1回目記事からの続きです→こちら
3-1・高級なプリメインアンプの比較
1・DENON & マランツ〈日本〉
2・ヤマハ〈日本〉
3・その他の企業〈各社〉
2回目記事では、いわゆる「ハイエンドクラス」をふくむ、高級なプリメインアンプを紹介します。
上を見れば「GOLDMUND Telos 590 」など300万円を超えるプリメインアンプもあります。
しかし、このブログの記事の主旨にそぐわないので、最高でも「50万円以内」を目安として選びました。
いずれにしても、「オールインワン」タイプのプリメインアンプは、際限なく高い「ハイエンド機」は、存在しなくはないですが、数は少ないです。
1・プリメインアンプの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:2万円〜
1-3:5万円〜
2・プリメインアンプの比較 (2)
2-1:10万円〜
3・プリメインアンプの比較 (3)
3-1:20万円〜
3-2:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に基づきながら、各機を観ていきます。
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また、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
1・デノン・マランツの高級機
はじめに、デノン&マランツ系の高級プリメインアンプです。
【2016年発売】
40・DENON PMA-2500NE
¥219,980 楽天市場 (6/14執筆時)
定格出力(8Ω):80W×2
定格出力(4Ω):160W×2
インピーダンス: 4~8Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:光×2 同軸×2 USB×1
DAC:384 kHz/ 32 bit (DSD 11.2)
ネットワーク:
スピーカ出力:2
サイズ:幅435×高182×奥行431mm
PMA-2500NE-SPは、DENONのプリメインアンプの高級機です。
1つ上で紹介したPMA-1600NEの上位機です。
本体の大きさは、幅435×高182×奥行431mmです。
下位機種も重量感がありましたが、さらに、こちらは、25kgと「下手に持つと腰が抜けそうなほど重い」機種です。制震性は高いでしょう。。
アンプのパワーは、8Ω時に最大80Wです。
増幅は本機も一段ながら、下位機種よりもさらに電源の安定化をはかり、パワーを持たせた製品です。
安定的な再生が可能ですが、その分消費電力は高く、また、夏場に発熱するので、このクラスの導入は、「苦労を厭わないオーディオ好き」以外にはオススメしません。
周波数帯域は、一方で、低音域が5Hz、高音域が100kHzと基本仕様は同じです。
アナログ入力は、下位機より1系統多く、4系統です。
デジタルノイズの管理は、下位機種同様の仕様です。
デジタル入力は、光デジタル端子、同軸端子が2系統、USB接続端子が1系統という構成です。
DACは、本機も、最大384kHz/32bitに対応します。
スピーカー端子は、2系統です。
この機種もバイワイヤリング対応です。ただし、サブウーファー用の端子はありません。
ネットワーク機能は、この機種の場合、未搭載です。
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以上、DENONのPMA-2500NEの紹介でした。
下位機種に比較すると、アンプ回路の見直しで、デノンの「哲学」である低音域再生力が向上しています。回路的な安定性も増しています。
ただ、下位機種の方が発売が新しいため、そちらには、高速デジタルアイソレーターなど新技術が搭載されています。
発熱や商品電力の問題もあるため、結論的にいえば、現状では、PMA-1600NEのほうがよいでしょう。
ただ、Atlasの試聴結果は良好で、デジタル・アナログ共に、スピーカーの実力を邪魔しない再生が可能です。こちらは、Atlasの「買い換え候補」でしたが、ネットワーク再生にはやはり対応して欲しかったです。
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【2024年発売】(特約店展開)PMA3000NESP
41・DENON PMA-3000NE-SP
¥455,400 ヤマダ電機(ネット) (6/14執筆時)
定格出力(6Ω):80W×2
定格出力(4Ω):160W×2
インピーダンス: 4~16Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×3 同軸×1 USB×1
DAC:384 kHz/ 32 bit (DSD 11.2)
ネットワーク:
スピーカ出力:1
サイズ:幅434×高182×奥行443mm
なお、2024年にPMA-3000NEという上位機が出ています。
2020年にデノン創立110周年記念として出たPMA-A110の改良型と言えます。
具体的には、差動2段アンプを差動1段アンプ回路に変更しています。PMA-A110以前の世代(差動3段アンプ)と主旨は同じで、目的は、発振に対する安定性の強化です。
あとは、コンデンサーの変更(大容量化)などがみられますが、大枠は、PMA-A110GSを継承した機種です。「売り」の1つだったアナログモード(デジタルオーディオ回路を完全にオフにするもの)も引き継いでいます。
正確にはスピーカー端子部分の金メッキ処理がなくなった代わりに、スピーカー端子がバイワイヤリング仕様になっていたり、細かい違いはあります。
一方、本体の大きさ・アンプのパワー・周波数帯域・DACなどのスペックは、さきほどみた、下位機種をほぼ踏襲します。
ただ、端子構成が異なります。
アナログ入力は、3系統です。
