1回目記事からの続きです→こちら
2-1・TP-LINKのメッシュWi-Fi

2回目記事のトップバッターは、TP-LINKのルーターです。
Wi-Fiルーターでは世界的シェアのある企業で、日本進出からわりと時間も経ちました。
1・メッシュWi-Fiの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2: バッファロー 〈日本〉
1-3:NEC〈日本〉
1-4:エレコム〈日本〉
2・メッシュWi-Fiの比較 (2)
2-1:TP-LINK〈中国〉
2-2:ファーウェイ〈中国〉
3・メッシュWi-Fiの比較 (3)
3-1:Amazon(eero)〈米国〉
3-2:LINKSIS〈米国〉
3-3:Xiaomi ほか
4・おすすめのWi-Fiルーター
=最終的なおすすめの提案 【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた選び方の基本に沿って説明していきます。
---
なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントは赤系の文字色で、イマイチだと思う部分は青字で書いていきます。

【2022年12月発売】
【2台セット】
16・TP-Link Deco X95 (2-pack)
¥39,200 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【1台】
17・TP-Link Deco X95 (1-pack)
¥22,493 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi6 (11ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4804+2402Mbps
有線LAN:1000BASE-T×1 2.5G×1
WAN:2.5G〈LAN兼用〉
最大増設台数:10台
登録可能端末:200台以上
互換性:Decoシリーズ
USB:
IPv6: 一部対応
WPA3: 対応
AX7800 Deco X95 は、TP-Linkが販売するメッシュWi-Fiの上位機です。

本体サイズは、幅130×高さ210×奥行123mmです。
やや存在感がありますが、配線の目隠しまで考慮された高いインテリア性は評価できます。

メッシュシステムは、自社方式です。
やはり、Decoシリーズ同士のみ接続可能です。
同社はBluetoothリピーター機能をもつメッシュは多いですが、こちらははありません。

理論値上の通信速度は、親機から端末に直接接続する場合で最大4804Mbps(約600MB/秒)です。
中継機を経由した通信では最大2401Mbpsとなります。
これは、アンテナ数が変則構成のトライバンド(3バンド)であるためです。
2.4GHz帯は、共用アンテナ2本で、最大574Mbps(約96MB/秒)です。
5.0GHz帯(1)は、共用アンテナ2本でワイドバンド対応の最大2401Mbps(約150MB/秒)です。
5.0GHz帯(2)は、専用アンテナ4本で、最大4804Mbps(約600MB/秒)です。
ワイドバンド(160MHz)対応ですので、この速度です。

中継装置(メッシュ中継機)は、親機と同一ユニットを使用します。
こちらの場合、5.0GHz帯(1)が、メイン経路(親機−中継機−他の中継機)専用として割り当てられます。
アアンテナは親機と同じ構成で、メイン経路には専用アンテナ4本を使用します
この専用回線によって、基幹通信の安定性に優れ、安心感があります。
5GHz帯(1)がメイン経路を担当するため、メッシュ子機を経由した通信速度は最大2401Mbpsです。
インターネット速度は、理論上、2500Mbps(MB/秒)までだせます。
WAN側(インターネット側)に2.5Gポートを備えており、この端子は中継機側ではLANポートとしても設定可能です。
そのため、中継機以降を有線接続にすれば、この速度を活かせます。
無線の安定性は、基本となるビームフォーミング・MUーMIMO・OFDMAに対応です。
さらに、通信の優先順位を設定できるQoS機能も搭載しており、ゲームなどの通信を優先させる用途も想定されています
CPUは1.5Ghzの4コアです。
簡単設定機能は、業界標準のWPSに対応し、スマホ用セットアップアプリも利用可能です。

有線LANポートは、各ユニットに1000BASE-T対応のLAN端子が1基のみです。
これは、先述のように配線が煩雑にならないよう、美観を重視した設計と考えられます。
ただし、サテライトとして利用する場合は2.5Gポートが空くため、それをLANポートとして設定可能です。
これにより、有線接続が必要な場合でも問題なく、むしろ実用的な仕様といえます。
消費電力は、30Wです。
性能クラスを考えると比較的抑えられています。
セキュリティは、最新のWPA3に対応しており、暗号化強度の高い通信が可能です。
---
以上、TP-LinkのDeco X90の紹介でした。
特定のPCなどに超高速な回線速度を確保したい場合、非常に有力なメッシュWi-Fiといえます。
QoSによる優先帯域割り当てと、親機ではWAN、子機ではLANとして利用できる2.5Gポートを組み合わせれば、自宅内のどこに設置しても高速な通信を確保しやすいでしょう。
消費電力も過度に高くないため、大きめの住宅向けメッシュとして、性能面での期待値は高い製品です。
ーー
なお、Decoシリーズには他にも複数のラインナップがあります。
順に見ていきましょう。 
【2025年発売】【Wi-Fi6】
【1台セット】Deco X50 V3
18・TP-Link Deco X3000 1-pack
¥11,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【2台セット】Deco X50 V3
18・TP-Link Deco X3000 2-Pack
¥20,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:2402Mbps
【2020年発売】【Wi-Fi6】
【1台セット】
19・TP-Link Deco X50 X50/A (1-pack)
¥9,972 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【2台セット】
19・TP-Link Deco X50 X50/A (2-pack)
¥20,343 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【3台セット】
19・TP-Link Deco X50 X50/A(3-pack)
¥28,788 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:2402Mbps
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi6 (11ax)
有線LAN:1000BASE-T
WAN:1000BASE-T(兼用)
最大増設台数:
登録可能端末:
互換性:Decoシリーズ
USB:
IPv6: 一部対応
WPA3: 対応
第1に、 DECO X3000・X50です。
先ほど紹介した機種の下位シリーズですが、Decoシリーズ同士であれば同一ネットワークを構築可能です。

通信速度は、いずれもWi-Fi 6対応ですが、アンテナ構成の違いにより各製品で性能が異なります。
同社の場合、公開されているのはアンテナ総数・最大速度・帯域幅のみで、詳細な仕様は非開示です。
そこで、グレード分けのため、以下の通り推定します。
Deco X3000は、5GHzが2401Mbpsで、2.4GHzは、574Mbpsです。
構成は、ワイドバンド(160MHz)対応の両帯域共用アンテナが2本と、5GHz帯専用アンテナが1本です。
共用アンテナが入る点で、複数端末同時送信の余裕はやや落ちます。ただ、クライアントとして使うならば、問題ない感じはします。
Deco X50も、速度は同じです。
アンテナはワイドバンド対応の両帯域共用アンテナ2本のみで、X3000よりさらに下位の構成です。
その他の各機の仕様は、筐体を含めて共通です。
通信安定性は、MUーMIMO・OFDMA・ビームフォーミング・QOSに対応します。
そのため、上位機と組み合わせた場合でも付加機能面での差はありません。
---
結論的にいえば、スループット性能の差は、おおよそ10%ずつ程度と考えられます。もちろん、実際の数値は接続台数や利用環境に大きく左右されるため、あくまで目安です。
いずれにしても、Deco X3000であれば、上位機の追加用として「中継機の先」に接続しても十分実用的です。
ただし、これらは5GHz帯が2系統あるトライバンド機ではないため、非常に広い空間での利用では、上位機と同じユニットを選んだほうが安定性や速度面で有利といえます。
ーーーー

【2025年発売】【Wi-Fi6】
【1台セット】
20・TP-Link Deco X20 (1-pack)
¥7,974 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【2台セット】
20・TP-Link Deco X20 X20/A (2-pack)
¥19,192 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【3台セット】
20・TP-Link Deco X20 X20/A(3-pack)
¥30,100 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:1201Mbps
Wi-Fi規格:Wi-Fi6 (11ax)
【2020年発売】【Wi-Fi6】
【1台セット】
21・TP-Link Deco X10 (1-pack)
¥8,166 楽天市場 (5/13執筆時)
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:1201Mbps
Wi-Fi規格:Wi-Fi5 (11ax)+Wi-Fi6 (11ax)
メッシュ:自社方式
有線LAN:1000BASE-T
WAN:1000BASE-T(兼用)
最大増設台数:
登録可能端末:
互換性:Decoシリーズ
USB:
IPv6: 一部対応
WPA3: 対応
第3に、X20・X10などです。
ここのシリーズは、いわば「普及版グレード」に位置づけられます。

通信速度は、各製品で異なります。
Deco X20は、規格は同じくWi-Fi 6です。
5GHz帯はワイドバンド非対応のアンテナ2本構成で、最大1201Mbpsです。
2.4GHz帯もアンテナ2本で最大574Mbpsとなります。
スペック表から判断すると、両帯域とも専用アンテナです。。
Deco X10も、Wi-Fi 6対応で、アンテナ2本構成により最大1201Mbpsです。
一方、2.4GHz帯はアンテナ2本で最大300Mbpsに止まります。
これは、こちらの2.4GHz帯のみWi-Fi 5(IEEE 802.11n)相当の規格であるためです。その他の仕様は、筐体デザインを含め各機共通です。
通信安定性は、本機もMUーMIMO・OFDMA・ビームフォーミング・QOSに対応します。
---
結論的にいえば、1つ上で見た製品と比較して、価格差が小さい割に性能差は明確に感じられます。
選ぶならば、上位シリーズを選択する方が合理的です。
ーーー

【PoE対応1台セット】
22・TP-Link Deco X50-PoE (1パック)
¥15,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【PoE対応2台セット】
22・TP-Link Deco X50-PoE (2パック)
¥28,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
メッシュ:自社方式
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:2402Mbps
Wi-Fi規格:Wi-Fi6 (11ax)
有線LAN:1000BASE-T 2.5G
WAN:1000BASE-T(LAN兼用)
最大増設台数:
登録可能端末:
互換性:Decoシリーズ
USB:
IPv6: 一部対応
WPA3: 対応
第3に、Deco X50-Poeです。
先ほど説明したX50の改良版で、 PoE(Power over Ethernet)に対応したモデルです。

搭載される2つのポートのうち、WAN/LAN兼用の1000BASE-Tポートが、接続先への最大30W電源供給(IEEE802.3at PoE)に対応します。
PoE自体は比較的以前から存在する規格ですが、メッシュルーターでの採用は非常に珍しく、筆者としても初めて確認しました。
ーーー

【1台セット】【SIMフリー対応】
23・TP-Link Deco X50-5G (1-pack)
¥32,945 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
メッシュ:自社方式
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:2402Mbps
Wi-Fi規格:Wi-Fi6 (11ax)
有線LAN:1000BASE-T ×2 2.5G
WAN:2.5G(LAN共用)
最大増設台数:
登録可能端末:
互換性:Decoシリーズ
USB:
IPv6: 一部対応
WPA3: 対応
第4に、Deco X50-5Gです。
やはり、X50と同じ速度の改良版で、SIMフリー対応にしています。

正確にはnanoSIMですが、各キャリアのSIMを挿入すれば4G/5Gでの通信が可能です。
一見すると、Wi-Fiルーターに一般的には不要に思えますが、契約プロバイダとの通信不良時の「サブ回線」とできるのは、割と便利でしょう。

本機は、LAN/WAN兼用ですが、2.5Gの高速ポートを装備します。
(SIMの)5Gも高速ですし、この部分も良い仕様に思えます。
なお、SIM用のアンテナポートがありますが、日本では法規上、現在だと利用不可です。
個人的に、5Gと4Gの境のような場所で仕事をしているので、ここは残念です。

【2023年発売】
【2台セット】
24・TP-Link Deco XE200 (2パック)
¥48,999 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【1台】
25・TP-Link Deco XE200 (1パック)
¥28,000 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi6E(11ax)
2.4GHz帯速度:1147Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
6.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
WAN:10Gbps〈WAN専用〉
最大増設台数:10台
登録可能端末:最大200台
互換性:Decoシリーズ
USB:
IPv6:対応
WPA3:対応
Deco XE200は、TP-LinkのDecoシリーズに属する上位モデルです。
他社にもありましたが、2022年登場のWi-Fi6Eに対応するハイエンドです。

本体サイズは、幅130×高さ241×奥行123.5mmです。
下位機種よりやや背が高く、存在感はあるものの、インテリア性が高く圧迫感は少ないデザインです。
メッシュシステムは、自社方式です。
Decoシリーズ同士のみ接続が可能です。

理論値上の通信速度は、直接接続時・中継経由時ともに最大4804Mbps(約601MB/秒)です。
総計16本のアンテナで、構成が贅沢だからです。
6GHz帯は、ワイドバンド(160MHz)対応の4本の専用アンテナです。
速度は、上表のとおり4804Mbpsです。
5GHz帯は、8本の専用アンテナ、速度は同じく4804Mbpsです。
すでに他社機で何度か説明しましたが、4本で済むところを8本にして、通信安定度を高めています。
2.4GHz帯も、4本の専用アンテナを搭載します。

6GHz帯の利点は、利用可能チャンネル数の多さや飛行機・気象レーダーとの干渉がないことに加え、低速なIoT家電などが接続できないため、実測ベースで速度を確保しやすい点にあります。
iPhoneだとiPhone 14以降は対応です。ノートPCや他社スマホでも、搭載機は今だと多いです。

メッシュ中継機(サテライト)は、親機と同一ユニットを使用します。
本機は初期設定では6GHz帯をバックホール(=親機・中継機間の通信専用)として使用します。
これはNECの方式と同様で、現状のスマホやPCの対応状況を考慮すると、実用面で理想的な構成といえます。
このため、サテライト経由でも理論上は最大4804Mbpsの通信速度が可能です。
インターネット速度は、理論上、10Gbps(1250メガバイト/秒)までだせます。
これはWAN側(インターネット接続側)に10Gbpsポートを備えているためです。

無線の安定性は、ビームフォーミング、MU-MIMO、OFDMAといった基本技術に加え、通信の優先順位を設定できるQoS機能にも対応します。
CPUは、米国のクアルコムの2.2GHzの4コアとかなり強いです。
さらに、Wi-Fi 6E対応端末との通信では、先述の6GHzバックホール構成の利点により、より高い安定性が期待できます。
簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。
スマホ用のセットアップアプリも利用可能です。

有線LANポートは、1000BASE-Tが2つと、WAN/LAN兼用の10Gbpsポートが1基です。
中継機として利用する場合、この10Gbpsポートは自動的にLANポートとして判別されます。
消費電力は、最大45Wです。
この性能クラスとしては妥当な数値です。
セキュリティは、最新のWPA3に対応です。
---
以上、TP-LinkのDeco XE200の紹介でした。
各社からWi-Fi 6E対応の最上位機が出そろうなか、本機はNECの最上位モデルと仕様面で多くの共通点があります。
そのうえで、5GHz帯におけるアンテナ数の多さから、通信安定度ではやや優位といえるでしょう。
価格差や、NEC特有のオートチャネルセレクトなどの独自機能を考慮すると、単純な優劣は付けにくいですが、よりパワフルなCPUを搭載している点から、本機は特に法人利用に適していると考えられます。

【2024年発売】
【2台セット】(Amazon限定)Deco XE75 Pro/A
26・TP-Link Deco XE75 Pro (2パック)
¥30,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【1台】(Amazon限定)
27・TP-Link Deco XE75 Pro (1パック)
¥15,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
有線LAN:2.5G ×1 1000BASE-T×3
WAN:2.5G〈LAN共用〉
【2022年発売】
【2台セット】Deco XE75/A
28・TP-Link Deco XE75 (2パック)
¥27,180 楽天市場 (5/13執筆時)
【1台】
29・TP-Link Deco XE75 (1パック)
¥15,110 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
有線LAN:1000BASE-T×3
WAN:1000BASE-T
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi 6E(11ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:2402Mbps
6.0GHz帯速度:2402Mbps
最大増設台数:10台
登録可能端末:200台以上
互換性:Decoシリーズ
USB:
IPv6: 一部対応
WPA3: 対応
Deco XE75 Pro も、TP-Linkが販売するメッシュWi-Fiです。
Wi-Fi 6Eに対応する製品の一つですが、通信仕様をやや抑えることで「値ごろ感」を出した下位モデルといえます。
なお、 Deco XE75は、先行発売していた旧機です。
上で書いたように、WAN/LANの共用端子が、2.5Gになり、高速回線の引き込みに対応しました。
あとは、変わらないので、必要に応じて選んでください。

本体サイズは、幅105×奥行105×t高さ169mmです。
やや背の高い形状です。設置性は比較的良好です。

メッシュシステムは、本機も自社方式です。
Decoシリーズ同士でリンク可能です。

速度規格は、先述のように、Wi-Fi 6Eです。
理論値上の通信速度は、直接接続でもサテライト経由でも、最大2401Mbps程度となります。
一方、アンテナ構成は、やや「クセ」があります。
2.4GHz帯は、共用アンテナが2本で、最大574Mbps(約72MB/秒)です。
電波の到達距離は長いものの、速度は控えめです。
5.0GHz帯は、2.4GHz帯と共用のアンテナ2本です。
ワイドバンド(160MHz)対応なので、2本でも最大2401Mbpsで(約300MB/秒)になります。
6.0GHz帯は、単独の専用アンテナ2本(ワイドバンド)です。
速度は、5GHz帯と同じで最大2401Mbpsです。

中継装置(メッシュ中継機)は、セット販売モデルでは親機と同一ユニットを使用します。
6GHz帯をバックホールに利用する点は、上位機と同じです。
無線の安定性は、ビームフォーミング・MUーMIMO・OFDMAに対応し、上位機同様にQoS機能も搭載しています。
簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。
有線LANポートは、各ユニットに1000BASE-T対応のLAN端子が3つ搭載されています。
インターネット速度は、2.5G対応ですので、高速回線が引き込めます。
ただ、端子はLAN共用なので、有線LAN利用の場合は1000Mbps(125メガバイト/秒)が理論上の限界です。
消費電力は、米国モデルで23Wです。
日本でも誤差範囲でしょう。問題ないです。
セキュリティは、最新のWPA3に対応です。
---
以上、TP-LinkのDeco XE75 Proの紹介でした。
Wi-Fi 6E対応メッシュを必須条件とする場合、本機はスペック面で十分期待できる機種です。
トライバンド構成で、6GHz帯をバックホール専用に用いるため、現状の対応端末環境でも安定性を活かせます。
一方で、WAN・LANのポート構成が旧来水準で、特に有線LAN利用時の速度面に制限が残るため、全体のバランスは必ずしも優れているとは言えません。
そのため、利用ニーズはやや限定的な、ニッチなモデルと位置づけられます。

【2023年発売】BE22000
【2台セット】
30・TP-Link Deco BE85 (2パック)
¥82,570 楽天市場 (5/13執筆時)
【1台】
31・TP-Link Deco BE85 (1パック)
¥57,800 楽天市場 (5/13執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:1376Mbps
5.0GHz帯速度:5760Mbps
6.0GHz帯速度:11,520Mbps
有線LAN:10G ×2 2.5G ×2
WAN:10Gbps 〈LAN共用〉
最大増設台数:10台
登録可能端末:最大200台
互換性:Decoシリーズ
USB:USB3.0×1
IPv6:対応
WPA3:対応
TP-Link Deco BE85は、TP-Linkが販売するメッシュWi-Fiの最上位機です。
本機は、他社に先駆けて次世代規格であるWi-Fi 7に対応した製品です。

本体サイズは、幅128×高さ236×奥行128.0mmです。
小型ではありませんが、同社の上級機と比べると意外にコンパクトで、インテリア性も高く設置時の圧迫感は少なめです。

理論値上の通信速度は、Wi-Fi7ですし、直接だと11,520Mbpsです。
中継機を経由する場合でも最大5,760Mbpsが見込め、一般的には十分高速といえます。
アンテナ構成は、総計8本(12ストリーム)で、6GHz帯・5GHz帯はそれぞれワイドバンド(320MHz)対応の専用アンテナ4本を搭載します。
6GHz帯は最大11,520Mbps、5GHz帯は最大5,760Mbpsです。
2.4GHz帯も専用アンテナ4本を用い、最大1,370Mbpsに対応します。
なお、本機は海外でも売られる製品なので、日本で利用できない5GHz帯(240MHz)の周波数の表記もあり、その場合、 8640Mbps出せる仕様です。
ただ、これは例外的な話です。
無線の安定性は、ビームフォーミング・MUーMIMO・OFDMAに対応しmす。
通信の優先順位を設定できるQoS機能も搭載します。
さらにWi-Fi 7の基礎要件であるMLO(Multi-Link Operation)、Multi-RU(Multi-Resource Unit)と、さらに、オプション機能のパンクチャリングなでも対応します。
この部分の詳細は【Wi-Fi7ルーターの比較記事】の冒頭で詳しく記していますが、充実した校正でです。

メッシュ中継機(サテライト)は、親機と同じユニットを使用します。
バックホール(=機器間の通信)は全帯域を柔軟に利用する方式で、有線接続も含めてアグリゲーション(帯域集約)が可能です。
これはWi-Fi 7のMLO(Multi-Link Operation)技術によって実現されています。
どの帯域もこの規格では高速なため、価格に見合った「ハイエンド機」と言えるでしょう。
サテライト経由の通信速度は、最大で約5,760Mbpsと考えておけば良いでしょう。
インターネット速度は、理論上、10Gbps(1250MB/秒)までだせます。
WAN側(インターネット側)に10Gbpsポートが搭載されているためです。

有線LANポートは、10Gpbsが2系統(1つはRJ45/SFP+対応)と、2.5Gpsポートが2系統です。
1ポートはWANと共用(自動判定)になりますが、いずれも高速で、この部分も「ハイエンド」と言える仕様です。
特に10Gbpsポートは、バックホール用としても利用できるため、壁が厚い環境や設置距離が長い場合にも柔軟に対応できます。
この点は、高速かつ安定したメッシュ構築を目指す際の大きな利点です。
USBポートも搭載されており、用途の拡張性があります。
CPUは、クロックなどは非開示ですが、4コアCPUを2基搭載しているとされ、処理能力は非常に高いと考えられます。
簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。
消費電力は、最大41.8Wです。
少なくないですが、納得感はあります。
セキュリティは、最新のWPA3に対応です。
---
以上、TP-LinkのTP-Link Deco BE85の紹介でした。
Wi-Fi 7は、現時点では「未来志向の規格」という印象が強く、一般家庭向けというよりは、超上級者や法人利用に適した製品です。
ただし、本文中でも触れたように、バックホール通信に全帯域を柔軟に活用できる構成は大きな利点であり、この点を重視するなら家庭用ハイエンドとして導入を検討する価値はあります。
特に、壁が厚い住宅や、電波環境が極端に悪い部屋へ安定した高速通信を届けたい場合には、性能を十分に発揮できるでしょう。
もっとも、価格面は高額なため、現実的には法人用途や、非常に高い速度・安定性を求める限られたユーザー向けと考えられます。
ーーー
なお、DECOシリーズのWi-Fi7対応機は、以下のような下位モデルもあります。
順番にみておきます。

【2024年発売】
【2台セット】Deco BE75 2-pack
32・TP-Link Deco BE75 (2パック)
¥85,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:688Mbps
5.0GHz帯速度:2880Mbps(4320Mbps)
6.0GHz帯速度:11,520Mbps
有線LAN:10G ×1 2.5G ×3
WAN:10Gbps 〈LAN共用〉
最大増設台数:10台
登録可能端末:最大200台
互換性:Decoシリーズ
USB:USB3.0×1
IPv6:対応
WPA3:対応
第1に、 Deco BE75です。
サイズは、幅128×高さ236×奥行128mmです。
先ほどの上位機種と同じ寸法です。

アンテナ構成は、上位機と異なります。
同社の他シリーズ同様に、同社の他シリーズと同様に、上位モデルよりアンテナ本数が減っています。
6GHz帯は、ワイドバンド(160MHz)対応の4本アンテナの11520Mbpsで同じです。
5GHz帯は、ただ、2本アンテナ(160MHz)の2880Mbpsです。
TP-Linkのスペック表では4,320Mbpsと記載されていますが、これは海外で許可されている240MHz幅を含めた数値です。
日本国内では160MHz幅のみ利用可能なため、この速度となります。
2.4GHz帯も、2本のアンテナで688Mbpsです。
有線LANポートは、10Gbpが1つと 2.5GHzが3つという構成です。
WAN共用端子のため、親機として利用する場合は接続ポートに注意が必要です。
---
結論的にいえば、速度的には親機としても使える水準です。ただ、6GHz帯を除けば、日本で利用する場合は端末との実効通信速度が上位機より控えめになります。
現状の価格差を考慮しても、上位機を選んだ方がコストパフォーマンスは高いと言えます。
ーーー

【2024年発売】BE14000
【2台セット】DECO BE68 2P\
33・TP-Link Deco BE68 (2パック)
¥64,857 楽天市場 (5/13執筆時)
【1台】
33・TP-Link Deco BE68 (1パック)
¥34,002 楽天市場 (5/13執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:688Mbps
5.0GHz帯速度:4324Mbps
6.0GHz帯速度:8,647Mbps
有線LAN:10G ×1 2.5G ×1 1000Base-T×1
WAN:10Gbps 〈LAN共用〉
最大増設台数:10台
登録可能端末:最大200台
互換性:Decoシリーズ
USB:USB3.0×1
IPv6:対応
WPA3:対応
第2に、 Deco BE68です。

サイズは、幅107×高さ176×奥行107mmです。
同じ円筒形のデザインですが、多少小柄になります。

アンテナ構成は、こちらも上位機と異なります。
6GHz帯は、ワイドバンド(320MHz)対応の3本アンテナで8640Mbpsです。
5GHz帯は、3本アンテナ(160MHz)の4320Mbpsです。
2.4GHz帯も、2本のアンテナで688Mbpsです。
こちらは、比較的素直な配置といえるアンテナ構成です。
有線LANポートは、10Gbpが1つと 2.5Gbpsが1つと、1Gbps(1000BASE-T)が1つです。
親機運用の場合、いずれか1つをWAN端子として利用することになります。
---
結論的にいえば、本機は6GHz帯の最大速度自体は上位機に劣りますが、逆に、5GHz帯帯は、日本でも、4320Mbpsは出る機種です。
6GHz帯はあまり距離的に飛ばない帯域である点を考えれば、 Deco BE75よりこちらの方が多少ですが、扱いやすいようには感じます。本体もやや小型ですし、設置面での利点もあります。
ただ、LANポートの構成は差があるので、LAN部分の速度を重視する使い方の場合は注意になります。
ーーー

【2025年発売】
(Amazon限定)TP-Link Deco BE65 V2
【1パック】
34・TP-Link Deco BE9300 (1パック)
¥29,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【2パック】
34・TP-Link Deco BE9300 (2パック)
¥53,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:688Mbps
5.0GHz帯速度:2880Mbps
6.0GHz帯速度:5760Mbps
有線LAN:2.5G ×4
WAN:2.5G 〈LAN共用〉
最大増設台数:10台
登録可能端末:最大200台
互換性:Decoシリーズ
USB:USB3.0×1
IPv6:対応
WPA3:対応
第3に、 Deco BE65 V2です。
本モデルは2025年にバージョンアップされた製品で、執筆時点では通常型番が未発売でした。
ただし、Amazonでは「Deco BE9300」という別型番で先行販売されています。性能面はどちらも同一です。正確にはAmazonは簡易包装となる一方、壁紙のオマケがつきます。

サイズは、幅107×高さ176×奥行107mmです。
1つ上のDeco BE68と同じサイズです。

アンテナ構成は、Wi-Fi7のトライバンドですが、やはり上位機と異なります。
6GHz帯は、ワイドバンド(320MHz)対応の2本の専用アンテナの5760Mbpsです。
これは上位機種に比べると半減しています。
5GHz帯は、同じくワイドバンド(320MHz)対応の2本の帯域共用アンテナで2880Mbpsです。
従来機(V1)の場合、海外モデルでは240MHz幅の利用が可能な国では最大4320Mbpsと表記されていました。
しかし日本では未許可のため、V2からは現状の規制に合わせて正確な値に修正されています。

2.4GHz帯は、Wi-Fi 6相当の2本帯域共用アンテナで、最大574Mbpsです。
本機もWi-Fi 7のMLO(Multi-Link Operation)技術を利用し、バックホール通信(親機と子機間)では特定のバンドを固定せず、全帯域をアグリゲーション(帯域集約)して効率的に運用します。

最大速度は、先述のように、この方式は複合的なので表現しがたいですが、最大2880Mbpsあたりに考えておけば良いように思います。
有線LANポートは、2.5GHzが4つという構成です。
こちらもWANと共用です。
---
結論的にいえば、本機は比較的価格が手頃で、6GHz帯を試してみたい新しい規格志向の方には適した選択肢と言えます。
Wi-Fi 7ではMLO技術により、6GHz帯を含む全帯域をバックホール通信に活用できるため、端末の有無に関わらず活用範囲は広く、存在が無駄になりにくい設計です。
一方で、2.4GHz帯の性能が抑えられている点と、アンテナの一部が他バンドと共用される構成は、バッファロー機などと同様にやや複雑です。
特にメッシュ構成は通信経路が複雑化しやすいため、可能であればアンテナ構成はシンプルな方が望ましいでしょう。
ーーー

【2024年発売】
【1パック】Deco BE65 Pro 1-pack
35・ TP-Link Deco BE65 Pro(1パック)
¥31,008 楽天市場 (5/13執筆時)
【2パック】Deco BE65 Pro 2-pack
35・ TP-Link Deco BE65 Pro(2パック)
¥56,694 楽天市場 (5/13執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:688Mbps
5.0GHz帯速度:2882Mbps
6.0GHz帯速度:5760Mbps
有線LAN:5G×2 2.5G×1
WAN:5Gbps 〈全端子LAN共用〉
最大増設台数:10台
登録可能端末:最大200台
互換性:Decoシリーズ
USB:USB3.0×1
IPv6:対応
WPA3:対応
第4に、 Deco BE65 Proです。
Deco BE65 と同じ筐体ですが、2.4GHz帯の速度が688Mbpsと標準的な仕様になっています。
アンテナ構成は、同社は詳しい構成は非開示です。
ただ、2.4GHz帯と5GHz帯が共用アンテナ2本、6GHz帯が専用アンテナ2本と考えられます。
さらに、有線LAN・WAN端子のうち2ポートが5Gbps対応に強化されています。
---
結論的にいえば、主に有線LAN・WANで高速通信を求めるものの、10Gbpsまでは不要という方向けに、価格を少し抑えたモデルといえます。
ーーー

【2024年発売】
【1パック】Deco BE25 1-pack
36・ TP-Link Deco BE25 (1パック)
¥12,984 楽天市場 (5/13執筆時)
【2パック】Deco BE25 2-pack
36・TP-Link Deco BE25 (2パック)
¥25,430 楽天市場 (5/13執筆時)
有線LAN: 2.5G ×2
WAN: 2.5G〈LAN共用〉
【2025年発売】(下位機】
【1パック】Deco BE22 1-pack
37・ TP-Link Deco BE22 (1パック)
¥13,586 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【2パック】Deco BE22 2-pack
37・TP-Link Deco BE22 (2パック)
¥25,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
有線LAN:1000BASE-T×2
WAN: 1000BASE-T〈LAN共用〉
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:688Mbps
5.0GHz帯速度:2882Mbps
6.0GHz帯速度:
最大増設台数:10台
登録可能端末:最大150台
互換性:Decoシリーズ
USB:
IPv6:対応
WPA3:対応
第4に、 Deco BE25です。
有線LANが、1000BASE-Tとなる以外変わらないDeco BE22も同時にみていきます。

サイズは、直径150×高さ62mmです。
同社の非メッシュ型にも採用されていた形状で、6GHz帯を省いたWi-Fi 7対応のコンパクトモデルです。
先述のとおり、この仕様でもWi-Fi 7独自の通信安定化技術は利用可能なため、6GHz帯非対応でも導入する意味はあります。

速度は、5GHz帯がアンテナ2本の2880Mbpsで、2.4GHz帯もアンテナ2本で688Mbpsです。
いずれも専用アンテナを用いた4アンテナ・4ストリーム構成です。

LAN・WANは、上位構成なら2.5Gですし、結構しっかりしています。
---
結論的にいえば、丸型で「かわいい」外観のため、単独ルーターとしてインテリア性で選びたい方にも向くでしょう。
そのニーズでも十分な速度を確保でき、Wi-Fi 7による通信安定化の恩恵も受けられるため、見た目と性能のバランスが取れたモデルといえます。
2-2・ファーウェイのメッシュWi-Fi

続いて、ファーウェイのメッシュWi-Fiをみておきます。
世界的なスマホメーカーですが、ルータをはじめ、周辺機器類も多く展開します。

【2026年発売】
【親機+中継機】GAEA2-PLM21
38・ HUAWEI WiFi Mesh X3 Pro Suite
¥39,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【親機のみ】
39・HUAWEI WiFi Mesh X3 Pro
¥25,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:688Mbps
5.0GHz帯速度:2882Mbps
有線LAN:2.5G×2(親機)1G×1(子機)
WAN:2.5G(LAN共用)
最大増設台数:最大15台
登録可能端末:128台以上
互換性:Mesh+
IPv6:対応
WPA3: 対応
HUAWEI WiFi Mesh X3 Pro Suiteは、ファーウェイの独自メッシュ方式に対応するWi-Fi 7ルーターです。
親機のみのHUAWEI WiFi Mesh X3 Proも、あわせて見ていきます。

サイズは、親機は、直径123.2×高さ250.9mmです。
写真のように、ムード照明として使えるライト機能があります。
RGBカラーを自由に選べるタイプではありませんが、明るさや色温度の調整、タイマー設定、消灯に対応します。ユニークな発想ですが、照明を内蔵することで通信面が不利になるという公式説明はありません。
透明素材を使った「クリスタルアンテナ」を採用しており、照明やデザイン性を持たせつつ、アンテナとしての性能にも配慮した設計です。

中継機は、直径73.5×高さ114.8mmです。
こちらもムード照明機能があります。
天面タッチで点灯を切り替えられるため、寝室のデスクサイドなどに置く場合にも使いやすそうです。
メッシュシステムは、HUAWEI Mesh+による独自方式です。
基本的には、同社のMesh+対応製品同士で構成する仕組みです。
最大増設台数は、中国向けサポート情報では子ルーター総数15台以下が推奨されています。
最大接続台数は、日本公式ページで128台以上との表記があります。

速度規格は、Wi-Fi 7です。
ただし、6GHz帯はフォローしないデュアルバンド仕様です。
親機と中継機はサイズが異なりますが、通信部分の基本仕様は同じです。
2.4GHz帯電波は、最大688Mbps(約86MB/秒)です。
アンテナは2本(2×2 MIMO)です。
5.0GHz帯電波は、2882Mbps(約360MB/秒)です。
アンテナは4本ですが、通信には2本(2×2 MIMO)を使う仕様です。
最大速度からすれば、5GHz帯は160MHz幅に対応すると見て良いです。また、2×2 MIMOであることがスペックで示されるので、160MHz非対応で4本で通信する仕様でもありません。もちろん、5GHz帯が2系統ある「トライバンド」でもありません。
5GHz帯のアンテナが2本多く装備される理由は非開示ですが、本機は仕組み上、5GHz帯をバックホール通信にも、機器との通信にも使います。そのため、通信の安定性に余裕を持たせた構成と見られます。
一方、4本のアンテナが専用なのか、一部が2.4GHzとの共用なのかは分かりません。
理論値上の通信速度は、親機とPCなどの直接接続ならば、2500Mbpsです。
本機は、後述するように2.5G WANなので、その部分のボトルネックがあるからです。
サテライト(中継機)を経由させた通信の場合は、その半分以下になるでしょう。5GHz帯を、機器との通信と親機・中継機間の通信で分け合うためです。
中継装置は、先述のように、通信部分の仕様は同じです。
中継機との間で利用する帯域やユーザー側で帯域を固定できるかは、公式仕様では確認できません。
無線の安定性は、Wi-Fi7の必須仕様であるMLO・Multi-RUは対応です。
また、Wi-Fi 6以降の基本機能であるOFDMA・MU-MIMO・ビームフォーミングにも対応します。
ただし、Wi-Fi7の推奨要件のプリアンブルパンクチャリングは、公式仕様では確認できません。QoSについても、公式仕様に記述がありません。

CPUは、コア数などは非開示です。
ただ、示される画像ではAI処理系を含むSoCのようです。
消費電力は、最大36Wです。
照明部分も含む本体全体の最大値なので、このクラスとしてはやや大きめです。
接続端子は、親機は2.5Gが2系統です。
LAN/WANが自動判別なので、実際には片側をWANに使います。
中継機は、1000BASE-Tが1つです。
セキュリティは、最新のWPA3に対応です。

そのほか、同社のアプリでは、接続設定のほか、通信状況を可視化して見る機能があります。
−
以上、HUAWEI のHUAWEI WiFi Mesh X3 Pro Suiteの紹介でした。
通信仕様だけで見ると、突出した性能をもつ製品ではありません。そのため、基本的には、ムード照明を備えたデザイン性に魅力を感じる場合に選びたい機種です。
通信部分では、5GHz用アンテナを4本備えながら通信仕様は2×2 MIMOやなど、やや分かりにくい部分があります。
とはいえ、本機の主なターゲットは、セットの親機と中継機だけで家庭内を広くカバーしたい一般家庭でしょう。そうした用途であれば、ここで指摘した部分は問題にはなりにくいと思います。
次回に続く
メッシュWi-Fiのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、各社のメッシュWi-Fiの比較の2回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

3・メッシュWi-Fiの比較 (3)
3-1:Amazon(eero)〈米国〉
3-2:LINKSIS〈米国〉
3-3:Xiaomi ほか
4・おすすめのWi-Fiルーター
=最終的なおすすめの提案 【結論】
次回の3回目記事(こちら)では、今回紹介できなかった、Amazon系のイーロや、米国のリンクシスなどの製品を紹介します。
主な用途 2DK〜3DK向き
通信速度 ★★★★★
到く距離 ★★★★★
通信安定性 ★★★★★
端子構成 ★★★★★
簡単設定 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回となる「結論編」(こちら)で、このブログで紹介した全機種から、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします!
3回目記事は→こちら
