Top 珈琲関連の家電 比較2024'【味重視】コーヒーメーカー46機のおすすめ・選び方 :紙フィルタ編 (2)

2024年01月22日

比較2024'【味重視】コーヒーメーカー46機のおすすめ・選び方 :紙フィルタ編 (2)

1回目記事からの続きです→こちら


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 【2023年発売】

 28・HARIO MUGEN Coffee Maker EMC-02-B
  ¥9,980 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:V60 1回抽出ドリッパー
抽出温度:93度
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:2杯分(240ml)
サイズ:幅117×奥行190×高さ315mm

 MUGEN Coffee Maker EMC-02-B は、ハリオの新型のコーヒーメーカーです。

 かなりシンプルな製品です。

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 サイズは、幅117×奥行190×高さ315mmです。

 コーヒーポットは、0.3Lサイズです。

 写真のようなビーカーに、コーヒー約2杯分を抽出するだけの製品です。

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 【240ml用 コーヒー粉20g】

 HARIO(ハリオ) V60 1回抽出ドリッパー
  ¥688 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 というのも、本機は、ハリオが2021年出した、V60の改良版といえる「V60 1回抽出ドリッパーMUGEN」を装備し、それを粕谷哲バリスタのレシピ通りに淹れることを目的とした、モデルだからです。

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 ドリッパー自体は、本機も円錐フィルターを利用するタイプで、大穴が下に空くものです。写真のように、中央から渦状に注湯すれば、蒸らさずにもコーヒー入るというコンセプトです。

 その代わり、240MLの注湯と、20gのコーヒー粉とレシピが決まっています。

 コーヒーメーカーの場合、300MLの注水量ですが、蒸発分を含めれば、仕上がりが240KL(2杯分)ですので、実際、ドリッパーと同じです。

 量的に、個人的なニーズに合わなかったので、1-4杯用が出ないかなと思いつつ、ドリッパーを買い忘れていて、本機の登場で思い出しました。

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 【1-2杯用】【200枚】

 HARIO (ハリオ) V60用 02 ペーパーフィルター
  ¥779 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 フィルターは、珈琲王とちがって、1-2杯用になります。

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 抽出温度は、93度です。 

 写真のようなシャワードリップで、注いでいく形式です。

 マイコン制御などで温度はいじっていないようで、シンプルに20秒間300mLのお湯を出す機械です。

 コーヒーの味は、ドリッパー自体の特性として、V60を踏襲します。

 ただ、蒸らし不要とあるように、水がある程度滞留し、味やアロマを引き出してから落とす形式です。

 仕組み的に、高温・短時間抽出が可能ですので、元々、コーヒーメーカー向きに設計したのではないかと思うほど、コーヒーメーカーに向くドリッパーに思います。

 保温は、機能としてありません。

 お手入れは、いうまでもなく、簡単です。

 なお、ホルダーを外せば、台付きのハンドドリッパーとしても使えます。

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 以上、ハリオのMUGEN Coffee Maker EMC-02-Bの紹介でした。

 かなり、趣味的な製品です。また、おそらく、ハリオ以外のどこかの企業が、普通のドリッパーで同じコーヒーメーカーを出していたら、「つまらない」と評価しただろう製品です。 

 実際、一般向けに言うならば、実用性より趣味性が勝つ製品なので、普通に「美味しいコーヒーが飲みたい」ならば、V60 珈琲王で良いかと思いますし、使いやすいでしょう。

 ただ、ドリッパーの可能性を追求した製品として面白いです。個人的には「あり」だと思います。できれば、1-4杯用で作ってくれたら「欲しい」ですが、蒸らし不要にするならば、難しいでしょうね。

2-1・カリタのコーヒーメーカー

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 つづいて、日本のカリタのコーヒーメーカーです。

 3つ穴で、ウェーブ状のフィルターを利用する独特のドリッパーでも有名な、日本のコーヒー器具メーカーです。

 一方、コーヒーメーカーは業務用の展開は多いですが、家庭向けだと入門機以外の展開はない感じです。


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 29・Kalita ET-102
  ¥3,055 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:カリタ3つ穴ドリッパー
抽出温度:
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:5杯分
サイズ:幅245x奥行180x高さ295mm

