【今回レビューする内容】2024年 最新のゲーム用マウスの性能とおすすめ・選び方:ゲーミングマウスの反応速度や重さ、ボタンの違いや性能ランキング
【比較する製品型番】ロジクール G903h G502 X PLUS G502XWL-RGBBK G502 X G502XWL-CRBK G703h LIGHTSPEED HERO 25K Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2 PPD-004WL-BK SUPERLIGHT 2 DEX GPROXSL-WLDEXBK G PRO 2 LIGHTSPEED G-PPD-002XWL-BK G-PPD-002XWL-BKd G705 G705WL G203 G402 G403h PRO G-PPD001t G502 X G502X-BK ライザー Razer Orochi V2 :RZ01-03730100-R3A1 Viper V3 Pro RZ01-05120100-R3A1 r Naga V2 Pro RZ01-04400100-R3A1 Naga V2 HyperSpeed RZ01-03600100-R3A1 Razer Basilisk Ultimate RZ01-03170100-R3A1 Razer Basilisk V3 Pro 35K RZ01-05240100-R3A1 Basilisk V3 X HyperSpeed RZ01-03150100-R3A1 DeathAdder V3 Pro RZ01-04630100-R3A1 DeathAdder V3 HyperSpeed RZ01-05140100-R3A1 Cobra Pro RZ01-04660100-R3A1 Basilisk V3 35K RZ01-05230100-R3M1 エイスース ASUS ROG Chakram X Origin ROG Pugio II ROG Gladius III Wireless AimPoint ROG Keris II Ace Harpe Ace Aim Lab Edition ROG Spatha X P707 エレコム V custom VM600PE ほか
今回のお題
ゲームミングマウスのおすすめ製品はどれ?
どもAtlasです。
今回は、2024年10月現在、最新のゲーム用マウスの比較です。
ゲーム用として重要な解像度・加速度などのセンサー性能と、ボタンの数や配置などのハード性能とに注目しながら、各機を比較します。
レポートレート(ポーリングレート)の違いも、注目ポイントとして比較しました。
1・ゲーミングマウスの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ロジクール(無線)
1-3:Razer 1 (無線)
2・ゲーミングマウスの比較 (2)
2-1:Razer 2 (無線)
2-2:ASUS(無線)
3・ゲーミングマウスの比較 (3)
3-1:エレコム(無線)
3-2:ロジクール (有線)
3-3:Razer(有線)
4・ゲーミングマウスの比較 (4)
4-1:他の企業
4-2-:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、ゲーミングマウス特有の「選び方の基本」を紹介します。
その後、無線・有線の順番で、メーカーごとに各製品をみていきます。
正確性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★★
ホイール回転 ★★★★★
解像度の調整 ★★★★★
ボタン数 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の「結論編」(こちら)では、上表のような観点から、予算別・目的別に「最もオススメできるマウス」を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・ゲーミングマウスの比較記事
2・ゲーム用モニターの比較記事
3・ゲーム対応オフィスチェアの比較
4・ゲーム対応PC向けデスクの比較
5・ゲーム向けPCスピーカーの比較
なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のゲーミング関連周辺機器比較シリーズの1回目記事と書きました。
1・ワイヤレスマウスの比較
2・小型ワイヤレスマウスの比較
3・ゲーミングマウスの比較
4・有線マウスの比較
5・おすすめのマウスまとめ 【結論】
マウスの比較記事としては、全体の3回目記事となります。
1-1・ゲーミングマウスの選び方の基本
はじめに、ゲーミングマウスの「選び方の基本」です。
一般的な、仕事用のマウスのスペック面での「選び方」については、このブログでは【ワイヤレスマウスの比較記事】で書きました。
ただ、ゲーミングマウスについては、普通のマウスのグレード分けが、一部、通用しません。
1 ・センサーの性能
2・ボタン・ホイールの品質
3・PCとの接続法の違い
その部分を含めて、スペック的な「選び方の基本」をあらかじめ示しておきます。
1・センサー性能
はじめに、センサーの性能についてです。
仕事用のマウスの場合、主に、動かしたときの正確性(追随性)を重視するので、基本的にLEDを使った光学式より、レーザーを利用した製品のほうが、グレードが高くなります。
しかし、ゲーミングマウスの場合、ゲームへの対応の必要性から、解像度・加速(G)・スピードを重視した設計にする必要があります。
光学式の方が低遅延なので、高級機で「光学式」を(あえて)採用するのが普通です。
昔は、ゲーム用でレーザー式はほぼ「淘汰」されました。マウスを浮かした状態(ランディング)での誤動作を防げないのも、その理由です。
・36K・70G・18.3m/秒
ゲーミングマウスの場合、各社とも「HERO」「Focus」など自社ブランド名のセンサーを付けます。
