1回目記事からの続きです→こちら
1-4・テスコムのフードプロセッサー
2回目記事のトップバッターは、日本のテスコムのフードプロセッサです。
1・フードプロセッサの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック〈日本〉
1-3:クイジナート〈米国〉
1-4:山本電気〈日本〉
1-5:タイガー〈日本〉
1-6:Shop Japan〈日本〉
2・フードプロセッサの比較 (2)
2-1:テスコム〈日本〉
2-2・レコルト〈日本〉
2-3:他の企業〈各社〉
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」の説明に沿いながら解説していきます。
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なお、以下の製品の比較では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で書きます。
【2020年発売】
23・テスコム コードレス TKX500
¥6,100 楽天市場 (7/4執筆時)
最大容量(ミンチ):300g
最大容量(玉ネギ):200g(大1個)
調理種類:4種類
固い食材:
食洗機:
サイズ:幅188×高さ227×奥行149mm
TKX500は、日本の中堅家電メーカーのテスコムが販売する製品です。
最近、モーターを使う調理家電にバッテリーを搭載し「コードレス」にした製品が出回っています。
本機はその「フードプロセッサ版」といえます。
サイズは、幅188×高さ227×奥行149mmです。
こちらは、上部にケースが付属する形状ですが、縦長の省スペース設計です。
バッテリーは、1回の充電で40分利用できます。
充電時間は約2時間です。
可能な調理パターンは、本機も多彩です。
第1に、ブレード(みじん切りカッター)を使っての「きざむ」「まぜる」です。
ただ、氷は砕けませんし、乾燥大豆のような固い食材は対応不可です。このあたりは、他社機とだいたい同じです。
ただ、液体(ドレッシング)の混ぜ込みについては記載がない点は注意点です。
第2に、アタッチメントを利用して、大根・山芋などを「おろす」です。
ただ、100gまでとなるので、処理量は、同じほどのサイズの他社機より少なめです。
そのほか、バターやホイップを「泡立てる」に対応できます。
容器は、割と、大きめです。
豚肉・玉ネギは、300gまで処理できます。
ブレードは、みじん切り用とおろし用の2種類です。
刃の素材は不明です。
回転調節は、この機種は非対応です。
回転数は、2100回転ですので、やや低速といえます。
先述のように、一般的な使い方では遅いことは問題になりません。
自動の間欠運転機能はないですが、手動でプッシュしながらやれば問題ありません。
一方、注意点は、定格時間(連続利用時間)の短さです。
みじん切りで「1分」との表記です。30分の休憩が必要です。
例えば、30秒で3分休憩などして使えば、連続利用できる可能性はありますが、保証はできません。
本体の安全面では、転倒センサー、過負荷保護装置、ロック解除スイッチの搭載など、配慮があります。
清潔面では、カップがガラス製で洗いやすいのが「売り」です。
ただし、ガラス容器内に樹脂も使われる構造のため、食洗機は全体において不可です。
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以上、テスコム TKX500の紹介でした。
使いやすい「バッテリー式」である点は評価できます。
ただ、定格時間が短いので、何度も連続して利用することはできません。お肉などはそれなりの分量(300g)ができますので問題ないです。
ただ、先述のように、山芋・おろしなどは少なめですし、「肉の後に玉ネギも」という使い方は難しいでしょう。
【2020年発売】
【下位機種】
24・テスコム Pure Natura TK213
¥3,450 楽天市場 (7/4執筆時)
【上位機種】
25・テスコム TK2000
¥3,890 楽天市場 (7/4執筆時)
最大容量(ミンチ):300g
最大容量(玉ネギ):300g(大1.5個)
調理種類:4種類
固い食材:
食洗機:対応(上位機)
サイズ:幅159×高さ210×奥行159mm
TK2000も、テスコムが販売する製品です。
こちらについては、コードレスではなく、コンセント式です。
2機種ありますが、下位機種はガラス製、上位機種がステンレス製です。
下位機種はやや重いほか、耐熱ガラスではなく食洗機非対応ですので注意してください。それ以外は同じなので、同時に紹介します。
