1回目記事からの続きです→こちら
今回の結論
美味しい国産ウイスキーのおすすめは結論的にこれ!
1・国産ウイスキーの比較 (1)
1-1・シングルモルト・ウイスキー
:サントリー 〈山崎・白州〉
:ニッカ 〈余市・宮城峡〉
:キリン 〈富士〉 ほか
1-2:ピュアモルト・ウイスキー
:ニッカ 〈竹鶴〉
:マルス〈越百〉
:ヘリオス〈蔵 〉ほか
1-3:ブレンデッド・ウイスキー
:サントリー〈響〉
:ニッカ 〈フロムザバレル〉
:キリン〈富士〉ほか
:長浜醸造所〈アマハガン〉 ほか
1-4:グレーン・ウイスキー
:サントリー〈知多〉
:ニッカ 〈カフェグレーン〉
:キリン〈富士〉 ほか
2・国産ウイスキーの比較 (2)
=最終的なおすすめ機種の提案
というわけで、今回は、日本のウイスキーの比較でした。
2回目記事では、最後に、いつものように、価格別・目的別にAtlasのおすすめウイスキーを提案しておきます。
第1に、日本のウイスキーを知るためのウイスキーとしておすすめできるのは、
【贈答用カートン付】
1・シングルモルトウイスキー 山崎
¥12,210 Amazon.co.jp (4/28執筆時)
【贈答用カートンなし】
1・シングルモルトウイスキー 山崎
¥13,100 Amazon.co.jp (4/28執筆時)
サントリーの山崎でしょう。
昔を知る方からすると相当高くなりました。ただ、原酒量と需要からして、値上がり傾向でしょうし、家にせよ、外にせよ、飲むなら今でしょう。
甘さと、特有の香り、日本人が苦手なピート系ではないが「クセ味」のある点で、日本のウイスキーの個性を最もあらわしているシングルモルトといえます。
また、「甘さ」は、ハチミツ系・砂糖系ではなく、ワイン・果実系の酸味を伴う甘さなので、「素人ぽさ」もありません。
こうした点で、初心者が最初に買って「目安」とする基準として最もふさわしいシングルモルトです。
贈答用としても、味の上で冒険するところが少なく、良い意味で飲みやすいため、ウイスキーの好みを知らない相手に送るのにも適します。ブランド力や知名度もありますので、喜ばれるでしょう。
なお、「おすすめ」選定にあたり、実は、サントリーの白州とだいぶ迷いました。なぜなら、「ウイスキー」のクセ味が苦手な入門者の方には、白州のほうが確実に美味く感じるだろうからです。
ただ、クセ味もウイスキーの大事な構成要素です。その点で、味を知る「勉強」となるのは、やはり山崎だと言えるでしょう。
第2に、独特の個性を感じられる本格的なウイスキーとしておすすめできるのは、
【贈答用カートン付】
7・シングルモルトウイスキー 余市
¥7,080 Amazon.co.jp (4/28執筆時)
【贈答用カートンなし】
7・シングルモルトウイスキー 余市
¥6,610 Amazon.co.jp (4/28執筆時)
ニッカの余市でしょう。
国産ウイスキーでは、最もピートの香りや潮の香を感じられるスモーキーな仕上がりです。
スコッチに通じるところも多くあるため、日本のウイスキーを皮切りに、スコッチなどにも今後チャレンジしたい方の「橋渡し」としても良いでしょう。
また、スモーキーなスコッチと較べると、そこはジャパニーズウイスキーで、甘みもしっかり感じられるため、多くの人は、「美味しい」と素直に感じられると思います。
【贈答用カートン付】
8・シングルモルトウイスキー 宮城峡
¥9,800 Amazon.co.jp (4/28執筆時)
【贈答用カートンなし】
8・シングルモルトウイスキー 宮城峡
¥6,300 Amazon.co.jp (4/28執筆時)
贈答用としては、余市と対極の個性であるニッカの宮城峡と同時に送り、「比べて見てくださいね!」とメッセージを付けるのが面白いです。
第3に、贈答用として、それなりの地位の方に送るウイスキーとしておすすめなのは、
【贈答用カートン付】
15・サントリー 響 JAPANESE HARMONY
¥13,000 Amazon.co.jp (4/28執筆時)
【贈答用カートンなし】
15・サントリー 響 JAPANESE HARMONY
¥8,250 Amazon.co.jp (4/28執筆時)
サントリー ウイスキー 響 でしょう。値段はもう仕方ないと思ってください・・。
知名度と国際的なコンクールの受賞歴は他を寄せ付けませんから。
ノンエイジですが、ボトルデザインは、熟成期間付きの高級品と同等であり、貰った喜びを感じられます。
味についても、ウイスキーを飲み付けない人にも、飲めるまろやかさがある上で、遠くに複雑な味もあるため、「万人受け」すると思います。
なお、「対抗馬」を上げれば、ニッカの「竹鶴」でしょう。
第4に、珍しく、個性的なウイスキーを楽しみたい、または、送りたい方には、
【贈答用カートン付】
29・ニッカ カフェグレーン
¥6,861 Amazon.co.jp (4/28執筆時)
【贈答用カートンなし】
29・ニッカ カフェグレーン
¥6,223 Amazon.co.jp (4/28執筆時)
ニッカ カフェグレーンでしょう。
従来の日本のウイスキーとは異なる方向性ですが、相当できが良いです。一方、お酒好きにとっては、シングルモルトが買える値段の「グレーンウイスキー」を、自腹で買うのは抵抗のあるものです。
その点をふまえると、「貰ったら一番嬉しい!」のはこちらでしょうね。大きなリカーショップでも中々見かけませんし、おすすめです。
第5に、ハイボールに向いた、ライトだが、高レベルなお酒としておすすめなのは、
【贈答用カートン付】
28・サントリー ウイスキー 知多 700ml
¥6,076 Amazon.co.jp (4/28執筆時)
【贈答用カートンなし】
28・サントリー ウイスキー 知多 700ml
¥5,797 Amazon.co.jp (4/28執筆時)
サントリー ウイスキー 知多 でしょう。
ストレートで飲むにはパンチに欠ける部分がありますが、水やタンサンで割ると「薫り」ます。
この用途では、ハイレベルであり、おすすめできます。
第6に、比較的値頃感がある製品でおすすめできるのは、
20・キリン 富士山麓 Signature Blend 50%
¥4,950 Amazon.co.jp (4/28執筆時)
キリンの富士山麓でしょう。
日本の醸造所もので5000円をきる価格で考えると、こちらが美味しいです。
無濾過のブレンデッドウイスキーで、海外原酒を混ぜます。
ただ、主には富士御殿場醸造所のモルト・グレーンでしょうし、本編で書いたように、「ジャパニーズウイスキー」な富士のブレンデッドより、味わいは深いです。
ーー
【500ml】
21・キリン キリンウイスキー陸 50度
¥1,760 Amazon.co.jp (4/28執筆時)
このほか、さらに安めだと、最近は、陸が良いかと思います。
そとでは「角瓶」ばかりという場合はとくに、珍しかろうと思います。
明らかに味の傾向が違うので楽しめるでしょう。
方向性も、上で評価した「富士山麓」の方向を向いているように思いました。
従来は、ニッカの「フロムザバレル」を推していましたが、むかしの値段を知っていると手出しできません。
第7に、日本のクラフトウイスキーとして、おすすめしたいのは、
【No. 3】【ミズナラフィニッシュ】
23・長濱蒸留所 AMAHAGAN アマハガン No.3
¥7,420 Amazon.co.jp (4/28執筆時)
【No. 2】【ワインウッドフィニッシュ】
26・AMAHAGAN World Malt Edition
¥6,198 Amazon.co.jp (4/28執筆時)
長濱蒸留所の以上2点がおすすめです。
基本的に甘いので好き嫌いはでるでしょうが、カスクは強めで個性的で美味しいです。
個人的には、受賞作のNo3.ミズナラも日本風で好きですが、No2のワインはリピートしたいと感じる味でした。
まだ、日が浅いので、「シングルモルト」ではないのですが、結構「美味しいこと」になりそうな、将来性を感じる味でした。
2・このブログの食品関連記事の紹介
というわけで、今回は、日本のウイスキーについての話題でした。
なお、本ブログモノマニアには、食べ物や飲料に関する以下のような比較記事があります。
1・ミネラルウォーターの比較
2・タンサンのペットボトルの比較
3・大手ビール・輸入ビールの比較
4・日本の地ビールの比較
5・日本のウイスキーの比較
6・プレミア焼酎と焼酎原酒の比較
7・ブランド米の比較
8・トクホ飲料の比較
9・野菜ジュースの比較
10・レトルトカレーの比較
11・コーヒー豆の比較
これらも、よろしくお願いいたします。
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