Top オーディオ製品 比較2025' 完全ワイヤレスイヤホン99機の性能とおすすめ・選び方 (8)

2025年06月13日

比較2025' 完全ワイヤレスイヤホン99機の性能とおすすめ・選び方 (8)

1回目からの続きです→こちら

今回の結論
完全ワイヤレスイヤホンのおすすめは結論的にこの機種!

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1・完全ワイヤレスイヤホンの比較(1)
 1-1:選び方の基本の解説【導入】
 1-2:アップル〈米国〉
 1-2:ソニー〈日本〉
2・完全ワイヤレスイヤホンの比較(2)
 2-1:BOSE〈米国〉
 2-2:パナソニック〈日本〉
 2-3:JVC〈日本〉  
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較(3)
 3-1:JBL〈米国〉
 3-2:ANKER 〈米国〉
4・完全ワイヤレスイヤホンの比較(4)
 4-1:Beats〈米国〉
 4-2:ヤマハ〈日本〉
 4-3:SHURE〈米国〉
 4-4:Bang&Olufsen〈北欧〉
 4-5:Noble Audio〈米国〉
5・完全ワイヤレスイヤホンの比較(5)
 5-1:AVIOT〈日本〉
 5-2:Final ag 〈日本〉
6・完全ワイヤレスイヤホンの比較(6)

 6-1:Amazon 〈米国〉
 6-2:Google 〈米国〉
 6-3:ゼンハイザー〈ドイツ〉
 6-4:DENON〈日本〉
 6-5:AKG〈オーストリア〉
 6-6:サムスン〈韓国〉
7・完全ワイヤレスイヤホンの比較 (7)
 7-1:オーディオテクニカ〈日本〉
 7-2:ファーウェイ・シャオミ ほか
8・完全ワイヤレスイヤホンの比較 (8)
 =予算別・目的別のおすすめの提案【結論】

 というわけで、今回は、計7回にわたっての音楽用の完全ワイヤレスヘッドホンの紹介でした。

 最終回記事(8回目)の今回は、いつものように、Atasのおすすめ機種!を提案しておきます。


 第1に、1万円前後を目安予算と考えた場合、入門機としておすすめできる製品は

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 【2023年発売】

 39・ANKER Soundcore Liberty 4 NC
   ¥12,990 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-40kHz
コーデック:SBC・AAC・LDAC
3D音響:
個人最適化:対応
連続再生時間:8時間
ドライバー:11mm
マイク:搭載
ノイキャン:2マイク式(自動)
防水性能:IPX4
重さ:5g×2

音質の良さ    ★★★★☆
ノイズキャンセル ★★★★★
ハイレゾ再生   ★★★★☆
立体音響     
★★★☆☆
軽さ       ★★★★★
防水性      ★★★★☆
総合評価     ★★★★☆

 ANKERSoundcore Liberty 4 NCでしょう。

 1万円前後で買える製品だけで言えば、各社通して見ても、突出して、スペックが良いと言えますので。

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 形状は、スティック型です。

 そのタイプでは軽量な「小粒」で、5gと見映えの部分で問題ないです。

 ドライバーも、11mmです。

 スティック型がドライバーが大きめにしやすい利点があります。

 同じメリット性があるオープンエア型と違い、音漏れも、没入感の問題も生じません。

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 ノイズキャンセリングは、Wマイク式(自動)です。

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 しかも、本機も同社のHear IDによる、パーソナライズも対応です。

 この価格帯では、これ以上の性能は望めないといえます。

 音源的にも、ハイレゾに対応します。

 マイクも、外音取り込みも対応ですし、総合的にこの用途には最も向きそうな中位機です。

ーーー

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 【2024年発売】

 38・ANKER Soundcore Liberty 4 Pro
   ¥19,990 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

連続再生時間:7.5時間
ドライバー:10.5mm+4.6mm
防水性能:IP55
重さ:5.5g×2

 【2025年発売】

 38・ANKER Soundcore Liberty 5
   ¥14,990 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

連続再生時間:7時間
ドライバー:6mm+9.2mm
防水性能:IPX4
重さ:5.8g×2

再生周波数帯域:20Hz-40kHz
コーデック:SBC・AAC・LDAC
3D音響:対応(自社方式)
個人最適化:高度ヘッドトラッキング可
マイク:搭載
ノイキャン:2マイク式(自動)

 ただ、少し高めにはなりますが、Ankerの上位機はより魅力です。

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 ドライバーは、下位機でも9mm+6mmのダブルドライバーで、工夫があります。