サイズは、幅159×高さ210×奥行159mmです。
最近よく見かける小型形状の製品で、本機もコンパクトです。
可能な調理パターンは、ミンチ作りに便利な「きざむ」、ドレッシングなど「まぜる」のほか、大根おろしなどを「おろす」、ホイップなどを「泡立てる」が可能です。
本機も、「おろし」は、「粗め」と「細か目」の2プレートが用意されます。
ただ、長芋をふくめて、先ほどの機種と同じで100gまでです。固い食材などの制限事項は、本機もあります。
ブレードは、1種類のみです。素材は不明です。
容器は、本機も、300gまでです。
格安ながら多めです。
回転調節は、できません。
また、回転数無負荷で5000回転ですので、かなり速いです。
先述のように、フードプロセッサーの場合、速いことがプラスにはならず、粗さの調整力や仕上がり具合の部分で、課題がでます。
本体の安全面では、モーター保護機能(自動停止)の記載がないです。
格安製品で、定格時間(連続利用時間)が1分と短い製品です。連続使用も無理(15分の休止時間)という部分は、1つ上でみた、同社のコードレス機と同じく注意点です。
清潔面では、上位機については、ステンレス製ボトル採用で、食洗機に対応できます。
こ油落ちも良いためこの部分は強調できます。
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以上、テスコムのTK2000 の紹介でした。
この形状の小型製品は最近「飽和」してきました。
ただ、スタイリッシュな小型機で、「2種類のおろし」ができるのは珍しいので、和食などにも使いたい方には便利そうです。
2-2・レコルトのフードプロセッサ

はじめに、日本のレコルトのフードプロセッサです。
オシャレな白物家電を企画する日本のファブレス企業です。
【2019年発売】
26・レコルト カプセルカッター RCP-3(R)
27・レコルト カプセルカッター RCP-3(W)
¥7,040 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
最大容量(ミンチ):200g
最大容量(玉ネギ):200g(大1個)
速度調整:1段階
調理種類:5種類
固い食材:対応
食洗機:
サイズ:幅124×高さ234×奥行117mm
RCP-3 は、日本のレコルトが発売するフードプロセッサーです。
サイズは、幅124×高さ234×奥行117mmです。
見た目通り小型です。
あまり見ない形状ですが、本機で「3世代目」です。
「カプセルカッター ボンヌ」という名前で、たいへん面白い形ですが、能力的にも充実します。
可能な調理パターンは、ミンチ作りに便利な「きざむ」、ドレッシングなどの「まぜる」、魚のすり身やふりかけなどに利用する「する」、大根おろしなどの「おろす」メレンゲなどを「泡立てる」という機能です。
他社機と較べた場合、せん切りや細切り用のスライサーを装備しない点を除けば、だいたいの機能を網羅します。
一方、家庭用製氷機の氷などを「くだく」能力を持つのは、山本電気のフードプロセッサーを除けば、本機くらいですので、ポイントと言えます。
一方、「おろす」については、専用プレートを利用する形式です。
ただ、構造的言ってにテスコム同様に100g前後に止めて使う必要はあります。
とくに、長いもなどの粘性の強いものはやめておいたほうが良いかと思います。
ブレードは、他社にはない立体構造の4枚刃です。
この仕組みが、比較的小型な機種ながら、氷も砕けるパワーを確保できていると言えます。
容器は、500mlと大きめです。
ただ、MAX線はかなり低めにあるので、おそらくミンチで200g強でしょう。
回転調節は、この機種は非対応です。
一方、無負荷時のモーターの回転数として24000回転との記述です。
ブレード自体は、4000〜5000回転ほどでおそらく回転しているでしょうが、それでも強めかと思います。
ただ、繰り返し書いてきたように、フードプロセッサーは、速さが不利に働くシーンが多いです。出来映えに影響する部分なので、イマイチです。
本体の安全面では、ブレーカーなどに言及ががないです。
定格時間(連続利用可能時間)は1分ですので、連続利用には難があります。
清潔面では、本体はトライタン樹脂です。
タイガーも利用してた軽量で、剛性の高い素材です。
食洗機は、トライタン自体は大丈夫なモデルもある素材ですが、非対応です。
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以上、レコルトのRCP-3の紹介でした。
