Top PC用液晶モニター 比較2024'【WQHD】液晶モニター52機の性能とおすすめ:2.5Kモニター (1)

2024年02月02日

比較2024'【WQHD】液晶モニター52機の性能とおすすめ:2.5Kモニター (1)

【今回レビューする内容】2024年 WQHD 2.5K解像度の液晶ディスプレイの性能とおすすめ:27インチ25インチ 2560x1440 2K 2.5K解像度

【比較する製品型番】IODATA EX-LDGCQ271DB LCD-GCQ271XDB LCD-MQ271XDB-A MediCrysta LCD-MCQ271EDB2 LCD-BCQ271DW-F LCD-BCQ271DW-B LG 24QP750-B 27QN600-BAJP LCD-GCQ241XDB EX-LDGCQ241DB 27QN850-B  EIZO FlexScan EV2760-BK EV2760-WT EV2795-BK EV2795-WT HP E27u G5 6N4D3AA#ABJ EIZO ColorEdge CG2700S-BK Dell P2723D P2723DE 2722DC P2424DEB U2724DE U2724D U2722DE U2722D C2722DE ASUS ProArt PA278CV PA278QV Vero B7 B277UEbmiiprzxv V277UEbmiipxv V247YUEbmiipxv CB272UEsmiiprx BenQ GW2790QT-JP PD2705Q PD2705Q-JP PD2506Q PD2506Q-JP JAPANNEXT JN-T27WQHD-C65W フィリップス 27E1N5600E/11 27E1N5500E/11 24E1N5600E/11 24E1N5500E/11 27E1N5600AE/11 グリーンハウス GH-LCW27WB-BK IIYAMA XUB2792QSN-B5H XUB2493QSU-B5 XUB2796QSU-B5 JAPANNEXT JN-IPS2380FLWQHD-HSP JN-IPS271WQHD-N JN-i270WQHDR JN-i27QR-HP JN-IPS27WQHDR-HSP JN-IPS272WQHDR ほか

今回のお題
PC用のWQHD液晶モニターのおすすめ機種はどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、2024年2月現在、最新の、PC用の2.5K解像度(WQHD)モニターの比較です。

 4Kを導入するほどではないが、ある程度の画質や作業領域が欲しい方に人気です。

 記事では、パネル自体の品質やスタンド部分の調整力、あるいは、明るさセンサーなどの独自の工夫などに注目しながら、長時間作業でも「目が疲れにくい」モニターを提案していきます。

 細かい部分では、保証期間の長さや保証内容にも注目しました。

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1・2.5K液晶モニターの比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:アイオーデータ〈日本〉
 1-3:LG〈韓国〉
 1-4:EIZO〈日本〉
2・2.5K液晶モニターの比較 (2)
 2-1:DELL〈米国〉
 2-2:ASUS〈台湾〉
 2-3:ACER〈台湾〉
 2-4:BenQ〈台湾〉
 2-5:イイヤマ〈日本〉
 2-6:フィリップス〈日本〉
3・2.5K液晶モニターの比較 (3)
 3-1:HP〈米国〉
 3-2:他の企業〈各社〉
 3-3:最終的なおすすめの提案【結論】

  以下、2.5Kモニターの「選び方の基本」をはじめに示します。

 その上で、以上のようなメーカー順に各社のモニターを比較していきます。

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 なお、ご覧いただくあたって、1点だけ「注意」をお願いします。

 今回みていくWQHD解像度(=2.5K)のモニターは、現在31.5型」「27型25型23.8型の刻みで、展開があります。

4・31.5インチ2.5Kモニターの比較
5・2.5K平面ゲーミングモニターの比較
6・2.5K曲面ゲーミングモニターの比較

 しかし2.5K解像度(WQHD)でも、31.5型は、画面サイズ的に用途が特殊なので、以上の別記事でフォローしています。

 そのほか、ゲーム専用の「高リフレッシュレートモニター」と「曲面ディスプレイ」も特殊なので、やはり記事を分けました。

 そういった製品をお探しだった場合、以上のリンク記事をお読みいただくよう、よろしくお願いします。

 どこから読んでも分かるようにしています。

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液晶パネルの品質 ★★★★★
スタンドの性能  ★★★★★
動画ゲーム対応  ★★★★★
品質保証     ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 というわけで、以下では、各社のモニターを一機ずつ比較していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。

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1・31.5型のPCモニターの比較
2・27.0型のPCモニターの比較
3・24.1型のPCモニターの比較
4・23.8型のPCモニターの比較
5・21.5型のPCモニターの比較
6・4KのPCモニターの比較
7・2.5KのPCモニターの比較
8・タッチパネルモニターの比較
9・ゲーミングモニターの比較
10・Mac向けPCモニターの選び方
11・液晶モニターの選び方【まとめ】

 なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」の液晶ディスプレイ関連記全体としては、「7回目記事」として書きました。

