今回の結論
フィルムスキャナーのおすすめは結論的にこれ!
1・フィルムスキャナの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:シートフィード型
用途:現像写真
1-3:フィルムスキャナ型
用途:フィルムのみ
1-4:フラッドベット型
用途:写真・フィルム
2・フィルムスキャナの比較 (2)
=最終的なおすすめの提案【結論】
というわけで、今回は、各社のフィルムスキャナーを比較しました。
最後に、いつものように、目的別におすすめ機種を書いておきます。
第1に、「速度重視」で、アルバム写真の断捨離を進めたい方には、
Windows 8.1〜11 Mac 10.15〜15
【2021年発売】
4・CANON imageFORMULA RS40
¥48,064 楽天市場 (5/14執筆時)
センサー方式:CIS
読取階調:24bit出力
解像度: 600 dpi (1200pi)
対応OS:Windows, Mac
画質の良さ ★★★★☆
作業速度 ★★★★★★
ネガフィルムの取込 ☆☆☆☆☆
プリント写真の取込 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
キヤノンのRS40でしょう。
一度に40枚まで一括処理できるため、速度重視ならば本機は良い候補です。
画質は、CISセンサーで600dpiですので、「本当にクオリティ優先」でやりたいならば、先ほど「おすすめ」にしたフラッドベッド型のが良いです。
ただ、一般的人が「十分綺麗」と思えるクオリティを、あまり設定を詰めずに「自動補正」でできる部分で、本機の方が初心者向けと言えます。
補整についても、本編で書いたように、キヤノンは充実しますので、この用途には最も適します。
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Windows 7〜11 Mac 10.11〜15
【2019年発売】
3・エプソン フォトスキャナー FF-680W
¥61,260 Amazon.co.jp (5/14執筆時)
センサー方式:CIS
読取階調:24bit出力
解像度: 600 dpi (1200pi)
対応OS:Windows, Mac
画質の良さ ★★★★☆
作業速度 ★★★★★★
ネガフィルムの取込 ☆☆☆☆☆
プリント写真の取込 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
ただ、パソコンでの作業が面倒と感じる方で、スマホやタブレットで仕事を進めたいのならば、Wi-Fiを装備するエプソン機が良いです。
一方、取り込み後の画質は、キヤノンと(ほぼ)差は生じませんので、PC編集でも良いならば、値段の安いキヤノンをオススメします。
第2に、銀塩カメラで本格的に撮影した写真のデジタル画像化を考えている人におすすめなのは、
【2014年発売】
Windows XP〜11 Mac 10.5〜15
19・EPSON GT-X980
¥74,877 Amazon.co.jp (5/14執筆時)
センサー方式:α-Hyper CCD II
読取階調:48bit入出力
解像度:6,400dpi
接続:USB2.0/IEEE1394
サイズ:308x152.5x503mm
対応OS:Windows Mac
画質の良さ ★★★★★★
作業速度 ★★★☆☆
ネガフィルムの取込 ★★★★★★
プリント写真の取込 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
GT-X980でしょう。
大判がある場合は特にオススメです。
先述のように、キヤノンを含めて、ミドルグレードの製品が軒並み廃止なので、フラッドベッド型の下位機とは価格差があります。
ただ、こちらもいつまで続くか不透明です。最後の1機でライバルがないので、独占的製品として、意外に長続きする可能性もありますが、その逆の可能性もありますから。
発売から時間が経ちますが、性能面は、現状でも陳腐化が見られません。
解像度や被写体深度が高いため、10万円以内の機種では、最も高画質と言える家庭用スキャナだと思います。
価格は高く、本体もコンパクトとは言えませんが、4K解像度という新時代に、銀塩写真の実力を発揮させたいならば、このグレードは良い選択肢です。
第3に、フィルムの取り込みを効率優先で考えている方にオススメな高性能機は、
【2012年発売】
Windows 7〜11 Mac 10.11〜15
【画像編集ソフト・赤外線ホコリ除去あり】
14・Plustek OpticFilm 8200i AI
¥58,900 Amazon.co.jp (5/14執筆時)
【画像編集ソフト・赤外線なし】
15・Plustek OpticFilm 8100
¥54,536 楽天市場 (5/14執筆時)
センサー方式:CCD
読取階調:48bit入出力
解像度: 7200 dpi
接続:USB2.0
サイズ:120 x 272 x 119 mm
対応OS:Windows, Mac
画質の良さ ★★★★★
作業速度 ★★★★★★
ネガフィルムの取込 ★★★★★
プリント写真の取込 ☆☆☆☆☆
総合評価 ★★★★★
オーグが販売する、Plustek OpticFilm 8200i AIでしょう。
フィルムだけならば、専用機の方が総合的な処理にかかる時間は短いです。
大きな写真への対応は、このグレードでは不可ですが、一眼で撮ったような普通の35mmフィルムならば問題ありません。
フラッドベッドスキャナでの取り込み経験者で、コマの自動切り出しに難を感じた方は、このタイプを試すと良いと思います。スライダー仕様ですので、フィルムも傷みにくいです。
また、赤外線によるホコリ・傷検出ができるため、こだわる方は、ある程度の作業の時短効果も期待できそうです。
画質についてもCCDセンサーですから、水準は高いでしょう。
補足:スキャナー関連記事の紹介
というわけで、今回はフィルムスキャナの紹介でした。
なお、このブログでは、スキャナーの比較記事をいくつか書いています。
1・フィルムスキャナの比較 (1)
1-1・シートフィード型
用途:現像写真
価格:1.5万円〜
=初心者向け
1-2・フィルムスキャナ型
用途:フィルム〈ネガ/ポジ〉
価格:2万円〜
=中級者向け
1-3・フラッドベット型
用途:写真・フィルム〈ネガ/ポジ〉
価格:3万円〜
=上級者向け
2・フィルムスキャナの比較 (2)
=最終的なおすすめ機種の提案
これらの記事もよろしくお願いいたします。
ではでは。