【今回レビューする内容】2022年 ロードバイク マウンテンバイク クロスバイク向け自転車用LEDライトの価格・性能・選び方:
【比較する製品型番】LIGHT&MOTION URBAN500 856-0615-A RANDO500 URBAN 700 856-0644-A 856-0645-A URBAN1000 FC TRAIL1000 FC TAZ1200 TAZ1500 TAZ2000 856-0654-A KNOG PWR Road 600L Trail 1000L Mountain 1000L EZYNE LITE DRIVE 1000XL MICRO DRIVE PRO 800XL 600XL MICRO DRIVE 1300XL LEZYNE MEGA DRIVE1800i 1600XXL LEZYNE HECTO DRIVE 500XL GENTOS 閃 455 SG-455B 閃 355 SG-355B 閃 409 SG-409R ブリヂストン スリムセーフティライト HL-SP1 バッテリーライト1000 HL-SP5
今回のお題
スポーツ車などにむく自転車用LEDライトのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今回は、2022年10月現在、最新の自転車用LEDライトを比較の2回目記事です。
1・自転車用LEDライトの比較 (1)
1-1:キャットアイ〈日本〉
1-2:パナソニック〈日本〉
1-3:ガーミン〈日本〉
2・自転車用LEDライトの比較 (2)
2-1:ライト&モーション〈米国〉
2-2:KNOG〈英国〉
2-3:レザイン〈米国〉
2-4:ジェントス〈日本〉
2-5:ブリヂストン〈日本〉
3・自転車用LEDライトの比較 (3)
=用途・値段別の「おすすめ機種」の提案
今回は、1回目記事で見れなかった、ライトアンドモーションなどの自転車用ライトを見ていきます。
ただ、自転車用LEDライトの「選び方の基本」は、1回目記事の冒頭(こちら)で紹介しています。
そのため、検索エンジンから直接いらしてくれた方は、そちらからお読みいただいた方が分かりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
1・直線上の明るさ ★★★★★
2・明るさの広がり ★★★★★
3・バッテリーの保ち ★★★★★
4・軽量性 ★★★★★
5・総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、各製品を紹介していきます。
そして、最後の「結論」では、上表のポイントから、最後にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
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1・自転車用LEDライトの比較
2・サイクルコンピューターの比較
3・自転車用フロアポンプの比較
4・自転車用ヘルメットの比較
5・電動アシスト自転車の比較
6・子ども乗せ電動自転車の比較
なお、今回の記事は、このブログの自転車関係製品の比較記事の1回目記事(の後編)として書きました。
2-1・ライト&モーションの自転車ライト
はじめに、米国のライトアンドモーションのヘッドライトを紹介します。
日本では、自転車卸の野口商会の取扱です。
同社は、もともとダイビング用のライトを製造していた会社で、防水性能が高い点が「売り」です。
全ての製品において、スマホ並みの「IP67等級の防水・防塵基準をクリア」しています。悪路を走るマウンテンバイクやシクロバイクなどに向いている製品と言えます。
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なお、ここからは、いつものように、高評価できる点を赤字で、イマイチな点を青字で書いていきます。
【ライトアンドモーション】
24・URBAN500 856-0615-A
24・URBAN500 856-0642-A
24・URBAN500 856-0580-A
¥5,563 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
電源:バッテリー式
明るさ:500ルーメン(約5240カンデラ)
サイズ:長さ100mm×直径30mmmm
重量:121g (本体・充電池)
光源:高輝度ホワイトLED1個
持続:ハイ 1.5時間 ロー5時間 点滅 12時間
充電: 約4.5時間
URBAN500 は、5000円前後で購入できるライトアンドモーションのヘッドライトです。
本体色は、3種類から選べます。
明るさは、同社の場合ルーメン表記のみです。
ルーメン値は、500ルーメンです。