どれも光学式で、解像度(分解能)を極度に高めた高解像度センサーです。
各数値における、現場での「最強」は、解像度は、36K(36000dpi)・重力加速度は70G、スピードは、19.3m/秒です。
解像度は、しかし、20K以上は、1μmをこえるレベルです。
現状の人間の知覚能力をふまえても、ここまでは必要ないので、ある種の「宣伝合戦」で、あまり意味がないです。
むしろ、「最低解像度」や「設定段階の細かさ」が重要です。
加速度とスピードは、高速にマウスをふった際の認識精度に影響する数値です。
こちらも、20G/10.6mもあれば十分ですので、差がないです。
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・20K・20G・10.6m/秒
結論的にいえば、だいたい、上表のような、スペックがあれば、基本的に「ゲーミングマウス」としては十分です。
ただ、制御するプロセッサ性能を含めて、上位機では、通信の遅延対策や、マウスパッドに対するセンシングの最適化など、センサー精度を活かした追加性能の付与はあります。
そのため、細かく見て、じっくり「比べる」ことは重要です。
ややこしい部分なので、本編でしっかりと書こうと思います。
2・ボタンとホイール
つづいて、ボタンやスクロールホイールの性能です。
意外と差が付く部分ですので、順番に説明していきます。
第1に、左右クリック(左右ボタン)です。
最近、各社とも技術革新が多い部分です。
上表のような3種類の分類が可能です。
メカ式は、いわゆる「普通のマウス」と同じ方式です。
スプリングとプレートの組み合わせで「カチカチ」クリック感があるタクタイルです。
オムロン製など、スイッチの違いで耐久性に差はありますが、光学式ほどは強くないです。
ゲームは激しく連射することがあるので、必ずしも向く仕様ではないです。
そのため、例えばASUSはこの部分を「簡単に交換」できるようにしています。
そのほか、物理的なスイッチになるので、キーに起因する入力遅延があり得ます。
光学式(オプティカル式)は、Razerなどが使う方式です。
「光」によって入力を検知するため、スイッチに起因する遅延がないのが特徴です。一方、クリック感がないので、この部分で、好みが分かれます。
応答速度がメカ式より速いので、例えば、FPSの初撃の反応重視ならば良い方向性です。ただ、押し味と、連射には、すこしクセがあります。
ハイブリッド型は、最近ロジクールが開発した方式です。
LIGHTFORCEスイッチという名前で、スイッチのメカ構造(スプリング/プレート)を残す一方、検知は光学式にした「良いとこどり」です。
少し価格が高めになるのが欠点です。
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第2に、ボタンの数です。
ゲーミングマウスの場合、ソフトで自由にプログラムできるボタン数が多いです。
写真のような製品は極端ですが、MMORPGなど、ショートカットが多い方が有効なジャンルに合うモデルもあります。
各社とも(スクロールを除けば)だいたいどのボタンも割り当て変更やプログラムが可能です。
なお、ボタンの数え方は、メーカーによってまちまちです。
そのため
「プログラム可能」ならば、ホイールの前後やチルトも、「ボタン」とカウントする場合があります。このあたりは、仕様書だけみても比べられないので、今回、ある程度注意して説明します。
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第3に、スクロールホイールの性能です。
上表は「仕事用」のマウスの比較で使った表ですが、ゲーミングの場合、メカ式(ラチェット式)とハイブリッド式を採用する機種が見られます。
どちらも、ギアを使う部分は同じです。
ただ、通常のギアのような抵抗のあるスクロール(ラティエット)に加えて、フリースピンになり、高速スクロールに切り替えられる機種があります。この部分も、MMORPGなど、長めのスクロールがある場合、考えても良い部分です。
あとは、左右チルトの有無などが、各機の違いとなります。
3・PCとの接続方法
最後にPCとの接続方法の違いです。
いくつかの接続方法があり得ます。
第1に、USB有線式です。
同じ形状、同じ機能性(ボタン数)の製品でも、無線機より「安い」のが良い部分です。
また、通信に関わる遅延がない部分と、軽量にしやすい部分も良いところです。
ただし、ケーブルがあるので、取り回しが致命的に悪く、ホルダーも必要です。あまり
第2に、USB無線式(2.4GHz)です。
簡単に言えば、USBドングルを使うタイプはこれです。
ただ、同じ製品でも通信安定性の部分で差はあります。とくに、ロジクールは「LIGHTSPEED」として、この部分の安定性を強調します。
最近は、無線でもレポートレートは1000Hz(1ms)と、USB有線と変わらない無遅延です。絶対に遅延や途切れが不要、というシーンでないならば、無問題です。
さらに最近だと、RAZERが専用トランシーバー経由で4000Hzをだせる製品もだしました。
有線だと8000Hzのものもでていますが、それでも十分以上でしょう。
第3に、Bluetooth方式です。
通信帯域としては2.4GHz帯を利用しますが、USBドングルを利用しないので、ほかのBluetooth機器と通信が混ざります。
キーボードほか、とくにデータ量が大きい音楽もBluetoothの場合、通信安定性の部分で課題が出ます。
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結論的にいえば、現状で利便性と安定性を兼ね備えるのは、2.4GHz帯のUSB無線式です。
ただ、上で紹介した接続方法に複数対応できる製品もあるので、「使い分けできる」という部分で、機種を考えるのも良いかと思います。
