1回目記事からの続きです→こちら
3-1・JVCのハイレゾ対応イヤホン

2回目記事のトップバッターは、JVCケンウッドのハイレゾ対応機です。
同社は、TWS型も出しますが、ハイレゾ対応機は有線のみとなります。
1・ハイレゾイヤホンの比較記事 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ソニー:TWS・有線
1-3:AVIOT:TWS
1-4:パナソニック:TWS・有線
1-5:ゼンハイザー:TWS・優先
2・ハイレゾイヤホンの比較記事 (2)
2-1:JVCビクター:TWS・有線
2-2:オーディオテクニカ:TWS・有線
2-3:ファーウェイ・シャオミ:TWS
2-4:アンカー:TWS
2-5:ゼンハイザー:TWS
3・ハイレゾイヤホンの比較記事 (3)
3-1:オーツェイド:有線
3-2:フィリップス:有線
3-3:Shanling:有線
3-4:FiiO:有線
4・ハイレゾイヤホンの比較記事 (4)
4-1:MTI: 有線
4-3:その他の企業:TWS・有線
4-3:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭で書いた「選び方の基本」をに基づきながら解説していきます。
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なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

【TWS型イヤホン】
【2024年発売】
15・ JVC Victor HA-FW550T HA-FW550T-B
15・ JVC Victor HA-FW550T HA-FW550T-N
¥16,500 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
再生周波数帯域:
コーデック:SBC AAC LDAC
3D音響:
個人最適化:
連続再生時間:4時間
ドライバー:11mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:IPX4
重さ:5.4g×2
HA-FW550Tは、JVCビクターの上級機です。
TWS型の最上位機は同社の場合、ハイレゾ非対応です。

重量は、5.4gです。
他機ほど小粒ではないとはいえ、ドライバーサイズに比して軽いです。

イヤーピースは、シリコン製のイヤーチップが5サイズで同梱です。
特別な名前(スパイラルドットPro イヤーピース)が付いていますが、ティアドロップ型の溝を付けることで、反射音の抑制を目指すものです。
このタイプは、この部分自体が音響に影響を与えやすいので、劣化した場合、同じものを交換した方が良いでしょう。

ドライバーは、大きめの11mmです。
素材は、シルクレイヤーカーボンです。
スピーカーユニット(シルクドームトゥイーター)を思い浮かべました。その成分をベースに付加したという表現です。
「なめらかな」音質との表現で、布系素材の特徴の1つを示します。ただ、(成分としての)シルク自体がどれほどの作用を持つのかは、説明不足で分かりません。
基本的には、同社が最上位機で使うウッドカーボンの搭載が難しいための採用ではありそうです。

Bluetoothコーデックは、一方、SBC・AACとLDACです。
LDAC対応で、ハイレゾに対応させています。
シルク素材は、先述のように効果は不明ながら、ハイレゾという部分からの着想かなと思いました。
接続安定性の面では、Bluetooth5.3採用です。

ノイズキャンセリングは、2024年時点で、Victor史上最高とされます。
ただ、本機の場合、2マイクあるハイブリッド式(Wマイク式)ではありますが、リアルタイム分析ができるAdaptive ANCではないです。
おそらく、パッシブな遮音性を含めて、最大にかけた場合も、騒音の減衰率は本機のが「史上最高」ということかと思います。
一方、風切り音の低減(ウインドカット)の工夫も実装で、外音取込みもできますが、ノイキャンの「かかり」の調整はできません。
音質のパーソナライズは、非対応です。
連続再生時間は、ステレオ再生・ノイキャンありで4時間です。
短めでここは、軽くした弊害です。
ケースは10時間分のバッテリーがあり、5分のクイック充電で70分の再生はできます。
防水性は、IPX4等級です。
マイクは、搭載です。
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以上、JVCの HA-FW550T の紹介でした。
ドライバーサイズ由来の低音はしっかりしています。先述のように、シルクの効果はよく分かりませんが、ステンレス性の音響チャンバーの効果か、高音域を含めてクリアさは担保されます。
中音域を含めて、割と堅実な音ですが、ハイレゾ音源というより、通常音源を綺麗にならせる中級機に思いました。
一方、バッテリー部分と、必ずしも小粒ではないサイズ感は注意点です。

【2016年発売】
【有線イヤホン】
16・JVC WOODシリーズ HA-FW01
¥39,782 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
再生周波数帯域:6Hz 〜50kHz
ドライバー:11mm
ノイキャン:
防水性能:
重さ:14g
HA-FW01は、JVCケンウッドの製品です。
接続方法は、有線方式です。

この製品の特徴は、外側(ハウジング)が木製であることです。
JVCのWOODシリーズは、名前の通り、全体として「木」にこだわった作りになっています。
同社は、音響機器については、「天然木」にこだわるメーカーで、イヤホンにもその思想が現れています。

