Top PC用液晶モニター 比較2025'【23.8型】PCモニター94機の性能とおすすめ・選び方:23.6型 23.8型 23型 (2)

2025年09月22日

比較2025'【23.8型】PCモニター94機の性能とおすすめ・選び方:23.6型 23.8型 23型 (2)

1回目記事からの続きです→こちら

2-1・EIZOのモニターの比較

  202108071153.jpg

 2回目記事のトップバッターは、日本のEIZOのモニターです。

 老舗の液晶メーカーで、品質で選びたい場合、人気のあるメーカーです。

1・23.8型液晶モニターの比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-3:LG〈韓国〉
 1-4:DELL 〈米国〉
2・23.8型液晶モニターの比較 (2)
 2-1:EIZO〈日本〉
 2-2:ASUS〈台湾〉
3・23.8型液晶モニターの比較 (3)
 3-1:HP〈米国〉
 3-2:BenQ〈台湾〉
 3-3:ACER〈台湾〉
 3-4:レノボ〈中国〉
4・23.8型液晶モニターの比較 (4)
 4-1:イイヤマ〈日本〉
 4-2:フィリップス〈欧州〉
 4-3:アイオーデータ〈日本〉
5・23.8型液晶モニターの比較 (5)
 5-1:ジャパンネクスト〈日本〉
 5-2:他の企業
 5-3:最終的なおすすめの提案【結論】

 今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた選び方の基本の説明に沿って紹介していきます。

ーー

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


  202505061148.jpg

 【23.8インチ】

 【2024年発売】

 20・EIZO FlexScan EV2490-BK
 20・EIZO FlexScan EV2490-WT
   ¥54,500 Amazon.co.jp (9/22執筆時)

 【2022年発売】

 21・EIZO FlexScan EV2480-ZBK
 21・EIZO FlexScan EV2480-ZWT
  ¥45,000 Amazon.co.jp (9/22執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:61Hz
HDR:
USB給電:70W
接続端子: HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:5年

  FlexScan EV2480 は、EIZO23.8インチモニターです。

 新旧両機種あります。

 202405011520.jpg

 新機種のみ、デイジーチェーン対応です。

 2台以上のモニターにつなぎたい場合に有利です。そのほか、LAN接続に対応なるなど接続関係でパワーアップが見られます。

 ただ、2台以上のモニターを使わないという方は、あとの部分は、ハブ用の端子構成の違いだけになるので、(安いようならば)旧機を選んでもOKです。 

 あとは同じなので、同時にみていきます。

 202405131257.jpg

 パネルは、ノングレアのIPSです。

 スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)です。色域も、数字ではなく「sRGB相当」との記載です。

 つまり、IPS+に相当する上位タイプではなく、スタンダードなIPSパネルです。

 ただ、本機は「オフィス用」で映像美を求めるモデルではないので問題ないです。

 特に輝度は、後述するように「十分落とせる」方が、目の優しさには重要で、そこを重視する機種です。

 応答速度は、オーバードライブ時最大、5msです。

 ネイティブで14msですが、仕事用なので、問題ないです。

 201908211044.jpg

 自動画質調整も、充実します。

 EIZOの場合、Screen InStyleというソフトが提供されており、アプリごとに指定したモードに画面を自動変換することができます。

 それぞれの画質モードについては、マニュアル調整もできますので、高度です。

 ただ、Windows用アプリだけですので、Macユーザーはやや残念です。

 201502111235.jpg

 画像補正機能は、フリッカー対策・ブルーライトカットなど、他社の主要機能は網羅します。 

 一方、EIZOの場合、明るさセンサーが搭載される点も重要です。

 周囲の明るさを感知し、輝度を自動調整するAuto EcoView機能が利用できるため、PCを利用する時間に応じて、「目に優しい」明るさに調整してくれます。

 周囲の明るさがわかるので、特に低輝度に調整した際に、フリッカーを完全にカットすることも可能です。

 201908211054.jpg

 なお、輝度に関連して言えば、「目の疲れ」の軽減のため輝度は、可能な限り抑えられたが良いと言えます。

 その点、この液晶モニターは1cd/uいう低輝度まで落とすことができる貴重なモニターです。

 202402051803.jpg

 加えて、EIZO機の場合、パネルがについて8-bit駆動であることを表明します。

 ビット数は、表示可能色に関わります。

 PCモニターの場合、フルHDだと、1677万色であることが普通です。ただ、この色数は、6bit駆動でもディザリング処理を使ったFRC技術(Frame Rate Control)で表示できます。

 202402051728.jpg

 画質にこの要素はあまり関係ないのですが、階調表現においていくぶんが出ます。

 (点滅を利用する点で)FRC技術は仕事において目の疲れの原因になる可能性があります。そのため8bit駆動であることを明記するのは意味があります。

 ただ、今だとノートPC用のモニターサイズ場合ほどで、PCモニター用だと、フルHDなら近年は他社でも(おそらく)8ビットパネルかなとは思います。

 202108071725.jpg

 モニタースタンドは、前後左右高さ回転の調整が可能な「パーフェクトスタンド」です。

 可動範囲は、高さ(19.1cm)、チルト角度(上35°・下5°)、スイーベル(344°)と、かなり良いです。

 EIZOは昔からこの部分に力を入れていて、調整幅ほか、稼動させる際の台座の安定性の面を含めて信頼感が高いです。

 あまり画面が大きくないモニターは、この部分の調整力が、疲れにくさの部分で、決定的に重要です。

 VESA規格に対応しているので、別売りの高性能アームに付け替えることもできますが、本機の場合は、不要でしょう。

 上下動時などの操作性も良いため、この部分は他社を圧倒します。

 202405011524.jpg

 接続端子は、HDMIDisplayport・USB-C・LANという構成です。

 USB-Cは、先述のように、デイジーチェーン対応なので、出力用もあります。

 202504301519.jpg

 一方、USB-Cは、ノートPCとの接続時に、そちらへの給電も対応です。

 70Wの給電力があるので、よほどのスペックのノートPC以外ならば、最速で充電できるでしょう。

 202203011450.jpg

 USBハブは、USB-A(USB3.0)が3ポートです。

 超高速のSSDストレージなどを除けば、普通に使えます。

 付属ケーブルは、2MのUSB-Cケーブルのみです。

 HDMIケーブルは、旧機と異なり未付属です。

 スピーカーは、付属です。

 ただ、他社同様、警告音専用と考えましょう。

 音楽を聴くならば、【PC用スピーカーの比較記事】で書いたようなものを別に導入した方が良いでしょう。

 202007011519.jpg

 保証は、5年間です。

 さらに、6ヶ月の無輝点保証まで付けています。

 「輝点」とは、画面を黒表示させた時に、画面の1ピクセルが発光してしまうという「不良」です。他社の場合、「液晶固有の性質」とみなし「交換保証対応」にはなりません。

 同社は、出荷前に、しっかりキャリブレーションして送るため、品質信頼性は高いです。

---

 以上、EIZOFlexScan EV2480 の紹介でした。

 性能で選ぶ場合、スタンド・パネル、各種調整機能を含めて、隙の無い機種です。仕事用として見る場合、他社よりワンランク上の能力をもつ小型モニターと評価できます。 

 一方、家庭でゲームや動画視聴をメインにする場合も、目の優しさを重視するならば、この機種は良い選択肢です。

ーーー

  202505061153.jpg

 【23.8インチ】

 【2025年発売】B0DP88L46B

 22・EIZO FlexScan FLT FLT-BK
   ¥59,900 Amazon.co.jp (9/22執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:61Hz
HDR:
USB給電:60W
接続端子: USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:5年

 なお、2025年にEIZOから、 FLT FLTというアーム形状の製品がでました。

 202505061206.jpg

 パネルは、先ほどの製品と、スペック上の仕様差は見られません。

 202505061159.jpg

 接続端子は、USB-Cが1系統のみです。

 USB給電(60W)はできますが、相当程度シンプルです。

 202505061203.jpg

 USBハブは、1系統です。

 速度はUSB3.0で普通ですが、15W給電ができるため、スマホなどの充電に使えそうです。

 なお、本機は電源用も含めて、全てUSB-C出力です。

 202505061157.jpg

 アームは、ただ、2軸です。

 スタンドとさほど変わらない調整幅です。

 壁寄せできる部分以外はメリット性はなさそうですが、設置時の見栄えはかなり良いでしょう。

 グロメットは非対応です。

 一方、ベゼル(額縁)を軽量化することで、軽やかに動かせるようにするなど、一体販売型ならではの工夫は、ワンポイントです。

 202505061208.jpg

 画像補正は、Auto EcoView対応なので、先述の明るさセンサーはあります。

---

 結論的にいえば、シンプルな装備で、シンプルに使える点で、ミニマリスト的な考えの方には、割と良いかと思います。

 個人的にもこうしたモデルは好きです。

 消費電力の部分も、主に接続面での機能を絞った結果でしょうが、通常機に比べて良い(最大155W→最大94W)といえます。 

 ただし、パネル部分では、ストイックな仕事用のスペックですので、映像視聴などとの共用には向かないでしょう。

2-2・ASUSのモニターの比較

 202108071443.jpg

 続いて、台湾エイスースの23.8インチモニターです。

 日本では、ゲーミング全般に強い印象のあるメーカーです。


 202509221442.jpg

 【2025年発売】【23.8インチ】

 (USBハブあり)(Amazon限定)

 23・ASUS EYE CARE VA249QGS
  ¥25,999 Amazon.co.jp (9/22執筆時)

輝度:350cd/u
接続端子:D-Sub HDMI1.4 DisplayPort1.2
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
スピーカー:内蔵(2w×2)

 (USBハブなし)

 23・ASUS EYE CARE VA249QG
  ¥17,250 楽天市場 (9/22執筆時)

 23・ASUS EYE CARE VA249QGZ
  ¥12,980 楽天市場 (9/22執筆時)

輝度:300cd/u
接続端子:D-Sub HDMI1.4 DisplayPort1.2
スタンド:チルト
スピーカー:内蔵(2w×2)

 (USBハブなし)

 23・ASUS EYE CARE VA249HG
  ¥12,800 楽天市場 (9/22執筆時)

輝度:300cd/u
接続端子:D-Sub HDMI1.4
スタンド:チルト
スピーカー:

解像度:フルHD(1920×1080)
液晶方式:IPS+ ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大120Hz
HDR:
USB給電:
VESA:100mm
保証期間:3年

 VA249QGSは、ASUSEye Careシリーズのモニターです。

 こちらは、Amazon限定モデルになります。

 VA249QGとVA249QGZは、一般流通向けです。

 いずれも、輝度が少し下がるほか、スタンドがチルト稼働のみになります。USBハブも未付属です。その代わり、安いので「下位機」とみなした方が良いでしょう。

 VA249HGは、このシリーズでは「廉価版」仕様と言え、DP端子がないほか、スピーカーも省略です。

---

 結論的にいえば、価格差をふまえなければ、Amazon限定モデルがダントツに良いです。

 ただ、下位機でも「IPS+」といえる水準の良いパネルを採用しているので「お買得」と言えます。スタンドを交換するならば、そちらでも良いでしょう。

 あとは、同じなので、Amazon機をベースにしつつ、同時にみていきます。

 202405131257.jpg

 液晶パネルは、ノングレアのIPSです。

 スペックは、輝度(350cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)で、ごく普通のスタンダードなIPSパネルです。

 色域(sRGB 99%)も高いので、輝度(300cd/u)がわずかに下がる下位機を含めて、全機とも(冒頭決めたAtlas基準の)IPS+に至ります。

 202108071502.jpg

 自動画質調整は、「ASUS Splendid」として、8つのモードを搭載です。

 海外メーカーはこの部分がない場合がありますが、本機はあります。

 シアター・ゲームモード・読書などの自動的な画像調整(Splendid映像設定モード)が付属です。

 なお、ゲーミングについては、FPSゲームに有利なGamePlusを装備します。また、Adaptive-Syncながら、チラツキ対策はあります。リフレッシュレートも120Hzなので、ライトなゲーミング用モニターといえる水準はあります。

 HDRは、一方、非対応です。

 輝度は高いですが、映像視聴を含めて、「エンターテインメント系モニター」とまでは言えないという機種です。

 201908211015.jpg

 画像補正機能は、バックライトのフリッカー対策がなされます。

 しっかり「フリッカーフリー」表記なので、DC調光です。

 「ブルーライト」低減に注目した「ASUS Eye Care技術」も搭載されます。

 ただ、ブルーライトを調整すると色調が変わるため、積極的にはおすすめしかねます。これは、他社機でも同じです。

 202108071511.jpg

 なお、同社のモニターは独自の色彩向上技術も一部機種には備えます。

 ただ、本機は、暗い部分でのコントラスト表現を高めるASCRはありますが、画像の輪郭を強調するVividPixelテクノロジーの記載はないです。

 パネル自体の品質は良いのですが、この部分は普通で「他社並み」です。

 応答速度は、オーバードライブ時、5ms(G to G)です。

 202509221506.jpg

 モニタースタンドは、上位機は調整力の高い「パーフェクトスタンド」です。

 調整幅は、高さ(13cm)、チルト角度(上35° 下5°)、左右(180°×2)と縦回転です。

 フルスペックのスタンドのなかでも可動性はかなり良いです。

 下位機は、チルトのみ(上23° 下5°)と最低減です。

 接続端子は、DPがない廉価版を除き、D-Sub HDMI1.4 DisplayPort1.2という構成です。

 上位機のみUSB3.0(USB-A)規格のUSBハブが4基あります。 

 スピーカーは、総合4Wです。

 ステレオですが音楽を楽しめるグレードではないです。警告音などを発生させることができます。

 保証期間は、3年です。

---

 以上、ASUSVA249QGS などの紹介でした。

 上位機は、パネルスペックが良いIPSを搭載した上で、スタンド性能が良い部分が売りです。画質補正部分も、先述のように、VividPixel非対応とはいえ、IPS系では、表示品質は良いと言えます。

 一方、Eye Careシリーズという名称ですが、その部分は主には(色味が変わる)ブルーライトカットに由来する機能性です。フリッカー対策もありますが、明るさセンサーを持つ、EIZO機やBenQ機ほど、独自の工夫はないです。また、一般的に輝度が高いビジネス用モニターは、最低輝度を十分下げられないことが多いです。 

 その点で言えば、どちらかと言えば、本機は、仕事用というより、優秀なパネルスペックを活かして、ゲームや映像視聴ほか、楽しみのために使うのにむしろ向きそうです。その方面で言えば、HDRに対応していたら「完璧」でした。

ーーー

 このほか、ASUSからは、同じくIPSパネル採用の、上位モデル・下位モデルの販売もがあります。

 違いを順番にみておきます。

 202412282243.jpg

 【2021年発売】【23.8インチ】

 23・ASUS VA24DQLB
  ¥18,300 楽天市場 (9/22執筆時)

スタンド:チルト 左右 高さ 回転

 (VESAあり)

 25・ASUS VA24DQ
  ¥18,300 楽天市場 (9/22執筆時)

 (VESAなし HDMIケーブル未付属)

 25・ASUS VZ249HR
  ¥12,800 Amazon.co.jp (9/22執筆時)

スタンド:チルト

解像度:フルHD(1920×1080)
液晶方式:IPS ノングレア
輝度:250cd/u
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI D-SUB DP
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年

 第1に、VA24DQLB などです。

 先ほどと同じEye Careシリーズの1世代前と考えてください。

 スタンドの稼働性で2系統ありますが、パネル部分などの仕様は共通します。

  202405131257.jpg

 パネルは、ノングレアのIPSです。

 現行機と同じですが、スペック的に輝度が250cd/uと「普通」になります。

 リフレッシュレートも、最大75Hzなので、必要十分とはいえ、最近のパネルとは差があります。

 あとの部分は、端子構成を除けば、新機種とそこまで変わりません。

 202108071511.jpg

 なお、先ほど少しふれた、VividPixelテクノロジーは、この世代は対応でしたが、パネルスペックは落ちますし、総合的な表示性能は新機種に負けます。

---

 結論的にいえば、スタンドが、チルトのみの下位機については、すでに新機種が安めなので、本機を選ぶ理由は少ないでしょう。

 フル稼動の上位機は値段差を見ても良いかもしれません。ただ、この機種は(実際は)「エンターテインメント向け」な機種と言えますし、やはりパネルスペックが良い新機種が良いと言えます。

ーーー

 202210301256.jpg

 【2022年発売】【23.8インチ】

 【チルト+IPS液晶】

 26・ASUS VA24DCP
  ¥25,273 Amazon.co.jp (9/22執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:65W
接続端子:HDMI USB-C
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年

 第2に、VA24DCPです。

 同じく「 Eye Care」シリーズの旧構成です。

 ただ、そちらの改良版と言えます。

 202210301259.jpg

 違いは、65WのUSB-C給電に対応する部分です。

 対応するノートPCに対して、USB-C接続に対応する上で、65W給電が可能です。

 65Wだとゲーミング用などの高性能ノートPCを除けば、速度低下なしの充電ができるスペックです。あとは、先ほどの機種と同じです。

 スタンドは、角度調整(チルト)のみの仕様を基にしたモデルです。

 この部分で残念感はあるモデルです。

--

 結論的にいえば、USB給電に注目すれば、選択肢に入る機種です。

 ただ、パネルスペックは、昔ながらの「スタンダードなIPS」のスペックで、個性はないため、他社機の搭載機との比較はしても良いでしょう。

ーーー

  202112091336.jpg

 【2021年発売】

 【カメラあり USBハブなし】

 27・ASUS BE24EQK
  ¥28,609 Amazon.co.jp (9/22執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS+ ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大76Hz  
HDR:
USB給電
接続端子:HDMI D-SUB DP
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年

 第3に、BEシリーズです。

 家庭でも利用できますが、 ビジネス用として便利な機能を付与したシリーズです。

 202112091339.jpg

 こちらは、上部にフルHD解像度(200万画素)ウェブカメラ搭載です。

 マイク・スピーカーを搭載するので、ヘッドセットなしでも使えるという製品です。

 マイクは、ビームフォーミング対応で音質に配慮があり、統合型としては結構作りは良いです。カメラもしっかり可動します。

 こういったモデルは、他社からもコロナ禍を反映した「テレワークモデル」が流行した時期に多く出た仕様です。

 スタンドは、ただ、チルト調整のみです。

 202405131257.jpg

 パネルは、IPSです。

 スペックは、輝度(300cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)、色域(sRGB 99%)です。 

 冒頭示した(Atlas)基準で言えば、上位の「IPS+」に相当しますし、冒頭見た、同社の新機種とくらべても、引けを取らない水準です。

 ただ、この部分は書類仕事のためというよりオンライン動画などの画質に配慮した仕様でしょう。

 こちらも、先述のVividPixelテクノロジー(輪郭補正)は省略です。家庭での楽しみのためのマルチメディア向けというわけではないです。

 あくまで「ビジネス用」のラインです。

--- 

 結論的にいえば、「カメラ付き」という部分に一定のプレゼンスがあります。

 ただ、発売時期もあり、カメラ部分の仕様がそこまで新しくはないです。近年、技術革新が進む部分ですし、この水準ならば、別売でも良い気はします。

ーーー

  202509221546.jpg

 【23.8インチ】

 【2024年発売】

 (角形台座)

 32・ASUS VA24EHFA
  ¥18,634 楽天市場 (9/22執筆時)

 (丸形台座)

 32・ASUS VZ249HFA VZ249HFA-G
  ¥14,980 Amazon.co.jp (9/22執筆時)

スピーカー:内蔵(1.5w×2)

 (フォーク型台座)

 32・ASUS VY249EF
  ¥15,497 楽天市場 (9/22執筆時)

スピーカー:

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1300:1
応答速度:1ms(MPRT)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI 1.4
スタンド:チルト
VESA:75mm
保証期間:3年

 第3に、VA24EHFAなどです。

 IPSパネルの現行機ですが、どちらかと言えば、コストカット要素強めの廉価版です。

 202405131257.jpg

 パネルは、IPSです。

 スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1300:1)、視野角(178°)です。色域は非開示です。

 IPSにしては、若干コントラスト比が高い「新世代」です。ただ、開示されない色域部分を含めて、同社の他機とはがあるIPSです。

 おそらくBOE製のパネルかなとは思います。

 応答速度は、1ms (MPRT)です。

 これは一般的な GtoG(中間色応答)とは異なり、黒挿入など「表示手法」を併用したときの最短値です。MPRTVRB と表記される他社機も同じ考え方になります。ただしこの方式はちらつきや輝度低下といった画質劣化を伴うため、本ブログでは GtoG 値を基準に比較しています。

 GtoGで言えば、おそらく最大4-6msあたりの一般的なスペックのパネルでしょう。

 画像補正面では、SPLENDID技術には対応しています。

 一方、輪郭補正(VividPixelテクノロジー)は、記載がなく、非対応と思われます。

 接続端子は、注意点です。

 本機は、HDMIが1ポートのみだからです。

 そのほか、スタンドも、チルト稼働のみです。

--- 

 結論的にいえば、端子構成の部分ほか、同社としては珍しく、色域の開示がない点が注意点です。

 安めとは言え、多くの部分でコストカットを感じる仕様ですし、すこし選びにくいです。


 202412282136.jpg

 【23.8インチ】

 【2024年発売】

 34・ ASUS VU249CFE-B 【黒】
 34・ ASUS VU249CFE-M【白】
 34・ ASUS VU249CFE-G【緑】
 34・ ASUS VU249CFE-P【桃】
  ¥19,617 azon.co.jp (9/22執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1300:1
応答速度:5ms
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:(15W)
接続端子:
HDMI USB-C
スタンド:チルト(高さ)
VESA:75mm
スピーカー:
保証期間:3年

 VU249CFE-は、2024年から展開された、ASUSの新しいラインです。

 202412282232.jpg

 iMacを彷彿とさせるカラフルなラインです。

 本機もシリーズ名通り「目の優しさ」に一定程度注目したラインですが、24年登場で新仕様になる部分もあり、他機とは別にみています。

 202405131257.jpg

 パネルは、ノングレア(非光沢)のIPSです。

 輝度は普通(250cd/u)で、コントラスト比1300:1の「ちょい上位」仕様のパネルです。

 先ほどの機種でも見た仕様で、色域が非開示なのがやや気になります。

 応答速度は、MPRTでの評価値は1msですが、一般的なGtoGでは(普通の5ms)です。

 本機も、そこそこな100Hzのリフレッシュレートが扱えますが、ゲーム用と言えるほどのスペックには至りません。

 画質調整機能は、本機も「目の優しさ」への配慮が目立ちます。

 とくに、明るさセンサーによる自動輝度調整に対応する点は見逃せないでしょう。

 この部分はEIZOやベンキューが割と強い部分ですが、ASUSも本機は取り入れます。

 202412282143.jpg

 このほか、ブルーライトカットとフリッカー対策のほか、5分間隔での休憩リマインダ表示ができる点、文字の識別しやすい色彩調整(赤強調表示)が可能です。

  EyeCareモニター」と同社が呼ぶ製品のなあkでは、その部分は最も「強化」されているといえます。

 202412282154.jpg

 自動画質調整は、本機も同社の画質向上技術(ASUS Splendid)に対応です。

 それを利用した諸モードにも対応です。

 映画・ゲーム・読み取り(=読書用)、シーン(風景写真)、夜景などから選べる仕様です。

 202412282157.jpg

 また、本機の場合(Windowsのみですが)自社のディスプレイ管理ツール(DisplayWidget Center)を公開していて、細かいコントロールをアプリとしても行える仕様にしています。

 202412282148.jpg

 接続端子は、HDMIとUSB-Cが1系統ずつです。

 USB-Cはただ、PC給電への給電は非対応(最大15W出力)です。  

 202412282204.jpg

 スタンドは、チルト(上20° 下5度)ほか、仕様書だと高さ調整(3段階)できるような記載です。

 ただ、本機は、設置時にネジ穴の位置で調整できるだけという話です。ユーザーの誤解を招きそうな説明なので、注意点と言えます。

 スピーカーは、ありません。

 保証期間は、本機も、3年です。 

---

 以上、ASUS EyeCareモニターシリーズの紹介でした。

 最近増えてきた「iMacライク」な見かけのモニターの1つと言えます。 

 「目の優しさ」の部分に配慮もある「IPS機」として評価できますが、先述のように、スタンドはこの点で言えばイマイチです。

 実用面でも、ノートPCへのUSB給電を考えている場合、注意を要する機種です。


 202306171748.jpg

【2023年発売】

 35・ASUS TUF Gaming VG246H1A
  ¥20,873 Amazon.co.jp (9/22執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS+ ノングレア
コントラスト比:1300:1
応答速度:0.5ms(MPRT)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:
HDMI×2
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年

 TUF Gaming VG246H1Aは、ASUSの販売するゲーム向きのモニターです。

 しかし、リフレッシュレートが普通な製品なので、【ゲーミングモニターの比較記事】で紹介したような製品とはがあります。

 202405131257.jpg

 パネルは、IPS+の水準です。

 スペックは、輝度(300cd/u)、コントラスト比(1300:1)、視野角(178°)、色域(eRGB:110%)です。

 おそらく、同社と関係が深い台湾のAUOのパネルかと思います。

 ゲーム優先の「味付け」でしょうが、その方面では評価できる表示品質です。仕事向けとしては、スペック的に、輝度を落とした時の表示が(ビジネス用より)多少、弱いかもしれません。

 応答速度は、MPRT表記0.5msです。

 一般的なGtoGでの数字は非公開です。それでも、4-5ms(GtoG)はあるでしょうけれど。

 202412282125.jpg

 画像補正機能は、ブルーライトカットや、フリッカー対策は搭載です。

 ゲーム向けの機能性としては、お馴染みの暗部補正ほか、(黒挿入ではなく)画面消灯による同社独自のチラツキ対策となるELMB(Extreme Low Motion Blur)に対応です。

 機能の詳しい説明は、【ゲーミングモニターの比較記事】のASUS製品の項目で詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。このグレードの場合、Free Syncとの併用ができるELMB SYNCには非対応です。

 そのほか、同社のゲーム用ではお馴染みのFPSゲームなどに便利なGamePlus機能が装備です。

 モニタースタンドは、ただし、上下の角度調整(チルト)のみです。

 ケーブルは、HDMIのみ付属です。

 スピーカーは、未付属です。

 保証期間は、3年です。

---

 以上、ASUSのTUF Gaming VG246H1Aの紹介でした。

 リフレッシュレートがさほど高くないので、本格的なゲーミング用モニターではないです。

 現状でゲーム側の対応水準を考えると【ゲーミングモニターの比較】で紹介したような、もう少しリフレッシュレートが高めの機種のほうが良いようには思えます。


 202112091347.jpg

 【2021年発売】【23.8インチ】

 36・ ASUS ProArt PA247CV
  ¥31,191 Amazon.co.jp (9/22執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI DP USB-C
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年

 ProArt PA246CV は、台湾のASUS23.8インチモニターです。

 ASUSが最近力を入れはじめた、低価格帯のデザイナー向け広色域対応のラインです。

  202405131257.jpg

 パネルは、IPSを採用します。

 十分な輝度(300cd/u)があるほか、色域(色空間)も、sRGB100%でカバーしますので、上表で言えば「IPS+」に相当します。

 ただ、このシリーズで画面の大きく解像度の良い上級品は、この水準を超える広色域IPS採用なので、そこは値段相応です。

 実際、Adobe RGBほか最近の動画コンテンツに重要視されているDCI-P3のカバー率は示されません。ただ、後者については「DCI-P3の広い色域をカバー」という表現は見られます。

--

 結論的にいえば、本格的ではないですが、入門用のデザインモニターとはいえるでしょう。

 202010131747.jpg

 自動画質調整は、sRGBモード・Rec.709モード・DCI-P3モードなど6種類です。

 基本的にデザイン向けのプリセットです。また、ASUS ProArt パレットで画面上でパラメータを簡単にカスタマイズできるような工夫もなされます。

 画像補正機能は、フリッカー対策・ブルーライトカットなど、他社の主要機能は網羅します。

 ただし、明るさセンサーは未搭載です。

 応答速度は、5ms(GTG)です。

 用途的に、十分でしょう。

 202010131752.jpg

 モニタースタンドの性能は、良いです。

 他社上位機のように、上下・左右・高さ・回転に対応するエルゴノミクススタンドです。

 接続端子は、DisplayPort・HDMI端子という構成です。

 DPは出力用もあるので、デイジーチェーンも可能です。

 一方、USB-Cポートもありますが、USB-PD非対応なので、ノートPCに帯する給電はできません

 202203011450.jpg

 そのほか、マウスやストレージをつなげるための(四角い)USB-A形状のハブが4ポートあります。

 速度的にはUSB3.1なので、ストレージをつなげてもOKです。

 ケーブルは、DisplayPort・USB-C ケーブルが付属です。

 HDMIケーブルは別売です。

 スピーカーは、2Wのものが内蔵されます。

 保証は、3年間です。

 加えて、「ZBD(ドット欠け)保証」の明記があります。ただ、同社の場合、常時点灯のみで、消灯(黒点)はフォローしないようです。

 なお、出荷前のキャリブレーションの記述もあります。

---

 以上、ASUSProArt PA247CV の紹介でした。4K/2Kは必要ない方で、マルチディスプレイ環境を整えたいデザイナーの方向け、と言えます。

 一方、色再現性が正確ですが、あくまで「静止画向け」の合わせなので、ゲーム用(動画視聴用)と言うわけでない点は注意です。

 普段の書類仕事については問題なく使えるでしょう。

次回に続く
23.8型液晶モニターのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、23.8インチモニターの比較の2回目記事でした。

 しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

  201905201157.jpg

3・23.8型液晶モニターの比較 (3)
 3-1:HP〈米国〉
 3-2:BenQ〈台湾〉
 3-3:ACER〈台湾〉
 3-4:レノボ〈中国〉
4・23.8型液晶モニターの比較 (4)
 4-1:イイヤマ〈日本〉
 4-2:フィリップス〈欧州〉
 4-3:アイオーデータ〈日本〉
5・23.8型液晶モニターの比較 (5)
 5-1:ジャパンネクスト〈日本〉
 5-2:他の企業
 5-3:最終的なおすすめの提案【結論】

 続く3回目記事こちら)では、HPなどのモニターを見ます。

液晶パネルの品質 ★★★★★
スタンドの性能  ★★★★★
動画ゲーム対応  ★★★★★
品質保証     ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 その上で、最終回となる5回目記事こちら)では、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を選定していきます。

 引き続き、よろしくお願いします。

 3回目記事は→こちら!

posted by Atlas at 21:33 | PC用液晶モニター

 このブログ家電批評モノマニアには家電やモノの比較記事が約400本あります。

 よろしければ、各記事へのリンク集をご利用ください!

 家電批評モノマニアは、「家電ブログランキング」に参戦中です。右のリンクから「クリックで応援」お願いします!  201302192014.jpg
          

Googleなどの検索エンジンでは

「家電批評モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!





          




 今後の記事は、【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png