 上位機は、10.5mm+4.6mmとさらに大きなユニットを対応する上で、ハイレゾだけでなく、最新の3D立体音響にも独自技術で対応します。

 ヘッドトラッキングも対応ですが、対応機だけで言えば、全社通してもこちらは最安級でしょう。

 2万円台までの製品だと、どうしても、アンカー製品の性能は、どれも良くみえます。

 実際、安めでも、最新の性能や最新のコンテンツを楽しみたいタイプの方には、本機を含めたアンカー機は良い候補といえます。

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 【2024年発売】A3955N21 A3955N31 A3955NQ1

 45・ANKER Soundcore P40i A3955N11
   ¥7,990 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC AAC
3D音響:
個人最適化:対応
連続再生時間:6時間
ドライバー:11mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:IPX5
重さ:5g×2

 一方、1万円を下回るほどの予算で考える場合は、アンカーのSoundcore P40iが候補です。

 この水準の価格で、ノイキャンがWマイク式で、かつ、ドライバーが11mmの密閉型というのは、大手他社では出せない価格でしょう。

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 重量は、5.2gと十分軽いです。

 また、性別問わず、付けやすい形状です。

 音漏れしにくい密閉型ですし、外音取り込みもしっかりありますし、通話用のマイクも水準以上の機能性があると言えます。

 むろん、この価格だと、ハイレゾや、空間オーディオには対応できませんが、普通のコンテンツを、普通に聴く分には、十分以上の性能です。

ーーー

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 【2025年発売】

 107・ Xiaomi Redmi Buds 6
  ¥5,480 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC AAC LDAC
3D音響:対応(自社方式)
個人最適化:
連続再生時間:10時間
ドライバー:5.5mm+12.4mm
マイク:搭載
ノイキャン:1マイク
防水性能:IP54
重さ:5.0g×2

 5000円前後クラスだと、シャオミのRedmi Buds 6 Liteが候補です。

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 ノイズキャンセリングも、対応です。

 1マイク式ながら、ノイキャンを装備します。

 ドライバーも、このクラスでは珍しく工夫があります。

 チタン合金の12.4mmのドライバーと5.5mmのマイクロ圧電セラミックユニットの、2ドライバーでだからです。

 大手を含めて、各社とも(安全安心ではありますが)1ドライバーで賄う場合が多い中、シャオミは挑戦的です。

 立体音響も、自社方式ながら、流行りの3Dオーディオに対応します。

 ヘッドトラッキングは非対応ですが、その代わり、シャオミ機以外のAndroid機でも、制限なく使えます。

 その他の部分も、マイクの外音取り込みを含めて、実用性の部分で最低減といえるポイントは「おさえて」います。

 上位機とは差はありますが、予算を節約したい場合は候補でしょう。


 第2に、3万円前後の、音質面・機能面などで総合的なバランスが取れた完全ワイヤレスイヤホンとしておすすめできるのは、

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 【2023年7月発売】

 4・ SONY ノイキャン WF-1000XM5
   ¥30,799 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-40kHz
コーデック:SBC AAC LDAC LC3
3D音響:対応(360 Reality Audio)
個人最適化:高度ヘッドトラッキング可
連続再生時間:8時間
ドライバー:8.4mm
マイク:搭載
ノイキャン:3マイク式(自動)
防水性能:IPX4
重さ:5.9g×2

音質の良さ    ★★★★★★
ノイズキャンセル ★★★★★★
ハイレゾ再生   ★★★★★
立体音響     
★★★★★
軽さ       ★★★★★
防水性      ★★★★☆
総合評価     ★★★★★★

 ソニーのWF-1000XM5でしょう。

 後ほど具体的に挙げていくように、要素要素、部分部分に注目すると、一部分が突出して優れた機種は、他社機にも多くあります。

 しかし、性能面の総合的なバランスが取れた機種といえるのは、やはり本機です。

 実際、利用したいシーンや、目的がはっきり定まっていない知り合いに対して、Atlasが1機「イチオシ」を提案するとすれば、本機を挙げると思います。

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 音質は、ドライバーの改良(大型化)もあり、音域幅が向上した印象です。

 低音域と高音域に特長がある、ソニーサウンドを十分感じられます。

 ただ、本機を「おすすめ」とした理由は、主に「ノイズキャンセラの性能」の部分です。

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 Wマイク(自動)のノイズキャンセラを採用する企業は多いです。

 また、キャンセル力自体は、ライバルのBOSEや、Appleの最上位機のほうがかかりは「強く」できます。

 ただ、周囲の音を分析して、モードを自動で可変させる「アダプティブサウンドコントロール」の精度は、やはりソニーです。

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 特に、歩行・走行・静止状態・電車内と騒音状況が都度変わる、移動中の調整力は、抜けて良いように思います。 位置情報に応じた個人設定もできますので。

 いずれにしても、周囲の状況を見ながら、音質を保持しつつ、聴き疲れしにくい形で調整を加える点で、ソニーのノイキャンは「うまい」です。

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 従来モデルと比べても、低域ノイズ(飛行機のエンジン音など)のノイズが相当カットできるようになりました。

 先述のように、ソニーは「自然」にノイキャンを欠けることに主眼を置くため、飛行機での移動時は、BOSEなどの方が「効く」印象が従来ありましたので、この部分の改良は、従来のソニーユーザーが「買い替える」のにも良さそうです。

 バッテリーも長寿命ですし、通勤通学時の利用については、隙が無いモデルだと言えます。

 IPX4の防水性もあるほか、しっかりフィットし、落としにくい形状ですので、移動中の利用には向くでしょう。

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 音源的な部分では、LDACコーデック対応はマストとはいえ「ハイレゾ音源再生」です。

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 ハイレゾも、Amazon Musicをはじめ、音源が普及していきました。 

 とくに本機はSBC/AACなどの圧縮音源を「ハイレゾ相当」に再計算してアップスケーリングする機能をもちますので、「贅沢なオマケ」と考えても良いかと思います。

 映像視聴も、今後普及していくだろうLC3規格をフォローするので、遅延(音ズレ)の改善は可能でしょう。

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 立体音響(空間オーディオ)も、同社が展開する「360 Reality Audio」でフォローします。

 こちらも、Amazon Music HDを含めて対応音源が増えてきました。他社のイヤホンでも対応できる機種はあります。しかし、ソニー製だと、耳の形やヘッドホン特性に応じた、カスタマイズが可能な点で優れると言えます。

 ヘッドトラッキングは、一方(Xperiaならば)対応できます。

 ただ、映像コンテンツ的な部分で言えば、対応幅は(AppleとiOSほど)広くないです。どちらかといえば、空間オーディオは、「音楽専用」と考えた方が良いですが、それでも一般的には十分でしょう。

ーーー

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 【2024年発売】

 5・ SONY LinkBuds Fit WF-LS910N
   ¥19,980 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-40kHz
コーデック:SBC AAC LDAC LC3
3D音響:対応(360 Reality Audio)
個人最適化:対応
連続再生時間:5.5時間
ドライバー:8.4mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式(自動)
防水性能:IPX4相当
重さ:4.9g×2

 ただ、WF-1000XM5は、(重くはないですが)若干主張がある「大粒」ですので、そこを敬遠する方はおられるでしょう。

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 その場合は、同じドライバー、同じプロセッサを使用しつつ、すこし「小粒」と言える LinkBuds Fitは、候補にできるでしょう。

 正確には、ノイキャン専用のプロセッサ(QN2e)を採用しない点で、若干精度に差はつきますが、この水準ならば、普通「弱い」とは言いません。 

 コンテンツ面も、ハイレゾほか、ヘッドトラッキングを含めた、空間オーディオも対応できます。

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 ただ、カナル式ながら、装着感が若干浅めです。

 一般的に問題ないのですが、ウイング固定にはなるので、つけ心地に好みが出やすいことは付記しておきます。


 第2に、実売3万円前後で、とにかくノイキャンの「かかり」を重視したい場合におすすめなのは、

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 【2023年発売】

 11・Bose QuietComfort Ultra Earbuds
   ¥30,600 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 【2022年発売】

 11・Bose QuietComfort Earbuds II
   ¥15,379 楽天市場 (6/13執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC AAC aptX Adaptive
3D音響:対応(Bose Immersive Audio)
個人最適化:高度ヘッドトラッキング可
連続再生時間:6時間
ドライバー:9.3mm
マイク:搭載
ノイズキャンセル:Wマイク(自動)
防水性能:IPX4
重さ:6.24g×2

音質の良さ    ★★★★★
ノイズキャンセル ★★★★★★★
ハイレゾ再生   ★★★★☆
立体音響     
★★★★★
軽さ       ★★★★★
防水性      ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

  BOSEQuietComfort Ultra Earbuds でしょう。

 旧機とは、Bose Immersive Audioに対応した点と、コーデックの部分でApt-X adaptiveに対応した点とが、主な違いになります。とくに、対応コンテンツの部分で、前者の違いは大きいので、新機種がよいでしょう。

 先述のように、ノイキャンを昔から展開し、独自技術をもつのは、AppleSONYBOSEです。

 そのうちで(シンプルに)ノイキャンが最もかかるのはどれかといわれると、本機といえます。

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 Quietモードにした際の「没入感」は最強で、歩行中の利用は怖い感じがあるほどです。もちろん、かかりは自動調整されるので問題ありません。

 本体の重量も、6gですし、軽量です。

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 音質面は、低音域が余裕がある同社の伝統的な特性を感じます。

 その上で、自社技術として、器具の装着具合を見ながら反響音を調整する機能を持ちます(CustomTuneテクノロジー)。

 毎回起動時に0.5秒で調整しますが、この部分は音質のほか、ノイキャンにも活かされているのだと思います。スタビリティバンドでの採用で、装着時の安定性も十分です。

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 課題だった、「空間オーディオ」への対応もBose Immersive Audioに対応しました。

