1回目記事からの続きです→こちら
2-1・iPad Airの比較
2回目記事のトップバッターは、iPad Proの紹介からです。
iPad Airの上位機ですが、価格も仕様も「プログレード」といえるラインです。
11型・13型があるので、順番にみていきます。
1・ 最新のiPadの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2: iPad〈10.2型・10.9型〉
価格:5.8万円〜
1-3:iPad Air〈11型・13型〉
価格:9.8万円〜
2・ 最新のiPadの比較 (2)
2-1:iPad Pro〈11型・13型〉
価格:16万円〜
2-2:iPad mini〈8.3型〉
価格:8万円〜
3・ 最新のiPadの比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」の説明に沿いながら、各機を説明していきます。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2024年5月発売】
【256GB】
【標準ガラス】
23・iPad Pro(M4)11インチ MVV83J/A【ブラック】
23・iPad Pro(M4)11インチ MVV93J/A【シルバー】
¥168,800 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【512GB】
【標準ガラス】
24・iPad Pro(M4)11インチ MVVC3J/A【ブラック】
24・iPad Pro(M4)11インチ MVVD3J/A【シルバー】
¥204,800 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【1TB 】
【標準ガラス】
25・iPad Pro(M4)11インチ MVVE3J/A【ブラック】
25・iPad Pro(M4)11インチ MVVF3J/A【シルバー】
¥272,800 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【Nano-textureガラス】
26・iPad Pro(M4)11インチ MWR63J/A【ブラック】
26・iPad Pro(M4)11インチ MVV93J/A【シルバー】
¥288,800 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【2TB】
【標準ガラス】
27・iPad Pro(M4)11インチ MVVG3J/A【ブラック】
27・iPad Pro(M4)11インチ MWR73J/A【シルバー】
¥340,800 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【Nano-textureガラス】
28・iPad Pro(M4)11インチ MWR83J/A【ブラック】
28・iPad Pro(M4)11インチ MWR93J/A【シルバー】
¥330,901 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
画面サイズ:11インチ(タンデムOLED)
解像度:2,388 x 1,668 (264 ppi)
CPU:Apple M4 4.5GHz
バッテリー:10時間
ネットワーク::Wi-Fi6 E Bluetooth5.3
カメラ:12M+12M
サイズ:高さ249.7 x 幅177.5 x 5.3mm
重さ:446g
Apple 11インチiPad Pro (M4)は、プロ用と言える上位のiPadの最新機種です。
後述するガラスの仕様で2系統あります。
また、上に出したのはWi-Fiモデルの型番と価格ですが、
リンク先ではWi-Fi + Cellularモデルも選べます。煩雑になるので、そちらの掲載は省略しました。
あとは、カバー色の違いだけ見れば、缶単位選べると思います。
画面サイズは、11インチです。
iPad Airの11型、あるいは、iPad 10.9型とサイズはほぼ同じです。
最近のタブレットのスタンダードサイズとも言えます。
重さは、446グラムです。
冒頭の「選び方の基本」でも書きましたが、最近は、Airよりも軽いです。
5.3mmと薄さも十分で、使いやすい「薄型軽量機」です。
自宅で使うほか、持ちはこびも容易でしょう。
CPUは、M4 9コア(4.5GHz×3 + 2.85GHz×5)です。
冒頭書いたように、高性能コア(4.5GHz)と、高効率コア(2.85GHz)を組み合わせた、9コアになります。
ベンチマークは、22000以上です。
「選び方の基本」でも書きましたが、 iPad Air(M3)より15%ほどは処理力が上です。
GPUは、10コアです。
M3採用のiPad Air と比べて、15%前後処理が上です。
AI学習において、GPUは「キモ」なので、Appleも近年力を入れて強化しています。
