【今回レビューする内容】2022年 光熱費が安い縦型洗濯乾燥機の性能とおすすめ・選び方・ランキング :東芝・ザブーン・アクア
今回のお題
家庭用のタテ型洗濯乾燥機のおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2023年2月現在、最新のタテ型洗濯乾燥機の比較の2回目記事です。
1・縦型洗濯乾燥機の比較 (1)
1-1:シャープ〈日本〉
1-2:パナソニック〈日本〉
1-3:日立 〈日本〉
2・縦型洗濯乾燥機の比較 (2)
2-1:東芝〈日本〉
2-2:アクア〈日本〉
2-3:最終的な「おすすめ」の提案
2回目記事では、東芝とアクアの縦型洗濯乾燥機を紹介します。
これらで、日本のデンキヤ店頭に置かれる製品は網羅されます。
洗浄力の強さ ★★★★★
カビ対策 ★★★★★
光熱費の安さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
使いやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように各製品を比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
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1・タテ型の小型洗濯機 の比較
洗濯容量:4.kg〜6kg
乾燥:送風乾燥
対応人数:1人暮らし
予算:2万円〜
2・タテ型の中型洗濯機の比較
洗濯容量:7kg〜10kg
乾燥:送風乾燥
対応人数:2人以上
予算:3万円〜
3・タテ型の洗濯乾燥機の比較
洗濯容量:7kg〜12kg
乾燥:ヒーター
対応人数:2人以上
予算:5万円〜
4・ドラム式洗濯乾燥機の比較
洗濯容量:7kg〜11kkg
乾燥:ヒーター or熱交換
対応人数:1-2人以上
予算:10万円〜
なお、今回は、このブログ「家電批評モノマニア」の洗濯機の比較シリーズ全体では、3回目記事の一環として書きました。
2-1・東芝の縦型洗濯乾燥機の比較
続いて、東芝ライフスタイルの縦型洗濯乾燥機を紹介します。
東芝も、洗濯機の洗浄力にこだわるメーカーです。
同社の場合、マイクロバブルを発生させるという独特の方式をとっていて、機能的に面白みがあります。
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なお、以下では、いつものように、高評価できるポイントについては「赤字」で、イマイチな点は「青字」で紹介していきます。
【8kg】
【2022年6月発売】
21・東芝 ZABOON AW-8VM2-W
¥89,751 楽天市場 (2/1執筆時)
【2021年5月発売】
22・東芝 ZABOON AW-8VM1-W
¥------ Amazon.co.jp (2/1執筆時)
洗濯容量:8.0kg
使用水量:89L(洗濯時83L)
標準電力量:2250Wh (60Hz)
乾燥方式:排気式(空冷除湿)
センサー:温度・からみまセンサー
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:26/37/45dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量: 4.5kg
水道光熱費:93.1円(洗濯/乾燥時)
こちらは、東芝の高性能機である「ザブーン」シリーズの洗濯乾燥機です。
すでに旧機種は残りませんが、進化のポイントだけ示すと、今年は柔軟剤の香りを残しやすい「フレグランスコース」の新設に止まります。
あとは、掃除のコース(桶洗浄と桶乾燥)が統合されたコースになった程度の違いです。
サイズは、8kgです。
いずれも、風呂水ポンプは標準装備です。
乾燥容量は、5kgです。
使用する水量は、洗濯時(8kg)には97Lです。
意外と優秀で、日立を抜きます。穴なし槽のシャープには及ばないものの、業界水準から言えば、十分な節水量です。
消費電力量は、ただ、洗濯〜乾燥までの場合、2250Whとなります。
他社に比べてもかなり高いです。
水道光熱費は、業界団体の統一計算式を使って算出すると、1回93.1円です。
水準としては平均値ですが、同じ室温が上がりやすい空冷除湿を採用する、シャープと比べると少し高めです。
一方、室温が上がりにくいパナソニック・日立などの水冷除湿より多少安めですが、方式が違うため、単純には比べられないでしょう。
センサーは、温度センサー・からみまセンサー(布量・布質検知)を搭載です。
日立ほどの充実度はありませんが、そこそこ優秀です。
洗浄力については、他社の上位機と同じく「パルセーター・シャワー・泡」の部分で、それぞれ工夫が見られます。
第1に、パルセーター(回転盤)です。
ザブーンパルという名前ですが、スクリュー型の4枚羽根です。
オーソドックスで、日立のビートウォッシュほど独創的な形ではないのですが、「浸透もみ洗い・スクリュー押し洗い・ほぐし洗い」と3パターンの効果があるのは同じです。