米国で公表される20度の照射角度で計算した場合、換算値で約5240カンデラとなります。
だいたい同じ価格の【ボルト800】とほぼ同程度の明るさと判断できます。
JIS規格における前照灯の水準は問題なく超えていると言えます。
電池の持ちは、かなりハイパワーで1.5時間、ローモードで6時間となります。
ただし、キャットアイに比べて短めである点は注意が必要です。
本体の重さは、スペック値で121gとなります。
500ルーメンクラスの明るさの製品としては「軽量」です。
充電は、約4.5時間と【ボルト800】より短いです。
ただし、電池の保ちが悪いので一概に「上位」とも言えません。
また、防水設計が影響して、キャットアイと異なり電池交換は不可能です。充電池は、充電回数が増えると衰えますが、衰えたら本体まるごと交換となります。
安全性の面では、側面にオレンジ色のサイドライトを装備しており、夜間の視認性を高める工夫が成されます。
防水性は、本機はIP67です。
ライトアンドモーションの「最大の特長」です。
高い防水性がある上で、防塵性もあるので、ホコリにも強いと言えます。
とにかく丈夫なので、雨天走行や悪路走行に強いと言えます。
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以上、URBAN500の紹介でした。
【ボルト800】とどちらを選ぶか?という機種です。価格面では相当安い水準であり、また、軽量性・防水性ではこちらが有利です。
一方、バッテリーの保ちがやや心配と言えます。バッテリーが少ないと充電し忘れが怖いです。ただ、ほぼ毎日夜間走行で、ルーティンとして、毎日外して充電するような方は、軽量なこちらは有利と言えます。
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【ライトアンドモーション】
25・RANDO500 856-0689-A
(¥8,031) Amazon.co.jp (10/28執筆時)
電源:バッテリー式
明るさ:500ルーメン(約5240カンデラ)
サイズ:長さ100mm×直径30mmmm
重量:120g (本体・充電池)
光源:高輝度ホワイトLED1個
持続:ハイ 3時間 ロー12時間 点滅 24時間
充電:
なお、日本向け製品として、2倍の点灯時間にしたRANDO500(ランドー)という製品がうられます。
形状、重さは同じで、1灯ですので、単純に「上位機」とみなして良いでしょう。
また、本機は、125ルーメンとなりますが、【USBモバイルバッテリーの比較記事】で書いたような、外部電源を接続しつつも利用できるので、何かしらの応用的な使い方があるかもしれません。
バッテリー側への要求は500mAhで良いので、どれでも給電可能でしょうが、本機の特長である、防水性は無論失われます。
【2017年発売】
【ライトアンドモーション】
26・URBAN 700 856-0644-A
26・URBAN 700 856-0645-A
¥11,489 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
電源:バッテリー式
明るさ:700ルーメン(約7330カンデラ)
サイズ:長さ100mm×直径30mmmm
重量:121g (本体・充電池)
光源:高輝度ホワイトLED1個
持続:ハイ 1.5時間 ロー5時間 点滅12時間
充電: 約5時間
URBAN700シリーズは、2017年に発売された新機種です。
明るさは、700ルーメンです。
20度の角度での換算値で約7330カンデラとなります。
ほぼ同価格帯の【ボルト800】より明るいと言って良いですが、照射範囲も約23度であるVolt800と比べると、広範囲を照らすのはやや苦手でしょう。
なお、写真は、前機種(650ルーメン)のURBAN650のものです。実際はこれより多少明るいでしょう。
電池の持ちは、ただし、ハイパワーで1.5時間、ローモードで6時間となります。
下位機種と同じで、このあたりは、ライトアンドモーションの場合、全機種の統一基準のようです。
本体の重さは、スペック値で121gとなります。この部分も同じです。
充電は、約5時間と、下位機種よりは多少時間がかかる仕様です。
そのほか、サイドライトや防水性能の点では下位機種と同様です。
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以上、URBAN700の紹介でした。
【ボルト800】のライバル機と言えるでしょう。直線方面の明るさは、この製品が優れ、範囲的にはVoltが優れると言えます。
街灯がないような場所では「面の照射」も重要なので、一長一短です。明るくて軽量な分、バッテリーの保ちはやや不利でしょう。
