【今回レビューする内容】2025年 10万円以内・10万円前後の15.6インチの大画面ノートパソコンの性能とおすすめ
【比較する製品型番】ThinkBook 16 Gen 7(AMD) シリーズ 21MW008JJP 21MW008KJP 21MWCTO1WWJP2 21MW008LJP 21MW008MJP 21MW008KJP 21MW005LJP 21MW005MJP 21MW005QJP 21MW005RJP 価格コム限定モデル 21MWCTO1WWJP4 )21MWCTO1WWJP4 21MWCTO1WWJP6 ThinkBook 16 Gen 8 (16型 Intel)シリーズ 21SHCTO1WWJP3 ThinkBook 16 Gen 7 Snapdragonシリーズ 21NH0022JP Lenovo V15 Gen 4 AMDシリーズ 82YY001LJ 82YYCTO1WWJP5 82YYCTO1WW 82YYCTO1WWJP3 82YYCTO1WWJP4 Lenovo V15 Gen 4シリーズ 83A100VHJP 83A100VYJP Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10シリーズ 83K8CTO1WWJP2 83K80015JP 83K80015JP 83K8CTO1WWJP3 83K80013JP 3K8CTO1WWJP4 IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型 (AMD) シリーズ 82XM00FCJP 82XMCTO1WWJP 82XM00L4JP 82XM00FDJP 82XM00L5JP deaPad Slim 3i Gen 9シリーズ 83E6004LJP 83E6004KJP 富士通 FMV LIFEBOOK AH450/JA FMVA450JSA AH480/J FMVA480JLA H480/J FMVA480JSA ほか
今回のお題
安くて性能の良いノートパソコンのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2025年5月現在、「10万円前後」の予算で買える、大画面15.6インチノートパソコンの比較の2回目記事です。
1・大画面ノートPCの比較 (1)
1-1:HP
1-2:レノボ〈Think Pad系〉
2・大画面ノートPCの比較 (2)
2-1:レノボ〈その他〉
2-2:富士通
3・大画面ノートPCの比較 (3)
3-1:DELL
3-2:ASUS
4・大画面ノートPCの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
2回目記事では、レノボの残りの機種ほか、前回見れなかったNEC・富士通の製品を紹介します。
2-1・LenovoのノートPC(15.6型)
はじめ、レノボが販売するノートPCです。
1回目記事(こちら)の最後ですでに、ThinkPadとThinkBookは見たのでそれ以外を追加でみていきます。
ーーー
今回も、Atlasのおすすめポイントは赤系の文字色で、イマイチだと思う点は青字で記していきます。
(価格コム限定モデルと廉価版は別掲)
【2025年発売】(CTO型番:21MWCTO1WWJP2)
【下位構成 】(加筆予定あり)
【Officeなし】 (Win11Proは、21MW008LJP)
23・ThinkBook 16 Gen 7(AMD) 21MW008JJP
¥101,970 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
【Officeあり】(Win11Proは、21MW008MJP)
24・ThinkBook 16 Gen 7(AMD ) 21MW008KJP
¥126,940 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU: AMD Ryzen 5 7533HS
メモリ:16GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe 4th
【中位構成】
【Officeなし】
25・ThinkBook 16 Gen 7(AMD) 21MW005LJP
¥90,990 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
【Officeあり】
26・ThinkBook 16 Gen 7(AMD) 21MW005MJP
¥124,960 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU: AMD Ryzen 5 7535HS
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe 4th
【上位構成】
【Officeなし】
27・ThinkBook 16 Gen 7(AMD) 21MW005QJP
¥139,920 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
【Officeあり】
28・ThinkBook 16 Gen 7(AMD) 21MW005RJP
¥164,780 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU: AMD Ryzen 7 7735HS
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD/PCIe 4th
モニター:16型 WUXGA IPS液晶 非光沢
DVD:
重さ: 1.7kg〜
接続:USB-A (3.0 3.1) USB-C(3.1 4.0) HDMI
通信:Bluetooth 5.2 Wi-Fi6E
バッテリー:最大10時間(JEITA2.0)
カメラ:FHD 1080p カメラ(一部IR対応)
OS:Windows 11 Home(一部 Pro)
ソフト:Office 2024(追加可)
保証:1年間
ThinkBook 16 Gen 7(AMD)は、レノボのノートPCです。
ThinkPadに比べると、性能に対して安めのラインで、スペック重視で安めを狙いたい場合、候補になるシリーズと言えます。
