Top 無線LANルーター 比較2022’【爆速】Wi-Fi6ルーター52機の性能とおすすめ・選び方:11ax対応Wi-Fiルーター (2-2)

2022年10月06日

比較2022’【爆速】Wi-Fi6ルーター52機の性能とおすすめ・選び方:11ax対応Wi-Fiルーター (2-2)

【今回レビューする内容】2022年 Wi-Fi 6対応無線LANルーターの性能とおすすめ:11axルーター: 4804Mbpsクラス 10Gbps対応

【比較する製品型番】ASUS ROG Rapture GT-AX6000 ASUS ROG Rapture GT-AX11000 RT-AX89X RT-AX86U RT-AX82U RT-AX92U RT-AX86S NETGEAR RAX200-100JPS AX8 RAX80-100JPS AX5400 XR1000-100JPS RAX50-100JPS TP-Link Archer AX11000 Archer GX90 Archer AX6000 Archer AX90 Archer AX73 Archer AX4800 TP-Link Archer AX4800/A Archer AX72 Synology RT6600ax

今回のお題
Wi-Fi6対応ルーターのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2022年10月現在、最新のWi-Fi6対応無線LANルーターの比較の2回目記事です。。

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1・爆速Wi-Fi6 ルーターの比較 (1)
 1-1:バッファロー 〈日本〉
 1-2:NEC〈日本〉
2・爆速Wi-Fi6 ルーターの比較 (2)  
 2-1:ASUS 〈台湾〉
 2-2:ネットギア〈米国〉
 2-3:TP-LINK〈中国〉
 2-4:Synology〈台湾〉
3・爆速Wi-Fi6 ルーターの比較 (3)
 3-1:エレコム〈日本〉
 3-2:アイオーデータ〈日本〉
4・無線LANルーターの比較 (4)【結論】
 =最終的なおすすめ機種の提案

 前回の1回目記事こちら)では、バッファロー・NECのWi-Fi6ルーターを比較しました。

 今回の2回目記事は、前半でフォローできなかったASUSほか各社の製品を紹介します。

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 ただ、速度面ほかの「Wi-Fi6ルーターの選び方の基本」は、1回目記事の冒頭で書きました。

 お時間がある方は、1回目記事こちら)からお読みいただければ、より分かりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。

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1・高速な無線LANルーターの比較
 速度:1733~ 2402Mbps
 予算:7000円〜1.5万円
 用途:2LDK・一戸建て
2・超高速なWi-Fi 6ルーターの比較
 速度: 4804Mbps(×2)
 予算:1.5万円-6万円
 用途:大家族・ゲーマー・トレーダー
3・格安な無線LANルーターの比較
 速度:866~1300Mbps
 予算3000円〜1万円
 用途:1LDK・ワンルーム
4・多人数向けメッシュWi-Fiの比較
 速度:~ 2492Mbps×2
 予算:3万円-7万円
 用途:旅館・自営業・3F建ての家庭
5・おすすめの無線LANルーター 【結論】
 =予算別・目的別のおすすめ機種の提案

 なお、今回は、このブログ「家電批評モノマニア」の無線LANルーター比較記事全体では、2回目記事の後編となります。

 今回は、最速級の4804MbpsクラスのWi-Fi6機に限定して紹介しています。

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 そのため、Wi-Fi6でも、中速の2402Mbpsクラスは、上表の1回目記事こちら)で、並速の1201Mbpsクラスは、上表の3回目記事こちら)でフォローしています。

 ややこしいですが、よろしくお願いします。

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対応人数   世帯向き
速度(ネット)★★★★★
速度(宅内) ★★★★★
無線の安定性 ★★★★★
設定の容易さ ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 というわけで、各社の対応ルーターの紹介をしていきます。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、価格別・性能別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。

2-1・ASUSの無線ルーター

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 はじめに、台湾のASUS(エイスース)です。

 Eスポーツの周辺機器に相当力を入れる企業で、Wi-Fi 6対応機を他社に先駆けて展開してきました。

 そのほか、ビジネス用といえる上位機もあります。

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 今回も、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントは赤字系で、イマイチだと思う部分は青字系で書いていきます。


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 【2022年発売】【ゲーム用】

 28・ASUS ROG Rapture GT-AX6000
  ¥54,336 Amazon.co.jp (10/6執筆時)

ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4 2.5G×1
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ:AiMesh(自社)
IPv6: 対応
WPA3:対応

  GT-AX6000 は、ASUSの「Eゲーマー向け」の最上位機です。

 本機のように、「ROG」という単語が入る場合、同社の「ゲーミング最高峰」モデルとなります。

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 本体サイズは、幅380x奥行221×高さ196mmです。

 形状的に横置き前提になるので、4本のアンテナ部分を含め、設置面積は必要でしょう。

 なお、写真のロゴの部分は、LEDによるカラーイルミネーションで、「ゲーミングっぽい」です。

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 無線の最大速度は、他社でも見たWi-F6の上位構成と同等です。

 5GHz帯は、4本の専用アンテナで、4804Mbps(約601メガバイト/秒)です。

 2.4GHz帯も、4本の専用アンテナで、速度は、1148Mbps(約144メガバイト/秒)です。

 ただし、トライバンド(3バンド)ではなく、普通のデュアルバンド(2バンド)の構成です。

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 なお、これは他社機もですが、最高速に対応するには子機側の対応が必要です。

 増設する場合は、デスクトップPC用高速無線アダプタが売られています。

 利用すれば、ルーター自体のポテンシャルを(完全ではないにせよ)引き出せます。

 対応機については、【無線LAN子機の比較記事】でいくつか紹介しました。

 接続端子は、本機は、LAN/WAN兼用の2.5Gbpsポートと、LAN専用の2.5Gbpsポート、そして、LAN専用の1000BASE-Tが4ポートという構成です。

 インターネット速度は、したがって、有線でも無線でも最大2.5Gbps(312.5MB/秒)です。

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 加えて、本機はWANアグリゲーション対応です。

 この場合、モデム側とルーター間は、2.5GpsWAN専用ポートと、1GpsLAN専用ポートと「ダブル」でつなげることで、仮想的にですが3500Mbps(=438MB/秒)で、ルーターまで引き込めます。

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 この場合、WAN/LAN兼用の2.5GBase-Tポートは、LANとしてPC側との接続に利用できます。

 ゲーミングPCだけにつなげるという方は少ないでしょうし、ニーズはあるでしょう。

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 そのほか、LANでPCなどで「2本差し」するリンクアグリゲーション(LANアグリゲーション)にも対応できます。

 フレッツクロスなど「10Gbps回線」を引き込んでいる方は、十分にその能力を引き出せます。

 そのほか、LANの1ポートをゲーム用にして速度を優先できる「ゲーミングLANポート」機能も付属です。

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 メッシュは、自社のASUS AiMeshに対応します。

 自宅内でサテライトを導入する場合、メッシュ対応ルーターであることは意味があります。

 業界共通仕様のEasyMeshには対応しませんが、ASUS製はわりと広範に対応機があるため、家庭でのメッシュは、組みやすいでしょう。

 話が逸れるので、この話に興味のある方は【メッシュWi-Fiの比較記事】をお読みください。

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 無線の安定性も、能力が高いです。いくつかの観点から見ておきましょう。

 第1に、アンテナです。

 これは冒頭で既に詳しく説明しました。

 多人数が同時に接続するようなご家庭や、見通しの良い業務空間(喫茶店やロビー)には、特に向くでしょう。

 第2に、CPUです。

 2GHzのクアッドコアCPUを採用します(Broadcom BCM4912 ARM 64bit)。

 CPUの数とパワーは、高速回線の安定性に寄与します。

 もっと良いものを積む他機もありますが、トライバンド機・10Gbps対応機ではないですし、これで十分でしょう。

 第3に、Adaptive QoSです。

 これは、通信速度を優先したい機器を設定できる技術です。

 この機能を「ゲームに特化」し、家庭用ゲーム通信を優先させる「ゲームブースト」は、ASUSらしい技術です。

 第4に、Ai Radarです。

 他社の場合、「ビームフォーミング」と呼ぶ機能です。

 簡単に言えば、スマホや携帯ゲーム機などの端末の位置を特定するソナーです。

 持ち歩いて利用場所が一定しないような端末に、安定した電波を送ることができます

 第4に、RangeBoost Plusです。

 簡単に言えばアンテナの制御技術です。

 アンテナ間の通信を最適化させる独自技術で、アンテナの通信範囲を拡げるという、ASUS製品ではお馴染みの技術です。

 特に中程度の電波強度の場所の通信速度の向上効果が見込めます。

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 とくに、ゲーム時の速度については、細かいです。

 接続するゲーム機の優先順位をつけた上で、パケット処理の優先順位を設定し(ゲームブースト)、さらにサーバーの混雑状況(ping値)から最適な経路を探す(ゲームレーダー)という三段構えの高速化技術を採用します。

 カジュアルな部分でも、専用のスマホアプリを介して、スマホなどモバイル端末との接続を最適化するモバイルゲームモードなど、ゲームに関する機能は、同機のもっとも充実するところです。

 なお、ゲーム専用のルーター上級機は、専用OSをルーターに備えるのが普通で、本機もそうなります。

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 結論的にいえば、通信安定性の向上に必要な技術は、「網羅」されており、水準として本機は優秀と言えます。

 簡単設定機能は、WPSは搭載されます。

 ほかは、さほど重要視されておらず、この点では「中上級者向き」製品です。

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 一方、ASUSの場合、トレンドマイクロ社のAiProtectionが組み込まれています。

 ウイルス感染の検知や、外部からの攻撃に対処する機能です。機能は、ウイルス対策ソフトと被りますが、IOT家電でネット接続機器が増えている現状では、良いでしょう。

 問題は、ソフトと競合する点に由来する安定性、信頼性です。

 ただ、他社と異なり、「1年経過後に有料に移行」などとしていない点は評価できます。トラブったら、使わなければ良いだけです。

 消費電力は、トライバンドを「捨てた」からか、旧機種(90W)よりだいぶ良くなって、45Wで済んでいます。

 それでも多いのですが、ゲーミング諸機能を動かすことを考えると、逆に優秀でしょう。

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 サポートについては、ASUSの場合、固定電話からは0800(無料)が利用できます。

 スマホの場合は有料ナビダイヤルの0570です。

 海外企業の多くは、サポートセンターが海外にあるため、オペレータの日本語能力はマチマチです。

 ASUSとはやり取り経験がありますが、そうしたなかで、しっかりコミュニケーションできたことは付記します。

 とくに、メールサポートについては、かなり専門的にも答えて貰えました。

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 以上、ASUSGT-AX6000 の紹介でした。

 ゲーム用に充実する専用機能が一番の魅力です。

 回線部分も、2.5Gbpsポートを搭載する点で、Wi-Fi 6を活かすという意味では、将来性はかなりある機種でしょう。

 ほかの用途にも使えますが、イルミの部分を含めて「遅延が困るゲーミング用」に欲しい人が買うべき機種と言えますし、その用途には「おすすめ」です。

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 【2019年発売】(在庫限り)

 29・ASUS ROG Rapture GT-AX11000
  ¥38,500 Amazon.co.jp (10/6執筆時)

ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps ×2
有線LAN:1000BASE-T×4 2.5G×1
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ:AiMesh(自社)
IPv6: 対応
WPA3:

 なお、先述のように、旧機種となるGT-AX11000は、回線部分で、5GHzが2系統の「トライバンド機」でした。

 そのため、ネットワークを組む場合や、多人数での利用には「より強い仕様」だったとも言えます。

 ただ、先述のように、一般家庭で(いくつかの)ゲーム機とつなげるだけの場合、トライバンド機である必然性はあまりなく、発熱量が押さえられるだけ、新しい「シンプル構成」のが、現実的には良かったのではないかと思います。

 CPUの能力も、4コアながら1.8GHzでしたから、実際新機種のほうがよいです。そのほかも、先述のレンジブーストの部分が旧式であるほか、ゲーミング関係の機能もアップしています。

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 結論的にいえば、現在でも陳腐化して居る部分は少ないものの「3年前の最新機」という機種です。

 メッシュを組むような場合は、トライバンド機である本機を親機にするのは「あり」でしょうが、そうでもない場合は、素直に新機種で良いかと思います。


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 【2021/3】

 【ビジネス用】

 30・ASUS RT-AX89X
  ¥58,002 Amazon.co.jp (10/6執筆時)

ネット最高速度:4.8Gbps
2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T×8 10G×1
WAN:1000BASE-T×1
メッシュ:AiMesh(自社)
IPv6: 対応
WPA3:  

 RT-AX89Xは、ASUSが発売する、同社の「ビジネス向け」の最上位機です。

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 無線の最大速度は、本機もWi-Fi 6ですが、ゲーム用と違ってトライバンドには「あえて」していません。

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 2.4GHz帯は、4本の(5GHzとの)共用アンテナを利用します。

 11axとして接続する場合は、1147Mbpsという数字になります。

 5GHz帯は、4本の共用アンテナと、4本の専用アンテナで総計8本です。

 速度は4804Mbpsですから4本のアンテナで出る速度です。

 しかし、他社機にもありましたが、「ビジネス向け」なので、複数ユーザーの通信安定性を高めるための工夫となります。

 Wi-Fi6は、マルチユーザーへのMIMO送信が「8」まで対応なので、アンテナ数が多いことには、これは意味があります

 トライバンドにして、アンテナをそちらに振り分けなかった理由になります。

 実際、最大で90台(推奨70台)まで処理可能です。

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 インターネット速度は、理論上、4.8Gbps(600メガバイト/秒)です。

 本機は、WAN/LAN兼用の10Gbpsポートを搭載します。

 そのため、「10Gbps回線」をWANから引き込んでいるかたは、活かせるスペックです。

 ただ、WAN/LAN兼用端子なので、事実上の最大速度は4.8Gbpsです。とはいえ、全く問題ないでしょう。ゲーム用よりこの部分は「手厚い」です。

 家庭用としては、【NASの比較記事】で紹介したような、家庭内ネットワークを高度に構築していないならば、オーバースペックです。

 無線の安定性は、Wi-Fi6規格となるMU-MIMOOFDMAは装備します。

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 CPUは、回線の太さと通信数を反映し、2.2GHzのクアッドコアCPUと少し良いものを採用です。

 その上で、ビームフォーミング(Ai Mesh)Adaptive QoSも対応します。

 ただし、「ゲームブースト」など、専用モードは非搭載です。

 接続端子は、LANポートが9つと、WAN/LAN専用の10GBase-Tと、WAN用の1000Base-Tポートが1つずつです。

 同容量のSFP+ポートもありますが、こちらは一般的に「業務用」でしょう。

 また、本機も、リンクアグリゲーション対応機です。

 簡単設定機能は、本機もWPSくらいです。

 トレンドマイクロ社のAiProtectionは、本機も組み込まれます。

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 以上、ASUSRT-AX89Xの紹介でした。

 「法人用を家庭でも」というコンセプトでの販売かと思います。

 ただ、アンテナ8本を利用する仕様の機種は、バッファローなどライバルもありますので、比較は必要です

 なお、ASUSは、説明書や設定面は、完全に「上級者向き」なので、ある程度時間を掛けて取り組んでみたい方向けです。


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 【2020/8】【ゲーム用】

 【通常型番】

 31・ASUS RT-AX86U
  ¥41,767 楽天市場 (10/6執筆時)

 【Amazon型番】(性能は同じ)

 31・ASUS RT-AX86U(A)
  ¥35,978 Amazon.co.jp (10/6執筆

 【下位機種】(2021年追加)

 31・ASUS RT-AX86S
  ¥21,920 楽天市場 (10/6執筆時)

ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:861Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4 2.5G×1
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ:AiMesh(自社)
IPv6: 対応
WPA3:対応

  RT-AX86Uは、2020年に発売された、ASUSのゲーミングルーターの中級機です。

 さきほどみた上位機のGT-AX11000は、はさすがに「大きくて高い」ので、一般ゲーマー向けの実質的な高級機となります。

 なお、RT-AX86Sは、2021年に販売された製品で、実質的な下位機種です。

 CPUが2コア(1.8GHz)、RAMが512MBとなるほか、WANが2.5Gbpsポート不採用となります。現状の値段差だと選択肢にはしにくいと言えます。

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 無線の最大速度は、本機も、Wi-Fi 6に対応する機種としては最高クラスです。

 ただし、トライバンドではなく、デュアルバンド(2バンド)です。

 第1に、5GHz帯は、専用1本、共用3本で総計4本のアンテナを搭載します。

 したがって、Wi-Fi6だと、4804Mbps(約601メガバイト/秒)に対応できます。

 第2に、2.4GHz帯は、共用の3本のアンテナです。

 したがって、速度は、最大861Mbpsとなります。

 さほどざっくり切ったわけではないので、実用性は削がれない水準です。

 接続端子は、上位機と同様の構成です。

 インターネット速度は、本機も2.5Gbpsポートを持つため、理論値で、最大2.5Gbps(312.5MB/秒)です。

 また、上位機同様に、WANアグリゲーションも構築できるため、2.5GbpsポートをLAN用に振り分けもできます。

 通信安定化技術は、ゲーム用の上位機同様です。

 CPUも同じです。Adaptive QoSAiRadar(AiMesh) など、上位機にある重要機能は、基本装備します。

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 ゲーム関係では、一方、パケット処理の優先順位をつけるゲームブースト(Adaptive QoS)はしますが、ゲーム機単位で優先順位を割振る機能がないなど、全て上位機と同じではないです。

 ただ、ゲーミングLANポートはあるので、メインの端末と有線LANでつなげる場合などは、このグレードでもあまり問題にならないでしょう。

 セキュリティは、WPA3に対応です。


 以上、RT-AX86Uの紹介でした。

 やはりゲーミング向けの仕様ですが、メインマシンの速度面に支障が出ないレベルで、アンテナ数を減らして、コスパを良くした部分が評価できます。

 ゲーム向けの中級機として、結構良心的な高コスパ機に思えます。用途が合うようならば、本機は、一般ゲーマーにおすすめです。

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 【2020/8】

 【通常型番】

 32・ASUS RT-AX82U
  ¥(18,963) 楽天市場 (10/6執筆時)

ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:1000BASE-T×1  
メッシュ:AiMesh(自社)
IPv6: 対応
WPA3:対応

 なお、より安い「Wi-Fi6 ゲーミングコスパモデル」として売り出されるのが、RT-AX82Uです。

 ちなみに、角(外部アンテナ)の数はこちらが多いですが、内蔵アンテナが少ないだけですので、間違いなく「下位機」です。

 上位機と比較した場合、LAN/WANポートが1000Base-Tなので、有線LAN接続の場合、高速回線を活かせない仕様です。

 さらに、2.4GHz帯のアンテナを2本とより削ったので、最大574Mbpsとより速度が落ちました。

 そのほか、CPUが1.5GHzの3コアで、メモリーも512MBと半減されています。アンテナ数が少ないので、これでもOKという判断でしょうが、通信安定性の部分では、不利です。

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 結論的にいえば、値段差をふまえても、少し選びにくいでしょう。


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 【2019年発売】【ビジネス向け】

 33・ASUS RT-AX92U
  ¥24,350 Amazon.co.jp (10/6執筆時)

ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:400Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps ×2
有線LAN:1000BASE-T ×8
WAN:1000BASE-T×1  
メッシュ:AiMesh(自社)
IPv6: 対応
WPA3:

 RT-AX92Uは、ASUSのビジネス用の下位機種です。

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 無線の最大速度は、上位機と違って、トライバンド仕様(3バンド)です。

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 2.4GHz帯は、2本の共用アンテナを搭載します。

 Wi-Fi6の場合2本だと通常574Mbpsですが、本機はこの帯域だけWi-Fi4(11n)です。

 したがって、最大速度は普及しなかった256QAM圧縮技術を利用して最大400Mbps、そうでないならば300Mbpsです。

 5GHz帯(1)も、2本の共用アンテナです。

 最大速度は861Mbpsです。

 5GHz帯(2)は、一方、4本の専用アンテナを搭載します。

 Wi-Fi6として接続する場合は、4804Mbps(約601メガバイト/秒)です。

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 結論的にいえば、本機は、メイン用に5GHz帯(2)だけ速度を振り分け、あとは、ある種の「ゲスト回線」として供与するような利用法を想定した構成に思えます。

 21台までの接続に公式対応するため、多人数の事務所に「強力な1台」という場合も想定できます。

 無線の安定性は、基本機能は、ゲーム用の上位機と同じです。

 ゲーム関係の機能はないですが、Adaptive QoSAiRadar(AiMesh) などを装備します。

 CPUは、2コアです。

 ただ、この程度の速度スペックならば、制御に支障は来さないでしょう。

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 家庭外(インターネット)接続には、WAN側が1000Mbpsまでです。

 接続端子は、1000Base-Tが4ポート搭載されます。

 ただし、本機は、先述のリンクアグリゲーション対応ですので、モデム側のLAN端子と2本ケーブルで接続できる場合、最大2000Mbpsで、無線LANルーターまで引き込むことは可能です。

 簡単設定機能は、PC用のWPSのみです。

 そのほか、TWTAiProtectionは、ゲーム用上位機と同様に搭載となります。

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 以上、ASUSRT-AX92Uの紹介でした。

 個人的には家庭用にトライバンド仕様はオーバスペックだとは思います。

 ただ、事業所や職場兼用のご自宅などで、多数の機器の同時接続がある場合は、本機は候補となるでしょう。

 ただ、ゲームに特化しない仕様の製品ならば、他社にも多いので、比較は必要です。

2-2・ネットギアの無線ルーター

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 続いて、アメリカのネットギアの製品です。

 日本では、法人に強いイメージですが、最近ゲーミング仕様の製品も出しました。


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 【2019年発売】

 34・NETGEAR RAX200-100JPS
  ¥24,810 Amazon.co.jp (10/6執筆時)

ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps×2
有線LAN:1000BASE-T×4 2.5G×1
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ:
IPv6:
WPA3:対応

 NETGEAR Nighthawk AX11000は、ネットギアの最上位機です。

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 本体サイズは、幅298x奥行211×高さ78mmです。

 近未来的なデザインですが、翼の部分に4本の高感度アンテナを挿入する構造です。

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 無線の最大速度は、ASUSの最上位機と同様です。

 Wi-Fi6Eは非対応ですが、本機の場合も、3セット装備されるWi-Fi6のトライバンド機です。

 第1に、5GHz帯(1)は、4本の専用アンテナを搭載します。

 第2に、5GHz帯(2)も、4本の共用アンテナを搭載します。

 2.4GHzとの共用です。

 端末とWi-Fi6として接続できる場合は、いずれも4804Mbpsに対応できます。

 第3に、2.4GHz帯についても、4本の共用アンテナを搭載します。

 11axとして接続する場合は、1148Mbpsという数字になります。

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 結論的にいえば、ASUSの(ゲーム用の)最上位機と同クラスです。

 どちらを選ぶかは、この部分以外の、付加機能の優秀さで決まるでしょう。

 無線の安定性は、それなりです。

 ASUSのAdaptive QoSに相当するDynamic QoSを搭載するため、通信速度を優先する機器を設定できます。

 その上で、スマホ側の機能対応が不要のビームフォーミングプラスも搭載するため、安定性の面では、バッファローに及ばないながら、「グレード的にはASUSの下位機と同等」と言えます。

 CPUも、水準としては同じです。

 恐らくインテルのユニットですが、1.8GHzのクアッドコアCPUなので、並行処理に強くなっています。

 接続端子は、1000Base-TのLANポートが4つと、WAN/LAN兼用の2.5GBase-Tのポートが1つです。

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 インターネット速度は、理論値で、最大2.5Gbps(312.5MB/秒)です。

 本機も、WANに2.5Gbpsポートを搭載するためこの数字です。

 2本のケーブルをモデムとつなげば、有線LANでPC接続する際も、理論上2000Mbpsまで出せます。

 そのために、1000Base-TのWAN専用ポートが1つ別に付きます。

 一方、本機もWANアグリゲーション対応ですから、2.5GbpsポートをLANに振り分けて、家庭内で高速接続も可能です。

 なお、ASUS同様に、LAN2本差しのリンクアグリゲーションも対応です。

 IPv6は、現状で非対応です。

 同社の場合、対応機は一部になります。

 消費電力は、ASUSのゲーミングと同様の60Wです。

 セキュリティは、WPA3の暗号化に対応です。

 同社のWi-Fi6機は、全機とも対応となっています。

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 サポートは、同社は結構しっかりしています。

 電話は、固定電話用に0120のほか、スマホ用に東京の市外局番が出ているので、割高なナビダイヤルを使わなくてOKです。

 日曜の営業もありますし、混雑状況の目安も公開しています。 

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 以上、ネットギアRAX200-100JPSの紹介でした。

 ASUSの最上位機が、値段面、性能面ともライバルでしょう。通常利用ならば、スペック上がほぼほぼ変わらないため、基本的に値段で選んでも良いように思います。

 ただ、ゲーミング用には、専用機能の充実の部分でASUSの方がかなり有利です。ネットギアとしても、ゲーミング用は別ラインなのでこれは法人用でしょう。

 外観が落ち着いている点も含めて、そちらのニーズには適うでしょう。


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 35・NETGEAR AX8 RAX80-100JPS
  ¥19,800 Amazon.co.jp (10/6執筆時)

ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:1147Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×6
WAN:1000BASE-T  
メッシュ:
IPv6:
WPA3:対応  

 RAX80-100JPSは、米国のネットギアのWi-Fi6対応機の下位機種です。

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 無線の最大速度は、本機はWi-Fi6規格なので、以下の通りになります。

 2.4GHz帯は、4本の共用アンテナを利用します。

 11axとして接続する場合は、1147Mbpsです。

 5GHz帯は、4本の共用アンテナを利用します。

 11axとして接続する場合は、最大4804Mbps(約601メガバイト/秒)となります。 

 インターネット速度は、一方、WANに2.5Gbpsポートを非採用です。

 本機も、リンクアグリゲーションには対応しますが、有線LAN接続では、1000Mbps(=125MB/秒)という、冒頭で示した限界を超えることができません。

 無線の安定性は、CPUを含めて、下位機種と同等です。。

 接続端子は、1000Base-Tが6ポート搭載されます。

--- 

 以上、RAX80-100JPSの搭載でした。

 一般的に問題のない機種とも言えますが、コスパは必ずしも良くはないです。値段からすると、アンテナが共用式である部分や、LANのスペックがあまり良くないですから。


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 【2021年発売】

 36・NETGEAR AX5400 XR1000-100JPS
  ¥19,901 Amazon.co.jp (10/6執筆時)

ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
WAN:1000BASE-T   
メッシュ:
IPv6:
WPA3:対応  

 Nighthawk Pro Gaming AX5400 も、米国のネットギアの製品です。

 本機は、「ゲーミング」という単語が製品名に入った機種で、ビジネス用と明確にラインを分けています。

 本体サイズは、幅295x奥行200×高さ65mmです。

 平面の面積が必要なタイプです。

 202111251410.jpg

 無線の最大速度は、5GHz帯4804Mbpsで、2.4GHz帯574Mbpsです。

 ゲーム用なので、5GHz帯を重視する設計です。

 無線の安定性は、本機も、MU-MIMOQoSには対応します。

 ビームフォーミングについては、記載がないです。

 202107271119.jpg

 ゲーム向けの機能としては、ASUSにも見られたサ、ーバーの混雑状況(ping)を確認できるPingヒートマップも搭載です。

 サーバーとの距離を見て、遠距離サーバーをシャットできる、ジオフェンシング機能など、同社のゲーミング用のDumaOSで、ASUS同様、ゲームニーズに特化しています。

 搭載するため、通信速度を優先する機器を設定できます。

 その上で、スマホ側の機能対応が不要のビームフォーミングプラスも搭載するため、安定性の面では、バッファローに及ばないながら、「グレード的にはASUSの下位機と同等」と言えます。

 CPUは、1.5GHzの3コアCPUです。

 ASUSのハイエンド機には及ばないですが、この程度の回線速度の製品としては十分です。

 接続端子は、1000Base-TのLANポートが4つと、WANです。

 インターネット速度は、理論値で、最大1Gbpsです。

 そのため、超高速回線の場合、ボトルネックはある機種です。

 IPv6は、現状で非対応です。

 セキュリティは、WPA3の暗号化に対応です。

---

 以上、ネットギアNighthawk Pro Gaming AX5400の紹介でした。

 価格的には、ASUSのゲーム用中級機がライバルでしょう。

 比較する場合、だいたい同じ程度の値段ですが、本機は、WANに2.5Gbpsポートがないのが、多少難点でしょうか。

−−

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 【2020年発売】

 37・NETGEAR AX6 RAX50-100JPS
  ¥52,799 楽天市場 (10/6執筆時)

ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
WAN:1000BASE-T   
メッシュ:
IPv6:
WPA3:対応  

 なお、同じ通信速度のビジネス用となるのがこちらです。

 こちらは、ビームフォーミングの言及がありますが、QOSは逆になくなります。

 また、CPUは同グレードの3コアですが、ゲーム用のDumaOSは、もちろん装備されません。ビジネス用としてみても、さほど個性はない機種です。

2-3・TP-LINKの無線ルーター

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 つづいて、中国のTP-LINKです。

 Wi-Fiルーターでは世界的シェアのある企業で、お国柄もありゲーミングも強いです。


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 【2019/10】

 【ゲーム用】

 38・TP-Link Archer AX11000
  ¥34,770 Amazon.co.jp (10/6執筆時)

ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉  
メッシュ:
IPv6:対応 (一部)
WPA3:対応   

 Archer AX11000 は、TP-Linkのゲーミング用の最上位機です。

 ASUSと同じで、ゲーミングWi-Fiとしての機能が充実する製品です。

 本体サイズは、幅288x奥行288×高さ184mmです。

 アンテナ部分込みのサイズですが、結構大きいです。

 202111251410.jpg

 無線の最大速度は、ASUSやネットギアと同じWi-Fi6のトライバンドなので、ほぼ同じです。

 第1に、5GHz帯(1)は、4本の専用アンテナを搭載します。

 第2に、5GHz帯(2)も、4本の共用アンテナを搭載します。

 2.4Ghzとの共用です。

 11axとして接続する場合は、いずれも4804Mbpsに対応できます。

 第3に、2.4GHz帯についても、4本の共用アンテナを搭載します。

 11axとして接続する場合は、1148Mbpsという数字になります。

---

 ちなみに、各社の上位機が軒並み同じスペックになるのは、CPUメーカーのインテルが開発したWi-Fi6の基盤を利用しているからです。

 201912251725.jpg

 CPUも従って同様で、1.8 GHzのクアッドコア CPUが採用されます。

 結論的にいえば、後発としてASUSの(ゲーム用)最上位機に合わせてきた形です。

 どちらを選ぶかは、この部分以外の、付加機能の優秀さで決まるでしょう。

 202009301329.jpg

 無線の安定性は、本機もゲーム用にわりと向いた仕様です。

 ゲームに最適化された「ゲーム アクセラレーターQoS」も搭載です。

 ビームフォーミングも、スマホなど機器側の対応が必要な初期形式ですが、対応します。ただし、同社の場合、高速化できる対応ゲームは以上の機種のみになるようです。

 この機能について、とくに制限のないASUSとは仕組みが異なると言えます。

 202009301333.jpg

 一方、同社は、伝統的にWi-Fiシグナルを強化する、レンジブースト機能を強調します。

 遅延率などのデータを視覚的に確認できるゲーム統計ソフトの充実は、ある意味、速度面の優秀性を強調したいための仕様でしょう。

 そのほか、ダッシュボードで、サーバーの混雑状況(ping)を見れる仕様は、各社のゲーミングOSと共通です。

 201912251733.jpg

 接続端子は、1000Base-TのLANポートが8つです。

 2.5Gbpsポートは、本機はWAN専用です。

 201912251726.jpg

 インターネット速度は、本機も、理論値で、最大2.5Gbps(312.5MB/秒)です。

 問題ないでしょう。

 一方、本機は、PC間にLANを2本差す静的リンクアグリゲーションは対応ですが、WANアグリゲーションは非対応です。ここは、ASUS機などとの違いです。

 なお、USB-Cポートもありますが、基本的にはバックアップ用です。

 201912251735.jpg

 そのほか、細かい部分ですが、【AmazonEchoの比較記事】で紹介したAmazonの音声スピーカーで、WPSが制御できる点、【スマート家電リモコンの比較記事】で説明したスマホアプリの IFTTTでの制御に対応する展などが、面白いでしょう。

 また、ASUSのAiProtectionに相当する、Trend Microと提携したHomeCareセキュリティシステムを搭載します。

 IPv6は、一応対応するようです。

 ただ、プロバイダ側の仕様によっては利用できないとの中期はあります。

 消費電力は、最大で60Wです。

 セキュリティは、WPA3の暗号化に対応です。

 高度な暗号化で、iPhoneなども対応しています。

 202203181216.jpg

 サポートは、TP-Linkも固定電話からならば無料です。

---

 以上、TP-LinkArcher AX11000 の紹介でした。

 先述のように、海外メーカーの多くは、IntelのWi-Fi6ユニットを使っている関係上、最上位機はあまり機能差が見られません。

 本機の場合は、ASUS同様のゲームに強い仕様にしています。

 また、有線LAN端子が多いため、ハブ機能を重視する方には選択肢として良いでしょう。

 ただ、今回の記事冒頭でも書いたように、このクラスは、本体の大きさほか、消費電力(60W)ゆえの発熱対策は必要でしょう。

ーーーー


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 【2021】 

 【ゲーム用】

 39・TP-Link Archer GX90
  ¥23,500 Amazon.co.jp (10/6執筆時)

ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4804+1201Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ :
IPv6:一部対応
WPA3:対応

 なお、TP-LINKのゲーム用の下位機主となるのがGX90 です。

 本機については、トライバンドですが、5.0GHz帯の2つめの帯域と2.4GHz帯のアンテナが2本と減量されるため、そちらの速度が遅いです。

 202107271201.jpg

 安定化技術の部分では、ビームフォーミング・QOS・MU-MIMO・OFDMAを含め、上位機の大事な部分は踏襲します。

 ただ、レンジブースト機能の言及だけはないので、そこは上位との差でしょう。

 ゲーム用のOSは付くので、使い勝手は同じです。CPUも1.5 GHzの4コアです。

 インターネット速度も、理論値で、最大2.5Gbps(312.5MB/秒)だせる構成ですし、基本的に「1台のPCマシン」が速ければOKならば、予算を節約しても良いかと思います。

 消費電力も、このクラスだと40Wなので(高いは高いですが)加減があります。


 201912251746.jpg

 【2019/10】

 【ビジネス用】

 40・TP-Link Archer AX6000
  ¥22,800 Amazon.co.jp (10/6執筆時)

ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉  
メッシュ :
IPv6:
WPA3:

 Archer AX6000 も、TP-Linkの製品です。

 位置づけとしては「ゲーミング特化型」ではない家庭・企業向け上位機です。

 GXシリーズと違い、ゲーム用のOSがなく、それに特化した機能もないです。

 本体サイズは、幅261x奥行261×高さ60mmです。

 上部のアンテナはさほど長さはないので、場所さえあれば設置性は良いです。

 202111251410.jpg

 無線の最大速度は、5GHz帯4804Mbpsで、2.4GHz帯1148Mbpsです。

 合計でアンテナ8本という、Wi-Fi6の上位構成です。

 帯域共用の8本か、専用で4本×2はは分かりません。また、トライバンドではないですが、いずれの仕様も、多くの場合、問題ないでしょう。

 202107271213.jpg

 インターネット速度は、2.5 Gbps WANポートを搭載するので、理論値で、最大2.5Gbps(312.5MB/秒)です。

 無線の安定性は、ビームフォーミング・バンドステアリングほか、Wi-Fi6の基本装備となるMu-Mimo・OFDMAを装備します。

 大事な部分は網羅的です。CPUも1.8 GHzの4コアです。

 IPv6は、対応情報がないです。

 消費電力は、約48Wです。

---

 以上、TP-LinkArcher AX6000の紹介でした。

 ビジネス用のASUSのデュアルバンド最上位機と違い10Gbpsや、リンクアグリゲーション対応はないですが、家庭で利用するならば、2.5Gbpsもあれば十分でしょう。

 メッシュ非対応ですが、単機で使うならば、本機のほうが、(家庭での)一般利用としてはバランス構成は良いと思います。

ーーー

 202104071513.jpg

 【2021年発売】

 41・TP-Link Archer AX90
  ¥29,800 Amazon.co.jp (10/6執筆時)

ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4804+1201Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉
簡単設定機能 :WPS
IPv6:一部対応
WPA3:対応

 なお、ビジネス用にもいくつか姉妹機があります。

 AX90は、トライバンドですが、5.0GHz帯の2つめの帯域と2.4GHz帯のアンテナが2本と減量されるため、そちらの速度が遅いです。

 安定化技術の部分では、ビームフォーミング・バンドステアリングほか、Wi-Fi6の基本装備となるMu-Mimoなど、大事な部分は網羅的です。

 CPUも1.8 GHzの4コアです。

 その上で価格が「安い」部分をふまえれば、家族がいるが、特定の端末(PCなど)だけ高速化させられればOKという場合には、選択肢になるでしょう。

ーーーー

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 【2021年発売】【1.5GHz 3コア】

 42・TP-Link Archer AX73
  ¥15,500 Amazon.co.jp (10/6執筆時)

 【2022年発売】【1GHz 2コア】

 43・TP-Link Archer AX72/A
  ¥15,500 Amazon.co.jp (10/6執筆時)

 44・TP-Link Archer AX72
  ¥12,078 楽天市場 (10/6執筆時)

ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:1000BASE-T
簡単設定機能 :WPS
IPv6:一部対応
WPA3:対応  

 AX73 は、下位機種にあたるシンプルなデュアルバンド機です。

 2.4GHz帯のアンテナが2本と減量することでコスパを高めています。

 なお、あとからAX72(AX72/A)がでました。基本仕様は同じですが、CPUのダウングレードがみられます。

 安定化技術の部分では、いずれも、ビームフォーミング・MU-MIMO・OFDMAには対応しますが、バンドステアリングに未対応です。。

 上位モデルを含めてですが、どちらかというと、接続機器があまり多くない個人用に思えます。

ーーーー

 202107271241.jpg

 【2021年発売】

 【通常型番】

 45・TP-Link Archer AX4800
  ¥12,530 楽天市場 (10/6執筆時)

 【Amazon限定】

 46・TP-Link Archer AX4800/A
  ¥14,100 Amazon.co.jp (10/6執筆時)

ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4324Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:1000BASE-T
簡単設定機能 :WPS
IPv6:一部対応
WPA3:対応   

  Archer AX4800も、だいたい同じ速度の下位機種です。

 本機については、5GHz帯が4324Mbpsと変則的な数字ですが、各帯域、3本アンテナ(3×3)のWi-Fi6だからです。

 安定化技術の部分は、CPUを含めて1つ上と同じです。

 消費電力は、30W水準です。

2-4・Synologyの無線ルーター

 202110071144.jpg

 続いて、台湾のSynology(シノロジー)の無線LANルーターです。

 同社は【ケースNASの比較記事】でも取りあげた、ストレージにも強い企業です。

 ルーターもWi-Fi5(MR2200ac RT2600ac)のモデルをぼちぼち出していましたが、Wi-Fi6は初になります。


 202206251332.jpg

 【2022年発売】

 47・ Synology RT6600ax
  ¥49,945 Amazon.co.jp (10/6執筆時)

ネット最高速度:2.5Gbps
2.4GHz帯速度:600Mbps
5.0GHz帯速度:4800Mbps
有線LAN:1000BASE-T×3 2.5G×1
WAN:2.5Gbps〈LAN兼用〉
メッシュ:
IPv6:
WPA3:対応

  RT6600ax は、シノロジーの発売する製品です。

 202206251336.jpg

 本体サイズは、幅310x奥行175×高さ200mmです。

 似た形状の製品がTP-Linkにありましたが、同じく、平面的な設置面積は必要なタイプです。

 202111251410.jpg

 無線の最大速度は、Wi-Fi6ですが、帯域ごとに異なります。

 5GHz帯は、2本の共用、2本の専用アンテナという構成です。

 ワイドバンド(WB)対応で、理論上、最大4800Mbps出せます。

 2.4GHz帯は、2本の共用アンテナだけで、約600Mbpsです。

 トライバンドでもないですし、値段からすると多少の物足りなさはあります。

 202206251345.jpg

 無線の安定性は、ビームフォーミングは対応です。

 QoS(帯域分割)も、アプリケーションQOSとして対応です。

 この部分については、他社高級機と変わりません。ただ、本機は相当細かい監視・トラフィックコントロール・レポート機能が装備です。

 各接続機器やアプリの通信の問題点を、アプリケーションで細かく「探れる」部分で、能力の高い製品と言えます。

 他社機にもないわけではないですが、同社のNAS搭載のOSの場合と同じで、一般人にも分かりやすいUIであるのは、同社の特長です。

 CPUも、水準としては他社機の多くと同じで、1.8GHzのクアッドコアCPUです。

 接続端子は、1000Base-TのLANポートが3つと、WAN/LAN兼用の2.5GBase-Tのポートが1つです。

 201912251658.jpg

 インターネット速度は、理論値で、最大2.5Gbps(312.5MB/秒)です。

 WANアグリゲーション対応ですので、2.5GbpsポートをLAN側に振り分けて、家庭内での高速接続もに使うこともできます。

 ただ、LAN/WAN共に高速で利用できる方法が用意されないのが、他社の最上位機との違いと言えます。

 IPv6は、非対応です。

 海外機の場合、こういった機種は多いです。

 消費電力は、(アクセス時) 11.11Wとの記載です。

 省エネですが、他社と書き方が違う点で、比較はできません。

 セキュリティは、WPA3の暗号化に対応です。

 サポートは、基本的に、オンライン手続きからのサポートです。

 本機については、基本「企業向け」、家庭でも「高度なNAS構築者向け」でしょう。

---

 以上、SynologyRT6600ax の紹介でした。

 ターゲット層は、ソフトの仕様ほか、サポート面も含めて、同社のNASを含めたシステム構築に慣れた企業、あるいは上級者でしょう。

 とくに、ネットワーク監視の部分はかなり細かいので、その部分が高く評価できます。逆に言えば、ユニット自体は(おそらく)OEMで、ソフト面で同社の技術を搭載したというタイプなので、そこに価値をおかない場合、選択肢にしにくいです。

 速度面は、高速の光回線を活かしきる方法がない部分は、追加の注意点になります。

次回に続く
Wi-Fi6ルーターのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、Wi-Fi 6(11ax)対応家庭用無線LANルーターの紹介の2回目記事でした。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

1・爆速Wi-Fi6 ルーターの比較 (1)
 1-1:バッファロー 〈日本〉
 1-2:NEC〈日本〉
2・爆速Wi-Fi6 ルーターの比較 (2)  
 2-1:ASUS 〈台湾〉
 2-2:ネットギア〈米国〉
 2-3:TP-LINK〈中国〉
 2-4:Synology〈台湾〉
3・爆速Wi-Fi6 ルーターの比較 (3)
 3-1:エレコム〈日本〉
 3-2:アイオーデータ〈日本〉
4・無線LANルーターの比較 (4)【結論】
 =最終的なおすすめ機種の提案

 次回の3回目記事こちら)では、今回紹介できなかった、日本のエレコムアイオーデータの製品を追加で紹介します。

対応人数   世帯向き
速度(ネット)★★★★★
速度(宅内) ★★★★★
無線の安定性 ★★★★★
設定の容易さ ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 その上で、このブログで紹介していた全機種から、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案する結論編こちら)に進んでいきます。

 引き続き、よろしくお願いします!

 3回目記事は→こちら

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posted by Atlas at 21:50 | 無線LANルーター

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