Top 日用品 比較2025'【疲れない】インソール55点の性能とおすすめ・選び方:男女対応 (2)

2025年06月13日

比較2025'【疲れない】インソール55点の性能とおすすめ・選び方:男女対応 (2)

1回目記事からの続きです→こちら

2-1・ザムストのインソールの比較

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 2回目記事のトップバッターは、日本のザムストのインソールです。

 Atlasも利用していました。

1・高性能インソールの比較 (1) 
 ★はじめに
  1-1:選び方の基本の説明【導入】
 ★ウォーキング・ランニング・競技用
  1-2:ソルボ〈日本〉
  1-3:new balance〈米国〉
  1-4:ソフソール〈米国〉
  1-5:スぺンコ〈米国〉
  1-6:シダス〈仏国〉
2・高性能インソールの比較 (2)
  2-1:ZAMST〈日本〉
  2-2:IWAMA HOSEI〈日本〉
 ★ビジネスシューズ・パンプス用
  2-3:スぺンコ〈米国〉
  2-4:バネ〈日本〉
  2-5:シダス〈フランス〉ほか
 ★足のトラブル用
  2-6:村井〈日本〉
 ★まとめ
  2-7:最終的なおすすめの提案結論】

 今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で示した選び方の基本に沿いながら、各機を比較していきます。

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 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【男女兼用:サイズ:21cm〜30.5cm】

 35・ZAMST ザムストフットクラフト スタンダード
 35・ZAMST ザムストフットクラフト クッション
 35・ZAMST ザムストフットクラフト グリップ
   ¥4,402〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 ザムスト Footcraft は、シグマックスという日本の医療器具メーカーのスポーツ部門が製造する、高機能インソールです。

 サイズ構成は、それぞれの製品について、Sサイズから3Lサイズまで5段階です。

 切らずに済む刻みで言えば、30.5cm・28.5cm・26.5cm・24.5cm・22.5cmです。

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 こちらは、先ほどみた、ソフソールのフィットのように、3種類のアーチタイプが選べます。

 先述のように、日本人は土踏まずが低い人が多いので、ローアーチタイプは需要があるでしょう。

 主な用途は、3製品で異なります。

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 スタンダードは、同社の基本となる構成です。

 硬質ナイロン製のコアスタビライザーと軟質なEVAを用いたフレキシブルホルダーを組み合わせた構成です。

 立体形状ですが、特有の固さは感じず、バランスが取れています。

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 クッションは、スタンダードと構成は同じです。

 しかし、かかと部分にウレタン質のクッション素材(エバーライトZULEN)を採用し、着地衝撃性の緩和を狙った製品です。

 シダスにも同じような製品が見られますが、ウォーキングならば本製品のが良いでしょう。

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 グリップも、スタンダードと同じ仕組みを採用します。

 ただし、トップコートをすべりにくい素材にしています。切り返しが重要なテニスやバスケなどは、こちらが向くでしょう。

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 一方、どの製品も共通して、補講・走行時の足の自然な動き(ウィンドラス現象)をフォローした構造であることを強調します。

 医療器具メーカーの独創性として評価できます。足の親指などへの不快な圧迫感は少なめです。

 なお、通気性はさほど配慮がない部分は注意点です。

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 以上、ザムスト Footcraft の紹介でした。

 スポーツやウォーキング用の高機能インソールとしては珍しい日本企業の製品で、それも医療器具メーカーです。

 その意味、設計時の原型(金型)は日本人に合うように作られているでしょう。

 とくに幅の面で、海外製が合わなかった方や、圧迫感を感じていた方は、本製品を試して見る価値があるでしょう。

 どれを選ぶかは難しいところですが、最初は、スタンダードのミドルを選ぶのが基本でしょう。Atlasも少し長期で本製品を試してみるつもりです。

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 以上、ここまでは各社の「ウォーキング・ランニング用」シューズを紹介してきました。