再生周波数帯域は、高音域について50kHzを表明しています。
カナルタイプの場合、他社は上位機でも40kHzまでであり、非常に珍しいです。
低音域については、6Hzです。
こちらは他社の同価格帯の製品に劣る数値なので、傾向としては、「ハイレゾ寄り」の設計でしょう。

ドライバーは、この機種は、ダイナミック型ドライバ1機の1WAY方式です。
ただし、小型の本体には、かなり大きめといえる11mmのドライバーを採用しています。
また、特徴的なのは、木を組み合わせた新開発の振動板を採用している点です。
音質の特性は、試聴の限り、やはり弦楽器・ピアノなどの音は素晴らしく聞こえました。
コンセプト的にも、クラシックのハイレゾ音源にチューニングされたイヤホンのように思います。
前モデルに比べて新搭載となったウッドスタビライザーの作用か、柔らか系の音色を保ちつつも、よりハイレゾに向くクリアな音になりました。
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以上、 HA-FW01の紹介でした。ウッドドライバーというハッキリとした「売り」がある製品です。
中身は、ダイナミック型の伝統的なドライバですが、音のつながりも良く、安心感のあるサウンドでした。
ただ、おそらく中音域の聞きやすさを重視する方向で、低音はあまり強調されないので、バランスでは、ソニーのイヤホンかなと思います。

【2017年発売】
【有線イヤホン】
17・JVC CLASS-S SOLIDEGE HA-FD01
¥39,782 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
再生周波数帯域:8Hz 〜52kHz
ドライバー:11mm
ノイキャン:
防水性能:
重さ:20g
HA-FW01は、2017年に新展開になった新しいJVCの高級カナル型イヤホンです。
WOODシリーズと真逆で、フルステンレスなメタリックな製品です。
接続方法は、有線方式です。

ハウジングは、チタン合金、振動板は、カーボンと現代的な素材をふんだんに使います。
あきらかにWOODシリーズとの差を付けていて非常に面白いです。

開発室はとても発想が柔軟なのでしょう。さらにマウントノズルをチタン、ステンレス・銅に自由に換装できるパーツもつきます。
再生周波数帯域は、高音域については、52kHzです。
WOODシリーズよりわずかですが、スペックは優秀です。
一方、低音域は逆に8Hzと月並みなスペックです。この部分でも「真逆」な特性にしており、面白いです。

ドライバーは、こちらも、ダイナミック型ドライバ1機の1WAY方式です。
ドライバーのサイズも11mmです。「素材は違っても、哲学は同じ」なのでしょうね。
音質の特性は、チタンノズルでの試聴の限り、透明感が非常に強調できる音質でした。
おそらく、ターゲットはハイレゾを試聴する層であり、WOODシリーズよりハイレゾ向きのイヤホンに調整されている感じです。
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以上、 HA-FW01の紹介でした。
WOODシリーズとは異なる特性で、女性ボーカルやギターや金管楽器などに合いそうな特性です。比較すると面白いので、高いですが、使い比べてみたい製品です。

【2019年発売】
【有線イヤホン】
18・JVC WOODシリーズ HA-FW1500
¥43,900 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
再生周波数帯域:6Hz 〜52kHz
ドライバー:11mm
ノイキャン:
防水性能:
重さ:15g
HA-FW1500は、JVCケンウッドのWOODシリーズの上位機です。
接続方法は、有線方式です。

再生周波数帯域は、低音域については、6Hzです。高音域について52kHzです。
特性は、下位機種とほぼ同じです。

ドライバーは、11mmのウッドコーン製ドライバーです。
ただし、振動板にカーボンコートを施し強度を上げること、また、内部に金属素材を割と多く配置することで、音色を変えています。
木製の良い部分を活かしつつ、(硬質な)金属系の性質もという、ある種同社の下位機種の「ハイブリッド」のような上位機です。

そのほか、不要な音を拡散させるための、「アコースティックピュリファイアー」構造を採用します。
音質の特性は、発売前なので試聴はできませんが、下位機種と比較すると、「クリア」という表現が多用されます。
実際、温もりがあるがある種の「ぼやけ」のある木製コーンの難点を、克服した製品なのでしょう。ただ、木製コーンをハイレゾ機にあえて使う、必然性については、多少不明瞭です。
なお、ケーブルは、バランス非対応ですが、L/Rを完全分離した、専用のハイグレードケーブルが付属します。
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以上、 HA-FW1500の紹介でした。
ウッドドライバーを(何とか)ハイレゾ向きの高級イヤホンにする「苦心作」に感じます。このグレードの高級品は、ハイレゾ以外売れないようなので、苦肉の策でしょう。
これが功を奏しているかは、しっかり試聴して、改めて確認したいと思います。
2-2・オーテクのハイレゾイヤホン

