Top 調理家電 比較2022’ 自動調理!マルチクッカー40機の性能とおすすめ・選び方 (2)

2022年10月22日

比較2022’ 自動調理!マルチクッカー40機の性能とおすすめ・選び方 (2)

【今回レビューする内容】2022年 おすすめ調理家電!料理用マルチクッカーの性能と選び方

【比較する製品型番】ハイアール HotDeli JJT-R10A シロカ おうちシェフPRO SP-2DM251 SP-2DP251 SP-2DF231 SP-D131 SP-4D151 SP-5D151 アイリスオーヤマ CHEF DRUM KDAC-IA2 DAC-IA2 KPC-MA3 PC-MA3 PMPC-MA2 KPC-MA2 PC-MA2 PMPC-MA4 KPC-MA4 PC-MA4 PSC-20K ドウシシャ K-GP1 Shop Japan クッキングプロ V2 基本セット PKP-NXAM Instant Brands Instant Pot DUO MINI パナソニック SR-MC03

今回のお題
最先端!の多機能マルチクッカーのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。  

 今日は、2022年10月現在、最新の多機能調理家電の比較の2回目記事です。

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1・マルチクッカーの比較 (1)
 1-1:シャープ〈日本〉
 1-2:T-Fal(フランス)
 1-3:象印〈日本〉
2・マルチクッカーの比較 (2)
 2-1:シロカ〈日本〉
 2-2:アイリスオーヤマ〈日本〉
 2-3:パナソニック〈日本〉
 2-4:ハイアール〈中国〉
 2-5:その他の企業〈日本〉
3・マルチクッカーの比較 (3)
 =最終的なおすすめ機種の提案

 前回紹介できなかった各社の機種を追加でみていきます。

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 ただ、多機能調理機の「選び方の基本」は1回目記事こちら)の冒頭で書きました。

 そのため、検索エンジンから直接いらしてくれた方は、そちらからお読みいただくとわかりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。

1・ほったらかし調理 ★★★★★
2・調理の時短効果  ★★★★★
3・タイマー予約調理 ★★★★★
4・和食メニュー   ★★★★★
5・洋食メニュー   ★★★★★
6・総合評価     ★★★★★  

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を比較していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

2-1・シロカのマルチクッカー

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 はじめに、日本の調理家電メーカーのシロカのマルチクッカーです。

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 以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチな部分を青字で書いていきます


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 【2021年発売】

 16・シロカ おうちシェフPRO SP-2DM251 T
 17・シロカ おうちシェフPRO SP-2DM251 W
  ¥15,500 Amazon.co.jp (10/22執筆時)

 18・シロカ おうちシェフPRO SP-2DP251
  ¥17,980 Amazon.co.jp (10/22執筆時)

調理容量:1.68L(1-2人家族)
圧力調理:95kpa 119度
混ぜ機能:
自動メニュー:83種類
予約調理:
長時間煮込:対応

 SP-2DM251などは、シロカおうちシェフPROとして発売するマルチクッカーです。

 色と流通ルートの違いで3種類のラインナップですが、性能はどれも同じです。

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 本体の大きさは、幅24×奥行26c×高さ27cmです。

 調理容量は、1.7Lですので、最大で2人用でしょう。

 調理方式は、「圧力調理・低温調理・スロー調理・温度調理/炒め・あたためなおし・肉魚・野菜豆・スープ/卵・米」いう10方式に対応できます。

 結構多いですが、基本的には「圧力の有無・温度・加熱時間」3種類を設定できるのだと考えてください。

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 機能的にも、低温調理・無水調理を抑えますし、圧力式の他社機くらべても遜色はないです。

 なお、「炒める」とありますが、本機については、炒める前の「下ごしらえ」を意味します。 

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 圧力は、この機種は90kpaです。

 一般的な電気式圧力鍋としても、かなりのゲージ圧で、118度まで出せます。

 基本的に、動作圧力が高いほど、硬い肉の軟化作用が高いです。

 そのため、肉を柔らかくする力は、かなり強力でしょう。

 一方、あまり高いと、魚・野菜などが煮崩れしやすいですが、50kPa〜90kPaの範囲で、圧力が5kPa単位で数値指定できます。

 内蔵の温度センサーで管理するのだと思います。

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 安全面も、ふたの開閉検知機能がある方式で、開閉やセットアップを含めて利用は楽です。加圧機構もレバー式なので、分かりやすいです。

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 自動メニューは、83種類です。

 先述の10種類の調理方式を選んだあと、説明書をみながら番号指定する形式でこの数です。

 シャープやT-Falと違って、液晶パネルだけでは選択できない機構です。

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 予約調理機能は、搭載です。

 一部の自動メニューについて、先に調理して保温か、時間に合わせて調理かをするだけで、あとは、70度でキープしていく仕組みです。マイコン制御でファジーに動くわけではないです。

 レシピ集は、本機も付属します。

 豚の角煮は、容量など、レシピが分かり次第で追記します。

 300g-400g程度は少なくとも一度に調理できるはずです。

 お手入れは、圧力鍋としては簡単で、中性洗剤で簡単に洗えます。

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 以上、シロカおうちシェフPROの紹介でした。

 価格的に値ごろ感がありつつ、できる調理法に特段制限もないので優秀な機種だと思います。

 その上で、高圧がかけられますし、マニュアル式の電気圧力鍋としては本格派と評価できます。

 一方、「オート調理」の部分では、液晶が貧弱で、説明書をみながらでないと操作できない部分は難点です。また、構造もシンプルとは言えず、圧も高めですから、「圧力鍋」の基本構造や利用法を、ある程度知っている必要がありそうです。

