【今回レビューする内容】2023年 Wi-Fi 6対応無線LANルーターの性能とおすすめ:11axルーター: 4804Mbpsクラス 10Gbps対応
【比較する製品型番】ASUS ROG Rapture GT-AX11000 Pro ASUS ROG Rapture GT-AX6000 ASUS ROG Rapture GT-AX11000 RT-AX89X RT-AX86U RT-AX92U RT-AX86S RT-AX86U Pro NETGEAR RAX200-100JPS AX5400 XR1000-100JPS RAX50-100JPS TP-Link Archer AX11000 Archer GX90 Archer AX6000 Archer AX90 Archer AX73 Archer AX4800 TP-Link Archer AX4800/A Archer AX72 Archer AX80 AX80/A
今回のお題
Wi-Fi6対応ルーターのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2023年1月現在、最新のWi-Fi6対応無線LANルーターの比較の2回目記事です。。
1・爆速Wi-Fi6 ルーターの比較 (1)
1-1:バッファロー 〈日本〉
1-2:NEC〈日本〉
2・爆速Wi-Fi6 ルーターの比較 (2)
2-1:ASUS 〈台湾〉
2-2:ネットギア〈米国〉
2-3:TP-LINK〈中国〉
3・爆速Wi-Fi6 ルーターの比較 (3)
3-1:エレコム〈日本〉
3-2:アイオーデータ〈日本〉
3-3:Synology〈台湾〉
4・無線LANルーターの比較 (4)【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
前回の1回目記事(こちら)では、バッファロー・NECのWi-Fi6ルーターを比較しました。
今回の2回目記事は、前半でフォローできなかったASUSほか各社の製品を紹介します。
ただ、速度面ほかの「Wi-Fi6ルーターの選び方の基本」は、1回目記事の冒頭で書きました。
お時間がある方は、1回目記事(こちら)からお読みいただければ、より分かりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
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1・高速な無線LANルーターの比較
速度:1733~ 2402Mbps
予算:7000円〜1.5万円
用途:2LDK・一戸建て
2・超高速なWi-Fi 6ルーターの比較
速度: 4804Mbps(×2)
予算:1.5万円-6万円
用途:大家族・ゲーマー・トレーダー
3・格安な無線LANルーターの比較
速度:866~1300Mbps
予算:3000円〜1万円
用途:1LDK・ワンルーム
4・多人数向けメッシュWi-Fiの比較
速度:~ 2492Mbps×2
予算:3万円-7万円
用途:旅館・自営業・3F建ての家庭
5・おすすめの無線LANルーター 【結論】
=予算別・目的別のおすすめ機種の提案
なお、今回は、このブログ「家電批評モノマニア」の無線LANルーター比較記事全体では、2回目記事の後編となります。
今回は、最速級の4804MbpsクラスのWi-Fi6機に限定して紹介しています。
そのため、Wi-Fi6でも、中速の2402Mbpsクラスは、上表の1回目記事(こちら)で、並速の1201Mbpsクラスは、上表の3回目記事(こちら)でフォローしています。
ややこしいですが、よろしくお願いします。
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対応人数 世帯向き
速度(ネット)★★★★★
速度(宅内) ★★★★★
無線の安定性 ★★★★★
設定の容易さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、各社の対応ルーターの紹介をしていきます。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、価格別・性能別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
2-1・ASUSの無線ルーター
はじめに、台湾のASUS(エイスース)です。
Eスポーツの周辺機器に相当力を入れる企業で、Wi-Fi 6対応機を他社に先駆けて展開してきました。
そのほか、ビジネス用といえる上位機もあります。
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今回も、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントは赤字系で、イマイチだと思う部分は青字系で書いていきます。
【2022年発売】【ゲーム用】
28・ASUS ROG Rapture GT-AX6000
¥43,464 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4 2.5G×1
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ:AiMesh(自社)
USB:USB3.0×1 (USB2.0)
IPv6: 対応
WPA3:対応
GT-AX6000 は、ASUSの「Eゲーマー向け」の上位機です。
本機のように、「ROG」という単語が入る場合、同社の「ゲーミング最高峰」モデルとなります。
本体サイズは、幅380x奥行221×高さ196mmです。
形状的に横置き前提になるので、4本のアンテナ部分を含め、設置面積は必要でしょう。
なお、写真のロゴの部分は、LEDによるカラーイルミネーションで、「ゲーミングっぽい」です。
無線の最大速度は、他社でも見たWi-F6の上位構成と同等です。
5GHz帯は、4本の専用アンテナで、4804Mbps(約601メガバイト/秒)です。
2.4GHz帯も、4本の専用アンテナで、速度は、1148Mbps(約144メガバイト/秒)です。
ただし、トライバンド(3バンド)ではなく、普通のデュアルバンド(2バンド)の構成です。
なお、これは他社機もですが、最高速に対応するには子機側の対応が必要です。
増設する場合は、デスクトップPC用高速無線アダプタが売られています。
利用すれば、ルーター自体のポテンシャルを(完全ではないにせよ)引き出せます。
対応機については、【無線LAN子機の比較記事】でいくつか紹介しました。
接続端子は、本機は、LAN/WAN兼用の2.5Gbpsポートと、LAN専用の2.5Gbpsポート、そして、LAN専用の1000BASE-Tが4ポートという構成です。
そのほか、USBストレージ用にUSB3.0端子もあります。
インターネット速度は、したがって、有線でも無線でも最大2.5Gbps(312.5MB/秒)です。
加えて、本機はWANアグリゲーション対応です。
この場合、モデム側とルーター間は、2.5GpsのWAN専用ポートと、1GpsのLAN専用ポートと「ダブル」でつなげることで、仮想的にですが3500Mbps(=438MB/秒)で、ルーターまで引き込めます。
この場合、WAN/LAN兼用の2.5GBase-Tポートは、LANとしてPC側との接続に利用できます。
ゲーミングPCだけにつなげるという方は少ないでしょうし、ニーズはあるでしょう。
そのほか、LANでPCなどで「2本差し」するリンクアグリゲーション(LANアグリゲーション)にも対応できます。
フレッツクロスなど「10Gbps回線」を引き込んでいる方は、十分にその能力を引き出せます。
そのほか、LANの1ポートをゲーム用にして速度を優先できる「ゲーミングLANポート」機能も付属です。
メッシュは、自社のASUS AiMeshに対応します。
自宅内でサテライトを導入する場合、メッシュ対応ルーターであることは意味があります。
業界共通仕様のEasyMeshには対応しませんが、ASUS製はわりと広範に対応機があるため、家庭でのメッシュは、組みやすいでしょう。
話が逸れるので、この話に興味のある方は【メッシュWi-Fiの比較記事】をお読みください。
無線の安定性も、能力が高いです。いくつかの観点から見ておきましょう。
第1に、アンテナです。
これは冒頭で既に詳しく説明しました。
多人数が同時に接続するようなご家庭や、見通しの良い業務空間(喫茶店やロビー)には、特に向くでしょう。
第2に、CPUです。
2GHzのクアッドコアCPUを採用します(Broadcom BCM4912 ARM 64bit)。
CPUの数とパワーは、高速回線の安定性に寄与します。
もっと良いものを積む他機もありますが、トライバンド機・10Gbps対応機ではないですし、これで十分でしょう。
第3に、Adaptive QoSです。
これは、通信速度を優先したい機器を設定できる技術です。
この機能を「ゲームに特化」し、家庭用ゲーム通信を優先させる「ゲームブースト」は、ASUSらしい技術です。
第4に、Ai Radarです。
他社の場合、「ビームフォーミング」と呼ぶ機能です。
簡単に言えば、スマホや携帯ゲーム機などの端末の位置を特定するソナーです。
持ち歩いて利用場所が一定しないような端末に、安定した電波を送ることができます
第4に、RangeBoost Plusです。
簡単に言えばアンテナの制御技術です。
アンテナ間の通信を最適化させる独自技術で、アンテナの通信範囲を拡げるという、ASUS製品ではお馴染みの技術です。
特に中程度の電波強度の場所の通信速度の向上効果が見込めます。
とくに、ゲーム時の速度については、細かいです。
接続するゲーム機の優先順位をつけた上で、パケット処理の優先順位を設定し(ゲームブースト)、さらにサーバーの混雑状況(ping値)から最適な経路を探す(ゲームレーダー)という三段構えの高速化技術を採用します。
カジュアルな部分でも、専用のスマホアプリを介して、スマホなどモバイル端末との接続を最適化するモバイルゲームモードなど、ゲームに関する機能は、同機のもっとも充実するところです。
なお、ゲーム専用のルーター上級機は、専用OSをルーターに備えるのが普通で、本機もそうなります。
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結論的にいえば、通信安定性の向上に必要な技術は、「網羅」されており、水準として本機は優秀と言えます。
簡単設定機能は、WPSは搭載されます。
ほかは、さほど重要視されておらず、この点では「中上級者向き」製品です。
一方、ASUSの場合、トレンドマイクロ社のAiProtectionが組み込まれています。
ウイルス感染の検知や、外部からの攻撃に対処する機能です。機能は、ウイルス対策ソフトと被りますが、IOT家電でネット接続機器が増えている現状では、良いでしょう。
問題は、ソフトと競合する点に由来する安定性、信頼性です。
ただ、他社と異なり、「1年経過後に有料に移行」などとしていない点は評価できます。トラブったら、使わなければ良いだけです。
消費電力は、トライバンドではな部分で、45Wで済んでいます。
それでも多いのですが、ゲーミング諸機能を動かすことを考えると、逆に優秀でしょう。
サポートについては、ASUSの場合、固定電話からは0800(無料)が利用できます。
スマホの場合は有料ナビダイヤルの0570です。
海外企業の多くは、サポートセンターが海外にあるため、オペレータの日本語能力はマチマチです。
ASUSとはやり取り経験がありますが、そうしたなかで、しっかりコミュニケーションできたことは付記します。
とくに、メールサポートについては、かなり専門的にも答えて貰えました。
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以上、ASUSのGT-AX6000 の紹介でした。
ゲーム用に充実する専用機能が一番の魅力です。
回線部分も、2.5Gbpsポートを搭載する点で、Wi-Fi 6を活かすという意味では、将来性はかなりある機種でしょう。
ほかの用途にも使えますが、イルミの部分を含めて「遅延が困るゲーミング用」に欲しい人が買うべき機種と言えますし、その用途には「おすすめ」です。
【2022年発売】【ゲーム用】
29・ASUS ROG Rapture GT-AX11000 Pro
¥88,559 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
ネット最高速度:4.8Gbps
2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps×2
有線LAN:1000BASE-T×4 2.5G×1
WAN:10Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ:AiMesh(自社)
USB:USB3.0×1 (USB2.0)
IPv6: 対応
WPA3:対応
ROG Rapture GT-AX11000 Proは、ASUSの「Eゲーマー向け」の最上位機です。
基本的な仕様は、1つ上でみた製品と同じですが、ネット速度と安定性の部分で、仕様が大きく変わります。
本体サイズは、幅355x奥行193×高さ155mmです。
小さくはないですが、旧機よりは小型化しました。
無線の最大速度は、両帯域とも上位機と同じです。現状で「最高速」といえます。
ただ、5GHz側が2つあるトライバンド(3バンド)です。
他社機でも説明したように、多くの端末を利用する環境では安定性に寄与します。
接続端子は、本機は、LAN/WAN兼用の10Gbpsポートが1つ、LAN/WAN兼用の2.5Gbpsポートが1つ、そして、LAN専用の1000BASE-Tが4ポートという構成です。
インターネット速度は、したがって、Wi-Fiでは4.8Gbps(=4805Mbps)がしっかり活かせます。
有線も複雑な構成にせず普通につなげるだけで、最大2.5Gbps(312.5MB/秒)にできます。本格的なゲーミングに使うにしても不満はないかと思います。
あとの部分は、先ほどの機種と基本性能は変わりません。
消費電力は、最大で65W水準なので、良くはないです。
ただ、この性能を制御するならば仕方ないでしょう。
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以上、ASUSのROG Rapture GT-AX11000 Proの紹介でした。
このサイズ、価格のルーターを個人宅で利用する方は限られるかと思いますが、スペックだけで言えば、現在的に「最強」でしょう。
あえて言えば、個人の大きなお宅で(DLNAなど何らかの事情でメッシュが組めず)1台で賄いたいなどの場合は、意味はあるかもしれません。
また、メッシュを組むような場合は、トライバンド機である本機を親機にするのは「あり」でしょうが。
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【2019年発売】(在庫限り)
30・ASUS ROG Rapture GT-AX11000
¥39,800 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps ×2
有線LAN:1000BASE-T×4 2.5G×1
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ:AiMesh(自社)
USB:USB3.0×1 (USB2.0)
IPv6: 対応
WPA3:
なお、本機の旧機種となるのがGT-AX11000です。
仕様は新機種とほぼ同じで、こちらも5GHzが2系統の「トライバンド機」です。
ただ、回線の部分で、WAN/LAN兼用端子が2.5Gbpsの1系統なので、インターネットの最大速度の部分で異なります。
CPUの能力も、4コアながら1.8GHzでしたので、新製品(2.0GHz)より劣ります。
そのほかも、先述のレンジブーストの部分が旧式であるほか、ゲーミング関係の機能も差が見られます。
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結論的にいえば、現在でも陳腐化している部分は少ないものの「3年前の最新機」という機種です。
ただ、新機種と消費電力は同じですし、本機についても、ゲーミングを中心としつつも、メッシュを組む場合の「親機」としては使えそうです。
【2021/3】
【ビジネス用】
31・ASUS RT-AX89X
¥67,000 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
ネット最高速度:4.8Gbps
2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T×8 10G×1
WAN:10Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ:AiMesh(自社)
USB:USB3.0×1
IPv6: 対応
WPA3:
RT-AX89Xは、ASUSが発売する、同社の「ビジネス向け」の最上位機です。
無線の最大速度は、本機もWi-Fi 6ですが、ゲーム用と違ってトライバンドには「あえて」していません。
2.4GHz帯は、4本の(5GHzとの)共用アンテナを利用します。
11axとして接続する場合は、1147Mbpsという数字になります。
5GHz帯は、4本の共用アンテナと、4本の専用アンテナで総計8本です。
速度は4804Mbpsですから4本のアンテナで出る速度です。
しかし、他社機にもありましたが、「ビジネス向け」なので、複数ユーザーの通信安定性を高めるための工夫となります。
Wi-Fi6は、マルチユーザーへのMIMO送信が「8」まで対応なので、アンテナ数が多いことには、これは意味があります。
トライバンドにして、アンテナをそちらに振り分けなかった理由になります。
実際、最大で90台(推奨70台)まで処理可能です。
インターネット速度は、理論上、4.8Gbps(600メガバイト/秒)です。
本機は、WAN/LAN兼用の10Gbpsポートを搭載します。
そのため、「10Gbps回線」をWANから引き込んでいるかたは、活かせるスペックです。
ただ、WAN/LAN兼用端子なので、事実上の最大速度は4.8Gbpsです。とはいえ、全く問題ないでしょう。ゲーム用よりこの部分は「手厚い」です。
家庭用としては、【NASの比較記事】で紹介したような、家庭内ネットワークを高度に構築していないならば、オーバースペックです。
無線の安定性は、Wi-Fi6規格となるMU-MIMO・OFDMAは装備します。
CPUは、回線の太さと通信数を反映し、2.2GHzのクアッドコアCPUと少し良いものを採用です。
その上で、ビームフォーミング(Ai Mesh)やAdaptive QoSも対応します。
ただし、「ゲームブースト」など、専用モードは非搭載です。
接続端子は、LANポートが9つと、WAN/LAN専用の10GBase-Tと、WAN用の1000Base-Tポートが1つずつです。
同容量のSFP+ポートもありますが、こちらは一般的に「業務用」でしょう。
また、本機も、リンクアグリゲーション対応機です。
簡単設定機能は、本機もWPSくらいです。
トレンドマイクロ社のAiProtectionは、本機も組み込まれます。
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以上、ASUSのRT-AX89Xの紹介でした。
「法人用を家庭でも」というコンセプトでの販売かと思います。
ただ、アンテナ8本を利用する仕様の機種は、バッファローなどライバルもありますので、比較は必要です
なお、ASUSは、説明書や設定面は、完全に「上級者向き」なので、ある程度時間を掛けて取り組んでみたい方向けです。
【ゲーム用】
【上位機】(2022年)
32・ASUS RT-AX86U Pro
¥44,242 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
【中位機】(2020年)
33・ASUS RT-AX86U
¥41,595 楽天市場 (1/7執筆時)
33・ASUS RT-AX86U(A)
¥35,980 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
【下位機種】(2021年)
34・ASUS RT-AX86S
¥24,930 楽天市場 (1/7執筆時)
ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:861Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4 2.5G×1
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ:AiMesh(自社)
USB:USB3.0×2
IPv6: 対応
WPA3:対応
RT-AX86Uは、ASUSのゲーミングルーターのミドルグレード機です。
3機種ありますが、おもにCPU周りの違いです。
RT-AX86U Proは、4コアの2.0GHzのCPUを搭載する製品です。
RT-AX86Uは、少し前に出た製品のため、CPUは4コアながら1.8GHzです。
RT-AX86Sは、CPUが2コア(1.8GHz)、RAMが512MBと半量です。
そのほか、WANの2.5Gbpsポート不採用となります。
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結論的にいえば、上位機と中位機はあまり差がないので、値段で決めて良いでしょう。
下位機種は、少し安いものの、スペック的なバランスがあまり欲はみえないため、選びにくいかと思います。
あとは同じなので、3機とも同時に見ていきます。
サイズは、242×325×100mmです。
小さくはないですが、アンテナ部分を含めて少し加減はあります。
無線の最大速度は、本機も、Wi-Fi 6に対応する機種としては最高クラスです。
ただし、トライバンドではなく、デュアルバンド(2バンド)です。
第1に、5GHz帯は、専用1本、共用3本で総計4本のアンテナを搭載します。
したがって、Wi-Fi6だと、4804Mbps(約601メガバイト/秒)に対応できます。
第2に、2.4GHz帯は、共用の3本のアンテナです。
したがって、速度は、最大861Mbpsとなります。
さほどざっくり切ったわけではないので、実用性は削がれない水準です。
接続端子は、上位機と同様の構成です。
インターネット速度は、本機も2.5Gbpsポートを持つため、理論値で、最大2.5Gbps(312.5MB/秒)です。
また、上位機同様に、WANアグリゲーションも構築できるため、2.5GbpsポートをLAN用に振り分けもできます。
通信安定化技術は、ゲーム用の上位機同様です。
Adaptive QoSやAiRadar(AiMesh) など、上位機にある重要機能は、基本装備します。
ゲーム関係では、一方、パケット処理の優先順位をつけるゲームブースト(Adaptive QoS)はしますが、ゲーム機単位で優先順位を割振る機能がないなど、全て上位機と同じではないです。
ただ、ゲーミングLANポートはあるので、メインの端末と有線LANでつなげる場合などは、このグレードでもあまり問題にならないでしょう。
セキュリティは、WPA3に対応です。
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以上、RT-AX86Uの紹介でした。
やはりゲーミング向けの仕様ですが、メインマシンの速度面に支障が出ないレベルで、アンテナ数を減らして、コスパを良くした部分が評価できます。
ゲーム向けの中級機として、結構良心的な高コスパ機に思えます。用途が合うようならば、本機は、一般ゲーマーにおすすめです。
【2019年発売】【ビジネス向け】
35・ASUS RT-AX92U
¥18,700 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:400Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps ×2
有線LAN:1000BASE-T ×8
WAN:1000BASE-T×1
メッシュ:AiMesh(自社)
USB:USB3.0×1 (USB2.0)
IPv6: 対応
WPA3:
RT-AX92Uは、ASUSのビジネス用の下位機種です。
無線の最大速度は、上位機と違って、トライバンド仕様(3バンド)です。
2.4GHz帯は、2本の共用アンテナを搭載します。
Wi-Fi6の場合2本だと通常574Mbpsですが、本機はこの帯域だけWi-Fi4(11n)です。
したがって、最大速度は普及しなかった256QAM圧縮技術を利用して最大400Mbps、そうでないならば300Mbpsです。
5GHz帯(1)も、2本の共用アンテナです。
最大速度は861Mbpsです。
5GHz帯(2)は、一方、4本の専用アンテナを搭載します。
Wi-Fi6として接続する場合は、4804Mbps(約601メガバイト/秒)です。
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結論的にいえば、本機は、メイン用に5GHz帯(2)だけ速度を振り分け、あとは、ある種の「ゲスト回線」として供与するような利用法を想定した構成に思えます。
21台までの接続に公式対応するため、多人数の事務所に「強力な1台」という場合も想定できます。
無線の安定性は、基本機能は、ゲーム用の上位機と同じです。
ゲーム関係の機能はないですが、Adaptive QoSやAiRadar(AiMesh) などを装備します。
CPUは、2コアです。
ただ、この程度の速度スペックならば、制御に支障は来さないでしょう。
家庭外(インターネット)接続には、WAN側が1000Mbpsまでです。
接続端子は、1000Base-Tが4ポート搭載されます。
ただし、本機は、先述のリンクアグリゲーション対応ですので、モデム側のLAN端子と2本ケーブルで接続できる場合、最大2000Mbpsで、無線LANルーターまで引き込むことは可能です。
簡単設定機能は、PC用のWPSのみです。
そのほか、TWTやAiProtectionは、ゲーム用上位機と同様に搭載となります。
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以上、ASUSのRT-AX92Uの紹介でした。
個人的には家庭用にトライバンド仕様はオーバスペックだとは思います。
ただ、事業所や職場兼用のご自宅などで、多数の機器の同時接続がある場合は、本機は候補となるでしょう。
ただ、ゲームに特化しない仕様の製品ならば、他社にも多いので、比較は必要です。
2-2・ネットギアの無線ルーター
続いて、アメリカのネットギアの製品です。
日本では、法人に強いイメージですが、最近ゲーミング仕様の製品も出しました。
【2019年発売】
36・NETGEAR RAX200-100JPS
¥20,600 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps×2
有線LAN:1000BASE-T×4 2.5G×1
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ:
USB:USB3.0×2
IPv6:
WPA3:対応
NETGEAR Nighthawk AX11000は、ネットギアの最上位機です。
本体サイズは、幅298x奥行211×高さ78mmです。
近未来的なデザインですが、翼の部分に4本の高感度アンテナを挿入する構造です。
無線の最大速度は、ASUSの最上位機と同様です。
Wi-Fi6Eは非対応ですが、本機の場合も、3セット装備されるWi-Fi6のトライバンド機です。
第1に、5GHz帯(1)は、4本の専用アンテナを搭載します。
第2に、5GHz帯(2)も、4本の共用アンテナを搭載します。
2.4GHzとの共用です。
端末とWi-Fi6として接続できる場合は、いずれも4804Mbpsに対応できます。
第3に、2.4GHz帯についても、4本の共用アンテナを搭載します。
11axとして接続する場合は、1148Mbpsという数字になります。
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結論的にいえば、ASUSの(ゲーム用の)最上位機と同クラスです。
どちらを選ぶかは、この部分以外の、付加機能の優秀さで決まるでしょう。
無線の安定性は、それなりです。
ASUSのAdaptive QoSに相当するDynamic QoSを搭載するため、通信速度を優先する機器を設定できます。
その上で、スマホ側の機能対応が不要のビームフォーミングプラスも搭載するため、安定性の面では、バッファローに及ばないながら、「グレード的にはASUSの下位機と同等」と言えます。
CPUも、水準としては同じです。
恐らくインテルのユニットですが、1.8GHzのクアッドコアCPUなので、並行処理に強くなっています。
接続端子は、1000Base-TのLANポートが4つと、WAN/LAN兼用の2.5GBase-Tのポートが1つです。
また、USBポート(USB3.0)は2系統です。2つあるのは珍しいと言えます。
インターネット速度は、理論値で、最大2.5Gbps(312.5MB/秒)です。
本機も、WANに2.5Gbpsポートを搭載するためこの数字です。
2本のケーブルをモデムとつなげば、有線LANでPC接続する際も、理論上2000Mbpsまで出せます。
そのために、1000Base-TのWAN専用ポートが1つ別に付きます。
一方、本機もWANアグリゲーション対応ですから、2.5GbpsポートをLANに振り分けて、家庭内で高速接続も可能です。
なお、ASUS同様に、LAN2本差しのリンクアグリゲーションも対応です。
IPv6は、現状で非対応です。
同社の場合、対応機は一部になります。
消費電力は、ASUSのゲーミングと同様の60Wです。
セキュリティは、WPA3の暗号化に対応です。
同社のWi-Fi6機は、全機とも対応となっています。
サポートは、同社は結構しっかりしています。
電話は、固定電話用に0120のほか、スマホ用に東京の市外局番が出ているので、割高なナビダイヤルを使わなくてOKです。
日曜の営業もありますし、混雑状況の目安も公開しています。
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以上、ネットギアのRAX200-100JPSの紹介でした。
ASUSの最上位機が、値段面、性能面ともライバルでしょう。通常利用ならば、スペック上がほぼほぼ変わらないため、基本的に値段で選んでも良いように思います。
ただ、ゲーミング用には、専用機能の充実の部分でASUSの方がかなり有利です。ネットギアとしても、ゲーミング用は別ラインなのでこれは法人用でしょう。
外観が落ち着いている点も含めて、そちらのニーズには適うでしょう。
【2021年発売】(在庫限り)
37・NETGEAR AX5400 XR1000-100JPS
¥15,800 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
WAN:1000BASE-T
メッシュ:
USB:USB3.0×1
IPv6:
WPA3:対応
Nighthawk Pro Gaming AX5400 も、米国のネットギアの製品です。
本機は、「ゲーミング」という単語が製品名に入った機種で、ビジネス用と明確にラインを分けています。
本体サイズは、幅295x奥行200×高さ65mmです。
平面の面積が必要なタイプです。
無線の最大速度は、5GHz帯で4804Mbpsで、2.4GHz帯で574Mbpsです。
ゲーム用なので、5GHz帯を重視する設計です。
無線の安定性は、本機も、MU-MIMOとQoSには対応します。
ビームフォーミングについては、記載がないです。
ゲーム向けの機能としては、ASUSにも見られたサ、ーバーの混雑状況(ping)を確認できるPingヒートマップも搭載です。
サーバーとの距離を見て、遠距離サーバーをシャットできる、ジオフェンシング機能など、同社のゲーミング用のDumaOSで、ASUS同様、ゲームニーズに特化しています。
搭載するため、通信速度を優先する機器を設定できます。
その上で、スマホ側の機能対応が不要のビームフォーミングプラスも搭載するため、安定性の面では、バッファローに及ばないながら、「グレード的にはASUSの下位機と同等」と言えます。
CPUは、1.5GHzの3コアCPUです。
ASUSのハイエンド機には及ばないですが、この程度の回線速度の製品としては十分です。
接続端子は、1000Base-TのLANポートが4つと、WANです。
インターネット速度は、理論値で、最大1Gbpsです。
そのため、超高速回線の場合、ボトルネックはある機種です。
IPv6は、現状で非対応です。
セキュリティは、WPA3の暗号化に対応です。
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以上、ネットギアのNighthawk Pro Gaming AX5400の紹介でした。
価格的には、ASUSのゲーム用中級機がライバルでしょう。
比較する場合、だいたい同じ程度の値段ですが、本機は、WANに2.5Gbpsポートがないのが、多少難点でしょうか。
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【2020年発売】
38・NETGEAR AX6 RAX50-100JPS
¥8,980 楽天市場 (1/7執筆時)
ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
WAN:1000BASE-T
メッシュ:
USB:USB3.0×1
IPv6:
WPA3:対応
なお、同じ通信速度のビジネス用となるのがこちらです。
こちらは、ビームフォーミングの言及がありますが、QOSは逆になくなります。
また、CPUは同グレードの3コアですが、ゲーム用のDumaOSは、もちろん装備されません。ビジネス用としてみても、さほど個性はない機種です。
2-3・TP-LINKの無線ルーター
つづいて、中国のTP-LINKです。
Wi-Fiルーターでは世界的シェアのある企業で、お国柄もありゲーミングも強いです。
【2019/10】
【ゲーム用】
39・TP-Link Archer AX11000
¥38,500 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ:
USB:USB3.0×2 (USB-C対応)
IPv6:対応 (一部)
WPA3:対応
Archer AX11000 は、TP-Linkのゲーミング用の最上位機です。
ASUSと同じで、ゲーミングWi-Fiとしての機能が充実する製品です。
本体サイズは、幅288x奥行288×高さ184mmです。
アンテナ部分込みのサイズですが、結構大きいです。
無線の最大速度は、ASUSやネットギアと同じWi-Fi6のトライバンドなので、ほぼ同じです。
第1に、5GHz帯(1)は、4本の専用アンテナを搭載します。
第2に、5GHz帯(2)も、4本の共用アンテナを搭載します。
2.4Ghzとの共用です。
11axとして接続する場合は、いずれも4804Mbpsに対応できます。
第3に、2.4GHz帯についても、4本の共用アンテナを搭載します。
11axとして接続する場合は、1148Mbpsという数字になります。
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ちなみに、各社の上位機が軒並み同じスペックになるのは、CPUメーカーのインテルが開発したWi-Fi6の基盤を利用しているからです。
CPUは、1.8 GHzのクアッドコア CPUが採用されます。
ASUSの(ゲーム用)最上位機は2GHzなので多少差はありますが、気にするほどではないでしょう。
実際、どちらのメーカーを選ぶかは、この部分以外の、付加機能の優秀さで決まる部分のが大きいです。
無線の安定性は、本機もゲーム用にわりと向いた仕様です。
ゲームに最適化された「ゲーム アクセラレーターQoS」も搭載です。
ビームフォーミングも、スマホなど機器側の対応が必要な初期形式ですが、対応します。ただし、同社の場合、高速化できる対応ゲームは以上の機種のみになるようです。
この機能について、とくに制限のないASUSとは仕組みが異なると言えます。
一方、同社は、伝統的にWi-Fiシグナルを強化する、レンジブースト機能を強調します。
遅延率などのデータを視覚的に確認できるゲーム統計ソフトの充実は、ある意味、速度面の優秀性を強調したいための仕様でしょう。
そのほか、ダッシュボードで、サーバーの混雑状況(ping)を見れる仕様は、各社のゲーミングOSと共通です。
接続端子は、1000Base-TのLANポートが8つです。
2.5Gbpsポートは、本機はWAN専用です。
一方、USB端子は本機は2系統です。
いずれも速度はUSB3.0ですが、片側はUSB-A形状ですが、もう一方はUSB-Cです。
変換アダプタを使わずにUSB-Cがつながるのは良いかと思います。
インターネット速度は、本機も、理論値で、最大2.5Gbps(312.5MB/秒)です。
問題ないでしょう。
一方、本機は、PC間にLANを2本差す静的リンクアグリゲーションは対応ですが、WANアグリゲーションは非対応です。ここは、ASUS機などとの違いです。
なお、USB-Cポートもありますが、基本的にはバックアップ用です。
そのほか、細かい部分ですが、【AmazonEchoの比較記事】で紹介したAmazonの音声スピーカーで、WPSが制御できる点、【スマート家電リモコンの比較記事】で説明したスマホアプリの IFTTTでの制御に対応する展などが、面白いでしょう。
また、ASUSのAiProtectionに相当する、Trend Microと提携したHomeCareセキュリティシステムを搭載します。
IPv6は、一応対応するようです。
ただ、プロバイダ側の仕様によっては利用できないとの中期はあります。
消費電力は、最大で60Wです。
セキュリティは、WPA3の暗号化に対応です。
高度な暗号化で、iPhoneなども対応しています。
サポートは、TP-Linkも固定電話からならば無料です。
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以上、TP-LinkのArcher AX11000 の紹介でした。
先述のように、海外メーカーの多くは、IntelのWi-Fi6ユニットを使っている関係上、最上位機はあまり機能差が見られません。
本機の場合は、ASUS同様のゲームに強い仕様にしています。
また、有線LAN端子が多いため、ハブ機能を重視する方には選択肢として良いでしょう。
ただ、今回の記事冒頭でも書いたように、このクラスは、本体の大きさほか、消費電力(60W)ゆえの発熱対策は必要でしょう。
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【2021】
【ゲーム用】
40・TP-Link Archer GX90
¥25,973 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4804+1201Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ :
USB:USB3.0×1 (USB2.0)
IPv6:一部対応
WPA3:対応
本機については、トライバンドですが、5.0GHz帯の2つめの帯域と2.4GHz帯のアンテナが2本と減量されるため、そちらの速度が遅いです。
安定化技術の部分では、ビームフォーミング・QOS・MU-MIMO・OFDMAを含め、上位機の大事な部分は踏襲します。
ただ、レンジブースト機能の言及だけはないので、そこは上位との差でしょう。
ゲーム用のOSは付くので、使い勝手は同じです。CPUも1.5 GHzの4コアです。
インターネット速度も、理論値で、最大2.5Gbps(312.5MB/秒)だせる構成ですし、基本的に「1台のPCマシン」が速ければOKならば、予算を節約しても良いかと思います。
消費電力も、このクラスだと40Wなので(高いは高いですが)加減があります。
【2019/10】
【ビジネス用】
41・TP-Link Archer AX6000
¥25,245 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ :
USB:USB3.0×2 (USB-C対応)
IPv6:
WPA3:
Archer AX6000 も、TP-Linkの製品です。
位置づけとしては「ゲーミング特化型」ではない家庭・企業向け上位機です。
GXシリーズと違い、ゲーム用のOSがなく、それに特化した機能もないです。
本体サイズは、幅261x奥行261×高さ60mmです。
上部のアンテナはさほど長さはないので、場所さえあれば設置性は良いです。
無線の最大速度は、5GHz帯で4804Mbpsで、2.4GHz帯で1148Mbpsです。
合計でアンテナ8本という、Wi-Fi6の上位構成です。
各帯域ごとに4本のアンテナですから、トライバンドではないです。
インターネット速度は、2.5 Gbps WANポートを搭載するので、理論値で、最大2.5Gbps(312.5MB/秒)です。
無線の安定性は、ビームフォーミング・バンドステアリングほか、Wi-Fi6の基本装備となるMu-Mimo・OFDMAを装備します。
大事な部分は網羅的です。CPUも1.8 GHzの4コアです。
IPv6は、対応情報がないです。
消費電力は、約48Wです。
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以上、TP-LinkのArcher AX6000の紹介でした。
ビジネス用のASUSのデュアルバンド最上位機と違い10Gbpsや、リンクアグリゲーション対応はないですが、家庭で利用するならば、2.5Gbpsもあれば十分でしょう。
メッシュ非対応ですが、単機で使うならば、本機のほうが、(家庭での)一般利用としてはバランス構成は良いと思います。
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【2021年発売】
42・TP-Link Archer AX90
¥25,330 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4804+1201Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ :
USB:USB3.0×1 (USB2.0)
IPv6:一部対応
WPA3:対応
AX90は、トライバンドですが、5.0GHz帯の2つめの帯域と2.4GHz帯のアンテナが2本と減量されるため、そちらの速度が遅いです。
安定化技術の部分では、ビームフォーミング・バンドステアリングほか、Wi-Fi6の基本装備となるMu-Mimoなど、大事な部分は網羅的です。
CPUも1.8 GHzの4コアです。
その上で価格が「安い」部分をふまえれば、家族がいるが、特定の端末(PCなど)だけ高速化させられればOKという場合には、選択肢になるでしょう。
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【2022年発売】
43・TP-Link Archer AX80/A
¥15,120 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
43・TP-Link Archer AX80
¥12,276 楽天市場 (1/7執筆時)
ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ :
USB:USB3.0×1
IPv6:一部対応
WPA3:対応
AX80は、AX90の下位機になります。
形状は大きく異なっていて、指向性アンテナ(角)がない製品です。
その部分と、5GHz帯がトライバンドではない上で、両帯域の共用アンテナが4本なので、複数の端末を同時接続する際の通信安定性の部分で、同社の上位機よりは「落ち」ます。
それらの点を除けば、AX90と基本仕様は同じです。
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結論的にいえば、それほど多くの端末を使っていない1人暮らしなどの方で、高速回線を引いている場合、格安機として選択肢にできそうです。
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【2021年発売】【1.5GHz 3コア】
44・TP-Link Archer AX73
¥13,020 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
【2022年発売】【1GHz 2コア】
45・TP-Link Archer AX72/A
¥13,020 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
45・TP-Link Archer AX72
¥11,990 楽天市場 (1/7執筆時)
ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:1000BASE-T
メッシュ :
USB:USB3.0×1
IPv6:一部対応
WPA3:対応
2.4GHz帯のアンテナが2本と減量することでコスパを高めています。
なお、あとからAX72(AX72/A)がでました。基本仕様は同じですが、CPUのダウングレードがみられます。
安定化技術の部分では、いずれも、ビームフォーミング・MU-MIMO・OFDMAには対応しますが、バンドステアリングに未対応です。。
上位モデルを含めてですが、どちらかというと、接続機器があまり多くない個人用に思えます。
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【2021年発売】
【通常型番】
46・TP-Link Archer AX4800
¥10,296 楽天市場 (1/7執筆時)
【Amazon限定】
47・TP-Link Archer AX4800/A
¥14,100 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4324Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:1000BASE-T
メッシュ :
USB:USB3.0×1
IPv6:一部対応
WPA3:対応
Archer AX4800も、だいたい同じ速度の下位機種です。
本機については、5GHz帯が4324Mbpsと変則的な数字ですが、各帯域、3本アンテナ(3×3)のWi-Fi6だからです。
安定化技術の部分は、CPUを含めて1つ上と同じです。
消費電力は、30W水準です。
次回に続く
Wi-Fi6対応ルーターのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、Wi-Fi 6(11ax)対応の家庭用無線LANルーターの紹介の2回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
3・爆速Wi-Fi6 ルーターの比較 (3)
3-1:エレコム〈日本〉
3-2:アイオーデータ〈日本〉
3-3:Synology〈台湾〉
4・無線LANルーターの比較 (4)【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
次回の3回目記事(こちら)では、今回紹介できなかった、日本のエレコムとアイオーデータの製品と、台湾のサイノロジーの製品を追加で紹介します。
対応人数 世帯向き
速度(ネット)★★★★★
速度(宅内) ★★★★★
無線の安定性 ★★★★★
設定の容易さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、このブログで紹介していた全機種から、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案する結論編(こちら)に進んでいきます。
引き続き、よろしくお願いします!
3回目記事は→こちら
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