ダイヤカットのスクリュークリスタルドラムに、こすりつけつつ洗う方式です。
第2に、シャワーです。
メガシャワーという機能名で、搭載です。
先述のように、洗剤は槽の下に貯まる傾向にあるので、シャワーによるかくはんは重要で、どのメーカーも上位機の場合は搭載します。
東芝は、シャワー水流の強さをカスタマイズできる部分が面白いです。ただ、強すぎると水はねが生じる可能性がある構造で、この部分は、さほど力を入れてはいないと思います。
むろん、普通に使う分には、機能的には問題ないです。
第3に、泡です。
パナソニックも「ジェットバブルシステム」として初期に泡をかきたてる仕組みを持っていました。
東芝の場合、1マイクロメートルの極小のウルトラファインバブルを発生させ、洗剤の洗浄成分を強化するという仕組みです。
パナソニックは「泡を増やす」という方向性で、東芝は「泡を細かく」するという方向性と言えますが、いずれも浸透効果を期待してのものです。
これらの機能の基礎となるのは、インバーター式のDD(ダイレクトドライブ)モーターです。
なお、この機能は正確には、「抗菌」ウルトラファインバブル洗浄という名前です。
これは、10年寿命のAG+イオンを発生するユニットが配備されているからです。
ただ、水流が止まらない洗濯機でどの程度効果があるか分からないので、ここだけとれば、「オマケ的」です。
加えて、「温か抗菌メガシャワー洗浄」という、上から温風を吹き付けての洗浄にも対応します(旧名は、「温かザブーン洗浄」)。
似た仕組みとして、パナソニックの「温水泡洗浄」を先ほど見ました。
比較すると、こちらは専用ヒーターを利用しないため、効果は低いです。
温度も、水温プラス10度ほどが最高です。さらに、5kgまでの衣類に限定されます。
一方、脱水の部分にも本機は工夫が見られます。
脱水終了時のモーター制御で、洗濯物が絡みにくくなる「ほぐせる脱水」が可能です。容量制限もないので、良い仕組みだと思います。
清潔性の点では、カビに強いステンレス槽採用されています。
また、Ag+抗菌ビーズユニット(10年寿命)を、後述するファインバブル発生機(流路)に取り付けています(抗菌メガシャワー洗浄)。
加湿機などでよくある仕組みですが、洗濯機の水は循環するものの、量と流動性が高いので、(汚れ水による)経年劣化を合わせて考えると、いわば「お守り」程度の性能でしょう。
静音性の面では、東芝のDDモーターの売りです。
ただし、乾燥時の騒音については、日立のビートウォッシュのほうが静かです。乾燥が最も長時間に渡るため、この部分は「イマイチ」です。
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以上、東芝の「ザブーン」シリーズの紹介でした。
乾燥機においても「ビートウォッシュ」の強力なライバルでしょう。
光熱費は、電気代の部分で、8kg(乾燥5kg)の日立のビートウォッシュに大きく負けます。空冷除湿特有の節水力で、水道代で多少挽回するものの、やはり1回10円ほどの差はあるため、ここが課題でしょう。
空冷除湿は、部屋起きする倍、室温も上がりやすいので、コストがだいぶ低いのでなければ、選びにくい部分もあります。
【2022年8月発売】
23・東芝 ZABOON 10kg AW-10VP2-T
24・東芝 ZABOON 10kg AW-10VP2-W
¥157,780 楽天市場 (2/1執筆時)
洗濯容量:10.0kg
使用水量:110L(洗濯時119L)
標準電力量:2450Wh (60Hz)
乾燥方式:水冷除湿
センサー:温度・からみまセンサー
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:29/37/45dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:5.0kg
水道光熱費:104.8円(洗濯/乾燥時)
【2022年8月発売】
25・東芝 ZABOON 12kg AW-12VP2-T
26・東芝 ZABOON 12kg AW-12VP2-W
¥174,753 楽天市場 (2/1執筆時)
洗濯容量:12.0kg
使用水量:120L(洗濯時139L)
標準電力量:2850Wh (60Hz)
乾燥方式:水冷除湿
センサー:温度・からみまセンサー
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:29/37/45dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:6.0kg
水道光熱費:119.8円(洗濯/乾燥時)
こちらは、東芝の高性能機である「ザブーン」シリーズの最上位機です。
2022年から登場した新しいシリーズです。
パネルは、ガラストップです。
タッチパネル式で、見映えがします。
サイズは、10kg用と12kg用が発売されています。
いずれも幅(637×650mm)は同じで、高さのみ変わります。
乾燥容量は、12kgモデルは6kgです
他社の最上位機と仕様を合わせてきた形です。