 KDM-27 は、日本の老舗のコーヒー器具メーカーのKaritaが販売する製品です。

 サイズは、幅245x奥行180x高さ295mmです。

 コーヒーポットは、0.7Lサイズです。

 コーヒーカップで、最大で5杯分とれます。

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 【2-4人用】【100枚】

 カリタ ペーパーフィルター 102
  ¥370 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 フィルターは、カリタの純正では102番サイズです。

 メリタの1×2と同サイズですので、実際的に互換します。

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 コーヒーの味は、格安機の中では「軽めでマイルド」といえます。

 カリタは、伝統的に「三つ穴ドリッパー」を採用します。

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 縦に長く入るリブも作用して、メリタ(1つ穴)に比べて、抽出速度が速いので、「じっくり型」メリタに比べると、酸味が強調できるライトなコーヒーの味です。

 アロマシャワーで全体に満遍なくかける仕組みはありますが、その部分を含めてもマイルドです。

 保温性能は、機能としては持ちますが、ガラス製ですし煮詰まるでしょう。

 使用後のお手入れは、ガラスジャグは洗えますが、上側の水タンクは取り外せない仕様です。

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 以上、カリタのKDM-27の紹介でした。

 いわゆる「アメリカン」タイプのコーヒーが淹れやすい製品です。

 独自の工夫はドリッパー部分に止まりますが、しっかりとした思想に基づくため、同社のハンドドリップ愛用者などには向くでしょう。

ーーー

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 30・Kalita ET-102N
  ¥3,009 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:5杯分
サイズ:幅270x奥行130x高さ252mm

 なお、Karitaについては、ET-102N という姉妹機もあります。

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 こちらについては、抽出構造が異なり、サイフォンパイプを通して、コーヒーを蒸らして抽出する構造です。

 したがって、味の傾向は異なり「アロマ重視」です。ただ、この系統は他社でも割とある味なので、個人的に、同社の個性を感じられるのは、「三つ穴ドリッパー」採用機のような気がします。


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 カリタ3つ穴ドリッパー

 31・Kalita コーヒーメーカー MD-102N
  ¥6,580 楽天市場 (1/22執筆時)

抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
ミル:プロペラ式
サーバー:ガラス製
最大容量:5杯分
サイズ:幅215×奥行170×高さ310mm

 MD-102Nもカリタの製品です。

 全自動ではないですが、横にミルが付いたタイプです。

 豆の挽き方は、普通のプロペラカッターです。

 ただ、【コーヒーミルの比較記事】でも書きましたが、同社はこの方式の単品も出している企業ですし、ミルの部分の信頼性はあります。

 サイズは、幅215×奥行170×高さ310mmです。

 コーヒーポットは、5杯までの分量に対応します。

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 【2-4人用】【100枚】

 カリタ ペーパーフィルター 102
  ¥370 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 コーヒーの抽出は、ペーパードリップ式です。

 カリタだと102番が2-4杯用です。

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 コーヒーの味は、本機はしっかり、同社伝統の「三つ穴ドリッパー」を採用します。

 格安機の中では、「軽めでマイルド」といえます。

 ちなみに、このドリッパーは、(プロでない人の)ハンドドリップの再現性が高いとよく言われます。

 実際、「のの字淹れ」でゆっくり注がない時に近い「マイルド」な味のコーヒーが再現できるのは確かなので、この傾向が好きな人には割と良いでしょう。

 保温性能は、機能はありますが、ガラス製ですし煮詰ります。

 使用後のお手入れは、上側の水タンク・ミルは取り外せない仕様です。

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 以上、KalitaMD-102Nの紹介でした。

 ミル付きでここまで安い機種がはないので、その部分では選択肢にできます。

 抽出部分は、そう大きな工夫があるわけでもないですが、「三つ穴ドリッパー」を楽しめるのは、ありかと思います。

2-2・デロンギのコーヒーメーカー

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 続いて、イタリアのデロンギのコーヒーメーカーです。

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1・ペーパーレスコーヒーメーカー
2・デロンギのエスプレッソメーカー

 なお、同社の場合、ペーパーフィルタ式はかなり限定的な展開です。

 ただ、パーマネントフィルタ式(メッシュフィルタ)で、ペーパーが補足的に利用できる機種は多いため、同社の製品を「指名買い」でお探しの場合は、上記1番の記事をご覧ください。

