1回目記事からの続きです→こちら
4-1・TCLのタブレットPC
4回目記事のトップバッターは、TCLのタブレットです。
世界的なテレビメーカーで、同社の製品は日本のデンキヤでも多く見かけます。
タブレットは、毎年だいたい1-2機、格安のものを出しています。
1・Androidタブレットの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:NEC・レノボ
2・Androidタブレットの比較 (2)
2-1:NEC・レノボ〈続き〉
2-3:Google (pixel)
3・Androidタブレットの比較 (3)
3-1:サムスン (Galaxy)
3-2:アイリスオーヤマ
4・Androidタブレットの比較 (4)
4-1:TCL
4-2:シャオミ
5・Androidタブレットの比較 (5)
5-1:ファーウェイ
5-2:AIWA
5-3:他の企業
6・Androidタブレットの比較 (6)
6-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で説明した「選び方の基本」に沿いながら、各機を解説していきます。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2024年発売】
45・TCL TAB 10 Gen 2 8496G1
¥18,000 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
サイズ:10.36インチ
解像度:2000x1200
CPU:MediaTek MT8768 (8コア)
記憶容量:128GB
バッテリー:6,000mAh 9時間
カメラ:8+5メガ
サイズ:244×154.7×7.35mm
重さ:425g
TTCL TAB 10 Gen 2 8496G1 は、TCLの販売するAndroidタブレットです。
画面サイズは、10.36型です。
本体のサイズは、244×154.7×7.35mmです。
自宅でも、出先でも使えそうなサイズです。図のようにとける、専用のフリップケースが付属です。
重さもこのサイズとしては軽量です。
軽量金属ボディを採用する工夫が見られます。
搭載されるOSは、Google Android 13です。
問題ないです。
CPUは、8コアのMediaTek MT8768(2GHz×4 1.5GHz4)です。
CortexA53世代のCPUで、総合14GHzです。
スコアは、合計で14GHzです。
今回の基準では、入門機の標準にわずかに及ばない水準です。
価格面ほか、軽量化を優先して、発熱面の部分でこれ以上は無理だったのかなと思います。とはいえ、重い処理をしないならば、今でも現役水準です。
ネットワークは、Wi-Fi5とBluetooth5を搭載です。
Wi-Fiは最新ではないものの、通信周りは問題ない品質です。
アンテナ2本で、867Mbps(=100メガバイト/秒)の水準は理論上出せます。
液晶パネルは、IPSです。
同社のテレビにもIPSは多く使っています。輝度も、350ニトとしっかり開示されます。出所は良さそうです。
輝度調整技術などの部分を含めて「NXTVISION」ディスプレイという商標にしています。
解像度は2000x1200ppiです。
同社は2Kとしますが、他社にも多くみられる「WUXGA(1920 x 1200)」相当のパネルです。
ストレージは、128GBです。
速度規格は非開示ですが、値段からしてeMMCでしょう。
このクラスのならば問題ないです
【Amazon限定】 [64GB〜1TB]
・Transcend マイクロSDカード
¥879〜 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
そのほか、最大1TBまでのMicroSDカードにも対応します。
バッテリーは、動画視聴時最大9時間です。
容量も明記され6000mAhですので、Wi-Fi利用を含め持続時間自体は問題ないでしょう。
カメラは、リアが8MBで、フロントが8MBです。
動画解像度はフルHDですが、30Pまでですので、やや弱いでしょう。
センサー類は、加速度・近接・環境光センサーおよび、GPSです。
電子コンパスはないですが、このクラスでは問題ないです。
スピーカーは普通のステレオで、2スピーカーです。
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以上、TCL TAB 11 9466X3 の紹介でした。
レノボのM10 B110シリーズあたりがライバルで価格も同じほどです。
比較する場合、CPUが少し弱い一方、本体が軽めで、最初からフリップケースがついている部分が魅力でしょう。
スペックを要する処理は苦手としそうですが、自宅などで、簡単に動画が見たいようなニーズならば、選択肢にできそうです。
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【2022年発売】
46・TCL TAB 8 9132X
¥19,309 楽天市場 (5/27執筆時)
サイズ:8インチ
解像度:1280 x 800(189 ppi)
CPU:MediaTek MT8766 (4コア)
記憶容量:32GB
バッテリー:4,080mAh
カメラ:5+5メガ
サイズ:197×124.8×8.85mm
重さ:295g
なお、TCLの最安タブレットは、こちらの8インチ機です。
ライバルは、レノボのM8・NECのT8あたりです。
CPUは、ただ、そちらと同じで4コアです。
MediaTek MT8766(2GH×4)で、総計8GHzに止まる水準です。
画面解像度も、1280 x 800ですので、今どきの製品としては、やはり弱いと言えます。
ただ、ライバル機より安めで、重さも軽めではあるため、業務用など、何かしら限定的な用途に用いるならば、活躍の場はあるかもしれません。
OSは、Android 11です。
【2023年発売】
47・TCL TAB 11 9466X3
¥29,520 楽天市場 (5/27執筆時)
サイズ:10.95インチ
解像度:2000x1200
CPU:MediaTek Helio P60T(8コア)
記憶容量:128GB
バッテリー:8,000mAh 13時間
カメラ:8+8メガ
サイズ:257×161.6×6.9mm
重さ:462g
TCL TAB 11 9466X3 は、TCLの販売するAndroidタブレットです。
画面サイズは、10.95インチです。
中型で、一般的にいえば、11インチです。
本体のサイズは、257×161.6×6.9mmです。
薄めのベゼルデザインですし、安っぽさはないです。
搭載されるOSは、Google Android 13です。
問題ないです。
CPUは、8コアのMediaTek Helio P60T(2GHz×8)です。
8コアのエントリークラスのCPUです。
クロック数含めて、このクラスならば、入門機の標準(15GHZ)を超えますし、十分です。
ネットワークは、Wi-Fi5とBluetooth5.0です。
入門機ではこれでも良いでしょう。
液晶パネルは、解像度が2000x1200ppiです。
同社は2Kとしますが、他社にも多くみられる「WUXGA(1920 x 1200)」相当のパネルです。パネルの種類は非開示です。
おそらく、ADSを含めたIPS系パネルのどれかです。
同社の輝度調整技術などの部分を含めて「NXTVISION」ディスプレイという商標にしています。
【Amazon限定】 [64GB〜512GB]
・Transcend マイクロSDカード
¥879〜 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
ストレージは、256GBです。
かなり多めですが、さらに、最大1TBまでのMicroSDカードにも対応します。
バッテリーは、動画視聴時最大13時間です。
ただ、容量は8000mAhですので、Wi-Fi利用を含め持続時間自体は問題ないでしょう。
カメラは、本機も、リアが8MBで、フロントが8MBです。
特段、高機能ではないですが、必要十分です。
リアは、オートフォーカスも対応ですが、動画解像度はフルHDです。
センサー類は、加速度・地磁気・近接・環境光センサーおよび、GPS(グロナス・ガリレオも対応)です。値段相応にしっかりしています。
そのほか、4スピーカー搭載で、音周りが僅かに良い仕様なのが目立ちます。マイクも2マイクです。
こちらも、最初から、スタンドケースが付属です。
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以上、TCL TAB 11 9466X3 の紹介でした。
CPU、ストレージ、ネットワーク部分を含めて、入門機の標準をしっかりクリアします。その上で、センサー部分がしっかり充実するのが光ります。
ライバルは、Lenovo Tab B10 あたりでしょうが、CPUほか、ストレージ量・バッテリー量の部分で、本機の方が若干仕様が良い上で、筐体も薄めなので、割と良い機種に思えます。
パネルも、見た感じ「IPS系」でしょうから、問題なさそうです。
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【2022年発売】(在庫限り)
48・TCL TABMAX 10.4 9296Q
¥37,918 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
サイズ:10.36インチ
解像度:2000x1200
CPU:Snapdragon 665(8コア)
記憶容量:256GB
バッテリー:8,000mAh
カメラ:13+8メガ
サイズ:248×158×7.65mm
重さ:470g
なお、本機の旧機となるのがTCL TABMAX 10.4 9296Qです。
パネルは、解像度などは同じですが、10.36インチなので、僅かに狭く、厚みも少しだけ出てきます。
搭載されるOSも、Google Android 11.0となります。
CPUは、8コアのSnapdragon 665(2GHz×4, 1.8GHz×4)です。
Arm系のカスタムプロセッサで、Kryo 260 Gold(Cortex-A73)とKryo 260 Silver(Cortex-A53)の組み合わせです。
スコアは、コアクロックの合計で17.6GHzです。
今回の基準では、中級機の水準があります。
カメラは、リアが13MB、フロントが8MBでしたので、リアの解像度は、旧機種の方が少し良かったと言えます。
ストレージも、256GBでした。
あとの部分は、センサーを含めてだいたい同じですが、こちらは、1マイク、2スピーカーになります。
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結論的にいえば、 在庫があるうちは、カメラ部分の性能や、ストレージ量を重視したい場合、こちらを選んでも良いかなと思います。
ただ、スピーカーやマイク、あるいは、本体の持ちやすさ(薄さ)は新機種が良いので、値段が同じほどならば、新機種が良いかなと思います。
4-2・シャオミのタブレットPC
続いて、中国のシャオミの販売するタブレットPCです。
日本では近年の展開ですが、ラインナップ数は多く、数グレードあります。
【2024年発売】
【Wi-Fiのみ】
(64GB)GPSなし
49・Xiaomi Redmi Pad SE 8.7 4GB+64GB
¥12,980 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
青:B0D97PYR2D 灰:B0D97P58SS 緑:B0D97R4W1B
(128GB)GPSなし
50・Xiaomi Redmi Pad SE 8.7 4GB+128GB
¥16,790 楽天市場 (5/27執筆時)
青:VHU4990JP 灰:VHU5133JP 緑:VHU5150JP
【LTE SIMフリー】
(64GB)GPSあり
51・Xiaomi Redmi Pad SE 8.7 4GB+64GB
¥16,716 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
青:B0D97QJNVV 灰:B0D97PST2K 緑:B0D97NSG7P
(128GB)GPSあり
52・Xiaomi Redmi Pad SE 8.7 4GB+128GB
¥19,200 楽天市場 (5/27執筆時)
青:VHU4994JP 灰:VHU5129JP 緑:VHU5141JP
サイズ:8.7インチ
解像度:1340x800(173ppi)
CPU:MediaTek Helio G85(8コア)
記憶容量:64/128GB(eMMC5.1)
バッテリー:6,650mAh (25.1時間)
カメラ:8+5メガ
サイズ:211.5×125.5×8.8mm
重さ:373g
Xiaomi Redmi Pad SE 8.7は、シャオミの販売するタブレットです。
スマホで有名な中国発の大手グローバル企業です。
ストレージ量と、GPSほかセンサーの有無の違いで2系統から選べます。
画面サイズは、8.7インチです。
本体のサイズは、211.5×125.5×8.8mmです。
すでにみたLenovoでみた9インチとほぼ同サイズです。
ただ、若干上下のベゼル(額縁)が広めで、本体の厚みも多少あります。
とはいえ、普通に片手で持てます。
搭載されるOSは、シャオミのXiaomi HyperOSです。
ようするに、Google Android 14をシャオミ仕様にした「カスタムOS」です。
HUAWEIの場合とは事情が異なるので、Google PlayもGoogleアカウントも利用できます。
CPUは、8コアのMediaTek Helio G85(2.0GHz×2+1.8GHz×6)です。
スコアは、総合14.8GHzです。
Helio G80と世代も性能もほぼ変わりません。
入門機としては少し良いが、中級機とまではいえない水準です。
ネットワークは、Wi-Fi5(アンテナ2本)とBluetooth5.3を搭載です。
Wi-Fiは、一般的な入門機の構成です。
最大で867Mbps(=100メガバイト/秒)の水準は理論上出せます。
ただ、LTE(4G)回線に対応する機種もあります。
珍しく、音楽再生の際の対応コーデックが表明されていて、SBC・AACほか、ソニー系のLDACにも対応です。
このあたりの話は【ヘッドホン・イヤホンの選び方の記事】で詳しく書いたので、興味のある方は、そちらをご覧ください。
そのほか、また珍しいですが、FMラジオ(ワイドFM)に対応します。
ラジコがあるのでいらないと言えばそうですが、イヤホンをアンテナにして聴けるので、災害時には少し良いです。
液晶パネルは、パネル種類は不明です。
ただ、500ニト(野外モード600ニト)で、リフレッシュレートが90Hzです。
中国のTianmaのIPS系パネルかなと思います。
ストレージは、eMMCで、64GB、あるいは、128GBです。
最大2TBまでのMicroSDカードにも対応します。
バッテリーは、動画視聴時最大12.1時間です。
ただ、容量は8000mAhです。問題ないです
カメラは、本機も、リアが8MBで、フロントが5MBです。
特段、高機能ではないですが、必要十分です。
センサー類は、加速度・電子コンパス・近接・環境光センサーと、カバー用のホールセンサーです。しっかり充実します。
ただ、Wi-Fiモデルは、GPSがないのは注意点です。SIMフリー機は、上表の日本のみちびき衛星を除けば対応で、A-GPSも使えます。
スピーカーは、ステレオです。ドルビーアトモスも対応です。
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以上、Xiaomi Redmi Pad SE 8.7の紹介でした。
片手で持てる9インチ前後のサイズで探している方は候補にできる機種の1つです。
若干太めの本体である部分と、(安めの)Wi-Fiもでるだと、GPSがないのが注意点です。
【2023年発売】
53・Xiaomi Redmi Pad SE 4GB+128GB
¥19,620 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
53・Xiaomi Redmi Pad SE 6GB+128GB
¥28,800 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
サイズ:11インチ
解像度:1920 x 1200 (208ppi)
CPU:Snapdragon 680 4G(8コア)
記憶容量:128GB(eMMC)
バッテリー:8,000mAh 13時間
カメラ:8+5メガ
サイズ:255.5×167.8×7.36mm
重さ:478g
Xiaomi Redmi Pad SE は、シャオミの販売するタブレットです。
こちらも、メモリ量の違いで2系統から選べます。
画面サイズは、11インチです。
先ほどの機種より大きめです。
本体のサイズは、255.5×167.8×7.36mmです。
画面大きめだと薄めに作りやすいこともあり、こちらはわりと薄めと言って良いです。
本機もベゼルは少なめで、筐体デザインは良いです。
搭載されるOSは、シャオミのMIUI 14です。
ようするに、Google Android 13をシャオミ仕様にした「カスタムOS」と考えて良いです。
先述のように、Google PlayもGoogleアカウントも利用できます。
なお、この次のバージョンから「Xiaomi HyperOS」となるので、この名前ではラストナンバーでした。
CPUは、8コアのSnapdragon 680 4G(2.4GHz×4+1.8GHz×4)です。
スコアは、合計16.8GHzなので、最近の製品では中級機といって良いでしょう。
価格からすると優秀です。
ネットワークは、こちらも、Wi-Fi5とBluetooth5です。
必要十分でしょう。
液晶パネルは、解像度は1920 x 1200 (207ppi)です。
リフレッシュレートは90Hzまで、輝度は400ニトとしっかりスペックが出ます。
Tianmaにこのスペックのパネルがあるのでそれでしょう。
つまり、IPS系パネルです。
ストレージは、eMMCで128GBです。
十分です。最大1TBまでのMicroSDカードにも対応します。
バッテリーは、動画視聴時最大12.1時間です。
ただ、容量は8000mAhです。問題ないです
カメラは、本機も、リアが8MBで、フロントが5MBです。
特段、高機能ではないですが、必要十分です。
リアは、オートフォーカスも対応ですが、動画解像度はフルHDです。
センサー類は、加速度計が付属です。GPS・電子コンパス・ジャイロがないのが注意です。
あとは、開けしめ検知のホールセンサーと、バーチャル環境光センサーです。
後者は、周囲の明るさと照明色に合わせて、画面を見やすくします。
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以上、Xiaomi Redmi Pad SEの紹介でした。
11インチクラスの格安機としてプレゼンスを感じます。
先述のように、GPSを含めたセンサー面の
11インチ前後で格安な製品を探している場合、良い候補です。
【2024年発売】
54・Xiaomi Redmi Pad Pro 6GB+128GB
¥24,500 楽天市場 (5/27執筆時)
54・ Xiaomi POCO Pad 8GB+256GB
¥44,800 楽天市場 (5/27執筆時)
サイズ:12.1インチ
解像度:2560x1600 (240ppi相当)
CPU:Snapdragon 7s Gen 2 (8コア)
記憶容量:128GB(UFS2.2)
バッテリー:10,000mAh 13時間
カメラ:8+5メガ
サイズ:255.5×167.8×7.36mm
重さ:478g
Xiaomi Redmi Pad Proは、シャオミの販売するタブレットです。
名前が異なる Xiaomi POCO Padも同じスペックの製品で、ストレージ量だけがやや多いという仕様になります。
画面サイズは、12.1インチです。
ここまでみてきた機種よりやや大きめです。
本体のサイズは、255.5×167.8×7.36mmです。
薄くはないですが、平均値です。
本機もベゼルは少なめで、筐体デザインは良いです。
搭載されるOSは、シャオミのXiaomi HyperOSです。
こちらの場合も、Google Android 14をシャオミ仕様にした「カスタムOS」と考えて良いです。
しっかり、Google PlayもGoogleアカウントも利用できます。
CPUは、8コアのSnapdragon 7s Gen 2(2.4GHz×4+2GHz×4)です。
20年登場の4nm世代のCortex-A78とA75からなるCPUで、性能は良いです。
スコアは、合計17.6なので、今回の指標でも中上位機といえます。
やはり、価格からすると優秀です。
ネットワークも、Wi-Fi6とBluetooth5.2を搭載です。
最新ではないですが、2022年以降普及したWi-Fi6に対応しているのはポイントでしょう。
同じアンテナ数(2本)でも、Wi-Fi5(100メガバイト/秒)と違い、1201Mbps(150メガバイト/秒)出せる規格です。
ただ、対応ルーターでない場合は、Wi-Fi5の水準でつながります。
詳しくは、このブログの【無線LANルーターの比較記事】をご覧ください。
液晶パネルは、パネル解像度が2560x1600 (240ppi相当)です。
リフレッシュレートは120Hzまで、輝度は500ニト、コントラスト比は1500:1です。
色域は表示がないですが、BOEの広色域IPSパネルかなと思います。
いずれにしても、スペック的にゲームや映像視聴には特に向くでしょう。
なお、最大輝度は、120Hz/600ニトですが、HDRについては対応情報はないです。
ストレージは、128GBです。
速度規格は、UFS2.2です。 UFS2.1と最大速は同じミドルクラスです。
バッテリーは、動画視聴時最大14時間です。
容量は10000mAhです。問題ないです。
カメラは、本機も、リアが8MBで、フロントが5MBです。
特段、高機能ではないですが、必要十分です。
リアは、オートフォーカスも対応ですが、動画解像度はフルHDです。
センサーは、加速度・ ジャイロスコープ ・環境光センサー ・色温度・ 電子コンパス ・ホールセンサーです。
フル装備、と言いたいところですが、GPSがないです。
あとは、開けしめ検知のホールセンサーと、バーチャル環境光センサーです。
後者は、周囲の明るさと照明色に合わせて、画面を見やすくします。
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以上、Xiaomi Redmi Pad Proの紹介でした。
パネル解像度・リフレッシュレート・CPUほかの部分で、主にゲーム用の中級機と言えます。
レノボが日本でゲーミング用の Legion Y700・ Legion Y900を展開しない部分もあって、こうした目的の中級機としてかなり目立ちます。
この目的だと、かなり良い製品に思えます。一方、GPSがないので、位置情報を要求するニッチなゲームは対応できないかもしれません。
【2025年発売】
55・Xiaomi Pad 7 8GB+128GB VHU5505JP(灰)
55・Xiaomi Pad 7 8GB+128GB VHU5462JP(青)
55・Xiaomi Pad 7 8GB+128GB VHU5507JP(緑)
¥49,980 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
記憶容量:128GB(UFS4.0)
56・Xiaomi Pad 7 8GB+256GB VHU5465JP(青)
56・Xiaomi Pad 7 8GB+256GB VHU5500JP(緑)
56・Xiaomi Pad 7 8GB+256GB VHU5497JP(灰)
¥57,207 楽天市場 (5/27執筆時)
記憶容量:256GB(UFS4.0)
サイズ:11インチ
解像度:3200x2136 (345ppi)
CPU:Snapdragon 7+ Gen 3 (8コア)
バッテリー:8,850mAh 20.4時間
カメラ:13+8メガ
サイズ:251.2×173.4×6.18mm
重さ:490g
Xiaomi Pad 7 も、シャオミの販売するタブレットの上位機です。
ストレージ量の違いで2系統ありますが、128GBだと5万円を切って割安感があります。
画面サイズは、中型の11インチです。
上級機としては安めですが、外観もアルミニウム合金製で、作りはしっかりしています。
本体のサイズは、251.2×173.4×6.18mmです。
しっかり薄めで持ちやすそうです。
搭載されるOSは、シャオミのXiaomi HyperOS 2です。
こちらは、Google Android 15をシャオミ仕様にしたものです。
Androidと互換するので問題ないです。
CPUは、8コアのSnapdragon 7+ Gen 3(2.6GHz+2.6GHz×4+1.9GHz×3)です。
クアルコムのミドルクラスの8コアです。
2023年登場のCortex-X4をメインコアに、A720とA520を組み合わせた、AI世代のCPUです。
CPUの積み上げでみても18.9GHzとこの価格帯では優秀で、上級クラスといえます。
ネットワークは、Wi-Fi6EとBluetooth5.4を搭載です。
Wi-Fi6Eは、特に注目点です。
新しく民間に開放された6GHz帯で通信が通信できるからです。まだ、あまり普及していないため、近所の電波などとの混線がなく、通信が安定します。
速度は、本機は「アンテナ2本」なので、6GHz帯でも理論上1201Mbps(=150メガバイト/秒)の速度が得られます。
ただし、無線LANルーター側の対応も必要です。
とくに、2019年以後買い替えていない方は、Wi-Fi6にも非対応のルーターでしょうから、通信速度ほか、スマホやIOT家電と接続した場合の接続安定性も増すでしょう。
この部分は、このブログだと【無線LANルーターの比較記事】で詳しく紹介しました。
液晶パネルは、パネル解像度は、3.2K相当の3200x2136 (345ppi相当)です。
変則的な数字ですが、四辺がカーブしているデザインだからです。
縦横比は3:2で多少変則的ですが、まあ問題ないでしょう。
リフレッシュレートは、この解像度で144Hzで、最大輝度も800ニトと優秀です。
色域は、DCI-P3「対応」以上のスペックは出しませんが「贅沢な仕様」なのは間違いないです。
スペック的に、贅沢な仕様です。
Xiaomi フォーカスペン
¥14,980 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
なお、タッチペンは、別売ですが、対応できます。
リフレッシュレートの高さは、この部分でも活きるでしょう。
ストレージは、128GBと256GBを選べます。
速度規格は、しっかりUFS4.0です。
バッテリーは、動画視聴時最大20.4時間です。
容量も、8,850mAhです。問題ないです。
スタミナは十分でしょう。
なお、本機はUSB-C給電ですが、速度はUSB 3.0ですので接続時も(そこそこ)速めです。タブレットの場合は、USB2.0の場合も多いので、ワンポイントでしょう。
Anker Nano II 45W
¥2,990 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
充電は、USB-PD対応で、45W給電に対応します。
ただ、対応充電器は別売ですが、短時間(通常充電の1/3以下の時間)で給電できます。
外出時についても【USB PD対応モバイルバッテリーの比較】で説明したような、ハイパワー機ならば、同じことができます。
カメラは、本機も、リアが13MPで、フロントが8MPです。
リアは、撮像素子(1/3.06)、カメラのF値(F2.2)です。
フロントは、撮像素子(1/4)、カメラのF値(F2.2)です。
リアは、4K/30P動画に対応し、フォーカスも位相差方式(PDAF)です。
スマホ企業らしく、仕様はかなり良いです。ただ、この部分は、同社の場合、上位機はさらに良いと言えます。
機能部分も、テレビ会議用の補助照明、フォーカスフレーム(自動で被写体をセンターフレームする機能)、マイクのノイズリダクションほか、「今どき」な仕様です。
センサーは、加速度・ジャイロセンサー、環境光(フリッカー)センサー 、磁気・近接センサーなどです。
あとは、カバー開閉に関わるホールセンサーなどを装備します。
GPSは、一方、未装備です。
タブレットの場合、iPadでもWi-Fiモデルは装備されませんし、不要という判断かと思います。屋外利用などで、なにかしら必要な方のみ注意してください。
スピーカーは、4スピーカーです。Dolby Atmosもフォローです。
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以上、Xiaomi Pad 7の紹介でした。
CPU、カメラ、パネルと、主要部分のスペックが良い上で安いという、同社らしい製品です。
独自性という部分では、(独自OSに由来する部分を除き)そこまでの個性はないですが、これは、Android系タブレットの場合、似たり寄ったりです。
特段欠点も見られません。スペック重視で選びたい場合お買得感はかなりあります。
【2025年発売】
57・Xiaomi Pad 7 Pro 8GB+128GB VHU5427JP(青)
57・Xiaomi Pad 7 Pro 8GB+128GB VHU5421JP(緑)
57・Xiaomi Pad 7 Pro 8GB+128GB VHU5388JP(灰)
¥67,980 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
記憶容量:128GB(UFS4.0)
58・Xiaomi Pad 7 Pro 12GB+512GB VHU5437JP(青)
58・Xiaomi Pad 7 Pro 12GB+512GB VHU5441JP(緑)
58・Xiaomi Pad 7 Pro 12GB+512GB VHU5433JP(灰)
¥81,980 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
【マットガラス仕様】VHU5709JP
59・Xiaomi Pad 7 Pro 12GB+512GB
¥84,980 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
記憶容量:512GB(UFS4.0)
サイズ:11インチ
解像度:3200x2136 (345ppi)
CPU:Snapdragon 8s Gen 3 (8コア)
バッテリー:8,850mAh 19.8時間
カメラ:50+32メガ
サイズ:251.2×173.4×6.18mm
重さ:500g
Xiaomi Pad 7 Pro も、シャオミの販売するタブレットの最上位機です。
先ほどのXiaomi Pad 7とは値段差がありますが、特に、カメラとCPU部分の性能は、値段差以上に伸びます。
画面サイズは、本機も中型の11インチです。
一方、マットガラス仕様の製品があります。こちらだけ、パネルを表面処理しており、日光下でも画面が見やすい低反射加工がなされます。
ただデザインなどをなさる方で、環境光の映り込み問題がある人が選ぶべきものです。一般的には、「屋外」で相当強烈に日光がある場所で使う方以外は、対応不要でしょう。
一般的に、マットガラスの場合、画面の手入れに気を遣う必要がありますし、画質にも副作用はある(ごくごくわずかなにじみや、コントラスト低下)ありますので。
本体のサイズは、251.2×173.4×6.18mmです。
重さを含めて、これらの部分は、下位機とほぼ変わりません。
しっかり薄めで持ちやすいので、問題ないです。
搭載されるOSも、同じくシャオミのXiaomi HyperOS 2です。
こちらは、Google Android 15をシャオミ仕様にしたものですし、問題ないです。
CPUは、一方、下位機と変わります。
こちらは、8コアのSnapdragon 8s Gen 3(3.0GHz×1 + 2.8GHz×4 + 2.3GHz×3)です。
積み上げスコアは、21.1GHzで各社のハイエンド機に並びます。高性能コアも3GHzは強めなので、この価格クラスでは贅沢です。
下位機同様Cortex-X4をベースにした世代ですが、コアクロックはより高い上位品です。
ネットワークは、最新のWi-Fi7(11be)とBluetooth 5.4に対応します。
Android系では他社に先駆けて、Wi-Fi7(11be)に対応してきました。
対応するルーターが必要ですが新しい6GHz帯が使える上で、新しい変調方式(4096QAM)をフォローする、最先端です。
対応ルーターならば(理論上)上表のアンテナ2本(+WB)の速度が出るでしょう。
実際、理論上5760Mbps(=720メガバイト秒)という速度は、一般的に「持て余す」ほど余裕があるスペックです。
詳しくは【Wi-Fi7対応ルーターの比較記事】で、色々書いています。
液晶パネルは、パネル解像度は、3.2K相当の3200x2136 (345ppi相当)です。
144Hzのリフレッシュレート、最大輝度も800ニトですので、パネル部分は下位機と同じです。
ただ、先述のように、スペックはかなり良く「贅沢な仕様」です。
Xiaomi フォーカスペン
¥14,980 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
タッチペンは、本機も別売ですが、対応できます。
ストレージは、128GBと256GBを選べます。
速度規格は、しっかりUFS4.0です。
バッテリーは、動画視聴時最大19.8時間です。
容量は、下位機と同じ8,850mAhですが、問題ないです。
USB-C端子は、本機も速度はUSB 3.0です。
充電速度は、USB-C PD対応(67W)なので、対応充電器ならば、かなり高速に充電できそうです。
リアカメラは、一方、リアが50MPです。
タブレットとしては、例外的に、解像度が高いです。
細かいスペックの開示もあり、撮像素子(1/2.76)、カメラのF値(F1.8)です。
スマホと違って「1カメラ」だけではありますが、大きめの撮像素子と、明るめのレンズを備えます。
本機も、4K/30P動画に対応し、フォーカスも位相差方式(PDAF)です。
フロントカメラも、フロントが32MPです。
撮像素子(1/3.6)、カメラのF値(F2.2)です。
フロントカメラの性能強化しれいるのは、主に、インテリジェントロックに対応するためです。
ようするに顔認証ですが、顔の常時検出に対応です。持ち上げて確認すると、自動ロック解除、席から離れると自動オフにできます。
なお、指紋センサーもあるので、セキュリティについては、ユーザー側に選択肢があると言えます。
センサーは、加速度・ジャイロセンサー、環境光(フリッカー)センサー 、磁気・近接センサーと、ホールセンサーです。
これらは、下位機種でも装備でしたが、セキュリティ解除のための指紋センサーは、上位機のみの装備となります。先ほどの、顔認証も使えますし、セキュリティ部分は高度です。
GPSは、このグレードも未装備です。
スピーカーは、4スピーカーです。Dolby Atmosもフォローです。
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以上、Xiaomi Pad 7 Proの紹介でした。
10万円前後で買えるAndroidタブレットとして、スペックは相当良いといえます。
このクラスだと、パネルにOLED(有機EL)を採用する他社機もありますが、OLEDは一長一短ありますし、上位の液晶パネルを使う、本機の構成でも良いように思います。
主なターゲットは、カメラ、セキュリティ部分を強化されている点で、ビジネスマンでしょう。やはり、基本部分のスペックを重視して考える場合「安い」ので、費用対効果は高いと言えます。
外観も、割としっかりしていますし、値段相応に良くみえます。
次回に続く
Android系タブレットのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、Android系タブレットPCの比較の4回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
5・Androidタブレットの比較 (5)
5-1:ファーウェイ
5-2:他の企業
6・Androidタブレットの比較 (6)
6-1:最終的なおすすめの提案【結論】
続く、5回目記事(こちら)では、ファーウェイほか、ここまで見ていない企業の製品を順番にみていきます。
持ちやすさ ★★★★★
処理速度 ★★★★★
解像度 ★★★★★
画質の良さ ★★★★★
記憶容量 ★★★★★
バッテリー ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その後、全体の結論編(こちら )で、いつものように、予算別・目的別に、Atlasのオススメ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
5回記事は→こちら