Top オーディオ製品 比較2020'【解説】ノイキャン対応イヤホン27機の性能とおすすめ・選び方 (2)

2020年08月26日

比較2020'【解説】ノイキャン対応イヤホン27機の性能とおすすめ・選び方 (2)

 前編からの続きです。前編記事は→こちら


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 【2020年】

 19・ パナソニック Technics EAH-AZ70W
   ¥32,000 Amazon.co.jp (8/26執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6.5時間
ドライバー:10mm
ノイキャン:対応(Wマイク)
防水性能:IPX4等級
重さ:7g×2

  EAH-AZ70Wは、パナソニックが発売した完全ワイヤレスイヤホンです。

 後発でしたが、同社の高級オーディオブランドである「テクニクス」の名を冠し、AppleやSONYにたいして追い上げを図ってきました。

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 本体色は、ブラック(EAH-AZ70W-K)とシルバー(EAH-AZ70W-S)の2色構成です。

 重量は、7gです。

 ユニットは大きめに見えますが、意外と軽量ですし、装着感も良さそうです。


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 イヤーピースは、4サイズが添付されます。

 シリコン素材で、周辺と中心で硬度を変えている特製品です。

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 音質面では、本機は、10mmと比較的大きめなドライバーの採用が目を引きます。

 本体を(過度に)小型化しなかった理由がここで、割と大きめのドライバーを搭載できています。

 他社と同じダイナミック型ですし、サイズが大きいほど音質的に余裕があり、安定的となります。

 一方、振動版は、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)素材を作用した上、近年流行していたグラフェン素材をコーティングしています。

 また、空気の流れを制御するアコースティックコントロールチャンバーが独自技術として協調されます。

 試聴の限り、完全ワイヤレスイヤホンとして、低音域はかなり余裕があり、高音域の音抜けも良いバランスの取れた高級機です。

 Bluetoothコーデックは、本機も、SBCとAACに対応します。

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 接続安定性の面では、一方、本機はBluetooth5.0に対応しています。

 むろん、高級機なので(ソニー同様)左右独立受信方式です。

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 ノイズ対策は、本機もWマイク仕様です。

 一方、独自性と言えるのは、本機については内側のマイクを(あえて)アナログ制御にしている点です。

 同社によれば、アナログ方式のが即応性があるため、内部のキャンセルには適するとのことです。

 技術水準は高く、効きも良かったです。

 一方、本機は、外音取り込み(アンビエント)こそありますが、スマホと連携しての外音の自動調整など、細かい調整力は、ソニーに及ばない部分があります。

 連続再生時間は、ステレオ再生/ノイキャンONで6.5時間と長寿命です。

 バッテリーケースは、やはり、充電器を兼ねており、約3回分利用可能です。

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 マイクは、搭載です。

 また、この部分の品質に割とこだわりがあります。

 コンデンサー型より質の良いMEMSグレードのマイクを採用するほか、他社にも採用が見られますが、送話の音声とノイズを区別する「ビームフォーミング技術」ほか、風切り音を低減する「ラビリンス構造」などを採用します。

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 防水性は、IPX4等級です。

 防滴構造はありますが、構造的にスポーツ用ではないでしょう。

---

 以上、パナソニックのEAH-AZ70Wの紹介でした。

 後発ですが、「業界最高水準」のノイズキャンセラを装備してきました。この部分についての能力は、利便性を含めると、ソニーなどに少し及ばない部分はあるでしょう。

 一方、独自のタッチセンサーアンテナの開発などで、無理のないサイズで10mmのドライバーを搭載できたのは立派で、音質の期待値は高級機の中でも指折りでしょう。音質に妥協がない「テクニクス」的な製品だと感じました。


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 【2020年】

 20・ パナソニック RZ-S50W
   ¥22,000 Amazon.co.jp (8/26執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6.5時間
ドライバー:8mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式
重さ:7g×2

  RZ-S50W は、パナソニックが発売した完全ワイヤレスイヤホンです。

 前半記事で「テクニクス」ブランドを冠した同社の上位機を見ましたが、こちらは、パナソニックとしての販売です。

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 本体色は、ブラック(RZ-S50W-K)とホワイト(RZ-S50W-W)の2色構成です。

