Top ノートPC・タブレット 比較2023' 新型Microsoft Surface 54機の性能とおすすめ・選び方(3)

2023年04月02日

比較2023' 新型Microsoft Surface 54機の性能とおすすめ・選び方(3)

【今回レビューする内容】2023年 Microsoft Surface Book Laptop Go全モデルの性能とおすすめ

【比較する製品型番】Microsoft Surface Book 3 V6F-00018 SKW-00018 SLK-00018 SLS-00018 Surface Studio 2+ SBF-00009

今回のお題
マイクロソフト・サーフェス全製品のうちおすすめ機種はどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、2023年4月現在、最新のマイクロソフトSurfaceの比較の3回目記事です。

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1・Microsoft Surfaceの比較記事 (1)
 1-1・Surface Laptop Studio
  種類:ノートPC
  画面:14.4インチ
  予算:18万円〜
 1-2・Surface Laptop 5 (Laptop 4)
  種類:ノートPC
  画面:13.5 &15インチ
  予算:13万円〜
 1-3・Surface Laptop Go 2
  種類:ノートPC
  画面:12.4インチ
  予算:10万円〜
2・Microsoft Surfaceの比較記事 (2)
 2-1・Surface Go 3
  種類:タブレットPC
  画面:10.5インチ
  予算6万円〜
 2-2・Surface Pro 9(8 ・Pro X ・ Pro 7+)
  種類:タブレットPC
  画面:13インチ
  予算:10万円〜
3・Microsoft Surfaceの比較記事 (3)
 3-1:Surface Book 3(旧型)
  種類:ノートPC
  画面:13.5インチ
  予算:13万円〜
 3-2・Surface Studio 2
  種類:デスクトップPC
  画面:28インチ
  予算:50万円〜
 3-3:最終的なおすすめ機種の提案【結論】

 今回の、3回目記事は、まだ在庫がある旧機種(Surface Book 3)のほか、デスクトップ型のSurface Studio 2をみていきます。

マシンパワー   ★★★★★
読み書き速度   ★★★★★
ストレージの量  ★★★★★
軽量性      ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ  ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 その上で、最後の「結論編」として、ここまで見た全機種から、「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。

 よろしくお願いします。

ーー

1・VAIOの比較
2・SurfaceBookの比較

3・Macbookの比較
4・激安ノートPCの比較
5・iPadの比較
6・
Android系タブレットの比較

 なお、今回の記事は、このブログのノートPC・タブレットPC比較シリーズの2回目記事の一環として書きました。

3-1・Surface Book 3の比較

 というわけで、Surface Book3の比較です。

 15インチモデルもありましたが、ほぼ売り切れたので、13.5インチだけを扱います。

--

 なお、以下の本文では、高評価できるポイントについては赤字で、イマイチな部分は青字で書いていきます。


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 【2020年6月発売】(在庫限り)

 50・Microsoft Surface Book 3 V6F-00018
  ¥168,000 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

CPU:第10世代 Intel Core i5-1035G7
GPU:Intel Iris Plus graphics
SSD:256GB(増設不可)
メモリ:8GB(増設不可)

 51・Microsoft Surface Book 3 SKW-00018
  ¥197,800 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

CPU:第10世代 Intel Core i7-1065G7
GPU:GeForce GTX 1650 Max-Q
SSD:256GB(増設不可)
メモリ:16GB(増設不可)

 52・Microsoft Surface Book 3 SLK-00018
  ¥230,000 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

CPU:第10世代 Intel Core i7-1065G7
GPU:GeForce GTX 1650 Max-Q
SSD:512GB(増設不可)
メモリ:32GB(増設不可)

 53・Microsoft Surface Book 3 SLS-00018
  ¥243,611 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

CPU:第10世代 Intel Core i7-1065G7
GPU:GeForce GTX 1650 Max-Q
SSD:1TB(増設不可)
メモリ:32GB(増設不可)

全機種共通の特徴
OS: Windows 10 Home
光学ドライブ:
モニター:13.5インチ(267PPI)
重さ: 約1534g〜
接続:USB-A (3.1)×2 USB-C (3.1) SD
通信機能:Wi-Fi 6 Bluetooth 5
カメラ:8.0M+ 5.0Mピクセル
バッテリー: 最大15.5時間
Office:Home Business 2019

