今回の結論
おすすめの冷蔵庫は結論的にこの機種!
1・大型プレミアム冷蔵庫の比較
サイズ:450L〜
ドア数:5ドア〜
用途:料理好きの家庭向け
予算:15万円〜30万円
2・中型3ドア冷蔵庫の比較
サイズ:270L-400L
ドア数:3ドア
人数: 2-4人家族向け
予算:8万円〜13万円
3・中型2ドア冷蔵庫の比較
サイズ:170L-300L
ドア数:2ドア
人数: 1-2人家族向け
予算:5万円〜10万円
4・小型2ドア冷蔵庫の比較
サイズ:120L-150L
ドア数:2ドア
人数:1人暮らし向け
予算:1.5万円〜
5・超小型冷蔵庫の比較
サイズ:100Lまで
ドア数:1ドア〜
用途:家庭の2台目向け
予算:1万円〜
6・サイズ別のおすすめ冷蔵庫 【結論】
全製品からのおすすめ機種の提案
というわけで、全5回にわたって、各サイズの冷蔵庫をレビューしてきました。
最終回となる、今回の6回目記事では、いつものように、Atlasのオススメ機種を提案していきます。
1・小型機のおすすめ機種
はじめに、200Lまでの小型機・中型機の中での「おすすめ」の提案です。
人数としては、1人暮らし〜カップルまで対応できるサイズです。
第1に、150L前後の小型冷蔵庫で、1人暮らし向けとして最もおすすめできるのは、
【上位モデル】
【2021年10月発売】
4・シャープ PLAINLY SJ-GD15H-B
4・シャープ PLAINLY SJ-GD15H-W
¥56,499 楽天市場 (4/22執筆時)
定格内容量:152L【右開き】
冷蔵室容量 :94L〈73L〉
冷凍室容量 :58L〈40L〉
省エネ達成率:105%(2021年度)
年間電気代:;7830円
霜取り機能 :あり
運転音:(静音化)
対応できる人数 1-2人向け
電気代の安さ ★★★★★★
冷蔵庫の広さ ★★★☆☆
冷凍庫の広さ ★★★★★
製氷機の性能 ★★★★☆
チルド室の性能 ★★★☆☆
本体の高級感 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
シャープの上位機のJ-D15Gラインでしょう。
値段的には下位機種でもよいですが、部屋置きする場合の「高級感」をふまえると、ガラスドア採用の上位モデルを選んでも損はないと思います。
清潔性の部分でもプラズマクラスターが付くのは、上位機だけです。
1・冷蔵庫=90L以上
2・冷凍庫=45L以上
容量は、前半で書いたように、1人暮らし用の小型機として考えると、上記の容量以上が目処となります。
この機種は、いずれもクリアしており、問題ないでしょう。
その上で、本機については、冷凍室が58Lと、170L並のサイズがあることが評価できます。
冷蔵室は、たしかに2段トレイ+ボトムケースと小さめです。
ただ、本機は、ボトムケースが(低温にならない)普通のケースなので、その部分を工夫すれば、結構な収納力になると思います。
とくに、缶やペットボトルがポケットケースに収納できない場合、汎用的に最下段が使えるのは、(1人暮らしには)相応に便利です。
ただ、「1人暮らし」という条件下で言えば、冷凍食品や、作った料理の「冷凍保存」には、ある程度冷凍ケースのサイズが合った方が、絶対便利です。
また、製氷皿の下部に独立した製氷ケースがあるのも使い勝手の部分で、良いかと思います。
サイズ感も、150Lクラスとほとんど変わらない上で、本機については(冷凍室が大きめである点が奏功し)、省エネ性も高いです。
使い勝手も、開くドアが付け替えられる点は、将来的に「引っ越し」が伴いそうな場合にも便利です。
そのほか、大きめのボトルポケットやガラストレイというトレンドを押さえていますし、小型機では「現状で最も使いやすい機種」と評価できます。
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【2021年11月発売】
8・三菱電機 MR-P15G-H
9・三菱電機 MR-P15G-W
¥39,800 Amazon.co.jp (4/22執筆時)
定格内容量:146L【右開き】
冷蔵室容量:100L〈80L〉
冷凍室容量:46L〈33L〉
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間電気代:8208円
霜取り機能:あり
運転音:22db
一方、作り置きをしないし、冷凍食品もさほど買わないだろう方は、三菱電機のMR-P15Fが良いでしょう。
こちらについては、冷蔵庫も3段トレイで、冷凍庫もそこそこ大きい「平均値」なので、あまり冷凍は使わない方には良い構成です。
一方、「プラスアルファ」としては、本機は、ボトムケースが「低温ケース」です。、ハムやチーズ、ないし、お肉など、ニオイ移りが心配なものの保存に適しています。
