前編からの続き記事です →こちら
【330m×4本】
47・オホーツクビール 330ml 瓶
¥3,564 楽天市場 (7/19執筆時)
【330m×8本】
48・オホーツクビール 330ml 瓶
¥16,000〜 楽天市場(北見市)(7/19執筆時)
麦酒のキレ味:★★★★☆
麦酒のコク味:★★★★★
ホップの苦み:★★★★☆
果実系の香り:★★★★★
原料:麦芽・ホップ
アルコール度数:約5%
オホーツクビールは、北海道北見市の地ビール醸造所です。
ここもAtlasは、10年ほど前から数回訪問経験がありますが、今も昔も美味しいです。
北海道の地ビールでは有数の本格派だと思います。
ビールの種類は、とくに印象があるのは、こちらもヴァイツェンです。
無濾過のエールやピルスナーもありますが、風味豊かで一番美味しく感じました。
ビールの味は、「THEヴァイツェン」といった風の、コクと、バナナ系の香りがある力強い味です。
年中涼しい地域ですし、ドイツと気候的に親和性があるからかもしれません。
【330m×8本】
48・網走ビール 330ml 8本セット
¥13,000〜 楽天市場(網走市)(7/19執筆時)
なお、道東の地ビールとしては、お隣の網走ビールも全国的に知られています。
網走には、アルコール関係のバイオテクノロジーで有名な東京農大のオホーツクキャンパスがあり、そことの協力関係で作ったものが多いです。
どちらかと言うと、実験色が強く、ジャガイモや植物の色素を使った「発泡酒」などが多いです。お隣の北見とは距離は近いですが、方向性は正反対です。
【340m×1本】
49・はこだてビール 社長のよく飲むビール
¥660〜 楽天市場 (7/19執筆時)
麦酒のキレ味:★★★☆☆
麦酒のコク味:★★★★★★
ホップの苦み:★★★☆☆
果実系の香り:★★★★☆
原料:麦芽・ホップ
アルコール度数:10%
社長のよく飲むビール は、北海道函館市のはこだてビールの製品です。
Atlasも仕事やプライベートで函館に行った際、数度訪問経験があります。
ビールの種類は、ストロングエール(バーレイワイン)です。
アルコール度数は10%で、「くらっと」来る感じは、国内のクラフトビールでも屈指です。
店舗では、重厚なマグに注いでくれますが、「1杯で満足させる力」は国内でも有数に思えます。
ビールの味は、熟成されたストロングエール特有の、コクと旨みが強いです。苦みはさほどないです。
【330m×1本】
50・ベアレン醸造所 クラシック ラガー
¥1,108 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
麦酒のキレ味:★★★☆☆
麦酒のコク味:★★★★★★
ホップの苦み:★★★☆☆
果実系の香り:★★★★★
原料:麦芽(外国製造)・ホップ
アルコール度数:6%
クラシック ラガーは、岩手県盛岡市のベアレン醸造所 のクラフトビールです。
熊のロゴが特徴で、同社の顔となっています。
五百羅漢のある盛岡市内の報恩寺の近くで、Atlasもお詣りしました。 ドイツで修行した日本人のマイスターが技師をつとめる本格派です。
ビールの種類は、ラガーです。
日本の大手と同じ下面発酵ですが、北ドイツのドルトムントのドルトムンダースタイルです。
ビールの味は、熟成されたストロングエール特有の、コクと旨みが強いです。苦みはさほどないです。アルコール度数が6%と高めで、パンチが効いた、コクでのませる感じです。日本で飲めるラガースタイルではあまり見かけない感じで、美味しかったです。
同社の、シュバルツ(黒ビール)や、冬のベアレンウルズス、夏のアルトも飲みましたが、同じ傾向に感じたので、「飲み応え」というのが1つのキーワードになる醸造所と思います。
好みの味なので、近所の酒屋(クラフトビール屋)にもあったので、リピート必至です。
ベアレン 2種8本 飲み比べセット
¥3,630 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
こちらについてもセットがあります。
ベアレン ビール 飲み比べセット
¥8,000〜 楽天市場(ふるさと納税) (7/19執筆時)
