【今回レビューする内容】2025年 最新の4Kプロジェクターの性能とおすすめ・選び方:ホームシアター向け4Kプロジェクター :機種の違いと評価、性能ランキング
【比較する製品型番】エプソン Lifestudio Pop EF-62B EF-62N Lifestudio Flex EF-72 Lifestudio Grand EH-LS670B EH-LS670W dreamio EH-LS12000 EH-LS11000 EH-TW7100 EH-TW6250 EH-LS800 H-LS500B H-LS800W EH-LS650B EH-LS650W ベンキュー X3100i X3100i -JP TK710STi TK700 TK700-JP BenQ X500i BenQ W2720i BenQ W4100i ViewSonic ViewSonic X2000L-4K X2000B-4K X300G ソニー VPL-XW5000/B VPL-XW5000/W VPL-XW7000 VPL-VW275-W VPL-VW575-B VPL-VW575-W LGエレクトロニクス CineBeam HU715QW HU915QE アンカー ANKER Nebula X1 N23515F1 Nebula Cosmos 4K SE D2342511 ANKER Nebula Cosmos Laser 4K D23505F2 JVC LX-NZ30 JVCビクター DLA-Z DLA-Z5-B DLA-Z5-W DLA-Z7 DLA-Z7-B Acer H6815ATV H6815P JmGO N1S Ultra 4K JmGO N1S PRO 4K JmGO N1S Ultimate 4K JMGO O2S Ultra 4K JA1-8T2 XGIMI HORIZON S Max HORIZON S Pro XGIMI HORIZON 20 Max HORIZON 20 Pro Aladdin X Aladdin Marca Max WM03B TVS REGZA RLC-V7R MAX TVS REGZA RLC-V7R Dangbe DB-MSP2-BKJP-A1S1 Mars Pro2 DBOX02 ほか
今回のお題
画質の良い4Kプロジェクターのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2025年10月現在、最新の4Kプロジェクターの比較です。
解像度・明るさなどの画質画の違いほか、設置距離や、ネットワーク部分の利便性に注目しながら比較します。

とくに、4Kプロジェクター機の場合、光源の違いほか、4Kを表現するための「画素ずらし技術」と「広色域化技術」とに諸方式あり、技術の仕組みが複雑です。
ただ、いずれも画質にかかわる部分で重要なので、とくに詳しく説明しました。
1・4Kプロジェクタの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:エプソン〈日本〉
1-3:BenQ 1〈台湾〉
2・4Kプロジェクタの比較 (2)
2-1:BenQ 2〈台湾〉
2-2:ViewSonic 〈米国〉
2-3:ANKER〈米国〉
3・4Kプロジェクタの比較 (3)
3-1:Aladdin X〈韓国〉
3-2:ソニー〈日本〉
3-3:JVC〈日本〉
3-4:LG〈韓国〉
3-5:JIMGO〈中国〉
3-6:XGIMI〈中国〉
4・4Kプロジェクタの比較 (4)
4-1:ACER〈台湾〉
4-2:TVS REGZA ほか
4-3:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、「選び方の基本」を紹介したあと、メーカー別に各製品をみていきます。
比較的安めの機種から80万円前後の機種まで、網羅的に扱います。
画面の解像感 ★★★★★
黒の締まり ★★★★★
色域の広さ ★★★★★
日差し耐性 ★★★★★
ゲーミング ★★★★★
配置の自由度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その後、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
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1・家庭用プロジェクターの比較
用途:ホームシアター(初級)
解像度:フルHD・WXGA のみ
重さ:2.5kg 〜
2・家庭用4Kプロジェクターの比較
用途:ホームシアター(上級)
解像度:4K・4K UHD のみ
重さ:3kg 〜
3・ビジネス用プロジェクターの比較
用途:プレゼン・会議室の据置
解像度:フルHD・WXGAほか
重さ:1.5kg 〜
4・小型ポータブルプロジェクターの比較
用途:寝室用・持ちはこび用
解像度:4K・フルHD・WXGAほか
重さ:300g 〜
なお、今回の記事は、プロジェクター全体の記事としては、2回目記事となります。
1-1・4Kプロジェクターの選び方の基本!
はじめに、4Kプロジェクターを選ぶ場合に、「最初に知っておくべきこと」について書いておきます。

1・コントラスト比と明るさ
2・映像の傾き補正と焦点距離
3・鮮やかさと色再現性
前回の1回目記事では、「家庭用プロジェクターの選び方の基本」を、3点に分類しながら説明しました。
上のような観点で、基本的なことはそちらでまとめました。

投影方式の違いなども書いているので、初心者の方は、1回目記事【こちら】からお読み頂いたほうが分かりやすいかなと思います。
ただ、「家庭用の4Kプロジェクター」を選ぶ場合に限ってですが、そちらで書いたこと以外に「知っておいて欲しいこと」2点あります。
以下、順番に解説します。
1・4K画質の表現方法

