【今回レビューする内容】2023年 プレミアム冷蔵庫の性能とおすすめ・選び方:中型・大型の高級・高品質冷蔵庫の性能の違い・ランキング: 5ドア 6ドア 4ドア冷蔵庫 450 500 550 600 650 700Lクラス
【比較する主な製品】パナソニック NR-F489HPX NR-F539HPX NR-F609HPX NR-F559WPX NR-F609WPX NR-F659WPX NR-F519MEX NR-F489MEX 三菱電機 MR-MZ49J MR-MZ54J MR-MZ60J MR-WZ55H MR-WZ61H MR-MB45J MR-B46H MR-WXD70G 日立 R-HWC49T R-HWC54T R-HWC62T R-HWS47S R-HWS47SL R-HXCC54T R-HXCC62T R-GXCC67T R-WXC74T R-KWC50S R-KWC57S R-KXCC50S シャープ SJ-GK46K SJ-GK50K SJ-MF46K SJ-MF50K SJ-MW46K SJ-X508K SJ-X506J 東芝 GR-V510FZ GR-V550FZ GR-V600FZ GR-V470GZ GR-U460FK GR-U510FK GR-V510FZS GR-V550FZS GR-V600FZS QUA AQR-VZ43N AQR-VZ46N AQR-V43N AQR-TZA42M-DS AQR-TZA51M-DS
今回のお題
性能が期待できる最新冷蔵庫のおすすめはどれ?
ども、Atlaです。
今回は、2023年2月現在、最新の冷蔵庫の比較です。
1・大型プレミアム冷蔵庫の比較
サイズ:450L〜
用途:料理好きの家庭(4-6ドア)
予算:15万円〜
2・中型3ドア冷蔵庫の比較
サイズ:270L-400L
人数: 2-4人家族(3ドア)
予算:8万円〜
3・中型2ドア冷蔵庫の比較
サイズ:170L-300L
人数: 1-2人家族(2ドア)
予算:5万円〜
4・小型2ドア冷蔵庫の比較
サイズ:120L-150L
人数:1人暮らし(2ドア)
予算:1.5万円〜
5・超小型冷蔵庫の比較
サイズ:100L以下
用途:家庭の2台目(1ドア)
予算:1万円〜
6・サイズ別のおすすめ冷蔵庫 【結論】
=全製品からのおすすめ機種の提案
今回は、1回目記事です。
目安として、450L・500L・550L・600Lクラスの大型冷蔵庫に限定しての紹介です。
サイズ感で言えば、「ファミリー向け」と言えるモデルです。
なお、もう少し小型で探している方は、以上のリンクをご利用ください。
例えば、1人暮らし向け小型機は、3回目記事(こちら)で、また、多少安い2-4人向け中型3ドアモデルは、2回目記事(こちら)でそれぞれ扱います。
どの記事から読んでも分かるように書きましたので、よろしくお願いします。
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対応できる人数 4人以上
電気代の安さ ★★★★★
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★★
野菜室の工夫 ★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、各社の冷蔵庫を個別に比較します。
そして、最後の「結論編」(こちら)では、上表のようなポイントから、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
1・大型の冷蔵庫の選び方の基本!
具体的な製品の比較に入る前に、「プレミアムな大型冷蔵庫の選び方の基本」についてあらかじめ書いておきます。
1:パナソニック
個性:節電性能
2:三菱電機
個性:急速冷凍(フリージング)
3:シャープ
個性:冷凍庫
4:日立
個性:冷蔵庫(チルド)
5:東芝
個性:野菜室
6:アクア
個性:設置性
家庭用の大きめプレミアム冷蔵庫は、日本では上表の7メーカーの展開があります。
そして、上表で示したように、メーカーごと重視している「個性」があります。
後ほど詳しく説明しますが、各社の「個性」を理解しながら、他の機能の「バランス」をふまえて選ぶのが、失敗しない冷蔵庫選びの基本です。
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1-1・冷蔵庫の電気代
1-2・冷蔵庫の収納量
1-3・冷蔵庫の設置サイズ
1-4・温度管理や清潔性
その上で、各メーカーから「良い製品」を選ぶにあたっては、以上の点がポイントとなってきます。
以下、個別に説明します。
1-1・冷蔵庫の電気代
第1に、電気代です。
おそらく皆さんが最も気にする部分の1つでしょう。
しかしながら、5ドア冷蔵庫の場合、「同じ定格内容積」の製品ならば、どのメーカーのどの製品も、「ほとんど年間電気代は同じ」です。
これは、政府が求める「省エネ基準達成率」に合わせる必要があるため、最近は、各社も「この枠内の消費電力で、できる限り工夫して高性能化」させているからです。
加えて、同じシリーズ同士ならば、定格容量が50L前後違っても、3-5%ほどしか年間電気代は変わりません。
冷蔵庫は、大きい方が冷媒を効率よく循環させられ、断熱性も高くできるためです。
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結論的にいえば、電気代の点だけで言えば、(広い容量が欲しいのに)容量を我慢する意味はないです。大きめを選んでOKです。