つづいて、オーディオテクニカ(オーテク)の ハイレゾイヤホンです。
日本の老舗で、スタジオモニター用など、原音忠実性に重きを置いてきた印象があるメーカーです。

【2025年発売】ATH-TWX9MK2 BK ATH-TWX9MK2 WH
19・ オーディオテクニカ ATH-TWX9MK2
¥35,000 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
【2022年発売】
19・ オーディオテクニカ ATH-TWX9
¥26,191 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
タイプ:密閉型(カナル)
再生周波数帯域: 20Hz〜40kHz
コーデック:SBC AAC APT-X adaptive
3D音響:
個人最適化:対応
連続再生時間:6時間
ドライバー:5.8mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式 (自動)
防水性能:IPX4
重さ:5.4g×2
ATH-CKS30TWMK2 は、日本のオーディオテクニカが販売する完全ワイヤレスイヤホンです。同社の現行製品では最上位機となります。
旧機種が残りますが、ドライバー回りの仕様が一新されたほか、ノイキャンについて、耳形に応じたカスタマイズと、騒音状況に応じた自動調整に対応しましtた。
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結論的にいえば、価格差はありますが、いずれも重要な部分の変更がみられるため、両機から選ぶならば新機種でしょう。
以下、新機種をベースに説明を加えます。

重量は、片側が5.5gです。
平均より軽い製品で、その部分も重視します。

イヤーピースは、割とこだわりがあります。
サイズが4種類あるほか、深さ部分で、写真のように3種類用意されています。合計12種類となります。
ただ、1回目の記事でみた3社のような(スマホやセンサーを利用した)フィッティング機能は未装備です。この部分は、新製品にしたらアナログではあります。

ドライバーは、5.8mmです。
先述のように、第1世代と振動板が変わりました。

旧機(写真)の場合、振動板は3層でしたが、今回は複合振動板として、センター・サブドームで性質を変える仕組みに変わりました。
あとの部品は明示的に変更がないですが、中位機以上のスピード感と明晰感、低音の質感の改善を目的を目指したものです。
音質面では、全レンジで解像感の高さを売りにする方向性です。
それもあり、「Pure Motion Driver」という名前が今回付きました。
音漏れについては、本機もベント(孔)はありますが、気にする感じではないです。
周波数帯域は、10Hz-40kHzです。
低音域を10Hzと表示します。(実際可聴できるかはともかく)低音域に、ある程度力を入れていることを、数字で示しています。
高音域もスペック的に「ハイレゾ対応水準」で音域は広いです。
ハイレゾ認証マークはないですが、後述するコーデックの部分を含めて、数字として対応といって問題ありません。

立体音響は、一方、旧機は、ソニー系の360 Reality Audioの認定製品でした。
ただ、新機種でこの表記はなくなりました。正確には(ソニー系の)音源再生はできますが、耳型最適化などは認定がないので非対応です。
音質のパーソナライズは、対応です(パーソナライズANC)。
ノイキャンのかかりに関係する部分で「耳型最適化」機能の言及があります。装着時に検査音を出力し、内蔵マイクで最適化する仕組みで、BOSEに近いです。
接続安定性の面では、本機も、Bluetooth5.2に対応します。

コーデックは、SBC AACほか、aptX Adaptiveに対応します。
可変ビットレート仕様で遅延が少ない映像視聴用のコーデックでもありますが、ハイレゾ転送にも対応できます。

ノイズキャンセリングは、Wマイク式のノイズキャンセラです。
先述のように、装着状態に合わせた調整(パーソナライズANC)と、騒音レベルを識別しての調整(オプティマイズANC)を備えます。
一方、本機は、騒音の種類の判別まではしていないようです。また、騒音レベルの調整自体も完全自動ではなく、イヤホンを長押しした際に、状況に合わせて、ノイキャンのかかり度合いを都度調整する方式なので、完全自動ではないです。
また、手動で「飛行機、電車、風切り音低減、空調ノイズ、自宅の微細雑音」を軽減する5モードを備えますが、それらのシーンを自動判断して適応する機能性もないです。
こうした部分で、ソニー、アップル、ボーズに比べると、性能は限定的でしょう。おそらく、クアルコムの汎用チップ(Soc)ベースで、独自仕様を付けた形です。
外音取り込みは、対応です。
マイクを通じて外音をいれる「ヒアスルー」を装備するほか、強度も調整ができます。

連続再生時間は、ノイキャンONで6時間です。
充電ケースのバッテリー量は非公開です。なお、ケースはQi規格対応で、ワイヤレス充電も可能です。
マイクは、搭載です。
コンデンサー型ではなくMEMSを採用し、ビームフォーミングにも対応するので、それなりに性能はよいです。
防水性は、IPX4相当です。
屋外の荒天でも利用できるでしょう。
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以上、オーディオテクニカのATH-TWX9 MK2の紹介でした。
ポイントはやはりドライバー回りで、解像感を重視した音響設計である部分でしょう。低音はタイトで締まり、高音も伸びる点でハイレゾのような良質な音源の再生には向きそうです。
一方、 ノイキャンの部分は、汎用のSOCをベースに独自に改良を加えた部分は評価できますが、その「効き」という部分では、ソニー、Apple、BOSEの三強に及ばないと言えます。
そのほか、立体音響への対応度の部分でも、若干、今どきではない部分は感じました。
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【2023年発売】
20・ オーディオテクニカ ATH-TWX7
¥24,000 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
タイプ:密閉型(カナル)
再生周波数帯域: 20Hz〜40kHz
コーデック:SBC AAC LDAC
3D音響:
個人最適化:連続再生時間:6.5時間
ドライバー:5.8mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:IPX4
重さ:4.7g×2
なお、 ATH-TWX7は2024年に登場したATH-TWX9の下位機です。

