比較2019’ 美味しい特Aブランド米20銘柄の味とおすすめ(3-地方米編)

2019年11月28日

比較2019’ 美味しい特Aブランド米20銘柄の味とおすすめ(3-地方米編)

【今回比較する製品】2019-2020年 特A評価の新米・産地別・品種別・県別おすすめランキング:地方の珍しい品種のお米の紹介

【紹介する主な銘柄】だて正夢 金色の風 新之助 いちほまれ にこまる 夢しずく元気つくし 里山のつぶ はるみ ふさおとめ 風さやか ハナエチゼン あきほなみ きらら397 ゆめおばこ なすひかり 彩のきずな 富富富 てんこもり あきさかり きぬむすめ おいでまい みずかがみ くまさんの輝きなど、2019年最新情報

今回のお題
レア度が高く、かつ美味しいブランド米はどの銘柄?

 どもAtlasです。

  

 今日は、2019年11月現在、最新のブランド米の比較3回目記事です。

1・特Aブランド米の比較
2・コシヒカリの比較
3・珍しい地方米の比較

  過去2回の記事では、日本穀物検定協会 が2019年2月27日に発表した「食味値ランキング」試験の結果をふまえて、「特Aクラス」の人気銘柄のお米を比較しました。

 

 今回の3回目記事では、特Aでも流通量が少ないレア銘柄や、検定に出さない品種だが美味しい銘柄を中心に、Atlasの「調査・試食結果」を交えつつ、紹介していきます。

1・もっちり系
2・あっさり系
3・中間的なバランス系

  以下では、前2回の記事と同様に、食感の違いによって3つに区分して、紹介します。

 また、各銘柄について紹介・比較したあと、最後に「結論」として、食感別にAtlasのオススメ銘柄を剪定していきます。

1・「もっちり粘る」系のレア銘柄の比較

 はじめに、「もっちり感が強く、お米の甘みを感じられるタイプのお米を紹介します。

 ブランド米の最近の「トレンド」といえる食感であり、食味試験では、特A評価を得やすい傾向にあります。


  

 【白米】

  宮城県産 だて正夢 5kg 令和元年度
   ¥2,680 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 【ふるさと納税】

  宮城県産 だて正夢 5kg 令和元年度
  ¥10,000〜 楽天市場 (11/28執筆時)

 今年度評価:
 特A受賞歴:1回(2018年)

 性質・「やわらかい」「甘みが強い」
 一言・「レア度の高い新品種、やわらかめに炊き上がる」

 だて正夢は、2017年に栽培がはじまったばかりの宮城県の新品種です。

 宮城は、人気特A米の「ひとめぼれ」の大産地ですが、昨今のブランド米ブームからか、こうした新品種が登場してきました。

 生産量の関係で「食味ランキング」の正規の対象にはなりませんが、2018年2月の食味試験では、初登場で特Aをとり、注目された期待の品種です。

 先祖の経歴は、父は「げんきまる」、母は「まなむすめ」と「おぼろつき」の子です。

 「げんきまる」や「まなむすめ」は、マイナーながら、宮城県で栽培されている品種ですから、「The宮城」的なお米です。

 「ひとめぼれ」は、コシヒカリなどに連なる品種で「全国的なエリート」な家系ですし、それに対する「アンチ」として、ご当地の英雄(伊達政宗)を冠した部分もありそうですね。

 味の傾向は、「あっさり」と「もっちり」という指標では、確実に「もっちり系」に分類できます。

 ひとめぼれは、「ややあっさり」した食感ですので、確実に傾向は異なります。

 ご飯の甘みは、強く感じます。

 一方で、炊き上がりはやや柔らかくしあがるので、硬めのご飯の好きな方には会わないでしょう。

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 以上、だて正夢の紹介でした。

 ブランド米に共通する最近の傾向(粘って甘い)が好きな方で、多少柔らかいご飯が好きな方に向くでしょう。


 

 【白米】

 岩手県産 金色の風 5kg 令和元年産
   ¥3,480 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価A'(参考品種)
 特A受賞歴:

 性質・「もっちり」「旨みを感じる」
 一言・「パワーアップした、ひとめぼれ!」

 金色の風(こんじきのかぜ)は、2017年に本格的な栽培がはじまった、岩手県の新品種です。

 宮城県同様に「ひとめぼれ」の大生産地で、20回を超える特A評価を得ています。それを超えるお米を目指したというのが出所です。

 初登場の昨年は「上から2番目の)A評価でしたが、今年はA’(Aダッシュ)なので、1ランク落ちています。

 先祖の経歴は、父は「ひとめぼれ」、母は「ひとめぼれの突然変異種」です。

 ようするに、食味を上げた「ひとめぼれ改」です。新しいブランド米の台頭で、ひとめぼれのブランド力がイマイチだったのに対するてこ入れでしょう。

 味の傾向は、「あっさり」と「もっちり」という指標では、「もっちり系」です。

 ひとめぼれは、あっさり寄りの「オールラウンダ−」といった感じでしたが、恐らく、アミロース含有率が低い変異種を取り入れた結果、食味試験で評価される傾向の味に近づけた、というのが適切でしょう。

 ご飯の甘みは、ブランド米だけでみても「相当旨みを含む」といえます。

 ご飯は、「かたい」「やわらかい」の中間ほどな感じです。

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 以上、金色の風の紹介でした。

 結論的に言えば、最近のブランド米のトレンドをふまえて、「賞を取りやすい」品種に思えました。

 生産管理も、県主導でかなり徹底してやっている様子なので、そのうち「特Aになっても不思議はない」新品種の1つでしょう。ひとめぼれに似て、炊きやすいお米です。


 