 重量は、7gです。

 同社の上位機と同じ重さで、重さを感じない作りです。

 イヤーピースは、4サイズが添付されます。

 音質面では、一方、同社上位機に見られたような個性はあまりないです。

 あえて言えば、8mmと少し大きめのドライバーの採用が目立つ程度です。

 Bluetoothコーデックは、SBCとAACには対応します。

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 接続安定性の面では、一方、本機はBluetooth5.0に対応しています。

 また、本機も、左右独立受信方式です。

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 ノイズ対策は、一方、本機はしっかりしておりWマイク仕様です。

 上位機同様に、内側のマイクを(あえて)アナログ制御する仕様です。

 アナログ方式のが即応性があるため、内部のキャンセルには適するとのことで、技術水準はこの値段クラスとしては、一段階高く、本機を選ぶポイントとなるでしょう。

 連続再生時間は、ステレオ再生/ノイキャンONで6.5時間と長寿命です。

 バッテリーケースは、やはり、充電器を兼ねており、約3回分利用可能です。

 202008260913.jpg

 マイクは、上位機同様の仕様で、優れます。

 コンデンサー型より質の良いMEMSグレードのマイクを採用するほか、送話の音声とノイズを区別する「ビームフォーミング技術」、風切り音を低減する「ラビリンス構造」を採用します。

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 防水性は、IPX4等級です。

 防滴構造はありますが、構造的にスポーツ用ではないです。

---

 以上、パナソニックのRZ-S50W の紹介でした。

 本機の、注目点は、ノイズキャンセラとマイクの質の良さです。

 ドライバーサイズなど、静かな場所での音質は同社の高級機には及びませんし、このクラスの他社機に優れた製品も多いですが、この部分は、本機が圧勝でしょう。

 その点で、(騒音で音質は過度に重要でない点で)電車などの通勤通学に主に使う方ハンズフリー通話を多用する方にオススメできます。


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 【2020年】

 21・ オーディオテクニカ ATH-ANC300TW
   ¥22,069 Amazon.co.jp (8/26執筆時)

再生周波数帯域: 20Hz〜25kHz
コーデック:SBC AAC Apt-X
連続再生時間:4.5時間
ドライバー:5.8mm
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:IPX2相当
重さ:7g×2

 ATH-ANC300TW は、日本のオーディオテクニカが販売する完全ワイヤレスイヤホンです。

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 重量は、7gです。

 平均的な重さでしょう。

 イヤーピースは、3サイズから選択可能です。

 また、Mサイズのみですが、COMPLYのフォームイヤーピースがオマケ的に付属します。

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 音質面では、同社の場合、細かい仕様がしっかり開示されます。

 ドライバー自体は5.8mmと決して大きくないですが、DLC(Diamond Like Carbon)コーティング振動板を採用するなど、音質に一定のこだわりがあります。

 また、ドライバー部分の能力(再生周波数帯域)もしっかり載せます。

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 Bluetoothコーデックは、SBC AACほか、Apt-Xに対応します。

 ただ、iPhoneに最適化された仕様ですから、SBC・ AACに対応でしょう。

 接続安定性の面では、本機も、Bluetooth5に対応します。

 また、本機も、左右独立転送です。

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 ノイズ対策は、本機は、Wマイク式のノイズキャンセラを搭載します。

 詳しい説明はないですが、最近クアルコムがノイズキャンセラ機能を搭載したSOC(QCC5124)を販売しているので、それを利用していると思われます。

 自社技術を持つSONYなどとは、力の入れ方には差はあるでしょう。

 連続再生時間は、4,5時間です。

 他社の水準より短い点は注意点です。充電も1時間です。

 また、充電ケースは18時間分の電源です。

 マイクは、こちらも搭載です。

 コンデンサー型ではなくMEMSを採用していますが、ビームフォーミング技術は不採用です。

 防水性は、IPX2相当ですので、日常生活防水です。

---

 以上、オーディオテクニカのATH-ANC300TWの紹介でした。

 ドライバーの部分で語れるのは、さすがに老舗の音響メーカーです。ただ、他社のノイズキャンセラ部品を搭載するためか、再生時間が他社機に比べるとかなり不利です。

4・ノイキャン対応イヤホン(有線)

 続いてに、有線タイプのノイキャンイヤホンを紹介します。

 ただ、この手のタイプは「どこから電源をとるのか?」という問題があるため、基本的には「特定の音楽プレーヤー専用製品」です。


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 【SONY ウォークマン専用品】

 22・ SONY MDR-NWNC33
  ¥4,213 Amazon.co.jp (8/26執筆時)

再生周波数帯域: 50Hz〜20kHz
ドライバー:13.5mm
ノイキャン:1マイク式
防水性能:
重さ: 16g

 MDR-NWNC33 は、ソニーのノイキャン対応のイヤフォンです。

 接続方法は、音質が保証される、ケーブルでのステレオミニプラグ接続です。

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 ノイズキャンセリング技術は、この機種の場合「注意」が必要です。

 なぜなら、この製品自体には集音マイクがないからです。

 ノイズキャンセルに対応させるためには、SONYのウォークマンなど、対応機器の利用が必須だからです。

 一般発売されていますが、この点は注意しましょう。

 音質の面では、13.5mmのドライバー(スピーカー)を1つ搭載する製品です。

 低価格なイヤホンとしては割と大きなドライバーです。

 しかし、素材などの情報開示がなく、性能面での不安が残る製品です。

 再生周波数帯域は、低音域50Hz高音域20kHzとなります。

 他機と比較する場合、低音域部分のスペックが特に悪いです。

 稼働時間は、有線方式ですので、本体の電源が続く限り利用できます。

---

 以上、MDR-NWNC33の紹介でした。

 先述のように、SONYのウォークマン専用の製品です。

 ただ、その用途で買われる場合も、音質を決定づけるドライバーユニットの性能が悪いため、積極的にはオススメしかねるという製品です。

 ほかのモデルを選んだ方が良いと思います。


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  【SONY ウォークマン専用品】

 【新製品】

 23・ SONY IER-NW510N B
  ¥10,365 Amazon.co.jp (8/26執筆時)

 【旧製品】

 24・ SONY IER-NW500N
  ¥9,841 Amazon.co.jp (8/26執筆時)

再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
ドライバー:9mm
ノイキャン:1マイク式
防水性能:
重さ: 15g

  IER-NW510Nも、ソニーのノイキャン対応のイヤフォンです。

 なお、旧製品のIER-NW500Nがのこっています。

 旧型のウォークマン(A40シリーズなど)の専用なので、それらをお持ちの方向きになります。

 また、新型についても、ウォークマン(NW-A100シリーズなど)専用です。

 接続方法は、こちらもケーブル式です。普通のステレオミニプラグ接続です。

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 ノイズキャンセリング技術は、マイク未搭載で、「ウォークマン専用」となります。

 一方、ノイキャンの技術水準は、こちらの方が1ランク高いです。

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 SONYは、デジタル方式でノイズ処理しますが、その際に、周囲の騒音状況からAIが自動的にノイズキャンセル方式を自動選択するフルオートAIノイズキャンセリング機能が搭載されるからです。

 ただし、その際利用される集音マイクは「シングル」です。

 その点で、SONYの技術体系から言えば「入門レベル」の処理です。

 なお、SONYの場合、ハイレゾ音源の場合もノイズキャンセリングが働きます。

 音質の面では、ダイナミック型の6mmのドライバーです。

 純粋に口径として言えば、下位機種よりも小さいです。

 再生周波数帯域は、しかし、低音域(値が小さいほど良い)が5Hz高音域(値が大きいほど良い)40kHzとなります。

 駆動力を磁気回路でブーストする仕組みをとるため、ドライバーは小型でも、全レンジで音質の良さはこちらの方が上です。

 稼働時間は、有線方式ですので、本体の電源が続く限り利用できます。

---

 以上、IER-NW510N の紹介でした。

 ハイレゾ対応のウォークマン専用製品ですので、まずはその点に注意してください。

 その要件を満たす皆さんについては、

 ドライバーは小型ですが、ハイレゾに対応する品質です。

 また、ノイズキャンセリング機能は、有線式の下位機種よりも高度なので、対応機器をお持ちの場合は、通勤用には特にこちらが向くでしょう。


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 【iPhone専用設計】

 25・パイオニア RAYZ Plus SE-LTC5R-S
 26・パイオニア RAYZ Plus SE-LTC5R-T
  ¥13,800 Amazon.co.jp (8/26執筆時)