 最終的なおすすめ機種については、ビジネスシューズ用を紹介したあとの結論部分で書きたいと思います。 

2-2・IWAMA HOSEIインソール

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 つづいて、イワマホセイのインソールを紹介します。


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 【男性用:サイズ:25cm〜27.5cm】

 36・IWAMA HOSEI GYRO FLEXI
   ¥1,580 楽天市場 (6/13執筆時)

 GYRO FLEXI は、IWAMA HOSEIが販売するインソールです。

 品物自体は中国製で、福岡の同社(t-collect)が輸入販売しています。

 サイズ構成は、25.5-27.5cmです。

 価格が安いですが、1サイズ構成にして大量に仕入れている部分がありそうです。

 なおこちらは「男性用」とされます。

 主な用途は、スポーツ全般です。

 説明からすると、ランニング向きの設計でしょう。衝撃吸収性に配慮はあるため、ウォーキングでもそれなりには使えそうです。

 試しましたが、表面素材が滑りやすいために好き嫌いはでそうです。とくに、紐を結んで安定させた場合と、そうでない場合で、評価はばらつくでしょう。

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 以上、GYRO FLEXの紹介でした。

 形状的には機能性インソールを踏襲しています。ただ、素材的な説明が少なく、実際のアスリートを使っての実験もなされない点で、ある種の「ジェネリックではあります。

 機能性インソールは、型から何足も試作して、仕様を詰めていくゆえの価格なので、差はあるでしょう。

 値段的にはソフソールの下位クラスがライバルですが、本機は1サイズ構成なので、ぴったり合う方以外は選択肢になりにくいかと思います。

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 【男性用:サイズ:25.5cm〜28.5cm】

 37・IWAMA HOSEI AIR FLEXI
   ¥1,258 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 なお、AIR FLEXIは同社の下位製品です。

 少し安いので、EVA樹脂とウレタンフォームの2系統の素材のみでの構成です。

 その枠内で加工の工夫はみられますが、ホールド感・衝撃吸収性ともに、同社の上位品とは差はあるでしょう。こちらも1サイズ構成です。

ビジネス用インソールの比較

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 ★ビジネスシューズ・パンプス用
  2-3:スぺンコ〈米国〉
  2-4:バネ〈日本〉
  2-5:シダス・ソフソール ほか

 続いて、ここからはデザイン的に、ビジネスウォーキングシューズの中敷きとしても利用可能なインソールをメーカー順に紹介します。

2-3・スペンコのインソールの比較

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 続いて、アメリカのユタ州にあるスぺンコメディカルのビジネス用インソールです。

 スペンコは、既に見たように、スポーツ用はすでに見たので、ここではビジネス用を扱います。


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 【男女兼用:サイズ:23.5cm〜28.0cm】

 38・スぺンコ RXアーチクッション
   ¥1,763〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 スペンコ RX アーチクッションは、アメリカのユタ州にあるスぺンコメディカルのビジネス用インソールです。

 シューズ用のソフソールと同じ会社が日本では取り扱っています。

 サイズ構成は、3種類で、男女兼用となります。

 切らずに済む刻みで言えば、25cm・26.5cm・28cmです。

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 主な用途は、ウォーキングであり、主にビジネスシューズに主眼を置いた製品です。

 取り替えても、重ね敷きでも利用可能です。

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 サポートの仕組みは、ビジネスシューズ用のため薄型です。

 しかし、考え方はウォーキングシューズ用と同じで、足裏のアーチの部分に灰色のソフトアーチパッドを挿入することで、足をしっかり支える構造になっています。

 快適性の面では、純銀粒子を混ぜたSilpure繊維を利用することで、抗菌効果を高めています。 

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 以上、スペンコ RX アーチクッションの紹介でした。

 2000円台で買えるビジネス用インソールとしては、反発力・衝撃吸収性がよい製品です。

 またアーチパッドは、しっかり支えることに主眼を置いているため、長時間歩き回る仕事をしている方にオススメです。

2-4・バネのインソールの比較

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 続いて、日本のバネの製品です。

 日本のインソール専業メーカーのウィニングワンが販売する高機能インソールになります。

 同社は、スポーツ競技用も多く出しますが、今回はウォーキング・仕事向きインソールを紹介します。


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 【男女兼用:サイズ:22.5cm〜28.0cm】

 【通常サイズ】

 39・バネ インソール ベーシック BN000100
   ¥6,061〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 【薄いサイズ】

