1回目記事からの続きです→こちら
2-1・ORIONの大画面液晶TV
続いてオリオン電機の32型テレビの紹介です。
同社は、ブラウン管時代からの国内TVメーカーです。
現在はドウシシャのブランドで、企画のみで、生産自体は自社ではしていません。
1・40型液晶テレビの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2: 東芝〈REGZA〉
1-3:シャープ
1-4:ハイセンス
1-5:TCL
1-6:アイリスオーヤマ
2・40型液晶テレビの比較 (2)
2-1:オリオン
2-2:Maxzen ほか
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」の説明に沿いながら解説します。
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引き続き、以下では、Atlasがおすすめできると考えるポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。
【40V型】
【2024年発売】
23・オリオン OL40CD500A
¥34,800 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
24・オリオン OL40CD500
¥28,800 楽天市場 (4/12執筆時)
25・オリオン OL40CD500C
¥28,800 楽天市場 (4/12執筆時)
画面:40V型(フルHD)
モニターパネル:
バックライト:直下型
ネット動画視聴:
スピーカー:16W
HDMI端子:2 (ARC)
OL40WD300 は、オリオンの40型の液晶テレビです。
流通ルートで型番が変わりますが、性能は同じです。Amazonモデルは、クーポンがでていた時期があるので、一応確認してください。
画面サイズは、どれも、40インチです。
液晶パネルは、オリオンは情報非開示です。
通例、同社の場合、視野角は公開だったのですが、新機種その情報もないです。
ただ、このサイズだと、VAかとは思います。
バックライトも、情報がないです。
見た感じ「直下型」でしょう。
画像エンジンは、特段の機能性はありません。
この部分で、大手と大きな差があります。
【Amazon限定】
バッファロー 2TB HD-AD2U3
¥11,480 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
録画機能は、他社並みの水準です。
1TBのハードディスクに、標準画質で約120時間の録画が可能です。
2チューナー搭載なので、裏番組録画まで可能です。
チャプターマークを入れて、スキップボタンでCMを飛ばす機能もあります。
ネット動画サービスは、非対応です。
番組表は、電子番組表はありますが、特段個性はないです。
国内メーカーですが、この部分はあまり力を入れない印象です。
入力端子は、HDMI端子が2つと、音声用の光デジタル端子が1つ、RCA(ビデオ入力)が1つです。
スピーカーは、総計16Wのスピーカーです。
オリオンは音響部分に伝統的にこだわりますが、本機も4つの音声モードをもちます。
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以上、オリオンのOL40WD300 の紹介でした。
基本的には「値段の安さ」で選ぶ機種です。本機は、例年モデルにも増してパネルスペックの情報がないので、それ以外の部分は何とも言えません。
いずれにしても、この価格帯では、自社でTV工場を持つ、TCLがある程度しっかりしたスペックを低価格で出すので、そちらとの比較にはなるでしょう。
【2024年発売】
【40V型】
【TVチューナー付き】
26・オリオン OLS40WD10A
¥35,800 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
27・オリオン OLS40WD10
¥31,480 楽天市場 (4/12執筆時)
28・オリオン OLS40WD10C
¥31,480 楽天市場 (4/12執筆時)
画面:40V型(フルHD)
モニターパネル:VA
バックライト:直下型
ネット動画視聴:Google TV
スピーカー:20W
HDMI端子:2 (ARC)
OLS32WD10Aも、オリオンの液晶テレビです。
流通ルートで型番を変えていますが、性能は同じです。
液晶パネルは、本機も種類は不定です。
ただ、このサイズのフルHDならば、VAでしょう。
バックライトも、情報はないですが、おそらく直下型です。
画像エンジンは、一方、本機は、補整機能を含めて全く言及がないです。
ただし、HDRには対応です(グリーンハウスは表記なし)。
そのほか、ゲーム用の低遅延モードが搭載されるのが目立ちます。
録画機能は、搭載です。
2チューナー搭載なので、裏番組録画まで可能です。
なお、USB端子は、メディア再生にも使えます。
