今回の結論
ビジネスインクジェットのオススメ機種は結論的にこれ!
1・A4ビジネスインクジェット
2・A3ビジネスインクジェット
3・エコタンク搭載プリンタ
4・ビジネスプリンタのおすすめ【結論】
というわけで、今回は、3回にわたってビジネスインクジェットプリンターを比較してきました。
最終回となる、今回の「4回目記事」では、いつものように、Atlasのおすすめ機種!について、改めて書いていきます。
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なお、一点だけ注意です。インクジェットは、どのメーカーもプリンターには「付属品」としてインクを付けます。
これらは「セットアップ用インクカートリッジ」です。これは別売りで購入する場合のカードリッジと異なる「お試し用」で、印字枚数は通常より少ないです。
そのため、基本的に、カードリッジを同時購入した方が良いと思います。
第1に、テレワークを含めて、個人用として比較的小型な個人用のビジネスプリンターをえらぶならば、
【2020年9月】
3・EPSON インクジェット複合機 PX-M730F
¥19,580 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
耐久性能:8万ページ
インク代:カラー9.5円/モノクロ3.2円
印刷速度:カラー11枚/分、モノクロ21枚/分
接続方法:無線LAN・有線LAN・USB
両面印刷:搭載
給紙容量:250枚
スキャナ:600dpi ADF付き(片面・35枚)
FAX:搭載
サイズ: 425×378×249mm(収納時)
1・インクコスト ★★★★☆
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★☆
4・印刷スピード ★★★★☆
5・耐久性 ★★★☆☆
6・総合評価 ★★★★☆
PX-M730F でしょう。
2万円前後の価格で、費用対効果が非常に高いです。
EPSON IB09CL4A 4色パック
¥4,600 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
EPSPM IB09CL4B 4色大容量パック
¥7,851 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
EPSON IB09KB 大容量ブラック
¥3,727 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
印刷コストも、カラー9.5円・モノクロ3.2円と、上位機ほどの割合ではないものの、「安さを実感できる」水準です。
印刷品質は、普通紙のビジネス文書にマッチする4色の顔料インクです。
定評のあるヘッドで画質も期待できるでしょう。
自動両面印刷を装備し、片面ながらもADFを装備するなど、利便性の上でもランクが高いと言えます。
もちろん、無線LANやファックスなども省略されません。
用紙トレイは、250枚まで入りますし、大事な耐久性も8万ページと多いです。
プリント速度は、カラー11枚/分、モノクロ20枚/分ならば、実用水準でしょう。
本体価格も、個人で十分導入できる安さがあるので、今回紹介した機種の中では、費用対効果に特に優れると評価できます。
第2に、オフィスなど複数でプリンターをシェアする環境で、小型のビジネスプリンターをえらぶとすると、
【2019年】
【プリンター複合機】
5・EPSON インクジェット複合機 PX-M885F
¥38,020 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
【プリンターのみ】
6・EPSON インクジェットプリンタ PX-S885
¥26,683 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
耐久性能:15万ページ
インク代:カラー6.1円/モノクロ1.8円
印刷速度:カラー24枚/分、モノクロ24枚/分
接続方法:無線LAN・有線LAN・USB
両面印刷:搭載
給紙容量:250枚
スキャナ:600dpi ADF付き(両面対応・30枚)
FAX:搭載
サイズ:425×535×357mm(収納時)
1・インクコスト ★★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★☆
4・印刷スピード ★★★★★
5・耐久性 ★★★★★
6・総合評価 ★★★★★
EPSONのPX-M885Fでしょう。
スキャナ・コピー・FAXが不要ならば、PX-S885でも構いません。
この用途の場合、「大前提」として、十分な耐久性が明示されていることが重要です。
本機については、15万ページですので、この部分で文句はありません。
これほどは印刷しないだろう方についても、耐久枚数の多さは「故障しにくさ」を意味しますので、生産性を考えるならば、重視するべきです。
印刷速度は、カラー24枚/分、モノクロ24枚/分と十分です。
EPSON IP01KB ブラック 大容量
¥16,650 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
EPSON IP01MB マゼンタ 大容量
