【今回レビューする製品】2025年 ミラーレス一眼カメラの性能の違いとおすすめ・選び方:ソニー編:レンズキット・ダブルズームキット構成や人気ランキング Mirrorless Digital Camera
【比較する製品型番】 SONY α6700 ILCE-6700M B ILCE-6700 B α5100 ILCE-5100L-B ILCE-5100Y-B α6000 ILCE-6000L ILCE-6000B α6100 ILCE-6100Y ILCE-6100L ILCE-6100 α6400 ILCE-6400L ILCE-6400Y ILCE-6400M α6600 ILCE-6600M ILCE-6600 VLOGCAM ZV-E10 SONY VLOGCAM ZV-E10M2K BQ WQ ZV-E10M2X BQ ZV-E10M2 BQ ほか
今回のお題
ミラーレス一眼カメラのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2025年6月現在、最新のミラーレスデジタル一眼カメラを比較します。
APS-C
1・ソニーのミラーレスの比較
2・ニコンのミラーレスの比較
3・キヤノンのミラーレスの比較
4・富士フイルムのミラーレスの比較
フォーサーズ
5・パナソニックのミラーレスの比較
6・オリンパスのミラーレス一比較
フルサイズ
7・各社のフルサイズミラーレスの比較
全体まとめ
8・おすすめのミラーレスカメラ【結論】
1回目記事では、ソニーのミラーレスを全機種見ていきます。
まだ一眼レフがまだ全盛の頃から、ミラーレスに取り組んでいた企業です。
それもあり、技術水準や、ミラーレス特有の使い勝手の部分で、一日の長があり、Atlasも好きなメーカーです。
ただし、ソニー製でも、20万円以上となる「フルサイズミラーレス」は、上記7回目の記事(こちら)で、他社機と一緒にまとめています。
なお、このブログでは、メーカー横断的な意味での、スペック面の「選び方の基本」は、まとめ記事(こちら)の冒頭に書いています。
あまり詳しくない方は、そちらを先にお読みいただけると、より分かりやすいかと思います。
い方は、そちらを先にお読みいただけると、より分かりやすいかと思います。
画質の良さ ★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★★
動画撮影 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
防塵・防滴性 ★★★★★
セットレンズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、同社のミラーレスカメラを順番に比較していきます。
その上で、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、予算別・目的別に「Atlasのおおすすめ機種」を選定していきます。
長めの記事ですが、よろしくお願いします。
2・SONYのミラーレス一眼の比較
というわけで、ソニーのミラーレス一眼の比較です。
ソニーは、メーカー別で言えば、もっともミラーレスが売れているメーカーの1つです。
以前は「NEX」というシリーズ名が付いていましたが、最近は、α(アルファ)というブランド名に統一されました。
ーーー
なお、以下では、高評価できるポイントは赤系の文字色で、イマイチなところは青字で表記していきます。
【2019年発売】
【パワーズームレンズキット】
1・SONY α6400 ILCE-6400L B
2・SONY α6400 ILCE-6400L S
¥120,152 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
【ダブルズームレンズキット】
3・SONY α6400 ILCE-6400Y B
4・SONY α6400 ILCE-6400Y S
¥132,800 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
【高倍率ズームレンズキット】
5・SONY α6400 ILCE-6400M B
6・SONY α6400 ILCE-6400M S
¥149,155 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
【ボディのみ】
7・SONY α6400 ILCE-6400 B
8・SONY α6400 ILCE-6400 S
¥101,450 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
撮像素子:APS-C
画素数:2420万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:有機EL(235万)
AF:ハイブリッドAF(425点)
連写速度:8コマ/秒
動画: 4K(30p)
モニター:3型タッチパネル(92万)
大きさ:120.0x 66.9x49.8mm
重さ:403グラム
α6400シリーズは、ソニーのミラーレス一眼の現行のスタンダード(中級機)です。
後ほど、もっと安い「型落ち」を何機か紹介します。しかし、現行製品だけで言えば、本機が「最安」となります。
重さは、403gです。
ただ、ミラーレスだと400g以下もある点で言えば、「そこそこ」重めです。
とはいえ、APS-Cで、ファインダー(EVF)が付く機種は、これくらいあります。
もちろん、本格的な一眼レフと較べたらボディは軽めで、小型で持ち運びやすいです。
撮像素子(CMOSセンサー)は、APSーC型という大きなサイズを搭載しています。
ちなみに「撮像素子」とは、「画質の決め手」になるという点でカメラで最も重要なパーツです。これは、純粋に、大きければ大きいほど、高画質です。
デジカメというと、「画素数」が注目されます。
しかし、いくら画素数が高くても、撮像素子が小さいものでは、高画質を得られません。