 【特別栽培米】

 新潟県産 白米 新之助 5kg 令和元年産
   ¥3,950 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価:
 特A受賞歴:

 性質・「大粒」「ほどよく甘い」「粘る」
 一言・「無冠ながら、もっちり系の期待の星!」

 新之助は、2017年に栽培がはじまった、新潟県の新品種です。

 同県は、いわずとしれた「コシヒカリ」の大産地ですが、やはり地球温暖化の問題から、耐暑性の高い品種が目指された結果生まれたものです。

 また、魚沼地区以外のブランド米を育成するという側面もありそうです。2018年から作付面積が相当拡大しましたが、出た当初は、成城石井などにしか並ばない激レア米の1つでした。

 2018年の検定で、特Aをとるかなと思っていましたが、(魚沼の特A陥落と同様)受賞を逃していたのは、Atlas的には驚きでした。

 先祖の経歴は、父は「北陸190号」、母は「新潟75号」です。

 いずれも無名ですが、祖父母の代には「どまんなか」「キヌヒカリ」など中堅どころがおり、割と興味深いです。

 味の傾向は、「あっさり」と「もっちり」という指標では、「もっちり系」です。

 噛むとよく粘ります。大粒で見映えもよく、米の香り・甘みも強いので、「ゆめぴりか」に似た部分が多いです。こうした傾向から、「特Aに最も近いのではないか?」と、Atlasは思っていました。

 ご飯の甘みは、コシヒカリと同じほどで、ほどよく甘みを感じます。

 一方、炊き方にもよりますが、多少かための食感で、ご飯のハリを楽しめるタイプです。

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 以上、新之助の紹介でした。

 「もっちり系」の新品種のなかでは、相当の実力を感じるお米です。

 新潟県も相当力を入れているお米で、生産管理もしっかりしていそうです。特A評価で、そのうちプレミアがつく前に試すべき銘柄だと思います。


  

 【白米】

 福井県産 いちほまれ 5kg 令和元年産
   ¥3,780 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価:特A(参考品種)
 特A受賞歴:2年連続2回目

 性質・「つややか」「香り高い」
 一言・「無冠ながら、もっちり系の期待の星」

 いちほまれは、2018年に栽培がはじまったばかりの、福井県の新品種です。

 福井県の場合も、地球温暖化問題から耐暑性のある品種改良を目指しており、その中で、良い食味を目指したという品種です。

 去年から2年連続2回目の受賞で、フロッグでないことが示されています。

 先祖の経歴は、父は「てんこもり」、母は「イクヒカリ」です。

 「てんこもり」は、お隣の富山で栽培される特A受賞歴のある晩生品種ですね。後ほど紹介します。

 味の傾向は、「あっさり」と「もっちり」という指標では、「もっちり系」です。

 粒ぞろいで、表面がつややかなお米です。こうしたお米は、気持ち水加減を抑えて炊くと、その個性がでやすいでしょう

 ご飯の甘みは、この系統のお米らしく割と強く、粘りも十分です。

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 以上、いちほまれの紹介でした。

 この系統のお米としては、新潟県の「新之助」が強力なライバルです。

 実際どちらも美味しいお米ですが、しっかり特Aを連続2回受賞している点を評価して、こちらを選ぶのも良いでしょう。ただ、ネットでの流通量はさほど多くないのが残念です。


  

 【白米】

 高知県産 にこまる 5kg 令和元年産
  ¥3,280 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価:特A
 特A受賞歴:2回(県北)

 性質・「大粒でもっちり」「強い甘み
 一言・「もっちり粘り、米香が強く、三拍子揃う」

 にこまるは、西日本の多くの地域で栽培されている品種です。

 先祖の経歴は、父は「きぬむすめ」、母は「北陸174号」となります。

 父の「きぬむすめ」は九州を飛び出して中国地方で活躍していますが、子の「にこまる」も、九州ではなく、四国で華開いた品種です。

 九州の試験場は耐暑性を重視すると聞きますし、なんとなしに、地球温暖化が影響してのことのように思えます。

 高知県(県北)は「2年連続2回目」の特Aと、安定した品質をしめしてきました。一方、にこまるは、静岡や長崎でも2019年に特Aを受賞しており、米としての能力も高そうです。

 味の傾向は、「あっさり」と「もっちり」という指標では、確実に「もっちり系」です。

 粘りもかなりあり、特Aを受賞しやすいお米のように思います。

 ご飯の甘みも、かなり強く、ゆめぴりかのように、恐らく「誰でも美味しく感じられる個性」があります。

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 以上、にこまるの紹介でした。

 各地でにこまるを食べましたが、産地によって結構印象が変わります。

 栽培が難しい品種なのか、各年度・地域で食味ランキングの評価が変わる傾向があります。高知県も、前年度は県西地域のみ、今年度は県北地域のみの受賞です。

 長崎県でも、かつて「にこまる」は5年連続特Aだったのですが、最近は評価を下げています(今年はA評価)。


 

 【白米】

  佐賀県産 夢しずく 5kg 令和元年度
  ¥2,480 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価:特A
 特A受賞歴:2年連続2回目(全県)