 39・バネ インソール ベーシック7 BN00080
   ¥4,851〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 バネ インソール は、ウィニングワンが販売する高機能インソールです。

 サイズ構成は、5種類です。

 切らずに済む刻みで言えば、23cm・24.5cm・26.5cm・28cm・29.5cmです。

 この機種もたいていの場合は、切らずとも利用できるでしょう。あまりにラインナップが少ないと、機能性を損ねるため、この部分は重要です。

 主な用途は、通常サイズは、ウォーキング・仕事用となります。

 薄いサイズは、ビジネスシューズのほか、ランニングなどにも利用できます。見える面がブラックなので、いずれも仕事用として利用可能です。

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 サポートの仕組みは、黄色のカップ(ソール)部分が熱可塑性ポリウレタンです。

 硬度を持った素材であり、スポーツ用で紹介したスベンコのトータルサポートシリーズに近い発想で作られます。

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 とくに、カップ(ソール)は、歩行時において、しっかり圧が分散できるように作られているため、ウォーキング時の疲れにくさには定評があります。次に紹介する、シダスと同様の思想です。

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 快適性の面では、表面に接触冷感・防臭・抗菌素材を使っている点が評価できます。

 長時間歩行などに向くでしょう。ただし、通気性はやや悪いため、夏に買うならば、薄いサイズのベーシック7でしょう。

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 以上、バネ インソールの紹介でした。

 フルシーズン用ならばバネ インソール が、3シーズンならば、薄いサイズのベーシック7がおすすめです。

 「日本の企業が日本人向けに設計」ということで、(アジア人特有ですが)脚の幅が4Eなど広い方には合うでしょう。

2-5・シダスほかのビジネスインソール

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 続いては、フランスのシダスです。

 競技用は前半記事で見ましたが、こちらは、ビジネス用インソールです。ここまで見ていない、他のメーカーも併せてみます。


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 【男女兼用:サイズ:22cm〜29.5cm】

 【通常製品】

 40・SIDAS ビジネス用 ウォーク 3D
   ¥4,949〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 【スリム型】

 41・SIDAS ビジネス用 ウォーク 3Dスリム
   ¥5,148〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 ウォーク3D は、先ほども見たフランスのシダスが、ビジネスシューズ用に生産している製品です。

 こちらは、3Dスリムという幅が狭いドレスシューズでも利用できるタイプも売られています。ただ、E以上の通常幅のものは、ウォーク 3Dが適当です。

 なお、つま先の厚みは、前者が3.5mm、後者が2mmとなっています。

 サイズ構成は、22cm〜29.5cmの5段階です。

 切らずに済む刻みで言えば、23cm・24.5cm・26.5cm・28cm・29.5cmです。

 主な用途は、ビジネスシューズ向けです。歩行時の疲れの軽減、衝撃の緩和に有効です。

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 サポートの仕組みは、この機種の場合、歩行時にかかとを支えるためのナイロンアーチフレックスシェルがポイントです。

 この部分が立体形状で、しっかり足にかかる圧が分散するようにできています。

 薄く作られているので、厚いインソールが入りにくいビジネスウォーキングシューズにも対応できます。

 通気性の部分は、メリーメッシュトップ採用で、配慮があります。

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 以上、ウォーク3D の紹介でした。

 TRIMFITは、「ビジネスウォーキングシューズ」でも使える」製品でしたが、こちらは、「ビジネスシューズ専用設計」という』安心感があります。

 特に、スリムタイプはスタイリッシュなドレスシューズタイプでも利用可能であり、汎用性は高そうです。


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 (執筆時在庫なし)

