【今回レビューする内容】2023年 ヨーグルトメーカーの性能とおすすめ・使い方:飲むヨーグルトの適切な温度設定を検証:明治 LG21 R-1 PA- 3雪印 恵 ガセリ菌SP株ヨーグルト ブルガリアヨーグルト カスピ海ヨーグルト・ギリシャチーズ対応
【比較する製品型番】アイリスオーヤマ IYM-013 IYM-014 IYM-012 KYM-015 ビタントニオ VYG-60-W VYG-30 VYG-50 コイズミ KYG-0800/W TO-PLAN TKSM-016 TKSM-020 TKSM-019 BRUNO LOE037 BOE108-CHBR BOE108-ECRU クビンス KGY-713SM TANICA ヨーグルティアS YS-02 YS-02B YS-02W YS-02R YS-02GB YS-02GR YS-02GW 山善 発酵美人 YXA-101(W) NAKASA NYM-100 サンコー ヨーグルト冷蔵庫 S6CRGMYM ラノー MJ-0637 MJ-0638 MJ-0639 Hismile HS-YG1A dadaz ラクトヘルシス エコグルト RAC00A1 モダンデコ AND・DECO hly03-wh
今回のお題
失敗しない!ヨーグルトメーカーのおすすめ機種と使い方は?
どもAtlasです。
今日は、2023年8月現在、最新のヨーグルトメーカーの比較です。
Atlasが購入して利用しているヨーグルトメーカーを含め、各社の製品を紹介します。
本格的な、クビンズやTANIKAなど「本格的な機種」も紹介しました。
今回の記事では、作るのが難しい、「飲むヨーグルト」については、1年以上「試行錯誤」を重ねたので、その辺りのことも詳しく書いていきます。
ーーー
以下では、いつものように各機種を紹介したあと、目的別・予算別に、Atlasのおすすめホームベーカリー!を提案する形式で書いていきます。
1・ヨーグルトメーカーのレシピと使い方
ヨーグルトメーカーは、基本的にとても「単純な」調理器具です。
30度〜60度程度出せるヒーターのほか、温度センサーとタイマーだけあれば基本OKなので、とても格安です。
マイコン制御で、一定温度を、指定した時間だし続けるだけの機械です。
それだけで「固形のヨーグルト」や「飲むヨーグルト」がしっかりできるのだから、不思議です。
1・必要な材料と作り方
利用する材料は、最低限必要なものは「パック牛乳」です。ケースが付属するモデルもあります。
しかし、ヨーグルトメーカーは「紙パックのままでヨーグルトになる」点が、便利であり、清潔である、という利点を持つ製品です。
ヨーグルト種は、市販の固形ヨーグルトや飲むヨーグルトが種にできます。
例えば、人気がある、明治R-1ならば、固形でも液体でも、1個の100g(100cc)あれば、10倍に「増やせ」ます。
明治R-1は、100g(100cc)ほどの内容量なので、牛乳パックから100ccほど牛乳を飲んでしまい、これらのヨーグルトを加えます。
利用可能なヨーグルトは、「ヨーグルト」としてスーパーに並んでいるものならば、固形でも液体でも、例えば、LG21やPA-3を含めて、どの製品でも種になります。
明治製品以外でも、雪印の「恵」など、ドリンクタイプのヨーグルトも利用可能です。
ただし、グリコの(ボトルの)ビフィックスやヤクルトなどは、乳酸機飲料ですから、うまくいきません。
ようするに、「ドリンクのヨーグルト」はOKでも、「乳酸菌が活きている」だけでは駄目ということです。
2・成功しやすい基本レシピ
ヨーグルトメーカーは、スプーンですくって食べる固形のヨーグルトを作るだけならば、どの菌種でも「ほとんどコツ要らず」に、失敗なく作れます。
温度は、40度-42度程度、時間は、8-9時間に設定し、ボタンを押すだけで、勝手にできあがります。
粉末のヨーグルト種を使う場合は、話は変わってきますが、スーパーやコンビニに売っている、固形のヨーグルトや、ドリンクヨーグルトを種にするのならば、基本、この設定で問題ありません。。
一方、難しいのは、牛乳をつかって、「機能性を持つ「飲むヨーグルト」を作りたい」場合です。
結論的にいえば、最も失敗しないのは、ボトルタイプならば、コンビニならどこでもある明治のLG21です。
それを種にして、(スーパーやセブンなどで)一般的な乳脂肪率が3.6の牛乳を使うのが、最も成功率が高いです。