使用する水量は、10kgモデルの場合、洗濯時(10kg)には119L、洗濯乾燥時(5kg)の場合120Lです。
縦型の洗濯乾燥機の平均値といえます。
消費電力量は、洗濯・乾燥の場合、10kgで2450Whで、12kgで2850Whです。
この水準は、全社通しても「最低水準の省エネ性」です。
この部分で優秀な日立と比べると、1回の洗濯で10円強の差になりますので。
水道光熱費は、したがって、あまり良くはない機種です。
ただ、本機については、乾燥方式が、空冷除湿の下位機種と違って、部屋の湿度が上がりにくい「水冷除湿」です。そのため、設置場所の温度や湿気が上がりにくい(水に戻る)部分で優れます。
とはいえ、「水冷除湿」を採用する他社機よりも電気代は高い水準ではありますので、やはり、経済性は難点とは言えます。
乾燥面では、しかし、「水冷除湿」でほぼ乾いたあと、外気を取り入れるハッチを開けて、乾燥した外気を取り入れつつ乾かす仕組みがあります。
この仕組みだと、熱は外に出るでしょうが、湿気は外に出ませんので、結露などの問題からはフリーです。
また、熱による衣類の痛みは少ないでしょうし、仕上がりも「ふんわり」です。
この過程にもヒーターを利用するので、先述の「光熱費の上昇」が生じるといえますが、意味のある「投資」でしょう。
同社は「ハイブリッド乾燥」と呼んでいます。
光熱費は高いものの、同社の従来機に比べて、乾燥時間も短めです。
センサーは、こちらも、布量・ 温度センサーを搭載です。
洗浄は、極小のウルトラファインバブルを発生させる機構が目玉です。
左右非対称の羽根となる、「ザブーンパル」が、下からかくはんする構造も同じです。
下位機種と比べる場合、上から洗剤を吹き付けるシャワーの流量は下位機種の2倍です。
「抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」という機能名です。「抗菌」とあるのは、銀イオンを発生させるタブレットが備わるためです。
仕組み上、交換しないと減衰しそうですが、約10年交換不要とのことです。
一方、下位機種と同じく、温風発生機構もあります。
こちらの場合、ウルトラファインバブルの洗浄液も温風で温めますが、やはり、パナソニックに比べると機能は限定的であり、10度ほどの温度向上が望めるのみです。
清潔性の点では、こちらも、カビに強いステンレス槽が採用されています。
自動お掃除モードも搭載です。
静音性の面では、DDモーターの採用で一般的に静かです。
たあ、乾燥時は、日立ほどは静かではないです。
洗剤の自動投入は、東芝は、このグレードから搭載です。
洗剤が400mL、柔軟剤が500mlはいります。
パナソニックとだいたい同じほどの量です。
ケースは取り外して洗える仕様で、やはり、2-3ヶ月に1度のメンテは必要です。
そのほか、面白いのは、「おしゃれ着トレイ」です。
要するに洗濯機の羽根(パルセーター)を被う取付式の部品で、おしゃれ着を洗う際に、こすれるのを防ぎます。
上からウルトラファインバブルを吹き付けつつ、(叩かない)押し洗いを再現したと言えます。
一方、他社の上位機と比べると、IOT化がイマイチでWi-Fi未装備です。
各社とも最上位機は標準装備になってきているので、次の課題はここでしょう。
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以上、東芝の「ザブーン」シリーズの上位機の紹介でした。
光熱費は「課題」ですが、先述のように、意味が伴うので、ここは進化と捉えるべきに思います。
流行りの「洗剤の自動投入」にも対応しましたし、ウルトラファインバブルを活かした「おしゃれ着トレイ」など、細かい部分の工夫も優れると思います。
洗浄力その他で、日立のビートウォッシュ中級機(DXシリーズ)の強力なライバルといえます。
洗浄力の強さや、光熱費の面、センシングの部分では日立が良さそうですが、「優しくしっかり洗う」部分は、東芝は高度に思えます。
乾燥部分も、「ハイブリッド乾燥」は、(量の部分で制限がある)風アイロン搭載の日立最上位機を除けば、仕上がり部分の期待値は、他社機より高めです。
2-2・アクアの縦型洗濯乾燥機の比較

最後に、アクアの洗濯乾燥機です。
中国のハイアール傘下ですが、もともとは三洋電機の洗濯機部門がルーツで、日本に本社があります。
【2021年8月発売】(在庫限り)
27・ AQUA AQW-TW9M-W 【9kg】
¥101,161 楽天市場 (2/1執筆時)
洗濯容量:9.0kg
使用水量:81L(洗濯時97L)
標準電力量:1690Wh (60Hz)
乾燥方式:排気式(空冷除湿)
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:37/38/42dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:4.5kg
水道光熱費:73.6円(洗濯/乾燥時)
【2022年8月発売】
28・ AQUA AQW-TW10N-W 【10kg】
¥104,679 楽天市場 (2/1執筆時)
