今回の結論
おすすめの最新冷蔵庫は結論的にこの機種!
1・大型プレミアム冷蔵庫の比較
サイズ:450L〜
用途:料理好きの家庭(4-6ドア)
予算:15万円〜
2・中型3ドア冷蔵庫の比較
サイズ:270L-400L
人数: 2-4人家族(3ドア)
予算:10万円〜
3・中型2ドア冷蔵庫の比較
サイズ:170L-300L
人数: 1-2人家族(2ドア)
予算:5万円〜
4・小型2ドア冷蔵庫の比較
サイズ:120L-150L
人数:1人暮らし(2ドア)
予算:3万円〜
5・超小型冷蔵庫の比較
サイズ:100L以下
用途:家庭の2台目(1ドア)
予算:1.5万円〜
6・サイズ別のおすすめ冷蔵庫 【結論】
=全製品からのおすすめ機種の提案
というわけで、今回は、全6回に渡って、サイズごとに冷蔵庫を比較してきました。
6回目記事となる今回は、全体の「まとめ」として、サイズ別、予算別にAtlasのおすすめ製品をあげていきます。
1・小型機のおすすめ機種
はじめに、120L〜200Lクラスまでの小型機・中型機2ドア機と、45L〜80Lクラスの1ドア機の中での「おすすめ」の提案からです。
人数としては、1人暮らし〜カップルまでに最適なサイズです。
第1に、150L前後の小型冷蔵庫で、1人暮らし向けとして最もおすすめできるのは、
【2024年11月発売】
1・パナソニック NR-B16C2-K
2・パナソニック NR-B16C2-W
¥44,800 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:156L【右開き】
冷蔵室:96L〈73L〉
冷凍室:60L〈41L〉
霜取り機能:あり
運転音: 19db
年間電気代:8,401円(271kWh)
対応できる人数 1人暮らし
電気代の安さ ★★★★★
冷蔵庫の広さ ★★★☆☆
冷凍庫の広さ ★★★★☆
製氷機の性能 ★☆☆☆☆
チルド室の性能 ★★☆☆☆
本体の高級感 ★★★★☆
静音性 ★★★★★★
総合評価 ★★★★☆
パナソニックのNR-B16C2でしょう。
デザイン性は、ガラスドアではないですが、フラットスチールの鋼板ドアで、見た目が良いです。
一方、本機を評価したのは、収納性の部分です。
50cmクラスの設置幅の145L-160Lあたりの「小型の中くらい」の製品では、収納量の部分で、最も優れます。
同じほどのサイズで収納量を増やす場合、冷媒や断熱材を工夫し、また、モーター(電力)も改良しないと、(省エネ達成率があるので)製品化できないと言えます。
本機は、新モーターの採用などの裏打ちで、この部分を改良しており、他社を出し抜いています。
容量は、したがって、定格内容積は156Lです。
「小型の中くらい」では、最も良いです。
150Lクラスは、各社から出ていてライバルが多いです。
ただ、特に冷凍庫のサイズは強調できます。60Lとこのクラスでは最大です。
むろん、しっかりファン式霜取り問題もないです。
引き出し型ボトムフリーザーですし、使い勝手も良いです。
冷蔵庫も十分広めです。
消費電力量も、すくなめで、なにより、モーターの改良で、19dBと寝室に置いても問題ないレベルの騒音値になっていますので、現行の150Lクラスだと、最も基本性能が期待できます。
こうした点で、本機を推しました。
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【2024年10月発売】
10・シャープ PLAINLY SJ-GD15P-B
10・シャープ PLAINLY SJ-GD15P-W
¥53,482 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:152L【右開き】
冷蔵室容量 :94L〈73L〉
冷凍室容量 :58L〈40L〉
霜取り機能 :あり
運転音:23dB
年間電気代:8,990円(290kWh)
次点は、シャープの上位機のJ-D15Gラインです。
デザイン性は、本機は、ガラスドアです。
外見だけで言えば、パナソニックより高級です。
その上で、清潔性の部分でプラズマクラスターが内蔵され、冷気の除菌をする部分で、若干使用はシャープのが良いです。
収納量も、パナソニック並で、フリーザーも広いです。
冷凍庫も、パナソニックと同じ機能性で、差はないです。
冷蔵庫も、2段で、下段フリーケースなので同等です。
