Top PC周辺機器 比較2025'【高速】NAS 68機の性能とおすすめ・選び方 (2)

2025年04月29日

比較2025'【高速】NAS 68機の性能とおすすめ・選び方 (2)

 1回目記事からの続きです→こちら

2-1・アイオーデータのNAS(法人向け)

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 2回目記事は、前回記事の最後で紹介しきれなかった、アイオーデータのビジネス向けのNASの紹介からです。 

1・一般向けのNASの比較 (1)
 1-1:バッファロー
 1-2:IODATA
2・一般向けのNASの比較(2)
 2-1:IODATA 〈法人向け〉
 2-2:Synology
 2-3:目的別のおすすめの提案【結論】

 今回も、1回目記事こちら)で紹介した各製品と同じ基準で、各機を比較していきます。

--

 また、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2020年発売】

 【HDD2台モデル】

 【2TB】

 42・IODATA HDL2-TA2SOHO
  ¥35,750 楽天市場 (4/29執筆時)

 【4TB】

 44・IODATA HDL2-TA4SOHO
  ¥46,289 楽天市場 (4/29執筆時)

 【6TB】

 45・IODATA HDL2-TA6SOHO
  ¥54,506 楽天市場 (4/29執筆時)

 【8TB】

 46・IODATA HDL2-TA8SOHO
  ¥63,595 楽天市場 (4/29執筆時)

読出速度:約113MB/秒(最大)
LAN端子:1000BASE-T
動画のムーブ:
スマホ動画視聴:対応
自宅外アクセス:対応
空冷ファン:なし   

 HDL2-TASOHOシリーズは、IO-DATA法人向けNAS入門機です。

 個人事業主などSOHOをターゲットにした製品です。

 LAN DISK for SOHOという、相性をつけています。

 サイズは、幅85×奥行145×高さ192mmです。

 本機は、HDD2台搭載なので、こんなものでしょう。

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 転送速度は、上図の通りです。

 家庭用の入門機より、ちょっと速い程度の平凡な数字です。

 中身のHDDは、製造企業ほか、細かいスペックの記載がないです。

 普通の5400回転の標準品でしょう。

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 有線LANは、1000BASE-Tです。

 同社の場合、法人用で2.5Gに対応する製品は、もう1グレード上からです。

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 ファンは、ファンレスです。

 HDD2台でファンが未搭載のNASは珍しいです。

 空気取り込み口がかなり広いので廃熱は問題なさそうですが、ゴミが入りやすそうにはみえます。

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 ファイルフォーマットは、一方、特徴的です。

 本機は、RAID0・RAID1ほか、アイオーデータ独自の「拡張ボリューム」(RAIDeX)規格が利用できるからです。

 初期フォーマットもそちらです。

 拡張ボリュームは、2台に同じデータを書き込む点で、RAID1と同じで、データ消失を防ぐための冗長化技術です。

 しかし、セクタ単位ではなくファイル単位でのコピー(書込)です。

 さらに、データの読み出しを、片方からのみ行う仕様にして、両ディスクのHDD寿命に人為的に差をつけることで、同時故障のリスクを最小化するというものです。

 加えて、万一の故障時は、次の2点のメリット性も享受できます。

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 第1に、故障時の復旧の速さです。

 ファイル単位でのコピーなので、故障からの復旧の際に、HDD全体ではなく、ファイル部分(使用領域)のみのコピーとなるので、空き容量が多い場合、特に復旧が速い点です。

 なお、同社のNASは、基本どれもそうですが、ネジを外せば、故障後のHDDの入替は簡単にできます。

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 第2に、拡張性です。

 ファイル他単位でHDD全体ごとしっかり分かれるので、ペア同時でなくても、1台ごとHDDの換装ができる点です。

 独自規格ながら、特に小規模でサーバを運営する場合、拡張ボリュームは理に適っている上で、便利に思えます。実際、ディスクユニット自体を「落として」2台とも壊れるようなことがなければ、データは安全でしょう。

 データ領域も暗号化されての書込ですし、スマホやPCへの異常の通知機能もあります。

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 格調ボリューム導入のデメリットは、思い当たらないです。

 ただ、本機に限っていえば、(回線が細いので)速度部分が弱点とはいえますので、その部分は使い方によります。

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 ハードディスクのメーカーは、非開示です。

 ただ、いずれかの企業のサーバー向けであることは保証されます。

 なお、筐体はファンレス仕様です。

 NASとしてできることは、下位機とそこまで変わりません。

 もちろん、ファイルサーバーとしての運用や、外出先からのアクセスなどは可能です。

 スマホ向けアプリも同じ(Remote Link Files)ですし、動画・音楽などの再生もできます。

 ただし、動画のムーブなどは、やはり非対応です。

 保証は、3年間です。

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 以上、アイオーデータのHDL2-TASOHOシリーズの紹介でした。

 小規模企業でのデータ管理には、多重の工夫があり便利だと思います。

 「石橋を叩いて渡る」感じで、多くの場合は、RAID1でも万全だとは思います。ただ、時差書込による故障確率の軽減と、ファイル単位の保存による、復旧容易性は評価できますし、「万一の万一」まで備えたい場合、本機は選べます。

 実際、ハードディスクもNAS用であることが担保されますし、データ保護などもしっかりしている点を含めて、評価できます。

 ただ、回線自体は細いので、同時アクセス者が想定されたり、頻繁に読み出したりする場合は、若干向かないと言えます。


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 【2025年発売】

 【2TB】

 47・IODATA HDL2-LE02N
   ¥51,020 楽天市場 (4/29執筆時)

 【4TB】

 48・IODATA HDL2-LE04N
   ¥59,006 楽天市場 (4/29執筆時)

 【8TB】

 49・IODATA HDL2-LE08N
   ¥75,000 楽天市場 (4/29執筆時)

 【12TB】

 50・IODATA HDL2-LE12N
   ¥109,860 楽天市場 (4/29執筆時)

 【16TB】

 51・IODATA HDL2-LE16N
   ¥131,860 楽天市場 (4/29執筆時)

読出速度:294.2MB/秒
LAN端子:2.5G
動画のムーブ:
スマホ動画視聴:対応
自宅外アクセス:対応
空冷ファン:あり

 HDL2-LENシリーズは、アイオーデータの法人向けNAS上位機です。

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 本機も、アイオーデータ独自の拡張ボリューム(RAIDeX)に対応する機種です。

 この部分の、機能性は、1つ上で説明したモデルと同じです。

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 HDDへの転送速度は、RAID 0時に、読出294MB/s、書込266.2MB/sです。

 拡張ボリューム(RAIDeX)を利用した場合も、読出は201.6MB/s、書込は142.9MB/sは出せます。

 RAID 0 時の速度は、家庭用にも同じスペックのものがありました。

 いずれも、同社のNASにおける最高速です。

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 有線LANは、2.5G(=312.5MB/秒)なります。

 ルーターを介す場合、そちらも対応が必要ですが、この速度は通ります。 

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 ハードディスクのメーカーは、非開示です。

 ただ、いずれかの企業のサーバー向けであることは保証されます。

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 【4TB】(1TB〜8TBもあり)

 ・IODATA HDLA-OP4.0R
  ¥35
,139 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

 同社はこのシリーズ向けとされる交換用HDDの販売をしています(HDLA-OPRシリーズ)。2024年まではWD REDでした。

 現在は「WD Red以外のHDDを採用する場合もある」との註記が加わっています。

 速度からして、おそらく7200回転WD RED PRO相当のいずれかの企業の高速、高耐久HDDになるかと思います。

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 CPUは、ARM Cortex-A55 Quad core 2.0GHzです。

 同社の家庭用上位機と同じですが、低発熱の4コアCPUです。

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 保証期間は、5年です。

 また、標準保証のほか、1年1回(計5年)のデータ復旧サービスが5年間付属します。

 有料だけに、論理障害ほか、ディスクを開ける必要のある一部の重度障害までフォローです。

 法人しか使えないサービスというわけではないので、個人でも、アクセス量の部分で、相当ハードにLANを使う場合、「約2万円」での保証加入は「あり」かもしれません。

 ただ、このような製品ならば、中身のHDDも「高耐久のサーバー用」の利用を保証するなどの記載があれば、なお良かったかと思います。その部分が、先ほどみた、バッファローの法人モデルとは異なります。

 その他の部分は、冒頭で見た、1000BASE-T(2台)の製品と変わりません。

---

 以上、HDL2-LENシリーズの紹介でした。

 拡張ボリューム(RAIDeX)が便利に感じる使い方をする場合で、少しでも速度が欲しい場合、こちらは、候補になります。

 一方、 拡張ボリューム(RAIDeX)を使わないだろう個人は、先ほどみた、家庭用上位機でも、速度は変わりません。「RED」クラスのサーバー用の高耐久HDDを「マスト」としないならば、値段面で家庭用でも良いでしょう。

 ただ、24時間フル稼動に近いサーバーにするような用途ならば、充実する保証部分を含めて、こちらを選ぶ意義はありそうです。

ーーー 

 なお、本機には、旧機と下位機があります。

 以下で見ておきます。

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 【2022年発売】

 【2TB】

 52・IODATA HDL2-AAX2WB
   ¥41,154 楽天市場 (4/29執筆時)

 【4TB】

 53・IODATA HDL2-AAX4WB
   ¥53,671 楽天市場 (4/29執筆時)

 【6TB】

 54・IODATA HDL2-AAX6WB
   ¥59,957 楽天市場 (4/29執筆時)

 【8TB】

 55・IODATA HDL2-AAX8WB
   ¥62,426 楽天市場 (4/29執筆時)

 【12TB】

 56・IODATA HDL2-AAX12WB
   ¥99,895 楽天市場 (4/29執筆時)

 【16TB】

 57・IODATA HDL2-AAX16WB
   ¥118,656 楽天市場 (4/29執筆時)

読出速度:226.6MB/秒
LAN端子:2.5G
動画のムーブ:
スマホ動画視聴:対応
自宅外アクセス:対応
空冷ファン:あり

 第1に、HDL2-AAXWBシリーズです。

 先ほどの機種の旧機種に当たります。

 同じく拡張ボリューム(RAIDeX)対応の法人向けです。

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 速度は、LANが2.5Gですが、速度は、最大226.6MB/秒です。

 RAID 0時の速度ですが、ボリューム拡張でも「Read 175.0MB/s Write 83.8MB/s」と新機種に及びません。

 中身のHDDも、こちらは、サーバーグレードである保証がないです。

 CPUも、2コアになります。

 あとは、言及した違いはないです。

---

 結論的にいえば、LANが2.5Gのものを(あえて)選びたい方は速度重視の方でしょう。

 こちらだと中身のHDDも、サーバー用なのか不確定ですし、先ほどの機種のほうが良いかと思います。

ーーー

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 【2025年発売】

 【1TB】

 58・IODATA HDL1-LE01N
   ¥30,340 楽天市場 (4/29執筆時)

 【2TB】

 59・IODATA HDL1-LE02N
   ¥32,870 楽天市場 (4/29執筆時)

 【4TB】

 60・IODATA HDL1-LE04N
   ¥43,980 楽天市場 (4/29執筆時)

 【6TB】

 61・IODATA HDL1-LE06N
   ¥56,905 楽天市場 (4/29執筆時)

 【8TB】

 62・IODATA HDL1-LE08N
   ¥71,810 楽天市場 (4/29執筆時)

読出速度:238.7MB/秒
LAN端子:2.5G
動画のムーブ:
スマホ動画視聴:対応
自宅外アクセス:対応
空冷ファン:

 第2に、HDL1-LENシリーズです。

 こちらは、現行機ですが、HDD1台のモデルです。

 同社の家庭向け(HDL1-LEシリーズ)を法人用にしたもので、速度回りのスペックは、そちらと同じです。

 ドライブは、ただ、1ドライブになりますので、Raid運用はできません。

 したがって、拡張ボリューム(RAIDeX)は使えないです。

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 速度は、読出で238.7MB/s、書込は194.7MB/sです。

 LANは、2.5Gです。

 速度スペックは、同社の家庭向け(HDL1-LEシリーズ)と同じです。

 ディスクは、おそらく7200回転でしょう。

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 中身のHDDは、メーカー不特定ながら、本機もNAS向けであることは確定です。

 この部分が、家庭向けとの違いになります。

 静音性は、したがって、不明です。

 ファンレスですが、回転数に由来する部分はなんとも言えないですから。

 CPUも、しっかりArmの4コアであることの説明があります。

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 保証期間は、5年です。

 先述のデータ復旧保証もあります。

---

 結論的にいえば、HDD1台モデルの場合、、拡張ボリューム(RAIDeX)部分の違いはないので、家庭用との主な違いは、内蔵HDDがNAS用の高耐久HDDで確定される点と、データ復旧保証を含めた、5年保証となる点が主です。

 家庭用と比べてやや高めですが、やはり、サーバー的に、24時間稼動させるようなヘビーな使い方の場合、本機を導入する一定の意義はありそうです。

ーーー

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 【2024年発売】

 【HDD1台モデル】

 【1TB】

 63・IODATA LAN DISK L HDL1-LA01SOHO
  ¥21,662 楽天市場 (4/29執筆時)

 【2TB】

 64・IODATA LAN DISK L HDL1-LA02SOHO
  ¥23,886 楽天市場 (4/29執筆時)

 【4TB】

 65・IODATA LAN DISK L HDL1-LA04SOHO
  ¥34,124 楽天市場 (4/29執筆時)

 【6TB】

 66・IODATA LAN DISK L HDL1-LA06SOHO
  ¥51,675 楽天市場 (4/29執筆時)

 【8TB】

 67・IODATA LAN DISK L HDL1-LA08SOHO
  ¥66,821 楽天市場 (4/29執筆時)

読出速度:
LAN端子:1000BASE-T
動画のムーブ:
スマホ動画視聴:対応
自宅外アクセス:対応
空冷ファン:なし   

 第3に、、HDL1-LASOHOシリーズです。

 本機も、法人向けですが、HDDが1台となる上で、LANも1000BASE-Tです。

 そのため、既に見た、同社の個人向けの製品とそこまで仕様差はないです。

 CPUも、本機は、説明がないです。

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 ただ、個人向けと違って、、中身のHDDが(メーカー不詳ながら)サーバー用の耐久モデルであることは保証がある製品です。そこを重視するならば選択肢になるでしょう。

 ただ、速度明記もないですし、あえてこちらを選ぶ意味性はそこまではないでしょう。

 保証は、3年です。

 先述のデータ復旧保証はつきません。

2-2・SynologyのNAS

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 つづいて台湾のSynologyです。

 同社の場合【ケースNASの比較】で書いたような、HDD別売の上級者向けが主力です。

 ただ、1機のみ、仕事向け(一般向け)と言えるシリーズがあるので、そちらの紹介です。


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 【2024年発売】

 【4TB】

 68・Synology BeeStation BST150-4T
  ¥35,309 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

読出速度:
LAN端子:1000BASE-T  
動画のムーブ:
スマホ動画視聴:対応
自宅外アクセス:対応
空冷ファン:なし

 BeeStation BST150-4T は、サイノロジーの販売するNASです。

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 ハードディスクは、4TBのみの展開です。

 内蔵HDDは1つです。

 転送速度は、非開示です。

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 LANは、1000BASE-Tです。

 したがって、いずれにしても125MB/秒(最大)にボトルネックがあります。

 CPUは、一方、同社の場合は開示がありますす。

  Realtek RTD1619Bです。

 4コアの1.7GHzで、NASではよく見かけます。

 この速度のNASならば優秀と言って良いです。 

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 接続端子は、USB-AとUSB-Cが付属です。

 これらは、PCとの連結用ではなく、バックアップ用外付HDDをつなげるためです。

 接続すると自動でコピーする仕様です。

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 ファイルサーバー機能は、みどころです(BeeFiles)。

 同社のケースNASと同じで、Google Drive、OneDrive、Dropboxなどのクラウドとの連携ができます。

 特定のファイルにリンクを付けて、知人と共有化するDropboxなどにみられる機能もあります。ネットワーク上の複数のパソコンのデータの同期もできます。

 CPUが強力なこともあり、素早くファイル検索もできます。ただ、全文検索まではできません。これは、上位の専用NASでは、対応のものはありますが。

 アクセス可能な端末は、パソコン(Win Mac)のほか、タブレットやスマホ(iOS Android)です。

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 メディアサーバー機能は、写真・動画については、高度です。

 スマホのOSほか、ケースNASの上位機だと最近割とありますが、AIによる写真整理に対応します。

  顔(人間・動物)の区別含めた写真画像の分析で項目ごとに自動的に分類できます。撮影に関するEXiF情報ほか、位置情報タグなどもふまえ利用しやすいように整理します。

 TV関連の機能は、未搭載です。

 外出先からのファイルへのアクセスは、対応です。

 無料のSynologyのサーバーを経由させて利用する方式です。

 保証は、3年です。

---

 以上、BeeStation BST150-4Tの紹介でした。

 写真整理の部分と、他社クラウドとの連携の部分に「強み」がある製品です。

 同社のケースのみの製品に比べて、細かい検索機能や動画編集をふくめた機能面での制限はありますが、搭載しないことで、実際「分かりやすく」なっていると言えます。

 普通のLANなので、速度面でのメリットもないですが、新しめの4コアCPUで、ソフト的には、サクサク動くだろう部分を含めて、値段相応の価値はありそうです。

今回の結論
最新のNASのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、最新のNAS(ネットワークアタッチトストレージ)比較しました。

 最後に、いつものように、目的別、予算別に、Atlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。


 第1に、主に自宅で、PCデータのバックアップに利用するための低価格製品としては、

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【2018年発売】

【HDD1台モデル】

【1TB】

 1・バッファロー LS210D0101G
  ¥13,518 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

【2TB】

 2・バッファロー LS210D0201G
  ¥14,535 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

 2・バッファロー LS210D0201N
  ¥18,810 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

【3TB】

 3・バッファロー LS210D0301G
  ¥15,192 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

 3・バッファロー LS210D0301N
  ¥20,790 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

【4TB】

 4・バッファロー LS210D0401N
  ¥24,970 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

【6TB】

 5・バッファロー LS210D0601G
  ¥32,177 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

 5・バッファロー LS210D0601N
  ¥38,500 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

読出速度:57MB/秒(RAID 1)
LAN端子:1000BASE-T
動画のムーブ:対応
スマホ動画視聴:対応
自宅外アクセス:対応
空冷ファン:なし

アクセス速度   ★★★★☆
ビジネスでの利用 ★★★★★
テレビ録画の保存 ★★★★☆
動画・写真の保存 ★★★☆☆
オフィスでの共用 ★★★★☆

総合評価     ★★★★☆

 バッファローのLS210DGシリーズでしょう。

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 速度部分は、そこまで速くないので、あまり期待できません。

 ただ、価格は安いですし、個人用としては必要十分な速度スペックはあります。

 ここまで見てきたように、上位機だとHDD2台の製品、2.5G LANや、7200回転の速いHDD搭載の製品が見られます。

 もちろん、投資価値はありますが、スペックが高い製品だと、本体サイズほか、発熱や回転数に由来する静音性、消費電力、耐熱温度などに、注意を払う必要が生まれます。

 そういった部分や、費用対効果を考えれば、一般家庭で「ごく普通に使う」入門用としては、本機が適当に思えます。

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 機能面では、ファイルサーバー機能、外出先からのリモートアクセス、映像の視聴など、NASとして基本となる装備は網羅です。

 その上で、バッファローの場合、TVのムーブを含めた、マルチメディア対応の部分で装備が良いので、そこがワンポイントといえます。

 初心者が「やりたいこと」は大抵できるかなと思います。

 なお、TV利用をメインに考えてNASを探している方は、2回目記事こちら)で書くような、マルチメディアNASとも比較してみてください。

 ただ、総じて高めではあるので、「まあ、あっても良いかなあ」という感じならば、値段面から、こちらを推します。

ーーー

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 【2025年発売】

 【HDD1台モデル】

 【2TB】HDL1-LA02

 25・IODATA LAN DISK L HDL1-LA02/E
   ¥19,800 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

 【4TB】HDL1-LA04

 26・IODATA LAN DISK L HDL1-LA04/E
   ¥26,800 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

 【6TB】HDL1-LA06

 27・IODATA LAN DISK L HDL1-LA06/E
   ¥39,800 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

 【8TB】HDL1-LA08

 28・IODATA LAN DISK L HDL1-LA08/E
   ¥49,800 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

読出速度:
LAN端子:1000BASE-T
動画のムーブ:
スマホ動画視聴:対応
自宅外アクセス:対応
空冷ファン:なし

 一方、買われる際の値段によっては、アイオーデータの入門機でも構いません。

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 本編で書いたように、速度などの使用は(ほぼ)バッファローの入門機と有意の差はないです。

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 機能面では、TVムーブなど、マルチメディア利用においては、バッファローにやや負けます。

 ただ、仕事向けおまけソフトはフォルダ単位のバックアップなど、同社の純正ソフトだけで一通り揃う感じで、逆にやや良くみえます。

 その点で、ほぼ「TV回りの機能性は不要」ならば、こちらを推します。


 第2に、ある程度快適な速度をNASに求めたい場合、おすすめできる中級機は、

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 【2024年発売】

 【HDD1台モデル】

 【1TB】

 33・IODATA LAN DISK HDL1-LE01
  ¥19,500 楽天市場 (4/29執筆時)

 【2TB】

 34・IODATA LAN DISK HDL1-LE02
  ¥20,800 楽天市場 (4/29執筆時)

 34・IODATA LAN DISK HDL2-LE02/E
   ¥20,800 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

 【4TB】

 35・IODATA LAN DISK HDL1-LE04
  ¥27,000 楽天市場 (4/29執筆時)

 35・IODATA LAN DISK HDL2-LE04/E
   ¥27,000 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

 【6TB】

 36・IODATA LAN DISK HDL1-LE06
  ¥40,551 楽天市場 (4/29執筆時)

 36・IODATA LAN DISK HDL2-LE06/E
   ¥34,460 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

 【8TB】

 37・IODATA LAN DISK HDL1-LE08
  ¥56,100 楽天市場 (4/29執筆時)

 37・IODATA LAN DISK HDL2-LE08/E
   ¥47,680 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

読出速度:238.7MB/秒
LAN端子:2.5G
動画のムーブ:
スマホ動画視聴:対応
自宅外アクセス:対応
空冷ファン:なし

アクセス速度   ★★★★★
ビジネスでの利用 ★★★★★
テレビ録画の保存 ★★★☆☆
動画・写真の保存 ★★★☆☆
オフィスでの共用 ★★★★☆

総合評価     ★★★★☆

 アイオーデータ上級機となるHDL-AAXシリーズが良いでしょう。

 ビジネス用の機能と、写真や動画の再生に関わる機能バランスが良い点を評価しました。

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 動画は、ただし、DLNAは対応ですが、DTCP-IP非対応です。 

 TVレコーダーで録画した著作権コンテンツは、非対応です。ただ、この部分を期待する場合、2回目記事こちら)で書くような、専用製品が良いかと思います。

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 中身のHDDは、不確定です。

 ただ、読出238.7MB/秒という数字を公開しています。 

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 この速度が出せて、「ファン不要」で運用できる製品は限られるので、WDで言えば、WD Pro相当の、高性能品であることは間違いないでしょう。

 本機の場合、中身のHDDがサーバー用の高耐久品である明記はないです。

 ただ、(サーバー用HDD採用の明記のある)本機の法人用と、速度スペックが同じなので、恐らく、サーバー向けの高耐久HDDを詰んでいると考えて、良いかと思います。

  202504281925.jpg

 LANも、2.5GASE-T対応です。

 本編で書いたように、本機の最高速を得るためには、ルーターやケーブルの規格対応は必要です。

 非対応ルーターの方は、買換を考えると安くない投資です。

 ただ、普通のルーターでも読み書き共に本機でも「125MB/秒」はだせます。

 アイオーデータにしても、バッファローにしても、1000BASE-Tクラスの入門機で、100MB/秒を上回る機種が現状ないです。

 これをふまえると、当分ルーターを買い替えるつもりがない方でも「125MB/秒」は出せる本機を、選ぶ意味はあるでしょう。

ーー

  201904121854.jpg

 【2025年発売】

 【2TB】

 47・IODATA HDL2-LE02N
   ¥51,020 楽天市場 (4/29執筆時)

 【4TB】

 48・IODATA HDL2-LE04N
   ¥59,006 楽天市場 (4/29執筆時)

 【8TB】

 49・IODATA HDL2-LE08N
   ¥75,000 楽天市場 (4/29執筆時)

 【12TB】

 50・IODATA HDL2-LE12N
   ¥109,860 楽天市場 (4/29執筆時)

 【16TB】

 51・IODATA HDL2-LE16N
   ¥131,860 楽天市場 (4/29執筆時)

読出速度:294.2MB/秒
LAN端子:2.5G
動画のムーブ:
スマホ動画視聴:対応
自宅外アクセス:対応
空冷ファン:あり

 一方、このシリーズには、法人用NSがあります。

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 本編で書いたように、こちらは、耐久性の高いサーバー向けHDDが内蔵されます。

 少し高いですが、「24時間稼動」させるような使い方ならば、この部分で本機を選ぶ意味はあるでしょう。

 202303141817.jpg

 保証も、法人向けは5年になりますし、データ復旧保証も付属です。


 第3に、自宅用として考えている方で、HDD2台でRAIDを組んで運用したいという方は、

  201904121854.jpg

 【2024年発売】

 【HDD2台モデル】

 【2TB】

 38・IODATA LAN DISK HDL2-LE02
   ¥29,800 楽天市場 (4/29執筆時)

 【4TB】HDL2-LE04

 39・IODATA LAN DISK HDL2-LE04/E
  ¥33,582 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

 【8TB】 HDL2-LE08

 40・IODATA LAN DISK HDL2-LE08/E
  ¥45,973 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

 【12TB】HDL2-LE12

 41・IODATA LAN DISK HDL2-LE12/E
  ¥67,582 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

 【16TB】HDL2-LE16

 42・IODATA LAN DISK HDL2-LE16/E
  ¥89,500 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

読出速度:294MB/秒(最大)
LAN端子:2.5G
動画のムーブ:
スマホ動画視聴:対応
自宅外アクセス:対応
空冷ファン:あり

アクセス速度   ★★★★★
ビジネスでの利用 ★★★★★
テレビ録画の保存 ★★★☆☆
動画・写真の保存 ★★★☆☆
オフィスでの共用 ★★★★★

総合評価     ★★★★★

 HDL2-AAXシリーズでしょう。

  202501261406.jpg

 HDDへの転送速度は、2台同時に書き込むRAID 0で、読出294MB/s、書込266.2MB/sです。

 RAID 1の速度は公開されませんが、少なくとも150MB/秒以上はいくでしょう。

 202504281925.jpg

 LANは、しっかり、2.5Gです。

 規格上、速度面のボトルネックにはなりません。

 ケーブル・ルーターを含めて対応が必要ですが、(SSDでなく)HDDで運用する場合、最高速といえる速度が出せます。

  202405291810.jpg

 【4TB】(1TB〜8TBもあり)

 ・IODATA HDLA-OP4.0R
  ¥35
,139 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

 中身のHDDは、製造メーカー不定で、サーバー用の明記もないです。

 ただ、本編で書いたように、実際はサーバー用HDDの5400回転とみて良いでしょう。

 同社がこのシリーズの交換・増設用として用意するHDDがサーバー用HDDで確定ですから。

ーー

  201904121854.jpg

 【2025年発売】

 【2TB】

 55・IODATA HDL2-LE02N
   ¥51,020 楽天市場 (4/29執筆時)

 【4TB】

 56・IODATA HDL2-LE04N
   ¥59,006 楽天市場 (4/29執筆時)

 【8TB】

 58・IODATA HDL2-LE08N
   ¥75,000 楽天市場 (4/29執筆時)

 【12TB】

 59・IODATA HDL2-LE12N
   ¥109,860 楽天市場 (4/29執筆時)

 【16TB】

 60・IODATA HDL2-LE16N
   ¥131,860 楽天市場 (4/29執筆時)

読出速度:294.2MB/秒
LAN端子:2.5G
動画のムーブ:
スマホ動画視聴:対応
自宅外アクセス:対応
空冷ファン:あり

 なお、本機も、同じ仕様の法人用があります。

 法人用は、サーバー用HDDの採用がはっきり明言される上で、4コアCPUでの制御の明言があります。

 その上で、「24時間稼動」に関する言明もあります。

 スペック面で「石橋を叩いて渡る」場合は、個人でも、こちらは選択肢になるでしょう。

 202405291748.jpg

 加えて、こちらは、フォーマットとして、RAID 0、RAID 0ほか、アイオーデータ独自の「拡張ボリューム」が使えます。

 バックアップ用に使われる場合ですが、RAID 1で運用するより、データ保護とその復旧の部分で有利だと思うからです。

 202303141817.jpg

 保証も、そ5年になります。

 「障害が起こったあとの保証」も厚いといえますし、魅力を感じます。


 第4に、特に、家庭で利用する場合で、写真・動画の整理においてメリットを発揮しそうな上位機は、

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 【2024年発売】

 【4TB】

 68・Synology BeeStation BST150-4T
  ¥35,309 Amazon.co.jp (4/29執筆時)

読出速度:
LAN端子:1000BASE-T  
動画のムーブ:
スマホ動画視聴:対応
自宅外アクセス:対応
空冷ファン:なし

アクセス速度   ★★★☆☆
ビジネスでの利用 ★★★★★
テレビ録画の保存 ★☆☆☆☆
動画・写真の保存 
★★★★★
オフィスでの共用 ★★★★☆

総合評価     ★★★★★

 サイノロジーのBeeStation BST150-4Tでしょう。

 202402151619.jpg

 しっかりしたCPUを搭載することで、特にAIによる写真整理に高度に対応します。

 最近のスマホのように、分類整理されるため、この部分を重視する場合(少し高めですが)本機で決め打ちでも良いようにみえます。

 ファイルサーバーとしても、同社の上級機のノウハウが一部取り入れられていて、見やすく使いやすいように思います。

 Google Drive、OneDrive、Dropboxなどのクラウドとの連携面でも高度です。

 速度面でのメリット性はさほどないですが、それ以外は、問題ないです。

 2TBあたりでもう少し安めならば、もっと売れそうに思えました。

補足:関連記事の紹介

 というわけで、今回は、一般向けのNASの紹介でした。

 最後に、関連記事の紹介です。

  201904121729.jpg

1・一般向けのNASの比較
 用途:各種のデータ保存
 容量:1TB〜16TB
 価格:1万円〜
  = 入門者向けの格安NAS
2・マルチメディアNASの比較 
 用途:TV動画・音楽の保存・視聴
 容量:1TB〜4TB
 価格:2万円〜
  = 動画整理が大得意なTV向けNAS
3・ケースNAS NASキットの比較
 用途:上級者向け
 容量:HDD別売
 価格:2万円〜
  =高度な機能を持つ上級NAS

 なお、冒頭書いたように、動画や音楽データ中心に考える場合、上位の「マルチメディアNAS」を選ぶ意味はあります。

 興味のある方は、上記2番のリンク記事をご覧ください。

ーーー

 201909251739.jpg

1・標準の無線LANルーターの比較
 速度: 2402Mbps(最大)
 予算:7500円〜
 用途:2LDK・一戸建て
2・安めの無線LANルーターの比較
 速度:1300Mbps(最大)
 予算:3千円〜
 用途:1LDK・ワンルーム向け
3・高速なWi-Fi 6ルーターの比較
 速度: 4803Mbps(最大)
 予算:1.5万円〜
 用途:大家族・ゲーマー・トレーダー
4・最速なWi-Fi 7 ルーターの比較
 速度: 11520Mbps(最大)
 予算:3万円〜
 用途:高速10G回線ユーザー
5・メッシュWi-Fiルーターの比較
 速度: 11520Mbps(最大)
 予算:3万円〜
 用途:旅館・自営業・3F建ての家庭
6・おすすめの無線LANルーター 【結論】
 =予算別・目的別のおすすめ機種の提案

 そのほか、このブログにはルーターの記事があります。

 最近は、速度や安定性の部分で上位の規格(Wi-Fi6 Wi-Fi6E)に対応するルーターが普及してきました。NASの運用面でもメリット性があるので、興味のある方は、以上の記事をぜひご覧ください。

 有線部分でも、ギガビットLAN(1000BASE-T)より高速のマルチギガビット級の2.5GbEや10GbEに対応する製品もみています。

 ではでは。

posted by Atlas at 00:55 | PC周辺機器

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