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結論的にいえば、iPad Airの水準で処理が済む人が大半でしょうから、一般的には「オーバースペック」な製品です。ただ、現行の「MacBook Air並」の処理が必要な場合は、やはりこちらという感じでです。
買い替えの方も多そうです。
CPU・GPU周りは、2世代前に採用されていたM1、あるいは3世代前のA12Zからの買換の場合、相当程度の、能力向上を見込めます。
M2からの買換という方は少ないでしょうが、特に、高性能コアを酷使する使い方の場合、しっかり違いは分かるでしょう。
実際、(はや)用途性が違う高性能なPC並の水準になったと言えるので、M1以前の世代からの買い換えならば、とくにおすすめです。
ディスプレイは、先述のように、液晶ではなく、タンデムOLED(有機EL)です。
冒頭の「選び方の基本」でも振れたように、OLEDを2重に配置したApple独自の工夫です。同社の呼び方だと、Ultra Retina XDRディスプレイです。
HDR表現を含めた「映像美」は、OLED特有の「黒の締まり」を含めて、これまでになく優秀 と間違いなく言えます。
一方、テレビでもそうですが、OLEDは自発光素材なので、LEDバックライトを増やせば輝度強化できる液晶方式(LCD)比べて、輝度は一般的に弱点と言えます。外光が強い明るい場所だと画質が落ちます。
ただ、本機の場合、先述のようにOLED基盤を「タンデム搭載」することで、輝度を強化するという発想で、この部分の弱点は緩和させています。
輝度も、HDR輝度で最大1600ニト、SDRでも最大1000ニトと、PC用のOLEDとしては強力な数字を出せています。
実際、現品を見た感じでも、日中利用でも、外光反射は問題ないです。
TVなどと違って、極めて近接視聴になるタブレットの場合、(スマホ同様)この部分を、そこまでシビアに考えなくてもよいのかな?と、今回の調査で思いました。
それでも、(念には念を入れて言えば)Appleのカタログで、本機だけが「最大輝度」表記で、他モデルはその表記がないのは、やはり注意点です。
他製品(下位機)のような「標準輝度」表記ではないので、他機と同じ尺度で言って、明るい場所に対する対応度が十分に高いのか、スペックからは判断できません。
実際、Appleもこの部分に弱点があることは、社として認識しているように思います。
なぜなら、Nano-textureディスプレイガラスを採用したオプションが、このモデルから初採用されたからです。色合わせなどで、外光による映り込みを高度に防ぎたいと考える場合、導入効果があると言えるオプションです。
この仕組みは【4Kディスプレイの比較記事】で紹介した、Appleのデザイン用の超高級モニターでも、既に採用されています。
全機にこの仕組みを標準採用しなかったのは、メンテ性の部分ほか、画質に副作用はある(ごくごくわずかなにじみや、コントラスト低下)からでしょう。
実際、通常品でも、過剰な映り込みがあるというわけではないですので、デザインで厳密な色合わせなどに使わないならば、普通のモデルがむしろ良いかと思います。
そのほか、本機は、120Hzの高リフレッシュレートにも対応です。
カメラは、こちらも、リア、フロントとも12MB(1200万画素)です。
リアカメラは、12メガの広角レンズです。
レンズは、F1.8である部分を含めて、iPad Airと変わりません。
機能面でも、高度な赤目修正ができる点を除けば同じです。
ここはあとで説明するLiDARスキャナを活かす部分です。
一方、iPad Proの前モデル、あるいは、iPhone Proなど比べた場合、搭載カメラは1つだけです。
超広角レンズは不採用ですので、レンジは他機と同じ「1倍ズーム」(デジタル5倍)です。ここは、方向性の変更があったと言えます。

フロントカメラは、12MPの横配置の超広角カメラです。
IPad Airtと同じで、センターフレームに対応します。
機能面では、いくつか、このグレードからの機能性がみられます。
順番にみていきます。
第1に、LiDARスキャナです。
自動運転などにも使われる技術で、光の反射で距離を測る最先端のシステムです。
最近のiPhone Proにも装備されます。
即時性・正確性・認識範囲の点で、既存のセンサより期待値が高く、特に、ARアプリ(拡張現実)には高い効果が期待できます。
どちらかと言えば開発者向け機能ですが、ARアプリの起動速度の短縮、安定化などには、即時的な効果が期待できるでしょう。
ボケ味と被写体深度の調整も、この方式だと上手にできます。
第2に、アダプティブTrue Toneフラッシュです。
色温度を見ながらフラッシュ調整するTrue Toneフラッシュの上位版です。
LEDの発光パターンを複数用意し、焦点距離に応じて、適切に光量調整がなされます。
あとは、iPad Airと大きく変わりません。
動画撮影は、こちらも、4K解像度(4K/60P)対応です。
フルHD/240Pのスローモーションが撮れる部分を含めて、仕様はiPad Airと変わりません。
ただ、ProResビデオ撮影は、本機からです。
4K動画でも編集時の劣化に強い規格で、主に「動画デザイナー」向けです。
iPhoneでも採用されます。
集音の部分は、一方、iPad Airより強化が見られます。
4マイク仕様で、オーディオズームに対応するからです。
近年の動画用カメラだと搭載が割とみられるもので、ズーム倍率に応じて、マイクの指向性を調整し、適切に集音するという機能性です。
ネットワーク機能は、無線LANは、Wi-Fi6Eです。
iPad Airでも説明しましたが、近年登場のWi-Fi6をさらに改良したもので、日本では2022年登場の新規格です。
新しく、日本で開放された6Hz帯が使えるため、通信速度・通信安定性が高まります。
この速度に対応するためには、対応ルーターが必要です。
詳しくは、上記の、リンク記事で対応機と、規格についての詳しい説明をしています。
Bluetoothは、Bluetooth5.3です。
問題ないです。
Cellularモデルは、本機も4G・5G通信に対応できます。
こちらも、eSIM方式で、物理SIM(Nano Sim)は利用不可です。
(2015年発売)
Apple Pencil MK0C2J/A
¥14,998 楽天市場 (4/23執筆時)
(2018年発売)
Apple Pencil 第2世代 MU8F2J/A
¥19,800 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
(2024年発売)
Apple Pencil Pro MX2D3ZA/A
¥20,919 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
ペンタブレット機能は、むろん、 Apple Pencil Proを含めてどれでも対応できます。
ホバー機能なども、iPad AIr同様に、しっかり対応します。
・Apple Magic Keyboard MWR23J/A
・Apple Magic Keyboard MWR03J/A
¥47,778 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
キーボードは、iPad Airと同じ形式のものが用意されます。
先述のように、Magic Keyboardは、角度調整しつつ、浮かして使える面白い構造です。
詳しい仕様は、【iPad専用キーボードの比較記事】をご覧ください。他モデルもみています。
セキュリティは、一方、本機は、カメラによるFace ID認証(顔認証)になります。
逆に、指紋認証は非対応になります。
バッテリーは、本機も最大10時間です。
下位機種と同じです。
充電は、USB-Cポートを利用します。
こちらも、20WのUSB-C電源アダプターと1MとのUSB-Cケーブルが同梱です。
【HDMI】
MacLab. USB-C to HDMI 変換 ケーブル
¥2,199 Amazon.co.jp (1/25執筆時)
接続端子は、USB-C端子が1つす。
充電共用です。
プレゼンなどに利用する場合で、HDMIが必要ならば、別途用意します。
出力は、下位機同様6K/60Hzまでのなら外部ディスプレイに出せます。
高リフレッシュレートは、外部出力はできませんが、問題ないでしょう。
USB速度は、一方、本機は、USB 4.0(Thunderbolt 3)です。
速度は、本機の場合、最大で4000MB/sですが、問題ないです。
スピーカーは、Hi-Fiスピーカーが4機搭載されています。
iPad Airは、は2スピーカーですから、この部分のスペックも上位です。
センサーは、iPad Air同様、3軸ジャイロ、加速度、気圧高度計、電子コンパス、環境光センサーです。それに、先ほど書いた、距離を測るLiDARスキャナという構成です。
GPSは、本機も、Wi-Fiモデルは未装備です。
セルラーモデルは、搭載です。BeiDouを除く4衛星に対応できます。
マルチGNSSは対応しませんが、まあ、問題ないです。
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以上、Apple 11インチiPad Pro (M4)の紹介でした。
優秀なタンデムOLEDディスプレイを備えつつ、CPUパワーもM4世代です。
iOS以外の他社のタブレットを含めて、現状でこれ以上のスペックは望めず、タブレットにおける「Apple一強ぶり」を改めて認識した製品です。
一方、OLED特有の画面の「焼付き」問題も、タンデムOLEDで論理的な解決法が提案されており、多くの場合、問題ないかとは思います。
ただ、この仕組みを採用した「初号機」ではあります。その部分もあり、Appleも購入検討者に対して一定の注意書(こちら)は出しているので、選ばれる場合は、事前に一読しても良いでしょう。
繰り返しますが、以前よりも増して、本機は名前通りの「プロ用」です。普通のビジネスマンや学生の場合は、やや「オーバースペック」に思います。iPad Air(11型)で良いかと思います。
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【2024年5月発売】
【256GB】
【標準ガラス】
29・iPad Pro(M4)13インチ MVX23J/A 【ブラック】
29・iPad Pro(M4)13インチ MVX33J/A 【シルバー】
¥218,800 + 2188pt Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【512GB】
【標準ガラス】
30・iPad Pro(M4)13インチ MVX43J/A 【ブラック】
30・iPad Pro(M4)13インチ MVX53J/A 【シルバー】
¥254,800 + 2549pt Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【1TB 】
【標準ガラス】
31・iPad Pro(M4)13インチ MVX63J/A 【ブラック】
31・iPad Pro(M4)13インチ MVX73J/A 【シルバー】
¥322,800 + 3228pt Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【Nano-textureガラス】
32・iPad Pro(M4)13インチ MWRF3J/A 【ブラック】
32・iPad Pro(M4)13インチ MWRG3J/A 【シルバー】
¥338,800 + 3388pt Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【2TB】
【標準ガラス】
33・iPad Pro(M4)13インチ MVX83J/A 【ブラック】
33・iPad Pro(M4)13インチ MVX93J/A 【シルバー】
¥390,800 + 70,344pt Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【Nano-textureガラス】
34・iPad Pro(M4)13インチ MWRH3J/A 【ブラック】
34・iPad Pro(M4)13インチ MWRJ3J/A 【シルバー】
¥341,702 + 3228pt Amazon.co.jp (4/23執筆時)
画面サイズ:13インチ(タンデムOLED)
解像度:2,752 x 2,064 (264 ppi)
CPU:Apple M4 4.5GHz
バッテリー:10時間
ネットワーク::Wi-Fi6 E Bluetooth5.3
カメラ:12M+12M
サイズ:高さ281.6 x 幅215.5 x 5.1mm
重さ:582g
なお、Apple 13インチiPad Pro (M4)は、先ほどの機種の画面を13インチと大きくした姉妹機です。
重さは、注目点で、582gです。
同じ画面サイズのiPad Air 13型に比べても、目立って軽いです。
あとの部分は、11インチモデルと同じなので、シンプルに、作業領域が広めに欲しい方が選択肢にしたら良いという機種です。
・Apple Magic Keyboard MWR43J/A
・Apple Magic Keyboard MWR53J/A
¥57,384 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
キーボードは、サイズが違うので、こちらになります。
仕様は、ほかと同じです。
2-2・iPad miniの比較
最後に、8.3インチの中型ディスプレイを搭載した、軽量で小型なiPadとなる、iPad miniを紹介します。
【2024年10月発売】
【Wi-Fiモデル】
【128GB】
35・iPad mini (A17 Pro) MXN63J/A
¥78,800 +788pt Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【256GB】
36・iPad mini (A17 Pro) MXNA3J/A
¥94,800 +948pt Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【512GB】
37・iPad mini (A17 Pro) MYGY3J/A
¥130,800 +1308pt Amazon.co.jp (4/23執筆時)
128GB・Wi-Fi
スペースグレイ:MXN63J/A ブルー:MXN73J/A
スターライト: MXN83J/A パープル:MXN93J/A
256GB・Wi-Fi
スペースグレイ: MXNA3J/A ブルー:MXNC3J/A
スターライト: MXND3J/A パープル:MXNE3J/A
512GB・Wi-Fi
スペースグレイ:MYGY3J/A ブルー:MYH13J/A
スターライト: MYH23J/A パープル:MYH33J/A
【Wi-Fi + Cellularモデル】
【128GB】
38・iPad mini (A17 Pro) MXPN3J/A
¥104,800 +1048pt Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【256GB】
39・iPad mini (A17 Pro) MXPT3J/A
¥120,800 +1208pt Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【512GB】
40・iPad mini (A17 Pro) MYHC3J/A
¥(156,800) Amazon.co.jp (4/23執筆時)
128GB・Wi-Fi + Cellular
スペースグレイ:MXPN3J/A ブルー:MXPP3J/A
スターライト: MXPQ3J/A パープル:MXPR3J/A
256GB・Wi-Fi + Cellular
スペースグレイ:MXPT3J/A ブルー:MXPW3J/A
スターライト: MXPX3J/A パープル:MXPY3J/A
512GB・Wi-Fi + Cellular
スペースグレイ:MYHC3J/A ブルー:MYHD3J/A
スターライト: MYHE3J/A パープル:MYHF3J/A
画面サイズ:8.3インチ
解像度:2,266 x 1,488 (326ppi)
CPU:A15 Pro
バッテリー:10時間
ネットワーク:Wi-Fi6E Bluetooth5.3
カメラ: 12M+12M
重さ:293g
サイズ:195.4 x 134.8 x 6.3mm
iPad mini 第7世代 (=2024 Apple iPad mini)は、iPadでは、最も小型な機種です。
本体色は、4色です。
本機の場合も、色以外は、ストレージ量と、スマホ回線(4G/5G)の対応以外は同じです。
画面サイズは、8.3インチです。
重さは、293グラムです。
他社の小型タブレットと比べても、圧倒的に軽いモデルです。
ベッドで寝ながらでも、片手で持てる重さだと言えます。
サイズ的にもフリック入力がしやすいサイズです。
本体の厚みも、6.3mmです。
この部分も持ちやすい理由です。
CPUは、A17 Proチップです。
iPad (A16)より上位です。
また、1世代雨のiPad miniの旧機種に比べても30%ほど強化されました。
一方、iPad Airの採用するMac用のM系プロセッサは不採用です。
ミニサイズという用途の違いもありますが、現段階の発熱量とCPUサイズだと、搭載は無理というサイズ面の事情はありそうです。
スコアは、ベンチマークで、12000を超える水準です。
画面サイズに由来する用途性からして、問題ないでしょう。
GPUは、スコアとして言えば、3800前後です。
iPad(A16)より数字が良いです。
そのため、本機は、ギリギリでしゅが、AppleのAIサービス(Apple Intelligence)に対応できます。
これに対応させるために、新機種に更新された「ふし」もあります。
ディスプレイは、しっかりIPSパネルです。
iPadと同じで、四隅が丸みを帯びたLiquid Retinaディスプレイです。
解像度は、337万画素(2,266 x 1,488)です。
小さいですが、iPadとほとんど同じ詳細さで、2.7K(WQHD)に近い数字です。
画面密度は、したがって、相当細かい326ppiです。
小型という部分もありますが、現行機では「最も良い」です。
仕様は、iPadより、iPad Airに近いです。
色域は、Airと同じでDCI-P3をカバー(率は不明)する広色域ディスプレイです。
輝度も、同じ500ニトで、低反射コーティングもなされます。
1.8%の反射率は優秀で、「世界で最も低い反射率」を実現した見やすいディスプレイです。
カメラは、リア、フロントとも12MB(1200万画素)です。
機能面はiPad Airとだいたい同じです。
リアカメラは、したがって、F1.8の明るいレンズです。
True Toneフラッシュを装備しますし、HDR合成も4枚です。
照明色などの撮影環境に応じて、LEDフラッシュの色温度を制御してバランスを整える機能です。iPhoneではお馴染みです。
フロントカメラも、iPad Airとレンズ自体は同じです。
機能面も、広角レンズで動く人物を追いかける「センターフレーム機能」が利用できます。
ただ、レンズ位置は縦側です。
画面サイズを含めて、Zoom会議などには多少向かない部分はあります。
動画撮影は、4K解像度(4K/60P)対応です。
動画も手ぶれ補正はあるため、仕様はわりと豪華です。
ネットワーク機能は、無線LANはWi-Fi6Eに対応です。
ここも、iPad Airと同じで、アンテナ2本+ワイドバンドなので、最大速度も同じ約2400Mbps(=300MB/秒)
ただ、先述のように、ルーター側の対応が必要です。
おそらく、2020年以前から、同じルーターの場合、Wi-Fi 5のルーターでしょう。
非対応の場合、最大でも867Mbps(=108MB/秒)に止まります。
複数端末を同時につなげる際の安定性も落ちます。
「おすすめルーター」は、詳しくは、上記のリンク記事に詳しく書いています。
タブレットに限らず、PCや、IOT家電など最近は、Wi-Fi機機も多いでしょう。
近年は、この部分の技術革新が速いので、新しい製品を導入するのも良いかと思います。
Bluetoothは、Bluetooth5.3です。
安定性に問題ないです。
Cellularモデルは、5Gにも対応可能です。
本機も、今回から、SIMスロットが廃止され、eSIM専用になりました。
(2015年発売)
Apple Pencil MK0C2J/A
¥14,998 楽天市場 (4/23執筆時)
(2018年発売)
Apple Pencil 第2世代 MU8F2J/A
¥19,800 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
(2024年発売)
Apple Pencil Pro MX2D3ZA/A
¥20,919 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
ペンタブレット機能は、各世代のApple Pencil全てに対応します。
各ペンの機能性は、iPad Airの項目ですでに書きました。
セキュリティは、指紋認証(Touch ID)です。
ロック解除ボタンの部分で指紋認証します。Apple Payにも対応できます。
【iPad mini(A17 Pro)用】
iPad mini用Smart Folio
¥9,404 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
キーボードは、Smart Keyboardは用意されません。
純正で展開のあるのはカバーだけです。
旧機のカバーでも使えますが、色展開は旧機に準じるので、基本新機種が良いです。
なお、本機もBluetoothキーボードには対応できます。
詳しくは、このブログの【おすすめBluetoothキーボードの比較】をご覧ください。サードパーティを含めて、よさげなものを紹介しています。
スピーカーは、普通のステレオスピーカーです。
【HDMI】
MacLab. USB-C to HDMI 変換 ケーブル
¥2,199 Amazon.co.jp (1/25執筆時)
接続端子は、USB-Cです。
20WのUSB-C電源アダプターと1MとのUSB-Cケーブルが同梱です。
本機も、プレゼンなどで、USB-C to HDMIアダプタなどを利用した外部出力は可能です。
外部出力は、他機同様、4K/60Pまでとおります。
USB速度は、iPad Air同様に、USB3.0です。
問題ないです。
センサーは、一方、3軸ジャイロ、加速度、気圧高度計、電子コンパス、環境光センサーです。
GPSは、こちらも、Wi-Fiモデルは未装備です。
セルラーモデルは、BeiDouを除く4衛星に対応します。
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以上、iPad mini の紹介でした。
コンパクトで持ちはこびが容易で、「ごろ寝使い」にも向いているタブレットです。
CPUこそM系プロセッサ(アップルシリコン)ではないですが、PC代わりに使うような機種ではないので、パワーは十分です。
GPUも、最近の「基準」といえる、Apple AI対応水準ですし、問題ないです。
こうした部分で、モバイル専用の小型のガジェット、あるいは「ごろ寝利用」で考えたい場合は、本機が良いです。
一方、Zoom会議や、本格的なワープロなどに使う場合、画面サイズ的に「実用性が落ちる」ので、iPad、あるいは、iPad Airがよいでしょう。
今回の結論
iPadのおすすめモデルは結論的にこの機種!
というわけで、今日は、AppleのiPad の比較の2回目記事でした。
しかし、記事はもうすこしだけ、続きます。
3・ 最新のiPadの比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
画面のみやすさ ★★★★★
処理速度 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
ペンタブ対応 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
次回の3回目記事(こちら)は、結論編です。
今回紹介した全モデルから、目的別・用途別に「Atlasのオススメ機種!」を提案しておきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
3回目記事は→こちら