デジタル入力は、光デジタル端子3系統、同軸端子が1系統、USB接続端子が1系統という構成です。
DACは、本機も、最大384kHz/32bitに対応します。
スピーカー端子は、1系統です。
技術的には、電流部分で、「Advanced UHC-MOSシングルプッシュプル増幅回路」を採用し、供給量と安定性を高めています。
そのほか、下位機種は、ハイゲインアンプによる一段増幅ですが、本機から、可変ゲイン型プリアンプとパワーアンプの2段増幅となります。
そのほか、電子ボリューム採用など、値段相応に機能性は高まりました。
結果として、端子数が減ったのは、こうした新技術とバーターだったからだと思います。
加えて、光・同軸の1系統について、「テレビ自動再生機能」が付きますが、細かい部分ですが、結構便利に思います。
【2024年発売】(特約店展開)
42・マランツ MODEL 60n/FN
43・マランツ MODEL 60n/FB
¥178,200 ヤマダ電機(ネット) (6/14執筆時)
定格出力(8Ω):60W×2
定格出力(4Ω):80W×2
インピーダンス: 4-16Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×1 同軸×1 HDMI×1
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:Bluetooth LAN Wi-Fi
スピーカ出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅442×高129×奥行431mm
MODEL 40n は、マランツの販売するプリメインアンプです。
現在では、高級機では希少な「ネットワークプリメイン」といえます。
本体の大きさは、442×高129×奥行431mm です。
後ほどみる上位機(MODEL 40n)と同じ筐体で、サイズも同じです。
アンプのパワーは、8Ω時に60Wです。
DENONに比べれば控えめの値ですが、十分です。
周波数帯域は、一方で、低音域が5Hz、高音域が100kHzです。
スペックで決まるわけではないですが、数値からは「ハイレゾ重視」の意図性が伝わります。
メーカー的に相性は良いため、マランツ系を選ぶ方はそこにこだわる方も多そうです。
アナログ入力は、3系統あります。
ただ、アナログなプリメインアンプとしては、同社のモニターグレード機にも採用される、フルディスクリート構成の電流帰還型プリアンプを採用します。
パワーアンプ部も「ハイスピード」をキーワードにしつつも、マランツ系としては、余裕を持たせていると言えます。
スピーカー端子は、ステレオの1系統です。
バイワイヤリングは非対応ですが、サブウーファー用の端子はあります。
ネットワーク機能は、Bluetoothと、有線LAN・無線LAN(Wi-Fi)に対応します。
Bluetoothについては、本機も、SBCのみ対応です。
音楽ストリーミング配信は、同社の下位機種と仕様は同じです。
したがって、Amazon Music Unlimited(こちら)のハイレゾ音源も利用できます。
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以上、マランツのMODEL 60n の紹介でした。
個人的には、ネットワークがないプリメインは、時代にそぐわないと考えています。
その点では、20万円台にマランツブランドで「対応機」が出ているのは、重要です。
予算的な余裕がある場合は、候補にできるかと思います。
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【2022年発売】(特約店展開:受注生産)
44・マランツ MODEL 40N/FN
44・マランツ MODEL 40N/FB
¥326,700 ヤマダ電機(ネット) (6/14執筆時)
44・ AIRBOW MODEL 40N Replay
¥520,650 楽天市場 (6/14執筆時)
定格出力(8Ω):70W×2
定格出力(4Ω):100W×2
インピーダンス: 4-16Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×1 同軸×1 HDMI×1
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:Bluetooth LAN Wi-Fi
スピーカ出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅443×高130×奥行432mm
なお、先行して販売していたMODEL 40nは、本機の上位機です。
こちらは、アンプのパワー以外は、明示的に示される機能は下位機と変わりません。必要に応じて、ではありますが、音質周りの部分ほかで、こちらだけの機能性というのはないです。
なお、本機をベースに電源周りを大幅にチューンしたAIRBOW(逸品館)の製品があります。オーディオは、この手のチューン販売をしている企業は、昔からあります。
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結論的にいえば、、値段から考えても、先ほどの下位機種で良いでしょう。
あまり変わらない性能の機種をあとから出した点で、このクラスの後継機の登場は近い気もしますので。
【2021年発売】(特約店展開)
45・ マランツ MODEL30/FN
45・ マランツ MODEL30/FB
¥356,400 ヤマダ電機(ネット) (6/14執筆時)
46・ AIRBOW MODEL 30 Replay
¥566,850 楽天市場 (6/14執筆時)
定格出力(8Ω):100W×2
定格出力(4Ω):200W×2
インピーダンス: 4-16Ω
周波数帯域:5Hz~50kHz
アナログ端子:5