 性質・「もっちり」「やわらかめ」
 一言・「やわらかめでも、くずれずしっとり」

 夢しずくは、佐賀県で栽培されている品種です。中島潔のパッケージ絵が目立ちます。

 佐賀県は、「さがびより」という8年連続で特Aをとり続けている「超優秀ブランド米」がある九州屈指の米所です。

 それに比べると、夢しずくは、2011年に作付け開始されて以後、最高A評価でした。

 しかし、めでたく2018年から2年連続の特Aの栄光に輝いています。

 同じ県内でもどちらかと言えば、山間部で作付けされる品種ですが、生産量は多いです。

 先祖の経歴は、父は「キヌヒカリ」、母は「ひとめぼれ」となります。

 西日本を代表する品種と、東日本を代表する品種を「大胆に?」合わせた品種です。「さがびより」は割とマイナー路線ですが、こちらは、エリート路線でしょう。

 味の傾向は、「あっさり」と「もっちり」という指標では、確実に「もっちり系」で、粘ります。

 ここが、あっさりめの「さがびより」と大きく違うところです。

 ご飯の甘みは、一方、「ほどよい」というレベルに止まります。

 立つ米の香りも、どちらかと言えば、控えめです。

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 以上、夢しずくの紹介でした。

 結論的にいえば、どちらかと言えば、柔らかく炊くご飯が好きな方には、親和性が高そうです。やわらかめに炊いても、べちゃっとせず、美味しく食べれるでしょう。


 

 【白米】

 福岡県産 元気つくし 5kg 令和元年産
   ¥2,580 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価A評価
 特A受賞歴
4回

 性質・「とにかく粘る」「もちもち」
 一言・「大粒でねばる、類例がない面白い個性」

 元気つくしは、2011年から栽培がはじまった、福岡県の品種です。

 特Aは4回受賞の実力派ですが、近年はA評価で、多少元気がないです。

 九州以東だとほとんど見かけないですが、福岡ではよく見かけます。ちなみに、博多にあったJA直営のおにぎり屋で、この製品が使われていたのを見たのが、Atlasのこの銘柄との「出会い」です。

 先祖の経歴は、父は「つくしろまん」、母は「つくし早生」です。

 同県で特Aが多い「夢つくし」や、「キヌヒカリ」が祖父母の代にいますが、福岡県に縁が強い品種と言えます。 

 味の傾向は、「あっさり」と「もっちり」という指標では、「もっちり系」です。

 ただ、その指標よりも、大粒で粘りが相当程度強い点に、特長があります。先述のJA直営点では、おにぎりの他に、(朝は)卵かけご飯を出していましたが、両者との相性は良いです。

 冷めても味が代わりにくいです。一方、粘りが相当あるため、お寿司などには不向きです。

 ご飯の甘みは、香りを含めて、それを感じられる十分にあります。

 ただし、コシヒカリなどにくらべると「そこそこ」です。

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 以上、夢つくしの紹介でした。

 大粒で粘りのある点で、相当特徴だった珍しい品種です。福岡以外でほとんど見かけないので、ネットで面白い個性のある銘柄を試したい!という場合に、かなりおすすめできます。

 個人的にも好きなお米なので、「西のゆめぴりか」を狙って欲しいと思っています。


  

 【白米】

 熊本県産 くまさんの輝き5kg 平成30年産
  ¥2,894 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 性質・「粘る」「甘い」「旨みが強い」
 一言・「熊本期待の新品種」

 今年度評価
 特A受賞歴
1回

 くまさんの輝きは、熊本県の地方品種です。

 昨年「参考品種」で、特Aを初受賞しました。なお、去年までは「熊本58号」と呼ばれていました。今年は、出品しなかったようです。

 先祖の経歴は、面白いです。

 以前紹介した、熊本県を代表するブランドの「森のくまさん」は、日本のエリート「こしひかり」と九州のエリート「ヒノヒカリ」を配合したサラブレッド品種でした。

 一方、くまさんの輝きは、ヒノヒカリ・きらら397・ひとめぼれをはじめ、ALLジャパン的な地方銘柄が先祖に多く含まれます。

 味の傾向は、「粘る」「甘い」「味わいがある」という、「王道を歩む」米質です。こめも「つややか」です。

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 以上、くまさんの輝きの紹介でした。

 昨年産のお米を食べましたが、美味しいお米でした。ただ、強烈な個性という点では、森のクマさんのほうが「面白い」とは思いました。

2・「あっさり」系のレア銘柄の比較

 続いて、あっさりしているお米歯ごたえを出しやすいお米について書きます。

 食味試験では、多少評価が落ちる傾向にありますが、Atlasをふくめ、この食感が好きな人は一定数います。


  

 【白米】

 会津産 里山のつぶ 10kg 令和元年産
   ¥5,345 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価特A(参考品種)
 特A受賞歴初受賞

 性質・「あっさり硬め」「つやがある
 一言・「お弁当向きな、固めのお米!」

  里山のつぶは、2018年に開発されたばかりの福島県の地方米です。

 会津地方の山間地向けに、あきたこまちの代替として開発されたお米のようです。

 収量が多い系統ですが、食味ランキングは、初めての出陳で特Aを取りました。開発期間は相当な額取ったらしいので、満を持してと言うことでしょう。

 今冬、会津若松に行ったときに、食べる機会がありました。

 先祖の経歴は、父は「新潟71号」、母は「福島14号」です。

 栽培基準をしっかり定めており、その結果が今回の受賞なのでしょう。

 味の傾向は、簡単な試食でもわかるほどの「あっさり」系です。

 粒はさほど大きくないですが、しっかりしていて、かための炊飯が合いそうです。

 ご飯の甘みは、さほど強調できず、香りもほどほどです。

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 以上、里山のつぶの紹介でした。

 生産量はまだまだ少なく「珍しい」品種です。生産量を増やしたときに、品質が維持できるかが課題でしょうが、あっさり系のホープとして、期待しています。


 

 【白米】

 神奈川産 はるみ 5kg 令和元年産
  ¥3,888〜 楽天市場 (11/28執筆時)

 今年度評価A評価
 特A受賞歴2回(県央・湘南・県西)

