【今回レビューする製品】2022年 USB外付けハードディスクの性能とおすすめ・選び方:高速高耐久な外付けハードディスク
【比較する主な製品一覧】バッファロー HD-GD2.0U3D HD-GD3.0U3D HD-GD4.0U3D HD-GD6.0U3D HD-GD8.0U3D アイオーデータ HDW-UT2 HDW-UT4 HDW-UT6 HDW-UT8 HDW-UT12 HDW-UT16 WD My Book Duo WDBFBE0080JBK-JEEX WDBFBE0160JBK-JEEX WDBFBE0200JBK-JEEX WDBFBE0280JBK-JEEX WDBFBE0360JBK-JEEX WD G-DRIVE Pro SDPH51J-004T-SBAAD SDPH51J-006T-SBAAD SDPH51J-012T-SBAAD SDPH51J-012T-SBAAD SDPH51J-018T-SBAAD G-RAID 2 SDPH62H-008T-SBAAD SDPH62H-012T-SBAAD LaCie 2big dock Thunderbolt3 SanDisk Professional G-DRIVE SDPHF1A-004T-SBAAD
今回のお題
壊れにくい!外付けハードディスクのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2022年11月現在、最新の外付けUSBハードディスクの比較の3回目記事です。

1・外付けHDDの比較 (1)
1-1・一般モデル(汎用)
2・外付けHDDの比較 (2)
2-1・テレビ専用〈静音〉
2-2・ゲーム専用〈高速〉
3・外付けHDDの比較 (3)
3-1・ビジネス専用〈堅牢/高速〉
3-2・予算別・容量別のおすすめの提案
ただ「外付けHDDの選び方の基本」は1回目記事(こちら)に書いたので、順番にお読み頂いた方が分かりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
信頼性 ★★★★★
静音性 ★★★★★
スピード ★★★★★
TV利用 ★★★★★
保証期間 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、外付けHDDを比較していきます。 そして、最後の「結論」では、上表の様なポイントから、目的別・予算別のAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
3-1・ビジネス向け外付けHDDの比較
1:バッファロー〈日本〉
2:IODATA〈日本〉
3:WD〈米国〉
4:Lacie〈仏国〉
はじめに、ビジネス向きの大容量外付けHDDについて紹介します。
デスクトップPCのように、ファンを搭載する製品や、サーバー用の堅牢なHDDを搭載する製品ほか、、複数のハードディスクを搭載し、高速転送、ないし、2代同時のバックアップに対応できる機種など、多方面に信頼性の高い機種になります。
1・バッファロー外付けHDD
はじめに、日本のバッファローのビジネス特化型の外付けハードディスクです。
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なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2016年】
【2TBモデル】
1・バッファロー HD-GD2.0U3D
¥13,800 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【3TBモデル】
2・バッファロー HD-GD3.0U3D
¥20,355 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【4TBモデル】
3・バッファロー HD-GD4.0U3D
¥19,200 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【6TBモデル】
4・バッファロー HD-GD6.0U3D
¥28,700 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【8TBモデル】
5・バッファロー HD-GD8.0U3D
¥34,800 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
本体寸法:45x126x202 mm
付属品: USB3.0ケーブル 1m
HDDメーカー:不特定
SeeQVault:
空冷ファン: 搭載
速度:下記参照
保証:1年間
HD-GDU3Dシリーズは、バッファローでは、最も高グレードな製品です。
容量は、1TB-8TBまで6種類で構成されます。
冷却ファンユニット OP-FAN-ALEM
¥2,036 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
廃熱構造については、この機種も廃熱ファンが付属します。
単品でパーツとしても売っています。
エアーフローは、上図のような構造なので、横置きも対応できます。
静音性は、この機種は、ファン付きの機種ですので、ファンの回転音があります。
ただ、静音ファンですから、さほど「轟音」ではないです。
省エネ性は、この機種は、PCに連動して電源のON/OFFをする機能が付属しません。
その点で、定期的なバックアップ用のディスクとなります。ブルーレイ・TVの動作保証もありません。
中身のHDDについては、しかし、この機種は、ハードディスクメーカーが特定されていません。
ただし、面白い特長があって、この機種は、外付けハードディスクに1GBの高速なDRAM(物理メモリー)を搭載しています。
データを一時的に蓄えておき、そこからHDDに記憶していく仕組みです。
速度的には、理論値で408.1MB/秒ですから、ハードディスクの回転速度によるボトルネックを振り切った高速性です。
なお、この仕組みは、DRAMを使う方式なので、Windows系・Mac系ともに改善効果があります。
ただし、これは、HDDへのバックアップ、つまり「書込」の高速化であり、PCへの読み出し、つまり「読出」の高速化は図れない点は注意が必要です。
付属するソフトは、バックアップ・セキュリティ・高速化ソフトと一通り網羅します。
保証期間は、1年です。
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以上、バッファローのHD-GDシリーズの紹介でした。
書込が速い機種なので、パソコン本体の定期的なデータ・バックアップなどに使う場合に有利な製品だと思います。
丸ごと、バックアップはとても時間がかかるものなので。DRAMの搭載は「画期的」だと感じました。
3・アイオーデータの外付HDD
続いて、日本のアイオーデータのビジネス用の外付けHDDです。
【2020年型番】USB3.2 (gen1対応)
【2TBモデル】
6・アイオーデータ HDW-UT2
¥29,122 楽天市場 (11/16執筆時)
【4TBモデル】
7・アイオーデータ HDW-UT4
¥40,800 楽天市場 (11/16執筆時)
【6TBモデル】
8・アイオーデータ HDW-UT6
¥58,381 楽天市場 (11/16執筆時)
【8TBモデル】
9・アイオーデータ HDW-UT8
¥74,800 楽天市場 (11/16執筆時)
【12TBモデル】
10・アイオーデータ HDW-UT12
¥99,800 楽天市場 (11/16執筆時)
【16TBモデル】
11・アイオーデータ HDW-UT16
¥128,000 楽天市場 (11/16執筆時)
本体寸法:幅8.5×奥行19.2×高さ8.5cm
付属品: USB3.0ケーブル
HDDメーカー:不特定
SeeQVault:
空冷ファン: 搭載
速度:約250MB/秒(Raid0)
保証:3年間
アイオーデータのHDS2-UTXシリーズも大容量モデルです。
上位機は同社が代理店を務めるWDブランドですが、本機は、自社ブランドで売られています。
容量は、最大16TBまでです。
本機も、2基搭載でRAID 1・RAID 0が可能です。
中身のHDDについては、WDなど特定メーカー製の明言がないです。
絵的にはWDのサーバー用(WD 赤)を使っていそうですが、分かりません。ロット単位で異なる可能性もあるでしょう。
廃熱構造は、本機は、冷却ファンが付属する構成です。
静音性が問題になりますが、エアフローはWDよりは良いでしょう。
静音性は、同社の場合、静かな製品には「静音レベル」を開示することが多いですが、本機についてはありません。ファンも静音ファンとの記載がないです。
省エネ性は、本機も、PC連動機能はあります。
付属するソフトは、購入した場合、同社のIO.APPs(アイオーアップス)アプリが、一通り利用可能です。
保証期間は、3年です。
この点で、中身が先述のWD REDのような気がするのですが、繰り返しますが、明言はなく、あまつさえそうでも、ロット単位で代わる可能性はあります。
そのほか、本体前面にはUSB3.0端子が2つ付属します。あまり使わないでしょうが、「数珠つなぎ」が可能です。
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以上、アイオーデータのHDS2-UTXシリーズの紹介でした。日本組み立てで、3年保証で、ファン付きなので信頼性は高そうです。
一方、同社の取り扱うWDモデルと比較する場合、冷却ファンの騒音がある点と、中身のHDDが不確定である点は、やはりネックです。
難しいところですが、常時稼働でないならば、多少容量が多くとも、WDの6TBなどを選んだ方が個人的には良いと思います。
3・WDの外付けHDD
続いて、アメリカのウエスタン・デジタルのハードディスクです。
中身のHDDの生産できるメーカーですが、外側も業務用では部類の強さを見せています。
【2021年発売】WD My Book Duo
【8TBモデル】
12・WD WDBFBE0080JBK-JEEX
¥52,000 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【16TBモデル】
13・WD WDBFBE0160JBK-JEEX
¥71,618 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【20TBモデル】
