今回のお題
ダニ対策に効果的なふとん乾燥機のおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2022年10月現在、最新のふとん乾燥機を比較の2回目記事です。
1・布団乾燥機の比較 (1)
1-1:象印〈日本〉
1-2:日立〈日本〉
1-3:三菱電機〈日本〉
1-4:シャープ〈日本〉
1-5:パナソニック〈日本〉
1-6:アイリスオーヤマ〈日本〉
2・布団乾燥機の比較 (2)
2-1:ドウシシャ〈日本〉
2-2:その他の製品 〈各社〉
2-2:最終的なおすすめ機種の提案
前回の1回目記事(こちら)では、「選び方の基本」を説明したあと、以上のような企業の製品を順番に紹介しました。
今回は、ドウシシャなど、前半で紹介できなかった各社の製品を紹介します。
ダニ対策力 ★★★★★
運転時間の短さ ★★★★★
寝具への優しさ ★★★★★
収納しやすさ ★★★★★
ふとんあたため ★★★★★
ふとんの消臭 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
2-1・ドウシシャの布団乾燥機の比較
というわけで、比較をはじめます。
はじめに、日本のドウシシャの製品からです。
他の生活家電ジャンルでもみられますが、大鵬薬品工業とタイアップした製品を最近展開します。
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なお、以下の記事では、Atlasがおすすめしたいポイントを赤字で、イマイチと感じる部分を青字で書いていきます。
【2019/10】(クレペリンLED)
26・ドウシシャ Pieria HKU-553C
¥5,979 Amazon.co.jp (10/21執筆時)
【2017/9】(アロマ機能)
27・ドウシシャ Pieria HKU-554
¥6,780 楽天市場 (10/21執筆時)
送風方式:ホース式〈袋不要〉
乾燥時間:45分
ダニ対策:120分
布団サイズ:ダブルまで
特殊乾燥:衣類・靴
消臭対策:クレペリン
重さ:3.1kg
サイズ:幅15.5×奥行25.5×高さ34.5cm
HKU-553C(HKU-553CWC)は、日本のドウシシャが販売する「袋不要タイプ」のふとん乾燥機です。
本体サイズは、幅15.5奥行25.5×高さ34.5cmです。
重さも3.1kgと軽量ですので、収納性はシャープ機同様に良い製品です。
乾燥方式は、本機もふとん袋は「なし」ですが、従来的なホースは利用する形式です。
対応する布団のサイズは、ダブルまでです。
こちらもホースの先のアタッチメントが割と工夫され、フトンを風で押し上げるような構造であり、効果的です。
ダニ対策は、120分です。
結構長めのホースですが、60分経ったら、逆にする必要はあります。
標準乾燥時間は、冬においてシングルで45分となります。
ただし、羽毛・羊毛布団の評価値で、モードとしては、最大120分まで用意されています。
他社基準で言えば、60分程度の乾燥は必要でしょう。
高機能寝具は、本機も低温モードはないです。
ただ、羽毛布団は公式対応します。
夏場の利用は、対応です。
本機もボタンで、夏と冬を切り替える形式です。
室温センサーは未搭載です。
付属するオプションは、靴乾燥用のアタッチメントのみです。
衣類乾燥もできますが、これらに利用する場合のフォルムは、他社に比べると不格好です。
クレベリン LED交換用カートリッジ LED-010
¥2,980 Amazon.co.jp (10/21執筆時)
清潔性の面では、HKU-553Cについては、クレベリンLEDカートリッジを採用しています。
大幸薬品のクレペリン(正露丸)技術を利用したカードリッジを使い、除菌効果があるとされる二酸化塩素ガスを発生させる点が新機軸です。
二酸化塩素の効能については諸説あるところです。
ただ、布団の中はある程度狭い「密閉空間」であることをふまえると、ある程度の効果は期待できるでしょう。
第三者機関のデータが掲載されていますが、付着最近の除去効果・消臭効果は期待できるようです。
ただし、1日60分の使用で3ヶ月の消耗品です。オンシーズン以外放置しておく場合は、より短いでしょう。
なお、 HKU-554については、クレベリンLEDの代わりに、市販のアロマオイルを入れて、香りを出せる構造になっています。
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以上、ドウシシャのHKU-553Cの紹介でした。