ただし、パナソニックの「エコナビ」のように、省エネ基準の算定式で認められた方法を超えて、電気代の節約を目指した機種もあります。
この部分は、重要なので今回、しっかり見てます。
ちなみに、冷蔵庫の年間電気代は、以上のような計算式で算出され、カタログや家電販売店で表示されます。
ただ、2022年7月に(電気料金の高騰で)変わったので、旧水準(0.027円)で計算した製品が混ざります。今回はこの式に基づき計算しました。
1-2・冷蔵庫の収納量
定格内容積:485L
冷蔵室:268L〈196L〉
冷凍室:81L〈52L〉
野菜室:92L〈62L〉
製氷室:19L〈5L〉
特別室:27L〈14L〉
※〈 〉は、各社が自主的に表明する「実収納スペース」
第3に、冷蔵庫・冷凍室などの収納量です。
冷蔵庫のカタログでは、全体の「定格内容積」のほか、冷蔵室・野菜室・冷凍室などの「広さ」がリットル単位のも開示されます(上図)。
〈やまかっこ〉内の数字は、任意で公開される「実収納量」です。ここを見た方がより正確に収納力を把握できます。
収納量について言えば、近年、断熱材の高性能化、冷媒の薄型化で、冷蔵庫全体の体積比で収納量が広い冷蔵庫を出す企業が増えています(日立や三菱)。
そのため、同じ体積の冷蔵庫でも、メーカー間で、収納量(定格内容積)で差が付いています。
ただ、あまりに細かく比べると「頭が痛く」なります・・。
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結論的にいえば、メーカー横断的に「定格内容積」を見比べるだけで(基本)良いです。定格内容積が同じ機種ならば、各室の割合は、どれもだいたい同じですから。
それでも、例外的な機種は、記事本編で注意を促します。
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定格内容積は、各社とも、同じシリーズでも複数の展開があります(上図)
そのため、「ご家庭の実情」に合わせて、まずは必要な収納量を考えておく必要があります。
デンキヤの販売員さんは(設置できるならば)「大きめ」を薦めることがままあります。「利益率が良いから」というより「大は小を兼ねるし、便利」という親切心からです。
ただ、穿った見方をすれば「小さすぎて文句を言う人はいるが、大きすぎて文句を言う人は少ない」という部分もあろうかと思います。
白物家電ではほかのジャンルでもあることです。
・5 ドア冷蔵庫(450L-500L)
=標準的な家族むけ(〜4人)
・5 ドア冷蔵庫(500L-600L)
=買いだめ、作り置きをよくする家族
・5ドア冷蔵庫(600L-)
=相当料理好きの大家族(〜6人)
結論的にいえば、Atlasとしては、上表のような目安が良いかと思います。
450L-500Lクラスの製品が、日本の一般家庭において、製品価格と実用性を兼ね備える標準的な水準といえます。
大き過ぎると、見映えの部分で、バランスも悪く、圧迫感も出てきます。
「2週間以上買いだめする」「作り置きを大量に保存する」などの特殊事情がない限りですが、500L前後のサイズがおすすめです。
必要以上に大きいと(必要以上にため込めるので)冷蔵庫の整理を怠り、「フードロス」が増えるようにも思えます。
1-3・冷蔵庫のサイズ
第3に、冷蔵庫の設置サイズです。
大型冷蔵庫の場合、各社ともサイズで「設置幅」で分けて説明しています。
システムキッチンの場合、冷蔵庫の収納位置が「幅」で自ずと決まる場合が多いからです。
5ドア機の場合、最小でも65cm必要です。
また、500Lを越える機種は、68.5cm、75cmとより幅が必要になります。高さ、奥行方向の拡張は「限界」があるためです。
なお、設置幅65cmでも無理なご家庭の場合、「3ドアの大きめ高級機」を選ぶと良いかと思います。【3ドア冷蔵庫の比較記事】で書いています。
(大きいものもありますが)60cm幅でも無理なく収まる機種も展開されますので。
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結論的にいえば、高級冷蔵庫を選ぶ場合、(デンキヤに向かう前)少なくとも「キッチンの幅」だけは計測しておいてください。
今回の記事では、(Atlasがおすすめする)各シリーズの(500L前後の)最小サイズだけですが、寸法も記載しています。
1-4・温度管理や清潔性
1・チルド室にかかわる技術
2・野菜室にかかわる技術
3・ホームフリージングの技術
3・清潔性にかかわる技術
第4に、温度管理や清潔性にかかわる部分の技術です。
この部分は、各社に違いがあり、選ぶ際の基準としてある程度重要です。
例えば、日立の「まるごとチルド」や、パナソニックの「微凍結パーシャル」、三菱電機の「切れちゃう瞬冷凍AI」などです。
冷蔵庫は毎年新製品が出ますが。そして、毎年「業界全体の改良のトレンド」があります。
近年は、冷蔵室全体のチルド化や、野菜室の鮮度などの部分が、トレンドでした。
今年は、自宅で作った食品や買ってきた生鮮食品などの急速冷凍(ホームフリージング」)がトレンドに思えます。
三菱電機が従来強かった部分です。しかし、パナソニック・東芝も、業務用冷凍庫の技術を家庭向けに取り入れて、改良してきましたから。
各室の細かい技術は、各メーカーで相当個性があるので、本編で詳しく解説していきます。
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というわけで、「選び方の基本」の紹介でした。