本機も、かなりの数の構成があります。
基本的な選び方は、ただ、既に見た同社のThinkPadと同じです。
つまり、CPUの違いをはじめにみておいて、あとはメモリ・ストレージの必要量、Microsoft Officeの有無から選べば簡単かと思います。
こちらも「カスタマイズモデル」と「セット」モデルが、レノボサイトでは混在します。
「カートに入れる」のボタンがある製品は、カスタマイズ不可の「セットモデル」です。
先述のように、(価格に応じて)最初から便利な仕様なので、初心者向きです。
「カスタマイズする」ボタンがある製品は、カスタマイズ(CTO)対応です。
Officeの追加ほか、パーツを有料オプションで追加していくタイプです。
ただ、ThinkPadと同じで、一部のパーツ(カメラ、パネルなど)の通常より下のグレードになっている場合があります。こちらは、パーツの違いまでしっかりみて、必要なものを追加できる、中級者以上向けといえます。
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結論的にいえば、あまり詳しくない方は、「カートに入れる」のボタンがある「買い切り」タイプを選んだ方が良いかと思います。変な装備の場合が少ないので、初心者向きです。
外観は、先ほどみた同社のThinkPadと変わります。
同社のスタンダードラインの筐体です。
似た名前ですが、先述の「赤ボッチ(トラックポイント)」はありません。普通のタッチパッドです。
ヒンジの工夫で、ミーティングなどの際にフラットにしても使いやすい工夫はあります。
製品名に「Think」が製品付くことからも分かりますが、端子構成や、キーボード配置などの部分で、本機も「ビジネス」よりといえます。
重さは、約1.7kgです。
モデルによって少し重さは違いますが、基本的にThinkPad系より(多少)軽量です。
画面サイズは、16インチワイドです。
解像度はThinkPadでもみましたが、WUXGA解像度(1920x1200 )です。
フルHDを基準にすると、縦方向に長く表示できるディスプレイです。
Officeソフトなどは縦長に表示できた方が仕事の都合が良い場合が多いので、最近、このサイズの展開も増えてきました。
パネルは、しっかり、IPS液晶の非光沢です。
sRGBカバー率で60%前後のノートPCでは普通IPSです。
一方、一部、オプションで、「ブルーライト軽減パネル」が選べます。
ただ、色味も変わりますし、個人的に(ノートパソコン全般において)この対策は不要かと思います。メガネや、フィルムと違って戻せませんし、そもそも目に大事なのは、適度な休息だと思います。
CPUは、Ryzen3の展開は今だとないので、それ以外の3種類から選べます。
下位構成の場合、6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 7533HS (3.0Hz ×6)です。
中位構成の場合、6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 7535HS (3.0GHz ×6)です。
上位構成の場合、8コア16スレッドのAMD Ryzen 7 7735HS (3.2GHz ×8)です。
いずれも、低消費電力CPUではなく、それぞれ35W・55Wです。
なお、下位構成だけ25年に追加されたCPUで、クロック数は中位機と変わりません。
一方、ターボ時のクロックは差(4.4GHz・4.6GHz)が付きますが、新発売でサンプル数が少ないですので、こちらについては、もう少し延びる可能性があります。
CPUスコアは、下位構成でも(Atlas指標で)標準以上と言って良い性能です。
「快適」水準に近い約15000前後ですから。
上位構成だと、さらに23000を超えます。
このクラスだと、デンキヤに置かれる他社機だと20万円強のノートPCと同じでしょう。
GPU(グラフィックス)は、統合型です。
下位機、中位機はRadeon 660M、上位機はRadeon 680Mです。
スコアは、下位機でも快適な水準です。
シリコンパワーDDR5 64GB (32GBx2) 4800MHz
¥23,980 Amazon.co.jp (5/28執筆時)
メモリーは、16GBからです。
スロットが2つあるので、最大64GB(32GB×2)で増設し、認識させることは可能です。DDR5世代です。
記憶ストレージは、高速な M2規格のSSDです。
容量はグレードで変わります。
Wi-Fi(無線LAN)は、Wi-Fi6E(11ax)に対応します。
HPでも見ましたが、Wi-Fi6の「進化形」になります。
違いについては【Wi-Fi6ルーターの比較記事】で書きましたが、新しいため「空いている」6Hz帯を使える点と、チャンネル数が多い点で、通信安定性がより高まります。
アンテナ2本機の場合、上表のスペックです。
Bluetooth 5.2にも対応です。有線LANポートも付属します。
インターフェースは、(四角い)USB-A形状が2つと、(丸い)USB-C形状が2つです。
ただし、USB-C端子のうち1つは、本体の充電にも利用します。
USB-A端子は、USB3.0・USB3.1が1つです。
片側は、Powered USB(=常時電源供給)です。
USB-C端子は、速度規格がUSB3.2とUSB4.0が、1つずつです。
このうち、前者は充電と共用ですが、高速なUSB4が自由に使えるので、ビジネス用に力強い仕様です。
なお、充電はUSB-Cバッテリーでも可能です()。
【USB-PDモバイルバッテリーの比較記事】で紹介したモバイル電源で、65W出力対応ならば、速度低下もなしに充電できるでしょう。
そのほか、HDMI・LANも付属します。
キーボードは、キー間が離れたアイソレーションではありますが、ThinkPad系に比べると、この部分にこだわりはないです。
ただ、バックライトは装備ですし、指紋認証もありますので、実用面は問題ないです。
バッテリーは、JEITA2.0で、最大10時間との表記です。
先述のように、ここは、メーカー間で使う指標(計測方法)が変わるので、正確な比較は無理な部分です。
カメラは、フルHD解像度です。
顔認証に対応できる水準です。一方、IR&1080pカメラと記載があるモデルは、赤外線カメラ機能も付属です。