 性質・「あっさり硬め」「つやがある
 一言・「お弁当向きな、固めのお米!」

  はるみは、2014年に開発されたばかりの神奈川県の地方米です。

 作付まもない2017年にはや「特A」を得て、2年連続で特A評価を受けたという関東期待の品種です。

 残念ながら、今年はA評価に落ちました。

 先祖の経歴は、父は「コシヒカリ」、母は「キヌヒカリ」です。

 両者とも作付面積が多い有名米ですし、こちらは「エリート」的です。

 味の傾向は、試食の限り、あまり粘らず、かための「あっさり」系でした。

 ただ、冷めてもさらに硬くなりにくいため、お弁当などにも向きます。

 ご飯の甘みは、特A常連のゆめぴりかやコシヒカリと比較して、同じ程度であり、優秀です。

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 以上、はるみの紹介でした。

 個人的に、硬めに炊けて、かつほどよい甘さがあるお米も大好きです。

 流通量は少なめですが、ネットでは手に入るようになってきているので、一度試すのも良いでしょう。


 

 【特別栽培米】

 千葉県産 ふさおとめ 5kg 令和元年産
   ¥2,837 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価A'評価
 特A受賞歴

 性質・「あっさり」「つややか」「甘い」
 一言・「あっさり系で、冷めても美味しい」

 ふさおとめは、1992年から栽培がはじまった、千葉県の品種です。

 千葉県は早場米の産地ですが、この品種はとくにそうで、8月半ばには、いつも売り出しがはじまります。Atlasも、晩夏に買うことが割と多いです。

 ここのところずっとA評価でしたが、今年は評価を落としています。

 とはいえ、早場米で毎年、Aダッシュ以上は安定して付くのは、早場米ではレアです。

 最近は、福井県のハナエチゼンなどの早場米も特Aを貰っていますし、天候次第で、特Aもあるかと思います。

 先祖の経歴は、父は「ひとめぼれ」、母は「ハナエチゼン」です。

 味の傾向は、「あっさり」と「もっちり」という指標では、「あっさり系」です。

 ハナエチゼンの傾向に近いですが、しっかりしたハリがあり、硬めです。

 ご飯の甘みは、強く感じます。

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 以上、ふさおとめの紹介でした。

 早場米のブランド米という位置づけです。特に甘みについては、夏に食べられる(コシヒカリ以外の)新米としては、この部分の期待値は高いです。

 早場米としては、かなり高レベルです。


 

 【白米】

 長野県産 風さやか 5kg 令和元年産
   ¥3,680〜 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価
 特A受賞歴

 性質・「かため」「粒ぞろい」
 一言・「あっさり系で、冷めても美味しい」

 風さやかは、2013年から栽培がはじまった、信州の品種です。

 信州は、8割はコシヒカリが作付けされるコシヒカリの大産地で、特A受賞歴も多いです。

 先祖の経歴は、父は「北陸178号」、母は「信交485号」です。

 祖父にはコシヒカリがいるものの、割と地味めな家系です。

 味の傾向は、「あっさり」と「もっちり」という指標では、かなりの程度「あっさり系」です。

 こうした味の傾向の品種は、特A受賞しにくい傾向で、また、栽培地もさほど広くないため、賞とは無縁です。

 ただ、甘みと粘りが勝ちすぎる最近のお米の傾向からすると、飽きずに食べやすいため、かえって希少価値があると思います。

 ご飯の甘みは、ほどよい、というレベルです。米の香りは割と強いです。

 以上、風さやかの紹介でした。

 発売当初に食べた時は、相当程度イマイチな味でした。しかし、2017年頃から県がてこ入れしてから、一般的な流通経路の製品でも味が劇的に改善した品種です。

 ただし、「栽培基準を満たした製品に限り」青色の専用袋を提供するという方式なので、ネットでは、統一の水色のパックを買うのが良いでしょう。


 

 【白米】

 福井県産 ハナエチゼン 5kg 平成30年産
  ¥2,480 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価A評価
 特A受賞歴
2回

 性質・「あっさり」「ほどよく甘い」
 一言・「懐かしいあっさり系、ササニシキにやや似ている」

 ハナエチゼンは、1993年から福井県で生産している、割と歴史あるお米です。

 関西圏の早場米として流通するお米ですので、この地域の人にはなじみのある品種でしょう。

 先祖の経歴は、遠い先祖に「コシヒカリ」を持つお米ですが、どちらかといえば、知られていない銘柄を配合した品種です。

 味の傾向は、典型的な「あっさり系」です。ほどよい甘みはありますが、粘りはあまりない品種ですね。

 その点では、例えば、「ササニシキ」と同じで、特Aを受賞しにくい品種だと思います。

 ただ、今年はA評価です。ただ、先日敦賀市で試食しましたが、美味しかったです。

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 以上、ハナエチゼンの紹介でした。

 適度に堅くて粒ぞろいなので、お寿司や、お弁当に適しているお米です。収穫時期の早いお米なので、「初ものの時期」にとくにオススメしたい銘柄です。


 

 【白米】

  鹿児島県産 あきほなみ 5kg 令和元年度
  ¥3,180
Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 【白米】

  鹿児島県産 あきほなみ 5kg 令和元年度
  ¥2,872〜 楽天市場 (11/28執筆時)

 今年度評価:特A
 特A受賞歴:6年連続6回目(全県)

 性質・「大粒」「味はあっさり」「ほどよい粘り」
 一言・「大粒のあっさり系だが、炊き分けると面白い」

 あきほなみは、2008年から鹿児島県で栽培されている品種です。鹿児島県では割と北の方で作付けされています。

 6年連続特Aと高い実力を持つお米ですが、Atlasの調査に長年漏れていた品種でした。焼酎関係の記事を書くための鹿児島旅行の際に、やっと試せた品種です。

 こうした実力をふまえると、第1回目の「人気ブランド米の」記事で特集すべき品種ですが、神奈川の「はるみ」のように、全国にほとんど流通しないので、こちらで扱っています。

 先祖の経歴は、父は「ヒノヒカリ」、母は「西海201号」と「越南179号」の交配種です。

 他の地域もそうですが、美味しく多産だった、九州を代表とするヒノヒカリが、地球温暖化で品質低下してしまった結果、各地の試験場で似た食味の品種を作り出そうとして生まれた品種のひとつです。

 味の傾向は、「あっさり」と「もっちり」という指標では、「あっさり系」に分類できます。

 ヒノヒカリもそちら寄りですが、それ以上にそう感じました。ただ、大粒でしっかりしているので、噛むほどに粘りが出てくる感触なので、おそらく、評価者によって味の評価は代わりそうな、面白い個性があります。

 このあたりは、山形県の「つや姫」でAtlasが感じる傾向に似ています。

 ご飯の甘みは、「ほどほど」というレベルです。

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 以上、あきほなみの紹介でした。

 こうした性質のお米は、炊飯器による炊き分け機能で、違った個性を割と出しやすいでしょう。高級炊飯器との相性は良さそうです。

5・オールラウンダー系のレア銘柄の比較

 最後に、米の食感が「あっさり」と「もっちり」の中間的な性質といえる「オールラウンダー系」のお米を、紹介したいと思います。


 

 【無洗米】

  北海道産 白米 きらら397 5kg 令和元年産
  ¥2,880〜 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価
 特A受賞歴
:(最高A

 性質・「小粒でほどよい粘り」「堅め炊きにも向く」
 一言・「どのような料理にも合うお米」

 きらら397は、1990年に生まれた北海道のお米です。平成とともに生きてきた伝統あるお米です。

 主に業務用に活躍する多収量米ですが、近年は、食味値としても評価があがってA評価を安定的に得ていました。

 しかし、2019年の食味試験は、初めての不参加でした。おそらく、北海道の昨年の不作ゆえでしょう。

 味の傾向は、オールラウンダー系になります。

 実際、アミロース値が低いので、データ的にも「それなりに粘るオールラウンダー系」という判断になります。

 ただ、大量流通している実際の製品は、粘りはほどほどのものが多く、あっさり寄りに思います。

 いずれにしても、炊き方次第で好みに合わせて炊きあげられるお米です。

 ご飯の甘みは、ほどほどのレベルです。香りもほどほどです。

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 以上、きらら397の紹介でした。

 オールラウンダー系ですが、個人的には、堅めにご飯を炊く場合に、美味しく炊けるお米と思っています。

 とくに、粒が小さく、表面の粘性がほどほどなので、チャーハンなど炒める料理で使うと「ぱらぱら」するのでおすすめです。


    

 【白米】

 秋田県産 ゆめおばこ 5kg 令和元年産
   ¥4,180 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価特A
 特A受賞歴初受賞

 性質・「ふっくら」「やわらかい
 一言・「業務用初!ファーストクラス行き!」

  ゆめおばこは、2010年に開発された秋田県の地方米です。

 「女の子」を名前に冠しているので、各社のパッケージも華やかです。

 味の方は、ここのところずっとA評価でしたが、やっと今年特Aを取れました。

 先祖の経歴は、父は「岩南8号」、母は「秋田58号」という試験品種です。

 味の傾向は、「あっさり」と「もっちり」の中間的な味(オールラウンダー系)です。

 ただ、それよりも、「だて正夢」同様に、大粒で「お米がやわらかく、ふっくらしている」お米です。

 収量が多い品種なので、もともと、業務用として開発された経緯があります。しかし、食べてみたら、意外と「新食感が面白い個性」なので、JALの機内食にも採用されました。

 ご飯の甘みは、最近のブランド米としてはさほど感じず、ほんのりと甘いですね。

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 以上、ゆめおばこの紹介でした。

 アニメ系の絵柄から、日本画タッチの絵柄まで、とにかく、パッケージに特色があるので、特Aで話題になったら、味とは別の方向性で、品薄になりそうな気もします。

 ただ、「やわらかめ」のご飯が好きな方には、かなりおすすめできます。


 

 【白米】

 栃木県産 なすひかり 5kg 平成30年産
   ¥4,424 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価特A
 特A受賞歴3年ぶり6回目

 性質・「大粒」「はりがある
 一言・「出来が良い年にはかなり美味しい」

  なすひかりは、2007年に開発された栃木県の地方米です。

 3年前、特Aを取ったときに5kg試食し、記事にもしましたが、その後、A評価が続いていました。高水準ですが、割と美味しい年と、そうでもない年のバラツキがありそうです。

 先祖の経歴は、父は「コシヒカリ」、母は「愛知87号」という品種です。

 耐冷性に富むため、那須地方など寒い地域に気候条件が合っています。

 味の傾向は、「あっさり」と「もっちり」の中間的な味(オールラウンダー系)です。

 どちらかと言えば大粒で、ハリがあるため、硬めに炊飯するのが好きな人に向くでしょう。粘りはさほど感じませんでした。

 ご飯の甘みは、良作の時に食べたときは、強く感じました。ただ、米の香りはほどほどです。

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 以上、なすひかりの紹介でした。

 かためのご飯が好きで、食べ飽きず、割と価格が安い特A米を探している方に良いでしょう。Atlasの好みの系統ですので、今年度の特Aを受けて、もう一度買おうと思います。


   

 【白米】

 埼玉産 彩のきずな 5kg 令和元年産
  ¥2,680〜 楽天市場 (11/28執筆時)