だいたい、「30度・8時間」ほどの設定で、比較的簡単に「液状」になります。「34度」だと、固形のヨーグルトに近い流動感、「27度」だと、牛乳に近い液体感です。
アイリスオーヤマ IYM-013
¥4,664 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
さらに、後ほど紹介するアイリスオーヤマの IYM-013の場合、500MLと1L用の「飲むヨーグルト専用ボタン」があります。
明治のLG21との相性も良いため、自動ボタン1つで、「飲むヨーグルト」ができます。
この場合、とりあえず、牛乳とヨーグルトさえ用意すれば、あとは、終了のアラームが鳴るまで、ふたをして半日ほどおいておくだけです。
3・飲むヨーグルト作成上の注意点
1・室温
2・牛乳の種類
3・ヨーグルトの種類
飲むヨーグルトを失敗なく作りたい場合、上表の3点に注意してください。
重要な部分ですから、多少詳しく書いておきます。
第1に、キッチンの「室温」です。
先述のように、ヨーグルトメーカーは、極めて単純なメカです。
室温に応じた内部温度の調整が不得意で、非力です。
そのため、冬場の寒い台所、夏のエアコンのない暑い台所では、固まらなかったり、固形のヨーグルトになったりします。
---
結論的にいえば、人間が心地よく暮らしているリビングなどの場所で作るのが「正解」です。そこならば、30度前後の温度で、内部が安定します。
そして、一度「飲むヨーグルト」が作れさえすれば、次回以降は同じ設定で、ほぼ再現可能でしょう。
ーーー
第2に、「牛乳の種類」です。
最近ある、キャップ式の牛乳では、発酵しません。
加えて、パス殺菌などの低温殺菌牛乳や、濃いめの牛乳も、(原理上できないこともないですが)再現性は低いです。低脂肪乳はより難しいです。
---
結論的にいえば、コンビニなどで売っている、成分無調整の「安価な3.6牛乳」で固定するのが、失敗しないコツです。正確には、乳脂肪分の量は季節で変化しますが、それが原因で失敗することは、Atlasの経験上、少ないです。
ーーー
第3に、利用するヨーグルトの種類です。
−−
明治 LG21:30度・8時間
明治 R-1:33度・8時間
雪印 ガゼリ株:34度・9時間
明治 PA-3:35度・9時間
先述のように、一般的なヨーグルト(明治の青い容器のLG-21やブルガリアヨーグルト)は、アイリスオーヤマの自動モードと同じ設定(30度・8時間)で、他社機でも再現可能です。
しかし、コンビニ人気の明治のR-1やPA-3、雪印の恵ガゼリ株は、(実験の結果)、やや高めの発酵温度でないととろみがつかないので、上表のような、温度設定が必要です。
ーー
第1に、明治のR-1は、Atlasの場合、硬さを含めて成功率は「80%程度」です。
室温に気をつけながら、「33度・8時間」ほどで、「飲むヨーグルト」になります。
第2に、恵ガゼリ株は、Atlasの場合、硬さを含めて成功率は「60%程度」です。
かなりクセのある菌らしく、30度前後では発酵しにくく、高温にしすぎるとすぐ固まる性質があります。
それでも「34度・9時間」で様子を見れば、半分は成功します。
第3に、明治のPA-3は、「プリン体と戦う」、割と新しい製品です。
また、一度しか試していないですが、「35度・10時間」で成功しました。33度ではびくともしなかったので、高めで長時間の加熱が必要でしょう。
ーー
カスピ海ヨーグルトは、「きわめて粘る」性質上、飲むヨーグルトにはむかないでしょう。
種にして固形のヨーグルトを作る場合も、元種から作る場合、24時間かかる場合もあり、相当程度に時間がファジーです。
ただ、フジッコのヨーグルト自体を種にすると、「27度・9時間」で、可能です。ただし、脂肪ゼロのモデルは利用しないでください。
なお、カスピ海ヨーグルトは、専用モードが付属するヨーグルトメーカーもあるため、後ほど詳しく紹介します。
ーーー
以上、飲むヨーグルト作成上の注意点の紹介でした。
結論的にいえば、基本的に、室温や牛乳の乳脂肪分の量が制御できない以上、飲むヨーグルトについては、「再現性100%」は期待できません。
そのため、この家電は、総じて大らかな気質で、失敗も楽しめる方に向きます。
ただ、失敗した場合も、清潔な牛乳パック方式なので、(腐敗するなどではなく)、固形のヨーグルトになるだけなので、その部分を気にして、買うのを「ためらう」必要もないかと思います。
その場合はその場合で、美味しく頂きましょう!
