1回目記事からの続きです→こちら
今回の結論
紙フィルタ式コーヒーメーカーのおすすめは結論的にこの機種!
1・コーヒーメーカーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:象印〈日本〉
1-3:タイガー〈日本〉
1-4:バルミューダ〈日本〉
1-5:メリタ〈ドイツ〉
1-6:ハリオ〈日本〉
2・コーヒーメーカーの比較 (2)
2-1:カリタ〈日本〉
2-2:デロンギ〈イタリア〉
2-3:サーモス〈日本〉
2-4:他の製品〈各社〉
3・コーヒーメーカーの比較 (3)
=最終的なおすすめの提案【結論】
というわけで、今回は、紙フィルタ式のコーヒーメーカーを比較してきました。
3回目記事(最終回)では、いつものように目的別・予算別に「Atlasのオススメ機種」を提案しておきます。
第1に、比較的低予算で美味しい珈琲が入れられるコーヒーメーカーとしておすすめなのは、
【2021年発売】
22・メリタ オルフィプラス SKT53-1B
23・メリタ オルフィプラス SKT53-3W
¥10,010 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
抽出方式:メリタ1つ穴式ドリッパー
抽出温度:91-94度
ミル:
サーバー:真空断熱サーバー
最大容量:5杯分
サイズ:幅310×奥行146×高さ293mm
抽出の工夫 ★★★★★
長時間保温 ★★★★★
お手入れ ★★★★★
濃さの調整 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
ドイツのメリタの「オルフィ」をおすすめします。
本体は、5杯用のコーヒーメーカーとしてデザイン性が高いです。
その上で、「メリタ式1つ穴抽出」と呼ばれる、ハンドドリップでも有名な独自抽出方式で、淹れられるからです。
この浸透式抽出法は、シャワー蒸らしやマイコン制御など、複雑な仕組みをとらずとも、十分に「美味しいコーヒー」ができる点で、コーヒーメーカー向きだと思います。
それを極めた本機は、このくらいの値段の製品だと味の部分で、期待値が高いです。
じっくり抽出するタイプで、さらに、温度も「高温抽出」を明記するため、しっかり苦みや味が出た、「本格派」のコーヒーができます。
利便性の面では、ステンレス製のポッドが付属するのは大きな利点です。光熱費の節約という側面を考えても重視して良い部分です。
また、「カルキ対策のフィルターと取り外して洗える給水タンクが付与されており、「掃除の手軽さ」というメリット性もあります。
安全性の面でも、オートオフ機能が付きます。
価格は8000円前後で、必ずしも格安機種とは言えません。しかし、長期間使えるものですし、すぐ元が取れるでしょう。
「飽きの来ない」という意味でのデザイン性の高さも、長年使う上ではメリットです。
【2~4杯用 40枚】
Melittaペーパーフィルター1×2
¥792 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
フィルターは、せっかくならば、アロマホール付きのメリタ純正品が良いでしょう。
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【上位機】(6杯用)
1・象印 珈琲通 EC-AK60-TD
¥4,977 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:95度
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:6杯分
サイズ:幅230×奥行155×高さ280mm
抽出の工夫 ★★★★☆
長時間保温 ★★★★☆
お手入れ ★★★★★
濃さの調整 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
一方、5000円以下の予算で考える場合は、象印のRC-AK60でしょう。
抽出温度の部分で、本機は、「ダブル加熱」で95度の温水をだせる本格的な製品です。
温度が高いと、しっかり苦み(うまみ)が出せるほか、酸味についても、高温でしか出せない酸がでるので、コーヒーの銘柄による味の違いが分かりやすいです。
水道水用のフィルターも装備しますし、ガラスサーバーで、保温部分の期待値が低い以外は、性能的にまとまっています。
【2~4杯用 40枚】
Melittaペーパーフィルター1×2
¥792 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
フィルターは、1×2サイズの利用が指定されます。
第2に、保温機能は必要なく、食後にひと味違う美味しいコーヒーが飲みたい人は、
【2019年発売】
26・HARIO V60 珈琲王2 EVCM2-5TB
27・HARIO V60 珈琲王2 EVCM2-5-W
¥13,320 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
28・HARIO V60 珈琲王2 EVCM2-5TB-AZ
¥14,000 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
抽出方式:V60透過式ドリッパー
抽出温度:95度
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:5杯分
サイズ:幅233×奥行165×高さ318mm
抽出の工夫 ★★★★★★