 今年度評価A評価(県北・県東)
 特A受賞歴1回

 性質・「ややもっちり」「ほのかに甘い
 一言・「北関東しか流通しないレア品種!」

  彩のきずなは、2014年に開発された埼玉県の地方米です。

 全国でも「夏が非常に暑い」地域なので、九州地域のような高温障害に強いお米を目指して開発されました。また、都市近郊で農薬が多く使えないという点で、減農薬にも力を入れている銘柄です。

 2018年は特A評価で注目されましたが、今年はA評価でした。

 先祖の経歴は、父は「愛知108号」、母は「埼455号」という試験品種で、祖父母の代にも有名品種がないという、「雑草魂」的な突然変異種です。

 味の傾向は、試食の限り、ほどよいお米の粘りで、「あっさり」と「もっちり」の中間的な味(オールラウンダー系)です。ただ、平均値からは、多少「もっちり寄り」です。

 この傾向を持つご飯は、食べ飽きないので、普段利用しやすいと言えます。

 ご飯の甘みは、特A常連のゆめぴりかやコシヒカリと比較して、甘みはほのかです。

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 以上、彩のきずなの紹介でした。

 埼玉県は、「彩のかがやき」というブランド米が2005年からあり、そちらは「あっさり系」で、特Aの受賞歴はありませんでした。

 したがって、彩のきずなは、短期間で特Aをとれたため、産地で「期待の星」となっているようです。作付面積も全県の10%程に増えてきています。今後期待したいブランドです。


 

 富山県産 富富富 5kg 令和元年産
   ¥2,687〜 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価
 特A受賞歴

 性質・「香り高い」「やや粘る」
 一言・「コシヒカリの進化形!」

  富富富の読み方は「ふふふ」ですが、まずもって「謎」な名称の、富山県の品種です。2018年に出たばかりのレア製品です。

 8割はコシヒカリが占め、特Aも多く受賞する名産地の富山の「新星」として、参考品種で食味試験に繰り出すかとおもいましたが、2019年2月27日の試験は、「パス」するとの報道でした。

 天候不順もありましたし、新銘柄は、初期評価の関係でナーバスになる部分があっても仕方ないでしょう。

 先祖の経歴は、父は「コシヒカリ富築」と「コシヒカリ富山」の子、母は「12・9367B」です。

 祖先は全てコシヒカリの変異種で、耐暑性やいもち病耐性の遺伝子がある「スーパーコシヒカリ」を配合し、コシヒカリの食味をキープしたまま、地球温暖化などに対処しようという試みのようです。

 味の傾向は、「あっさり」と「もっちり」という指標では、ほぼ中間か、やや「もっちり」寄りです。

 粒ぞろいですが、大粒ではないです。食感は、コシヒカリより多少硬めですね。香りはそれなりに強いです。

 ハナエチゼンの傾向に近いですが、しっかりしたハリがあり、硬めです。

 ご飯の甘みは、かなり強く、「優秀な遺伝子」を育てた感が強いですね。

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 以上、富富富の紹介でした。

 基本的には、コシヒカリの味を保ちつつ、耐暑性などを付けた品種といえそうです。味も、甘みはより強いですが、似ていると言えばそうです。

 コシヒカリをベンチマークにした製品ですから、同じく「コシヒカリをベンチマーク」にする、食味試験(食味ランキング)への参加に慎重なのも当然でしょうね。

 【コシヒカリの比較記事】では、自然環境の中で変異したコシヒカリが変異した種を育てた「龍の瞳(いのちの壱)」という品種を紹介しました。こちらは、試験場での科学的なアプローチですが、面白さを感じました。


 

 【白米】

 富山県産 てんこもり 5kg 令和元年産
   ¥2,899 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価特A
 特A受賞歴
2年ぶり2回目

 性質・「甘みが強い」「粘る」
 一言・「普段使いにむく、美味しいお米」

  てんこもりは、「ふふふ」と同じ、富山県の品種です。

 2009年からの品種で、今年度を含めて2回の特A歴があります。

 最近は、「ふふふ」のプロモーションのが盛んですが、しばらく前は、こちらも割とありました。

 先祖の経歴は、父は「富山36号」、母は「と系1000」です。

 収量が多めの晩成種で、かならずしも、味を重視したエリート配合ではない出自です。

 ただ、実際に食べると、結構実力が高いことが分かります。

 味の傾向は、「あっさり」と「もっちり」という指標では「もっちり」寄りのオールラウンダー系です。

 ご飯の甘みは、かなり強く、粘りも感じます。

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 以上、てんこもりの紹介でした。

 富山のご当地米としては「ふふふ」より注目されていませんが、コシヒカリ系のアップデートとしては、割と良いと思います。メインにしていくには、晩成種という点がネックなのでしょうか。


   

 【白米】

 福井県産 あきさかり 5kg 令和元年産
  ¥3,380 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価A評価
 特A受賞歴3回目

 【白米】【無農薬】

 徳島県産 あきさかり 5kg 令和元年産
  ¥3,500〜 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価特A
 特A受賞歴初受賞

 性質・「安くて美味しい」「コシヒカリに類似
 一言・「食べ盛りがいるご家庭の財布に優しいお米」

 あきさかりは、2011年に開発された、福井県の地方米です。

 同県は、最近はコシヒカリも特A評価が続いており、さらに、関西ではお馴染みの早場米であるハナエチゼンも特A受賞があり、優秀な産地と言えます。

 一方、米価かからすると、あきさかりは、収量が多いので非常に安いお米で、お買い得感があります。業務用の流通もあるので、知らずに、お店などでこのお米を食べているかもしれません。