この場合、暗い場所でも利用できるカメラで顔認証の精度が上がります。下位機も装備で、上位機のみ搭載などの規則性はないので、上では書きませんでした。ただ、対応機はリンク先のレノボサイトで簡単に確認できます。
オフィスソフトは、一部の型番で付属です。
他機でもオプション対応は可能です。
保証は、1年間です。
なお、全機種とも引取修理です。
一方、レノボのリンク先の販売サイトに、「レノボプレミアサポート」の記載がある型番の製品場合、1年間ですがテクニカルサポートや、優先サポートほか、いくつかのプレミアサービスが利用できます。ThinkPadの場合(基本)全機種ついているようですが、ThinkBookだと一部だけです。
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以上、ThinkBook 16 Gen 7(AMD)の紹介でした。
強力なCPUですが、割と格安な値段で手に入るのが魅力のシリーズです。
端子構成もかなり充実する上で、ディスプレイも問題ない水準です。その上で、CPUが強力なのでお買得感はあります。
一方、ThinkPad系と違って剛性やキーの打ちやすさへの配慮はなく、(スピーカーなどを含め)家庭用向きの配慮がある IdeaPad系と違って、ストイックなビジネス用です。
ようするに「格安なビジネス用」といえますが、そのような目的で探している場合、本機が良いかと思います。
ーーー
なお、このシリーズは、他にもいくつかバリエーションがあります。
順番にみておきます。
【2025年発売】
【下位構成 】
(価格コム限定パフォーマンス)
29・ThinkBook 16 Gen 7(AMD ) 21MWCTO1WWJP4
¥89,980 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU: AMD Ryzen 5 7533HS
メモリ:16GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe 4th
【上位構成】
(価格コム限定プレミアム)
30・ThinkBook 16 Gen 7(AMD )21MWCTO1WWJP4
¥96,850 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
(廉価版:SSD 256GB )
31・ThinkBook 16 Gen 7(AMD) 21MWCTO1WWJP6
¥94,380 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU: AMD Ryzen 7 7735HS
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe 4th
モニター:16型 WUXGA IPS液晶 非光沢
DVD:
重さ: 1.7kg〜
接続:USB-A (3.0 3.1) USB-C(3.1 4.0) HDMI
通信:Bluetooth 5.2 Wi-Fi6
バッテリー:最大10時間(JEITA2.0)
カメラ:FHD 1080p カメラ
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2024(追加可)
保証:1年間
第1に、ThinkBook 16 Gen 7(AMD)の価格コム限定モデルです。
「廉価版」と書いたのは、通常モデルの廉価版ですが、仕様はこちらに近いので、一緒にみています。
こちらは、1つ上でみた通常版と「下位構成」「上位構成」を基にしたオリジナルモデルです。
CPU、パネル、端子構成は、基本的に通常版と変わりません。
ネットワークは、6GHz帯非対応の、アンテナ2本のWI-FI6になる部分で、差があると言えます。
あとは、大きく変わりません。
ただし、先述のプレミアムサポートは未付属で、オフィスも基本オプションでの価格になります。
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結論的にいえば、通常機と比べてそこまで大きな差はないので、予算重視ならば、本機も含めて選んで良いかと思います。
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【2024年発売】
32・ThinkBook 16 Gen 8 (16型 Intel) 21SHCTO1WWJP3
¥115,258 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU: Core i5 210H
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe 4th
接続:USB-A (3.0) ×2 USB-C(4.0)×2 HDMI
通信:Bluetooth 5.2 Wi-Fi6E
バッテリー:最大8.9時間(JEITA3.0a)
33・ThinkBook 16 Gen 7 Snapdragon 21NH0022JP
¥128,216 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU: Snapdragon X Plus X1P-42-100 3.4GHz
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe 4th
接続:USB-A (3.0) ×2 USB-C(3.1)×2 HDMI
通信:Bluetooth 5.2 Wi-Fi7
バッテリー:最大21.8時間(JEITA3.0a)
モニター:16型 WUXGA IPS液晶 非光沢
DVD:
重さ: 1.82kg〜
カメラ:FHD 1080p カメラ
OS:Windows 11 Home(一部 Pro)
ソフト:Office 2024(追加可)
保証:1年間
第2に、ThinkBookのインテル系と、クアルコム系のCPU搭載モデルです。
CPUは、それぞれ異なります。
インテル系は、10コア10スレッド(3.4 GHz)のCore 5 210Hです。
スコアも悪くないですし、25年登場のAI世代のCPUです。しかし、インテルのAI世代のCPU(Core Ultra)ではないですし、GPUを含めて先ほどのAMD系より強いわけでもないです。
その上で、バッテリー持続時間も(厳しめのJEITA3.0基準とはいえ)長持ちしません。