 Surface Book 3 13.5インチは、2020年に発売されたノートPC型の製品です。

 マイナーチェンジを含めると毎年更新されていましたが、新機種としては2018年以来での更新でした。

 ただ、先述のように、Surface Laptop Studioの登場で、2022年を持って生産終了です。

 画面サイズは、13.5インチです。

 モバイルでも自宅でも利用できる、最も「売れている」サイズです。

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 本機は、左図のように、キーボード部分と液晶部分を切り離したり、右図のようにキーボードを収納した形で使ったりできるタイプです。

 キーボードの下の部分は、グラフィックス(GPU)とバッテリーが配備されます。

 ただし、画面の部分だけを持ち歩く場合も、CPUに内蔵されたGPUが作動するために、タブレットPCとして単独で利用できる仕様です。

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 分離方法は、スイッチ式です。

 短時間で、感覚的に取り外せるような仕様です。

 本体の重さは、約1.5kgです。

 軽量とも重いとも言えないラインです。

 比較的コンパクトな本体ながら、自宅や職場に置いて使うのが基本になるでしょう。

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 CPUは、2種類からの選択です。

 下位機種は、第10世代 Intel Core i5-1035G7を、上位3機種は、第10世代 Intel Core i7-1065G7を搭載します。

 いずれもは、4コア8スレッドのモバイル用CPUです。

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 スコアは、ここまで見た新型と比べるとやはりすこし見劣りします。

 ただ、数値が8000前後なので、現状では「ノートPCとしてそこそ快適に使える」平均値には至ります。

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 GPU(グラフィックス)は、下位機種は、旧世代のCPU共有型ですので期待値は低いでう。

 上位機は、NVIDIA GeForce GTX 1650 with Max-Q Design採用されます。

 新モデルに比べるともちろん劣りますが、本機はゲーム用というわけはない点をふまえれば、これくらいで十分には思えます。

 なお、NVIDIA GeForceのグラフィックス(GPU)は、キーボードの部分に入るため、タブレット(液晶部分)だけを単体で使う場合は、上位機種でも共有型(Intel Plus graphics)での動作です。  

 メモリは、32GB・16GB・8GBからの選択です。

 8GBあれば、メモリがボトルネックになることはまずないので、ビジネスならば、下位機種でも良いでしょう。

 グラフィック系の仕事などをする場合は、上位構成を選ぶ意味があります。

 ハードディスク(ストレージ)は、SSDドライブを採用します。

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 世代は不明ですが、PCIe M.2形式のSSDです。

 マシンの起動時間などのボトルネックになることはないでしょう。

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 液晶ディスプレイは、13.5インチPixelSense ディスプレイです。

 美麗なIPS方式である上で、画面密度は267PPIですので、高解像度スマホ並みの詳細さです。

 この部分だけで言えば、(リフレッシュレート部分を除いて)新しいSurface Laptop Studioより、少し良いようにも見えます。

 タッチペンでのグラフィックス用途の需要を見込むだけのことはある性能です。コントラスト比も1600 : 1と映像再生にも強い仕様です。

 ただし、本機も 本機も「3:2」の画面比率です。

 Officeソフトは、Office Home & Business 2019が付属します。

 バッテリーは、公称で15.5時間です。

 この点で不安に感じる方は少ないでしょう。

 ネットワーク機能は、Wi-Fi6とBluetooth5に対応です。

 カメラは、前面と後面に2つ搭載されます。

 前面カメラは800万画素と、タブレットとしても高画質のカメラが採用されています。

 オートフォーカスにも対応します。

 光学ドライブは、未付属です。

 利用可能な外付けドライブのおすすめは、【Windows向け光学ドライブの比較記事】で書いています。

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 接続端子は、一般的な(四角い)USB-Aが2つと、(丸い)USB-C端子が1つです。

 速度は、いずれの端子もUSB3.1であり十分です。

 HDMI端子はありません。

ーーー

 以上、Surface Book 3 13.5インチの紹介でした。

 新機種のSurface Laptop Studioの登場がありましたので、基本的に「値段差」が重要になります。その点で、今のところさほど魅力でもないので、少し選びにくい気もします。

 もちろん、タブレット運用する場合の軽さなど利点はありますが、利便性の部分では、新機種は、2in1形式の利用形態の変更が、簡単かつ速くできます。

 CPU・GPU部分にも、(実用上問題ないにせよ)差は付いているので、今の値段差ならば、総合的に言ってSurface Laptop Studioを選ぶべきでしょう。

3-2・Surface Studio+の比較

 さいごに、デスクトップ型のマイクロソフト Surface Studio 2+です。


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 【2022年10月発売】

 54・マイクロソフト Surface Studio 2+ SBF-00009
  ¥674,837 楽天市場 (4/2執筆時)

CPU:第11世代 Core i7-11370H 3.3GHz
HDD:1TB SSD(増設不可)
メモリ:32GB(増設不可)

全機種共通の特長
OS: Windows 10 Pro(64 ビット)
光学ドライブ:
モニター:28インチ(192ppi)
接続:USB-A (3.0)×4 Mini DisplayPort×1 SD
通信機能:Wi-Fi6 Bluetooth 5.1
カメラ:1080p HD【前面】
Office:Home Business 2019

 Surface Studio 2+は、ハイエンドなデスクトップ機です。

 2019年登場から新機種がでず、在庫もなかったので「廃版」かと思いましたが、1グレードのみ更新して登場しました。

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 画面サイズは、28インチです。

 価格差は「量産効果」の違いから生じている面もあります。

 しかし、高詳細なタッチパネル液晶を搭載する点、角度が自由に調整できるゼログラビティヒンジなどを搭載しているからでもあります。

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 CPUは、第11世代 Core i7-11370H 3.3GHzです。

 スコアは、旧機種のCPU(上の3つ)よりは良くなりました。

 ただ、現行水準の高級なデスクトップ型として、性能の良いCPUではないです。

 4コア8スレッドですので。

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 GPU(グラフィックス)は、一方で、独立型GPUを採用します。

 NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPUです。

 形状的にラップトップ型のGPUですので、前世代機と比べても25%(G3D Mark Rating)ほど性能がアップしました。

 用途的に、画像や動画を扱う仕事を主にする方に向けたスペックなので、むしろこちらを重視しているとは言えます。

 メモリは、32GBです。

 量が多めなのは、やはり、編集用途を考えてのことでしょう。後からの増設には非対応です。

 ストレージは、1TBのSSDです。

 液晶ディスプレイは、28インチPixelSenseディスプレイを採用します。

 画面密度は、192ppiです。

 解像度は4500 x 3000なので、4K以上5K未満という水準です。こちらも、縦横比は3:2です。

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 マイクロソフト Surface ペン
   ¥8,680 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

 一方、本機はデスクトップですが、10点マルチタッチ対応のタッチパネル液晶です。

 ペンも利用できるため、用途としては、差別化されています。なお、ペン・キーボード・マウスは、SufFace専用の物が付属します。

 Officeソフトは、Office Home & Business 2021が付属です。

 ネットワーク機能は、Wifi 6・Bluetooth5.1です。

 Wifi 6Eには対応しませんが、十分です。

 カメラは、前面のみフルHDクラスの1080p HDカメラが付属します。

 顔認証と、簡単なチャット用でしょう。

 光学ドライブは、未付属です。

---

 以上、Surface Studio 2+の紹介でした。

 さほど力をいれたラインナップではないようには思えます。ただ、縦横比は3:2の、大画面タッチパネル機になるので、なんらかの特殊な目的で、便利に感じる方はいそうではあります。

今回の結論
サーフェス全機種のうちおすすめはこの機種!

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 というわけで、今回は、マイクロソフトのSurfaceを全機種紹介しました。

 最後に、いつものように、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種を提案しておきます。


 第1に、値段と性能のバランスが良い「ノートPC」として、初心者・中級者におすすめの高画質機は、

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 【2022年発売】

 5・Surface Laptop 5 13.5インチ QZI-00020
  ¥145,000 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

CPU:第12世代 Core i5 1235U 1.3GHz
SSD:256GB(増設不可)
メモリ:8GB(増設不可)

 【プラチナ・ブラック・セージ・サンドストーン】

 6・Surface Laptop 5 13.5インチ R1S-00020
 6・Surface Laptop 5 13.5インチ R1S-00045
 6・Surface Laptop 5 13.5インチ R1S-00061
 6・Surface Laptop 5 13.5インチ R1S-00072
  ¥165,000 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

CPU:第12世代 Core i5 1235U 1.3GHz
SSD:512GB(増設不可)
メモリ:8GB(増設不可)

 【プラチナ・サンドストーン】

 7・Surface Laptop 4 13.5インチ R8N-00020
 7・Surface Laptop 4 13.5インチ R8N-00072
  ¥221,133 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

CPU:第12世代 Core i5 1235U 1.3GHz
SSD:512GB(増設不可)
メモリ:16GB(増設不可)

 8・Surface Laptop 4 13.5インチ RBG-00020
  ¥234,780 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

CPU:第12世代 Core i7 1255U 1,7GHz
SSD:512GB(増設不可)
メモリ:16GB(増設不可)

全機種共通の特徴
OS: Windows 11 Home(64 ビット)
光学ドライブ:
モニター:13.5型タッチパネル(201ppi)
重さ: 約1265g
接続:USB-A (3.1)×1 USB-C (4.0)
通信機能:Wi-Fi 6 Bluetooth 5.1
カメラ:HDカメラ(前面)
バッテリー: 18時間
Office:Home Business 2021

 Microsoft Surface Laptop 5が良いでしょう。

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 ディスプレイは、13.5インチです。

 このサイズならば、家庭・仕事兼用でも、十分使いやすいと言えます。

 その上で、201ppiと解像度が良く、タッチパネル式でペン入力も使えるという個性もあります。

 一方、マイクロソフトのPCはどれも4:3と縦横比が特殊で。

 ゲームや映画視聴などの利用は微妙と感じる部分はありますが、ビジネスシーンでは、逆に縦が長めに使えるこのほうが、むしろ使いやすいといえます。

 重さも、1.2kg前後です。

 持ち運ぶのに、支障がないと言えます。仕事との兼用に向くでしょう。

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 CPUは、発売時期が新しい関係もあり、インテルCPUでは、低消費電力で、スコアも良いです。

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 スコアは、13000を超えてきますので、実際標準以上の実力です。

 その上で、どの機種も、8GBメモリ以上256GBSSD以上という、現在的な快適水準を超えます。

 ネットワークやUSBの仕様も、新しく問題を感じません。

 これらの点で言えば、性能面で長く使える機種と言え、「あとで後悔することが少ないモデル」といえます。

ーーー

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 【2022年発売】

 5・Surface Laptop 5 13.5インチ QZI-00020
  ¥145,000 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

CPU:第12世代 Core i5 1235U 1.3GHz
SSD:256GB(増設不可)
メモリ:8GB(増設不可)

マシンパワー   ★★★★★
読み書き速度   ★★★★★
ストレージの量  ★★★★★
軽量性      ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ  ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 そのなかで、1モデル選ぶとすると、下位機種だと思います。

 本文でも書いたように、CPUやネットワーク周りの仕様は上位機と全部同じで、それでいて、かなり安いといえます。

 先述のように、教育市場向けでもあるので、下位機種は戦略的に「安く」売っている感じがあります。メモリやSSDもこれだけあれば十分に思えます。 


 第2に、比較的予算が限られるなかで、格安ノートPCが欲しい方には、

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 【2022年6月発売】

 18・Surface Laptop Go 2 8QF-00040
 18・Surface Laptop Go 2 8QF-00054
 18・Surface Laptop Go 2 8QF-00018
 18・Surface Laptop Go 2 8QF-00007
  ¥115,162 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

CPU:第11 世代 Intel Core i5 1035G1 2.4GHz
SSD:256GB(増設不可)
メモリ:8GB(増設不可)

全機種共通の特徴
OS: Windows 11 Home(64 ビット)
光学ドライブ:
モニター:12.4インチ(148ppi)
重さ: 1127g
接続:USB-A (3.0)×1 USB-C (3.1)
通信機能:Wi-Fi6 Bluetooth 5.1
カメラ:前面カメラ(HD)
バッテリー: 約13.5時間
Office:Home Business 2021

マシンパワー   ★★★★★
読み書き速度   ★★★★★
ストレージの量  ★★★★★
軽量性      ★★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ  ★★★☆☆
総合評価     ★★★★★

 Surface Laptop Go2 12.4インチでしょう。

 本編で書いたように、本機の下位機もあります。

 しかし、値段差もさほどない上で、SSDが256GBと十分な量になるこの上位構成が良いかと思います。

 使い勝手で大きな差があると言えますので。

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 Microsoft Surface Laptop 5と比較する場合、液晶部分は注意が必要です。