 また、エスプレッソ用は2番の記事です。そちらにも、コーヒーに対応できるものがあります。


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 【2020年発売】

 32・デロンギ クレシドラ ICM17270J
  ¥19,867 楽天市場 (1/22執筆時)

抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:10杯分
サイズ:幅190×奥行285×高さ335mm

 クレシドラ ICM17270J は、イタリアのデロンギが製造するコーヒーメーカーです。

 2020年登場ですが、一風変わった特徴のある製品です。

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 サイズは、幅190×奥行285×高さ335mmです。

 かなり大きめです。

 コーヒーポットは、10杯までのコーヒーが抽出可能です。

 1.25Lサイズで、大量に作れます。

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 【80枚】【4-8杯用】

 メリタ ペーパーフィルター 1×4
  ¥463 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 ペーパーフィルタは、したがって、1サイズ大きな1×4(カリタなら103)になります。

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 コーヒーの味は、コーヒーの部分は平凡です。

 ただ、とてもユニークな特長があります。

 それは、アイスコーヒーを得意とする「アイスコーヒーメーカー」として設計されている点です。

 北欧のノルウェーコーヒー協会が設置するコーヒー器具認定機関(ECBC=European Coffee Brewing Centre)に、アイスコーヒー用として認証されたとのことです。

 世界的なコーヒー大国で、多くのバリスタを出す国でアルノルウェーの機関です。

 本機は、その基準となる、最適な抽出温度(92-96度)と、最適な抽出時間(4-6分)を守りつつ、濃いめに原コーヒー液を作成する制御です。

 これに、125mL(1人)あたり、7.6gのコーヒー粉を利用すると、ECBC基準だそうです。

 いずれにしても、独特の制御技術であり、ニッチですが、個人的には面白く感じました。

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 一方、普通のコーヒーは、タイガーのようなシャワードリップを使う方式です。

 同社はこれを「プアーオーバーモード」と呼び、マイコン制御で管理されています。

 ただ、こちらは、さほど特徴的でもないでしょう。ECBCもノータッチのようです。

 なお、湯温や蒸らし時間も、自己設定できません。

 保温性能は、機能としては持ちますが、ガラス製ですし煮詰まるでしょう。

 使用後のお手入れは、ガラスジャグは洗えますが、上側の水タンクにアクセスできない点は、やや海外仕様でしょう。

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 以上、デロンギのクレシドラ ICM17270Jの紹介でした。

 10杯分という大容量は、アイスコーヒーの作り置きに便利です。

 ニッチなので万人にオススメはしませんが、一度に大量に作りたい方には良いでしょう。

 もちろん、夏を中心に考えて購入するならば、かなり良い選択肢に思えます。

2-3・サーモスのコーヒーメーカー


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 続いて、サーモスのコーヒーメーカーです。

 ドイツに源流をもつ日本の調理器具メーカーです。

 やはり、同社も「魔法瓶の技術」を自社で持ちます。


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 【2018年発売】

 33・サーモス 真空断熱ポット ECJ-700 BK
  ¥5,482 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
ミル:
サーバー:真空断熱サーバー
最大容量:5杯分
サイズ:幅155×奥行250×高さ360mm

 ECJ-700は、サーモスコーヒーメーカーです。

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 サイズ、幅15.5×奥行25×高さ35.5cmです。

 背が高いタイプのコーヒーメーカーですが、デザイン性も良く売れ筋の機種です。

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 コーヒーポットは、4杯までです。

 背の高さの割にはやや小型です。

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 【100枚×2個】【2-4杯用】

 メリタ ペーパーフィルター 1×2
  ¥792 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 コーヒーの抽出は、ペーパードリップ式です。

 1-4杯用の1×2の「Sサイズ」フィルターが適合します。

 コーヒーの味は、サーモス、ほとんど技術的な説明がありません

 実物を見ると、6穴のシャワーとドリッパー部にあるリブで、ある程度「蒸らし」を考えているようには思えます。

 ただ、国内他社と比べると、細かい制御はせず、「ざっくり」とした感じです。

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 保温性能は、真空二層式のステンレスが使われます。

 電気を使わずに数時間ならば冷めずに、また、煮詰まらずに美味しく飲むことが可能です。

 サーモスは、水筒などの断熱ポットは「大得意」の企業ですから、この部分の信用性は高いです。ポットの交換用部品も結構細かく売っています。

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 使用後のお手入れについては、たいていの部分が取り外せて、洗うことができるため衛生的です。ただし、構造的に水タンクの部分は洗えません