インテルを「指名買い」したい世代の方向けに用意されたのだと思います。
クアルコム系は、8コアの Snapdragon X Plus X1P(X1P-42-100 )です。
スコアは、インテル系とそこまで変わりません。
一方、いわゆるArm系プロセッサですので、Arm用のWindows 11を利用することになります。
【Microsoftのサイト】に、同社の純正ノートの場合の互換性の説明があります。ただ、仕事用に使う(ニッチではない)大手のビジネスソフトは対応ですので、問題ないです。
なお、クアルコム系CPU搭載機に限っては、マイクロソフトのAIであるMicrosoft Copilotを利用するために最適化され「Microsoft Copilot+PC」認定機に搭載されるものです。
機能面では、スタジオエフェクト(ウェブ会議における音声と画像の最適化、被写体追随)、リコール(過去のメール・ウェブ・アプリの閲覧履歴の検索・回顧機能)、ライブキャプションズ(44カ国語の自動翻訳)、コ・クリエーター(ペイントアプリの手書きの絵のイラストに変換)などが、利用できます。
Copilot自体は無料で、個人向けの上位版(Copilot Pro)も、Microsoft 365(Office)の契約があれば利用できるので間口は広いです。
ネットワーク機能は、クアルコム系のみWi-Fi 7・Bluetooth 5.4に対応します。
おそらく、CPU部分と統合されたユニットですが「最新」です。アンテナの本数2本で、ワイドバンド(WB)もフォローします。
したがって、理論上の速度は最大で5760Mbps(=720メガバイト秒)となります。
なお、Wi-Fi7は、【Wi-Fi7の比較記事】で詳しくその仕様を書いています。
そちらで書いたような専用ルーターを利用しない場合は、速度は旧水準に落ちます。
バッテリー持続時間も、クアルコム系は、長めです。
JEITA3.0基準で、動画再生時21.8時間、アイドル時28.4時間ですから。
同社はこの部分の圧倒的な優秀性でシェアを拡げていうrところがあり、本機もその性質が顕著です。
あとは、端子構成などが異なるのが目立つ違いです。
ーーー
結論的にいえば、クアルコム系の諸機は、基本的に、AI利用などの「目的」がはっきりした方が求める専用機と考えてください。一般的には、OSに由来する問題が最小となるAMD系(あるいはインテル系)で良いでしょう。
ただ、本機は、「Microsoft Copilot+PC」認定機としては、かなり安いので、はっきりとした利用目的があって、AI対応機を選ぶ場合は、候補になるでしょう。
【2023年発売】(CTO型番:82YYCTO1WWJP5 )
【下位構成】(win 11 Pro機は 82YY001JJP)
34・Lenovo V15 Gen 4 AMD 82YY001LJ
¥68,970 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 7430U
メモリ:8GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
【中位構成】(価格コムモデル)82YYCTO1WW
35・Lenovo V15 Gen 4 AMD 82YYCTO1WWJP3
¥67,760 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 7430U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
【上位構成】
36・Lenovo V15 Gen 4 AMD プレミアム 82YYCTO1WWJP4
¥89,100 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU:AMD Ryzen 7 7730U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
モニター:15型 フルHD IPS液晶 非光沢
DVD:
重さ: 約1.65kg
接続: USB-A (3.0 2.0)×2 USB-C (3.0) HDMI
通信:Bluetooth 5.2 Wi-Fi6
バッテリー:最大9.6時間(JEITA2.0)
カメラ:HD 720p カメラ
OS:Windows 11 Home/ Pro
ソフト:Office 2024(追加可)
保証:1年間
Lenovo V15 Gen4も、レノボの製品です。
しかし、「CPU性能に比した値段」という意味では、本機が同社の最安クラスと言えるシリーズの1つです。
多くの型番がありますが、本機の場合、CPUとメモリー量の違いが基本です。その上で、OSの種類(Win 10 HomeかPro)とOfficeの有無を見ておけばOKです。
細かく仕様を変えたい場合は、リンク先で「カスタマイズモデル」を選べば追加ができます。
重さは、1.65kgです。
仕様でわずかに増える場合がありますが、誤差範囲です。
ThinkPadと同じほどの重さです。ヒンジの工夫で水平まで拡がります。
キーボードは、右側にテンキーを搭載するタイプです。
ThinkPadと比べると多少窮屈感がありますし、剛性や押し味にも、値段差分の差はあります。
ただ、(ThinkPadが特別なだけで)他社機に比べて劣るというわけではないです。
とはいえ、タッチパッドは小さめですし、バックライトも指紋センサーも未付属では、あるので、値頃感を重視した「エントリークラス」と考えてください。
液晶画面は、15.6インチ・フルHD解像度でノングレア(非光沢)です。
パネルは、旧機種の場合TN液晶もあったのですが、今回見た感じだと全部IPSです。
輝度や色域も同社の上級(Think系)と同じですので問題はなくなりました。
CPUは、AMD系です。「AI世代」以前のノートPC用になります。
グレードによって、3種類から選べます。
下位構成の場合、6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 7430U (2.3GHz ×6)です。
上位構成の場合、8コア16スレッドのAMD Ryzen 7 7730U (2.0GHz ×8)です。
いずれも、低消費電力のCPUで、性能は入門機として「快適」な水準は超えます。ただ、売価をみると上位の「 Ryzen 5 7430U」採用機が結構安いので、そちらが目に付きます
なお、以前は、最下位となる6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 5500U (2.1GHz ×6)の構成もありましたが、今はないです。
GPUは、統合型です。
上位機機種のみVega8です、下位機はVega7です。
他機でも見ましたが、スコア的に入門機として十分でしょう。
メモリーは、8GBです。
上位機だと16GBです。
もとはオンボードのみでしたが、今回みている23年11月以降のモデルは、空きスロットがあり8GB増設できる仕様になっています。ただし、最大でも16GBです。
ストレージは、SSDで512GBです。
下位機でも贅沢な仕様です。
Wi-Fi(無線LAN)は、本機も11ax(Wi-Fi6)に対応します。
対応するルーターならば、上表アンテナ2本の速度が出ます。
1201Mbps(=150メガバイト/秒)が理論上ですが、最速です。
Bluetooth 5.2 にも対応です。有線LANポートも付属します。
このあたりの仕様は全て問題ないです。
インターフェースは、(四角い)USB-A形状が2つと、(丸い)USB-C形状が1つです。
USB-Aは、片側の1つのみUSB3.0で、もう一方はマウスなど専用の遅いUSB2.0です。
USB-Cも、速度的にはUSB3.0です。USB-PD非対応で充給電はできません。
そのほか、外部出力端子としてHDMI端子が付属です。
バッテリーは、JEITA2.0の基準で、最大9.6時間です。
同じ世代のThinkBookも同じ指標をだすので比較できますが、やはり、この部分でも差が少し付きます。
カメラは、HD解像度ながら、付属です。
オフィスソフトは、カスタマイズにて追加選択できます。
保証は、1年間です。
なお、全機種とも引取修理です。
格安機なのでプレミアムサポート付はないですが、ここはまあ良いでしょう。
−
以上、Lenovo V15 Gen4の紹介でした。
値段の安さで選べるほか、「どうしてもテンキーが欲しい」方が選ぶべき機種でしょう。
一方、性能面はこの値段の入門機としては十分なスペックです。全機通してみても「最安級」なので、急にノートPCが壊れたが予算が、、、などの場合の救世主となりそうです。
ーーー
【2025年発売】
37・ Lenovo V15 Gen 4 83A100VHJP
¥85,920 楽天市場 (5/28執筆時)
38・ Lenovo V15 Gen 4 83A100VYJP
¥92,350 楽天市場 (5/28執筆時)
CPU:Core i5 13420H
モニター:15型 フルHD TN液晶 非光沢
なお、直販展開はないのですが、一部、量販店向けにV15第4世代のインテルCPU版の流通が見られます。
CPU性能は、それなりに良いです。
液晶パネルは、しかし、TN液晶です。
視野角が狭いほか、独特の黄色みを帯びた画質で、性能が良くないです。
目にも余り良くないので、この仕様はおすすめしません。直販で売られないのは、この部分もあってでしょう。
【2025年発売】
【廉価版】
(Officeなし)
39・ Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 83K8CTO1WWJP2
¥69,,960 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU:AMD Ryzen 3 7335U
メモリ:16GB+8GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe 4th
【下位構成】
(Officeなし)
40・ Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 83K80015JP
¥79,800 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
(Officeあり)
41・ Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 83K80015JP
¥105,820 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 7533HS
メモリ:16GB+8GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe 4th
【中位構成 】
(Officeなし)
42・ Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 83K8CTO1WWJP3
¥79,860 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 7535HS
メモリ:24GB+16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe 4th
【上位構成】
(Officeなし)
43・ Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 83K80013JP
¥99,880 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
(Officeなし メモリ増量 24GB+16GB)
44・ Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 83K8CTO1WWJP4
¥89,870 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU:AMD Ryzen 7 7735HS
メモリ:16GB+8GB
ストレージ:1TB SSD/PCIe 4th
モニター:16型 WUXGA IPS 非光沢
DVD:なし
重さ: 1.68kg〜
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C(3.0)×1 HDMI
通信通信:Bluetooth5.1 Wi-Fi 6
バッテリー:最大8.4時間(JEITA3.0)
カメラ:1080p フルHD IR