 Apple・SONYと比べると、もともと立体音源だるDolby Atmosコンテンツだけでなく、(ソフト的なサラウンド処理で)映像を含めた、通常の音源全般を、独自の計算で「立体音響」にできます。

 その部分は、(手持ちの普通の音源も良く聴くという)一般ユーザーには、良い仕様かなとも思います。

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 (HD水準の)48kHz/24bitまでながら、今回はApt-Adaptiveで「ハイレゾ対応」となりましたし、音源対応の部分の他社への遅れは、追いついたと言えるでしょう。

 ノイキャンは、先述のように、かかりは「最強クラス」です。

 本機も周囲の状況に合わせて、かかり方は自動調整されま。

 しかし、騒音の種類以外のデータをふまえた細かい自動シーン処理の言及はないので、この部分は、SONYやAppleとは方向性が違います。

 こうした点でいえば、本機のターゲット層は「かかりの強さが最重要な方」でしょう。つまり、飛行機や電車などでの出張が多い方かと思います。

 本機の「ノイキャンのかかりは最強」なので、音楽を掛けない状態で、勉強など遮音用に使う場合にも向くかと思います。



 第3に、Appleユーザーで「空間オーディオ」を試したい方におすすめなのは、

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 【2023年9月発売】MQD83J/AA後継品

 1・Apple AirPods Pro MTJV3J/A
  ¥38,192 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-
コーデック:SBC・AAC
3D音響:対応(空間オーディオ)
個人最適化:高度ヘッドトラッキング可
連続再生時間:6時間
ドライバー:11mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式 (自動)
防水性能:IPX4
重さ:5.3g×2

音質の良さ    ★★★★★★
ノイズキャンセル ★★★★★
ハイレゾ再生   ★★★☆☆
立体音響     
★★★★★★
軽さ       ★★★★★
防水性      ★★★★☆
総合評価     ★★★★★★

 Apple AirPods Pro (2nd generation)でしょう。

 冒頭で書いたように、完全ワイヤレスイヤホンをスペックで選ぶ場合「ノイズキャンセリング」をメインに考えるのが良いと思います。

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 この部分が強いのは、この部分が自社開発できるAppleSONYBOSEです。

 Appleは、従来機だとノイキャンのかかkりが弱めな印象でした。

 ただ、現行世代は、逆に(効きだけで言えば)BOSEに次いで(あるいは同じほど)強力にカットできるので、この部分で横並びになりました。

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 先述のように、歩行時などの「状況調整力」ではSONYが上には思います。

 しかし、iPhoneと連動させて利用する場合は、本編で書いたように、「適応型オーディオ」に対応できるようになった部分で、以前より、外出時の調整力も向上したと言えそうです。

 その上で、3社の最上位機だけで言えば「最も軽量」です。

 ユーザー体験を重視する企業ですので、ここも重視していると思います。

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 ソニー同様に、イヤーチップの装着状況で、音質を調節できる仕様です。汎用チップを利用せざるを得ない、3社以外との大きな違いとも言えます。

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 使い勝手の部分でも、H2チップの採用でiOSやMacOSとの相性が良い点が魅力です。

 とくに、iPhoneとの連動性は強調に値しますので、iPhoneユーザーは、本機を「第1の選択肢」にしてもよいように思えます。

 音漏れは、構造上、微細な音漏れはあるのですが、図書館で大音量のような(馬鹿な真似を)しなければ、問題ないです。

 防水性もありますし、装着感も良く、総合点でいっても、SONYに引けをとらない製品です。

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 どちらを選ぶかは難しいです。

 iOS系のユーザーは、新機軸の「空間オーディオ」に加えて「ヘッドトラッキング機能」が使える部分が面白いです。

 先述のように、この仕様だと、ジャイロセンサーが頭の動きを検知するので、音楽だけではなく、映像も3D立体音響にできます。

 その点で言えば、MacやApple TVを含め、音楽ほか、自宅での動画視聴などを含めた「コアなAppleユーザー」ならば、本機のほうが確実に利便性は高いでしょう。

 逆に言えば、Android系スマホのユーザーの場合、本機はあまり有効利用できないと思います。


 第4に、ランニングを含むワークアウト時の利用に特化して考える場合、おすすめといえるのは、

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 【2022年発売】

 50・Beats Fit Pro MK2F3PA/A
   ¥21,109 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
3D音響:対応(空間オーディオ)
個人最適化:高度ヘッドトラッキング可
連続再生時間:6時間
ドライバー:
マイク:搭載  
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:
重さ:5.6g×2

音質の良さ    ★★★★☆
ノイズキャンセル ★★★★☆
ハイレゾ再生   ★★★☆☆
立体音響     
★★★★★★
軽さ       ★★★★★
防水性      ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

 Beats Fit Pro でしょう。

 この用途だと、音漏れが問題にならないので(次におすすめを見る)オープンエア型セミオープン型でも良いです。

 ただ、通勤などとの「兼用」で考えるならば、本機は良さそうです。

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 ワークアウトに使う場合、ずれ落ちにくいフィット感が大事になります。

 その部分で、柔軟で簡単に合わせられるウイングチップを開発し、不快にならず長時間付けられる部分で、本機は優れます。

 Atlasが装着した中では、フィット感と外れにくさの部分で、本機が最も良く感じました。

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 スポーツ用で考える場合、IPX4相当の防水は、あまり強いとも言えないのですが、必要十分でしょう。

 あとは、落とさないような安定した形状、外でも危険なく利用できる外音取り込みモード、風切り音対策などの必要な要素は網羅します。。

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 その上で、 本機は、リアルタイム分析ができないWマイク式ながらノイズキャンセラが搭載ですので、室内トレーニングなどで集中したい場合にも利用可能です。

 トレーニング室内などの雑音やBGMを打ち消したい場合に向きます。

 トレーニング室内などの雑音やBGMを打ち消したい場合に向きます。

 音質面では、先述のように、ベントがあるので、音漏れの部分で図書館などでは向かない機種ですが、ワークアウト用ならば問題ありません。

 むしろ、本機の低音の力強さと、音抜けの良さがプラスに作用するでしょう。

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 【2025年発売】

 52・Beats Powerbeats Pro 2 MX723PA/A
   ¥35,710 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
3D音響:対応(空間オーディオ)
個人最適化:高度ヘッドトラッキング可
連続再生時間:10時間
ドライバー:
マイク:搭載  
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:IPX4
重さ:8.7g ×2

 ただ、完全にスポーツ特化で使う場合、Beats Powerbeats Pro 2が、圧倒的に良いです。

 完全に「ワークアウ」用のハイエンドとしての設計なので。

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 装着方法は、イヤーフック型です。

 完全に耳が髪の毛で隠れる感じでないと、通勤通学時だと、かなり目立つだろう「尖った」デザインです。

 ただ、多ジャンルのアスリートに装着試験をした形状で、動いてもつけ心地がよく、ずり落ちにくい仕様です。

 重さも、このタイプで、片側で8.7gならば、聴き疲れしないでしょう。

 オープンエア(開放型)ではないので、ジムのワークアウトなどで没入感が欲しい場合も、問題ないです。

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 ノイキャンは、こちらも、Wマイク式です。

 そのため、リアルタイム分析で、騒音の種類によって「かかり」の調整は行わないですが、本機は、 イヤホンの装着状況は、リアルタイムで「見れる」仕様です(Adaptive EQ)。

 本機は、スポーツ用ですし、ここは「気が利いている」と言えます。

 立体音響も、音質のパーソナライズも、ヘッドトラッキングも、AirPods Pro 2同様に使えます。

 制御チップも同じ、H2チップです。

 こうした部分で、iOSユーザーで、ワークアウト特化で考える場合、本機が良いかと思います。

 ただ、形状が、普段のファッショとしては、かなり「尖っている」ため、普段柄糸の汎用で考える場合、先ほどのBeats Fit Proが良いかと思います。 

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LED光学センサーによる心拍数の計測も、あればあったで、スポーツ向けには便利でしょう。

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 【2024年発売】

 82・ゼンハイザー MOMENTUM SPORT
  ¥34,630 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC AAC aptX-Adaptive
3D音響:
個人最適化:
連続再生時間:
ドライバー:10mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:IP55
重さ:6.4g×2

 一方、ゼンハイザーのスポーツ用ハイエンドも候補です。

 特に、Android系で考える場合は候補でしょう。

 BeatsもAndroid用アプリはありますが、フル機能使えるわけではないので。

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 形状は、セミオープン型です。

 ただ、ダブルマイクのハイブリッドNCが搭載されるという珍しいタイプです。

 密閉型の「詰まる」感じが、ワークアウトの時に邪魔に感じる方で、ノイキャン機が欲しい場合、候補になると思います。

 おそらく、音漏れはあるでしょうが、ワークアウトに限定して考えるならば、問題ないでしょう。

 このほか、耳内の心拍数と体温の測定機能など、注目するべき部分も多いです。

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 【2022年発売】

 41・ ANKER Soundcore Sport X10
   ¥9,990 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
3D音響:
個人最適化:
連続再生時間:6時間
ドライバー:10mm
マイク:搭載
ノイキャン:1マイク式
防水性能:IPX7
重さ:6.7g×2

 一方、逆に少し安めで考える場合は、ANKER Soundcore Sport X10も良いでしょう。

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 IPX7相当のしっかりした防水性があり、形状的にもずり落ちにくいイヤーフック型です。

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 音質面も、10mmと比較的大きなドライバーで、Bluetooth5で通信安定性も担保されます。

 イコライザの部分も、低音をさらに強化できる仕様ですし、問題ありません。

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 その上で、1マイク式ながら、ノイキャンに対応できます。

 通勤通学時に使える汎用性もあると言えるため、1万円以下クラスでは、最も汎用性があります。

 ただ、イヤーフック型は(勉強など)長時間使うのに向いた形状とは言えない(違和感を生じやすい)ため、スポーツ用と考えないならば、ノイキャン部分も強みもある先ほどの機種をオススメとします。


 第5に、技術面の新しさに注目した場合、個性のあるイヤホンといえるのは、

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 【2025年2月発売】

 97・ HUAWEI FreeBuds Pro 4
  ¥26,800 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

再生周波数帯域:14Hz-48kHz
コーデック:SBC AAC LDAC
3D音響:
個人最適化:対応
連続再生時間:4時間
ドライバー:11mm+平面
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式(自動)
防水性能:IP54
重さ:5.8g×2

音質の良さ    ★★★★★
ノイズキャンセル ★★★★★
ハイレゾ再生   ★★★★★
立体音響     
★★★☆☆
軽さ       ★★★★★
防水性      ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

 一方、ドライバや仕様の部分で面白さを感じるのは、HUAWEI FreeBuds Pro 4です。

 3ドライバー仕様で、立体音響も対応のシャオミの最上位機と迷いましたが、後述のドライバー構成にしてから、世代を経ている部分で(今のところ)こちらを推します。

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 ドライバーは、パナソニックより大きい11mmのクアッドマグネットダイナミックドライバーを搭載します。

 サイズ面でも、平面振動板ドライバーを持つデュアル構成ですので、機械的な工夫の程度は、むしろHUAWEIのがあります。

 もちろん、それが音質に直結するとは言いませんが、平面振動板ドライバーは、すでに(完全ワイヤレスではない)オーディオでは採用例もありますので、「冒険」とまでは言えません。

 加えて、11mmのドライバーを搭載しつつ、片側5.8gという軽量性も高く評価できます。

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 スペック面でも、ハイレゾ対応水準にありますし、LDACを使えるスマホ環境にあるかたは、ソニーとともに候補にできるでしょう。

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 ノイキャンも、Wマイク式(自動)です.。

 センサーが検知したシーンに応じて、かかりが調整されます(ダイナミックANCモード)

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 イヤーピースも、本編で書いたように、シリコン系のもの以外に、柔らかい、メモリフォーム系のピースも、各サイズ付きます。

 後者を利用する場合、パッシブな遮音性があがるため、静粛性の期待値はより高くなるでしょう。

 つけ心地やシーンを選ぶ部分はありますが、問題があった場合は、シリコン系に替えれば良いだけです。また、つけ替えを自動で判断し、ノイキャンのかかりを自動変更する便利機能もあります。

 マイクも、ソニー同様の骨伝導(骨振動)センサー採用機ですので、全体として穴はないです。

 音質のパーソナライズも、対応です。

 大手各社が軒並み採用してきたトレンド機能ですし、ここは良い点です。

 立体音響は、ただ、非対応です。

 この点で、音源的な楽しみの部分は「ハイレゾ対応」に止まるので、最近流行してきた空間オーディオ(3D)に対応したい場合は、対応機を候補にしても良いかと思います。

ーーー

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 【2024年4月発売】

 60・AVIOT TE-ZX1
  ¥45,000 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 60・AVIOT TE-ZX1PNK
  ¥45,000 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC AAC LDAC
3D音響:
個人最適化:
連続再生時間:4時間
ドライバー:10mm+BA×3+平面磁気駆動TW
マイク: 搭載
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:IPX4相当
重さ:7.1g×2

  一方、ユニット構成の面白さで言えば、AVIOTの新型はより「面白い」です。

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 「トライブリッド5ドライバーシステム」として、低音域を担当する10mmのドライバーと、中音域を担当する6mmほどの平面磁気駆動型ドライバー、そして、高音域用のBA型ドライバーを3基を組み合わせて5基です。

 本編で書いたように、多数ユニットを複合的に配置する製品は、音域間のバランス調整が難しいので、実際聴いてみないと、何とも言えない部分があります。

 そのため、発売前の現段階では、音質より「構成面の面白さ」だけの評価ですが、一番面白そうに思えるものの1つであるのは確かです。


 第6に、自然に外音が聞け、また、聴き疲れもしにくい、オープンエア、セミオープン型でおすすめなのは、

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 【2023年発売】

 13・Bose Ultra Open Earbuds
   ¥30,600 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC AAC aptX Adaptive
3D音響:対応(Bose Immersive Audio)
個人最適化:ヘッドトラッキング可
連続再生時間:7.5時間
ドライバー:12mm
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:IPX4
重さ:6g×2