画素数は、2430万画素です。
解像度を高めれば写真の解像感がでます。
しかし無理にあげるとノイズ処理力が落ち、最大のISO感度も低くなります。
そのため、暗いところでの撮影に不利になります。
常用ISO感度は、最大ISO32000です。
他社のAPS-Cのミラーレスよりやや高めと言えます。つまり、条件の悪い場所での撮影は強いです。
HDR機能も、搭載です。
HDR(ハイダイナミックレンジ)は、スマホでもお馴染みの機能です。
逆光時や夜間撮影の際の黒つぶれ・白飛びを防ぐため、露出の異なる写真を自動で合成するものです。
本機の場合、画像3枚を重ね合わせています。
ISO感度の部分も合わせて言えば、本機は、軽量機のなかでは、夜間撮影・室内撮影・逆光撮影などの状態の悪い際の撮影が得意な機種と言えます。
内蔵フラッシュが付属しますが、大抵のシーンではフラッシュなしで撮影できるでしょう。
オートフォーカスは、この機種の強調できる部分です。
オートフォーカスは、性能が良いほど、ピント合わせが高精度・高速となり、動く被写体への強さが増します。
ソニーの場合、ハイブリッドAF式を採用します。
これは、夜間に強い方式であるコントラストAFと、合焦速度が速い位相差AFを文字通り、複合させたものです。
同社は「ファストハイブリッドAF」と呼びますが、現在のミラーレスでは、「最高性能」と言っても良い方式です。
さらに、本機は、センサー密度を大幅に増やし、位相差425点・コントラスト425点と、およそこれまでみられなかった密度とカバー範囲を誇ります。
測距点が多いと、動く被写体の追従撮影にも有利です。
ピントが合いやすいため、子どもや動物、乗り物などの追従撮影も得意です。
新しい動体予測アルゴリズムの効果もあり、オートフォーカス速度は、0.02秒と「世界最速」になっています。動画撮影時にも有効です。
顔検出機能は、意外に各社で差がある部分です。
なお、検出精度が高い場合、フォーカスの正確性と速度に寄与します。
ソニーの場合、「顔」だけでなく、より細かい「瞳AF」対応である点は言及に値します。
そうした製品は他社にもありますが、本機は、瞳AFが「リアルタイム瞳AF」となります。
精度・追随性が上がっており、人間の左右の瞳の区別ができるほか、(ファームウェア更新で)猫や犬など一部の動物の瞳の検出も可能です。
ただし、同社の高級機(フルサイズ)と違い動画撮影時に、瞳AFは利用できません。
子どもなど動く被写体に強い「ロックオンAF」も搭載です。
この部分も、リアルタイムトラッキングができる点で高度です。
漠然とした「全身」だけではなく、服の色・顔・瞳と細かく分析しつつ、AIが最適な手法を判断し、動く被写体に追随します。
他社機と比べても、左右の瞳の検出だけでなく、その追尾にも対応する部分は、ソニーの独自性で、優位点です。
とにかく、多方面で動く被写体に強さを発揮するのが、ソニー機です。そのほか、顔の個人登録ができるほか、笑顔に合わせてスマイルシャッターも切れます。
ただ、本機は、2019年発売です。2021年頃から、ディープラーニング技術の深化などで、動物・人間・動体などの検知が各社とも格段に高性能になりました。
その部分で言えば、実用上問題ないとはいえ、1世代前のAFとは言えます。
暗い場所での利用は、一方、AFの低輝度限界がEV-2とミラーレスの平均値です。
この部分は強調できないでしょう。
連写も、メカシャッター時、8コマ/秒です。
電子先幕シャッターも対応です。
ファインダ表示がリアルタイムでないモード(Hi+)だと11コマ/秒です。
追従性が良いメカシャッターでこの速度が出せるのは、同社の「売り」の1つです。
その他の部分も含めてですが、動く被写体に対してはとても強い機種です。
オート撮影モードは、ソニーは「プレミアムおまかせオート」が入門機から搭載です。
オート撮影時、明るさ・逆光などの要素をAIが判定し、10種類以上のパターンから自動で撮影モードを選び、最適化します。
家族などに「シャッターを押すだけ」の人がいる場合は、こうした機能が充実する点は重要でしょう。
液晶モニターは、セルフポートレートに便利なチルト式です。
また、上に180度、下に45度までチルト回転できる仕様ですので、「自分撮影」にも対応します。
その上でタッチパネルなので、コンデジ的なピント合わせなどに便利です。
ファインダーは、XGA OLED Tru-Finderという名称の、236万ドットの有機ELファインダです。
旧機(144万ドット)よりスペックが上がった部分です。
0.39型とミラーレスでは標準的なサイズで、倍率は1.07倍/50mmです。
視野角はむろん100%です。全てのスペックにおいて十分以上でしょう。
通常の2倍のフレームレートの表示もできるため、ソニーの強みの「動く被写体の強さ」はより活かせます。
フラッシュは、内蔵式です。
動画撮影は、4K動画の撮影に対応した点が注目に値します(30フレーム)。
撮像素子が大きいミラーレスでの動画撮影は、ビデオカメラとは趣が異なる動画が撮影できて面白いです。
ただ、快適に撮影する技術は、この部分に力を入れるパナソニックのほうが充実している印象はあります。
1・16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650
2・55-210mm F4.5-6.3 OSS SEL55210
3・18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135
レンズキットは、以上の3つのレンズの組み合わせです。
パワーズームレンズキットには上記1のレンズが、ダブルズームレンズキットには上記1と2が両方付属します。
16-50mmは、風景を広く撮れる広角側が16mmで、遠くのものを大きく取れる望遠側が50mmの3倍ズームレンズです。
他製品と較べる場合の35mm換算値では、24-75mmです。
風景からスナップ撮影までまかなえる範囲なので、普段使いに便利で、1つだけ揃えるならばこちらでしょう。
