1回目記事からの続きです→こちら
2-1・三菱電機のオーブントースター
3回目記事のトップバッターは、三菱電機のオーブントースターです。
堅実な家電メーカーの印象ですが、たまにユニークなアイデアの製品を出すことがあります。
トースターについてもそれが言えます。
1・オーブントースターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック(日本)
1-3:バルミューダ〈日本〉
1-4:アラジン〈日本〉
1-5:象印〈日本〉
2・オーブントースターの比較 (2)
2-1:三菱電機〈日本〉
2-2:タイガー〈日本〉
2-3:シロカ〈日本〉
2-4:シャープ〈日本〉
2-5:東芝〈日本〉
3・オーブントースターの比較 (3)
3-1:ツインバード工業〈日本〉
3-2:ビタントニオ〈日本〉
3-3:アイリスオーヤマ〈日本〉
3-4:コイズミ〈日本〉
3-5:デロンギ・山善・AQUA ほか
4・オーブントースターの比較 (4)
4-1・COMFEE’ ほか
4-2:最終的なおすすめの提案【結論】
1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に基づきながら、今回もみていきます。
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今回も、いつものように、Atlasが高評価している点は赤系の文字色で、イマイチと感じている点は青字で書くようにします。
【2019年発売】
23・三菱電機 ブレッドオーブン TO-ST1-T
¥28,987 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
トースト枚数:1枚
ヒーター:フラットヒーター×2
消費電力:930W
庫内広さ:幅27×奥行22×高さ14cm
火力調節: 3段階
寸法:幅27.0×奥行22.3×高さ14cm
TO-ST1-は、三菱電機が売り出す、新しいタイプのオーブントースターです。
冒頭でも書きましたが、Atlasも発売日に予約購入して、使い込んでいる機種です。
同社は、普通のオーブントースター(BO-S7)などもあります。
しかし、今回は、完全に設計からやり直しており、Atlas的にかなり期待している新作です。
本体色は、レトロブラウンの1色構成です。
また、写真で分かるように「1枚焼き専用」です。
外観も幅27×奥行22×高さ14cmとコンパクトなので、収納性も高く、その部分も良いです。
パワーは、930Wです。
ヒーターは、面で加熱するフラットヒーターが上下に2面です。
ただ、この製品は、ワッフルメーカーのように、上下にフタをして、さらに密閉断熱し、プレートの熱を利用しつつトーストを焼き上げるという新機軸があります。
この方式の場合、水分が蒸散しにくいので、バルミューダのThe Toasterと違って「水分をあとから補わず」、なかがふわっとする「生トースト」が焼けます。
自動調理機能は、冷凍トースト・トッピングトースト・フレンチトーストの各モードがあります。
フレンチトースト対応は、構造的にこの製品の「売り」でしょう。さらに、トッピングトーストについても、庫内が汚れず片付けも楽という点で、構造的に向きます。
ただし、定められた厚みを超えると、排煙口から「煙が出てくる」ので、注意が必要です。
厚みの許容範囲は、付属の「へら」に目印があり、測りやすくなっています。
さらに、5通りの焼き加減が選べるほか、6枚切、5枚切、4枚切とパンの厚みを選択できるため、失敗なく、しあがるという仕組みです。
お手入れは、プレートをふいてしまうだけで掃除が終わる「手軽さ」も売りです。
日本人的感覚では「取り外して洗いたい」ところですが、加熱家電ですから、衛生的な問題はありません。
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以上、三菱電機のブレッドオーブン TO-ST1-T の紹介でした。
ここ数年、Atlasは、各社のスチーム系の「高級機」を色々試してきました。
それらと比較しても、普通のトーストはもちろん、生ハムを挟むチーズトーストは、「最も仕上がりが良かった」と言えます。
試しに、(誰でも手に入りやすい)という観点から、セブンイレブンの4枚切(金の食パン)と、生ハム・チーズで、トーストを作ってみました。パンの保水率は抜群で、スチーム系より仕上がりが良いです。
そのほか、トッピングトースト・フレンチトーストなどを簡単に楽しめるのが良い部分です。
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三菱は、このブログの【高級炊飯器の比較記事】で書いたように、炊飯でも「圧力をかける炊き方は、不自然!」という観点で、圧力をつかわない高級炊飯器を出しています。
ブレッドオーブンの場合も、(想像するに)「スチームを使う方法は不自然!」という発想で、素材だけで、水分をキープできる、「ワッフルメーカー」的構造を採用したのではないでしょうか。
弱点は「1人用」である点です。
1枚焼きで2-3分の調理時間なので、家庭用としてはそこが「難点」ですが、その分、収納性も高いので、むしろ、これで良いのだと思います。
2-2・タイガーのオーブントースター
続いて、タイガーのオーブントースターです。
ここまで見てきた象印がライバルで、象印が出す製品は、タイガーも出すという「ライバル関係」にあります。
【2024年発売】KAV-A130(WM) KAV-A130(KM)
24・TIGER やきたて KAV-A130-WM
24・TIGER やきたて KAV-A130-KM
¥20,514 楽天市場 (5/13執筆時)
【2022年発売】KAT-A131WM