2・各社のヨーグルトメーカーの比較
以上、ここまでは、主に「飲むヨーグルト」を作る場合のレシピや、ポイントについて書きました。
ここからは、各社が出すヨーグルトメーカーの機能を具体的に比較していきます。
以下では、高評価できるポイントについては赤字で、イマイチな点については青字で書いていきます。
1・アイリスオーヤマの製品
【2017年発売】
【通常型番】
1・アイリスオーヤマ IYM-013
¥5,000 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【特定量販店用型番】
2・アイリスオーヤマ KYM-015
¥4,580 楽天市場 (8/12執筆時)
自動メニュー:5種類
設定可能温度:25度から65度
飲むヨーグルト:自動
カスピ海ヨーグルト:自動
IYM-013 は、アイリスオーヤマの発売するヨーグルトメーカーでは、最も高価な製品です。
なお、特定量販店用型番は、同じ製品ですが、甘酒などを造るための容器が2セットになる以外は、通常製品と同じです。
あまり意味のある「おまけ」でもないですから、値段で決めて良いかと思います。
自動機能は、他社と比べても最も充実します。
「飲むヨーグルト」については、本機は、500ml・1000ml用の専用ボタンがあります。
そのため、セットとして、「チャイムが鳴るまで待つ」だけで、仕上がります。
温度と時間は、この場合、30度8時間なので、LG21で作る場合は、自動ボタンでOKです。
この点で、機能性食品のヨーグルトを増やしたい入門者の方に向きます。
ただし、先述のように、R1はシビアな温度条件があるため、手動で行います。
温度設定は、25度から65度の範囲で対応します。
40度以上の高温は、基本的にヨーグルトメーカーとしては不要ですが、これは応用的なレシピのために付属します。
ヨーグルト以外のレシピは、甘酒・カスピ海ヨーグルト・塩麹に対応です。
甘酒は、炊飯器でつくれますが、麹を60度ほどの一定温度で温めればできる食品です。
甘酒用のプラスチックケースが付属するため、麹さえあれば、そのまま作れます。
カスピ海ヨーグルトは、この機種で自動対応します。
液体ヨーグルトからの培養を意識しています。ただ、27度・9時間という時間設定で、温度条件にシビアですので、割と難しいです。
なお、これらの自動機能は、例えば、カスピ海ヨーグルトについては「27度・9時間」をひたすら出すだけですから、他機でも手動で「27度・9時間」に設定すれば、再現性はあります。
アイリスオーヤマは「ワンボタンで設定できて便利」というだけえす。
付属品は、甘酒用の容器のほか、水切りヨーグルト(ギリシャヨーグルト)を作るためのカップ、牛乳パックに封をするためのクリップなどです。
---
以上、アイリスオーヤマの IYM-013の紹介でした。
各社とも単純な作りのヨーグルトメーカーですが、飲むヨーグルトを含めた自動ボタン(ショートカットボタン)があるため、初心者には、最も「とっつきやすい製品」でしょう。
実際、Atlasも最初はこの機種を購入しています。
ーー
【2018年発売】
3・アイリスオーヤマ IYM-014
¥4,646 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:2種類
設定可能温度:25度から65度
飲むヨーグルト:手動
カスピ海ヨーグルト:手動
なお、同社からは、下位機種がいくつか出ています。
第1に、IYM-014 です。
構造や仕組みは、上位機と同じです。
しかし、自動メニュー(ショートカットボタン)から、飲むヨーグルトとカスピ海ヨーグルトが消えている、機能限定モデルです。
ーー
【2018年発売】
4・アイリスオーヤマ IYM-012 【白】
¥3,700 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:
設定可能温度:25度から65度
飲むヨーグルト:手動
カスピ海ヨーグルト:手動
第2に、IYM-012 です。
さらに、自動メニュー自体なくした機種です。
先述のように「単純な機械」なので、マニュアル(手動)で温度と時間を設定しさえすれば、上位機のレシピの再現性は、この機種でもあります。
ただ、さほど価格差もないですし、基本的には上位機で良いと思います。
2・ビタントニオの製品
【2023年発売】VYG-60-W
5・ビタントニオ VYG-60
¥5,965 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【2022年発売】VYG-50-G
5・ビタントニオ VYG-50
¥6,490 楽天市場 (8/12執筆時)
【2021年発売】VYG-20後継品
5・ビタントニオ VYG-30
¥7,100 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:4種類
設定可能温度:25度から70度
飲むヨーグルト:自動
カスピ海ヨーグルト:(手動)
VYG-60は、輸入商社の三栄が、ビタントニオというブランドで売るヨーグルトメーカーです。
キッチン家電では、お馴染みのシリーズで、アルミのオシャレな本体で、作りもしっかりしています。
Atlasが二台目にかったのも同社の製品です。
発売年度の違いで3機種あります。
基本的な違いは、自動メニューの種類です。
2022年機は、「プレーン ・カスピ海・甘酒・塩麹」、2023年機と2021年機は、「プレーン or 豆乳ヨーグルト・のむヨーグルト・甘酒・塩麹」です。
いずれにしても「カスピ海ヨーグルト」か「のむヨーグルト」の選択肢です。
なお、その他のヨーグルトも含めて、手動調理にすれば、普通にどれも作れます。
とくに、「のむヨーグルト」は、冒頭書いたように、元種にする菌種や室温で、相当のバラツキがあるので、自動メニューができても、あまり意味はないかと思います。
