1回目記事からの続きです→こちら
2-1・Goal ZeroのUSB-PD対応機
2回目記事のトップバッターは、米国のGoal ZeroのUSBバッテリーです。
アウトドア向きの製品展開が多い企業です。
1・UBC PDバッテリーの比較 (1)
1-1:選び方の基本 【導入】
1-2:アンカー 〈米国〉
1-3:RAVPower〈中国〉
1-4:エレコム〈日本〉
2・UBC PDバッテリーの比較 (2)
2-1:他の企業
2-2:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭の「選び方の基本」で見たのと同じ基準で見ていきます。
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また、以下では、Atlasのオススメポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字系で記していきます。
【2022年発売】(執筆時在庫切れ)
19・ Goal Zero Sherpa 100 AC Power Bank 4th Gen
¥(47,080) 楽天市場 (6/2執筆時)
蓄電容量:25600mAh
USB-A出力:2ポート
USB-C出力:1ポート
AC出力:100W (110V 0.9A)
入力 :コンセント+ USB-C(60W)
出力 :100W (20V 5A)
本体重量;約952.5g
充電用端子: コンセント USB-C (共用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:2年
USB PD-PSS:
サイズ:幅195×高さ25×奥行139mm
Goal Zero Sherpa 100 AC Power Bank 4th Genは、米国のGoal Zeroが販売する製品です。
日本ではアスクが同社の製品の輸入をはじめました。
本体重量は、952gです。
ポータブルというより、キャンプや非常時などの用途を想定した少し特殊なモデルです。
バッテリー容量は、25600mAhです。
出力は、USB-Cは、60Wと100Wが2系統です。USB-Aは、12Wで1系統です。
一方、本機はAC電源出力もあるので、出先でコンセント代わりにも使えます。
最大電流は、5V, 9V, 12V, 15V, 20Vについて、最大4Aまでという表記です。
USB-A端子も2系統ありますが、そちらは、12W(5V 2.A)が最高です。
その上で、ワイヤレスQi充電に対応できることです。
世代は、Qi2ではなく(初代の)Qiです。
ただ、MagSafeではないQiは初代でも15Wは出せていて、その部分では問題ないです。
入力は、ACコンセントほか、2つのUSB-Cでも対応です(60W・90W)。
60W対応のUSB-C充電器と対応ケーブルを利用する場合、だいたい2.5時間で満量充電です。
【充電時間:約7.5〜15時間】
Goal Zero NOMAD 20 V2-C
¥29,480 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
【充電時間:約3〜6時間】
Goal Zero NOMAD 50 V2-C 11920 XX1563
¥51,480 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
【充電時間:約3〜6時間】
Goal Zero BOULDER 50 XX1406 32406
¥(30,695) Amazon.co.jp (6/2執筆時)
このほか、同社は、太陽光パネルの販売もあり、そちらの純正機器でも充電可能です。
最小時間は、晴天下に限られますが、キャンプなどには良い部分があります。
パススルー機能は、この製品も未搭載です。
低電流モードも「非対応」です。
保証期間は、2年です。
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以上、Goal Zero Sherpa 100 AC Power Bank 4th Gen の紹介でした。
今回は、ノートPC用を探すのが主眼ですので、その点では例外的です。
しかし、例えば、キャンプ用としては「小さめ」かもしれませんが、軽めで、汎用性があるので、何かと便利なシーンがあるかもしれません。
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なお、同社からは、このほかにも大きめのバッテリーを出しています。
順番にみておきます。
【2021年発売】
20・ Goal Zero Sherpa 100 PD Qi (前世代)
¥42,466 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:25600mAh
USB-A出力:2ポート
USB-C出力:1ポート
入力 :60W (20V 3A)
出力 :60W (20V 3A)
本体重量;約635g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:1年(米国)
USB PD-PSS:
サイズ:幅191×高さ25.4×奥行94mm
第1に、Sherpa 100 PD QI です。
こちらは、代理店経由ではない製品のようです。
「前世代」とありますが、おそらく旧機という意味ではなく、Qi2ではなく、(初代の)Qiという意味かなと思います。
本体重量は、635gです。
バッテリー容量は、25600mAhです。
容量は多めですが、重さはかなりある機種です。
出力は、60W です。
接続端子は、USB-C端子が1ポートのほか、通常のUSB-Aポートも2つあります。
USB-C端子は充電兼用です。
最大電流は、55V, 9V, 12V, 15V, 20Vについて、最大3Aまでという表記です。
USB-A端子も2系統ありますが、こちらも、12W(5V 2.A)が最高です。
一方、本機もQi対応ですが。
ただ、Qiだと5W給電ですので、Qiの中だけでみてもあまり速くないです。
入力は、60W です。
60W対応のUSB-C充電器と対応ケーブルを利用する場合、2.5時間で満量充電です。
パススルー機能・低電流モードはこちらも「非対応」です。
保証期間は、米国での販売データをみると1年です。
ただ、先述のように、本機については輸入販売なので、この部分は不明です。
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結論的にいえば、先ほどの機種より軽いですが、AC電源出力がないのが注意点です。Qiも5Wなら要らない気がします。
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【2021年発売】
【19200mAh】
21・ GOAL ZERO Venture 75 Power Bank
¥17,600 楽天市場 (6/2執筆時)
【9600mAh】
22・ GOAL ZERO Venture 35 Power Bank
¥9,970 楽天市場 (6/2執筆時)
蓄電容量:19200mAh
USB-A出力:2ポート
USB-C出力:1ポート
入力 :60W (20V 3A)
出力 :60W (20V 3A)
本体重量;約577g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:2年
USB PD-PSS:
サイズ:幅156×高さ29×奥行96mm
※上位機のスペック
第2に、GOAL ZERO Ventureシリーズです。
2022年から日本のアスクが輸入をはじめました。
こちらは、アウトドア用の堅牢性なバッテリーです。
IP67等級なので、完全防水で防塵にも対応の野外・フィールド用です。
装備面でも、ライト(50lm)が付くなど、フィールドギアの要素が濃いです。
約577gとそれなりに納得感がある重さです。
Goal Zero NOMAD 20 V2-C
¥29,480 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
必ずしも同社のバッテリーと合わせる必要はないですが、同社のソーラーパネル型のUSB充電器でも充電できます。
ただ、この容量だと、6時間以上ですので「のんびり」です。
一方、注意点は、利用状態(コードをさしている状態)では、防水・防塵にはならない点と、(さすがに)落下耐性はない部分です。
これらの部分をふまえると、フィールド用とはいえ使途の幅はさほど広くないでしょう。(技術的に可能かはわかりませんが)ワイヤレスQi給電が付いて、それでもIP67というのならば、面白いかと思いました。
2-2・サンワサプライのUSB-PD対応機
つづいて、エレコム同様日本のPC周辺機器メーカーとなるサンワサプライの製品です。
【2022年発売】
23・サンワサプライ BTL-RDC24
¥16,760 楽天市場 (6/2執筆時)
蓄電容量:20000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
入力 :60W (20V 3A)
出力 :60W (20V 3A)
本体重量;約660g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:
USB PD-PSS:対応
サイズ:幅98×高さ150×奥行38mm
BTL-RDC24は、日本のサンワサプライの販売するUSB PD対応バッテリーです。
本体重量は、660gです。
幅98×高さ150×奥行38mmというサイズ感を含めて、小さくないです。
外観形状は、特に端子周りの作りがあまり丁寧にはみえないですが、ケース自体は耐衝撃性を重視したケースとのことです。
バッテリー容量は、20000mAhです。
入力は、60W です。
充電時間は、このパワーの充電器と対応ケーブルを利用する場合、約3時間〜4時間との表記です。
【2ポート仕様 65W】A2666
Anker PowerPort III 65W Pod
¥5,490 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
【 3ポート仕様 65W】
Anker PowerPort III 3-port 65W
¥5,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
【0.1m〜2m】
エレコム USB Type-C ケーブル 60W
¥678〜 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
本機は、USB-Cケーブルは付属ですが、AC充電器別売です。
どの企業のものでも良いですが、60W以上を選ぶと快適です。
接続端子は、USB-C端子が1ポートのほか、通常のUSBポートが1つあります。
出力は、最大60Wです。
USB-A側は、但し、定格12Wです。2ポート同時利用の場合、57Wです。
USB PD-PSSには、対応です。
今回の記事の最初で書いたように、この場合、iPhoneを含めて対応スマホ・タブレットへの充電が(熱を抑えつつ)「オーバーブースト」できるので、何かしら必要とする方はいると思いいます。
最大電流は、電圧ごと5V/3A、9V/3A、12.0V/3A、15V/3A、20V/3Aという刻みです。
パススルー機能は、対応です。
ただ、先述のように、USB-Aは7.5Wなので、便利かと言われると微妙です。
低電流モードは、「非対応」です。
保証期間は、1年となります。
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以上、サンワサプライの BTL-RDC24の紹介でした。
入出力の強さは、USB-Cで使うならば問題ないです。ただ、価格からすると、外観の作りが良く言えば、「実用重視」、悪く言えば「不格好」です。
USB PD-PSSに対応する部分はあるにせよ、先ほどのエレコム機に対して価格競争力は弱めでしょう。
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【2023年発売】
【45W】
24・サンワサプライ BTL-RDC26
¥7,596 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
【20W】
25・サンワサプライ 700-BTL051BK
¥(6,400) Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:20100mAh
USB-A出力:2ポート
USB-C出力:1ポート
入力:45W (15V 3A)
出力:45W (15V 3A)
本体重量;約434g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:
USB PD-PSS:対応
サイズ:幅163×高さ22×奥行80mm
なお、2023年に同容量で、入出力を最大45Wに減じた下位機となるTL-RDC26を出しています。
同型で、そのまた下位機の700-BTL051BKも同時にでましたが、20WクラスなのでPC対応は不可です。
本機の場合、USB-Cケーブル付きでこの値段なので割と「値頃感」はあります。
一方、タブレット用としては問題ないです。
ただ、先述のように、現行のノートPCについては、完全なモバイル用を除けば45Wは必ずしも「パワフル」ではないので、その部分だけ気をつけてください。
出力は、並行充電する場合、3ポート合計で45Wです。
USB-A側は本機も、2ポート合計で12Wです。
この点をふまえると、30WクラスのノートPCと、スマホを同時に充電するような感じならば、候補の1つになりそうです。
入力も、45Wですので、3-4時間で充電は終わるでしょう。
ただ、価格面で言えば、他社の60Wクラスだと、もう少し安いものはあります。
【2024年発売】
26・サンワサプライ 700-BTL054
¥12,800 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
27・サンワサプライ 700-BTL054BK
¥9,800 楽天市場 (6/2執筆時)
蓄電容量:25000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:2ポート
入力:65W (20V 3.25A)
出力:100W (20V 5A)
本体重量;約530g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:搭載
保証期間:6ヶ月
USB PD-PSS:
サイズ:幅105×高さ72×奥行72mm
700-BTL054 はサンワサプライの販売するUSB PD対応バッテリーです。
本体重量は、530gです。
写真のようにハンドル付のユニークな形状です。
デスクトップで使うなら結構よさげです。
バッテリー容量は、25000mAhです。
電源メーター付きで分かりやすいですが、フォントは(おそらくフリーフォントで)美観がイマイチです。
接続端子は、USB-C端子が2ポートのほか、通常のUSB-Aが1ポートあります。
出力は、USB-PDで100W です。
3ポート合計で108Wまで出力可能です。
入力は、65Wです。
充電時間は、3時間です。
パススルー機能は、対応しません。
コンセプト的に問題ないとは思います。
低電流モードは、言及があります。
保証期間は、6ヶ月となります。
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以上、サンワサプライの700-BTL054の紹介でした。
ケーブルを上から出す配置が面白いです。写真で見ると格好良くみえます。ただ、かえってケーブルが邪魔にみえないか、実際の用途を考え、少し想像してから選ぶべきでしょう。
一方、出力面は問題を感じませんが、上面パネル全体の作りが雑で、海外品をそのまま日本仕様にしたような感じのフォントを含めて高級感はイマイチです。
全体のデザイン性がよいだけに、そこが残念です。
2-3・その他のUSB-PD対応機
最後に、ここまで見たメーカー以外の製品を「ざっくり」と見ておきます。
【2024年発売】
28・CIO SMARTCOBY TRIO CIO-MB67W2C1A-20000-WH
29・CIO SMARTCOBY TRIO CIO-MB67W2C1A-20000-BK
¥8,980 楽天市場 (6/2執筆時)
蓄電容量:20000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:2ポート
入力 :67W (20V 3.35A)
出力 :67W (20V 3.35A)
本体重量;約333g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:
USB PD-PSS:対応
サイズ:幅95×高さ68×奥行29.5mm
CIO SMARTCOBY TRIO 20000mAh 65Wは、CIOの製品です。
スマホアクセサリーを企画販売する日本企業です。
バッテリー容量は、20000mAhです。
本体重量は、333gです。
サイズは、幅95×高さ68×奥行29.5mmです。
このクラスの製品としてはかなり小さめです。
端子構成は、USB-Cが2ポート、USB-Aが1ポートです。
USB-Cは入出力の共用です。
【65W】
CIO NovaPort QUAD 65W
¥4,900 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
【0.3m〜3.0m】(ケーブル)
Anker PowerLine III 60W PD対応
¥1,040〜 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
入力は、67W (20V 3.35A)です。
充電は、60W対応のUSB-C充電器と対応ケーブルを利用する場合、1時間40分というスペックです。充電器は別売です。ケーブルも本機は別売りです。
実質的には65Wクラスを利用するのが妥当かと思います。
充電時間は、1.5時間です。
出力は、67W (20V 3.35A)です。
十分でしょう。3ポート同時で利用する場合、合計60Wです。
加えて、ポートごとの電力を適切に振り分ける技術(NovaIntelligence)の記載があり、そこを売りにします。
実際この部分の仕様をしっかり示さない企業は確かに多いですしワンポイントでしょう。USB PD-PSSも対応です。
パススルー機能は、未搭載です。
低電流モードは、記載がみられません。
保証期間は、明記がないです。
ここが問題点で、初期不良以降の保証内容が書かれません。
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以上、CIO SMARTCOBY TRIO 20000mAh 65Wの紹介でした。
性能部分は、文句なく、ノートPC充電、あるいは、同時充電に利用しやすそうです。とくに、本体の軽さは強調できます。
一方、デジタル表示を含む筐体や端子パーツの部分の作りデザイン性、保証期間の部分は課題です。
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このほか、目に付いた製品を順番にみておきます。
【2021年発売】
30・オウルテック OWL-LPB20015-RBK
31・オウルテック OWL-LPB20015-RAB
¥11,800 楽天市場 (6/2執筆時)
蓄電容量:20000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:2ポート
入力 :30W (20V 1.5A)
出力 :60W (15V 3A)
本体重量;約340g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:対応
保証期間:18ヶ月
USB PD-PSS:
サイズ:幅81×高さ150×奥行26mm
第1に、 OWL-LPB20015です。
日本のスマホアクセサリーメーカーのオウルテックも、60WクラスのUSB-PD対応バッテリーを出します。
自社でバッテリーを作らないので、実際的には海外輸入製品ですが、登録不要で18カ月間保証は少し優秀です。
出力は、USB-Aが15W、USB-Cは60Wですが、同時使用では45Wに制限がかかります。
入力(充電)が30Wと少し弱い部分があります。
ただ、大きな問題ではないでしょう。
今回の結論
USB-C PD対応バッテリーのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今日はパソコンが充電できるUSB-C出力対応バッテリーを紹介しました。
最後にいつものように、目的別にAtlasのおすすめ機種について書いておきます。
第1に、モバイルノートPCの給電を中心としつつも、複数の端末に対応できる製品としておすすめできあるのは、
【2022年発売】(各色)
1・Anker 537 Power Bank A1379011
2・Anker 537 Power Bank A1379021
¥11,490 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:24000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:2ポート
入力 :30W (20V 1.5A)
出力 :65W (20V 3.25A)
本体重量:約500g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:対応
保証期間:2年
USB PD-PSS:対応
サイズ:約160 x 85 x 27mm
電池の容量 ★★★★★★
本体の軽さ ★★★☆☆
充電の速さ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
Anker 537 Power Bank をオススメします。
出力は、65Wです。
先述のように、この程度出せないと、最近のノートPCだとフル対応とは言えないです。
モバイルノートだと45Wクラス以下でも良いですが、モバイルPCの場合、スマホなども同時に給電したいニーズもあるでしょう。
いずれにしても、65W級が良いかと思います。
本体重量は、500gです。
軽いとは言いがたいです。
しかし、サイズ感を含めて、ビジネスバッグや出張用のスーツケースに入れるのを「ためらう」水準には至っていないです。
入力(=本機への充電)は、30Wです。
この部分で言えば、今回みた製品の平均より弱いのですが、24000mAhならば、3.5時間で満充電です。
パワフルな充電器は、充電器自体も大きく重くなるので、むしろこの入出力構成は、現代だと「合理的」に思えました。
Anker 511 Charger Nano 3,30W
¥2,790 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ただし、対応充電器が必要ということだけ、注意してください。
【100W対応ケーブル 0.9m〜1.8m】
Anker 543 USB-Cケーブル 100W
¥990〜 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
また、繰り返しますが、出力の場合も、ケーブル側もUSB 65W以上対応の場合のみ、フルスピードで充電できることになります。
ケーブルは1本付属ですが、買い増す場合には、注意してください。
入力制御も、PowerIQ 3.0 (Gen2)世代です。
USB PD-PPS規格をふくめて(どうやら)対応水準のようですし、便利に使えるでしょう。
端子構成も、USB-Aを2端子使うわけでないならば、この構成で良いかと思います。
保証も、最大2年間です。
高出力機は、専用の安全対策が必要ですが、多重保護がありますし、しっかりPSE認証もあります。
日本市場に置けるシェア率を考えても、メーカーとしての安心感も期待できます。
多少高いですが、USB電源アダプタとケーブルが付属しているので、「それ込み」と考えたらさほどの割高感もないでしょう。
第2に、電池の容量を重視して選ぶ場合におすすめなのは、
【2022年発売】(各色)
14・Anker 347 Power Bank A1377012
15・Anker 347 Power Bank A1377022
¥9,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:40000mAh
USB-A出力:2ポート
USB-C出力:2ポート
入力 :30W (20V 1.5A)
出力 :30W (20V 1.5A)
本体重量:約898g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:対応
保証期間:2年
USB PD-PSS:
サイズ:約167 x 85 x 46mm
電池の容量 ★★★★★★★
本体の軽さ ★★☆☆☆
充電の速さ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
Anker 347 Power Bankでしょう。
本編で書いたように、入出力が30Wなので、この部分の期待値は低いです。
ただ、低電力で長時間使うニーズは、USB式の監視カメラや車載カメラなど、結構あるように思います。防塵・防滴部分に注意すれば、割と便利に使える気もします。
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【2023年発売】A1294061
16・Anker 548 Power Bank (PowerCore Reserve 192Wh)
¥24,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:60000mAh
USB-A出力:2ポート
USB-C出力:2ポート
入力 :60W (20V 3A)
出力 :60W (20V 3A)
本体重量:約2312g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:対応
保証期間:2年
USB PD-PSS:
サイズ:約20. x 117 x 117mm
キャンプなどの場合は、Anker 548 Power Bank でも良いでしょう。
本編で書いたように、ライトとしても使えるまさに「Power Bank」な製品です。
重さが2kgを超えますが、自動車で運ぶならば問題ないでしょう。
60W出力もできるので、天気の良い日の野外の「ノマドワーク用」のような使い方も考えられます。
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【2022年発売】(執筆時在庫なし)
19・ Goal Zero Sherpa 100 AC Power Bank 4th Gen
¥(47,080) 楽天市場 (6/2執筆時)
蓄電容量:25600mAh
USB-A出力:2ポート
USB-C出力:1ポート
AC出力:100W (110V 0.9A)
入力 :コンセント+ USB-C(60W)
出力 :100W (20V 5A)
本体重量;約952.5g
充電用端子: コンセント USB-C (共用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:2年
USB PD-PSS:
サイズ:幅195×高さ25×奥行139mm
一方、AC電源出力もあった方が便利な場合は、 Goal Zeroも候補です。
本体重量は、952gと大きいです。
十分な出力のUSB-Cが2系統あるほか、USB-A・15W給電のQiとAC電源出力があります。
非常時に長時間使えるほどの蓄電容量ではないもののキャンプなどには便利なシーンはありそうです。
【充電時間:約7.5〜15時間】
Goal Zero NOMAD 20 V2-C
¥29,480 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
【充電時間:約3〜6時間】
Goal Zero NOMAD 50 V2-C 11920 XX1563
¥51,480 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
【充電時間:約3〜6時間】
Goal Zero BOULDER 50 XX1406 32406
¥(38,329) Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ソーラーパネルも一緒に買えば、キャンプなどでは面白いかと思います。
第3に、出力重視で、USB-C PD対応電源を選びたい場合は、
【2022年発売】A1336011 A13360B
6・Anker Prime Power Bank(20000mAh, 200W)
¥19,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:20000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:2ポート
入力 :140W (合計170W)
出力 :140W(最大250W)
本体重量:約667g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:(対応)
低電流モード:対応
保証期間:2年
USB PD-PSS:対応
サイズ:約162x 56.9 x 49.9mm
電池の容量 ★★★★★★
本体の軽さ ★★☆☆☆
充電の速さ ★★★★★★★
総合評価 ★★★★★
入出力が、1ポート100W、合計200Wというのは、スペックを細かく出す必要性がないほど、モバイルバッテリーとして、強力です。
【2023年発売】
【100W対応 2ポート】
Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN)
¥9,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
【型番:90cm A8865:180cm:A8866】
Anker 765 高耐久ナイロン USB-C & USB-C ケーブル
¥3,990〜 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
スペックを活かすためには、ケーブルを含めて結構な予算が必要ですが、導入意義はあると思います。
バッテリーの安全性は、あまりに高スペックだと多少心配になる部分ですが、センシングを従来に高めたActiveShield 2.0を新たに搭載します。
機になる部分に配慮もあるので、(用途に合うならば)選んで良い製品です。
第4に、比較的軽量で持ち運べるUSBバッテリーとしてオススメなのは、
【2024年発売】
18・エレコム DE-C50L-20000BK
¥7,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:20000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:2ポート
入力:65W (20V 3.25A)
出力:65W (20V 3.25A)
本体重量:453.5グラム
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:対応
低電流モード:対応
保証期間:1年
USB PD-PSS:
サイズ:長さ157×高さ26×奥行82.5mm
電池の容量 ★★★★★
本体の軽さ ★★★★☆
充電の速さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
エレコムの DE-C50L-20000BKでしょう。
蓄電容量は、20000mAhで、入出力共に65Wです。
この部分では、冒頭で「おすすめ」した、Ankerより良いほどでそれでいて安めです。
その上で、パススルーも対応なので、Anker機のかわりにこちらを推しても良いほどです。
ただ、保証年数ほか、もう片方のUSB-Aが定格7.5Wとオマケ水準な部分と、PSS非対応の部分があるので、そこは課題に思えます。
とはいえ、普通にノートPCに充電するならば問題ではないでしょう。
外観はシンプルですが、他社の格安機に比べても「安っぽさ」はあまりないです。
エレコム 65W充電器 ACDC-PD4465BK
¥4,541 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
こちらも、充電器は付属しないので、同社の65W給電機を必要に応じて買いましょう。
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【2024年発売】黒:A1383N11 白:A1383N21 紫:A1383NV1
3・Anker Power Bank 20000mAh, 87W, 黒
4・Anker Power Bank 20000mAh, 87W, 白
5・Anker Power Bank 20000mAh, 87W, 紫
¥7,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:20000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:2ポート
入力 :65W (20V 3.25A)
出力 :65W (20V 3.25A)
本体重量:約430g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:搭載
保証期間:2年
USB PD-PSS:
サイズ:長さ159 x 幅74 x 高さ26mm
一方、アンカーのr Power Bank (20000mAh, 87W, Built-In USB-C ケーブル)も軽いです。
ただ、本編で書いたように、平麺で、折り曲げ耐性1万回のビルドインケーブルです。
そこが断線すると「終わり」なので、個人的に、直付けケーブルはあまり好きではないです。
気にならない場合は、こちらの法が軽いですし、若干ですがコンパクトです。
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というわけで、今日はバッテリーの比較でした。
1・USBモバイルバッテリーの比較
用途:スマホ・タブレット向け
容量:10000mAh〜26800mAh
出力:10W〜45W
重さ:200g〜
2・USB-C PDモバイルバッテリーの比較
用途:ノートPC向け
容量:20000mAh〜40000mAh
出力:45W〜100W
重さ:400g〜
3・小型USBモバイルバッテリーの比較
用途:緊急充電用(スマホなど)
容量:〜5000mAh
出力:10W〜45W
重さ:100g〜
改めて、今回の記事を見直したい方、また、別のカテゴリの製品と比較したい方は、以上のリンク記事をご利用ください。
1・VAIOの比較
2・SurfaceBookの比較
3・Macbookの比較
4・激安ノートPCの比較
5・iPadの比較
6・Android系タブレットの比較
価格を検討して、この際「本体買い直し」も検討される方は、以上の記事もご覧ください。
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補足:比較的「古い」機種についての対処法
最後に、USB-C端子を搭載しないPC/Macについての「救済策」をフォローしておきます。
比較的古いノートパソコンで、USB-Cでの給電のできない場合は、一昔前だと、変換プラグ付きのDC出力ができるモバイルバッテリーの導入がメジャーな解決策でした。
ただ、このタイプのバッテリーは、ほぼ「絶滅」です。最後まで残っていたサンワサプライ製品もなくなりました。
【40200mAh】
Links enerpad AC-40K
¥19.800 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
重さ:920g〜
蓄電容量:上記参照
最大電力:最大120W
サンワサプライ BTL-RDC16MG
¥19,980 楽天市場 (6/2執筆時)
重さ:800g
蓄電容量:20000WAh
最大電力:最大65W
そのため、現状では、USB式のバッテリーではなく、ACコンセントを内蔵する「外部バッテリー」を買った方が、失敗が少ないでしょう。
リンクスやエレコムなどが国内正規品を販売しています。モバイルPCならば約2-3回は充電できる容量です。
また、120Wまで対応するため幅が広いです。バッテリーの充電もACアダプターを経由するため、約3時間と高速です。
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というわけで、今回の記事は以上です。
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