再生周波数帯域: 10Hz〜22kHz
ドライバー:9mm
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:
重さ:5g

 SE-LTC5R は、パイオニアが発売するノイズキャンセリングイヤホンです。

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 接続方法は、こちらも、有線です。

 ただし、プラグはこの機種の場合、Lightningコネクターであり、iPhone7以降の専用設計です。

 なお、ケーブルの途中にLightningコネクタがあるので、外部バッテリーで充電しながらでも音楽を聴ける仕様です。

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 ノイズキャンセリング技術は、搭載です。

 システム的には、6つのマイクを内外に搭載する「ダブル方式」で他社高級機のように凝った作りです。

 一方、外音を取り込めるHearThruモードを搭載しますが、スマホのジャイロなどと連動した、ノイズレベルの自動調整には非対応です。

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 音質の面では、9.2mmのダイナミック型ドライバーの搭載です。

 やや小さめですが、ノイズキャンセリングに高度に対応させるためには、仕方のない部分です。

 再生周波数帯域は、10Hz〜22kHzです。

 ハイレゾには向きませんが、CD音源以下ならば問題ない音質で聴けるでしょう。

 なお、Lightningコネクタを通すため、こちらはデジタル伝送となります。左右の音声のクロストークノイズが生じにくく、通常のアナログイヤフォンに較べて、ステレオ感が出やすいでしょう。

 稼働時間は、iPhoneのバッテリー次第です。ただ、低電力消費技術の採用で、バッテリーを過度に消費しません。

---

 以上、SE-LTC5 の紹介でした。

 iPhone専用とはなりますが、高度なノイズキャンセリング技術を採用し、iPhone用としては選んでよい製品です。

ーーー

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 【2017年】

 27・パイオニア RAYZ Plus SE-LTC3R
  ¥11,461 Amazon.co.jp (8/26執筆時)

再生周波数帯域: 10Hz〜22kHz
ドライバー:9mm
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:
重さ:5g

 なお、下位機種のSE-LTC3Rも同時に発売されています。

 こちらも、Lightningコネクタ専用ですが、ケーブルの中間に充電用Lightningポートがないモデルです。

 iPhoneを充電しながら利用しない予定ならばこちらで良いでしょう。

今回の結論
ノイキャン対応イヤフォンのオススメは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、各社のノイズキャンセリング対応イヤフォンを紹介してきました。

 最後にいつものように、Atlasのオススメ機種!について書いておきたいと思います。


 第1に、おもに通勤時に利用したい方で、ノイズ対策が最も完璧にできるイヤホンと言えるのは、

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 【2019年】

 5・SONY WI-1000XM2 B
 6・SONY WI-1000XM2 S
  ¥30,265 Amazon.co.jp (8/26執筆時)

再生周波数帯域:3Hz-40kHz
コーデック:SBC AAC, LDAC
連続再生時間:10時間
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:
重さ:58g

1・ノイキャン効果 ★★★★★★
2・音質の良さ   ★★★★★★
3・重低音     ★★★★★
4・ハイレゾ再生  ★★★★★
5・ワイヤレス対応 ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★★

 ソニーの WI-1000XM2の方が良いでしょう。 

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 SONYの場合、電車・徒歩・室内など、スマホのジャイロから取得した「動き」の情報から、ノイズキャンセラのモードを自動変更する、フルオート機能があります。

 出張時の長時間の乗り物などではあまり意味が無いですが、(日本の)通勤・通学を考えると、こうしたシステムは便利です。

 ノイズキャンセリング技術も、「ダブル方式」で、現状の技術としては「最高レベル」です。

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 実際、BOSEも良いのですが、SONYは、本機から「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」を採用してきました。

 BOSEは結構発売から時間が経っていることをふまえても、現状ではこちらがやや有利です。

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 音質面でも、高音域は、ハイレゾに対応できる品質である上で、低音域についても、十分出るため、日本人の好みに合った音質です。

 また、BOSEと異なりコーデックの対応幅も広いため、移動中に動画を見るような方にも向くでしょう。

---

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 【2017年】

 7・SONYノイズキャンセリング WI-1000X
  ¥23,851 Amazon.co.jp (8/26執筆時)

再生周波数帯域:3Hz-40kHz
コーデック:SBC AAC, aptX LDAC
連続再生時間:10時間
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:
重さ:71g

1・ノイキャン効果 ★★★★★★
2・音質の良さ   ★★★★★★
3・重低音     ★★★★★
4・ハイレゾ再生  ★★★★★
5・ワイヤレス対応 ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★★

 ただ、旧機種のWI-1000Xが安く売っているので、こちらをキープするのも、良いと思います。

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 重さは71gで、QN1プロセッサーが未採用ではありますが、音質は同等です。

 ノイズキャンセラの実力も、十分以上あるため、価格差がないようならば、こちらを選んでも良いでしょう。


 第2に、飛行機による出張が多い方にオススメな、ノイズ対策イヤホンと言えるのは、

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 8・BOSE QuietControl30 WLSS BLK
  ¥33,348 Amazon.co.jp (8/26執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC
連続再生時間:10時間
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:
重さ:65g

1・ノイキャン効果 ★★★★★★
2・音質の良さ   ★★★★★
3・重低音     ★★★★★★
4・ハイレゾ再生  ★★★☆☆
5・ワイヤレス対応 ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 ボーズのQuietComfort 30でしょう。

 ノイズキャンセリング技術については、飛行機の気圧に合わせた制御など見所が多く迷いました。

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 ただ、飛行機の場合、航空機の種類や座席、高度によってかなり騒音値が異なるといえます。

 その点でいえば、ゲインをいじらず、ノイズキャンセリングのレベルを12段階で細かくマニュアル調整できる本機のほうが、実用性が高いでしょう。

 ノイズ対策の方向性も、米国企業らしく、飛行機にある程度最適化されているようで、この方面の評価は高いです。

 短時間の移動が続く日本の通勤シーンではSONYが有利に思えますが、同質の騒音がある程度続く、飛行機のような環境では、個人で調整しやすいこの方式の方が、現状では良いと感じます。

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 音質面では、SBCで転送する方式です。

 先述のように、BOSEは、音源に独自のアップコンバートを施し「自社の音(BOSEサウンド)」にする会社ですから、問題ないでしょう。

 ただし、SBCは、遅延問題があるので、動画などの視聴時に、音と映像がずれる点は注意です。


 第3に、iPhone系で気軽にノイキャン対応できる製品としておすすめできるのは、

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 【2017年】

 27・パイオニア RAYZ Plus SE-LTC3R
  ¥11,461 Amazon.co.jp (8/26執筆時)

再生周波数帯域: 10Hz〜22kHz
ドライバー:9mm
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:
重さ:5g

1・ノイキャン効果 ★★★★★
2・音質の良さ   ★★★★★
3・重低音     ★★★★☆
4・ハイレゾ再生  ★★★☆☆
5・ワイヤレス対応 ☆☆☆☆☆
6・総合評価    ★★★★☆

パイオニアのSE-LTC3R を、推します。

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 ノイズキャンセリング技術は、マイクを6つ搭載する方式で、独創的で効果も高い点を評価しました。

 その上で、iPhone用のLightning端子も付属するため、デジタル伝送によりステレオ感が出やすい点も評価できます。

 充電しながらも利用できる上位機もありますが、まあ、こちらで良いと思います。 


 第4に、ワイヤレスで気軽にノイキャン対応できる格安製品としておすすめできるのは、

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 【2018年発売】

 4・SONY ワイヤレスイヤホン WI-SP600N
  ¥12,999 Amazon.co.jp (8/26執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6時間
ノイキャン:1マイク式
防水性能:IPX4等級
重さ:21g

1・ノイキャン効果 ★★★★☆
2・音質の良さ   ★★★★☆
3・重低音     ★★★★☆
4・ハイレゾ再生  ★★★☆☆
5・ワイヤレス対応 ★★★★☆
6・総合評価    ★★★★☆

 SONYWI-SP600N でしょう。

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 イヤーフック型で、泡沫防水機能が付くトレーニング用ながら、入門用のノイキャン技術が採用されていますので。

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 ノイズキャンセリング技術は、マイクが1つだけであり、極度に専門的ではないです。

 ただ、それでも、98%程度の軽減率は得られるわけで、電車や飛行機などの騒音源・周波数帯が多い状況においても、効果は十分実感できる水準でしょう。

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 音質面でも、電気的に低音をブーストさせるSONY独自のEXTRA BASS機構を搭載するという、個性もあります。

 Bluetoothコーデックも、標準的なSBC規格のほか、動画の遅延が少なく、音質の劣化も少ないAAC規格が採用されています。

 いずれにしても、2万円以下の製品で「音質面もある程度期待できるノイキャンイヤホン」として、オススメできます。


 第5に、使い勝手のよい、左右独立型でおすすめできる製品は、

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 【2019年】

 15・ SONY ノイキャン WF-1000XM3 B
   ¥23,445 Amazon.co.jp (8/26執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6時間
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:
重さ:8.5g

1・ノイキャン効果 ★★★★★★
2・音質の良さ   ★★★★★
3・重低音     ★★★★☆
4・ハイレゾ再生  ★★★☆☆
5・ワイヤレス対応 ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 ソニーのWF-1000XM3 でしょう。

 音質的には、ワイヤードの最上位機に較べてドライバーサイズが小さい点で、能力がやや劣ります。

 ただ、移動中の騒音下での音質については、こうした特性より、「ノイズキャンセラの性能」が、実際面で、決定的に影響を与えます。

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 その点で言えば、現状で「最高技術」といえる、Wマイク仕様のノイズキャンセラを採用していますし、音質面では最も期待できます。

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 一方、後発のAppleのAirPods Proも、同じくWマイクを搭載してきました。

 ただ、SONYの場合、移動しながら、周囲の音を分析して、モードを自動で可変させる「アダプティブサウンドコントロール」の利便性が高いです。

 新設計のQN1eチップも採用しますし、ノイキャンの精度は問題ありません。

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 一方、難しいのは、左右独立しない、普通のBluetoothイヤホンとどちらを選ぶかです。

 通信安定性の面では、独立型も、Bluetooth5.0の採用で、断線問題が減ったので、その点の心配は少ないでしょう。

 音質的には、しかし、サイズ的な自由が効きやすく、上位のコーデックも採用される、非独立型は依然として優位でしょう。

 その点で言えば、現状で、ワイヤーに違和感を感じていないならば、あえて、完全ワイヤレスイヤホンは選ばなくても良い気もします。

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 【2020年】

 19・ パナソニック Technics EAH-AZ70W
   ¥32,000 Amazon.co.jp (8/26執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6.5時間
ドライバー:10mm
ノイキャン:対応(Wマイク)
防水性能:IPX4等級
重さ:7g×2

1・ノイキャン効果 ★★★★★
2・音質の良さ   ★★★★★
3・重低音     ★★★★★
4・ハイレゾ再生  ★★★☆☆
5・ワイヤレス対応 ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 一方、パナソニックのTechnics EAH-AZ70Wも同レベルで良い機種です。

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 本機も、Wマイクのノイズキャンセラの性能が期待できます。

 性能面でも、アナログ/デジタルを併用するなど、Wマイク機として独自の工夫が目立ちます。

 ただ、純粋に「ノイキャン」の部分で言えば、アプリとの連動性に優れ、また、専用チップを搭載するソニーの最上位機が良いでしょう。

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 しかし、音質面で言えば、10mmと大きいドライバーを採用するほか、PEEK素材の振動版や、アコースティックコントロールチャンバーなど、音質を強化するためのハード的な工夫は本機が充実します。

 その上で、ハンズフリー通話用のマイクも高性能ですから、総合的な評価では、ソニーと同じほどオススメできます。

補足:イヤホン・ヘッドホン関連記事の紹介

 というわけで、今回は、ノイキャン対応イヤホンの紹介でした。

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 なお、このブログ「モノマニア」には、ヘッドホン・イヤホンについて、他に、以下のような比較記事があります。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 よろしければ、これらの記事をご覧ください。

 とくに、11番の記事は、全記事の「まとめ」として、どのようにイヤホンを選ぶべきか、スペック表の読み方などをまとめています。

 よろしければご覧ください。

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アップルの iPod touchの比較
2・
ソニーのウォークマンの比較
3・ハイレゾ対応ポータブルアンプ

 また、このブログには、他にもオーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。

 最後になりましたが、記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 16:15 | オーディオ製品

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