¥6,900 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
印字品質についても、本機は、「インクパック式」を採用しますが、通常機と同等のヘッドを搭載するため、問題ない水準です。
印刷コストも、カラー6.1円・モノクロ1.8円です。
レーザーからの買換で、十分にコスト削減効果を感じられる水準です。
ただし、一回の交換にかかる費用は多めなので、あくまで一ヶ月で1000ページ前後印刷しないだろう、個人事業者などには、あまりおすすめできません。
インクは、永久に持つわけでなく、古いインクは故障の原因ですから。
増設カセットユニット PXA4CU3
¥10,682 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
給紙トレイへの給紙は、A4モデルは必ずしも2段あって便利なわけでもないですが、増設可能です。
B5用紙も利用するような職場ならば、考えても良いでしょう。
第3に、チラシ作成などに特化した大量印刷用のA4インクジェット機としてオススメできる機種は
【2016年】
15・キヤノン MAXIFY iB4130
¥13,781 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
耐久性能:公表なし
インク代:カラー6.1円/モノクロ1.8円
印刷速度:カラー15.5枚/分、モノクロ24枚/分
接続方法:無線LAN・有線LAN・USB
両面印刷:搭載
給紙容量:500枚(250枚×2段)
スキャナ:
FAX:
サイズ:約463×394×290mm(収納時)
1・インクコスト ★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★☆
4・印刷スピード ★★★★★
5・耐久性 ★★★☆☆
6・総合評価 ★★★★★
キヤノンのMAXIFY iB4130 が良いと思います。
単体のプリンターですが、500枚の用紙トレイを装備し、ある程度の大量印刷にも便利に対応できる性能です。
ブラック 大容量 PGI-2300XLBK
¥4,036 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
マゼンダ 大容量 PGI-2300XL
¥2,055 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
印刷コストも、カラー6.1円・モノクロ1.8円です。
キヤノンは、エプソン同様に、にじみにくいに全色顔料インクを採用するため、印字品質も期待できます。もちろん、自動両面印刷や無線LANなどの便利機能も付属します。
一方、こちらは、本体の耐久性が明示されませんが、案外本体が安い機種なので「使い潰す」つもりで使うならば、問題ないと思います。
第4に、ビジネス用のA3サイズの複合機として最もオススメできる機種は、
【2020年】
【1段トレイ】
23・EPSON A3ビジネス複合機 PX-M6010F
¥35,466 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
【2段トレイ】
24・EPSON A3ビジネス複合機 PX-M6011F
¥43,211 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
耐久性能:15万ページ
インク代:カラー8.5円/モノクロ2.6円
印刷速度:カラー12枚/分、モノクロ25枚/分
接続方法:無線LAN・有線LAN・USB
両面印刷:搭載(A3対応)
給紙容量:500枚
スキャナ:1200dpi ADF付き(両面対応・50枚)
FAX:搭載
サイズ:H418×W567×D452mm(収納時)
1・インクコスト ★★★★☆
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★☆
4・印刷スピード ★★★★☆
5・耐久性 ★★★★★
6・総合評価 ★★★★★
エプソンのPX-M5080シリーズでしょう。
印刷速度は、カラー12枚/分と多少劣りますが、モノクロ印刷は、25枚/分とビジネスニーズに適うスピードです。
速度面で言えば、レーザープリンターの代替とするプリンターとして最もふさわしいと思います。
A3ノビまで印刷できるスペックも魅力です。
印刷品質は、4色とも顔料インクで、PrecisionCoreプリントヘッドを採用して、印字クオリティが高まっている点も見逃せないポイントです。
本文でも書きましたが、他機は、カラー染料インクを併用する機種があります。
ただ写真を印刷しない限りにおいて、染料インクの採用は、ビジネス用としてはマイナスです。
その点で言えば、ビジネスインクジェット黎明期から、(家庭用とわけ)一貫して顔料インク機を生産しているエプソンの信頼性は高いです。
エプソンは、家庭用写真用プリンタでは染料インクを使っています。
言いかえれば、顔料インク機は、ビジネスプリンタ用の独自開発と言うことです。クオリティに期待できます。
EPSON インクカートリッジ IC4CL76 大容量
¥10,080 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
印刷コストは、A4換算で、カラー8.5円/モノクロ2.6円です。