長時間保温 ★★★☆☆
お手入れ ★★★★★★
濃さの調整 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
ハリオ社の珈琲王2が良いでしょう。
主観的な表現ですが、ここで紹介した中で、最も美味しい珈琲が入れられるのはこの機種です。
技術的には、同社の「宝」とも言えるV60ドリッパーを「どのように活かし」コーヒーメーカーを作るか、という方向性で作られたものと言えます。
V60は、多くのバリスタが愛用し、専門店も使う「穴あき」ハンドドリッパーで、「クリアで、香る」本格的なコーヒーが入ります。
ただ、大きな穴が下に空く構造で「蒸らし」にくいので、 コーヒーメーカーに向きません。
その部分を、シャワーの改良などによる蒸らし時間の最適化、95度の高温抽出、そして、マイコン制御による「杯数ごとのプログラム」で、しっかりV60ドリッパーの潜在能力を引き出させています。
ハンドドリップだとV60は「淹れるのにコツが必要」ですが、コーヒーメーカーならば、マイコン管理で杯数に最適化された「美味しいコーヒー」を自動的に入れてくれます。
そのため、特別な知識が無い初心者でも相当美味しいコーヒーが入ります。
保温機能が付かない点は、唯一の欠点です。
利用形態によっては、ここは注意するべきですが、朝食後や夕食後、家族でコーヒーを呑みきるご家庭には最適な機種です。
【1-4人用】【100枚】
HARIO (ハリオ) V60用 ペーパーフィルター
¥313 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
ペーパーフィルターは、V60専用のものをオススメします。
第3に、2人暮らしほどのご家庭用として、あまり考えずに、シンプルに美味しいコーヒーが淹れられるといえるのは、
【2021年10月発売】
13・BALMUDA The Brew K06A-BK
¥52,000 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:82〜93度
ミル:
サーバー:真空断熱サーバー
最大容量:3杯分
サイズ:幅140×奥行297×高さ360mm
抽出の工夫 ★★★★★★
長時間保温 ★★★★★
お手入れ ★★★★★★
濃さの調整 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
一方、BALMUDA The Brewが良いでしょう。
その、全自動性が高く評価できます。
細かいマイコン制御と、独特のバイパス構造による加水で、同社の提案する「クリアでストロング」な味を作る仕組みです。
特に、温度制御については、ハンドドリップでの再現は(温度管理的に)ほぼ無理な感じですから、「コーヒーメーカー独自の味」が出せる部分に楽しみがあると思います。
個人的な見解では、酸味のある系統の中浅煎りには抜群に合います。ただ、深煎りでコクを楽しむタイプは、多少合いにくいように感じました。
ようするに、「自分の好きな豆をより美味しく」ではなく、「この製品にあった豆を探していく」ようなことを楽しめる人に向く製品です。
フレキシブルな温度設定や湯量設定など、ユーザーが工夫して遊べる部分もあまりないので、バルミューダの考える「美味しいコーヒー」で良いならば、間違いなく合うでしょう。
ただ、加水方式ゆえでしょうが、本編で書いたように、コーヒー粉の使用量が、抽出量に対して、他社標準(1杯8g〜10g)より、1−2割多めに必要です。
簡単に言えば、1ヶ月に使うコーヒー代の金額から、1-2割に相当する額はいくらなのか、という話でしょう。
まあ、趣味性が強い製品ですし、そこを問題にする方は、そもそも本機は選ばないとは言えます。加水で味は良くなるわけなので、個人的に「ありな工夫」かとは思います。
デザイン性は、素晴らしいですし、3杯までという容量で十分で、「マシンに合わせた豆選び」が楽しめそうならば、選んで良いでしょう。
【1-4人用】
HARIO (ハリオ) V60用 ペーパーフィルター
¥327 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
ペーパーフィルターは、ハリオのV60と同じ円錐型ならばOKです。
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【2023年発売】(執筆時在庫なし)
45・Aladdin コーヒーブリュワー ACO-D01A(G)
46・Aladdin コーヒーブリュワー ACO-D01A(K)
¥36,999 楽天市場 (4/18執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:90度強
ミル:
サーバー:
最大容量:2杯分
サイズ:幅155×奥行254×高さ414mm
一方、抽出量が約2杯分(250ml)程度で賄えそうならば、同じ加水方式のアラジンの ACO-D01Aでも良いかと思います。
同じ加水方式ですし、マイコン制御で温度を適切に管理するのも、同じです。
外観も、バルミューダとは違う方向性で、ユニークで良いように思えます。
その上で安めですから。
企業的にも、ヒーターを使う発熱家電は大得意ですし、その部分で、安定感もあろうかと思います。
バルミューダ以上に1回の抽出量が少ない(2杯/250ml)点と、バルミューダと同じく、コーヒー粉が多めに必要な部分が問題ないならば、選んで良い製品だと思います。
【100枚】【1-2杯用】