1・プレミアム冷蔵庫の比較 (1)
1-1:選び方の基本【導入】
1-2:パナソニック
1-3:三菱電機
2・プレミアム冷蔵庫の比較 (2)
2-1:日立
2-2:シャープ
3・プレミアム冷蔵庫の比較 (3)
3-1:東芝
3-2・AQUA
4・冷蔵庫の比較 【まとめ】
=冷蔵庫のおすすめの提案【結論】
以下、メーカーごとに分けながら、上表のような順番で冷蔵庫を紹介していきます。
なお、各製品の容積部分のスペックは、(先述のようにあまり大きいのは個人的におすすめではないので)全機種のプレミアム冷蔵庫うち、最も小型なモデルのスペックを参考例として示しました。
同じシリーズの製品ならば、冷凍室・冷蔵庫・冷凍室の比率は、大きくなっても変わらず、機能も同じです。電気代も、先述のように3-5%の差でしかないため、そのようにしています。
1-2・パナソニックの冷蔵庫
はじめに、パナソニックのプレミアム冷蔵庫です。
総合家電メーカーらしく、飛び抜けた機能をつけるより、バランス感覚を重視して、総合点で勝負する機種が多いです。
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以下の本文では、Atlasのおすすめできるポイントを赤字で、イマイチな部分を青字で記していきます。

【2023年3月発売】
【475L】〈幅65cmサイズ〉
1・パナソニック NR-F489HPX
¥299,724 楽天市場 (2/2執筆時)
【525L】 〈幅65cmサイズ〉
2・パナソニック NR-F539HPX
¥319,706 楽天市場 (2/2執筆時)
【550L】 〈幅68.5cmサイズ〉
3・パナソニック NR-F559HPX
¥337,100 楽天市場 (2/2執筆時)
【600L】〈幅68.5cmサイズ〉
4・パナソニック NR-F609HPX
¥359,969 楽天市場 (2/2執筆時)
【2022年2月発売】
【500L】〈幅65cmサイズ〉
5・パナソニック NR-F508HPX
¥215,790 楽天市場 (2/2執筆時)
【550L】 〈幅68.5cmサイズ〉
6・パナソニック NR-F558HPX
¥237,377 楽天市場 (2/2執筆時)
【600L】〈幅68.5cmサイズ〉
7・パナソニック NR-F608HPX
¥249,800 楽天市場 (2/2執筆時)
定格内容積:475L
冷蔵室:233L〈160L〉
冷凍室:98L〈64L〉
野菜室:110L〈76L〉
製氷室:17L〈4L〉
特別室:27L〈14L〉
年間電気代:8,277円(267kWh)
HPXタイプは、パナソニックでは、2番目に高級な冷蔵庫のラインです。
新旧両機種あります。
新機種は、少し小型となる475Lが初登場した部分が見どころです。
他社に比べて小型上位機が少なかった部分にメスを入れました。
設置幅は、同じ68.5cmサイズですが、高さが1698mmとなるため、500L以上より圧迫感は少ないでしょう。
加えて、525Lというサイズの展開が増えました(左図)。
2022年の500L(右図)の後継機ですが、構造の工夫(恐らく触媒の薄型化)により、同じサイズで内容量が増えたので「少しお得」です。
機能面では、ことしは冷凍室の機能にメスが入りました。
「うまもり保存」という機能名ですが、ボックスの一部に開閉式のカバーを付けた「プチ工夫」です。
冷凍食材は「マイナス18度以下」の保存が原則ですが、開閉時や、霜取り運転時に温度上昇があり得ます。それを構造的に防ぐのが主目的です。
カバーは穴開けにすることで、適切な湿度を保たせ、過度な乾燥、あるいは霜付きがおきないよう調湿されます。
色々な効果が紹介されますが、個人的にはせん切りしたネギに霜が付きにくい部分や、お肉の変色防止などは便利に思います。
むろん、ワンアクセスで食品にアクセスしにくい難点はありますが、現代のライフスタイルにはマッチしていると言えます。
あとは、IOTの部分で気象情報を取得して停電に備えて強冷しておく「停電そなえモード」、ドアの開閉状況で節電だけでなく、霜取り運転も最適化する「AIクーリング」が新設ですが、これらは、ファームウェアの更新で、2022年期でも対応できます。
その他、大きな変更はないです。
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結論的にいえば、新機種の「うまもり保存」が不要ならば、新旧から、値段で決めて良いかと思います。
あとは同じなので、同時に見ていきます。
白系
NR-F489HPX-W・NR-F539HPX W
NR-F559HPX-W・NR-F609HPX-W
ブラウン系
NR-F489HPX-T・NR-F539HPX T
NR-F559HPX-T・NR-F609HPX-T
ゴールド系
NR-F489HPX-N・NR-F539HPX N
NR-F559HPX-N・NR-F609HPX-N
デザイン性は、高いです。
色目はどのサイズも3種類から選べます。高級感のあるガラストップ採用で、どれも綺麗です。
定格内容積は、475Lサイズから、600Lサイズまで選択可能です。
パナソニックの場合、525Lサイズ(上図)までが、幅65cmで収まるスリムサイズです。
配置的には野菜室が「一番下」という形です。
なお、冷凍室と野菜室の順番は、、メーカーで変わってきます。
冷蔵室は 、フレンチドア(観音開き)です。
この方式の場合、片開きで済む場合に省エネになるります。
そのほか、ドアを開ける力が半分で済むなどのメリット性があります。