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以上、ゲーミングマウスの選び方の基本を3点みました。
ほかにも、(こだわれば)リストオフディスタンスなど、見るべきスペックは色々あります。ただ、基本これらの要素だけでみておけば、OKでしょう。
あとは、形状と重さですが、これは完全に「好み」になるので、好きに選んで良いかと思います。重さは、「おもり」で調整できる機種があります。
1-2・ロジクールの無線ゲーミングマウス
はじめに紹介するのは、スイスのロジクール(Logicool)のワイヤレスゲーミングマウスです。
日本以外では、Logitech(ロジテック)という社名で売ります。世界的なPC周辺機器メーカーで、高級マウスのシェアは圧倒します。
「ゲーム用」は、Logicool Gシリーズとしての展開ですが、こちらもシェアが大きいです。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチな部分を青字で記していきます。
【2019年発売】
1・ロジクール G903h
¥17,200 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
重量:110グラム
接続:USB無線(2.4GHz)
解像度:100-25,600dpi
センサー:HERO 25K
最大加速:40G
最大スピード:10.2m/秒
スクロール:高速スクロールホイール(切替)
レポートレート:1000Hz(1ms)
ボタン数:11
左右クリック:メカ式(5000万)
付属品:ウエイト10g
G903 LIGHTSPEED Wireless Gaming Mouseは、ロジクールのGシリーズの上位機です。
少し高いですが、同社のゲーミングマウスとしては、人気のあるモデルです。
サイズは、長さ130mm×幅67mmと、結構大きめのフルサイズ型です。
本体形状は、左右対称のエッグ型で、完全に左右対称のシンメトリーです。
高級マウスには左利きで便利に使える製品が少ないため、ゲーム以外の目的でも、ニーズはありあそうです。
重さは、110gです。
ワイヤレスマウスの中では、軽いのも特長です。
なお、「軽すぎる」のが苦手な方のために10gのおもりも付属します。
センサーは、同社の高解像度の光学センサーとなる、HERO 25Kです。
先ほども紹介しましたが、高級機で「光学式」を(あえて)採用するのは、ゲームのように高速に動かす場合、光学式の方が低遅延だからです。
なお、スペック上はHERO 16K(最高16000dpi)ですが、ソフトウェア更新で解像度を上げることで「25K」になります。
接続方法は、USB無線式(LIGHTSPEEDワイヤレス)です。
Wi-Fiと同じ2.4GHz帯の無線を利用するので、事実上、無遅延に近いです。
実際、レポートレートは1000Hz(1ms)となります。
この仕様は、下位機種でも「LIGHTSPEED」の名を持つ機種なら、どれも同じです。
ちなみに、RAZERだと特殊ドングルで4000Hz出せるものはあります。
マウスの解像度は、100-25,600dpiと広域です。
ソフトで、かなり細かく解像度の設定もできます。
ゲーム用としてのスペックで重要な、最大加速は40G、最大スピードは10.1m/秒です。
無線方式は、2.4Hz帯のUSBレシーバーを用いるUnifying無線接続です。
スクロールホイールは「ハイブリッド式」です。
ロジクールが開発し、同社の上位機に搭載するもので、メカ式の「進化形」です。
通常のスクロール機能(=クリックトゥクリックスクローリング)に加えて、ローラを回すときに無抵抗になり、高速スクロールに有利が可能な方式(ハイパーファーストスクローリング)に切り替えることが可能です。
地味な部分ですが、実際の利用時、これは便利です。
ボタン数は、11個です。
なお、「マウスのボタンの数え方」は、メーカー(機種)によって「まちまち」です。
本機については、左右クリックほか、サイドの(いわゆる)「進む・戻る」が両側に、上部のホイールのミドルクリックと、ホイールによる左右チルト、そして、頭頂部の2ボタンで、総計11ボタンです。
ボタン全てについて、キーボード上のキーやショートカットを割り当てることができますし、プログラム動作も可能です。サイドボタンは、不要なら外せます。
この点では、ゲームだけでははなくて、CADやデザイン関係のアプリケーションを使っている人にも向くでしょう。
G-PMP-001 ワイヤレス充電システム
¥19,500 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
電池の持ちは、最長140時間です。
ただ、ライティングを利用しなけれれば180時間です。
実使用環境ではそこまで長くないので、写真のようなパウスパッド兼用の充電器が用意されます。充電無しでゲームが続けられるというユニークな仕様です。
なお、光学式は、マウスを利用する表面素材にシビアですから、ゲーム用マウスパッドとの併用が原則です。
左右ボタンの耐久性は、5000万クリックです。
ロジクールは、メカ式クリックながら、この部分の数値が良いです。ロジクールの LIGHTSPEEDはどれもそうですが、クリック感や反応も良いです。
金属バネをつかった「メカニカルボタンテンショニングシステム」のテンションが奏功するためです。キーの品質にはとくに「こだわる」メーカーと言えます。
ただし、「競技レベル」でいえば、光学式よりはクリック遅延はありえるので、後ほど見るような「ハイブリッド型(LIGHTFORCEスイッチ)」搭載機も出ています。
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以上、ロジクールのワイヤレスゲーミングマウス G903hの紹介でした。
ゲーム用として作られており、その目的の方には「ぴったり」の上位機です。
ほかにも、プログラムボタンを駆使して、ビジネス用にカスタマイズしたい方、左利きの方には、また別のニーズもあるでしょう。
【2022年発売】
【RGBあり】(新型スイッチ)
2・ロジクール G502 X PLUS G502XWL-RGBBK
2・ロジクール G502 X PLUS G502XWL-RGBWH
¥19,800 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
【RGBなし】(新型スイッチ)
3・ロジクール G502 X G502XWL-CRBK
3・ロジクール G502 X G502XWL-CRWH
¥15,818 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
【2019年発売】
【RGBあり】(旧型メカスイッチ)
4・ロジクール G502 G502WL
¥14,300 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
重量:102g/106g
接続:USB無線(2.4GHz)
解像度: 100-25600dpi
センサー:HERO 25K
最大加速:40G
最大スピード:10.2m/秒
レポートレート:1000Hz(1ms)
スクロール:前後左右
ボタン数:13
左右クリック:光学式(6000万)
付属品:
G502 X LIGHTSPEEDワイヤレス ゲーミング マウスも、ロジクールの上級マウスです。
古くからある同社のG502形状のマウスの最新版であり、中身を大きくパワーアップさせています。
新モデルは、2系統ありますが、RGBイルミネーションの有無です。
付属モデルは重さが4gほど重いほか、イルミなしの状態での電池の保ちも10時間短いです。
むろん誤差範囲なので、好みで考えてください。
一方、旧モデルは、RGBイルミの位置が異なります。
加えて、左右クリックが後述する「LIGHTFORCEスイッチ」ではなく、昔からある普通のメカ式です。あとは、スクロールボタン(上下)にキーが割り当てられるようになった程度の違いです。
ロジクールはメカスイッチでも性能が良いのですが、遅延と耐久性は新型がやや有利です。
サイズは、フルサイズで、131.4×79.2mmとサイズ感があります。
本体形状は、左右非対称のエルゴノミクス型です。
同社のビジネス用マウスに近い形状ですので、その用途でも違和感がないです。
重さは、102gです。
RGBイルミ付きだと、106gですが、いずれも軽めです。
ウェイトなどは付属しません。
センサーは、本機もHERO 25Kです。
同じく「最高水準」なので、あえて説明は不要でしょう。
マウスの解像度も、同じで、100-25,600dpiと広域です。
最大加速は40G、最大スピードは10.1m/秒です。
接続方法も同じ、USB無線式(LIGHTSPEEDワイヤレス)です。
ゲームに重要な遅延対策がなされた同社の定番です。
マウスの解像度は、100-25,600dpiと広域です。
ソフトで、かなり細かく解像度の設定もできます。
スクロールホイールは、本機も「ハイブリッド式」です。
高速スクロールと、ラチェット双方に切替可能です。
ボタン数は、プログラム可能なものは13個です。
左側面は、「進む・戻る」のほか、下部に2つのボタンで4つです。
上面は、左・右クリックとホイールのミドルクリックと、上部の2ボタンです。
左・右チルト・上下スクロールもプログラム可能なので「ボタン」として数えるので上部に合計9ボタンです。
左側面のボタンが、親指に常にかかるのですが、銃のトリガーのようなメインボタンは、その手のゲームで押す際に「爽快感」がありそうです。
この機種も、オンボードメモリは搭載です。
左右のキースイッチは、言及に値します。
新開発のLIGHTFORCEスイッチだからです。
後で、Razer社のオプティカルスイッチ(光学式)採用機をみます。
それと同じでスイッチは光学式ですので、低遅延です。一方、光学式は、クリック感(音)がない点で違和感を感じる場合が多いのです。
しかし、本機は、スイッチ周りの仕様(ブレードとプレート)にメカ構造(スプリング)を残すので、クリック時の感触もある「ハイブリッド型」です。
ボタンの耐久性は、接点が光学式なので耐久性も6000万クリックと伸びました。
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¥19,045 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
電池の持ちは、140時間です。
RGBモデルは、ライティングなしで130時間、ありで、37時間です。
充電パッド(Power Play)は利用できます。
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以上、ロジクールのG502 X の紹介でした。
形状的な部分ではエルゴノミクス型で手と自然にホールドしやすいので、被せてもつ形状が好きな方は、本機が良いかと思います。
新型スイッチもしっかりタクタイル(クリック音がする)ので、低遅延である上で、ある種の押した際、「満足感・安心感」も得られます。
【2019年発売】
5・ロジクール G703h
¥9,900 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
重量:95グラム
接続:USB無線(2.4GHz)
解像度:100-25,600dpi
センサー:HERO 25K
最大加速:40G
最大スピード:10.2m/秒
レポートレート:1000Hz(1ms)
スクロール:前後
ボタン数:6
左右クリック:メカ式(6000万クリック)
付属品:
G703 LIGHTSPEED Wireless Gaming Mouse は、ロジクールのワイヤレスゲーミングマウスの中位機です。
サイズは、フルサイズで、重さは、95グラムです。
形状は、上位機と異なりシンメトリーではないため、右利き専用です。
接続方法は、本機も、USB無線式(LIGHTSPEEDワイヤレス)です。
マウスのセンサーは、こちらも、HERO 25Kです。
したがって、解像度などのスペックは上位機と同じです。
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¥19,500 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
電池寿命は、上位機と比較すると、こちらは60時間までです。
専用のマウスパッド兼用の充電パッドを利用すると、ゲームを中断することなしに充電が可能です。
スクロールホイールは、前後のみです。
また、横方向に移動させるチルトほか、先述の高速スクロールへの切替もできません。
ボタン数は、6つです。
左側面に2つ、中央に4つスイッチです。
上位機とのボタンの違いは、主にこのボタン数の部分です。
左右クリックは、普通のメカ式です。
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以上、ロジクールのG703hの紹介でした。
上位機と較べてボタン数が少ない機種です。
ただ、形状は、左右対称ではないため、(右利きの場合)握りやすさは、上位機を凌ぐ部分もあります。ボタン数に問題がない場合は選択肢になります。
【2023年発売】(要UD)
6・Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2
¥24,500 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
黒:PPD-004WL-BK
白:PPD-004WL-WH
赤:PPD-004WL-MG
【2024年発売】
6・Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2 DEX
¥24,500 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
黒:GPROXSL-WLDEXBK
白:GPROXSL-WLDEXWH
赤:GPROXSL-WLDEXMG
重量:60グラム
接続:USB無線(2.4GHz)
解像度: 100-44,000dpi
最大加速:88G(要UD)
最大スピード:22.5m/秒
センサー:HERO 2 センサー
レポートレート:8000Hz(0.125ms)
スクロール:前後
ボタン数:5
左右クリック:ハイブリッド型(6000万)
付属品:
PRO X SUPERLIGHT 2は、ロジクールの最新の軽量マウスです。
もとの原型機は、左右対称の両利き対応でした。
しかし、24年に右機器用に傾斜と湾曲があるSUPERLIGHT 2 DEXが登場しました。
重さは変わりませんし、好みでよいでしょう。
一方、24年にOTA/DFUアップデートがありました。
速度周りが後述する新基準に対応し、業界最速クラスになっています。左右対称のほうは、無料でのアップデート後にこのスペックになります。
あとは同じなので、同時にみていきます。
サイズは、フルサイズで、重さは60グラムです。
同社のゲーミングマウスでは、最軽量です。
形状は、先述のようにシンメトリーな設計のものと、右利き用が選べます。
ちなみに、塗装の分で黒が最軽量のようです。
センサーは、23年登場のHERO 2センサーです。
以前のHERO 25Kの改良上位版で、全機を通して、23年末登場の本機が初採用でした。
先述のように、2024年のアップデートで、レポートレート(ポーリングレート)が旧機の4倍の8,000Hzになりました。業界最高クラスです。
最速利用する場合のバッテリー消費は増えますが、低消費電力化の工夫はあります。
マウスの解像度は、100-44,000dpiです。
ファームの更新で、32Kから44Kまで数字が伸びました。
先述のように、この数字はあまり意味がないので、他社との数字競争的な側面はあります。
むしろ、このセンサーの採用で、解像度の調整単位が50刻みから5刻みになったこと、また、精密センサーキャリブレーションで、リフトオフディスタンス(マウスを持ち上げた際の許容差調整が、同社では初めてできるようになったことのほうが、強調できす。
接続方法は、本機も、USB無線式(LIGHTSPEEDワイヤレス)です。
最大加速は88G、最大スピードは22.5m/秒です。
この部分も、24年のOTA/DFUアップデートで、伸びた部分です。
電池の持ちは、最大95時間です。
本機は、バッテリー式となります。
左右のキースイッチは、前モデルから変更されました。
先ほども見ましたが、22年登場のLIGHTFORCEスイッチです。
繰り返せば、スイッチは反応重視の光学式でありつつ、スイッチ周りの仕様(ブレードとプレート)にメカ構造(スプリング)を残すので、クリック時の感触もある「ハイブリッド型」です。
同社の最近の「売り」です。
スクロールホイールは、一方、他機と違います。
こちらは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)素材を採用です。
クリック感がない「滑るタイプ」です。
好みでない方のため、グリップテープが同梱されますが、使途的にその使い方をふまえた設計ではないでしょう。
ボタン数は、5つです。
左右クリックほか、左の側面に「進む・戻る」、あとはホイールクリックです。
ボタンの耐久性は、未公表です。
クリック感がありつつ、軽い力で押せるという金属バネのボタンテンションの採用は同じですし、弱いということもないでしょうけれど。
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以上、ロジクールのPRO X SUPERLIGHT 2の紹介でした。
本体の軽量化ほか、センサー・スイッチも最新になりました。
その部分で、エルゴノミック形状が苦手などで、左右対称の本機を愛用していた方が買い替える「理由は多い」製品に思います。
スクロールホイールは、先述のように多少クセがありますが、製品名通り「すばやさ」を全面的に重視する製品ですし、慣れは必要な気はしますが、この仕様でよいのかもしれません。
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このほか、旧機種を含めて、軽量タイプが何種類かあるので、まとめて紹介しておきます。
【2021年発売】
【型番:G-PPD-003WL-BK】
7・ロジクール G PRO X SUPERLIGHT
¥19,073 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
【型番: G-PPD-003WL-WH】
7・ロジクール G PRO X SUPERLIGHT
¥19,073 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
重量:63グラム
接続:USB無線(2.4GHz)
解像度: 100-25600dpi
最大加速:40G
最大スピード:10.2m/秒
センサー:HERO 25K
レポートレート:1000Hz(1ms)
スクロール:前後
ボタン数:5
左右クリック:メカ式(6000万クリック)
付属品:
第1に、 PRO X SUPERLIGHTです。
本機の旧世代になります。
比較する場合、センサーが HERO 25Kと1世代前です。
そのため、先ほど書いたように、レポートレート・解像度が旧来の水準です。アップデートもむろん非対応です。
リフトオフディスタンスの設定ができず、解像度の調整が50単位と、やはり、HERO 2センサーに由来する部分が旧来水準になります。
左右のスイッチは、普通の「メカ式」です。
それはそれで「悪くない」ので、この部分の感触にこだわりのあるユーザーは、本機が(あるうちに)抑えるのも一案かと思います。
スクロールホイールなど、その他の仕様はほぼ同じです。
バッテリーは、少し短く、70時間の保ちです。
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【2024年発売】
(通常製品)2年保証
6・ロジクール G PRO 2 LIGHTSPEED
¥17,600 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
(Amazon限定)1年保証
6・ロジクール G PRO 2 LIGHTSPEED
¥17,600 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
黒:G-PPD-002XWL-BK
白:G-PPD-002XWL-WH
赤:G-PPD-002XWL-MG
Amazon(黒):G-PPD-002XWL-BKd
解像度: 100-32,000dpi
最大加速:40G
最大スピード:12.7m/秒
センサー:HERO 2 センサー
【2020年発売】(旧機)
8・ロジクール G PRO G-PPD-002WLr
¥13,200 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
解像度: 100-25600dpi
最大加速:40G
最大スピード:10.2m/秒
センサー:HERO 25K
重量:80グラム
接続:USB無線(2.4GHz)
解像度: 100-25600dpi
最大加速:40G
最大スピード:10.2m/秒
センサー:HERO 25K
レポートレート:1000Hz(1ms)
スクロール:前後
ボタン数:5
左右クリック:メカ式(2000万クリック)
付属品:
第2に、 G PRO 2 LIGHTSPEED です。
昔からある同社の軽量ゲーミング用の「定番形状」ですが、今だと、PRO X SUPERLIGHT系のが軽いですし、その「弟分」的な位置づけです。
重さは、80gです。
センサーは、24年機については、上位機と同じHERO 2 センサーです。
速度面のスペックは、ただ、ポーリングレートを含めて上位シリーズと差が付きます。
解像度も「5刻み」です。
ただし、23年旧機は、上に書いたようにさらに落ちます。
ボタンは、5ボタンです。
左側に「進む・戻る」と、上部にホイールクリック、右手部分に1ボタンです。
左右のスイッチは、新しい上位機と同じ、光学式のLIGHTFORCEスイッチです。
ホイールは、しかし、こちらは、PTFEは不採用の通常のホイールです。
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結論的にいえば、最新のPRO X SUPERLIGHT 2とは、それなりの価格差があります。
速度面のスペックは、(普通の人間ならば)こちらでも十分だと思います。
ただ、ポーリングレート(1000Hz)は十分ながら、超上級レベルの話としては、差が付くでしょう。
また、ハード的にも、上位機はより軽いですし、ホイールは先述のように上位機は新型ということをふまえれば、上位機との値段差の理由は感じます。
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【2022年発売】
10・ロジクール G705 G705WL
¥11,182 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
重量:85グラム
接続:USB無線(2.4GHz)
解像度: 200-8200dpi
最大加速:30G
最大スピード:4m/秒
センサー:HERO 8.2K
レポートレート:1000Hz(1ms)
スクロール:前後
ボタン数:6
左右クリック:メカ式(2000万クリック)
付属品:
第3に、G705です。
ポイントはサイズで、105.8×39.4サイズとかなり小型です。
持ち方の面と言うより、手が小さめの方に考慮したゲーミングマウスです。
ゲーミングのユーザー層の広がりを反映したモデルともいえます。
センサーは、ただ、ロジクールの8.2Kなので、解像度その他のスペックは高くはない「入門機」グレードです。
左右スイッチは普通のメカ式で、ホイールも普通のラチェットです。
それでも、RGBイルミは付けている点からして、「ライトユーザー」向けです。
1-3・Razerの無線ゲーミングマウス
続いて、シンガポールのPC用ゲーム周辺機器大手のRazerの発売する、ワイヤレスのE・スポーツマウスを紹介します。
センサーやクリックの反応速などスペックを突き詰めた機種が多く、性能重視の場合は、こちらも魅力です。
【2019年発売】
【型番:RZ01-03730100-R3A1】
11・ Razer Orochi V2
¥8,700 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
【型番: RZ01-03730400-R3A1】
12・ Razer Orochi V2
¥9,490 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
重量:60グラム(単4×1)
接続:USB無線+Bluetooth
解像度: 400-18000dpi
最大加速:40G
最大スピード:11.4m/秒
センサー:5G 18K オプティカル
レポートレート:1000Hz(1ms)
スクロール:前後
ボタン数:6
左右クリック:メカ式(9000万)
付属品:
Razer Orochi V2 は、Razerでは最も安いワイヤレスゲーミングマウスです。
サイズは、108×60cmです。
フルサイズではなく、持ち運びもできそうな、コンパクトなゲーミングマウスです。
本機については、シンメトリーな設計に見えますが、ボタン配置の部分で、右利き専用です。
ただ、形状面で、あまり工夫がないので、使いやすいかは、また別の話です。
重さは、60gと軽量です。
電池を入れると10gほど増えますが、それを加味しても、軽いです。
マウスのセンサーは、5G オプティカルセンサーです。
同社の上位機搭載のものとは区別される入門用です。
解像度は、400-18000dpi(18K)、 最大加速は、40G、最大スピードは、12.4m/秒です。
上級機とは少し差があるのですが、入門用としては問題ないレベルではあります。
接続方法は、この製品も、USB無線とBluetooth双方を選べます。
スクロールホイールは、縦横のチルト非対応です。
ただ、コンパクト型にしてはわりと口径が大きいので、回しやすそうではあります。
ボタン数は、6個です。
左右クリックと、ホイールクリック、親指サイドに(いわゆる)「進む・戻る」ボタン、それに、中央部に、解像度切り替え用の1ボタンです。
どのボタンも、割り当てを変更可能です。また、オンボードメモリもあります。
スイッチの耐久性は、6000万クリックです。
左右クリックは、光学式ではなく、新世代のメカスイッチです。
金メッキ接点としたようで、耐久性は、ロジクールのメカ式最上位よりも上、という触れ込みです。
電池の持ちは、単4電池1本でで425時間です。
Bluetoothだと950時間に伸びますが、レポートレートは落ちるでしょう。
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以上、Razer Orochi V2 の紹介でした。
入門用としてみるとセンサーの性能も十分な上で、スイッチの耐久性も魅力です。ホイールもわりと良い出来です。
一方、ボタン数の少なさはともかく、ゲーミングマウスとしては、サイズが小さめとなるので、持ちやすさの部分では、次に紹介するような上位機に負けます。
【2024年発売】RZ01-05120200-R3A1
13・Razer Viper V3 Pro RZ01-05120100-R3A1
¥19,980 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
解像度: 100-35,000dpi
センサー:Focus Pro 35K
【2022年発売】RZ01-04390200-R3A1
14・Razer Viper V2 Pro RZ01-04390100-R3A1
¥19,980 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
解像度: 100-30,000dpi
センサー:Focus Pro 30K
重量:54グラム
接続:USB無線+有線
最大加速:70G
最大スピード:19.1m/秒
レポートレート:8000Hz(要ドングル)
スクロール:前後
ボタン数:5
左右クリック:光学式(9000万)
付属品:
Viper V3 Pro は、Razerの発売するマウスです。
軽量タイプでとして同社の代表的なシリーズの最新機です。
2019年のViper Ultimat以後は「プロ」として世代を更新しています。
22年登場の Viper V2と比べると、センサー解像度の向上(30K→35K)がみられます。
また、最低解像度(100dip)からの段階的調整(段階設定)が容易になったほか、旧機からの引き継ぎが容易になった(感度マッチャー)部分が目立ちます。
なお、発売時、旧機のアップデートで、これらに対応するという情報はないです(補足調査予定)
そのほか、握りの部分の形状が変わりました。
好みですが、最近は軽量タイプはオーソドックスな形状が好まれる傾向で、それに合わせた感じです。
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結論的にいえば、センサーは精度というより、調整力の部分で進化がみられます。先述のように、値を追ってもあまり意味性は薄いので、良い方向性でしょう。
