Top オーディオ製品 比較2020'【高音質】ハイレゾイヤホン25機の性能とおすすめ・選び方:ソニー ONKYO JBLなど (2)

2020年05月23日

比較2020'【高音質】ハイレゾイヤホン25機の性能とおすすめ・選び方:ソニー ONKYO JBLなど (2)

前半記事からの続きです。前半は→こちら


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 23・オーツェイド intime 碧 (SORA) 2
  ¥6,499 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

再生周波数帯域:20Hz 〜40kHz
ドライバー口径:10mm+VST

  SORA2は、群馬県のオーツェイド(O2aid)という圧電デバイスを販売している会社が規格するイヤホンです。

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 装着方法は、一般的なコード式です。

 再生周波数帯域は、20Hz 〜40kHzです。

 高音域は、ハイレゾ水準です。

 低音域は、20Hzまでとさほど強調できない数字です。

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 ドライバーは、ユニークな構成です。

 10mmのダイナミック型ドライバーは、最近増えているグラフェン素材で普通です。

 ただ、本機は、同軸上に、Vertical Support Tweeter (VST)という同社独自のセラミックとニッケル合金を組み合わせたトゥイーターを装備します。

 これで、ハイレゾ特有の高音域をカバーするという、他社には見られない面白い方式です。同社によると、オーディオには向かないセラミックの特性を押さえ込むのには相当苦労したようです。

 その上で、米国のTBIが持つ、HDSS技術が使われているのも見所です。

 これは、ETL (EMBEDDED TRANSMISSION LINE)モジュールを搭載し、音のゆがみやノイズを軽減させる新技術です。

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 音質の特性は、試聴しましたが、やはり高音域が伸びて綺麗です。

 値段からすると良いです。一方、低音域はイマイチです。

 周波数特性の部分もありますが、どうも余り品質の良くないイヤーピースが原因のようにも思います。これについては、交換すればOKかなと思います。

---

 以上、SORA2の紹介でした。

 技術的なユニークさでは、最近聴いた製品のなかではダントツです。

 一方、音質は高音域方面に個性的なので、好き嫌いは分かれそうです。複数のイヤホンを所有して、違いを楽しむ方には向くでしょう。


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 【2019年】

 24・オーツェイド intime 碧 (SORA) Ti3
  ¥20,350 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

再生周波数帯域:10Hz 〜55kHz
ドライバー口径:10mm+VST2

  Ti3も、群馬県のオーツェイド(O2aid)の製品です。

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 装着方法は、本機も一般的なコード式です。

 再生周波数帯域は、10Hz 〜55kHzです。

 高音域低音域とも、同社の下位機の評価値より高いです。

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 ドライバーは、下位機種とは異なります。

 10mmのダイナミック型ドライバーは、サイズは同じですが、チタンコートを施した専用ウーファです。

 制振・スピード感・低域の再生力が下位機種より増していると、同社は評価します。

 また、同社の特長であるセラミックツイーターについても、チタン酸化物を使ったセラミック剤(PZT:チタン酸ジルコン酸鉛)です。圧電を祖業とする同社が得意とする素材でしょう。

 これに、先述のHDSS技術が加わる構成です。

 そのほか、ボディはチタン合金で、ケーブルも、銀コートを施した特注品です。

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 音質の特性は、素材的なメリット性が活かされて、従来的な特長だった高音域に加えて、低音域に余裕があります。

 純粋に「良い音」で、音の解像感は、値段相応に感じます。

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 細かい部分では、イヤーピースがacoustuneの高品質イヤーピースを採用しています。

 下位機と聞き比べたときは、この部分の差(フィット感)も出ていたかなという印象です。 

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 以上、 Ti3の紹介でした。値段面の部分で、試せる余力のある方は限られてくるでしょう。

 ただ、試聴した印象は相当個性的で、解像感もあったので、オーディオを趣味としている方で、音質の差を感じたい場合は、かなり良い選択肢だと思います。

 個人的に、こうした個性的な製品はかなり好きです。


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 25・beyerdynamic XELENTO REMOTE
  ¥103,800 Amazon.co.jp
(5/23執筆時)

再生周波数帯域:8Hz 〜48kHz
ドライバー口径:1way

  XELENTO REMOTE は、ドイツの高級オーディオブランドのbeyerdynamicが販売するイヤホンです。

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 ひときわ高いですが、2017年の発売以来、専門誌のレビューを含めて絶賛されることが多かった製品です。