1-1・WQHDモニターの選び方の基本

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 具体的な製品の紹介にはいる前に、「目に優しい2.5K型モニターの選び方の基本」を書いておきます。

 仕事用を合わせると、Atlasは、WQHD解像度の製品を含めて、モニターを20機種以上は使い潰し、買い換えてきました。 

 その経験をふまえると、2.5K機の場合以下の4つの基本をおさえることが重要です。

1・解像度(作業領域)

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 第1に、解像度についてです。

 これは、「選び方」というより、購入する解像度が「(フルHDでなく)2.5Kでよいか」という話です。

 2.5K(WQHD)は、2560x1440ドットですので、フルHDの1920×1080より、25%ほどドット細かいといえます。

 比較した場合、文字を細かく表示しても可読性が良いため、表示できる情報量は多いと言えます。

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 ビジネスでは、Excel・Word・メールソフトを並べて全て表示しながら快適に作業することができます。

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 ゲームについても、高解像度対応のゲームだと、広範囲表示ができるので、快適度は増します。

ーーー

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 第1に、老眼世代です。

 例えば、同じ画面サイズのフルHD2.5K(WQHD)モニターの購入を比較検討するとします。

 たしかに、2.5KはフルHDより画面密度が25%ほど細かいので、小さな文字の可読性は高まります。書類を25%は多く並べられるでしょう。

 しかし、老眼の方は文字を小さく表示できてもそもそも見えないので、実際的な意味はないかと思います。

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 ただし、「目の優しさ」を重視するならば、逆に、4K機は高い効果を発揮します。

 フルHDの4倍(2×2)の画面密度となるため、同じサイズで文字を表示する場合、鮮明に、はっきりくっきり表示できるからです(右図)。

 やや話が逸れるため、詳しくは、【液晶モニターの選び方の基本の記事】をお読み下さい。

 2.5K機は、やはり、老眼世代は導入意義が薄いと思いますから。

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 第2に、レトロゲーマー低解像度動画をよく見る方です。

 とくに、フルHD(2K) 時代以前に買われた低解像度ソフトのレトロゲー場合、「WQHD(2.5K)解像度」まで、サイズを数倍アップスケーリングすることになります。

 結果、文字については、輪郭の粗さが目立ちます。

 これを嫌い(フルスクリーンに拡大せず)元のサイズでWindow表示しても、相当小さなウィンドウになるでしょう。

 何らかの事情で昔の仕事用ソフトを利用する方にも、これは言えます。モニターやビデオカードの補正力でなんとかなる部分もありますが、注意点です。

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 そのほかは、相当古いパソコンでない限り、2.5K表示に使うマシンパワーは十分でしょうし、問題ないと思います。

 ただ、価格は総じて高いです。

 そのため、インターネットメインで、たまに動画をみたり、ゲームをするだけのユーザーは、2.5Kだと少しオーバースペックだと思います。

2・適切な画面の大きさ

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 第2に、画面の大きさです。

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 これは、フルHDモニターと変わらず、上表のような距離がとれれば、「目が辛くならない」といって良いです。

 より詳しくは、このブログの【液晶モニターの選び方の基本の記事】で書きました。

3・モニタースタンドの性能

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 第3に、モニタースタンドの稼働性です。

 この部分も「目の疲れ」に影響する要素です。

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 基本的に、モニターと目線は水平にするのが、目が最も疲れない配置です。

 格安モニターの場合、角度は調整できても高さが調整できない機種がほとんどです。

 そうした機種の場合、「目に優しい」体勢をとろうとすると、椅子の高さを無理に調整する必要がでるため、腰や肩の疲労につながります。

 そのため、モニターアームの角度や高さが柔軟に調整できるモデルを選ぶことが大切です。

4・液晶パネルの品質

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 第4に、液晶モニターの品質です。

 液晶は、PC用の場合、TNパネルVAパネルIPSパネルADSパネルという、4種類の液晶方式が主流です。

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 それぞれの特徴を「ざっくり」表示すると上表のようになります。

 結論的にいえば、視聴時の視認性(ギラつきのなさ)と、視野角の広さが大事ですので、IPSパネルがベストであり、「目に優しい」です。

 予算が限られる場合は、そのジェネリックとなる「ADSパネル」でもOKです。

 また、(定まった表現がないのでAtlasが付けましたが)色域(sRGB99%以上)と輝度が少し高め(300cd/u以上)の「IPS+」ならば、映像美の部分でも品質が期待できます。

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 VAパネルは「黒が締まる」ので映像向きTNパネルは、応答速度が良いのでゲーム向きです。

 しかし、TVより近接視聴になるPCモニター利用の場合、いずれも疲れやすいので、積極的にはおすすめしません。

 これらについては、このブログの【液晶モニターの選び方の基本の記事】でもっと詳しく書いています。

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1・液晶モニターの選び方【まとめ】
2・Mac用モニターの選び方

 以上、2.5Kモニターを選ぶ際に重要なポイントを4点紹介しました。

 もっと深く「基本部分の選び方」を知りたい方は、(製品自体の比較ではないですが)以上の記事でもまとめています。

 ただ、今回説明する内容だけでも「目に優しいモニター」は選べると思います。

 このまま読み進めていただいてOKです。

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 では、具体的なモニターを紹介していきます。

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 では、比較をはじめます。

 冒頭示したように、メーカー順に各社の製品をみていきます。

1-2・アイオーデータのモニターの比較

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 はじめに、日本のアイオーデータの製品です。

 三菱電機の液晶モニター部門を吸収して、プレゼンスを高めた日本のPC周辺機器メーカーです。

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 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2018年発売】【27インチ】

 【3年保証モデル】

 1・IODATA EX-LDGCQ271DB
  ¥31,931 楽天市場 (2/1執筆時)

 【5年保証モデル】

 2・IODATA LCD-GCQ271XDB
  ¥32,800 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:250cd/u
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(WQHD)
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI×3 DisplayPort
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年/5年

 GigaCrysta EX-LDGCQ271DB は、アイオーデータが販売する2.5K解像度のモニターです。

 「ギガクリスタ」シリーズなので、ゲーム用のラインです。

 ただ、リフレッシュレートの部分など、本機の仕様は「ライト」であるので、ゲームほか、ビジネス兼用でも問題ない仕様です。

 画面サイズは、27インチの大画面です。

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 液晶パネルは、ノングレアのADSパネルです。

 ADSは、IPS液晶の「ジェネリック」と言えます。

 IPSとADSは正確に言えば、中身の仕組みが少し異なりますが、表示傾向は同じです。

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 なお、ADSは、中国大手のBOE系列が生産しています。

 PCモニターでは長い採用実績もあるため、(4Kなどではない)格安パネルの場合でも信頼性は担保されます。

 実際、商標の関係でIPS液晶を名乗れない他の液晶は「IPS系パネル」など、ごまかし気味な表現でカタログに載せます。

 しかし、ADSは、TVにも採用例がありますし、実際「名乗った方が安心感をもたらす」ので、同社のように名乗る場合が多いです。

 一方、輝度は、250cd/uの明記がありますが、色域(色空間)は示されない製品です。この部分は問題に感じます。

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 形状は、4辺フレームレス仕様です。

 没入感が高いほか、マルチモニターが組みやすいとも言えます。

 色空間(色域)は、アイオーデータはsRGBその他の数値を出しません。

 ただ、デザイナー向けとして売っているわけでないので、不要ではあります。

 いずれにしても、広色域化パネルではないです。

 応答速度は、オーバードライブ時、5msです。

 平均値をクリアしますし、一般的なゲームなら問題ないです。

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 自動画質調整は、数種類のモードを選択可能ですが、主に、ゲーム向きの構成です。

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 画像補正機能は、わりと充実します。

 フルHD以下に限定されますが、低解像度ソースの画質が向上する「超解像技術」を搭載します。

 その上で、ゲーム向けの暗部補正としてNight Clear Visionを、広色域化に関わる部分として、映像を鮮やかにする「エンハンストカラー」も搭載です。

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 加えて、画面全体の明るさに合わせて、輝度を制御するCREXを搭載するので、映像のメリハリの調整は得意です。

 「目の優しさ」の部分でも、画面チラツキを抑えるフリッカー対策がありますし、問題ないです。

 なお、どのメーカーも最近は、ブルーライトカット機能を持ちますが、(どれも)利用時に色調がおかしくなる点で、目の疲れにくさにおいては、、個人的には不要だと考えています。

 それよりも、画面の照度を意識して落とす方が「目の優しさ」には良いでしょう。

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 モニタースタンドの性能は、良いです。

 前後左右高さ回転に対応できるフリースタイルスタンドです。

 調整幅は、高さ11cm、チルト角度(上20° 下3°)とピボット(90°)・スイーベル(130°)です。

 他社機ではより広い可動範囲を持つモデルもありますが、画面サイズ(27インチ)を考えると、これくらいあれば十分です。

 この部分の性能は、期待できるでしょう。

 接続端子は、 DisplayPort×1 HDMI×3という構成です。

 ケーブルは、1.8mのDisplayPortケーブルのみ付属です。

 スピーカーは、2Wです。

 音楽を聴くようなグレードではないです。

 これは他社もですが、別に買った方が良いでしょう。

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 以上、アイオーデータのEX-LDQ272PBSの紹介でした。

 アイオーデータは、旧三菱電機のモニター技術を引き継いだ企業ということもあり、動画などマルチメディア方面の表示性能は優秀です。

 2.5K解像度で、ゲーム・動画を重視するならば、この製品は悪くない選択肢と感じます。

 ビジネス用としても、視野角の広いADSパネルと性能の良いモニタースタンドを搭載する上で、フリッカー対策もなされるため、バランスの良い機種だと思えます。

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 【2018年発売】【23.8インチ】

 【5年保証モデル】

 3・IODATA GigaCrysta LCD-GCQ241XDB
  ¥33,716 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

 【3年保証モデル】

 4・IODATA GigaCrysta EX-LDGCQ241DB
  ¥(39,000) Amazon.co.jp (2/1執筆時)

解像度:2560x1440 (WQHD)
輝度:300cd/u
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(WQHD)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI×3 Display Port
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年/5年

 なお、同社からは、同じグレードの23.8インチ機の販売もあります。 


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 画面サイズは、一回り小さいですが、(値段差というより)画面までの距離がとれない場合、こちらも選択肢になります。

 性能面では、ほぼ同じです。

 輝度は本機が少し高めですが、同じADS液晶です。

 小型の23.8インチの2.5K機は展開が少ないため、「ゲームメイン」で考えた場合、オススメできる機種の1つになります。

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 【2018年発売】【27インチ】

 5・IODATA LCD-MQ271XDB-A
  ¥31,158 楽天市場 (2/1執筆時)

解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:250cd/u
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(WQHD)  
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI×3 Display Port
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:5年

 一方、LCD-MQ271XDB-Aは、単純に「ADSの2.5K」という部分だけ残して、あとは機能を削った27インチの「廉価版」です。

 とくに、スタンドがチープになっている部分が気になります。

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 ほかにも、超解像技術を除いた画質面での機能性が省略されるほか、自動画質調整も簡略化されるなど、この部分に強い同社の製品としては少し「残念感」を感じます。

 リモコンも未付属です。

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 【2023年発売】【27インチ】

 6・IODATA MediCrysta LCD-MCQ271EDB2
  ¥57,107 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:400cd/u
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(WQHD)
HDR:
USB給電:
接続端子: DisplayPort HDMI DVI-D
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:5年

 そのほか、医療用モデルとして「メディクリスタ」というシリーズの27インチ機の展開もあります。

 こちらだけは、高輝度なADSパネルを使っていて、少しパネルが上級です。色域(色空間)は示されませんが、おそらく、数字は良いかなと思います。

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 「輝度を明るく」したことで、医療画像用に、細部の階調表現ができる「DICOMモード」が搭載されます。

 そのほかは、一般向けに便利という要素は特にみられません。

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 【2023年発売】【27インチ】

 7・IODATA BizCrysta LCD-BCQ271DW-F
 7・IODATA BizCrysta LCD-BCQ271DB-F
  ¥57,107 楽天市場 (2/1執筆時)

解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:300cd/u
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:75Hz(WQHD)
HDR:
USB給電:65W
接続端子: DisplayPort HDMI USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:5年

 そのほか、ビジネス向けとしてBizCrystaシリーズの展開もあります。

 こちらの場合、輝度は300cd/uとそれなりに高めですが、eRGBなどのデータは非開示で、パネル部分の品質が格段に上というわけではないと言えます。

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 ただ、照度センサーで、明るさが自動調整されるほか、人感センサーでディスプレイへの近づき過ぎを警告する機能など「目の優しさ」に関わる技術は、充実します。

 一方、これらのセンサーは、どちらかというと離席時の電源オフほか、「節電」を目的にして搭載しているものであり、個人というより、法人が買うような機種と言えます。その部分で、集中管理機能も充実するので。

 同じ理由で、抗菌加工をなす特別モデルなども受注生産で受け付けています。

 接続は、Display PortとHDMIほか、USB-Cに対応しています。

 USB-Cは、ノートPCなどに対して最大65Wの給電に対応します。

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 結論的にいえば、やはり、法人がある程度の数を備品として揃えるために買うような機種です。実際、大学などの共用パソコンには割と良いように思いました。むろん、個人で買っても良いですが、やや割高感はあります。

1-3・LGのモニターの比較

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 続いて、LGエレクトロニクスの2.5Kモニターです。

 同社は、自社で(部品としての)IPSが生産できる世界的企業です。性能の良い機種が割安の場合が多いです。


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 【2021年発売】

 【23.8インチ】

 8・LGエレクトロニクス 24QP750-B
  ¥38,726 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

解像度:2560x1440 (WQHD)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:75Hz(最大)
HDR:HDR10
USB給電:65W
接続端子:HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年

 24QP750-Bは、LGが販売するモニターです。

 画面サイズは、23.8インチです。

 先述のように小型の2.5K機はさほど数がないので、稀少性が高い機種です。

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 液晶パネルは、IPS液晶です。

 同社は、パネル自体を生産できる企業ですので、当然でしょう。輝度と色域(色空間)が広いので、冒頭書いた(Atlasが便宜上定めた)「IPS+」の基準を超える「ちょい上級」のIPSです。

 色空間は、sRGBで99%です。

 したがって、デザイナー用の広色域IPSではないものの、一般向けにはそれなりに優秀なパネルです。

 工場出荷時の色合いの個体差の調整(キャリブレーション)の言及があるのも同様で、この値段の製品としてはワンポイントでしょう。

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 その上で、本機は、HDR10に対応します。

 対応する動画やゲームなどのコンテンツを再生する場合、輝度部分で映像を鮮やかに見ることができます。

 最近は、対応するゲームや、定額動画サービスが増えているので、わりと重要でしょう。

 縦横比(アスペクト比)も、FHDと同じ16:9なので、使い勝手も問題ないです。

 一方、ビジネス用として便利ですが、老眼世代の方については、「逆に小さすぎて使いづらい」ということになります。

 23.8インチは、画面も大きくないので、その点は注意です。

 応答速度は、オーバードライブ時で5msです。

 かかり方は、3段階で調整可能です。

 自動画質調整は、「フォト・シネマ・ゲーム」の各モードが利用できます。

 一方、ビジネスに向いたモードはありません。

 画像補正機能は、業界標準である、フリッカー対策・ブルーライト軽減も機能として持ちます。

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 画像補正機能は、暗部補正となるブラックスタビライザーのほか、超解像技術ほか充実します。

 特にゲームには強いと言えますが、TVでも使われる高画質化技術でもあるため、通常の動画などでも効果があるでしょう。

 「目の優しさ」の部分では、フリッカー対策・ブルーライト軽減も機能として持ちます。

 モニターアームも、前後左右高さ回転とフル稼動です。

 調整幅は、高さ13cm、チルト角度(上35° 下5°)スイーベル(355°)とピボット(180°)です。

 各社の高性能スタンド搭載機と比べても、上位の稼働性があり、十分です。小さめなモニターは、とくにこの部分が「目への優しさ」の部分で重要ですが、本機は優秀です。

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 接続端子、HDMI・Display Port・USB-Cという構成です。

 USB-C端子の給電力は、本機は、60Wと強化されています。

 15インチクラスのノートPCでも、やや速度は落ちつつも充電できると思います。

 また、本機は、最大2台までのデイジーチェーンに公式対応です。出力は、Display Portを使います。

 USBハブも、あまり速くないUSB3.0規格ながら、2ポート装備します。

 ケーブルは、1.8メートルの、HDMIとUSB-Cがともに付属です。

 スピーカーは、省略です。

 保証期間は、3年です。

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 以上、LG24QP750-Bの紹介でした。

 画面解像度が高く、かつ、USB-C給電ができる小型機として貴重です。

 ただ、老眼世代の方を除けば、「書類が並べやすい上位機」として選択肢にできます。


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 【2021年発売】【27インチ】

 9・LG 27QN600-BAJP
  ¥29,464 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶の方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:75Hz(最大)   
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子:HDMI×2 DP
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年

 27QN600-BAJPは、LGが販売するモニターです。

 画面サイズは、27インチの大画面です。

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 液晶パネルは、非光沢のIPSです。

 輝度は、350cd/uと上級で、色域(色空間)も、sRGBながら99%です。

 広色域モデルではないですが、冒頭示したIPS+の水準には十分至ります。

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 HDRも、HDR10に対応します。

 対応した動画やゲームで使う場合、階調表現に優れる画像を楽しめます。

 ただ、通常画質(SDR)の再計算についての言及はないので、対応するコンテンツ(ソフト)のみ、階調性が良くなります。

 応答速度は、5msです。

 十分でしょう。

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 自動画質調整画像補正機能は、下位機種と同じ仕様です。

 暗部補正となるブラックスタビライザー・超解像技術ほか充実します。

 「目の優しさ」の部分では、フリッカー対策・ブルーライト軽減も機能として持ちます。


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 モニタースタンドは、チルト角度調整のみです。

 やや残念ですが、VESA規格に対応するので交換は可能です。

 スピーカーは、ありません。

 接続端子は、HDMI2系統DPという構成です。

 HDMIが複数あるのは、やはりゲームユーザーをターゲットにしているからでしょう。

 付属するケーブルは、全種類とも1.8mのものが付属です。

 保証期間は、3年です。

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 以上、LG27QN600-B の紹介でした。

 さすがパネルメーカーだけあって、2.5K解像度の27インチでは「最安級」です。

 その上で、HDR10など最近の流行りも取り入れつつ、TVメーカーとしてのスキルを活かして、画質向上機能も網羅します。

 網羅的なので他社には脅威でしょうが、スタンドの調整力の部分ではやや課題もみられます。

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 なお、LGはこれ以外に、2.5K解像度の27インチモニターを他にも展開します。

 以下で、順番に説明していきます。

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 【2023年発売】【27インチ】

 10・LG 27QN850-B
  ¥34,817 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶の方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:75Hz(WQHD)
HDR:HDR10
USB給電:60W
接続端子:HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:5W×2
保証期間:3年