14・WD WDBFBE0200JBK-JEEX
¥90,000 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【28TBモデル】
15・WD WDBFBE0280JBK-JEEX
¥117,545 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【36TBモデル】
16・WD WDBFBE0360JBK-JEEX
¥145,091 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
本体寸法:幅10×奥行16×高さ18cm
付属品: USB3.0ケーブル
HDDメーカー:WD
SeeQVault:
空冷ファン:
速度:約250MB/秒
保証:3年間
WD My Book Duoシリーズは、アメリカのWestern Digital(ウェスタンデジタル)が日本向けに販売しているものです。
代理店は、アイオーデータです。
中身のHDDについては、もちろんWDグループ製です。
以前は、サーバーで使われる高耐久向けのWD REDでしたが、明示しなくなりました。
おそらく高耐久ではない一般向けのHDDでしょう。これは、米国販売版も同じです。
容量は、最大36TBまでです。
横長の本体形状から判断できるでしょうが、この製品は、ハードディスクを2基搭載する機種です。
したがって、例えば20TBモデルならば、10TBのHDDを2基搭載しています。
1機にハードディスクが2台はいる場合、主に2つのメリットがあります。
第1に、同じデータを2台にバックアップできる点です(ミラーリング RAID 1)。
自動的に2つのハードディスクにバックアップを取っていくので、片方のHDDが壊れた際でもデータが復旧できます。
第2に、2倍速で書き込みができる点です(高速化 RAID 0)。
1つのデータを分割して2カ所に書き込むので、ハードディスクに2倍で読み込み/書き込みができます。
ただし、これらは、仕組み上、どちらかの機能しか選択できない点は注意してください。
結論的にいえば、デスパレートPCのフルバックアップなどに「うってつけな仕様」で、ヘビーユーザーの多くは、こうしたタイプを利用しています。
廃熱構造は、WD伝統のファンレス設計です。
とはいえ、小型化せず、多数の放熱口をつけた上、エアフローを確保していますので、(夏場の常時稼働はともかく)、一般的な用途での「長時間稼働」ならば、ある程度の安心感はありそうです。
静音性は、ファンレスのハードディスクですから問題ないでしょう。
省エネ性は、PC連動機能はありますが、2機のHDDを駆動させる関係で、置き場所は多少「発熱」するでしょう。
付属するソフトは、暗号化・パスコードロックソフトが付属です。
保証期間は、3年です。
そのほか、本体前面にはUSB3.0端子が2つ付属します。あまり使わないでしょうが、「数珠つなぎ」が可能です。
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以上、WDのMy Book DUOシリーズの紹介でした。
RAID対応製品としては、最も売れているシリーズです。
業務用に耐えうる信頼性を担保できるWD製HDDの搭載が、大きな理由でしょう。
WD REDではないものの、信頼性や保証期間の面で「対抗馬」がないため、大容量のバックアップ用途ならば、素直にこの機種を選ぶべきでしょう。
【Thunderbolt 3 + USB-C】HDD1台
【4TBモデル】
17・ Sandisk G-DRIVE Pro SDPH51J-004T-SBAAD
¥52,499 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【6TBモデル】
18・ Sandisk G-DRIVE Pro SDPH51J-006T-SBAAD
¥63,300 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【12TBモデル】
19・ Sandisk G-DRIVE Pro SDPH51J-012T-SBAAD
¥82,627 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【18TBモデル】
20・ Sandisk G-DRIVE Pro SDPH51J-018T-SBAAD
¥98,509 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
本体寸法:35x128x196 mm
付属品: 下記参照
HDDメーカー:WD
SeeQVault:
空冷ファン:
速度:250MB/秒
保証:5年間
G-DRIVE Proシリーズは、WDの販売する「ビジネス向け高速モデル」です。
なお、WD系列の会社ですが、Sandiskのほうのブランド名で出しています。
サンディスクは、フィールドで仕事をするカメラマンなどに昔から信頼ある企業なので、そちらの名前で出しているのだと思います。
大きな特長は、その転送速度です。
本機は、5400回転HDDではなく、3.5インチの7200回転のHDDを採用する機種です。