重さは、4.7gです。
ショートスティック型としては軽いです。

コーデックは、SBC・AAC・LDACです。
クアルコム系ではなく、ソニー系になります。
ハイレゾは対応できますが、低遅延向きのコーデックがないという構成です。
あとの部分は、先述のノイキャンの自動調整部分を除けば、上で見た上位機と、明示的な違いは少ないです。
基本形状ほか、ドライバーサイズやを含めて、スペック上、あまり変わりません。
ただ、360 Reality Audioの認定をとっていないのと、上位機では公開される(同社上位機ではお馴染みの)内部ユニットの分解図がないので、パーツレベルでは差があるのだと思います。
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結論的にいえば、上位機とどちらが「お買得」かは判断しかねる製品です。
スペック的に大きな部分では変わらないのでこちらが良さそうに思えますが、音響部分での仕様差がわからないので、その部分で、お買得かは判断しかねます。
翻して言えば、上位機が「高い理由」も分かりにくくなったので、もう少し違い(ランク)を明示的に示して欲しい気はしました。

【2016年発売】
【有線イヤホン】
21・オーディオテクニカ ATH-CKR100
¥27,800 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
再生周波数帯域:5Hz 〜45kHz
ドライバー:12mm×2
ノイキャン:
防水性能:
重さ:14g
ATH-CKR100は、オーディオテクニカのハイレゾ対応イヤホンです。
接続方法は、こちらは有線方式です。
再生周波数帯域は、低音域が5Hzで、高音域が45kHzです。
したがって、ハイレゾ規格に準拠します。

ドライバーは、かなり特殊です。
というのも、13mmダイナミック型ドライバー2機を対抗配置するという構造だからです。
これにより、磁力で低音を強調する仕組みです。
同社の製品は「重低音」が注目されますが、ハイレゾ対応ということで高硬度の純鉄ヨークの振動板を採用することで、高音域を高めるなど、音の解像感やキレも全体的に高いです。
音質の特性は、試聴の限り、スペック値以上に低音は豊かです。
アルミニウムスタビライザーの採用などで、音のスピード感もあり、品質は値段相当です。
また、同型状の旧機を試聴した際にはあまり感じませんでしたが、対抗配置した2ドライバー仕様は、ハイレゾ特有の解像感を高める作用もありそうです。
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以上、 ATH-CKS1100の紹介でした。
ダイナミック型ドライバを2個搭載するという「荒技」ですが、低音域・高音域とも臨場感は豊かです。
ただ、それなりに音に個性はあるので、素直な音を聞くことをハイレゾの本質と考える人には向かないでしょう。

【2019年発売】
【有線イヤホン】
22・オーディオテクニカ ATH-IEX1
¥136,620 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
再生周波数帯域:5Hz 〜50kHz
ドライバー:12mm×2
ノイキャン:
防水性能:
重さ:19g
ATH-CKR100は、オーディオテクニカのハイレゾ対応イヤホンです。
価格的には「モニターグレード」で、多くの人にとっては他山の石でしょう。
ただ、面白い製品ではあります。
接続方法は、有線方式です。
装着方法は、こちらも、オーバーイヤー式です。
再生周波数帯域は、低音域が5Hzで、高音域が50kHzです。
いずれもハイレゾ機として、十分なスペックです。

ドライバーは、とてもユニークです。
下位機種にも見られる対抗配置ですが、片側を9.8mmのドライバー、反対側を8.8mmのパッシブラジエータとする構成です。
その上で、先端方向に、小型のバランスドアーマチュア型ドライバーを2機搭載する、3スピーカー式です。こちらも、対抗配置です。
他社の上位機同様に、音の歪みに対する対策で、高音質を実現するという思想です。
とくに、先端のアーマチュア型のほうは、ハイレゾ用のスーパートゥイーターとして、超高音域の再現性向上を目指しており、確実に「ハイレゾ向き」設計です。

そのほか、チタン素材のハウジングを採用します。
チタンだけで、しかも継ぎ目のない鍛造ですから、値段に見合った部品費をかけています。
なお、接続については、バランスケーブルにも対応し、通常のケーブル同様に付属します。
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以上、オーディオテクニカのATH-CKR100の紹介でした。
モニターグレードの高級品なので、値段面で「おすすめ」とはいきません。
実際のところ、需要が少ないため、かかっている部材費に対して、価格は高めでしょう。
ただ、新発想のドライバー形状と、妥協のないパーツ選びで、確実に、「試したい」と感じさせる製品です。
2-3・HUAWEIとシャオミのハイレゾ対応イヤホン

続いて、ファーウェイとシャオミのハイレゾ対応機です。
スマホで有名な家電企業の製品なので、2社同時に見ていくことにします

【TWS型(完全ワイヤレス)】
【2025年2月発売】
23・ HUAWEI FreeBuds Pro 4
¥24,800 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
【2023年7月発売】
23・ HUAWEI FreeBuds Pro 3
¥25,893 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
再生周波数帯域:14Hz-48kHz
コーデック:SBC AAC LDAC
3D音響:
個人最適化:対応
連続再生時間:5時間
ドライバー:11mm+平面
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式(自動)
防水性能:IP54
重さ:5.8g×2
HUAWEI FreeBuds Pro 4 は、ファーウェイが販売する完全ワイヤレスイヤホンの上位機です。

旧機がのこります。
新機種は、イヤーチップがシリコン製以外に、形状記憶フォーム型が添付されるようになります。その上で、どの主のイヤーチップかを自動把握し、それぞれにノイキャンの最適化をなす機能が加わります。
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結論的にいえば、ドライバ周りや、ノイキャンを含めたハード面は旧機種も同じです。
ただ、現状の値段差ならば、素直に新機種で良いかと思います。特に、形状記憶フォーム型のイヤーチップを使う場合、パッシブな遮音性(静粛性)は上がっていますので。
そのほかは、だいたい同じなので、以下では同時にみていきます。
重量は、5.8gです。
ドライバの口径からすると、軽量化を「頑張っている」機種です。

イヤーピースは、大・中・小の3サイズが付属です。
先述のように、25年から一般的なシリコン製以外に、新型も添付です。
3層構造で、柔らかく伸縮性のある形状記憶フォームを採用するものです。
シリコン製よりぴったりとフィットできるので、遮音性は高まります。
なお、耐久面はやはりシリコンです。装着感もメモリフォームは好き嫌いがあるので、2種の添付にしているのだと思います。

音質面では、11mmのクアッドマグネットダイナミックドライバーを搭載します。
その上で、本機は、平面振動板ドライバーを持つデュアル構成です。
ダイナミックドライバ2個、あるいはBA(バランスドアーマチュア)との組み合わせという構成は他社にもみられますが、平面振動板との組み合わせは、完全ワイヤレスイヤホンでは「初」でした。AVIOTなど他社も採用がはじまりましたが、それでも目新しいです。
実際的に、こちらのドライバーは、高音域の能力を高めるための搭載です。周波数帯域も、14Hz-48kHzとハイレゾ水準を達成します。
低音側のスペックも高いです。
なお、ファーウェイは6か所のオーディオラボを持ちますが、もともと音響企業ではないので、音のチューニング(EQ)の部分はフランスのDevialetの協力です。
以前、米国のベルキンもスピーカーを出すときに協力関係にあり、紹介したことがあります。
音質のパーソナライズは、対応です(インテリジェントANC2.0)。
ノイキャン部分の説明とも被りますが、耳穴の構造を見ながらリアルタイム処理での音声チューニング処理の言及があります。
方向性としては、ヤマハの仕組み(リスニングオプティマイザー)に似たものとして理解できるかと思います。

Bluetoothコーデックは、SBC・AAC・LDACです。
ソニーと同じで、LDACコーデックでハイレゾ対応機としています。
Apt-X系列は非対応です。
立体音響は、一方、特別な対応に対する言及はないです。
通信安定性の面では、Bluetooth 5.2です。
問題ありません。

ノイズキャンセリングは、Wマイク式(自動)です(インテリジェント・ダイナミック ANC 3.0)。マイクは、内側に1つ、外側に2つあります。
また、3種類ではありますが、ソニー同様に、 センサーが検知したシーンに応じて、かかりが調整されます(ダイナミックANCモード)
マイクは、外耳道の構造を見て、装着状況に合わせた調整(特に音圧)も自動でします。ヤマハの「リスニングケア」と同じ方向性でしょう。
なお、(新型のソフト耳せんの効果による)パッシブな遮音は、同社によると30%の口上です。ノイキャンによる、アクティブな遮音性は同じです。
連続再生時間は、ノイキャンを利用して5時間です。
LDACだと4.5時間とのスペックです。
平面ドライバーは、電気を食う部分もありスタミナはイマイチです。
ケースは、AACとの併用で、18時間分のバッテリーです。

マイクは、搭載です。
本機は、形状的にも「ヘッドセット」的なビジネス用を探している方もターゲット層にしていると言えます。
性能面でも、先述の3つのマイクほか、ソニー同様の骨伝導(骨振動)センサーを利用して情報をとり、同社のディープラーニング技術を利用したアルゴリズムで、ノイズを打ち消します。
風切り音を押さえつつ、通話品質を高めます。この部分は(スマホ企業だけに)たいへん高度です。
複数の端末の待ち受けができるマルチポイントにも対応します。
もちろん、外音取り込みモードも装備します。
防水性は、IP54相当です。
豪雨程度に対応するほか、一定の防塵性ももつというスペックです。
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以上、HUAWEI FreeBuds Pro 3 の紹介でした。
平面振動板ドライバーというドライバー自体の独自の工夫を持つ上で、音響をずっとやってきた企業い及ばないEQの部分は、他社との協力で強化し、バランスの良い製品に仕上げていると思います。
値段面で、競合機にくらべて特段安い機種ではないのですが、マイクやノイズキャンセル部分を含めて、値段に見合う性能を持つ機種に見えます。
ドライバーが小さい機種を除き、ハイレゾ対応機で、ここまで軽い機種というのはないので、同社のスマホユーザー以外にも、人気は出そうに思えます。
あえて言えば、「空間オーディオ」を含めた新しい音源への対応は、今後の課題かもしれません。ハイレゾは(ちっとも)普及せず、そちらにトレンドが移行しそうな感じがあるので。
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【TWS型(完全ワイヤレス)】
【2025年発売】
24・ HUAWEI FreeBuds 6
¥19,818 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
再生周波数帯域:14Hz-48kHz
コーデック:SBC AAC LDAC
3D音響:
個人最適化:対応
連続再生時間:5時間
ドライバー:11mm+平面
マイク:搭載
ノイキャン:1マイク式
防水性能:IP54
重さ:4.9g×2
このほか、HUAWEIのハイレゾ対応機としては、FreeBuds という製品もあります。
タイプは、こちらは、カナル型(密閉型)ではなくインナーイヤー型(開放型)です。
音漏れがあるタイプである点に注意が必要です。

重さは、4.9gと軽めです。
ショートスティック型としては、小柄と言えます。

ドライバーは、11mm+マイクロ平面振動板です。
先ほどの機種と同じ構成ですが、平面振動板のほうに「マイクロ」表記が加わります。
駆動面積比の広さが強調されます。ただ、おそらく、この部分は上位機(Pro)と同じユニットなのではないかと思います(=上位機も表記がないだけでマイクロ)。
いずれにしても、ショートスティック形状とはいえ、この重さで、デュアルドライバーを採用しているのは、引き続き優秀です。
周波数帯域も、上位機とおなじ表記であり、ハイレゾにも対応です。
コーデックも、SBC AACとLDACですから、しっかり対応できます。

ノイズキャンセリングは、一方、インナーイヤーANCという記載です。
先述のように本機は、「開放型」で耳に引っ掛けるタイプです。
通常そういった製品にノイキャンは付かない場合が多いですが、本機はつけています。
今回の区分では1マイク式と言えます。
仕様詳細は、ファーウェイ側の説明からは分かりません。
マイクは、先述の骨伝導技術は未装備です。
マイク用のノイズキャンセリング技術はありますが、差はあるでしょう。
マルチポイントと外音取り込みには対応します。
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結論的にいえば、ドライバー周りの新規性(面白さ)は上位機と変わりません。
その上で、「開放型」の装着感を求めるならばこちらです。
ただ、音漏れの部分は承知してください。

【TWS型(完全ワイヤレス)】
【2025年発売】
25・ Xiaomi Buds 5 Pro (Bluetooth版)
¥28,980 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
25・ Xiaomi Buds 5 Pro (Wi-Fi版)
¥22,229 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
再生周波数帯域:15Hz-50kHz
コーデック:SBC AAC AptX LL ほか
3D音響:対応(自社方式)
個人最適化:
連続再生時間:8時間
ドライバー:11mm+平面+ピエゾ
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式(自動)
防水性能:IP54
重さ:5.6g×2
Xiaomi Buds 5 Proは、シャオミが販売する完全ワイヤレスイヤホンの最上位機です。
いずれも、ハイレゾ対応機になります。
こちらは、ブラックのみ、Bluetooth+Wi-Fi対応になります。
詳しくは、後ほど書きます。

重量は、いずれも、5.6gです。
軽くしやすいショートスティック形状ですし、こちらも問題ない重さです。
タイプは、普通のカナル型で、同梱のイヤーチップを用いるものです。

ドライバーで、11mmです。
大きめのドライバーですが、その上で、中音域用のセラミック(ピエゾ)トゥイーターと、高音域用のプラナードライバー(平面駆動ドライバー)から構成される3ドライバー仕様です。
イヤホンの場合「音の継ぎ目」の問題があるので「多ければ多いほうが良い」わけでもないですが、示される周波数帯域の広さからしても、個性は相当ありますし、面白いです。
音質のパーソナライズは、耳に合わせたフィッティングなどの記載は見られません。