 第1に、27QN850-Bです。

 先ほどの機種の上位機となる、27インチ機です。

 液晶パネルは、IPSです。

 先ほどの機種と、輝度・色空間・応答速度などのスペックは変わりません。

 パネルは同じグレードと言えます。

 一方、本機は最小輝度(280cd/u)が示されますが、意外と数字が大きいので、目の疲れなどの防止のため、輝度を下げる必要がある場合、EIZOなどより柔軟性に欠けるとは言えそうです。

 パネルスペックが同じなので、先ほどの中級機もこの仕様と言うことになりそうです。

 自動画質調整画像補正機能も、下位機種と同じ水準です。

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 接続端子は、HDMI・DPほか、こちらはUSB-Cに対応します。

 60WのノートPCなどへの対応ができる点が、先ほどの機種との違いです。

 そのほか、USB3.0のハブが2系統あります。

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 モニタースタンドチルト(上5° 下20°)・回転・高さ(11cm)は調整できます。 

 左右は調整できませんので、台座を動かす必要があります。

 なお、スタンドとアームの結合は、最近LGが売り出し中の「ワンクリックスタンド」で、個人で設置しやすい仕様です。

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 スピーカーは、総合10Wです。

 外部スピーカーには負けますが、内蔵モデルだと、割と良い仕様で、こだわりがあると言えます。 

 付属するケーブルは、HDMIとUSB-Cケーブルがが付属です。

 保証期間は、3年です。

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 結論的にいえば、さきほどみた中級機に対して、パネル以外の使い勝手の部分の性能向上が注目点です。

 USB-Cに対応し、スタンドも良質で、スピーカーも内蔵型にしてはこだわりがありますので、総合点は高いといえる機種です。

 先述のように、最低輝度の高さがすこし気になりますが、ここは「あえて言えば」という話です。どうしても気にされる方は、EIZOなどこの部分に定評があり、センサー類が充実する機種を選ぶと満足度が高いと思います。

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 【2021年発売】【27インチ】

 11・LG 27BQ70QC-S
  ¥58,909 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶の方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:75Hz(最大)
HDR:HDR10
USB給電:65W
接続端子:HDMI USB-C
スタンド:チルト
VESA:
スピーカー:
保証期間:3年

 第2に、 27BQ70QC-S です。

 写真にあるよう、パーテションに引っかけられるユニークなスタンドです。

 モニター部分の性能は、画質補正を含めて先ほどみた機種と同じです。

 ただし、端子構成の部分で、USB-C接続が可能で、ノートPCなどに対して65W給電対応になります。

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 また、着脱可能なWebカメラ(フルHD)とマイクが付き、ウェブ会議に利用できるような配慮があります。

 家庭用ではないものの、なにかしら便利に感じる人は、ごく少数いるかもしれません。

 同社は、このようなユニークなスタンドの展開が「得意」で、発想も面白いです。

1-4・EIZOのモニターの比較

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 続いて、日本のEIZOのモニターです。

 老舗の液晶メーカーで、品質で選びたい場合、人気のあるメーカーです。


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 【2020年発売】【27インチ】

 12・EIZO FlexScan EV2760-BK
 12・EIZO FlexScan EV2760-WT
  ¥66,155 Amazon.co.jp
(2/1執筆時)

解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:61Hz(最大)  
HDR:
USB給電:
接続端子: DP×2 HDMI DVI
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:5年

 EV2760は、EIZOの2.5K対応モニターです。

 画面サイズは、27インチの大画面です。

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 液晶パネルは、ノングレアのIPS液晶です。

 輝度は、350cd/uの上位のパネルですから、値段相応に品質は良いです。

 色空間は、「sRGB相当」とのみの記述ですが、冒頭示した「IPS+」の基準は超えるでしょう。「ちょい上級」のIPSと言えます。

 応答速度は、5msです。

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 自動画質調整も、充実します。

 EIZOの場合、Screen InStyleというソフトが提供されており、アプリごとに指定したモードに画面を自動変換することができます。

 それぞれの画質モードについては、マニュアル調整もできますので、高度です。

 ただ、Windows用アプリだけですので、Macユーザーはやや残念です。

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 画像補正機能は、フリッカー対策・ブルーライトカットなど、他社の主要機能は網羅します。 

 一方、EIZOの場合、明るさセンサーが搭載される点も重要です。

 周囲の明るさを感知し、輝度を自動調整するAuto EcoView機能が利用できるため、PCを利用する時間に応じて、「目に優しい」明るさに調整してくれます。

 周囲の明るさがわかるので、特に低輝度に調整した際に、フリッカーを完全にカットすることも可能です。

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 なお、輝度に関連して言えば、「目の疲れ」の軽減のため輝度は、可能な限り抑えられたが良いと言えます。

 その点、この液晶モニターは1cd/uいう低輝度まで落とすことができる貴重なモニターです。

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 加えて、EIZO機の場合、パネルがについて8-bit駆動であることを表明します。

 ビット数は、表示可能色に関わります。

 PCモニターの場合、フルHDだと、1677万色であることが普通です。ただ、この色数は、6bit駆動でもディザリング処理を使ったFRC技術(Frame Rate Control)で表示できます。

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 画質にこの要素はあまり関係ないのですが、階調表現においていくぶんが出ます。

 (点滅を利用する点で)FRC技術は仕事において目の疲れの原因になる可能性があります。そのため8bit駆動であることを明記するのは意味があります。

 ただ、今だとノートPC用のモニターサイズ場合ほどで、PCモニター用だと、4K以外なら近年は他社でも(おそらく)8ビットパネルかなとは思います。

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 モニタースタンドは、前後左右高さ回転の調整が可能な「パーフェクトスタンド」です。

 他社も似た機能を搭載しますが、EIZOは昔からこの部分に力を入れていて、調整幅や、安定性の面で、信頼感が高いです。

 調整幅も、高さ16.9cm、チルト角度(上35° 下5°)、スイーベル(344°)・ピボット(180°)です。高さとチルト角度については、全社平均を大きく上回る稼働性です。

 先述のように、あまり画面が大きくないモニターは、この部分の調整力が、疲れにくさの部分で、決定的に重要です。

 VESA規格に対応しているので、別売りの高性能アームに付け替えることもできますが、本機の場合は、不要でしょう。

 上下動時などの操作性も良いため、この部分は他社を圧倒します。

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 接続端子Display portが2つと、HDMI・DVIが1つずつです。

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 本機は、(四角い)USB-A形状のハブもありますが。

 速度規格はUSB3.0ですから、高速なSSDを除けば、ストレージをつなげてもボトルネックにはならないでしょう。

 ただ、USB3.0だと、規格上4.5Wまでの給電力しかないので、スマホの急速充電は無理です。

 ケーブルは、Display port・HDMIが付属です。長さは、2mです。

 スピーカーは、1Wの簡易的なスピーカーが付属です。

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 保証期間は、5年保証が付属です。

 さらに、6ヶ月の無輝点保証まで付けています。

 「輝点」とは、画面を黒表示させた時に、画面の1ピクセルが発光してしまうという「不良」です。他社の場合、「液晶固有の性質」とみなし「交換保証対応」にはなりません。

 同社は、出荷前に、しっかりキャリブレーションして送るため、品質信頼性は高いです。

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 以上、EIZOEV2760の紹介でした。

 まとめれば、2.5Kに対応する多機能・高性能な液晶パネルを採用し、静止画・動画を含めた総合性能で他モデルを凌駕しているハイグレード機といえます。

 とくに、こちらは、「5年保証」に加えて、6ヶ月の無輝点保証も付き、保証の面でも充実します。

 予算があれば、これを買うのが一良いでしょうが、飛び抜けて高いのがネックです。ただその意味はあると思います。


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 【27インチ】

 【デイジーチェーン非対応】(2022年)

 13・EIZO FlexScan EV2781-BK
 13・EIZO FlexScan EV2781-WT
  ¥72,713 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

 【デイジーチェーン対応】(2020年)

 14・EIZO FlexScan EV2795-BK
 14・EIZO FlexScan EV2795-WT
  ¥80,063 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:61Hz(最大)
HDR:
USB給電:70W
接続端子:HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:5年

 FlexScan EV2781EV2795は、EIZOのWQHDモニターの上位機と最上位機です。

 画面サイズは、本機も27インチの大画面です。

 一方、1つ上で紹介した同社のEV2760と比較する場合の違いは3点です。

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 第1に、本体形状です。

 先ほどみた機種は、下部が厚い3辺フレームレスでした。

 しかし、本機は下部のベゼルも狭い、4辺フレームレス設計である点です。

 この場合、上下のマルチディスプレイを利用する場合に違和感少ない設計と言えます。

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 第2に、 USB-C端子でのノートPCとの接続時に、70W給電が可能な点です。

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 上表は、現行のMacBookの必要給電力(付属アダプタの電力)を示したものです。

 Windowsもだいたい同時と言えますが、15インチのノートPC程度ならば、(ゲーム用ハイスペック機を除くと)映像の配信と同時に、フルスピードでの充給電が可能です。

 なお、(相当の数字的開きがない場合)この数値に満たなくても充電はできますが、相応に充電速度が遅くなることになります。

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 第3に、デイジーチェーンの対応です。

 最上位機となる EV2795だけですが、ディスプレイからUSB-C(DP互換)にて、出力できるので、最大2台まで対応モニターを数珠つなぎできます。

 ケーブルは、USB-Cケーブル(2m)のみ付属します。

 その他の部分は、EyeCare調光・明るさセンサー・無輝点保証・USB-Aハブなどを含めて、下位機種と同じです。

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 以上、EIZOFlexScan EV2781EV2795はの紹介でした。

 普通に4Kモニターが購入できる価格である点がネックです。

 ただ、4K対応が不要ならば、テレワークを含めて、ビジネス用として広い画面を利用したい人には「最高」と言えるモニターでしょう。目も疲れにくいです。


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 【2022年発売】【27インチ】

 15・EIZO ColorEdge CG2700S-BK
  ¥257,813 楽天市場 (2/1執筆時)

解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:400cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:19ms (GTG)
リフレッシュレート:61Hz(最大)  
HDR:
USB給電:96W
接続端子:HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:5年

 CG2700S-BK は、EIZOのカラーマネージメント用モニターとなるColorEdgeシリーズの新製品です。

 画面サイズは、27インチの大画面です。

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 液晶パネルは、本機は広色域タイプのIPS液晶です。

 普通のIPSや(atlaの造語の)IPS+よりもです。

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 上表は、4Kパネルの比較でAtlasが使っている比較表ですが、スペック的に言えば、上表の広色域IPSに相当する、高級パネルの仲間です。


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 色空間は、デザイン用の場合重要になります。

 本機の場合、動画に重要なDCI-P3カバー率は98%、写真に重要なAdobe RGBカバー率99%です。いずれに数字も、デザイン用の上級機と比べても十分です。

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 輝度は、400cd/uと高いです。

 ピーク輝度は非開示ですが、この輝度があれば、HDR400の水準はあるので、HDRコンテンツの確認には十分かと思います。

 応答速度は、19msです。

 先述のように、広色域IPSの場合、応答速度はあまり出ません。

 その点では、ゲーム関係のデザインには向かないと言えるかもしれません。

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 自動画質調整も、充実します。

 本機の面白い部分は、HDRとSDRの編集を並行する場合、入力信号に連動して設定を自動化できるSync Signal機能です。

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 そのほか、設定に対して飽和した輝度や、指定した色域を出た場合の警告など、今回の改変で、とくに動画編集に便利そうな機能が増えています。

 モニタースタンドは、本機も前後左右高さ回転の調整が可能な「パーフェクトスタンド」です。

 調整幅は、高さ15.5cm、チルト角度(上35° 下5°)、スイーベル(344°)・縦回転(90°)です。十分です。

 VESA規格に対応です。

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 接続端子は、 Display portHDMI 2.3・USB-Cです。

 USB-C は98Wまでの給電に対応できるUSB-C PD仕様です。

 MBPを含む、17インチクラスまでの対応ノートと速度低下なしにつながります。

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 そのほか、側面にUSB(USB-A形状)のハブがあります。

 ただ、USB3.0とUSB2.0のコンビで、給電も未対応となります。

 ケーブルは、Display port・HDMIが付属です。長さは2mです。

 スピーカーは、ありません。

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 保証期間は、5年保証が付属です。

 もちろん、6ヶ月の無輝点保証まで付けています。

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 キャリブレーションについては、本体にセンサーが内蔵です。

 同社の無償のColorNavigator 7を利用して色の調整が可能です。モニターは色が経年変化しますので、このあたりにも気を使います。

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 モニターの色ムラについても、デジタルユニフォミティ補正回路で、ムラなく整える機能があります。

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 以上、EIZOCG2700S-BKの紹介でした。

 静止画編集用のモニターは各社とも既に「だいたい問題ない」レベルまで進化していますが、動画編集については過渡期です。

 同社は、DCI-P3時代のデザイン用モニターは他社より遅めの展開になりますが、同社らしく、使った時間分、仕様をじっくり練ったモニターに思えます。

 上で書いた機能以外にも、映像(動画)編集において使えそうな便利機能が従来機よりもかなり充実しました。

 デザイナー以外には導入する意味がないモニターですが、強力なムラ補整は、個人的に一般機におりてきて欲しい技術です。

次回に続く!
WQHD液晶モニターのおすすめ結論的にこれ!

 というわけで、今回は、2.5Kモニターの比較の1回目記事でした。

 しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。

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2・2.5K液晶モニターの比較 (2)
 2-1:DELL〈米国〉
 2-2:ASUS〈台湾〉
 2-3:ACER〈台湾〉
 2-4:BenQ〈台湾〉
 2-5:イイヤマ〈日本〉
 2-6:フィリップス〈日本〉
3・2.5K液晶モニターの比較 (3)
 3-1:HP〈米国〉
 3-2:他の企業〈各社〉
 3-3:最終的なおすすめの提案【結論】

 次回の2回目記事こちら )は、DELLやASUSなど、今回紹介できなかった製品を追加でみていきます。

液晶パネルの品質 ★★★★★
スタンドの性能  ★★★★★
動画ゲーム対応  ★★★★★
品質保証     ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 その上で、、3回目記事こちら)の結論編にはいます。

 1回目で紹介したフルHD機を含めて、今回紹介した27インチ製品から、予算別・目的別に、Atlasのおすすめモニターを提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

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posted by Atlas at 14:44 | PC用液晶モニター

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