1回目記事からの続きです→こちら
今回の結論
打ちやすいBluetoothキーボードのおすすめは結論的にこれ!
1・小型Bluetoothキーボードの比較
:PCやタブレット向け格安・小型機
2・中型Bluetoothキーボードの比較
:PC向けのテンキーレス機
3・大型Bluetoothキーボードの比較
:PC向けのフルサイズ機
4・Bluetoothキーボードの比較 【結論】
=最終的な「おすすめ機種」の提案
というわけで、今回は、各社のBluetoothキーボードの比較でした。
今回の最終回記事では、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種をあげておきたいと思います。
第1に、デスクトップPC用に「打ちやすい」フルサイズキーボードをお探しの方におすすめできるのは、
【2022年6月発売】
【タクタイル(茶軸)】KX850FT
17・ロジクール MX MECHANICAL Tactile Quiet
¥18,455 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
【リニア(赤軸)】KX850FL
18・ロジクール MX MECHANICAL Linear
¥22,400 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
【クリッキー(青軸)】KX850FC
19・ロジクール MX MECHANICAL Clicky
¥22,400 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
キー方式:メカニカル式
配列:日本語112キー
接続:Bluetooth 5.0
キーピッチ:19mm
キーストローク:3.2mm
Fキー:フルサイズ
電池: 10ヶ月(バッテリー)
Win11 ★★★★★★
Mac ★★★★★★
iOS・iPad ★★☆☆☆
Android ★★★☆☆
打ちやすさ ★★★★★★
ロジクールのMX MECHANICALでしょう。
とくに、今まで専らノートPCを利用していた方で、本格的なデスクトップPCを探している入門者の方は、これがよいと思います。
キーの方式は、しっかりメカニカル式です。
やはり、打ちやすさを重視したい場合、メカニカルが良いです。
本格的なメカニカル式だと、多少大げさで、机のスペースをとるほか、デザイン性(見映え)がイマイチです。
しかし、本機は、キーが短いロープロファイル機ですので、見かけがスマートです。
一方、ロジクールのMXシリーズには、パンタグラフ式もあります。
ただ、打鍵感は、ストロークの数字以上の差があるので、やはり選ぶならばこちらです。
ロープロファイル機は、ストロークがさほどは深くない部分で言えば、ノートPCのキーボードに慣れている方には、特に「移行しやすい上位互換」といえます。
逆に、もっと浅めのロープロ機は他社からでますが、そうしたモデルは、連射重視のゲーム専用といったほうが適当です。
キー配置は、このシリーズのテンキーレス機は、特殊な配置なのですが、こちらは、オーソドックスです。
ブラインドタッチができる方、また、それを覚えたい方にも最適と言えます。
打鍵感についても、好みで選べます。
基本的には、オーソドックスな茶軸で良いかと思います。
ただ、正確性が求められる入力業務で、騒音が問題にならない場所で利用する場合は、青軸を、逆に、高速入力が生産性の向上につながるような仕事ならば、赤軸ということになります。
バックライトも付きますし、暗い場所での利用にも対応できます。
とくに、複数のPC(あるいはMac)を同時に利用している方には、シームレスにキーボードが切り替わるLogicool Flowは便利でしょう。
本編でも書いたように、同社のMXシリーズのマウスが必要ですが、両方導入する甲斐はある機能かと思います。詳しくアー【ワイヤレスマウスの比較記事】で書きました。
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3・大型Bluetoothキーボードの比較
:PC向けのフルサイズ機
第2に、キーストロークが深く、打鍵感も良い、本格的なフルサイズキーボードをお探しの方におすすめできるのは、
【2022年発売】
【マジェスタッチコンバーチブル3】
【茶軸】
1・FILCO FKBC108M/JB3-RKL
¥19,445 Amazon co.jp (6/30執筆時)
【青軸】
2・FILCO FKBC108MC/JB3-RKL
¥18,627 Amazon co.jp (6/30執筆時)
【赤軸】
3・FILCO FKBC108MRL/JB3-RKL
¥19,440 Amazon co.jp (6/30執筆時)
【静音赤軸】
4・FILCO FKBC108MPS/JB3-RKL
¥20,391 Amazon co.jp (6/30執筆時)
キー方式:メカニカル式
配列:日本語108キー
接続:Bluetooth 5.1 USB有線
キーピッチ:19mm
キーストローク:4mm
テンキー:あり
Fキー:フルサイズ
電池: 単3電池×2(3ヶ月持続)
Win11 ★★★★★★
Mac ★★★☆☆
iOS・iPad ★★★☆☆
Android ★★★☆☆
打ちやすさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
一方、キーストロークがより深いタイプとしては、FILCOの「マジェスタッチ2コンバーチブル」がオススメできます。
キートップが高くなるので、机の上での存在感が必要以上に大きいとは言えます。
ただ、入力の快適性を「最大限重視」するならば、(ロープロファイルではない)本機を選ぶ意義はあるでしょう。
長時間のタイピング重視ならば、とくに「おすすめ」です。
本機は、しっかりした重さもある製品です。
しかし、キーボードは、基本的に、大きい方が打鍵時に安定するため、本機はその部分で安心感があります。
キーレイアウトが標準仕様なので、本機も、スキルアップのためにブラインドタッチなどができる方/覚えようとしている方にも向いているでしょう。
キーは、Bluetooth接続式の日本語キーボードでは「最高峰」といえるメカニカル方式のスイッチを採用しているため、打ちやすさの点で、本機は優れます。
プログラマー向けとしては、このブログの【HHKBの比較記事】で紹介したような、静電容量無接点方式キーボードもあります。
しかし、一般的な「ワープロ打ち」などは、Fnキーの配置の部分を含めて、こうした仕様のほうが良いです。
軸色は好みで良いと思います。
ただ、最も一般的なのは茶軸です。
初心者の方で好みがはっきりしなければ、茶軸が良いと思います。いずれのモデルも堅牢な作りなので、長く使えると思います。
Bluetoothも、2022年の改変で、Bluetooth5.1と新しくなりました。
通信安定性が高まったので、(有線を除けば)最も安定していると言えます。
なお、本機は、このシリーズのUSB有線オンリーの機種とともに、以上の記事でも書いています。
本機の購入を考えている場合、ご覧いただければと思います。
1・東プレ日本語キーボードの比較
2・東プレ英語キーボードの比較
3・Mac配列キーボードの比較
一方、Bluetooth搭載機だと、3万円を超えるのですが、デスクトップ用と考えていて、予算に余裕がある方は、東プレ機をオススメします。
こちらについては、Bluetooth5.0世代になっていて、ロジクール並には通信安定性が担保されますので。
詳しくは、上記のリンクをご覧ください。Mac用は3番の記事になります。
第3に、パソコン用に、テンキーレスのキーボードを、打ちやすさを最優先で選びたい方におすすめなのは、
【2022年発売】
【茶軸】
1・MINILA-R Convertible FFBTR66M/NMB
2・MINILA-R Convertible FFBTR66M/NSG
¥15,117 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
【青軸】
3・MINILA-R ConvertibleFFBTR66MC/NMB
4・MINILA-R Convertible FFBTR66MC/NSG
¥14,338 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
【赤軸】
5・MINILA-R Convertible FFBTR66MRL/NMB
6・MINILA-R ConvertibleFFBTR66MRL/NSG
¥14,325 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
【静音赤軸】
7・MINILA-R Convertible FFBTR66MPS/NMB
8・MINILA-R Convertible FFBTR66MPS/NSG
¥15,643 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
キー方式:メカニカル式
配列:日本語66キー
接続:Bluetooth 5.1 USB2.0
キーピッチ:19mm
キーストローク:4mm
テンキー:
Fキー:
電池: 単3電池×2
Win11 ★★★★★★
Mac ★★☆☆☆
iOS・iPad ★★☆☆☆
Android ★★☆☆☆
打ちやすさ ★★★★★★
フィルコの「Majestouch MINILA-R Convertible 」が良いでしょう。
WindowsPC用の省スペースキーボードとしては、完成度が高いと思います。
FILCO キーボード キートップ引抜工具
¥457 Amazon co.jp (6/30執筆時)
なお、末尾に「AKP」が付くモデルは、Amazon限定です。
ちょっとした「オマケ」として、キーの引き抜き工具がつきますが、あとは通常品と同じです。
キー配列は、日本語91配列の省スペースキーボード(TKL)です。
いわゆる100%のテンキーレスですので、フルサイズキーボードからテンキー(数字キー)を省いただけの配置です。
配置に全くクセがないので、ブラインドタッチをしやすいですし、それを覚えやすいとも言えます。
実用性を重視した「オーソドックスな」モデルながら、個人的にはこの方向性が好みです。
通信安定性も、本機は、Bluetooth5.1ですので、通信安定性は、FILCOの製品としては、優秀です。
スイッチも、チェリースイッチ採用で高水準の打鍵感が得られます。
数種類ありますが、初めての方で好みがはっきりしなければ、茶軸が良いと思います。
なお、軸の選び方は、専用記事にかなり詳しく書いたので【FILCOのマジェスタッチキーボードの比較記事】をご覧いただければと思います。
しかし、そちらはプログラマー向けの配置になるので、一般的な「ワープロ打ち」などは、Fnキーの配置の部分を含めて、本機のほうが良いでしょう。
価格は高いですが、堅牢な作りなので、長く使えると思います。
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【2024年発売】
【タクタイル(茶軸)】
22・ロジクール G915 X LIGHTSPEED TKL G915WLX-TKL-TCBK
22・ロジクール G915 X LIGHTSPEED TKL G915WLX-TKL-TCWH
¥31,700 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
【リニア(赤軸)】
23・ロジクール G915 X LIGHTSPEED TKL G915WLX-TKL-LNBK
¥34,487 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
キー方式:メカニカル式
配列:日本語91キー
接続:Bluetooth 5.0 USB無線
キーピッチ:19mm
キーストローク:3.2mm
Fキー:フルサイズ
電池: 40時間(バッテリー)
Win11 ★★★★★★
Mac ★★☆☆☆
iOS・iPad ★★☆☆☆
Android ★★☆☆☆
打ちやすさ ★★★★★★
一方、省スペースなキーボードが良いが、ストロークが長めのモデルは「苦手」という方は、ロジクールのゲーム用となる、G915 X LIGHTSPEED TKLが候補です。
キーストロークは、いずれも3.2mmでやや浅めです。
そのため、標準的な4mmを使ってきたメカニカルキーボード愛用者には、違和感があるかもしれません。
しかし、ノートPCなどに採用されるパンタグラフ式をずっと使ってきた方には、むしろこの仕様が合うと思います。
どのモデルも、割と軽く押せるので、ある程度の正確性を持ちつつ、打鍵で疲れにくいとも言えます。
キーは、3種類から選べますが、ロジクールの場合も、一般的には、(普通の)茶軸で良いでしょう。
少し軽く(スコスコ)入力したい漢字の場合、赤軸(リニア)が良いですが、クリック感がないので、文字入力の仕事には(誤入力が増えがちなので)あまり向きません。
ボディも、5052アルミニウム合金(マグネシウムとの合金)と鋼板で、しっかり堅牢です。
高級ゲーミングキーボードにふさわしい安定性と耐久性を高めています。
キー設定もマクロ(ハードウェアマクロ)対応です。
プロファイル(最大3種)の切替や、ライティングの調整などのためのボタンが多いのも高級機らしいです。
とくに、マクロは、同社の場合、キーの入替もできるので、仕事用でもカスタマイズ性を重視する場合、選択肢でしょう。
バッテリーは、一方、 ライティング最大で42時間です。
仕事用だとここが課題でしょうが、オフで1000時間です(約125日)ので、仕事で使うぶんには、たまの充電で問題ないです。
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2・中型Bluetoothキーボードの比較
:PC向けのテンキーレス機
見直したい方は、そちらをご覧ください。
・東プレ日本語キーボードの比較
・東プレ英語キーボードの比較
・Mac配列キーボードの比較
一方、やはり、Bluetooth搭載だと3万円を超えてきますが、予算に都合が付く場合は、東プレ機が良いかと思います。
これらは、フルサイズのFキーがある上で、十分なストロークも確保されます。
通信もしっかり、Bluetooth5.0世代です。
詳しくは、上記のリンクをご覧ください。Mac用は3番の記事になります。
第3に、「ノートPCの使用感」をそのままキーボードに求めたい方には、
【2022年発売】
8・富士通 FMV Mobile Keyboard FMV-NKBUD
8・富士通 FMV Mobile Keyboard FMV-NKBUL
8・富士通 FMV Mobile Keyboard FMV-NKBUR
¥18,680 楽天市場 (6/30執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語86キー
接続:Bluetooth LE
キーピッチ:19mm
キーストローク:1.5mm
Fキー:小サイズ
電池: 充電式(1ヶ月)
Win11 ★★★★★
Mac ★★★★☆
iOS・iPad ★★★☆☆
Android ☆☆☆☆☆
打ちやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
富士通のFMV Mobile Keyboardでしょう。
個人的には、デスクトップには、(キーサイズに制限がない)「デスクトップ向け」のキーボードのが打ちやすいと思います。
ただ、ノートPCの作業に慣れていて、そちらのほうが生産性が高いという方は、こちらが良いでしょう。
打鍵感については、パンタグラフ式の範疇では、スイッチの調整や、荷重調整において、十分以上の工夫があります。
その上で、(使い勝手はともかく)ノートPCと同じ、タッチパッドが手前に付く構造です。
ノートPCに「最も似ている」キーボードの1つですので、別にパームレストを利用せず、常に平打ちするような方には、結構向くと思います。
スッキリしたデザインですし、机も片付くでしょう。
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【2020年発売】
【日本語配列】 4Y40X49522
7・ThinkPad トラックポイント キーボード II
\11,580 楽天市場 (6/30執筆時)
【英語配列】 4Y40X49493
7・ThinkPad トラックポイント キーボード II
\11,570 楽天市場 (6/30執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語89キー・英語84キー
接続:Bluetooth 5.0/ USB無線
キーピッチ:19.05mm
キーストローク:2mm-
Fキー:小サイズ
電池: 充電式(1ヶ月)
サイズ:306x16x13.5mm
Win11 ★★★★★★
Mac ★☆☆☆☆
iOS・iPad ★☆☆☆☆
Android ★★☆☆☆
打ちやすさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
対抗馬は、ThinkPadです。
多少クラシックな外観ですが、キーストロークは本機の方があり、キーの品質も良いです。打ちやすさの部分の潜在能力は多少上と言えます。
ただ、タッチパッドではなく、スクロールポイントになるので、この部分に違和感を感じるならば、FMVで良いかと思います。
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1・小型Bluetoothキーボードの比較
:PCやタブレット向け格安・小型機
なお、これらの機種は、今回の1回目記事で、詳しく紹介したモデルです。
第4に、1万円台で、タブレットとPCと兼用できる小さめキーボードをお探しの方におすすめできるのは、
【2021年発売】
【通常型番】(保証2年)
3・ ロジクール MX KEYS mini KX700GR
3・ ロジクール MX KEYS mini KX700PG
3・ ロジクール MX KEYS mini KX700RO
¥16,700 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
【Amazon限定】(保証1年)
3・ ロジクール MX KEYS mini KX700GRd
¥16,700 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語83キー
接続:Bluetooth 5.0 (Logi Bolt)
キーピッチ:19mm
キーストローク:1.8mm
Fキー:中サイズ
電池: 充電式(5ヶ月)
Win11 ★★★★★
Mac ★★★★★
iOS・iPad ★★★★☆
Android ★★★★☆
打ちやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
ロジクール MX KEYS miniでしょう。
小型機は他にもいろいろあります。
ただ、本機は、キーの部分が高品質で、打鍵感が良いです。
同社の最上位機のMXシリーズとして「打ちやすさ」はこのタイプでは最高かと思います。キーボードの傾斜角も十分にある製品です。
使い勝手の部分も、しっかりバックライトを装備しています。
基本的にPCやMacでも使える設計なので兼用にも向きます。
タブレット利用についても、公式にAndroid・iOSともに対応できるため、いろいろなデバイスで利用したい方には良いかと思います。
そうした場合に、Bluetooth3台とリンクできるのも良い部分です。
本機も、Logicool Flowに対応しますので、【ワイヤレスマウスの比較記事】で紹介した同社の上位機をご利用の場合、より相性は良いかと思います。
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1・小型Bluetoothキーボードの比較
:PCやタブレット向け格安・小型機
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【2022年9月発売】
【日本語配列】
【リニア(赤軸)】
38・ロジクール SIGNATURE K855
¥11,191 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
キー方式:メカニカル式
配列:日本語88キー
接続:Bluetooth 5.0
キーピッチ:19mm
キーストローク:4±0.4mm
Fキー:フルサイズ
電池: 36ヶ月(バッテリー)
Win11 ★★★★★
Mac ★★★★☆
iOS・iPad ★★★★☆
Android ★★★★☆
打ちやすさ ★★★★★★
一方、持ち運びたいが、自宅内、会社内からほぼ持ち運ばないだろう場合は、SIGNATURE K855をおすすめします。
こちらは、692.4gと重め、大きめですが、メカニカル式ですので、打ち味は、 MX KEYS miniよりだいぶよいです。
その上で、フルサイズのFキーを含めて、変則的でないキー配置なので、ブラインドタッチもしやすいです。
通信部分も、Bluetooth5.0に対応します。
付属のUSBドングルもBluetooth式ですので、それを使ってもOKです。
キー刻印やキーマップを含めて、PC・Mac・Android・iOSでの利用において、問題ないです。
クリック感が少ないリニアな打ち味の「赤軸」は、メカニカルキーボードとしては、好みが分かれるところではあります。
ただ、ある程度「慣れ」の部分はありますし、本編で書いたように、この値段で、最新のBluetooth式、Fキーがフルサイズ、変則的でないキー配置で、しっかりしたメカニカルスイッチという機種は、ほかにないです。
静音性も、赤軸ならば、クリック感(クリック音)はないので、一般的なメカニカル式のなかでは静かと言え、問題ないです。
ただ、職場ほかで、極めて静粛性が求められる場合は例外なので、その場合は、パングラフ式が無難でしょう。
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2・中型Bluetoothキーボードの比較
:PC向けのテンキーレス機
第6に、1万円以下の予算で、自宅や職場で、PC・タブレット両方で使えるフルサイズをお探しの場合におすすめできる製品は、
【2016年発売】
8・Logicool Bluetooth キーボード K780
¥8,900 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語103キー
接続:Bluetooth 4.0 (LE) /USB無線
キーピッチ:19mm
キーストローク:2mm
テンキー:あり
Fキー:サイズ小
電池: 単4電池×2(24ヶ月持続)
Win11 ★★★★★
Mac ★★★★★
iOS・iPad ★★★★★
Android ★★★★★
打ちやすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
ロジクールのK780が良いと思います。
この値段では(まともな)メカニカル式は難しいですので、パンタグラフ式が選択肢になります。
本機は、自宅のデスクトップPC向きのテンキーの付いた大きなフルサイズキーボードと言えます。
しかし、台座にスマホタブレット端末を置ける構造や、自動でデバイスを判別する機能、省電力化に寄与するBluetooth Smartなど、実用性も高いです。
キー品質でも、パンタグラフ式のなかでは良好なほうで、キーピッチが広く打ちやすいキーボードです。
WindowsPC系やMacを中心としつつも、スマホ・タブレットと汎用的に使いたい場合は、これが良いでしょう。
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3・大型Bluetoothキーボードの比較
:PC向けのフルサイズ機
第7に、5000円前後で買える、省スペースBluetoothキーボードのなかでおすすめできるのは、
【2024年11月発売】
2・LOGICOOL Pop Icon keys K680OW
2・LOGICOOL Pop Icon Keys K680GR
¥7,400 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語84キー
接続:Bluetooth LE
キーピッチ:19mm
キーストローク:
Fキー:サイズ小
電池: 単4電池×2(36ヶ月)
サイズ:: 幅325x奥行136x高さ22mm
Win11 ★★★★☆
Mac ★★★☆☆
iOS・iPad ★★★★☆
Android ★★★★☆
打ちやすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
ロジクールの Pop Icon keys K68キーボードが良いでしょう。
打鍵感は、深めのキーキャップと凹みを付けた独特のキーで、打ちやすさに配慮があります。
同社の「改良型のパングラフ式」ですので、押し味の部分でも、このクラスの製品では上位でしょう。
キートップも、Windows、Macほか、タブレット用でも問題ない刻印になっています。
使いやすさの部分でも、PC用としては、カスタマイズ可能なキーが4つあり、割と便利そうです。
ただ、打鍵感の上で1万円以上の上位機とは格差があります。専門家のレビュー評価が割れるのは、上位と比べられるためです。
こちらでも堅実な性能は得られるでしょう。
ただ、自宅などでのライトな利用ではなく、完全に「タイピングの仕事」に使う場合は、1万円以上のパングラフ式(サイズ・静音性が問題ない環境ならばメカニカルキ式)も考えてください。
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【2024年発売】
19・エレコム Slint TK-TM10BPBK
19・エレコム Slint TK-TM10BPBU
19・エレコム Slint TK-TM10BPPK
19・エレコム Slint TK-TM10BPWH
¥3,120 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語83キー
接続:Bluetooth 5.0
キーピッチ:19.0mm
キーストローク:2.0mm
Fキー:サイズ小
電池: 単4電池×2(約22ヶ月持続)
サイズ:幅286×奥行121×高さ20mm
Win11 ★★★☆☆
Mac ★★★☆☆
iOS・iPad ★★★☆☆
Android ★★★☆☆
打ちやすさ ★★★☆☆
一方、5000円以下のキーボードとという制限を付けるならば、エレコムのTK-TM10BPシリーズが候補です。
ロジクール機とは、明確な差はありますが、この価格帯では良くみえる製品です。
しっかりとした、キーピッチとストロークは確保した上で、Bluetoothの規格も新しい点が評価できます。キーボードも角度を付けられるますし、最低減ながら機能性はありそうです。
同価格帯、ほぼ同じスペックのバッファロー機と悩みましたが、色のバリエーションが多い部分を含めて、今のところはこちらを推します。
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1・小型Bluetoothキーボードの比較
:PCやタブレット向け格安・小型機
なお、本機は、今回の1回目記事で、詳しく紹介したモデルです。
第8に、Macで主に利用する方におすすめな、無線キーボードは、
【2020年発売】
【英語Mac配列】
14・ ロジクール MX KEYS for Mac KX800 KX800M
¥17,000 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
配列:英語109キー(Mac配列)
接続:Bluetooth LE / USB
キーピッチ:19mm
キーストローク:1.8mm
テンキー:あり
Fキー:フルサイズ(ほぼ)
電池: 充電式(10日間)
Win11 ★★★☆☆
Mac ★★★★★
iOS・iPad ★★★★★
Android ★★★☆☆
打ちやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
【2023年発売】
【日本語配列】
11・ ロジクール MX KEYS S KX800sGR
12・ ロジクール MX KEYS S KX800sPG
¥19,618 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語112キー
接続:Bluetooth LE / USB無線
キーピッチ:19mm
キーストローク:1.8mm
テンキー:あり
Fキー:フルサイズ(ほぼ)
電池: 充電式(5ヶ月)
Win11 ★★★★★★
Mac ★★★★★
iOS・iPad ★★★☆☆
Android ★★★☆☆
打ちやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
基本的には、最初に「おすすめ」にあげているMX MECHANICALで良いかと思います。
先述のように、パンタグラフ式とメカニカル式では、打ちやすさの部分で「越えられない壁」があるので。
ただ、少し予算を節約する場合は、以上の2機が選択肢になります。
英語キー配列でも使いこなせる場合は、KX800Mが良いでしょう。
キー品質も、パンタグラフ式の範疇では、信頼性が高いです。
一方、純正のAppleキーボードでも日本語配列キーボードを利用している場合、または、WindowsPCと共用する場合は、 MX KEYS S KX800が候補となるでしょう。
ただし、Mac用キーボードは、東プレ機をはじめ、ほかにも選択肢はあります。
このブログの【Mac配列キーボードの比較記事】に、Bluetooth機を含めて、割と詳しく書いたので、興味のある方はそちらもご覧ください。
補足:PC周辺機器の関連記事の紹介
以上、今回は、Bluetoothキーボードを紹介してきました。
1・小型Bluetoothキーボードの比較
:PCやタブレット向け格安・小型機
2・中型Bluetoothキーボードの比較
:PC向けのテンキーレス機
3・大型Bluetoothキーボードの比較
:PC向けのフルサイズ機
さいごに「おまけ」です。
1・ワイヤレスマウスの比較
2・小型ワイヤレスマウスの比較
3・ゲーミングマウスの比較
4・有線マウスの比較
5・おすすめのマウスまとめ 【結論】
また、入力機器の入れ替えを考えている方で。マウスも一緒に探している方は、「疲れにくさ」という点で比較した別記事があります。こちらもよろしくお願いします。
1・東プレ高級キーボード
2・マジェスタッチ2(日本語)
3・マジェスタッチ2(英語)
4・Mac配列のキーボード
5・iPad専用キーボード
6・プログラマー向けのHHKB
そのほか、他メーカーの有線キーボードも探しているかたは、これらの記事もよろしくお願いします。
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最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。
ではでは。