また、引っ越した際に、右開き、左開きを気にせず設置できる自由さもあります。
冷凍室は、パナソニックの場合、中段にあります。
屈まず取り出せるので便利です。もちろん、自動製氷機能を持ちます。
従来は、冷凍室にはさほど工夫がなかったのですが、2023年モデル〜、先述のように、「うまもり保存」カバーの工夫が加わりました。
野菜室は、下段です。
「Wシャキシャキ野菜室」と名付けられています。これは、野菜室専用の湿度センサーで庫内湿度を監視しながら、適湿を保つ仕組みです。
調湿は、モイスチャーコントロールフィルターを利用します。湿度が高い場合はそれを逃がし、低い場合は、貯め込んだ湿気を戻します。
機密性を高めるための、「保鮮プレート(再生セルロース)」と「うるおいシャッター」で、この部分を徹底化しています。
スーパーマーケットの冷蔵棚で、単に冷やすだけでなく、霧状の水を振りかけるようにして鮮度を確保しているのを見たことがあるでしょう。それと、発想としては同じです。
パナソニックによれば、「約1週間」野菜をシャキシャキ長持ちさせる効果があります。
チルドルームは、微凍結パーシャル機能が「売り」です。
各社ともこの部分は競うところです。
パナソニックの場合は、(完全には凍らない)マイナス3度に固定し、主に、お肉や生魚類を、約1週間長持ちさせることを目指します。
挽肉なども「凍らない」ので、解凍の手間も要らないという利便性があります。
2021年の改良で、肉について従来の「7日」から「14日(ミンチ系は10日)」まで、カタログ上の「新鮮保存」の期間を延ばしています。
一方、チーズやバターないし、つくねなどは、マイナス3度では保存が難しい(味が代わる)ので、スイッチを切り替えて、温度設定が高い「通常のチルドモード」に変更して使います。
つまり、「お肉」と「チーズ」は、チルド室では共存できない点が、本機の弱点と言えます。
特別室も、地味ながら、各社とも工夫を凝らす部分です。
パナソニックの場合、製氷室の横の「クーリングアシストルーム」がそれにあたります。以前は、「新鮮凍結ルーム」という名前でした。
これは、基本的に冷凍室内にアルミプレートが置かれ、アルミの放熱効果で、下段の冷凍室よりも急速に冷凍できるという仕組みです。
アルミを利用する方式は古くからありますが、大風量の集中シャワー冷却で「かなりの急冷」ができる点が目新しいです。
業務用の冷凍機とまではいきませんが、通常の1/5の速度で冷凍できるので、生鮮品の鮮度維持に効果を期待できます。
このほか、モード変更で、お弁当などのあら熱をとる「冷ます」、凍らせたくない食品の「急冷」による調理時短なども可能です。
とくに強調されるのが「はやうま冷却」で、「お弁当のあら熱」が3分でとれることを売りにします。
さらに、スマホアプリから、これらの処理について時間単位での設定も可能です。
電気代は、先述のように、各メーカーとも差の付く部分とは言えません。
ただ、パナソニックの冷蔵庫には、エコナビ機能があります。
センサーが得意な同社らしく「収納量(庫内照度)・湿度・開閉・室温・室外照度の各センサー」を駆使して、運転温度を管理して、光熱費の節約を目指しています。
また、後述するスマホ連携機能を利用して、スマホの位置情報も解析して節電できるため、「AIエコナビ」と上位の機能名を付与しています。
特に、庫内の複数のLED照明を利用し、照度から収納量を推測する「収納量センサー」は高度です。
それ以外にも、全庫内で総計16のセンサーが内蔵されており、最大で、冬期で21%、夏期で16%の節電が可能です。
結果的に、国の統一基準で示される各機の年間消費電力を上回る水準の省エネ効果をえられます。
恐らく、エコナビ機能をフル活用した場合の実際の電気代は、パナソニックが最も安いでしょう。
清潔性の面では、ナノイーイオン発生機能があります。
マイナスイオンは、室内での効果は過信は禁物ですが、密閉空間での効果は実証性があります。
ある程度の脱臭効果が期待できます。
ネットワーク機能は、本機はWi-Fi搭載で、対応です。
主な使途は、先ほど書いた、クーリングアシスト利用時の時間設定です。
スマホのGPS位置情報と連動して、留守中は「省エネ」、スーパーで買い物中は、(まとめ買いを予期して)しっかり冷却など、先述のエコナビのアシストもします。
便利だとは思いますが、家族が多い場合や、とくに、料理や買い物を分担している場合などは、多少難はあるでしょう。
そのほか、ドアの開閉回数や、エコ運転状況の確認ができます。前者は、家族の「見まもり」用にもなります。
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以上、パナソニックの HPXタイプの紹介でした。
他社に比べて強調できるのは、多様なセンサーを使っての「省エネ性」です。
大きめ冷蔵庫は、小型に比べると、省エネ効率が良いとは言え、モノを詰めすぎると、実際の電気代は、余計にかかってきます。
その部分を、センサーで最適化するパナソニックの製品は、実空間での仕様における光熱費の面で、他社より優れると言えます。
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【2023年3月発売】
【550L】〈幅68.5cmサイズ〉
8・パナソニック NR-F559WPX
¥356,400 楽天市場 (2/2執筆時)
【600L】〈幅68.5cmサイズ〉
9・パナソニック NR-F609WPX
¥379,651 楽天市場 (2/2執筆時)
【650L】〈幅75cmサイズ〉