他社の半分ほどのサイズと、置きっ放しでも良いようなデザインが魅力です。無骨ではないため、ちょっとしたプレゼントにも良いでしょう。
ただ、上で書いたような欠点もある機種ですので、自分用として本格的に使う場合は注意も必要でしょう。
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【2019年発売】
28・ビタントニオ VCR-30-I
29・ビタントニオ VCR-30-K
30・ビタントニオ VCR-30-R
¥7,150 楽天市場 (7/4執筆時)
最大容量(ミンチ):200g
最大容量(玉ネギ):200g(大1個)
速度調整:1段階
調理種類:(12種類)
固い食材:対応
食洗機:
サイズ:幅118×高さ233×奥行119mm
なお、この形状の製品は、日本のキッチン用品メーカーのビタントニオも出します。
ケースはトライタンではなくガラスで、モーターの回転数も27000回転(ブレード4300回転)という記載です。
ただ、おそらく、OEM元は同じではないかと思います。
調理容量は、ミンチ200gですので、ケースサイズはレコルトと同じです。
調理方法は、9種類とします。
しかし、数え方の問題で上図の9種類については、レコルトの5種類と同じと言えます。
おろしディスクと泡立てディスクもつくので、基本的に差はないと言って良いでしょう。
なお、山芋については、はっきり「禁止食材」との明記ですので、レコルトもそうなると思います。
【2022年発売】
31・レコルト フードプロセッサー コンボ RCP-6
¥9,900 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
最大容量(ミンチ):450g
最大容量(玉ネギ):450g (大2個)
調理種類:7種類
固い食材:
食洗機:
サイズ:幅170×高さ235×奥行170mm
フードプロセッサー コンボ RCP-6も、レコルトの販売するフードプロセッサーです。
サイズは、幅170×高さ235×奥行170mmです。
先ほどの機種より大きめです。
可能な調理パターンは、1つ上でみた同社の奇襲が可能なパターンに加えて「こねる」に対応します。
名前の「コンボ」の由来はここですが、パン生地ほかの処理ができるのが魅力です。
この処理の際は、1100回転/分と低速に使えるので、必要なコシが出せる仕様です。
ブレードは、ステンレス製で、本機も立体的な刃です。
容器は、満水容量として1000mlと大きいです。
ケース自体は1.8Lなので、ミンチ・玉ネギとも450gまで処理可能です。
回転調節は、この機種は非対応です。
上部がスイッチなので、固い食材の際の間欠運転は手動なら(まあ)簡単です。
モーターの回転数は、フープロ利用時で3500回転/分なので、問題ないです。
ただ、定格時間は1分で、30分の休止が必要なので、連続処理はできず、このあたりは弱いです。2回連続で大量処理して「ホームフリージング」のような用途には向きません。
なお、コネについては、これで賄えるのか?と個人的に思いましたが、先述のように低速なので、この場合定格4分なので、一通りの処理はできそうです。
ただし、パン1斤ほどの量(強力粉のみで250g)までで、やはり、連続利用は不可です。
本体の安全面では、モーターの保護装置の言及があります。
清潔面では、本機もトライタン樹脂です。
食洗機は非対応です。
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以上、レコルトのRCP-6の紹介でした。
「こねる」は、例えば、山本電気工業の製品もできましたが、比較的格安です。量も、250g前後と山本電気工業(強力粉150g)多めに処理できるのが良いところでしょう。
一方、連続利用できない点は最大の注意点で、例えば、肉と玉ネギとその他の野菜を別にきざみたい場合などは、下手すると「30分おやすみ」になるリスクはあるでしょう。
定格時間が長いのが、ハンドブレンダーなどに較べた場合のフードプロセッサーの利点ですので、注意点だと言えます。
2-3・その他のフードプロセッサ
最後に、ここまでみた製品以外をまとめて紹介していきます。
【2022年発売】(一部スペック確認中)
【下位機】
32・ブラウン マルチプラクティック3 CH3011WH
¥4,962 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
【上位機】(マヨネーズスティック・スパチュラ付属)
33・ブラウン マルチプラクティック3 CH3012BK