重さも116gと軽量です。
55-210mmは、遠くのものを撮影するための望遠レンズです。35mm換算値だと、82.5-315mmです。
315mmは、ミラーレス一眼でも有数のズーム力であり、スポーツ観戦や、バードウォッチングなどに広く利用できるでしょう。ただし、重さは345gとそれなりです。
高倍率ズームレンズキットは、3番の7倍ズームのレンズが付属します。
325gとそこそこの重さはありますが、便利です。
手ぶれ補正は、光学式のレンズ内2軸補整です。
ソニーの場合、交換レンズ側に手ぶれ補正が搭載されま)。
一部非搭載のレンズもありますが、キットレンズは光学式の手ぶれ補正内蔵です。
ソニーは、ミラーレスに初期から取り組んでいたこともあり、一般的に、値段に比して性能は良いです。
ただ、ミラーレスの場合、仕組み的に、5軸手ぶれ補正の方が補正力が高いです。
本機は、補正段数も非公開なので、(あえて言えば)この部分は、他社の同級機に負けるとは言えます。
ネットワーク機能は、Wi-Fi・NFCのほか、Bluetoothも搭載です。
Bluetoothは、ソニーは、転送にはノータッチです。
主に、A-GPSの位置情報をBluetoothでスマホから自動取得するために付属しています。
写真アプリなどで、撮影地情報を管理している方に、これは便利でしょう。
ただ、他社のように、低消費電力のBluetooth LE(Bluetooth smart)ではないので、スマホのバッテリーは減りやすいでしょう。
アンチダスト機能は、装備です。
レンズ交換式の場合、交換時などに(不意に)センサーにゴミが付着してしまうことがあります。
ブロワーで取れない場合もあるのですが、こちらの場合、帯電防止コートおよび超音波振動で、リスクを軽減してくれます。
---
以上、ソニーのα6400の紹介でした。
10万円台のミドルクラスとして、撮像素子・画像エンジン・フォーカス・連写などがバランス良く優れます。
使い勝手の部分も、ファインダーとチルト式液晶を両方装備しますし、4K動画に対応する部分を含めて、隙は無いです。
あえて言えば、ネットワーク面が少し弱いとは言えますが、とくに、子どもや動物など「動く被写体に抜群に強い」ミラーレスとして、ファミリー向け高級機として「おすすめ」できます。
ーーー
一方、先述のように、ソニーの現行機の「最安」は、本機です。
ただ、型落ち新品と(状態がよさげな)中古ならば、もう少し安めであるため、(上位機種の説明にはいる前に)以下、先に見ることにします。
【2019年発売】
【ダブルズームレンズキット】
9・SONY α6100 ILCE-6100Y B
10・SONY α6100 ILCE-6100Y W
¥115,000 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
【パワーズームレンズキット】
11・SONY α6100 ILCE-6100L B
12・SONY α6100 ILCE-6100L W
¥105,000 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
【ボディのみ】【中古含む】
13・SONY α6100 ILCE-6100 B
14・SONY α6100 ILCE-6100 W
¥65,800 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
撮像素子:APS-C
画素数:2420万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:有機EL(144万)
AF:ハイブリッドAF(425点)
連写速度:8コマ/秒
動画: 4K(30p)
モニター:3型タッチパネル(92万)
大きさ:120.0x 66.9x49.9mm
重さ:396グラム
α6100シリーズは、ソニーのミラーレス一眼の旧機です。
位置づけとしては、α6400の旧型で、下位グレードの機種となります。
すでに生産終了で、ボディについては中古市場中心なので、そちらの価格を出しておきます。
本機は、2023年にカタログ落ちしたばかりなので、1つ上でみたα6400と、仕様面で、そう大きな違いはない機種です。
違う部分だけ解説します。
第1に、ファインダーです。
倍率や視野率は同じですが、有機ELの144万ドットになるため、すこし詳細感が落ちます。
また、2倍のフレームレート表示に非対応です。
第2に、アンチダスト機能です。
この機能は、先ほどの機種ほか、それ以前の旧のα6000も持っているのですが、α6100ではなぜか省略です。
1・16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650
2・55-210mm F4.5-6.3 OSS SEL55210
レンズキットは、 高倍率ズームレンズキットの展開がないだけで、新機種と同じです。
パワーズームレンズキットには上記1のレンズが、ダブルズームレンズキットには上記1と2が両方付属します。
そのほかは、測光とカラープロファイルの部分に新機種に追加性能がある程度で、他は、同じです。
---
以上、ソニーのα6100の紹介でした。
α6400とどちらを選ぶかという話になります。
機能差はあまりみられないので、同じセット構成でだいぶ安めならば選択肢になるでしょう。
【2014年発売】【中古価格】
【ダブルズームレンズキット】
15・SONY α6000 ILCE-6000B
¥72,500 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
【パワーズームレンズキット】
16・SONY α6000 ILCE-6000L
¥57,800 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
撮像素子:APS-C
画素数:2430万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:有機EL(144万)
