【今回レビューする内容】 2022年 目に優しい23.8インチ液晶モニターの性能とおすすめ :テレワーク向け:23.8インチ 23.6インチ
【比較する製品型番】ASUS VA24DQLB VA24DQ VZ249HEG1R-J VP248H-R PA247CV BE24EQK VY249HE VA249HE VA249HR VA24DCP Acer AlphaLine B247YDbmiprczx CB242YDbmiprcx B247Ybmiprzx K242HYLHbmixx BR7 BR247Ybmiprx アイオーデータ LCD-DF241EDB-F LCD-DF241EDW-F LCD-AH241XDB-A LCD-AH241EDB-A LCD-AH241EDW-A DIOS-LDH241DB LCD-DF241SXVB-A LCD-AH241XDB LCD-AH241EDB LCD-AH241EDW LCD-GC241SXDB フィリップス 242E2FE/11 242E2F/11 241E1D/11 243B9H/11 243V7QDAW/11 24E1N3300A/11 243B9/11 243S9A/11 242B1V/11 241V8L/11 241V8/11 243B9H/11
今回のお題
23.8型液晶ディスプレイのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2022年10月現在、最新の23.8型液晶ディスプレイの比較の2回目記事です。
1・23.8型液晶モニターの比較 (1)
1-1:イイヤマ〈日本〉
1-2:LG〈韓国〉
1-3:EIZO〈日本〉
1-4:DELL〈米国〉
2・23.8型液晶モニターの比較 (2)
2-1:ASUS〈台湾〉
2-2:ACER〈台湾〉
2-3:アイオーデータ〈日本〉
2-4:フィリップス〈欧州〉
2-5:BenQ〈台湾〉
3・23.8型液晶モニターの比較 (3)
3-1:HP〈米国〉
3-2:その他
3-3:最終的なおすすめ機種の提案
前回の1回目記事で見れなかった、各社のディスプレイを追加でみていきます。
ただ「23.8型液晶ディスプレイの選び方の基本」は、1回目記事の冒頭で書きました。
検索エンジン経由でいらした方で、お時間があれば、1回目記事(こちら)からお読みいただければ分かりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
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液晶パネルの品質 ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
動画ゲーム対応 ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、各社のモニターを一機ずつ比較していきます。
そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。
2-1・ASUSのモニターの比較
はじめに、台湾のエイスースのモニターです。
日本では、ゲーミング全般に強い印象のあるメーカーです。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2021年発売】【23.8インチ】
【高性能スタンド+IPS液晶】
21・ASUS VA24DQLB
¥22,797 楽天市場 (10/30執筆時)
【チルト+IPS液晶】
21・ASUS VA24DQ
¥18,944 楽天市場 (10/30執筆時)
【チルト+IPS液晶】(Amazon限定)
21・ASUS VZ249HR
¥15,437 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
【チルト+VA液晶】VA249HE-J
21・ASUS VA249HE
¥19,172 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI D-SUB DP
スタンド:前後左右高さ
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
VA24DQLB は、ASUSのEye Careシリーズの23.8インチ製品です。
なお、 下位機といえるモデルがいくつかあります。
第1に、VA24DQです。
こちらはスタンドが貧弱で、チルト角度の調整しかできません。
そのほか、USB3.0ハブ機能もない構成です。
第2に、VZ249HRです。
こちらは、スタンドをさらに格安仕様にしたものです。
VESAマウントに対応せず交換できません。
そのほか、ゲームに使う場合、FreeSyncに対応しない部分と、輪郭強調技術(VividPixel )に言及がない点で、廉価版と言えます。
第3に、VA249HEです。
こちらは、他機と違ってIPS液晶を採用せず、VA液晶と異なります。
こちらだけ仕事向けのモニターではなく、疲れやすさの部分で「アイケア」とも言いがたい点に注意してください。
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結論的にいえば、選ぶならばVA24DQLB と言えます。
液晶パネルは、視野角が広く、品質も良いIPS液晶です。
その上で、LEDバックライト・ノングレアパネルという「目への優しさ」の基準を全て満たします。
フレームも流行の3辺ベゼルレスですし、質は良いです。
自動画質調整は、「ASUS Splendid」として、8つのモードを搭載です。
海外メーカーは、この部分がない場合がありますが、本機はあります。
シアター・ゲームモード・読書などの自動的な画像調整(Splendid映像設定モード)が付属です。
なお、ゲーミングについては、FPSゲームに有利なGamePlusを装備するほか、FreeSyncに対応します。
ただ、リフレッシュレートは低いので【ゲーミングモニターの比較記事】で書いたような、同社の専用機とは差があります。
あくまで、「一般向き」モニターです。
画像補正機能は、バックライトのフリッカー対策がなされます。
チラツキ問題は少ないでしょう。
「ブルーライト」低減に注目した「ASUS Eye Care技術」も搭載されます。
ただ、ブルーライトを調整すると色調が変わるため、積極的にはおすすめしかねます。これは、他社機でも同じです。
そのほか、「映像美」という方向では、VividPixelテクノロジーとして、画像の輪郭を強調する機能が付属です。
暗い部分でのコントラスト表現を高めるASCRテクノロジーを含めて、他社の上位技術に匹敵する水準で搭載となっています。
応答速度は、オーバードライブ時、5ms(G to G)です。
モニタースタンドは、調整力の高い「パーフェクトスタンド」です。
先述のように、下位機種はチルト角度しか調整できないので、選ぶならば上位機です。
他社と比べても調整範囲は広めで、良いと思います。
接続端子は、HDMI・D-SUB(アナログ端子)1つずつです。
ケーブルは、HDMIケーブルが付属しません。別に買いましょう。
スピーカーは、この機種は内蔵されます。
むろん、音楽を楽しめるグレードではないですが、警告音などを発生させることができます。
保証期間は、3年です。
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以上、ASUSのVA24DQLBの紹介でした。
純正のIPS液晶を搭載した上で、スタンド性能が良い機種です。
この部分で、LGの中位機がライバルでしょう。
だいたい同じ値段で、USB-PD給電ができない点は負けますが、ノートPCとつなげるのでないならば、特に問題ないです。
本機の方が、画像補正が、やや良い印象ですので、一般ユーザーが、デスクトップと組み合わせる場合、選んで損がない機種だと感じます。
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【2022年発売】【23.8インチ】
【チルト+IPS液晶】
22・ASUS VA24DCP
¥25,212 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:65W
接続端子:HDMI USB-C
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
なお、2022年に同じ「 Eye Care」シリーズの新型が出ました。
違いは、65WのUSB-C給電に対応する部分です。
同じような他社の対応機はすでに、何機かみました。
繰り返せば、対応するノートPC(MacBook・Surfaceほか)に対して、USB-C接続に対応する上で、65W給電が可能です。
65Wだとゲーミング用などの高性能ノートPCを除けば、速度低下なしの充電ができるスペックです。
あとは、先ほどの機種と同じです。
スタンドは、角度調整(チルト)のみの仕様を基にしたモデルなので、この部分で残念感はあるモデルです。
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結論的にいえば、値段次第ですが、このタイプを探している場合は候補にして良いでしょう。ただ、スタンドはイマイチなので、将来的に交換するのも良いと思います。
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【2021年発売】
【チルトのみ】
23・ASUS BE24EQK
¥26,055 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI D-SUB DP
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
なお、DELLにもありましたが、上部にフルHD解像度(200万画素)のウェブカメラ搭載の「テレワークモデル」が、追加で販売になりました。
マイク・スピーカーを搭載するので、ヘッドセットなしでも使えるという製品です。
マイクは、ビームフォーミング式で音質に配慮があり、統合型としては結構作りは良いです。カメラもしっかり可動します。
基本仕様の部分では、液晶の輝度が300カランと高めです。この部分も、書類仕事というより、オンライン動画などの画質に配慮したと思われます。一方、本機については、画面のチルト角度調整のみ対応です。
事務机は、机の高さが調整できないため、少なくとも上下の高さ調整は合った方が「目が疲れない」わけですが、その点で少し弱さは感じました。
【2020年発売】【IPS】
24・ASUS VZ249HEG1R-J
¥31,482 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
【2021年発売】【TN液晶】
25・ ASUS VP248H-R
¥22,800 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:1ms(MPRT)
HDR:
接続端子: D-SUB HDMI
スタンド:チルト
VESA:75mm
スピーカー:
保証期間:3年
VZ249HEG1R-J は、台湾のASUSの製品です。
基本的にゲーム向きの製品ですが。
ただ、リフレッシュレートが普通な製品なので、【ゲーミングモニターの比較記事】で紹介したような製品とは差があります。
なお、 VP248H-Rという型番の製品は、下位機種ですが、視野角の狭いTN液晶です。選ぶならば、上位機でしょう。
液晶パネルは、本機も、IPSパネルを採用し、ノングレアです。
応答速度は、1msです。
この部分は本機最大の「売り」で、動く映像に強いです。
ゲーミング用に使われるMPRT規格表記ではありますが、この値段では速いです。
本機は、黒挿入で残像感を抑制する、EXTREME LOW MOTION BLURテクノロジー(ELMB)の言及があります。
フレームとフレームの間に「真黒」なフレームを挿入することで、残像感の低減を目指す技術です。認知科学の成果を活かして「人間の脳を騙す」系の技術ですが、FPSゲームなどに「明瞭さ」を加えます。
この機能は、ゲーム用の記事のほうでも紹介しました。
なお、AMD FreeSyncとの共存はできません。
自動画質調整は、本機も「ASUS Splendid」に対応です。
画像補正機能は、下位機種同様にVividPixelテクノロジーと、ASCRテクノロジーが搭載です。
後者は、バックライト制御ではなく、映像の解析処理ですが、このグレードならば十分でしょう。
その上で、フリッカー対策がなされており、問題ないでしょう。
ブルーライトカットも可能です。
その他は、同社のゲーム用ではお馴染みのFPSゲームなどに便利なGamePlus機能が装備です。
モニタースタンドは、ただし、上下の角度調整(チルト)のみです。
ケーブルは、HDMIのみ付属です。
スピーカーは、未付属です。
保証期間は、3年です。
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以上、ASUSのVZ249HEG1R-Jの紹介でした。
ビジネス向きではなく、完全にゲーム用の構成です。ただ、IPS液晶搭載で、オーバードライブ時の速度がある程度出る機種で、さらに安いので、結構ニーズはあるでしょう。
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【2020年発売】【23.8インチ】
26・ASUS VY249HE
¥16,979 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:1ms(MPRT)
HDR:
接続端子: D-SUB HDMI
スタンド:チルト
VESA:75mm
スピーカー:
保証期間:3年
なお、ほぼ同じ仕様をゲーム用から「一般向け」に改装したのがVY249HEです。
AMD FreeSyncやMPRT 1msなどのゲーム性能をそのまま残し、黒挿入だけ除いた仕様です。
一方、20分ごとの「休憩リマインダー」や、ベゼル(額縁)に抗菌剤の練り込み、色覚障害への配慮(カラーオーグメンテーション モード)など、新しい特徴はあります。
ゲーム用をベースにして、ビジネス用、子供の学習用の要素も付け加え、汎用性を狙った製品に思えます。
ただ、映像美の部分で輪郭補正(VividPixelテクノロジー)に対応しないなど、同社の通常機と違いもあり、かえって、位置づけの中途半端感は感じます。
また、スタンドの稼働はチルト式ですし、低いです。
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結論的にいえば、どっちつかず感があるので、一般用途でASUSで選ぶ場合は、最初に紹介した普通の製品のが良さそうです。
【2021年発売】【23.8インチ】
27・ ASUS ProArt PA247CV
¥37,244 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI DP USB-C
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
ProArt PA246CV は、台湾のASUSの23.8インチモニターです。
ASUSが最近力を入れはじめた、低価格帯のデザイナー向け広色域対応のラインです。
液晶パネルは、視野角の広いIPS液晶を採用します。
広色域対応で、sRGB100%でカバーします。
一方、Adobe RGBほか最近の動画コンテンツに重要視されているDCI-P3のカバー率は示されません。ただ、後者については「DCI-P3の広い色域をカバー」という表現は見られます。
本格的ではないですが、入門用のデザインモニターとはいえるでしょう。
輝度は、300 cd/uで、値段からすると優秀です。
もちろん、光沢のないノングレア液晶です。
自動画質調整は、sRGBモード・Rec.709モード・DCI-P3モードなど6種類です。
基本的にデザイン向けのプリセットです。また、ASUS ProArt パレットで画面上でパラメータを簡単にカスタマイズできるような工夫もなされます。
画像補正機能は、フリッカー対策・ブルーライトカットなど、他社の主要機能は網羅します。
ただし、明るさセンサーは未搭載です。
応答速度は、5ms(GTG)です。
用途的に、十分でしょう。
モニタースタンドの性能は、良いです。
他社上位機のように、上下・左右・高さ・回転に対応するエルゴノミクススタンドです。
接続端子は、DisplayPort・HDMI端子という構成です。
DPは出力用もあるので、デイジーチェーンも可能です。
一方、USB-Cポートもありますが、USB-PD非対応なので、ノートPCに帯する給電はできません。
そのほか、マウスやストレージをつなげるための(四角い)USB-A形状のハブが4ポートあります。
速度的にはUSB3.1なので、ストレージをつなげてもOKです。
ケーブルは、DisplayPort・USB-C ケーブルが付属です。
HDMIケーブルは別売です。
スピーカーは、2Wのものが内蔵されます。
保証は、3年間です。
加えて、「ZBD(ドット欠け)保証」の明記があります。ただ、同社の場合、常時点灯のみで、消灯(黒点)はフォローしないようです。
なお、出荷前のキャリブレーションの記述もあります。
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以上、ASUSのProArt PA247CV の紹介でした。4K/2Kは必要ない方で、マルチディスプレイ環境を整えたいデザイナーの方向け、と言えます。
一方、色再現性が正確ですが、あくまで「静止画向け」の合わせなので、ゲーム用(動画視聴用)と言うわけでない点は注意です。
普段の書類仕事については問題なく使えるでしょう。
2-2・ACERのモニターの比較
続いて、台湾のエイサーです。
ASUS同様に、日本では、ゲーミングモニターに強い印象のあるメーカーです。
【2021/22年発売】【23.8インチ】
【仕事向け】
(カメラ/マイク/USB3.0ハブあり)
28・Acer AlphaLine B247YDbmiprczx
¥31,960 楽天市場 (10/30執筆時)
(カメラ/マイクなし)
28・Acer AlphaLine B7 B247Ybmiprzx
¥22,980 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
(カメラ/マイク/USB3.0ハブなし)
28・Acer AlphaLine BR7 BR247Ybmiprx
¥24,282 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
【ゲーム向け】
29・Acer AlphaLine CB242YDbmiprcx
¥28,000 楽天市場 (10/30執筆時)
【動画視聴向け】【VA液晶】(カメラ/マイクなし)
30・Acer AlphaLine K242HYLHbmixx
¥17,800 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子: D-SUB HDMI DP
スタンド:前後左右高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年(パネル部分は1年)
B247YDbmiprczx は、Acerが出している23.8インチモニターです。
複数の種類があります。
【仕事向け】は、3種類です。
上に書いたように、カメラ・マイク・USB3.0ハブの有無で3種類ありますので、要不要で選べばOKです。
【ゲーム向け】は1種類です。
FreeSyncと(GtoGでなく)VRB換算で1msの応答速度です。ただ、GtoGでいえば、おそらく5msほどの普通の数字で、リフレッシュレートの部分でも、本格的な「ゲーミング用」ではないです。
【動画視聴向け】は、1種類です。
ただ、こちらだけはVAパネルです。コントラスト比が高めやすいので動画視聴向きですが、目が疲れやすいため、仕事には向きません。また、動画視聴向けと書きましたが、コントラストは、それ用としてほどほどに止まります。
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結論的にいえば、仕事用モデルは、仕様面に見どころが一定程度ある一方、それ以外については、その用途でもスペック的にイマイチに見えます。
液晶の品質は、非光沢のIPSパネルです(VAモデル除く)。
3辺ベゼルレスで、ノングレア仕様と、この部分は他社機と同じです。
一方、顔認証できるWindows Hello対応カメラが、上で示した一部機種に付属です。
カメラは、200万画素(フルHD)でマイク付きですので、やはり、テレワーク需要からの製品です。
応答速度は、オーバードライブ時、4ms(GTG)です。
画像補正機能は、最低限です。
一応、フリーカーレス機能と、ブルーライトカットは持ちますが、その程度です。
自動調整も特段強調できるものはないです。
モニタースタンドは、しかし、前後左右高さ回転ができる「パーフェクトスタンド」です。
他社平均よりやや可動範囲が狭めですが、問題ないレベルです。
また、VESAマウントも対応です。
接続端子は、HDMI・D-Sub・Display Portを備えます。
ビジネス向けについては、3ポートのUSBハブが付きますが、速度はUSB3.0なので、SSDなどのスピードは活かせません。
ケーブルは、1.8mのHDMIケーブルのみ付属します。
スピーカーは、内蔵です。
保証期間は、3年です。
ただ、Acerは、バックライトとパネルという重要な部分の保証が1年です。
この部分はマイナスです。
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以上、ACerのB247YDbmiprczxの紹介でした。
DELLにもカメラ搭載機がありました。
価格は本機が安いのですが、カメラの解像度は本機がやや弱いです。
また、USB-PDでのノートPCへの電源供給ができないほか、DELLの場合「プレミアムパネル交換保証」が付く部分で、保証性の部分でも、DELLがやや優勢でしょう。
2-3・アイオーデータのモニターの比較
続いて、日本のアイオーデータの製品です。
三菱電機の液晶モニター部門を吸収して、プレゼンスを高めた日本企業です。
【23.8インチ】
【2021年発売】
31・IODATA LCD-DF241EDB-F
31・IODATA LCD-DF241EDW-F
¥25,070 楽天市場 (10/30執筆時)
接続端子:HDMI D-SUB DP
【2021年発売】(執筆時欠品中)
32・IODATA LCD-MF245EDB-F-A
32・IODATA LCD-MF245EDW-F-A
¥(25,990) 楽天市場 (10/30執筆時)
接続端子:HDMI D-SUB DVI
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
HDR:
USB給電:
スタンド:前後左右高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:5年
CD-DF241ED-Fシリーズは、アイオーデータの製品です。
こちらは「教育機関対応(ED)」の製品ですが、市販もされます。
2機種ありますが、端子構成が、DVIかDisplayPort(DP)かの違いです。
また、後述する、エンハンストカラーはDP仕様の製品のみ付属です。
液晶パネルは、ADSパネルです。
ADSは、IPS液晶の「ジェネリック」と言えます。
IPSとADSは正確に言えば、中身の仕組みが少し異なりますが、表示傾向は同じです。
なお、ADSは、中国大手のBOE系列が生産しています。
PCモニターでは長い採用実績もあるため、(4Kなどではない)格安パネルの場合でも、信頼性は担保されます。
実際、商標の関係でIPS液晶を名乗れない他の液晶は「IPS系パネル」などごまかし気味な表現でカタログに載せます。
しかし、ADSは、TVにも採用例がありますし、実際「名乗った方が安心感をもたらす」ので、同社のように名乗る場合が多いです。
応答速度は、オーバードライブ時に4msです。
オーバードライブは、オン/オフが選択可能です(14ms)。
自動画質調整は、シーン別オート調整モードが付きます。
日本企業の製品はモードが多い傾向です。
画像補正機能は、本機は、フリッカーレス設計の言及がありますし、目には良いでしょう。
ブルーライト抑制機能もあります。
一方、テキストを読むような仕事には不要ですが、動画を見る際などに10段階で色域が強化できる、エンハンストカラー機能が付属です。
モニタースタンドの性能は、稼働性のよいフリースタイルスタンドです。
細かい調整幅をみると「上位」とも言えませんが十分です。
接続端子は、 ミニD-SUB・HDMI・Display portという構成です。
先述のように、DPがDVIに変更された機種もあります。
ケーブルは、通常版が、2MのHDMIケーブルと、8MのDisplay Portとなります。
スピーカーは、付属です。
保証期間は、5年間です。
輝点保証などはないですが、同社は長めです。
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以上、アイオーデータのCD-DF241ED-Fシリーズの紹介でした。
価格次第ではありますが、ADS液晶で、スタンドの性能が良い部分が評価できます。
あまり欠点もないので、安いようならば選んでも損はしないと思います。
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【2022年発売】【23.8インチ】
【HDMI仕様】
33・IODATA LCD-AH241XDB-B
¥18,769 楽天市場 (10/30執筆時)
33・IODATA LCD-AH241EDB-B
33・IODATA LCD-AH241EDW-B
¥19,100 楽天市場 (10/30執筆時)
(HDMI仕様の旧製品)
33・IODATA LCD-AH241XDB-A
¥19,800 楽天市場 (10/30執筆時)
接続端子:HDMI D-SUB
【DP仕様】
34・IODATA LCD-AH241EDB-A
34・IODATA LCD-AH241EDW-A
¥21,000 楽天市場 (10/30執筆時)
接続端子:HDMI D-SUB DP
【3年保証】
35・IODATA DIOS-LDH241DB-B
¥14,800 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
接続端子:HDMI D-SUB
【VA液晶】
36・IODATA LCD-DF241SXVB-A
¥27,799 楽天市場 (10/30執筆時)
接続端子:HDMI×2 DP
なお、アイオーデータは、以上の製品もラインナップされます。
かなり多くの型番があるのは、個人用(XD)と文教用(ED)と型番を分けるからです。
ただ、端子構成の部分を除けば、仕様は同じなので、単純に流通経路の違いです。基本的に、値段で決めて良いかと思います。
パネルは、ADSパネルですので、先ほどの機種と同じです。
ただ、LCD-DF241SXVBだけは、VA液晶です。
動画コンテンツなどで「黒が引き締まる」一方で、書類仕事には向きません。
スタンドは、いずれの機種もチルト角度調整のみです。
その部分で「価格相応」です。
画像補正機能は、ただし、先ほどの機種より充実する部分があります。
例えば、先述のエンハンストカラーほか、LGのように超解像技術も搭載します。
ネット動画など、DVDレベルの低画質ソースに限られますが、画質向上効果があります。
また、「目の疲れにくさ」の部分で、画面(画像)の輝度レベルに応じて、明暗を軽減させるコントラストリダクション機能が搭載です。
あとは、端子構成がそれぞれ異なる点と、Amazonモデルだけ保証年数が5年ではない点をふまえれば、見分けが付くでしょう。
HDMIモデルは旧機種もありますが、重さと消費電力が少し変わっただけですので、そちらでも良いかと思います。
ただ、スタンドの貧弱さは、どの機種の場合も、やはりネックです。
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【2022年発売】【23.8インチ】
37・IODATA GigaCrysta LCD-GC241SXDB
¥25,406 楽天市場 (10/30執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:2ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI×3 Display Port
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:5年
一方、アイオーデータについては、2022年に、ゲーム向けシリーズの「ギガクリスタ」の新機種が出ています。
同じくフルHD解像度ですが、応答速度が2msと高速なのが「売り」です。
また、本機は、シンプルな時計機能があり、ゲーム時間を管理する「アラート機能」があります。
なお、時刻自体は把握していないのですが、累計利用時間は把握しているようで、本機は、パネル込みの5年保証ですが、この部分は「3万時間まで」と但し書きがつきました。
とはいえ、5年間毎日、1日16時間使ってもその時間に至らないので、家庭向きとしては心配ないでしょう。
なにかしらの常時表示につかうなら保証はできない、という意味かと思います。主には、購入日の管理のためでしょう。
ゲーム用としては、AMD FreeSyncには対応しますが、この製品は、最大のリフレッシュレートが低い(75Hz)ので【ゲーミングモニターの比較記事】で紹介できなかったモデルです。
では、その他の用途において「便利」かと言われると、やや困る感じがある製品です。
2-4・フィリップスのモニターの比較
続いて、オランダのフィリップスです。
世界的な総合家電メーカーですが、わりとビジネス用のモニターに強いと言えます。
【23.8インチ】
【2021年発売】〈4辺フレームレス+高さ調整〉
38・フィリップス 242E2FE/11
¥17,737 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
【2020年発売】〈4辺フレームレス〉
38・フィリップス 242E2F/11
¥14,480 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
【2019年発売】〈3辺フレームレス〉
38・フィリップス 241E1D/11
¥16,247 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
HDR:
接続端子: D-SUB HDMI DP
スタンド:上下高さ
VESA:75mm
スピーカー:なし
保証期間:5年
242E2F/11は、フィリップスの製品です。
E Lineという、同社の家庭用ホームモニター向けの入門シリーズの製品です。
新旧で3機種あります。
2019年機は、輝度が250cd/uで、ベゼルが、3辺フレームレスです。
スタンドが、角度調整(チルト)のみで、他社にもあった「廉価版」と同じ仕様です。
端子構成も、Displa yPortがなく、DVIがあるやや古い仕様です。
2020年機は、ベゼルが4辺フレームレスです。
加えて、パネルの輝度が300cd/uと輝度の高い新型パネルを使います。
2021年機は、これに加えて、高さ調整ができる新スタンド仕様です。
液晶パネルは、IPSパネルを採用します。
輝度が300cd/uと高いパネルという部分も評価できます。
なお、正確には「IPSテクノロジー」との表記と「IPS」の表記の混在です。この場合、おそらく、同社の調達関係をふまえると、LG.のIPSほか、サムスンのPLSパネルの可能性があります。
ただ、PLSも商標の問題でIPSを名乗れないだけで、視野角を含めてIPSと性質は同じです。表示性能や信頼性において問題ないでしょう。
最近は、上表の大手メーカーのどれかならばまず問題ないと言えますし、PLSもそうです。
応答速度も、4msですから、優れます。
反面、仕事に便利なものは付属しないので、用途としてはゲームよりな製品です。
自動画質調整は、同社のSmartImageを搭載です。
一方、本機はSmartImage ゲームモードを搭載し、ゲームにより特化した構成にしています。
FPSゲームなどに向けた暗部強化表示や、レースなど動きの速い映像において応答速度を強化する「レーシング」モードを搭載します。
画質調整機能は、目に関わる部分では、フリッカー対策がなされており、問題ないでしょう。ブルーライトカットも可能です。
映像美に関する部分では、SmartContrastとして、黒表現を強化する機能があります。
IPSはVAに比べるとコントラストが上げにくい部分があるので、こうした補正を各社、上位機では搭載します。
モニタースタンドは、上位機のみ高さ調整対応です。
角度調整(25度)ほか、13cmの高さ調整と縦表示に対応です。
スイーベル(左右調整)はなくフルスペックではないとはいえ、十分でしょう。
接続端子は、HDMIとD-SUB(アナログ端子)とDisplay Port端子がそれぞれ1つです。
アナログ端子は、色ズレがおこり目に悪いので、基本的にHDMIでつなげましょう。
ケーブルは、全種類とも付属します。
HDMIが1.8Mで、その他は1.5Mです。
スピーカーは、こちらの機種は内蔵されません。
保証期間は、5年です。
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以上、フィリップスの242E2F/11の紹介でした。
家庭向けのE Lineですが、 わりと安い値段で、輝度が高めのIPSパネルが手に入るのが最大のメリットです。
一方、スタンドの調整力は課題です。
ただ、画質調整機能はゲームに特化したものですし、用途的に、マルチメディアを重視する人が選ぶべき製品だと思います。
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【2022年発売】【23.8インチ】
【高性能スタンド】
39・フィリップス 24E1N5300AE/11
¥35,506 楽天市場 (10/30執筆時)
【チルトのみ】
40・フィリップス 24E1N3300A/11
¥25,980 楽天市場 (10/30執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms(GTG)
HDR:
USB給電:65W
接続端子: HDMI USB-C
スタンド:上下高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(3W×2)
保証期間:5年
一方、E Lineと同じく家庭向けとして、以上の製品が用意されます。
フレームは、4辺フレームレスです。
パネル自体の品質は、同じです。
USB-C接続に対応となり、ノートPCなどへの65WのUSB給電に対応になります。
また、上位機については、角度のチルト調整(25度)ほか、130mmの高さ調整と、写真のような縦表示にも対応できます。
左右(スイーベル)は回転しないものの、特に仕事での実用度は、本機も高いです。
スピーカーも、付属です。
(音楽が聴ける水準ではないですが)総合6Wなので少しだけ良いです。
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結論的にいえば、家庭用の一般向けのホームモニターながら、ノートPCもつなげて使うような場合、選択肢になります。
ただ、輝度バランスを含めて、あくまで(多用途の)ホームモニターとしての設計です。フィリップスから選ぶとしても、仕事用をならば、後で見る同社の「ビジネス用」が良いと思います。
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【23.8インチ】
【2020年発売】〈白 IPS〉
41・フィリップス 243V7QDAW/11
¥20,422 楽天市場 (10/30執筆時)
接続端子: D-SUB HDMI DVI
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
【2020年発売】〈黒 IPS〉
42・フィリップス 241V8L/11
¥15,182 楽天市場 (10/30執筆時)
【2020年発売】〈黒 VA〉
43・フィリップス 241V8/11
¥17,980 楽天市場 (10/30執筆時)
接続端子: D-SUB HDMI
液晶方式:VA ノングレア
コントラスト比:3000:1
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
応答速度:4ms(GTG)
HDR:
USB給電:
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー
保証期間:5年
加えて、特定量販店限定で、3辺フレームレスの下位機の販売もあります。
フレーム形状のほか、スタンドが旧式デザインです。稼働性も悪く、チルトのみです。
また、241V8/11については、液晶がIPSでなくVAです。
いずれの製品も、パネル周りの品質や、ソフト的な調整力は先ほどみた上位機と同等です。
しかし、やはり、スタンドの稼働性の部分で「目の優しさ」の観点で、どの機種も少し劣ります。
【2021年/発売】【23.8インチ】
【高性能スタンド・カメラ・マイク付き】
44・フィリップス 243B9H/11
¥36,089 楽天市場 (10/30執筆時)
【高性能スタンド】
45・ フィリップス 243B9/11
¥28,968 楽天市場 (10/30執筆時)
【チルトのみ】
46・ フィリップス 243S9A/11
¥22,900 楽天市場 (10/30執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms(GTG)
HDR:
USB給電:65W
接続端子: D-SUB HDMI DP USB-C
スタンド:前後左右高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2W×2)
保証期間:5年
243B9H/11も、フィリップスの製品です。
ただ、こちらはE Lineとは異なり、オフィスモニターとして、主に仕事向けに売られるものです。
最上位機の場合、テレワーク向きに、ポップアップ式の200万画素(フルHD)のウェブカメラを内蔵します。Windows Hello対応で、主にログインに利用します。
同型状の下位機種がほかに2種類あります。カメラ・マイクがないです。また、243S9A/11については、スタンド部分の調整力も弱くなります。
本機は、USB-C端子を装備します。
新しいMacBookなどとの接続において、ノートPC本体に給電しながら、映像を出せます。
リッドクローズドモード(クラムシェル)でノートPCを使う場合などに便利です。
フィリップスは、給電出力が最大65Wなので、MacBook Proも13インチまでならば、減速なしで給電できます。
液晶パネルは、本機も、IPSパネルを採用します。
輝度は、250cd/uとスタンダードな水準です。先述の「ホームモニター」用より輝度は低いです。
ただ、性能が悪いというより、仕事用には、輝度の高さより、ムラ無く、しっかり輝度が落とせるほうが重要なので、こうしているとも言えそうです。
実際、仕事メインならば全く問題ありませんし、(高級機を除けば)むやみに輝度は上がっていないほうがよいです。
応答速度は、4msですから、優れます。
自動画質調整は、SmartImage を搭載します。
パネル部分をふくめ、あくまで「仕事用」です。
画質調整機能は、このモデルもフリッカー対策がなされており、問題ないでしょう。
ブルーライトカットも可能です。
モニタースタンドは、前後左右高さ回転にフル稼働するSmartErgoBaseを装備します。
高さは15cm幅、チルトも35度と、「フルスペック」な他社製スタンドに比べても負けない高水準です。
VESA規格にも対応しますので、アーム交換も可能です。
ただし、下位機種は、チルトのみ対応です。
ケーブルは、全種類とも1.8mが付属します。
スピーカーは、2Wと貧弱なものですが、内蔵です。
保証期間は、5年長期保証です。
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以上、フィリップスの243B9H/11の紹介でした。
先述のように、家庭用としてゲームなどに使えないわけではないですが、基本的には「仕事用」のモニターです。
USB-PD給電に対応する点で、ノートPCの「外付け」に向く仕様です。給電力は最大65Wですし、13インチのノートPCまでなら「フルスペック」で充電できそうです。
上位機種は、スタンド性能も評価できますし、値段を含めて、バランスが良い機種に思えます。
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【2022年発売】【23.8インチ】
47・フィリップス 243B9H/11
¥21,980 楽天市場 (10/30執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms(GTG)
HDR:
USB給電:15W
接続端子: D-SUB HDMI USB-C
スタンド:上下高さ
スピーカー:
保証期間:5年
このほか、同社には、USB-C端子のある3辺ベゼルのオフィス用モニターもあります。
ただ、給電力が15Wなので、基本「スマホ・タブレット用」です。
最近は、スマホほかでもこれを超える充電速度を得られるものが多いですし、やや陳腐化した感じの製品です。
【2020年発売】
【23.8インチ】
48・フィリップス 242B1V/11
¥22,672 楽天市場 (10/30執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子: D-SUB HDMI DP DVI
スタンド:前後左右高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2W×2)
保証期間:5年
242B1V/11は、フィリップスが販売する少し変わったモデルです。
自動画質調整の部分が本機のポイントです。
本機は「プライバシーモード」が搭載されます。
これは、特殊フィルムなど「なし」で、左右からの「のぞき見」を防ぐよう、パネル輝度などを部分調整します。 オープンスペースなどで、情報漏洩を防ぐための機能です。
そのほか、書類の視認性を高められる EasyRead モードや、周囲の明るさに応じて輝度を調整するLightSensorも搭載です。
液晶パネルは、本機も、IPSパネルを採用します。
輝度は、350cd/uとなりますが、プライバシーモード利用時は180cd/uです。
応答速度も、4msです。
仕事用ですが、ゲームでも問題なさそうです。
画質調整機能は、このモデルもフリッカー対策がなされており、問題ないでしょう。
ブルーライトカットも可能です。
モニタースタンドは、本機も、前後左右高さ回転にフル稼働するSmartErgoBaseを装備します。
ケーブルは、全種類とも付属です。
ただし、USB-Cの給電機能は本機はありません。
スピーカーは、2Wと貧弱なものですが、内蔵です。
保証期間は、本機も、5年長期保証です。
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以上、フィリップスの242B1V/11の紹介でした。
情報セキュリティ対策を重視しなければならない法人用として便利だと思います。今までにない発想で非常にユニークです。
一方、個人用としては、あまり向かないでしょう。
次回に続く
23.8型液晶モニターのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、23.8インチと23.6インチのモニターの比較の2回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
1・23.8型液晶モニターの比較 (1)
1-1:イイヤマ〈日本〉
1-2:LG〈韓国〉
1-3:EIZO〈日本〉
1-4:DELL〈米国〉
2・23.8型液晶モニターの比較 (2)
2-1:ASUS〈台湾〉
2-2:ACER〈台湾〉
2-3:アイオーデータ〈日本〉
2-4:フィリップス〈欧州〉
3・23.8型液晶モニターの比較 (3)
3-1:HP〈米国〉
3-2:BenQ〈台湾〉
3-3:その他
3-4:最終的なおすすめ機種の提案
液晶パネルの品質 ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
動画ゲーム対応 ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
最終回の「結論編」となる3回目記事(こちら)では、残してしまったHPなどのモニターを見ます。
その上で、今回紹介した全製品から、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を選定していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
3回目記事は→こちら!