こうした部分で、シャープを選んでも良いですが、パナソニックの場合、19dBという静音性をキープしていますので、若干その部分で、今期はパナソニックが上回ると思います。
ただ、僅差です。
構造的に、引っ越しがあるような場合、左開きにも替えられるのはシャープだけなので、住む期間が見舞っている、大学生などが使うならば、こちらのが良いかなと思います。
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なお、これらの機種は、今回の4回目の記事で、詳しく紹介しました。
第2に、150L前後の小型機で、本体価格や光熱費の安さの部分でおすすめできるのは、
【2024年10月発売】
14・ハイアール JR-NF140P-W
¥32,800 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:140L【右開き】
冷蔵室:92L〈74L〉
冷凍室:48L〈32L〉
霜取り機能:あり
運転音:25db
年間電気代:8,742円(282kWh)
対応できる人数 1人暮らし
電気代の安さ ★★★★★
冷蔵庫の広さ ★★★☆☆
冷凍庫の広さ ★★★☆☆
製氷機の性能 ★☆☆☆☆
チルド室の性能 ★★☆☆☆
本体の高級感 ★★★★☆
静音性 ★★★★☆
総合評価 ★★★☆☆
ハイアールの140Lの冷蔵庫でしょう。
本体価格は、国内各社に対して安いです。
省エネ達成率も107%ですので、電気代の部分も良いです。
設置性も、150Lクラスの他機と比べて遜色ないです。
格安ですが、しっかり自動霜取り・ガラストレー・LED庫内灯など基本装備が充実します。
庫内容量は、140Lです。
135Lクラスといえ「小型の中くらい」で、一人暮らしの標準です。
先ほどのパナソニック・シャープ機より小さめですが、これで間に合うという方も多いでしょう。
気になるとすると、冷凍庫がユーロ式の「開き戸」である点でしょう。
しかし、このタイプは、既成の冷凍食品を整理して入れる場合、整理しやすい上で、量もたくさん入ります。なかは引き戸なので、製氷には向かないのですが、これらに問題を感じないならば、値段面以外でも良い機種です。
霜取り問題もない、ファン式です。
この際、「ユーロデザイン」に挑戦してみるのも良いでしょう。
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【2025年1月発売】
【135L】
(通常製品)
24・ハイセンス HR-D140KW
24・ハイセンス HR-D140KB
¥38,800 Amazon.co.jp (11/7執筆時)
(エディオン系限定)
25・ハイセンス HR-D13E4 HR-D13E4W
25・ハイセンス HR-D13E4 HR-D13E4WB
¥34,800 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:135L【右開き】
冷蔵室:86L〈70L〉
冷凍室:49L〈33L〉
霜取り機能:あり
運転音:23db
年間電気代:9,331円(301kWh)
一方、冷凍庫の仕様が「気になる」方は、ハイセンスが選択肢です。
流通ルートで2系統ありますが、エディオン系はハイセンスのロゴなしの特注版です。それ以外は同じなので、値段によっては選べるでしょう。
庫内容量は、135Lです。
135Lクラスは「小型の中くらい」ですので、1人暮らしで問題ないです。
冷凍室は、ボトムフリーザー型のボックス型の通常タイプです。
このタイプの他機と比べると割安です。
冷蔵室も、86L〈70L〉はあります。
3段トレイの上とその下に、汎用的に使えるフレッシュケースですから、平凡ながら何にでも使えます。
プラスアルファとして、2ドア機では珍しく、閉め忘れドアアラームもあります。
予算を押さえたいが、冷凍庫は普段の使い勝手が良い場合は、本機を推します。
ーーなお、これらの機種は、今回の4回目の記事で、詳しく紹介しました。
第3に、170L前後の中型2ドア冷蔵庫で、料理好きの1人暮らしや、カップルにおすすめできるのは
【2024年11月発売】
1・パナソニック NR-B18C2-K
2・パナソニック NR-B18C2-W
¥50,318 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:180L
冷蔵室容量:120L〈98L〉
冷凍室容量:60L〈41L〉
霜取り機能:あり
運転音: 19db
年間電気代:8,432円(272kWh)
対応できる人数 1人の料理好き〜2人暮らし
電気代の安さ ★★★★★★
冷蔵庫の広さ ★★★★☆
冷凍庫の広さ ★★★★☆
製氷機の性能 ★☆☆☆☆
チルド室の性能 ★★☆☆☆
本体の高級感 ★★★★☆
静音性 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
パナソニックのNR-B18C12Kでしょう。
小型150Lクラスの場合と同じで、23年にパナソニックは、モーターを含めてモデルチェンジがあったので、他社機と比べて静音性、消費電力量の部分で抜きんでます。
150Lクラスより、180Lクラスだとそれが目立ちます。
デザイン性は、鋼板ドア採用のメタルタイプで格好が良いです。
定格内容積は、186Lです。
多めですが、設置性は、他社の170L前後の機種と同じほどのサイズ。
電気代や設置性が同じで、容量が多い部分で、他社より有利です。
冷蔵室は、120Lです。
3段と、下段のボトムケースという構成です。
このサイズだと、4段モデルもありますが、野菜などの大物を入れるとすると、この構成のが良いです。
150Lクラスと比べると1段分広いので、1人暮らしなどでも、ある程度料理をする場合に「おすすめ」です。
冷蔵室は、一方、同社の150Lクラスの製品と同じく60Lです。
ただ、小型冷蔵庫の中では広めであり、シャープの「メガフリーザー」と同等になります。
そのほか、本機も19dBと最も静かで、消費電力量も少なめです。
大きめですが、耐熱仕様ですので、レンジを上に置くこともできます。
(値段を考えず)2ドアの中で1台選ぶならば、本機がおすすめです。
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【2024年11月発売】
【通常型番】(白)
7・シャープ SJ-D18P-W
¥57,819 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【エディオン系限定】(白)
7・シャープ SJ-18E4-W SJ18E4W
¥59,800 楽天市場 (6/9執筆時)
【Joshin限定】(黒)
7・シャープ SJ-D18PJ-H
¥66,190 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:179L【両開き】
冷蔵室:122L〈98L〉
冷凍室:58L〈40L〉
霜取り機能:あり
運転音:23db
年間電気代:9,610円(306kWh)
シャープの SJ-D18Jもおすすめできる機種です。
性能が同じ旧機種でも良いでしょう。
エディオン限定は黒色ですが、脱臭部分を「ナノ低温脱臭触媒」に仕様変更しています。そのほか、通常だと未搭載の「タマゴ仕切り(左図)」が付属です。
値段が同じほどならば、その部分でそちらを選んでも良いでしょう。
収納量は、179Lです。
パナソニックと、冷蔵庫も冷凍庫も、ほぼ同様の収納量です。
ボトムフリーザーで、ボックスタイプの普通の仕様の冷蔵庫だと、パナソニックと並んでこの部分は優秀です。
ただ、より小型の機種の場合と同じで、消費電力と静音性の部分で、パナソニックに少し負けます。
逆に、先述の「プラズマクラスター」による冷気の除菌と、左右付け替えできるドアの部分では、シャープの利便性は優れます。
あとはだいたい同じですが、冷蔵室のボトムケースが、温度・構造的に「野菜室」なので、この部分に野菜を置きたい場合、本機を選ぶ理由がもう1つ増えるかなと思います。
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【2023年7月発売】
【通常型番】
14・ハイアール JR-NF173D-W
¥53,130 楽天市場 (6/9執筆時)
【特定店用型番】(URBAN CAFE SERIES)
15・ハイアール JR-XP2NF173F-XK
¥51,800 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:173L【右開き】
冷蔵室:119L〈96L〉
冷凍室:54L〈37L〉
霜取り機能:あり
運転音: 25db
年間電気代:7,688円(248kWh)
なお、このサイズで、もう少し予算を抑えたい場合は、ハイアールのJR-NF173Dでしょう。
流通ルートの違いでグレーのモデルがありますが、性能は同じです。
シンプルなデザイン性ですが、170Lクラスだと価格が安いです。
加えて、ユーロ式の冷凍庫構造が幸いし、年間電気代も安めです。
定格内容積は、173Lです。
2ドア冷蔵庫としては「中型の小さめ」であり、2人暮らしまで対応できます。
冷蔵庫は、110Lです。
多少小さめですが、問題ないです。
冷凍庫は、逆に、54Lとなかなか広いです。
ユーロスタイルの引き戸である部分は注意でが、上段ケースは小さいですし、製氷も対応できます。こうした点から、少し大きめが欲しいが、予算を節約したい方は本機が良いかと思います。
こちrも、自動霜取り機能に対応できます。天板も電子レンジ対応の耐熱仕様です。
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なお、これらの機種は、今回の2回目の記事で、詳しく紹介しました。
第5に、寝室や職場などののサブ機としておすすめできるのは、
【2022年発売】
11・ハイセンス HR-A45S
¥13,800 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:45L
冷蔵室:45L〈38L〉
冷凍室:
霜取り機能:
運転音: 25db
年間電気代:3,689円(119kWh)
対応できる人数 1人未満(寝室ほか)
電気代の安さ ★★★★★
冷蔵庫の広さ ★★☆☆☆
冷凍庫の広さ ☆☆☆☆☆
製氷機の性能 ★★☆☆☆
チルド室の性能 ★☆☆☆☆
本体の高級感 ★★★☆☆
静音性 ★★★☆☆
総合評価 ★★★☆☆
ハイアールの冷蔵庫でしょう。
予算が許せば、日立の Chiiil(チール)が良いですが、一般的にはこちらです。
寝室用のサブ機ならば、1ドアで問題ありません。
安くて外観が良いモデルが少ないですが、本機はステンレスドア採用であり、インテリア的にもシンプルで、最も置きやすそうな部分が評価できます。
収納量も、45Lならば、サブ機として十分でしょう。
全てドリンク用に使う場合の収納力も、40L前後の製品では最大級です。
ライバル機に比べて、年間電気代ベースで考えても、多少有利です。
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【2023年発売】
39・ハイセンス HR-K91HW
40・ハイセンス HR-K91HB
¥21,087 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:87L
冷蔵室:63L〈51L〉
冷凍室:24L〈23L〉
霜取り機能:
運転音:23db
年間電気代:6,014円(194kWh)
ただし、冷凍食品も対応したいならば、ハイセンスの超小型の2ドアをおすすめします。
1ドアだと、食品を冷凍保存できるマイナス18度水準にできません。
その場合、アイスや冷凍食品の保存ができませんから。
定格内容積は、87Lです。
このサイズの製品は、直冷式しかなく、霜取りが必要で性能面でも並です。
ただ、ガラストレイを採用するなど、デザイン面にはこだわりがあります。
年間電気代も、100Lサイズ以上に比べればお得ですし、このクラスでは最高クラスです。
冷蔵庫の奥行も50cmにだいたい収まります。
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なお、これらの機種は、今回の5回目の記事で、詳しく紹介しました。
2・中・大冷蔵庫のおすすめ機種
つづいて、少し大きめで、世帯用としても使えるミドルクラスの「おすすめ」の提案です。
なお、1人暮らしやカップルでも、自動製氷や、機能性の高いチルド・野菜室などを使いたい場合は、このクラスが良いです。
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なお、中型以上は、野菜室なども追加されるため、以上のような評価基準で見ていきます。
ここまで見た小型機とは基準・観点を変えていますので、注意してください。
第1に、300L以下クラスで、比較的設置性がよい、中型の3ドア機としておすすめできるのは、
【2024年11月発売】AQR-SV27P2(K)
1・AQUA AQR-SV27P2-K 【黒】
2・AQUA AQR-SV27P2-W 【白】
¥95,000 楽天市場 (6/9執筆時
定格内容積:272L
冷蔵室:178L〈139L〉
野菜室:44L〈29L〉
冷凍室:50L〈33L〉
年間電気代:9,920円(320kWh)
対応できる人数 1-3人暮らし
電気代の安さ ★★★★★
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★☆
野菜室の工夫 ★★★★☆
冷凍の工夫 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
アクア(旧三洋電機)のAQR-SV27P2でしょう。
デザイン性は、非常に高いです。
ユーロデザインのようなフラットドアで、高級感もあります。台所の良いアクセントとなりそうです。
保守網も、日本の大手電機メーカーと同等水準で、訪問修理も対応します。
ここでも安心感があります。
定格内容積は、272Lです。
サイズ的には、3人家族程度まで十分にカバーできます
その上で、、自動製氷機を持つ機種としては、最も安価な水準で、かつ、低身長で、設置性が良い点が評価できます。
とくに、高さが1.3mに抑えられていることと、耐熱天板が付く仕様であるため、狭い台所スペースの節約にはかなり効果的です。
2ドアと違って野菜室が別にあるため、整理ほか鮮度維持に有利です。その上で、高級冷蔵庫として、チルド機能(低温保存)にもこだわりがあるため、生鮮食品の保存時に「ワンランク上」の冷蔵庫を買ったという満足感があるでしょう。
注意点は、この製品は、背を低くしているため、冷蔵庫の幅と奥行hは5ドア並に必要という部分です。設置環境は事前に調査してください。
また、冷凍室も、AQUAは自動製氷機が取り外せる仕様なので、使う場合、実収納量は、スペックの〈32L〉より狭いので、冷凍食品中心の生活の場合注意してください。
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【272Lモデル】
【2025年6月発売】
6・三菱電機 MR-CX27M-W
6・三菱電機 MR-CX27M-H
¥158,400 楽天市場 (6/9執筆時)
【2024年6月発売】
7・三菱電機 MR-CX27K-W
7・三菱電機 MR-CX27K-H
¥109,400 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:272L【右開き】
冷蔵室:142L〈128L〉
野菜室:60L〈36L〉
冷凍室:70L〈44L〉
年間電気代:9,796円(316kWh)
これらの部分が問題ならば、三菱電機のCXシリーズがオルタナティブです。
というより、1人暮らしならばAQUAがよさげですが、一般家庭ならば、むしろこちらを「最初の選択肢」にしても良いでしょう。
なお、こちらは旧機種が残ります。
新機種は、凍庫を1ボタンで強出力にできる急速冷凍モード(ボタン)が追加されますが、主要機能ではないのでなくても良いでしょう。今の値段差ならば、旧機がお買得です。
デザイン性は、ドア部分が「ガラストップ仕様」です。
外観も重視しています。
定格内容積は、272Lです。
3人家族程度まで問題ないです。
冷凍室は、AQUAと違って特殊な換算をしていないので、スペック通りのサイズです。
自動製氷も可能です。
その上で、プラスアルファとして、、同社の高級機でも採用される、「チルドモード」「氷点下ストッカー」に切り替えられるチルド室が備わります。
三菱は、製氷機の水タンクが埋込なので、横長でチルド室も使いやすいです。
世帯用はもちろん、置けるならば、「1人暮らしの料理好き」にも本機は推せます。
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なお、これらの機種は、今回の2回目の記事で、詳しく紹介しました。
第2に、350Lクラスの中型の3ドア機としておすすめできるのは、
【2024年11月発売】
【通常型番】
32・ シャープ SJ-PW37P-H
32・ シャープ SJ-PW37P-W
¥151,200 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【エディオン限定】
33・ シャープ SJ-P37E4-H
¥152,980 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:374L
冷蔵室:207L〈166L〉
野菜室:70L〈42L〉
冷凍室:97L〈57L〉
霜取り機能:あり
年間電気代:10,447円(337kWh)
対応できる人数 2-4人暮らし
電気代の安さ ★★★★★★
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★☆
野菜室の工夫 ★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
シャープのSJ-PW37Pでしょう。
エディオンモデルもハンドルの色が変わるほどですので、最も安いものを選んでOKです。
デザインは、メタルドアです。
このクラスのガラスドアは展開終了ですが、外観は割と良いです。
利便性の部分でも、左右どちらからでも冷蔵庫が開けられる構造です。
キッチン構造や、その時の作業によって選べるので、設置性が良い点も評価できます。
3ドア機は、5ドアの高級冷蔵庫と比べて、各社とも「個性的で面白い機能」を省略することで、安さを出します。
そのため、個性に欠ける機種が多いのですが、そのような中で、機能性の部分が、本機は割と良いと思える機種です。
庫内容量は、370Lです。
3室とも十分な広さです。
冷蔵庫のサイズは、高さは175cm、幅は60cm、奥行きは66cmです。
余白を含めて幅70cmを確保できそうならば問題ないです。
機能面も、充実します。
3ドア機でも野菜室に工夫がある機種はかぎられます。
しかし、本機は、野菜室の鮮度保存にしっかり固有名が付いた工夫(シャキット野菜室)があります。
そのほかプラズマクラスターによる冷気の除菌機能も利用できます。
冷凍室も、他社機よりも大きめの99Lで、このクラスだとかなり大きめです。
光熱費も、多数のセンサーを装備し、最大25%節電です。
伝統的に高級機では、この部分では、パナソニックの性能が良いのですが、このクラスだと、シャープも負けていません。
一方、全室同時に「強冷」する低温新鮮モードがあります。この部分も独自です。
利用時、消費電力量や静音性の部分は悪化しますが、冷蔵室もチルド温度に、野菜室も野菜が「眠る」温度に、冷凍室は「業務用水準」に近い強力冷凍になります。
とくに、冷凍は、海鮮(マグロや貝類)など、標準冷凍期間が1ヶ月ほどのものは、奥側にいれれば、長持ちするためその部分で需要があるかもしれません。
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【2021年発売】
50・ ハイセンス HR-G3601W
¥88,000 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【エディオン限定型番】(2025年追加)
51・ ハイセンス HR-G36E4W HRG36E4W
¥87,800 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:358L
冷蔵室:195L〈144L〉
野菜室:86L〈46L〉
冷凍室:77L〈42L〉
年間電気代:10,728円(346kWh)
一方、価格面ほか、機能面の充実度と利便性の部分で言えば、ハイセンスのHR-G3601Wも良いです。
なお、エディオン限定型番は3年保証が付属する以外は同じです。
冷蔵室は棚の工夫が、チルドは温度切替が、野菜室は保湿構造がありますし、シャープ同様に、マイナスイオンによる脱臭機能もあります。
もちろん、自動製氷もつきます。
冷凍室の工夫とサイズの部分で、シャープ機が現代の生活スタイルに合ってはいるかと思いますが、とくにネットでは、値段はこちらが安く10万円を切ります。
費用対効果はかなり高いので、本機を選んでも良いでしょう。
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なお、これらの機種は、今回の2回目の記事で、詳しく紹介しました。
第3に、450Lを超える大型冷蔵庫で現状最もおすすめできる製品は、

【2024年5月発売】
【457L】〈幅60cmサイズ〉
(右開き)
8・パナソニック NR-E46CV1-K
¥310,000 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
(左開き)
9・パナソニック NR-E46CV1L-K
¥310,000 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【525L】 〈幅65cmサイズ〉
(観音開き)
10・パナソニック NR-F53CV1-K
¥340,000 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:457L
冷蔵室:253L〈206L〉
冷凍室:62L〈52L〉
野菜室:87L〈63L〉
製氷室:14L〈4L〉
特別室:21L〈12L〉
年間電気代:8,153円(263kWh)
対応できる人数 〜4人以上
電気代の安さ ★★★★★★
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★☆
野菜室の工夫 ★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
パナソニックの最上位機となるCVタイプでしょう。
主な評価点は、もちろんIOT対応の部分です。
カメラ搭載機ではじめて「実用的」といってよい写真が撮れる機種と言えます。
冷蔵室のほか、野菜室・冷凍室の写真も撮影できます。
ここまでならば、日立の上位機も対応ですが、野菜室・冷凍室の下段ケースまで撮影し、場所別に把握・解析できるのは、パナソニックだけです。
さらに、野菜室は、AIによる写真解析技術により野菜の種類まで区別でき、入庫日などから賞味期限を推測したり、スーパーなどから在庫確認がスマホで簡単にできます。
この部分で次いで性能が良いのは日立ではありますが、カメラ技術のある企業らしく、パナソニック機は群を抜いてこの部分が良いです。
サイズ的には、60cm幅で設置できる457Lクラスならば、狭めの賃貸マンションでも入りそうです。
525Lモデルは、ただ、観音開きで、冷蔵室が使いやすい部分があるので、世帯用で、スペースに問題がないようならば、こちらを推します。
いずれも配置は、真ん中野菜室です。
機能面でも、野菜室は「Wシャキシャキ野菜室」、チルドルームはマイナス3度での微凍結パーシャル機能と、近年のトレンドといえる技術を網羅します。
その上で、最近最も注目されている「ホームフリージング」についても、特別室(クーリングアシストルーム)で対応します。
お肉のバラ凍結ほか、少量とは言え業務用レベルの急速冷凍ができるのは、大きなポイントでしょう。
問題は、微凍結パーシャル機能を利用する場合、通常のチルド室としてチーズなどを置けない部分です。ここがネックでないなら、本機で良いと思います。
電気代は、定評のあるエコナビ機能が有利です。
整理せず適当にストッカーに詰めこむ場合、メーカーが示す年間消費電力量の指標は「意味が無い」ことが多いです。
それを補うシステムが重要ですが、パナソニックは、「収納量・湿度・開閉・室温・照度の各センサー」を駆使して、光熱費の節約を目指している点が、他社より高度です。
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【2025年2月発売】
【450L】〈幅65cmサイズ〉
1・パナソニック NR-F45HY2-W
1・パナソニック NR-F45HY2-N
¥270,000 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【501L】 〈幅65cmサイズ〉
2・パナソニック NR-F50HY2-W
2・パナソニック NR-F50HY2-N
¥290,000 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【551L】〈幅65cmサイズ〉
3・パナソニック NR-F55HY2-W
3・パナソニック NR-F55HY2-N
¥310,000 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:475L
冷蔵室:233L〈160L〉
冷凍室:98L〈64L〉
野菜室:110L〈76L〉
製氷室:17L〈4L〉
特別室:27L〈14L〉
カメラ撮影:
年間電気代:8,277円(267kWh)
対応できる人数 〜4人以上
電気代の安さ ★★★★★★
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★☆
野菜室の工夫 ★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
一方、ご家庭のキッチンスペースの事情で、あまり幅や奥行が撮れないけれど「観音開きの5ドア」が欲しいという場合、パナソニックののHYタイプが候補になります。
先ほどの製品の諸機能が欲しいが「カメラは不要」だという場合もこちらでしょう。
サイズは、パナソニックの場合、525L(上図)までが幅65cm×奥行65cmで収まります(上図)。
前者通しても、65cm×65cmの省スペースで、収納量が500Lを超える「観音開きの5ドア」は、現状だと、本機くらいであり、そこに魅力があります。
また、450L(上図)も同じ設置面積です。
冷蔵庫の収納量は減りますが、主に使う方の身長の関係で「あまり高いものはNG」という場合、候補にできるでしょう。
やはり、実収納量は、このクラスならば多いといえますので。
これは、本編で書いたように、コンプレッサーを上段奥にした新設計の効果です。
その恩恵で、中段の野菜室ほか、冷蔵室も、100%のフルオープンできる構造になり、「良いことだらけ」といえます。
機能面は、1つ上で見た「カメラ搭載機」と、カメラがない部分以外あまり変わりません。
その上で、こちらのみ、冷凍室の2段目、3段目で霜が付きにくい仕様にした「うまもり保存」に対応するので、冷凍品の長期保存はより良い部分があります。
他社に比べ、突出して目立つ機能というのはないですが、野菜室・チルド室・特別室ともに、総合家電メーカーらしく、性能のバランスが良いといえます。
実用的な運用をする場合の節電部分は、他社より良いため、特段こだわりがなく、迷ったら、これを選べばOKとも言えます。
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なお、プレミアム冷蔵庫については、各社ともかなり個性的です。
パナソニックは「総合的に良い」と思いますが、各室の性能に注目する場合「おすすめ」といえる機種は、ほかにもかなりあります。
1・プレミアム冷蔵庫の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック
2・プレミアム冷蔵庫の比較 (2)
2-1:日立
2-2:シャープ
3・プレミアム冷蔵庫の比較 (3)
3-1:東芝
3-2・アイリスオーヤマ
4・プレミアム冷蔵庫の比較 (4)
4-1:三菱電機
4-2・AQUA
5・プレミアム冷蔵庫の比較 (5)
=最終的なおすすめの提案【結論】
そのため、4ドア以上の高級機のおすすめは、プレミアム冷蔵庫の専門記事のほうの最終回にもう少し詳しい提案をしています。
型落ちを含めると、だいたい、15万円前後からの予算とはなりますが、興味のある方は、上の記事をご覧ください。
補足:ネットで冷蔵庫を購入する場合の注意
最後に、冷蔵庫のネット購入に関する注意です。
冷蔵庫は、「家電リサイクル」の関係で古い冷蔵庫がある場合、回収が必要です。また、重い冷蔵庫の場合、設置や場所までの搬入が個人では難しい人も多いと思います。
Amazonは、直販の在庫ならば、地域によっては、リサイクル・設置対応してくれます。
Amazon直販で取扱いのある冷蔵庫のリストは(こちら)です。
楽天市場も、大きな家電量販店は、配達と同時の引取/設置を依頼できます。
例えば、楽天ビックは、同社のグループ(ビック・コジマ・ソフマップ)店舗がある地域です。
楽天ビックの冷蔵庫購入説明ページ(こちら)に、リサイクルなど説明があります。
コジマ・ソフマップ(楽天店)も、同じ系列なので同じ地域です。
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【3個セット】
キムコジャイアント 効き目6ヶ月
¥298 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
消臭剤もお忘れなく。
新品の冷蔵庫は樹脂の臭いも残ることがあり、食品につきます。100円ショップの備長炭の消臭剤など、弱いものはまり効きません。
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そのほか、このブログには、1人暮らし、あるいは、初めての新生活に必要な家電の選び方をまとめた、以上のような記事があります。
冷蔵庫のほかに、お探しのものがありましたら、上のリンク記事もよろしくお願いいたします。
ではでは。