【今回レビューする内容】2022年 高性能オーブントースターの性能とおすすめ・選び方
【比較する製品型番】TIGER KAK-G101 KAK-H101 KAK-G100 KAM-S130 KAE-G13N KAM-R130 シロカ すばやき おまかせ ST-2D251 ST-2D351 ST-2A251 ST-231 シャープ ヘルシオ グリエ AX-GR1 AX-GR2 アイリスオーヤマ MOT-401 ricopa EOT-R021 EOT-032 HTO-C3A HTO-C1A HTO-CF55 HTO-CT35 R TWINBIRD TS-D048B デロンギ EOI408J 東芝 HTR-P3 モノクローム MOS-1028/W MOS-870/W AQUA AQT-WA11-W ラッセルホブス 7750JP 7740JP-BK 7720JP 7740JP ラドンナ Toffy K-TS4 NR-K-TS4
今回のお題
美味しく焼ける!オーブントースターのおすすめはどの製品?
どもAtlasです。
今日は、2022年6月現在、最新のオーブントースターを比較の2回目記事です。
1・オーブントースターの比較 (1)
1-1:パナソニック(日本)
1-2:バルミューダ〈日本〉
1-3:アラジン〈日本〉
1-4:三菱電機〈日本〉
2・オーブントースターの比較 (2)
2-1:タイガー〈日本〉
2-2:シロカ〈日本〉
2-3:シャープ〈日本〉
2-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-5:日立〈日本〉
2-6:他の製品〈各社〉
3・オーブントースターの比較 (3)
=最終的なおすすめの提案【結論】
前回の1回目記事では、1万円以上の高級オーブントースターを展開する企業を中心に、各機を比較しました。
今回の2回目記事では、タイガー・シロカほか、中価格帯で強みを示している各社の製品を中心に見ていきます。
なお、オーブントースターの「選び方の基本」は1回目記事(こちら)の冒頭で書きました。
もしお時間があるようでしたら、そちらからお読みいただくと、より分かりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
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サックリ(火力) ★★★★★
ふっくら(保水) ★★★★★
ピザ焼き ★★★★★
チーズトースト ★★★★★
冷凍パン ★★★★★
すばやさ(時短) ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各社のオーブントースターを機種ごと比較します。
そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。
2-1・タイガーのオーブントースター
はじめに、日本のタイガーのオーブントースターです。
前半で象印のトースターを見ましたが、象印が出す製品は、タイガーも出すという「ライバル関係」にあります。
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以下では、いつものように、Atlasが高評価している点は赤字で、イマイチと感じている点は青字で書くようにします。
【2022年発売】KAK-G101(K)
17・TIGER やきたて KAK-G101-K
¥5,940 楽天市場 (6/14執筆時)
【2020年発売】
17・TIGER やきたて KAK-G100-K
¥4,200 楽天市場 (6/14執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:遠赤外線×1 ガラス管×1
消費電力:1000W
庫内広さ:幅26×奥行21×高さ8.5cm
火力調節:5段階
寸法:幅31.2×奥行27.1×高さ22.4cm
KAK-G101 は、タイガー「やきたて」シリーズの製品です。
格安トースターでは、売れ筋の製品の最新モデルです。
新旧両機種ありますが、基本性能は同じです。外装のメニュー表示の部分のデザインが変わった程度です。
設置寸法は、幅31.2×奥行27.1×高さ22.4cmです。
格安機には、小型機が複数ありますが、本機も、設置しやすい点で人気があります。
パワーは、値段相応とは言えますが、1000Wと弱めです。
出力の弱いオーブントースターは、焼くのに時間がかかるだけでなく、焼きムラも生じやすいです。
この機種は、ネット状の焼アミを装備して焼きムラを防止する工夫はありますが、やはり、総合力でイマイチです。
ヒーターは、上面に遠赤外線ヒーターを1本、下面にガラス管ヒーター(石英管)を1本を搭載します。
このうち、遠赤外線ヒーターは、トースト内部に熱が浸透せず、トーストの表面部分に熱を多く伝える性質を持ちます。
したがって、パンの水分を蒸発させず、表面だけが「カリッと」美味しいトーストが焼きやすいと言えます。
他社の場合、この程度の値段の格安機は、上面・下面とも遠赤量が少ないガラス管ヒーターだけの場合が多いです。
それを考えると、(上面だけとはいえ)この価格で遠赤ヒーターを採用するのは、この機種の良い部分です。
庫内の広さは、トースト2枚を焼くのに十分な広さです。
なお、3000円以下の製品は、今回紹介しない機種を含めて、トーストを2枚焼けないモデルもありますので、注意が必要です。
ピザを焼く場合は、20センチまでのMサイズピザなら、そのまま焼けます。
ただ、スーパーで売っている日本ハムの石窯工房の冷蔵ピザ(Lサイズ・25センチ)などの場合、半分に切って入れる必要がありそうです。
火加減の調節は、5段階の火力調整が可能です。
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以上、タイガーのトースターKAK-G100-K の紹介でした。