 【女性用:サイズ:22cm〜24.5cm】

 42・SIDAS パンプス・ヒール用 オフィス3D AIR
  ¥(4,290) Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 オフィス3D AIR は、シダスの女性用製品です。

 サイズ構成は、3種類で、22cmから24.5cmまで対応可能です。

 切らずに済む刻みで言えば、22.5cm・23.5cm・24.5cmです。

 主な用途は、つま先のほうが細身で、2mmと薄くなっており、パンプス向けタイトモデルとして売られています。

 ヒールについては、本製品の旧製品では、高低差3.5cm程度のヒールまで利用可能とされていました。

 形状的に大きな差異はないため、こちらも同じほどでしょう。

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 サポートの仕組みは、ビジネス用と異なり、サポート感が強いナイロンアーチフレックスシェルは使用しません。

 こちらは、EVAシェル(赤)という比較的軟質素材でかかとまでの後部を抑えます。ただ、同じく立体構造で、体圧分散性は高いです。

 なお、表面はマイクロファイバー素材で、アンチバクテリア処理がされています。

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 以上、シダスのオフィス3D AIR の紹介でした。

 特殊な用途のインソールですが、機能性は十分あります。パンプス用の高性能インソールは、スポーツ向けの高機能インソールを作るメーカーからはほぼ出ていないため、こちらは貴重だと思います。


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 【男女兼用:サイズ:21.5cm〜27cm】

 43・SUPERFEET TRIMFIT Black【25-27cm】
 43・SUPERFEET TRIMFIT Black【23.5-25cm】  
 43・SUPERFEET TRIMFIT Black【21.5-23cm】
   ¥6,600〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 TRIMFITは、スーパーフリートの販売するインソールです。

 こちらは、ビジネスシューズ用としても人気のあるモデルです。

 サイズ構成は、3種類です。

 切らずに済む刻みで言えば、23cm・25cm・27cmです。

 主な用途は、汎用性が最も高いインソールで、ランニングでもウォーキングでも利用できる仕様です。

 ただ、こちらは、高機能インソールとしては割と薄いモデルのため、また、立体感がそれ程ないため、そして、配色が黒色のため、革靴を含むビジネスシューズの中敷きとしても利用しやすい点が人気です。

 そのほか、ウォーキング、ランニング、スキー、テニス、ゴルフと万能に使えます。

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 サポートの仕組みは、機能的に見ると、こちらもプラスチックのソールが足を全体的に支える構造です。

 Atlasも試用しましたが、クッション性は高く評価できる製品で、ブレード部分のサポート感も高いです。

 快適性の面では、天然コーティング剤の使用で、防臭についての配慮があります。

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 以上、スーパーフリートTRIMFITの紹介でした。

 ウォーキングシューズ用としては、価格的に言って、より高性能な立体構造をした製品が他にもあります。ただ、ビジネスシューズに合う機能性インソールは、市場にさほどなく、こちらは貴重でしょう。


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 【男性用:サイズ:25cm〜31cm】096506204547

 44・ソフソール ウルトラワーク インソール
   ¥1,748 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 【女性用:サイズ:21cm〜27cm】096506204608

 45・ソフソール ウルトラワーク インソール
   ¥1,958 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 「ULTRA WORK」は、米国のソフソールのビジネス用です。