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2024(追加可)
Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 (16型 AMD)は、レノボ直販の人気シリーズの最新版です。
既に見た同社のThinkPadシリーズなどが「ベテランのビジネスマン向け」の機種とすれば、ideaPadシリーズは、外観デザインなどをふくめて、もう少し「カジュアルな若者向け」といえます。
もちろん、仕事にも使えます。
重さは、仕様で若干変わりますが、1.64kg前後です。
若干重めではあるので、持ちはこび用ではない感じです。
画面サイズは、16インチです。むろんIPSの非光沢です。
ThinkPadにもあったWUXGA (1920 x 1200)です。フルHD相当ですが、縦横比が16:10なので、僅かに縦に長いです。
書類仕事がしやすい部分があり、最近増えています。映像などを全画面表示しても、多少黒帯が出るだけですし、家庭用として問題ないです。
CPUは、4種類から選べます。
構成は、同社のAMD版のThinkBookとほぼ同じですが、改めて書いておきます。
廉価版は、4コア8スレッドのAMD Ryzen 3 7335U (3.0Hz ×4)です。
下位構成は、6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 7533HS (3.0Hz ×6)です。
中位構成は、6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 7535HS (3.0GHz ×6)です。
上位構成は、8コア16スレッドのAMD Ryzen 7 7735HS (3.2GHz ×8)です。
いずれも、低消費電力CPUではなく、それぞれ30W・35W・55Wです。
CPUスコアは、Ryzen5を対応する下位構成以上ならば(Atlas指標で)標準以上と言って良い性能です。
Ryzen3の廉価版も、現行のノートPCの標準は超えますし、自宅や学校で、書き物や動画視聴などにちょっと使いたい感じに止まるならば、こちらでも良いかと思います。
上位機だと、23000を超えます。
ThinkBookでも書いたように、このクラスだと、デンキヤに置かれる他社機だと20万円強のノートPCと同じほどと言えます。
GPU(グラフィックス)は、統合型です。
上位構成はRadeon 680Mで、あとはRadeon 660Mです。
AMD系はものもとこの部分が良いので、上位構成でなくても高いです。
メモリーは、最大で24GB+16GBまで対応です。
こちらの場合、8GB(上位構成は24GB)はオンボードで固定です。
その上で、8GB(上位構成は16GB)まで増設できるスロットがあるのでこの表記です。
さほど高くないので、最初から必要量買えば良いかと思います。
ただ、下位構成や廉価版でも多めですし、心配は要らないです。
記憶ストレージは、PCI-E接続の第4世代クラスのSSDが搭載です。
搭載量も、512GBからですし十分です。
ネットワークは、Wi-FiはWi-Fi6 、Bluetooth 5.1です。
対応するルーターをお持ちならば、上表のアンテナ2本の速度が理論上の最大です。
Wi-Fi6EやWI-FI7 は不採用ですが、カジュアルなラインですし、問題ないでしょう。
こちらでも、1201Mbps(150MB/秒)は出せますし、遅いとは(普通)言えません。
規格については詳しくは、【高速な無線LANルーターの比較記事】で説明しました。
インターフェースは、USB3.0(USB-A形状)が2つと、USB3.0(USB-C形状)が1つ、そして、HDMI・Micro-SDカードリーダーです。
電源端子は、USBとは別に専用端子があります。
バッテリーは、JEITA3.0の表記で、動画再生時8.4時間、アイドル時14.6時間です。
そこまでのスタミナはないです。
ただ、昔からの(緩い基準の)JEITA2.0にして15時間強でしょうし(まあ)問題ないです。
キーボードは、一般的な日本語キーボードです。
テンキー付きで、若干キー配置がユニークです。
筐体は、堅牢です。このシリーズは、MILスペックの落下耐性の記載があります。
一方、バックライトは不採用です。
カメラは、フルHD解像度のカメラです。
本機は、ログイン用の指紋センサーがないかわり顔認証に対応します。
そのため、通常カメラにIRカメラ(赤外線)を装備させて、認識精度をあげる工夫があります。
ただ、カスタマイズモデルの一部は、IRカメラではないので、マストとする場合、スペック表は見てください。
DVDドライブは、本機も内蔵しません。
オフィスソフトは、付属モデルがあります。
未付属のものも、カスタマイズ対応ならばプリインストール可能です。
保証は、1年間の引取修理です。
プレミアムサポートは、この価格帯の製品だと付きませんが、まあ、問題ないです。
そのほか、スピーカーは、ステレオですが、バーチャルながら、Dolby Audioに対応です。
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以上、レノボのLenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 (16型 AMD)の紹介でした。
モニター、CPU周りを含めて入門機としては水準以上です。筐体も、V15より上級ですので、一般家庭で「普通のノートPC」の安めを探している場合、候補にできます。
仕事用ならば「Think系」でしょうが、値段ほか、スピーカー部分ほかを含めて、家庭向けと言えるのはこちらでしょう。
CPU性能に注目する場合、下位構成でもかなりパワフルな製品で、上位構成だと、その部分だけならば、20万円台の市販ノートPCに匹敵するスコアを出せています。
Ryzen3採用の廉価版でも、今どきのノートPCの標準を超えるスペックですが、そこまで値段差もないので、Ryzen5採用の下位構成以上を選ぶと良いかと思います。
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【2024年発売】(CTO型番:82XMCTO1WWJP2 )
【オフィスなし】