価格が安い点製品ですが、パンが2枚同時に焼ける点は良いと思います。
ただし、遠赤外線ヒーター搭載とは言え、全体の火力が弱めなので、表面がカリッしたトーストを作るのは難しいでしょう。
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【2022年発売】KAK-H101(K)
18・TIGER やきたて KAK-H101-K
¥4,783 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
【2021年発売】
18・TIGER やきたて KAK-H100-K
¥3,318 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:遠赤外線×1 ガラス管×1
消費電力:1000W
庫内広さ:幅26×奥行21×高さ8.5cm
火力調節:
寸法:幅31.2×奥行27.1×高さ22.4cm
なお、同じ仕様で、火力調整部分だけ省いたのがKAK-H101です。
常に「強火力」ですので、トースト・グラタンなどはともかくとして、総菜やパンの温めなどは、火力が強すぎてうまくいきません。
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結論的にいえば、「今まで火力などいじった記憶がない」という方以外は、上位機を選ぶべきです。
・【火力無段階調節 上火遠赤】
〈2022年機〉
19・タイガー やきたて KAM-S131-R
19・タイガー やきたて KAM-S131-KM
¥8,432 楽天市場 (6/14執筆時)
〈2019年機〉
19・タイガー やきたて KAM-S130
¥6,119 楽天市場 (6/14執筆時)
・【火力5段階調節 上火遠赤】
〈2022年機〉
20・タイガー やきたて KAM-R131-WM
¥7,835 楽天市場 (6/14執筆時)
〈2019年機〉
20・タイガー やきたて KAM-R130-WM
¥5,381 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
・【火力無段階著製 上火ガラス管】
〈2016年機〉Amazon限定
21・タイガー やきたて KAE-G13N-WE
21・タイガー やきたて KAE-G13N-R
21・タイガー やきたて KAE-G13N-K
¥5,980 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
トースト枚数:3枚
ヒーター:遠赤外線×1 ガラス管×2
消費電力:1300W
庫内広さ:約30.0×26.5×9.0cm
火力調節: 無段階
寸法:幅35.1×奥行33.0×高さ22.5cm
KAM-S131は、日本のタイガーの中級オーブントースターです。 「うまパントースター」というシリーズ名の製品になります。
本機も新旧両機種ありますが、性能は同じです。
一方、3種類の「兄弟機」があります。
第1に、KAM-R131です。
KAM-S131と比べて、火力調整が無段階ではない点が違いです。
第2に、KAE-G13Nです。
こちらは、Amazon限定で売られる製品で、2016年機がベースになります。
本機だけは火力の面で、後述する「上火遠赤」ではない点が違いです。
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結論的にいえば、遠赤は仕上がり面で欲しいところですが、火力調整は5段階もあれば十分でしょうし、中位構成の製品が最も良いかと思います。
外形寸法は、幅35.1×奥行33.0×高さ22.5cmです。
とくに、幅35cmというのは見どころで、設置においてコンパクトな製品でもあります。
パワーは、1300Wです。
遠赤などヒーターの種類も大事ですが、(なかの水分を飛ばさず)短時間で焼き上げるにはパワーも重要です。
トーストもさっくり焼くには、これくらいのパワーがあれば、かなり安心です。
ヒーターは、上面に(遠赤外線が多い)遠赤外線ヒーターを、下部に(近赤外線が多い)ガラス管ヒータを2つ搭載する機種です。
同社では、従来的に「クリア発光ヒーター」と呼んでいます。
比較すれば、遠赤外線ヒーター2本の象印の方が、美味しいトーストが焼けやすいでしょう。
しかし、こちらのほうが火力が上ですから、オーブントースターとしての総合力は上位です。
庫内の広さは、トーストなら3枚まで、ピザならば、25センチまでやけます。
日本ハムの石窯工房ならば、そのまま入ります。
一方特徴的なのは、溝と角度が付いた深皿トレイが備わる点です。
唐揚げなどを暖める際に、油が飛び散りにくいほか、アルミホイルを引いても、余分な油が溝に落ちやすいという工夫です。フレンチトーストなども作りやすいでしょう。
なお、格安な KAM-R130については、深皿にシリコン加工を施していないため、汚れがこびり付きやすいです。上位機が良いでしょう。
火加減の調節も、上位機が無段階で、火力が約80〜250度の範囲で無段階で調整できるのに対して、下位機は、火力が5段階調節と劣ります。
このほかの違いは、上位機種については、下位機種の2倍の30分タイマー付属という部分だけです。
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以上、タイガーのKAM-S130の紹介でした。
比較的コンパクトで設置性が良く、遠赤が出せるクリア発光ヒーター方式の採用と、庫内が広い点が見所です。その上で、深皿が付属するため、料理のレパートリーが広げやすいのが良い部分でしょう。
こうした点で、5000円前後の機種では、最もお買得な機種と言えます。
2-2・シロカのオーブントースター
はじめに、日本のシロカのオーブントースターです。
象印・タイガーに次いで出てきた、新しい日本の調理家電メーカーです。
また、バルミューダと似て、既存の家電になにかしら「ワンポイント」の個性を付けるのが上手な企業です。