 既に見た同社のウォーキング用(エアープラスシリーズ)のビジネス仕様という感じです。

 ウォーキング用でもありますが、「営業、建築業」などにも向くとされます。

 厚みが薄い「ロープロ」なので、シューズ付属のインソールの上から重ねて使うことが基本です。

 ピッタリに近いシューズの場合、中敷きを外して、これ1枚でも機能するとはいえますが、そもそもの設計としては「重ねて使う」こと前提かと思います。

 サイズ構成は、男性用・女性用が1サイズで用意されます。

 大きいので、下に敷くインソールにあわせてきると良いでしょう。

 主な用途は、スポーツとしては、ウオーキング、ハイキング、トレッキングです。

 仕事としては、営業、建築業、就活・説明会回りなどが示されます。

 ようするに、長時間歩行した際、時間が経っても「疲れにくい」という効果が主眼です。

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 サポートの仕組みは、基本に忠実な仕様と言えます。

 かかとの部分に衝撃吸収(メモリーフォーム)がある上で、脚の後ろ半分を包み込むようにしっかり支えるメモリーアーチがあります。

 メモリーアーチはそれなりに「立体的」ですし、支持性はあるでしょう。 

 快適性の面では、表面に抗菌処理(シルバデュユール)があります。

 米国のデュポンの銀イオン(Ag+)系の抗菌防臭技術になります。

 長時間での「ムレ防止」の機能性です。冷却系の機能性はないです。

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 以上、 ウルトラワーク インソールの紹介でした。

 重ねて使う必要がある場合、甲高の方は注意ですが、そうでもないならば、仕様として良いと思います。

 このタイプは下に敷くインソールの機能性による部分もありますが、外せないタイプの靴の場合などには良いかと思います。

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 【男性用:サイズ:25cm〜31cm】096506204547

 46・ソフソール メモリーコンフォート インソール
   ¥1,811 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 【女性用:サイズ:21cm〜27cm】096506204561

 47・ソフソール メモリーコンフォート インソール
   ¥1,693 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 なお、同社は仕事用として、もう1種類「メモリーコンフォート」という展開もあります。

 こちらも、ロープロです。外して1枚で使う場合は、クッション性は先ほどの機種よりあるので、衝撃吸収を重視する場合、先ほどの機種より向く部分があります。

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 機能性は、こちらは全面にメモリーフォーム(Sof Recall)を厚く回して、衝撃吸収を重視します。後ろ半分のアーチもそれなりに深い(2.1cm)ので、先ほどの製品の「柔らいバージョン」と理解すればそんな感じです。

 ただ、(体重にもよりますが)衝撃吸収性が高めのインソールの場合、帰って疲れる場合もあるので、個人的には先ほどの機種の方が良いようにみえます。

 一方、もともと下敷きになっているインソールや、靴のソール部に全くこうした性能がない場合は、選択肢にはなるでしょう。

足のトラブル用インソールの比較

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 最後に「足のトラブル用」のインソールです。

 自分のトラブルに自覚があるかたにむくものです。

2-6・村井のインソールプロ

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 村井のインソールです。

 「トラブル別インソール」として、靴屋にもおかれるものです。この分野では、一強と言えるかと思います。


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 【サイズ:22.0cm-27cm】

 48・インソールプロ 外反母趾対策〈男性〉
 48・インソールプロ 外反母趾対策〈女性〉
   ¥2,200 楽天市場(村井直営店) (6/13執筆時)

 【サイズ:22.0cm-25cm】

 49・インソールプロ 中足骨頭部痛対策〈女性〉
   ¥2,200 楽天市場(村井直営店) (6/13執筆時)  

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 【サイズ:22.0cm-27cm】

 50・インソールプロ モートン病対策〈男性〉
 50・インソールプロ モートン病対策〈女性〉
   ¥2,200 楽天市場(村井直営店) (6/13執筆時)   

 【サイズ:22.0cm-30cm】

 51・インソールプロ 足底筋膜炎対策〈男性〉
 51・インソールプロ 足底筋膜炎対策〈女性〉
 51・インソールプロキング かかと対策〈男性〉
   ¥2,200〜 楽天市場(村井直営店) (6/13執筆時)  

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 【サイズ:22.0cm-30cm】

 52・インソールプロ O脚対策〈男性〉
 52・インソールプロ O脚対策〈女性〉
 52・インソールプロキング O脚対策〈男性大〉
   ¥2,200〜 楽天市場(村井直営店) (6/13執筆時)  