 2018年まで3回連続で特Aの実力派でしたが、今年はA評価でした。

 ただ、「輸出先」の徳島が今年は「特A」で、品種としての受賞は連続しています。

 先祖の経歴は、父は「北陸159号」、母は「越南173号」です。

 どちらも、試験品種で、おそらく、味よりも収量を優先したら、実は美味しかったというパターンの変異種でしょう。

 味の傾向は、「あっさり」と「もっちり」という指標で言えば、かなり、「もっちり寄り」の味です。

 アミロース含有率はコシヒカリと同等で、味も粒の大きさも変わらないので、おそらく、覆面で試食したらコシヒカリとの区別がつかないでしょう。

 ご飯の甘みも、コシヒカリと同等ですね。

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 以上、あきさかりの紹介でした。

 美味しいお米ですが、ただ、面白い個性があるかと言えばそうでもないので、どちらかと言えば、価格的なメリット性で推したい品種ですね。


  

 滋賀県産 みずかがみ 5kg 令和元年産
   ¥2,480 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価A評価(全県)
 特A受賞歴
3回

 性質・「ほんのり甘い」「粒しっかり」
 一言・「近江期待の新品種、価格が値頃で美味しい」

 みずかがみは、2014年に登場した滋賀県のブランド米です。

 早場米とも言える8月末から収穫できるブランド米で、新米は例年早めにでます。

 滋賀県は、関西圏では有名なかなりの米産地です。しかし、ブランド米については出遅れていました。

 しかし、この品種が出回ると、2018年まで3年連続で「特A受賞」の栄冠を手にしました。3年連続は、品質が長期安定傾向にある証拠で、安心して買える根拠と言えるでしょう。

 ただ、2018年度の鑑定は、ワンランク下げましたが、それでもA評価です。

 先祖の経歴は、祖父母の代に「ひとめぼれ」と「ヒノヒカリ」が見られます。

 それらに、滋賀県の在来種をかけた感じのおこめです。

 味の傾向は、オールラウンダーなバランス系です。お米がほどよく甘く、また粒ぞろいと印象を受けました。

 最近のブランド米は、炊きあがりの綺麗なお米が多いですが、この品種もそうでした。粘り気はほどよい感じで、バランスの取れたお米としては、気持ち「あっさり系」かと思います。

 ご飯の甘みも、しっかり感じられます。

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 以上、みずかがみの紹介でした。

 耐暑性の高さが好影響したのか、市販パッケージを買っても欠け米率が少なく、本当に綺麗なお米です。

 個人的に滋賀県は本当によく行きますが、つややかであり、食事の際に「みずかがみだな」と分かります。


  

 【白米】

 鳥取県産 きぬむすめ 5kg 平成30年産
  ¥2,354 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価:特A
 特A受賞歴:1年ぶり5回目

 性質・「炊き上がりは硬め」「つやがある
 一言・「品質にバラツキが少ないオールラウンダー系」

 きぬむすめは、1992年に九州で開発され、割と長い間作付けがなされてきた品種です。

 キヌヒカリの後継として期待されたものの、特A連発の九州地域では(さほど)花開かなかった品種でした。ただ、2008年に鳥取県の奨励品種とされると、2013年から4年連続で特Aをとりました。

 2018年の検定は、上から2番目の「A評価」でしたが、今年は見事に返り咲きました。

 バラツキなく、優秀なお米です。九州よりも、中国地方の気候環境にあったのでしょう。

 先祖の経歴は、父は「キヌヒカリ」、母は「愛知92号(祭りばやし)」です。

 収穫が多少遅めの品種なので、新米が出回る時期は遅めですね。

 味の傾向は、「あっさり」と「もっちり」という指標では、ちょうど中間的です(オールラウンダー系)

 お父さんのキヌヒカリと同じで、食事の邪魔にならない感じです。ただ、通常炊飯では多少硬めに炊き上がるので、かための傾向のご飯が好きな方には合うでしょう。

 ご飯の甘みも、コシヒカリと同等です。

---

 以上、きぬむすめの紹介でした。

 白色度が高く、ご飯が真っ白に炊き上がる点が、栽培者が強調するところです。たしかに、つややかで綺麗なお米です。高い実力があるお米です。

 ただ、全国流通量が少なく、ネットでもやや入手困難なレア米です。


 

【白米】

  香川県産 おいでまい 5kg 令和元年産
  ¥2,580 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価:A評価
 特A受賞歴:3回受賞

 性質・「ややあっさり」「粒が大きい」「つや」
 一言・「粒ぞろいで、安定して美味しいあっさり系」

 おいでまいは、香川県の新しいブランド米です。

 2014年に登場したお米で、暖かい四国ながら遅い収穫のお米です。

 平均気温の上昇で多少評価を下げた「讃岐米」ですが、この新しい耐高温品種は、起死回生の一撃となっています。

 晩成種であるため、作付面積は1割程度で、「レア度が高い」ですが、ネットには割と流通します。

 今年はA評価ですが、登場以来、特Aも3回受賞しています。

 味の傾向は、バランス系としては、ややあっさり寄りです。

 ただ、適度に粘りもあるため、おにぎりなどにも向きます。基本的には、つや姫の傾向が好きな方で、普段とは違う珍しいお米を食べてみたい方におすすめできます。

 ご飯の甘みも、割と強く、炊き上がりの香りも強めです。

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 以上、おいでまいの紹介でした。

 特A受賞年に取り寄せて、普段食べていましたが、かなり美味しいです。適度に粘りもあるので、普段使いにはおすすめです。

今回の結論
美味しい!ブランド米のおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今日は、ブランド米のうち、割とレアで、全国流通量が少ない製品を中心に紹介してきました。

 全3回の記事で、今年度特Aのお米は、長崎県の「なつほのか」を除いて全て紹介できたと思います。

 「激レア」な早生品種が参考品種で特A受賞するとはかなり意外でした。面白そうなので、近々試食して書き足そうと思います。

 最後にいつものように、Atlasのおすすめを提案します。


 第1に、「もっちり・粘る」系のお米が好きな方におすすめの、珍しい品種は、

 