メリタ ペーパーフィルター 1×1
¥323 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
なお、ペーパーフィルタは、コーヒーメーカーとしては小さな1×1(101)です。
今、お持ちのものより小さいかもしれません。
第4に、コーヒー濃度にこだわって抽出をしたいと考えている方におすすめなのは、
【2020年発売】
12・タイガー カフェバリエ ACT-E040-WM
¥12,000 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
ミル:
サーバー:真空断熱サーバー
最大容量:4杯分
サイズ:幅181×奥行279×高さ342mm
抽出の工夫 ★★★★★
長時間保温 ★★★★★★
お手入れ ★★★★★
濃さの調整 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
タイガーのコーヒーメーカーでしょう。
コーヒーの味の面では、スチームによる蒸らしと、マイコン制御で蒸らし時間が制御できるため、国産の家電メーカーの製品としては、レベルが高いです。
抽出時間で、味に変化を付けられるので、基本的に「同じコーヒー粉(豆)を大量に」を買っているような方には、良いかと思います。
濃度を変えられるのは、「飽きが来ない」という意味でメリットがあるでしょうから。
そのほか、利便性の面で言えば、ステンレスボトルなどに直接出せるのもメリット性です。
タイガー サハラ MCX-A352W
¥1,455 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
水筒につめる場合、350mLの同社の製品ならば入ります。
【Amazon.co.jp限定】
UCC 世界の珈琲飲み比べセット 4×12個
¥3,140 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
UCC 世界の珈琲プレミアムセット 4×12個
¥4,969 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
UCC ドリップポッド単品 12個
¥785〜 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
加えて、UCCのドリップポッドにも対応します。
忙しい朝などに限定して、「1杯だけ」淹れたい場合に、手軽に美味しくはいります。
その点で言えば、本機(新機種)は、ペーパーフィルターでも1杯からの抽出できるので、少人数世帯には結構便利なのかもしれません。
保温部分も、断熱性の高いステンレスポッドの利点を活かした「作り置き」をしておくのもいいでしょう。
利便性の面では、ステンレスポットに「内部鏡面加工」がなされて、汚れや臭いが付きにくいなどの工夫が、かなり評価できます。
第5に、アイスコーヒーを含め、大量のコーヒーを作り置きしたいかたには、
【2020年発売】
33・デロンギ クレシドラ ICM17270J
¥22,778 楽天市場 (4/18執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:10杯分
サイズ:幅190×奥行285×高さ335mm
抽出の工夫 ★★★★★
長時間保温 ★★★☆☆
お手入れ ★★★☆☆
濃さの調整 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
デロンギのクレシドラ ICM17270Jでしょう。
大きめのモデルですが、10杯分コーヒーがとれるのが魅力です。
ホットコーヒーができる上で、アイスコーヒーに「とことん」こだわっている機種です。
アイスは、作り置きが多いでしょうし、大容量である点は良い方向に働くと思います。
最近、コールド専用(コールドブリュー)のコーヒーメーカーがけっこう出ています。
ただ、時間がかかるダッチコーヒー(点滴抽出法)でないならば、コーヒーメーカーで作るならば、デロンギのような急冷式で良いかと思っています。
特に、ホットコーヒーを作れない機種は、「季節限定」になってしまいますし。
【80枚】【4-8杯用】
メリタ ペーパーフィルター 1×4
¥337 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
なお、ペーパーは、大きめを使うので、注意してください。
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というわけで、今回は、コーヒーメーカーの話でした。
1・紙フィルタ式コーヒーメーカー
2・ペーパーレスコーヒーメーカー
3・全自動コーヒーメーカー
4・ネスレのエスプレッソメーカー
5・デロンギのエスプレッソメーカー
6・他社のエスプレッソメーカー
7・おすすめのコーヒーメーカー 【結論】
なお、このブログ「モノマニア」では、なコーヒーメーカーの記事がほかにもあります。
今回扱った全機種から、最終的な「オススメ商品」を紹介した7回目の記事などもありますので、よろしければ、ご覧ください。
補足:コーヒー粉/ミルについて
最後におまけで、コーヒー粉とミル、及び、(コーヒーメーカーを壊さないための)コーヒーメーカーのメンテなどの話です。
第1に、コーヒー豆についてです。
Atlasがいつも購入している、コーヒー豆については、以上の記事でまとめています。
だいたい、100gで300延〜1000円ほどのコモディティコーヒー中心で、ネット買えて、挽いても貰えるコーヒ豆が中心です。
今回の記事と同じ感じで、産地別・グレード別に以上の記事でまとめています。【おすすめコーヒー豆の比較記事】もよろしくお願いします。
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つづいて、Atlasが仕事用で買うことのある、お徳用のコーヒー粉をいくつか紹介します。
ヒルス リッチブレンド AP 600g
¥926 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
こちらは、ヒルスコーヒーの豆です。
ヒルスコーヒーは、アメリカ西海岸のコーヒーショップですが、要するに日本ではUCC(上島珈琲)が取り扱っているブランドの1つです。
100グラムあたり150円以下という、最近の格安コーヒーの基準を満たしたお買い得なパッケージです。
ただ、この価格の製品はほとんどどこもそうですが、(コーヒー向きの)アラビカ種の豆以外に、(安くてカフェインが強めの)ロブスタ種が入ります。
【AGF マキシム】
豊かなコクのスペシャル・ブレンド 1kg
爽やかなコクのキリマンジャロ・ブレンド 1kg
女性が好きな酸味のあるモカ・ブレンド 1kg
¥1,541〜 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
こちらは、AGFの100グラム150円ほどのブレンドコーヒーです。
1キロ入りでお得なパッケージとなります。
キリマンジャロ・ブレンドやモカ・ブレンドも選べます。女性はとくに、モカの酸味を好む傾向があるので、モカ・ブレンドがあるのは嬉しいですね。
ただ、このグレードでも最近は、100%アラビカ種というのは、あまりないです。
区別して書いてないですが、産地にロブスタ種の主要産地であるベトナムが入ると、代替ロブスタブレンドです。
産地表記は、使用している割合の多い順に書くのが決まりなので、こちらは、アラビカ種のが(おそらく)多めです。
ちなみに、先ほどの製品は、ベトナムが先頭に来ています。
【小川珈琲店 】
小川プレミアムブレンド 豆 180g
¥539 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
有機珈琲 オリジナルブレンド 豆 170g
¥1,193 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
スペシャリティコーヒーブレンド 170g
¥783 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
ブルーマウンテンブレンド 豆 180g
¥1,136 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
アマゾンで、京都の1952年創業の老舗コーヒー店の小川珈琲店の豆が手に入ります。
100gあたり300円を超えてきますが、このあたりのグレードならば、コーヒー高の現在も、ほぼアラビカ種です。
第2に、ミルについてです。
コーヒー粉でもよいですが、味により「こだわり」たいならば、グラインダーの購入もおすすめです。
2000円台の製品から高級機まで、【コーヒーグラインダーの比較記事】で紹介しました。
方式による、得意、不得意なども書いていますので、よろしければご覧ください。

第3に、お水や浄水器についてです。
コーヒーに向いている市販のミネラルウォーターについては、【おすすめミネラルウォーターの比較記事】があります。
なお日本の水道水はの大半中硬水(軟水よりの硬水)ですが、市販のペットボトルの国産天然水には軟水が、外国産天然水には硬水が多いです。
軟水でいれるとコーヒーがよりまろやかで甘くなり、硬水で入れると苦みが強調されます。
コーヒーメーカー同様にコーヒーの味に変化が付けられますので、よろしければ、【おすすめミネラルウォーターの比較記事】もご覧ください。
また、水があまり美味しくない地域では、より美味しいコーヒーを入れるために、上水道水フィルターを導入するのは有効です。詳しくは【家庭用浄水器の比較記事】で紹介しています。
クエン酸の激落ちくん 400g
¥740 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
第4に、コーヒーメーカーのメンテについてです。
ご覧の皆さんは、お使いのコーヒーメーカーが「壊れた」ので、新品を探しているという方も多いかと思います。
コーヒーメーカーが「壊れる」原因の多くは、水道のミネラル分が結晶化した、いわゆる「カルキ」が導管に詰まることが原因です。
先ほど書いた浄水器でも「カルキ臭」はとれるのですが、ミネラル分は除けない(除くと水の旨みがなくなる)ので、この問題は避けられません。
とくに、高温抽出ができるような高性能モデルは(ヒーターを通る導管が細いので)、手入れが重要になります。
その際に使うのが「クエン酸」です。
格安機を含め、どのコーヒーメーカーも、説明書には「クエン酸」を利用した掃除方法が書いてあります。
カルキはアルカリ性なので、酸性のクエン酸(6-10g程度)溶かした溶液を使って、数回ドリップし、カルキを流し出す感じです。なお、キッチン家電の掃除によく使う重曹(アルカリ性)では、カルキは溶けない点も注意しましょう。
2-3ヶ月に一度やっておくと長持ちします。
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