AF:ハイブリッドAF(179点)
連写速度:11コマ/秒
動画:4K未対応
モニター:3型タッチパネル(92万)
大きさ:120.0 x 66.9 x 45.1 mm
重さ:344グラム
α6000シリーズは、冒頭書いたように、α6100の「型落ち」となる製品です。
2014年機ですが、2021年までは販売がありました。ただ、2022年になってからは、基本的に、「中古市場」が主になっています。
掲載価格もそちらのものです。
撮像素子は、APS-Cサイズ、画素数は、2430万画素で、セットレンズの構成も同じです。
フォーカス方式も、ハイブリッド方式で、連写速度も同じです。
1・フォーカス性能
・179点位相差+25点コントラスト
・EV0
・瞳AF・ロックオンAF
2・撮影関連機能
・チルト非対応
3・動画撮影
・4K動画非対応
一方、α6100と比べると、主に、以上の点で差があります。
第1に、フォーカス性能です。
本機もしっかり、ファストハイブリッドAFですが、測距点が、新機種より少ない179点位相差+25点コントラストです。
その影響もあり、夜間撮影時の合焦がやや弱い(EV0)のほか、先述の瞳AFとロックオンAFには対応するものの、それらの上位機能となる、「リアルタイム瞳AF」と「リアルタイムトラッキング」には非対応です。
フォーカス性能の部分で、最も差を感じます。
第2に、撮影関連機能です。
モニターは、角度調整はできますが、180度後ろにはできません。
第3に、動画撮影機能です。
本機は、4K動画に未対応です。
また、高圧縮率のXAVCを扱えないという点も注意が必要でしょう。この部分は多少見劣りします。
その他の部分は、基本性能は変わりません。
ーー
以上、α6000シリーズの紹介でした。
実質的には、α6000シリーズの「下位機種」として評価するべき機種です。
オートフォーカス性能で結構差があるので、(同じレンズ構成で)2万円以内の差ならば、(長期的に考えると)上位機を選んだ方が良いかと思います。
ただ、レンズ込みで8万円前後の製品としてみれば、他社の競合機と比べて、(それでも)動く被写体に対して強力な機種とは言えます。
結論的にいえば、予算に限りがある場合、現状の価格ならば、本機はお買得感があると言って良いでしょう。
【2014年発売】【中古のみ】
【パワーズームレンズキット】
17・SONY α5100 ILCE-5100L-B
18・SONY α5100 ILCE-5100L-W
19・SONY α5100 ILCE-5100L-T
¥59,700 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
【ダブルズームレンズキット】
20・SONY α5100 ILCE-5100Y-B
¥92,799 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
撮像素子:APS-C
画素数:2430万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:なし
AF:ハイブリッドAF(179点)
連写速度:6コマ/秒
動画: 4K未対応
モニター:3型タッチパネル(46万)
大きさ: 109.6×62.8×35.7mm
重さ:283グラム
ソニーのα5100シリーズも「中古市場」の製品です。
2020年までは、α6000シリーズの下位機種として存在していたモデルです。
撮像素子は、APS-Cサイズ、画素数は、2430万画素、フォーカス性能も、179点の位相差検出方式と25点のコントラスト検出方式です。
そのほか、顔検出機能をふくめて、これらは、1つ上で紹介したα6000と同等です。
フラッシュも、同じく内蔵式です。
液晶モニターは、α6000と異なります。
この部分は、最新型(α6100)と同じで、セルフポートレートに便利なチルト式です。
その代わり、ファインダー(EVF)は未付属です。
それ以外は、α6000シリーズと同じです。
---
以上、ソニーのα5100シリーズの紹介でした。
既に生産終了ですが、アウトレット的には新品があり、また値段が安いので、「エントリー機」として、プレゼンスがあります。
実際、このクラスとしては「オートフォーカス性能と連写速度」が、かなり「強い」ので、ファインダー不要ならば、本機を選んでも良いかと思います。
先述のように、ソニーの強力なハイブリッドAFは、動く「子ども撮り」には有利です。
そのため、特段4K動画撮影や、ファインダー不要ならば、この価格だと、かなり良い選択肢に思えます。
【2019年発売】【在庫限り】
【高倍率ズームレンズキット】
21・SONY α6600 ILCE-6600M
¥175,200 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
【ボディのみ】
22・SONY α6600 ILCE-6600
¥147,000 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
撮像素子:APS-C
画素数:2420万画素
手ぶれ補正:2軸+5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(235万)
AF:ハイブリッドAF(425点)
連写速度:8コマ/秒
動画: 4K(30p)
大きさ:120.0x 66.9x 53.3mm
モニター:3型タッチパネル(92万)
重さ:453グラム
α6600シリーズは、ソニーのAPS搭載機の、1世代前の最上位機です。
後ほど後継上位機となる、2023年登場のα6700をみます。
しかし、はっきり言うと、そちらは、エンジン性能が大幅に進化したので、本機は、スタンダード機(α6400)のほうにより性能が近いと言えます。
そのため、ここで別に見ています。
撮像素子は、APS-Cサイズ、画素数も2420万画素と、基本スペックはα6400と同じです。
常用ISO感度は、最大ISO 32000です。
フォーカス性能も、位相差425点・コントラスト425点で、合焦速度は0.02秒と変わりません。
手ブレ補正は、この機種の見所です。
SONYは、このグレードの機種からボディ内5軸手ブレ補正を内蔵するからです。
ソニーの場合、レンズでも2軸補整ができます。
そのため、対応レンズの場合、レンズ内補整(2軸)と、ボディ内補正(3軸)を利用して5軸補整をします。その場合ボディの2軸は使わないので、上表では(2+5軸ではなく)、上表では「5軸」の変則バージョンと考えてください。
いずれにしても、、補正効果はシャッター速度5段分という強力さです。
手ぶれ補正機能(OSS)が付属しないレンズの場合は、ボディだけで5軸の補整が可能なので、いずれにしても「立体手ブレ補正」ができる製品です。
とくに、(手ぶれ補整のない)Aマウントのレンズをたくさん持っている方には待望の製品でしょう。
そのほか、液晶モニター・ファインダー・動画撮影の部分も、基本性能は、下位機種と同じです。
・SONY フラッシュ HVL-F20M
¥19,800 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
ただし、こちらの場合、内蔵フラッシュが省略となっています。
マルチインターフェースシューからアクセサリとして別売フラッシュを付けられます。価格は「ピンキリ」ですが、最も安いものはこれほどです。
---
以上、ソニーのα6600の紹介でした。
現状では、Aマウントのレンズを多く持つユーザーに人気がある機種です。
ただ、中古の格安機狙いの場合を除けば、価格は後継のα6600シリーズとそう開かない上で、性能は段違いに新型が良いため、選択肢にはしにくいでしょう。
【2024年発売】
【パワーズームレンズキット】
23・SONY VLOGCAM ZV-E10M2K BQ
24・SONY VLOGCAM ZV-E10M2K WQ
¥142,283 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
【ダブルズームレンズキット】
25・SONY VLOGCAM ZV-E10M2X BQ
26・SONY VLOGCAM ZV-E10M2X WQ
¥163,401 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
【ボディのみ】
27・SONY VLOGCAM ZV-E10M2 BQ
28・SONY VLOGCAM ZV-E10M2 WQ
¥126,293 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
撮像素子:APS-C
画素数:2600万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:
AF:ハイブリッドAF(759点)
連写速度:8コマ/秒
動画: 4K(60p)
モニター:3型タッチパネル(104万)
大きさ:114.8x 67.5x54.2mm
重さ:377グラム
VLOGCAM ZV-E10 II シリーズは、2024年に登場した製品で、主にVLOG(動画)向けに出されているミラーレスです。
2021年に登場した初代(ZV-E10M)の後継機で、後述するように画像エンジンがAI処理向きの新世代(BIONZ XR)になった関係で、AFを含めた、画像処理部分で大きな進化を遂げています。
旧機も残るのでそちらは後で見ます。
重さは、377gです。
旧機よりすこし増量しました。
極めて軽いわけではないものの、400gの大台は切っている感じです。
撮像素子(CMOSセンサー)は、APSーC型です。
先述のように、「画質の決め手」になるという点でカメラで最も重要なパーツです。
同じような、Vlog向けのパナソニック機の撮像素子(フォーサーズ型)よりも大きいので、この部分は、本機の場合もポイントです。
センサーは、ローパスレスになります。
この場合、通常よりも、画像がクリアになります。最近は、エンジンの改良でモアレの問題がなくなってきたので、各社とも上位機だとローパスフィルタを外してしまう企業が多いです。
画素数は、2600万画素です。
2023年に出たソニーの新型の撮像素子(Exmor R)を搭載です。
次に見る上位機に続いてこのグレードに降りてきた形です。
画素数だけでいえば、動画向けと考えるとオーバースペックです。
ただ、この部分は、写真撮影ほか、後述する4K動画撮影にも部分的に活かされます。
常用ISO感度は、ISO100から、最大でISO 32000です。
本機は、条件の悪い場所での撮影にも強いです。動画の部分でもそれは言えます。
HDR機能は、(スマホ的な)「貼り合わせ」という意味ではありません。
ただ、(テレビのような輝度規格としての)HDRに対応する水準の静止画を撮影するという意味ならば、可能です。
上級機なので、この仕様で良いかなと思います。
フォーカス性能(オートフォーカス)は、も贅沢です。
高性能な ハイブリッドAF式を採用した上で、位相差759点・コントラスト495点です。
新エンジンの採用で強化された部分であり、旧機に対して約45%の強化になります。
このような優秀なAF機能は、動画でも有効です。
顔検出機能は、先述の「リアルタイム瞳AF」「リアルタイムトラッキング」双方に対応です。
その上で、本機は先述の新しいAI世代のプロセッサの力でこの部分が大きく進化しています。
被写体認識は、最近はビッグデータやAIによるディープラーニング技術の進化で各社ともここは相当レベルアップしています。少し以前(2021年以前)に発売された機種と較べる場合、最も大きな差がある部分です。
本機も、ディープラーニング技術を用いる新しい「AIプロセッシングユニット」を搭載しています。これ以前に発売された、フルサイズを含めた同社の製品に比べても「だいぶ上位」です。
人体の場合、瞳だけではなく、人間の胴体・頭部の位置を含めて区別し、追跡します。