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 以上、サーモス社ECJ-700の紹介でした。

 小型の家庭用としてはデザイン性も良く、保温性能は特に期待できます

 一方で、味の面での技術については、もう少し、(本体価格なりの)具体的な説明が欲しいですね。


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 【2020年発売】

 34・サーモス 真空断熱ポット ECK-1000 WH
  ¥8,200 Amazon.co.jp
(1/22執筆時)

抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:6穴シャワー
ミル:
サーバー:真空断熱サーバー
最大容量:8杯分
サイズ:幅235×奥行245×高さ380mm

  ECK-1000は、アメリカのサーモスコーヒーメーカーの上位機です。

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 サイズは、幅235×奥行245×高さ380mmです。

 先ほどの機種よりも大きめです。

 コーヒーポットは1リットルです。

 カップで約8杯分とれます。

 2杯ほどの少量でも使えますし、口が広いのでアイスコーヒーなども作れます。

 なお、他社同様に、1杯あたり7gのコーヒー粉との指示です。

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 【80枚】【4-8杯用】

 メリタ ペーパーフィルター 1×4
  ¥463 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 コーヒーの抽出は、ペーパードリップ式です。

 大きな機種なので、4~8杯用となる1×4(103)「Mサイズ」フィルターを利用します。

 Sサイズのフィルターは不可です。

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 コーヒーの味は、やはり、技術的な説明がありません

 ただ、ドリップに関する構造は、下位機種と同じではあります。

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 保温性能は、真空二層式のステンレスポッドが使われます。

 また、上位機種のこちらは、タイマー予約機能も付属し、夜にセットしておき、朝入れ立てのコーヒーを飲むなども可能です。

 使用後のお手入れは、この機種はタンクを取り外して洗える機種です。

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 以上、サーモス社ECK-1000の紹介でした。

 デザイン面でも格好良く人気の機種です。

 コーヒー8杯分作れるサイズであり、タイマー予約機能も搭載なので、まとめて作り、半日かけて飲んでいくような方にはオススメできる機種です。

 一方、コーヒーの味に関わる部分については、若干「説明不足」ですね。

2-4・その他のコーヒーメーカー

 最後に、ここまで見たメーカー以外の製品を「ざっくり」ですが、まとめて紹介します。


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 【2020年発売】

 35・ZWILLING ENFINIGY 53103-400
  ¥8,136 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:6穴シャワー
ミル:
サーバー:ガラス
最大容量:10杯分
サイズ:幅15×奥行32×高さ35cm

  ENFINIGY ドリップコーヒーメーカーは、ドイツのツヴィリング J.A. ヘンケルスの販売する製品です。

 超有名な刃物メーカーですが、調理家電多少だしています。

 値段の部分と、メーカーの分野的にミル付きかと思いましたが、そうではないです。

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 サイズは、幅15×奥行32×高さ35cmです。

 ダイヤル配置的には、幅が32cmとも言えますが、長細い形状です。

 コーヒーポットは1.5リットルです。

 カップで約10杯分とれます。職場用とも言えそうです。

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 【80枚】【4-8杯用】

 メリタ ペーパーフィルター 1×4
  ¥463 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 コーヒーの抽出は、ペーパードリップ式です。

 抽出杯数に合わせて選びます。ただ、10杯用というのはないので、最大量でも8杯用を使うことになるかと思います。

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 コーヒーの味は、一方、値段なりの工夫がみられます。

 本機は定格消費電力が1350Wです。

 かなり強いですが、そのパワーを活かして、強力なステンレス高温ボイラーで水を加熱しています。同社の説明だと92度〜96度と幅はあるのですが、強力なのは間違いないです。