 【白米】

 福岡県産 元気つくし 5kg 令和元年産
   ¥2,580 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 今年度評価A評価
 特A受賞歴
4回

 性質・「とにかく粘る」「もちもち」
 一言・「大粒でねばる、類例がない面白い個性」

 元気つくしでしょう。

 (前回紹介した)単独で食べると個性が強すぎる傾向のあるミルキークイーンを除けば、粘りは全国でも有数と言えます。

 しかも、粒ぞろいで、大粒なので、もちもち感も味わえる利点もあります。冷めても粘りますし、おにぎりにもマッチするお米です。

 福岡県では多くの人が知っているお米ですが、他地方では全く流通がなく、「ネットで買うメリット性」は高いです。

 生産量も少なからずあるため、変なプレミア価格が付いていない点も評価ができます。

  

 【ふるさと納税】

 福岡県産 元気つくし 令和元年産
   ¥10,000〜 楽天市場
(11/28執筆時

 なお、最近は、楽天市場で「ふるさと納税」ができます。

 こちらの「元気つくし」の返礼品もちらほらみられます。

 普通の買い物のように楽天ポイントも貯まりますのでお得です。

 「お買い物マラソン開催中」などの際は、買い回りでポイントも増えます。今回紹介したようなレア品種もわる地あるので、調べてみると良いかもしれません。

 こちらの【楽天市場ふるさと納税】のサイトから、検索可能です。


 第2に、「あっさり・かため」系のお米が好きな方におすすめの、珍しい品種は、

 

 【白米】

  鹿児島県産 あきほなみ 5kg 令和元年度
  ¥3,180
Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 【白米】

  鹿児島県産 あきほなみ 5kg 令和元年度
  ¥2,872〜 楽天市場 (11/28執筆時)

 今年度評価:特A
 特A受賞歴:6年連続6回目(全県)

 性質・「大粒」「味はあっさり」「ほどよい粘り」
 一言・「大粒のあっさり系だが、炊き分けると面白い」

 あきほなみでしょう。

 6年連続特Aで、実力は折り紙付きです。

 あっさり系で特Aを受賞するのは本当に難しいのですが、大粒で、噛めばほどよい粘りもあることから、評価が高いのだと思います。

 つや姫に似た感じがありますが、それよりも、あっさり系なので、この傾向が好きな方は試す価値があるでしょう。


 第3に、「やわらかめ」のお米が好きな方におすすめの、珍しい品種は、

  

 【白米】

  宮城県産 だて正夢 5kg 令和元年度
   ¥2,680 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 【ふるさと納税】

  宮城県産 だて正夢 5kg 令和元年度
  ¥10,000〜 楽天市場 (11/28執筆時)

 今年度評価:
 特A受賞歴:
1回(2018年)

 性質・「やわらかい」「甘みが強い」
 一言・「レア度の高い新品種、やわらかめに炊き上がる」

 だて正夢でしょう。

 もっちり系として紹介しましたが、「やわらかい」という評価軸を加えると、この機種がおすすめです。

 2017年に栽培がはじまったばかりの2018年、参考品種ながら特Aを受賞したため、プレミア価格が付いて、流通量が少ないのが難点です。

 ただ、食感に柔らかさを求める場合、この味は、他のブランド米よりも確実に合うでしょう。

 個人的には、やわらかめのご飯は苦手ですが、こちらは、「水加減を間違えたような感じ」がなく、その傾向のお米として、美味しく食べれました。 


 第4に、毎日食べても飽きない、味のバランスの取れた万能選手のお米としておすすめなのは、

 

 【特別栽培米】

 新潟県産 白米 新之助 5kg 令和元年産
   ¥3,950 Amazon.co.jp (11/28執筆時)

 【特別栽培米】

 新潟県産 白米 新之助 5kg 令和元年産
   ¥10,000〜 楽天ふるさと納税 (11/28執筆時)

 今年度評価:
 特A受賞歴:

 性質・「大粒」「ほどよく甘い」「粘る」
 一言・「無冠ながら、もっちり系の期待の星!」

 新潟県の新之助でしょう。

 いわずとしれた「コシヒカリ」の大産地の新品種で、甘み・粘りなどの指標が(試験場曰く)それよりも優れる、ハイスペック米です。

 どちらかと言えば、「もっちり系」ではありますが、炊飯モードや水加減の調整で、割と柔軟に調整できるので、「あっさり」との中間の「オールラウンダー系」と言えないこともありません。

 いずれにしても、コシヒカリのように、食べ飽きない感じですから、普段使いにはこうしたお米が良いと思います。大粒で見映えもよいので、旅館や料理店にもマッチしそうですね。

ーーー

 というわけで、今回は、お米の話でした。

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1・特Aブランド米の比較
2・コシヒカリの比較
3・珍しい地方米の比較

 なお、このブログ「家電批評モノマニア」には、特A評価を受けた産地別のコシヒカリについての比較の記事などもあります。

 よろしければ、上記のリンク記事をご覧ください。無農薬栽培・天日乾燥のコシヒカリなども含めて紹介しました。

  

1・3合炊き小型炊飯器
2・5合炊きの高級炊飯器
3・炊飯器の比較・選び方

 また、これらの記事では、現在の「炊飯器」の性能を巡る現状や選び方について、Atlasの視点からまとめています。

 今回の記事との関連で言えば、穀物検定協会が「特A」を選ぶ際の食味検査に使っている炊飯器(の後継機)も最後の方で紹介しています。

 興味のある方は、こちらの記事もよろしくお願いします!

ーー

 最後になりましたが、この前半記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは!

posted by Atlas at 20:39 | 食料品

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