 液晶パネルは、タッチパネル式ですが、12.4インチと画面が小さめです。

 視野角の広いIPS液晶ではなく、さらに、解像度も高くないからです。

 おすすめにはしますが、この部分に値段が現れているというのは言及しておきます。

 10万円以下の格安ノートPCは、何かしらを妥協しないとその値段にならないのは、他社の場合も、マイクロソフトの場合も同じです。

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 CPUは、現状でも性能を期待して良いです。

 スコアは10000を超えます。

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 SSDも第3世代PCIeですから、「遅くてイライラするシーンは少ない」と言えます。

 その他の部分も、10万円前後の格安ノートPCと考えると、そつのない構成です。

 例えば、お子さんの教育用のほか、軽量なので、ビジネスパーソンの2台目の「サブノート」としても良いかと思います。

 もちろん、欠点はあるのですが、実際、「オフィスソフトが付いて、このCPUでこの価格」というのは、「価格破壊」で、ソフト製造元のマイクロソフトだからこそできた価格に思えます。

 予算を10万円以下とするならば、他社機を含めても、本機はおすすめできます。


 第3に、2in1タイプに利便性を感じる方で、ハイスペックが必要な場合は、

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 【2022年2月発売】

 1・Surface Laptop Studio THR-00018
  ¥160,300 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

CPU:第11世代 Intel Core i5-11300H
GPU:Intel Iris Xe
SSD:256GB(増設不可)
メモリ:16GB(増設不可)

 2・Surface Laptop Studio 9WI-00018
  ¥182,380 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

CPU:第11世代 Intel Core i5-11300H
GPU:Intel Iris Xe
SSD:512GB(増設不可))
メモリ:16GB(増設不可)

 3・Surface Laptop Studio A1Y-00018
  ¥225,340 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

CPU:第11世代 Intel Core i7-11370H
GPU:GeForce GTX 3050Ti
SSD:512GB(増設不可)
メモリ:16GB(増設不可)

 4・Surface Laptop Studio ABY-00018
  ¥297,880 楽天市場 (4/2執筆時)

CPU:第11世代 Intel Core i7-11370H
GPU:GeForce GTX 3050Ti
SSD:1TB(増設不可)
メモリ:32GB(増設不可)

全機種共通の特徴
OS: Windows 11 Home
光学ドライブ:
モニター:14.4インチ(200PPI)
重さ: 約1743g〜
接続:USB-C (4.0)×2
通信機能:Wi-Fi 6 Bluetooth 5.1
カメラ:HDカメラ(前面)
バッテリー: 最大19時間
Office:Home & Business 2021

  Surface Laptop Studioを推します。

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 CPUは、下位機種でも10000を超えており、全く問題ありません。

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 GPUは、同社のノートPCでは唯一、独立型GPUを選べます。

 その場合のスコアは言うに及ばず良いです。

 共有型の下位機種は、Surface Laptop 5と同じですが、それでも「そこそこの性能」です。

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 形状は、ラップトップ形状・タブレット形状・スタンド形状でも使える2 in1機です。

 先述のように、やや重いのが難点です。

 しかし、その部分を除けば、モード変更は、シンプルに高速にできますし、キーボード部分への影響も最小限です。

 同様のヒンジを持つ他社機と比べてもひけを取らないです。

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 タッチパット領域も大きめですし、Windowsジェスチャも使えます。

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 Surface スリム ペン 2
  ¥10,462 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

 お絵かき部分でも、最新のスリムペン2のフル機能を使えるため、抜かりないです。

--

 本編でも書いたように、CPU・GPU性能だけみて、ラップトップ形状でしか使わない方には、本機はオススメしません。

 ただ、2in1ギミックを多用する方には、これらの部分でかなり良い選択肢と言えます。

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 【HDMIケーブル要】1.8m

 Anker USB-C & HDMI 変換ケーブル
  ¥2,590 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

 【HDMIケーブル不要】5cm

 Anker USB-C & HDMI 変換ケーブル
  ¥2,032 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

  端子は、HDMI端子が省略なので、プレゼンで外部ディスプレイを利用する場合は、変換ケーブルか、変換アダプタを手に入れておくと良いでしょう。


 第4に、タブレットPCとして、主に持ち運んで外出先で使いたい方は、

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 【2021年11月発売】

 29・マイクロソフト Surface Pro 8 8PQ-00010
 30・マイクロソフト Surface Pro 8 8PQ-00026
  ¥144,500 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