洗濯容量:10.0kg
使用水量:81L(洗濯時105L)
標準電力量:1595Wh (60Hz)
乾燥方式:排気式(空冷除湿)
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:37/38/42dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:5kg
水道光熱費:70.7円(洗濯/乾燥時)
【2021年8月発売】(在庫限り)
29・ AQUA AQW-TW11M-W 【11kg】
¥140,680 楽天市場 (2/1執筆時)
洗濯容量:11.0kg
使用水量:85L(洗濯時115L)
標準電力量:1895Wh (60Hz)
乾燥方式:排気式(空冷除湿)
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:37/38/42dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:5.5kg
水道光熱費:81.0円(洗濯/乾燥時)
AQW-TW9M(W)など、これらは、アクアの洗濯機乾燥機です。
旧三洋電機の白物家電部門由来の会社で、現在は中国のハイアール系列の会社です。
日本での販売歴は長いので、出張修理を含めてサービス面は他社並みの水準です。
なお、2022年機については、10kgモデル以外の展開が見られません。
なお、新旧で性能は変わりません。
本機もガラストップで、高級感のあるタイプです。
洗濯容量は、10kgです。
9kg、11kgは2022年は展開がないです。
乾燥容量は、5kgです。
6kg洗えるシャープ機はありますが、10kg前後のモデルとして他社と同等水準です。
使用する水量は、洗濯時(10kg)には105L、洗濯乾燥時(5kg)の場合、81Lです。
洗濯だけする場合の水量は平均的な水量で、糸くず残りの問題も少なそうです。
5kgの洗濯乾燥時の水量は、節水性が良かったシャープ機とほぼ同等で、水量は少なめです。
先述のように、縦型の場合、むやみに節水すると、糸くず残りが増えます。
先述のシャープは「穴なし槽」という工夫で、その問題を解決していました。
一方、アクアは、乾燥用の穴があるスクラブドラムです。もみ洗いが再現できる優秀な形状とはいえ、「糸くず残り」を防ぐ工夫ではないです。
ただ、全く配慮がないわけではなく、アクアの場合、「W衣類おそうじ」として、フィルターを左右2つ搭載しています。
ただし、2つのフィルターを掃除するのは面倒ではあります。
消費電力量は、洗濯〜乾燥利用時に、10kgモデルで1595Whです。
水準として優秀ですが、この部分は、DDMインバーターモーターの採用など、明確な理由はありそうです。
水道光熱費は、ここまでと同じ業界団体の統一計算式によると、10kg(乾燥5kg)で、70.7円です。
夏場に室温の上がりやすい空冷(排気式)ではあるものの、それにしても、かなり安いと言えます。
センサーは、一方、本機は、布量検知センサーの記述しかありません。
パルセーターのモーター負荷で検知する昔からあるセンサーですが、水量以外の部分でのエコ運転はできません。
洗浄力の点では、工夫が多いです。
先述のスクラブドラムによるもみ洗いの再現のほか、独特な形状の「ツインパルセーター」で、W反転水流と呼ばれる布がらみをおこなない水流を作る工夫があります。
そのほか、洗いの最後に「スパイラルシャワー」を吹き付けて、洗浄液の浸透をはかる工夫などが見どころです。
この、布からみを押さえる、W反転水流の部分が、(糸くずなしの)節水に寄与する部分はありそうですが、明確な説明はありません。
一方、機能面では、他社にも見られた「温め洗浄コース」が目立ちます。
ただし、10kgモデルで5kgまでの対応です。
乾燥方式は、本機はシャープと同じ、ヒーター乾燥式(排気式)です。
上からの風を送り込み、そのまま湿度を外に追い出す方式です。水冷式より乾燥は速いと言えますが、部屋の温度は上がりやすいです。
一方、本機は、パルセーターの形状について、乾燥時、洗濯物を浮かせやすい構造にすることで、タオルなどのふんわり感を向上させる工夫もあります。
縦型で、乾燥部分の機能性に言及するのは全メーカーをとおしても珍しいので、ワンポイントといえます。
清潔性の点では、引き続き、「ステンレス槽」ですから、「カビに強い」と言えます。
静音性の面では、ただし、洗浄時の数値がさほど良くなく37dBです。
面白い部分は、ジェルボール専用コースの搭載です。
防臭効果(アリエール)・香り(ボールド)がより残るように調整されます。
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以上、アクアのAQW-GTWシリーズの紹介でした。
値段的に格安機ではないため、他社の上位機との比較になります。
その場合、光熱費の部分はかなり良いですが、センサーが弱いほか、糸くずフィルタが2カ所という部分が多少面倒です。
今回の結論
タテ型の洗濯乾燥機のおすすめ機種は結論的にこれ!
