほか、非自走式の「コンパクトふとん掃除ヘッド」と、「はたきノズル」が装備されます。

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 以上、シャープのRACTIVE Air POWERの最上位機の紹介した。

 高出力新型モーターの採用と新型ヘッド形状「じゅうたん対応」をしっかり表明する製品です。

 また、じゅうたん対応機としては軽量ですが、贅沢なカーボン製パイプを含め「軽い理由」はしっかりとありますし、実際、よく吸います。

 試しましたが、値段相応の機能は期待して良いです。

 一方、家庭用の「メイン機」と考える場合、ゴミ箱容量が小さく圧縮機能を持たない点はネックです。

 吸引もダイソンやパナソニックの(重い方の)強力タイプとはがありますが、1600gまで軽量化できているわけで、技術水準はかなり高いです。

 そのほか、ほこりセンサーLEDナビライトなど、とにかく「削れるものは削って」徹底的に軽量化を図っている機種です。

 それらの点で言えば、メイン機というよりも、「家庭用のサブ機」として、じゅうたんにも強力に対応したい!という方に向く機種だと思います。ニーズはあるでしょう。

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 【2020年8月発売】(ホワイト・ブラック)

 38・シャープ RACTIVE Air POWER EC-HR8-W
 38・シャープ RACTIVE Air POWER EC-HR8-B
  ¥44,777 楽天市場 (1/10執筆時)

 【2020年8月発売】(ピンク・ゴールド)

 39・シャープ RACTIVE Air POWER EC-HR7-T
 39・シャープ RACTIVE Air POWER EC-HR7-P
  ¥42,199 楽天市場 (1/10執筆時)

重さ:1400グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:〜35分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド:自走式
充電時間: 100分

 なお、今回の1.5kg以上という基準を超えて軽量になるのですが、本機の下位機も強力タイプに分類できます。

 新旧両機種ありますが、違いは、1つ上で書いた新スグトル構造の採用と、ヘッドの若干の改良です。一方、静音化については、本機は新機種でも施されません。

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 一方、上位機とはモーターの種類が違う点で吸引力において差があります。

 その上で、ヘッドの部分のからみにくい構造は上位機と同じですが、サイクロン部分のそれは省略です。

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 ゴミ捨ても2アクション必要な旧式で、アクセサリ類も、ふとん用ヘッド、はたきノズルなどが省略となります。

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 結論的にいえば、本機は、軽めですが、(モーターに差がある以上)絨緞用軽量型とフローリング専用型の中間的な位置づけと言えます。

 あって良いグレードだとは思うのですが、今回の比較基準だと、中途半端感はあります。

2-4・【強力】三菱の掃除機の比較

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 つづいて、三菱電機のコードレス掃除機を比較してきます。


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 【2022年7月発売】

 40・三菱電機 iNSTICK ZUBAQ HC-JD2B-S
  ¥63,780 楽天市場 (1/10執筆時)

 【2021年7月発売】

 40・三菱電機 iNSTICK ZUBAQ HC-JD2A-S
  ¥53,740 楽天市場 (1/10執筆時)

重さ:1900グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:40分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド:自走式   
充電時間:70分

 HC-JD2Aは、三菱電機のスティック形状の掃除機です。

 新旧両機種ありますが、下で書く基本性能は同じです。あえて言えば、ハンドルなど抗菌加工される部分が増えています。ただ、旧機でもブラシは抗菌ですし差とまでは言えません。

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 本体の重さは、1900グラムです。

 軽量性を重視したタイプで、ダイソン的に言えば「スリム」系です。

 その上で、ハンディタイプとして利用する場合は、1.3kgですから、この部分は評価できます。

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 吸引力は、仕事率は非公開です。

 ただ、本機は三菱のJCモーターを採用します。

 毎分12.5万回転のブラシレスDCモーターで、2018年に登場しました。高効率のモーターで、パワーはかなり期待できます。

 ダイソンのV12やV15と回転数は同等であり、モーター部分だけで言えば、「負けていない」です。

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 掃除機のヘッドは、自走式ですし、優秀です。

 一方、最近のトレンドである「毛からみ防止」はブラシ植毛の工夫で対応するものの、「壁ぎわ対応」や、フローリングの「ふき掃除」などは、非対応です。

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 一方、三菱が従来から売りにしている機構として、サッと引き出すだけで毛絡みが取れる「毛がらみ除去機能」は引き続き搭載です。