 その上で、しっかり「蒸らし」「シャワーヘッド」など必要な工夫があります。タイガーと象印の技術の良いところが両方あるような機種に思えます。

 水の硬度も3段階(軟水・硬水・超硬水)で設定できる仕様です。

 保温は、本機は120分まで可能です。

 ただ、ガラスサーバーなので、煮詰まるタイプですから、止めた方が良いでしょう。

 使用後のお手入れは、タンクが外せない部分が注意点です。

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 以上、 ENFINIGY ドリップコーヒーメーカーの紹介でした。

 高温抽出ができる工夫の部分が見どころでしょう。味の部分の工夫はしっかりしていますので、職場など、多くの杯数をいれたい場所には向きそうです。

 ただ、保温部分に工夫はないため、できたてを必ずしも飲まないような使い方には、すこし不向きです。


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 【2023年発売】

 36・アイリスオーヤマ CMS-0800-B
  ¥7,800 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
ミル:
サーバー;ガラスサーバー
最大容量:約6杯分
サイズ:幅150×奥行260×高さ390mm

 CMS-0800は、アイリスオーヤマコーヒーメーカーです。

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 大きさは、幅150×奥行260×高さ390mmと標準的なサイズです。

 かなり縦長ですが、市販の500MLのマグボトルに直入れできるようにしているのがポイントです。似たような機種が象印・タイガーでもありましたが、500MLは対応できませんでしたから。

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 タイガー サハラ MCX-A502RO 500ML
  ¥1,812〜 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 水筒は、その場合高さ21cm以下×口径4.4cm以上なら大丈夫です。

 構造的にマグもあえばいけるでしょう。

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 一方、本機のガラスサーバーは、小型冷蔵庫のポケットにそのまま入れるのにも良さそうです。

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 コーヒーポットは、カップサイズで、約6杯(800mL)のコーヒーが一度にできます。

 もちろん1杯からの抽出も可能です。

 コーヒーの抽出は、ペーパードリップ式です。

 こちらも、1×2の「Sサイズ」フィルターです。

 ちなみに、アイリスオーヤマは他社より少し少ない、1杯6gのコーヒー粉の推奨なので、やや「ライト」なコーヒーを理想としているかもしれません。

 コーヒーの味は、特段調整機能はないです。

 抽出温度も説明はないです。

 保温は、機能としてはありますが、普通のガラスサーバーです。

 15分以内を目安にするようにとの指示です。

 使用後のお手入れは、水タンクを含めて全て取り外して丸洗いできます。

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 以上、アイリスオーヤマアイリスオーヤマ CMS-0800の紹介でした。

 味に関する面では、特段高機能でないですが、500MLのマグに注げる点と、サーバーが冷蔵庫に収納しやすい点は、利便性の部分でかなり高く評価できます。

 サーバーは、あと一息詰めて、例えば、割れにくくて軽いトライタン素材にしたり、こぼれにく構造になれば、かなり良い製品になるかなと思いました。


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 【2022年発売】

 37・ラドンナ Toffy K-CM10-AW
 38・ラドンナ Toffy K-CM10-PA
  ¥11,000 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:5杯分
サイズ:幅172×奥行238×高さ309mm

  K-CM10は、日本のラドンナが販売するコーヒーメーカーです。

 セレクトショップでよく見かける、レトロモダンなデザインの生活家電は、同社の製品である場合が多いです。

 本体色は、 ASH WHITEとPALE AQUAの展開です。

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 サイズは、幅190×奥行285×高さ335mmです。

 奥行はそこそこありますが、幅方面にスリムです。

 同社の製品は、他の家電でもこうしたタイプが結構多いです。 

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 コーヒーポットは、5杯までのコーヒーが抽出可能です。

 一方、デロンギと同じで、アイスコーヒー向きであることも歌っていて、その場合は4杯です。

 一方、アイスコーヒーを利用する場合、アイスケースを中間に差し込みます。面白い仕様ですが、面倒にも思います。

 おそらくですが、味の部分の工夫ではなく、ガラス素材の強度の問題で、温度変化で割れないようにしているのかと思います。

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 【1-4人用】【100枚】

 HARIO (ハリオ) V60用 ペーパーフィルター
  ¥293Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 ペーパーフィルタは、1-4人用です。