 【サイズ:22.0cm-30cm】

 53・インソールプロ 腰痛対策〈男性〉
 53・インソールプロ 腰痛対策〈女性〉
 53・インソールプロキング腰対策〈男性大〉
   ¥2,200〜 楽天市場(村井直営店) (6/13執筆時)    

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 【サイズ:22.0cm-27cm】  

 55・インソールプロ 膝痛対策〈男性〉
 55・インソールプロ 膝痛対策〈女性〉
   ¥2,200 楽天市場(村井直営店) (6/13執筆時)  

 【サイズ:22.0cm-30cm】

 55・インソールプロ 扁平足対策 〈男性〉
 55・インソールプロ 扁平足対策 〈女性〉
 55・インソールプロキング 扁平足対策 〈男性大〉
   ¥2,200〜 楽天市場(村井直営店) (6/13執筆時)  

 インソールプロは、村井のインソールです。

 市販店や靴屋さんなどでも売っていますが、直営でも売っています。

 古くから、インソールを出している会社です。

 どれもつま先が1〜1.5mmで、ロープロ仕様でビジネス用の靴でも入ります。

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 主な用途は、「トラブル別インソール」という名前が示すように、くつがたを症例に最適化しているのが売りです。

 同社は、このような製品を長いこと作っていて、一定の人気が阿あります。

 サポートの仕組みは、どれも、インソールのアーチパッドの形状をかなり極端に変える方法を取ります。

 インソールとしても、表面の抗菌防臭加工、吸汗構造など、使い勝手に配慮があります。

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 以上、村井のインソールの紹介でした。

 趣旨からずれるため、詳しい紹介はできません。ただ、「トラブル別インソール」という特化型は珍しいため、こう言うものもあるのだ、という意味でのせています。

 値段もあまり高くないですし、気軽に試しやすいのが良い部分です。

今回の結論
インソールのおすすめは、結論的にこれ!
 

 というわけで、前回の前編記事(こちら)では、シューズ用のインソールを紹介してきました。

 後編では、いつものように、オススメ機種について書いておこうと思います。


 第1に、疲れにくいウォーキング・ランニングシューズ用のインソールを探している方、

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 【男女兼用:サイズ:22.5cm〜28cm】

 11・エアーセレクト S 12741 (22.5-24cm)  
 11・エアーセレクト M 12742(24.5-26cm)  
 11・エアーセレクト L 12743(26.5-28.0cm)
   ¥2,369〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

安定性・グリップ ★★★★☆
衝撃吸収性    ★★★★★
快適性・通気性  ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

ウォーキング   ★★★★★
ジョギング    ★★★★☆
競技用シューズ  ★★☆☆☆
ビジネスシューズ ★☆☆☆☆

 ソフソールの「エアーセレクト」が良いでしょう。

 高機能インソールとしては価格が値頃です。

 しかし、近年買ったもののうちこの価格帯で試した中では、Atlasとしては一番「しっくり」きました。

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 機能面では、高性能エアーやジェルのほか、(しっかりした硬さはないですが)安定性を高めるためのスタビリティプレートが採用されています。

 この部分で、とくに歩行やジョギング時に疲れにくいインソールと言えます。

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 推奨される用途は、ウォーキング・ランニング・トレッキング・ゴルフシューズなど幅広いです。ある程度、万能に使えるでしょう。

 通気性についても、蒸れにくいクールマックス素材を使っており、快適性も高いです。普段使いのシューズ用として3000円前後で選ぶならば、これが最も良いと思います。


 第2に、長時間でも、かかとをしっかり支えるホールド感を重視してインソールを選ぶ場合は、

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 【2018年発売】

 【男女兼用:サイズ:23.5cm〜29cm】

 24・ Spenco トータルサポート MAX S 23.5-25cm
 24・ Spenco トータルサポート MAX S 25.5-27cm
 24・ Spenco トータルサポート MAX S 27.5-29cm
  ¥2,755〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

安定性・グリップ ★★★★★
衝撃吸収性    ★★★★★
快適性・通気性  ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