デジタル端子:
DAC:
ネットワーク:
スピーカ出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅443×高130×奥行431mm
MODEL 30 は、マランツの販売するプリメインアンプの最上位機です。
本機も特約店向けです。 AIRBOWによるカスタマイズモデルもあります。
MODEL30の場合 先ほどみた40nとちがって、こちらは、ネットワーク非搭載です。
ただ、「どこから壊れるか、どこから陳腐化するか」という部分を考えると、長期間使いたいだろうこのグレードならば、未搭載が「正解」とは思いますが。
本機は、2018年登場のPM-12の後継機ですが、そちらとは外観をがらっと換えてきました。
外装は同じ、アルミ外装ですが、フロントが「クラシックからモダン」になりました。
さすが「品が良い」感じで、エレガントでブランドイメージ通りだなと、個人的には思います。
と書いていたら、2021年に「本体ブラック」なモデルもでました。
なお、先ほどみたミドルクラスの40nもこられと同じ筐体です。
本体の大きさは、幅440×高127×奥行431mmです。
従来機の課題だった奥行も縮まったので、設置性は良いです。
アンプのパワーは、8Ω時に100Wと、相応にパワフルです。
6Ωデータはないですが、無論これを超えるでしょう。
いずれにしても、トールボーイの大きなスピーカーも十分でしょう。「古くて大きな」スピーカーも対応できそうです。
周波数帯域は、一方で、低音域が5Hz、高音域が50kHzです。
後述するように、ハイレゾには向かない仕様なので、高音域はこれほどでも良いでしょう。
アナログ入力は、5系統あります。
そのほか、PHONO端子も付属です。
一方、デジタル端子はなく、こちらは、アナログ専用機となります。
本機も、40nと同じく電流帰還型プリアンプを採用し、音のスピード感・解像感を高めています。
その上で、歪が少ないスイッチング・パワーアンプも、やはり上位機と同様に搭載しました。
とくに、この方式の採用で、(スペースを食いがちな)パワーアンプ部とヒートシンクの小型化に成功しています。結果、コンパクト性を保持したままで、大容量電源・充実するプリアンプ部を実現できています。
試聴しましたが、重層感とスピード感が特に強調できます。
スピーカー端子は、1系統で、バイワイヤリングは非対応です。
そのほか、プリアウト端子があります。
ネットワーク機能は、この機種の場合、未搭載です。
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以上、マランツのMODEL 30 の紹介でした。
音質部分は申し分なく、「しっかり語れるパーツ」が採用されています。
たいへんエレガントな外観ですが、アナログ専用ですから、ターゲット層は「古き良き時代」のハイファイスピーカーの愛好者でしょう。
ただ、高級で設置性も担保されるプリメイン機ですし、ラインナップとして貴重です。
2・ヤマハの高級機
続いて、ヤマハの高級機です。
【2020年発売】
47・ヤマハ A-S1200
¥271,700 楽天市場 (6/14執筆時)
定格出力(6Ω):90W×2
定格出力(4Ω):150W×2
インピーダンス: 4-8Ω
周波数帯域:50Hz~20kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:
DAC:
ネットワーク:
スピーカ出力:2
サイズ:幅435×高157×奥行463mm
A-S1200(SP) は、ヤマハの販売するプリメインアンプの高級機です。
同時に本機の上位機となるA-S2200とA-S3200も登場しましたが、30万を軽く超えてきます。
2020年に登場した機種で、アナログ接続を前提とした製品です。
最近、プリメインアンプの高級機の新機種が増えていますが、パワー・プリアンプを別々に買いたくない、オールドファンのニーズが増えているのかと思います。
本体の大きさは、435×高157×奥行463mm です。
大きめで奥行も必要な本格派です。 22kgと相当な重量があります。
アンプのパワーは、6Ω時に90Wです。
大容量のトロイダル型電源トランスなど、出力にとにかく気を使った製品です。
周波数帯域は、一方で、低音域が10Hz、高音域が20kHzです。
ハイレゾ用とは銘を打っていません。
アナログ入力は、4系統で、PHONO端子も付属です。
デジタル端子はなく、アナログ専用機となります。
スピーカー端子は、2系統で、バイワイヤリングは対応です。
サブウーファー用の端子はありません。
ネットワーク機能は、未搭載です。
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以上、A-S1200(SP) の紹介でした。
短時間試聴しましたが、仕様的に高級機であることは間違いなく、いい音を鳴らします。
ただ、先述のように、この系統の仕様の製品は、フォノ端子を活用するようなオールドファン向けであり、現代的な音源、音響機器を「ちょっと良い音が聴きたい」感じで買うものでないです。
消費電力も高く、それなりに発熱もするため、しきいは高いでしょう。
【2023年発売】(執筆時在庫なし)
48・ヤマハ R-N2000A(BP)
¥(429,000) 楽天市場 (6/14執筆時)
定格出力(8Ω):90W×2
定格出力(4Ω):145W×2
インピーダンス: 4-8Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×2 同軸 USB HDMI
DAC:384kHz/32bit
ネットワーク:Wi-Fi Bluetooth
スピーカー出力:2(2.1ch対応)
サイズ:幅435×高157×奥行473mm
R-N2000A(BP) は、ヤマハの販売するプリメインアンプのフラッグシップです。
