1回目記事からの続きです→こちら
2-1・高性能オフィスチェアの比較(続き)

2回目記事では、1回目記事で見れなかったコクヨ・イトーキほかの10万円オーバーのチェアの比較からはじめます。
1・PCチェアの比較 (1)
1-1:格安オフィスチェア
:アイリスオーヤマ など
5千円〜
1-2:中級オフィスチェア
:プラス・オカムラ
3万円〜
1-3:高級オフィスチェア
:リープ・アーロン・オカムラ・エルゴヒューマン
10万円〜
2・PCチェアの比較 (2)
2-1:高級オフィスチェア(続き)
:イトーキ・コクヨ
10万円〜
2-2:ゲーミングチェア
:AKRACING など
4.5万円〜
2-3・最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事(こちら)でみた各社の製品と同じ基準で、比較していきます。
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また、以下の本文では、Atlasがおすすめできるポイントを赤系の文字色で、イマイチな部分を青字で書いていきます。
【2017年発売】
44・コクヨ イング CR-G3203E6G41S-VN
¥108,000 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
イングは、コクヨ が販売する、ユニークな発想のオフィスチェアです。
椅子の調整機能は、相当独特です。
というのも、前後のリクライニングだけでなく、左右にも柔軟に動かせる仕様だからです。
なお、左右に傾けると、反発力が強まり、中央のポジションに戻る仕様です。
つまり、傾いた格好や、背伸びなどリラックスしたい場合に非常に気持ちいいゆりかごのようなオフィスチェアです。今までにない斬新なチェアです。
一方、特殊な部分も多いです。
例えば、ランバー部分は、クッションがなく、あえて支えない仕様です。
加えて、反発力の強度などを調整する機構もありません。
つまり、こちらは身体を柔軟に動かせることで「座った状態で身体を動かすことで、身体を疲れないようにしよう!」というコンセプトです。
実際に、コクヨによれば、筋肉の活動量は通常の椅子より50%多く、4時間のデスクワークで1.5kmのウォーキングと同様の運動量とのことです。
Atlasは、バランスボールに近い製品だと感じました。
機能面では、フロントフリーチルト機能を装備します。
後ほど見るリープチェアにもみられるので、そちらで詳しく見ますが、ある座面を折りたたみ、太ももの圧迫を防げる構造です。
ただ、そちらと比べると、構造的に、座面の前後移動に非対応で、かつ、ナチュラルグラインド機能がないため、リクライニング時の視点移動が生じます。
このあたりでは、「疲れやすい部分」もあるでしょう。
背面と座面素材は、普通のスポンジ入りのファブリックです。廃熱面は多少不利です。
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以上、コクヨのイングの紹介でした。
こちらは、「疲れにくい」チェアではありません。むしろ、あえて疲れさせることで、身体を動かして、鍛えよう!という健康志向のチェアとして非常に面白いです。
まだ、腰回りが健康で、過度のサポートが不要な方で、運動を兼ねて利用するような場合は、本当に面白い椅子だと感じます。ややニッチですが、売れて欲しい椅子です。
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【2018年発売】
45・コクヨ イング CR-G3403E6G4B6-V
¥89,294 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
なお、イングは、背面をメッシュ素材にした兄弟機が追加発売されています。おそらく要望が多かったからだと思います。
基本となる座面のシステムなどは同じですが、基本的にはクッションが「本家」の改良版となるので、作り手からすると、クッション仕様のほうが「推し」ではあるでしょう。
個人的にもそちらの方が、デザインも座り心地も好みです。。
【2015年発売】
45・コクヨ ベゼル CR-A2835E6GME6-W