音質の良さ    ★★★★★
ノイズキャンセル ★☆☆☆☆
ハイレゾ再生   ★★★★☆
立体音響     
★★★★★
軽さ       ★★★★★
防水性      ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

 Bose Ultra Open Earbudsでしょう。

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 装着は、耳にクリップで挟む独特な形式です。

 ただ、ドライバー(スピーカーユニット)が耳の外側にあるので、外耳道にフィットさせる必要自体なく、音による聴き疲れが少ない上で、装着時に、耳が圧迫されて疲れる心配も低いです。

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 しっかり装着しないと、音質が担保できない部分はあるにせよ、装着時の疲れにくさについては、オープンエア型でも最上級だと思います。

 ただ、この方式は音漏れはするので、テレワークなどの自宅利用ほかに利用シーンは限定され、通勤通学には向きません。 外音を遮断する選択肢がないので。

 一方、ジョギングなどのワークアウトでは「自然に外音が聞こえる」部分で良いように思えます。

 外音取り込み機能(アンビエント)は、一般的にマイクとスピーカーを通すしくみですから、違和感があると言えばそうなので、自然な外音を取り込みたいならば、本機かと思います。

 「外音取り込み」状況で使うことに限れば、音質は最も良い(=自然)とも言えます。

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 【2024年発売】

 7・ SONY LinkBuds Open WF-L910
   ¥21,500 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 【2022年発売】

 7・ SONY LinkBuds WF-L900
   ¥14,400 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:5.5時間
3D音響:対応(360 Reality Audio)
個人最適化:(対応)
ドライバー:11mm
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:IPX4
重さ:4.9g×2

 若干安めで言えば、ソニーの LinkBuds Open WF-L910が候補でしょう。

 旧記もありますが、この値段差ならば、低音域がより豊かで、プロセッサも新世代の新機種が良いかと思います。

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 耳への圧迫感では、BOSE方式の方が優れる部分はありますが、価格は安いです。

 本機も、物理的に穴が開いた「オープンエア」型ですから、自然に外音が聞こえる」部分では、BOSEに並びます。

 音質面は、没入感はあまりないですが、この用途では問題にならないでしょう。

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 【2023年発売】JBLSNDGEARSNSBLK

 37・ JBL SOUNDGEAR SENSE
   ¥14,000 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
3D音響:
個人最適化:
連続再生時間:6時間
ドライバー:16.2mm(開放型)
マイク:搭載  
ノイキャン:
防水性能:IP54
重さ:5.3g×2

 もう一機挙げれば、JBLのSOUNDGEAR SENSEでしょう。

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 他社からもいくつか出ていますが、開放型(オープンエア)の場合、音漏れ対策が重要になると思います。

 その点で、逆位相サウンドで音の拡散を減らす仕組みをとる本機は、「対策力」が高いかなと思います。

 同じ方式の他社機もありますが、試聴した中では、本機が良かったです。

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 ドライバーが大きくできる開放型の利点も活かせていますし、同タイプの他社機に見劣りしません。

 とくに、ワークアウト時などは、防水・防塵性が担保される上で、付属の付属パーツでネックバンド型にして「落としにくく」利用できます。その部分も良い仕様です。


 第7に、「聞こえ」の問題があるシニア世代などで、イヤホンのパーソナライズの側面に注目した場合、選べるのは、

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 【2023年発売】

 83・DENON PerL Pro AH-C15PL
  ¥21,415 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

 【下位機】

 84・DENON PerL AH-C10PL
  ¥12,435 Amazon.co.jp (6/13執筆時)

再生周波数帯域:20Hz〜40kHz
コーデック:SBC AAC aptX-adapt
3D音響:対応(Dirac Virtuo)
個人最適化:対応
連続再生時間:6時間
ドライバー:10mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式(自動)
防水性能:IPX4
重さ:8g×2

音質の良さ    ★★★★★
ノイズキャンセル ★★★★★
ハイレゾ再生   ★★★★★
立体音響     
★★★★★
軽さ       ★★★★☆
防水性      ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

 DENONのPerL Pro AH-C15PLが良さそうです。

 若干高いと感じますので、立体音響(空間オーディオ)とハイレゾに非対応にはなりますが、下位機でも良いかと思います。

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 医療技術を応用した新しいMasimo AAT (Adaptive Acoustic Technology)による、音のパーソナライズ化が最も高度です。

 他社にも、周波数帯域ごとに、左右の「聞こえ」をパーソナライズする機種はあります。

 ただ、対話式で設定が面倒な部分があります。

 本機は、(言葉を発せられない)新生児の難聴検査用の技術の応用で、内耳から発生する微弱な音を利用して調整するので、自動的に短時間で済みます。

 左右の耳で聞こえ方が変わる場合や、加齢などで可試聴域に課題がある方が、音源ごとにEQをいじらずに最適化しやすい点で良いかと思います。

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 本体の音質も、チタン振動板を採用した大きめの10mmドライバーを採用します。

 音源的にも、 aptX-adaptiveにてハイレゾ対応水準であるほか、立体音響にも対応している「新しさ」もあります。

 一方、重さはともかく、本体は「大粒」なので、その部分だけは注意してください。

ーー

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 【2022年発売】

 54・ ヤマハ TW-E7B
  ¥19,592 楽天市場 (6/13執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC AAC Apt-X Adapt
3D音響:
個人最適化:対応
連続再生時間:6時間
ドライバー:10mm
マイク:搭載
ノイキャン:1マイク(独自仕様)
防水性能:IPX5
重さ:7.3g×2

 一方、今現在「聞こえの問題」があると言うより、その「予防・ケア」の部分で、パーソナライズしたいと言うことならば、ヤマハ機がよいでしょう。

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 同社の音質のパーソナライズは、その方面のリスニングケアに注力するものですから。

 不意の爆音から耳を守る技術は注目に値します。

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 音質部分でも、その範囲内で、マイクを使いつつ、リアルタイムで、装着状況や、耳穴の内部の聞こえをマイクを通して解析し、実際の音源との差に基づき、音質を調整する機能が付きます(リスニングオプティマイザー)。

 マイクを使った、音質面でのリアルタイム補正を明示するのは、他にはAppleくらいですし、その部分を含めて、選択肢になるでしょう。

 ノイキャンは、ただ、本編で書いたように、「耳への負担軽減」を狙った、インマイク1基の独自仕様です。

 通勤通学などの、大きめの極度の騒音状況で、「無音化」したい場合は、向かない点は注意点です。

補足:イヤホン・ヘッドホン関連記事の紹介

 というわけで、今回は、完全ワイヤレスイヤホンの紹介でした。

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1・完全ワイヤレスイヤホンの比較(1)
 1-1:選び方の基本の解説【導入】
 1-2:アップル〈米国〉
 1-2:ソニー〈日本〉
2・完全ワイヤレスイヤホンの比較(2)
 2-1:BOSE〈米国〉
 2-2:パナソニック〈日本〉
 2-3:JVC〈日本〉  
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較(3)
 3-1:JBL〈米国〉
 3-2:ANKER 〈米国〉
4・完全ワイヤレスイヤホンの比較(4)
 4-1:Beats〈米国〉
 4-2:ヤマハ〈日本〉
 4-3:SHURE〈米国〉
 4-4:Bang&Olufsen〈北欧〉
 4-5:Noble Audio〈米国〉
5・完全ワイヤレスイヤホンの比較(5)
 5-1:AVIOT〈日本〉
 5-2:Final ag 〈日本〉
6・完全ワイヤレスイヤホンの比較(6)

 6-1:Amazon 〈米国〉
 6-2:Google 〈米国〉
 6-3:ゼンハイザー〈ドイツ〉
 6-4:DENON〈日本〉
 6-5:AKG〈オーストリア〉
 6-6:サムスン〈韓国〉
7・完全ワイヤレスイヤホンの比較 (7)
 7-1:オーディオテクニカ〈日本〉
 7-2:ファーウェイ・シャオミ ほか
8・完全ワイヤレスイヤホンの比較 (8)
 =予算別・目的別のおすすめの提案【結論】

 もう一度見直したい方は、以上のリンクをご利用ください。

 なお、このブログ「モノマニア」には、ヘッドホン・イヤホンについて、他に、以下のような比較記事があります。

1・完全ワイヤレスイヤホンの比較
2・左右直結Bluetoothイヤホンの比較
3・ハイレゾ対応イヤホンの比較
4・ノイキャン対応イヤホンの比較
5・Bluetoothヘッドホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ハイレゾヘッドホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ネックスピーカーの比較
10・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 ワイヤードモデルなども含めて探しているかた、よろしければ、これらの記事をご覧ください。

 また、10番の記事は、全記事の「まとめ」として、どのようにイヤホンを選ぶべきか、スペック表の読み方などをまとめています。

 よろしければご覧ください。

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1・ソニーのウォークマンの比較
2・ハイレゾ対応ポータブルアンプ

 そのほか、このブログには、他にもオーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。

ーー

 最後になりましたが、もしこの記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (1回目からの続き記事なので、1回目記事をご紹介いただけると、いっそう嬉しいです)

 ではでは。

posted by Atlas at 19:14 | オーディオ製品

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