結論的にいえば、年度にかかわらず、値段で選んでOKです。
ただし、2023年機は、ギリシャヨーグルト(水切りヨーグルト)用の水切りトレイが付きます。ご家庭のザルでもできるのですが、値段差によっては新機種でも良いかと思います。
あとは、レシピ集の部分などのマイナーチェンジだけなので、同時に見ています。
保温性能は、利用の限り、アイリスオーヤマよりしっかりしています。
大きな要因は、内部の断熱構造が徹底している点のほか、開いた牛乳パックを止める部分が、アイリスオーヤマのようなクリップではなく、紙パックの形状に合わせたふただからだと思います。
使用時期の違いを考慮しても、全体的な出来(成功確率)は、この機種のほうが(値段分は)良いです。
自動機能は、4種類付属です。
プレーン(40度・8時間)・カスピ海(27度・7時間)・甘酒(60度・8時間)・塩麹(60度・6時間)と、単純に温度と時間が設定されるだけです。
そのため、慣れれば基本不要ですが、「備忘録かわり」にはなるでしょう。
先述のように、ヨーグルトメーカーにおける「自動ボタン」というのは、(特に高度に温度をセンシングしているわけでなく)、特定の設定温度と時間を記憶した「ショートカットボタン」にすぎません。
飲むヨーグルトは、自動モードがありますが、先述のように、マニュアルで時間と温度を設定して作る必要は実際のところはあります。
温度設定は、25度から70度の範囲で対応します。
おもしろいのは、タイマーの最大値が99時間(アイリスオーヤマは48時間)と長めで、天然酵母おこしにも使える点でしょう。
レシピは、くりかえしになりますが、温度と時間さえ「覚えて」しまえば他機でも可能です。
ただ、温泉卵だけは、(70度ほどは必要なので)、アイリスオーヤマの製品では再現できないでしょう。
付属品は、甘酒用などにつかう容器(800ml)のほか、牛乳用のふたとスプーンです。
アイリスオーヤマと比べると、水切りヨーグルト(ギリシャヨーグルト)を作るためのカップがない点が違いです。
---
以上、ビタントニオのVYG-60の紹介でした。
アイリスオーヤマもレシピ集は充実しますが、幅の広さという点で、ビタントニオも負けていません。
また、先述のように、飲むヨーグルトをつくる場合には、とくに本機は、温度安定性は良いため、この機種は良いと思います。
3・トープランの製品
【2015年発売】TKSM-019後継機
6・TO-PLAN TKSM-016
¥2,300 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:2種類
設定可能温度:
飲むヨーグルト:
カスピ海ヨーグルト:自動
TKSM-016 は、トープラン(東京企画販売)が、販売するヨーグルトメーカーです。
紙パックが利用できるヨーグルトメーカーを初めて発売し、ブームの火付け役になった会社です。
保温性能は、温度センサーがなかった同社の前モデルより進化して、温度管理の部分で機能アップしました。
ただ、後発メーカーは基本搭載のため、技術的な優位はないです。
自動機能は、カスピ海ヨーグルトと普通のヨーグルトの2種類です。
温度設定は、この製品は、マニュアルの温度設定・時間設定ができないため、失敗する場合は失敗する機種です。
温度も40度前後(8時間)で加熱している様子のため、飲むヨーグルトは対応できません。
付属品は、計量カップのみです。
ーー
以上、TO-PLAN TKSM-016 の紹介でした。
一時代を築いた製品ですが、家電メーカーの参入で、やや立ち位置が厳しくなっている製品です。
費用対効果で言えば、イマイチとなります。
ーー
【2017年発売】
7・TO-PLAN TKSM-020
¥5,200 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:3種類
設定可能温度:
飲むヨーグルト:
カスピ海ヨーグルト:自動
このほか、TKSM-020 という機種も出しますが、こちらは上位機です。
下位機種と比較すると、甘酒の自動モードが付属し、専用ケースも加わっています。
ただし、マニュアルの時間設定と温度管理は引き続きできない機種です。
要するに、「ボタン1つで、色々考えたくて良い」ので、プレゼントには良いでしょうが、凝りたい方には物足りないとも言えます。
4・その他の製品
【2020年発売】
【カスピ海ヨーグルト可 1L】
8・和平フレイズ ラノー MJ-0639
¥4,263 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【カスピ海ヨーグルト不可 1L】
9・和平フレイズ ラノー MJ-0638
¥2,907 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【カスピ海ヨーグルト不可 0.5L】
10・和平フレイズ ラノー MJ-0637
¥2,121 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:
設定可能温度:2段階
飲むヨーグルト:
カスピ海ヨーグルト:対応機あり
これらは、キッチン用品メーカーの和平フレイズが中国から輸入販売する製品です。
自動機能は、搭載しません。
ただし、上位機については、温度が2種類調整できる仕様で、カスピ海ヨーグルトに対応します。
温度設定は、できません。
コンセント電源をつけた後、5〜8時間で様子を見ながらできあがりを待つだけです。
付属品は、辛うじて計量カップが付く程度です。
---
以上、和平フレイズのヨーグルトメーカーの登場でした。
おそらく、「ちょっと面白い引き出物」的なニュアンスで売られる製品です。
機能面を期待して選ぶものではないでしょう
【2017年発売】(500mL 25-65度)
11・BRUNO 発酵フードメーカー LOE037-BE