¥163,333 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
ベゼルは、コクヨの高級オフィスチェアです。。
椅子の調整機能は、他社の高級機が持つ性能は全て網羅します。
つまり、座面の高さと前後の位置、リクライニングの堅さと範囲、アームレストの高さと角度が調節可能です。
リクライニングの柔軟性も、他社の高級機と同等の機能を持ちます。
その上で、強調できるのは前傾姿勢での作業です。
オープンポジションメカニズムという、座面の重心を前にかけた場合、背もたれとは独立して20mm前傾するため、前傾姿勢をとる場合も、しっかり腰のサポートを受けられます。
ノートPCやタブレット利用者で、前傾姿勢を多く取っている方は、かなり合うでしょう。アームレストの稼働性の良さも、これに寄与します。
背面と座面素材は、座面がクッションで、背もたれはメッシュ地を採用します。こちらも、ヘッドレストがデフォルトで装備される機種です。
一方、ランバー部分は、4本の帯状の伸縮するフレームで、サポートする構造です。ただ、あたりの角度などの調整の柔軟性や、サポート力そのものは、リープチェアなどには負けます。
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以上、コクヨのベゼルの紹介でした。
高級オフィスチェアは、どの機種も座りやすいのですが、とくに前傾姿勢のサポート力は強いと言って良い機種です。
一方、腰回りについては、フォローはあるものの、主要な関心ではなさそうです。
ただ、前傾姿勢の時については、多→差よりしっかりサポートできるため、やはり、前傾姿勢が多い方は、優先して選ぶ価値があると感じます。
【2007年発売】
【メッシュ・可動肘・座面布地タイプ】
46・イトーキ スピーナ KE-757GP-Z9T1SG
¥161,900 楽天市場 (5/13執筆時)
【他のタイプ】
47・イトーキ スピーナ シリーズ
¥196,100〜 楽天市場 (5/13執筆時)
スピーナは、日本の事務機メーカーのイトーキの 高級チェアです。
1・座面の高さ
2・背面の反発力・硬さ
3・ランバーサポートの位置
4・アームの高さ・角度
椅子の調整機能は、他社の上位機ももつ、上記の機能は網羅します。
リープチェアのような座奥の調節機能がない点は残念です。
しかし、リクライニング時に、目が疲れにくいリープチェアのナチュラルグラインド機能に相当する、パッシブ・スライド・シートを採用します。
背面と座面素材は、背面が樹脂素材、座面が布地(ファブリック)です。
ただし、背面はクロスバック仕様も選択できます。
一方、座面が伝統的なクッション材なので、アーロンチェアの「サスペンションで浮いている感じ」が苦手な方はこちらの方が向くでしょう。
また、浅く腰掛けた状態でも、比較的快適に座れます。背面は、樹脂製ですが、凹凸があるため、特有のベタ付く感じはありません。
腰へのサポートは、樹脂製のしっかりした背面の採用に加えて、幅広のランバーサポートが付属します。
背骨の形状にも合うので、アーロンチェアと同等の効果を期待できます。
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以上、イトーキのスピーナの紹介でした。
例えるならば「リープチェアとアーロンチェアの中間的」製品だと思います。
座面はクッション地が良いが、背面は通気性が良く、堅めの樹脂製が良い、という方には良いと思います。
発売から10年経ちますが、未だにデザイン面も洗練されており、良い製品だと思います。
2-1・ゲーミングチェアの比較
続いて、やや特殊なニーズとなりますが、ゲーミングチェアの比較です。
この製品は、ゲーム用として売られますが、(椅子は椅子なので)仕事用として利用しても良いです。
姿勢を崩しても疲れにくい機種が多いです。剛性とフィット感を重視なので、通気性が悪い場合が多いですが、合う人は合うでしょう。
【2020年発売】
48・AKRACING ゲーミングチェア NITRO V2
¥48,283 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
NITRO V2は、AKRACINGの、ゲーム向けのオフィスチェアです。