第1に、プロジェクターによる「4K画質」の表現方法です。
結論的にいえば、現状で、4K画質(=830万画素)で投影できる、ネイティブ4Kパネル(本当の4K)な製品を買おうとする場合、50万円以下ではないです。
それ以下の価格の4Kプロジェクターの場合、「疑似4K」とも呼ばれる仕組みが使われます。
とはいえ、解像感の高い「4K並の画質」が得られるので、フルHDのプロジェクターより、一般的な意味で「画質は良い」です。
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一方、投影に「液晶」を使うエプソン・ソニーなどの3LCD投影方式と、ベンキュー・ViewSonicなど、マイクロチップを使うDLP方式とでは、同じ「疑似4K」でも仕組みが異なり、性能差があります。
以下、「ざっくり」ですが、これについて、説明しておきます。
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第1に、3LCD投影方式の場合です。
この場合、プロジェクターの素子はフルHD(201万画素)です。
しかし、液晶を0.5 ピクセル単位でずらして、2パターンの画像を合成することで、4K表現をなします。
「4Kエンハンスメントテクノロジー」と呼ばれる技術です。
なお、4K(830万画素)は、フルHD(201万画素)の約4倍の解像度です。
しかし、この技術で高められる解像度は2倍(約400万画素)なので、完全に「4K」とはいえません。
そのため「4K相当」とエプソンは誠実に表現してきました。

一方、エプソンは、2022年にこの方式の「改良版」を出しました。
「2軸シフトテクノロジー」と呼ばれる技術です。
フルHDの映像(2×2マス)を2軸でずらすことで、4K(3×3マス)を表現するので、しっかり4K(830万画素)が表現できます。
もちろん、これも「画素ずらし」ですから「疑似4K」ではあります。
しかし、表現力の水準は明確に上がりますし、価格とサイズを考えると、家庭向け高級機としては、現行の「最良の技術」の1つと言えます。
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第2に、DLP方式の場合です。
この場合、4K表現には「XPR (Expanded Pixel Resolution)」呼ばれる技術を使います。
素子の開発元のTi(テキサススツルメンツ)が考案したものです。
画素を時差分割送信する方法で「画素ずらし」をなし「疑似4K」を実現させています。

この方法だと、フルHDのチップを4K(830万画素)にできます。
ベンキューは(エプソンの400万画素機と差を示すため)XPR を「真の4K技術」(true 4K UHD resolution)と呼びますが、4Kチップは使わないので「疑似4K」の仲間です。
とはいえ、3LCD機で言えば、2軸シフトテクノロジーの上位機と同じ水準です。
その上で、3LCD式の半値以下で4K表現(830万画素)ができるので、コスパが良いと言えます。

DLP方式の場合、0.47型のフルHD(1920×1080)と0.65型のWQXGA+ (2716×1528)と2種のパネルがあります(0.67型表記もあり)。
0.65型は解像度が良いため、4段階(ずらし)でなく、2段階(ずらし)ですむので、(本当の4Kパネルを除けば)4Kに最も近い高詳細を得られると言えます。また、高リフレッシュレート対応ができる部分で「ゲーミング用」にも向きます。
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以上、エプソンとベンキューを例に、「疑似4K」について、簡単に比べました。
結論的にいえば、「4K表現」という部分では、DLP方式のほうが、3LCD投影方式より、より安く、4K表現(830万画素)が出せる部分で「コスパがよい」です。
3LCDで同じレベルを得たい場合、「2軸シフト対応」の高級機機を選ばないといけない部分で、やや予算がかかりますので。

しかし、日中の利用に耐える明るさや、明るい場所での発色(中間階調の色表現)など、3LCD投影方式特有の良さは、多くあります。
この要素だけで「画質の良い機種」が選べるわけではないですし、機種間の性能差もあります。こうした部分を含め、今回は総合的にみていくつもりです。
2・RGBWカラーについて

第2に、「RGBWカラー」についてです。
これは、一部のDLP方式の4Kプロジェクターにみられる固有の問題です。
エプソンなどの3LCD投影方式にも、ベンキューなどのDLP方式も、フルHD機については、方法は違えど、「色の三原色(赤・緑・黒)」を組み合わせてカラー表現しています。
しかし、DLP方式の「4K」プロジェクターについては、白を加えたRGBWカラーを採用する機種があります。

RGBWの問題については、【4K液晶テレビの比較記事】でも書きました。
そちらは、コスト削減効果のための工夫でしたが、DLP式プロジェクターの場合、(日中も使えるという意味での)「明るさ(ルーメン値)を稼ぐ」ための工夫のようです。
ただ、白のピクセル表現は、「黒がしまる」というDLP方式の画質面の利点が削がれる部分は無視できません。
RGBWは、個人的もあまり選びたくはないです。
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一方、観点は変わりますが、ポジティブに「色の三原色」をいじる、DLP方式の機種もあります。
その場合、ホイールのセグメントを6セグメント(RGBRGB/ RGBWYC)と(正しい意味で)増加させています。

また、最新機では、ランプ光源とホイールを使わず、カラーLEDとフィルタを利用することで広色域化を目指す技術(4ch LED)なども採用されています。
カラーブレーキング(動きの速い映像を映す場合、3原色がしっかり重ならない問題)の解決も、これら工夫の目的の1つです。
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以上、4Kプロジェクターを選ぶ場合、追加で注意するべき2点について書きました。

このほか、3chレーザー(あるいは2ch)を採用する4K機などが中国系などからでてきましたが、それを含めて改めて(ざっくり)まとめれば、以上のような傾向があるといます。
むろん、問題を解決した機種もあるので、例外はあります。

さらに、4K対応のような上級機の場合、光源仕様の違いでも性質は変わってくるので、その部分を含めて、本編での各機の説明では注意して説明します。
冒頭示したようなメーカー順で、以下、比較していきます。
1-2・エプソンのプロジェクタ
はじめに、エプソンのプロジェクターです。
明るい場所での画質が良い3LCD液晶については、世界的シェアを持つ日本企業です。
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なお、以下では、高評価できる点は赤系の文字色で、イマイチな部分は青字で書いていきます。