 むろん、からまなければ不要な機構ですが、どんなに対策をした機種でもお手入れは無にはならないことを考えると良いかと思います。ブラ支部に抗菌加工もあります。

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 加えてらくリーニングスタンド」も特徴的です。

 スタンドに戻した際、ブラシをプレートにこすりつけることでゴミを綺麗にする「ユニークな工夫です。

 サイクロン分離方式は、こちらもゴミの圧縮機能を持たないものです。

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 バッテリー持続時間は、標準で最大40分と速いです。

 また、特徴的な充電台に置く場合、充電時間が70分と短いのも良い部分です。

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 掃除機のセンサーは、ごみセンサーは、未付属です。

 一方、床面検知センサーがあるので、パワーシフトモードという床質に応じた自動運転(強・弱)は対応します。

 日立・シャープと同じ方式となります。先述のように、じゅうたんとフローリングが混在した部屋で(持続時間が長い)自動運転を利用する場合、この方式の方が便利だと思います。

 本体の収納は、一体設計の充電台がありますので、日本の家屋向きです。

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 清潔性は、軽量機としては、ゴミ捨てが割と簡単であること、ボックスが完全に水洗いできることなどが、ポイントです。

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 付属品は、ロングホースとロングノズル、隙間ブラシが付属です。

 また、非自走式ですが、ローラーが抗菌加工の「アレルパンチふとんクリーンブラシ」が付属です。

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 そのほか、面白い部分としては、モーターの逆回転で、ブロアーとして利用できる点は、面白いです。

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 以上、三菱のHC-JD2Aの紹介でした。

 自走式で、強力なモーターを積んで軽量という部分で、日本メーカーの(長い毛のじゅうたんに対応できない)上位機がライバルです。

 三菱が良い部分はブロアーとして使える部分でしょう。

 毛絡み防止も、複数の対策はありペット用として優秀ですが、同じくその方面に強いパナソニックと違って、ゴミセンサーがないのが少しネックでしょう。

 ただ、本当にペットの毛が大量にあるご家庭の場合、ブラシ掃除のメンテ性が他機より簡単な本機は、割と有力な候補になるでしょう。

ーーー

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 【2020年7月発売】

 41・三菱電機 iNSTICK ZUBAQ HC-JD2X-S
  ¥59,800 Amazon.co.jp (1/10執筆時)

重さ:1900グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:40分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド:自走式   
充電時間:90分

 なお、本機の2020年旧モデルがまだ残ります。

 比較する場合、ブラシ自体に毛絡み防止加工と抗菌加工がないのが最も大きな違いです。

 そのほか、上で説明したスタンドでのクリーニングに対応しないほか、バッテリーの充電時間が少し長めなのが違いです。

 ただ、ブロアー機能ほか、「毛がらみ除去機能」はありますので、やはり、ペットの毛の量に困っている方には、便利と言えます。予算を節約するならば、候補になります。

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 【2022年7月発売】

 42・三菱電機 iNSTICK ZUBAQ HC-JM2B-R
  ¥67,994 楽天市場 (1/10執筆時)

 【2021年7月発売】

 42・三菱電機 iNSTICK ZUBAQ HC-JM2A-R
  ¥44,980 Amazon.co.jp (1/10執筆時)

 【2019年7月発売】

 42・三菱電機 iNSTICK ZUBAQ HC-JM2X-D
  ¥44,720 Amazon.co.jp (1/10執筆時)

重さ:1900グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:40分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: 自走式
充電時間:90分

 そのほか、三菱電機からは、HC-JM2A-Rという下位機種が販売されます。

 HC-JM2Bについては、上位機と比べて「らくリーニングスタンド」機能がない点と、ロングノズルと毛ブラシ以外の付属品が省略される点が以外は差はないです。

 一方、2021年機は、さらに、パワーシフトモードがないため、自動運転に対応しません。あとは、

 いずれも、面白いブロアー(エアブロー機能)は引き続きあるものの、バッテリーの稼働時間の限界があるコードレス掃除機の場合、自動運転は割と重要なので、旧機は選びにくいです。

2-5・【強力】アイリスの掃除機の比較

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 つづいて、アイリスオーヤマのコードレス掃除機を比較してきます。

 ブランド的に、格安家電のイメージですが、掃除機に関しては、相当「独自路線」で、ニッチな方向に向いており、面白い機種も多いです。


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【2021年発売】

 【静電モップあり】

 43・アイリスオーヤマ i10 SBD-91P-T
  ¥28,800 楽天市場 (1/10執筆時)