【2019】
22・シロカ すばやき おまかせ ST-2D251
¥8,850 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:遠赤外線×2, 熱風
消費電力:1400W
庫内広さ:31× 20.1× 8cm
火力調節: 100℃~280℃
寸法:幅35×奥行28.6×高さ22.9cm
こちらは、シロカのプレミアムオーブントースター すばやき おまかせです。
なお、本機は、後述するようにファンで「熱風」を起こす工夫がある機種です。
そのため、(トースト機能以外の部分について)【コンベクションオーブンの比較記事】でも紹介しています。
パワーは、2枚焼きで、最大1400Wです。
ヒーターは、遠赤外線ヒーター(カーボンヒーター)を2本搭載します。
象印同様、表面高火力を利用して、表面をさくっと焼き上げることができます。
一方、本機は遠赤ヒーター2本のほか、熱風ファンを内蔵するグリルオーブンタイプである点が「独自性」として挙げられます。
この場合、ヒーターの放射熱に、ファンの対流熱もパンに加わるため、庫内温度がより速くあがります。
例えば、2枚焼きモデルならば、予熱なしで1枚約60秒、2枚約90秒で仕上げます。
「すばやき」の名称の語源ですね。ただし、4枚焼きモデルは庫内が広いぶん、3枚で3分、4枚で4分と「割と普通」です。
一方、かなり火力を重視した設計なので、他機にはない「注意点」もあります。
第1に、設置スペースです。
火力が強いため、上図の様に、通常のオーブンより2倍近い開放スペースが必要です。
第2に、連続使用の場合です。
続けて利用する場合、他社より多め(2分間)冷まさないと、サーモスタット(限界温度センサー)が働きやすく、うまく加熱できません。
結論的にいえば、火力を限界まで「頑張った」結果、使い勝手の部分では、短所も出ていると言えるでしょう。
火加減の調節は、この機種も100℃~280℃まで設定可能です。
庫内の広さは、奥行が8cmほどでパンは2枚焼きまでです。
高火力で焼くと美味しいピザは、小型は庫内が狭いため、20センチが限界です。
自動調理機能は、付属します。
写真に見られるように、デジタルタイマーが付属するほか、焼き目の選択が3段階でできる、トースト専用ボタンと、冷凍ピザの自動調理機能が付属します。
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以上、シロカのプレミアムオーブントースター すばやき おまかせの紹介でした。
トーストの表面を遠赤の火力で短時間で「カリッと」焼き上げるという方向性をある意味、極限まで突き詰めた製品です。
野心的で面白みを感じますが、一方で、設置場所の問題のほか、方式上、庫内が多少狭い点ため、汎用的な料理には向かない部分もある点は、注意しましょう。
【2021年発売】
23・シロカ すばやき ST-2D351-W
23・シロカ すばやき ST-2D351-K
¥8,850 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:遠赤外線×3+熱風
消費電力:1400W
庫内広さ:29× 20× 8cm
火力調節: 60℃~280℃
寸法:幅29×奥行20×高さ20cm
ST-2D351も、シロカの「すばやき」シリーズの製品です。
こちらの場合、上位機と違って、独立したファン制御ができないので(ほぼ)「トースト焼き専用」となります。
ただ、その部分は、より高度です。
パワーは、最大1400Wです。
ヒーターは、本機は、遠赤ヒーター(カーボンヒーター)3本に増量しています。
一方、家庭のコンセントからとれる電力は限られるため、中心部を薄く、側面を厚く巻いた疎密ヒーター にすることでバランスをとっています。
こちらは立ち上がり時間の記載があり、2秒です。グラファイトヒーター(0.2秒)を別としても高速で、1枚ならば90秒で焼き上げます。
また、真ん中の火加減を弱めにしていることと、ファンの効果で、やや厚めの食パンでも焦げ付きにくいといえます。
これにより、水分含有率が14%アップしたというのが、データ的な意味での新機軸です。
火加減の調節は、この機種も60℃~280℃まで設定可能です。
庫内の広さは、奥行が8cmほどでパンは2枚焼きまでです。
自動調理機能は、本機も付属します。
メニューは、先述のように、ほぼパンに特化します。
冷凍トースト・厚切り・クロワッサン・チーズトースト・フレンチトースト・焼きイモと利用頻度が高いメニューで使いやすそうです。
一方、本機も、設置スペースに余裕が必要で、また、連続使用の場合の制限はあります。
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以上、ST-2D351の紹介でした。
同時期に出た、パナソニックの最上位機などがライバルでしょう。
「すばやく」焼き、水分を閉じ込めるというユニークな発想を伸ばした点で、製品としての説得力を増していると思います。
火力を強める工夫は、パナソニック・象印なども取り組みますが、シロカも負けていないと感じます。
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【2018年発売】
24・シロカ すばやき ST-2A251-W
24・シロカ すばやき ST-2A251-K
¥8,000 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:遠赤×2, 熱風
消費電力:1350W
庫内広さ:31× 20× 8cm
火力調節: 100℃~280℃
寸法:幅35×奥行36.3×高さ22.9cm
なお、この製品の下位機種が売られています。
ただ、この機種は、トーストの自動調理機能がない、アナログ式です。
素早は、マイコンで温度制御せずに、高火力で一気に焼き上げる方式なので、手動の場合、少しの時間の差で、焦げやすいといえます。