25・TIGER やきたて KAT-A131-WM
¥23,300 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
トースト枚数:3枚
ヒーター:遠赤外線×1 ガラス管×2
消費電力:1312W
庫内広さ:幅32.5×奥行26×高さ10cm
火力調節;9段階(80〜250℃)
寸法:幅377×奥行385×高さ245 mm
KAM-S132は、タイガー「やきたて」シリーズ最上位機です。
後ほど詳しく書きますが、こちらは、トーストができる上で、熱風ファンを搭載する点でオーブン調理に強いタイプです。
そのため、【コンベクションオーブンの比較記事】でも、その方面の専用機と一緒に紹介している機種でもあります。
新機種
フライ・総菜パン・クロワッサン・もち
旧機種
フライ・グラタン・パン・ピザ・もち
なお旧機種が残ります。
トースト(冷凍・常温)系以外の自動メニューの入替があり、リベイク(パンや総菜の再加熱)に注目した5種になりました。
旧機でも、フライのリベイク(冷凍フライ・冷蔵フライや、常温パンのリベイク(クロワッサン・フランスパン)はできます。ただ、冷凍を含む総菜パン(ソーセージ・コロッケ)と、冷凍クロワッサンの、自動対応ができるようになった部分が、新しいと言えます。
生活スタイルの変化に合わせたもので、良いと思いました。その代わり、ピザとグラタンは手動になりましたが、トースターだと追加加熱せざるを得ない場合が多いので、問題ないでしょう。
新機種でも暖めたあとに「こんがり上火」ボタンを使えば、自動で焦げ目もつくので。
一方、旧機は、同社の「まほうびん」技術を活かし、ガラス部分に断熱Wガラスを採用していました。
焼きムラの低下に効果を発揮するとされますが、新機種では不採用です。ここはコストカットかと思います。あとは、遠赤ヒーターも旧機は(少し遠赤効果が高い)黒遠赤ヒーターでしたが、新機種だと「遠赤ヒーター」の表示です。
そのほか、旧機だと調理トレイに、焼き付き防止のシリコン加工(黒)がありましたが、新機種でなくなりました。シリコーンは(一般的に)耐熱性もあり特段問題ない素材で調理器具ではお馴染みですし、まあ、コストカットかなと思います。
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結論的にいえば、装備の違いはありますが、基本的には機能の要不要で決めて良いでしょう。あえて言えば、(コストコなどの)冷凍クロワッサンを食べる場合は新機種、そうでもなければ、二重ガラス採用の旧機で良いかと思います。
設置寸法は、377×293×245 mmです。
トースターとして言えば、そこそこ大きめです。
パワーは、1300Wです。
これに12Wの熱風ファンの部分を含めて総合1312Wです。
十分強力な出力と言え、バルミューダやアラジンと並んで強いです。
温度として、ダイヤルで80℃〜250℃まで指定する方式です。
このパワーだと複数の調理器具を同時に利用する場合ブレーカーは気にする必要はもちろんあります。
ただ、調理において、このジャンルの家電は「強いが正義」な部分はありますので、やはりある程度パワーは欲しいです。
ヒーターは、上面に遠赤外線ヒーター(黒遠赤ヒーター)が1本、下面にガラス管ヒーター(石英管)を2本を搭載します。
他社も採用していましたが、遠赤外線ヒーターは、トースト内部に熱が浸透せず、トーストの表面部分に熱を多く伝える性質を持ちます。
料理の際も、上火のヒーターはグリルには向くので、この部分はワンポイントです。
したがって、パンの水分を蒸発させず、表面だけが「カリッと」美味しいトーストが焼きやすいと言えます。下面は普通の遠赤量が少ないガラス管ヒーターですが、2本搭載ですし、値段からすると問題ありません。
庫内の広さは、325×260×100mmです。
こないは広めで、料理にも使いやすいと言えます。
トーストは、3枚とやや中途半端な数です。
ただ、奥行は広めなので、少なくとも市販の食パンならば3枚入ります。
火力は強いので2-3分で焼けます。
ピザを焼く場合は、25センチまで、そのまま焼けます。
十分でしょう。
火加減の調節は、先述のように、80-250度で設定可能です。
タイマーはダイヤル式で、最大30分です。
付属品は、深皿の調理トレイが付きます。
シリコン加工されて掃除しやすいため、別に皿を用意しなくても良い点は、利便性があります。
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以上、タイガーのKAM-S132の紹介でした。
トースト3枚が「家庭の標準」の方には合いそうです。
火力も強い上で、冷凍パンをふくめて、マイコン制御で各種パンが自動で焼けるので、トースターとしては、なかなかの性能です。
ただ、スチーム機能はともかく、トーストの火加減まで注目した専門性は、ここまで見た各社の「専用機」ほどはないので、あくまで料理メインで考えたい方に向くでしょう。
そちらの方面の利便性を狙う場合は、【コンベクションオーブンの比較記事】と比較しても良いかと思います。ただ、そちらの観点でも、トーストや、フライほかのリベイクもできる汎用性は評価できますし、初心者向きには良いオーブンかと思います。
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なお、タイガーは、本機とほぼ設置寸法のおなじ、下位機をいくつか展開します。
順番にみておきます。
【2024年発売】(加筆予定)
26・TIGER やきたて KAV-B130-KM
¥14,889 楽天市場 (5/13執筆時)
寸法:幅35.1×奥行34.5×高さ24.5cm
ヒーター:遠赤外線×3
【2022年発売】KAT-B131KM