 【静電モップなし】

 43・アイリスオーヤマ i10 SBD-92P-S
  ¥19,800 楽天市場 (1/10執筆時)

重さ:2700グラム
吸い込み仕事率:210W
標準駆動時間:35分
集塵方式:紙パック式
ヘッド: 自走式  
充電時間: 5時間

 スティッククリーナーi10は、アイリスオーヤマが販売するコードレス掃除機です。

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 本体の重さは、約2700gです。

 ダイソンのV11とほぼ同じで、業界最重量級です。

 重さはあまり気にせず、開発した製品でしょう。

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 吸引力は、本機の見どころで、吸込仕事率で210Wです。

 中国製モーターでしょうが、重さのかせがない分、大型のDCブラシレスモーターが載せられています。

 ただし、この部分は注意が必要で、本機は「紙パック式」です。紙パック式は、構造的に、仕事率が高く出せるため、この数値が実現した部分はあると思います。

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 ダストパック ブルー FDPAG36 25枚
  ¥940 Amazon.co.jp (1/10執筆時)

 サイクロン分離方式は、したがって取られません。

 消耗品はそれなりに安く、また、最初に20回分付属するとは言え、紙パック集塵容量は0.3Lですので、交換頻度は多いでしょう。

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 掃除機のヘッドは、自走式を採用します。

 こちらも、ダイソンのソフトローラーのような形状を採用しますので、長い毛のじゅうたんは多少苦手かもしれません。

 バッテリー持続時間は、標準で最大35分です。

 最大の仕事率の場合、6分となります。

 バッテリーは、ネジ式なので個人交換可能ですが、繰り返し500回という評価なので、あまり高性能なバッテリーではなさそうです。

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 掃除機のセンサーは、ゴミ量センサー(ホコリ)が付属です。

 ゴミ残りがランプで確認できるほか、ゴミ量に応じた自動運転が可能です。ただ、パナソニックのような高感度センサーではないでしょう。

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 付属品は、同社の掃除機の定番ですが、「静電モップ」が内蔵されます(上位機)。

 ホコリを取った後、本体スタンドで除電し、ホコリを吸いとるため、繰り返し利用できるというものです。

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 モップ ホワイト CHM03-W
  ¥788 Amazon.co.jp (1/10執筆時)

 ある種大手にはできない仕組みで、Atlasとしても「面白い」とは思います。

 ただ、素材的な問題で、へたり、汚れが目立ってくるので、まめに消耗品を換えるつもりがないならば、オススメしません。ホコリは落ちますが、除菌しているわけでもないので。

 本体の収納については、先述のように、除電できる収納スタンドが付属です。

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 以上、スティッククリーナー i10の紹介でした。

 仕事率は高く、じゅうたんに対応できますが、紙パックを用いる形式ですので、他機と単純に比較はできません

 モップなど面白い工夫もあるのですが、値段からすれば、今ひとつ工夫が欲しいと感じるのも確かです。

 紙パックになれた年配の方には良いかと思いましたが、その場合は、重さがネックでしょう。

次回に続く!
強力なコードレス掃除機のおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、コードレスの掃除機についての2回目記事でした。

 記事は、もう少し続きます。

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3・強力なコードレス掃除機の比較 (3)
 3-1:バルミューダ〈日本〉
 3-2:シャーク〈米国〉
 3-3:エレクトロラックス〈北欧〉
 3-4:Tineco〈中国〉
 3-5:AQUA〈日本〉
 3-6:マキタ〈日本〉
4・おすすめコードレス掃除機 【結論】
 =予算・目的別おすすめ機種の提案

 次の、3回目記事こちら)では、今回紹介できなかったメーカーの製品を中心に紹介します。

吸引力の強さ  ★★★★★
バッテリー量  ★★★★★
掃除機の軽さ  ★★★★★
ヘッドの性能  ★★★★★
センサー性能  ★★★★★
ゴミ箱のサイズ ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 また、最終回となる4回目記事こちら)は、「結論編」です。

 今回紹介した、絨毯用のメイン機として使える「強力なコードレス掃除機」をふくめて、全機種から予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案しています。

 引き続きよろしくお願いします。

 3回目記事は→こちら!

posted by Atlas at 19:47 | 掃除機・掃除用品

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