 海外製品のため、明示的に「ハイレゾ対応」は謳われませんが、事実上対応機と言って良いスペックです。

 再生周波数帯域は、8Hz〜48kHzです。

 したがって、目に見える形では、明示的に性能が高いという機種でもありません。

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 ドライバーは、サイズは非公開ながら、ダイナミック型の小型テスラドライバーを採用します。

 1万ガウスの強い磁力を持つドライバです。

 このメーカーは、第二次世界大戦前、ダイナミック型ドライバを最初に作った会社で、そこにこだわりがあります。

 音質の特性は、短時間の試聴の限りですが、さすがに解像感が高く、味付けもなく、高評価の理由の一端がわかりました。

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 以上、XELENTO REMOTEの紹介でした。

 価格的に完全に「ハイアマチュア向け」で、一般的には選択肢に入れる必要は無いでしょう。

 ただし、少量生産品で、コストもかかっているでしょうから価格は妥当でしょう。ただ、決定的な音質の差があるかと言われると、多少「魔術的要素」を感じないわけでもありません。

今回の結論
ハイレゾ音源対応のおすすめイヤホンは結論的にこの機種!

 というわけで、前半記事(こちら)から今回に書けて、ハイレゾに対応する高音質のイヤフォンを紹介してきました。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。


 第1に、ハイレゾ向きイヤホンとして、最もおすすめできるお買得機種は、

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【2016年】

 7・ソニー ハイレゾイヤホン XBA-N1
  ¥18,609 Amazon.co.jp
(5/23執筆時)

再生周波数帯域: 4Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm+BAD

1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス 
☆☆☆☆☆
5・総合評価  ★★★★★

  XBA-N1でしょう。 

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 同社の上位機種と同じ方式である、高音域用(バランスド・アーマチュア型)低音域用(ダイナミック型)と、2つ積んでいる2WAY方式を採用している点を評価しました。

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 ハイレゾは高音域の再現性が重要です。

 しかし、1WAY式のダイナミック型ドライバだと、どうしてもこの部分が弱くなります。

 その点、高音域を担当する専用のトゥイーター(バランスドアーマチュア型)を採用しているこちらは、再生周波数帯域をみても技術的に信頼感が高いです。

 昨今のモデルチェンジで、ユニットの小型化も図られており、使い勝手の部分も良いです。

 もちろん、予算があれば、 XBA-N3がおすすめです。

 しかし、費用対効果の高さでは、むしろこちらでしょう。イヤホンは日々進化するため、あまり高いものを買うより、この程度のものを短期で買い換えていくほうがよいかなと思います。

 なお、ケーブルは、Y型着脱式なので、断線時にも交換対応できます。

−−

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 【2019年】

 2・SONY WI-1000XM2
  ¥32,506 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

 【2017年】

 3・SONY WI-1000X
  ¥25,000 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

再生周波数帯域:3Hz-40kHz
コーデック:SBC AAC, LDAC
連続再生時間:10時間
重さ:58g
防水性能:

1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス 
★★★★★
5・総合評価  ★★★★★

 なお、これとほぼ同等のユニットをワイヤレスにした場合、グレードとしては、SONYWI-1000XM2か、その旧機種にあたる WI-1000Xが同等と言えます。

 ワイヤレスで、ノイズキャンセリングが付く機種であるため値段が高いです。

 しかし、SONYのウォークマンやXperiaを含めて対応機をお持ちの方は、こちらでも良いと思います。


 第2に、比較的低価格でハイレゾ対応イヤホンを試してみたいかたにお勧めできる製品は、

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 【2017年】

 6・ソニー イヤホン h.ear in 2 IER-H500A
  ¥7,580 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm

1・音質の良さ ★★★★☆
2・重低音   ★★★★☆
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス 
☆☆☆☆☆
5・総合評価  ★★★★☆

 ソニーIER-H500Aでしょう。

 ハイレゾ音源に必要な周波数帯域を満たす製品でより安い機種は他にあります。

 しかし、十分に高音域の違いが感じ取れるという意味では、このグレードが「最安」です。

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 ダイナミック型1つで担う方式ですが、高・中・低音域ともに出ており、音質は評価できます。

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 ハイレゾ普及を狙い「戦略的な低価格」で出しており、入門用として特にお買得です。

 ハイレゾ技術で先を行くソニーから出ている製品と言うことで信頼性もあるでしょう。

 もちろん、ハイレゾ音源に限らず、水準の高い音が出せるので、入門用に良いと思います。

−−

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 1・SONY h.ear in 2 Wireless WI-H700
   ¥13,980 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

再生周波数帯域:  3Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm
コーデック:SBC AAC, aptX LDAC
連続再生時間:6.5時間

1・音質の良さ ★★★★☆
2・重低音   ★★★★☆
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス 
★★★★★
5・総合評価  ★★★★☆

