1回目記事からの続きです→こちら
2-1・象印の電気ポットの比較
2回目記事のトップバッターは、前半で紹介できなかった象印の上位モデルの紹介からです。
1・電気ポット(電気魔法瓶)の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:タイガー
1-3:象印
2・電気ポット(電気魔法瓶)の比較 (2)
2-1:象印 (続き)
2-2:パナソニック
2-2:ピーコック
2-3:アイリスオーヤマ
2-3:simplus・T-fal ほか
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら、各機の説明をしていきます。
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以下では、いつものように、評価できるポイントを赤系の文字色で、イマイチな点を青字で書いていきます。
【2018年発売】
【2.2L】〈168kWh/年〉
57・象印 優湯生 CV-WB22-WA
¥19,296 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【3L】〈205kWh/年〉
58・象印 優湯生 CV-WB30-WA
¥21,340 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
消費電力:1300W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:あり
蒸気対策:蒸気レス(条件付)
節電機能:光センサー
コードレス給湯:あり(電池式)
CV-WBシリーズは、家庭向きとしては、象印の電気ポットの最上位機です。
パワーと省エネ性をより強化しています。
その上で、象印の場合、このクラスだけ「蒸気レス」です。ただし、後述するように、タイガーとは意味するところが少し変わります。
最大水量は、2.2L・3L・4Lの幅から選べます。
電気代は、下位機より、さらに有利な機種です。
必要な年間電気代は、業界でトップレベルに安いです。
先ほどの基準だと、年間電気代は、2.2Lで5,208円、3Lで6,355円と、最高水準です。
断熱層が全面配置されているからです。
さらに、光センサー搭載で夜間は70度に落として保温する機能などを利用すると、さらに電気代は節約可能でしょう。
引き続き、2時間操作がない場合に保温温度を落とせる機能もあります。
保持温度は、電気を使わずに保温した場合、2時間後に、2.2Lの場合90度、3Lが93度です。
断熱材が活きた形で、やはりかなり優秀です。
沸騰に要する時間は、2.2Lが13分、3Lが16分です。
ここまで紹介した機種を見返して貰えればわかりますが、他機の半分近い時間です。
消費電力を1300Wとしている理由になります。
むろん、宅内環境によってはブレーカーが落ちる危険はありますが、湯沸かし時間が短くなる分、光熱費が高くなるということはありません。
保温温度は、98℃・90℃・80℃・70℃から選べます。
70度はだせますが、引き続き、チャイルドロックはないです。
蒸気対策は、先述のように、本機は「蒸気レス」対応です。
センサーで沸騰を抑えつつ蒸気板に付いた水を戻す方式です。
ただし、タイガーと異なり蒸気口自体はあるので蒸気カットという方が正確でしょう。23度の室温・水温で、しかも満水という条件でのみ「蒸気レス」ということになります。沸騰させず保温温度を目指す「沸とうセーブコース」は下位機種同様に装備です。
お茶コースは、一方、象印の独自機能と言えます。
本体のプラチナナノ粒子加工によりお湯を弱アルカリ性にする機能です。
その上で、沸騰時間を長めにしてお茶のカテキン抽出量を上げる仕組みです。効果的ですが、「蒸気カット(蒸気レス)」にはならず、蒸気が出やすいです。
逆に言えば、このモードを利用しないと(お茶にとって大敵な)カルキは完全に抜けないので、お茶をよく飲むご家庭だとこのモードのみ使うようになる感じはあります。
それでも便利だとは思いますが、蒸気カットはされません。
機能面では、このほか、下位機種同様、カフェドリップ用の柔らかい水流を作れる機能が装備です。
コードレス給湯は、下位機同様に電池方式で対応です。
電池を利用する形ですが、停電時の給湯が可能です。
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以上、象印のCV-WBシリーズの紹介でした。
蒸気レス部分の仕様は、少しクセがあるので、その部分はあまり評価できないです。
ただ、お湯の沸騰速度、保温時の省エネ性は極まっている上で、お茶モードは一定の面白みがあるので、そちらを重視する場合、選択肢になるでしょう。
【2019年発売】
【5リットル】〈444kWh/年〉
59・象印 優湯生 CV-RA50-XA
¥17,288 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
消費電力:1300W
保温温度:98℃・90℃
真空断熱:あり
蒸気対策:
コードレス給湯:
CV-RA50-XAは、象印の業務用向けの大きい電気ポットです。
最大水量は、5Lです。
容量的には「コンビニ仕様」なモデルです。
タイガーにもあったラインナップですが、同じく、真空構造を採用しています。
電気代は、ただ、年間電気代として13,764円です。
タイガーに比べて、かなり高めです。
沸騰に要する時間は、27分です。
ここはタイガーに優る部分で、電気代がかかる一方、すぐ沸くといえます。
保持温度は、電気を使わずに保温した場合、2時間後に93度、4時間後に86度です。