 こうした部分で、T-Falの製品に比べて、初心者に少しとっつきにくい部分はあります。

 逆に言えば、圧力鍋になれた中級者での買い換えには、価格面・性能面ともにかなり向くと思います。

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 【2021年発売】

 19・シロカ おうちシェフ SP-2DF231
  ¥11,520 楽天市場 (10/22執筆時)

調理容量:1.68L(1-2人家族)
圧力調理:70kpa 115℃
混ぜ機能:
自動メニュー:20種類
予約調理:
長時間煮込:対応

 なお、シロカの「エントリーモデル」として、SP-2DF231も同時発売されました。

 本機については、温度センサー未搭載で、低温調理・温度調理/炒め機能非対応です。

 また、ゲージ圧が70kpaと、弱くはないものの上位機よりは低めで、また、マニュアルでの圧力設定もできない仕様です。

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 オートメニュー数も、総計で20と激減します。

 一方、安くてシンプルだから、簡単に使える「初心者向け」かと言われると、必ずしもそういう機種ではないです。覚える必要があることは、上位機と同じですから。

 あえて言えば、労を惜しまず、しっかり学びたい人向けの「入門機」です。


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 【2022年発売】

 【通常モデル】

 20・シロカ おうちシェフPRO L SP-5D151
  ¥32,780 Amazon.co.jp (10/22執筆時)

 【直販限定色】SP-5D152(T) SP-5D152(H)

 20・シロカ おうちシェフPRO L SP-5D152T
 20・シロカ おうちシェフPRO L SP-5D152H
  ¥27,800 Amazon.co.jp (10/22執筆時)
 

調理容量:3.5L(満水容量5L)
圧力調理:100kpa 120度
混ぜ機能:
自動メニュー:83種類
予約調理:対応
長時間煮込:対応

 SP-5D151などは、シロカおうちシェフPRO Lとして発売する電気圧力鍋です。

 こちらも、色と流通ルートの違いで3種類のラインナップですが、性能はどれも同じです。

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 本体の大きさは、幅27.6×奥行34.4c×高さ28.7cmです。

 調理容量は、3.4Lです。

 本体が大きいだけ、大容量の調理ができるモデルです。

 同社は6人用と書いています。

 他社機に較べても大きいですし、マニュアル調理では結構な量を扱えるでしょう。

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 かけられる圧力は、100kpaです。

 下位機種より多少高く、ゲージ圧で約120度まで出せます。

 低圧での調理も、50kPaから5kPa刻みで対応です。

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 自動メニューは、100種類です。

 小型の下位機種より少し多めです。主に、ご飯類、汁物類など、鍋サイズの大きさを活かせるレシピが増えます。

 なお、ご飯としては糖質オフご飯が炊けます。

 これについては【糖質オフ炊飯器の比較記事】で専用機について色々書きました。

 本機ついては、11%オフなので、さほど「不味く」はならないでしょうが、カット率は、マンナンヒカリ(30%)に較べるとイマイチです。

 その他の機能は、保温対応が15時間と3時間伸びる以外は下位機と基本的に同じです。

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 以上、シロカおうちシェフPRO Lの紹介でした。

 下位機種と同じで、オート調理の部分では、液晶表示の限界で、レシピ本をキッチンで見ないといけない手間はあるとは言えます。

 ただ、マニュアル調理を含めて、「まとめての大量調理」をしたい場合、調理容量の多さの部分でメリット性があります。

 サイズは小さくはないですが、調理容量からすると設置性も良いです。家庭用ほか、小規模な飲食店などでもニーズがありそうに思えます。


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 【2017年発売】

 【2Lモデル】

 21・シロカ SP-D131 【各色】
  ¥9,500 Amazon.co.jp (10/22執筆時)

調理容量:1.3L
圧力調理:約70kpa

 【4Lモデル】

 21・シロカ SP-4D151 【各色】
  ¥15,800 Amazon.co.jp (10/22執筆時)

調理容量:2.6L
圧力調理:90kpa 118度

混ぜ機能:
自動メニュー:8種類
予約調理:
長時間煮込:対応

 SP-D131SP-4D15も、シロカの販売する多機能調理機です。

 本機は、上で見た機種の旧製品ですので、遠からず終息していくと思います。

 調理容量は、(満水容量が)2Lのモデルは、1.3Lと小さめです。

 大量調理には向かないサイズですが、キッチンの邪魔にならないという小型性は引き続きメリットです。

 (満水容量が)4Lのモデルは、2.6Lですから、こちらは十分と言えるでしょう。

 豚の角煮は、300gの豚肉を35分程度で調理可能です。

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 調理方式は、「煮る・圧力をかける・無水調理・蒸す」いう4方式を採用します。

 ほかは、食材の再加熱ができるだけで、シンプルです。

 自動メニューは、8種類です。

 無水カレー、カレー、肉じゃが、豚の角煮、さんま煮、ポトフ、白米、玄米です。

 自動調理家電としてはイマイチな印象です。

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 圧力は、70kpaです(上位機は90kPa)。

 問題ありません。

 レシピ集は、こちらも、オリジナルなものを搭載します。

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 お手入れは、新機種と同じです。

 安全性の面は、一方、本機はフタのロック検知機能がないです。

 ロックピン式で開閉は分かりやすいのですが、他社のようなエラー表示はなされません。

 ただし、忘れがちな、内ふたやパッキンのつけ忘れについては警告がなされます。 

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 以上、シロカのSP-D131SP-4D151の紹介でした。