同社は中国揚州の企業で、自社工場で、10年以上ゲーム用の椅子を製造しています。
自動車や、欧州のサッカースタジアム5/13執筆時でみかけるレカロ の椅子に似たシルエットの椅子です。
長年の人気製品ですが、2020年にVer.2になり、張地の耐久性がアップしました。
AKRACING オットマン フットレスト
¥16,970 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
ゲーミングの名が付きますが、正式には、ゲーミング・オフィスチェアという名前で売られており、仕事用にも適します。
なお、オットーマン(フットレスト)は別売です。
また、この製品は、図のように、180度まで倒せる構造です。そのため【PCデスクの比較記事】で書いたような、「寝ながらゲーム環境」という、ニッチニーズにも対応できます。
椅子の調整機能は、充実します。
7cmの高さ調節、背もたれの強弱調節、最大12度のロッキング機構、アームの高さの調節と必要な機能は全て装備されます。
体格に合わせたオートフィット機能はないですが、構造的には不要でしょう。
腰のサポート力は、期待できます。
背もたれの包み込むような形状は、レカロのシートのように、人間工学に基づいた設計です。
背骨や肩に掛かる加重を効果的に分散してくれるでしょう。とくに、腰の部分にも、かなりしっかりしたランバーサポートもつきます。
背面と座面素材は、外面にPUレザーを貼っており、高級感があります。
革張りの製品は、拭き取り掃除が容易なので、清潔に使えると思います。ただし、革張りなので、通気性は期待できません。
構造面では、結構「ごつい」メタルフレームを使っています。
そのため、耐荷重150kgまでと、多少ハードに利用しても安心といえる性能です。
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以上、AKRACINGのゲーミング・オフィスチェア NITROの紹介でした。
価格は高いですが、しっかりした作りの椅子です。
耐久製もあるため、長年利用することも可能でしょう。もちろん、オフィスで利用するには、デザイン的に問題がありそうですが、家庭で利用する場合は、良い選択肢の1つでしょう。
自社工場で製造し、また、長年の日本での販売歴がある部分でも安心感があります。
【2020年発売】
49・AKRACING PRO-X V2 GREY
50・AKRACING PRO-X V2 RED
¥58,384 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
AKRACING ゲーミングチェア PRO-Xは、上で紹介した機種の上位版です。
NITROに較べると違いは主に2点あります。
第1に、幅55cm、背もたれ95cmとサイズをゆったりさせた点です。
動きのあるゲームにさらに特化した仕様でしょう。
下位機種のNitroは、背もたれの圧迫感がややきつめの設定なので、オフィス用としても、ゲーミングとしても、あまり締め付けられたくない方は、こちらが適当です。
ただ、ある程度の締め付けがあった方が良い姿勢が保てるのも事実なので、どちらを選ぶかは難しい部分もあります。
第2に、アームレストの位置を前後左右上下に自由に動かせるようにした点です。
10万円越えの高級チェアでは普通の機能ですが、疲れの軽減に最適です。
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51・noblechairs EPIC NBL-PU-BLA-003
¥64,900 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
なお、少し高めの「ゲーミングチェア」としては、ドイツのnoblechairsの製品も、アーキサイトが輸入をはじめており、最近は手に入ります。
デンキヤにあったので、短時間ですが、試座する機会がありました。
AKRACINGに比べると、さらに余裕がある作りで、体型によってはフィット感は弱めです。
ただ、大柄な人には、形状的に本機のほうが合いやすいです。
耐荷重も120kgとのことです。
作りも丁寧ですし、ゲーム用のほか、仕事兼用としても選択肢にできるでしょう。
今回の結論!