こちらについてもセットがあります。
楽天市場のふるさと納税でも対応です。
【340m×1本】
51・水口酒造 道後ビール8本セット
¥4,576 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
麦酒のキレ味:★★★★☆
麦酒のコク味:★★★★★
ホップの苦み:★★★★☆
果実系の香り:★★★☆☆
原料:麦芽 ホップ
アルコール度数:5%
道後ビールは、愛媛県松山市の水口酒造が販売する地ビールです。
愛媛県では、梅錦も地ビールを作っており、県産小麦を使ったヴァイツウェンで有名ですが、今回は水口酒造のほうの紹介です。
道後蔵酒という日本酒の酒蔵ですが、どちらかというと地ビールの方が有名です。
ビールの種類は、スタウトです。
上で紹介したセットには、アルト・ヴァイツェン・ケルシュもありますが、全国地ビール醸造者協議会の金賞受賞作は、こちらのスタウトでした。
ビールの味は、度数はさほど高めていないタイプですが、ロースト独特の苦みとコクがあります。
その上で、スタウト特有の甘みも強く、バランスがかなり良かったです。
こちらも、2014年頃初めて愛媛で飲んだときには、あまり印象がなかったのですが、2020年に改めて飲んだら美味しかったです。
なお、同社は、ビール酵母をろ過せずそのままで、処理も非加熱なので、クール便発送限定です。
【330m×1本】
52・松本ブルワリーTraditional Bitter
52・松本ブルワリーPaleAle
52・松本ブルワリーAwesome!PaleAle
52・松本ブルワリーCastle Stout
52・松本ブルワリー Session IPA
¥550〜 楽天市場 (7/19執筆時)
麦酒のキレ味:★★★★☆
麦酒のコク味:★★★★☆
ホップの苦み:★★★★☆
果実系の香り:★★★★☆
原料:麦芽 ホップ
アルコール度数:5%
松本ブルワリーは、信州松本のクラフトビールです。
2018年に自社醸造所で本格的な醸造をはじめたばかりのブルワリーです。それまで数年は、委託生産でしたが、銘柄に「MATSUMOTO」とあるのは、間違いなく、市内の自社工場の「地ビール」です。
お城の近くに自社店舗があり、そちらでも呑めます。友人を送り込みもしましたが、気に入ったようです。だいぶ以前に呑んだのですが、最近はネットで販売があるので記事にしました。
こちらも、様々な種類があり、個人的にはペールエールや緑のAwesome! Pale Aleも良いのですが、看板としているのは、「MATSUMOTO Traditional Bitter」でしょうから、そちらの紹介です。
ビールの種類は、ペールエールです。
イギリス風に、ビターと名付けていますが、基本その種類と理解されます。
ビールの味は、圧倒的な麦の風味が印象的です。
今回の評価軸(★)でその方面の指標は採用しなかったのですが、飲み応え十分で、美味しいです。
湧水の多い同社の地域性もあり、ビール生産に向いているように思えます。無濾過タイプで、冷蔵発送になります。真面目な作りですから、機会があれば、呑んでみてください。
【330m×1本】
53・ISLAND BREWERY GOLDEN ALE
53・ISLAND BREWERY IPA
53・ISLAND BREWERY YUZU KOJI ALE
¥800〜 楽天市場 (7/19執筆時)
麦酒のキレ味:★★★★★
麦酒のコク味:★★★☆☆
ホップの苦み:★★☆☆☆
果実系の香り:★★★★☆
原料:麦芽 ホップ
アルコール度数:5%
長崎県の壱岐勝本のISLAND BREWERYは、2021年にできたばかりのブルワリーです。
Atlasは、壱岐は(地図なしで歩き回れるくらいに)ほぼ毎年行っていて【焼酎の比較記事】でもいろいろ紹介しています。
このブルワリーのある勝本は壱岐の北端の漁港で、もともとは朝市で有名なところでした。
高齢化でやや寂れた感があったのですが、最近は、雰囲気の良い宿屋「地」ハンバーガー屋ができて、少しずつ活気がでてきた印象です。
こちらのビールを作る原田酒造は、もともとは「壱岐の島」という麦焼酎を壱岐の蔵元合同で作っていたのですが、新しくクラフトビールに進出したことになります。
タップルームで立ち飲みができるので、Atlasもいろいろ試してきましたが。今回は「定番」とされ、「勝本の魚に合う」というゴールデンエールの紹介です。
ビールの種類は、エールです。
鮮やかな黄金色で、見た目もきれいです。アルコール度数は4.5%とやや低めにしています。
面白いのは、焼酎作りに使う白麹を利用する部分です。
ホップの性質とどちらに由来するか区別が難しいですが、ゆるやかな酸味・やさしい香りを感じます。
ビールの味は、飲み口がさらっとしつつも、酵母が生きるクラフトビールらしい香りと味もする感じです。苦みはさほど感じません。
さきほど勝本は漁港と書きました。
このビールは「魚に合うビール」として開発されたそうで、タップルームでも、勝本で水揚げが多いイカ(イカリング+白身魚)が供されていました。
お魚にもですが、揚げ物にも合う感じです。
2021年の最後に飲んだクラフトビールでしたが、年間のベストはここで、マイクロブルワリーならではの「真面目さ」を感じる作りでした。
やはり、ここも、冷蔵発送になります。
今回の結論
味にこだわった美味しい地ビールのおすすめ商品はこちら
というわけで、今回は、準大手の製品を中心に、地ビールを紹介しました。
来年も、さらに何回か取材旅行を計画しているので、地方のマイクロブルワリー系のビールも、さらに加えていく予定です。
調査済みのブルワリーもありますが、行くとついつい「限定醸造」に目がくらむので、後日には入手が困難である場合が多く「お蔵入り」にせざるを得ないものも多いです。
さて、最後にいつものように、Atlasのおすすめ製品を紹介してみます。
第1に、地ビール入門者が、醸造方法の個性を知るために最適な製品は、
【350ml×6本セット】
飲み比べセット THE軽井沢ビール
¥1,903〜 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
ピルスナー(プレミアムクリア)
デュンケル(プレミアムダーク)
ピルスナー(クリア )
軽井沢エール(エール)
ヴァイツェン(白ビール)
香りのクラフト(柚子ビール)
1・味の個性 ★★★★☆
2・飲みやすさ ★★★★★
3・フルーツ感 ★★★★☆
4・総合評価 ★★★★☆
Amazon直販で取扱があるものとしては、軽井沢ビールのクラフトビールセットも良いと思います。
ピルスナー・ラガーなどある種「日本のビールっぽい」のが多く、コクもほどほどなので、味的な珍しさは少ないです。それでも、イギリス系・ドイツ系を中心に、ある程度試せるのが嬉しいです。
なお、このほかの構成も、軽井沢エール自体がAmazonで直販しているものとして24本セットなどもリンク先にあります。
その場合、黒ビール(デュンケル)も含まれるので、味の違いはより楽しめるでしょう。
ーー
【Amazon.co.jp限定】
よなよなエール 4種 6缶 ビールギフト
¥2,585 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
一方、従来は「よなよなエール」を推していましたが、現行のセットはどれも、低アルの「正気のサタン」が入ります。
「ソバー」はブームとも言えますし、低アルもビールの新ジャンルの1つといえばそうですが、この手のギフト用に低アルがはいっているのは、少し違和感があります。
第2に、プレゼント用としておすすめできる地ビールセットは、
【350ml×24本】
11・TOKYO CRAFT ペールエール
¥5,267 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
【限定醸造 2023夏】
【350ml×24本】 セット
12・TOKYO CRAFT ヴァイツェン
¥6,086 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★☆
麦酒のコク味 ★★★★☆
ホップの香り ★★★★★
果実系の香り:★★★☆☆
原料 麦芽・ホップ
アルコール度数:5%
サントリーのTOKYO CRAFTが良いでしょう。
大手メーカーのマイクロブルワリー製ということで、味の面で大きな冒険をしていないため、入門用には向きます。
サントリー製ですので、贈答品としても好ましいでしょう。
なお、季節限定版は、現状で「ヴァイツェン」です。真逆の味なので、セットで送ると、楽しんで貰えそうです。
ーーー
18・京都麦酒 4缶アソートセット 350ml×24本
¥7,942 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
ペールエール(青缶)×4
ブラウンエール(赤缶)×4
ゴールドエール(緑缶)×4
ブロンドエール(茶缶)×4
1・味の個性 ★★★★☆
2・飲みやすさ ★★★★★
3・フルーツ感 ★★★☆☆
4・総合評価 ★★★★☆
一方、お酒好きの知り合いにある程度まとまった本数を送る場合は、「京都」としてブランド力がある京都麦酒を選ぶのも手でしょう。
なお、ブロンドエールはお米が入りますが、それ以外は、醸造法の違いこそあれ、麦芽とホップだけのエールで、伝統的な方法で丁寧に作られます。
第3に、小麦由来でバナナ系の香りが強いヴァイツェンを飲み比べたい場合におすすめなのは、
ヴァイツェン:白ビール 飲み比べ 350ml×12缶
¥4,780 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
エチゴビール(白)×4
銀河高原ビール×4
水曜日のネコ×4
味の個性 ★★★★★
飲みやすさ ★★★★★
フルーツ感 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
主要な日本のブルワリーのヴァイツェンが飲み比べられるこのセットが良いでしょう。
小麦系は、地域で結構特徴が異なるので、エチゴ(米国系)・銀河(南ドイツ系)・水曜日(ベルギー)という構成は、良いように思えます。
第3に、地方のクラフトビールで、最近飲んだものでおすすめといえるのは、
ベアレン 2種8本 飲み比べセット
¥3,630 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
ベアレン ビール 飲み比べセット
¥8,000〜 楽天市場(ふるさと納税) (7/19執筆時)
麦酒のキレ味:★★★☆☆
麦酒のコク味:★★★★★★
ホップの苦み:★★★☆☆
果実系の香り:★★★★★
原料:麦芽(外国製造)・ホップ
アルコール度数:6%
盛岡市のベアレン醸造所 のクラフトビールでしょう。
今回、載せている地方のクラフトビールは、飲んで美味しいと感じたものしか書いていないので、どれも「美味しい」と思います。
ただ、ごく最近飲んだもの、ということになるとこれです。
ラガーですが、一般のピルスナースタイルや、いわゆるゴールデンラガーと違って、淡麗なキレで勝負するのとは逆の方向で、「コクと力強さ」を楽しめます。しかも、香り高いです。
ドルトムンダーは、輸入ビールを含めてあまり飲んだことがなかったのですが、ファンになりました。
補足:ビール&食品関連記事の紹介
というわけで、今回は麦酒の紹介でした。最後におまけ。
サーモス 真空断熱タンブラー 420ml
¥1,427〜 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
ビールを冷えたままキープできる真空断熱マグ が去年に引き続き人気です。
このブログでは、【冷めない真空断熱タンブラーの比較記事】で詳しく紹介しました。
また、本ブログモノマニアには、食べ物や飲料に関する以下のような比較記事があります。
1・ミネラルウォーターの比較
2・炭酸水ペットボトルの比較
3・大手ビール・輸入ビールの比較
4・日本の地ビールの比較
5・日本のウイスキーの比較
6・プレミア焼酎と焼酎原酒の比較
7・ブランド米の比較
8・トクホ飲料の比較
9・野菜ジュースの比較
10・レトルトカレーの比較
これらもよろしくお願いいたします。
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