というわけで、今回は、各社の「タテ型の洗濯乾燥機」を紹介してきました。
最後に、Atlasのおすすめ機種をあげておきたいと思います。
第1に、比較的低価格でランニングコストにも秀でた洗濯乾燥機としておすすめなのは、
【2022年8月発売】
6・シャープ ES-PW8G-S 【8kg】
¥149,800 楽天市場 (2/1執筆時)
洗濯容量:8.0kg
使用水量:75L(洗濯時83L)
標準電力量:1600Wh (60Hz)
騒音値:35/38/44dB
乾燥容量:4.5kg
水道光熱費:69.3円(洗濯/乾燥時)
【2022年8月発売】
7・シャープ ES-PW11G-N 【11kg】
¥186,400 楽天市場 (2/1執筆時)
【2021年6月発売】(Wi-Fiあり)
8・シャープ ES-PW11F-N 【11kg】
¥187,900 楽天市場 (2/1執筆時)
洗濯容量:11.0kg
使用水量:88L(洗濯時115L)
標準電力量:2200Wh (60Hz)
騒音値:39/38/44dB
乾燥容量: 6kg
水道光熱費:91.3円(洗濯/乾燥時)
乾燥方式:排気式
センサー:重量・水位・温湿度・光
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:39/38/44dB
風呂水ポンプ:付属
洗浄力の強さ ★★★★★
カビ対策 ★★★★★★
光熱費の安さ ★★★★★★
静音性 ★★★★★
使いやすさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
シャープのES-PX8ラインでしょう。
大家族の方や、まとめ洗いを頻繁にする場合は、11kgでも良いかと思います。
穴なし槽の採用で、水道代・電気代の水準が最も安い点を評価しました。
洗濯乾燥機の場合、パナソニックの最上位機を除けば、縦型の場合、各社とも「普通の洗濯機」に乾燥機を搭載したものです。
もともと、乾燥機能を前提とした設計ではないため、光熱費が悪いです。
そういった中で、シャープの場合、(別の目的で)伝統的に培ってきた「穴なし槽技術」が、乾燥機能に非常にマッチしました。
内ふたなしで開閉可能なのはシャープだけです。
むろんドラム式には負けるのですが、いずれのモデルも、乾燥容量に比して抜群の光熱費水準で、(仕上がりの点を除けば)ヒート式ドラムと比べても遜色ないと言えます。
どうしても縦型を選びたいが、乾燥機能が欲しい方は、こちらでしょう。
洗浄力の点でも、「ドルフィンパル」と、パワフルシャワー機能を搭載します。
十分実力があるとは言え、正直この部分でより優秀なメーカーもあります。
ただ、光熱費を優先する場合はやはりシャープです。
そのほか、デザイン的にもガラストップの外観で見映えが良いこと、また、IOT家電として、スマホで稼働状況が確認できること、また、先述の超音波ウォッシャーが試せる部分でも、面白みがあるでしょう。
一方、シャープは、AQUA同様に、空冷除湿(排気式)なので、乾燥運転時に、湿温度が外気に逃げます。
過度に神経質になる必要はないですが、機密性が高いご自宅で、換気扇がないような場合は、多少注意してください。
その場合は、水冷除湿のパナソニックや日立が良いでしょう。
第2に、普段は「天日干し」で、たまに「乾燥機」という方におすすめなのは、
【9kg】
【2022年8月発売】
12・日立 ビートウォッシュ BW-DX90H-W
¥165,490 楽天市場 (2/1執筆時)
【2021年6月発売】
13・日立 ビートウォッシュ BW-DX90G-N
¥161,111 楽天市場 (2/1執筆時)
洗濯容量:9.0kg
使用水量:118L(洗濯時99L)
標準電力量:1780Wh (60Hz)
乾燥方式:水冷除湿
センサー:水硬度/水温/布質/布量/すすぎ/脱水
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:32/37/43dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:5.0kg
水道光熱費:86.1円(洗濯/乾燥時)
【10kg】
【2022年8月発売】
14・日立 ビートウォッシュ BW-DX100H-V
¥170,000 楽天市場 (2/1執筆時)
【2021年7月発売】
15・日立 ビートウォッシュ BW-DX100G-W
¥139,980 楽天市場 (2/1執筆時)
洗濯容量:10.0kg
使用水量:126L(洗濯時103L)
標準電力量:2030Wh (60Hz)
乾燥方式:水冷除湿
センサー:水硬度/水温/布質/布量/すすぎ/脱水
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:32/37/43dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量: 5.5kg
水道光熱費:95.9円(洗濯/乾燥時)
【12kg】
【2022年8月発売】
16・日立 ビートウォッシュ BW-DX120H-W
¥192,130 楽天市場 (2/1執筆時)
【2021年7月発売】
17・日立 ビートウォッシュ BW-DX120G-N
¥225,000 楽天市場 (2/1執筆時)
洗濯容量:12.0kg