27・TIGER やきたて KAT-B131-KM
¥11,980 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
寸法:幅37.7×奥行34.5×高さ24.5cm
ヒーター:黒遠赤外線×1 ガラス管×2
トースト枚数:3枚
消費電力:1300W
庫内広さ:幅32.5×奥行26×高さ10cm
火力調節;9段階(80〜250℃)
第1に、 KAV-B130です。
先ほどの機種の下位機で、熱風ファンが非搭載の普通のオーブンです。
旧機種がのこります。
こちらの場合も、二重ガラス採用なのは旧機だけになります。
一方、火力は、旧機は、上火が少し出力が良い黒遠赤ヒーターと下のガラス管というコンビでした。
新機種は、上下とも遠赤ヒーターになったトリプル遠赤ヒーターです。
火力(速暖性)は新機種のが良いと言えます。次に見る「シロカ(すばやき」の製品もそこが強いですので、比較するならば、そちらになるといえる製品です。
そのほか、旧機はこびり付き防止のシリコン加工(左図)がありましたが、新機種は省略です。
あとは、同じです。
設置寸法は、新機種は、幅35.1×奥行34.5×高さ24.5cmです。
ファンがないだけで、先ほどの機種とほぼ変わりません。
庫内寸法は、上位機と同じです。
パンも3枚です。
また、ガラスは上位機同様の二重ガラスで、断熱面を重視しています。
パワーは、1300Wです。
実温度として80℃〜250℃まで指定する方式ですし、この部分は、上位機と同じです。
ただ、先述のマイコン制御はないので、トーストやリベイク用のワンタッチボタンはないです。
ヒーター構成も、同じです。
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結論的にいえば、自動対応が不要ならば、選択肢にできそうな機種ではあります。
トーストの味も、マイコン制御をしない「アナログ」ではありますが、火力と断熱面の工夫で、1万円前後の製品としては、良さそうです。短時間で焼けますし、適切な火力を見つければ、サクふわにもできるしょう。
なお、このグレードの新旧は上位機・下位機の関係と言えます。
旧機はこの値段ならばお買得感があるので、費用対効果の部分では、いまのところは旧機がよいでしょう。一方、新機種は、同じ火力構成である、先発のシロカの同級機と比べても良いかと思います。
最終的な「おすすめ」は、記事の最後で改めて考えます。
【2024年発売】
28・TIGER やきたて KAM-S132-KM
28・TIGER やきたて KAM-S132-R
¥8,856 楽天市場 (5/13執筆時)
【2022年発売】
29・タイガー やきたて KAM-S131-R
29・タイガー やきたて KAM-S131-KM
¥7,780 楽天市場 (5/13執筆時)
トースト枚数:3枚
ヒーター:遠赤外線×1 ガラス管×2
消費電力:1300W
庫内広さ:幅30.5×奥行26.5×高さ9cm
火力調節;9段階(80〜250℃)
寸法:幅35.1×奥行32.8×高さ22.4cm
KAM-S132は、タイガーの中級機です。
旧機が残りますが、外形を含めて同じです。
ただ、旧機は、上火が(少し遠赤効果が高い)黒遠赤ヒーター表記だったのが、新機種は(普通の)遠赤ヒーター表記になりました。
本機も、旧機はこびり付き防止のシリコン加工がありましたが、新機種は省略です。
なお、二重ガラスは、このグレードだと旧機でも装備していませんでした。
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結論的にいえば、機能性ほか、価格差を含めて旧機が良さそうです。
設置寸法は、幅35.1×奥行32.8×高さ22.4cmです。
上位機と同じ「トースト3枚」焼きですが、よりやや小型で、設置性は良いです。
パワーは、1300Wです。
本機も、実温度として80℃〜250℃まで9段階で指定する方式です。
温度と時間設定だけで、本機もマイコン制御はないので、自動調理ボタンの類はないです。
ヒーターは、上面に遠赤外線ヒーター(黒遠赤ヒーター)が1本、下面にガラス管ヒーター(石英管)を2本を搭載します。
先ほどみた「トリプル遠赤ヒーター」の上位機とはここで差が付いています。冒頭で見た同社の最上位機と同じ構成とも言えますが、もちろん、熱風ファンはないです。
庫内の広さは、幅30.5×奥行26.5×高さ9cmです。
トーストは、3枚です。
ここは、上位機と同じです。
ピザを焼く場合は、25センチまで、そのまま焼けます。
十分でしょう。
あとは、上位機と比べて言及したい違いはないです。
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以上、タイガーのKAM-S132の紹介でした。
機能面で、面白みはないオーソドックスなオーブントースターです。
ただ、一番大事な火力(特に上火火力)はあるため、シンプルなトースターで良いがそこを重視したい場合、候補にできるでしょう。
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なお、タイガーには、仕様が本機と似る中級機がいくつかあります。
順番にみておきます。
〈2024年機〉KAM-R132(WM)
30・タイガー やきたて KAM-R132-WM
¥8,990 楽天市場 (5/13執筆時)
〈2022年機〉KAM-R131WM
31・タイガー やきたて KAM-R131-WM
¥8,888 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
トースト枚数:3枚
ヒーター:遠赤外線×1 ガラス管×2
消費電力:1300W
庫内広さ:約30.0×26.5×9.0cm