 発売当時は結構良い製品と感じましたが、さすがに5年経って陳腐化しています。

 構造的にも、本機は、ふたの開閉検知がなく、ロックピンを必要とする構造で一手間必要ですし、現状では選択肢にしなくて良いかと思います。

2-2・アイリスのマルチクッカー

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 つづいて、アイリスオーヤマのマルチクッカーです。

 同社は、低糖質などヘルシー料理に特長のある製品展開です。

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 【2021年発売】

 【ヘルシープラスあり】

 22・アイリスオーヤマ KPC-MA3-B
 22・アイリスオーヤマ KPC-MA3-H
 22・アイリスオーヤマ KPC-MA3-G
  ¥17,450 楽天市場 (10/22執筆時)

 【ヘルシープラスなし】

 23・アイリスオーヤマ PC-MA3-R
 23・アイリスオーヤマ PC-MA3-T
 23・アイリスオーヤマ PC-MA3-W
  ¥14,748 楽天市場 (10/22執筆時)

調理容量:2L(2-3人家族)
圧力の最大値:70kpa 115℃
混ぜ機能:
常圧調理(煮込み):30度-100度
自動メニュー:108種類
予約調理:対応

  KPC-MA3は、アイリスオーヤマが2021年に発売した電気圧力鍋です。

 2系統ありますが、下位機種の場合、自動メニューが6種類で、本機の最大の特長といえる52種類の「ヘルシープラス」メニューに非対応です。

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 調理容量は、2Lです(満水容量3L)。

 本体の大きさは30×30.1×22.4cmです。

 2-3人に対応するサイズの製品としては、決して大きくない本体です。

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 調理方式は、「圧力調理・温度調理・低温/発酵・鍋モード・無水調理・蒸し料理」です。

 最近のトレンドといえる、無水調理・低温/温度調理(30-100度)に対応します。

 後者は、 マイコン制御で、100℃〜40℃まで4℃刻みの温度調節が可能です。

 その上で、圧力がかけられる機種です。

 ご飯の調理も可能ですが、白米炊飯については、この方式はさほど味は期待できないでしょう。

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 かけられる圧力は、70kPa(115度)です。

 先述のように、最も汎用性の高い圧で、最近の「業界標」の圧と言えます。

 低圧での調理は、この機種は圧の手動調整ができないため、本機は非対応です。

 ただ、圧がさほど高くならない機種ですし、そのままでもこなせそうです。 

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 豚の角煮の場合、350gの豚肉のレシピがあります。

 調理時間は60分です。

 自動メニューのレシピは、T-Falと同じで水分少なめで調理し、下ゆでを伴わないで一気に完成させるタイプです。

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 自動調理メニューは、108種類です。

 うち、52種類が「ヘルシープラスメニュー」です。

 肉料理・魚料理・スープ料理・カレー・鍋ほか、「低糖質・食物繊維・塩分控えめ・低カロリー」といくつかの特性がある料理が用意される要素を持つ部分が特長です。

 他社にない「流行りそうなアイデア」かと思います。カロリー別にメニューが選べる点も良いです。

 モノクロながら大きめの液晶を装備した点を活かし、使い勝手もよさそうです。

 予約調理機能は、簡易的です。

 機能としてはありますが、ご飯を除けば、仕掛けてすぐに調理をして、そのまま、保温という形式です。

 とくにセンシングもしないため、基本的には、作ってすぐ食べるべきでしょう。

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 そのほか、面白い部分としては、ふたを取り外して煮込み鍋としても使える点です。

 これは、他社にない機能ですが、ガラスふたのようなものが別に付くとなお「よさげ」です。

 お手入れは、鍋本体と、調圧弁・水受け・調圧弁キャップ・圧力表示ピンを掃除します。

 圧力表示ピンを取り外して洗う必要があるため、すこし掃除の点数は多めです。

 内鍋は他社同様にフッ素加工ですから、お手入れは楽です。

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 安全性の面は、本機は、加圧機構がレバー式ですし、初心者でも割と扱いやすいでしょう。

 フタの密封状況を検知する機能も付属します。シロカと同程度です。

 レシピ集は、付属です。

 オンラインでも公開されており、約60種類のメニューが【こちら】で確認できます。

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 以上、アイリスオーヤマの電気圧力鍋の紹介でした。

 やはり目に付くのは、国産機にもかかわらず「値段が安い」点です。

 その上で、白黒ながら液晶パネルを装備することで、自動メニューが108種類と多いので、割と楽しんで使えそうなのが「売れている理由」でしょう。作動圧力も十分で問題ありません。

 むろん「ヘルシーメニュー」は強い個性であり、この部分を優先したい人は、選ぶ意味が高そうです。


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 【2019年/2020年発売】

 【上位機種】(ガラスフタ付き)

 24・アイリスオーヤマ PMPC-MA2-B
  ¥12,800 Amazon.co.jp (10/22執筆時)

 【中位機種】(ガラスフタなし)

 25・アイリスオーヤマ KPC-MA2-B
  ¥13,100 Amazon.co.jp (10/22執筆時)

 【下位機種】

 26・アイリスオーヤマ PC-MA2-W
  ¥10,781 Amazon.co.jp (10/22執筆時)