 こちらの場合、ほぼ同等のユニットを搭載するワイヤレス機は、SONYWI-H700となります。

 こちらについては、ノイズキャンセリングは対応しませんが、Bluetoothモデルで対応したい場合は、選択肢となり得ます。


 第3に、音質を重要視する場合におすすめできる上位機は、

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 15・JVC CLASS-S SOLIDEGE HA-FD01
  ¥28,273 Amazon.co.jp
(5/23執筆時)

再生周波数帯域:8Hz 〜52kHz
ドライバー口径:11mm

1・音質の良さ ★★★★★★
2・重低音   ★★★★☆
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス 
☆☆☆☆☆
5・総合評価  ★★★★★★

  JVCのHA-FW01でしょう。

 こちらは、1WAY方式のユニットです。

 しかし、チタン・カーボンなどの素材を複合させることで、解像感が高いクリアな音が出ます。また、「音の受け渡しがない」構造の分、聴き疲れはしにくいと思います。

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 その他、マウントノズルをチタン、ステンレス・銅に自由に換装できるので、「一台で音の違いを楽しめる」点も高く評価できます。

 ハイレゾ試聴に特化した場合は、よりオススメの機種はありますが、「ハイレゾ+通常の音源」で考えた場合、この機種はレベルが高いです。

ーーー

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 【2019年】

 24・オーツェイド intime 碧 (SORA) Ti3
  ¥20,350 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

再生周波数帯域:10Hz 〜55kHz
ドライバー口径:10mm+VST2

1・音質の良さ ★★★★★★
2・重低音   ★★★★☆
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス 
☆☆☆☆☆
5・総合評価  ★★★★★★

 同様に、オーツェイド(O2aid)Ti3も面白く思います。

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 音質面での個性は、大ざっぱに言えばですが、似通った傾向の製品は大手にもあります。

 ただ、セラミックを利用したトゥイーターというユニークさは、本機の美点であり、技術的に光るものがあります。

 その部分をふくめて、楽しめる方はこちらでしょう。


 第4に、バランス接続に対応する高級機としてお勧めできる製品は、

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 11・ソニー ハイレゾイヤホン XBA-Z5
  ¥64,257 Amazon.co.jp
(5/23執筆時)

再生周波数帯域:  3Hz〜40kHz
ドライバー口径:16mm(3WAY式)

1・音質の良さ ★★★★★★
2・重低音   ★★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス 
☆☆☆☆☆
5・総合評価  ★★★★★★

 XBA-Z5 でしょう。とくに【ウォークマンの比較記事】で見たような、5万円を軽く超えるような専用再生機と合わせるならば、この程度の製品を使うと音質的な釣り合いがとれるでしょう。

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 音質面では、低音用のダイナミック型ドライバーが16mmとかなり大きいことで、高音域だけが不自然に強調されません。また、バランスも良いです。

 その点で、ワンランク高い音質を期待できます。


 第5に、10万円オーバーの高級機として期待値が高いのは、

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 【2019年11月発売】

 22・Panasonic Technics EAH-TZ700-K
  ¥132,000 (5/23執筆時)

再生周波数帯域:3Hz 〜100kHz
ドライバー口径:1way

 PanasonicEAH-TZ700でしょう。

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 相当高額ですが、高音域の音質を高める振動板の工夫と、低音域の紺質を高める磁性流体の工夫と、新規性が高い両面の技術が採用されテイルのが魅力です。

 他社の高級機は、ドライバーユニット構成や振動板のコーティングをを組み合わせるタイプの工夫が多いです。

 一方、こちらは、本質的に構造を見直している感があり、面白さは際立ちます。

 音響製品の高級機は「魔術的」な部分が多いですが、例外的に説得力がある製品だと思いました。

 多分、東京か大阪に行かないと試聴できないのですぐには無理ですが、折を見て試す予定です。

補足:イヤホン・ヘッドホン関連記事の紹介

 というわけで、今回は、ハイレゾイヤホンの紹介でした。

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 なお、このブログ「モノマニア」には、ヘッドホン・イヤホンについて、他に、以下のような比較記事があります。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 よろしければ、これらの記事をご覧ください。

 とくに、11番の記事は、全記事の「まとめ」として、どのようにイヤホンを選ぶべきか、スペック表の読み方などをまとめています。

 よろしければご覧ください。

 201809170924.jpg

アップルの iPod touchの比較
2・
ソニーのウォークマンの比較
3・ハイレゾ対応ポータブルアンプ

 また、このブログには、他にもオーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。

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posted by Atlas at 19:20 | オーディオ製品

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