テクニクスがこのグレードのネットワークプリメインを止めたので、国産機では結構希少です。
本体の大きさは、幅435×高157×奥行473mm です。
さきほどの機種同様に、決して小さくはないので、設置場所は選びます。
アンプのパワーは、8Ω時に145Wです。
DENON機には及ばないものの、一般的に言ってプリメインでは「贅沢」です。
問題は感じません。
中身も、電源を独立させるノイズ対策や、左右対称設計によるChセパレーションの向上をはじめとした、(おなじみな)高級機らしい工夫があります。
周波数帯域は、低音域が10Hz、高音域が100kHzです。
同社の下位機と同じで、Pure DIRECTモード時にこのスペックです。
問題ないです。
アナログ入力は、入力3系統で、PHONO端子も付属です。出力は2系統です。
デジタル入力は、光デジタル端子が2系統、同軸端子が1系統、USB接続が1系統です。
ARC対応のHDMI端子も1つだけあります。
DACは、384kHz/32bit に対応します。
DACチップは、ESSのES9026PROです。
同社のAVアンプにも使われますが、このチップの音質が、ヤマハの理想に合うのでしょう。クリアさ、透明感などが強調されます。
ただし、DSD音源は、5.6MHzまで対応です。
スピーカー端子は、2系統で、バイワイヤリングは対応です。
サブウーファー用の端子も1つあります。
ネットワーク機能は、Bluetooth4.2と無線LAN(Wi-Fi 5)に対応します。
Bluetoothは、SBCとAAC(受信のみ)なので、正直「オマケ」です。
Wi-Fiは、当然ですが、Airplay 2などの諸規格に対応する点で、「現代的」です。
音楽ストリーミング配信は、主要サービスには対応です。
スマホなどで設定すれば、ハイレゾ音源を含めて、ダイレクトでWi-Fi配信されます
Chromecast built-inは非対応ですが、Air Play2は使えるので、Apple Musicの配信もそちらのシステムで可能です。そのほか、DLNAにも対応です。
ディスプレイは有機ELで、日本語表示に対応です。
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以上、ヤマハの R-N2000Aの紹介でした。
同社の、ネットワーク対応のプリメイン(ネットワークレシーバー)の最高峰であり、能力も期待できます。ハイレゾにも高度に対応できますので「ヤマハサウンド」再生の母艦にするには、良い機種に思えました。
次に見るJBL機とともに、高級プリメインとしては、有力候補にできそうな製品です。
できれば、もう少し(背の高さだけでも)小型だと個人的には良いですが、音質にもかかわる部分ですし、仕方ないでしょう。
3・その他の高級機
最後に、ここまでみたメーカー以外の製品をまとめてみることにします。
【2022年発売】JBLSA750WALJ
49・JBL SA750WAL
¥199,980 楽天市場 (6/14執筆時)
定格出力(8Ω):130W×2
定格出力(4Ω):200W×2
インピーダンス: 4-8Ω
周波数帯域:20Hz~20kHz
アナログ端子:5
デジタル端子:光2・同軸2・USB×1
DAC:
ネットワーク:Bluetooth LAN Wi-Fi
スピーカ出力:2
サイズ:幅449×高127×奥行327mm
SA750WAL は、JBLの販売するプリメインアンプの高級機です。
超有名な音響企業ですが、(近年では)プリメインアンプは日本市場に最近登場しました。SA750という同社の75周年記念モデルから、利用木材を変更し、一般販売用に回したものとなります。
本体の大きさは、幅449×高さ127×奥行327mm です。
高級機としては意外と背丈は低い方です。
アンプのパワーは、8Ω時に130Wです。
パワフルなG級アンプ(D級併用)ですが、消費電力は最大800Wです。
配置については、熱をある程度考えるべきでしょう。
周波数帯域は、一方で、低音域が20Hz、高音域が20kHzです。
スペック的に、シンプルに言って、ハイレゾ対応ではないです。
アナログ入力は、5系統です。
デジタル端子は、同軸・光端子・USBが見られます。
DACは、ESS ES9038K2Mですので、この部分だけで言えば、384kHz/32bit(ハイレゾ)です。
ただ、先述のように、それを想定したアンプではないです。
スピーカー端子は、2系統で、バイワイヤリングは対応です。
サブウーファー用の端子はありません。
ネットワーク機能は、Bluetooth・LAN・Wi-Fiがフル装備です。
Bluetoothは、SBCほか、Apt-Xは対応するため、CD音質の伝送は可能です。
Wi-Fi/ LANは、AppleのAirplay2に対応します。Google系は、「Google Chromecast built-in」なので、スマホで設定した後は、直で音楽ストリーミングサービスを再生可能です。
管理アプリは、Harman MusicLifeです。親会社となるHarman Internationalのほうで出しています。
このほか、設置は、スウェーデンのDirac Researchの開発した技術となる「Dirac Live」に対応します。多チャンネル用の自動レイアウト構築用のシステムですが、2ch機でも意味はあるかと思います。
おそらく、ヤマハほか、自社でセッティングを開発しない企業向けの構成の補整システムと言えるかと思います。
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以上、JBL SA750WAL の紹介でした。
「オールドファン」向きかなと思って調べましたが、ネットワーク面含めて「最新」でよい構成に思えました。
2chでも、昔の能率の悪い大きなスピーカーに使うと良い感じなのかと思いました。一方、設置スペースは狭く済みますが、廃熱部分は読めない機種なので、完全に上級者向けになります。
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【2022年発売】JBLSA550JN
50・JBL SA550 Classic
¥214,401 楽天市場 (6/14執筆時)
定格出力(8Ω):90W×2
定格出力(4Ω):150W×2
インピーダンス: 4-8Ω
周波数帯域:20Hz~20kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光1・同軸2
DAC:
ネットワーク:Bluetooth
スピーカ出力:2
サイズ:幅449×高127×奥行327mm
なお、本機の下位機となるのが、SA550 Classicです。
こちらは、ネットワーク部分をBluetoothのみにしつつ、出力も「ほどほど」にした製品です。消費電力も500Wです。
本体形状自体は同じですが、やはり仕様は「クラシック」なので、オールドファン向けに見えます。
今回の結論
音質が良いプリメインアンプのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回はプリメインアンプの紹介でした。最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきます。
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なお、オーディオ専門誌は、専門家が各機で聴いた音源を「鋭い感性」で表現していくやり方をとっています。
ただ、聴覚(音の感じ方)は、音響心理学的に言っても個人差があります。
また、そもそも、出力の「主役」はスピーカーで、そこで音質が変わるわけですから、このブログの普段の書き方と比べて、詩的・文学的になりすぎるので、意識しつつ控えました。
そのため、今回は、(一般的な消費者が選ぶの場合同じように)、試聴をふまえつつも、メカ的な仕様の違いと、現代的な意味での実用性を軸に選ぶという方法で、「おすすめ」を提案します。
第1に、低予算で、おもに、TVシステムのオーディオ用として考えたい場合は、
【2018年発売】
4・SONY ステレオアンプ STR-DH190
¥28,480 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
定格出力(6Ω):
定格出力(4Ω):
インピーダンス: 6~16Ω
周波数帯域:10Hz~100kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:
DAC:
ネットワーク:Bluetooth
スピーカー出力:1
サイズ:幅430×高133×奥行284mm
アンプのパワー ★★★★☆
音域の広さ ★★★★☆
ネットワーク再生 ★★★☆☆
設置性 ★★★★☆
ノイズ対策 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
SONYのSTR-DH190でしょう。
本機は、デジタル入力系統はないものの、ある程度のパワーがある機種です。
やや大きいですが、格安機の場合、小型化が音質の劣化の原因につながる場合が多いので、テレビ用のラックに入るならば、本機が良いでしょう。
音質面でも、しっかり、「リニア広帯域パワーアンプ」という工夫があり、ノイズ対策のほか、スピード感・パワーへの言及もあります。
周波数帯域もソニーらしく、音域の広さが特徴的ですし、値段の割に性能は悪くないです。
ネットワーク面でも、Bluetoothのみですが、AACまで対応していますし、この価格帯では利便性は高水準です。
第2に、小型で設置性のよいプリメインアンプとしておすすめできる機種は、
【2017年発売】
1・FOSTEX パーソナル・アンプ AP20d
¥21,780 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
定格出力(8Ω):20W×2
定格出力(4Ω):12W×2
インピーダンス: 4~8Ω
周波数帯域:20Hz~40kHz
アナログ端子:2
デジタル端子:
DAC:
ネットワーク:
スピーカー出力:1
サイズ:幅108×高42×奥行138mm
アンプのパワー ★★★☆☆
音域の広さ ★★★☆☆
ネットワーク再生 ★☆☆☆☆
設置性 ★★★★★★
ノイズ対策 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
FOSTEX AP25でしょう。
中・上位機だと最近小型機といえる製品が「不作」で生産終了も続きます。
その中で、ある程度のパワーを持つ機種となると本機です。
基本、ハイレゾ・Bluetoothが「不要」で、アナログでしかつなげないならば、本機は候補にできるでしょう。
小型機としては、そこそこパワフルですし、設置性も良いと言えます。
大きくて古いスピーカー、あるいは、クセの強いスピーカーでないならば、これでも十分です。
ーー
【2023年発売】
17・TEAC AI-303-B
18・TEAC AI-303-S
¥72,540 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
定格出力(8Ω):25W×2
定格出力(4Ω):50W×2
インピーダンス: 4-8Ω
周波数帯域:2Hz-70kHz
アナログ端子:2
デジタル端子:光・同軸・USB×1
DAC:192kHz/32bit (DSD 11.2)
ネットワーク:Bluetooth 4.2
スピーカー出力:1
サイズ:幅215×高61×奥行254mm
アンプのパワー ★★★☆☆
音域の広さ ★★★★☆
ネットワーク再生 ★★★★★
設置性 ★★★★★★
ノイズ対策 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
一方、ハイレゾに対応する機種が欲しいが、ある程度小型なモデルが欲しい場合、少し高いもののTEAC AI-303は良い機種です。
ミドルグレードでこういった機種はこれまでなかったので、需要がある気がします。
幅215×高61×奥行254mm と小型で、スペック的に設計的にハイレゾ再生を優先にした色合いが強いのです。
USB端子の接続で、、384kHz/32bit対応、DSD 11.2MHz双方に対応で、光や同軸でも192 kHz/24bitまでなので、「USB DAC Amplifier」として、多機能です。
PCなどとも合わせやすそうです。
ネットワーク機能は、Bluetoothのみ搭載です。
ただ、上表のコーデックからLC3を除き「フル対応」なので、ワイヤレスでもハイレゾは扱いやすいでしょう。
個人的は(一回り大きくても)Wi-Fiか、せめてLANだけでも装備して貰えれば、ストリーミング配信全盛の昨今においては「現代的」だと思いました。
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【2024年発売】
15・デノン DENON HOME AMP-K
¥100,000 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
【2024年発売】
16・マランツ MODEL M1
¥130,000 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
定格出力(8Ω):100W×2
定格出力(4Ω):125W×2
インピーダンス: 4~16Ω
周波数帯域:20Hz-20kHz
アナログ端子:1
デジタル端子:光 USB HDMI
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:Bluetooth LAN Wifi
スピーカー出力:1
サイズ:幅217×高さ89×奥行242mm
一方、少し高いですが、 DENON HOME AMP-Kは、パワーの部分と、定額音楽サービスの対応度の部分で、1ランク上の小型システムです。
特に、定額音楽サービスの対応幅は、同社のHEOSというアプリは充実するので、小型のネットワークオーディオシステムを構成するのには、本機は向きます。
ハイレゾ対応は、ただし公式に表明されません。
しかし、それ以外の部分は、小型の高級機として、値段相応の実力があります。
本編で書いたように、ほぼ同様のマランツ機は、デジタルフィルタ(Marantz Musical Digital Filtering)で、音調を替えますが、中身は同じです。
【スマート家電リモコンの比較記事】で書いたような機器をお使いの場合などで、、赤外線発信機能(他社の学習リモコンに登録させるための装備)を使いたいのでないならば、デノンでOKです。
第3に、リビングでの利用などで、映像機器についても対応させたい方におすすめなのは、
【2019年発売】
14・マランツ NR1200/FN
¥54,000 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
定格出力(8Ω):75W×2
定格出力(6Ω):100W×2
インピーダンス: 4~8Ω
周波数帯域:10Hz-100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光 同軸 USB×1 HDMI×5
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:Bluetooth LAN Wifi
スピーカー出力:1
サイズ:幅440×高105×奥行378mm
アンプのパワー ★★★★★
音域の広さ ★★★★★
ネットワーク再生 ★★★★★
設置性 ★★★★☆
ノイズ対策 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
NR1200/FNを選ぶと良いでしょう。
利便性の部分で、本機は、光 同軸 USBというデジタル接続端子がつくほか、HDMI端子が5系統付属となります。
HDMI端子は、映像と音声を同時に送れるので、この接続方法だと、電源などの連動制御可能です。
一方、4Kコンテンツ(HDブルーレイ・4K対応ゲーム機など)は、テレビ経由でアンプに音声を入れると、著作権管理の関係で音質が劣化して送られます。そのため、上図の様に、アンプを真ん中にして、つなげるのが基本です。
一方、アンプが4K/HDRパススルー対応でないと、アンプを4K画質のまま通過しないのですが、本機は、対応できます。
なお、この辺の事情は、【おすすめサウンドバーの比較記事】で書いたので、詳しくはそちらをご覧ください。
本機は、サイズも高さがなく、コンパクトですし、ネットワーク再生の部分を考慮に入れないならば、5万円前後クラスでは、「最もおすすめ」です。
一方、とくに、映像機器と一緒に使わないという場合でも、5万円前後の機種として、「ネットワーク」「デジタル接続」とも、本機はしっかり網羅します。
その上で、下位機種ながら、本機はフルディスクリート構成であり、「音のキレイさ」という、マランツの思想も継いでいます。
ノイズ対策もしっかりしていますし、本機を選んで良いでしょう。
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【2023年発売】STEREO70s
24・マランツ STEREO70s/FN
25・マランツ STEREO70s/FB
¥90,000 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
定格出力(8Ω):75W×2
定格出力(6Ω):150W×2
インピーダンス: 4~16Ω
周波数帯域:10Hz-100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×1 同軸×1 HDMI×6
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:
スピーカー出力:2(2.2h対応)
サイズ:幅442×高109×奥行386.5mm
一方、予算があるならば、その上位機となるSTEREO70sでも良いかなと思います。
このグレードでHDMIが多いタイプは、本編で書いたように、DENONやマランツも出します。
それぞれ、デノンは「パワフルさ」、ヤマハは「聴き疲れしにくい音のキレイさ」などで、個性があり良い機種です。
しまし、マランツの場合、他社機と違い、先ほどの機種同様に「スリムに設置できる」というメリットがあります。
本編で書いたように、TV用にプリメインで大きい筐体を買うならば(むしろ)【AVアンプの比較記事】でみた機種を買うほうが良いように思います。
プリメイン機で(仮想的に)立体音響を再現できる機種もないので、やはり、あえて「最も良い」と思う機種を聞かれると、(サイズ面で)こちらをあげざるを得ない感じです。
音質も、下位機と比べて高速アンプ(HDAM-SA2)を採用するなど、より「マランツ」的な音質と言えます。
この部分でも「おすすめ」できます。
第4に、高級機で、音質と機能性が両立しているといえる製品は、
【2019年発売】
21・マランツ PM7000N/ FN
¥95,780 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
定格出力(8Ω):60W×2
定格出力(4Ω):80W×2
インピーダンス: 4-16Ω
周波数帯域:5-100 kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×2 同軸 USB×1
DAC:192kHz/24bit (DSD 5.6)
ネットワーク:Bluetooth LAN Wi-Fi
スピーカ出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅440×高125×奥行379mm
アンプのパワー ★★★★★
音域の広さ ★★★★★
ネットワーク再生 ★★★★★
設置性 ★★★★☆
ノイズ対策 ★★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
マランツのPM7000 FNがおすすめです。
ネットワーク機能も、最近のモデルチェンジで完備となり、実用面で隙の無い機種になっています。
音がストリーミングサービスも、Spotify・Tunes in のほか、定額聴き放題サービスのAmazon Musicに対応しますし、Apple系以外のメージャーなサービスは網羅的です。
ハイレゾ音源もあるAmazon Music HDという上位の聴き放題サービスに対応します。ハイレゾ音源があまり持っていない方も、本機の機能を活かしやすいです。
とくに、2021年6月からは、これまでは「通常音質(SD音質)」の聴き放題サービスだったAmazon Music Unlimitedの料金だけで、追加料金なしで、HD音源が聴けるようになりました。
このサービスについては、同社の説明サイト(こちら)に詳しいです。
音質の部分では、新製品を継続的に出し、プリメインアンプを「真面目に」頑張って作るマランツだけに、期待値は高いです。
マランツのシステムは、「スピード感」「キレイな音」と形容できる小気味よい音がなりやすいです。どのメーカーの製品もうまく鳴らせますし、この値段を出す価値はあるでしょう。
一方、小型機ながら、本体の重さも十分あり、振動やノイズ対策もきっちりなされます。
普段の使い方において、ネットワーク再生が不要ならば最もおすすめできる機種です。
パワーも80Wと十分ありますし。再生周波数帯域も、5-100 kHzと広いです。
本機は結構試聴しましたが、マランツがもともと得意な高音域に加えて、低音域もしっかりでる製品ですので、スピーカーの実力を遺憾なく発揮してくれるでしょう。
端子も多く、デジタル入力の2系統あるため、この部分でも安心です。
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【2022年発売】
20・DENON PMA-900HNE
¥108,000 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
定格出力(8Ω):50W×2
定格出力(4Ω):85W×2
インピーダンス: 4~16Ω
周波数帯域:5Hz-100kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:光×3 同軸×1
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:Bluetooth LAN Wifi
スピーカー出力:2(2.1ch対応)
サイズ:幅434×高131×奥行375mm
アンプのパワー ★★★★★
音域の広さ ★★★★★
ネットワーク再生 ★★★★★
設置性 ★★★★☆
ノイズ対策 ★★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
一方、ライバルを上げれば、デノンのPMA-900HNEです。
スペック的には、「ほぼ同級」です。
ただ、電源周りは伝統的にDENON系のが上ですので、厚みのある低音が欲しい場合は、こちらのほうが相性が良いかと思います。
個人的には、音楽再生だけを考えるならば、マランツのが好みです。ただ、プリメインアンプを、音楽ほかテレビ用に兼用する場合は、こちらのほうが向いているといえます。
第5に、20万円以上クラスで、音質と機能性が両立しているといえる製品は、
【2024年発売】(特約店展開)
42・マランツ MODEL 60n/FN
43・マランツ MODEL 60n/FB
¥178,200 ヤマダ電機(ネット) (6/14執筆時)
定格出力(8Ω):60W×2
定格出力(4Ω):80W×2
インピーダンス: 4-16Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×1 同軸×1 HDMI×1
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:Bluetooth LAN Wi-Fi
スピーカ出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅442×高129×奥行431mm
アンプのパワー ★★★★★
音域の広さ ★★★★★★
ネットワーク再生 ★★★★★
設置性 ★★★★☆
ノイズ対策 ★★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
マランツのMODEL 60nでしょう。
ネットワーク対応型の高級機では、現状でもっとも音質に期待できますので。
現状で言えば、やはり、ネットワークには最低限対応していないと、使い方が限定されてしまいますし、本機が良いかと思います。
もちろん、Wi-Fiを搭載する以上、他のオーディオ機器より「陳腐化」あるいは、故障可能性は高くなるでしょう。
その部分で言えば、最大でも「10年」くらい使うと考えて、予算オーバーに感じたら、デノン/マランツの下位機でも良いかと思います。
高級オーディオのメーカー修理費用は高いですし、Wi-Fi関係の部品は、保有期間を超えると直る可能性も低まる部分がどうしてもありますから。
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【2023年発売】(執筆時在庫なし)
48・ヤマハ R-N2000A(BP)
¥(429,000) 楽天市場 (6/14執筆時)
定格出力(8Ω):90W×2
定格出力(4Ω):145W×2
インピーダンス: 4-8Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×2 同軸 USB HDMI
DAC:384kHz/32bit
ネットワーク:Wi-Fi Bluetooth
スピーカー出力:2(2.1ch対応)
サイズ:幅435×高157×奥行473mm
一方、(今回の記事における)ハイエンドクラスで言うならば、ヤマハ R-N2000Aが良いように思います。
Atlasも今現在「プリメイン」を買い替えるならば、こちらかなと思います。
本編で書いたように、中身については、ノイズ対策を含めて、価格相応にしっかりしています。その上で、各スペックが、ハイレゾ水準という部分を評価しました。
その上で、主要な定額音楽サービスへの対応を含めて、ネットワーク面も現代的です。
できれば、Chromecast built-inならばより良かったかと思いますが、AirPlay2に対応ですい、Apple Musicを含めて、再生に問題ないです。
ただ、(人のことは言えないものの)ここまで高い製品は、本当に「趣味的」なので費用対効果は良くないとだけは言っておきます。
10万円前後でもハイレベルで良い音は十分に楽しめます。
補足:合わせて買いたいスピーカー
というわけで、今回は、プリメインアンプの比較でした。
最後にいくつかの点で補足をしておきます。
1・ブックシェルフスピーカの比較
2・PC用スピーカーの比較
3・Bluetoothスピーカーの比較
第1に、合わせてスピーカーを選びたい方、このブログ「モノマニア」にはスピーカーの記事もあります。
プリメインアンプ用は、アンプ内蔵型のアクティブスピーカーでは駄目なので、上記1番の記事をご覧ください
4・サウンドバーの比較
5・ホームシアターシステムの比較
6・AVアンプの比較
7・ミニコンポの比較
第2に、「TV用」として考えている方、プリメインアンプ以外の選択肢も有り得ます。
アンプ内蔵型で、サラウンド感が強い「サウンドバー」や「5.1chホームシアターシステムとAVアンプのコンビ」という選択肢も考えられます。
上記の記事で紹介していますので、よろしければ、ご覧ください。
第3に、リモコンの話です。
また、アンプをTVなどと同時に利用する場合など、複数の機器を操作できる高性能リモコンがあります。
リモコンだけではなく「電気を付けて!」など、声でも操作したい方は、AmazonやGoogleの音声入力端末を購入するだけで、簡単に可能です。詳しくは、上記の記事をご覧ください。
Amazon オプティカルケーブル 1.8m
¥1,027 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
カナレ L-5C2VS デジタル同軸 RCAケーブル 1m
¥3,300 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
エレコム AVケーブル/音楽伝送USBケーブル 1.0m
¥826 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
audio-technica AT-CA64 1.3M
¥2,860 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
なお、今回紹介した各製品には、ケーブル類は基本未付属ですので、ネットで購入を検討されている方は、お忘れなく。
デジタル接続なら、さほど高くなくても良いかと思います。アナログはノイズ対策の部分で、これくらい出しても(まあ)良いかと思います。
ではでは。