¥5,200 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
最大容量(ミンチ):確認中
最大容量(玉ネギ):
速度調整:2段階
調理種類:(12種類)
固い食材:対応
食洗機:対応
サイズ:幅140×高さ285×奥行140mm
マルチプラクティック 3は、ドイツのブラウンが販売する製品です。
モーターを使う調理家電は「得意」ですが、ハンディではない専門的なフードプロセッサは、本機が「初上陸」です。
上位機のみ、2つの付属品(マヨネーズスティック・スパチュラ)がつきます。また、ブレードも
サイズは、幅140×高さ285×奥行140mmです。
可能な調理パターンは、ミンチ作りに便利な「きざむ」、マヨネーズなどを「まぜる」です。
オプションパーツが限られる部分で、あまり「ガラパゴス化」していないです。
ただ、マヨネーズ作りを強調し、オプションパーツを付ける上位機は「こだわりがある」とは言えます。他社機もできる機種は多いですが、専用ですので。
ブレードは、他社にはない立体構造の4枚刃です。
本機も(家庭で作る)氷を砕けます。
構造的にも、2枚刃ごとに分解できるので、手入れはしやすそうです。
容器は、容器サイズは500mlと大きめです。
ミンチの標準量は今のところ不明ですが、最大使用可能容量との表記なのでサイズに近いかもしれません(要調査)
ただ、おそらくミンチで200g強は確実です。
回転調節は、2段階です。
回転速度は、無負荷時に5200回転/分です。
しっかり落としています。
本体の安全面では、ブレーカーなどに言及ががないです。
もちろん、締まってなければ動かない仕組み(セーフティロック)はあります。
定格時間(連続利用可能時間)は45秒です。それ以上はヒーターを一定時間休ませます。
清潔面では、本体はプラスチックです。
細かい素材については説明がないですが、BPA(ビスフェノールA)フリーです。
食洗機は、対応表示です。もちろん、カッターは不可です。
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以上、ブラウンのマルチプラクティック 3の紹介でした。
設置面積が狭くて済む機種の中では、なかなか「パワフル」です。その上で、マヨネーズ作りに特化した仕組みを持つ部分が「売り」でしょう。
最大処理量は、後日確認しますが、それなりに多いようならば、より良い候補になりそうです。
【2021年発売】
34・ナカサ NAKASA NDF-103
¥3,625 楽天市場 (7/4執筆時)
最大容量(ミンチ):130g
最大容量(玉ネギ):100g(小1個)
調理種類:5種類
固い食材:
食洗機:
サイズ:幅105×高さ260×奥行115mm
NDF-103は、ナカサが販売する製品です。
大阪の小企業で、家電の設計・製造から販売までしています。
「刻む系」調理器具を得意としており、フードプロセッサーも出しました。
サイズは、幅105×高さ260×奥行115mmです。
押し込みふたが伸びているので、スペック的に高さは出ていますが、実際のところは「ミニサイズ」で、クイジナートの小型と同程度に小さいです。
可能な調理パターンは、ミンチ作りに便利な「きざむ」、ドレッシングなど「まぜる」は備えます。
その上で面白いのは、大根おろしについて「粗めにおろす」「細めにおろす」「鬼おろし」と3パターンに対応する点です。
ニッチですが、日本らしい製品で、和食ニーズには合っていると言えるでしょう。
ただ、山芋については対応できないので、基本「おろし専用機」のような製品です。
ブレードは、1種類のみです。
素材は不明です。
容器は、小型です。
ミンチだと130g、玉ネギだと100gです。
基本的に「おろし専用機」ですし、問題ありません。
回転調節は、非対応です。
回転数も記載がないです。
本体の安全面では、過電流対策のヒューズに言及があります。
定格時間は3分で、20分の休止時間を要します。
清潔面では、本機は、食洗機に非対応です。
また、ケースの樹脂部分は、変色することがあるという註記です。
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以上、ナカサのNDF-103はの紹介でした。
「大根おろし」特化型といって良いでしょう。
この部分はパナソニック機も強いですが、本機は格安で、レパートリーも広いため、この用途に特化するならば「あり」と言えます。
こうした特化型家電は、大手や海外製では出しにくいため、うまく突いた製品に思えました。
今回の結論
フードプロセッサーのおすすめは結論的にこの製品!
というわけで、今回は、前編記事(こちら)から、各社のフードプロセッサーの比較を比較してきました。
最後に、いつものように、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。
第1に、主にハンバーグのミンチを作る目的のかたに、オススメできる機種は、
【2022年発売】SKF-H101(KD)
18・タイガー SKF-H101
¥11,900 楽天市場 (7/4執筆時)
【2019年発売】
19・タイガー SKF-H100K
¥13,500 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
最大容量(ミンチ):500g
最大容量(玉ネギ):650g(大3個)
速度調整:2段階
調理種類:6種類
固い食材:
食洗機:
サイズ:幅287×奥行179×高さ238mm
本体容量 ★★★★★
ミンチ作り ★★★★★
野菜スライス ☆☆☆☆☆
山芋とろろ汁 ★★★★☆
固い食材 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
タイガーのSKF-H101でしょう。
容量的にハンバーグなら650gまで対応できる点を評価しました。
値段次第ですが、安いようならば、ホイッププレートが付かない以外は同じな、旧機種でもOKでしょう。
手軽にハンバーグを作る場合、牛肉200g、豚肉200g、タマネギ1/2個をセットして、牛乳・卵・パン粉をフードプロセッサーにセットすれば、4人分のタネが1度にできる量です。
また、餃子のタネなら30個ほどが1度にできます。
それほど多く作らない場合も、容器が大きいため飛び散りにくく、幅広で取り出しやすいカップ形状も優秀なため、こちらを選んで良いと思います。
デザイン的にも、旧来のフードプロセッサーには見られないインテリア性もあると言え、キッチンの美観の上でも良いと感じます。
注意点は、ケース部分が食器洗い機に対応しない点とスライスに対応しない点です。
あとは、長いも(とろろ)など粘る食材に対応できない上で、投入口がないのでおろしなどが多少使いにくい部分が注意点です。
パナソニックなどと違う部分のため、これらの部分は気をつけましょう。
第2に、和食を含めて考えた場合に、調理パターンが多くオススメのマルチ機は、
【2022年発売】
【スライスカッターあり】
1・パナソニック MK-K82-W
¥18,480 楽天市場 (7/4執筆時)
【スライスカッターなし】
2・パナソニック MK-K62-W
¥10,955 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
最大容量(ミンチ):200g
最大容量(玉ネギ):300g (大1.5個)
速度調整:1段階
調理種類:7種類
固い食材:
食洗機:対応
サイズ:幅234×奥行158×高さ209mm
本体容量 ★★★★☆
ミンチ作り ★★★★★
野菜スライス ★★★★★
山芋とろろ汁 ★★★★★
固い食材 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
パナソニックのMK-K82でしょう。
サイズは、幅234×奥行158×高さ209mmです。
新機種になり、かなり小型化しました。
フードプロセッサーは大きいと邪魔なので、良い進化でした。
調理パターンも、本機については、スライスカッターを装備です。
野菜のスライス・せん切りができるので、フードプロセッサーの用途の幅が拡がると言えます。
基本となるミンチ作りも、独特の形状のブレードで、食材問わず、粗混ぜから、すりつぶしまで幅広く対応します。
容量もミンチで最大400gまで、ハンバーグのたねならば500gまで対応できます。
サイズとしても十分でしょう。
その上で、パナソニックの場合「おろし」について、大根など粘性のない食材以外に、粘性のある「山芋(とろろ)」に対応できます。
この部分については、クイジナートやタイガーなど対応できないメーカーが多いですし、ワンポイントでしょう。
粗い「鬼おろし」に対応しますし、和食にも強い機種と言えそうです。
フードプロセッサーは色々な用途で利用できます。
用途面の要不要で迷ったら、「とりあえずこれを買っておけば間違いない」と言えます。
新機種になって、食洗機にも対応となりました。
第3に、洋食中心に考えた場合におすすめできる、マルチな上位機は
【2018年発売】DLC-101J後継機
9・クイジナート DLC-102J
¥14,000 楽天市場 (7/4執筆時)
最大容量(ミンチ):250g
最大容量(玉ネギ):200g (大1個)
速度調整:1段階
調理種類:6種類
固い食材:
食洗機:対応
サイズ:幅140×奥行215×高さ325mm
本体容量 ★★★★☆
ミンチ作り ★★★★★
野菜スライス ★★★★★
山芋とろろ汁 ☆☆☆☆☆
固い食材 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
米国のクイジナートの中級機種のDLC-102J でしょう。
調理パターンは、基本となる「刻む・すりつぶす・混ぜる」をはじめ、「スライス・せん切り」・「おろす」まで対応できます。
先述のように、粘性のない食材が苦手で、山芋(とろろ)に対応できない部分はあります。
ただ、回転速度が低速(1500〜1800)で、間欠運転モードも付く機種です。
その点で「刻む・すりつぶす・混ぜる」の部分の精度と利便性、また、仕上がり具合で上位と言えます。
ブレード形状も、洋食中心に考えると、ストレートの掘削タイプのが良い部分がありそうです。
食洗機にも対応しますし、「和食(とろろ・鬼おろし)」に対応しなくて良いならば、本機が候補でしょう。
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【2018年発売】
10・クイジナート DLC-192J
¥27,600 楽天市場 (7/4執筆時)
【旧機種】
11・クイジナート DLC-191J
¥28,155 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
最大容量(ミンチ):400g
最大容量(玉ネギ):400g (大2個)
速度調整:1段階
調理種類:6種類
固い食材:
食洗機:対応
サイズ:幅177×奥行248×高さ350mm
本体容量 ★★★★★★
ミンチ作り ★★★★★
野菜スライス ★★★★★
山芋とろろ汁 ☆☆☆☆☆
固い食材 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
なお、容量が必要ならば、以上の上位機を選ぶこともできますが、日本の一般家庭には、少し大きすぎるかと思います。。
第4に、「固い食材」を含めて、料理の下ごしらえに強みを発揮する製品としては、
【2014年発売】
13・山本電気 MasterCut YE-MM41R
14・山本電気 MasterCut YE-MM41W
¥ 16,000 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
最大容量(ミンチ):300g
最大容量(玉ネギ):300g(大1.5個)
速度調整:無段階調整可
調理種類:8種類
固い食材:対応
食洗機:
サイズ:幅210×奥行160×高さ250mm
本体容量 ★★★★★
ミンチ作り ★★★★★
野菜スライス ☆☆☆☆☆
山芋とろろ汁 ★★★★☆
固い食材 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
山本電気のフードプロセッサーでしょう。
可能な調理パターンは、スライサーがない部分に限界はありますが、それ以外の主要な調理パターンは対応できます。
その上で、氷やナッツなどを「くだく」ことができます。
ロックアイスや粘性のある乾物が無理という限界はありますが、「ふりかけ作り」のように、結構固いものも扱いそうな場合は合いそうです。
モーターは、超低速(800回転)から、高速(3000回転)まで調整できます。
ここまで、調整の幅がある機種はほかにないです。一般的に想像の付く食材だけでなく、色々な食材の下ごしらえに使う場合、この部分は特に有利でしょう。
難度の高い食材にも幅広く対応できそうです。
ミンチ作りなどの処理量も300gで十分です。
おろしについても、山芋を含めて250g対応なので、料理の下ごしらえ全般に便利かと思います。
第5に、比較的価格が安く、入門者用におすすめできそうな機種は
【2020年発売】
23・テスコム コードレス TKX500
¥6,100 楽天市場 (7/4執筆時)
最大容量(ミンチ):300g
最大容量(玉ネギ):200g(大1個)
調理種類:4種類
固い食材:
食洗機:
サイズ:幅188×高さ227×奥行149mm
本体容量 ★★★★☆
ミンチ作り ★★★★★
野菜スライス ☆☆☆☆☆
山芋とろろ汁 ☆☆☆☆☆
固い食材 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
テスコムのコードレスフードプロセッサー でしょう。
本機以外にも、格安機は色々ありますが、メーカー製で「コードレス」という明確な「売り」がある点を評価しました。
先述のように、定格時間(1分)の問題があるので、連続使用はあまり向かないという限界があります。
ただ、処理量は十分なるので、多くの場合、問題ないでしょう。
可能な調理パターンは、基本となるミンチ(きざむ)をはじめとして、割とできることは多いです。
その上で、安全対策も充実する点、古くからの日本の家電メーカーが販売する保証性の点で、この価格帯の製品では最も良いかと思います。
レシピ集も付属しますし、「最初の一台」として選ぶ入門機としてはおすすめです。
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というわけで、今回は、フードプロセッサーの比較でした。
1・ジューサー・ミキサーの比較
用途:ジュース・スープなど
2・フードプロセッサーの比較
用途:「刻む」料理など
3・ハンドブレンダーの比較
用途:マルチ(専門性は低め)
4・マルチクッカーの比較
用途:自動調理(やや特殊)
なお、冒頭書いたように、用途が似通った家電が他にもあります。比較して検討されたいかたは、上記の記事もよろしくお願いします。
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ではでは。