ヒーターの本数も少ないので、同社の製品から選ぶならば、新機種が良いでしょう。
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【2022年発売予定】
25・シロカ ST-231-W
¥------- Amazon.co.jp (6/14執筆時)
トースト枚数:4枚
ヒーター:ガラス管×4
消費電力:1200W
庫内広さ:28× 27× 8cm
火力調節: 80℃~250℃
寸法:幅35×奥行36×高さ24cm
一方、ST-231は、「すばやき」の名前を冠しない普通のオーブントースターです。
比較的コンパクトで「4枚焼き」という見どころはあるものの、ヒーターの種類や火力を含めて、同社の他機と比べると、無個性です。
2-3・シャープのオーブントースター
つづいて、シャープのオーブントースターです。
生活家電では「プラズマクラスター」技術で推しますがで、調理家電では、スチーム(過熱水蒸気)を使った製品展開で攻めています。
【2021年】
26・シャープ ヘルシオ グリエ AX-GR2-R
26・シャープ ヘルシオ グリエ AX-GR2-W
¥21,617 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
【2019年】
26・シャープ ヘルシオ グリエ AX-GR1-R
26・シャープ ヘルシオ グリエ AX-GR1-B
¥14,800 楽天市場 (6/14執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:ウォーターオーブン
消費電力:1410W
庫内広さ:25.9× 23.2× 7.7cm
火力調節: 4段階
寸法:幅41.2×奥行30.6×高さ22.7cm
ヘルシオ グリエAX-GR2 は、シャープの少し変わったオーブントースターです。
簡単に言うと、同社のウォーターオーブン「ヘルシオ」から、レンジ機能・グリルを取り除いた「コンパクトオーブン」です。
新旧両機種あります。本体色の構成ほか、(図と文字の併記で)パネル表示を分かりやすくした点が違いです。
あとは、レシピ集のメニューの入替に止まります。今回は、「デリ&スイーツ」として、付属のコーティングトレイを利用する料理が加わりました。
ただ、付属するトレイは新旧ともに同じで、機能も同じなので、旧機種でも(レシピ集をダウンロードすれば)これらの料理を作れます。
結論的にいえば、新旧にこだわらず、その時の値段で決めてOKでしょう。
本体サイズは、幅41.2×奥行30.6×高さ22.7cmです。
普通のトースターより少し幅がありますが、それ以外は同じです。
パワーは、最大1410Wです。
加熱方式は、普通のトースターとはかなりの部分異なります。
上図のような、上部のタンク水を加熱し、100度以上の過熱水蒸気にしたもので焼き上げます。超高温のため(液体の)水が食材に付かない状況で、さっくり加熱ができます。
庫内の広さも、奥行が20cmと、トーストは2枚まで、ピザは冷凍用の20cmMサイズまでに対応です。
火加減の調節は、4段階です。
ただ、過熱水蒸気方式なので、温度自体の設定ではなく、仕上げたい食感や、表面の状態を指定する方式です。
こんがりトースト、生食パンにも使う「弱」、クロワッサンなどの「中」で3段階です。指定した上で、ダイヤルで加熱時間をセットするだけなので、簡単です。
なお、料理につかう「強」をカウントするならば、4段階です。
トーストは、3分ほどで焼けます。
仕組み上、この製品も、外側は「さっくり」、内側は「もっちり」とした焼き上がりです。
本機は、(遠赤)ヒーター上下4つを装備し、それで過熱水蒸気を作る方式なので、速暖性と内部加熱はあまり良くないです。
ただ、加熱水蒸気量でパン表面に膜を張り、長時間加熱でも水分が逃げにくくすることで、それで、中身のふわふわ感をキープさせています。
水を使う点で、バルミューダの「スチーム」方式に似ています。しかし、「スチーム」方式とは「違う」ということをシャープは強調します。
本機の場合、トースト1枚あたり、バルミューダの5倍の水(25ml)を使っています。
100度を超える大量の「過熱水蒸気で包み込んで焼く」のが、ヘルシオの個性です。
4本ヒーター搭載でそもそもの火力が強いこともあり、水に由来する問題点は(レンジの)ヘルシオ上位機同様にありません。
トーストの味は、方式的に、日が経って水分率の減ったパンを焼くのが傾向として上手といえます。
一週間以上かけて食べきっているようなご家庭にはわりと向くでしょう。
逆に、ベーカリーやホームベーカリーの「焼き立てパン特有の風味や個性」を重視したい場合は、水を使わず、速暖性も高い製品のほうが良いかと思います。また、冷凍パンも(対応するものの)あまり得意とはしないでしょう。
自動調理機能は、非搭載です。
レシピ集をみながら、適宜加熱時間を設定していくことになります。
ただし、手動とはなりますが、例えば、ウォーターオーブンである利点を活かし、図のような「モーニングセット」を作ることも可能です。
また、過熱水蒸気での調理は、油を使わないヘルシーな揚げ物が、より高度にできます。
そのほか、スーパーなどの総菜の再加熱は、レンジよりも上手にやってくれたり、機能性はトースターのレベルを超えます。
お手入れは、水タンク周りはシンプルな仕組みなので、面倒ではないです。
数週間に1度、水抜き運転をする必要があるだけですが、それも1ボタンで終わります。ただ、電源プラグの抜き差しが必要になるため、電源コードが取り外しにくい場所への設置は向かないでしょう。
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以上、シャープのヘルシオグリエの紹介でした。
パン焼き部分については、先述のように、食パンを常温で長期保存する方に向きます。
ライバルは、パンとそれ以外の調理に強い部分で、パナソニックの最上位機でしょう。