やはり、断熱性の部分で象印機は優秀で、タイガーよりスペックが良いです。
大量の湯を4時間くらい「電気代を安く」保温しておきたい(ニッチな)ニーズには叶うでしょう。
保温温度は、98℃・90℃から選べます。
繰り返しますが、「コンビニ仕様」ですので、この2つがあれば十分です。
蒸気対策は、未付属です。
機能面では、カフェ用の「ゆっくりドリップ給湯」機能と、沸騰お知らせメロディ機能、6-16時間で設定可能な消し忘れ防止タイマーなどが目立ちます。
また、水量が約500mL以下になるとブザー音でお知らせしてくれる機能もあります。
コードレス給湯は、非対応です。
電源が必要です。
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以上、象印のCV-RA50-XAの紹介でした。
このサイズは、タイガーでも書きましたが、基本的には、職場などに置く製品と言えます。
電気代を気にする場合、あるいは、電力を使っての保温をする場合はタイガーのが良さそうです。しかし、さっと沸かして、(電源を切って)保温させておくような使い方の場合、こちらが良いと言えます。
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【2020年発売】
【5リットル】〈555kWh/年〉
60・象印 電動ポット CD-SE50-WG
¥12,699 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
消費電力:985W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:
蒸気対策:
コードレス給湯:
なお、大型モデルの下位機となるのが、CD-SE50です。
同じく5Lですが、真空構造が未採用で、年間合計額が17,205円です。
電源を切った状態での保温もできないので、光熱費の部分であまりおすすめできません。
選ぶならば、先ほどの機種でしょう。
2-2・パナソニックの電気ポットの比較
つづいて、パナソニックの魔法瓶です。
誰もが知る日本の総合家電メーカーで、電気ポットの展開もあります。
ラインナップは、象印・タイガーほどはないですが、(同じく断熱が重要な)冷蔵庫を作っているだけに、見所のある製品を出しています。
【2014年発売】
【電動給湯あり】
【2.2L】〈215.92kWh/年〉
61・パナソニック NC-HU224-W
¥10,836 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【3L】〈252.86kWh/年〉
61・パナソニック NC-HU304-W
¥12,791 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【電動給湯なし】
【2.2L】〈274Wh/年〉
62・パナソニック NC-BJ225-W
¥9,790 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【3L】〈318Wh/年〉
62・パナソニック NC-BJ305-W
¥9,191 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
消費電力:910W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:あり
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯:あり(上位機のみ)
NC-HU224は、パナソニックの販売する電気ポットです。
上位機と下位機があります。
ただ、後述するように、下位機は光熱費の水準がかなり悪いです。
その上で、次の2つの機能が省略です。
第1に、 コードレス給湯です。
急な停電などの場合、電源がなくても、給湯できます。ただし電池を利用しない自動充電式なので、給湯の有無にかかわらず8-10時間までとなります。
下位機は、コード接続時の電動給湯のみになります。停電すると使用できません。
第2に、お好み温調です。
ただ、沸騰させずに、設定温度に加熱することでの節電なので、カルキ抜きは不可です。あまり「賢いとは言えない」ですし、この機能はそこまで魅力はないです。
ちなみに、同社は以前は、もう少し「賢い」学習型節電ができる上位機があったのですが、現在は生産完了です。
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結論的にいえば、機能性の違いはともかく、後述する光熱費の差が大きいので、選ぶならば上位機が良いでしょう。
最大水量は、2.2L・3Lから選べる製品です。
それぞれ、電動給湯機能のあるなしで、2系統ありますが、それ以外は変わりません。
省エネ性は、パナソニックも省エネに力を入れています。
断熱材として、同社の冷蔵庫にも使われるU-Vacua(ユーバキュア)を利用するからです。
年間電気代は、パナソニックは数字としては公開しません。
ただ、日本電機工業会の自主基準に照らした年間消費電力量は公開しているので、比較することは可能です。
上位機は、1年間あたりで、2.2Lで6,693円、3Lで7,839円です。
各社の「省エネタイプ」に匹敵する水準です。
下位機は、しかし、2.2Lで8,494円、4Lで9,858円です。
上位機の値も、「お好み温調」を使わないものです。
ヒーターと断熱材の使用量で、見かけに現れない差があるのでしょう。
保持温度は、ただ、電気を使わずに保温した場合の温度変化の情報が非公開です。
先述の断熱材を利用している機種なので、悪くない数字ではあるとは思います。
沸騰に要する時間は、上位機で、2.2Lが18分、3Lが23.5分と、割と高速です。
この部分も評価できます。各社の最上位機クラスで「最速」ではないにせよ、平均よりだいぶ短い時間で沸騰します。
とくに定格消費電力について言えば、象印は、消費電力が1300Wで若干沸騰時ブレーカーが心配な部分がある一方、パナソニックは910Wでこの時間で沸きます。
この部分でも安心感はあります。
保温温度は、98℃・90℃・80℃・70℃から選べます。
蒸気対策は、一方、独断の工夫はなく、蒸気は出る機種です。
この部分は「蒸気レス」のタイガーがやはり強いです。
お茶コースは、象印に似たものが付属です
正確には、再沸騰による「カルキ抜き」の機能なのですが、「弱アルカリ沸騰」と名付けています。
沸騰時間を長めにして、カルキを抜きつつ、お茶(カテキン)に適した弱アルカリ性のお湯になるという方向性です。
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以上、パナソニック NC-HU224などの紹介でした。
上位機は、沸騰時間が短めで、消費電力が低めと言えます。その上で、電気を使わない保温の持続時間も、それなりに長いだろう機種です。
どの部分も、他社により優れた機種はありますが、総合的にバランスをとった構成にしているのが、パナソニックらしい良い部分です。
ただ、タイガー機とちがって蒸気レスではないので、置き場所には気を使う部分があります。
2-3・ピーコック魔法瓶の電気ポットの比較
つづいて、ピーコック魔法瓶の製品です。
どちらかといえば、電気を使わない魔法瓶のほうが主力といえますが、電気ポットも出す企業です。
【2.2L】〈387kWh/年〉
63・Peacock ピーコック魔法瓶 WMJ-22
¥6,440 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【3L】〈453kWh/年〉
64・Peacock ピーコック魔法瓶 WMJ-30
¥6,920 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【4L】〈536kWh/年〉
65・Peacock ピーコック魔法瓶 WMJ-40
¥7,488 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
消費電力:700W
保温温度:設定不可
真空断熱:
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯:
WMJ-22は、日本のピーコック魔法瓶が販売する電気ポットの入門機です。
最大水量は、2.2L・3L・4Lの幅から選べる製品です。
電気代は、年間合計額は、2.2Lで11,997円、3Lで14,403円ほどです。
象印・タイガーの入門機と同じで、真空構造がないので、この数字です。
沸騰に要する時間は、2.2Lが21分、3Lが28分です。
真空構造がないタイプとしては、他社より、早く沸くといえます。
そのかわり、電気代はわずかに多めにかかります。
保温温度は、一方、設定不可です。
蒸気対策も、未搭載です。
なお、仕様書に書いてある「蒸気セーブ機能」は、消費電力量を抑えることで蒸気が減らすという機能で、一般的に言うところの蒸気カット機能ではありません。
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以上、ピーコック魔法瓶の WMJ-22の紹介でした。
このタイプの入門機としては、早く沸く機種です。
ただ、保温温度の設定もできませんし、電機を使わない場合、すぐ冷める仕様です。これは、他社機にも言えますが、真空構造で断熱性が担保されない製品は、電気代がかなり高く付く点は注意してください。
【2024年発売】
【2.2L】〈310kWh/年〉
66・Peacock ピーコック魔法瓶 WMS-22 HL
¥6,385 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【3L】〈362kWh/年〉
67・Peacock ピーコック魔法瓶 WMS-30 HL
¥6,800 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【4L】〈429kWh/年〉
68・Peacock ピーコック魔法瓶 WMS-40 HL
¥8,800 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
消費電力:700W
保温温度:設定不可
真空断熱:あり
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯:
WMS-22などは、日本のピーコック魔法瓶が販売する電気ポットの中級機です。
最大水量は、2.2L・3L・4Lから選べる製品です。
電気代は、年間合計額で、2.2Lで9,610円、3Lで11,222円、3Lで13,299円ほどです。
本機の場合、各社の中級機以上と同じで、真空断熱材が採用なので、下位機種よりだいぶ水準が良いです。
ただ、同じ消費電力(700W)のタイガー機に比べると、15%ほど下回る数字ではあるので、断熱性は「ほどほど」とはいえます。
沸騰に要する時間は、2.2Lが21分、3Lが28分、4Lで36分です。
この部分は、優秀で、逆に、10%強速いと言え、この部分に優れる象印並です。
ただ、象印より光熱費は20%ほど悪いので、単純に比較はできませんが。
保温温度は、本機も、設定不可です。
蒸気対策も、未搭載です。
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以上、ピーコック魔法瓶の WMS-22などの紹介でした。
下位機種に比べて光熱費の部分で改善が見られる機種です。ただ、 保温温度が設定できないなど、機能面で他社には結構差があると言えます。
一方、最新機種だけで言えば、多少安めの本体価格である、ピーコック機はその部分で競争力は感じます。ただ、ネット販売だと、タイガーにせよ、象印にせよ、型落ちが本機と同じほどの値段なので、値ごろ感を感じにくい部分はあります。
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【2025年発売】(調査予定)
【1.2L】〈※※※kWh/年〉
69・Peacock ピーコック魔法瓶 WMR-12(WH)
¥7,839 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【2.2L】〈※※※kWh/年〉
70・Peacock ピーコック魔法瓶 WMR-22(WH)
¥8,639 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【3L】〈※※※kWh/年〉
71・Peacock ピーコック魔法瓶 WMR-30(WH)
¥10,978 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
消費電力:1200W
保温温度:90℃のみ
真空断熱:
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯:
なお、同社からは、パワー的にここまでの機種より上位なると思われる、上記が2025年に展開予定です。
最大水量は、1.2L・2.2L・3Lから選べる製品です。
電気代は、発売後、加筆予定です。
ただ、断熱材の部分で工夫はないので、光熱費水準が悪いのは、先ほどの機種と変わらないでしょう。
とくに、珍しいサイズと言える、1.2Lの場合は、保温にかかる電気代云々よりも、1.2L程度を保温することの非効率性は、現状でも言及できます。
この容量ならば【電気ケトルの比較記事】で書いた製品でも対応できますし、そちらで、保温せずに都度沸かしても、そこまで時間がかからない上で、光熱費が安いでしょうから。
ようするに、このサイズを他社が出してこなかった「意味はありそう」といえます。
沸騰に要する時間は、どれも、1200W機なので、従来機より短い可能性があります。
こちらも、加筆予定です。
保温温度は、本機も、設定不可です(90度固定)。
蒸気対策も、未搭載です。
2-4・アイリスオーヤマの電気ポットの比較
つづいて、アイリスオーヤマの製品です。
年々、取扱う家電ジャンルを増やしている成長企業ですが、魔法瓶も2021年から参入しています。
【2021年発売】(後継機あり)
【2.2L】
【保温温度調整可】〈456kWh/年〉
72・アイリスオーヤマ IAHD-122-B
¥11,000 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【保温温度調整不可】〈454kWh/年〉
73・アイリスオーヤマ IMHD-122-W
¥7,579 楽天市場 (5/11執筆時)
【3L】
【保温温度調整可】〈509kWh/年〉
74・アイリスオーヤマ IAHD-130-B
¥11,480 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【保温温度調整不可】〈500kWh/年〉
75・アイリスオーヤマ IMHD-130-W
¥8,560 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
消費電力:700W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯:
IAHD-122-などは、アイリスオーヤマが販売する電気ポットの入門機です。
本体色は、ブラック( IAHD-122-B IAHD-130-B )・レッド( IAHD-122-R IAHD-130-R)・ブラウン( IAHD-122-T IAHD-130-T)です。
白色モデルがありますが、温度調整機能がない下位機種となります。
最大水量は、2.2L・3Lから選べます。
電気代は、1年間で、おおよそ、2.2Lで14,136円、3Lで15,779円です。
温度調整なしの製品だとわずかに安いですが、誤差の範囲です。
いずれも、ここまでみた機種の中では、最も電気代を食うと言えます。
タイガー機で少し書きましたが、電気ポットを「モダン」な形状にすると、断熱性がかなり低下していくという法則性がありそうです。
その点で言えば、伝統的な形状は、省エネ性の部分で「意味はある」ということを再認識しました。
沸騰に要する時間は、2.2Lが21分、3Lが28分です。
この部分は、問題ないです。
保温温度は、98℃・90℃・80℃・70℃です。
蒸気対策は、未搭載です。
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以上、アイリスオーヤマのIAHD-122-などの紹介でした。
一目見てデザインで買いそうになる機種です。見映えは良いですが、先述のように、デザインと省エネ性は両立しにくいので、そこがネックです。
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【2023年発売】
【2.2L】
【保温温度調整可】〈442kWh/年〉
76・アイリスオーヤマ IAHD-222-C
76・アイリスオーヤマ IAHD-222-P
¥7,488 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
(Amazon限定色:黒)
77・アイリスオーヤマ IAHD-222AZ-B 2l
¥8,608 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【3L】
【保温温度調整可】〈489kWh/年〉
78・アイリスオーヤマ IAHD-230-C
78・アイリスオーヤマ IAHD-230-P
¥8,402 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
(Amazon限定色:黒)
79・アイリスオーヤマ IAHD-230AZ-B 3l
¥(5,980) Amazon.co.jp (5/11執筆時)
消費電力:700W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯:
なお、アイリスオーヤマは、保温温度が調整できるタイプについて、2023年にアイボリー系の新機種を出しています。
比較する場合、同じ容量あたりで、旧機種より年間の消費電力量がわずかに減っています。
年間電気代は、それでも、2.2Lで13,702円、3Lで15,159円です。
真空構造のない機種だけで言っても、省エネタイプではないです。
一方、2時間操作がない場合、70度保温に自動切替する省エネモードが付属するので、使い方によっては、より省エネにはなるかなと思います。
沸騰に要する時間は、2.2Lが20分、3Lが25分です。
同じ消費電力で高速化したので、断熱の部分で進化したようです。
通常沸騰で、カルキ抜きはしているので、その部分の省略ということもないでしょう。
そのほか、新型は、本体を置いたまま(動かさず)360度回転させる機能がないです。お座敷生活で座りながらお茶を入れるような場合は、少し不利かもしれません。
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結論的にいえば、全体としては、改善されたといってよい新機種です。ただ、省エネ性を重視する場合、もう少し上のグレードを選んでも良いでしょう。
2-5・その他の企業
最後に、ここまで見た企業以外の製品をまとめてみていきます。
【2025年発売】(各色)
【2.2L】
80・simplus SP-PD22 b8-sp-pd22
¥6,599 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【3.2L】
81・simplus SP-PD22 b8-sp-pd32
¥7,599 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【5L】
¥11,000 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
消費電力:700W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃・60度
真空断熱:
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯:
SP-PD22などは、シンプラス(リコメン堂)が販売する電気ポッドです。
EC事業を展開する企業なので、輸入品になるでしょう。中国製になります。
電気ポッドは、国内の大手企業でもわりと安いので、このパターンは逆に珍しいです。
最大水量は、2.2L・3.2L・5Lから選べます。
電気代は、目安となる消費電力量が非公開なので読めません。
ただ、断熱構造はもたない700W機なので、1つ上で見たアイリス機と似たようなスペックになるでしょう。
光熱費の部分で、特に個人宅にはおすすめできません。
沸騰に要する時間も、情報公開がないです。
保温温度は、98℃・90℃・80℃・70℃・60℃です。
蒸気対策は、未搭載です。
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以上、シンプラスのSP-PD22などの紹介でした。
コモディティ化が進んでいる「レトロ家電」と言うこともあり国産大手の電気ポットでも、今だとそこまで高くないです。
その上で、年間光熱費は、断熱面の工夫の違いでかなりの差が付く点をふまえても、格安の輸入品は、他の家電ジャンル以上にあまりおすすめできません。
光熱費とのトータルで考えると「安物買いの銭失い」になる場合が多いでしょう。
【2025年発売】(各色)
【2L】
83・ティファール ヴィテス 2L BR3508J0
¥18,901 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
消費電力:1300W
保温温度:95℃・90℃・80℃・75℃・70℃
真空断熱:
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯:
ヴィテス 2L BR3508J0は、フランスのT-falが販売する製品です。
この製品は、【電気ケトルの比較記事】で取りあげようか迷った製品です。
同社もそちらと分類しているので。ただ、2Lという容量で、保温前提の使い方をする製品ですし、電気ポットの「仲間」と理解することにしました。
最大水量は、2Lです。
湯量は自動給湯で、50mL-500mLの4段階です。
他機の電動給湯のように、押している間だけ指定量出すことも可能です。
特殊な形ですが、急須は置けます。
サイズも、幅130x高さ305x奥行320 mmですし、「隙間に置ける電気ポッド」のようなコンセプトなら「あり」かなと思います。
湯沸かしは、一方、本機は、抽出量に応じて、都度沸かす形です。
「コーヒーメーカー」的に考えれば、そのような感じです。
したがって、「待ち時間」があるので、写真のように急須やカップを「置きっぱなし」にできるようにしています。
沸騰に要する時間も、情報公開がないです。
ただ、1300Wでコーヒーメーカー方式の加熱ならば、350mLで90秒、500MLで2分ほどと考えれば良いかと思います。短いと思うかは、その人次第です。
構造的に「手放し」にはできますし、一般的なコーヒーメーカーでは「待てる」人が多いと考えれば「あり」とも思います。個人的には微妙なところですが。
電気代は、目安となる消費電力量が非公開なので読めません。
ただ、今回の記事の「選び方の基本」で書いたように、電気ポッドの主たる消費電力量は「保温」部分です。
それをふまえれば、保温しない本機の場合は、少なくとも2.2Lクラスの節電型の電気ポッドに比べても「割安」にできると思います。
保温温度は、95℃・90℃・80℃・75℃・70℃です。
一方、本機はあくまで「コーヒーメーカー」式の加熱で、100度には達しない仕組みです。
その点で言えば、カルキ抜きはできないので浄水を入れるのが原則になります。
また、コーヒーメーカーが一般的に使えないようなところ(2000M級の高地、厳寒地など)は本機も使えません。
お手入れは、24時間使用期間が空く場合、タンクを洗った上で、水を張って、内部排水をするようにとの指示です。雑菌繁殖を防止するための措置になります。
ここも、ポッドにはない類の注意です。「コーヒーメーカー」も水タンクに貼った水を、基本満量滴下するタイプでは、この手の指示はないとも言えます。
このほか、200回運転後とに、クエン酸での洗浄後、3回のすすぎ運転が必要です。
蒸気対策は、未搭載です。
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以上、T-falのヴィテス 2Lの紹介でした。
評価は分かれそうな製品です。「ホットウォーターサーバー」的に、一定量のお湯が欲しいだけの場合は、設置性や、光熱費の部分から選択肢の1つにはなりそうです。
一方、カルキ抜きのため蛇口で浄水対応できないご自宅の場合、カップラーメンなど、台座に置きにくい利用法も考えられる場合、定期的なメンテが面倒と感じる場合は、向かないと言えます。
いずれにしても「尖った」製品です。日本市場だとあまり根づかないタイプには思いました。
今回の結論
電気ポットのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、最新モデルの電気ポットの比較でした。
最後に、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案しておきたいと思います。
なお、適切なサイズについては、冒頭でも書きました。
・2.2リットル
:2人までの家庭用
・3〜4リットル
:3人以上の家庭用
・5L
:職場や業務用
必要以上の大きさのモデルを買うと、光熱費が悪化するので「ほどほど」で選ぶのが、電気代節約を節約したい場合のコツです。
第1に、家庭用の電気ポットとして最もバランスが取れており、おすすめといえるのは、
【2020年発売】
【2.2L】〈221kWh/年〉
22・タイガー PIM-G220-K
¥14,200 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【3L】〈255kWh/年〉
23・タイガー PIM-G300-K
¥14,673 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
消費電力:700W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:あり
蒸気対策:蒸気レス
節電機能:
コードレス給湯:あり
電気代の安さ ★★★★★
沸騰の速さ ★★★★☆
蒸気対策 ★★★★★
保温温度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
タイガーのPIM-Gシリーズでしょう。
本体デザインは、モダンで、デザイン性がよいタイプです。
その上で、完全な「蒸気レス」で、しっかり「真空構造」もある点を評価しました。
とくに、(真の意味で)蒸気レスにできるのは、タイガー機しかない部分は、言及に値します。
電気代も、充実する断熱構造が奏功し、他社上位機に比べても水準は良いです
2.2Lは約6,851円、3Lでも7,905円ですので。
本編で書いたように、デザイン性の高い機種ほど、断熱性が犠牲になる部分がありますが、本機は、その弊害があまりみられない部分で、良い設計に思えます。
装備面でも、押しやすいワイドレバー式電動給湯機能を保ちます。
万一の停電の際にも、エアー給湯ができますのでその部分も良いです。
温度設定も、98℃・90℃・80℃・70℃から選べます。
ほ乳瓶用の70度が出せる上で、タイガーは給湯ロックに加えて、チャイルドロックも装備するため、子育て世代には良いように思います。
むろん、沸騰・再沸騰時に、蒸気レスという部分も、小さなお子さんがいる家族には、安心できる要素です。
一方、難点は、沸騰時間がすこし長めである部分です。
2.2Lが24分、3Lが31分ですから。
この部分は、蒸気レス構造とバーターなので仕方ないですが、蒸気レスよりも、ここを重視したい場合は、象印やパナソニックが良いでしょう。
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【2024年発売】
【2.2L】〈220kWh/年〉
10・タイガー PIS-G220-KE
¥14,867 楽天市場 (5/11執筆時)
【3L】〈256kWh/年〉
11・タイガー PIS-G300-KE
¥15,398 楽天市場 (5/11執筆時)
【2022年発売】PIS-A220-T PIS-A300-T後継品
【2.2L】〈220kWh/年〉
12・タイガー PIS-A221-T
¥16,580 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【3L】〈256kWh/年〉
13・タイガー PIS-A301-T
¥17,620 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
消費電力:700W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:あり
蒸気対策:蒸気レス
節電機能:
コードレス給湯:あり
電気代の安さ ★★★★★
沸騰の速さ ★★★★☆
蒸気対策 ★★★★★
保温温度 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
少し予算を抑えめで考える場合は、タイガーのPIS-Aシリーズが良いでしょう。
新機種の登場で、価格が下がっていて、お買得感がありますので。
先述のように、新機種が出ていますがそちらは(上位機より)高いので、旧機で十分です。ただし、「ゆっくり給水」と「70℃保温」「チャイルドロック」は、このグレードだと新機種しか対応しません、
それらの機能が欲しい場合は、1つ上で「おすすめ」にした上位機を推します。
一方、上位機と比べる場合、光熱費の部分がわずかに劣りますが、それでも 2.2Lで6,820円、3Lで7,936円です。
こちらも蒸気レスで、真空構造で、電機を使わずの保温もできます。
ただ、70度が出せない部分と、チャイルドロックがない部分はあるので、子育て世代については、少し高くても先ほどの機種が良いでしょう。
第2に、沸騰に要する時間がとにかく短い方が良いと考えている方は、
【2018年発売】
【2.2L】〈168kWh/年〉
57・象印 優湯生 CV-WB22-WA
¥19,296 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【3L】〈205kWh/年〉
58・象印 優湯生 CV-WB30-WA
¥21,340 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
消費電力:1300W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:あり
蒸気対策:蒸気レス(条件付)
節電機能:光センサー
コードレス給湯:あり
電気代の安さ ★★★★★
沸騰の速さ ★★★★★★
蒸気対策 ★★★★☆
保温温度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
象印の「優湯生シリーズ」の最上位モデルが良いと思います。
沸騰に要する時間は、2.2Lが13分、3Lが16分です。
今回紹介した製品の中でも、最短です。
最大で1300Wの負荷はかかるので、ブレーカーが心配なご家庭は注意ですが、問題ないようならば、パワフルで良いように思います。
電気代も、2.2Lで5,208円、3Lで6,355円と、最高水準です。
その上で、真空構造を持つ機種なので、長時間、電気を使わずとも、お湯状況を保持しやすいです。
象印は、パナソニックほどではないにせよ、タイガーより断熱性が良いので、電気なしでも、2時間後に、2.2Lの場合90度、3Lが93度です。
節電面でも、光センサー搭載で、夜間の光熱費もさらに節約できるため、夜に消さない利用法ならば、電気代の節約幅はさらに拡がるでしょう。
蒸気レスは、本編で書いたように、条件がシビアなので実際は「蒸気カット」レベルです。
ただ、お子さんがいるなどでない場合、そこまで完璧を期す必要がある人は少ないでしょう。
コードレス給湯ほか、お茶コースやカフェドリップ機能など、便利と思えるオマケも割と充実するので、その部分も評価できます。
第3に、比較的安めの機種の中でおすすめできる機種は、
【2024年発売】
【2.2L】〈262kWh/年〉
6・タイガー とく子さん PIQ-G220-WC
6・タイガー とく子さん PIQ-G220-KC
¥11,878 楽天市場 (5/11執筆時)
【3L】 〈302kWh/年〉
7・タイガー とく子さん PIQ-G300-WC
7・タイガー とく子さん PIQ-G300-KC
¥12,380 楽天市場 (5/11執筆時)
【2022年発売】
【2.2L】〈262kWh/年〉PIQ-A220-W後継機
8・タイガー とく子さん PIQ-A221-W
¥12,700 楽天市場 (5/11執筆時)
【3L】 〈302kWh/年〉PIQ-A300-W後継機
9・タイガー とく子さん PIQ-A301-W
¥14,556 楽天市場 (5/11執筆時)
消費電力:700W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:あり
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯:
電気代の安さ ★★★★★
沸騰の速さ ★★★★☆
蒸気対策 ★★★☆☆
保温温度 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
タイガーの中級機となるPIQ-Aシリーズが良いと思います。
新旧あります。
こちらも、「ゆっくり給水」と「70℃保温」「チャイルドロック」は新機種のみです。ただ、その分だけ、旧機が安いため、そちらを推します。
電気ポットの場合、いくら安くても、真空構造がないものは、光熱費の部分で割高感があり、やはり選びにくいです。
その点は、本機は、真空構造を採用ですのでクリアします。
一方、そうした機種は象印にもありますが、やはり優先するべきは光熱費の安さでしょう。その部分で、こちらを選びました。
沸騰に要する時間は、2.2Lが24分、3Lが31分です。
ライバルの象印の同級に比べて長いのですが、それでも3-4分程度です。
電気代は、そのかわり、1年で2.2Lで8,122円、3Lで9,362円と、1万円前後の価格の電気ポットだと、最安水準です。
保持温度も、電気を使わないで保温した場合も、2.2Lの場合86度、3Lが89度です。
ここは、ライバルの象印機とほぼ変わりません。
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【2014年発売】
【2.2L】〈215.92kWh/年〉
61・パナソニック NC-HU224-W
¥10,836 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
61・パナソニック NC-HU224-W
¥10,807 楽天市場 (5/11執筆時)
【3L】〈252.86kWh/年〉
62・パナソニック NC-HU304-W
¥12,791 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
62・パナソニック NC-HU304-W
¥12,663 楽天市場 (5/11執筆時)
消費電力:910W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:あり
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯:あり
一方、パナソニックのNC-HU224も、低価格帯では見どころがあります。
最近、売価が安いので、こちらを選んでも良いように思います。
本編で書いたように、上位機が後継機なしに生産完了なので、本機も「在庫一掃」のあと終売(撤退)な感じはしますが、そうなっても部品保持期限もまだまだでしょうし、買う側にはあまり問題ないことです。
タイガー機同様に、断熱材の部分で工夫があります。
光熱費は、その上で、1年間あたりで、2.2Lで6,693円、3Lで7,839円です。
沸騰に要する時間も、上位機で、2.2Lが18分、3Lが23.5分と、高速です。
こうした部分では、タイガーより優れる上で、コードレス給湯において、電池不要の自動充電で日中ほど使える点、あるいは、沸騰時間長めの「弱アルカリ沸騰」ができる点など、見どころも多いです。
唯一、保温にヒーターを用いない場合の、保持温度が不明なので次点としましたが、断熱材の工夫からして、ここが弱いということはあまり考えにくいかと思います。
安めで手に入る時期ならば、本機を選んで良いでしょう。
第4に、業務用の5Lクラスの電気魔法瓶としておすすめできるのは、
【2019年発売】
【5リットル】〈444kWh/年〉
59・象印 優湯生 CV-RA50-XA
¥17,288 Amazon.co.jp (5/11執筆時
消費電力:1300W
保温温度:98℃・90℃
真空断熱:あり
蒸気対策:
コードレス給湯:
電気代の安さ ★★★★☆
沸騰の速さ ★★★★☆
蒸気対策 ★★★☆☆
保温温度 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
象印のCV-RA50-XAでしょう。
タイガーの蒸気レス機もありますが、コンビニや会社の給湯室で利用する場合、消し忘れ防止タイマー(節電タイマー)や、給水量が減った場合のお知らせランプが付属する、本機の方が便利そうです。
その上で、1300Wとパワフルなので、満水で沸騰にようする時間は、27分とタイガーより10分以上短いです。
電気代は、魔法瓶式の保温機能があるため、13,764円です。
パワフルな機種の割に、割と抑えられています。
そのほか、カフェドリップ給湯や、手入れがしやすい広口内容器など、多人数が共有する場所で有利な機能が多く見られます。
本機は、蒸気レスではないですが、業務用ではあえてその部分は気にしなくて良いと思います。
補足:電気ポット関連記事の紹介
というわけで、今回は、電気ポットの紹介でした。
1・小型の電気ケトルの比較
2・電気ポット(魔法瓶)の比較
3・コーヒーメーカーの比較
2.2Lが多少大きいかな?と考えている方は、引き続き、1番の小型電気ケトルを検討されても良いかと思います。
三菱レイヨン クリンスイMONO MD101-NC
¥3,975 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
除去対応物質:12+5+2種類
浄水可能量:900L
流水量:1.6L/分
コスト:約2.400円 (1000L)
また、蛇口の段階でカルキを活性炭で除去してしまえば、カルキ抜きの時間は節約できます。
実際、カルキを電気ポットで処理させていると、経年変化で付着物がつきますし浄水器の併用の方ができれば良いです。
蛇口取付式のクリンスイをはじめ、コストや除去物質などの観点から、【おすすめ家庭用浄水器の比較記事】で比較しています。
よろしければ、こちらもご覧ください。
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ではでは。