Bluetoothコーデックは、SBC AAC APTX(LL Adaptive)、LC3をフォローです。
LDACは未対応ですが、それ以外は網羅的です。
周波数帯域の値をみても、ハイレゾ再生を前提とした設計です。
そのほか、ゲーム向きの低遅延モードもあります。

一方、上位仕様は、Wi-Fi通信に対応です。
ただ、こちらは、発売時においてXiaomi 15 Ultraのみの対応です。
今後対応モデルは増えるようですが、同社製品専用と考えてください。
利用する場合、最大2.1Mbpsのロスレス転送ができるとされます。
ただ、Wi-Fiは、バッテリーを食うので、持続時間はかなり短いかと思います。
なお、Wi-Fi利用時の利用可能時間は非開示です。

立体音響は、一方、「3Dオーディオ」として対応です。
従来機同様、基本的にXiaomiの対応スマホで使うもので、そちらの機能をONにすることで、対応アプリで3D立体音響が実現できる感じで理解してください。
なお、EQ部分で米国のハーマンのAudioEFXツールを外販で利用しています。
そのなかに、Smart VIRTUALIZATION機能があるので、技術としてはそれを利用する方式かもしれません。
独自の計算によるもので、特定音源を要求するタイプではない(例えば)Ankerと同じ方式といえます。ヘッドトラッキングにも対応しますし、この価格帯では、高度です。
通信安定性の面では、Bluetooth 5.4です。

ノイズキャンセリングは、Wマイク式(自動)です.(片側3マイク)
環境に応じて調整されるアダプティブANCの記述もみられます。
連続再生時間は、最大8時間との表記です。
ケースのバッテリーとの合計で45時間です。
ただ、おそらくノイズキャンセリングを消した、SBC接続時の値なので、今回使っている、ノイキャン利用時の値で比較する場合、少し割り引いた稼働時間にはなります。
それでも、ケースから4.5時間分を10分で緊急充電できますし、不便はないでしょう。

マイクは、搭載です。
外音取り込みも可能です。
シャオミらしいのは、アプリを使って録音(最大5時間)にタップで対応する部分でしょう。
防水性は、IP54相当です。
問題ないです。
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以上、Xiaomi Buds 5 Pro の紹介でした。
ノイキャン、コンテンツ対応、ドライバー構成、本体の軽さという大事な部分で、合格点以上のスペックで、しっかり最新技術が楽しめる製品です。
主なターゲット層は、同社のスマホユーザーでしょうが、Bluetoothモデルならば、Android系の他社製ユーザーが選んでも、面白そうな要素はあるように感じました。
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7・完全ワイヤレスイヤホンの比較 (7)
7-2:ファーウェイ・シャオミ ほか
このほか、HUAWEI・シャオミはも、ハイレゾ対応機でもう少し安いものがいくつかあります。
これらは、以上の記事の方で見ています。
2-4・ANKERのハイレゾイヤホン

続いて、アンカーの完全ワイヤレスイヤホンです。
米国由来の企業ですが、今は生産拠点のある中国に本拠を置いています。
日本では、バッテリーメーカーとして知られますが、吸収した音響メーカーのZoloの製品を原点として、この分野でもプレゼンスがあります。

【TWS型(完全ワイヤレス)】
【2024年発売】
26・ANKER Soundcore Liberty 4 Pro
¥19,990 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
連続再生時間:7.5時間
ドライバー:10.5mm+4.6mm
防水性能:IP55
重さ:5.5g×2
【2025年発売】
26・ANKER Soundcore Liberty 5
¥14,990 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
連続再生時間:7時間
ドライバー:6mm+9.2mm
防水性能:IPX4
重さ:5.8g×2
再生周波数帯域:20Hz-40kHz
コーデック:SBC・AAC・LDAC
3D音響:対応(自社方式)
個人最適化:高度(ヘッドトラッキング可)
マイク:搭載
ノイキャン:2マイク式(自動)
Soundcore Liberty 4 Pro は、アンカーが販売するハイレゾ対応の完全ワイヤレスイヤホンの最上位機です。

なお、Soundcore Liberty 5は(ラベリングがver.5ですが)下位機と考えてください。
ドライバーの合計サイズは、やや小さめ(9.2mm+6mm)です。
その上で、ノイキャン部分で「気圧計」がないので、とくに飛行機利用時の調整力が及びません。その上で、ヘッドトラッキングも省略で、防水等級も弱め(IPX4)ですし、値段差分の差はあります。
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結論的にいえば、割と価格差はあるのですが、ドライバに由来する音質ほか、移動中にノイキャンを使う場合において、性能差は大きいと言えます。
予算に都合か付けば、上位機をおすすめしますが、下位機もその下位機と考えれば、値段面に選択肢に入ります。
以下、 Soundcore Liberty 4 Proをベースに紹介を続けます。

本体色は、ブラック( A3954N11)とホワイト(A3954N21 )など4色です。
重量は、片側5.5gです。
最近、各社とも最上位機の軽量化が顕著ですが、ANKERも軽いです。
イヤーピースは、シリコン系で6サイズが添付されます。

音質のパーソナライズは、Ankerも対応します。
Anker製品は、下位機を含めてHearID機能を実装するからです。
周波数帯域(100Hz〜6.4kHz)がどのように聞こえているかを、マイクを使って測定します。方向性は、すでにみたJBLのPersoni-fi 3.0を少しシンプルにした感じです。
この手の調整は、体調要因などもあるため必ずしも常に正確ではないのですが、簡単にOFFにはできるので「イコライザー設定の1つ」位に考えて使えば良いかと思います。
ただ、左右の聴覚差があるかたには便利なようです。

音質面では、少し独特です
本機は、ダイナミック型を同心円状に配置したWドライバーだからです。
ドライバーの素材は、非公開です。
サイズは、10.5mm+4.6mmと同社の旧世代より大きくなりました(A.C.A.A 4.0)。
同軸配置は例がないわけではないですが、Ankerが近年こだわる部分です。
この方式は音域が広くなる一方、音域の継ぎ目がでるのでその部分に技術が必要です。
ただ、同社は、この方式でVGAなどの賞を過去にとっていますし、ノウハウはあるでしょう。

立体音響は、対応します。
JBLと同じで、専用音源をマストとせず、独自のアルゴリズムで実現する方向性です。
ヘッドトラッキングも、対応なので、動画・ゲームでも使えます。
この仕様の製品のなかでは、最安クラスでしょう。
Bluetoothコーデックは、SBC・AAC・LDACに対応します。
ソニーのLDACに対応することで、ハイレゾに対応させています。
Socは恐らくQualcomm製(第4世代ANC搭載のQCC3071)あたりで、LDAC対応をオーダーしているかと思います。
再生周波数帯域をみても、20Hz-40kHzですので、ハイレゾ規格に達しています。
接続安定性の面では、Bluetooth 5.3に対応しています
問題ないです。

ノイズキャンセリングは、2マイク式(自動)です(ウルトラノイズキャンセリング 3.5)。
正確には、7つのセンサー(気圧センサー1つと片側3つのマイク×2)を使った制御です。
騒音状況についてリアルタイム分析(毎分180回)を行う上で、装着状況もみますし、最近の大手の上位機と比べても、十分に高度です。
その上で、気圧センーが搭載です。
飛行機搭乗時に効果を発揮します。ソニー機も搭載でした。
なお、本機と同じ「ウルトラノイズキャンセリング 3.5」クラスのイヤホンでも、気圧計を装備しない機種はあります。
連続再生時間は、ノイキャンONで7.5時間です。
バッテリーケースは、充電器を兼ねており、ケースと本体と合計で約30時間分の量です。
マイクは、搭載です。
外音取込は、ノイキャンとともにかかりが主導で調整可能です。
防水性は、IP54等級です。
防水・防塵構造はありますが、構造的にスポーツ用ではないでしょう。
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以上、アンカーのSoundcore Liberty 4 Proの紹介でした。
技術的に面白く新しめの技術を多く搭載しているのが魅力です。
とくに、ドライバ構成が、同軸配置のダイナミック型というのはとてもユニークです。加えて、LDACを使ってハイレゾ対応できるのが本機の個性と言えます。
その上で、ヘッドトラッキング対応の立体音響が本機の見どころです。安めですが、近未来的です。
一方、ソニーの上位機に比べると、値段差分、ノイキャンの精度の差はあります。
音の傾向は、高音と低音が強い伝統的な「ドンシャリ」ですが、ノイキャンを利用するような通勤環境では、この仕様は悪くないでしょう。
この価格だと割と良い製品の1つに思えます。
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3・完全ワイヤレスイヤホンの比較(3)
3-2:ANKER 〈米国〉
なお、ANKER製品は、LDAC対応の製品でもう少し安いものがいくつかあります。
これらは、以上の記事の方で見ています。
次回につづく
ハイレゾイヤホンのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、ハイレゾ対応イヤホンの比較の2回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

3・ハイレゾイヤホンの比較記事 (3)
3-1:オーツェイド:有線
3-2:フィリップス:有線
3-3:Shanling:有線
3-4:FiiO:有線
4・ハイレゾイヤホンの比較記事 (4)
4-1:MTI: 有線
4-3:その他の企業:TWS・有線
4-3:最終的なおすすめの提案【結論】
続く3回目記事(こちら)では、TWS型(完全ワイヤレス)だす企業を中心に、今回見ていない企業の製品を見ていきます。
展開数が少ない小規模メーカーもありますが、面白い製品も多いです。
音質の良さ ★★★★★
重低音 ★★★★★
音の個性 ★★★★★
装着感 ★★★★☆
先進性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、4回目記事(こちら)で、紹介する全機種から、いつものようにAtlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
3回目記事は→こちら