比較すると、「グリル(上火)の強さ」ではパナソニックが優るので、グラタンや焼き野菜などの調理については、そちらが良さそうです。
一方、シャープの場合は過熱水蒸気方式なので、総菜から「油を落とす」ことができるため、「ヘルシー」です。
自宅で揚げる揚げ物についても「ノンフライ」調理ができるため、ご家庭のオーブンにそういった機能が無いならば、割と良い選択肢でしょう。
2-4・アイリスのオーブントースター
つづいて、アイリスオーヤマのオーブントースターです。
【2021年発売】
27・アイリスオーヤマ MOT-401
¥10,727 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:ガラス管×4
消費電力:1200W
庫内広さ:27.5× 28× 8cm
火力調節: 80℃~230℃
寸法:幅33×奥行33.5×高さ22cm
ST-2D351は、日本のアイリスオーヤマのオーブントースターです。
同社の製品では、最も高級な製品です。
本体色は、ブラック(MOT-401-B)・ホワイト(MOT-401-W)・グレー( MOT-401-H)という構成です。
パワーは、1200Wです。
ヒーターは、一般的なガラス管(石英管ヒーター)です。
特段の工夫はなく、普通の製品です。
一方、同社は「付属品」で勝負します。
写真のような専用用機にパンを入れて「極上・生トースト」を作れる事がある意味「売り」です。
先述の三菱電機の「ブレッドオーブン」に似ています。
ただ、本機については、水を下部にひいて水蒸気(凝縮過熱水蒸気)を使うわけで、形を変えた「スチーム式」といえ、似て非なるものです。
マイコン制御は採用され、それようのプログラムはなされますし、焼きそば作りや、生フレンチトーストなど、ユニークな提案はあるのですが、「美味しいトースト」という本質からは外れるでしょう。
火加減の調節は、この機種も80℃~230℃で設定可能です。
庫内の広さは、奥行が8cmほどでパンは2枚焼きまでです。
自動調理機能は、マイコン制御で、かなり充実します。
専用用機を利用するものだけで、上記の提案があります。
不要メニューも、ピザトースト・マヨたまトースト・ お好み焼きトースト・ラザニア・ブラウニー・塩ざけほか、なかなか個性的です。全部で25種類です。
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以上、アイリスオーヤマのST-2D351の紹介でした。
独自路線の面白さは感じます。ただ、火力の工夫に欠ける点と、売りの「生トースト」は、準備と片付けの手間が増えるため、とくに朝の忙しい時間に使うことを考えると、すぐに「飽きそう」です。
長く使う家電としては微妙な部分を感じます。
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【2021年】
28・アイリスオーヤマ ricopa EOT-R021-H
28・アイリスオーヤマ ricopa EOT-R021-R
28・アイリスオーヤマ ricopa EOT-R021-WC
¥4,036 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:ガラス管×2
消費電力:1000W
庫内広さ:
火力調節: 3段階
寸法:幅33.2×奥行29×高さ22.1cm
なお、同時期に、もうすこし安い価格帯で以上の製品がでました。
ricopaという同社のデザイン性重視の調理家電のシリーズで、トータルコーディネートできるのが「売り」です。
ただ、性能面で言うと、火力調整3段階のオーソドックスなエントリー機で、デザイン的に似ているパナソニックの下位機あたりのライバルとなります。
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【2021年】
29・アイリスオーヤマ EOT-032-CW
29・アイリスオーヤマ EOT-032-HA
¥5,600 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
トースト枚数:4枚
ヒーター:ガラス管×4
消費電力:1200W
庫内広さ:幅27.5×奥行28×高さ7.5cm
火力調節: 3段階
寸法:幅33.2×奥行34×高さ22cm
一方、EOT-032は、トーストが「4枚焼ける」というのが唯一の個性と言える、普通のスタンダード機になります。
2-5・日立のオーブントースター
つづいて、日立のオーブントースターです。
【2021年】
【上位機種】【1200W】
30・日立 HTO-C3A
¥6,173 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:ガラス管×2
消費電力:1000W
庫内広さ:261 × 221 × 89 mm
火力調節:80-230度
寸法:幅31.0×奥行28.5×高さ23.2cm
【下位機種】【1000W】
31・日立 HTO-C1A
¥4,400 楽天市場 (6/14執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:遠赤外線×1 ガラス管×1
消費電力:1000W
庫内広さ:260 × 180 × 22 mm
火力調節:
寸法:幅31.0×奥行23.5×高さ22.0cm
HHTO-C3A は、日立のオーブントースターです。
色違いで2機種ありますが、性能が異なります。
赤色のHTO-C1Aは、火力調整ができないシンプルなタイプです。油受け(スライドイン式オーブン皿)と、庫内のディンプル加工もない、シンプルな構成です。
基本的に、上位機が良いでしょう。
パワーは、1000Wです。
能力的には、他社の下位クラスですが、庫内がさほど広くないため、十分ではあります。
庫内の広さは、一方、本機は庫内が幅26.1×奥行24.8cmです。
トーストは、2枚までの対応です.
ピザは、20cm程度まででしょう。下位機種は16cmくらいまでです。
清潔性は、揚げ物に便利な先述の油受けほか、スライド式のパンくずトレイや、着脱可能なメッシュ焼き網など、上位機は工夫があります。
一方、焼き網の下にスライドインオーブン皿を入れることで、油が落ちるような揚げ物をする場合に便利な仕様です。皿は、フッ素加工で、手入れがしやすいです。
火加減の調節は、上位機は、温度刻みで、80度から230度で調節可能です。
無段階ですが、最大温度はさほど高くないです。
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以上、日立のHHTO-C3A の紹介でした。
上位機は、パンと揚げ物のあたため中心で、小型機を探しているならば、選択肢になるでしょう。遠赤ヒーターとディンプル加工の庫内で、加熱性もよさそうです。
一方、サイズ感からすると、1人暮らし+α程度なので、その部分は、オーブンが得意の他機と比べるべきでしょう。
2-6・その他のオーブントースター
最後に、ここまで見た以外のメーカーの製品をまとめてみていきます。
【2018年発売】
32・TWINBIRD ミラーガラス TS-D048B
¥6,500 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
トースト枚数:4枚(小さめ)
ヒーター:ガラス管×3
消費電力:1200W
庫内広さ:約280 × 270 × 90 mm
火力調節: 4段階
寸法:幅34.0×奥行34.0×高さ22.5cm
ミラーガラスオーブントースターは、ツインバードの製品です。
息の長い製品ですが、独特のデザインで人気があります。
設置寸法は、幅34.0×奥行34.0×高さ22.5cmです。
小型機と言って良いです。
デザイン面での見所は、パネルがシームレスミラーガラスになっている点です。
使用時ランプが付いているとき以外は、庫内が見えにくくなっています。
オーブントースターは、利用を重ねると中が汚れで見苦しくなることがあるため、美観の点でメリット性が高いです。
また、ミラーガラスは、熱も反射するため、焼きムラを防止する点でも効果を発揮します。
パワーは、1200Wと十分です。
ヒーターは、通常のガラス管ヒーターである点は、価格からすると残念です。
庫内の広さは、4枚のパンが置けると書いてあります。
ただし、やや庫内が狭いことから、小さめのパンで4枚ということだと思います。
ピザを焼く場合も、直径20センチのタイプまでの対応です。
火加減の調節も、他社より多少弱く4段階に止まります。
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以上、ツインバード社の製品の紹介でした。
デザイン性はこの価格帯では抜けています。スタイリッシュな家電を置きたいならこの機種が良いでしょう。
火力の点では、他社に及ばない部分もありますが、日常的にトーストを2枚以内で焼くのがメインならば、この機種でも十分満足できると思います。
33・デロンギ EOI408J
¥10,855 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
トースト枚数:4枚
ヒーター:M型シーズーヒーター
消費電力:1200W
庫内広さ:26.5× 24.5× 11.5cm
火力調節: 120℃~220℃
寸法:幅26.5×奥行24.5×高さ22cm
EOI408J は、イタリアのEOI408J が販売する「デロンギディスティンタコレクション」」の新製品です。
同社の家電で「トータルコーディネート」することを考えて登場した新しいラインです。
パワーは、最大1200Wです。
ヒーターは、下部ヒーターについて、M型シーズーヒーターが採用です。
これは、遠赤を出さないタイプの(普通の)ヒーターです。ただ、(コタツなどの)U字型ヒーターと同じで、加熱範囲が広くなるため、焼きムラが生じにくい利点はあります。
上ヒーターは、普通の管ヒーターです。
火加減の調節は、この機種も120℃~220℃まで設定可能です。
値段からすると、250度が出せないのはやや残念です。
庫内の広さは、奥行が11.5cmと広いので、パンならば4枚まで焼けます。
自動調理機能は、未付属です。
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以上、デロンギのEOI408J の紹介でした。
価格的には「高級機」ですが、「トースト機能」の部分では、あまり機能性は高くないです。
どちらかというと、「料理に使う」ことを重視した「大きめのオーブン」と考えると位置づけがハッキリすると思います。
その点では、二重ガラスの採用や、本体の断熱構造などの安全性、シンプルで分かり安いスイッチをふくめた操作性などは、評価できるでしょう。
ただ、今回の比較の主旨からすると、選外にはなります。
【2020年発売】
34・東芝 オーブントースター HTR-P3
¥4,158 楽天市場 (6/14執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:遠赤外線×1 ガラス管×1
消費電力:1000W
庫内広さ:幅25.8×奥行22×高さ9.2cm
火力調節: 無段階
寸法:幅30×奥行26.2×高さ22.3cm
HTR-P3 は、東芝の販売するオーブントースターです。
設置寸法は、幅30×奥行26.2×高さ22.3cmです。
タイガー機同様に、設置性が良いタイプです。
パワーは、タイガーと同じく1000Wです。
ヒーターは、一方、本機は、上下ともガラス管ヒーター(石英管)です。
遠赤効果を期待できない点は、タイガーよりトーストの味の期待値は低いでしょう。
庫内の広さは、本機も、トースト2枚が余裕で入ります。
ピザを焼く場合は、本機も20cmの冷凍ピザなら入るでしょう。
火加減の調節は、一方、本機はダイヤルにて80度〜250度の範囲で無段階調整が可能です。
小型タイプなので250度設定はないですが、利用目的からすると問題ないでしょう。
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以上、東芝のオーブントースターの紹介でした。
格安小型機として、1人暮らし用に良いのはタイガーと同じです。比較する場合、トーストについては遠赤ヒーターがあるタイガー機が魅力です。
一方、細かい温度調整が可能な点で、料理好きには本機のほうが少し上位でしょう。
【Amazon限定ブランド】
【1000W】
35・モノクローム MOS-1028/W
¥3,980 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
【800W】
36・モノクローム MOS-870W
¥2,980 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:ガラス管×2
消費電力:1000W
庫内広さ:幅25.5x奥行17x高さ7cm
火力調節: 3段階
寸法:幅31.5×奥行25.5×高さ23cm
MOS-1028/Wは、Amazonの家電PB(プライベートブランド)となる「モノクローム」から販売されるトースターです。
製造は、日本の家電メーカーである小泉精器(コイズミ)が作っている製品です。
このシリーズは、シンプルでデザイン性の良いものが多いです。
いずれも小型機で、少人数世帯向けに売られているものです。
2機種あります。
第1に、1000WのMOS-1028/Wです。
このシリーズの最上位機機種で、後述する「アラジン」機を想起させるクロームメッキ風の仕上げです。
一方、本機は東芝同様に上下ともガラス管ヒーターである上、火力も3段階調整と弱めです。
庫内の奥行もかなり17cmなので、背の高い食パンはやや厳しいでしょう。
第2に、800WのKOS-0870/Wです。
こちらは、白基調のアーバンモダンデザインな本体です。
本機は、火力の多段階調節に対応しますが、火力が弱いため、美味しいトーストとは望めないでしょう。
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以上、「モノクローム」のオーブントースターの紹介でした。
先述のように、小型機としてデザイン性はかなり良い製品です。
ただ、機能面に注目する場合、小型機としてどれも平凡と言えます。
37・AQUA AQT-WA11-W
¥4,081 楽天市場 (6/14執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:ガラス管×2
消費電力:1200W
庫内広さ:幅31x奥行22x8cm
火力調節: 無段階
寸法:幅37×奥行28.5×高さ22cm
AQT-WA11(W) は、ハイアールのAQUAブランドの製品です。
デザイン性は、この機種の「売り」です。
未使用時に、中が見えにくいミラーガラス調のパネルが採用されます。
ただ、加熱時には、石英管の発熱で過熱状況が見えます。
トースターは汚れが目立つのでこれは良い工夫です。
パワーは、1200Wと多少ですが強いです。
ヒーターは、しかし、遠赤外線が発生しにくいガラス管ヒーターです。
庫内の広さは、こちらも奥行22cmです。
サイズは32cnと横長ですが、高さはないです。トーストは2枚まで対応です。
ピザを焼く場合は、20cmほどのMサイズの冷凍ピザならば対応できるでしょう。
火加減の調節は、80度から250度までの表記で、ダイヤル式で無段階に調整可能です。
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以上、AQT-WA11の紹介でした。
パワーが強く、未使用時に庫内が見えにくいのが特長です。
価格的にも値頃感があるので、よく売れている機種です。予算を重視するならば、こちらを選ぶのも良いでしょう。
【2019年】
38・ラッセルホブス 7740JP
38・ラッセルホブス 7740JP-BK
¥8,700 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:ガラス管×4
消費電力:1200W
庫内広さ:横幅26×奥行22×高さ6cm
火力調節:5段階
寸法:幅33.5×奥行29×高さ26cm
ベーシックオーブントースター 7740JPは、イギリスのラッセルホブスが販売するオーブントースターです。
本機については、 7750JPという上位機もあったのですが、最近在庫がないです。
ポップアップトースターを発明した会社ですので、そちらのほうが有名ですが、オーブントースターも出しています。
パワーは、最大1200Wです。
ヒーターは、上下にガラス管ヒーターが4機の構成です。
あまり特徴がないと言えばそうです。
火加減の調節は、5段階です。
仕様は少し独特で、ヒーター単位でのオンオフ制御で、火力を調整する仕組みです。
この場合、上火だけで焼く、グリルのような使い方は考えられるので、料理の葉婆拡がるでしょう。
庫内の広さは、横幅26×奥行22×高さ6cmです。
ただ、パンならば2枚、ピザは20cmまでは焼けそうです。
清潔性の部分では、本機は、ドアなどの取り外しができない仕様で、一般的です。
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以上、ラッセルホブスの 7740JPの紹介でした。
外観はクラシックで格好良いですが、上下のヒーターが個別調整できる部分を除いては、機能はシンプルです。
デザイン面で選ぶのでないならば、多少見どころに欠けるといえます。
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【2019年】
39・ラッセルホブス 7720JP
¥4,327 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:ガラス管×2
消費電力:800W
庫内広さ:
火力調節:4段階
寸法:幅33.5×奥行22×高さ18.5cm
なお、同社からは、DESIRE Oven Toasterという製品名で下位機種も売られます。
こちらについては、ヒーター2本の800Wで出力が弱いので、(ほぼ)トーストやピザ専用で、料理への利用は想定していません。
ただ、本機はドアは取り外し可能なので、掃除はしやすいです。
やはり、「トースターを発明したメーカー」であるという歴史の部分と、そのデザイン性を評価した方が買うべきモデルです。
【2019年】
40・ ラドンナ Toffy K-TS4-AW
40・ ラドンナ Toffy K-TS4-AR
40・ ラドンナ Toffy K-TS4-PA
¥5,270 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
【2021年】
41・ ラドンナ NEUTRAL NR-K-TS4-BK
41・ ラドンナ NEUTRAL NR-K-TS4-WH
¥4,538 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
トースト枚数:2枚
ヒーター:ガラス管×3
消費電力:1000W
庫内広さ:
火力調節:
寸法:幅230×奥行234×高さ331mm
Toffy K-TS4-AW は、日本の ラドンナが販売する製品です。
レトロ風の色合いのデザイン家電を輸入して販売するキングジムグループの商社です。
なお、2021年にシリーズ名を変えた新製品がでましたが、機能面での特段の進化はないです。
本体サイズは、幅230×奥行234×高さ331mmです。
一点突破的ですが、この部分が特長です。設置面積が狭い場所に置きやすいです。
庫内の広さは、上段は、幅163×奥行146×高さ64mmで、下段もほぼ同様です。
上段・下段ともパン1枚はいるサイズです。
ピザは少し難しいでしょうが、小さなグラタンならば、いけそうです。
パワーは、最大1000Wです。
ヒーターは、ガラス管ヒーターが上・下・中段に1基ずつです。
火加減の調節は、温度単位での設定はできませんが、上火のみ、中・下ヒーターのみの運転で、火力調整は可能です。
清潔性の部分では、本機は、ドアなどの取り外しができない仕様で、一般的です。
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以上、Toffy K-TS4-AW の紹介でした。
キッチンで、とくに横幅に余裕のない方には便利だろうサイズです。
形状以外にとくに特徴はないですが、わりとニーズはありそうな形です。
なお、他社機同様加熱機器ですので、両側面・後方は4.5cm以上、上方向10cm以上は、空間を確保する必要がある点、注意してください。
次回に続く!
オーブントースターのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、オーブントースターの比較の2回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ続きます。
1・オーブントースターの比較 (1)
1-1:パナソニック(日本)
1-2:バルミューダ〈日本〉
1-3:アラジン〈日本〉
1-4:三菱電機〈日本〉
2・オーブントースターの比較 (2)
2-1:タイガー〈日本〉
2-2:シロカ〈日本〉
2-3:シャープ〈日本〉
2-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-5:日立〈日本〉
2-6:他の製品〈各社〉
3・オーブントースターの比較 (3)
=最終的なおすすめの提案【結論】
サックリ(火力) ★★★★★
ふっくら(保水) ★★★★★
ピザ焼き ★★★★★
チーズトースト ★★★★★
冷凍パン ★★★★★
すばやさ(時短) ★★★★★
総合評価 ★★★★★
次回の3回目記事(こちら)は「結論編」です。
ここまで見た全製品から、いつものように、予算別、目的別にAtlasのおすすめ機種を数機種、提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
3回目記事は→こちら!