ただ、優れた防水性能は引き続き魅力であり、雨天走行が多い場合や、マウンテンバイクやシクロなどには向いている気がします。
【ライトアンドモーション】
27・URBAN1000 FC
¥14,055 楽天市場 (10/28執筆時)
28・TRAIL1000 FC
¥15,770 楽天市場 (10/28執筆時)
電源:バッテリー式
明るさ:1000ルーメン(約10400カンデラ)
サイズ:長さ100mm×直径30mmmm
重量:121g (本体・充電池)
光源:高輝度ホワイトLED1個
持続:ハイ1.5時間 ロー5時間 点滅12時間
充電: 約2.5時間
URBAN1000 は、ライトアンドモーションのURBANシリーズでは最高性能の製品です。
明るさは、1000ルーメンで、照射角は20度です。
そのため、換算値で約14000カンデラとなります。【ボルト1700】がライバルとなるでしょう。
電池の持ちは、ハイパワーで1.5時間、ローモードで6時間となります。
本体の重さは、スペック値で121gとなります。
Anker PowerPort mini 出力2A
¥1,590 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
充電は、6時間です。
ただし、 FAST CHARGE対応のため、2Aの充電器だと、2.5時間で充電が完了します。上記のような専用の対応充電器が必要です。
そのほか、防水性能の点では下位機種と同様です。
サイドライトについては、TRAIL1000 FCは未付属です。
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以上、URBAN1000の紹介でした。
2万円を越える価格が多少ネックですが、急速充電に対応する部分は、一定の魅力があります。防水性能なども合わせて、優れた機種と言えます。
【ライトアンドモーション】
29・TAZ1200 856-0454-A
29・TAZ1200 856-0587-A
¥19,598 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
明るさ:1200ルーメン(約8000カンデラ)
30・TAZ1500 856-0588-A
¥38,859 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
明るさ:1500ルーメン(約10000カンデラ)
31・TAZ2000 856-0654-A
¥40,941 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
明るさ:2000ルーメン(約13500カンデラ)
電源:バッテリー式
サイズ:長さ106mm×幅50×高さ45mm
重量:216g (本体・充電池)
光源:高輝度ホワイトLED2個
持続:ハイ1.5時間 ロー5時間 点滅9時間
充電: 約4時間
TAZは、ライトアンドモーションの上位ラインのヘッドライトです。
こちらの場合、2灯を利用して照らすため、照射範囲や明るさの点で、URRBANシリーズよりもだいぶ明るくなります。
明るさは、下位機種から、1200ルーメン 1500ルーメン 2000ルーメンの順です。
フラッドライト(投光レンズ)仕様で、照射角は分かりません。
ただし、照射範囲は、いずれもURBANシリーズよりも広く、広角28度の【ボルト1700】と似たような感じですから、アーバンシリーズに見られたこの部分の弱点は感じません。
なお、25度の照射角度と想定して計算した場合、8000カンデラと10000カンデラ 13500カンデラとなります。
電池の持ちは、ハイパワーで1.5時間、ローモードで5時間です。
ARBANシリーズと同じ仕様です。
本体の重さは、一方で、216gです。
同じく2灯方式の【ボルト1700】よりは軽いとは言え、注意点でしょう。
Anker PowerPort mini
¥1,590 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
充電は、約4時間と速いです。ただし、こちらも、急速充電器が必要です。
防水性能も、URRBANシリーズと同様で、IP67の防水・防塵基準をクリアしています。
そのほか、ハンドルバーのほか、【アクションカメラの比較記事】で書いたGoPro製品のマウンターシステムにも公式対応する製品です。
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以上、TAZの紹介でした。明るさと防水・防塵性能を高レベルで両立させた機種です。
また、2灯モデルとしては、重さも十分軽量であり、その点でも評価できるモデルです。
2-2・KNOGのLEDライト
続いて、イギリスのKNOGのLEDライトです。