同社は、【加湿器の比較記事】で紹介したように、そちらでもクレペリンLEDを採用していましたが、室内空間を対象にするため、効果は微妙でした。
一方、布団乾燥機とは、先述のように、この製品は相性が良さそうです。
ただ、ふとんのような密閉空間では、マイナスイオン系技術(ナノイー・プラズマクラスター)も効果を発揮しやすいため、消耗品である部分にやや難点があります。
2-2・他社の布団乾燥機の比較
つづいて、ここまで見たメーカー以外の製品を順番に説明します。
【2016年型番】
28・ツインバード アロマドライ FD-4149W
¥6,930 Amazon.co.jp (10/21執筆時)
送風方式:ホース式〈袋不要〉
乾燥時間:90分
ダニ対策:8時間
布団サイズ:シングル
特殊乾燥:靴
消臭対策:アロマケース
重さ:3kg
サイズ:幅33.5×奥行14.0×高さ29.0cm
FD-4149W は、日本の中堅家電メーカーツインバード工業の発売する格安の布団乾燥機です。
アイリスオーヤマと同じで、布団マットを搭載しない方式の乾燥機です。
本体サイズは、幅33.5奥行14.0×高さ29.0cmです。
奥行が狭めで、隙間に収納しやすい製品です。
対応する布団のサイズは、ただし、シングルサイズまでです。
乾燥方式は、本機もふとん袋は「なし」ですが、従来的なホースは利用する形式です。
標準乾燥時間は、90分と時間がかかります。
ダニ対策は、特に注意が必要です。
なぜなら、工夫された送風アタッチメントが未装備のため、120分ずつ4箇所に分けて送風をしないとならないからです。
ダニが逃げる可能性も考慮に入れれば、この側面に向いた製品ではありません。
高機能寝具は、本機も低温モードはないです。
パワー自慢の機種ではないので大丈夫だと思いますが、「寝具メーカーに確認」してくれとの注意書きがあります。羽毛は対応です。
付属するオプションは、靴乾燥アタッチメントのみです。
温度調節機能はないので、革靴などには未対応です。
清潔性の面では、「アロマドライ」の名の通り、アロマオイルを入れての運転ができます。
アイリスオーヤマの場合と同じで、専用のデオドラントシートがあるのではなく、市販の化粧品用コットンにアロマオイルを浸したものを入れるという「アロマケース」が付属するだけなので、注意してください。
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以上、ツインバード工業のアロマドライの紹介でした。
価格は安いですが、マットレスタイプとしてもかなり非力です。とくにダニ対策はかなり困難です。
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【2021年型番】
29・ モリタ TMF-M500
¥5,480 Amazon.co.jp (10/21執筆時)
送風方式:ホース式〈袋不要〉
乾燥時間:60分
ダニ対策:120分
布団サイズ:シングル
特殊乾燥:靴
消臭対策:
重さ:3kg
サイズ:幅21×奥行14.0×高さ39.3cm
なお、モリタもホース式の格安機を出しています。仕様的にシンプルで安く、靴乾燥もできる仕様です。
一方、ダニ対策については75度で120分との表記です。かなり高温でやる機種ですので、それなりに速いです。
温度は、冬モードについて、高めと言える象印よりさらに高い75度(夏は45度)になる機種です。高機能寝具などの利用には、注意が必要です。
【2022年型番】
30・ シービージャパン DRYBOX CB-DB01
¥8,773 Amazon.co.jp (10/21執筆時)
送風方式:ホース式〈袋不要〉
乾燥時間:60分
ダニ対策:120分
布団サイズ:シングル
特殊乾燥:靴
消臭対策:
重さ:2.2kg
サイズ:幅36×奥行12.0×高さ23.3cm
DRYBOX CB-DB01は、CBジャパンが販売する製品です。
本体サイズは、幅33.5奥行14.0×高さ29.0cmです。
ワイドサイズである代わりに、奥行と高さはほどほどです。
あまりみない形ですが、意外と収納性は良いように思えます。
対応する布団のサイズは、非表示です。
ただ、シングルサイズまででしょう。
乾燥方式は、本従来的なホースは利用する形式です。
標準乾燥時間は、60分です。
ホースの出口はパイプですが、写真のような自立するホースヘッドで(布団袋なしでも)暖気が拡がるような工夫があります。
コストがあまりかからない割に、ある程度効果がある点で良い工夫です。濡れたペットを「乾かす」、という用途の提案もあります。
なお、本機については、温度・時間の細かい設定はなく、動作モードを指定したら、そのモードで指定された温度で運転になります。
ダニ対策は、対応です。
70度の熱風で、120分なので、時間がかかります。
先述のように、割と熱めの温度で、ホースヘッドを工夫はありますが、日立のような、送風面でより工夫があるヘッドではないないので、この部分では限界があります。
高機能寝具は、50度の低温モード(羽毛ふとん乾燥)があります。
本機は布団袋がない形式で70度ですので、この機能があるのは割と重要です。
付属するオプションは、靴乾燥アタッチメントのみです。
靴は乾燥は70度固定なので、革靴などには未対応です。
シービージャパン 衣類乾燥袋
¥2,112 Amazon.co.jp (10/21執筆時)
ただ、衣類乾燥カバーが別売で用意されます。
80×125cmサイズなので、市販の洗濯用の角ハンガーがすっぽり入るでしょう。
清潔性の面では、特段の工夫は見られません。
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以上、CBジャパンのDRYBOX CB-DB01の紹介でした。
値段的には、さほど安くなく、日立製品が(型落ちならば)買えてしまうほどなので、そちらがライバルになるでしょう。
比較する場合、パイプ(暖気の広がり)の工夫の部分で多少負ける部分はみられます。
その点で本機をあえて選ぶとすれば、形状的な持ちやすさがということになるかと思います。あと、もう一工夫ほしかった感じがあります。
【2020年型番】
31・モダンデコ SUNRIZE htfk01 [ブラック]
32・モダンデコ SUNRIZE htfk01 [ホワイト]
¥9,998 Amazon.co.jp (10/21執筆時)
送風方式:ホース式〈袋不要〉
乾燥時間:30分
ダニ対策:60分
布団サイズ:ダブル
特殊乾燥:
消臭対策:アロマケース
重さ:2.4kg
サイズ:幅30.3×奥行16.0×高さ29.3cm
SUNRIZE は、モダンデコが販売するふとん乾燥機です。
本体色は、白と黒です。
加えて、2021年に、ミルキーベージュ( htfk01-be )とミストグレー(htfk01-gy )も追加されました。
アルモニアブランドの格安インテリア家具の販売でしられますが、デザイン家電などの輸入(OEM)販売も手がけています。
本機も、ふとん乾燥機とは思えないデザインです。
本体サイズは、幅30.3奥行16.0×高さ29.3cm
なんとなく「超ミニサイズ」に見えますが、実際は他機同様の「存在感」があります。
ただ、デザイン性は良いので、見映えはよさそうです。
乾燥方式は、本機もふとん袋は「なし」ですが、従来的なホースは利用する形式です。
対応する布団のサイズは、ダブルサイズです。
ただ、他社のような、ノズル形状の工夫はあまりないので、風経路自体の工夫はイマイチです。
標準乾燥時間は、本機は、30分と高速です。
ダニ対策は、60分と高速で、60度の温度です。
途中での入替指示もないです。
ただ、少し弱めの540Wクラスなので、他社同様の意味で「対応」といえるかは、不明です。
高機能寝具は、吹き出しの、風温は70度とかなり高いので、寝具によっては注意が必要です。
温度は50度にも調整可能なので、対応はできるでしょうが、その場合は、ダニ対策にはなりにくいでしょう。
付属するオプションは、特にないです。
衣類乾燥は、上図の様な感じで、対応できます。
一方、靴用のアタッチメントがないので、やや日本人的な感覚では利用には抵抗があるでしょう。
そのほか、パナソニック・シャープ同様に、マイナスイオン発生機能があります。
こちらについては、、送風時に同時利用することは想定していないため、あまり意味はないでしょう。
夏場の利用は、追加送風機能などの、言及はないです。
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以上、モダンデコのSUNRIZEの紹介でした。
恐らく中国からのOEM製品で、現地に原型となる機種があるモデルと思います。そのため、アタッチメントの部分や、温度設置の部分で、「日本へのガラパゴス化」に少し限界が見られます。
デザインはとても良いので、あと一工夫欲しいなと感じます。
【2016/11】
33・ヤマゼン 布団乾燥機 ZFD-Y500(H)
¥5,900 Amazon.co.jp (10/21執筆時)
送風方式:ふとん袋式〈袋必要〉
乾燥時間:90分
ダニ対策180分?
布団サイズ:シングル
特殊乾燥:靴
消臭対策:
重さ:2.7kg
サイズ:幅30.5×奥行14.0×高さ24.2cm
ZFD-Y500は、山善の販売するふとん乾燥機です。
日本の上場企業が販売するふとん乾燥機では「最安」水準です。
本体サイズは、幅30.5×奥行14.0×高さ24.2cmです。
小型と言って良いサイズです。
乾燥方式は、本機はふとん袋式です。
ダニ対策は完璧にできる方式ながら、袋の片付けなどは面倒というタイプです。
対応する布団のサイズは、シングルまでです。
標準乾燥時間は、90分と時間がかかります。
ダニ対策は、ふとん乾燥袋を利用する方式です。
裏表それぞれ行うことで180分ほどで可能です。
袋式なので、2回でも「それなりに完璧に」できそうです。ただ、袋式も格安機の場合、(Panasonic)のような回して4回のほうが確実性は高いでしょう。
高機能寝具は、吹き出し口の温度情報などはないです。
ただ、袋式ですし、基本的には問題ないから書いていないのだと言えます。
付属品は、靴乾燥アタッチメントのみ付属です。
衣類乾燥は、一応「対応」ですが、ホースを衣類の方向に向けるだけの簡易的な仕様です。
夏場の利用は、ダイヤル選択式です。
夏の場合のみ、乾燥後に送風運転をします。
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以上、山善のZFD-Y500の紹介でした。
ふとん袋式(ふとんマット式乾燥機)では、最安水準です。
値段重視なら選択肢になりそうですが、本体のスイッチや、布団マットを含めた全体的な出来は、大手家電メーカーに比べると「値段なり」ではあります。
2-3・靴専用乾燥機の比較
最後に、布団が乾燥できない、靴専用タイプの紹介です。
この目的でフトン乾燥機を買う方も多いので、追加でみておきます。
【2019/9】KBD-0140
34・コイズミ クツサラ KBD-0140/C
¥32,110 楽天市場 (10/21執筆時)
送風方式:
乾燥時間:15/30分
サイズ:幅33.51×奥行32.0×高さ43.5cm
KBD-0140は、コイズミの販売靴乾燥機です。
靴専用タイプはこれまでにもありましたが、ここまで高価で特化した製品は、おそらく本機が「初めて」ではないかと思います。
正確には「除菌機能付き靴脱臭乾燥機」として売っているものです。
本体サイズは、幅33.51奥行32.0×高さ43.5cmです。
存在感はありますが、玄関先に置いても問題ないでしょう。
ただ、玄関ですし、コンセントがない場合は部屋で使うことになるかと思います。
対応できる靴は、つま先からかかとまで30cm・ヒールとかかと部の高さ合計12cm以下です。
乾燥方式は、45度の低温風で乾燥させる方式です。
温度を低めにするのは、革靴に対応させるためです。
標準乾燥時間は、15分と30分から選べます。
この温度だと、ニオイ残りが心配ですが、本機は脱臭機能があります。
再生可能(交換不要)な光触媒と、低濃度オゾンを併用する方法です。
これらの詳しい仕組みと効果は、このブログでは【脱臭機の比較記事】で書いています。結論だけ言えば、密閉構造の本機のような家電の場合、有効だと言えます。
さらに、UV殺菌灯も装備します。
靴関係では、業務用のスリッパの除菌機がありますが、あれと同じ発想です。
ケースで光が防がれるので安全性に問題はないです。
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以上、 コイズミのクツサラ KBD-0140/C の紹介でした。
靴特化型として理に適った製品で、これまでのあらゆる製品に比べても効果は高いように思えます。値段がもうすこし安ければ言うことがないですが、値段に見合う効果はありそうです。
【2019/9】
35・アイリスオーヤマ カラリエ KSD-C2-A
36・アイリスオーヤマ カラリエ KSD-C2-T
¥6,500 Amazon.co.jp (10/21執筆時)
送風方式:
乾燥時間:30-180分
サイズ:幅13.7×奥行10.1×高さ28.9cm
KSD-C2は、アイリスオーヤマの販売靴乾燥機です。
同社は布団掃除機もラインナップがありましたが、特化型としてこの製品があります。
本体サイズは、幅13.7×奥行10.1×高さ28.9cmです。
明らかに小型で、使わないときは下駄箱でも置けそうです。
乾燥方式は、50度の温風で乾燥させる方式です。
ただ、革靴モードがあり、40度での乾燥が可能です。同じく40度で低騒音モードもあります。
標準乾燥時間は、30分・60分・120分・180分から選べます。
選択肢の多いのは、脱臭の仕組みがないからという理由のほか、完全にずぶ濡れのスニーカーほか、ブーツ・長靴の類のものの乾燥も視野に入れているからです。
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以上、アイリスオーヤマのKSD-C2の紹介でした。
コイズミとは値段差がありすぎるため、ライバルはそちらというより、フトン乾燥機で、靴乾燥もできるタイプでしょう。
ハイブリッドに使えた方が予算面ではお得感がありますが、本機は相当に小型で軽いため、利便性の部分で導入効果が高いと言えます。
今回の結論
ふとん乾燥機のおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、布団乾燥機を比較しました。
最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を数点あげておきます。
第1に、使い勝手や汎用性に優れ、総合能力が最も高い点でおすすめな機種は、
【2021/12】
3・日立 アッとドライ HFK-VS3000-N
3・日立 アッとドライ HFK-VS3000-H
¥15,114 楽天市場 (10/21執筆時)
【2020/10】
4・日立 アッとドライ HFK-VS2500-N
4・日立 アッとドライ HFK-VS2500-S
¥11,800 Amazon.co.jp (10/21執筆時)
送風方式:ホース式〈袋不要〉
乾燥時間:33分
ダニ対策:90分
布団サイズ:ダブルまで
特殊乾燥:衣類・靴(ブーツ)
消臭対策:デオドラント剤
重さ:4.3kg
サイズ:幅28.3×奥行21.7×高さ33.8cm
ダニ対策力 ★★★★★
運転時間の短さ ★★★★★
寝具への優しさ ★★★★★
収納しやすさ ★★★★★
ふとんあたため ★★★★★
ふとんの消臭 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
日立の「アっとドライ」がHFK-VS2500が良いでしょう。
新機種が出ましたが、ハンドルなどの抗菌加工以外は変わりませんので、旧機種でOKです。
本体の仕様は、ホースレスです。
ふとん乾燥袋(ふとんマット)不要で、片付けが楽な機種です。
その上で、乾燥にロングホースとアタッチメントを併用する方式なので、ふとん乾燥・ダニ対策の点でも評価ができます。
また、他社機と比較すると、日立は温度センサーを搭載します。
そのため、夏は涼しく、冬は暖かくなどを、自動的に調整できるのもメリットでしょう。
ふとんあたため機能は、他社にはよりパワフルで高速なものもありますので「そこそこ」です。
とはいえ、ホースレスタイプで、「足下を10分でほかほか」にできるので、この用途でも使えます。
衣類乾燥も靴乾燥も、対応します。
いずれも、無難にこなせるため、「買ったけど使い途がない(使わない)」といったことにならない家電だと思います。どれにするか迷ったら、この機種がオススメです。
高性能寝具については、「50度の低温運転」に対応です。
そのため、このブログの【高性能マットレスの比較記事】で紹介したような、ラテックスやウレタン素材のマットにも使えます。
また、【おすすめ羽毛ふとんの比較記事】で紹介したような、高価な上掛けなどデリケートな高性能寝具をお持ちの方も対応可能でしょう。
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結論的にいえば、ホースレスタイプでは、長年の実績と、毎年のモデルチェンジがある機種ですから、その部分を含めて、最も信頼性が高いのは日立機でしょう。
第2に、主な目的がダニ対策で、その面で徹底的に対策したいと考えている方には
【2016/5】
6・三菱 フトンクリニック AD-X80-T
¥14,000 Amazon.co.jp (10/21執筆時)
送風方式:ふとん袋式〈袋必要〉
乾燥時間:60分
ダニ対策: 300分
布団サイズ:ダブルまで
特殊乾燥:衣類・靴(ブーツ)
消臭対策:
重さ:4.6kg
サイズ:幅35.5×奥行16.1×高さ31.4cm
ダニ対策力 ★★★★★★
運転時間の短さ ★★★★☆
寝具への優しさ ★★★★☆
収納しやすさ ★★★★☆
ふとんあたため ★★★★☆
ふとんの消臭 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★★
三菱のフトンクリニックがオススメです。
本体の仕様は、フトン袋タイプです。
「基本原則」として、ダニ対策については、袋不要の乾燥機より、(ダニが逃げにくい)袋方式の方が確実に高い効果が期待できます。
ふとん乾燥袋を利用するタイプは他社にもあります。
しかし、中綿も含めた徹底的なダニ対策ができるのは、特殊なマットを採用するこの機種だけです。
対策には、300分と時間はかかりますが、その時間、拘束されるわけではないので、さほど問題ではないでしょう。
アレルギー持ちの方などが、徹底的に対策したいならば、こちらが最善です。
靴乾燥用のアタッチメントも付属しますし、緊急時は、マットでの衣類乾燥も可能です。
夏場の利用についても、日立機同様に、温度センサーが搭載されるので、仕上がりは良いでしょう。
ふとんあたため機能は、一方、基本的に想定外です。
冬場の暖房代わりに毎日使う用途には向かないですが、そもそもこの用途は想定していないため、問題ないでしょう。
第3に、ふとん乾燥・ダニ対策だけではなく、脱臭効果も狙いたい場合は、
【2020/10】
13・シャープ 布団乾燥機 UD-DF1-W
¥11,798 Amazon.co.jp (10/21執筆時)
【2019/10】
14・シャープ 布団乾燥機 UD-CF1-W
¥10,791 Amazon.co.jp (10/21執筆時)
送風方式:ホース式〈袋不要〉
乾燥時間:60分
ダニ対策:360分
布団サイズ:ダブルまで
特殊乾燥:衣類・靴
消臭対策:プラズマクラスター7000
重さ:3.1kg
サイズ:幅28×奥行13.5×高さ29.7cm
ダニ対策力 ★★★★☆
運転時間の短さ ★★★☆☆
寝具への優しさ ★★★★☆
収納しやすさ ★★★★☆
ふとんあたため ★★★★★
ふとんの消臭 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
シャープのプラズマクラスター乾燥機でしょう。
本機は、プラズマクラスター7000発生機能が付属します。
布団は密閉性が高いので、マイナスイオンによる症有効化が、ある程度期待できます。
本体の仕様は、一方、ホースレスです。
ダブルまで対応できますが、ダニ対策の場合は、手動で4回の回転作業が必要なので、ダニ対策には多少時間かかるのが難点です。
ただ、「本格的な対策は、シーズンに1回」などの場合は問題ないかと思います。
また、靴用のアタッチメントは付属します。
衣類乾燥については、乾燥だけでなく、プラズマクラスターによる、付着臭除去効果が期待できる点でレベルが高い機種です。
他社にもこの部分の配慮がある機種はありますが、短期間で消耗品が必要となる仕組みです。
シャープ機にはこの部分でメリット性があります。
本体サイズも、小型で持ち歩きやすいですし、出しっぱなしでも問題なさそうなデザインでもあります。
普段、布団を暖めるついでに、布団の除臭にも使いたい場合は、良い選択肢でしょう。
第4に、シーズンには、日常的に利用したい方に利便性の部分でおすすめできるのは、
【2020/10】
1・象印 スマートドライ RF-FA20-WA
1・象印 スマートドライ RF-FA20-HA
¥13,573 Amazon.co.jp (10/21執筆時)
送風方式:ツインファン式〈袋不要〉
乾燥時間:35分
ダニ対策:80-180分
布団サイズ:ダブルまで
特殊乾燥:衣類・靴
消臭対策
重さ:3.8kg
サイズ:幅23×奥行15×高さ36cm
ダニ対策力 ★★★★★
運転時間の短さ ★★★★★
寝具への優しさ ★★★☆☆
収納しやすさ ★★★★★★
ふとんあたため ★★★★★
ふとんの消臭 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
象印のRF-FA20でしょう。
本機は、袋はもちろん、ホースやアタッチメントもないため、枕元に置くだけで利用できます。
そのため、「ふとんのあたため」を含めて、かなりの頻度でふとん乾燥機を利用する方には、収納の容易さの部分で、おすすめできます。
軽量性の部分でも、他社機より軽く、コンパクトです。毎回のしまいやすさも高評価できます。
従来機は、風量が弱く、他社機より乾燥に時間がかかりました。
その部分も今回のモデルで改良されたので、ダニ対策をふくめて相当使いやすくなりました。
ただし、ダニ対策時の吹き出し温度が70度と熱めです。特別な低温コースもないです。
他社機より吹き出し口も広めと言うこともあり、ウレタンなどのほか、掛けふとんの羽毛についても、ダニ対策してよいか微妙な水準です。
ただ、そうした寝具を使っていないならば、本機はかなりおすすめできます。
第5に、比較的価格が安い機種で、ふとん乾燥機としての性能が期待できるのは、
【2016/8】
【衣類乾燥袋なし】
12・Panasonic FD-F06A7-A
¥6,823 Amazon.co.jp (10/21執筆時)
送風方式:ふとん袋式〈袋必要〉
乾燥時間:60分
ダニ対策: 300分
布団サイズ:ダブルまで
特殊乾燥:衣類・靴(ブーツ)
消臭対策:
重さ:2.8kg
サイズ:幅27.1×奥行16.4×高さ34.4cm
ダニ対策力 ★★★★★
運転時間の短さ ★★★☆☆
寝具への優しさ ★★★★☆
収納しやすさ ★★★★☆
ふとんあたため ★★★☆☆
ふとんの消臭 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
パナソニックの FD-F06A7-Aでしょう。
格安機は、どれも一長一短がありますが、性能のバランスと、ダニ対策の確実性の部分で本機にしました。
本体の仕様は、フトン袋タイプです。
1万円を下回る格安機の場合、ホースレスタイプだと信頼性がイマイチです。
その点、しっかりダニ対策ができる「フトン袋式」を採用する本機が選択肢になります。
本製品は、他社機に比べて、ダブル対応の大きめのマットですので、とくにシングルでは、包み込むように使えます。
時間はかかりますが、この方式は、ダニ対策もしっかりできる点もできますから、値段相応の性能は期待できるでしょう。
靴乾燥アタッチメントも付属します。
衣類乾燥に対応できない点は、一般的には問題ないでしょう。
第5に、靴乾燥機に特化して選ぶ場合におすすめと言えるのは、
【2019/9】KBD-0140
32・コイズミ クツサラ KBD-0140/C
¥32,100 楽天市場 (10/21執筆時)
送風方式:
乾燥時間:15/30分
サイズ:幅33.51×奥行32.0×高さ43.5cm
革靴の乾燥 ★★★★★★
スニーカー乾燥 ★★★★★
ブーツの乾燥 ★☆☆☆☆
除菌消臭 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
コイズミのクツサラでしょう。
ケース式を採用することで、UV殺菌灯とオゾンと光触媒による脱臭という2つの効能をもたらせたアイデアが評価できます。ブーツ以上のサイズは無理ですが、用途は広いでしょう。
値段的に高価ですが、その理由はあると思います。
ーー
【2019/9】
33・アイリスオーヤマ カラリエ KSD-C2-A
34・アイリスオーヤマ カラリエ KSD-C2-T
¥6,500 Amazon.co.jp (10/21執筆時)
送風方式:
乾燥時間:30-180分
サイズ:幅13.7×奥行10.1×高さ28.9cm
革靴の乾燥 ★★★★☆
スニーカー乾燥 ★★★★★
ブーツの乾燥 ★★★★☆
除菌消臭 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
一方、予算面では、アイリスオーヤマ機でしょう。
機能的には、脱臭・殺菌効果はないですが、形状的に、長靴でもなんでも対応できます。
熱に弱い革靴も、低温風を送れますし、忙しいビジネスパーソンには、あって無駄にならない家電でしょう。
サイズも小型ですので、ご家庭の靴箱に入れておくのも良いかと思います。
補足:ふとん関係の家電の紹介
というわけで、今回は、ふとん乾燥機の比較でした。
1・ふとん乾燥機の比較
2・ふとん掃除機の比較
3・ランク別の羽毛ふとんの比較
ダニやホコリを掃除機のように吸収するタイプの製品を探している方は、上記2番の記事も是非ご覧ください。
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ではでは。