12・BRUNO 発酵フードメーカー LOE037-RD
¥4,980 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:
設定可能温度:25度から65度
飲むヨーグルト:
カスピ海ヨーグルト:
LOE037は、イデアインターナショナルが販売するヨーグルトメーカーです。
自動機能は、この機種も搭載しません。
温度設定は、25度から65度の範囲で対応します。
付属品は、この製品の場合、甘酒など用のケースは2個付属しますが、牛乳を止めるクリップやフタが付属しないため、正確な再現性を狙うには、付属品の部分でイマイチです。
レシピは、一方で、発酵食品のレシピが充実します。
塩麹は、乾燥こうじ200g、塩60g、水300mlをほぐして混ぜる準備が必要です。
利用するのがなま麹の場合は、水は100ml減量します。
しょうゆ麹は、乾燥こうじが200g、醤油300mlで、水100mlで、同じようにほぐします。
その上で、「60度で6時間の保温」で作るという仕組みです。
くりかえしになりますが、ヨーグルトメーカー自体単純な機械のため、設定温度と時間さえ合わせれば、他機でも再現可能です。
ただ、多めに容器が付いているのは、こうした点で便利でしょう。
----
以上、BRUNO 発酵フードメーカーの紹介でした。
デザイン的には、ビタントニオ同様に良いモデルです。
今回の「ヨーグルト」を作る趣旨ではイマイチですが、発酵食品中心に考える場合、1Lケースが2本付いているのは、利便性が高いと言えます。
ーーーー
【2021年発売】HS-YG1A
13・Hismile コンパクトヨーグルトメーカー
¥4,580 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【2020年発売】
14・dadaz ヨーグルトメーカー
¥4,980 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:
設定可能温度:25度から69度
飲むヨーグルト:
カスピ海ヨーグルト:
なお、本機とほぼ同じ仕組みの製品が、Amazonで販売されます。
おそらく、海外に原型機があって、日本に複数の流通ルートがあるパターンだと思います。
ただ、Hismileのほうは、世代が新しいようで、ヒーターの配置が新設計のようで69度までとなります(dadaz は65度)。
温度が高くできる利点はともかく、ヒーター配置の工夫で、温度の安定性は高まるでしょうから、その部分で、(これらだけで比較すれば)少し良いと言えます。
ーー
【2023年発売】
15・BRUNO 発酵メーカー BOE108-CHBR
16・BRUNO 発酵メーカー BOE108-ECRU
¥7,700 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:
設定可能温度:25度から60度
飲むヨーグルト:
カスピ海ヨーグルト:
一方、BRUNOですが、2023年に後継機が出ました、形状がだいぶ変わり横長になっています。
温度は、25-80度までと、高温方面に幅がでました。
発酵食品用と言うより、これは、お肉などの低温調理に利用したい場合に便利な仕様です。その方面での汎用性を持たせた改良でしょう。
幅広にしたのもこの部分の利便性を高めるゆえです。調理用の編みかごも付くようになりました。
容器も600mLのケースなので、やや大きくなったと言えます。
一方、このサイズだと500Lの牛乳パックがそのまま入ります。
---
少人数世帯だと、実際、1Lは多すぎる部分はあるので、なかなか良い訴求に思えました。一方、発酵食品や低温調理をそう作らない(ヨーグルト用)と考えるならば、幅広な分だけ、収納面では不利と言えます。向き不向きはあるでしょう。
ーーー
【2017年発売】
17・モダンデコ AND・DECO hly03-wh
¥3,999 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:
設定可能温度:25度から65度
飲むヨーグルト:
カスピ海ヨーグルト:
なお、かなりシンプルな外観ですが、25-65度の温度調整とタイマー設定が可能な機種がモダンデコから出ています。
温度管理と断熱面での言及はないので、飲むヨーグルトのような温度にシビアなものには向かないでしょう。
むろん、ざっくりでOKなプレーンならば、大丈夫です。
【2022年発売】KYG-0800/W
18・コイズミ KYG-0800
¥4,900 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:6種類
設定可能温度:25度から70度
飲むヨーグルト:
カスピ海ヨーグルト:
KYG-0800 は、日本の中堅家電メーカーのコイズミが販売するヨーグルトメーカーです。
自動機能は、上記の6種類で対応です。
ビタントニオの製品とだいたい同じです。
ただ、コイズミの自動メニューは(固形)ヨーグルトはすこし温度高め(42度)で、9時間と長時間かける作り方です。固まらないという「失敗」を避けたのだと思えます。
ちなみに、ビタントニオは40度の7時間です。室温にもよりますが、本機でもこれくらいの時間で固まるようには思えます。
一方、本機は、牛乳パックを入れる場合、上図のように、ジャバラを伸ばす構造です。他機も上部はプラスチックですし、温度の安定性はこれでもあまり変わらないでしょう。
温度設定は、25度から70度の範囲で対応します。
タイマーは、1〜48時間で設定できます。
付属品は、800mlの容器とスプーンです。
本機は不思議なジャバラ構造ですが、800mlの容器は閉じて利用できます。
その点でいえば、閉じてこの容器でやった方が温度は安定するでしょうし、飲むヨーグルトは成功しやすいでしょう。
レシピ集は、未付属です。
----
以上、コイズミ KYG-0800 の紹介でした。