火力調節;5段階
寸法:幅35.1×奥行33.0×高さ22.5cm
第1に、KAM-R13です。
先ほどの機種の下位機です。
こちらは旧来から旧機も、シリコン加工のないトレイだったので、新旧で違いはないです。
筐体サイズは、1つ上の製品と変わりません。
違いは、1点のみで、火力が5段階調整で、温度で設定できない点です。
あたため(低)・中・強の3段階と、上火のみ、下火のみという構成です
あとは、ヒーター構成を含めて大きな違いはないです。
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結論的にいえば、、あまり細かい調整に興味のない方に向けた格安製品といえます。
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〈2016年機〉〈Amazon限定〉
32・タイガー やきたて KAE-G13N-WE
32・タイガー やきたて KAE-G13NR
32・タイガー やきたて KAE-G13N-K
¥6,630 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
トースト枚数:3枚
ヒーター:ガラス管×3
消費電力:1300W
庫内広さ:約30.0×26.5×9.0cm
火力調節;9段階(80〜250℃)
寸法:幅35.1×奥行33.0×高さ22.5cm
第2に、 KAE-G13Nです。
こちらは「うまパントースター」という名前で売りますが、、2016年機がベースにになる製品です。
ヒーターは、本機は、上火もガラス管のトリプルヒーターです。
その部分で言えば、後発の上位機とは、世代差があります。
ただ、内装側面に熱反射のよいガルバニウム鋼板を使う工夫は本機のみ言及があります。
火加減は、こちらは、温度調整できる仕様なので、ちょっと良い仕様です。
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結論的にいえば、数世代前の「パン焼き特化型」という印象です。
今だと、マイコン制御ほか、熱通りを速くして、パンを「さくふわ」にするのがトレンドなので、すこし古くさい仕様には感じます。
【2024年発売】KAK-G102(KM)
33・TIGER やきたて KAK-G102-KM
¥4,561 楽天市場 (5/13執筆時)
【2022年発売】KAK-G101(K)
34・TIGER やきたて KAK-G101-K
¥4,780 楽天市場 (5/13執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:遠赤外線×1 ガラス管×1
消費電力:1000W
庫内広さ:幅26×奥行21×高さ8.5cm
火力調節:5段階
寸法:幅31.2×奥行27.1×高さ22.4cm
KAK-G102は、タイガー「やきたて」シリーズの製品の入門機です。
新旧ありますが、性能は同じです。値段で決めてOKです。
5000円以下の格安トースターでは、売れ筋です。
設置寸法は、幅31.2×奥行27.1×高さ22.4cmです。
格安機には、小型機が複数ありますが、本機も、設置しやすい点で人気があります。
パワーは、1000Wです。
とくに強調できない強さですが、2枚焼きの格安機の平均値です。
火加減の調節は、5段階の火力調整が可能です。
温度刻みではなく、あたため(小)・中・大と、上火・下火火力の選択です。
この仕様だと、料理に使う場合、レシピに沿ってできないと言えます。
ようするに、アバウトな火力調整だけできればよい、という料理に使わない方向けです。
ヒーターは、上面に遠赤外線ヒーターを1本、下面にガラス管ヒーター(石英管)を1本を搭載します。
この程度の値段の小型機は、上面・下面とも遠赤量が少ないガラス管ヒーターだけの場合も多いです。
それを考えると、(上面だけとはいえ)この価格で遠赤ヒーターを採用するのは、この機種の少し良い部分です。
庫内の広さは、トースト2枚を焼くのに十分な広さです。
なお、3000円以下の製品は、今回紹介しない機種を含めて、トーストを2枚焼けないモデルもありますので、注意が必要です。
ピザを焼く場合は、20センチまでのMサイズピザなら、そのまま焼けます。
ただ、スーパーで売っている日本ハムの石窯工房の冷蔵ピザ(Lサイズ・25センチ)などの場合、半分に切って入れる必要がありそうです。
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以上、タイガーのトースターKAK-G102の紹介でした。
この値段の2枚焼き機に、上だけでも遠赤ヒータ採用というのは1つの見どころと言えます。
5000円以下に予算が限られる中で「パン焼き」部分で、ワンポイントある機種を選びたい場合、候補として良い機種でしょう。
ただ、それ以上の工夫はないですので、上位製品と比肩するという意味ではありません。
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【2022年発売】
35・TIGER やきたて KAK-H102-KM
¥5,750 楽天市場 (5/13執筆時)
【2022年発売】(性能は同じ)
36・TIGER やきたて KAK-H101-K
¥5,938 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:遠赤外線×1 ガラス管×1
消費電力:1000W
庫内広さ:幅26×奥行21×高さ8.5cm
火力調節:
寸法:幅31.2×奥行27.1×高さ22.4cm
なお、同じ仕様で、火力調整部分だけ省いたのがKAK-H101です。
常に「強火力」ですので、トースト・グラタンなどはともかくとして、総菜やパンの温めなどは、火力が強すぎてうまくいきません。