調理容量:1.4L(1-2人家族)
圧力の最大値:70kpa 115℃
混ぜ機能:
常圧調理(煮込み):40度-100度
自動メニュー:69種類
予約調理:対応

 PMPC-MA2-Bは、アイリスオーヤマが2019年に発売した電気圧力鍋です。

 先ほどの機種の小型版といえます。ただ、ヘルシーメニューは非搭載です。

 中位機種となるKPC-MA2-Bは、調理後に利用できるガラスのフタが付属しない製品です。

 そのほか、後述するように、自動メニューのレシピ構成が少し異なります。

 下位機種PC-MA2は、作動圧力などは同じですが、自動メニューが6種と大幅に少ないです。

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 結論的にいえば、選ぶならば、中位機種以上でしょう。

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 本体の大きさは28.2×28.6×21.3cmです。

 サイズ的に言えば、他社機より奥行がない形状ですから、設置性は良いと思います。

 調理容量は、1.4Lです(満水容量2.2L)。

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 調理方式は、「圧力調理・温度調理・低温/発酵・鍋モード・無水調理・蒸し料理」です。

 下位機種と同じです。

 本機も、煮込み鍋としても使える工夫があります。無水調理は、カレーについてのみ、自動メニューがあります。

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 かけられる圧力は、70kPa(115度)です。

  先ほどの機種と同じです。汎用性が高い温度ですし、問題ありません。

 豚の角煮の場合、300gの豚肉が調理できます。

 調理時間は55分です。

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 自動調理メニューは、65種類です。

 新機種より少ないですが、しっかり液晶装備です。

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 なお、 上位機PMPC-MA2は、上表の通りです。

 いずれも、先述の「ヘルシーメニュー」は未装備です。

 中位機KPC-MA2のレシピについては【公式サイト】に記載がある65種類です。

 単純に4種類の増減というわけでなく、上位機にない、シュークルート・グリーンカレーなどレシピは中位機だけにあります。逆に、デミチキンやパーニャカウダなどはありません。

 とはいえ、定番メニューは一緒ですし、その部分に、過度にこだわらなくても良さそうです。

 予約調理機能は、単純なタイマー予約なので簡易的です。。

 レシピ集は、約60種類のメニューが【こちら】で確認できます。

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 以上、アイリスオーヤマの電気圧力鍋の紹介でした。

 基本的に先ほどの機種の小型機で、調理技法は同じです。

 残念なのは、同社の個性と言えるヘルシーメニューがない点でしょうが、そこは「自分で工夫する」という場合は本機も良いかと思います。

 ただ、1人暮らし用と考える場合、予約調理や保温などは、もう少し充実すると良いかなと思います。

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 【2019年/2020年発売】

 【上位機種】(ガラスフタ付き)

 27・アイリスオーヤマ PMPC-MA4-B
  ¥16,990 Amazon.co.jp (10/22執筆時)

 【中位機種】(ガラスフタなし)

 28・アイリスオーヤマ KPC-MA4-B
  ¥16,302 Amazon.co.jp (10/22執筆時)

 【下位機種】

 29・アイリスオーヤマ PC-MA4-W
  ¥14,198 Amazon.co.jp (10/22執筆時)

調理容量:2.6リットル
圧力の最大値:70kpa 115℃
混ぜ機能:
常圧調理(煮込み):40度-100度
自動メニュー:90種類
予約調理:対応

 なお、2020年に本機の大容量タイプもでました。

 上位機、下位機、中位機の違いは、1つ上の機種と同じです。「ヘルシーメニュー」も残念ですが、未搭載です。

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 サイズは、W320×D334×H232mmとなりますが、調理容量が2.6Lと世帯用になります。

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 また、最上位機は、主にサイズが大型化されたことで、チャーシューやイワシの生姜煮など、レシピが80種まで増えました。なお、中位機は80種で、下位機は6種です。

 それ以外は基本的に同じです。

 世帯用には良い製品だと思いますが、同程度の容量の他社機より、本体が大きめである点は、注意してください。


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 【2022年発売】


 【自動メニュー108種+内鍋ダイヤモンドコート】

 30・アイリスオーヤマ CHEF DRUM KDAC-IA2
  ¥65,880 Amazon.co.jp (10/22執筆時)

 【自動メニュー90種】

 31・アイリスオーヤマ CHEF DRUM DAC-IA2
  ¥52,751 Amazon.co.jp (10/22執筆時)

調理容量:2L(満水容量4.5L)
圧力調理:
混ぜ機能:対応
常圧調理(煮込み):40度-100度
自動メニュー:108種類
予約調理:対応

 CHEF DRUM KDAC-IA2は、アイリスオーヤマの新型のマルチ調理機です。

 パドル式のシャープと違い「鍋を傾けて回す」方法で「混ぜる料理」を実現させた製品です。

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 なお、同時発売のDAC-IA2 は、実際には下位機種です。

 できる調理パターンは同じですが、自動メニュー数の部分でがあります。

 例えば、グリーンカレー・牛肉のしぐれ煮、チャーハンなどが省略です。

 加えて、内鍋のフッ素加工(ダイヤモンドコート)が不採用です。

 この部分のは、片付けの手軽さの部分で重要です。

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 結論的にいえば、上位モデルが良いかと思います。

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 本体の大きさは幅 370×奥行27×高さ 343 mmです。

 かなり大きく、特に背は高めです。

 後述するように、本機は仕様的に「傾く」ので、利用場所は選びます。

 調理容量は、鍋に、30度の角度つけて混ぜるとして2Lです(満水容量4.5L)。

 やはり傾ける部分で、満水容量(本体サイズ)に対して、調理容量は少なくなります。

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 調理方式は、なり多いです。

 「揚げる・炒める・煮込む・焼く」ほか、9パターン対応です。

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 本機は、角度を付けない(0°)のほか、30°・50°と鍋に角度を付けられます。鍋底に油をひくことで、炒める・焼く所作も再現可能です。