ウォーキング   ★★★★★
ジョギング    ★★★★★
競技用シューズ  ★★☆☆☆
ビジネスシューズ ★★☆☆☆

  スペンコTOTAL SUPPORT Maxでしょう。

 立体成型なので、インソールが外せない靴や、浅底の靴には向きません。

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 しかし、普段の仕事全般ほか、長時間に及ぶウォーキング・トレッキング用としては、かかと部分のホールド感の部分で、現行品だと信頼性・機能性が最も高いと感じています。

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 本編で書いたように、廃版となったショックドクターウルトラ2と(履き心地というより)方向性が似ているので、個人的にはその代替として使っています。

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 安定感・ホールド感がある硬質のアーチサポートとヒールカップを採用する機種です。

 このタイプは、足が疲れてきたときも、しっかり安定感をもって姿勢を支えてくれるので、長時間の歩行には、この製品は向きます。

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 通気性・衝撃吸収性も、一定の工夫があるので、しっかりした衝撃吸収メカニズムのあるスニーカーなどに利用するならば、靴を「アップグレード」できるでしょう。

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【男女兼用:サイズ:23.5cm〜29cm】

 25・スペンコ トータルサポート オリジナル
  ¥3,234〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

【男女兼用:サイズ:23.5cm〜29cm】

 26・スペンコ トータルサポート シン
  ¥3,430〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 一方、同じような大きめのアーチサポートとヒールカップがある構造で、マックスほど強めのホールド感が不要の場合、姉妹製品の「オリジナル」でも良いでしょう。

 とくに、硬質系のインソールを初めて買うならば、「オリジナル」の方が普通ですし、そちらから「まず始める」のは悪くないです。

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 同社としても(普通の)ウォーキング用は、オリジナルを押していますので、

 スパイクなどで、インソールが外せない場合や、足の甲に圧迫感を感じやすい場合は、ロープロの、シンが良いでしょう。


 第3に、ランニングほか、自転車用バイクシューズ・ゴルフシューズ、登山靴など用途が特化された靴に最適と言えるのは、

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 【男女兼用:サイズ:23cm〜29.5cm】

 【ランニング】(かため)

 27・SIDAS RUN 3D プロテクトJP 3162181
   ¥5,727〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時) 

 【ランニング】(ソフト)

 28・SIDAS CUSION 3D 201215
   ¥(4,621) Amazon.co.jp (6/13執筆時) 

 【登山】

 29・SIDAS OUTDOOR 3D V2 3153781
   ¥5,728〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時) 

 【自転車用】

 30・SIDAS COMFORT 3D 3125761
   ¥4,685〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時) 

 【ゴルフ用】

 31・SIDAS GOLF 3D 326914
   ¥5,400〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時) 

 【スキー・スノボ用】

 32SIDAS WINTER 3D
   ¥6,930〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時) 

安定性・グリップ ★★★★★
衝撃吸収性    ★★★★★
快適性・通気性  ★★★★★
総合評価     ★★★★★

ウォーキング   ★★☆☆☆
ジョギング    ★★★★★
競技用シューズ  ★★★★★
ビジネスシューズ ★★☆☆☆

 スポーツ毎に最適化されたシューズを出しているシダスのインソールでしょう。

 ランニングシューズやウォーキングシューズなど、日常の汎用性が求められるようなものでない靴ならば、シダス社のモデルは最適と思います。

 これ以上となると、セミオーダー、あるいは、オーダーメイドするしかないでしょう。


 第5に、以前、高機能インソールを利用したが、足がイマイチフィットしない方におすすめなのは

  202005191655.jpg

 【男女兼用:サイズ:21cm〜30.5cm】

 35・ZAMST ザムストフットクラフト スタンダード
 35・ZAMST ザムストフットクラフト クッション
 35・ZAMST ザムストフットクラフト グリップ
   ¥4,403〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

安定性・グリップ ★★★★★
衝撃吸収性    ★★★★★
快適性・通気性  ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