【2019年発売】EH-TW7000後継機
1・EPSON dreamio EH-TW7100
¥181,818 Amazon.co.jp (10/17執筆時)
パネルタイプ:3LCD (0.61型)
光源:水銀ランプ
カラー:RGB
解像度:4Kエンハンスメント(1920×1080×3)
コントラスト:100万:1
色域:DCI-P3 75%前後 (推定)
明るさ:3000ルーメン
100インチ投影距離: 2.95〜4.77m
重さ:6.9キロ
EH-TW7100は、エプソンの4K対応プロジェクターです。

本体は、6.9kgです。
サイズは、幅410x高さ157x奥行310 mmです。
基本的に据え置いて利用するのに向くでしょう。

投影方式は、「4K相当」の3LCDです。
フルHDまでの表示ならば、(一般的に)DLP方式に黒のしまり以外は優るといえる方式です。
ただ、4Kの場合、冒頭で説明した「画素・合成」を伴う方式なので、上表だと「4K相当」であり、解像感(エッジ感、クッキリ感)は、DLP方式のライバルに及びません。

光源は、普通の水銀ランプです。
昔からあるタイプで、光源を明るくできる一方、光が漏れやすいので、部屋を暗くした際など、光が漏れやすいほか、、小型化もしにくい方式です。
明るさは、3000ルーメンです。
より明るい機種もありますが、3CDの場合、(DLP式と違い)全白時の明るさ(光束)とカラー時の明るさ(光束)が同じこともあり、これだけあれば、日中でも十分です。
コントラスト比は、100万:1というスペックです。
純粋な「黒の締まり(真黒表現)」は、3LCDは一般的に言ってDLPに負けます。
ただ、このクラスの4K機だと対策があり、DLP式と比べても黒レベルは十分に思えます昔とは少し違うように思います。
色域は、非開示です。
一般的に、3LCDは色域強化がしにくいようです。
海外レビューの情報ではDCI-P3のカバー率で75%前後の普通のパネルになります。
HDR10は、対応です。
一般的な4Kテレビでは搭載がもはや「常識」といえる規格です。
コンテンツが持つ追加の輝度情報に基づき、柔軟な輝度制御を行うことで画質を高める技術です。UHDブルーレイ、定額動画サービス、ゲーム機などで、規格対応が進んでいます。
HLG(Hybrid Log Gamma)にも対応するので、BS/CS4KのHDR放送でも有効です。
投影距離は、倍率の高いレンズを採用します。
100インチ投影距離で2.95〜4.77mですし、かなり後ろからの投影も可能です。
広いリビングにお住まいの方には設置自由度の面で有利です。

画質補正は、「イメージ強調」として諸機能がまとめられます。
超解像処理、ディティール強調、ノイズ処理などが含まれます。そのほか、オートアイリス(明るさ制御)も対応します。
一方、利用時に遅延はするので、ゲーム用などにOFFにできるようにしています。
HDRエンハンス、ローカルコントラスト、ダイナミックカラーブースターなど、2024年前後からのEPSON機みられる技術は不採用です。

また、本機は、動く画像に強くなるフレーム補間に対応します。
テレビでも使われる技術です。むろん「倍速パネル」ではないですが、モータースポーツなどスピードのある映像の残像感の軽減に有効です。
端子は、HDMI端子を2つという構成です。

Epson Android TV ELPAP12
¥8,880 Amazon.co.jp (10/17執筆時)
ネットワークは、無線LANは装備しません。
ストリーミング配信(Netflixなど)を利用したい場合は、純正の別売のWi-Fiユニットを買えば対応できます。

ただ、給電用のUSB端子があるので【セットトップボックスの比較記事】で紹介したような、Apple TVやFire TVなどの端末のうち、USB給電対応のものを利用しても良いでしょう。

一方、Bluetoothは搭載で、外部スピーカーへの出力は対応できます。
ただ、対応コーデックがaptXとSBCです。音の遅延(口パクのズレ)と無縁でないので、あまりオススメしません。

傾き補正は、縦方向・横方向とも自動補整です。
ただし、近年搭載機が増えている、自動スクリーンフィットや時計など障害物回避機能は、未付属です。
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以上、エプソンのEH-TW7100の紹介でした。
新技術で4Kに対応させた高級機です。
やはり、その部分に注目が集まりますが、HLG技術の採用や、明るい場所でも評価の高い色表現力など、総合的に画質は評価できます。
予算が許せば、この価格帯の製品の中では候補にできるモデルの1つです。
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【2022年発売】
2・EPSON dreamio EH-TW6250
¥135,000 Amazon.co.jp (10/17執筆時)
パネルタイプ:3LCD (0.61型)
光源:水銀ランプ
カラー:RGB
解像度:4Kエンハンスメント(1920×1080×3)
コントラスト:35000:1
色域:
明るさ:2800ルーメン
100インチ投影距離: 2.94〜4.77m
重さ:4.1キロ
なお、このグレードの「廉価版」といえる以上の製品がでました。

光源は、ただ(3LCDとしては)2800ルーメンと暗めです。
コントラスト比も、35000:1と、ダイナミック比表記がないです。
スピーカーも、モノラルの10Wとなります。
そのほか、3Dコンテンツに対応できない点、レンズシフトが上下のみになる点が、主な違いです。

ネット動画視聴は、ただAndroid TVが最初から内蔵されています。
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結論的にいえば、「最初から全部入り」な、入門者向けの格安4Kセットの色合いが強いです。
やはり、3LCD方式の売り、日中に利用しやすいという「明るさ」なので、一般的には、先ほどの機種が良いかと思います。

【2025年発売】
(フットなし)
3・エプソン Lifestudio Pop EF-62B
3・エプソン Lifestudio Pop EF-62N
¥124,900 Amazon.co.jp (10/17執筆時)
明るさ:700ルーメン
(フット・LEDライトあり)
4・エプソン Lifestudio Flex EF-72
¥179,900 Amazon.co.jp (10/17執筆時)
明るさ:1000ルーメン
パネルタイプ:3LCD液晶 (0.62型)
光源:3LED
カラー:RGB
解像度:4Kエンハンスメント(1920×1080×3)
色域:
コントラスト:500万:1
100インチ投影距離:2.67m
重さ:1.6kg, 4.6kg
Lifestudio Pop EF-62は、エプソンのホーム向けのコンパクトモデルです。

なお、Lifestudio Flex EF-72は本機の兄弟機で、フット付であるほか、本機のLED光源を活かした、間接照明利用ができるコンセプトモデルです。詳しくは後ほど書きます。
そのほか、こちらのみ、光源がわずか「明るい」仕様です。あとは、USB-C端子が上位機のみ付属します。この部分も後で書きますが、モバイルバッテリーを利用してのワイヤレス利用ができます。
そのほかは、だいたい同じですので、同時にみていきます。
本体サイズは、2機で変わります。
フットなしで、幅199×奥行190×高さ68mmです。
フットありで、幅248×奥行190×高さ190mmです。

重さは、フットなしで1.6kgで、フットありは4kgです。
脚がないモデルは軽めですし、ふだんは収納しておく場合に良さそうです。
解像度は、1920 x1080で、フルHDです。
こちらは、HDR映像には対応しません。

投影方式は、「4K相当」の3LCDです。
冒頭で説明した「画素・合成」を伴う4Kエンハンスメント技術使う方式で、上表では、「4K相当」に該当します。

光源は、一方、LED(RGB)です。
明るさは、2機種で変わります。
下位機で700ルーメンです。
フット付の上位機は、1000ルーメンです。
上位機は、LED方式に限定して言えば「明るめ」とも言えますが、一般的なリビング向けとしては、やはり暗いです。3LCDといえども、本機は画質を得たい場合「遮光はほぼマスト」でしょう。
実際「フット付」が間接照明利用もできる設定ですし、暗い場所で使って欲しいというコンセプトです。

なお、暗い場所では、EPSONの3LCDより、他社のDLP方式のほうが、コントラスト比が高いので、一般的に「映像美」はより優れます。
ただ3LCDは「カラーが明るい」ため、コンテンツ(アニメなど)によっては、総合的な画質は良いと感じる方はいるでしょう。
また、EPSONによると、同社の(1000lmクラスの)レーザー式と比べて「ホワイトバランス・色ズレの少なさ」も改善されたとされます。レーザー系は色ムラがしばしば指摘されますので、その部分の改善は納得感があります。
色再現性も、この方式だとフル10bitです。
コントラスト比は、ダイナミック比では500万:1というスペックです。
ただ、純粋な「黒の締まり(真黒表現)」は、3LCDは一般的に言ってDLPに負けます。
色域は、非開示です。
HDR10も、HLGを含めて対応です。

画質補正は、本機は充実します。
HDRエンハンス(SD画像を含む輝度拡張)、ローカルコントラスト(黒のしまり強化)、ダイナミックカラーブースター(広色域化)などの映像補正が充実します。

その上で、動く画像に強くなる「フレーム補間技術」にも対応します。

一方、画質補正が充実すると応答速度が遅くなるので、本機はゲーム向けに低遅延モードが用意されます。ALLM(Auto Low Latency Mode)にも対応です。
そのほか、本機も自動モード(ダイナミック・ビビット・ナチュラル・シネマ)の調整が可能です。

端子は、HDMI端子1つです。
一方、フット付の上位機は、(STB機器への給電用のUSB-Aほか)USB-C端子も付属します。
こちらは、USB-PD対応であり、100W以上の高出力なモバイルバッテリーならば、ワイヤレスで使えます。24000mAhのバッテリーで70分程度です。
なお、対応するバッテリーは、このブログの【USB-PD対応バッテリーの比較記事】で紹介しています。100W以上の蓄電容量が多いタイプを選んでください。

ワイヤレスマイク ELPKM01
¥179,900 楽天市場 (10/17執筆時)
ネットワーク機能は、Wi-Fi6とBluetooth5.2です。
Bluetoothは、コーデックがSBCです。
本機のスピーカーにスマホなどから音を送るための装備です。逆に、スピーカーなどに本機の音声も飛ばせますが、SBCなので音ズレがあります。
一方、フット付は、専用のワイヤレスマイクも対応です。

ネット動画視聴は、こちらもGoogle TV搭載です。

スピーカーは、総合10Wのステレオです。
BOSEの監修で、トゥイーターありの2WAY構成で、低音を補うためのパッシブラジエータも2基備えます。
詳しい、スピーカー配置は非公開ですが、写真からは「360°サラウンド」ぽい印象を受けます。実機を確認したら加筆します。
ただ、本機の場合、外部スピーカーなしで単独で使ってもそれなりに良音を得られそうで宇。
BOSEが他社監修するのは割と「珍しい」感じがあります。本機がちょっと「高め」なのは、ライセンス料もあるかもしれません。

投影距離は、100インチサイズの投影でも2.67mです。
レンズは単焦点で、ズームはデジタルになります。
一方、フット付の上位機は、縦105°横180°と自由に動きます。寝室などの運用には便利でしょう。
フロアスタンド ELPFS01
¥10,000 Amazon.co.jp (10/17執筆時)
なお、フルカラーの間接照明利用ができる部分で、伸縮対応のフロアスタンドの販売もなされます。
設置性は、良いです。
自動台形補正、時計など障害物回避、自動スクリーンフィット、壁色の自動判別などです、
このあたりの機能性は、中国系企業に水をあけられていた状況でしたが、2024年以降のEPSON上位機も充実してきました。自動台形補正や、オートフォーカスほか、障害物に合わせての自動調整なども対応です。
台座付は、縦105°横180°と稼動します。先行した中国系ほどの可動幅ではないものの十分でしょう。動かしても追随して自動補正できるので手軽です。
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以上、エプソンのLifestudio Pop EF-62の紹介でした。
フットなしは「リビングのナイトシアター」、フット付は「寝室用」あるいは「カラオケ兼用」に向きそうな仕様です。
一方、下位機の仕様だと遮光しない状況で、100インチクラスの投影をするのは難しいです。また、少なくとも、カーテンで半遮光しないと、十分な視認性は確保されないでしょう。
上位機(1000lm)も基本的に基本的に日差しは遮ってこその画質と考えてください。
暗くしての利用ならば「映像美」を含めて、値段相応にレベルは高いです。
とくに3LCD+3LED方式の4K投影になるので、あまりエッジが尖らず「ナチュラル」な画質の投影が得意といえます。この方式アー、カラー輝度も優秀で、色ムラも少ないため、アニメなどの投影も得意でしょう。

【2025年発売】
5・EPSON Lifestudio Grand EH-LS670B
5・EPSON Lifestudio Grand EH-LS670W
¥330,000 Amazon.co.jp (10/17執筆時)
【2023年発売】(旧機)
6・EPSON dreamio EH-LS650B
6・EPSON dreamio EH-LS650W
¥300,000 Amazon.co.jp (10/17執筆時)
パネルタイプ:3LCD (0.62型)
光源:レーザー
カラー:RGB
解像度:4Kエンハンスメント(1920×1080×3)
コントラスト:500万:1
色域:
明るさ:3600ルーメン
100インチ投影距離: 0.58m
重さ:7.4キロ
Lifestudio Grand EH-LS670は、EPSONの短焦点プロジェクターです。
シリーズ名が旧名(ドリーミオ)から変わりました。
旧機が残ります。
新機種は、騒音値(最大36dB→29dB)も、だいぶ良くなりました。
そのほか、ダイナミックコントラストの強化(2.5M:1→5M:1)、画像補正部分(AI-PQ)や、HDMI端子の数(2→3)、Wi-Fi規格(Wi-Fi5→Wi-Fi 6E)、スピーカー構成などに仕様差があります。
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結論的にいえば、ダイナミック比の部分は「演出的」なのでともかくとして、騒音値ほか、全体としては大きな変化があったと言えますし、今の値段差ならば新機種でしょう。
以下、新機種をベースに紹介を進めます。

重さは、7.4kgです。
本体サイズは、幅467×奥行400×高さ133mmです。
据置設置が基本でしょう。テレビボードにも設置できるサイズです。

投影方式は「4K相当」の3LCDです。
投影に使う液晶サイズも0.62型なので、同じです。

光源は、しかし、レーザー光源です。
白色レーザー(レーザーダイオード)です。水銀ランプに比べて寿命が5-10倍程度よく、実質的に装置寿命まで「交換不要」です。
そのほか、暗くした際の光漏れが少ない、すぐ起動する部分ほか、レーザーはメリット性が多いです。値段が高くなるのが、唯一の難点です。
明るさは、3600ルーメンです。
かなり明るいと言えます。

コントラスト比は、一方、ダイナミック比表記で500万:1です。
黒の締まりは3LCDの課題ですが、このクラスだと、下手なDLPより「黒が締まり」ます。もとからよい、中間階調の表現とともに画質は評価できますので、引き続き「カラーののべた塗り」が多いアニメなどの画質は良い仕様です。
半遮光でも内日光下での見本画像もありました。自信のほどが伺えます。
色域は、エプソンはどれも非開示です。
旧機ですが、信頼できそうな海外の実測レビューを見る限り、DCI-P3 72〜78%、Rec. 709 87〜90%あたりのようです。方式的に考えても、おそらく、そう外れていないかと思います。
ここが自慢ではない、他の良い部分がある製品です。

4K映像・HDR10は、対応です。
投影距離は、注目点です。
超短焦点レンズを採用するため、約58cmの投影距離で100インチです。
最大サイズは70cmでの120インチまでですが、利用形態を考えれば優れます。
プロジェクターからスクリーン下部までも24cmで済むので設置柔軟性は高いです。
デジタルですが、30%までのズームも可能ですので、柔軟度は高いでしょう。

画像処理は、しっかり、フレーム補間技術に対応します。
動く映像に強い仕様です。

そのほか、HDRエンハンス(SD画像を含む輝度拡張)、ローカルコントラスト(黒のしまり強化)、ダイナミックカラーブースター(広色域化)など、4Kテレビの処理にもみられる、高度な映像補正です。
従来機は「イメージ強調機能」という名前で超解像・ノイズ処理・ディティール強調などをまとめての表記でしたが、2025年登場機からFHDの下位機を含めて仕組みの変更が見られます。

一方、AIを利用する技術として、AIPQ(AI Picture Quality)機能も新搭載です。
AIによるビッグデータの分析・学習の成果をふまえたデータベース情報から、映像(フレーム)内の画像について、シャープネス(超解像)処理する感じです。
ただし、AIプロセッサ(NPU)を積んで判断するような仕組みでないです。また、処理の部分でも、背景・人物などを分けた「オブジェクト検出」も言及がないです。
そのほか、低解像度映像の超解像処理(AISR:AI Super Resolution)と、HDR再生時のバンディングノイズ対策(De-Contour)の機能性の言及もあります。
とくに、AISRは「写真とアニメーション」については、特化型の学習もデルを搭載したとの記述です。
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結論的にいえば、「AI」という表現は宣伝文句的な要素が強めには思いますが、プロジェクタ分野では、画質補正は高度であり、現代的です。
TVと違って、プロジェクタはそこまで力を入れた機種は従来なかったので、このジャンルとしては「重要な進歩」に思います。

端子は、HDMI端子3つです。
うち、1端子はeACR対応ですので、マルチチャンネル音声データを劣化なく、別のサウンドデバイスに出せるでしょう。
ネットワークは、Wi-F6Eが装備です。
6GHz帯が使える新しめの規格で、水準が良いです。

ネット動画サービスは、しっかりGoogle TVが搭載です。
YouTubeを含めて、定額動画サービスは網羅的です。
傾き補正は、正面設置が原則な製品です。
ゆがみはマニュアル調整できます。

スピーカーは、総合20Wです。
旧機はヤマハでしたが、今回はBOSEと組んでいます。
同じく2.1ch(左右5Wとウーファー10W)です。ただ、固定設置向けの製品ですし、基本的には、アンプなどを利用してオーディオ機器で再生するほうが良音です。
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以上、エプソンのLifestudio Grand EH-LS670の紹介でした。
超短焦点の4K高級機は、最近ライバル機も出てきまし。ただ、滑らかな映像が楽しめて、昼間にも強い3LCD式は「レア」です。
新機種になって静音性や、画質補正部分の装備も充実したので、おすすめ要素がより増えた印象です。
設置は簡単で、部屋が「ごみごみ」しにくいため、昼間は、普通に「テレビ」として使いたいリビングなどに向くでしょう。大がかりな設備に家族が反対している場合など、ニーズはありそうです。

【2022年発売】
7・EPSON dreamio EH-LS800B
7・EPSON dreamio EH-LS800W
¥405,900 Amazon.co.jp (10/17執筆時)
パネルタイプ:3LCD (0.62型)
光源:レーザー
カラー:RGB
解像度:4Kエンハンスメント(1920×1080×3)
コントラスト:250万:1
色域:DCI-P3 約90%(推定)
明るさ:4000ルーメン
100インチ投影距離: 35cm
重さ:12.3キロ
EH-LS800シリーズは、エプソンの上級機です。
1つ上でみた機種と同じ短焦点モデルです。
仕様も似ているため、異なる部分に注目して、紹介していきます。

本体サイズは、幅695x高さ145奥行x341 mmです。
やや幅広ですが、テレビボードに設置できます。
重さは、12.3kgです。
設置前提で、かなりの重量級です。
あとは、HDMI端子が1系統多くなるのと、静音化処理の部分で、最小稼働音が19dB(先ほどの機種は23dB)と少し良いのが目に付く違いです。

投影方式は、こちらも、3LCDです。
「4Kエンハンスメントテクノロジー」での4KHDR対応です。
明るさは、4000ルーメンです。
下位機と比べると、10%ほど数字が良いです。搭載レンズが若干明るいものだからです。
コントラスト比は、ダイナミック比で250万:1です。
2025年仕様(下位機)だとより伸びていますが、先ほど書いたようにここは従事しなくて問題ないです。
色域は、こちらも非開示です。
ただ、海外レビューの情報だと、DCI-P3のカバー率90%前後です。
スペックに出ませんが、この部分も下位機に優る可能性はあると言えます。
画像補正は、フレーム補間ほか、ノイズ処理、超解像などの言及はあります。
本機は、2022年発売なので、「PQAI」を含めた新機能は未搭載です。
投影距離は、より短焦点で、35cmの投影距離で100インチです。
最大サイズは54cmでの160インチまでです。
傾き補正は、正面設置が原則な製品です。
ゆがみはマニュアル調整できます。
ネットワークは、無線LAN(Wi-Fi5)を装備です。
ネット動画視聴は、Android TVが内蔵です。
スピーカーは、総合20Wです。
この世代はヤマハとのコラボで2.1chでした。
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以上、エプソンのEH-LS800 シリーズの紹介でした。
下位機と比べる場合、明るさ部分でよりスペックが増します。1割程度明るいことをふまえれば、超大画面投影(150インチほど)ならば、値段差ほどの画質差は出そうです。
一方、100型前後の投影に止める場合は、近年に機種更新された下位機と比べるて、そこまで差はないように思います。たしかに「映像美」に関わる基礎部分の潜在能力ではこちらですが、補正の新しさと充実度で、実運用時ではそこまで変わらない気がします。
下位機種で良いでしょう。

【2022年発売】(ブラック)EH-LS12000B
8・EPSON dreamio EH-LS12000
¥535,780 楽天市場 (10/17執筆時)
明るさ:2700ルーメン
【2024年発売】(ホワイト)EH-LS11000W
8・EPSON dreamio EH-LS11000
¥490,277 楽天市場 (10/17執筆時)
明るさ:2500ルーメン
パネルタイプ:3LCD (0.61型)
光源:青色レーザー
カラー:RGB
解像度:4Kエンハンスメント(1920×1080×3)
コントラスト:250万:1
色域:DCI-P3 90%(推定)
明るさ:2700ルーメン
100インチ投影距離: 3〜6.3m
重さ:6.9キロ
EH-LS12000 も、エプソンの4K対応プロジェクターのハイエンドモデルです。
エプソンの場合、これ以上のグレードとしてスーパーハイエンド(EH-QL3000B・EH-QL3000W)もあります。ただ、は200万円オーバーの「受注生産」です。
家庭用の範疇を一般的に超えるので、今回は、このグレードの紹介までにしています。

一方、2024年に下位機としてEH-LS11000がでました。
こちらは、色の違いと、若干光源出力が弱い(2500lm)ほかは、ケーブルカバーが同梱されていないだけの違いです。あまり仕様差がないモデルを投入した理由は不明です。
新機種(下位機)のみ継続として、少し良いスペックな上位機を別に出すつもりかなとは想像します。
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結論的にいえば、いずれにしても、この値段差ならば、上位機が良いでしょう。

投影方式は、3LCDです。
加えて、冒頭書いたように、解像度的な部分で「4K」をしっかり表現できる上位タイプです。

こちらの場合、ボイスコイルモーターで、2倍のスピードで1画素を4方向に移動させる「2軸シフトテクノロジー」という高度な仕組みを使います。
上図で言えばフルHDの映像(2×2マス)を2軸でずらすことで、4K(3×3マス)にしています。
その点で、(真の4Kではないですが、しっかり「4K(830万画素)」です。解像感の部分では、「4K」に近いと考えてください。
下位機とは値段差分の性能差はあると考えて良いでしょう。

光源は、レーザーです。
また、白色ではなく青色レーザー光源にしています。液晶テレビのQLEDと似ていて、色再現性を高めるための工夫です。プロジェクターの用途ならば、副作用はなく効果も高いかと思います。
色域は、ただ、DCI-P3のカバー率などの値が非公開です。
海外レビューで信頼性のありそうな解析結果を見る限りですが、100%クラスの広色域ではないものの、DCI-P3 90%以上のカバーはしているようです。
繰り返しますが、暗い場所に設置した際、光源漏れが少ないほか、起動時間や、マニュアル調整力の部分で上位です。

明るさは、2700ルーメンです(下位機は2500lm)。
悪くない数字です。下位機種より数字で言えば下です。
さほど問題ない数字ですが、画質を得たい場合、日中の日光対策は必要です。

HDR10は、対応です。
正確にはHDR10+(HDR10 Plus)に対応になるので、明暗差のほか輝度範囲も処理できます。HLGにも対応です。
コントラスト比は、250万:1というスペックです。
ダイナミック比ですが、先述のように、このクラスの4K機だと、しばしば3LCDの課題と言われる黒の締まり」は問題と言えないように思います。
投影距離は、100インチ投影距離で3m〜6.3mです。
4K用に開発された2.1倍のズームレンズで、設置における柔軟性は特筆できます。
画像処理は、しっかり、フレーム補間技術に対応します。
その上で、超解像技術、ノイズリダクション、コントラスト強調など、(普通のテレビでは)基本となる画像処理にも対応します。
一方、こちらも発売時期の関係がありAI処理を利用するAIPQなどは未対応です。
もちろん、ネイティブのパネル性能(潜在能力)は値段相応に高いです。画質面の総合力で本機が劣るとは言えません。
端子は、HDMI端子を2つという構成です。
HDCP2.3対応なので、ネットの著作権コンテンツでも問題ありません。

Android TV ELPAP12
¥9,128 Amazon.co.jp (10/17執筆時)
ネットワークは、Wi-Fiは装備しません。
Android TV用のスティック端末を別売で内蔵できるので、必要に応じて増設は考えられます。
ただ、スティックが内蔵できるわけではない(外差し)ので、【STB機器の比較】で書いたような、AppleやAmazonの端末でも良いでしょう。
傾き補正は、縦方向・横方向とも自動補整です。
ただし、自動スクリーンフィットや障害物回避などは対応しません。発売時期の関係ほか、完全に固定設置向けだからというのもあります。
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以上、エプソンのEH-LS12000 の紹介でした。
(リアルな意味での)4Kに対応機です。
同社の3LCDは画質も鮮やかですし、ある程度、明るくても使えるため、50万円前後の製品では、かなり有力でしょう。
もちろん、ソニー・ビクターほかのLCOS(反射型3LCD)方式の(真の)4Kと比べると、コントラスト部分ほかの差は感じます。ただ、専用のシアター室をつくるのでもなければ、価格的にそこまで無理する必要もないかなと思います。
また、他社にもこの水準の先行例がなかったわけではないですが、やはり値段面で、3LCDの技術特許を保つエプソンは安く出せるのだと思いました。
1-3・BenQのプロジェクタ

続いて、ベンキューの4Kプロジェクターです。
DLP式を採用する世界的な台湾企業で、日本でも人気です。

【2022年発売】
9・BenQ TK700 TK700-JP
¥198,000 楽天市場 (10/17執筆時)
パネルタイプ:DLP(0.47型)
光源:水銀ランプ
カラー:RGBW
解像度:4K UHD (3840 x 2160)
コントラスト:10000:1
色域:Rec. 709 95%
明るさ:3200ルーメン
100インチ投影距離:約2.5〜3.2m
重さ:3.1キロ
TK700-JPは、台湾のベンキューが販売する、短焦点の4Kプロジェクターです。
一般的な用途にも利用できますが「ホームエンターテイメントプロジェクター」として、映画などのほか、ゲーミング用のニーズを追求した製品です。

重さは、3.1kgです。
サイズは、幅312 x高さ110x奥行246mmです。
普段収納しておけるサイズですが、持ちはこびに配慮のある形状ではないです。
その使い方を狙った製品ではないでしょう。

リフレッシュレートは、ゲーム用では重要です。
フルHDならば120Hzは利用できますので、PS5などには良いです。
その場合の応答層度は、8,33msですので、それなりに速いです(4kは16.7ms)。
このブログの【ゲーミングモニターの比較記事】でも書きましたが、PC用以外に、PS5が最近120Hzまでの高リフレッシュレートに対応しましたので、「ヌルヌル」動かしたい方は、本機は割と良いでしょう。
光源は普通の水銀ランプです。
投影方式は、DLPです。
冒頭書いた「XPR技術」をつかって4Kを表現する仕組みです。
疑似4Kですが(4Kの830万画素相当にできる点で)「真の4K UHD」とベンキューは言っています。
とはいえ、補正後の画素数でいえば、たしかに4K(830万画素)ですので、解像感は、普通の3LCDよりは少し良いと考え下さい。

カラーはただ、RGBW方式です。
上の表でDLP(RGBW)と書いたものです。
「色の三原色」のRGBカラーに白を加えて、明るさ(光束)を稼ぐためにそうします。
明るさは、したがって、3000ルーメンです(TK700は3200lm)。
DLP方式ではかなり明るいと言えます。そのかわり色域と黒の締まりが通常より劣るといえます。
色域は、それもあり、DCI-P3のカバー率は示されません。
Rec. 709では95%ですが、少なくとも色域が広いタイプではないです。

コントラスト比は、10000:1です((FOFO)。
先述のように、DLP式は、3LCDより「黒が締まる」傾向です。
ただ、RGBWは例外です。
主にゲーミング用でしょうが、ブラックスタビライザー(ブラックディテールエンハンスメント)の言及があるものの、基本的にこの部分はそこそこになります。
HDR10は、HDR10・HLG双方に公式対応です。
この辺も、ゲームで対応が進んでいる部分ですし、嬉しいと言えます。
画像処理は、各種ゲームモードの記載が見られます。
応答速度が速いため、先述のように、動く映像には強いでしょう。
一方、モーションフレーム補間(MEMC)は、未搭載です。
端子は、HDMI 2.0端子が2つです。
片側はeARCなので、【サウンドバーの比較記事】で書いたように、プロジェクターからの単純な出力で、マルチチャンネルオーディオがフォローできます。
本機のスピーカーも、総計10Wのわりと良いですが、こうした外部機器を利用すれば、より良いです。

ネットワークは、本体には、Wi-Fiを装備しません。
しかし、TK700STi は、QS01 Android TV ドングルが付属し、そちらにWi-Fi機能があります。
これを本体内部のに取り付けることで、YouTube ・Amazon Prime TVをはじめとするネットワークコンテンツが利用可能になります。
本機も、ベンキューの他機同様で、Netflixだけは、認証デバイスではないので(スマホなどからキャストするなど以外は)非対応です。
投影距離は、短焦点モデルで、100インチ投影で、約2.5〜3.2m です。
突き詰めてはいないですが、短焦点といっても良い設置性です。
傾き補正は、縦自動台形補正機能を搭載します。
水平方向は主導ですが、加えて画像回転補正もあり、平行をとれない場所での投影も可能です。
他機だと、設置面でより充実した仕様の製品もありますが、固定設置前提の4K機ならばこれで問題ないでしょう。
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以上、台湾のベンキューの TK700-JPはの紹介でした。
4K機ですが、どちらかというと、240Hzのフレームレートに対応できるフルHD機として売れそうです。
型番の番号を少し「若く」したのは、この部分があるかもしれません。
RGBWである点は割り引いて考える必要があります。しかし、スペック上、コントラスト比は出ていますし、計算による「黒強調」の対策もあります。部屋を暗くしたシアター用・ゲーム用ならば、選択肢になるでしょう。
今回の結論
プロジェクターでおすすめできる機種は結論的にこちら!
というわけで、今回は、ホームシアター向けの4Kプロジェクターの1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

2・4Kプロジェクタの比較 (2)
2-1:BenQ 2〈台湾〉
2-2:ViewSonic 〈米国〉
2-3:ANKER〈米国〉
3・4Kプロジェクタの比較 (3)
3-1:Aladdin X〈韓国〉
3-2:ソニー〈日本〉
3-3:JVC〈日本〉
3-4:LG〈韓国〉
3-5:JIMGO〈中国〉
3-6:XGIMI〈中国〉
4・4Kプロジェクタの比較 (4)
4-1:ACER〈台湾〉
4-2:TVS REGZA ほか
4-3:最終的なおすすめの提案【結論】
続く、2回目記事(こちら)では、今回紹介できなかった、ベンキューの上位機を見たあと、海外系の各社の製品をみていきます。
画面の解像感 ★★★★★
黒の締まり ★★★★★
色域の広さ ★★★★★
日差し耐性 ★★★★★
ゲーミング ★★★★★
配置の自由度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、4回目記事(こちら)の結論編では、今回紹介した全機種から、Atlasのおすすめ機種を最終的に提案していきます。引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