使用水量:140L(洗濯時125L)
標準電力量:1980Wh (60Hz)
乾燥方式:水冷除湿
センサー:水硬度/水温/布質/布量/すすぎ/脱水
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:37/36/43dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量: 6kg
水道光熱費:98.1円(洗濯/乾燥時)
洗浄力の強さ ★★★★★★
カビ対策 ★★★★★
光熱費の安さ ★★★★★
静音性 ★★★★★★
使いやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
この場合、洗濯機としての洗浄力の高さを重視するべきです。
そうなると、日立の「ビートウォッシュ」のDXシリーズのいずれかが良いでしょう。
新旧両機種ありますが、先述の光熱費の部分の差をふまえても、本体価格が安いうちは、2021年機で良いかと思います。
容量は、5キロまで乾燥できれば、十分だと思いますし、9kgモデルでよいでしょう。
むろん、まとめ洗いしたいならば大きめでもOKです。
洗浄力の高さは、もみ洗い・たたき洗いができるビートウォッシュ機能は定評があり、この部分では他社の追随を許さない部分があります。
また、乾燥機が付属する特性を活かして、温水をミスト状にして洗濯物に吹き付けながら洗浄する「温水ナイヤガラビート洗浄」も魅力です。
乾燥機能も、高度なセンシングで、光熱費が40円強と優秀です。
一方、センサーをONにすると強烈な洗浄力が弱くなりますが、「普段は天日干し」という使い方ならば、問題ないでしょう。
その上で、最近のトレンドである、洗剤の自動投入も対応します。
各社ともに投入してきていますが、メンテ性の部分は、先行投入していた同社が割と優秀なので、この部分も評価できます。
第3に、デリケートな衣類に強く、衣類が「ふんわり」仕上がりやすい製品と言えるのは、
【2022年8月発売】
23・東芝 ZABOON 10kg AW-10VP2-T
24・東芝 ZABOON 10kg AW-10VP2-W
¥157,780 楽天市場 (2/1執筆時)
洗濯容量:10.0kg
使用水量:110L(洗濯時119L)
標準電力量:2450Wh (60Hz)
乾燥方式:水冷除湿
センサー:温度・からみまセンサー
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:29/37/45dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:5.0kg
水道光熱費:104.8円(洗濯/乾燥時)
【2022年8月発売】
25・東芝 ZABOON 12kg AW-12VP2-T
26・東芝 ZABOON 12kg AW-12VP2-W
¥174,753 楽天市場 (2/1執筆時)
洗濯容量:12.0kg
使用水量:120L(洗濯時139L)
標準電力量:2850Wh (60Hz)
乾燥方式:水冷除湿
センサー:温度・からみまセンサー
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:29/37/45dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:6.0kg
水道光熱費:119.8円(洗濯/乾燥時)
洗浄力の強さ ★★★★★
カビ対策 ★★★★★★
光熱費の安さ ★★★☆☆
静音性 ★★★★★★
使いやすさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
東芝の「ザブーン」シリーズの最上位機でしょう。
洗浄力は、本機も、「泡強化」型のウルトラファインバブルにポイントがあります。
ただ、この部分については、日立が突出して良いので、(子供などの)汚れ物対策については、徹底度が日立に負けます。
一方、乾燥の面では、水冷除湿と外気仕上げの「ハイブリッド乾燥」です。
必要以上に高温にしないため、衣類に優しく、「ふんわり」と仕上げやすいメリットがあります。
乾燥部分の工夫は、値段差が激しい日立の最上位機を除けば、本機が最も工夫があります。
その上で、「おしゃれ着トレイ」を装備し、パルセーターで衣類をいためず、手での「押し洗い」を再現できる工夫も秀逸です。
外観もタッチパネル式で格好良いですし、人気の洗剤の自動投入も装備します。パネルは、ガラストップです。
問題は、光熱費の部分です。
先述のように「意味のある投資」ですし、単純に「損」とは言えません。
10円程度の差なので、(用途は違いますが)温水機能を利用するより、よほど安いとも言えますし。
今期みた機種の中では、最も良いと感じた製品の1つです。
本編でも書いたように、あとはWi-Fiを搭載し「IOT家電」になってくれれば、言うことはない製品です。
第4に、コインランドリーのように、温水で洗濯できる点で魅力的なのは、
【2022年6月発売】【12kg】
10・パナソニック NA-FW12V1-W
¥212,000 楽天市場 (2/1執筆時)
【2021年7月発売】【12kg】
11・パナソニック NA-FW120V5-W
¥132,070 楽天市場 (2/1執筆時)