ジャバラがやはり特徴的な機種です。収納面で少し有利になるので、面白いことを考えたなと思いました。その部分を重視するならば、選べる機種です。
【2021年発売】
19・ ラクトヘルシス エコグルト RAC00A1
¥3,880 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:
設定可能温度:25度から65度
飲むヨーグルト:
カスピ海ヨーグルト:
ラクトヘルシス RAC00A1 は、Amazonで売られるノンブランド系のヨーグルトメーカーです。2021年にヒーターの改良がありました。
長期に渡って結構「売れている」モデルです。
自動機能は、搭載しません。
最大48時間までの幅で、自分で手動で設定する方式です。
温度設定は、25度から65度の範囲で対応します。
本機については、25Wと節電であることが強調されます。
ちなみに、アイリスの上位機(40W)で、他機は30Wが多いです。
8時間使う場合、JIS基準家電の計算式(1kWh/27円)に合わせると、25Wだと5.2円、40Wだと8.6円です。小型家電は、この部分でさほど差は付かないと言えます。
密閉瓶でない牛乳パック式ですので、消費電力の低さは逆に心配な部分があります。
ただ、本機については「42℃発酵で4.0℃以上ずれる場合」は返金するとの記載で、自信がうかがえます。日本の牛乳パックの仕様に合わせたとのことです。
付属品は、ミルククリップと、ギリシャヨーグルトの水切りが付きます。
アイリスにも付属していましたし、そちらのライバルと言えます。
---
以上、ラクトヘルシス エコグルト RAC00A1 の紹介でした。
ノンブランドながら、販売時の価格によっては選択肢になりそうです。シンプルな家電ですし、40度強で作る普通の固形ヨーグルトなら、まず失敗はしません。
ただ、「30度台」で温度の安定性が重要となる「飲むヨーグルトの再現」については、構造的に、ビタントニオなどの製品の方がしっかりできそうではあります。
【2019年発売】
20・NAKASA NYM-100
¥7,780 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:
設定可能温度:25度から65度
飲むヨーグルト:
カスピ海ヨーグルト:
NYM-100 R42206は、とろっとのむヨーグルトメーカーとして発売されている製品です。
仲佐という大阪の会社が輸入しています。
専有スペースが広めの製品ですが、これは1Lの容器が内蔵されるためです。
牛乳パックでも作れますが、500MLサイズのみとなります。
自動機能は、この機種も搭載しません。
温度設定は、25度から65度の範囲で対応します。
なお、「とろっとのむヨーグルトメーカー」という名前ですが、要するに、デフォルトの時間、温度が30度8時間である、というだけです。
付属品は、先述のケースとクリップです。
レシピは、12種類となります。
ーー
以上、とろっとのむヨーグルトメーカーの紹介でした。
毎回ケースを使う前提ならば、密閉性の点でヒーター温度が一定にしやすいため、成功しやすい部分はあるでしょう。
ただ、500MLサイズのパックしか使えない点は、注意です。
【2019年発売】
21・サンコー ヨーグルト冷蔵庫 S6CRGMYM
¥6,890 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:
設定可能温度:41度から45度
飲むヨーグルト:
カスピ海ヨーグルト:
ヨーグルト冷蔵庫は、レアものショップのサンコーが販売するヨーグルトメーカーです。
ユニーク家電が売りのアキバのメーカーですが、こちらは、同社の「面目躍如」といえる製品です。
製品名どおり、ヨーグルトを作った後、自動で冷蔵するという製品です。
本機は、大きく見えますが、約20cmの立方体なので、全部で500MLのヨーグルトができる程度です。
自動機能は、この機種も搭載しません。
温度設定は、ありません。
41度から45度の範囲で調整されますので、ヨーグルト専用です。
冷蔵温度は、2-8度です。
対応します。
なお、「とろっとのむヨーグルトメーカー」という名前ですが、要するに、デフォルトの時間、温度が30度8時間である、というだけです。
付属品は、容器6本です。
ーー
以上、ヨーグルト冷蔵庫の紹介でした。
個人経営の喫茶店や、毎朝ヨーグルトを食べる方がまとめて仕掛けておくなどの使途が考えられるでしょう。
ただし、飲むヨーグルトは作れないので、注意が必要です。
3・本格的なヨーグルトメーカー
続いて、紙パックを用いる方式ではない、やや本格的なヨーグルトメーカーを紹介します。
【2015年発売】
22・クビンス KGY-713SM
¥8,864 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:4種類
設定可能温度:20度から65度
飲むヨーグルト:
カスピ海ヨーグルト:
クビンス ヨーグルト&チーズメーカーは、韓国の調理家電メーカーのクビンズが販売するヨーグルトメーカーです。
紙パック牛乳には対応しない製品ですが、2L容器(適正容量1.4L)のため、パーティには便利でしょう。
ただし、サイズは、幅18x奥行18x高さ20cmです。
自動機能は、4メニューが搭載されます。
飲むヨーグルトかカスピ海ヨーグルトの専用モードは付属しません。
一方、「ヨーグルト(ギリシャ)」・「酢」・「納豆」・「麹・チーズ」の各モードは独自性が強いといえます。
水切りヨーグルト(ギリシャチーズ)は、チーズフィルターが付属しており、ヨーグルト完成後、本体を回転させる形での脱水が行えます。
市販のギリシャチーズである、森永のパルテノなどを種にすると面白いと思います。
そのほか、納豆・甘酒・梅エキスなどが自動で作成できます。