45・IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型 (AMD) 82XM00FCJP
¥69,850 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
【オフィスあり】
46・IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型 (AMD) 82XM00L4JP
¥89,870 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 7530U
メモリ:8GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
【オフィスなし】
47・IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型 (AMD) 82XM00FDJP
¥74,800 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
【オフィスあり】
48・IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型 (AMD) 82XM00L5JP
¥94,820 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU:AMD Ryzen 7 7730U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
モニター:15.6型 フルHD IPS 非光沢
DVD:なし
重さ: 1.62kg
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C(3.0) HDMI
カメラ:HD 720p カメラ
OS:Windows 11 Home
通信通信:Bluetooth5.1, Wi-Fi 6
バッテリー:最大13時間(JEITA2.0)
ソフト:Office 2024(追加可)
保証:1年間
なお 1世代前のIdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型 (AMD)が残ります。
違いは、CPUです。
CPUスコアは、以上の通りです。
新機種より前の世代のCPUですが、スコアは、下位構成でも15000を超えますので、「悪くない」です。
GPUは、ただ、下位機がVega7、上位機がVega8です。
ここは(陳腐化しているわけではないものの)やはり新機種との差と言えます。
セキュリティは、本機はIRカメラではないため、顔認証ではなく、指紋認証になります。
キーボードは、新機種と同じ構成ですが、バックライトがこの世代は初期装備として付いていました。
あとは、メモリーがオンボードのみの構成になる点を除けば、新機種と目に付く違いはないです。
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結論的にいえば、この価格帯の現行のノートPCとしても陳腐化は見られないと言えます。
そのため、指紋センサーとバックライトが基本装備になった方が使いやすい場合は、こちらを選んでもOKです。
ただ、現在のノートPCでは重要度を増しているGPUは新機種のが良いです。そこまで価格水準が変わらないのと、メモリ量がやや多め水準である部分を含めて、一般的には、新機種を推したいと思います。
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【2024年発売】
(オフィスなし)
49・ Lenovo IdeaPad Slim 3i Gen 9 83E6004LJP
¥89,870 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
(オフィスあり)
50・ Lenovo IdeaPad Slim 3i Gen 9 83E6004KJP
¥109,890 Lenovoダイレクト (5/28執筆時)
CPU:Core i5 13420H
モニター:15.6型 フルHD TN液晶 非光沢
なお、在庫限りですが、インテル系CPUを搭載したタイプもあります。
ただ、現状だと、TN液晶のみの展開です。
視野角が狭く、目にも悪い上で、画質も期待できません。
ノートPCは「見つめる」端末ですから、この部分の品質は重要です。
その部分で、おすすめしません。IdeaPad Slimの先ほどのAMD系が良いでしょう。
2-2・富士通の大画面ノートPC(15.6型)
続いて、富士通が販売する超小型モバイルノートです。
現在は、既にみたThinkPadをだすレノボ傘下のブランドです。
【2025年発売】
51・富士通 FMV LIFEBOOK AH450/JA FMVA450JSA
¥125,263 楽天市場 (5/28執筆時
CPU:Ryzen 5 5500U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
バッテリー:最大7.2時間(JEITA3.0a)
52・富士通 FMV LIFEBOOK AH480/J FMVA480JLA
52・富士通 FMV LIFEBOOK AH480/J FMVA480JSA
¥131,100 楽天市場 (5/28執筆時
CPU:Ryzen 7 5700U
メモリ:16GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
バッテリー:最大6.4時間(JEITA3.0a)
モニター:15.6型 フルHD 広視野角 光沢
DVD:DVDスーパーマルチ
重さ: 1.7kg
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (3.1) HDMI
通信:Bluetooth 5.3 Wi-Fi6E
カメラ:92万画素
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2024
保証:1年間
AHシリーズは、富士通 FMVの家庭向きとなるLIFEBOOK系列の入門機です。
デンキヤ流通のある製品では、最も安いグレードと言えます。
上位機と下位機がありますが、後述するように、CPU・メモリ・Wi-Fi構成などに差があります。
軽量性も、バッテリー量でも差があります。
結論的にいえば、この値段差ならば、上位構成かと思います。
重さは、1.7kgです。
より軽いモデルもありますが、DVDドライブ付の機種として言えば、軽いと言えます。
画面サイズは、15.6インチです。
フルHD解像度ですが、本機は、光沢液晶(スーパーファイン液晶)です。
非光沢ではないので、仕事向けと言うより、趣味利用に向くタイプでしょう。映像美という面では良いです。
液晶パネルは、「広視野角 TFTカラーLCD」との明記です。
上表はPCモニターについて、採用例がよく見かける企業を順番に並べたものです。
富士通の場合、特定はどの機種もできません。しかし、(間違いなく)出所がはっきりした企業のものでしょう。
どの企業もIPS方式のパネルで性質は同じです。しかし、商標の関係で「IPS」と書かない(書けない)場合があります。
また、ノートPCを販売する企業は、富士通やDELLのように「ぼかして」IPSであることを示唆する場合と、(商標置いておき、仕組みを示言葉として)IPSとだけ書く企業があります。
区別してもあまり意味ないので、あまり気にしなくて良いかと思います。こちらも、IPSです。
CPUは、構成で異なります。
下位構成の場合、6コア12スレッドのRyzen 5 5500U です。
上位構成の場合、8コア16スレッドのRyzen 7 5700U です。
上位機は優秀ですが、2021年にでたCPUなので、Ryzen 7系としてはスコアは低めです。
とはいえ、今回の基準では「標準」はクリアする水準です。
一般家庭用として、当分のところは問題ないでしょう。
GPUは、上位機だとVega8で、下位機だとVega7です。
この部分は、入門機としては問題ないにせよ、CPUの世代の古さが多少目に付くとはいえます。
メモリーは、下位構成だと8GB、上位構成で16GBです。
いずれも、問題ないでしょう。
記憶ストレージは、SSDドライブで256GBです。
他のスペックが良いので、512GBでも良いように思いますが、まあ必要十分でしょう。
ネットワークは、Wi-FiとBluetoothを装備します。
Wi-Fiは、しっかり、アンテナ2本のWi-Fi6E(11ax)に対応します。
新しいため「空いている」6Hz帯を使える点と、チャンネル数が多い点で、通信安定性がWi-Fi6より高まります。
従来のWi-Fi5やWi-Fi6との違いについては【Wi-Fi6ルーターの比較記事】で書きました。
筐体のサイズを活かして、有線LANポートも基本装備します。
インターフェースは、(四角い)USB-A形状が2つと、(丸い)USB-C形状が1つです。
速度規格は、本機は、USB-AはUSB3.0です。
しかし、USB-Cは、USB3.1です。
このブログの【ポータブルSSDの比較記事】で書いたような、外部ストレージをつなげる場合、その速度を活かせます。
バッテリーは、JEITA 3.0での表記です。
上位機で、動画再生時最大7.2時間、アイドル時11.1時間です。
従来のJEITA 2.0に換算しても短めで、モバイルはあまり想定しません。
キーボードは、日本語キーボードが付属します。
同社の上位機だと、静音キーですが、このグレードだと、普通のキーです。
テンキー付きですが、それなりに「普通」のキー配置で、ピッチも18.4mmです。
ストロークも2.5mmですし、パンタグラフ式ですが、打ちやすいように凹型にしています。キー荷重も、変加重にして打ちやすいようにしています。
パネルデザインも含めて、キーには「こだわり」を感じます。
「プリズムクリアキー」という名前で、コートがある仕様です。バックライトもあります。
加えて、リフトアップヒンジの工夫で、キーボードに傾斜が付くので、打ちやすさに配慮があると言えます。軽量化のための工夫でもあるでしょう。
オフィスソフトは、純正のOffice 2024が付属です。
そのほか、付属ソフトが豪勢なのは、日本企業の伝統でしょう。
最近ATOKは年次更新とはいえATOKも付属であり、豪華です。セキュリティ・ウイルス対策ソフトも、マカフィーのリブセーブ(3年版)が付きます。このほかのバンドルされるソフトを含め、詳しくは【富士通のサイト】をご覧ください。
DVDドライブは、DVDスーパードライブが標準搭載です。
先述のように、最近は、「オールインワン」は珍しいです。
カメラは、普通のHDカメラですが、プライバシーシャッターを備えていいます。
こちらも「テレワーク仕様」です。
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以上、富士通のAH50シリーズの紹介でした。
今回の比較基準からすると高めの価格ですが、DVDドライブ付の大画面機では、キーボードは打ちやすそうです。CPU周りのスペックも問題ないですし、Officeを含めて、使えるソフトが多めに付く部分にもお買得感も感じました。
ネットワーク周りも仕様が新しいです。
あとは、SSDが512GBならば「完璧」ですが、それでもブランド製品としては優秀です。昔ながらのソフトの多さは魅力でしょう。
唯一、非光沢液晶ではない点、長時間書類仕事をする方は気をつけて欲しいですが、あとは、問題ないです。良い製品に思えます。
次回の予告
大画面ノートパソコンのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、15.6型の大画面ノートPCの比較の2回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
3・大画面ノートPCの比較 (3)
3-1:DELL
3-2:ASUS
4・大画面ノートPCの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
つづく、3回目記事(こちら)は、台湾のASUSと米国のDELLの製品をみていきます。
マシンパワー ★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、結論編となる4回目記事(こちら )では、15.6インチノート全機種の中から、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
3回目記事は→こちら