洗濯容量:10.0kg
使用水量:174L(洗濯時150L)
標準電力量:2290Wh (60Hz)
乾燥方式:水冷除湿
センサー:水温・衣類の質
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:37/37/46dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:6kg
水道光熱費:110.3円(洗濯/乾燥時)
洗浄力の強さ ★★★★★★★
カビ対策 ★★★★★
光熱費の安さ ★★★☆☆
静音性 ★★★★☆
使いやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
パナソニックのFWシリーズでしょう。
新旧両機種ありますが、性能差がないので、値段で決めてOKです。
電気代・運転時間の長さなどの課題はあります。
しかし、洗浄力の面では、冷水で洗う他機はもちろん、熱でミストかした洗剤を吹き付けるだけの日立に比べても、「ホンモノの温水」で洗うわけなので、洗浄力についての期待値は相当高いです。
そのほか、ステンレス槽の採用や、高度な泡洗浄Wなど、他の部分の機能など、大事な部分も充実しています。
洗濯容量は、12kg、乾燥は6kgなので、大物も洗えますし、一度にたくさん洗えます。
洗剤の自動投入だけは未装備ですが、この部分は、縦型の場合、タンクがあまり大きくないですし、(定期的なメンテが必要など)課題もあるので、あえてなくても良いと思います。
第4に、1人暮らしの方で、格安で乾燥機能が欲しい方は、
【2022年11月発売】
【6.5L】
1・SHARP 洗濯乾燥機 ES-TX6G-S
¥96,800 楽天市場 (2/1執筆時)
2・SHARP 洗濯乾燥機 ES-T6GBK-N
¥96,800 楽天市場 (2/1執筆時)
洗濯容量:6.5kg
使用水量:65L(洗濯時84L)
騒音値:42/46/47dB
【2021年11月発売】(在庫限り)
【5.5L】
3・SHARP 洗濯乾燥機 ES-TX5F-S
¥58,800 Amazon.co.jp (2/1執筆時)
洗濯容量:5.5kg
使用水量:65L(洗濯時75L)
騒音値:40/46/47dB
標準電力量:2100Wh(60Hz)
乾燥方式:排気式(空冷除湿)
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:
風呂水ポンプ:
乾燥容量: 3.5kg
水道光熱費:82.1円(洗濯/乾燥時)
洗浄力の強さ ★★★★☆
カビ対策 ★★★★★★
光熱費の安さ ★★★☆☆
静音性 ★★★★☆
使いやすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
シャープのES-TX6G、あるいは、ES-TX5Fでしょう。
やや光熱費がかかる機種ですが、本体価格は、乾燥機月としては「かなり安い」です。
ヒート乾燥搭載を優先して考えるならば、普通の洗濯機を含めて、この機種が良いでしょう。
コインランドリーで洗濯するコストを考えると、1回60円の電気代も決して高くはないでしょう。
洗濯だけならば2人暮らしでも対応できそうですし、日常的に乾燥機を使わないならばそれでも良いと思います。
第5に、「自動化」のレベルが高く、家事の時短効果が最も期待できる縦型洗濯機は、
【2022年8月発売】BW-DKX120G-W後継
20・日立 ビートウォッシュ BW-DKX120H-V
¥197,300 楽天市場 (2/1執筆時)
洗濯容量:12.0kg
使用水量:155L(洗濯時125L)
標準電力量:2170Wh (60Hz)
乾燥方式:水冷除湿
センサー:水硬度/水温/布質/布量/すすぎ/脱水
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:37/36/44dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:6kg
水道光熱費:107.9円(洗濯/乾燥時)
洗浄力の強さ ★★★★★★
カビ対策 ★★★★★
光熱費の安さ ★★★★☆
静音性 ★★★★★★
使いやすさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
日立のビートウォッシュの最上位機でしょう。
洗浄力の部分は、再度強調する必要はないでしょう。
その上で、縦型の乾燥運転機能付きでは、最も、スマホで高度な管理ができる点が評価できます。
洗剤の自動投入にも対応しており、完全にお洗濯が「自動化」できます。
朝洗濯物だけ入れて仕事に出たり、家人に洗濯物だけ入れて貰えれば、外出先でスマホで設定して、帰宅直後に(しわしわにならずに)出すことも可能です。
また、2kgまでとはなりますが、「風アイロン機能」でシワ伸ばし運転ができる部分も、家事の時短にはなるでしょう。
光熱費の部分には、本機も「課題」はあります。
ただ、週末のまとめ洗いなどで「自分を楽にしたい」という場合は、乾燥容量として6kgまで対応できる部分を含めて、選べる機種です。
ただし、12kgは各社とも、設置面積が必要で本機も幅650×奥行き715mmです。事前に設置スペースを確認しましょう。
補足:関連記事の紹介ほか
というわけで、今回は、ドラム式洗濯機の話でした。
最後に、オマケで、いくつかの補足です。
1・タテ型の小型洗濯機 の比較
洗濯容量:4.kg〜6kg
乾燥:送風乾燥
対応人数:1人暮らし
予算:2万円〜
2・タテ型の中型洗濯機の比較
洗濯容量:7kg〜10kg
乾燥:送風乾燥
対応人数:2人以上
予算:3万円〜
3・タテ型の洗濯乾燥機の比較
洗濯容量:7kg〜12kg
乾燥:ヒーター
対応人数:2人以上
予算:5万円〜
4・ドラム式洗濯乾燥機の比較
洗濯容量:7kg〜11kkg
乾燥:ヒーター or熱交換
対応人数:1-2人以上
予算:10万円〜
第1に、その他の種類の洗濯機についてです。
なお、乾燥機能を多用する場合ですが、ドラム式洗濯機の方が、省エネで、シワが寄りにくいと言えます。
比較したい場合は、続けて上の4番の記事をご覧ください。
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6・1人暮らしに必要な家電【まとめ】
そのほか、「1人暮らしに必要なもの」をリスト的にまとめた記事もあります。
多くの家電の選び方へのリンク記事ともなっているので、新生活を送る予定の方は、ぜひご覧ください。
第2に、洗濯機のネット購入に関する注意です。
洗濯機は、「家電リサイクル」の対象です。
そのため、古いものがある場合、回収が必要です。設置・場所までの搬入は、個人では難しいかと思います。。
とくに回収は、リサイクル店に売れば良いでしょうが、そうでない場合、困ります。
Amazonは、直販の在庫ならば、地域によっては、リサイクル・設置対応してくれます。一部、延長保証も受け付けています。
Amazon直販で取扱のある縦型洗濯乾燥機(=上面投入型)のリストは(こちら)です。今回「おすすめ」した機種もいくつかありました。
楽天市場も、大きな家電量販店は、配達と同時の引き取りも依頼できます。
いくつか例を挙げておきます。
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楽天ビックは、同社のグループ(ビックカメラ・コジマ・ソフマップ)店舗がある地域です。
楽天ビックの洗濯機購入説明ページ(こちら)に、リサイクルや搬入ほかの説明があります。
コジマ・ソフマップ(楽天店)も、同じ系列なので同じ地域です。
エディオン(楽天店)は、外部委託で全国対応のようです。
ただ、沖縄・離島は別途料金、山間部と離島は非対応との記載です。
例外はあるようですが、無理ならば普通に返金して貰えるでしょう。
なお、同社の場合、取付希望のチケット(こちら)を製品と一緒に同時購入する方式でした。ドラム式と共通のチケットです。
Joshin(楽天店)は、店舗がある特定の地域のみの対応です。
同社の場合、洗濯機は基本的に設置工事込みで売っています。
追加工事費の確認(こちら)と、購入までの流れ(こちら)が参考になります。
ページには、サービスエリアの確認へのリンクもありました。
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地域のデンキヤさんとの値段と、手間とを見比べてください。
【幅640mm〜900mm】
TOTO 洗濯機パン
¥8,860〜 Amazon.co.jp (2/1執筆時)
第3に、洗濯機のサイズです。
縦型洗濯乾燥機の場合、問題になるのは洗濯台(防水パン)のサイズでしょう。
防水パンは、規格化されていて、どれも奥行は640mm(内寸54cm)。
マンションの埋込式(フラット防水パン)も基本その仕様(内寸54cm)です。
市販の防水パンの場合も、幅は640mmで、横幅の違いで640mm・740mm・800mm・900mmなどの規格がみられます。
今回紹介した製品でも、特に幅広な東芝「ザブーン」の12kg(上図)でも、幅640mm×奥行640mmのパンに収まるように設計されています。
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結論的にいえば、すでに防水パンがあるマンションならば、今回紹介した製品は防水パンの交換なしに「置ける」と言えます。
むろん、本体サイズはそれより広いので、排水溝の位置との兼ね合いは見てください。また、古い規格(旧公団ほか)の洗濯台の場合も例外ですので、しっかり測ってください。
【12.5cm】
ナニワ製作所 壁ピタ水栓
¥6,790〜 Amazon.co.jp (2/1執筆時)
そのほか、水栓の背の高さも、念のため見ておきましょう。
背の高い洗濯機は、近年登場したものです。
そのため、ご家庭によっては、洗濯水栓の蛇口が洗濯機より上部にならない場合はあり得ます。蛇口から洗濯機の水栓まで10cmが最低必要です。
そうしないと、ホースと干渉し、壁際におけません。
無理な場合、壁ピタ水栓の設置が必要です。水道工事になります。
部品を見た感じでは、最大で15cmほどまでは対応可能でした。
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というわけで、今回の記事はおわりです。
最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。
(前半からの続きですので、1回目記事をご紹介いただけるといっそう嬉しいです!)
ではでは!