速度的には、円盤の枚数で速度は変わりますが、14TBが250MB/秒という速度です。
中身のHDDについては、7200回転の「Ultrastarエンタープライズクラス」とのことですから、「データセンター向け」ですが、WD GOLD相当です。
接続端子は、Macに搭載されるThunderbolt 3対応ポートが2基付属するタイプです。
USB-Cと下位互換するため、普通のUSB-C端子として(速度低下なしに)、Windowsでも利用できます。
普通の速度のUSB-C(USB3.0)端子も1ポートありますが、そちらでも(HDDなら)速度低下はないので、問題ありません。
廃熱構造は、本機は、ファンレスですが、オールアルミ筐体とエアフローでこの部分を対処しています。
このシリーズは昔は、外部に目立つヒートシンクがありましたが、最近はそれはなくなっているようです。
静音性は、回転数がはやいHDDですので、とくに、振動系については、期待値は低いです。
保証期間も5年です。
この部分も、WD GOLDと同じ保証年数ですし、中身は同社の「WD GOLD確定」で良いかもしれません。
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以上、G-DRIVEシリーズシリーズの紹介でした。
サーバーなどのほか、Macユーザーの大容量バックアップ用機器としてニーズがあるでしょう。もちろん、一般的に言って、相当特殊な製品ではあります。
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【Thunderbolt 3 + USB-C】HDD2台
【8TBモデル】
21・ WD G-RAID 2 SDPH62H-008T-SBAAD
¥74,200 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【12TBモデル】
22・ WD G-RAID 2 SDPH62H-012T-SBAAD
¥106,760 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【24TBモデル】
23・ WD G-RAID 2 SDPH62H-024T-SBAAD
¥165,282 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【36TBモデル】
24・ WD G-RAID 2 SDPH62H-036T-SBAAD
¥243,545 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
本体寸法:173x303x226mm
速度:360MB/秒
空冷ファン:搭載
保証:5年間
さらに、ハードディスク2基搭載のモデルもあります。こちらは、公称速度がより速くなります。
速度的には、現行の外付けHDDでは「最高」でしょう。なお、こちらにはファンがあります。
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【Thunderbolt 3 + USB-C】HDD1台
【4TBモデル】
25・ SanDisk Pro G-DRIVE SDPHF1A-004T-SBAAD
¥39,800 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【6TBモデル】
26・ SanDisk Pro G-DRIVE SDPHF1A-006T-SBAAD
¥44,800 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【12TBモデル】
27・ SanDisk Pro G-DRIVE SDPHF1A-012T-SBAAD
¥73,800 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【18TBモデル】
28・ SanDisk Pro G-DRIVE SDPHF1A-018T-SBAAD
¥98,000 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【22TBモデル】
29・ SanDisk Pro G-DRIVE SDPHF1A-022T-SBAAD
¥122,000 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
本体寸法:41x133x210 mm
付属品: USB-Cケーブル
HDDメーカー:WD
SeeQVault:
空冷ファン: 搭載
速度:250MB/秒/ 280MB/秒
保証:3年間
さらに、SDPHF1A-022T-SBAAという下位機も登場しています。
先ほどの機種と比べると、保証期間が少し短い(3年)ほか、筐体部分で差が付きます。
転送速度は、本機は、22TBが280MB/秒という速度です。
18TBで270MB、それ以下は250MBです。中身のHDDは先ほどの機種と同じです。
接続端子は、本機は、端子形状がUSB-Cです。
速度規格的には、USB3.1ですので、これでも、マックスの速度は出ます。
廃熱構造は、本機も、ファンレスです。
アルマイト処理されたアルミニウム筐体ですので、廃熱に問題はないでしょうが、サイズや重さの部分で、「ゴツく」なります。
そのほか、細かい部分ですが、LEDの明るさが調整可能です。また、サイドにアンカーポイントが2箇所あるので、ラックなどにマウンティングプレートで固定もできます。
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結論的にいえば、先ほどの機種と比べて多少安めですが、エアフローについては、やはり上位機のが良さそうには見えます。
伝統的なアメリカンなデザインで、割と好みですが、選ぶならば上位機でしょう。
4・ラシーのHDDの比較
最後に、フランスのラシーの製品です。
中身のHDDを製造できる米国のシーゲート系列の企業で、日本ではエレコムが代理店です。
【8TBモデル】
30・ LaCie 2big dock Thunderbolt3 2HE9P7
¥83,800 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【16TBモデル】
31・ LaCie 2big dock Thunderbolt3 2HE9P2
¥103,045 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【20TBモデル】
32・ LaCie 2big dock Thunderbolt3 2HE9P3
¥192,199 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【28TBモデル】
33・ LaCie 2big dock Thunderbolt3 STGB28000400
¥179,169 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【32TBモデル】
34・ LaCie 2big dock Thunderbolt3 STGB32000400
¥206,065 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【36TBモデル】
35・ LaCie 2big dock Thunderbolt3 STGB36000400
¥228,937 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
本体寸法:幅10×奥行16×高さ18cm
付属品: USB3.0ケーブル
HDDメーカー:Seagate?
SeeQVault:
空冷ファン:搭載
速度:約490MB/秒(Raid0)
保証:5年間
LaCie 2big dock Thunderbolt3は、ラシーを代表すると言っても良い、特徴のある形状の外付けHDDです。
本機は、HDDなのですが、HDDと「Dock」という2つのパーツがドッキングしたような製品になります。
Dock(多機能ハブ)は、かなりの端子があります。
SDカード・CFカードのスロットと・Display Port 1.4端子と・Thunderbolt3 が2つ、それに、USB-C(USB3.1)端子です。
2つあるThunderbolt3端子(DP互換)は、通常の接続ほか、最大6台までのモニターのデイジーチェーン(=モニターの数珠つなぎ)に使うこともできます。
SDカードなどスロットの規格速度は不明です。
なお、USB-PD(ノートPCなどへの電源供給)も対応ですが、Thunderbolt 3端子は15W、USB-C端子も27Wなので、相当の省電力ノートPCを除いて、(起動はするでしょうが)充電は難しいといえます。
この部分の仕様はかなり「陳腐化」しているのですが、最近発売になった大容量モデルでも改善はないです。
中身のHDDについては、情報非開示です。
ただ、Seagateかとは思います。。
容量は、最大36TBまでです。
この部分で、先述のWDのMy Book Duoのライバルとも言えます。
HDDの速度は、20TBまでのモデルで440MB/秒、それ以上で490MB/秒です。
Raid0で、ThunderBolt3で通した場合の速度でしょうが、スペックは悪くないです。
ただ、7200ppmのHDDを入れているので、稼働音については大きめでしょう。
廃熱構造は、本機は、ファン付きです。
ここまでの多機能だと、ないことはあり得ないでしょう。
逆に廃熱が心配ですが、アルミ製の筐体の採用など、値段相応にしっかりします。
静音性は、ファンは静音ですが、HDDは静かではないです。
保証期間は、5年です。
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以上、 LaCie 2big dock Thunderbolt3の紹介でした。
多機能な製品で、サイズ的にも存在感がありますが、外観のデザイン性を含めて、固定ファンが多いロングセラーです。
ただ、先述のように、端子構成なのでやや陳腐化がはじまっているかな、と思われる部分もあるので、新規ユーザー向けに、大々的なモデルチェンジを期待したいところです。
今回の結論
信頼性の高い外付けハードディスクは結論的にこの機種!!
というわけで、今回は、外付けハードディスクを比較・紹介しました。
3回目記事の今回は、最後にいつものように、目的別のおすすめ機種について書いておきたいと思います。
第1に、パソコンデータ保存用のハードディスクとして最もおすすめできるモデルは、
【2021年モデル】
【4TBモデル】
24・WD My Book WDBBGB0040HBK-JEEX
¥14,626 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【6TBモデル】
24・WD My Book WDBBGB0060HBK-JEEX
¥19,798 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【8TBモデル】
24・WD My Book WDBBGB0080HBK-JEEX
¥29,798 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【12TBモデル】
24・WD My Book WDBBGB0120HBK-JEEX
¥46,200 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【14TBモデル】
24・WD My Book WDBBGB0140HBK-JEEX
¥52,800 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
本体寸法:49x171x139 mm
付属品: USB3.0ケーブル 1.25m
HDDメーカー:WD(緑ラベル)
SeeQVault:
空冷ファン:
速度:約120MB/秒
保証:3年間
信頼性 ★★★★★
静音性 ★★★★★
スピード ★★★★☆
TV利用 ★★★☆☆
保証期間 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
米国のWDのハードディスクが良いでしょう。
堅牢性の面では、信頼性の高いWDグループのハードディスクの採用が保証される上で、3年保証が付く点でレベルが高いです。
サイズについては、従来と同じほどのサイズ感です。
最近の国内メーカーのように過度に小型化しない分、やはり廃熱に余裕があるでしょう。構造的に横置きもできますし、置き場所にも困らないと思います。
一方、同じほどの価格で「ファン付き」もありますが、中身のHDDの信頼性が保証されるものは同価格ではない点から、この機種が良いと思います。
お買得感でいったら「これ以上の機種はない」でしょう。
Windowsのほか、フォーマットすればMacでも利用できます。
容量は自由に選択して良いと思いますが、現状では3TBモデルが1GB辺りのコストパフォーマンスが高い機種です。
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1・外付けHDDの比較 (1)
1-1・一般モデル(汎用)
なお、この製品は、今回の記事の1回目記事で紹介しました。
第2に、動画保存用などで、パソコンを常時動かすような利用法をする方におすすめな堅牢モデルは、
【2019年発売】
【1TBモデル】
9・IODATA HDJA-UT1RW
¥17,700 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【2TBモデル】
9・IODATA HDJA-UT2RW
¥21,470 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【3TBモデル】
9・IODATA HDJA-UT3RW
¥26,601 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【4TBモデル】
9・IODATA HDJA-UT4RW
¥33,631 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【6TBモデル】
9・IODATA HDJA-UT6RW
¥52,360 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【8TBモデル】
9・IODATA HDJA-UT8RW
¥65,300 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
本体寸法:196x124x43 mm
付属品: USB3.0ケーブル 1.5m
HDDメーカー:WD(レッドラベル)
SeeQVault:
空冷ファン: 搭載
速度:180MB/s
保証:3年間
信頼性 ★★★★★★
静音性 ★★★★☆
スピード ★★★★★
TV利用 ★★★★★
保証期間 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
HDJA-UTWシリーズでしょう。
今回の記事の冒頭で示した「廃熱に関する配慮」「中身のハードディスクの信頼性」「保証内容と保証期間」について、全ての基準を満たすのは、この機種だけです。
廃熱については、ファンとヒートシンクで「最高レベル」です。
中身のハードディスクもWDのレッドシリーズで、現状で考えられる限りで「ベスト」です。保証も3年です。
たしかに、価格水準は「数千円高い」のですが、速度水準も180MB/sと高い上で、ディスク自体の堅牢性も高いです。回転数は上げていないので、静音性(振動面)も良好です。
こうした点で、ファンの価格とHDDの差額を考えても、お買得感があります。
ラックなど廃熱に不安がある場所で、常時使うような方が、「安全性」「安定性」を得たい場合はこの機種が最善でしょう。
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1・外付けHDDの比較 (1)
1-1・一般モデル(汎用)
なお、この製品も、今回の記事の1回目記事で紹介しました。
第3に、TVやレコーダーでの録画で利用する際に価格的にオススメできる機種は、
【Amazon限定】
【2TBモデル】
5・IODATA EX-HDAZ-UTL2K
¥9,380 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【4TBモデル】
6・IODATA EX-HDAZ-UTL4K
¥11,980 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【6TBモデル】
7・IODATA EX-HDAZ-UTL6K
¥14,980 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【8TBモデル】
8・IODATA EX-HDAZ-UTL8K
¥24,800 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
本体寸法:34x115x172 mm
付属品: USB3.1ケーブル 1m
HDDメーカー:不特定
SeeQVault:
ファン:
速度:約120MB/秒
保証:1年間
信頼性 ★★★★☆
静音性 ★★★★★
スピード ★★★★☆
TV利用 ★★★★☆
保証期間 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
アイオーデータの入門機のうち、Amazon限定型番(EX-AHDZ)と特定量販店限定型番(HDCZ)がでしょう。
BUFFALOのHD-LE-Aシリーズがライバルですが、性能はほとんど変わらないので、純粋に「発売時期の関係で価格が安い」点を評価しての結果です。
小型なファンレス機なのでTVラックなどの中に入れて、長時間毎日録画という使い方は不向きです。
しかし、連動した電源OFF機能もありますし、常識的な利用ならば、納得のいく期間は「保つ」でしょう。
ヘビーユーザーでないのならば、これで問題ありません。防振用シリコンゴムや、フローティング設計など、静音性・制震性にも、バッファローと同様の配慮があります。
一方同じく「ファンレス設計」の機種としてはWDのMyBookシリーズもあります。
ただ、国内TVやブルーレイの動作保証と検証をしているのは、「国内メーカー製の外付けHDDのみ」なので、この用途の場合は避けたほうが良いでしょう。
なお、サイズは、2016年以降にブルーレイを買った場合は、3TB以上でも問題ないです。
ただ、それ以前のモデルだと、3TB以上は認識しないことがあるため、2TBを選ぶ方が良いと思います。購入時期が分からない方も、念のため2TBにしておきましょう。
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1・外付けHDDの比較 (1)
1-1・一般モデル(汎用)
なお、この製品は、「汎用モデル」として、今回の記事の1回目記事で紹介しました。
第4に、テレビ用にSeeQVault対応のHDDを探している方におすすめなのは、
【2022年発売】
【Amazon限定型番】
【2TBモデル】
13・バッファロー HD-SQS2U3-A/N
¥14,980 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【4TBモデル】
14・バッファロー HD-SQS4U3-A/N
¥18,081 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【6TBモデル】
15・バッファロー HD-SQS6U3-A/N
¥22,980 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【8TBモデル】
16・バッファロー HD-SQS8U3-A/N
¥29,580 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
本体寸法:206×33×114mm
付属品: USB3.0ケーブル 2m
HDDメーカー:
SeeQVault:対応
空冷ファン:
速度:約120MB/秒
保証:1年間
信頼性 ★★★★☆
静音性 ★★★★★
スピード ★★★★☆
TV利用 ★★★★★★
保証期間 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★★
バッファローのSeeQVaultに対応モデルでしょう。
TVやブルーレイレコーダーの買い換え時に、データを移す面倒さは、経験者からすると、かなりのストレスですし、対応はわりと重要です。
対応機は、アイオーデータとエレコムにもあります。
性能面であまり差がないので、そちらでも良いかと思います。
ただ、バッファローの場合、HDDのSMART機能を利用した「故障予測」に対応する上で、有償ですが、故障時の録画番組引越しサービスが利用できます。
録画用ドライブという性質上、この部分が多少「保険」になると言えるため、こちらにしました。
本体も、ファンレス機である程度静音設計ですし、仕様面でも大きな問題ないです。
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2・外付けHDDの比較 (2)
2-1・テレビ専用〈静音〉
なお、この製品は、今回の記事の2回目記事で紹介しました。
先述のように、エレコム・アイオーデータのSeeQVault機とそう差があるわけではないので、値段差がある場合は、安い方ということで決めても良いかと思います。
第5に、パナソニック・東芝のとくに「全録機」ユーザーにおすすめできるのは、
【2020年12月発売】
【1TBモデル】
24・IODATA AVHD-AUTB1S
¥13,591 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【2TBモデル】
25・IODATA AVHD-AUTB2S
¥13,800 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【3TBモデル】
26・IODATA AVHD-AUTB3S
¥16,240 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【4TBモデル】
27・IODATA AVHD-AUTB4S
¥19,950 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
本体寸法:207×40.5×123mm
付属品: USB3.0ケーブル 1m
HDDメーカー:WD?
SeeQVault:
空冷ファン:
速度:約120MB/秒
保証:1年間
信頼性 ★★★★★
静音性 ★★★★★
スピード ★★★★☆
TV利用 ★★★★★★
保証期間 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★★
アイオーデータのAVHD-AUTBSシリーズでしょう。
パナソニックの場合、本機のAVHDコントローラーは、エラー訂正の部分でメリット性があります。
これは、全録機に限らないので、同社のTV・ブルーレイユーザーは、(SeeQVault不要ならば)本機を候補にして良いと思います。
東芝(タイムシフト機)の場合、本機の検品の確かさが活きます。
先述のように、「長時間加速エージング」検査に合格したHDDだけを、「全データ領域の品質検査」の上に出荷しているため、本機は東芝の「推奨」が出ています。
全録の用途ならば、SeeQVaultは、不要でしょうし、本機は有力な候補でしょう。
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2・外付けHDDの比較 (2)
2-1・テレビ専用〈静音〉
なお、この製品は、今回の記事の2回目記事で紹介しました。
第6に、ビジネス用として速度や容量が欲しい場合におすすめできるのは、
【2021年発売】WD My Book Duo
【8TBモデル】
12・WD WDBFBE0080JBK-JEEX
¥52,000 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【16TBモデル】
13・WD WDBFBE0160JBK-JEEX
¥71,618 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【20TBモデル】
14・WD WDBFBE0200JBK-JEEX
¥90,000 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【28TBモデル】
15・WD WDBFBE0280JBK-JEEX
¥117,545 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【36TBモデル】
16・WD WDBFBE0360JBK-JEEX
¥145,091 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
本体寸法:幅10×奥行16×高さ18cm
付属品: USB3.0ケーブル
HDDメーカー:WD
SeeQVault:
空冷ファン:
速度:約250MB/秒(Raid0)
保証:3年間
信頼性 ★★★★★★
静音性 ★★★★★
スピード ★★★★★★
TV利用 ★★★☆☆
保証期間 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
My Book DUOシリーズはを検討すると良いでしょう。
同社の上位機(G Drive)はかなり魅力です。
ただ、基本的にはグラフィックデザイナなど、大きな容量のディスクとスピードが必要な本職用であり、高いです。
本機でも、Raid0を組むことを前提にすれば、速度は250MB/秒に届きます。
回転数は5400回転ですので、上位機ほど廃熱などに気を使わずにも良いですので、「スタンダード機」といえるのは、本機でしょう。
中身のHDDは(子会社で旧日立系のHGSTを含む)WD製でしょうし、値段なりの信頼性もありますし、本機が良いかと思います。
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3・外付けHDDの比較 (3)
3-1・ビジネス専用〈堅牢/高速〉
なお、この製品は、今回の記事の3回目記事で紹介しました。
補足:このブログの関連記事の紹介
と言うわけで、今回はハードディスクの紹介でした。
最後に、いくつか、関連記事を紹介しておきます。
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1・NASの比較
第1に、NASです。
ようするに、外付けHDDに有線LANかWi-Fiを搭載し、ネットワークアクセスを可能にしたジャンルです。
企業ほか、自宅のどこからでもアクセスしたい場合、最終的に便利です。
このブログでは、上記の記事で別に比較していますので、よろしければご覧ください。
2・外付けハードディスク(電源付)
3・ポータブルHDDドライブ
4・ポータブルSSDドライブ
5・USBフラッシュメモリー
6・NAS(ネットワークディスク)
7・Mac向きのドライブのまとめ
第2に、他の記憶メディアです。
なお、その他の記憶デバイスと比較して考えたい方は、上記の記事をご覧ください。
そのほか、TV録画用のハードディスクを検討されている方で「この際、ブルーレイも検討!」という方は、上記の記事もよろしくお願いします。
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ではでは。