形状は好みですが、値段はさほど変わらないですし、一般的には新型で良いでしょう。
サイズは、フルサイズで、127×63.9cmです。
手元のカーブがあるので旧機よりスペック上幅広ですが、その部分以外は同じなので、そう違和感もないでしょう。
重さは、54gと軽量です。
新形状になり、若干軽くなりました。
新機種になった大きくウェイトが減りました。
不要なRGB照明を削るなどして、ストイックに重さを削っているところに好感を持てます。
マウスのセンサーは、第2世代のRAZER FOCUS PRO 35K オプティカルセンサーです。
2024年に登場したばかりの新しい同社のハイエンドです。
ただ、22年登場の旧世代(RAZER FOCUS PRO 30K)と比べると、マウス解像度が伸びた(30K→35K)上で、先述の解像度の設定(登録)の柔軟度が上がりました。
マウスの解像度は、100-35000dpi(35K)です。
現状のセンサーでは最大の感度です。加えて、最低解像度の部分もスペックが良いです。
最大加速は、70G、最大スピードは、19.3m/秒です。
解像度も合わせて「スペック競争」的な感じがあり、実際、人間の側がこのレベルの差を使いこなせるかは、微妙な部分です。
ただ、機能面で言えば、高スペックを活かしている部分はあります。
第1に、スマートトラッキングです。
本機は、座面(マウスパッド)にあわせた自動キャリブレーションで、最適化されます
これは、浮かせてマウスを移動させる際の設定(リフトオフディスタンス)時などに、メリット性があります。
第2に、モーションシンクです。
PCとマウスとで軌跡の情報取得のタイミングを合わせることで、トラッキングの正確さを担保する工夫です。
解像精度もわずか(0.2%)ですが上がったとされます。
とくに、悪条件でのトラッキング精度自体が上がり(実際やらないにせよ)ガラス面でのトラッキングができます。
この部分の強化は、【ゲーミングディスプレイの比較記事】でみたような、ハイリフレシュレート機を利用している方にはある程度有効です。
接続方法は、USB無線方式です。
ただ、有線でも利用できる共用方式を取っています。Bluetoothは非対応です。
スクロールホイールは、チルト非対応です。
ホイールの性能(快適性)は、ロジクールに及びません。
ボタン数は、5個です。
左右クリックと、ホイールクリック、及び親指サイドに(いわゆる)「進む・戻る」ボタンです。すべてプログラム可能です。
左右クリックは、オプティカル式(光学式)です。
クリックの応答速度がメカ式より速いので、初撃の反応重視ならば良い方向性です。
ただ、押し味と、連射には一般的に課題があります。キーの戻りや連射の部分を含めるとメカ式に負ける部分はあるでしょう。ただ、第3世代になって、ダブルクリック問題は解決しました。
なお、ロジクール(G502X)は、メカ式とのハイブリッド型でクリック感があるタクタイルですが、こちらはそうではないです。
スイッチの耐久性は、9000万クリックです。
第3世代Razerオプティカルスイッチになり、耐久性がさらに伸びました。
電池の持ちは、内蔵バッテリー式で、最大で80時間です。
Razer HyperPolling Wireless Dongle
¥4,329 Amazon.co.jp (10/24執筆時)
一方、本機は、別売のドングルを購入する場合、8000Hz ポーリングレート(8Kレポートレート)が利用できます。
もともとは4000Hz(4K)表記でしたが、(知らない間に)8Kになっていました。
4KHzのトランシーバーで、導入する場合、信号を送る頻度が増るので実質的に、カーソル精度と速度が向上するメリットがあります。
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以上、Viper V3 Pro の紹介でした。
数年ぶりの新機種更新でしたが、ストイックな軽量化と、新型センサーを活かした精度の向上と、多方面でパワーアップした印象です。
活かすには、PCほかモニタースペックも必要とは言え、初撃スピードが必要なFPゲームなどでは、本機の能力が活きると言えます。
一方、オプティカル式のクリックシステムを採用する点などで、ロジクールより、一般的ではなく、汎用性に欠ける部分はあります。
名前通り「プロ」向きに思えました。
次回につづく!
ゲーミングマウスのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、無線ゲーミングマウスの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
2・ゲーミングマウスの比較 (2)
2-1:Razer 2 (無線)
2-2:ASUS(無線)
3・ゲーミングマウスの比較 (3)
3-1:エレコム(無線)
3-2:ロジクール (有線)
3-3:Razer(有線)
4・ゲーミングマウスの比較 (4)
4-1:他の企業
4-2-:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の2回目記事(こちら)では、残してしまったRazerのワイヤレスゲーミングマウスを数機見たあと、台湾のASUSの無線ゲーミングマウスをみていきます。
正確性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★★
ホイール回転 ★★★★★
解像度の調整 ★★★★★
ボタン数 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の「結論編」(こちら)では、上表のような観点から、予算別・目的別に「最もオススメできるマウス」を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら