1回目記事からの続きです→こちら
2-1・ダイヤモンドヘッドのポータブルナビ
2回目記事のトップバッターは、ダイヤモンドヘッドのポータブルナビです。
同社は色々商標を持っていて、キッチン関係だとroommateブランドが有名です。
ポータブルナビは、TDP・東京Deco(トウキョウデコレーションパーク)ほかの名前で売っています。
1・ポータブル・カーナビの比較 (1)
1-1:選び方の基本の紹介【導入】
1-2:ロードクエスト
1-3:セイワ
1-4:ドリームメーカー
2・ポータブル・カーナビの比較 (2)
2-1:ダイヤモンドヘッド
2-2:他の企業
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿って説明していきます。
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また、以下では、オススメできるポイントは赤系の文字色で、イマイチな点は青字にして、区別をしていきます。
【2024年発売】(旧機もあり)
【7インチ】
(2024年春地図)
19・ダイヤモンドヘッド OVER TIME OT-N710AK
¥(14,500) Amazon.co.jp (3/28執筆時)
(2022年春地図)
20・ダイヤモンドヘッド OVER TIME OT-N704AK
¥(11,980) Amazon.co.jp (3/28執筆時)
画面サイズ:7V型(800×600)
【9インチ】
(2024年春地図)OT-N902AK後継機
21・ダイヤモンドヘッド OVER TIME OT-N903AK
¥16,850 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
画面サイズ:9V型(800×480)
タイプ:ポータブルナビ
地図容量:8GB
GPS:GPS衛星のみ
TV機能:ワンセグ
地図:更新不可
搭載地図:ゼンリン地図(8GB)
これらは、ダイヤモンドヘッドが販売するポータブルナビです。
なお、本機の一部は、発売時期によって、型番が同じでも地図の年度が違う場合があるので、この部分は注意してください。
画面サイズは、7V型・9V型と、2種類準備されます。
9V型が他社にもありましたが、やや大きめですので注意しましょう。
いずれも、タッチパネルです。
搭載されるGPSは、米国のGPS衛星のみ対応です。
価格的に仕方ないでしょう。オービス警告機能は対応です。
地図は、ゼンリンの8GB地図を搭載です。
同社の16GB地図とは、市街地図がないほか、データ数で差があります。
5万件以上の「るるぶ」の観光情報データは入りますので、家庭用にはある程度向きます。
【交差点拡大図】なし
【高速入口拡大図】一部対応
【ハイウェイ分岐図】3557カ所
【方面看板表示】一部対応
【市街地図】なし
【渋滞回避】なし
【その他】
各種看板や拡大図は、上表の通りの対応です。
ゼンリンの8GB地図なので、方面看板やレーン表示など、データ数とわかりやすさでは、差があります。
高速道路の分岐地図などは、掲載数は不明ながら対応です。
市街地図は、ゼンリンの8GBだと搭載はありません。
地図更新には、対応できません。
【登録電話番号】約663万件
【施設名検索】518万件
検索可能な電話番号や施設数は、上記の通りです。
個人の電話番号が登録されず、法人の電話番号のみになります。
最小縮尺は、10mからです。
渋滞予測機能は、未付属です。
TV性能は、ワンセグ搭載です。
安全運転に関わる機能は、特段強調するべきものはないです。
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以上、ダイヤモンドヘッドなどのカーナビの紹介でした。
価格は安いですし、信頼性の高いゼンリン地図です。
ただ、ゼンリンの8GBは必ずしも優秀とは言い切れない部分がありますし、GPSの精度や表示機能は、大手に負ける部分は否めないでしょう。
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【9インチ】(トラックモード)
【2024年発売】(2024年地図)
22・ダイヤモンドヘッド OVER TIME OT-TN911K
¥19,677 楽天市場 (3/28執筆時)
【2023年発売】(2022年春地図)
23・ダイヤモンドヘッド OVER TIME OT-TN910K
¥19,677 楽天市場 (3/28執筆時)
画面サイズ:9V型(800×480)
GPS:GPS衛星のみ(一部除く)
TV機能:ワンセグ
地図:更新不可
搭載地図:住友電工道路地図 (8GB)
一方、こちらは、住友電工地図をベースに、ドリームメーカーにもみられたトラックモードを加えたモデルです。
トラックモード搭載機としては、安いのです。
ただ、画面サイズの割に解像度がやや悪い点と、幅員考慮の記載はあるものの、車両規制表示ほか、ドリームメーカーの下位機・上位機で説明した、諸機能の表記はない点が注意点です。
その代わり、るるぶデータは搭載ですが、トラックにこのデータは必要かは微妙なところです。
地図は、住友電工道路地図 (8GB)であることは間違いないです。
また、販売店側の情報として、最新機は、2024年地図との記載でした。
なお、他社の事例ですが(調達価格の関係か)同社の旧版の地図を、最新機に搭載している例がみられました。
地図の名前をカタログなどに出さない方向で売っている企業の場合、地図の年度をメーカーに確認しても良いかと思います。
【2025年地図】
【7インチ】
24・ダイヤモンドヘッド OVER TIME OT-N709N
¥10,589 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
【7インチ】(前100万画素カメラ)
25・ダイヤモンドヘッド OVER TIME OT-DN711N
¥11,070 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
【7インチ】(前100万画素+後200万画素カメラ)
26・ダイヤモンドヘッド OVER TIME OT-WDN712N
¥13,410 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
地図:3年更新無料
【2024年地図】
【7インチ】
27・ダイヤモンドヘッド OVER TIME OT-N707K
¥10,400 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
【7インチ】(100万画素カメラ)
28・ダイヤモンドヘッド OVER TIME OT-DN706K
¥10,800 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
地図:3年更新無料
【2023年地図】
【9インチ】(+るるぶデータ)
29・ダイヤモンドヘッド TDP-o000-OTTN910K-03
¥15,800 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
【2022年地図】
【7インチ】
30・KAIHOU カイホウ N7AS4
¥9,999 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
地図:更新なし
タイプ:ポータブルナビ
画面サイズ:7V型(800×480)ほか
GPS:GPS衛星のみ(一部除く)
TV機能:ワンセグ
搭載地図:無料マップ
OVER TIME OT-N709N なども、ダイヤモンドヘッド(ROOMMATE 東京Deco)が販売する製品です。
いずれもノンブランド系の激安カーナビの類です。
同社以外に、これと既にみたカイホウも似た仕様の製品を出すので、同時にみていきます。
なお、カメラ付と書いた機種があります。
モニター裏にカメラ(100万画素)がありドラレコとして利用できる仕様です。
加えて、OT-WDN712Nは、リアカメラ(200万画素)もあるため、あおり対策が可能です。配線機材も全てつきます。
ただ、100万画素だと、フルHDに届かない粗い画質です。
画角も狭く、トンネルや夜間の撮影力を高める工夫、駐車記録の機能もないです。【ドライイブレコーダーの比較記事】で書いた格安製品と比べても 相当物足りない水準です。
最近、通販番組で、この手の「使えない」タイプのドラレコを高性能のように宣伝しているものがよく見られていますが、それと同じであまりおすすめできません。
価格的には、いずれも、かなり安いです。
画面サイズは、7V型・9V型と、2種類がみられます。
GPSは、一部機種で、対応衛星が1.8倍との明記があります。
衛星名が分かりませんが、以前、パナソニックが、みちびき・グロナス対応時に「1.8倍」と表記しているのでそれだと思います。
中国の北斗衛星(BeiDou)の可能性もありますが、正確には不明です。
地図は、オープンストリートマップ(OSM)です。
これは(会社ではなく)OSM財団が有志を募って、皆で地図を作るという無料プロジェクトです。
尊いプロジェクトではありますが、地図の部分で専門会社のデータを利用しない点は、多少考える必要があるでしょう。
各種看板や拡大図・ 高速道路の分岐地図は、対応があります、
実数などは非公開ですが、OSMデータを加工して、こうした仕様を追加販売しているソフト会社があるようです。
地図更新は、一部機種は対応です。
発売年から起算して3年が多いです。
【登録電話番号】約480万件
【施設名検索】68万件
検索可能な電話番号や施設数は、OVER TIMEの最新版だと、上記の通りです。
最小縮尺は、25mからです。
ここも注意点で、10mクラスの表示に対応しません。
渋滞予測機能は、未付属です。
TV性能は、ワンセグ搭載です。
安全運転に関わる機能は、特段強調するべきものはないです。
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以上、 OVER TIME OT-N709N などの紹介でした。
無料地図がベースなので、地図部分の信頼性、精度、情報量がどうしても課題になります。あまりおすすめしません。
格安を選ぶ場合は、地図の出所(どの会社・出版社のものか)を注意して選ぶと良いと思います。
【2025年発売】OT-N708G後継機
31・ダイアモンドヘッド OVER TIME AM-G708N
¥11,251 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
タイプ:ポータブルナビ
画面サイズ:7V型(800×480)ほか
GPS:GPS衛星のみ(一部除く)
TV機能:ワンセグ
地図:3年間無料
搭載地図:OSM+国土地理院地形図
OVER TIME AM-G708N も、ダイヤモンドヘッドが販売する製品です。
画面サイズは、7V型です。
輝度(200ニト)も視野角も価格相応のスペックの液晶です。
搭載されるGPSは、米国のGPS衛星のみ対応です。
価格的に仕方ないでしょう。オービス警告機能は対応です。
地図は、一方、特徴があります。
こちらは、国土地理院の日本詳細地形図を内蔵しているタイプで、写真のように等高線を含めた地形図表示ができます。
おそらく、先ほどの無料のOSM(オープンストリートマップ)に、同じく無償の日本詳細地形図を移植した、どこかしらの企業の地図を使っているのだと思います。
だいぶ昔のカーナビほか、【GPSランニングウォッチの比較記事】で似たようなガーミンの自転車・ランニング用ナビでも、この地図を利用するものがあります。
一見すると、車のカーナビだと正直不要に思えます。
ただ、洪水や津波などの際、車で高い場所に避難する場合「使える」という提案はなるほどなとは思いました。
このほか、JAFによる緊急避難先施設を検索できるナビも付くので、その方面の特化型の格安ナビとしては良いようにみえます。
地図の更新は、22年12月を起点として3年間無料更新です。
各種看板や拡大図・高速道路の分岐地図は、対応があります、
こちらも実数などは非公開です。
【登録電話番号】約650万件
【施設名検索】180万件
検索可能な電話番号や施設数は、上記の通りです。
データ数は多めです。
最小縮尺は、販売店側の情報ですが10mからです。
無料のOSM採用の製品だと25mからもあるという意味では良いほうです。
渋滞予測機能は、未付属です。
TV性能は、ワンセグ搭載です。
安全運転に関わる機能は、特段強調するべきものはないです。
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以上、OVER TIME AM-G708N の紹介でした。
国土地理院の地形図が見れる部分で、先述のように、標高情報が分かるのはワンポイントでしょう。その部分で、先述のように、災害時には良い部分があります。
ただ、GPS精度は良くないので、ナビとして災害時に完璧に機能するかは、別問題となります。
2-3・その他のポータブルナビ
最後に、ここまで見た以外の製品をまとめてみていきます。
【2021年発売】
【ワンセグなし】(2023年地図)
32・KYPLAZA KYP007X
¥11,980 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
タイプ:ポータブルナビ
画面サイズ:7V型(800×480)
GPS:GPS衛星のみ
TV機能:
地図:3年間(年1回)
搭載地図:不明(るるぶデータ)
KYP007Sは、KYPLAZAが販売する製品です。
福岡の吉川工務店のネット販売部門が輸入しているようです。
画面サイズは、7V型です。
搭載されるGPSは、GPS衛星だけです。
地図は、非開示です。
市街地図のない住友電工システム道路地図(8GB)にみえますが、何とも言えません
2021年発売の機種と同じですが、直販品については2023年版の地図とのことです。
なお、こちらは、地図情報について、るるぶデータは採用します。
【登録電話番号】約500万件(企業)
【施設名検索】約58万件
【交差点拡大図】なし
【高速入口拡大図】一部対応
【ハイウェイ分岐図】一部対応
【方面看板表示】一部対応
【市街地図】不明
【渋滞回避】なし
【その他】
各種看板や拡大図は、詳細なデータ情報が未開示です。
最小縮尺には、情報がないです。
ただ、25mからでしょう。
機能面では、高速道路の入り口拡大図や、ハイウェイ分岐と、一部、方面分岐図も表示できます。
ただ、登録総数は非公開です。オービス警告は対応です。
渋滞予測機能は、未付属です。
地図更新は、一方、3年間の地図更新に対応します。
更新方法は、PCからデータをダウンロードし、8GB以上のMicro-SDカードを利用する方式です。
操作性は、この機種の場合、タッチパネルです。
スマホと同じ操作性ですので、問題ないでしょう。
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以上、KYP007Sのポータブルタイプのカーナビの紹介でした。
3年間の地図更新が無料というのは、本機だけの特色であり、美点です。
ただ、搭載地図がややマイナーで、ナビの賢さやGPSの精度も含めて、値段相応の製品ではあるでしょう。
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このほか、利用地図明記のない製品、有料だが地図が古い製品、あるいは、無料マップ(OSM)を搭載した格安機が多くみられます。
ざっくりとですが、以下で解説しておきます。
【2025年地図】
【9インチ】
33・昌騰 ROUTE NV-A010I
¥15,000 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
【7インチ】
34・昌騰 ROUTE NV-A001I
¥13,800 楽天市場 (3/28執筆時)
【5インチ】
35・昌騰 ROUTE NV-A011I
¥11,011 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
【2024年地図】
【9インチ】
36・MAXWIN マックスウィン NV-A010G
¥19,737 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
【7インチ】
37・MAXWIN マックスウィン NV-A002E
¥14,763 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
【10インチ】
38・WOWAUTOでかい ナビ
¥25,459 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
タイプ:ポータブルナビ
画面サイズ:7V型(800×480)ほか
GPS:GPS衛星のみ
TV機能:ワンセグ
地図:3年間(年1回)
搭載地図:不明(るるぶデータ)
第1に、 NV-A010Gなどです。
なお、大阪のMAXWIN(昌騰)というカーエレクトロ販売企業の製品です
WAKUTOという企業のナビも、3年間更新ですが、地図は同じに見えます。
搭載地図は、こちらも、非開示です。
るるぶDATAは搭載します。
その上で、2024年版の最新地図(10インチは2023年)に対して、年1回、3年間の地図更新が無料という機種です。
オンラインで落としたデータを、マイクロSDカードで更新する方向です。
本機は、地図の縮尺が10Mからと開示があります。オービス警告も対応するため、単純に機能性で言えば、KYP007Sよりは少しだけ上位でしょう。
そのほか、Bluetooth搭載で、スマホとリンクさせてハンズフリー通話ができるなど、割と面白い製品です。低価格品のなかでは、良い候補になるでしょう。
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【2024年地図】
【7インチ】
39・エムティーケー(MTK) PD-007X-V24
¥9,880 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
【7インチ】
40・ SPEEDER PD-007S-V24
¥13,801 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
画面サイズ:7V型(800×480)
搭載地図:無料マップ+るるぶ
【9インチ】(2025年地図+トラックモード)
41・ SPEEDER PD-009TW-V25
¥16,800 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
画面サイズ:9V型(800×480)
搭載地図:無料マップ+るるぶ
タイプ:ポータブルナビ
GPS:GPS衛星ほか
TV機能:ワンセグ
地図:3年間無料
第2に、PD-007X-V24 などです。
これらも、地図の出所が不明の製品です。
やはり、3年間無料の更新権が付いています。
不確定ですが、これらは「RealNavi」というナビソフトをベースにしていてるようです。
更新料が無料の部分を含めて、フリーマップを元にしたものかなと思います。
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【2022年11月発売】(2023年地図)
【7インチ】(ワンセグなし)
42・JWLFD カーナビ B0BNNX8B58
¥9,092 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
タイプ:ポータブルナビ
画面サイズ:7V型(800×480)
GPS:GPS衛星
TV機能:
地図:更新不可
搭載地図:不明
第3に、B0BNNX8B58です。
JWLFDという中国企業がネット限定でだすものです。
搭載地図は、2022年度版との表記ですが、種類の説明はないです。
OSは異なるものの、地図自体は、昭交社のまっぷるナビ(8GB)にはみえます。
【登録電話番号】約1000万件
【施設名検索】約65万件
【交差点拡大図】一部掲載
【高速入口拡大図】】一部掲載
【ハイウェイ分岐図】対応
【方面看板表示】一部対応
【市街地図】
データ数は施設名がやや少ないので、観光データは除いたものかと推測します。
ただ、方面看板表示もなされますし、値段相応に「使える」ことは確かでしょう。
一方、本機は、事故多発地域などの警告機能もあります。
地図の更新は非対応で、ワンセグなども付かない仕様、また、GPSの種類も非開示です。
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【2022年発売】(2022年地図)
【7インチ】(ワンセグなし)
43・イノベイティブ Diletto DL-ZD721PN
¥12,000 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
タイプ:ポータブルナビ
画面サイズ:7V型(800×480)
GPS:GPS衛星
TV機能:ワンセグ
地図:更新不可
搭載地図:ゼンリン地図 (4GB)
第3に、Diletto DL-ZD721PN です。
こちらは(信頼の)ゼンリン地図ですが、4GB版です。
現行だとない構成で、市街地図が完全にないので、22年製である点を含めて、あまりおすすめできません。
オービス案内や、急発進注意など独自機能は見られます。
【2024年発売】(2024年春地図版)
【リアカメラあり】 DT-RC323後継
44・nPLAce DIANAVI DT-RC324
¥18,980 楽天市場 (3/28執筆時)
【カメラなし・フルセグ】DNK-83F後継
45・nPLAce DIANAVI DNK-84F
¥27,980 楽天市場 (3/28執筆時)
【カメラなし・ワンセグ】DT-Y313後継
46・nPLAce DIANAVI DT-Y314
¥13,800 楽天市場 (3/28執筆時)
タイプ:ポータブルナビ
画面サイズ:7V型(800×480)
GPS:GPS衛星のみ
TV機能:ワンセグ(フルセグ)
地図:
搭載地図:住友電工道路地図 (8GB)
DT-RC324 などは、nPLAceが販売する製品です。
埼玉県のマルエヌ株式会社の取り扱うブランドのようです。
いくつかバリエーションがあります。
第1に、 DT-RC324です。
こちらは、リアカメラが付属です(OP-NRC30)。
リアへは付属の有線ケーブル(7m)でつなげます。
カメラは30万画素で対角140度のカメラです。
画角はともかく解像度が悪いのでナンバーの記録は無理でしょう。
また、撮像素子やレンズのスペックが非開示です。
夜間に強いHDR機能もないので、暗い場所では無力でしょう。なお、【ドライブレコーダーの比較記事】で見ている製品と違い、走行記録もとれないです。
価格面ほか、多機能にすると本体のCPUが耐えられないからでしょう。なお、フロントカメラはありません。
第3に、NK-84F です。
ドラレコがないかわりに、テレビがフルセグ対応になる製品です。
カメラを搭載しないのは、CPUの限界からでしょう。
第4に、 DT-Y314 です。
カメラなしの、ワンセグとなる廉価版です。
画面サイズは、7V型です。
搭載されるGPSは、GPS衛星以外の記述はないです。
地図容量は、住友電工道路地図 (8GB)です。
2024年度の春版の収録です。
ただ、こちらは、仕様書を見るとオプションの市街地図を搭載する上位版のほうです。
ゼンリンの16GBを除けば、情報量は多い方です。
【登録電話番号】約445万件(企業)
【施設名検索】約541万件
【交差点拡大図】なし
【高速入口拡大図】690カ所
【ハイウェイ分岐/出口】5300カ所
【方面看板表示】一部対応
【市街地図】1401都市
【渋滞回避】なし
【その他】
各種看板や拡大図は、上位版の場合、ある程度の情報開示があります。
数として問題ないです。
最小縮尺には、10Mです。
先述のように、市街地図があるため、この部分のスペックは良いです。
機能面では、高速道路の入り口拡大図や、ハイウェイ分岐などの表示ができます。
方面分岐図の表示も対応ですが、ゼンリン系と異なり、実際の看板と必ずしも同じ表記ではないです。
ただし、オービス警告の対応はありません。
渋滞予測機能は、未付属です。
地図更新は、非対応です。
操作性は、タッチパネルですし問題ないです。
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以上、nPLAce DIANAVIの紹介でした。
地図は、ゼンリンの16GBまでを搭載する機種を除けば、精度は良いと言えます。
その上で値段も安いのですが、対応するGPS衛星の数が物足りず、その部分の正確性については、期待値が低いです。
カメラ部分も性能があまり良くないです。格安品の場合、この部分のハイブリッド化は少し難しいと感じました。フルセグ機も、パネル自体の解像度がWVGA(800×480)ですし、若干スペックがチグハグに思いました。
今回の結論
カーナビのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、カーナビを紹介してきました。
最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種を提案しておきます。
第1に、普通車用のポータブルナビとして、費用対効果の部分でおすすめできるのは、
【2023年11月発売】(2023年2月地図)
10・セイワ PIXYDA PNM90F
¥37,100 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
タイプ:ポータブルナビ
画面サイズ:8V型(1200×800)
GPS:GPS みちびき グロナス
TV機能:フルセグ
搭載地図:ゼンリン地図(16GB)
地図の詳しさ ★★★★★★★
更新費用の安さ ★★★★★★
GPSの精度 ★★★★★★
テレビの画質 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★★
セイワのPIXYDA PNM90Fでしょう。
画面サイズは、8V型です。
寸法は、 幅20×高さ12.2cmです。
普通車用には、少し大きいような気はしますが、7インチで適当なモデルがないです。
とはいえパナソニックゴリラの旧7型(17.7 mm × 11.4 mm)よりそこまでは変わりません。
縦表示もできます使い勝手は良いですが、設置できるかは、寸法の確認をお願いします。
地図は、16GB版のゼンリン地図です。
市街地図1450都市のものですが、現状でパナソニックのポータブルナビが生産完了なので、ポータブル型だとこれが最高峰です。
GPS精度も、日本のみちびき3衛星に対応します。
問題ないでしょう。
できれば、ジャイロ・加速度センサーを装備して、トンネル内での補足もして欲しいですが、そこまで対応する機種は、(パナソニックが撤退で)ないです。
地図更新は、対応です。
2027年10月までの間に、1回だけですが、更新ができます。
本機を選んだ大きな理由です。
精度の高い有料マップでこのサービスが利用できるのは、現状では本機だけですので。
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【2024年9月発売】
7・ロードクエスト RoadQuest RQ-G8
¥38,800 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
画面サイズ:8V型(1280×800)
8・ロードクエスト RoadQuest RQ-G10
¥42,800 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
画面サイズ:10.1V型(1280×800)
タイプ:ポータブルナビ
GPS:GPS みちびき グロナス
TV機能:フルセグ
地図:更新可(有料)
搭載地図:ゼンリン地図(16GB)
地図の詳しさ ★★★★★
更新費用の安さ ★★☆☆☆
GPSの精度 ★★★★★
テレビの画質 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
少し値段を節約する場合、あるいは、画面サイズを小さく考える場合、地図更新はないですが、ロードクエスト機が候補です。
画面サイズは、2種類です。
8V型(幅19.7×高さ12.2cm)と10V型(幅24.3×高さ12cm)です。
小さい方は、セイワと同サイズです。
したがって、Panasonicの旧ゴリラの7型(17.7 mm × 11.4 mm)より少し大きいですが、普通車に乗るサイズと言えます。
地図は、こちらも、ゼンリン16GBです。
2024年データなので、しばらくは新しいままです。
更新自体は、将来は不明ですが、2023年度(RQ-A1021PVF)で9680円でやっていました。
続くならば、有料更新はできます。
観光データがない部分と、地図の縮尺について少し弱いとは言えます。しかし、まあ、スマホ時代ですし、そこまでの差ではないと思います。
地図更新は、現状では有料で対応があります。
数年後にあるかは何とも言えませんが、今だと、9680円で可能です。
VICSチケット
¥1,980 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
VICSも、1年更新ですが、こちらは対応でき、オプション対応できます。
テレビは、フルセグほか、Android OS搭載で、ネットの定額動画サービスなどに対応できます。
スピーカーは、定格1.5Wですが、ここは、イヤホンを利用するなり、カーオーディオに音声端子からつなげるなりすれば、問題ないでしょう。
第3に、トラック向きにトラックモードを搭載する製品としておすすめなのは、
12・ドリームメーカー DPLAY-1011ATP
¥48,800 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
画面サイズ:10.1V型(1280×800)
TV機能:フルセグ+Wi-Fi
【2024年10月発売】(2024年地図)
13・ドリームメーカー PN0907BTP
¥39,800 楽天市場 (3/28執筆時)
画面サイズ:9V型(1024×600)
TV機能:
タイプ:ポータブルナビ
GPS:GPS みちびき グロナス
TV機能:フルセグ
搭載地図:ゼンリン地図(16GB)
地図の詳しさ ★★★★☆
更新費用の安さ ☆☆☆☆☆
GPSの精度 ★★★★★
テレビの画質 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
ドリームメーカーの DPLAY-1011ATPでしょう。
フルセグでの地デジ視聴、あるいは、Android OSの搭載が不要ならば、下位機でも良いでしょうが、この値段差ならば、解像度の違いを含めて、上位機でしょう。
トラックモードは、他社のポータブルナビでも搭載機もあります。
ただ、たいていは、道幅(幅員)部分で、広い道に誘導するナビをするという意味での対応です。
本機は、 大型車両規制標識のアイコンと、指定方向進入禁止アイコンが表示できます。また、車両規制アイコンの表示にも対応するので、この部分の性能で、上位です。
そのほか、しっかり、ゼンリン地図 16GB地図にを搭載するほか、ロードクエスト機のように、フルセグと、Wi-Fi経由での、ネット動画視聴に対応できます。
スマホのテザリングを利用して利用したり、休憩中にフリーWi-Fiがあれば、それを使って使えるのも良い部分でしょう。もちろん、スマホ(タブレット)でみても良いわけですが。
赤外線バックカメラ CA-4T
¥(15,400) Amazon.co.jp (3/28執筆時)
赤外線バックカメラ CA-5T
¥(15,400) Amazon.co.jp (3/28執筆時)
バックカメラケーブル DAOP-BC01
¥1,798 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
そのほか、いずれの製品もバックモニターモードを搭載できます。
配線もさほど難しくないので、未導入の場合には、一緒に購入を考えても良いでしょう。
第4に、2DINの一体型でおすすめと言えるのは、
【2024年発売】
1・パナソニック ストラーダ CN-CE01WD
¥71,110 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
画面サイズ:7V型ワイド(1280×720)
2・パナソニック ストラーダ CN-F1D9C1D
¥117,145 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
画面サイズ:9V型ワイド(1280×720)
3・パナソニック F1X PREMIUM10 CN-F1X10C1D
¥177,890 Amazon.co.jp (3/28執筆時)
画面サイズ:10V型有機ELワイド(1280×720)
タイプ:一体型(2DIN)
GPS:GPS グロナス みちびき(3)
TV機能:フルセグ
地図:3年間無料
搭載地図:ゼンリン地図(16GB上位版)
地図の詳しさ ★★★★★
更新費用の安さ ★★★★★
GPSの精度 ★★★★★★
テレビの画質 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
パナソニックのストラーダ CN-CE01WDでしょう。
2DIN型は、今回詳細な説明はできませんでした。
ただ、「選び方の基本」で書いたカーナビとして重要な部分、つまり、地図の精度、GPS衛星の対応度、ジャイロセンサーの情報解析、渋滞情報の取得などの要素を総合すると、今回の比較の観点で、現状で、これ以上の製品はありませんでした。
地図は、ゼンリン16GB上位の市街地図1741都市版です。
ゼンリンはこの地図を他社に提供していないようなので、この部分でまず、他社を凌ぎます。
GPS部分も、しっかり、みちびきの新衛星を捕捉できます。
トンネルや立体交差などの精度も、3Dジャイロのセンシングと、強力なCPUによる解析力で、精度高く案内してくれるでしょう。
渋滞情報も、VICS WIDE対応ですから、渋滞情報をふまえた案内をしてくれます。
テレビ関係も、スマホ経由のネット動画視聴に対応できるほか、【パナソニックのブルーレイレコーダーの比較記事】で紹介した同社のレコーダーからも、ネット回線・スマホ経由で飛ばす仕組みがあります。
画面サイズは、3機種から選べます。
TVをそこまで重視しないならば、7型でも良いかと思いますが、9型が魅力的です。
10型だとOLED(有機EL)ですので、映像美はかなり楽しめますが、費用対効果を考えるとやはり、9型かなと思います。
なお、一体型(2DIN)は、シンプルな配線だけで付くわけではないため、個人での増設・交換は無理です。ただ、買って、自動車店で付けて貰う感じの方が(特に地方は)安い場合もあるでしょう。
補足:自動車関連の比較記事の紹介
というわけで、今回は、ポータブルナビの比較でした。
1・カーナビの比較
2・ドライブレコーダーの比較
3・自動車用消臭剤/消臭機の比較
4・ポータブルDVDプレーヤーの比較
このブログには、自動車関連の記事が他にもあります。
とくに、事故の記録や防犯のために、ドライブレコーダーも同時設置を考えている方などは、よろしければご覧ください。
また、「小さなお子さん」のためにカーナビにTVが欲しいと考えている方は、バッテリー式のDVD再生機を買うという選択肢もあります。こちらについては、4番の記事で特集しました。
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