 焼きそばなど、ばらけやすい食材ならうまく行きやすいでしょう。

 一方、チャーハンなど、粘性が高いお米は(アジアの長粒種を茹でて使ったり、事前に炊いた米を洗っておくなどの)工夫をしないと、仕上がりは悪いと思います。

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 揚げるは、他機にはない機能であり、かなり独創的です。

 本機の場合、角度を付けて回すので、少量の油で揚げ物ができるという部分が「売り」です。

 揚げ方は、油の余熱自体は水平0°で行い「余熱完了」の合図を待ってから、食材を入れ、傾けて回転させつつ揚げていくという方法になります。

 油の温度160〜200℃に設定できます。

 ただし、油量は300-400mlであることが、構造上必須です。また、使う油は常温の状態でないと、温度センサーが働かない仕様になります。

 そのほかに、安全面で注意を要する部分がいくつかあります。

 第1に、本機は油を高温まで熱する仕組みなので、本体やフタが熱くなる点です。

 取り出す際は、熱さに気をつけないといけません。 

 第2に、構造上、キッチンだとフタの水滴が付きやすい点です。

 取り出す際に、水滴が落ちることで「油跳ね」に気をつける必要があります。

 そのほか、本機は900Wなので、調理が止まらないように、ブレーカーに注意する必要があること、不意の地震やペットの「来襲」などに十分対処できる場所に置くこと、手動モードでも「揚げ物ができてしまう」構造なので、しっかり説明書を読み、決してそれをしないことなどが、注意点と言えます。

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 結論的にいえば、揚げるは、自動調理もほったらかしも無理です。「料理の自動化」の部分を期待してはいけない製品と言えますし、注意を要する点も多めです。

 しかし、少量の油で揚げ物ができる部分で家計が助かるという経済性はあるので、そこを期待して買うならば、QOLは上がるでしょうし、話は別かと思います。

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 煮込むは、通常の電気鍋と同じ仕組みなので、説明不要でしょう。

 ただ、本機は、シャープもホットクックと同じで、圧力鍋式ではないので、煮込みが得意でというわけではないです。これは、シャープも同じです。

 そのほかは、低温調理・無水調理・茹でる・発酵・スロー調理に対応です。

 かけられる圧力は、先述のように、本機は圧力式ではないので、1気圧(100℃)です。

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 自動調理メニューは、108種類です。

 カレーほか、チャーハン・回鍋肉・酢豚・八宝菜・パエリア・ポトフほか定番は網羅します。

 液晶はモノクロですが、QRコードでレシピにリンクさせる仕組みは、割と便利に思えます。

 一方、玉ネギの炒め、ホワイトソースなど、下こしらえにも自動メニューがあります。キッチンに常設できる場所があるならばですが、結構便利に思えます。

 予約調理機能は、対応です。

 ただ、温度などを見れるわけではないですし、簡単なタイマー保温です。も

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 後片付けは、内鍋は、上位機の場合フッ素加工(ダイヤモンドコート)で問題ありません。

 圧力も使わないのでわりと楽に思えます。ただ、「揚げる」を使った場合の「始末」が楽なのかについては、すこし実機レビューを待ちたいと思います。

 とくに、揚げ物にも使うフタに蒸気口があり、形状が複雑にに見えます。

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 以上、アイリスオーヤマCHEF DRUM KDAC-IA2の紹介でした。

 同社にしか出せないなと感じる一芸家電で、実験的でありつつ、野心的だと思いました。

 ただ、特許関係もあってのことだと思いますが、パドルを使わない方式なので、「混ぜる」部分での仕上がりに課題がありそうで、料理も選びそうです。

 揚げるも、制限事項は多いので、(本当に使うかの部分で)買う前に検討の余地はあるでしょう。


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 【2018年発売】

 32・アイリスオーヤマ PSC-20K-W
  ¥2,179 Amazon co.jp (10/22執筆時)

調理容量:1.6L
長時間煮込:対応

 PSC-20Kは、アイリスオーヤマのスロークッカーです。

 本機はシンプルかつ単純な電気調理鍋で、煮込み専用です。 

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 本体の大きさは、幅21.2×奥行23.2×高さ21.3cmです。

 格安ですが、さほど小型というわけでもないです。

 調理方式は、スロークッカーですので、「コトコト煮込む」のに特化されます。

 温度調整は、175W(コンロの弱火)と115W(コンロのとろ火)の2種類の切替えと、60Wでの保温に対応する点で、柔軟性は高いです。

 調理容量は、一方、1.6Lと小さめなので、大量の調理用と言うより、3-4人家族でのカレーなどの長時間調理に向きます。

 お手入れは、こちらも内部の鍋は陶器製ですから注意が必要です。

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 以上、アイリスオーヤマのスロークッカーの紹介でした。

 やや小型である点は用途に合わせれば問題ないでしょう。格安なスロークッカーを探している場合は、選択肢となり得ます。

2-3・パナソニックのマルチクッカー

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 つづいて、パナソニックのマルチクッカーです。

 同社は、あくまで電気圧力鍋としての販売ですが、そうした要素を持つため取りあげています。


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 【2019年発売】

 33・Panasonic 電気圧力鍋 SR-MP300-K
  ¥17,600 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

調理容量:2.0リットル
圧力の最大値:70kpa 115℃
混ぜ機能:
常圧調理(煮込み):70度 85度
自動メニュー:7種類
予約調理:対応

 SR-MP300は、パナソニックのマルチクッカーです。

 先述のように、どちらかというと、シンプルな「電気圧力鍋」として売っている製品ですが、「自動化」の要素も持ちます。

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 本体の大きさは、29.2×27.8×27.0cmです。