人間の顔も個別に区別して認識されるので、条件の悪い状況での撮影は高度です。
人間以外の被写体の認識は、動物/鳥、動物、鳥、昆虫、車/列車、飛行機に対応できます。
特定の動物(犬・ネコ・小動物)と鳥だと、瞳のリアルタイム検知も可能です。
先述のように、識別できる物体の種類は最近の注目点で、他社の同級機と比べる場合も、わりと細かく見ても良い部分と感じます。
なお、動画も静止画もですが、先述のAI世代のエンジンの採用で、白飛びが少ない人肌の色や質感の表現力は格段に強化されました。美肌補正(小じわ・シミ)などを含めます。
加えて、顔で追尾する際(顔優先AE)、環境光の強さに左右されず、顔を自然に明るく保てます。
同社は「美しく透明感のある色彩表現」とこれらをまとめて表現しています。
暗い場所での利用は、一方、AFの低輝度限界がEV-3です。
さらに高いカメラはありますが、ここも今回強化されました。
連写は、8枚/秒です。
優秀ですが、Vlog撮影には、あまり関係ないかもしれません。
こちらも、リアルタイプ表示をしないモード(Hi+)ならば、11コマ/秒です。
一方、本機は、シャッター方式が電子シャッターのみです。
先代と違って、メカシャッターを積まない点、静止画(写真)向きな仕様ではなくなったとは言えます。
オート撮影モードは、動画・静止画の雰囲気作りのための「クリエイティブルック」が注目点です。
標準画質に対して、肌を柔らかにするモード(PT)ほか、ビビット(VV2)、フィルム風(FL)、マット(IN)、透明感(SH)など、10種のエフェクトを自動で付加できます。
加えて、動画用ですが、シネマティックVlog設定が注目点です。
映画のような、2.35:1の横長映像で、「映画のワンシーンのような印象的な画(え)づくりを直感的に一括設定できる」おまかせモードという説明です。
ようするにワンボタンで、見かけ(LOOK)と雰囲気(MOOD)を選べば、おまかせで「画(え)づくり」してくれるおまかせ機能です。
見かけは、美肌(S-Cinetone)や、鮮やか(FRESH)・重層感(CHIC)・爽やか(CLEAN)・キネマティック(CLASSIC)から、雰囲気は、オートほか、GOLD(黄)・OCEAN(青)・FOREST(緑)と、特定の色を強調するモードです。
同社のVlog用のコンデジ型(ZV-1M2)に先行搭載されていました。
液晶モニターは、セルフポートレートに便利なチルト式です。
また、上下に270度、左右に176度分チルトできる仕様で、この部分でVlog撮影に最適化されています。
モニターで言えば、今回の改良で、タテ持ち撮影時のUIの操作性が改善されています。
ファインダーは、未搭載です。
SONY HVL-F28RM
¥26,300 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
フラッシュも、非搭載です。
動画に不要だからでしょうが、必要な場合は、別売のソニー製のフラッシュ(HVL-F28RM・HVL-F32Mなど)を購入する必要があります。
動画撮影は、4K動画の撮影に対応です。
4K/60フレーム対応(最大150Mbps)です。
Vlog向け機能としては、1ボタンでボケを切り替えられる背景ぼけ切換ボタン(商品レビュー用設定ボタン)、AFモードをワンタッチで切り替えられるボタンなど、小回りが効きます。
動画用の、美肌効果・顔優先AEなど、セルフ撮影時に便利な機能も網羅です。
音声録音は、3つの集音マイクの上に、風切り音低減のためにウインドスクリーンが付属する仕様で、配慮があります。
外部マイクを利用しなくても、問題ないように設計されますが、マルチインターフェース(MI)シューに、各種マイクを取り付けることは可能です。
1・E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II
2・E 55-210mm F4.5-6.3 OSS
レンズキットは、以上の3つのレンズの組み合わせです。
パワーズームレンズキットには上記1のレンズが、ダブルズームレンズキットには上記1と2が両方付属します。
16-50mmは、 風景を広く撮れる広角側が16mmで、遠くのものを大きく取れる望遠側が50mmの3倍ズームレンズです。重さは、116gです。
とくに、こちらは、PZ(パワーズーム)なので、ズーミングのしなやかさの部分で、動画向けには良い構成です。
重さも116gと軽量ですし、一般的なVLOGにはこちらでしょう。
55-210mmは、遠くのものを撮影するための望遠レンズです。35mm換算値だと、82.5-315mmです。
重さは345gとそれなりです。ちなみに、ダブルズームキットは、2023年からの発売でした。
動画的なニーズもあるでしょう。
ただ、先述の(VLOG向けではない)下位グレードが2023年に廃止になったことをふまえると、その代わりとして、(動画目的ではない)方が、ファインダーなしの「エントリー機」として求めるために急遽出したのかなとも思います。
手ぶれ補正は、交換レンズ側に搭載されます。
一部非搭載のレンズもありますが、これらのキットレンズは光学式の手ぶれ補正内蔵です。
動画用としては、別に、ジャイロセンサー利用し、独特のアルゴで手ぶれを補正する「アクティブモード」があります。ただ、この部分は、他機ほどは強調されないとは言えます。
必要に応じてスタビライザなどを使えば良いでしょう。
ネットワーク機能は、Wi-Fiほか、Bluetoothも搭載です。
Bluetoothは、ソニーは、転送にはノータッチです、転送はWi-Fiです。
Bluetoothは主に、A-GPSの位置情報をBluetoothでスマホから自動取得するために付属しています。
ライブストリーミングは、USBケーブルで有線接続することで対応できます。
ソニー NP-FZ100
¥10,000 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
