1回目記事からの続きです→こちら
2-1・ポラロイドのインスタントカメラ
2回目記事のトップバッターは、ポラロイドのインスタントカメラです。
旧ポラロイドから事業譲渡を受けて設立された会社の製品です。
ポラロイドフィルムを利用する本格派です。
1・インスタントカメラの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:富士フイルム〈日本〉
1-3:キヤノン〈日本〉
2・インスタントカメラの比較 (2)
2-1:ポラロイド〈米国〉
2-2:ロモグラフィ〈豪州〉
2-3:ライカ〈ドイツ〉
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた選び方の基本の説明に沿いながら説明していきます。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2023年発売】
19・Polaroid Now Generation 2 [Black 9095]
19・Polaroid Now Generation 2 [Black & White 9072]
19・Polaroid Now Generation 2 [Blue 9073]
19・Polaroid Now Generation 2 [Red 9074]
¥20,727 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
撮影方式:銀塩カメラ式
印刷方式:インスタントフィルム
記憶画素数:
印刷解像度 :
重さ:434g
印刷コスト(1枚):約300円
写真サイズ:79×79mm
スマホ印刷:
Polaroid Now Gen2は、アメリカのポラロイドの製品です。
昭和時代の「インスタントカメラ」の代名詞でしたが、21世紀に入った頃にフィルムが廃盤となり廃れました。
ただ、世界中に愛好者が多い製品だったため、その系譜を継ぐオランダの会社(ポラロイドオリジナルズ)が、ポラロイド社の工場を買収し、上記の新製品を出しました。
2023年にその2世代目に更新となりましたが、外装素材(再生プラスチック)の変更を除けば仕様は同じです。
日本では、商社の常盤写真用品が仲介をしており、国内正規品が手に入ります。
本体色は、ブラックのほか、7色から選択ができます。
【カラー】
Polaroid Color Film for i-Type 【8枚入】
¥3,172 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【モノクロ】
Polaroid B&W Film for i-Type 【8枚入】
¥3,172 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【カラー】
Polaroid Color Film for 600 【8枚入】
¥3,702 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【モノクロ】
Polaroid B&W Film for 600 【8枚入】
¥3,850 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
利用するフィルムは、ポラロイドの i-Typeフィルムです。
ただ、最近品切れですので、(バッテリー付きフィルムの)600を使うことになるかもしれますね。基本的に(中古の)ポラロイド愛用者に作られたものなのですが、使えます。
写真のサイズは、「本当のポラロイド規格のフィルム」であり、79×79mmで印字可能です。
枠を入れると107mmx88 mmです。
ポラロイドの場合、現像には10-15分ほどの時間を要します。
しかし、風合いは「ポラロイド独特」で、レトロ感があり芸術的です。チェキに比べても「昔風」のニュアンスですので、現代の感覚では「一風変わった」といえる写真が撮れます。
印刷コストは、約300円の現像費用がかかる点で、完全に「趣味の世界」の製品ではあります。
大きさは、15cm×11.2cm×9.4cmです。
チェキなどに比べても大きめです。
重さも、434グラムとなります。
使い方は、基本的に、(アナログの)チェキ系と同じです。
ただし、本機は 94.96mmの近接レンズと102.35mmの通常レンズの2種類が利用できます。
オートフォーカス(自動でのピント合わせ)も可能です。
バッテリーは 昔のポラロイドと異なり、リチウムイオン電池が内蔵されており、それを電源にして稼働します。むろん、USBで充電も可能です。
撮影機能は、一方、チェキの上位機ほど多用とは言えないのですが、2枚の写真を重ねるようなアートな写真(二重露光)は撮影できます。
写真の明るさは、調整できない仕様です。
シャッター速度は、常時一定です。
フラッシュは、オフにすることができず、常時発光(強制発光)する仕組みです。
そのほか、9秒に固定ですが、タイマー機能があります。
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以上、Polaroid Nowの紹介でした。
チェキ(アナログ)のスクエア型フィルムより、大きめに撮影できる製品です。また、独特の「ふんわりした」風合いで印刷できるため、チェキをふくめて、最近のインスタントカメラの写真とも確実に差異化できるでしょう。
問題は、言うまでもなく、フィルムの高さですが、シェア率を考えるとまあ仕方ないでしょう。
【2023年発売】
20・Polaroid Now+ Generation 2 [Black 9076]
20・Polaroid Now+ Generation 2 [White 9077]
20・Polaroid Now+ Generation 2 [Forest Green 9075]
¥19,556 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
撮影方式:銀塩カメラ式
印刷方式:インスタントフィルム
記憶画素数:
印刷解像度 :
重さ:460g
印刷コスト(1枚):約300円
写真サイズ:79×79mm
スマホ印刷:
Polaroid Now+ Camera gen2 は、ポラロイドオリジナルズが発売する上位機です。
こちらも2023年に外装素材がエコプラスチックになったので、型番が変わっています。
【カラー】
Polaroid Color Film for i-Type 【8枚入】
¥3,172 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【モノクロ】
Polaroid B&W Film for i-Type 【8枚入】
¥3,172 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【カラー】
Polaroid Color Film for 600 【8枚入】
¥3,702 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【モノクロ】
Polaroid B&W Film for 600 【8枚入】
¥3,850 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
本体サイズや重さは、Polaroid Nowとほぼ同じです。
また、同じ現像の仕組みで、また、同じフィルムを利用します。
一方、下位機種と比べると、5種類のフィルターが付属します。
レンズ部分で効果を付けられるので、個性ある写真が撮れます。
Polaroid Originals
¥0 Apple App store (6/24執筆時)
撮影機能は、本機は、Bluetooth LE搭載なので、以上のアプリを連携利用可能です。
1・ライトペインティング
=スマホライトで光の落書き
2・セルフタイマー
=25秒まで設定可能
3・リモートトリガー
=スマホでシャッターを切る
4・スキャナー
=ポラロイドサイズに写真を編集/調整
5・マニュアルモード
=シャッター速度・絞り・フラッシュの調整
これにより、下位機種ではできない以上の機能が追加で利用可能です。
スキャン機能のほか、スマホライトを利用する形で、ライトペインティングモード(光での写真への落書き)など、結構面白い機能があります。
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以上、ポラロイドのOneStep+ i-Typeの紹介でした。
下位機種と同じで、味のレトロ風の写真を撮りたい場合に選択肢になります。また、スマホとの連動でPolaroid Nowより「現代的」になっていますので、撮影にこだわりたい方は本機のほうが良いでしょう。
ただ、チェキなどに比べると「上級者向け」と言え、一般向けとしては、フィルムの高さがネックと言えます。
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【2022年発売】
21・ポラロイド Polaroid Go [White]
21・ポラロイド Polaroid Go [Red]
21・ポラロイド Polaroid Go [Black]
¥17,658 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
撮影方式:銀塩カメラ式
印刷方式:インスタントフィルム
記憶画素数:
印刷解像度 :
重さ:242g
印刷コスト(1枚):約180円
写真サイズ:66.6×53.9mm
スマホ印刷:
一方、これらに加えて、2022年にもう一機追加発売がありました。
Polaroid Goという名前で、「ポラロイドで最小・最軽量」という部分がアピールポイントです。
フィルムサイズは、本機は66.6×53.9mmと、少し小ぶりになります。
イメージエリアだけだと47mm x 46mmです。
【カラー・ホワイトフレーム】
Polaroid Go Color Film 【16枚入】
¥4,391 楽天市場 (6/24執筆時)
【カラー・ブラックフレーム】
Polaroid Go analogue Film 【16枚入】
¥4,444 楽天市場(直販) (6/24執筆時)
現像方式などは、基本的に同じですが、フィルムが16枚入りになるので、ポラロイドにしては、1枚約180円になるので、「安め」と言えます。
ただ、富士フイルムのINSTAX MINIより小さめですし、かなり(高級な)趣味的な製品には変わらないです。
2-2・ロモグラフィのインスタントカメラ
つづいて、オーストリアのロモグラフィの販売するカメラの紹介です。
外国製のカメラですが、富士フイルムの「チェキ用のフィルムを使える」という互換性のあるカメラです。
なお、以前は、ドイツのライカもゾフォート(Sofort)という同じ主旨の製品を出していたのですが、生産終了です。
【2015年発売】
22・Lomo'Instant + レンズセット White
22・Lomo'Instant + レンズセット Sanremo
22・Lomo'Instant + レンズセット Black
¥12,800 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
撮影方式:銀塩カメラ式
印刷方式:インスタントフィルム
記憶画素数:
印刷解像度 :
重さ:
印刷コスト(1枚):約75円
写真サイズ:62×46mm
スマホ印刷:
Lomo'Instantは、欧州はオーストリアのロモグラフィのインスタントカメラです。
ロモグラフィは、今でも昔のフィルムカメラを出しているディープなメーカーです。
そのため、コアなカメラファンがいる海外ブランドです。
本体デザインも「カッコイイ系」のデザインで、富士フイルムのチェキと違いを出しています。
撮影機能は、富士フイルムの「大人向け」と似ています。
例えば、オートフラッシュとマニュアルフラッシュが選べるほか、バルブ撮影にも対応します。
また、超広角で取れる魚眼レンズ、ポートレート用のレンズ、接写ができるクローズレンズの3種類のレンズが付属します。
同じフィルムを使っても、レンズを交換すれば違う感覚の写真が撮れるため、撮影の楽しみは広いです。
焦点距離(ピントが合う距離)は、27mmです。マクロ撮影は、40cmまで対応です。
マクロ撮影の部分は、電動3点切り替え方式の富士フイルムより弱いですが、付属の接写レンズを利用する場合、最大10cmまでよれます。
専門的な部分では、回数制限無しの多重露光機能や、フラッシュ用の各色のカラーフィルタが付属します。
これで、、「アートな写真」を撮影することも得意です。
また、インスタントカメラでは珍しく、広い絞り設定(F8〜F22)ができるので、風景も、ポートレートもピントが合いやすいです。
そのほか、セルフィー用のミラーが付属するなど、「今どき」な部分も忘れていません。
INSTAX MINI JP 2【20枚入】
¥3,720 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
利用するフィルムは、本機は富士フイルムのINSTAX MINIシリーズを利用する方式です。
写真のサイズは、したがって、62×46mm(余白込み86×54mm)です。
印刷コストは、70円/1枚ということになります。
バッテリーは、単4アルカリ電池4本を利用します。
撮影可能枚数は非開示ですが、仕組みから言えば、チェキと同じほどでしょう。
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以上、Lomo’Instantの紹介でした。
本格的な撮影が楽しめるアタッチメントが豊富なインスタントカメラです。インスタントカメラでも、「アートな」写真を撮りたいと考えている方に最もおすすめできる機種です。
「チェキじゃないチェキ」を持っていること、「レンズの交換」ができることに「格好良さ」を感じる人は、この製品を選ぶのもよいでしょう。
2-3・ライカのインスタントカメラ
つづいて、ドイツの高級カメラメーカー、ライカのインスタントカメラです。
通常のカメラは相当高額ですが、インスタントだと多少値ごろ感を感じる製品を展開します。
【2023年発売】
23・ライカ ゾフォート2 [ブラック]
23・ライカ ゾフォート2 [ホワイト]
23・ライカ ゾフォート2 [レッド]
¥60,609 楽天市場 (6/24執筆時)
撮影方式:デジカメ式
印刷方式:インスタントフィルム
記憶画素数:492万画素
印刷解像度 :318dpi
重さ:320g
印刷コスト(1枚):約75円
写真サイズ:62×46mm
スマホ印刷:対応
Leica SOFORT 2は、ライカが販売するインスタントカメラです。
大きさは、幅123mmx高さ86 x奥行44 mmです。
重さもは、320gです。
富士のデジカメ式(instax mini Evo)よりちょっとだけ大きめですが、問題ないでしょう。
印刷方式は、初代の「ゾフォート」は、銀塩カメラ式でしたが、2代目のこちらはデジカメ式になっています。
INSTAX MINI JP フィルム 【10枚入】
¥1,394 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
フィルムは、富士フイルムのINSTAX MINIがそのまま利用できます。
ゾフォート用 ウォームホワイト 19677
ゾフォート用 ネオゴールド 19678
ゾフォート用 ダブル ウォームホワイト 19679
¥1,568〜 楽天市場 (6/24執筆時)
ただ、初代ゾフォートの際と同じで、少し高めですが、オリジナルのフィルムも同時に展開されました。
初代は、日本ではフィルムの方が割と早くなくなったので、試すならば早い方が良いかもしれません。
印刷コストは、富士フイルムのものを使う場合、約75円ほどです。
レンズは、ライカのレンズを採用します。
F値はF2.0で、焦点距離は35mm換算で28mmになります。
レンズが「売り」のライカにしては、レンズ部分の性能あまり強調せず、富士フイルムと仕様もほぼ同じです。
フラッシュも付属です。
撮影機能は、レンズエフェクトが充実します。
本機は、どちらかと言うと、レンズ周りの性能と言うより、先述のフィルムスタイルと、レンズエフェクトで、「ライカの個性」を出すという方向性のようです。
エフェクトは、「ノーマル・ビネット、・フトフォーカス・ぼかし・魚眼・色ずれ・光漏れ・ミラー・二重露光・ハーフフレーム」と多いです。
画素数は、492万画素です。
撮像素子は、1/5型 CMOSです。
これらの部分も、富士フイルムの仕様と変わりません。
ズームは、電子ズームも合わせて省略です。
本体を軽量化するためでしょう。
Leica FOTOS
¥0 Apple iTunes Store
Leica FOTOS
¥0 Google Play
ネットワーク機能は、本機については、Bluetooth LE 4.2搭載です。
スマホアプリは(さすがに)Leicaオリジナルになります。
日本語化もされています。
フィルター編集ほか、SNSなどへの転送もこれを利用します。
バッテリーは、リチウムイオン充電池です。
1回の充電で、約300枚撮影可能です。充電はUSB-C経由です。
【Amazon限定】
Samsung microSDカード64GB
¥1,599 Amazon.co.jp (6/24執筆時
データ保存は、マイクロSDカードを別に買う方式です。
内蔵メモリーもありますが、約45枚までになります。
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以上、Leica SOFORT 2の紹介でした。
先述のように、カメラとしてのハード部分は、富士フイルムのinstax mini Evoと変わらないと言えます。
フィルムも同じですし、基本的には「ライカのロゴ」と「ブランド力」を重視する場合、こちらを選ぶと良いという製品に思えます。
ただ、外観に「一目惚れ」する方は多そうですし、実際、ガジェット的に持ち運びたくなる外観です。
今回の結論
インスタントカメラのおすすめは、結論的にこの機種!
というわけで、今回は、インスタントカメラの比較でした。
最後に、いつものようにAtlasのおすすめ機種!について書いてみたいと思います。
第1に、手軽に導入できる、パーティアイテムとしておすすめな機種は、
【2023年発売】
(通常製品) instax mini 11後継機
3・富士フイルム チェキ instax mini 12
¥13,100 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
(くまモンとのコラボ)
4・富士フイルム instax mini 12 チェキ くまモン
¥14,845 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
(すみっコぐらしとのコラボ)
5・タカラトミー instax mini 12 すみっコぐらし
¥16,980 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
(大阪万博とのコラボ)
6・富士フイルム instax mini 12 チェキ EXPO 2025
¥19,980 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
撮影方式:銀塩カメラ式
印刷方式:インスタントフィルム
記憶画素数:
印刷解像度 :
重さ:306g
印刷コスト(1枚):約75円
写真サイズ:62×46mm
スマホ印刷:
「 失敗写真も楽しめるカメラ!」
画質 ★★★☆☆
セルフィ撮影 ★★★☆☆
撮れる範囲 ★★★★☆
撮影の多彩さ ★★★☆☆
印刷コスト ★★★★☆ (75円/1枚)
総合評価 ★★★☆☆
富士フィルムの「チェキ mini 12」が良いでしょう。
撮影方法は、完全自動です。
ボタン一つで、全く調整の必要なく、誰でも撮影できるのがポイントです。
誰かに写真を撮ってもらう場合も、「ボタンを押して」もらうだけで撮影ができます。
デジカメとは異なるアートな感じの写真が撮れるので、パーティ受けも良いでしょう。ヘタな写真もネタにできます。
INSTAX MINI JP フィルム 【10枚入】
¥1,395 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
INSTAX MINI JP2 【20枚入】
¥3,720 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
消耗品となるフィルムも安価です。
また、このフィルムは、余白となるフレーム部に「遊び」を入れる余地があるので、フィルムは、15種類以上の選択肢があり「楽しい」です。
詳しくは、上のAmazonリンク先【こちら】で各商品がチェックできます。
富士フイルム instax mini 12 カメラケース【各色】
¥1,999〜 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
純正のカメラケースはこちらです。
割と特殊で凹凸のある形状なので、ケースはあっても良いかと思います。
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【2025年発売】instax mini 41 INS MINI 41
1・富士フイルム チェキ instax mini 41
¥19,300 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【2021年発売】instax mini 40 INS MINI 40
2・富士フイルム チェキ instax mini 40
¥13,200 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
撮影方式:銀塩カメラ式
印刷方式:インスタントフィルム
記憶画素数:
印刷解像度 :
重さ:345g
印刷コスト(1枚):約75円
写真サイズ:62×46mm
スマホ印刷:
一方、デザイン的にもう少し「クラシック」が良い場合は、instax mini 41が良いでしょう。
接写の場合だけ、リングの切替(通常とクローズアップモード)の切替が必要ですが、それ以外は本機も「完全自動」です。
なお、新機種だと「クローズアップモード」(接写)の部分の使い勝手が上がるのですが、今の値段だと、旧機でも良いかと思います。
第2に、セルフィー撮影や友人との撮影などを重視したい方におすすめなのは、
【2022年発売】
16・CANON iNSPiC ZV-223-PK
¥20,480 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
撮影方式:デジカメ式
印刷方式:感熱式(ZINK)
記憶画素数:800万画素
印刷解像度 :314×600dpi
重さ:188g
印刷コスト(1枚):約50円
写真サイズ:76×50mm
スマホ印刷:対応
セルフィー撮影におすすめしたい小型機
画質 ★★★★☆
セルフィ撮影 ★★★★★★
撮れる範囲 ★★★★☆
撮影の面白さ ★★★★★
印刷コスト ★★★★★★ (50円/1枚)
総合評価 ★★★★★
キャノンのiNSPiC ZV-223でしょう。
自分自身の撮影を楽しみたい方、また、パーティというより、2-3人の友人との撮影が「楽しい」機種という観点ならば、本機がおすすめです。
本機は、逆側からの撮影を補助するミラーガラスや、自撮りに便利なLEDライトを装備するなど、自分撮影や、友人との撮影を楽しむには、最も適したカメラです。
【Amazon限定】
Samsung microSDカード64GB
¥1,599 Amazon.co.jp (6/24執筆時
データ保存は、MicroSDカードにでき、Bluetoothも搭載されるため、スマホ経由で友人などにデータをすぐに渡すことが可能です。
また、友人がスマホで撮った写メなども、本機ですぐに印刷できるでしょう。
CANON ZINKフォトペーパー 50枚
¥2,745 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
フィルムは、純正のZINKペーパーですが、裏側がシール紙ですので、その場で印刷して、シールを友人にあげることも可能です。
印刷コストも「最安クラス」で、デジカメ式なので失敗写真も排除できる点では、コスパは最高水準でしょう。
その上で、加工アプリのできも良いため、セルフィーや友人と楽しむ目的では、かなり良い選択肢です。
「高画質」なカメラはほかにたくさんあるのですが、自分や数人の友人で、最も楽しめるのはこちらでしょう。
第3に、細かいマニュアル調整ができ、カメラ撮影自体が楽しめる製品としておすすめできるのは、
【2024年発売】チェキ instax mini 90 ネオクラシック後継機
6・チェキ instax mini 99 チェキ ナインティーナイン
¥28,889 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
撮影方式:銀塩カメラ式
印刷方式:インスタントフィルム
記憶画素数:
印刷解像度 :
重さ:340g
印刷コスト(1枚):約75円
写真サイズ:62×46mm
スマホ印刷:
本格的にカメラを楽しみたい方に!
画質 ★★★★★★
セルフィ撮影 ★★★★☆
撮れる範囲 ★★★★☆
撮影の多彩さ ★★★★★★
印刷コスト ★★★★☆ (75円/1枚)
富士フイルムの instax mini 99でしょう。
方式は、銀塩式です。
デジカメ方式をとるカメラもありますが、純粋に「カメラを楽しみたい方」や「カメラが上手くなりたい方」は、「失敗写真も撮れる」インスタントカメラ式が良いでしょう。
また、下位機種もありますが、写真のクオリティを重要視したい場合や、人以外に、風景やモノも撮影したいならば、このグレードをおすすめします。
本機の場合、露光制御・フラッシュ・露出補正などが、かなり細かく調整できます。
銀塩式の富士フイルムの instaxの現行機で、これ以上調整力のあるカメラはないです。
自由度の高い設定で「味のある写真」を好きにとれるのが魅力です。
効果も カラーエフェクトをはじめ、効果を付与する機能もこのクラスだと充実します。
画質面も、とくに、3つの距離ゾーンが設定できるので、風景、スナップ写真ともに、(不要な)ぼやけが防げるでしょう。
INSTAX MINI JP フィルム 【10枚入】
¥1,394 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
INSTAX MINI JP2 【20枚入】
¥3,720 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
利用するフィルムは、下位機種と同じINSTAX MINIシリーズです。
このシリーズは、フィルム価格が安いので、たくさん撮りたい方にも向きます。
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【2023年発売】(各色)
11・富士フイルム instax mini Evo
¥31,000 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【2024年発売】富士フイルム90周年限定色
12・富士フイルム instax mini Evo
13・富士フイルム instax mini Evo
¥43,100 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
撮影方式:デジカメ式
印刷方式:インスタントフィルム
記憶画素数:492万画素
印刷解像度 :635×318dpi
重さ:285g
印刷コスト(1枚):約75円
写真サイズ:62×46mm
スマホ印刷:対応
ただ、銀塩カメラ的な、アナログな「楽しみ方」ではなく、デジカメ的な、デジタルな「楽しみ方」で、かつ、「高画質」を求めるならば、富士フイルムの instax mini Evoでしょう。
こちらは、撮影部分は「デジカメ」なので、確認モニターでしっかり画像を確認してから印刷できます。
フィルムも、多く使うならばコストは馬鹿にならないので、(失敗写真が少ない分)ランニングコスト面でより有利と言えます。
ネットワークも、Bluetooth対応なので、スマホで撮った映像もそのままリモートプリント可能です。
性能面でも、ホワイトバランスの調整や、より細かいエフェクトなど、中級者以上が色々工夫して利用する場合、便利な機能が多いです。
画質も、印刷解像度として635×318dpiは、現行機種では最高水準ですし、この部分でも問題ありません。
INSTAX MINI JP フィルム 【10枚入】
¥1,394 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
INSTAX MINI JP2 【20枚入】
¥3,720 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
利用するフィルムは、下位機種と同じINSTAX MINIシリーズです。

【Amazon限定】
Samsung microSDカード64GB
¥1,599 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
データ保存は、こちらも、基本は、マイクロSDカードを別に買う方式です。
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【2025年発売】(品薄)
14・富士フイルム instax WIDE Evo
¥55,800 楽天市場 (6/24執筆時)
撮影方式:デジカメ式
印刷方式:インスタントフィルム
記憶画素数:1592万画素
印刷解像度 :635×318dpi
重さ:490g
印刷コスト(1枚):約140円
写真サイズ:62×99mm
スマホ印刷:
また、よりアート方向で楽しみたい場合は、ワイドフィルム版となるinstax WIDE Evoは、おすすめです。
正直、銀塩カメラでワイドフィルムを使うのは、レトロ感はあるものの、そこまで面白みを感じませんでした。
ただ、デジカメ式だと、画面サイズが大きい部分で、かなり楽しみ方が拡がるように思います。
本機の場合、フィルムと、レンズ双方で、エフェクトをかけられる上で、100段階の度合い調整」がかけらます。
凝れば凝るほど、アート方向に優れた写真は撮れそうです。
撮った写真をインスタにアップするような使い方は、写真サイズ的にもこちらが向きそうです。
INSTAX WIDE WW 2【20枚入】
¥4,134 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
フィルムは、こちらです。
先述のように、instax mini用のフィルムが(正規販売以外)ここ2-3年ずっと高騰しているので、1枚あたりの実売価格はそこまで変わりません。
第3に、あっと!友人を「驚かせる」仕掛けがある、面白いカメラとしては、
【2024年発売】(各色)
10・FUJIFILM instax mini LiPlay
¥20,790 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
撮影方式:デジカメ式
印刷方式:インスタントフィルム
記憶画素数:492万画素
印刷解像度 :318dpi
重さ:255g
印刷コスト(1枚):約75円
写真サイズ:62×46mm
スマホ印刷:対応
写真とともに音を送るという新提案!
画質 ★★★★★
セルフィ撮影 ★★★☆☆
撮れる範囲 ★★★★☆
撮影の面白さ ★★★★★★
印刷コスト ★★★★☆ (75円/1枚)
総合評価 ★★★★★★
FUJIFILM instax mini LiPlayでしょう。
音付き画像という「明確な特徴」を打ち出してきたこの機種は、「選ぶ理由がある」と言えます。
INSTAX MINI JP フィルム 【10枚入】
¥1,394 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
INSTAX MINI JP2 【20枚入】
¥3,720 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
フィルムは、チェキの通常フィルムと同じです。
したがって、印刷コストもそれと同じ水準です。
また、本機は、Bluetoothを内蔵し、スマホとリンクできます。
そのため、スマホ写真の印刷も対応できるため、外出先での利用の幅は(音付き画像データ作成以外でも)広いでしょう。
バッテリーも、約100枚まで電池が持つため、例えば、卒業式や、歓送迎会などに持参して、その場で「音付き加工」して配る、など、も可能です。
【Amazon限定】
Samsung microSDカード64GB
¥1,599 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
マイクロSDカードは、この機種も別売です。
第4に、アートな写真も撮影できる、「大人おしゃれな」インスタントカメラとしては
【2015年発売】
22・Lomo'Instant + レンズセット White
22・Lomo'Instant + レンズセット Sanremo
22・Lomo'Instant + レンズセット Black
¥12,800 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
撮影方式:銀塩カメラ式
印刷方式:インスタントフィルム
記憶画素数:
印刷解像度 :
重さ:
印刷コスト(1枚):約75円
写真サイズ:62×46mm
スマホ印刷:
レンズ交換で楽しみがより拡がる
画質 ★★★★★
セルフィ撮影 ★★★★☆
撮れる範囲 ★★★★☆
撮影の面白さ ★★★★★★
印刷コスト ★★★★☆ (75円/1枚)
総合評価 ★★★★★
ロモグラフィ社のロモインスタントでしょう。
(デジカメでない)チェキ同様のアナログ式ですが、 大人でも「格好良く」持てる外観デザインに好感が持てます。
さらに、3種類のレンズ交換ができる本格派のインスタントカメラである点が評価できます。
カラーフィルタなどを使って「アートな写真」を撮影したいならば、この機種です。
INSTAX MINI JP フィルム 【10枚入】
¥1,394 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
INSTAX MINI JP2 【20枚入】
¥3,720 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
利用するフィルムも、本機は富士フイルムのINSTAX MINIシリーズを利用する方式ですから、安心して使い続けられるでしょう。
補足:カメラ関連記事について
というわけで、今回は、インスタントカメラの比較でした。
1・高画質な小型デジカメの比較【3倍-】
2・高倍率な中型デジカメの比較【25倍-】
3・単焦点のデジカメの比較
4・入門用の格安デジカメの比較
5・高耐久の防水デジカメの比較
6・Vlog動画向けデジカメの比較
7・ミラーレス一眼の比較
8・一眼レフカメラの比較
9・デジカメ全体の選び方【解説】
なお、このブログ「モノマニア」には、カメラに関して、他に9つの記事があります。
これらの記事もよろしければご覧ください。
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