CPU:第11世代 Intel Core i5 1135G7 2.4GHz
SSD:256GB(増設不可)
メモリ:8GB(増設不可)

OS: Windows 11 Home
光学ドライブ:
モニター:13インチ(267ppi)
重さ: 約 891g
サイズ:約208x 287x 9.3mm
接続:USB-C (4.0)×2
通信機能:Wi-Fi 6: 802.11ax Bluetooth 5.1
カメラ:10.0メガ(AF対応) 5.0メガ(前面)
バッテリー: 最大16時間
Office:Home Business 2021

マシンパワー   ★★★★★
読み書き速度   ★★★★★
ストレージの量  ★★★★★
軽量性      ★★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ  ★★★★★
総合評価     ★★★★★★

 Microsoft Surface Pro 8の中位モデルがオススメです。

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 2022年にMicrosoft Surface Pro 9もでました。

 CPUは、それと比べれば、25%ほど差はあります。

 しかし、本機でも快適な水準といえる10000は超えます。価格差を考えても、現在はこちらが「お買得」に思えます。

 その他の部分も、8GBメモリ・256GBSSDと、快適な操作に必要なスペック水準を超えます。

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 重さは、約 770gと軽量です。

 液晶ディスプレイ13 インチです。

 二画面分割しての作業もできる面積を有します。

 解像度も画面密度も高水準で、画面の美麗さや品質の点では同社のノートPC型に負けないでしょう。

 ネットワークも、しっかり、Wi-Fi 6に対応します。

 本機は、SIMフリーではないです。しかし、MicrosoftのSIMフリー機は、ARM系CPUになるので、仕様の面で特殊です。

 この部分は、スマホのテザリングで補うなどした方が、上級者以外は良いかと思います。

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 Surface Pro Signature タイプ カバー
   ¥28,451 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

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  Surface スリム ペン 2
   ¥10,462 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

 アクセサリーは、ペンとタイプカバーは「別売」です。

 その点は、注意してください。

 キーボードは結構高いので、他の製品と比較したい場合は、このブログの【Bluetoothキーボードの比較記事】をご覧ください。

  202209030932.jpg

 【HDMIケーブル要】1.8m

 Anker USB-C & HDMI 変換ケーブル
  ¥2,590 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

 【HDMIケーブル不要】5cm

 Anker USB-C & HDMI 変換ケーブル
  ¥2,032 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

 そのほか、プレゼンなどで利用する場合は、HDMI変換アダプタを購入しておくと良いでしょう。

ーーー

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 【2021年9月発売】

 18・Microsoft Surface Go 3 8V6-00015
  ¥56,499 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

CPU:Pentium Gold Processor 6500Y
SSD:64GB eMMC(増設不可)
メモリ:4GB(増設不可)

 19・Microsoft Surface Go 3 8VA-00015
  ¥70,998 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

CPU:Pentium Gold Processor 6500Y
SSD: 128GB(増設不可)
メモリ:8GB(増設不可)

全機種共通の特長
OS: Windows 11 Home (sモード)
光学ドライブ:
モニター:10.5インチ(220ppi)
重さ: 約 544g
サイズ:245 x 175 x 8.30 mm
接続:USB-C (3.1) SD
通信機能:Wi-Fi 6 Bluetooth 5.1
カメラ:8.0メガ(AF対応) 5.0メガ(前面)
バッテリー: 最大11時間
Office:Home Business 2021

マシンパワー   ★★★☆☆
読み書き速度   ★★★★★
ストレージの量  ★★★☆☆
軽量性      ★★★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★☆
画面の見やすさ  ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

  一方、「上級者」で、使い道を明確に定められる方で、とにかく「軽量」なモデルを探している方は、Surface Go 3を選ぶのも良いでしょう。

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 CPUとSSDの部分はシビアですが、充実したアクセサリー・優れたディスプレイを持つ機種です。クラウドの利用に長けている方は、特に便利でしょう。

光学ドライブなど周辺機器に関する補足

 というわけで、今回は、Surfaceシリーズの全機種を紹介しました。

 最後に、周辺機器について何点か補足しておきます。


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 【2021年発売】

 【書込・再生ソフトあり】

 ・ロジテック LDR-PML8U3CVBK
  ¥5,330 Amazon.co.jp (4/2執筆時)