その上で、三菱機は、シャープ機と同じく、外観デザインが良いほうなので、目に付く場所に冷蔵庫を置かざるを得ないワンルームや1Kには特に良いでしょう。
この部分で言えば、静音性も、本機は配慮が高いので、ベッドからさほど離せない場合にも有利でしょう。
サイズも、問題ないでしょう。
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4・小型2ドア冷蔵庫の比較
サイズ:120L-150L
ドア数:2ドア
人数:1人暮らし向け
予算:1.5万円〜
なお、これらの機種は、今回の4回目の記事で、詳しく紹介しました。
第2に、150L前後の小型機で、価格や光熱費の安さの部分でおすすめできるのは、
【2021年発売】JR-NF148B後継品
12・ハイアール JR-NF140M-W
¥35,810〜 楽天市場 (4/22執筆時)
定格内容量:140L【右開き】
冷蔵室容量:92L <74L>
冷凍室容量:48L <32L>
省エネ達成率:107%(2021年度)
年間電気代:7,614円
霜取り機能:あり
運転音:25db
対応できる人数 1-2人向け
電気代の安さ ★★★★★★
冷蔵庫の広さ ★★★★☆
冷凍庫の広さ ★★★★☆
製氷機の性能 ★★★☆☆
チルド室の性能 ★★★☆☆
本体の高級感 ★★★★☆
静音性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
ハイアール・アクア(旧三洋電機)の140Lの冷蔵庫でしょう。
電気代は、省エネ達成率が107%の水準で、容量に比して良い部分を評価しました。
自動霜取り機能、ガラストレー、LED庫内灯など基本装備が充実し、小型機種としてはかなり性能が良いと言えます。
一方、ヨーロッパ風にボトムフリーザーがドア式である点は、引き出したタイプに慣れた方には注意点です。
しかし、2段式収納で、冷凍室の総合収納力は高く、ごちゃごちゃしがちな冷凍室についても整理しておきたい方には、かえって向きます。
このタイプのほうが、断熱性に優れるようで、年間電気代の面でも「お得」です。この際、「ユーロデザイン」に挑戦してみるのも良いでしょう。
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【2022年発売】【162L】
21・ハイセンス HR-D15FB
22・ハイセンス HR-D15F
¥34,800 Amazon.co.jp (4/22執筆時)2執筆時)
定格内容量:162L【右開き】
冷蔵室容量:113L〈93L〉
冷凍室容量:49L〈33L〉
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間電気代:8,262円
霜取り機能:あり
運転音:23db
一方、冷凍室について、開き戸ではない、従来のフリーザータイプで選ぶ場合は、ハイセンスが選択肢です。
本機については、冷凍室が通常タイプです。
冷蔵室も、3段トレイの上で、ボトムケースは肉などのニオイ移りのしにくい低温ケースです。
その上で、低価格機では珍しく、閉め忘れドアアラームが付来ますので、値段以上に機能性は高いです。
電気代の部分でも、ボトムフリーザータイプの中では優秀です。
この形状の製品としては、「最安」レベルです。
もちろん、保証性(修理の素早さ)などは、日本メーカーに劣るでしょうが、出張修理は(離島以外)対応とありますので、とにかく予算を節約したい場合は、本機は選択肢になります。
ーー4・小型2ドア冷蔵庫の比較
サイズ:120L-150L
ドア数:2ドア
人数:1人暮らし向け
予算:1.5万円〜
なお、これらの機種は、今回の4回目の記事で、詳しく紹介しました。
第3に、170L前後の中型2ドア冷蔵庫で、料理好きの1人暮らしや、カップルにおすすめできるのは
【2021年11月発売】
6・シャープ 2ドア冷蔵庫 SJ-D18H-W
¥56,573 Amazon.co.jp (4/22執筆時)
定格内容量:179L【両開き】
冷蔵室容量:122L〈98L〉
冷凍室容量:58L〈40L〉
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間電気代:8316円
霜取り機能:あり
運転音:23db
対応できる人数 1-3人向け
電気代の安さ ★★★★★
冷蔵庫の広さ ★★★★★
冷凍庫の広さ ★★★★★
製氷機の性能 ★★★★☆
チルド室の性能 ★★★★☆
本体の高級感 ★★★★★
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
シャープの SJ-D18Hをオススメします。
2020年にフルモデルチェンジしてから良い機種になりましたので。なお、新旧両機種ありますが、両機については性能は同じです。値段で決めてOKです。
収納量は、170Lクラスでも優秀な部類です。
150Lクラスのシャープ機と同じで、冷凍室がかなり大きな部分が、評価できます。
料理好きの方で「作り置き冷凍」をしたい場合は、本機の収納力が活きます。
冷蔵室は、サイズ感からすると他社の170Lサイズと同じです。
ただ、ボトムケースが、事実上の「野菜室」として運用するという提案は、「料理好き」には特に良いでしょう。
野菜室は、単独であると、野菜をストックするモチベーションにもなり、「ヘルシー料理をする動機付け」にもなります。
一方、本機は、多少背が高いので、上にレンジを置くという場合は、ご自分の背の高さには注意してください。
1人暮らしだけでなく、2人以上でも使えそうなので、「小型より大きめサイズ」を探している方は、この機種です。
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【2021年11月発売】
1・パナソニック NR-B17FW-T
1・パナソニック NR-B17FW-W
¥54,800 Amazon.co.jp (4/22執筆時)
定格内容量:168L【右開き】
冷蔵室容量 :124L〈98L〉
冷凍室容量 :44L〈34L〉
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間電気代:;8316円
霜取り機能 :あり
運転音: 23db
一方、170Lサイズの場合も、「冷凍食品はあまり使わない」場合は、パナソニックが良いでしょう。
「4段トレイ」で「低温ケース」を装備する三菱電機とかなり迷いました。
ただ、3段トレイで、大きめのフリーケースを装備するパナソニック機の方が、実際的な収納力は高いので、食材を多く備蓄したいという使途には適すると思います。
フタ付きケースは、低温ケースではなく、凍らないので、肉やハム・チーズなどニオイ移りの心配なものを入れても良いですし、冷蔵温度での長期保存品がある方は良いかと思います。
その上で、清潔性の部分で、カテキン抗菌・ ナノ脱臭フィルターなどが充実しますし、静音性も高いです。
個人的に、(だいぶ前の機種ですが)このタイプを結構長いこと使っていましたが、問題ありませんでした。
サイズについても、本機は、収納力に比して背が低めなので、上に置いたレンジも使いやすいと思います。
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3・中型2ドア冷蔵庫の比較
サイズ:170L-300L
ドア数:2ドア
人数: 1-2人家族向け
予算:5万円〜10万円
なお、これらの機種は、今回の2回目の記事で、詳しく紹介しました。
第4に、170Lサイズの中型2ドア冷蔵庫が欲しいが、予算を節約したいという方は、
【2018年11月発売】
11・ハイアール R-NF173B-W
¥33,368 楽天市場 (4/22執筆時)
定格内容量:173L【右開き】
冷蔵室容量:119L
冷凍室容量:54L
省エネ達成率:125%(2021年度)
年間電気代:6,700円
霜取り機能:あり
運転音: 25db
対応できる人数 1-2人向け
電気代の安さ ★★★★★
冷蔵庫の広さ ★★★★★
冷凍庫の広さ ★★★★★
製氷機の性能 ★★★☆☆
チルド室の性能 ★★★☆☆
本体の高級感 ★★★★☆
静音性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
ハイアールのJR-NF173Bでしょう。
電気代は、やはりユーロスタイルのドア式冷凍の方が安く、他社より年間2000円低い水準で最も優秀です。
本体価格も、しっかりとした出張修理網が日本にある企業の中では、最安値水準です。
それ以外は、挿して特徴のないとも言えますが、 自動霜取り機能・ガラストレイ・LED庫内灯などのトレンドを一通り押さえていますので、問題ないでしょう。
予算を節約しつつ、大きめを狙うならば、本機は候補です。
サイズ的にも、多くの場合は、問題ないでしょう。
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3・中型2ドア冷蔵庫の比較
サイズ:170L-300L
ドア数:2ドア
人数: 1-2人家族向け
予算:5万円〜10万円
なお、この機種は、今回の3回目の記事で、詳しく紹介しました。
第5に、寝室や職場などののサブ機としておすすめできるのは、
【2021年5月発売】
【右開き】
2・アイリスオーヤマ IRSD-5A-W
3・アイリスオーヤマ IRSD-5A-B
¥12,800 Amazon.co.jp (4/22執筆時)
【左開き】
4・アイリスオーヤマ IRSD-5AL
¥12,800 Amazon.co.jp (4/22執筆時)
冷蔵室容量:45L
冷凍室容量:
省エネ達成率:120% (2021年度)
年間電気代:3,240円
運転音:25db
対応できる人数 1人向け
電気代の安さ ★★★★★★
冷蔵庫の広さ ★☆☆☆☆
冷凍庫の広さ ★☆☆☆☆
製氷機の性能 ★☆☆☆☆
チルド室の性能 ☆☆☆☆☆
本体の高級感 ★★★☆☆
静音性 ★★★☆☆
総合評価 ★★★☆☆
アイリスオーヤマの冷蔵庫でしょう。
予算が許せば、日立の Chiiil(チール)が良いですが、一般的にはこちらです。
寝室用ならば、1ドアで問題ありません。
競合機は多いです。ただ、棚構成の改良で、ペットボトルの収納力が強化されている点が評価できます。
冷凍食品やアイスの保存は厳しく、冷蔵機能以外は、氷を作れるだけですが、寝室などに置いて、飲みものやお酒を飲むくらいの用途ならば十分です。
また、ライバル機に比べて、年間電気代ベースで考えても有利でしょう。
珍しい左開きもあるため、既存設備の更新用にも良いと思います。
【2022年1月発売】
24・ハイアール JR-N85D-W
¥23,133 楽天市場 (4/22執筆時)
定格内容量:85L
冷蔵室容量:60L
冷凍室容量:25L
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間電気代:5,481円
霜取り機能:
運転音:25db
一方、サブ機だが冷凍食品も対応したい場合は、超小型の2ドアをおすすめします。
1ドアだと、マイナス18度水準にできないので、アイスや冷凍食品の保存ができませんから。
このサイズの製品は、どれも直冷式で、性能面では並です。
ただ、ガラストレイを採用するなど、デザイン面にこだわりがあります。
年間電気代は、同社で、最近、冷媒技術・断熱技術の改良で、競合機と比べても、かなりお得です。
冷蔵庫の奥行もないので、設置もしやすいです。
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5・超小型冷蔵庫の比較
サイズ:100L以下
ドア数:1ドア〜
用途:家庭の2台目向け
予算:1万円〜
なお、これらの機種は、今回の5回目の記事で、詳しく紹介しました。
2・中型機のおすすめ機種
つづいて、少し大きめで、世帯用としても使えるミドルクラスの「おすすめ」の提案です。
なお、1人暮らしやカップルでも、自動製氷や、機能性の高いチルド・野菜室などを使いたい場合は、このクラスが良いです。
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なお、中型は、野菜室なども追加されるため、以上のような評価基準で見ていきます。
ここまで見た小型機とは基準・観点を変えていますので、注意してください。
第1に、300L以下クラスで、比較的設置性がよい、中型の3ドア機としておすすめできるのは、
【2021年11月発売】
3・AQUA AQR-SV27M-K 【黒】
3・AQUA AQR-SV27M-W 【白】
¥109,800 楽天市場 (4/22執筆時)
【2020年11月発売】(基本性能は同じ)
4・AQUA AQR-SV27K-T 【茶】
4・AQUA AQR-SV27K-W 【白】
¥72,980 楽天市場 (4/22執筆時)
定格内容量:272L【右開き】
冷蔵室容量:178L〈139L〉
野菜室容量:44L〈29L〉
冷凍室容量:50L〈33L〉
省エネ達成率:101%(2021年度)
年間電気代:8,640円
霜取り機能:あり
運転音:
対応できる人数 1-3人向け
電気代の安さ ★★★★★
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★☆
野菜室の工夫 ★★★★☆
冷凍の工夫 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
アクア(旧三洋電機)のAQR-SV27でしょう。
サイズ的には、4人家族程度までカバーできます。
自動製氷機を持つ機種としては、最も安価で、かつ、低身長で、設置性が良い点が評価できます。
とくに、高さが1.3mに抑えられていることと、耐熱天板が付く仕様であるため、狭い台所スペースの節約にはかなり効果的です。
また、野菜室が別にあるほか、高級冷蔵庫として、チルド機能にもこだわりがあるため、「ワンランク上」の冷蔵庫を買ったという満足感があるでしょう。
一方、この製品は、背を低くしているため、冷蔵庫の幅と奥行は、ある製品ですので、設置環境は事前に調査してください。
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【2021年10月発売】
5・三菱電機 MR-CX27G-W
6・三菱電機 MR-CX27G-H
¥98,728 楽天市場 (4/22執筆時)
定格内容量:272L【右開き】
冷蔵室容量:142L〈128L〉
野菜室容量:60L〈36L〉
冷凍室容量:70L〈44L〉
省エネ達成率:100%(2010年度)
年間電気代;8,640円
霜取り機能:あり
運転音:
ただし、1Kルームなどで、横幅が取れないかたは、三菱電機のCXシリーズが選択肢になるでしょう。
冷蔵庫の性能面では、日立機も候補になります。
しかし、300L以下に自動製氷機付きのサイズがないのが残念です。
性能面では、同社の高級機でも採用される、「チルドモード」「氷点下ストッカー」に切り替えられるチルド室があるなど、アクアよりも機能性が良い部分もあります。
冷凍庫も、広めですし、設置環境と予算が許すならば、本機は良い候補です。
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2・中型3ドア冷蔵庫の比較
サイズ:270L-400L
ドア数:3ドア
人数: 2-4人家族向け
予算:8万円〜13万円
なお、これらの機種は、今回の2回目の記事で、詳しく紹介しました。
第2に、350Lクラスで、10万円台前半で納入できる、中型の3ドア機としておすすめできるのは、
【2021年4月発売】
36・ シャープ SJ-GW35H-R
37・ シャープ SJ-GW35H-W
¥125,646 Amazon.co.jp (4/22執筆時)
定格内容量:350L【右開き】
冷蔵室容量:183L〈148L〉
野菜室容量:68L〈46L〉
冷凍室容量:99L〈60L〉
省エネ達成率:101%(2021年度)
年間電気代:9,207円
霜取り機能:あり
運転音:
対応できる人数 2-4人向け
電気代の安さ ★★★★★★
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★☆
野菜室の工夫 ★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
シャープのSJ-GW35Gでしょう。
300L-400Lクラスの製品は、5ドアの高級冷蔵庫と比べて、各社とも「個性的で面白い機能」を省略することで、安さを出します。
そのため、個性に欠ける機種が多いのですが、そのような中で、機能性の部分が、本機は割と良いと思える機種です。
本機については、、左右どちらからでも冷蔵庫が開けられる構造です。
キッチン構造や、その時の作業によって選べるので、設置性が良い点がまず評価できます。
デザイン性も、本機が、フラットガラスドアですし、キッチンに高級感をもたらすでしょう。
機能面でも、野菜室の鮮度保存にしっかり固有名が付いた工夫(シャキット野菜室)があります。
冷凍室についても、他社機よりも大きめの99Lである上、新鮮冷凍機能など、上位の機能性があります。
その上で、電気代の部分でも、多数のセンサーを装備し、最大25%節電です。
伝統的に高級機では、この部分では、パナソニックの性能が良いのですが、このクラスだと、シャープは負けていません。
冷蔵庫のサイズは、高さは169cm、幅は60cm、奥行きは66.6cmです。
幅60cmクラスで設置に問題ないならば、本機が良いでしょう。
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【2021年11月発売】
38・ ハイセンス HR-G3601W
¥89,800 Amazon.co.jp (4/22執筆時)
定格内容量:358L【右開き】
冷蔵室容量:195L〈144L〉
野菜室容量:86L〈46L〉
冷凍室容量:77L〈42L〉
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間電気代:9,342円
霜取り機能:あり
運転音:約20dB
ただ、機能面の充実度と利便性の部分で言えば、本編で書いたように、ハイセンスのHR-G3601Wがかなり良いです。
冷蔵室は棚の工夫が、チルドは温度切替が、野菜室は保湿構造がありますし、シャープ同様に、マイナスイオンによる脱臭機能もあります。
もちろん、自動製氷もつきます。
冷凍室の工夫とサイズの部分で、シャープ機が現代の生活スタイルに合ってはいるかと思いますが、とくにネットでは、値段はこちらが安く10万円を切ります。
費用対効果はかなり高いので、本機を選んでも良いでしょう。
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2・中型3ドア冷蔵庫の比較
サイズ:270L-400L
ドア数:3ドア
人数: 2-4人家族向け
予算:8万円〜13万円
なお、これらの機種は、今回の2回目の記事で、詳しく紹介しました。
3・プレミアム機のおすすめ機種
最後に、400L以上クラスのファミリー向け冷蔵庫からの「おすすめ」の提案です。
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こちらも、中型機と同じ評価基準でみます。
ただし、総合評価は、用途性が違うので、プレミアム冷蔵庫だけで比べています。
第1に、料理好きなご家庭で、特に、お肉、お魚類を新鮮な状態でキープしたい方には、
【2021年3月発売】
【HWタイプ】
【478L】〈幅65cmサイズ〉
11'・日立 R-HW48R
¥179,000 楽天市場 (1/22執筆時)
【540L】〈幅65cmサイズ〉
12'・日立 R-HW54R
¥208,000 楽天市場 (1/22執筆時)
【602L】〈幅68.5cmサイズ〉
13'・日立 R-HW60R
¥228,000 楽天市場 (1/22執筆時)
定格内容量:475L
冷蔵室:254L〈198〉
冷凍室:88L〈56L〉
野菜室:90L〈57L〉
製氷室:18L〈5L〉
特別室:25L〈13L〉
年間消費電力:275Wh
対応できる人数 〜4人以上
電気代の安さ ★★★★☆
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★★★
野菜室の工夫 ★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
日立のHWタイプでしょう。
容量がアップした新機種が出ましたが、値段的にはまだ旧機種だと思います。また、上位機にカメラ付も、もう少し安くならないと、選択肢にはしにくいかと思います。
サイズとしては、奥行が問題でなければ524Lが、でなければ、475Lが良いでしょう。
オススメの理由は、もちろん「まるごとチルド」の部分です。
従来の「真空チルド」も優秀でしたが、冷蔵庫全体がチルドとして使えるならば、それ以上はないでしょう。
ラップなしでもある程度保存できますし、ラップをした場合も、(スーパーで貼られたラップをそのまま再利用するなど)の場合の良い保険となります。
その他の部分も、野菜室の新鮮スリープ保存など面白い個性もありますし、全体的な性能からもオススメできます。
弱いのは、節電性能です。
基本的に、このクラスの年間電気代は7000円未満で安いです。
ただ、開閉のたびに、「まるごとチルド」で冷える冷蔵部の温度が上昇する構造ですから、実電気代は、少し上がる気がします。その辺りの説明も、カタログにはないです。
とはいえ、実用性は高いため、機能面からは、最も革新的な冷蔵庫と言えるでしょう。
第2に、光熱費の節約を一番に考えた上で、総合力もある機種としては、
【2022年2月発売】
【500L】〈幅65cmサイズ〉
1・パナソニック NR-F508HPX
¥245,000 楽天市場 (4/22執筆時)
【550L】 〈幅68.5cmサイズ〉
2・パナソニック NR-F558HPX
¥265,000 楽天市場 (4/22執筆時)
【600L】〈幅68.5cmサイズ〉
3・パナソニック NR-F608HPX
¥298,000 楽天市場 (4/22執筆時)
定格内容量:500L
冷蔵室:259L〈188L〉
冷凍室:92L〈64L〉
野菜室:105L〈73L〉
製氷室:17L〈4L〉
特別室:27L〈14L〉
年間消費電力:256Wh
対応できる人数 〜4人以上
電気代の安さ ★★★★★★
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★☆
野菜室の工夫 ★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
パナソニックでのHPXタイプでしょう。
サイズ的には、65cm幅で設置できる500Lクラスが良いと思います。
電気代は部分でも、定評のあるエコナビ機能が有利です。
整理せず適当にストッカーに詰めこむ場合、メーカーが示す年間消費電力量の指標は「意味が無い」ことが多いです。
それを補うシステムが重要ですが、パナソニックは、「収納量・湿度・開閉・室温・照度の各センサー」を駆使して、光熱費の節約を目指している点が、他社より高度です。
機能面でも、野菜室での、「Wシャキシャキ野菜室」機能、チルドルームでの、マイナス3度での微凍結パーシャル機能と、最近の機能的なトレンドも押さえられています。
正確に言えば、良質とも、「最も使える機能」を持つのは他社ですが、総合力では、パナソニックも負けていません。
問題は、微凍結パーシャル機能を利用する場合、通常のチルド室としてチーズなどを置けない部分です。ここがネックにならない方は、この機種が最も良いと思います。
第3に、挽き肉など食材を冷凍し、料理に使うことが多い方にオススメなのは、
【2021年2月発売】
【455L】〈幅65cmサイズ〉
9・三菱電機 MR-MX46G
¥179,800 楽天市場 (4/22執筆時)
【503L】〈幅65cmサイズ〉
9・三菱電機 MR-MX50G
¥179,800 楽天市場 (4/22執筆時)
【572L】 〈幅68.5cmサイズ〉
9・三菱電機 MR-MX57G
¥205,800 楽天市場 (4/22執筆時)
定格内容量:455L
冷蔵室:247L〈188L〉
冷凍室:80L〈53L〉
野菜室:88L〈61L〉
製氷室:16L〈4L〉
特別室:24L〈13L〉
年間消費電力:258Wh
対応できる人数 〜4人以上
電気代の安さ ★★★★★
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★☆
野菜室の工夫 ★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
三菱電機のMXシリーズでしょう。
新機種が2月に出たため、値下がりしている部分を評価しました。
サイズ的には、65cm幅で設置できる製品で最大となる503Lクラスが良いと思います。
特別室を、各社ともあまり有効に使えていないなか、三菱電機の製品の「切れちゃう瞬冷凍AI」は、冷凍したまま、ひき肉を切れる冷凍法を取れるという点で、明らかな個性があります。
一方、こういった調理をする方は、「料理好き」の方でしょう。
その場合、中段に野菜室というのは便利です。
野菜を保存する際に、3色LEDを照射することで葉緑素を持つ葉物野菜のビタミンと棟梁を高めるという機能も、独自で面白みがあるでしょう。
チルドルームについても、氷点下ストッカーD A.I.で、お肉ならば10日間と長めに保存できるため、「肉好き」ならば、絶対満足する仕様です。
ただ、チーズなど凍らせると味が変質するものとの共存は無理ですので、その部分は注意してください。
電気代の安さは、パナソニックほどは徹底しませんが、2021年から温度センサーを中心とする多センサーを、AIで制御する仕組みをとりました。
これにより、従来平凡だった節電性の部分もわりと良くなりました。
第4に、野菜の鮮度を中心に考えた場合に、最もオススメできる製品は、
【2022年3月発売】
【461L】〈幅65cmサイズ〉
27・東芝 GR-U460FZ
¥272,800 楽天市場 (4/22執筆時)
【508L】〈幅65cmサイズ〉
27・東芝 GR-U510FZ
¥298,000 楽天市場 (4/22執筆時)
【551L】 〈幅68.5cmサイズ〉
27・東芝 GR-U550FZ
¥310,000 楽天市場 (4/22執筆時)
定格内容量:461L
冷蔵室:236L〈178L〉
冷凍室:83L〈53L〉
野菜室:103L〈68L〉
製氷室:18L〈6L〉
特別室:21L〈12L〉
年間消費電力:249Wh
対応できる人数 〜4人以上
電気代の安さ ★★★★☆
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★☆
野菜室の工夫 ★★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
東芝のFZシリーズでしょう。
日立機の「まるごとチルド」のように、冷蔵室全体をチルドにできる上位機のFZSシリーズもあります。
ただ、価格面を考えるとこちらかと思います。
サイズ的には、65cm幅の最大サイズとなる、508Lでしょう。
野菜室への、「ミストチャージユニット」で、水分を集中的に送る仕組みは、実際、野菜の鮮度の保持に恐らく最も効果的です。
その上で、日立同様に、エチレンガスを分解するためのAg+フィルターとセラミック光触媒フィルターで「野菜を眠らせる」こともするため、「合わせ技」で他社を出し抜き、この部分では最強です。
前後に冷却ユニットを持つ東芝の独自のパワーで、冷凍室について、マイナス18度をキープできる点も、面白い個性です。
チルド室の新しい工夫の氷結晶チルドは、肉の鮮度10日間というのは最大です。
氷とLED除菌の部分は、もう少し説明が欲しいですが、全体としてこの機種はスキが無く、良い選択肢に思えます。
第5に、冷凍食品の調理や、お酒やそのおつまみの作成をメインに考える場合は、
【2021年3月発売】
【502L】〈幅68.5cmサイズ〉
25・シャープ SJ-AF50H
¥211,780 楽天市場 (4/22執筆時)
定格内容量:502L
冷蔵室:259L〈198L〉
冷凍室:129L〈86L〉
野菜室:73L〈49L〉
製氷室:21L〈6L〉
特別室:20L〈11L〉
年間消費電力:250Wh
対応できる人数 〜4人以上
電気代の安さ ★★★★★
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★☆☆
野菜室の工夫 ★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
シャープのSJ-AF50Gでしょう。
サイズ的に、シャープは65cm幅がないのですが、まあ仕方がないでしょう。
冷凍室は、サイズ的には他社と同等ですが、人気の「メガフリーザー-」で、実際の収納性は高いです。
特別室も、冷凍に利用すれば、クラス的に足りないと言うことは無いでしょう。
その上で、大きめのロック製氷ができる点や、特別室の「タイマー冷凍」を利用して、冷やし忘れた飲みものを、急速に冷やせるのも良い部分です。
ドアは、モーターの力で、軽くふれると開く「電動アシストドア」ですから、ギミック的な面白さもあります。
節電性も、パナソニックを除けば、配慮があるほうなので、毎日は料理をしないご家庭にも向くでしょう。
とくに、本機は、大きな液晶を搭載します。
1・中型スチームオーブンの比較記事
2・マルチクッカーの比較記事
3・ドラム式洗濯機の比較記事
それを利用して、シャープの家電製品の「ハブ」になるので、例えば、新居への入居の際、「家電をシャープで揃えたい」ような場合は、特に本機はオススメです。
補足:ネットで冷蔵庫を購入する場合の注意
さて、これらの冷蔵庫購入にあたって注意です。
まず、初めての1人暮らしで、冷蔵庫を新しく買う場合は、アマゾンや量販店などの安い機種を買って貰えれば良いと思います。
どれも小型冷蔵庫なので、問題なくマンションの部屋の入り口まで持ってきて貰えるサイズです。
一方、古い冷蔵庫の買い換えの場合ですが、この場合は、家電リサイクル法のため、手続きを通して古い冷蔵庫を引き取って貰う必要があります。
例えば、壊れておらず、10年以内の機種ならば、冷蔵庫を家電リサイクルショップに売る方法もあります。
なお、Amazonで買う場合、リサイクルや配送方法については、業者ごとに異なります。
Amazon直販の製品で、ページ下に、このような表示が出ている場合、リサイクの依頼が可能です。
その他の製品の場合、各製品のAmazonサイトの「新品の出品」とある部分をクリックすると、マーケットプレイス出品業者ごとの商品価格と説明があります。(スマホから見る場合は、新品の出品クリック後に、右側の「>」マークをクリックします)
楽天市場の場合は、大きな家電量販店の場合、配達と同時の引き取りも依頼できます。
ただ、例えば、楽天ビックなどは、同社のグループ(ビックカメラ・コジマ・ソフマップ)がある地域に限られます。
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なお、ネットで高級冷蔵庫を選ぶ方は限られるでしょうが、Amazonの場合、「Amazonギフト券チャージタイプ 」の販売があります。
銀行経由でプリペイドしておけば、年間ライセンスならば、実質で最大2%引で購入可能です。クレジットカードのポイント割を除けば、この方法での購入が一番安い価格だと思います。
ギフトカードは、Amazonの別の買い物でも利用でき、有効期限は10年です。検討しても良いでしょう。詳しくは【こちら】に解説があります。
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脱臭炭 冷蔵庫用消臭剤 大型
¥362 Amazon.co.jp (4/22執筆時)
また、消臭剤もお忘れなく。新しい冷蔵庫は食品ではなくて、樹皮素材の特有のニオイがあって、冷蔵庫につきます。それには100円ショップの備長炭の消臭剤とかは弱いものは殆ど効きません。
大型冷蔵庫用ですが強力なキムコを最初だけでも使うのをオススメします!
補足:家電関連記事の紹介
以上、今回は、主に1人暮らし向けの小型冷蔵庫について紹介しました。
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なお、このブログには、1人暮らし向けに必要な家電を20ジャンル以上まとめた、以上のような記事があります。
冷蔵庫のほかに、お探しのものがありましたら、上の記事もよろしくお願いいたします。
ではでは。