 本機については、ハリオと同じ「円すい型」なので、ハリオを使うのが良いでしょう。

 キーコーヒーなどでももちろんOKです。

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 コーヒーの抽出は、いくつかの工夫が見られます。

 第1に抽出口が回転する点です。

 このあたりは、他社のシャワードリップ式と高価は同じでしょうが、ハンドドリップにどちらが近いとかと言われればこちらでしょう。

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 ドリッパーは、直線的なリブで特段工夫はないものです。

 最初みたとき、ウェーブドリッパーかなと思ったのですが、そういう思想でもないようす。

 一方、抽出温度は不明です。構造的にさほど高くはないかとは思います。

 ドリッパー形状を含め、タイプ的に、苦みより(昔ながらの意味での)酸味が出やすいタイプかなと思います。

 保温性能は、機能としては持ちますが、ガラス製ですし煮詰まるでしょう。

 使用後のお手入れは、一方、水タンク自体は外せない上で、水量プレートは外し洗いになるので、面倒と言えばそうです。

 アイスコーヒーを作る際には、先述のアイスケースも洗う必要があります。

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 以上、ラドンナのK-CM10の紹介でした。

 味の部分ではいくつかポイントといえる工夫はあります。

 ただ、特にアイスコーヒーについて言えば、デロンギがかなり本格的なマシンを出しているので、あと一工夫必要でしょう。

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 【2019年発売】

 39・ラドンナ Toffy K-CM5-SG
 40・ラドンナ Toffy K-CM5-GE
 41・ラドンナ Toffy K-CM5-RB
 42・ラドンナ Toffy K-CM5-PA
  ¥7,700 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:5杯分
サイズ:幅160×奥行200×高さ275mm

 なお、同社の下位機となるK-CM5も引き続き発売があります。

 こちらについては、回転式ドリップの工夫がないほか、アイスコーヒーも非対応です。

 水タンクも外せない構造です。

 外観の「デザイン性の良さ」以外に見どころは見あたらないと言えます。


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 【2022年発売】ADM-200後継品

 43・APIX Drip MeisterFSKD-0129B MO
 44・APIX Drip Meister FSKD-0129B WH
  ¥5,422 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:回転構造
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:2杯分
サイズ:幅168×奥行168×高さ290mm

 アピックドリップマイスターは、一風変わったコーヒーメーカーです。

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 この機種は、お湯を沸かす機能がありません

 利用法としては、上からお湯を注ぎ、モーターで回転(1分で3周)する下部のサーバーに、ゆっくりと落としていくという仕組みです。

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 回転させることで、ハンドドリップの「お湯の回し淹れ」を疑似的に再現するという発想です。

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 ドリッパーの中に注水した水を、内周から外周に3つ配置された穴から、4.5分かけてゆっくり水を落としていく方式です。

 コーヒーの味は、Atlasの試飲した結果、確かに美味しくはいりました。

 ただ、公平を期して言えば、手間の分、他社の1万円前後のコーヒーメーカーより劇的に美味しいか?というと、微妙な部分もありました。

 タンクを2重構造にすることで水の温度の低下を防ぐ構造ですが、5分では冷めるため、苦みと雑味がやや出がちです。

 また、ギミックは面白くユニークながら、他社のシャワードリップと、効果はあまり変わらない気がします。

 なお、電源は乾電池なので、持ちはこびも自由です。

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 以上、アピックドリップマイスターの紹介でした。

 「喫茶店の味の再現」という方向で話題の製品ですが、抽出理論的には、従来の(しっかりした)コーヒーメーカーと実はあまり変わらないという製品です。

 最大2杯という分量を考えても、これならばハンドドリップで淹れた方が美味しいし、時間もさして変わらないと思います。


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 【2023年発売】

 45・Aladdin コーヒーブリュワー ACO-D01A(G)
 46・Aladdin コーヒーブリュワー ACO-D01A(K)
  ¥37,000 楽天市場 (1/22執筆時)

抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:90度強
ミル:
サーバー:
最大容量:2杯分
サイズ:幅155×奥行254×高さ414mm