 第1に、光学ドライブです。

 Surfaceは、全機種とも光学ドライブが未搭載です。

 そのため、必要に応じて、別に購入する必要があります。

 なお、Windowsは、OS標準のWindows Media Playerに再生機能が付属しなくなったため、OSだけではDVDが見れなくなっています

 そのため、再生ソフトが付属する機種を選んで購入するのが良いかと思います。

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1・ポータブル光学ドライブの比較 (1) 
 
1-1:DVDドライブ
 1-2:ブルーレイドライブ  
2・ポータブル光学ドライブの比較 (2)
 2-1:UHD-BDドライブ
3・ポータブル光学ドライブの比較 (3)
 =最終的な「おすすめ機種」の提案

 詳しい「おすすめ機種」は、このブログの【Windows用のDVDドライブとブルーレイの記事】をご覧ください。


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 第2に、無線LANルーターです。

 Surfaceは、2019年に登場した11ax(Wi-Fi6)という新しい高速無線LAN規格に対応します。

 対応ルーターの買換が必要ですが、速度面のほか、家族などとの複数同時接続時の安定性が改善されます。

1・高速な無線LANルーターの比較
2・格安な無線LANルーターの比較
3・Wi-Fi 6対応ルーターの比較
4・メッシュWi-Fiの比較
5・無線LAN中継機の比較
6・おすすめの無線LANルーター 【結論】

 詳しくは、このブログの【無線LANルーターの比較記事】の記事をご覧ください。

 長いのですが、さしあたって、1回目から読んでいただければ、しっかり分かるかと思います。


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 第3に、マウスです。

 Surfaceには、マウスは付属しません

 入力デバイスも新調されたいかた、このブログでは、【手が疲れないおすすめマウスの比較記事】があります。

 Microsoft純正品も紹介しますので、興味のある方は、こちらもよろしくお願いします。


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 第4に、プリンターです。

 PC購入に合わせて、PC購入を考えている方は多いと思います。

 最新のインクジェットプリンターや、レーザープリンターの導入を考えている人は、このブログには、【全50機のプリンターの目的別選び方】という記事もあります。

 常に最新版に更新していますので、よろしければご覧ください。


ーー

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 第5に、セキュリティソフトです。

 WindowsはOS標準でのセキュリティソフトは付属しません。一方、最近は、複数台利用できる長期契約のライセンスが多くなっています。

 もし興味がある方がいましたら【Windows用ウイルス対策ソフトの比較記事】をご覧ください。

 機能面のほか、「まさかの際のユーザーサポートの充実度」などの点から、複数のソフトを比較しました。

ーー

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 第6に、収納バッグです。

 Surfaceが「格好よく」収納できるPCバッグやインナーを探している方は、【PC用ビジネスバッグの比較記事】をご参考になさってください。

ーー

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 第7に、音響機器についてです。

 Surface(ノートPCタイプ)もスピーカーを内蔵します。

 ただ、その音質はイマイチのレベルです。 これは、他社のノートPCも同じです。

1・PC用スピーカーの比較
2・
ミニコンポの比較
3・Bluetoothスピーカーの比較
4・イヤホン・ヘッドホンの比較

 そのため、音楽を聴きながら作業をする場合など、1万円ほどのスピーカーなどを買われると満足度が高いです。

 デスクトップに置く、音質重視のステレオ型は、上記1番の記事で見ています。

 もちろん、搭載されるBluetoothを活かし、Bluetoothスピーカー、あるいは、お持ちのミニコンポ・イヤホンを流用する形でも良いかと思います。

 これらについては、上のリンク記事でそれぞれ特集しました。興味のある方は、以上のリンク記事をご覧ください。

ーーー

 以上、今回は、Surfaceについて紹介しました。

 このブログ「モノマニア」にはノートPC関連記事として以下のようなものがあります。

  201601231455.jpg  

1・VAIOの比較
2・Surface Bookの比較
3・MacBookの比較
4・激安ノートPCの比較
5・iMacの比較
6・Mac Miniの比較
7・iPadの比較
8・Android系タブレットの比較

 他のメーカーと比較して考えたい方は、関連記事もご覧ください

ーー

 最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークボタンなどから話題を共有していただければ嬉しいです。

 (今回は、続き記事なので、1回目記事をご紹介いただけると、なお嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 20:33 | ノートPC・タブレット

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