10・パナソニック NR-F659WPX
¥399,633 楽天市場 (2/2執筆時)
【2022年2月発売】
【600L】〈幅68.5cmサイズ〉
11・パナソニック NR-F608WPX
¥336,600 楽天市場 (2/2執筆時)
【650L】〈幅75cmサイズ〉
12・パナソニック NR-F658WPX
¥369,770 楽天市場 (2/2執筆時)
定格内容積:550L
冷蔵室:285L〈212L〉
冷凍室:103L〈68L〉
野菜室:115L〈81L〉
製氷室:18L〈4L〉
特別室:29L〈15L〉
年間電気代:8,215円(265kWh)
パナソニックの場合、これよりもうワングレード高い、WPXタイプもあります。
新旧両機種ありますが、違いは、1つ上のHPXでと同じで、冷凍室の「うまもり保存カバー」の有無が主になります。
一方、HPXとの大きな違いは、外観デザインです。
黒系のモデルは、ミラー加工が施されたエレガントな仕様で、最も高級眼があります。ただ、かなり、「ラグジュアリー」なので、合うご家庭は限られるでしょう。
それ以外は、ミラー加工なしのフロスト加工です。
下位機種に比べて、指紋の付きにくい加工がなされており、スタンダードな高級感があるため、どのご家庭にもマッチしやすいでしょう。
機能面では、「ストックマネージャー」機能が付属です。
これは、12cm×23cmのふつうの「はかり」で、重さをWi-Fi経由でスマホに通知します。
それにより、玉子や牛乳などの平均重量から、残量をスマホで確認できるという仕組みです。こちらは、家族のスマホでデータ共有できるため、使い方によっては、ある程度便利でしょう。
重量検知プレート NY-PZE1
¥2,653 Amazon.co.jp (1/19執筆時)
なお、本機は「はかり」部分だけの単品販売があるため、他の冷蔵庫でも使えます。
IOT家電としては、本当は「カメラ」で中身が確認できれば「最終進化」でしょう。
ただ、冷蔵庫は政府の「省エネ達成率」の面で利用電力に制限があります。そのため、なかなかそちらに電力を振り分けられない事情はありそうです。
このプレートも、そうした事情もあり、電池式(単3×4)にしています。
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【2023年2月発売】
【513L】〈幅68.5cmサイズ〉
13・パナソニック NR-F519MEX
¥319,100 楽天市場 (2/2執筆時)
【483L】 〈幅68.5cmサイズ〉
14・パナソニック NR-F489MEX
¥299,724 楽天市場 (2/2執筆時)
【2022年2月発売】
【513L】〈幅68.5cmサイズ〉
15・パナソニック NR-F518MEX
¥228,000 楽天市場 (2/2執筆時)
【483L】 〈幅68.5cmサイズ〉
16・パナソニック NR-F488MEX
¥216,800 楽天市場 (2/2執筆時)
定格内容積:513L
冷蔵室:284L〈217L〉
冷凍室:97L〈64L〉
野菜室:93L〈69L〉
製氷室:14L〈4L〉
特別室:24L〈14L〉
年間電気代:8,773円(283kWh)
一方、パナソニックは、「2番目に高い」HPXタイプの改良版となる、2MEXタイプの展開もあります。
新旧両機種の違いは、ここまでの機種と同じで冷凍室の「うまもり保存カバー」の有無が主です。
一方、他シリーズとの違いは、ケース配置です。
本機は、三菱電機や東芝と同じで、野菜室を中段に変えています。
野菜室はごちゃごちゃになりやすいので、下段だと屈んで探したり、重量がある野菜を屈んで出す必要があります。
冷凍室が下になるので好みの問題ではあるのですが、野菜をよく使う方に人気です。
その上で、特別室が「はやうま冷凍」と「マイナス3度の微凍結パーシャル」の選択切替式になります。
HPXタイプは、冷蔵室内の下段のボックスが「チルド温度」と「マイナス3度の微凍結パーシャル」との、切替式でした。
そのため、「お肉」と「チーズ」は、チルド室では共存できないと先ほど書きました。
しかし、MEXタイプは、「チルド室」は、「チルド室」としてだけ使うため、可能です。
ただ、「はやうま冷凍」を使いたいときに使えなくなる弊害があるので、一長一短はあります。
なお、本機については、最小サイズの483Lモデルでも、設置幅が685mm必要である点には注意してください。
1-3・三菱の冷蔵庫
続いて、三菱電機のプレミアム冷蔵庫です。
同社の場合、伝統的に「肉などの急速冷凍の性能」にこだりがあります。
また、他社の場合、(冷媒効率の関係で)下段にあることが多い「野菜室」が真ん中にあるのも見どころです。
【2023年2月発売】
【485L】〈幅65cmサイズ〉
17・三菱電機 MR-MZ49J
¥369,800 楽天市場 (2/2執筆時)
【540L】〈幅65cmサイズ〉
18・三菱電機 MR-MZ54J
¥369,800 楽天市場 (2/2執筆時)
【602L】 〈幅68.5cmサイズ〉
19・三菱電機 MR-MZ60J
¥409,800 楽天市場 (2/2執筆時)
【2022年2月発売】
【540L】〈幅65cmサイズ〉
20・三菱電機 MR-MZ54H
¥199,800 楽天市場 (2/2執筆時)
【602L】 〈幅68.5cmサイズ〉
21・三菱電機 MR-MZ60H
¥209,800 楽天市場 (2/2執筆時)
定格内容積:485L
冷蔵室:268L〈196L〉
冷凍室:81L〈52L〉
野菜室:92L〈62L〉
製氷室:19L〈5L〉
特別室:27L〈14L〉
年間電気代:8,339円(269kWh)
MZシリーズは、三菱電機の発売する、高性能な冷蔵庫です。
新旧両機種あります。
新機種は、同じ幅65cmクラスながら、従来からあった540Lモデル(左図)に対して、奥行方面にやや小型な485Lサイズ(右図)が新展開になりました。
設置部分で便利に感じる方は多いかと思います。
機能面では、ドア開閉の頻度から、整理整頓タイミングを、スマホほか、冷蔵庫のパネル表示で「指導」してくれる機能が加わりました。
従来の、自動運転(全室おまかせAI)の、製氷タンクの水切れ予測機能(ランプ)と加えて「A.I.予報」と統一した機能名になっています。
特段カメラで分析して結果を返すわけでもないため、人によっては「余計なお世話」でしょう。
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結論的にいえば、新旧にかかわらずサイズだけで決めて良いかと思います。
あとは同じなので、同時に見ていきます。
ホワイト系
MR-MZ54J-W MR-MZ60J-W
ブラウン系
MR-MZ54J-XT MR-MZ54J-XT
グレイ系
MR-MZ54J-C MR-MZ60J-C
デザイン性は、三菱電機も良好で、ガラスドア採用です。
モダンでスタイリッシュなデザインながら、伝統的に柔らかい感じもあり、外観で欲しいと思わせる機種です。個人的にはグレイが割と良い感じです。
定格内容積は、485Lサイズから、602Lサイズまで選択可能です。
なお、この部分は言及に値します。
2022年モデルで全面的な改良で、同じ設置幅・奥行の旧製品に対して、合計で30L以上の容量アップをしています(中だけひろびろ大容量)。
新しい断熱層(薄型断熱構造SMART CUBE)の開発で、断熱層が薄くできた結果です。省エネ達成率も104%と高いままなので、純粋に技術革新です。
薄型断熱層の採用でできた庫内の余裕は、主に冷蔵室の利便性の向上に活かされます。
例えば、給水タンクが手前に埋め込めるようになり、下段のフレッシュゾーンが広く使いやすくなりました。
体積比の収納容量の増量は、日立が先行していましたが、三菱もだいたい追いついた印象です。
配置的には、三菱は、冷凍室が下段で、野菜室が上段です。
ただ、製氷室と特別室(冷凍系)は野菜室の上という面白い構成です。
冷蔵室は 、フレンチドア(観音開き)です。
パナソニックの機種と大きな違いはありません。
ただ、ペットボトルだけサッと取り出せる「横取りポケット」は、昔からの三菱電機の特長です。
なお、20度以下になると自動的に閉じる「オートクローザー」が冷蔵室については「搭載」です。
一方、収納性も工夫があります。
メインの4段収納を、2段に折り畳める棚構造ほかを利用し、ポケット側・内部双方とも、棚の設置の自由度がかなり高まりました。
写真のような、相当に変則的な構成もできますし、棚構成の自由度は、(日立も優れますが)全メーカーを通しても最高クラスでしょう。
先ほど「余計なお世話」とかいた、本機の、整理時期のお知らせ機能も、「整理整頓好き」には良いのかもしれません(と思い直しました)。
冷凍室は、三菱電機の場合、下段にあります。
パナソニックは中段だったので、この点は異なります。
一方、冷凍室部分の機能面の工夫は、センサーを利用したAI分析による霜ガードはありますが、パナソニックほかに比べるとそれにさほど充実はしません。
ただ、後ほど書く「特別室」のほうで、冷凍に関して面白い機能があるので、こちらは「普通」と映えます。
製氷室は、AI(センサー)と連動して、氷がなくなるタイミングを予測し、本体パネルで通知を送る仕様です。
製氷機の経路がパイプを含めて、ユーザーが取り外して掃除できるような仕様で、メンテ性も良いです。
野菜室は、中段です。「真ん中クリーン朝どれ野菜室」という名前です。
下段配置に比べると野菜が出しやすいので、野菜室をよく利用する方は三菱電機は便利でしょう。
パナソニックと同じで、真空断熱材を利用することで庫内湿度を安定化させる仕組みは、三菱電機もあります。
三菱の場合、センサーで野菜の霜取り制御はします。しかし、野菜室に湿度センサーや調湿機構がないので、高度な調湿はできません。
綿密に保湿していくパナソニックに比べると、鮮度保存の部分は多少弱いでしょう。
ただ、3色LEDを照射することで葉緑素を持つ葉物野菜のビタミンと棟梁を高めるという機能は、三菱電機の「売り」です。
科学的にも、ある程度の効果は期待できそうです。
チルドルームは、氷点下ストッカーD A.I.が、機能面での「売り」です。
これは、パナソニックの機能と似ていて、-3℃〜0℃に保つことで、生肉や生魚を10日程度保たせるようにする技術です。
一方、本機も、ドアセンサーを装備しますが、人工知能システム(おまかせA.I.)が、普段の利用状況を収集しつつ、開ける頻度・時間に合わせてチルドを制御しています。
これにより10日間と、一週間程度が多い他社より肉などの保存可能日数が伸びてます。
ただ、こちらも、チーズなど凍らせると味が変質するものとの共存は無理であり、パナソニック同様の限界はあります。
特別室は、三菱電機の製品を選ぶ場合の大きな「ポイント」です。
こちらは、「切れちゃう瞬冷凍AI」が搭載されるからです。
冷凍室に食材を入れる際、AI(人工知能)が食材の使い方を推測して、挽き肉などの場合、「マイナス7度で芯から凍らせる」ことで、冷凍した食材が「凍ったまま切れる」のが売りです。
一般家庭で便利に感じるのは「挽き肉の小分け」くらいでしょうが、個人的には「それだけでもかなり便利」に感じます。
実際、従来の扉開閉センサーに加えて、温度センサーが装備されたため、(必要に応じて)あら熱をとってから「瞬冷凍」という方向性に進化しました。
電気代は、全室独立おまかせA.I.が「売り」です。
2021年モデルからの新機能で、各ドア内に装備される「5種類16個」のセンサー(温度・湿度・霜取り・室温・扉開閉)で、節電を図ります。
この数は、節電で先行するパナソニックを意識して、数を合わせています。ただ、照度で庫内量を推測できるパナソニックに比べると、なんとなく「数合わせ感」があります。
一方、「AI(人工知能)」はパワーワードです。ただ、あらかじめプログラムされた設定に、家庭の使用状況にあわせて調整されるという(昔からある)機能の言いかえです。
結論的にいえば、節電性の部分だけについていえば、引き続きパナソニックが上位です。実際、本機は、この機能を利用した場合、パナソニックの半分近い、「約10%省エネ」という表現に止まります。
とはいえ、大きめの冷蔵庫はもともと省エネ効率がよいので、最小サイズの冷蔵庫でも、年間電気代は7000円未満ではあります。
比較するとそのように言えると言うだけで、過度に神経質になる必要はないです。
清潔性の面では、マイナスイオン系の技術は不採用です。
フィルターでの換気のフィルタリングは行います。
ネットワーク機能は、搭載です。
Wi-Fi搭載で、スマホに通知が送れます。
先述の製氷のタイミングなどの「AI予測」について、スマホでも通知がうけられます。あとは、「切れちゃう冷凍」のレシピの提案などですが、IOT化はイマイチで、さほど便利とも思えません。
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以上、三菱電機のMXシリーズの紹介でした。
パナソニックと比較すると、「真ん中に野菜室がある構造」が、構造上の注目点です。
逆に冷凍食品は取り出しにくいので、このあたりは、生活スタイルに応じて、良い悪いは分かれるでしょう。
機能面では、似通っていますが、節電機能はやや分が悪い一方、特別室での切れちゃう瞬冷凍AIは、かなり訴求力のある技術だと思います。
Atlasもこの一点のみで、この機種を自宅用に選びそうになりました!
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【2022年4月発売】
【547L】〈幅65cmサイズ〉
22・三菱電機 MR-WZ55H
¥214,800 楽天市場 (2/2執筆時)
【608L】 〈幅68.5cmサイズ〉
23・三菱電機 MR-WZ61H
¥209,800 楽天市場 (2/2執筆時)
定格内容積:485L
冷蔵室:298L〈220L〉
冷凍室:99L〈64L〉
野菜室:100L〈69L〉
製氷室:21L〈5L〉
特別室:29L〈16L〉
年間電気代:8,246円(266kWh)
ホワイト系
MR-WZ55H-W MR-WZ61H-W
ブラウン系
MR-WZ55H-XT MR-WZ61H-XT
グレイ系
MR-WZ555H-C MR-WZ61H-C
一方、上で見たMZシリーズの「姉妹機」といえるのがWZシリーズです。
例年、そちらに遅れて登場なので、こちらは2022年機が最新です。そのため、「A.I.予報」が製氷機の水タンクの予測のみになりますが、まあ、問題ないでしょう。
大きな違いは、配置です。
こちらは、野菜室が下段です(左図)。
MZシリーズの540Lクラス(右図図)と比べて、全体の容量はほとんど変わりません。
設置に必要なスペースも同じです。
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結論的にいえば、省略された機能も特段見あたらないため、好みでこちらを選んでもOKでしょう。
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【2022年2月発売】
【455L】〈幅65cmサイズ〉
24・三菱電機 MR-MX46H
¥193,000 楽天市場 (2/2執筆時)
【503L】〈幅65cmサイズ〉
25・三菱電機 MR-MX50H
¥187,812 楽天市場 (2/2執筆時)
定格内容積:455L
冷蔵室:247L〈188L〉
冷凍室:80L〈53L〉
野菜室:88L〈61L〉
製氷室:16L〈4L〉
特別室:24L〈13L〉
年間電気代:7,998円(258kWh)
一方、2023年に後継機は出ませんでしたが、MR-MZシリーズが残ります。
実質的に上で見たMZシリーズの下位機です。
こちらは、MZシリーズと同じで、真ん中野菜室の構成です。
一方、それとの違いは、先述の触媒の工夫がないので、体積比の収納容量がやや狭くなる点と、Wi-Fiが未搭載になる点、そして、冷蔵庫の棚設定の自由度が上位機に及ばない点です。
あとの機能は(ほぼほぼ)同じです。
結論的にいえば、終息モデルということもあり「かなり安い」ので、ここまで説明した三菱の機能性を「便利」と感じた方は、こちらを選んでも良いかと思います。
【2023年2月発売】
【451L】〈幅60cmサイズ〉
26・三菱電機 MR-MB45J
26・三菱電機 MR-MB45JL
¥278,000 楽天市場 (2/2執筆時)
【2022年2月発売】
【451L】〈幅60cmサイズ〉
27・三菱電機 MR-MB45H
¥164,980 楽天市場 (2/2執筆時)
定格内容積:451L
冷蔵室:243L〈191L〉
冷凍室:91L〈60L〉
野菜室:86L〈56L〉
製氷室:18L〈4L〉
特別室:29L〈16L〉
年間電気代:7,905円(276kWh)
クリスタルピュアホワイト
MR-MB45J-W MR-MB45JL-W
グレイングレージュ
MR-MB45J-C MR-MB45JL-C
MBシリーズは、三菱電機の少し「設置性」が良いタイプの人気冷蔵庫です。
こちらの場合、型番の末尾がLの型番は、冷蔵室が左開きです。
本機は、上で見たMZシリーズに対して「下位機」ともいえます。
しかし、どちらかといえば、設置スペースに余裕がない方に向く、すこしちいさめの高性能タイプと行った方が正確ですし、的を得ています。
設置幅は、幅が60cmクラスです。
値段面ほか、65cm以上だと入らないという場合を含めて、需要がありそうです。
機能面も、 省エネに効果がある「全室独立おまかせA.I.」、冷凍室(特別室)の「切れちゃう瞬冷凍AI」チルドの「氷点ストッカーD AI」であり、野菜室もLEDを利用する「真ん中クリーン朝どれ野菜室」です。
もちろん、自動製氷もつきます。
容量もこの設置幅からすると十分ですから、「少し小さめ」で狙うならば、割と良い構成に思えます。
あとは、基本的に、MZシリーズと基本性能は変わりません。あえて言えば、Wi-Fiが未搭載ですが。
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以上、MBシリーズの紹介でした。
この程度の幅なら「邪魔にならず置ける」といえる方は多いかと思います。
機能面でも、幅の大きな同社のシリーズにあって本機になくて惜しい機能はないですし、5ドアで少し小さめを探している方は、「有力な候補」とできるでしょう。
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【2022年4月発売】
【455L】〈幅60cmサイズ〉
28・三菱電機 MR-B46H
28・三菱電機 MR-B46HL
¥164,000 楽天市場 (2/2執筆時)
定格内容積:451L
冷蔵室:243L〈191L〉
冷凍室:91L〈60L〉
野菜室:86L〈56L〉
製氷室:18L〈4L〉
特別室:29L〈16L〉
年間電気代:7,750円(250kWh)
クリスタルピュアホワイト
MR-M45H-W MR-M45HL-W
グレイングレージュ
MR-M45H-C MR-M45HL-C
なお、このグレードについても、MBシリーズの「姉妹機」としてBシリーズがあります。
上位機の場合と同じで、野菜室と冷凍室の場所を入れ替えただけの違いです。
こちら場合も、同年発売モデルに対しては、差がありませんので、この構成のほうが使いやすそうと思う場合は選んでOKです。
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【2021年4月発売】
【700L】〈幅80cmサイズ〉
29・三菱電機 MR-WXD70G
¥199,800 楽天市場 (2/2執筆時)
定格内容積:700L
冷蔵室:243L〈191L〉
冷凍室:91L〈60L〉
野菜室:86L〈56L〉
製氷室:18L〈4L〉
特別室:29L〈16L〉
年間電気代:9,610円(310kWh)
一方、逆に同社で最も「大きな」モデルとなるのが WXDシリーズのMR-WXD70G-XTです。
ただし、現状で後継機が出ておらず「在庫限り」です。
発売年度の関係で、断熱材が以前の形式なので、体積比の収納容量はやや少なめですが、そもそも700Lなので、三菱電機では最も収納性が良いです。
配置は、野菜室が下です。
機能面も、冷凍・冷蔵機能に関わる部分は、MZシリーズに対しても特段の省略はないです。デザイン性も同じです。
あえて言えば、製氷機の水タンク予測も含めて先述の「A.I.予報」に非対応ですが、問題ないでしょう。高級機だったのでこの世代でもWi-Fi搭載です。
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結論的にいえば、後継機がでるのか不明ながら、現状安いので、スペースが許せば、本機を選んでもOKです。なお、電気代については、冒頭書いたように、大きくてもほぼ同じです。
次回に続く
最新冷蔵庫のおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今日は、各社のプレミアム冷蔵庫の紹介の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
2・プレミアム冷蔵庫の比較 (2)
2-1:日立
2-2:シャープ
3・プレミアム冷蔵庫の比較 (3)
3-1:東芝
3-2・AQUA
4・冷蔵庫の比較 【まとめ】
=冷蔵庫のおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)では、日立とシャープの冷蔵庫を紹介します。
電気代の安さ ★★★★★
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★★
野菜室の工夫 ★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回の記事(こちら)では、ここまで紹介してきた全てのサイズの冷蔵庫から、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
2回目記事は→こちら