「最安」ではないですが、十分に安く、費用削減効果が期待できます。
耐久性も、15万枚と本体の標準耐久性を明記しています。
その点で、ビジネス用として安心感があります。15万枚という耐用期間はレーザープリンター以上であり、ビジネス用に大量に印刷する場合、とくに安心でしょう。
その他、A3対応のADF・A3対応両面印刷・無線LAN・FAXなど、必要と思われる機能が高レベルでまとまっています。この意味でも「買って後悔のない機種」でしょう。
なお、互換インクや注入インクなどは、万一壊れた場合、本体保証が効かなくなります。ビジネスインクジェットは本体が高額なので、できれば保証期間内は純正品を使うことをオススメします。
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【2017年】
22・EPSON A3ビジネスプリンター PX-S5080
¥34,366 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
耐久性能:15万ページ
インク代:カラー7.6円/モノクロ2.6円
印刷速度:カラー10枚/分、モノクロ18枚/分
接続方法:無線LAN・有線LAN・USB
両面印刷:搭載(A3対応)
給紙容量:500枚
スキャナ:なし
FAX:なし
サイズ:H304×W567×D424mm(収納時)
1・インクコスト ★★★★☆
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★☆
4・印刷スピード ★★★★☆
5・耐久性 ★★★★★
6・総合評価 ★★★★★
ただし、お探しなのは「プリンター」で、コピー・スキャナの機能などが不要ならば、 PX-S5080がも良いでしょう。
印字品質・印刷コスト・速度を含めだいたい同レベルですが、設置スペースは、やや節約できるでしょう。
第5に、コスト削減のための「レーザー」の代替となりうる、A3オフィス機として最もおすすめなのは、
【2018年】
【プリンタのみ】
34・ブラザー A3 First Tank HL-J6000CDW
¥48,500 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
【複合機・2段トレイ】
35・ブラザー A3 First Tank MFC-J6997CDW
¥89,500 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
【複合機・3段トレイ】
36・ブラザー A3 First Tank MFC-J6999CDW
¥91,785 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
耐久性能:15万ページ
インク代:カラー3.7円/モノクロ0.7円
印刷速度:カラー20枚/分、モノクロ22枚/分
接続方法:無線LAN・有線LAN・USB
両面印刷:搭載(A3対応)
給紙容量:250枚/500枚/750枚
スキャナ:2400dpi ADF付き
FAX:搭載
サイズ:)
1・インクコスト ★★★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★☆
4・印刷スピード ★★★★★
5・耐久性 ★★★★☆
6・総合評価 ★★★★★
単純に印刷コストの安さだけをふまえれば、ブラザーのファーストタンクシリーズが良いでしょう。
【4色別売】
Brother 交換インク LC3139
¥3,682 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
しかし、本体価格が高いほか、1回のインク量を多くすることでコストを抑えている部分が強い機種です。
加えて、「6000枚」という大容量カードリッジを採用していることを考えると、スターターカードリッジの印刷可能枚数は気になります。
しかし、この部分が公開されていない点で、相当不安です。
カタログにもデータがなく、(念のため)問い合わせても未回答でした。インクには消費期限がある点からも、多少、問題のあるスペックかと思います。
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【2019年】
【トレイ一段 片面ADF】
31・ブラザー プリビオ MFC-J6583CDW
¥38,500 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
【トレイ二段 両面ADF】
32・ブラザー プリビオ MFC-J6983CDW
¥48,000 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
耐久性能:15万ページ
インク代:カラー6.0円/モノクロ1.3円
印刷速度:カラー20枚/分、モノクロ22枚/分
接続方法:無線LAN・有線LAN・USB
両面印刷:搭載(A3対応)
給紙容量:250枚
スキャナ:2400dpi ADF(両面・50枚)
FAX:搭載
サイズ: 575×477×305mm
1・インクコスト ★★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★☆
4・印刷スピード ★★★★★
5・耐久性 ★★★★★
6・総合評価 ★★★★★
それらのリスクを考えると、一番の「オススメ」は、ブラザーの中位機のMFC-J6983CDWだと言えます。
こちらは、バランスが良く、かなり良い機種だと感じます。
Brother LC3117-4PK
¥4,182 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
Brother LC3119-4PK 【大容量】
¥9,900 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
インク価格も、セットで1万円を切っており、気軽に導入できそうです。
印字品質も、上位機同様に、新型の「顔料インク」を全色で利用しており、良好です。
その点、十分本体価格が安い上で、従来の方式を使いつつ、費用をカラー4.0円/モノクロ0.9円と劇的におさえているこの機種は、ランニングコストの削減に大きな力を発揮するでしょう。
耐久性も15万ページと十分で、自動両面印刷・ADFともにA3まで対応できるため、小規模〜中規模のオフィス用としてはかなりの力を発揮すると思います。
また、ブラザーは、ファックスやネットワーク機能の使い勝手が良く、オフィス環境で利用する場合は、割と利点が多いです。
第5に、企業で「カラーコピー機の代替」となる格安印刷システムをつくるなら、
【2018年】
【プリンター】
27・EPSON A3 PX-S7110
¥61,400 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
【ポストスプリクト互換プリンター】
28・EPSON A3 PX-S7110P
¥89,800 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
耐久性能:60万ページ
インク代:カラー6.1円/モノクロ1.8円
印刷速度:カラー24枚/分、モノクロ24枚/分
接続方法:無線LAN・有線LAN・USB
両面印刷:搭載(A3対応)
給紙容量:250枚
スキャナ:
FAX:
サイズ:613 x 755 x 386mm(収納時)
1・インクコスト ★★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★☆
4・印刷スピード ★★★★★★
5・耐久性 ★★★★★★
6・総合評価 ★★★★★★
PX-M7110Fでしょう。
この用途の場合、耐用枚数が問題になります。ブラザーも15万枚と以前より強度を増しました。
しかし、エプソンは、対応枚数が60万枚と別格であり、大企業でも実用に足る耐久性と言えます。
耐用枚数は、(そこまで使わないにしても)、数値が高いほど、ボディとユニットがしっかりしている蓋然性が高く、故障確率が減ります。
したがって、メンテナンスまでランニングコストに含める場合、とても重要です。
その点で言えば、この機種は、下手なコピー機より耐用枚数が多いほどなので、トナー式のコピー機を「レンタル」するより、最終的に安く済みそうです。
増設カセットユニット PXA3CU2
¥46,220 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
また、増設ユニットを希望数増設すれば、「格安のカラーコピー機」ができあがるでしょう。
EPSON 純正 ICBK93L ブラック 大容量
¥6,100 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
EPSON 純正 ICBK93L シアン 大容量
¥5,570 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
印刷コストは、A4換算でカラー6.1円/モノクロ1.8円の水準で済みます。印刷速度もカラー24枚/分、モノクロ24枚/分と高速です。
業務用機と考えたとき、両面対応のADFの速度・枚数も十分ですし、FAX部分についても、高速通信規格のG3ファックスに対応し、PCでのFAXの送受信や、本体の液晶モニターでの送受信文書の確認が可能です。
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【2020年】
【A3複合機】【速度 25枚/分】
45・ EPSON PX-M6712FT
¥157,998 Amazon.co.jp (6/8執筆時)
【A3プリンタ】【速度 25枚/分】
46・ EPSON PX-S6710T
¥90,025 Amazon.co.jp (6/8執筆時)
耐久性能:20万ページ
インク代:カラー2.0円/モノクロ0.8円
印刷速度:カラー25枚/分、モノクロ25枚/分
接続方法:Wi-Fi・有線LAN・USB
両面印刷:搭載
給紙容量:250枚×2
スキャナ:600dpi A3 両面対応ADF
FAX:搭載
サイズ:幅515×奥行500×高さ350mm
1・インクコスト ★★★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★☆
3・画質(写真) ★★★★★
4・印刷スピード ★★★★★★
5・耐久性 ★★★★★
6・総合評価 ★★★★★★
ただし、カラー印刷を多用する企業で、「コスト削減効果」を最大限に重視するならば、、エプソンの「エコタンク搭載機」の最上位機は、選択肢になります。
10万円以下のビジネスプリンターでは、ブラザーの「ファストタンク」のインク代が安いため、エプソン機は、あまり費用対効果の部分で目立ちません。
しかし、このグレードは別です。
20万枚という高耐久性、全量顔料インクという印字品質、カラーでも25ページ/分という印刷速度を兼ね備えます。
エプソン 純正 インクボトル 鉛筆削り IT08KA
¥5,200 Amazon.co.jp (6/8執筆時)
エプソン IT08カラーインクボトル 【各色】
¥2,500 Amazon.co.jp (6/8執筆時)
印刷コストは、これらの性能をキープした上で、A4カラーで1枚2.8円、A4モノクロで1枚0.8円という最高水準です。
結論的に言えば、プリンターとして本質的に重要なものは、値段相応に高レベルです。
エコタンク機は、日本導入当初、とにかく「インクコスト削減」を重視し(通常機と性能差を付けなければならない部分もあり)印字品質については、あえて「お粗末」にしている印象でした。
しかし、近年にそのビジネスモデルは変更されたようで、「コスト削減」以外の部分も重視されるようになっています。
率直に言えば、Atlasは、エコタンク方式に、最近まで懐疑的でした。しかし、(10万円以上のグレードについては)本格的なビジネス用として、生産性へのリスクなしにコスト削減ができるようになってきたと感じます。
補足:用紙について
最後におまけで、用紙についてです。
ビジネスプリンターの場合は、普通のコピー用紙(共用紙)を使って印刷するのが通例です。
【64g/u 0.09mm】【A4】
コクヨ KB用紙 A4 500枚 KB-KW-39
¥877 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
コクヨ KB用紙 A4 500枚 KB-39N
¥627 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
【64g/u 0.09mm】【A3】
コクヨ KB用紙 A3 500枚 KW-38
¥1,319 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
コクヨ KB用紙 A3 500枚 KB-KW-38
¥1,319 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
最も良く見かけるのは、コクヨの共用紙(普通紙)です。
型番が2つありますが、紙厚も白色度(80%)も同じなので、ビジネスプリンターでも利用可能です。
【70g/u・0.10mm】【A4】
コクヨ KB用紙 A4 500枚 KB-FL59
¥1,088 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
【70g/u・0.10mm】【A3】
コクヨ KB用紙 A3 500枚 KB-FL59
¥1,782 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
ただ、コクヨには、カラー印刷用に、紙厚をわずかに厚くした特別な普通紙もあります。
普通の紙でも問題ないのですが、染料インク併用機など「にじみやすい」用紙の場合、この製品を利用すると、割とにじみにくいです。
あまり店舗では見かけない「紙」ですが、品質は良いです。
顔料インク機で利用した場合も、インクの「のりが良い」ので、一度試しても良いでしょう。
【68g/u・0.09mm】
ホワイトコピー用紙 A4 500枚x5冊/箱 高白色
¥2,040 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
ホワイトコピー用紙 A3 500枚x5冊/箱 高白色
¥3,780 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
また、業務用の5袋セットならば、こちらをAtlasは愛用しています。
紙厚はコクヨのKB用紙と同じ64グラムで十分な厚さです。
白色度が80%のコクヨに対して、93%と白色度も高く、紙詰まりも起こりにくい良い紙だと思います。
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というわけで、今回の記事は、(本当に)これで終わりです。
1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A3インクジェット複合機
4・ビジネスインクジェット
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方
なお、レーザープリンターなどと比較を考えている方は、このブログの上記リンク記事もよろしくお願いします。
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最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマーク などから話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。