バッテリーは、同社の大容量タイプです。
動画撮影時で、最大195分です。
むろん、動画の場合、廃熱による時間制限はあり得ます。ただ、自動電源オフ温度を「高」で、外気25度とする場合は、HDでも4Kでも、約120分なので、あまりシビアではないです。
---
以上、ソニーのVLOGCAM ZV-E10 IIの紹介でした。
ミラーレスのVlog用は、後ほどみますが、パナソニックも出していて、それがライバルです。
比較すると、本機は、サイズ面で多少有利です。画質面でもセンサーサイズとAI世代のAF周りの画像処理の部分で、プレゼンスがある印象です。
一方、動画用の手ぶれ補正がやや弱いので、持ち歩きつつの撮影は、(他の工夫をしないならば)パナソニックが有利でしょう。逆に、(自宅などで)固定して配信するには良いかと思います。
なお、「写真用」としてみた場合は、ファインダーはともかく、内蔵フラッシュもない機種なので、、バランスとしては微妙な機種と言えます。
ーー
なお、本機は、以上の記事で、もう少し「動画撮影」の部分に注目しつつ説明しています。
ーーー
【2021年発売】
【パワーズームレンズキット】
29・SONY VLOGCAM ZV-E10L B
30・SONY VLOGCAM ZV-E10L W
¥96,000 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
【ダブルズームレンズキット】(23年追加)
31・SONY VLOGCAM ZV-E10Y B
32・SONY VLOGCAM ZV-E10Y W
¥117,172 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
【ボディのみ】
33・SONY VLOGCAM ZV-E10 B
34・SONY VLOGCAM ZV-E10 W
¥81,599 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
撮像素子:APS-C
画素数:2420万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:
AF:ハイブリッドAF(425点)
連写速度:8コマ/秒
動画: 4K(30p)
モニター:3型タッチパネル(92万)
大きさ:115.2x 64.2x44.8mm
重さ:343グラム
なお、本機の旧機となるのが、VLOGCAM ZV-E10シリーズです。
ただ、こちらは、センサー(撮像素子)と画像エンジンが旧式です。
そのため、上で書いた、人間の胴体の区別や、人間以外の被写体の認識は、全て非対応です。
「リアルタイム瞳AF」「リアルタイムトラッキング」には対応しますが、先ほどみた、下位機と同じ水準です。
そのほか、AFの測距点が少ない(425点)部分、AFの低輝度限界がやや弱い部分、バッテリーのスタミナが短い部分に止まる部分などが、目立つ違いです。
機能的にも、先述の「クリエイティブルック」や「シネマティックVlog設定」などは、未搭載です。
この世代だと、「プレミアムおまかせオート」がありました。
オート撮影時、明るさ・逆光などの要素をAIが判定し、10種類以上のパターンから自動で撮影モードを選び、最適化するものですが、ただ、静止画向けです。
動画撮影は、60フレーム非対応で、4K動画のフレームレートが4K/30P(100M)でした。
その代わり、多めの画素数であることを利用した、6Kオーバーサンプリングがありました
4K記録は800万画素あれば足りますが、本機は2000万画素以上の高解像度で撮影できるセンサーなので、オーバーサンプリングできます。
画像のギザ付きなどが軽減のためついていました。
なお、この世代だと、メカシャッターも搭載です。
---
結論的にいえば、値段差はありますが、性能差が大きすぎるので、新機種を推します。
たしかに、価格差はあります。
ただ、エンジン部分の性能差がかなり大きいので、旧機を買っても、遠くない時期に機能面で陳腐化してしまうでしょう。
また、この世代は、Vlogが流行りだした「第1世代」の製品なので、エフェクト効果を含む諸機能も、最新機と比べてしまうと「静止画より」にみえてしまう部分が多いです。
【2023年発売】
【高倍率ズームレンズキット】
35・SONY α6700 ILCE-6700M B
¥228,525 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
【ボディのみ】
36・SONY α6700 ILCE-6700 B
¥188,427 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
撮像素子:APS-C
画素数:2600万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(235万)
AF:ハイブリッドAF(759点)
連写速度:8コマ/秒
動画: 4K(120p)※要クロップ
モニター:3型タッチパネル(104万)
大きさ:122.0x 69.0x75.1mm
重さ:493グラム
α6700シリーズは、ソニーのAPS-Cミラーレス一眼だと、最も性能のよい上級機になります。
先述のように、フルサイズだともっと良いものがありますが、本機には、AF部分などで近年の上位技術が降りてきたので、仕様として、ここまで見た機種より、だいぶ「豪華」になります。
後述するように、「VLOG用のハイスペック機」とも見なせそうな機種でもあります。
重さは、493gです。
軽さ部分にフォーカスした機種ではないと言えます。
ただ、やはり、ミラーレスなので、上級機としては「軽い」です。
撮像素子(CMOSセンサー)は、本機もAPSーC型です。
画素数は、2600万画素、常用ISO感度は最大ISO32000です。
オートフォーカスは、ハイブリッドAF式です。
センサーと画像エンジンは、先ほどみた下位機(VLOGCAM ZV-E10 II)と同じなので、こうした部分の性能は下位機と変わりません。