疲れにくいオフィスチェアのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、オフィスチェアを比較しました。
最後にいつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。
第1に、5万円以下クラスの製品で、機能性を重視して選ぶ場合におすすめなのは、
【2016年発売】
13・オカムラ CG-M CG11WR-FZK3
¥41,853 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
14・オカムラ CG-M 固定肘セット CG21ZR-FZK3
¥55,000 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
15・オカムラ CG-M 可動肘セット 8VCM19-GB85
¥59,950 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
座りやすさ ★★★★☆
リクライニング機能 ★★★☆☆
腰のサポート力 ★★★☆☆
通気性 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
岡村製作所の CG-Mシリーズでしょう。
3万円以下のクラスと比べると、調整力はそう大きく変わりません。
ただ、耐久性や外観の作りの部分で、決定的な差があります。
良い椅子は長持ちしますし、投資する価値はあります。
シンプルなデザインながら、機能性・通気性を高いレベルで確保し、デザイン性も良いです。
調整も、高さ調節(9.2cm幅)、ロッキング機構(最大10度)、アームの高さの調節(6段階)と、基本となる部分は網羅的です。
生地は、背もたれの部分がメッシュ生地です。
本編で書いたように、個人用で買うならば、長時間作業でも蒸れにくいメッシュが個人的にはオススメです。
クッションも、異硬度クッションを採用し、座り心地、あるいはへたりの対策があります。
ランバーサポートは、一方、生地のテンションでホールドするので、ホールド感はさほどないです。
一般的にはこれで問題ないです。ただ、例えば、腰痛対策で買われる場合は、後ほど「おすすめ」する予定の専用製品のほうがよさそうです。
第2に、5万円からの予算で、特に、PC利用時にワンランク上のサポート力を持つ椅子をお探しの方には、
【2017年発売】
【アジャスト肘なし】
16・プラス Fita フィータ KC-FT60ML
¥56,760 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【アジャスト肘付属】
16・プラス Fita フィータ KD-FT60ML
¥79,860 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
座りやすさ ★★★★★
リクライニング機能 ★★★★★
腰のサポート力 ★★★★☆
通気性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
プラスのオフィスチェア FITAでしょう。
生地は、こちらもメッシュ地で、通気性の部分で問題ないです。
調整力は、一方、5万円以上クラスだと「プラスアルファ」の機能性がつきます。
本機も、座面の体重を感知し、体格に合わせてロッキング強度に自動調整する、ロッキング強度の自動調整に対応です。
加えて、シートスライドロッキング機能も搭載です。
リクライニング時に座面が前に連動して動くので、PCに対する目線の移動が最小で済み、疲れにくいという特長があります。
10万円以上の椅子だと基本装備ですが、この価格帯だと珍しいです。
リクライニングしても、座面が連動して動く仕様なので、太ももの圧迫感も緩和されます。
腰のサポート力についても、しっかりした骨組みがなされるため、(相当姿勢が悪くない限り)問題なく利用できます。。
やや高いですが、投資する価値はある製品です。椅子の買換えで「今のものより良いもの」を選びたい場合、第1の選択肢となるでしょう。
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【2024年発売】
【アジャスト肘なし】KC-BN30MKL
17・プラス BeneS メッシュタイプ
¥83,990〜 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【アジャスト肘付属】 KD-BN30MKL
18・プラス BeneS メッシュタイプ
¥89,220〜 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
座りやすさ ★★★★★
リクライニング機能 ★★★★★
腰のサポート力 ★★★★★
通気性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
ただ、腰痛対策という部分で言えば、少し高いですが、同じくプラスのBeneS メッシュタイプは、よりオススメできます。
こちらは、生地だけでなく、かなりしっかりしたランバーサポートで腰を支える構造です。
そのため、快適な利用に欠かせない通気性を確保した上で、腰をしっかりサポートしてくれます。
調整面では、体重によるロッキング強度の自動調節のほか、本機は、座面を独立して前後させられるため、長時間座っていて、太もも(前側)が痛くなる方にも特に良いと思います。
第3に、比較的格安な椅子で、疲れにくく、品質の高い椅子を選ぶとするならば、
【2016年発売】
【低反発座面】
1・アイリスプラザ オフィスチェア H-935L-2RT
¥9,780 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【通常座面】
2・アイリスプラザ オフィスチェア H-935L-2RN
¥7,980 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
座りやすさ ★★★☆☆
リクライニング機能 ★★★☆☆
腰のサポート力 ★★★☆☆
通気性 ★★★★★
総合評価 ★★★☆☆
アイリスプラザ(アイリスオーヤマ)のオフィスチェアでしょう。
先述のように、3万円以上クラスとは耐久性や機能性の部分で、値段差以上の差があります。
ただ、予算が限られる場合もあるでしょう。また、長期間使うことを想定しなくて良い場合は、本機を「おすすめ」します。
「My座布団」を使いたい方は通常座面、そうでもないかたは、低反発が良いと思います。
より安い機種もあります。
しかし、ロッキング角度の調整に加えて、背もたれの強弱を調整できる点を評価しました。
そのほか、背もたれも大きめである点も有利でしょう。
座面素材の工夫など、値段の制限の中ながら、わりと頑張っています。
第5に、長時間座ってゲーム・TV・映画視聴などをする方におすすめの製品は、
【2020年発売】
48・AKRACING ゲーミングチェア NITRO V2
¥48,283 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【ゆったりめ】
49・AKRACING PRO-X V2 GREY
50・AKRACING PRO-X V2 RED
¥58,384 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
座りやすさ ★★★★★
リクライニング機能 ★★★★★
腰のサポート力 ★★★★☆
通気性 ★★☆☆☆
総合評価 ★★★★★
AKRACINGのゲーミング・オフィスチェア NITROでしょう。
背もたれがレカロのような人間工学的な形状で、疲れにくい製品だと思います。
オフィス用としては、デザイン面と、通気性の面であまりおすすめできません。しかし、家庭で利用するならば、服装である程度暑さは調整できます。
レザーシートなので、夏場はやや蒸れやすいですが、その場合は、通気性のよさげな薄めの座布団を利用すると良いでしょう。
なお、背の高い人と恰幅のあるかたは、PRO-X V2 を選ぶと良いでしょう。
第6に、デスクワークをしつつ、身体を鍛えたい方におすすめなのは、
【2017年発売】
44・コクヨ イング CR-G3203E6G41S-VN
¥108,000 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
座りやすさ ★★★★☆
リクライニング機能 ★★★★☆
腰のサポート力 ★★★★★
通気性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★★
コクヨ のイングでしょう。
優しく背中をフォローしてくれる高級チェアが多い中で、「身体を鍛える」方向性の椅子はこれだけでしょう。
方向性は異なりますが、腰のサポートがさほど不要である方で、運動を兼ねて利用するような場合は、試す価値はあるでしょう。
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【2018年】【各色】
45・コクヨ イング CR-G3403E6G4B6-V
¥89,294 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
座りやすさ ★★★★☆
リクライニング機能 ★★★★☆
腰のサポート力 ★★★★★
通気性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
暑がりの方は、メッシュタイプも用意されます。
個人的には、イングの場合は、クッションタイプが好みですが、こちらでも良いかとも思います。
第7に、長時間座っても疲れにくい高級チェアとしておすすめできるのは、
37・スチールケース リープチェア Leap
¥198,000〜 楽天市場(くろがね) (5/13執筆時)
座りやすさ ★★★★★★
リクライニング機能 ★★★★★★
腰のサポート力 ★★★★★★
通気性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★★
スティールケースの椅子であるLeep V2でしょう。
高級機は、どれも性能が高く、「疲れにくい」要素が満載されています。
ただ、腰回りと太もも周りの疲労度の点では、個人的にリープチェアは「傑作」だと思っています。
アームの使い勝手は、最近のモデルは他メーカーに負けています。
しかし、椅子自体は、この機種の性能が最も高いです。
また、比較的姿勢が悪い状況でも、対応してくれる点も魅力です。
なお、スチールケースは、さほど日本国内在庫を持たないため、多くが「取り寄せ」です。急いでいる方は、到着までの時間は注意してください。
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【2017年発売】
【小さめAサイズ】
41・アーロンチェア – Aサイズ – フルアジャスタブルアーム
¥191,400 楽天市場 (5/13執筆時)
【標準Bサイズ】
42・アーロンチェア – Bサイズ – フルアジャスタブルアーム
¥191,577 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【大きめCサイズ】
43・アーロンチェア – Aサイズ – フルアジャスタブルアーム
¥191,400 楽天市場 (5/13執筆時)
座りやすさ ★★★★★★
リクライニング機能 ★★★★★
腰のサポート力 ★★★★★★
通気性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
ただ、160cm以下の小柄な方や、あるいは、体重が100kg以上の方、そのほか、固定された綺麗な姿勢で作業ができる方は、アーロンチェアも候補です。
調整力は、本編で書いたように、上級機として、基本となる機能はこちらも網羅されます。
リープチェアと比べると、ナチュラルグラインドや座奥の調整機能は「持たない」のですが、「良い姿勢」で使うならば、ここは問題になりにくいです。
ランバーサポートも、ポスチャーフィットSLになってからより良くなりました。
背もたれにしっかりホールドした状態で使う場合アーロンは良いです。
ただし、自宅用などで「だらっと」した姿勢で使う場合は、リープチェアが良いです。
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【2023年発売】
(ヘッドレストあり)
30・ エルゴヒューマン2 PRO2 High Type EHP2-HAM
¥132,000 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
(ヘッドレスト+オットマン)
31・ エルゴヒューマン2 PRO2 Ottoman EHP2-LPL
¥151,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
(ヘッドレストなし)
32・ エルゴヒューマン2 PRO2 Low Type EHP2-LAM
¥121,000 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
座りやすさ ★★★★★
リクライニング機能 ★★★★★★
腰のサポート力 ★★★★★
通気性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
一方、リープチェア、アーロンチェア、あるいは、オカムラのコンテッサは、良いものですが、「高い」です。
その場合、 エルゴヒューマン2 PRO2は選択肢になるでしょう。
調整力の部分で「最上位クラス」の性能を持つものの中では、安めに思えます。
とくに、ランバーサポートの部分では、3パーツの独立ランバーサポート構造で充実します。
本編で書いたように、座った感じ、(普通のリクライニング利用は除いて)かなり姿勢を崩して座る場合はあまり向かないように思います。快適性が体系に左右されやすいようも思います。
ただ、オフィスでの普通の仕事時のように、ある程度「しっかり姿勢」で作業される方ならば、アーロンチェア同様、家庭用でも問題ないでしょう。
【中古】
・スチールケース
¥14,800〜 楽天市場 (5/13執筆時)
・アーロンチェア
¥50,000〜 楽天市場 (5/13執筆時)
・オカムラ(コンテッサ)
¥28,600〜 楽天市場 (5/13執筆時)
一方、これ以上安いクラスで「最上位機並みの調整力」を持つ製品を選ぶというのは、少し難しいように思いまうs。
ただ、スチールケース・アーロンチェア・オカムラの各種ブランドの椅子は、採用する企業が多いため、状態の比較的良い「中古」が割と出ています。
こうした「出物」を探して買われるのも手でしょう。
新品時に5万円前後の椅子と、新品時に10万円以上の椅子を比べると、明確な機能差があります。
Atlasもメインの仕事用の除けば、こうしたものを利用した経験があります。
補足:机まわりの製品の比較記事の紹介
というわけで、今回は、オフィスチェアの話題でした。
なお、このブログには、「疲れない!製品シリーズ」として、以下のような比較記事を用意しています。
1・疲れないPC向けデスク
2・疲れないPC向けチェア
3・目が疲れない液晶モニター
4・目が疲れないデスクライト
5・手が疲れないマウス
6・手が疲れないキーボード
よろしければ、これらもご覧ください。
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