1回目からの続きです→こちら
4-1・その他のデスクライト
4回目記事では、ここまでみた企業以外のものから、スペック面でAtlasの目に付いたものを「ざっくり」まとめて見ていきます。
1・LEDデスクライトの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック〈日本〉
1-3:NEC(HotaluX)〈日本〉
1-4:コイズミ〈日本〉
1-5:BenQ 〈台湾〉
1-6:山田照明 1〈日本〉
2・LEDデスクライトの比較 (2)
2-1:山田照明 2〈日本〉
2-2:スワン電器(自然光デスクライト)〈日本〉
2-3:フィリップス〈オランダ〉
3・LEDデスクライトの比較 (3)
3-1:ヤマギワ・バイオライト〈日本〉
3-2:ダイソン〈英国〉
3-3:バルミューダ〈日本〉
3-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
3-5:ツインバード工業〈日本〉
3-6:ジェントス〈日本〉
3-7:エコリカ〈日本〉
4・LEDデスクライトの比較 (4)
4-1:他の企業
4-2:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)でみた選び方の基本の説明に沿って解説していきます。
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なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字系で記していきます。
【2023年発売】白は:800-LED060W
79・サンワサプライ サンワダイレクト 800-LED060
¥10,800 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:900lm(器具光束)
演色値:
多重影:
調光: 無段階
調色:2700-6500K(電球色-昼光色)
800-LED060 は、日本のPCサプライでは有名なサンワサプライのクランプ式のデスクライトです。
同社のサンワダイレクトブランドですので、提携企業が出す製品を売る形になります。
こちらは、山田照明の「Z-S5000」のように、傘が広いタイプです。
LEDの幅だけで77cmで、横幅としては、約177cmまで照らすとのことです。
LEDの照度は、不明です。
おそらく海外の提携企業製なので、測定を行ってないと思います。
器具光束は900lmですので、おそらく、実用水準はありそうですがなんとも言えません。見本動画はあまり明るくはみえませんでしたので。
演色値などの情報もなく、色温度(2700-6500K)の情報以外、詳しい照明としてのスペックはないです。
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以上、サンワダイレクトの800-LED060を簡単にみました。
結論的にいえば、スペックが明らかでないですし、できるだけ実物を見てから買いたい製品です。照度ほか、調色した際の色の混ざり方を含めて、公開動画からはイマイチ分からないといえます。
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【2024年発売】
(幅95cm)
80・サンワサプライ サンワダイレクト 800-LED079
¥10,800 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
(幅105cm)
81・サンワサプライ サンワダイレクト 800-LED078
¥6,480 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:1700lm/1300lm(器具光束)
演色値:
多重影:
調光: 無段階
調色:3000-6500K(電球色-昼光色)
このほか、同社は95cm幅、105cm幅と、業界最大クラスの照射範囲の製品をラインナップします。
左右のライトが別に動かせる、とても面白い製品です。
野心的な製品で面白いのですが、ここまで動かせる場合、ライトの影がどうなるのか読めないので、やはり、実物を見て考えたい製品です。
あとは、特に105cmの方は4軸アームで幅広なので、照明を利用している際にアームがふらついて、集中力を乱さないかも気になります。
Atlasもみたいのですが、スペックが分からないので「自腹」だと厳しいです。ネット販売ですので、点灯での確認mお無理かもしれません。
【2024年発売】06-1025
82・ オーム電機 AS-LD1118K-K
83・ オーム電機 AS-LD1118K-W
¥9,840 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準相当
演色値:Ra93
多重影:
調光:無段階
調色:6200K(昼光色)固定
AS-LD1118Kは、オーム電機の販売するLEDデスクライトです。
コンセプトは、スワン電器にもありましたが、PCモニター後ろに置きやすいというものです。
USBポートがつく、しっかりしたクランプ式台座の製品です。
LEDの照度は、JIS AA水準相当です。
40cm直下で2500ルクスなので、実際明るいです。
PC照明として使う場合、明るすぎるでしょうが、無段階調光なので、問題ないです。
配光図はないですが、広角セードの採用で、広く照らしてくれそうです。
演色値は、Ra93です。
十分に高演色です。
色温度は、6200K(昼光色)で固定です。
調光を重視したい場合は、注意点です。
アームは、先述のように、クランプ式です。
先述のように、PCモニターの後ろに置きやすい形状ですが、操作系自体は上部のタッチパネルですので、その置き方でも問題ないです。
スワン電器の製品(S-520BK)で指摘した問題点は、こちらの場合ありません。
ただ、USBポートの配置は、台座サイドの方が良かったでしょうが、出力はしっかり18Wで、USB-AとUSB-C双方が用意されているのも良いです。
そのほか、45分オフタイマーが付きます。
可動幅は以上の通りです。
高さは60cmです。スタンドにもよりますが、27インチあたりのモニターに合いそうです。
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以上、オーム電機の AS-LD1118Kなどの紹介でした。
モニター裏に設置するタイプでは、課題はあるものの、それなりに考えられた製品に思いました。できれば、調色ができればなお良いでしょうが、底が問題にならない場合、便利に使えそうです。
また、最大の明るさが十分あるので、PCを利用しない状況でも、机を広く・明るく照らしたい場合には、割と良いように思います。
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【2024年発売】
84・ オーム電機 LTC-LS30N-W 06-3844
¥4,673 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準相当
演色値:Ra93
多重影:あり
調光:3段階
調色:昼光色固定
なお、同じく、JIS AA水準相当(LED26灯)、演色値も高い製品となるのが、LTC-LS30Nです。
LEDの明るさは、50cm直下で、1900ルクスです。
先述のように、JIS AA水準対応の製品で言えば、山田照明の入門機(Z11)ほどの明るさはあります。
つまり、ブランド品だと1万円台の製品に相当します。
アームの可動性も十分で、調光も上部(タッチ式)です。
多重影対策も、拡散カバーで、おそらく問題なさそうです。
あえていえば、アーム固定と、中間にソケットがあるケーブル方式に値段を感じないわけではないものの、5000円前後の予算で考える場合、スペックが優秀なのは間違いないです。
欠点は、調整力です。
昼光色固定で、明るさ自体の調整も3段階になります。
全光の次の段階は50%という部分を含めて、強すぎる(明るすぎる)光が苦手な方には、向かないでしょう。また、比較的、24灯を、間隔広めで範囲に配置しているので、照度を低めると、LEDのムラはやや気になるかもしれません。
今回の結論!
デスクスタンドのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、全4回に渡ってLEDデスクスタンドを紹介しました。
4回目記事では、最後にいつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきたいと思います。
第1に、目に優しい1万円前後のLEDデスクライトとしておすすめできるのは、
【2019年発売】
【クランプ式】
11・山田照明 Z-LIGHT Z-10R
¥10,527 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
【2021年発売】
【卓上ベース式】
12・山田照明 Z-LIGHT Z-10D
¥14,955 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準相当
演色値:Ra90
多重影:対策あり
調光: 5%-100%
調色:5000K(昼白色)
明るさ ★★★★★
演色値の高さ ★★★★★
調光の柔軟さ ★★★★★
調色対応 ☆☆☆☆☆
アームの品質 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
Z-10Rでしょう。
卓上ベース式の方が使い勝手が良いようならば、 Z-10DでもOKです。
この価格帯で、JIS規格照度AA形の基準を満たしているはライバルが多いです
しかし、本機の場合、その要素に加えて、Ra90と高めの演色値を出せており、この部分で評価できます。
もちろん多重影対策もなされていますし、なにより、お買い得です。
その上で、アームの稼働性や安定性は、長年のブランドとしての信頼感もあります。
調色機能は、本機は未搭載です。
ただ、「目の優しさ」の点で重要度なのは、彩度(色温度)よりも、照度です。
その点で、彩度が調整できるが照度が決定的に弱いツインバードやパナソニックよりものこちらを推します。
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なお、クランプ式の機種は、別売りのベースを購入すれば、スタンド式としても利用可能です。
Z-LIGHT デスクベース Z-B16B 【黒】
¥7,010 Amazon.co.jp (1/30執筆時)
Z-LIGHT デスクベース Z-B16W【白】
Z-LIGHT デスクベース Z-B16SL【シルバー】
¥6,554 楽天市場 (1/30執筆時)
スリムタイプは比較的価格が安いですが、こちらでもバランスが取れ、安定させられます。
Z-LIGHT デスクベース Z-B17B ST 【黒】
Z-LIGHT デスクベース Z-B17W ST【ホワイト】
¥9,924 Amazon.co.jp (1/30執筆時)
なお、重量が通常の2倍で8.3kgの安定的なベースも登場しています。
山田照明のZライトシステムを使うクランプ式の製品は、スタンドは共通です。
第2に、テレワーク時などの自宅で、天井照明があまり明るくできない環境で利用するのに向くのは、
【2021年発売】
【スタンド型】
1・パナソニック SQ-LD560-W
1・パナソニック SQ-LD560-K
¥18,000 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
【クランプ型】
2・パナソニック SQ-LC570-W
2・パナソニック SQ-LC570-K
¥19,000 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準相当
演色値:Ra83
多重影:対策あり
調光: 7段階
調色:6200K/5000K
明るさ ★★★★★
演色値の高さ ★★★★☆
調光の柔軟さ ★★★★☆
調色対応 ★★★☆☆
アームの品質 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
パナソニックのSQ-LD560・SQ-LC570でしょう。
先述のように、色偏差という新しい概念を示しつつ、昼白色の「パソコンくっきり光」を搭載した部分が魅力です。
この機能は、ノートPCほか、25インチ以下のモニターほどを使う方で、部屋の天井照明がさほど明るくない状況では、結構「効果的」だと思います。
書類仕事時も、昼光色の「文字くっきり光」を出せますし、便利だと思います。
明るさについても、7段階調光に対応し、AA形基準に適合します。演色値は最低限ですが、この用途ならば問題ないです。
使えないときは折りたためますし、操作パネルも使いやすいので、この部分は、値段相応の製品に思えます。
こうした用途で利用する場合、総合力では、この価格帯では最も優秀だと感じます。
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1・ 8畳用シーリングライトの比較
2・10畳用シーリングライトの比較
3・6畳用シーリングライトの比較
なお、パナソニックは、同じ「パソコンくっきり光」を搭載する天井照明もだしています。
上の記事で見ていますが、「色偏差」は環境光に左右される部分もあるので、トータルで考えるとより効果的かと思います。
第3に、調色タイプのハイグレード機としておすすめできる「目に優しい」LEDデスクライトは、
【人感センサー無】
16・山田照明 Z-LIGHT Z-80NW
16・山田照明 Z-LIGHT Z-80NB
¥20,468 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準相当
演色値:Ra80
多重影:対策あり
調光: 無段階調整
調色:2700-4200K(電球色-昼白色)
明るさ ★★★★★
演色値の高さ ★★★★☆
調光の柔軟さ ★★★★★
調色対応 ★★★★★
アームの品質 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
山田照明のZ-80でしょう。
「目への優しさ」という点で言えば、、JIS規格照度AA形の基準を満たし、机の上を広範囲に照らせる高性能なアームを装備しています。多重影対策もぬかりなくなされています。
一方、調色タイプは、LEDを二色搭載しないといけないので演色値は低めです。
ただ、例えば、夜間の利用で、部屋自体の照明が電球色にできる仕様ならば、色温度が統一できる、調色タイプを選ぶ意味はあります。
先述のように、(夜間の数時間だけなど)短時間の利用だけならば、演色値もそこまでこだわらなくて良いでしょうし、本機は候補とできます。
調色・調光も、ボタン1つで可能で、メモリーもされるので、書斎用として便利そうです。
第4に、照度と演色値が共に高く、「目の優しさ」の点で性能が高いと言えるのは、
20・山田照明 Z-LIGHT Z-80PROIIB
¥21,455 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準
演色値:Ra97
多重影:対策あり
調光:30%-100%
調色:5000K(昼白色)
明るさ ★★★★★
演色値の高さ ★★★★★★
調光の柔軟さ ★★★★★
調色対応 ☆☆☆☆☆
アームの品質 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
Z-80PROでしょう。
照度の部分では、JIS規格照度AA形相当を満たしており、問題ない水準です。
逆に高すぎると、読書やPCに適したような明るさに調光が面倒なので、これくらいが良い気がします。
その上で、Ra97という最高の演色値をもちます。これは、業界最高クラスです。
多少高いですが、長時間利用する方の目への負担を考えると、この機種が最も良いと思います。
LEDデスクライトは、4万時間ほどの寿命があるので、一度買えば長く使えます。
それをふまえれば、「多少良いモデル」を選ぶのも良いでしょう。
こちらも、別売りとはなりますが、先ほど紹介したデスクベースが対応です。
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【昼白色 5000K】
21・山田照明 Z-LIGHT Z-208PROB
¥21,840 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準(1144Lx)
演色値:Ra97
多重影:対策あり
調光:7段階
調色:5000K(昼白色)
明るさ ★★★★★★
演色値の高さ ★★★★★★
調光の柔軟さ ★★★★★
調色対応 ☆☆☆☆☆
アームの品質 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
【昼光色 6500K】
22・山田照明 Z-LIGHT Z-209PROB
¥21,850 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準(1144Lx)
演色値:Ra97
多重影:対策あり
調光:7段階
調色:6500K(昼光色)
明るさ ★★★★★★
演色値の高さ ★★★★★★
調光の柔軟さ ★★★★★
調色対応 ☆☆☆☆☆
アームの品質 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
ただし、部屋のメインの明かりを「文字くっきり」な昼光色にしている方は、多少考える必要があるでしょう。
メイン照明と色温度を合わせた方が自然ですから。
その場合は、Z-209PROを選ぶのも有りでしょう。
ただ、 この製品はシェードが大きめで、必ずしも「オシャレではない」ため、この点は妥協するべき部分となります。
第5に、新聞などを机一杯に広げて読むなど、机全体に明るいデスクライトとしておすすめできるのは、
【2021年発売】
15・山田照明 Z-LIGHT Z-S5000NB
15・山田照明 Z-LIGHT Z-S5000NW
¥21,693 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準相当
演色値:Ra90
多重影:対策あり
調光: 30%-100%
調色:5000K(昼白色)
明るさ ★★★★★
演色値の高さ ★★★★☆
調光の柔軟さ ★★★★★
調色対応 ☆☆☆☆☆
アームの品質 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
Z-S5000Nでしょう。
60cmのシェードを採用し、机の上を広く照らせる点ではこれに敵う機種は見あたりません。
特殊な用途な製品とも言えますが、新聞や大判の雑誌などの読書には最適なモデルでしょう。
第6に、子供の学習机で使う場合に良さそうなLEDデスクライトは、
【2022年発売】
7・KOIZUMI 太陽光スペクトル ECL-111 WH
7・KOIZUMI 太陽光スペクトル ECL-112 BK
¥17,855 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:
演色値:Ra97
多重影:対策あり
調光: 3段階
調色:6600K(昼光色)
明るさ ★★★☆☆
演色値の高さ ★★★★★
調光の柔軟さ ★★★★☆
調色対応 ★★★★☆
アームの品質 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
コイズミの太陽光スペクトルLEDデスクライトでしょう。
実際、同社は、学習机のメーカーですし、基本的にその目的で出していると言えます。
照度は、本編で書いたように、JIS基準の表示はないです。
ただ、そもそも子供の学習ならば、日中なら、できるだけ明るい窓辺で、夜ならば、しっかりした天井照明の下で行うべきです。補助照明に、そこまでの照度は不要でしょう。
とくに、子供は大人より、明るさを感じやすいため、実際これで良いかと思います。
その上で、演色性が良いタイプの光源で、Ra値が高い点が評価できます。
光源配置も、正面以外のどこに置いても、多重影ができにくい工夫があります。
昼光色のような強めの光で集中力を高めるより、このタイプのほうが実際は目に優しいと言えます。
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【2017年発売】
10・BenQ WiT MindDuo 2 AR21
¥38,900 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準
演色値:Ra97
多重影:対策あり
調光: 無段階
調色:色:2700-5700K(電球色-昼白色)
明るさ ★★★★★
演色値の高さ ★★★★★
調光の柔軟さ ★★★★★
調色対応 ★★★★★
アームの品質 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
一方、予算があるようならば、BenQ WiT MindDuo2は良い機種です。
こちらは、Ra97の演色性を持つ上で、JIS AA水準の明るさですから。
まぶしいLEDの光の配慮があるほか、デザイン面も「子供の学習机向き」に設計された製品です。
機能性も高く、照度センサーでのスマート自動調光ほか、スイッチを兼ねた人感センサーが、子供の着席・離席を検知して、自動点灯/消灯する機能もあります。
問題は、下手な学習机より高いといえる価格だけです。ただ、LEDは長寿命ですし、反射板部分も長寿命化のコートがある仕様なので、「もとはとれる」かなと思います。
ただ、いずれの機種の場合も、先ほど説明した通り、子供の学習環境のメインの対策は、部屋自体の天井照明であるべきです。
しっかりした機能性があるシーリングライトとの併用は考えてください。
1・8畳用シーリングライトの比較
2・6畳用シーリングライトの比較
以上の記事で、畳数ごとに見ています。
第7に、PCモニター利用時の補助照明として最も完成度の高い高級機としては、
【2017年発売】(執筆時在庫切れ)
【軸あり】型番:AR15_D
8・BenQ WiT アイケアLEDデスクライト
¥34,800 楽天市場 (5/15執筆時)
【軸なし】型番:AR15_DS
9・BenQ WiT Genie アイケアLEDデスクライト
¥28,800 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準
演色値:Ra95
多重影:対策あり
調光: 無段階
調色:色:2700-5700K(電球色-昼白色)
明るさ ★★★★★
演色値の高さ ★★★★★
調光の柔軟さ ★★★★★★
調色対応 ★★★★☆
アームの品質 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
BenQのWiT アイケアLEDデスクライトでしょう。
こちらも、執筆時在庫なしでしたが、終売ではなさそうなので、しばらくすれば復活するかと思います。
大きめのPCモニター利用時に、ここまで「最適化」されたものは見られないですから。
スタイリッシュな軸なしタイプもありますが、稼働性を考えれば、普通のものが良いかと思います。
本機の場合、PCモニターの反射を抑えるため、照度と配光パターンを調整するデジタル読書モード(=スクリーン閲覧モード)が効果的です。
演色値・中心照度・照射範囲も高レベルでまとまっており、さらに、フリッカー対策など「アイケア」部分の工夫も密です。
加えて、調整ダイヤルの使い勝手が良いので、明るさや色温度をマニュアルで度々替えたい方には、実用性の部分でもかなり良いです。
難点は値段の高さではありますが、スタンドも十分稼働性があるため、決して損にはならないでしょう。選んで良いかと思います。
BenQ WiT/MindDuo アクセサリー クランプ
¥(1,980) 楽天市場 (5/15執筆時)
なお、オプションですが、クランプ式にすることも可能です。
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【手元コントローラーあり】
・BenQ WiT ScreenBar Plus
¥24,930 楽天市場 (5/15執筆時)
【手元コントローラーなし】
・BenQ WiT ScreenBar
¥15,900 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:
演色値:Ra95
多重影:対策あり
調光: 無段階
調色:色:2700-6500K(電球色-昼光色)
なお、今回の「デスクライト」という題目からすこし外れますが、BenQからは、バータイプのモニターライトも売られます。
このタイプは、他社も売りますが、本機を含めて、USBから電源を取る関係で、照度が低い(45cm直下で1000ルクス)です。
そのため、一般的な意味で、デスクライトの役割は果たせません。またモニターの上部が飛び出す形になるので、上から見下ろす感じで設置している場合、やや邪魔に感じるシーンはあります。
ただ、こうした部分が問題ない場合、モニター前方30cm、幅60cmの範囲をを500ルクスで照らせる上で、照度センサーで500ルクスに固定化もできるので、なんらかの事情で部屋の明かりを付けられない場合の手元作業には使えるでしょう。
調色もできますし、演色性も良いので、用途によっては「悪くない」製品です。
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【2021年発売】
50・Philips Hue デスクライト DSK501
¥29,800 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:600lm(器具光束)
演色値:Ra90
多重影:あり
調光: 無段階
調色:2700-6500K(電球色-昼光色)
一方、スタンドタイプで、若干予算を抑えたい場合、Philips HueのDSK501も選択肢になりそうです。
ノートPC利用時(左図)はバックライトで画面方向を明るく、デスクトップ利用時は独自の偏光照射で、画面反射(映り込み)を防ぐという、配光パターンの工夫があるので。
一方、手元で書類仕事をする場合、十分な照度があるかは、スペックからは不明です。この点に不安があるならば、ベンキューを選ぶべきでしょう。
ただ、PC利用の場合、モニター自体も「照明」ではあるので、ある程度問題なく利用できるだろうとは、個人的には思います。
第8に、照明直下を照らす用途において、書類仕事や撮影などで、高度な影対策ができるデスクライトは
【2018年発売】
【500ルーメン】
77・Ecorica SKY EELM-SKY100-W
¥41250 楽天市場 (5/15執筆時)
【365ルーメン】
78・Ecorica SKY NEO EELM-SKY200-W
¥22,900 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:500lm(器具光束)
演色値:Ra90
多重影:対策あり
調光;3段階
調色:4000K(昼白色)
明るさ ★★★★★
演色値の高さ ★★★★★
調光の柔軟さ ★★★★☆
調色対応 ☆☆☆☆☆
アームの品質 ★★☆☆☆
総合評価 ★★★★☆
Ecorica SKYシリーズでしょう。
本編で書いたように、スタンドの稼働性は、下位機種(Ecorica SKY NEO)のほうが良いです。
ただ、(手元灯としても)光量が弱いので、上位機の方が良いかと思います。
OLEDは、点発光のLEDと違って「面発光」です。
色ムラのほか、影が生じにくい部分では、OLED(有機EL)は強いです。
実際、この部分で、目に優しいと言えます。
JIS基準でのルクス値は出しませんが、実際みると、A形相当ほどには明るいです。
高品質なLEDに比べると、光源直下以外への周辺部分への光の広がりは見劣りするというのは事実です。
しかし、かなり面積が大きいと言える光源直下の照度については、(ギリで)AA形に相当する照度はあると、現品を見て感じました。
写真にあるような、大きめのハードカバーを照らすならば、そういった機種に劣りません。
少し高めではあります。しかし、OLEDは低消費電力・低発熱ですし、影の部分を重視して考えるならば、かなり優秀であり、十分に選べる製品です。
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【2019年発売】
43・スワン電器 EXARM OLED LEX-3100BK
43・スワン電器 EXARM OLED LEX-3100WH
¥35,344 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:
演色値:Ra92
多重影:対策あり
調光:無段階
調色:3000K(電球色)
明るさ ★★★☆☆
演色値の高さ ★★★★★
調光の柔軟さ ★★★★☆
調色対応 ☆☆☆☆☆
アームの品質 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
一方、読書などで、光源が電球色のほうが好ましい場合は、スワン電器の製品が良いでしょう。
先述のように、明るさ部分課題がないとは言えませんが、そもそも天井照明があっての補助利用ならば、この程度でも良いかと思います。
第9に、インテリア性とともに、読書などの実用性を併せ持つ丸形ライトとしておすすめできるのは、
【2019年発売】
25・山田照明 Zライト Z-8N W【ホワイト】
25・山田照明 Zライト Z-8N SL【シルバー】
25・山田照明 Zライト Z-8N B 【ブラック】
¥9,649 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS A水準
演色値:Ra90
多重影:
調光: 30%-100%
調色:5000K(昼白色)
明るさ ★★★★☆
演色値の高さ ★★★★☆
調光の柔軟さ ★★★★★
調色対応 ☆☆☆☆☆
アームの品質 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
山田照明の Z-8Nが良いでしょう。
机全体を照らす製品ではないですが、本などの手元に近づけて、照らす分には、十分に明るく実用的です。
その用途ならば、この照度で十分です。その上で、演色値Ra90ですから、目にも優しいでしょう。
iMacなどの一体型デスクトップや、ノートPCともデザイン的に相性が良さそうなので、室内照明の補助目的で、読書やPC作業に利用するにはこちらでしょう。
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【2023年発売】
66・アイリスオーヤマ LDL-QF02DL-W
66・アイリスオーヤマ LDL-QF02DL-B
66・アイリスオーヤマ LDL-QF02DL-T
¥7,280 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:JIS A水準
演色値:Ra85
多重影:
調光: 無段階
調色:2700-6500K(電球色-昼白色)
一方、寝室での読書灯的な利用ならば、アイリスオーヤマ機も良さそうです。
本機の場合、USBポートを持つほか、9W(9V 1A)ながら台座がQiワイヤレス充電ですから、ベッド脇には良さそうに思います。
照明部分も、JIS A形の照度はありますし、デザイン性もシンプルで良さそうです。
第10に、主にクラシックな方向性で、インテリア性が高いデスクスタンドとしておすすめなのは、
【2020年発売】
27・山田照明 Zライト Z-108NW
27・山田照明 Zライト Z-108NB
27・山田照明 Zライト Z-108NGY
¥6,980 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準
演色値:Ra83(電球)
多重影:
調光:
調色:5000K(昼白色)
明るさ ★★★★★
演色値の高さ ★★★☆☆
調光の柔軟さ ☆☆☆☆☆
調色対応 ☆☆☆☆☆
アームの品質 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
Z-108Nでしょう。LED電球を利用する方式で、シェードの形がクラシックなので、インテリア性が高いです。
実用部分でも、30cmほどの距離で675ルクスですから、読書や手元作業にも十分なスペックと言えます。
【初期添付ライトの後継品】
LDA7N-G-K/60W 2
¥1,280 楽天市場 (5/15執筆時)
なお、先述のように、(未保証ですが)初期セットされる電球を換えると、明かりの性質は変わります。
調光対応が不要な電球なので、E26口金ならば、他社製品でも(原理的に)OKです。詳しくは【LED電球の比較記事】で、いろいろ紹介しています。
第11に、ハイスペックな「タスクライト」としてオススメできるのは、
【2020年発売】CD05BB後継機
【通常型番】
54・Dyson Solarcycle Morph CD06BB
54・Dyson Solarcycle Morph CD06WS
¥67,150 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:
演色値:Ra90
多重影:対策あり
調光: 6段階
調色:2700K-6200K(電球色-昼光色)
Dyson Solarcycle Morph でしょう。
基本的にスポット照明なので、他と同じ評価基準では比べられない製品ですので、★は出しませんでした。
また、相当「挑戦的」な価格設定ですが、広範囲に明るくある必要がなく、完全に手元照明として利用するならば、本機が良いと思います。
スマホのGPSや時計、内蔵の照度センサーを利用しつつ、明るさを「実際の外の明るさ」合わせる仕組みなど、他社にはない技術が使われており、テクノロジーとしては非常に面白いです。
ただ、繰り返しますが、中心から角度78度での商社なので、明るさの範囲は限られますので、用途は選ぶ点は注意しましょう。
ただ、マグネットで簡単に収納できる構造で、持ちはこびも容易なので、間接照明や寝室の読書として汎用性があります。
とくに、起床時間に合わせて照度を変えられるので、どちらかというと、この製品はこちらの用途に向くかもしれません。
補足:デスクライト・照明関連記事について
以上、今回はLEDデスクライトについて比較しました。
1・LEDデスクライトの比較 【長形】
2・LEDデスクスタンドの比較 【丸形】
3・シーリングライトの比較
4・LED電球の比較
なお、照明器具について、このブログ「モノマニア」には、他にも記事があります。よろしければ、これらもご覧ください。
5・疲れないオフィスチェアの比較
6・疲れないPC向けデスクの比較
7・新生活に必要な家電のまとめ
また、デスクライトと共に、机周りや新居への引っ越しの際の家電類をまとめて探している方は、上記の記事もよろしくお願いします。
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