 サイズ感からすると、【5合用炊飯器の比較記事】で紹介したような諸製品から、背丈を少しだけ伸ばした感じです。

 設置性は良く、家庭に置いて邪魔にならないサイズをキープします。

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 調理方式は、煮こみ・無水調理・煮込み、低温調理という4パターンが基本です。

 低温調理は、70度と85度固定ですが、温泉卵や茶碗蒸しなどに使えます。 

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 圧力は、70kpa(115度)の1段階です。

 「ほどほどの圧力で、初心者にも使やすい」という部分を志向した製品ですし、これで問題ありません。

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 調理容量は、調理容量として2.0L(満水容量3L)です。

 ご飯の5合炊きの分量をイメージしてください。

 カレーならば、だいたい5−6人皿の容量で、3-4人家族向けと言えます。

 ちなみに、白米も炊けますが、圧力鍋だと粘りと柔らかさがでやすく「本職」に大きく劣ります。

 ただ、玄米を炊く方は、割と多いようです。

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 自動調理メニューは、6種類を基本にします。

 豚の角煮のほか、肉じゃが、ヘルシースープ、玄米、 黒豆、甘酒が選択可能です。

 わりとシンプルです。

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 レシピ集は、一方取扱説明書に約80種類、オンラインのレシピ集に20種類と、多めです。

 【こちら】でレシピの一端がみれます。

 なお、改で言えば、自動メニューとの差は、「無水調理・煮込み・低温(70/85度)」を選んで、時間指定する2段階の手間が必要という点です。

 「完全にボタン1つ」でなくて「2つ」で良いならば、(途中作業が必要な一部メニューを除けば)100レシピ近くは作れると言えます。

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 豚の角煮は、600gで、「総調理時間」が60分となります。

 パナソニックの場合、「加圧時間」ではなく、「調理時間」の表記です。同社も、下ゆでなしに、全自動で作る方式です。

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 予約調理機能は、自動メニュー設定時のみ、その一部が利用可能です。

 具体的には、3時間から12時間の幅で、カレー・肉じゃが・角煮・ヘルシースープ・玄米の5メニューついては設定が可能です。予約調理後には保温になります。

 この部分が充実する象印には及ばないものの、主要なメニューは押さえています。

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 お手入れは、露受け・おもり・パッキンなどを掃除する必要があります。

 さほどたいへんでない作業です。さらに、本機は内鍋がフッ素加工です。

 最近一部の海外製で、フッ素加工されていないものもありますが、このあたりは万全です。

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 安全性の部分でも、能力は高いです。

 ふたを閉めないと稼働しない(フタロック検知)など、配慮があります。

 電気圧力鍋は、ガス式と比較すると「火の消し忘れ」などはないので、安全性は基本的に高いです。

 これらの点で、電気圧力鍋は「初心者向き」です。

 そのほか、ロックピンや、蒸気を逃がす構造など、JIS基準に準拠する仕組みは網羅します。

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 以上、パナソニックSR-MP300の紹介でした。

 今回は「全自動化(手放し調理)」を指標の1つとして「おすすめ」を選ぶ企画なので、値段に比して、自動メニューが少ない本機は、選外だと思います。

 ただ、電気圧力鍋の部分の性能・使い勝手はよく、メニュー構成もそつがないため、「シンプルに使いたい初心者」において、本機は結構良い選択肢に思えます。

 色々自動で作れるマルチクッカーというより、加圧もでき「初心者にも優しい電気圧力鍋」をお探しの方には、有力な候補です。


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 【2018年発売】

 34・パナソニック ミニクッカー SR-MC03-W
 34・パナソニック ミニクッカー SR-MC03-S
 34・パナソニック ミニクッカー SR-MC03-P
  ¥5,200 Amazon co.jp (10/22執筆時)

調理容量:0.27L
長時間煮込:対応

 こちらは、パナソニック小型ミニクッカーです。

 シンプルな煮こみ用です。

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 本体の大きさは、21.0×16.0×16.0cmです。

 調理容量は、一名前の通り超小型製品です。容量としては、0.27Lです。

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 調理方式は、やはり「煮込む」専用の製品です。

 容量が小さいので「200−250cc」ほどの水量で、ちょっとした「おかず」を作るための製品です。

 レシピとして、ラタトゥイユ・カレー・野菜スープ・鶏雑炊が提案されており、いずれも「2人前」の分量です。

 繰り返しますが「ちょとした」煮込み料理を作るためのものです。

 温度調整は、ただし、設定ができないので、本当に単純に煮込むだけの製品です。

 そのため、「スロークッカー」かと言われると、やや微妙です。

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 一方、この製品は、同じボタンを「スイッチオン」することでで、1.5合のご飯が炊けます。30分ほどで自動的に炊飯して切れる仕様です。

 この仕組みから判断するに、温度管理は炊飯に最適化されていて、その他の料理もその温度管理でできるもの、ということになるでしょう。

 お手入れは、内鍋を洗うだけなので簡単です。

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 以上、パナソニック小型ミニクッカーの紹介でした。

 カテゴリー的に、(必ずしも)スローではない、よりシンプルな家電です。ただ、少人数世帯の「電気煮込み機」として、ニッチながら需要がありそうです。

 ありそうでなかったサイズを、大手が作るところに面白さを感じました。

2-4・ハイアールのマルチクッカー

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 つづいて、中国のハイアールのマルチクッカーです。

 世界的な家電製造メーカーで、日本への進出歴も長く、保守網も整備されています。

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 【2.4Lタイプ】

 【2021年9月発売】

 35・ハイアール HotDeli JJT-R10A
  ¥19,380 楽天市場 (10/22執筆時)

調理容量:1L(1人向き)
圧力調理:
混ぜ機能:対応
自動メニュー: 90種類
予約調理:対応
長時間煮込:対応

 HotDeli JJT-R10A は、ハイアールが「無水かきまぜ自動調理器」というカテゴリーでだす、圧力を使わないマルチクッカーです。

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 本機については、シャープの「まぜ技ユニット」搭載機と同じで「混ぜ機能」があるのが「売り」です。

 その上で、だいぶ安いので、結構人気が出る気がします。

 本体の大きさは 幅216×奥行279×高さ210mmです。

 1Lの定格容量で、1人用(最大2人)サイズですので、小型ジャーとだいたい同じサイズで、設置性が良いです。

 調理方式は、かなり多いです。

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 対応する調理技法は、煮る(煮詰める)、煮込む、(油を使わず)炒める、ゆでる、蒸す、低温調理、炊飯、パン・ケーキを焼くなどです。

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 これに、「混ぜる」ボタンがあり、手動調理時にパドルを使ってかき混ぜる所作も対応です。

 煮物ほか、(油を使わない)炒め物などをする際に、パドルを取り付けて使います。

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 なお、「混ぜる」は、炒め物ほか、煮物を焦げ付かないように「かき混ぜる」ような目的に限定されます。

 ポテトサラダについては、自動メニューにありますが、茹でるまでの自動調理であり、(無水で)ゆで上げあげるまでの対応で、その後は、ボウルで自分で潰します。

 ようするに「つぶす」動作はパワー的に無理です。これは、シャープも(大きな)上位機しかできませんので、固有の弱点とも言えませんが。

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 自動レシピ数は、90種類です。

 シャープの1人用の下位機種とだいたい同じです。

 同社のサイト【こちら】で、メニューは確認できますが、しっかり和食に対応しているのは、注目点です。

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 一方、シャープの上位機同様に、蒸し器を兼ねた2段調理トレイ(クックトレイ)も付属です。ごはんとの同時調理に対応できます。

 ただ、2段調理のレシピ(こちら)は、エビチリ&ごはんほか8種類です。

 なお、このトレイは手動調理時などに「蒸し器」の役割も果たします。

 手動調理は、「まぜる」「まぜない」を選択した上で、温度(80-120度)・時間を設定する方式です。

 「まぜる」は先述のように、さほどパワフルでないこともあり、回転数やパワーの選択はできません。

 長時間煮込みは、40〜100℃での温度設定ができます。

 スロークックも対応です。

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 調理容量は、先述のように1Lです。

 豚の角煮は、400gで、1時間50分の加熱時間です。

 圧力を使わないので、時間はかかります。

 お手入れは、圧を伴わない方式なので手軽です。

 また、内鍋フッ素加工です。

 安全面は、圧がかかる製品ではないので、安心して利用できます。

 予約調理は、対応です。

 ただし、一部自動メニューのみです。シャープ・象印のように、細かいマイコン制御で予約設定時間に合わせて最適な調理をするかは不明です。

 手動の場合はごはんだけ対応します。

---

 以上、ハイアールのHotDeli JJT-R10A の紹介でした。

 圧を伴わない方式ですので、時短効果は乏しいですが、煮物など「混ぜる」ほうが美味しく仕上がる料理が得意です。ライバルは、シャープの下位機種でしょう。

 比較する場合、液晶メニューがない部分、予約調理の部分で不便ではあるのですが、相当の値段差ですし、(油を使わず)炒めるなど、「混ぜないとできない」メニューを気軽に試したい場合に良いかと思います。

2-5・他社のマルチクッカー

 最後に、ここまで見た以外の製品をまとめてみておきます。


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 【2019年発売】

 36・ドウシシャ Kamome K-GP1-BK
 36・ドウシシャ Kamome K-GP1-IV
  ¥2,980 楽天市場 (10/22執筆時)

調理容量:3L(満水時)
圧力調理:
混ぜ機能:
自動メニュー:24種類
予約調理:対応
長時間煮込:対応

 こちらは、ドウシシャの「kamomeグリルパン 」です。

 一風変わった特徴的な家電を出すことの多い日本メーカーです。

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 本体の大きさは、幅28.8×奥行22.5×高さ21.7mmです。

 今回紹介する製品のなかでは小型なほうで、2Lサイズです。

 調理容量は、2Lです。

 ただし、満水容量なので、調理容量はより少ないでしょう。

 調理方式は、保温のほかは、「煮込み・「炊く」・「焼く」に対応する機種です。

 本機は、圧力式ではなく、ヘルシオホットクックと同じ、電気調理鍋です。

 ただし、「混ぜ機能」は未装備です。

 「炊く」はつまりご飯で、3合までの対応です。

 ただ、【小型炊飯器の比較記事】で紹介したような専門機に較べると、マイコン式で釜の厚みなどの工夫もないので、専門機に比べると味は期待できないでしょう。

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 「焼く」については、要するに、60度から230度までの加熱に対応するため、炒めが可能という意味です。

 この部分で、本格的な自動料理はできませんし、タイマー機能もないので用途は限定されるでしょう。

 自動メニューは、炊飯のみです。

 予約調理は、できません。

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 レシピ集は、付属しますが7種類のみです。

 ネット上で随時追加の予定で、現時点では、【こちら】に24点公開されています。

 お手入れは、内釜はアルミダイキャストで、中性洗剤などで洗えますが、フッ素加工についての情報がない点が注意点です。

 安全面は、圧がかかる製品ではないので、安心して利用できます。

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 以上、kamomeグリルパンの紹介でした。

 「SNS映え」しそうな多機能マルチクッカーです。

 一方、(普段料理をしない)「お父さんに料理してもらう」のがもうひとつのコンセプトですが、この手の宣伝をする商品にありがちですが、シンプル過ぎて機能的にはつまらないですね。


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 【2021年発売】

 【2.4Lサイズ】

 37・Shop Japan クッキングプロ V2 基本セット
  ¥14,900 楽天市場 (10/22執筆時)

調理容量:2.1L(2-3人用)
自動メニュー:100種類

 【3.2Lサイズ】

 38・Shop Japan クッキングプロ V2 基本セット
  ¥16,980 楽天市場 (10/22執筆時)

調理容量:1.6L(1-2人用)
自動メニュー:
80種類

圧力調理:約80kpa 117度
混ぜ機能:
予約調理:対応
長時間煮込:対応

 クッキングプロは、日本の通販番組であるショップジャパンが取り扱う多機能調理家電です。

イギリスで大人気」という触れ込みだったプレッシャーキングプロの日本版後継機です。

 で同国の通販番組であるHigh Street TVの取り扱う人気商品を元にした製品です。

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 調理容量と 本体の大きさは、2機で異なります。

 2.4Lサイズは、調理容量としては、1.5Lの1-2人家族用で、275×280×274mmです。

 3.2Lサイズは、調理容量としては、2.1Lの3-4人家族用で、295×297×292mmです。

小型ではないですが、十分キッチンに置けるサイズでしょう。

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 調理方式は、10種類です。

 「圧力調理・炊飯・発酵調理・無水調理・蒸し・スロー調理・温めなおし・煮込み・炒め」です。

 作動圧力は違いますが、圧力式のシロカと似た構成です。

 やはり「圧力の有無」「温度設定」「時間設定」を基本とした、調理技法のレパートリーと考えれば分かりやすいです。

 「炒め」は、本機についても、炒める前段階までの処理を意味します。

 ご飯は、小さい方が3.5合・大きな方が5合です。

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 かけられる圧力は、80kPa(117度)です。

 低圧(40kPa)も出せますが、シロカのように調整できるわけではなく、自動メニュー用です。

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 自動メニューは、100種類です。

 小型機は80種類ですが、主にサイズ感に関係するメニューの違いで、グレード差ではないです。。

 本機も大きめのモノクロ液晶を装備するため、ある程度感覚的に使えます。


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 メニュー的には、和食も充実しますが、国際色も結構豊かな感じです。

 予約調理は、一応12時間まで設定できますが、マイコン制御というわけではないです。

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 豚の角煮は、同容量(2.4L)の旧機種の場合ですが、500gで45分の調理時間です。

 この製品も下ゆでなしに、小容量の調味料で一気に作る方式です。

 レシピ集は、同梱です。

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 お手入れは、焦げ付き防止加工がなされていますが、フッ素加工はされない仕様です。耐久性はありますが、やや面倒な可能性はあります。

 ただ、フタの構造はシンプルで、圧力を書ける部分のパーツは洗いやすそうです。

 内釜はテフロン加工で、手入れしやすい構造です。

 ただし、鍋本体のほか、安全弁、ふた、パッキン・おもりなどを掃除する必要があるため、圧力式は、部品の点数は多いです。

---

 以上、ショップジャパンのクッキングプロV2の紹介でした。

 加圧対応機としては割安な製品です。扱いも比較的楽なので、値段によっては「あり」でしょう。

ーーー

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 【直販限定】(レシピ集+延長保証)

 39・Shop Japan クッキングプロ PKP-NXAM
  ¥16,170 Amazon.co.jp (10/22執筆時)

 【旧製品】

 39・Shop Japan プレッシャーキングプロ
  ¥16,170 楽天市場(直営店) (1/5執筆時)

調理容量:2.4L(2-3人用)
圧力調理:約50kpa
混ぜ機能:
自動メニュー:8種類
予約調理:
長時間煮込:対応

 なお、上記の旧製品となるののがこれらです。

 クッキングプロについては、この段階だと液晶パネルに文字が表示できないため、メニューが少ないほか、低温調理(発酵)に未対応です。

 プレッシャーキングプロは、温度調理(スロークック)にも対応しません。

 価格差をふまえても、新機種が良いでしょう。

次回に続く
多機能マルチクッカーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、各社のマルチクッカーの比較の2回目記事でした。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

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1・マルチクッカーの比較 (1)
 1-1:シャープ〈日本〉
 1-2:T-Fal(フランス)
 1-3:象印〈日本〉
2・マルチクッカーの比較 (2)
 2-1:シロカ〈日本〉
 2-2:アイリスオーヤマ〈日本〉
 2-3:パナソニック〈日本〉
 2-4:ハイアール〈中国〉
 2-5:その他の企業〈日本〉
3・マルチクッカーの比較 (3)
 =最終的なおすすめ機種の提案

ほったらかし調理 ★★★★★
調理の時短効果  ★★★★★
タイマー予約調理 ★★★★★
和食メニュー   ★★★★★
洋食メニュー   ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 最終回となる3回目記事こちら)は、紹介が漏れてしまったInstant Potを追加でみていきます。

 その後、全機種から、用途別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 3回目記事は→こちら!

posted by Atlas at 21:14 | 調理家電

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