ライト部分が交換できるユニークな製品を展開します。
32・KNOG PWR Road 600L
¥16,390 楽天市場 (10/28執筆時)
電源:バッテリー式
明るさ:600ルーメン
サイズ:122 x30 x 122 mm
重量:125g (本体・充電池)
光源:LED3個
電池:3350 mAh
持続:ハイ2.3時間 ロー23時間 点滅8時間
充電: 約3.5時間
充電回数:標準300回
PWR ROADは、イギリスのKNOGが販売する人気の自転車用ヘッドライトです。
「パワーバンク」と呼ばれるバッテリー部分と、LEDライトの部分を自由に組み合わせて使えるライトです。
キャットアイにもバッテリー交換式はありましたが、こちらの場合、USB2.0端子が本体に内装されるため、非常時に「スマホバッテリー」として使える部分に「面白さ」を感じます。
明るさは、600ルーメンです。
LED4灯で照らす仕様で、配光的には広範囲を照らすワイドビーム仕様です。
外国製品であり、カンデラ値は非公開です。
ただ、3灯で広範囲に配光する方式なので、(少なくとも)5000カンデラ以上はあるでしょう。
もちろん、広範囲を照らしたい方には向く製品です。むろん、ここまでのスペックならば、新しいJIS規格対応水準です。
電池の持ちは、ハイパワーで2.3時間、ミドルで6.1時間、ローモードで23時間です。
ただ、ミドルモードでは250ルーメン程度ですので、やはりハイパワーでこまめに充電したい機種です。
本体の重さは、125g です。
十分に軽量ですが、公平を期して言えば、ロードで軽量化を突き詰めたい場合は不適当でしょう。
防水性は、本家のサイトをみましたが、防水等級は確認できませんでした。
実際、構造的にみても、この部分は気をつけて使うべき製品です。
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以上、PWR ROADの紹介でした。
クロスなどでの通勤通学時の利用で、スマホ充電機能に「利便性」を感じる場合は、まずもって、選択肢となります。
ただし、仕組み的に重量感はある部分と、防水性が期待できないので、スポーツ車全般に向くわけでもないニッチ製品と言えます。
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【1000ルーメン】
33・KNOG PWR Trail 1000L
¥15,994 楽天市場 (10/28執筆時)
【2000ルーメン】
34・KNOG PWR Mountain 1000L
¥32,780 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
なお、同型状で、ライトを、4灯の1000ルーメン、バッテリーを、5000mAhに増量したTrailという製品があります。
さらに、ライトを、8灯の2000ルーメン、バッテリーを、10000mAhに増量したMountanという製品もあります。
配光的には、キャットアイなど他社より「ワイド配光」のままで、光源の明るさを高めた仕様です。
ただ、重量が、それぞれ230g、335gと「スマホより重い」です。
したがって、どちらかと言えば、このブログの【スマホ用のUSBバッテリーの比較記事】で紹介したような、製品代わりに持ち歩く製品です。
その点で言えば、Mountainなら、スマホ4回ほどは満充電できるスペックです。
2-3・レザインのLEDライト

続いて、米国のレザインの自転車用ライトです。
自転車の周辺機器を多く出すメーカーです。
日本では、自転車部品を販売する大阪の吉貝機械金属が販売しています。
【500ルーメン】
35・LEZYNE LITE DRIVE 1000XL
¥12,100 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
電源:バッテリー式
明るさ:1000ルーメン
サイズ:
重量:153g (本体・充電池)
光源:LED2灯
電池:
持続:ハイ1.3時間 点滅7.5時間
充電: 4時間
充電回数:
LEZYNE LITE DRIVE 1000XLは、レザインのミドルグレードの製品です。
明るさは、1000ルーメンです。
ボルト800のライバルといえますが、LEDが2灯なので、配光的にはワイドです。
カンデラ値は未公開ですが、照射角を考えると、明るさはぼちぼちながら、配光範囲は広めでしょう。
電池の持ちは、ハイパワーで1.3時間、ローモードで19時間です。
ただ、同社のハイパワーモードは、持続時間が短いので「オーバードライブ」という名前です。通常(ブラスト)は500ルーメンです。
本体の重さは、153g です。
この明るさランクの製品としては、すこしだけ重めです。
バッテリーは一体型で換装できません。
防水等級は、IPX7です。
キャットアイ社の製品(IPX4)と違い、バッテリー交換ができない分、継ぎ目がないので防水等級は高いです。
一方、ライトアンドモーションの製品(IP67)と比べると、防塵性はないです。
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以上、LITE DRIVE 1000XL の紹介でした。
スペック的に、ボルト800あたりがライバルでしょう。
LEDが横に2灯なので、配光はある程度ワイドです。防水対応で、値段が安めなので、ニーズはありそうです。
ただ、カンデラ値が非公開である部分と、最大光量時の持続時間が1.3時間というのは、2灯ゆえの限界もみえる、とは言えます。
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【500ルーメン】
36・LEZYNE HECTO DRIVE 500XL
¥12,100 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
電源:バッテリー式
明るさ:500ルーメン
サイズ:
重量:84g (本体・充電池)
光源:LED1灯
電池:
持続:ハイ 5時間45分 点滅 13.5時間
充電: 2.5時間
充電回数:
なお、レザインには、HECTO DRIVEという1灯の下位機もあります。
ミラーの工夫で、それなりにワイド配光ではありますが、やはり同社の製品は2灯以上のほうが、個性があるかなと思います。
【800ルーメン】
37・LEZYNE MICRO DRIVE PRO 800XL
¥10,780 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
【600ルーメン】
38・LEZYNE MICRO DRIVE PRO 600XL
¥8,800 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
電源:バッテリー式
明るさ:800ルーメン
サイズ:
重量:114g (本体・充電池)
光源:LED2灯
電池:
持続:ハイ1.45時間 点滅19時間
充電: 4時間
充電回数:
MICRO DRIVE PRO 800XL もレザインの製品です。
さほど変わらない値段で下位機種の 600XLもありますが、今回は 800Xのスペックで比較します。
明るさは、800ルーメンです。
上位機と同じ2灯形状ですが、マックスの明るさがやや劣る仕様です。
配光的には、同じルーメン値のキャットアイボルト800系より広めでしょうが、光が分散するため、感じられる明るさは、逆に劣るでしょう。
電池の持ちは、ハイパワーで1.45時間、ローモードで19時間です。
やはり、最高出力時は「オーバードライブ」という名称で、通常時(ブラスト)で4時間/400ルーメンという水準です。
重さは、それぞれ115gと軽量です。
防水等級は、本機もIPX7です。
ただ、バッテリーは交換できない仕様ですから、一概に、ボルト400などと比較はできないです。
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以上、MICRO DRIVE PRO 800XLの紹介でした。
LED2灯でワイドに配光するタイプは、キャットアイやライトアンドモーションには少ないため、こうした光源の製品を探している場合は良いと思います。
ただ、持続時間は相対的に低くなります。カンデラ値が公開されない点も、引き続きマイナスです。
【2019年】
【1300ルーメン】
39・LEZYNE MICRO DRIVE 1300XL
¥14,008 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
電源:バッテリー式
明るさ:1300ルーメン
サイズ:
重量:208g (本体・充電池)
光源:LED3灯
電池:
持続:ハイ2.5時間 点滅28時間
充電: 3.5時間
充電回数:
MICRO DRIVE 1300XLもレザインの製品です。
MICRO DRIVEシリーズですが「プロ」という名称が付かない部分が先ほどの機種と違います。ただ、明るさは、LED3灯の本機のほうが上位です。
明るさは、最大1300ルーメンです。
3灯になったので、全体に明るいです。
配光はこのシリーズはワイド配光なので、中心部が強烈に明るいと言うよりは、広範囲を照らせるという意味で「上位」です。
明るさは数段階調整できますが、800ルーメン(4時間持続)に落としても、夜道での実用性は担保されそうです。
電池の持ちは、オーバードライブ(1300lm)で2.5時間、ブラスト(800lm)で4時間、フラッシュ(150lm)で28時間です。
重さは、208gです。
心理的な節目ともなる200gを超えていいますし、重めです。
ただ、次にみる同社の上位機や、キャットアイで言うならば、ボルト1700(1700lm)よりはだいぶ軽いので、明るさ(配光の広さ)とのバランスは良いとは言えそうです。
本機も、バッテリーは交換できない仕様です。
防水性は、IPX7なので、完全防水です。
防塵性はないです。
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以上、MICRO DRIVE 1300XLの紹介でした。
3灯タイプで明るく、また、ワイド配光な製品です。防水等級も高めですので、バランスは良いと感じます。
ただ、200gを超える重さがあるので、ロードバイクなどにはあまり向かないとは言えそうです。
【2019年】
【1800ルーメン】
40・LEZYNE MEGA DRIVE1800i
¥24,750 楽天市場 (10/28執筆時)
【1600ルーメン】
41・LEZYNE SUPER DRIVE 1600XXL
¥19,800 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
電源:バッテリー式
明るさ:1800ルーメン
サイズ:
重量:237g
光源:LED3灯
電池:6000mAh
持続:ハイ1.4時間 点滅33時間
充電時間:4.5時間
充電回数:
DRIVE1800iは、レザインが販売する「ハイエンド機」です。
下位機種の1600XXL もありますが、後述するアプリを含めて同じです。
ただ、今回は、明るい1800iの方をみます。
Lezyne LED Ally
¥0 Apple App Store
Lezyne LED Ally
¥0 Google Play
製品としては、、同社のアプリ(LED ALLY)を通じて、ボタンなどのカスタマイズが可能です。
iOS・Androidとも用意されますが、英語のみです。
また、本機は、オート・デイ・ナイトセンサー搭載(明るさセンサー)を搭載します。
利用には、アプリを通したファームウェアアップデートが必要です(2019年10月にアップデートあり)。
自動点灯に対応するため、他社機と棲み分けができています。
明るさは、1800ルーメンです。
本機も変則的な3灯式ですが、「ワイド配光」へのメーカーのこだわりを感じます。
カンデラ値は、引き続き非公開です。
電池の持ちは、ハイパワーで1.4時間、ローモードで33時間です。
本機も、最大光量は「オーバードライブ」という名称で、通常点灯時(ブラスト)は、1000ルーメン/2.5時間です。
それでも、明るさに比して持続時間は長いと言えます。
重さは、 237gです。
それなりの重量です。
INFINITE LIGHT POWER PACK
¥14,850 楽天市場 (10/28執筆時)
防水性は、IPX7なので、完全防水です。
反面、バッテリー交換ができない仕様は、下位機種と共通です。
ただ、本機は専用の外部バッテリーで起動(充電)することはできます。
KTV PRO SMART REAR
¥5,800
なお、同社のリアライトとも、先述のスマホアプリで連動可能です。
ただ、日本の販売がなく、基本的に個人輸入するしかない状況ではあります。
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以上、DRIVE1800iの紹介でした。
重さはありますが、LED数が多く、明るく広い配光が売りでしょう。
その上で、明るさセンサーという独自性も評価できます。リアライトの販売があり、しっかりアプリが日本語化されれば、もう少し話題になったかもしれない機種です。
2-4・ジェントスのLEDライト

続いて、日本のジェントスのLEDライトです。
自転車メーカーと言うより、照明の専門企業です。
【2018年】
42・GENTOS 閃 455 SG-455B
¥3,700 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
方式:乾電池式
明るさ:250ルーメン(約1170カンデラ)
サイズ:107.5 x 29.8mm
重量:134g (乾電池含む)
光源:高輝度ホワイトLED 1個
電池:単4形乾電池 3本
持続:(標準6時間) 点滅 約22時間
閃455 は、GentosのLEDライトです。
アマゾンでは、伝統的に評判の高いモデルの新型です。
こちらは、自転車専用のLEDライトとして専用に販売されている製品ではありません。
しかし、マウンターが付属するので、自転車用に人気のあるライトです。
防水性もあるため、雨天走行時も安心です。
明るさは、250ルーメンです。
換算後のカンデラ数値も公開され、4840カンデラです。
ただし、フォーカスを照射角8度のナロー側に設定した場合であり、自転車に向くワイド側に設定した場合は、1170カンデラです。
前半でみた同じ電池式のパナソニック機より「やや良い」という水準です。
とはいえ、新しいJIS規格の前照灯の基準はこれならば超えるでしょう。
電池の持ちは、標準で6時間です。
前照灯の水準(400カンデラ)を満たす時間は非公開です。
もともと明るいので5時間程度は行くでしょうか。
一方、自転車専用設計ではないので、点滅は22時間と短いです。
本体の重さは、乾電池と本体込みで約134gです。
単4形乾電池 3本使用するタイプで、重さは結構あります。
普通車・マウンテンバイク・クロスバイクなど、車体重量をさほど突き詰める必要が無い場合は差して問題ないです。
スマホ1台ほどの重さです。
しかし、ロードバイクなど、軽量性が重要であるスポーツサイクルの場合は、このモデルだと重さで不利と思います。
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以上、閃 455 の紹介でした。
自転車用として考えるならば、ワイド配光(30度)で利用するのが良いでしょう。
そう考えた場合、同じくワイド配光のパナソニックの NSKL133と比較すると、カンデラは同等となります。重さを考えると、やや微妙な部分はあります。
また、あくまで「自転車用品」ではなく、「バイクライトとしても使える」製品である点は注意です。
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43・GENTOS 閃 355 SG-355B
¥4,400 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
方式:乾電池式
明るさ:100ルーメン(約470カンデラ)
サイズ:103 x 28.0mm
重量:138g (乾電池含む)
光源:高輝度ホワイトLED 1個
電池:単4形乾電池 3本
持続:(標準10時間) 点滅 約22時間
なお、「名機」として人気の高かった旧モデルも併売中です。
明るさは、100ルーメンとイマイチで、ワイド配光時の明るさも約470カンデラですので、前照灯の新しいJIS規格に合致しないかもしれません。
44・GENTOS 閃 409 SG-409R
¥3,700 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
電源:バッテリー式
明るさ:480ルーメン(約2250カンデラ)
サイズ:103 x 28.0mm
重量:154g
光源:高輝度ホワイトLED 1個
電池:単4形乾電池 3本
持続:標準5時間
閃 409は、GENTOSの閃シリーズのLEDフラッシュライトです。
こちらは、バイク用の製品ではないですが、比較的安くて明るく、VOLT400クラスの明るさがあります。
明るさは、480ルーメンとなります。
ナロービームでは10130カンデラと、懐中電灯なみに明るいレベルです。ただし、これは、自転車向きのワイド配光ではないため、30度ワイド配光とした場合は、約2250カンデラほどです。
5000円以下の自転車LEDライトとしてはそれなりの明るさが確かにあり優秀です。
電池の持ちは、しかし、この明るさをキープしたい場合、標準で4時間です。
なお、3段階で光の強さが調整できますが、JIS基準をクリアする「mid」だと7時間です。その場合250ルーメンで、1167カンデラとなります。
ただし、点滅には未対応です。
本体の重さは、volt 800より重い154gです。
自転車用に開発されたものではないため、重めです。
ライトホルダー
¥296 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
さらに、SG-335については、自転車専用品ではないため、別売りのマウンターが必要です。
とりあえず、直径30.3mmなので、対応するホルダーはあまりありません。この辺の相性は自己責任となります。
GENTOS 3.7V 2000mA SG-39SB
¥2,633 楽天市場 (10/28執筆時)
充電は、約3.5時間と割と速いです。USB充電が可能です。中身の電池は交換可能です。
防水性能も、URRBANシリーズと同様で、IP67の防水・防塵基準をクリアしています。
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以上、 閃 409の紹介でした。
比較的軽めで、ナロービームが出せるので、車庫から自宅まで暗い方など、懐中電灯としても利用する場合は、良いかもしれません。ただ、自転車専用設計ではないため、この部分は留意が必要です。
2-4・ブリジストンのLEDライト
続いて、日本のブリヂストンのLEDライトです。
展開数はさほどなく、乾電池式のみ出しています。
【HL-SP5.A】
45・ブリヂストン HL-SP1
¥2,980 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
方式:乾電池式
明るさ:400カンデラ
サイズ:高さ26×幅26×奥行92m
重量:75g (本体・電池)
光源:高輝度ホワイトLED 1個
電池:単3形乾電池2本
持続:点灯25時間 点滅8時間
スリムセーフティライト HL-SP1は、ブリヂストンから発売されてい自転車用ライトです。
本体色は、ブラック(HL-SP1.A BL)・ホワイト(HL-SP1.A WH)ほか、写真以外の配色を含めて多色あります。
明るさは、400カンデラです。
ようするに、旧来のJIS規格の前照灯の水準の「ギリギリ」の数字です。
ギリギリだと、2021年からの新基準(8ルクス/10m)に適合性があるのかは注意点です。お店の人や、同社のサポートに確かめても良いかと思います。
照射範囲は、1灯式で、先述のように明るさもギリギリですので、この部分の期待値は決して高くないです。
本体の重さは、75gです。
単3乾電池1ポンの重さを含みます。
電池の持ちは、25時間です。
防水等級は、本機については示されません。
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以上、 ブリヂストンのスリムセーフティライト HL-SP1の紹介でした。
名前通りに、スリムですが、セーフティのためにはもう少し明るいライトを選んでも良いでしょう。
【HL-SP5.A】
46・ブリヂストン HL-SP5
¥4,200 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
方式:乾電池式
明るさ:1000カンデラ
サイズ:40×97×32mm
重量:約110g (本体・電池)
光源:高輝度ホワイトLED 1個
電池:単3形乾電池2本
持続:ハイ15時間 ロー20時間
バッテリーライト1000 HL-SP5も、ブリヂストンかの自転車用ライトの上位機です。
本体色は、ブラック(HL-SP5.A BL)・ホワイト(HL-SP5.A WH)など本機も多色展開です。
明るさは、1000カンデラです。
こちらについては、格安機の範疇では「明るい」と言えます。
パナソニックのライトのようにサイド配光の工夫もあるので、もしかすると出所(OEM)は同じかもしれません。
ただ、そちらのように明るさセンサーは未装備で、オートライトではないです。
照射範囲は、1灯式ですが、形状的に広範囲の配光には配慮がありそうです。
先述のように明るさもギリギリですので、この部分の期待値は決して高くないです。
本体の重さは、68gです。
ただ、電池の重さは考慮していないので、単3アルカリ電池2本(約50g)使うと、110g前後になりそうです。
電池の持ちは、25時間です。
本機は2段階の明るさ調整ができ、ローモードでも、旧来の前照灯の水準をギリギリは満たす400カンデラで、20時間です。
防水等級は、本機についても示されません。
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以上、 ブリヂストンのバッテリーライト1000 HL-SP5の紹介でした。
下位機種より明るいです。ただ、(形状が似ている)パナソニックが新型で1500カンデラのモデルを出してもいますし、オートライトでもないですし、比較するとイマイチには思えます。
次回に続く!
バッテリー式自転車LEDライトのおすすめはこの機種!
というわけで、今回は、バッテリー式の自転車用LEDライトを紹介の2回目記事でした。
しかし、記事は、もうすこしだけ「続き」ます。
1・自転車用LEDライトの比較 (1)
1-1:キャットアイ〈日本〉
1-2:パナソニック〈日本〉
1-3:ガーミン〈日本〉
2・自転車用LEDライトの比較 (2)
2-1:ライト&モーション〈米国〉
2-2:KNOG〈英国〉
2-3:レザイン〈米国〉
2-4:ジェントス〈日本〉
2-5:ブリヂストン〈日本〉
3・自転車用LEDライトの比較 (3)
=用途・値段別の「おすすめ機種」の提案
直線上の明るさ ★★★★★
明るさの広がり ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
軽量性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
最終回となる3回目記事(こちら)は、結論編です。
今回紹介した、バッテリー式LEDライト全機種から、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
3回目記事は→こちら!