  ACO-D01Aは、アラジンが販売するコーヒーメーカーです。

 英国起源のメーカーですが、現在は日本の会社です。熱を使う家電を得意としていて、独特の色合いのグリーンの筐体は、デンキヤでも目立ちます。

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 サイズは、幅155×奥行254×高さ414mmです。

 細長く設置性はよいといえます。

 コーヒーポットは、未付属です。

 1Lの水タンクですが、下にマグ置く形式なので、1回の抽出は250mlまでです。

 スイッチで、130mlも選べます。2人用というのはすこし厳しいでしょうか。

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 フィルターは、ペーパーフィルタです。

 一方、フォルダの素材は、ステンレスです。

 形状は結構ユニークです。以前の説明写真だと、円すい型フィルタかなと思いましたが、普通の紙フィルタでOKです。

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 【100枚】【1-2杯用】

 メリタ ペーパーフィルター 1×1
  ¥617 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 少量タイプの1×1(101)を使います。

 コーヒーメーカーでは割と珍しいです。

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 コーヒーの味は、独特の工夫があります。

 バイパスドリップとして、ドリップ後に、お湯だけ注油して、雑味を抑えクリアさ出す仕組みです。

 注湯は、一部の喫茶店でも同じ目的でなす場合がありますが、実際その効果はあります。

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 先ほどみたバルミューダのBALMUDA The Brewも同じ仕組みです。

 ただ、バイパス注湯の仕組みは、技術開発としてはアラジンが先行していたようで、バルミューダ発売時にプロトタイプを発表していました。2年越しで完成したのが本機になるでしょう。

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 一方、バルミューダと同じで、加水する仕組みなので、1回あたりのコーヒー粉の量は多めに必要です。

 先述のように、普通のコーヒーメーカーはどこも8g〜10g//1杯が平均ですので、同じ杯数で言えば、1-2割ほどコスト高とはいえます。

 アバウトに淹れる場合はその限りではないにせよ、加水方式特有の注意点かもしれません。最近コーヒー豆も高いですし。

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 味の変化は、「クリア」・「マイルド・「ストロング」・「デミタス」とプログラムされます。

 デミタスで、約半分量で苦めに出すものです。カフェオレやアイスコーヒー用です。

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 温度制御は、マイコン制御でかなり細かく行います。

 正確な抽出温度は不明です。

 ただ、プレスチームのあと、じっくり蒸らし、その後、90度前後で間断的にお湯を注いでいくようです。

 最初に、味とアロマを出し切って、その後は、雑味を出さないように、やや低温で、間断的な加熱になっているようです。

 保温は、マグなどを置く仕組みなので、前提とした機種ではないです。

 マグカップは未付属です。

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 使用後のお手入れは、簡単です。

 水タンクも外せるので、メンテも給水も楽です。

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 以上、アラジンACO-D01Aの紹介でした。

 やはり、同じ加水方式のバルミューダに比べてどちらにするか、という話だと思います。

 値段はこちらがだいぶ安いです。外観も同社らしくユニークなので、抽出量が2杯分で足りそうならば、本機でも良いでしょう。

 同社は「発熱家電」に強いメーカーです。その上で、結構長いこと試行錯誤して出した製品に思えますので、中身はしっかりしていそうです。

今回の結論
紙フィルタ式コーヒーメーカーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、ペーパーフィルタ式のコーヒーメーカーの比較の2回目記事でした。

 しかし、記事は、もう少しだけ「続き」 ます。

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1・コーヒーメーカーの比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:象印〈日本〉
 1-3:タイガー〈日本〉
 1-4:バルミューダ〈日本〉
 1-5:ハリオ〈日本〉
 1-6:メリタ〈ドイツ〉
2・コーヒーメーカーの比較 (2)
 2-1:カリタ〈日本〉
 2-2:デロンギ〈イタリア〉
 2-3:サーモス〈日本〉
 2-4:他の製品〈各社〉  
3・コーヒーメーカーの比較 (3)
 =最終的なおすすめの提案【結論】

 続く3回目記事こちら)は、結論編です。

抽出の工夫 ★★★★★
長時間保温 ★★★★★
お手入れ  ★★★★★
濃さの調整 ★★★★☆
総合評価  ★★★★★

 その上で、今回紹介した全機種から、目的別・予算別に、Atlasが最もオススメできる製品を提案します。

 引き続き、よろしくお願いします。

 3回目記事は→こちら

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posted by Atlas at 20:36 | 珈琲関連の家電

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