ウォーキング   ★★★★★
ジョギング    ★★★★★
競技用シューズ  ★★★★☆
ビジネスシューズ ★★☆☆☆

 ザムスト Footcraft でしょう。

 202005191717.jpg

 先述のように日本企業なので、試作段階で日本人の足を多く研究しただろう部分で、合う可能性が高いでしょう。

 その上で、医療器具メーカーとして、足の自然な動き(ウィンドラス現象)をフォローした構造を取っているため、例えば、海外製に圧迫感を感じる方は、本製品を試してみると良いでしょう。

 202005191701.jpg

 最初に選ぶのは、基本的にはスタンダードミドルアーチが良いでしょう。

 ただ、土踏まずが明らかに「ない」かたは、スタンダード「ローアーチ」が救世主になるかもしれません。

 高機能インソールが合わない人の多くは、この部分の問題ですから。Atlasも、ウォーキングシューズで今回これを試したのですが、長時間歩行でも違和感なくかなり好感触でした。へたりもしていません。

ーーー

 202202031645.jpg

 【男女兼用:サイズ:22cm〜29.5cm】

 32・SIDAS コンフォートプラス 3102321
   ¥9,999〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

安定性・グリップ ★★★★★★
衝撃吸収性    ★★★★★
快適性・通気性  ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

ウォーキング   ★★★★★★
ジョギング    
★★★★☆
競技用シューズ  ★★★★☆
ビジネスシューズ ★★☆☆☆

 一方、少し高めですが、SIDAS コンフォートプラスもウォーキング用に良いです。

 202202031655.jpg

 本文でも書いたように、表側全面でグリップする部分と、フィット感が高い形状である部分で、靴の中で足が滑る感じが苦手な方にとくに向くと思います。

 Atlasも普段履きの一足で使い、長期で試していますが、長期間快適です。保ちも良いので、履き古しに入れ替えて長いこと使っています。


 第6に、ビジネスシューズで疲れにくいインソールを探している方は、

 201804051607.jpg

 【男女兼用:サイズ:22cm〜29.5cm】

 【通常製品】

 40・SIDAS ビジネス用 ウォーク 3D
   ¥4,649〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 【スリム型】

 41・SIDAS ビジネス用 ウォーク 3Dスリム
   ¥5,148〜 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

安定性・グリップ ★★★★☆
衝撃吸収性    ★★★★★
快適性・通気性  ★★★★★
総合評価     ★★★★★

ウォーキング   ★★★☆☆
ジョギング    ★★☆☆☆
競技用シューズ  ★★☆☆☆
ビジネスシューズ ★★★★★

 シダスウォーク 3D・オフィス3Dでしょう。

 ビジネスウォーキング専用に薄く作られた機能性インソールです。

 しかし、立体形状のナイロンアーチフレックスシェルは、スニーカーの場合と同じようなホールド性と体圧分散性を確保します。

 個人的にも良かった製品です。

 価格も値頃感があるので、1度試してみると良いかなと思います。

ーー

 202110201634.jpg

 【22.0cm-27cm】

 ・インソールプロ 各種
   ¥2,200〜 楽天市場(村井直営店) (6/13執筆時)

 ただし、疲れやすさの「原因」が分かっている場合は、村井のインソールを選ぶのがよいでしょう。

 202110201534.jpg

 種類については、先ほど、まとめた部分をご覧ください。

補足:このブログの関連記事の紹介

 201811181237.jpg

 というわけで、今回はインソールを比較しました。

1・歩き疲れないインソール
2・歩き疲れないスニーカー

 なお、スニーカーも同時にお探しの方は、上記2番のリンク記事もよろしければご覧ください。ビジネス寄りの製品も紹介しています。

 また、最後になりましたが、記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題をシェアしていただければ、嬉しいです。

 (前半からの続き記事ですので、前半記事をご紹介頂けるといっそう嬉しいです)

 ではでは。

posted by Atlas at 10:52 | 日用品

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