納豆については、菌種が違うので、併用は心配ですが、仕組み上密封容器にいれる形態ですし、容器自体、熱湯を使わずとも、電子レンジで消毒できるため、心配は無用でしょう。
温度設定は、20度から65度の範囲で対応します。
99時間まで時間が設定できるので、【ホームベーカリーの比較記事】で紹介した、(速いホシノ以外の)酵母の生種起こしでも利用できるでしょう。
付属品は、大きな容器が2つと、チーズ用のフィルター、納豆用の「ろうと」と「専用容器」が付属します。
---
以上、クビンス ヨーグルト&チーズメーカーの紹介でした。
大きな製品ですが、基本的な仕組みとしては、小型の紙パック対応のヨーグルトメーカーと同じで、指定した時間、一定温度をキープするのみのシンプルな機械です。
一方、紙パック式に較べると一手間かかりますが、容器をしっかり密閉して発酵させる方式なので、一度確立したレシピの再現性は「他機より高い」でしょう。
ただ、飲むヨーグルトを作るだけの目的だと保存容器を別に用意しなくてはならない点で面倒ですが、とくに、ギリシャチーズを大量に作り、料理にするには、良さそうです。
【2023年発売】YS-01 後継品
【スタンダードセット】
23・TANICA ヨーグルティアS YS-02B
23・TANICA ヨーグルティアS YS-02W
23・TANICA ヨーグルティアS YS-02R
¥12,870 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【ガラス容器セット】
24・TANICA ヨーグルティアS YS-02GB
24・TANICA ヨーグルティアS YS-02GR
24・TANICA ヨーグルティアS YS-02GW
¥14,960 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:
設定可能温度:25度から70度
飲むヨーグルト:
カスピ海ヨーグルト:
TANICA ヨーグルティアS YS-02 は、岐阜県多治見市のタニカ電器が国内製造するヨーグルトメーカーです。
大きな業務用のヨーグルト製造機も手がける会社ですが、こちらは家庭向けの製品です。
サイズは、幅18.8x奥行18.8x高さ16cmです。
クビンズよりやや小型ですが、大きいです。
付属品は、通常モデルはケースが2つです。
ただ、2つ付属容器の内容量は、1.2L(定格1L)なので、紙パック対応形式と同じです。
そのほか、温泉卵が4つできる温玉スタンドが付属です。
70度に対応できるため、ビタントニオのように温泉卵ができます。
・TANICA ガラス内容器
¥2,310 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
なお、上位機の場合、容器がPP樹脂からガラス製に変わります。
ガラス製の容器は別売もしており、購入もできます。コーヒー器具では知らない人はいないHARIO製ですし、品質は折り紙付きでしょう。
発酵食品を作る場合は、とくにガラスの方がよいでしょう。事前の滅菌もレンジに対応できますし、楽ちんです。
とくに菌を扱う以上ここが重要です。
自動機能は、付属しません。
温度設定は、一方で、25度から70度の範囲で対応します。
一方、ヒーターのパワーと到達温度への時間が短い点が本機の特長です。
本機は密閉性・断熱性も値段相応に良いので、温度管理の難しいタイプのヨーグルト(カスピ海や飲むヨーグルト)には向くでしょう。
定温到達性の速さも、レシピを見ながらの(ほったらかし)発酵食品作りの場合、割と有用かと思います。
---
以上、タニカのヨーグルティアSの紹介でした。
国内のヨーグルト専業メーカーとして「こだわり」を感じる仕様です。
牛乳パックに対応しないのは「不便」ですが、できあがりを担保するためには、温度管理がしっかりできないと駄目なので、ここは仕方ないです。
一方、ヨーグルト系だけではもったいない値段ですが、塩麹・納豆・味噌作りなどを含めた発酵食品全般に挑戦しようという場合、候補にできます。
レシピを含めて、日本向けですし、とくにガラス製のケースは、清潔面・利便性の面で高評価できます。デザインも一新されたので、個人的にいま買うならばこれかなと思います。
【2017年発売】
25・山善 発酵美人 YXA-101(W)
¥4,900 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:
設定可能温度:25度から65度
飲むヨーグルト:
カスピ海ヨーグルト:
発酵美人は、輸入商社の山善が発売するヨーグルトメーカーです。
いわゆる「ジェネリック家電」を発売するメーカーで、ヒーター分野でも強みがあるため、かなり安く本体が出せています。
サイズは、幅17×奥行20.5×高さ18cmですから、クビンズとだいたい同じです。
付属品は、ヨーグルトなどを調理するための1Lの専用容器です。
ただ、500MLまでならば、牛乳パックをそのまま入れることも可能です。
横長の形状は、やはり、調理機能を重視するためです。
例えば、ジップロックとお湯を利用してのローストビーフやサラダチキンなどの低温調理にも対応します。
容器が結構広いので、同時調理も可能です。例えば、塩麹と醤油麹はだいたい時間がおなじなので、同時に作れるなどのメリットがあります。
自動機能は、付属しません。
温度設定は、一方で、25度から65度の範囲で対応します。
タイマーは最大で48時間までです。
---
以上、山善の発酵美人の紹介でした。
ヨーグルトだけ作るならば、他機のほうが便利でしょう。500MLまでしか作れませんし、ふた部分の間口が広く、密閉性(断熱性)は、温度の均一性維持の部分で少し不利になりますので。
ただ、名前通り、色々な発酵食を試したい方には、値段面を含めて、わりと魅力がある製品になると言えます。
今回の結論
ヨーグルトメーカーのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、各社のヨーグルトメーカーの紹介でした。
最後に、いつものように、目的別、用途別に、Atlasのおすすめ機種を提案しておきます。
第1に、比較的格安で、入門用のヨーグルトメーカーとしておすすめできるのは、
【2017年発売】
【通常型番】
1・アイリスオーヤマ IYM-013
¥5,000 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【特定量販店用型番】
2・アイリスオーヤマ KYM-015
¥4,580 楽天市場 (8/12執筆時)
自動メニュー:5種類
設定可能温度:25度から65度
飲むヨーグルト:自動
カスピ海ヨーグルト:自動
アイリスオーヤマの発売するIYM-013でしょう。
3000円〜4000円以内という、水準の製品はライバルが多いです。
しかし、そのなかで、特にヨーグルトに関する自動メニュー(ショートカットボタン)が豊富なので、初心者には「とっつきやすい」でしょう。
固形のプレーンヨーグルトならば、先ほど書いた注意点を守れば、ほぼ自動メニューで失敗なく作れます。
飲むヨーグルトについても、自動メニューがあります。
LG21や明治ブルガリアヨーグルトなどを種にすれば、自動メニューでしあがりやすいでしょう。
収量ブザー音で試してできていない場合も、手動で1-2時間ほど追加すればいいので、お手軽です。
ヨーグルト以外のレシピも、甘酒・カスピ海ヨーグルト・塩麹について自動メニューが付属します。
水切りチーズ(ギリシャヨーグルト)用の「水切り」もついているため、先発した各社が取り入れた(乳酸菌系)メニューの多くは再現可能です。
とりあえず「試したい」かたには、この機種はオススメできます。
第2に、比較的安定した温度管理ができる点で、機能性をもつ飲むヨーグルトの作成に向くのは、
【2022年発売】VYG-60-W
5・ビタントニオ VYG-60
¥5,965 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:4種類
設定可能温度:25度から70度
飲むヨーグルト:自動
カスピ海ヨーグルト:(手動)
ビタントニオの VYG-60でしょう。
価格は高いですが、作りがしっかりしています。
とくに、アイリスオーヤマのようなクリップ式ではなく、紙パックの形状に合わせた蓋です。
内部の断熱性、ヒーティングの均一性も良いため、飲むヨーグルトの出来は安定します。
自動メニューに飲むヨーグルト用はないものの、先述のように、「温度を設定して、時間を設定するだけ」なので、本当に機械が苦手な人以外は問題ありません。
個人的にも利用していますが、割と難しい、これらの機能性ヨーグルトの「成功確率」も高めです。
こうした点で、「飲むヨーグルトを増やしたい」方は、温度安定性が良いこの機種でしょう。
ただし、その場合も、室温や利用する牛乳などの注意は守ってください。
温度設定は、25度から70度の範囲で対応しますから、温泉卵を含め対応できるレシピは多いです。
マニュアル操作になるとはいえ、レシピ集も充実します。
第3に、ヨーグルトだけでなく、発酵食品全般の調理において良さそうな製品は、
【2023年発売】
【ガラス容器セット】
22・TANICA ヨーグルティアS YS-02GB
22・TANICA ヨーグルティアS YS-02GR
¥14,960 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:
設定可能温度:25度から70度
飲むヨーグルト:
カスピ海ヨーグルト:
TANICA ヨーグルティアS YS-02 でしょう。
滅菌しやすく頑丈なガラス容器セットの方をとくにおすすめします。
量を作りたい場合はクビンズもよいですが、少量をいろいろ作りたい感じの場合は、とくにこちらでしょう。
温度管理部分を含めて、仕上がりの部分は最も期待値が高いです。
繰り返し書いてきたように、温度にシビアなタイプのヨーグルトは、温度の安定性が仕上がりに差をつけるので、紙パックのまま使えない点は、我慢するべきです。
発酵食品には言うまでもなく、ここは重要ですし、ハリオのガラスならば食洗機でも洗えます。
・TANICA ガラス内容器
¥2,310 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
その上で、コアなファンが付いている国内ブランドですので容器を含めて、あとから増設したい場合の入手が容易という部分も評価できます。
個人的には、容器がHARIO製というのもポイントです。
---
【2015年発売】
20・クビンス KGY-713SM
¥8,864 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
自動メニュー:4種類
設定可能温度:20度から65度
飲むヨーグルト:
カスピ海ヨーグルト:
ただ、発酵食品やヨーグルトについて、一定量を作りたい場合、大きめの 2L容器(適正容量1.4L)のクビンス機も候補です。
容器はガラスではないですが、レンジ対応です。雑菌対策も簡単です。
ーーー
というわけで、今回は、ヨーグルトメーカーの紹介でした。
1・圧力鍋の比較
2・電気圧力鍋の比較
3・多機能調理機の比較
4・取ってのとれる鍋の比較
5・フライパンの比較
6・ジューサーの比較
7・ハンドミキサーの比較
8・フードプロセッサの比較
9・かき氷器の比較
10・ヨーグルトメーカーの比較
ほかにも、いくつか、調理家電の記事がありますので、よろしければご覧ください。
ーーー
最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、以下のTwitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。
ではでは。