ネット動画サービスは、一方、Google TV (=Android 11 for TV)世代です。
旧バージョンのAndroid TVでない点は評価できます。
こちらのリモコンも、赤外線とBluetoothに対応します。
番組表は、先ほどの機種で書いた通り、最低限です。
スピーカーは、出力としては「そこそこ強い」です。
入力端子は、HDMI端子が2つと、音声用の光デジタル端子が1つ、RCA(ビデオ入力)が1つです。
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以上、オリオンのOLS32WD10Aの紹介でした。
安めのGoogle TV対応機を探している場合、候補にはなります。
ただ、画像エンジンほか、パネル部分の情報がほぼない機種です。こうした部分がしっかりする、TCLなどのTV製造企業の製品とそこまで価格差もないです。
性能、価格面共にやや選びにくい製品です。
【2022年発売】(チューナーレス)
【40V型】
29・オリオン SAFH401
¥(40,800) 楽天市場 (4/12執筆時)
画面:40V型(フルHD)
モニターパネル:情報非開示
バックライト:直下型
ネット動画視聴:Android TV
スピーカー:16W
SAUD50は、オリオンが「チューナーレス スマートテレビ」として販売する大画面テレビです。
似たジャンルに【大画面PCモニターの比較】で書いたPC用の大画面モニターがあり、そちらも、チューナーレスで安いです。
ただ、端子構成の部分とリモコンの部分で、TVの使い勝手が欲しい場合、チューナーレスが優れます。その上で、ネット動画視聴に対応する「スマートテレビ」となるのが特徴です。
パネルとバックライトは、本機もほとんど情報がないです。
ただ、VAかなと思います。
HDRは、対応です。
フルHDで対応するのは割と珍しいです。次世代ゲーム機などには良いでしょう。
ネット動画視聴は、対応です。
ただ、Google TVではなく、旧バージョンのAndroid TVです。
定額動画サービス間を横断した「おすすめ」などの提案がされないなど旧式な仕様です。
入力端子は、HDMI端子が4つと、音声用の光デジタル端子が1つです。
スピーカーは、総計16Wです。
強力ではないですが、強めです。
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以上、オリオンのSAUD501などの紹介でした。
現状でAndroid TVのレベルの製品は、かなり安めでないと値段面でも選択肢にしにくいでしょう。あまりおすすめしません。
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【2022年発売】【42V型】
(176° 8ms 200nit 3000:1)
30・ ORION(ドウシシャ) SAFH421
¥32,474 楽天市場 (4/12執筆時)
31・ ユニーク UQPATV42FHD-E
¥33,169 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
画面:42V型(フルHD)
モニターパネル:VA
バックライト:直下型
ネット動画視聴:Android TV
スピーカー:16W
HDMI端子:3 (ARC)
このほか、Android TV世代のチューナーレスとしては、以上の製品が残ります。
パネルは、VAです。
これらはスペック公開があります。
8msと応答速度はそこそこですが、視野角が176度と少し劣った評価値です。
もともと応答速度が劣るVAは、視野角を下げることでそれを底上げしたような仕様の製品がたまにあります。本機もその類で、あまりおすすめしません。
2-2・その他の大画面液晶TV
最後に、ここまで見た企業以外の製品を、まとめて見ておきます。
【2024年発売】
【40V型】
(178° 9.5ms)
32・MAXZEN MV40CH06
¥32,980 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
ネット動画視聴:Google TV
【2022年発売】
【40V型】
(170° 9.5ms 220nit 5000:1)
33・MAXZEN J40CH06
¥28,980 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
【50V型】
(178° 9.5ms 250nit 5000:1)
34・MAXZEN J50CH06
¥43,980 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
ネット動画視聴:
画面:40V 50V(フルHD)
モニターパネル:VA
バックライト:直下型
スピーカー:16W
HDMI端子:2 (ARC)
MV40CH06などは、maxzenの販売する製品です。
通販でお馴染みのプレモアのPB商品になります。
複数の製品がありますが、MV40CH06のみGoogle TV搭載です。
液晶パネルは、VAです.
一方、スペックに注目する場合、旧機の40型は視野角が170°とVAにしては狭いです。
他機は、平均的な178°です。
ただ、新機種は、輝度とコントラスト比のスペックが非開示で、その部分の優劣が不明です。
これらのスペックが、旧機より落ちているような感じはあるのが懸念材料です。
バックライトは、直下型LEDです。
輝度(ニト)が出ていますが、どれもやや暗めと思います。
おそらく、バックライトの数は少なめなのでしょうから、輝度ムラなどは、一般機に比べると出やすいかもしれません。
画像エンジンは、22年旧機は「日本設計エンジン採用」との記載でした。
ようするに以前外販されていた「東芝系のエンジン」です。
ただ、画像処理の方法などについては未記載でした。
24年機は、そういった情報を含めて未記載になっています。
画質の自動調整もできません。
録画機能は、他社同様に、外付ハードディスクの増設に対応できます。
ダブルチューナーなので裏番組の録画に対応できます。
番組表は、割と視認性が良いです。
こちらも旧東芝系のシステムです。
映像配信サービスは、最新製品のみGoogle TV搭載です。
格安機に多い(旧)Android TVではない部分は、ワンポイントです。
スピーカーは、総計16Wです。
特段の工夫はないです。
音声アシスタントサービスは、対応しません。
一方、修理については、マクスゼン自体のサポートセンターで自社請負のようです。
ただし、発送修理のみで、訪問修理網はないです。
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以上、マクスゼンの大画面テレビの紹介でした。
22年機までは、パネルスペックを割と誠実に開示していた企業ですが、24年機からブラックボックスが増えました。
現状では、TCLやハイセンスなど、自社でTVを開発している企業の製品が十分安い状況なので、スペックが不明瞭が製品を買うのはリスクが高いように思います。
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【2022年発売】
【43V型】
【170° 8ms 220nit 1200:1】
35・MAXZEN J43CH06
¥31,980 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
画面:43V型(フルHD)
モニターパネル:IPS
バックライト:直下型
ネット動画視聴:
スピーカー:16W
HDMI端子:2 (ARC)
なお、同社のJ43CH06は、IPS液晶との記載です。
IPS液晶は、一般的に言えば、視野角がVAより広めで、目が疲れない液晶です。
ただ、本機は視野角がVA以下の170度です。
本機は、ゲームモードがあるので、応答速度を稼ぐためだと思われます。
【2023年発売】
【40V型】
【178° 9.5ms 】
【TVチューナーあり】
36・ MAXZEN CHiQ JL40G7EG
¥(34,980) Amazon.co.jp (4/12執筆時)
【チューナーレス】
37・ MAXZEN CHiQ JL40G7E
¥27,980 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
画面:40V型(フルHD)
モニターパネル:
バックライト:直下型
ネット動画視聴:Google TV
スピーカー:10W
HDMI端子:3 (ARC)
JL40G7EGもマクスゼンの40型のテレビです。
なお、Q JL40G7Eのほうは、チューナーレス機ですので、単独ではテレビを見れない点、注意してください。後述するように、両機ともGoogle TV対応なので、スマートテレビとして使いたい向けになります。
パネルの種類は、非開示です。
視野角は、178度なので、TN以外のどれかです。
ただ、コントラスト比の開示がないので、VA系かIPS(あるいはADS)かは不定です。
明記のない機種は、中小が出す産業用パネルの可能性もないわけではないので、出して★ところです。
とはいえ、HDRには対応するので、あまり素性の悪いパネルではないでしょう。
バックライトは、しっかり直下型です。
画像エンジンは、出所が不明です。
画質を追求した機種ではないでしょう。
ネット動画サービスは、ただ、Wi-Fiを載せていて、Google TV搭載です。
Google純正を載せる部分が、本機の最大の「売り」でしょう。スマートテレビとしては、一定の質があります。
このほか、Bluetooth5も搭載ですが、遅延の少ないコーデック(通信規格)は対応しないため、ヘッドホンなどをつなげる場合、音ズレはあります。
番組表は、情報がないです。
同社のように、テレビ製造企業の製品でない場合、(エンジンの)調達先で仕様が変わる場合がおおいです。こだわりたい場合、チェックをしたら良いかなと思います。ただ、おそらく、本機は、この部分が充実しないタイプのほうです。
入力端子は、HDMI端子が3つとRCA端子です。
スピーカーは、10Wです。
特別な工夫もなく、出力も普通です。ドルビーオーディオには対応です。
リモコンは、付属します。
右が、チューナーレス機で、左がチューナー機です。
いずれも、STB機器のようなリモコンになります。
なお、リモコンは付属しますが、テレビ用ではなく、STB機器のようなリモコンになります。
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以上、マクスゼンのCHiQ JL40G7EGの紹介でした。
若年層世代に向けた製品で、Google TVが内蔵で欲しい方向けの製品でしょう。ただ、パネルの種類が不定なのが、難点です。
【2024年発売】
(178° 6.5ms 220nit 5000:1)
38・ 山善 キュリオム QRTN-40W2K
¥26,800 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
【チューナーレステレビ】
39・山善 キュリオム QRK-40TL2K
¥26,400 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
画面:40V型(フルHD)
モニターパネル:VA
バックライト:直下型
ネット動画視聴:Goole TV 11
スピーカー:10W
HDMI端子:2 (ARC)
QRK-40TL2Kは、日本の山善が販売する40型のテレビです。
東証上場の企業で、ジェネリック家電を得意とします。
本機はGoogle TVを搭載する格安のノンブランドのテレビです。
なお、 QRK-40TL2Kは、仕様は同じですがGoogle TVだけを搭載したチューナーレステレビです。
液晶パネルは、公式には非開示です。
ただ、公開されているスペックからするとVAで間違いないです。
格安のVAは視野角が「おかしい」製品がありますが、こちらは普通です。
輝度スペックは出ませんが、コントラスト比は良い数字が出ていますし、出所は心配しなくても良さそうです。
バックライトは、直下型でしょう。
画像エンジンは、名前はないです。
機能性の説明もないです。
録画機能は、この機種の場合も、外付けハードディスク録画に対応です。
ただし、ダブルチューナーなので、裏番組録画に対応です。
ネット動画サービスは、Google TV搭載です。
Google純正ですので、スマートテレビとしては優秀です。定額動画サービスは、ほぼ網羅されます。
リモコンをボタンを押すことで、Google Assistantも呼び出せます。
番組表は、説明がないです。
ただ、画像エンジンが日本系ではないですし、少なくともこの部分に力を入れた製品ではないです。
入力端子は、HDMI端子が2です。
eARC対応ですし、仕様は良いです。
スピーカーは、ただ、左右で12Wです。
画面サイズからするとかなり弱いです。
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以上、山善のQRK-40TL2Kの紹介でした。
マクスゼンほか、Google TVを搭載する格安機を出す、自社でテレビを作らないノンブランド系企業の製品のライバルです。
見るべき性能差はないので、あえて言えば「値段で勝負」となります。
いずれにしても、日本で販売ルートを持つ中国系(ハイセンス・TCL)でTVを製造できる企業の製品と異なり、エンジン周りが弱いのと、故障時の保守網(出張修理)がないのとが難点です。
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【2023年発売】
【40V型】
(178° 9.5ms 220nit 5000:1)
40・ KEIYO NewBridge by oboni OBN-40TWD1
¥41,899 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
画面:40V型(フルHD)
モニターパネル:VA
バックライト:直下型
ネット動画視聴:Google TV
スピーカー:16W
HDMI端子:3 (ARC)
このほか、カーナビやカメラなどを輸入販売しているKEIYOもGoogle TV搭載のテレビを出しています。
おそらく、パネル自体の出自は同じかなと思いますが、しりたいスペックが山善よりも公開されている部分は好感を持てます。
スピーカー出力は、山善より強めです。
HDMI端子も3系統ですので、数で言えば1つ多いです。
ただ、やはり、画像エンジン部分の情報もないですし、大手製品との差はあります。
今回の結論
40インチのフルHD液晶TVのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、40インチ前後の液晶テレビを紹介してきました。
最後に、いつものように、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種をあげておきたいと思います。
第1に、フルHD機として総合性能が高く、便利に使えそうなのは、
【2024年2月発売】
1・東芝 TV REGZA 40V35N
¥44,800 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
画面:40V型(フルHD)
モニターパネル:VA
バックライト:全面直下型
ネット動画視聴:自社方式
スピーカー: 14W
HDMI端子:2 (ARC)
液晶パネルの品質 ★★★★☆
バックライト ★★★★★★
画像エンジン ★★★★★★
ネット動画視聴 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★★
東芝のレグザの 40V35Nでしょう。
各社とも4Kに注力し、フルHDにはもうあまり力を入れないですが、その中で、割と性能面で「語れる」機種と言えますので。
液晶パネルは、詳しい情報がないです。
ただ、近年の例からしても、ADS、あるいは、VAでしょう。
どちらでも問題ないです。
バックライトは、本機は、簡単なエリア制御(グローバルディミング)ありの全面直下型です。
32型では豪華です。
画像エンジンは、本機は、レグザエンジンHRを搭載します。
東芝は、名前でグレードと世代が分からないのですが、24年登場で新しいものです。
本編で書いたように、従来と違って美肌補正はないですが、「地デジビューティ」・「ネット動画ビューティ」ほか、ノイズ処理に関する補正はしっかりします。
その上で、おまかせオートピクチャーとして、明るさセンサーを利用した画質調整ができるので、画質補正部分も総合的に最も良いと言えます。
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結論的にいえば、画質に重要な、パネル・バックライト・エンジン・センサー部分を総合して言えば、32インチ機では抜きんでて良いと言えます。
操作性の部分では、昔からの日本の大手だけに良いです。
とくに東芝の場合、「おすすめ番組」を探すという側面において他社よりかなり強力で、使いやすいと言えます。
リモコンの操作感も良いので、慣れた操作性を得たい場合は、本機は良い選択肢に思います。
録画機能も、見どころです。
専用プレーヤー並の性能が期待できます。本編で書いたように、同社の「みるこれパック」は、放送予定・放送中・録画・ネット動画を横断して、コンテンツを探してくれる部分で、高度です。
録画にも広く使うならば、東芝はこの部分に力を入れる企業ですし、より良いでしょう。
【Amazon限定】
バッファロー 2TB HD-AD2U3
¥11,980 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
外付けHDDを増設するだけで済むので、レコーダーを買うより、費用も抑えられます。
ネット動画サービスは、ただ、自社のシステムであり、Google TVは不採用です。
したがって、好きなアプリをインストールできない点はありますが、実用的には問題ないでしょう。
古くなったなど問題が生じたい場合、HDMI端子ほか、電源供給できるUSB端子もあるので、【Fire TVなどのSTB機器の比較記事】で紹介したような端末をあとから導入すれば良いかなと思います。
加えて、VOD対応幅が広い機種です。Amazonプライムビデオを含めて、主要なものは網羅します。
これらの点で、現状で迷ったら、この機種を買っておけば「後悔は少ない」でしょう。
なお、Amazonプライムビデオは、Amazon送料の一部が無料となるAmazonプライム会員ならば、無料で見れる作品が多くあります。
年会費が必要ですが、現在「30日間無料体験」キャンペーンを実施中です。【こちら】から申し込めます。
第2に、比較的、低価格で購入できる大画面TVとしておすすめできるのは、
【2022年発売】
7・ハイセンス 40E30K
¥38,800 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
8・ハイセンス 40A30H
¥39,800 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
画面:40V型(フルHD)
モニターパネル:VA
バックライト:直下型
ネット動画視聴:
スピーカー:14W
HDMI端子:2 (ARC)
液晶パネルの品質 ★★★★★
バックライト ★★★★★
画像エンジン ★★★★★★
ネット動画視聴 ☆☆☆☆☆
総合評価 ★★★★★
価格を重視した場合は、中国のハイセンスの 40E30Kでしょう。
流通ルートで型番が変わるだけの40A30HでもOKです。
たまに、クーポン割引をやっていることがあるので、都度、リンク先の値段はみてください。
画質面では、直下型配置のバックライトと、テレビ向きのVA液晶です。
その上で、NEOエンジン2Kを搭載するため、画質の底上げ効果も期待できるでしょう。
ハイセンスは、3年保証ですし、その部分の安心感もあります。
第3に、定額動画サービスなどを利用したい方におすすめのスマートテレビとしておすすめできるのは、
【2023年発売】
14・TCL 40S5400
¥32,200 楽天市場 (4/12執筆時)
15・TCL 40S5401
¥37,800 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
16・TCL 40S5402
¥31,400 楽天市場 (4/12執筆時)
17・TCL 40L5AG
¥36,800 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
画面:40V型(フルHD)
モニターパネル:VA
バックライト:直下型
ネット動画視聴:Google TV
スピーカー:18W
HDMI端子:2 (ARC)
液晶パネルの品質 ★★★★★
バックライト ★★★★★
画像エンジン ★★★★☆
ネット動画視聴 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
TCL 40S5400がオススメと言えます。
同じ性能で、流通ルートがことなる3製品も含みます。

汎用性の高いGoogle TVを搭載するので、VODの部分が評価できます。
スマートテレビとして使う場合、日本だけの割とマイナーな動画サービスを含めて、対応しないサービスがあると辛いです。また、当初対応していても、後に、非対応になる場合も、過去にはありました。
その点で言えば、「寄らば大樹の陰」ではないですが、GoogleTVを選ぶのはありです。アプリ方式で、こうした問題は(業界的な企業間対立で見られなくなるような事例は除き)ないでしょうから。
パネル部分は、VA液晶と直下型+ソフト制御です。
VAパネルは、コントラストが高めやすく「黒の引き締まりが良い」ため、TV用としては悪くないです。
その上で、従来課題だった、エンジンも、「高精細化」「ノイズ除去」「広色域化」にある程度言及があるエンジンになりました。
こうした要素を兼ね備えた上で、この価格というのは、相当の「お買得感」があります。
エンジンの強化は、リモコン操作にも直結しますので、操作性も良いかと思います。
サポートも、電話サポートと出張修理体制も備えています。
TCLは製品保証も3年なので、この部分でも安心です。
形状も液晶の3辺がベゼルレスで、格好がいいです。
あえて言えば、番組表などのUI部分について、もう少し進化が欲しい感じはありますが、スマートテレビとしては、総合的に良い機種です。
現状で迷ったら、この機種を買っておけば「後悔は少ない」でしょう。
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【2024年12月発売】【43V型】
【上位機】
4・シャープ AQUOS 2T-C43GF2
¥63,067 楽天市場 (4/12執筆時)
画面:43V型(フルHD)
モニターパネル:VA?
バックライト:直下型
ネット動画視聴:Google TV
スピーカー: 10W
HDMI端子:2 (ARC)
液晶パネルの品質 ★★★★★★
バックライト ★★★★★
画像エンジン ★★★★★
ネット動画視聴 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
一方、国内大手の製品にこだわる場合は、シャープのGF2ラインが候補です。
本機も、汎用性の高い、GoogleTVを搭載します。
パネルは、本編で書いたように、おそらくVAです。
その上で、32型のテレビでは珍しく、表面の低反射処理があります。
この仕様だと、日中でも映り込みにくいので 明るい部屋での利用には特に向きます。
画像エンジンも、同社の4K機と同じMedalist L1です。
補正は、地デジ放送などに向く感じの機能性はあまりないです。
ただ、精細感復元・ネット動画クリア補正ほか、Google TVを利用するような場合に、わりと効果が見込めるので、ある意味、Google TVとは相性が良いように見えます。
HDRにも対応できますし、エンジンの処理力を含めて、ネットコンテンツ重視で考えるならば、候補にして良さそうです。
補足1:テレビ関連記事の紹介
というわけで、今回はフルHD対応の大画面液晶テレビの紹介でした。
1・32型 HD/フルHD液晶TVの比較
サイズ:32インチ
2・4K液晶テレビの比較
サイズ:43インチ〜
3・有機ELテレビの比較
サイズ:48インチ〜
4・8Kテレビの比較
サイズ:60インチ〜
なお、これ以外のサイズで考えたい場合は、上記の記事リンクご利用ください。
同じような感じで書いています。
そのほか、その他のサイズと、どれにしようか迷っている方がいましたら、TVのサイズを横断して「テレビ全体のおすすめ・選び方」を解説した記事があります。
興味のある方は、(こちら)の記事をご覧ください。
補足2:テレビ関連機器の紹介
続いて、いくつか、周辺機器について、説明しておきます。
【Amazon限定】
バッファロー 2TB HD-AD2U3
¥11,980 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
第1に、ハードディスクです。
ブルーレイレコーダーを導入しない方で、テレビ録画希望者は、同時に購入することを「強く」オススメします。 経験上、後からだと「面倒に」なって絶対設置しようと思わないからです。
基本的には(据置型の)外付けHDD型がコスパや(熱による)故障の少なさの部分でおすすめです。
1・外付けHDDの比較記事
2・ポータブルHDDの比較記事
3・ポータブルSSDの比較記事
ただ、常時使用しない方は、電源不要で小型のポータブルHDDでも良いでしょう。
また、ポータブルSSDは価格が高めですが、テレビの裏側のUSB端子にそのまま挿して使えるサイズのTV用もあります。
興味のある方は、後ほど、以上の記事で対応機をご覧ください。
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1・SONYのブルーレイレコーダー
2・パナソニックのブルーレイディーガ
3・東芝の全録レグザブルーレイ
4・シャープのアクオスブルーレイ
5・再生専用のブルーレイプレーヤー
6・おすすめブルーレイレコーダー【結論】
そのほか、この際、同時にレコーダーをお探しの方は、これらの記事をご覧ください。
固定式アンテナケーブル(各サイズ)
¥612〜 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
山善 テレビ台 幅80 ダークブラウン
¥4,290 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
第2に、アクセサリー類です。
また、ここで紹介したTVにはロングアンテナケーブルが付属しませんので、それらを購入するのもお忘れなく。
テレビ台については、アマゾンから送料無料で送って貰えるのは色々ある(こちら)ので、お好みに合わせて選べば良いと思います。
第3に、ネットストリーミング端末についてです。
こちらは、より手軽に4K映像を楽しめる手段と言えます。
一部機種は、AndroidTVを標準装備するなどして、別売の機器無しでも、ネットの4K動画サービスを広範に利用できるようにしています。
そうした機種以外は、VODに「完全対応」できません。しかし、その場合は、【セットトップボックスの比較記事】で書いたような、端末を利用すると、多くの4Kコンテンツサービスにアクセス可能です。
興味のある方は、このブログの【セットトップボックスの比較記事】をご覧ください。
第4に、スピーカーです。
今回紹介したテレビも、上位機は優れたスピーカーを採用します。
ただし、その音質は、あくまで「テレビレベル」であり、映画館のような、「オーディオグレード」とはほど遠いと言えます。
1・サウンドバーの比較
2・ホームシアターシステムの比較
3・AVアンプの比較
その場合、別途スピーカーを導入するのは「手」です。
特に最近は、TVの前「だけ」に設置し、音質などを強化できる別売りスピーカーが出ています。
今回紹介した機種は、どれも20Wに満たない出力の内蔵スピーカーですので、1万円台の格安機でも、劇的な音の改善効果が望めます。
詳しくは、【サウンドバー・シアターバーの比較記事】で紹介していますので、よろしければ、合わせてご覧ください。
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そのほか、このブログ「モノマニア」では、1人暮らし向けに必要な家電や家具類を20ジャンル以上まとめた記事もあります。
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ではでは。