しっかり、人間の胴体・頭部の位置を含めて区別しますし、動物や乗り物など、人間以外の被写体の認識も、同じように可能です。
暗い場所での利用も、AFの低輝度限界がEV-3と同じです。
連写も、8コマ/秒です。
リアルタイプ表示しないモード(Hi+ )で11コマ/秒です。この部分も下位機と同じです。
ただ、こちらは、メカシャッターと電子シャッターが装備されています。
先述のように、下位機は新世代からメカシャッターが省略でした。
この部分で言えば、多少、静止画写真のことも考えていると言えます。
なお、電子シャッター時で最速この速度なので「サイレント撮影」に向く点も強調されています。動物撮りにはよさそうです。
オート撮影モードは、「初心者向け」という意味では、このグレードには未搭載です。
ただ、先述のようにAFは強いですし、家族に渡して、普通に自動で「綺麗に撮れる」のは間違いないことです。
液晶モニターは、バリアングルです。
オープン角176度で、チルト角270度です。
むろん、タッチパネルです。
ファインダーは、こちらは、Vlog用ですが搭載です。
236万ドットの有機ELファインダですので、(Vlog用ではない)同社のスタンダード機と同じです。
フラッシュは、内蔵式です。
手ぶれ補正は、一方、こちらは、光学式5軸ボディ補正です。
同社のAPS機だと、初搭載でしょう。
繰り返し書いてきたように、レンズ内手ぶれ補正は、ミラーレスだとあまり意味がないので、この方式のが確実に上位です。
質についても、シャッター速度5段分の補整力とかなり強力です。
一方、旧機(α6600)と違って、レンズ側の補正情報を利用するかの説明はないです。
フルサイズの仕様からすると恐らく使わないのでしょうが、新エンジンによる補正アルゴの強化で、実際は本機の方が性能は良いようです。
動画撮影は、、注目点と言えます。
4K/120Pのへの対応表記があります。
ただし、画角は35%クロップ(=中心から全体の35%のサイズを切り取った範囲)されての数字です。
ただ、この価格帯で、クロップ付でも4K/120Pに対応できる機種は(発売時)見られないですし、ワンポイントには違いないです。
ただ、高解像度動画の場合、熱による時間制限は本機の場合もあります。
一方、先述のリアルタイム認識AFは、動画にも有効です。まだ、手ぶれも5軸補正ほか、動画特有の大ブレに有効な、アクティブモード(電子補正)もあります。
ショットガンマイクロホン ECM-M1
¥35,088 Amazon.co.jp (6/23執筆時)
一方、マイク部分ではあまり工夫はないですが、ショットガン形状のマイクが、同時発売されました。
8パターンの指向性が設定できる、結構面白げなマイクです。
3・18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135
レンズキットは、現状で、高倍率ズームレンズキットのみの発売です。
下位機でもみましたが、7倍ズームのレンズです。
325gとそこそこの重さはありますが、便利です。
ネットワーク機能は、Wi-Fi 5とBluetooth 4.2です。
本機の場合、新しいCreators' App対応です。
スマホアプリでBluetooth接続設定をしておけば、転送時、勝手にWi-Fiに移行してくれるので便利です。接続が面倒な従来のソニーの弱点が消えています。
自宅内ならルーター経由、外出先ならアドホックにつながります。
Bluetoothは、一方、ペアリングしておく場合、時刻ほか、スマホの位置情報を取得できます。
ただ、LE(ローエナジー)ではないBluetooth 4.2なので、スマホ・カメラ双方のバッテリーは減りやすいと思います。ここが次の改善点かなと思います。
アンチダスト機能は、装備です。
---
以上、ソニーのα6700の紹介でした。
重さ部分を含めてフルサイズを持つまでもないというソニーユーザーに向けた製品でしょう。また、先述のように、動画(VLOG)向けというより、従来のユーザー向けの上位機に思える機種です。
新しいエンジンの効果でAFが大幅に強化されたので、連射をふくめて、他社機に比べても機動性の部分で魅力的な上位機に仕上がったかなと感じます。
課題だった、ネットワーク面も近年手が入ったので、現代的で使いやすくなっています。買換ユーザーには特に良いでしょう。
−−−
なお、ソニーの場合、これ以上のクラスは「35mmのフルサイズ」です。
冒頭でも書いたように【フルサイズミラーレスの比較記事】の方で、他社機と一緒に比較しています。
次回に続く
ミラーレス一眼のおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、ミラーレス一眼カメラの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ続きます。
APS-C
2・ニコンのミラーレスの比較
3・キヤノンのミラーレスの比較
4・富士フイルムのミラーレスの比較
フォーサーズ
5・パナソニックのミラーレスの比較
6・オリンパスのミラーレス一比較
フルサイズ
7・各社のフルサイズミラーレスの比較
全体まとめ
8・おすすめのミラーレスカメラ【結論】
続く、2回目記事【こちら】では、ニコンのミラーレス一眼を紹介します。
画質の良さ ★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★☆
手ぶれ補正 ★★★☆☆
動画撮影 ★★★☆☆
軽量性 ★★★★★★
防塵・防滴性 ★★☆☆☆
セットレンズ ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
その上で、「結論編」となる8回目記事(こちら)の最後では、今回紹介する全機種から、「予算や目的別に最もおすすめできる機種」について、まとめていきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら