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2022年10月10日

比較2022’【10畳用】シーリングライト20機のおすすめ・選び方 (ceiling lights 2)

【今回レビューする製品】2022年 10畳対応のリビング向けLEDシーリングライトの性能と選び方:東芝 日立 NEC パナソニック アイリスオーヤマ ソニーの洋室リビング向けシーリングライト

【比較する製品型番】 東芝 NLEH10011B-LC LEDH8401A01-LC LEDH8400A01W-LD NLEH10010A-LC NLEH10002B-LC NLEH10003B-LC NLEH10010B-LC NLEH10012C-LC パナソニック HH-CG1034A HH-CF1020AZ HH-CF1020DZ HH-CF1080A HH-CF1092A HH-CF1070A HH-CF1071A 日立 LEC-AHR1000UAZ LEC-AHR1010U LEC-AH1000U LEC-AH1000T SONY SONY マルチファンクションライト2 MFL-2100S MFL-1100S

今回のお題
10畳用LEDシーリングライトのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。 

 今日は、2022年10月現在、最新のLEDシーリングライト比較します。

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1・ 8畳用シーリングライトの比較
2・10畳用シーリングライトの比較
3・12畳用シーリングライトの比較
4・14畳-20畳用シーリングライトの比較
5・6畳用シーリングライトの比較
6・和風シーリングライトの比較
7・シーリングライトまとめ 【結論】

 LEDシーリングライトは、デンキヤでの販売点数が多いため、適応畳数から記事を分けています。

 今回は、2回目の記事です。

 一般的なリビングに向いたサイズといえる、10畳用のLEDシーリングライトを比較します。

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明るさ     ★★★★★
演色性の良さ  ★★★★★
調光と調色   ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
照明のデザイン ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 以下では、いつものように、各機種を比較します。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントからAtlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。

0・シーリングライトの選び方の基本

 今回は、シーリングライトについて、「目への優しさ」という観点にとくにこだわって比較します。

 より具体的に言えば、「目への優しさ」という観点について、以下の3要素を重視しています。

0-1・明るさ(ルーメン)

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 第1に、最大照度(明るさ)です。

 テレビやパソコンの液晶画面は、反射して自分の顔が映し出される光沢モデル(ハーフグレア)が多いです。

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 反射問題の対処には、できるだけ明るいシーリングライトを導入することが大切です。

 なお、業界規格(日本照明工業会)により、畳数当たりの最大光束(明るさ)が指定されています。

 10畳用は、4800lm、1つ大きな12畳用は、5499lmです。

 それぞれの「最大光束(ルーメン)」を達成している製品が、「明るさ重視」のモデルと言えます。

 そういったモデルを選ぶのが、外さない「基本中の基本」です。

 なお、LEDは10年ほど光源が保ちますが、照度は、経年変化で落ちていきます。

 また、最大光束の基準も、「20代の目の良さ」を基準に作られた値です。

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 結論的にいえば、使用する畳数と同じか、1段階広い適応畳数を持つ製品がおすすめです。

 場合によっては、それ以上の適応畳数のモデルを購入しても良いですが、消費電力も相応に上がっていくため、(事情がない限り)「最大でも1段階」程度が良いと思います。

 とくに、10畳用については、大手の上位機でこのサイズの販売がないメーカーも多いです。大手のNECに至っては、10畳用は、サイズとして販売していません。

 【12畳用のシーリングライトの比較記事】で紹介する製品のほうが「製品の選択肢は潤沢」という点は覚えておいてください。

0-2・色調の調整機能(調色)

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 第2に 色の調整機能(調色)です。

 電球色と蛍光灯色(昼白色・昼光色)に調色できる点が重要です。

 なぜなら、夜間は電球色に調色できた方が「疲れた目に優しく」、昼間は、昼白色・昼光色のほうが活動しやすいからです。

0-3・色の鮮やかさ(演色値:Ra指数)

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 第3に 色の鮮やかさ(Rs指数)です。

 光源や認知科学にかんする研究成果によれば、目に優しい光の理想は、「太陽光に近い」色合いのライトです。

 シーリングライトの場合、白球色(昼光色・昼白色)での演色評価指数(Ra指数)が、太陽の光(Ra100)に近い方が目に優しいと言えます。

 最近は各メーカーも演色値を公開しますが、特に、読書をされる方は、この部分のスペックを重視すると満足度が高いです。

ーー

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 というわけで、今回は、この3要素を重要視しつつ、比較をしていきます。

 なお、以下で紹介する機種については、天井に引っかけコンセントがあればどの家庭でも設置できます

1・10畳用シーリングライトの比較

 では、レビューを始めましょう。

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1・10畳用シーリングライトの比較
 1-1:パナソニック
 1-2:日立
 1-3:東芝
 1-4:ソニー
2・シーリングライトまとめ 【結論】
 =最終的なおすすめ機種の提案

 今回は、上表のような順番で、メーカ別にみていこうと思います。

 よろしくお願いします。

1-1・パナソニックのLEDシーリングライト

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 はじめに、パナソニックのシーリングライトです。

 同社は、LEDシーリングライトの「最もラインナップが多い」メーカーです。個性的で、面白い機能を持つ製品がいろいろあります。

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 なお、以下では、Atlasがオススメできるポイントは赤字で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。


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 【Amazon限定型番】

 【2020年発売】

 【10畳用】【ブースト対応】

  1・パナソニック HH-CF1020DZ
  ¥10,800 Amazon.co.jp (6/29執筆時)

 【10畳用】【調色・ブースト対応】

  2・パナソニック HH-CF1020AZ
  ¥11,800 Amazon.co.jp (6/29執筆時)

明るさ:4899ルーメン(36.3W/36.6W)
最大時:6358ルーメン (43.7W/44.6W)
サイズ:直径50cm×高さ11.9cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)

 こちらは、パナソニックEVERLEDSシリーズのシーリングライトです。

 同社は販売ルートで型番を変えるので複数の型番があります。

 これらは全部「Amazon限定」の型番となります。

 2機種ありますが、上位機のみ調色ができます。

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 明るさは、4899ルーメンとなります。

 この明るさは、畳数あたりに認められた最大の明るさです。

 また、パナソニックの場合、消費電力が明るさに比して良いとも言えます。

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 一方、本機には「ブースト機能」があります。

 「全灯ボタン2秒押し」で120%明るくできるので、実質的には、限界を超えた6358ルーメンまで出せます。

 消費電力が増えるので一長一短ですが、一時的に暗さを解消できるのはメリットです。

 中心部までの明るさは、パナソニックの「売り」の1つです。

 ただし、本機は直径が50cmで、上位機より小径です。

 十分に「明るい」とはいえ、光の広がり方は上位機に負けます。

 調光(明るさ調整)は、無段階での連続調光が可能です。

 常夜灯も6段階で調光できます。

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 調色(色の調整)は、【調光・調色対応】とある上位モデルのみ対応します。

 そちらは、電球色と昼光色の双方に色を切り替えることができます。

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 調色モデルは、「全灯」ボタンで、6200Kの「文字くっきり光」に調色できます。

 昼光色(6500K)よりわずかに低い設定で、パナソニックおすすめの明るさです。

 演色値は、Ra83です。

 先述のように、太陽をRa100とする数値ですが、この値が業界の現在的な平均値です。

 この部分は、パナソニックについては、他社よりわずかに落ちます

 タイマーは、時計認識ができないため、辛うじておやすみタイマーが付くだけです。

 これは、各社とも格安機だと同じです。

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 以上、パナソニックの低価格機の紹介でした。

 十分な明るさを持ちつつ、消費電力は低い機種です。

 光熱費も含めて考えた場合、これらの機種は、省エネ性の面で非常に優秀でしょう。


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 【2021年発売】

 【10畳用】【通常型番】

 3・パナソニック HH-CG1034A
  ¥19,800 楽天市場 (6/29執筆時)

明るさ:4899ルーメン(32.9W)
最大時:6368ルーメン(34.3W)
サイズ:直径60cm×高さ13.6cm
調光:6段調光可能
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)

  HH-CG1034Aは、パナソニックの10畳用の「スタンダードモデル」です。

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 本体の形状は、2021年にフルモデルチェンジをして新設計になりました。

 直径は60cmなので、「リビングのすみずみまでの明るい」サイズです。

 カバーと天井の感覚を近づけることで、光の拡散(色ムラ防止)に必要な十分なカバー厚をキープしながら、スタイリッシュにしたという方向性です。

 このグレード以上が、一般的に「リビング用」と言えます。

 本体の厚みは、136cmです。

 上図のように(天井の)引っかけシーリングとの隙間を最小限する工夫があります。

 ただ、リビング用の平均より薄型というわけでもないので、マンションなどで天井が低めの場合は、多少注意が必要です。

 なお、日立・アイリス・東芝あたりにはより薄いモデルがあります。

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 明るさは、4899ルーメンです。

 業界基準で許される最大の明るさをキープしています。

 その上で、消費電力が、32.9Wと優秀であり、「明るさと省エネの両立」は、さすがに「最新のハイグレード機」といえます。

 光の拡散性も、上図のようなレンズ配置の工夫で、拡散性や、色の混ざり(白系とオレンジ系)の違和感を軽減する仕組みがあり、質が良いです。

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 ちなみに、このグレードの旧モデルだと、導光プリズム(図の3)で反射させ拡散させる仕組みでした。その場合、本体をより薄くできる一方で、中間色における色ムラが気になった部分があったので、修正したということでしょう。

 調光(明るさ調整)は、無段階での連続調光が可能です。

 常夜灯も6段階で調光できます。

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 調色(色の調整)も、対応です。

 全灯ボタンを選択した際に6200Kの文字くっきり光(昼光色)を自動調光できる仕様です。

 コントラスト感を高めることができるため、文字が読みやすい光です。書斎には最適でしょう。

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 また、「裏技」的ですが、全灯ボタンを長押しすることで、全灯(文字くっきり光)を1.2倍の明るさに「ブースト」可能です。

 消費電力は上がりますし、調色・調光はできませんが、JIS基準で定められた畳数当たりの最大光量を越えて明るくできます。

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 掃除の手軽さも「虫ブロック」構造が売りです。

 光に向かう虫の性質を利用したすきま構造にした上で、防虫剤入りのパッキン利用する仕組みです。

 この部分の掃除は面倒なので、良い工夫でしょう。

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 タイマーは、パナソニックの場合、上で見た格安機を除いて全機種搭載です。

 普通の「おやすみ/おはよう」「留守番(防犯)」タイマーほか、設定した時間に連動して調整してくれる「おまかせモード」があります(写真)。

 朝は白色全灯ですが、日中は「普段のあかりボタンで設定した明かり、夜は、暖色ボタンで設定した明かりになるので、時間以外、色・明るさもカスタマイズできます。

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 以上、パナソニックのスタンダードモデルの紹介でした。

 多少高いですが、調光・調色・省電力性能において、ワンランク上の実力を見せています。

 オーバーブーストは、日立も装備しますが、多少仕組みが異なるため、後ほど紹介する日立機と比較することは重要でしょう。


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 【2020年発売】

 【10畳】【特定量販店限定】

  4・Panasonic HH-CF1092A
  ¥29,700 Amazon.co.jp (6/29執筆時)

 【10畳】(性能は同じ)

  5・Panasonic HH-CF1080A
  ¥29,700 楽天市場 (6/29執筆時)

明るさ:4899ルーメン(39.6W)
サイズ:直径54cm×高さ9.9cm

調光:調光100%〜約5%
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値: Ra 83(太陽光=Ra100)

 こちらは、AIR PANEL LED というシリーズに属する、パナソニックの製品です。

 2系統の製品がありますが、流通ルートで型番が異なるだけになります。 

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 本体形状は、独特です。

 ただ、横から見ても出っ張りがなくスマートで、インテリア性が高いです。

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 明るさは、10畳用で4899ルーメンです。

 「業界基準」の最大値であり、問題ありません。

 調光(明るさ調整)についても、無段階で連続調光が可能で、常夜灯の調光できる製品です。

 もちろん、文字の視認性が良い「文字クッキリ色」に対応します。

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 調色(色の調整)は、外縁部・内周部だけ照射し、間接照明的にライトが使える点が面白いです。

 この機能はパナソニックの力を入れている部分で、シアター用途になどに向くでしょう。

 演色値はRa83と低く、光の鮮やかさは期待できない機種です。

 消費電力は、特殊な形状のモデルのため、パナソニックの通常機に比べると、多少ながら劣ります。

 「趣味的」な機能があるので、これは仕方ないでしょう。

 タイマーは、先述のように、パナソニックは格安機以外は時計認識ができる高級タイプです。

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 以上、Panasonic AIR PANEL の紹介でした。

  これは、シアタールーム用・寝室用の照明として「売り出した」ものです。雰囲気のある光が出せるため、リラックスしたい部屋の設置に向くと言えます。

 デザイン性も良く、その点も買換えの動機になりそうです。


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 【2020年発売】

 【10畳】【大人の寝室向け間接光】

 6・パナソニック HH-CF1070A
  ¥31,318 Amazon.co.jp (6/29執筆時)

明るさ:4899ルーメン(36.8W )
サイズ:直径68.4cm×高さ14.5cm

 【10畳】【子供部屋向けリネン柄】

 7・パナソニック HH-CF1071A
  ¥26,263 Amazon.co.jp (6/29執筆時)

明るさ:4550ルーメン(36.8W )
サイズ:直径63cm×高さ11.4cm

調光:調光100%〜約5%
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)

 HH-C1070シリーズは、特定のコンセプトをもつ、パナソニックのもうひとつの機種です。

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 いずれの製品も「寝室に特化した便利機能を持つ製品という点で、おもしろい個性のある機種です。

 HH-CD1070Aは、直接光のほか、間接光が出せるタイプで、リラックス効果が強調されます。

 パナソニックでは、ほかにも間接光が出せる機種があります。

 しかし、そちらは、リビングなどに最適化されたものでした。こちらは、色温度を夕暮れの色と同じ2000Kにして、とくに、寝室でのリラックス効果を狙った製品です。

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 HH-CD1071Aは、子供部屋や子供との添い寝用に開発された「リネン柄」タイプです。

 他の色にも調色できますが、絵本の読み聞かせに文字がみやすい2000Kにスイッチ1つで切り替えられる機種です。

 ただし、形状が異なるため、間接光を出すことはできない、「子ども用」となります。こちらは、高さがない「薄型」であるのは1つ強調しても良い部分です。

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 くわえて、両機種とも、2ルクスの明るさの「夜間モード」を搭載します。

 照明のJIS規格で、夜間に最適な照度とされている明るさで、真っ暗でないので、夜間に歩く際や、子供の様子の確認に便利です。

 明るさは、10畳用で4899ルーメンです。

 子供用のみ、4550ルーメンとなりますが、形状的な特性を得るためであり、仕方ありません。

 調光(明るさ調整)は、無段階で連続調光が可能で、常夜灯の調光できる製品です。

 調色(色の調整)は、昼光色・電球色に対応し、文字くっきり光も出せます。


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 タイマーは、「お目覚めモード」が搭載されます。

 とくに、夜間について、設定した時刻に明るさを変える仕組みです。他のタイマー搭載モデルに比べると、目覚めの色になる、設定時簡に、アラームも鳴らせる点が面白いです。

 子供部屋用にも搭載されますが、朝に子どもを起こす手間が避けられるという点で工夫があります。

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 以上、パナソニックのHH-C1070シリーズの紹介でした。

 同社のエアパネルシリーズの特性を、「寝室」に改良したとても面白いコンセプトのモデルです。

 ここまで、寝室用に特化した機能を持つ機種は珍しいです。

 ご家庭に子供部屋や寝室に特化した部屋がある場合で、機能性を重視するならば、このモデルはとても良いでしょう。

1-2・日立のLEDシーリングライト

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 つづいて、日立のシーリングライトです。

 10畳用のラインナップは、必ずしも全社あるわけではないのですが、日立はあります。

 「ラク見え」という青色LEDを利用した機能が、同社の特長です。


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 【10畳】

 【2021年発売】

 【ラク見え搭載】

 8・日立 LEC-AHR1010U
  ¥16,350 楽天市場 (6/29執筆時)

 【ラク見えなし(よみかき)】

 9・日立 LEC-AH1000U
  ¥14,248 楽天市場 (6/29執筆時)

明るさ:4899ルーメン(30.5W )
最大時:5879ルーメン(41.8W)
サイズ:直径61cm×高さ12.5cm
調光:連続調光可能
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra90(全灯時 Ra85)

 こちらは、日立の「ラク見え搭載タイプ」のLEDシーリングライトです。

 未搭載の「スタンダードモデル」が安いですが、この値段差なら、上位機が確実におすすめできます。

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 明るさは、4899ルーメンです。業界基準が許す最大量の明るさです。

 その上で、日立には(パナソニックと同じく)「オーバーブースト」機能があります。

 「ラク見え」モードと言います。

 明るさが「標準の1.2倍」となり、ルーメン値もそれ応じて「畳数の業界基準を飛び越えて」明るくできます。

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 日立は、レンズ内に青色LEDを配備させ、「文字をくっきりさせつつのオーバーブースト」です。

 書類仕事や新聞を読む際に特化した、ブーストとも言えます。

 直径は、61cmです。

 不要に小型化させておらず、光の広がりは良いでしょう。

 一方、天井からの高さは、125mmです。パナソニックのスタンダード型は136mmですしたし、設置性は良いです。

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 演色値は、Ra85です。

 「ラク見え」モードの際には、Ra90とより太陽光に近い明るさを出すことができます。

 繰り返しますが、「目の疲れやすさ」の点ではこの数値が大事です。

 このモードの際は、クッキリ見やすいタイプの高性能なシーリングとも言えます。

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 なお、「スタンダードモデル」も、1.2倍のブーストはできます。

 ただ、青色LEDがないので「よみかき」の明かりです。

 消費電力水準が、通常点灯時でも10%強悪いので、その部分を含めて「ラク見え」でしょう。

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 調光(明るさ調整)は、無段階で連続調光が可能です。

 常夜灯(保安灯)も調光できます。

 調色(色の調整)は、「らくみえモード」を昼光色と考えた場合、昼光色・昼白色・電球色全てを出せる機種です。

 タイマーは、さほど凝ったものではないですが、時刻設定しての、入・切や、決まった時間の点灯・消灯を設定できます。


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 以上、日立の「ラク見え搭載タイプ」の紹介でした。

 明るさをオーバーブーストできる「ラク見え」が、やはり注目点となる製品です。このモードでは、演色値も上がりますので、明るさを重視した場合、本機はかなり良い選択肢となります。

 パナソニックの10畳用も、全灯で1.2倍の「文字くっきり光」を出せるのでどちらが良いかは難しいですが、ラク見え利用時Ra90という演色値を評価すると、少し本機の方が良さそうに思えます。

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 【10畳】

 【2021年発売】【Amazon.co.jp限定】

 【ラク見え搭載】

 10・日立 LEC-AHR1000UAZ
  ¥15,800 Amazon.co.jp
(10/9執筆時)

明るさ:4899ルーメン(28.8W)
最大時:5879ルーメン
サイズ:直径60cm×高さ13.8cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra90(全灯時 Ra85)

 なお、日立は【Amazon.co.jp限定】で、本機の姉妹版をだします。

 カバーは、先ほどの機種と違います。

 クリアパネルの部分がない、一般的な乳白色のアクリルカバーです。

 高さは、138mmです。

 そのほか、配光や、光の拡散性は変わらないですし、【ラク見え搭載機】お買得に思えます。

 このほか、LEC-AH80Uという製品が特定家電量販店で売られますが、リモコンのグレードが異なる以外、「ラク見えがないタイプ」とほぼ同等です。

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 【2020年発売】

 【10畳】【下位機種】

 11・日立 LEC-AH1000T
  ¥16,500 楽天市場 (10/9執筆時)

明るさ:4899ルーメン(34.9W )
最大時:5158ルーメン(43.6W)
直径:56cm/60cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)

 そのほか、これらの機種の下位機種も販売中です。

 本機も「ブースト」はできますが、カラーLED未搭載なので、演色値などは変わりません。

 同社の特徴的な部分が削がれており、個性がないので、あまりおすすめできません。

1-3・東芝のLEDシーリングライト

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 続いて、東芝(ライテック)のLEDシーリングライトです。

 なお、家庭用は、NVC Lighting Japan(雷士照明)が、消費者向け照明事業を引き継いで、「東芝ブランド」で販売する形の製品です。

 住設ルートの製品は、東芝ライテックが引き続き売っています。


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 【2021年発売】

 【10畳】【調光調色可能】

 12・東芝 LEDH8401A01-LC
  ¥6,970 楽天市場 (10/9執筆時)

明るさ:4899ルーメン(39.2W)
直径:50cm

 【10畳】【調光のみ】

 13・東芝 LEDH8400A01W-LD
  ¥6,590 楽天市場 (10/9執筆時)

明るさ:4899ルーメン(39.2W)
直径:50cm

調光:連続調光
調色:可能〈昼白色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)

 LEDH8401A01-LCは、東芝ライテックの販売する製品です。

 本機は、一般市場で売られる「工務店用(住設)モデル」です。

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 明るさは、4899ルーメンです。

 この畳数で認められる最大光束なので、問題ありません。

 演色値も、Ra85です。

 先述のように、太陽をRa100とする数値ですが、この値が業界の現在的な平均値です。

 ある程度、目にも優しいと言えます。

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 調光(明るさ調整)は、連続調光に対応します。

 常夜灯についても、6段階で可能です。

 調色は、上位機のみ対応します。

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 以上、東芝のシーリングライトの紹介でした。

 性能で選ぶと言うよりは、値段重視の機種です。

 ただ、上位機種については、調色もできますし、明るさは最大光量です。

 直径50cmという部分は、リビング用として小さく「ひっかかり」ますが、価格重視ならば、上位機種は選択肢にできます。


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 【2021年発売】

 【10畳】【調色可】

 14・東芝 NLEH10011B-LC
  ¥15,510 楽天市場 (10/9執筆時)

明るさ:4899ルーメン(39.5W
最大時:6369ルーメン (51.9W)
直径:66.4cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)

 【10畳】【調色可】

 15・東芝 NLEH10010B-LC
  ¥12,320 楽天市場 (10/9執筆時)

明るさ:4899ルーメン(42.6W
直径:58.5cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)

 NLEH10011B-LCは、東芝の発売するLEDシーリングライトです。

 こちらは、家庭用向けの一般流通のモデルです。

 円周部がクリアパネルになる製品と、アクリルシェードの製品がありますが、グレードは同じです。

 直径は違いますが、配光は同じので、好きな方を選んでください。

 直径は、クリアパネルの方は66.4cmで、アクリルシェードは58.5cmです。

 いずれもリビング用でLED配置も同じです。フレーム枠の部分の寸法差となります。

 壁からの高さは105cmなので、低い天井でも邪魔になりにくいです。

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 明るさは、4899ルーメンと10畳用の最高値です。

 一方、本機は、日立やパナソニックと同じで「明るさアップ」を搭載です。

 1.3倍水準ですので、数字は良いですが、日立のようなカラーLEDによる工夫はなく、パナソニックのように「文字くっきり光(昼光色)」で明るさアップされるわけではないです。

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 あくまで、スタンダードな全灯(昼白色)が1.3倍にできるだけですから、もっとも光が欲しいだろう読書や手元作業の強化という点では、一歩及ばないでしょう。

 調光(明るさ調整連続調光が可能です。

 また、常夜灯の調光も6段階でできる製品です。

 調色(色の調整)は、先述のように、上位機のみ可能です。

 演色値は、Ra85です。

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 タイマーは、30分と60分だけですが、ゆっくり照度を落としていく「ゆっくりおやすみタイマー」が付属です。

 掃除の手軽さは、割と配慮があります。

 帯電しにくいカバー(クリーンエース)を採用するほか、虫が入りにくい構造(ムシールド)があります。

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 以上、東芝(NVC)の、 NLEH10011B-LCの紹介でした。

 同じようなクリアパネルは日立も出しますが、それがライバルです。

 比較すると先述のように、天井からの距離があまり必要でなく本機はスマートです。

 その上でブースト機能が付きますが、日立の「ラク見え」のような特別な面白い個性がない点では、少し負けます。

ーーー

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 【2021年発売】

 【10畳】

 【下位機種】

 16・東芝 NLEH10002B-LC
  ¥8,829 楽天市場 (10/9執筆時)

 (シルバートリム付)

 17・東芝 NLEH10003B-LC
  ¥9,497 楽天市場 (10/9執筆時)

明るさ:4899ルーメン(39.2W)
直径:50cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)

 なお、これらの型番については、下位機種となります。

 直径が50cmと小型になるので、配光が上位に及ばないほか、リモコンに液晶がないため、時間設定ができず、ON/OFFタイマーが利用できません。

 ブースト機能も省略となりますし、いずれにしても、上位機の方が良いかと思います。


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 【2022年発売】

 【10畳】

 18・東芝 NLEH10012C-LC
  ¥17,908 楽天市場 (10/9執筆時)

明るさ:4899ルーメン(34.6W)
最大時:6369ルーメン (51.9W)   
サイズ:直径66.4cm×高さ11.1cm
調光:無段階
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100

 NLEH10012C-LCは、東芝の発売するLEDシーリングライトです。

 照明自体に「凝った」仕様で、後述するように間接照明タイプです。

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 直径は、60.8cmです。

 リビング向けで問題ないサイズです。

 加えて、高さは11cmです。

 普通形状の家庭用のシーリングの平均値より薄いので、この部分もポイントです。

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 明るさは、4899ルーメンと10畳用の最高値です。

 1.3倍の「明るさアップ」もしっかり搭載します。

 その上で、本機は、シアター向けの間接光を天井に向けて出すことができます。

 オレンジ色の光ですが、天井を照らすことで、部屋の雰囲気を高めます。

 なお、オレンジ色の光が天井に向かう仕組みなので、すみずみまで明るく照らす、という目的ではない点に注意してください。

 調光・調色(色の調整)は、先ほどの機種と同じです。

 演色値も、Ra85です。

 202203241032.jpg

 タイマーは、本機は、下位機種でみた30分/60分おやすみタイマーほか、徐々に明るくできるお目ざめタイマーが付きます。

 また、おやすみアシストとして、睡眠を促す明かりに調光できる機能が付属です。「睡眠を促すメラトニンの分泌を抑制しにくい」光質とされますが、この部分はAtlasも専門外です。

 掃除の手軽さは、割と配慮があります。

 帯電しにくいカバー(クリーンエース)を採用するほか、虫が入りにくい構造(ムシールド)があります。

---

 以上、東芝(NVC)のNLEH10012C-LCの紹介でした。

 パナソニックなどにもにた機種はありますが、同じように、天井方向への間接照明を出せる点に魅力を感じるならば、選択肢にできるでしょう。

 また、薄めの本体で、高さが低めで済む部分で、「天井を高く「部屋を広く」見せられる部分も、本機の良い部分でしょう。

1-4・SONYのシーリングライト

 201805121036.jpg

 続いて、ソニーのシーリングライトです。

 照明器具メーカーではないのですが、音響機器のハイブリッド機として出しています。


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 【2020年発売】

 【10畳】

 【上位機種】

 19・SONY MFL-2100S
  ¥41,465 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 【下位機種】

 20・SONY MFL-1100S
  ¥29,700 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

明るさ:4300ルーメン(42W)
サイズ:直径52cm×高さ10.9cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)

 MFL-2100Sは、ソニーが発売するLEDシーリングライト(マルチファンクションライト)です。

 同社は、照明メーカーではないですが、2019年に「音楽機器」のハイブリッド機として参入してきました。

 なお、本機には、上位機種下位機種があります。

 ただ、下位機種は、タイマー機能と、後述する各種センサーが省略されますので、選ぶならば、上位機でしょう。

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 本機は、【12畳用のシーリングライトの比較記事】で紹介した、パナソニックの12畳用のように、スピーカーを搭載する製品です。

 適応畳数は、最大10畳表記ですが、実質的にその「ライバル機」です。

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 明るさは、4300ルーメンです。

 8畳モデルの最大光量(4299lm)とほぼ同じで、「ギリギリ10畳」といえる照度です。

 10畳用の最大光量からは、12%程暗い計算です。

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 演色値は、Ra85です。

 調光(明るさ調整)と調色(色の調整)は対応します。

 ただし、「文字くっきり光」や「間接照明」など、特別な明かりは出せません

 消費電力は、42Wです。

 202006271536.jpg  

 スピーカーは、ライト中心部に内蔵です。

 一方、5Wのアンプで、46mmのフルレンジスピーカーが一機です。

 ステレオではないですし、360度全方位スピーカーでもないです。

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 スピーカーまではBluetoothで音を飛ばします。

 なお、SBC AACのほか、音の遅延のないaptX LLコーデックに対応するので、スマホなどのほか、BluetoothでTVの音を飛ばせます。

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 サンワダイレクト 400-BTAD008
   ¥6,980 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 ただ、(パナソニックと異なり)APT-X LL対応の送信機は用意されないので、その場合、サードパーティの送信機(トランスミッター)を別途買う必要があるでしょう。

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 MF ligh‪t‬
   ¥0 app store

 MF light
  ¥0 Google Play

 ネットワーク機能は、本機は、Wi-Fiを装備します。

 また、スマホアプリが用意され、照明の操作が可能です。

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 上位機は、人感センサーを搭載します。

 これを利用して、出入りに合わせたタイマー消灯・点灯による節電ができます。アプリの更新であとから追加された機能です。

 そのほか、外出先から、自宅の照明などの状況をチェックするのにも利用できます。

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 その上で、このアプリでは、照明ほか、エアコン・テレビの操作も可能です。

 本機は、照明本体部分に、赤外線リモコン信号の発信装置(IR)を内蔵するからです。

 そのため、【おすすめスマートリモコンの比較記事】で紹介したような特別な装置がなくても、スマホアプリから、照明器具経由で、家電の操作が可能です。

 外出先から操作できるので「帰宅前にエアコンをON」なども可能です。

  下位機種は、ただし、2週間のお試し期間を超えると、エアコン・TVの操作はアプリ課金が必要であります。また、上位機を含めて、赤外線リモコン学習機能がないので【こちら】にある以外の型番の機器は、そもそも動きません。

 一方、上位機は、温度・湿度センサーも搭載です。

 これらは、室内環境をスマホでモニタリングするためのものですので、エアコンなどを室温に連動して制御するなどはできません

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1・Amazon Echoの比較
2・スマートスピーカーの比較
3・スマート学習リモコンの比較

 音声操作も、対応可能です。

 このブログの以上の記事で紹介した、Amazon及びGoogleの音声AIスピーカーとも連動可能です。

 導入すれば、声で照明・エアコン・テレビの操作が可能になります(TVはAmazon系のみ)。

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 なお、本機は、スマホでも操作できますが、物理的なリモコン(LGTAR-100)も付属です。

 エアコンは操作できませんが、Bluetooth接続した機器の音量変更・OFFは対応できます。また、Bluetoothのペアリング変更なども、リモコンだけの操作で可能です。

---

 以上、ソニーのMFL-2100Sの紹介でした。

 個人的に、ソニーは好きなメーカーです。

 しかし、この製品については、性能もターゲット層も不明瞭で、相当中途半端な製品に思えます。初心者向きでも、上級者向きでもなく、ターゲット層もわかりません。

 スピーカーの音質と照明の明るさに期待できない以上、【おすすめスマートリモコンの比較記事】で紹介したような、色々な家電をスマホや音声スピーカーで制御できる点が売りとは言えます。

 ただ、本文で書いたように、赤外線学習機能がない部分と、充実するセンサーが、エアコンなどの温度制御に活かされないなど部分で、イマイチです。

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 なお、【おすすめスマートリモコンの比較記事】のほうで、ソニー機を含め家電操作の部分の性能について他社機と比較しています。この部分に興味のある方は、ご覧ください。

次回に続く!
10畳用LEDシーリングライト結論的にこれ!!

 というわけで、今回は、10畳のLEDシーリングライトについて書いてきました。

 メーカーごとの特徴が分かりにくい商品ですが、照度演色値などのデータである程度、メーカー横断的に比較できたかと思います。

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1・ 8畳用シーリングライトの比較
2・10畳用シーリングライトの比較
3・12畳用シーリングライトの比較
4・14畳用シーリングライトの比較
5・6畳用シーリングライトの比較
6・和風シーリングライトの比較
7・シーリングライトまとめ 【結論】

明るさ     ★★★★★
演色性の良さ  ★★★★★
調光と調色   ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
照明のデザイン ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 なお、7回目となる今回の最後の記事の結論編こちら)では、今回紹介した全てのモデルから、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。

 引き続き、よろしくお願いします。

 最終回記事は→こちら

posted by Atlas at 17:19 | 照明器具

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