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結論的にいえば、「今まで火力などいじった記憶がない」という方以外は、上位機を選ぶべきです。
2-3・シロカのオーブントースター
つづいて、日本のシロカのオーブントースターです。
象印・タイガーに次いで出てきた、新しい日本の調理家電メーカーです。
また、バルミューダと似て、既存の家電になにかしら「ワンポイント」の個性を付けるのが上手な企業です。
【2022年発売】ST-2D251後継品
37・シロカ すばやきトースター ST-2D451-W
37・シロカ すばやきトースター ST-2D451-K
¥17,981 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
38・シロカ すばやき とっておき ST-2D471
¥29,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:遠赤外線×3 熱風ファン
消費電力:1400W
庫内広さ:29× 20.1× 10cm
火力調節: 8段階(40℃~280℃)
寸法:幅35×奥行28.6×高さ23cm
こちらは、シロカのプレミアムオーブントースター すばやき おまかせです。
本体色は、ホワイト:ST-2D451(W)とブラック:ST-2D451(W)です。
ただ、「すばやきトースターとっておき」という名前で、直販限定色が別にでました。色だけ異なり、性能は同じです。
なお、本機は、後述するようにファンで「熱風」を起こす工夫がある機種です。
そのため、(トースト機能以外の部分について)【コンベクションオーブンの比較記事】でも紹介しています。先述のように、同じような機種をタイガーも出しているので、そちらとも比較しました。
パワーは、2枚焼きで、最大1400Wです。
これを活かして、強力加熱をなします。
ただ、コンセントのたこ足配線は厳禁で、ブレーカーにも気をつける必要はあるでしょう。
ヒーターは、遠赤外線ヒーター(カーボンヒーター)を上に1本、下に2本搭載します。
下部は独特の形状のヒーターリフレクターを装備し熱反射を挿せる構造です。
そのほか、タイガーのようにガラスは二重ガラスを採用する部分、温度が低下しやすい側面付近にコイルを多く巻く疎密構造ヒーターを採用するなど、ムラのない火力維持への配慮はかなり多いです。
さらに、本機は、熱風ファンを内蔵するグリルオーブンタイプである点が独自です。(炎風テクノロジー)。
ヒーターの放射熱に、ファンの対流熱もパンに加わるため、庫内温度がより速くあがります。
例えば、2枚焼きモデルならば、予熱なしで1枚約60秒、2枚約90秒で仕上げます。
「すばやき」の名称の由来です。
一方、かなり火力を重視した設計なので、他機にはない「注意点」もあります。
第1に、設置スペースです。
火力が強いため、上図の様に、通常のオーブンより2倍近い開放スペースが必要です。
第2に、連続使用の場合です。
続けて利用する場合、他社より多め(2分間)冷まさないと、サーモスタット(限界温度センサー)が働きやすく、うまく加熱できません。
結論的にいえば、火力を限界まで「頑張った」結果、使い勝手の部分では、短所も出ていると言えるでしょう。
火加減の調節は、40℃~280℃まで設定可能です。
低温は、発酵などにつかうというより保温用かと思います。
庫内の広さは、幅29× 奥行20.1× 高さ10cmです。
パンは2枚までです。
一方、従来機より天井が高いのは、各種料理無目と言うより、クロワッサンや厚切りパンなどに対応させるためです。
自動調理機能は、付属します。
メニュは、トースト・アレンジトースト・チーズトースト・フランスパン・フレンチトーストなど10種類です。それぞれ冷凍からも対応です。あとは、焼き芋です。
バルミューダなどを意識して多くのパンメニューを搭載していると言えます。
焼き目は3段階です。
調理機能は、高火力で焼くと美味しいピザは、小型は庫内が狭いため、利用について強調されません。
マニュアル操作には鳴りますが、16cmまでは対応です。グラタンも2皿はできます。ノンフライ唐揚げは250gまでです。
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以上、シロカのすばやきトースターの紹介でした。
トーストの表面を遠赤の火力で短時間で「カリッと」焼き上げるという方向性をある意味、極限まで突き詰めた製品です。「短時間で素早く焼く」という方向性をここまで突き詰めた機種は他にないと言えます。
野心的で面白みを感じますが、先ほど書いた設置場所の問題については、注意してください。
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【2021年発売】 ST-2D351-W
39・シロカ すばやき ST-2D351 W
¥18,195 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:遠赤外線×3
消費電力:1400W
庫内広さ:29× 20× 10cm
火力調節: 7段階(60℃~280℃)
寸法:幅29×奥行20×高さ20cm
なお、ST-2D351も、シロカの「すばやき」シリーズの製品です。
おそらく遠からず廃版になると思われる旧機種です。
熱風ほかの「すばやき」に関わる性能は同じです。自動メニューの数が9個と少なくなる以外は変わりません。あとは、火力が60度からになる程度です。
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結論的にいえば、現状で選ぶなら、本機の方が費用対効果が高いのでオススメです。
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【2024年発売】ST-211-K
40・シロカ オーブントースター ST-211
¥7,480 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
トースト枚数:4枚
ヒーター:ガラス管?×4
消費電力:1200W
庫内広さ:28× 27× 8cm
火力調節: 無段階(80℃~250℃)
寸法:幅35×奥行36×高さ24cm
一方、ST-211は「すばやき」の名を冠しない下位機です。
パン4枚焼きとなる部分と、細かいセンサー制御ではないにせよ、80-250度と、温度目盛になる点に特徴はあります。
ヒーターは、情報がないですが、普通のガラス管ヒーターが4本でしょう。
いずれにしても、「すばやき」に比べると個性は弱めで「速暖性」という特徴はない機種です。
2-4・シャープのオーブントースター
つづいて、シャープのオーブントースターです。
生活家電では「プラズマクラスター」技術で推しますがで、調理家電では、スチーム(過熱水蒸気)を使った製品展開で攻めています。
【2024年12月発売】
41・シャープ ヘルシオ トースター AX-WT1-B
¥28,800 楽天市場 (5/13執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:ウォーターオーブン
消費電力:1410W
庫内広さ:幅262×奥行239×高さ108mm
火力調節: 4段階
寸法:幅340×奥行363×高さ270mm
ヘルシオ トースター AX-WT1 は、シャープのウォーターオーブントースターです。
2024年から新展開のシリーズですが、基本的には、後ほど書く「ヘルシオグリエ」の外観を格好良くしたモデルと言えます。
仕組みは、したがって、グリエ時代と同じです。
簡単に言うと、【スチームオーブンレンジの比較記事】で書いた、同社のウォーターオーブン「ヘルシオ」(上図)から、レンジ機能・グリルを取り除き、(沸騰温度を超える)過熱水蒸気で「焼く」機能性だけとりだした、「コンパクトオーブン」です。
本体サイズは、幅340×奥行363×高さ270mmです。
従来機より幅が狭くなり、奥行が少しひろがりました。
ただ、同社の小型のスチームオーブンの最小サイズ機(幅500×奥行435×高さ390mm)よりはだいぶ小さいので、これなら置けるという人は、割と多いでしょう。
パワーは、最大1410Wです。
加熱方式は、普通のトースターとはかなりの部分で異なります。
上図のような、上部のタンク水を加熱し、100度以上の過熱水蒸気にしたもので焼き上げます。
庫内は超高温のため(液体の)水が食材に付かない状況で、さっくり加熱ができます。
庫内の広さは、幅262×奥行239×高さ108mmです。
奥行が20cmです。トーストは2枚まで、ピザは冷凍用の20cmMサイズまでに対応です。
水分補給なしに、2回まで連続で焼ける(1回約3分)ので、世帯用としても問題ないでしょう。
火加減の調節は、ダイヤルで5段階です。
設定温度の調整はできません。
また、冷凍トースト・パンほか、冷凍総菜の自動加熱も可能です。
冷凍でも「サクふわ」に仕上げられるのは、ウォーターオーブン方式の利点でしょう。
なおこの方式でも、上ヒーター(下ヒーター)はあるので、焼き目は付けられます。足りないと感じた場合は、焼き目を追加で付けることもできます(最大5分)。
ただし、レンジではないので、例えば、ご飯の再加熱、お酒のあたためなどは(もちろん)無理です。
トーストは、3分ほどで焼けます。
先述のように、本格的なスチームトーストができるので、外側は「さっくり」、内側は「もっちり」とした焼き上がりです。
なお、(遠赤)ヒーター上下4つを装備し、それで過熱水蒸気を作る方式なので、高級機としては、速暖性と内部加熱は普通です。
ただ、加熱水蒸気量でパン表面に膜を張り、長時間加熱でも水分が逃げにくくすることで、それで、中身のふわふわ感をキープさせています。
水を使う点で、バルミューダの「スチーム」方式に似ています。しかし、「スチーム」方式とは「違う」ということをシャープは強調します。
本機の場合、トースト1枚あたり、バルミューダの5倍の水(25ml)を使っています。
100度を超える大量の「過熱水蒸気で包み込んで焼く」のが、ヘルシオの個性です。
4本ヒーター搭載でそもそもの火力が強いこともあり、水に由来する問題点は(レンジの)ヘルシオ上位機同様にありません。
トーストの味は、方式的に、日が経って水分率の減ったパンを焼くのが傾向として上手といえます。
一週間以上かけて食べきっているようなご家庭にはわりと向くでしょう。
逆に、ベーカリーやホームベーカリーの「焼き立てパン特有の風味や個性」を重視したい場合は、水を使わず、速暖性も高い製品のほうが良いかと思います。
食感は、トーストを含むパン類は調整でいます。
「ふわふわ度」という指標ですが、3段階で調整できます。
焼き色と合わせれば、15通りです。
自動調理機能は、先述のようにパン類は、対応です。
冷凍(※)と3段階の「ふわふわ」に対応できるものを区別してカウントし、35通りです。
パン以外も、ピザ・餅・焼き芋・焼き野菜と、後述するノンフライの唐揚げに対応です。
あとは、レシピ集をみながら、適宜加熱時間を設定していくことになります。
ただし、手動とはなりますが、例えば、ウォーターオーブンである利点を活かし「オーブン系」の多彩な料理ができます。
そのほか、餅やふかし芋もできます。
餅は普通のオーブンでもできますが、スチームの利点で、食感調整ができるのは面白いです。
もちは、冷凍などすると結構乾くので、本機の方式はわりと良いでしょう。
先述の冷凍食品ほか、スーパーなどの総菜の再加熱(リベイク)は、レンジよりも上手にやってくれたり、機能性はトースターのレベルを超えます。
過熱水蒸気での調理は、油を使わないヘルシーな揚げ物の調理も、対応できます。
本機の庫内容量ならば、唐揚げで2-3人前(もも肉250gほど)を10分、ポテトでも150g弱は処理できるでしょう。
その部分では【ノンフライヤーの比較記事】で書いた各社の製品のライバルとも言えます。
お手入れは、水タンク周りはシンプルな仕組みなので、面倒ではないです。
数週間に1度、水抜き運転をする必要があるだけですが、それも1ボタンで終わります。ただ、電源プラグの抜き差しが必要になるため、電源コードが取り外しにくい場所への設置は向かないでしょう。
トレイも、汚れを落としやすく加工がなされます。
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以上、シャープのヘルシオ トースター AX-WT1の紹介でした。
パン焼き部分は、高度ですが、とくに、食パンを常温で長期保存する方に向くでしょう。
ライバルはパンとそれ以外の調理に強い部分で、パナソニックの最上位機です。
比較すると、「グリル(上火)の強さ」ではパナソニックが優るので、グラタンや焼き野菜などの調理については、そちらが良さそうです。
一方、シャープの場合は過熱水蒸気方式なので、総菜から「油を落とす」ことができるため、「ヘルシー」です。
自宅で揚げる揚げ物についても「ノンフライ」調理ができるため、ご家庭のオーブンにそういった機能が無いならば、割と良い選択肢でしょう。
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【2021年発売】
42・シャープ ヘルシオ グリエ AX-GR2-R
42・シャープ ヘルシオ グリエ AX-GR2-W
¥21,980 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:ウォーターオーブン
消費電力:1410W
庫内広さ:25.9× 23.2× 7.7cm
火力調節: 4段階
寸法:幅41.2×奥行30.6×高さ22.7cm
なお、本機の旧機になるのが、ヘルシオ グリエAX-GR2 です。
本体サイズは、幅41.2×奥行30.6×高さ22.7cmです。
先ほども少し書きましたが、見かけと形状は、新機種で大幅に変わっています。
設置性は、やはり新機種です。
普通のトースターより少し幅がありますが、それ以外は同じです。
パワーは、最大1410Wです。
加熱方式などの仕組みは、新機種と同じです。
水タンクの量が多少少ないですが、使い方は変わりません。
庫内の広さも、実用面で差はないでしょう。
奥行が20cmと、トーストは2枚まで、ピザは冷凍用の20cmMサイズまでに対応です。
火加減の調節は、4段階です(強中弱とトースト)。
一方、新機種と違って、モニターパネルがないので、自動調理はないです。
パワーとタイマー(時間)で、レシピ集を見ながら使うものです。
あとは、説明したい違いはないです。
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結論的にいえば、現状の値段差からすると、下位機として本機はおすすめできます。
とくに、「ウォーターオーブン」を料理に使いたい方はこちらで良いと思います。
上で書いた「ノンフライの唐揚げ」も手動設定できますし、買った冷凍食品のあたためや、お惣菜(フライ)の暖めなおしも同じくできます。買ったパンを「サクッと」リベイクすることもできます。
トーストは、「ふわふわ度」は選べないのですが、「生食パン」ボタンで、ふわふわにすることはできます。
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結論的にいえば、本機の持つ調理家電としての機能性を考えると、現在の価格は相当安いように思います。予算的に、新機種は少し高く感じる方で、設置面で問題ない場合、選んで良いかと思います。
2-5・東芝のオーブントースター
つづいて、東芝ライフスタイルのオーブントースターです。
あまりラインナップは多くないですが、2024年に高性能と言えるモデルがでました。
【2024年12月発売】HTR-W7(K) HTR-W7(W)
43・東芝 オーブントースター HTR-W7-K
43・東芝 オーブントースター HTR-W7-W
¥14,180 楽天市場 (5/13執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:黒鉛素材ハイスペックヒーター×2
消費電力:1400W
庫内広さ:幅260×奥行220×高さ94mm
火力調節:3段階(180・210・230℃)
寸法:幅322×奥行279×高さ227mm
HTR-P3 は、東芝の販売するオーブントースターです。
設置寸法は、幅322×奥行279×高さ227mmです。
2枚焼トースターとしては標準的なサイズです。
パワーは、最大1400Wです。
東芝の調理家電全般に言えますが、要求される消費電力がわりと多めです。
速暖性を電力によって高めている部分があるので、ブレーカーやコンセントの許容容量を気にする必要があります。
ヒーターは、黒鉛素材ハイスペックヒーターが2本です。
詳細は不明ですが、新開発で、国内では「東芝独自」とのことです。
黒鉛素材だと、アラジンが採用していたグラファイなどと同じなので、独自とまでいえるか分かりませんが、いずれにしても、遠赤的な、内部浸透より表面加熱を重視するタイプです。
先述のように、1400Wと電気を使う代わり短時間でトーストは焼き上がりそうです。
つまり、ブレーカーは気にする必要があるにせよ、電気代で不利というわけではないです。
実際、本機は、扉の気密性を重視して、熱のロスを防ぐ工夫もあり、考えられた構造です。。
庫内の広さは、幅260×奥行220×高さ94mmです。
トーストは、2枚まで焼けます。
先述のように、すばやく表面を焼き上げることで、水分飛びを抑えて「さくふわ」にするという方向性です。アラジンやシロカとおなじ方向性です。
この場合、スチーム式に較べ、常温で数日保存したようなパンには弱いといえます。
ピザは、一方、長細い受け皿なので、ホールで焼くことは想定していないようです。
ただ、20cmより小さければおそらく入るでしょう。
自動調理機能は、トースト、バターロール、冷凍トースト、フランスパンは対応です。
それぞれについて、5段階の強さ(焦げ目)の調整ができます。これにより、厚切パン・薄切りパンに対応させる方式です。
火加減の調節は、温度としては3段階(180度・210度・250度)です。
低温方向の表現力が乏しいのは、このヒーターの難点かもしれません。
熱ムラとの関係かと思います。
付属品は、受け皿です。
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以上、東芝のHTR-P3の紹介でした。
強力に表面を焼く系の製品で、先述のように、アラジン、シロカなどのライバルです。
ただ、火力にクセがあるので、基本的には「パン焼き用」です。あとは、揚げ物お惣菜の「カラッとあたため」ができればまあ良いという場合、選択肢になるでしょう。
また、他社に比べても、要求される消費電力が多いので、ブレーカーが落ちがちのご家庭にはあまりおすすめできません。
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なお、同社からは、以下のような下位機の販売もあります。
順番にみておきます。
【2024年発売】
44・東芝 オーブントースター HTR-PZ3(K)
44・東芝 オーブントースター HTR-PZ3(W)
44・東芝 オーブントースター HTR-PZ3(C)
44・東芝 オーブントースター HTR-PZ3(G)
¥4,780 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:ガラス管×2
消費電力:1000W
庫内広さ:幅26.0×奥行22.0×高さ9.4cm
火力調節:16段階(80〜230℃)
寸法:幅32.2×奥行279×高さ22.7cm
第1に、HTR-PZ3です。
設置寸法は、幅32.2×奥行279×高さ22.7cmです。
デザインはシンプルで、邪魔にならない感じで好印象です。
パワーは、1000Wです。
火加減の調節は、一方、本機はダイヤルにて80度〜250度の範囲で無段階調整が可能です。
小型タイプなので250度設定はないですが、利用目的からすると問題ないでしょう。
ヒーターは、2本ですが、種類が非開示です。
ただ、値段からしても、普通のガラス管ヒーターが2本でしょう。
庫内の広さは、幅26.0×奥行22.0×高さ9.4cmです。
パンは2枚まで、ピザは、20cmまですし、上位機とそう変わりません。
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結論的にいえば、色合いの部分では、パステルカラーの製品は、値段の安さがあまり出ていない感じで良いように思います。
ただ、機能的に目立つ部分があるわけではないので、基本的にはデザインや値段で選ぶ場合のみ、選択肢になります。
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【2020年発売】
50・東芝 オーブントースター HTR-P3
¥3,913 楽天市場 (5/13執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:ガラス管×2
消費電力:1000W
庫内広さ:幅25.8×奥行22×高さ9.2cm
火力調節:16段階(80〜230℃)
寸法:幅30×奥行26.2×高さ22.3cm
第2に、HTR-P3 です。
1つ上の製品と外形以外は変わりません。
ただ、デザイン性の良さが、先ほどの機種の数少ないポイントですので、その意味で、本機は選びにくいでしょう。
次回に続く!
オーブントースターのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、オーブントースターの比較の2回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ続きます。
3・オーブントースターの比較 (3)
3-1:ツインバード工業〈日本〉
3-2:ビタントニオ〈日本〉
3-3:アイリスオーヤマ〈日本〉
3-4:コイズミ〈日本〉
3-5:デロンギ・山善・AQUA ほか
4・オーブントースターの比較 (4)
4-1・COMFEE’ ほか
4-2:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の3回目記事(こちら)では、ツインバードほか、ここまで紹介できなかった各社の製品をまとめて紹介します。
サックリ(火力) ★★★★★
ふっくら(保水) ★★★★★
ピザ焼き ★★★★★
チーズトースト ★★★★★
冷凍パン ★★★★★
すばやさ(時短) ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、4回目記事(こちら)は、今回の記事全体の「結論」として、いつものように、予算別、目的別にAtlasのおすすめ機種を数機種、提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
3回目記事は→こちら!