1回目記事からの続きです→こちら
5-1・サムスンのポータブルSSD
5回目記事のトップバッターは、韓国のサムスンのポータブルSSDです。
同社は、WDやキオクシアと同じで、中身のSSDドライブ自体も生産できる企業です。
1・ポータブルSSDの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:SanDisk / WD〈米国〉
2・ポータブルSSDの比較 (2)
2-1:バッファロー 〈日本〉
2-2:キオクシア〈日本〉
3・ポータブルSSDの比較 (3)
3-1:アイオーデータ〈日本〉
3-2:Crucial〈米国〉
4・ポータブルSSDの比較 (4)
4-1:エレコム /ロジテック〈日本〉
4-2:ラシー〈フランス〉
5・ポータブルSSDの比較 (5)
5-1:サムスン〈韓国〉
5-2:トランセンド〈台湾〉
5-3:Lexar ほか
6・ポータブルSSDの比較 (7)
6-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら、各機をみていきます。
--
今回の記事も、Atlasのおすすめポイントについては、赤系の文字色で、イマイチと思う部分には青字で、本文を記していきます。
【2023年発売】
【2TB】
65・サムスン T5 EVO MU-PH2T0S-IT/EC
¥26,480 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
65・サムスン T5 EVO MU-PH2T0S-IT
¥26.747 楽天市場 (6/28執筆時)
【4TB】
65・サムスン T5 EVO MU-PH4T0S-IT/EC
¥48,480 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
65・サムスン T5 EVO MU-PH4T0S-IT
¥48,970 楽天市場 (6/28執筆時)
【8TB】
65・サムスン T5 EVO MU-PH8T0S-IT/EC
¥99,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
65・サムスン T5 EVO MU-PH8T0S-IT
¥89,800 楽天市場 (6/28執筆時)
主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:460MB/s
書込速度:460MB/s
接続:USB3.0
重量 :102g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :3年間
ケーブル:USB-A USB-C
T5 EVOは、サムスンのポータブルSSDの入門機です。
型番末尾が「IT」の場合と「EC」の場合がありますが、性能は同じです。EC(eコマース)型番は、Amazonだと、Amazon限定のようです。
主な用途は、PCやゲーム機での利用です。
テレビ利用は、(使えるでしょうが)企業としては想定しません。
本体の重さは、102gです。
あまり軽くはないです。
むしろ、筐体に余裕を持たせることで、廃熱をよくする方向です。
熱は速度低下につながるので、これはこれで「あり」です。
ドライブの速度は、ただ、読出速度・書込速度とも460MB/sです。
実用水準ではありますし、先述の廃熱の配慮はあるものの、速くはないです。
耐衝撃性は、2m落下に耐える衝撃性があります。
MILスペックは示されません。
接続規格は、USB 3.0です。
この速度ならば、これで問題ないです。
USB3.0のみ対応のPCだと、回線規格がボトルネックになるでしょう。
付属するケーブルは、USB-Cケーブルのみの付属です。
Type AとUSB Type C双方を添付しており、優秀です。
保証期間は、中身の製造ができる会社らしく、3年間です。
セキュリティは、ハードウェア型の暗号化技術となるAES265bit対応です。
しっかりハードウェア型ですので、PC側に処理を依存せず、速度低減も少なめでしょう。また、他社同様、このタイプはドライバが不要で、外出先の端末での利用も容易です。ソフトウェア型と違って、Macでも利用できます。
---
以上、サムスンのT5 EVOの紹介でした。
ポータブルHDDの代替として、サイズ感は小型でなくて良い場合、選択肢になるでしょう。廃熱に配慮がありつつ、そくども「ほどほど」なので、据置で、常時アクセスするような方で、過度な速度が不要ならば、保証年数を含めて、割と良い選択肢でしょう。
8TBを含めた大容量があるので、その部分もポイントです。
【2024年発売】
【1TB】MU-PC1T0T-IT/EC
66・サムスン T7 MU-PC1T0T/EC
¥17,000 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
66・サムスン T7 PC1T0T-IT/A
¥16,141 楽天市場 (6/28執筆時)
【2TB】MU-PC2T0T-IT/EC
66・サムスン T7 MU-PC2T0T/EC
¥27,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
66・サムスン T7 PC2T0T-IT/A
¥28,263 楽天市場 (6/28執筆時)
【4TB】MU-PC4T0T-IT/EC
66・サムスン T7 MU-PC4T0T/EC
¥58,979 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
66・サムスン T7 PC4T0T-IT/A
¥50,485 楽天市場 (6/28執筆時)
主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:1050MB/s
書込速度:1000MB/s
接続:USB3.2 (gen2×2)
重量 :72g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間
ケーブル:USB-A USB-C
サムスン T6 は、2025年に登場したサムスンのSSDです。
型番末尾が「IT」の場合と「EC」の場合がありますが、性能は同じです。EC(eコマース)型番は、実質的にAmazon限定のようです。
主な用途は、PCやゲーム機での利用です。
本体の重さは、(最大)72gです。
極限まで、軽量小型ではないタイプです。
ただ、廃熱面ではアルミ筐体の採用などの配慮があります。また、ヒートシンクではないものの、ヒートスプレッドシートのようなものは(分解レポートをみると)あるようです。
耐衝撃性は、2m落下に耐える衝撃性が自慢です。
ドライブの速度は、読出速度が1050MB/sで、書込速度は、1000MB/sです。
NVMe採用で高速タイプです。
一方、こちらは小型ですが、。
接続規格は、USB 3.1です。
USB3.0のみ対応のPCだと、回線規格がボトルネックになるでしょう。
付属するケーブルは、USB Type AとUSB Type C双方を添付しており、優秀です。
保証期間は、中身の製造ができる会社らしく、3年間です。
セキュリティは、こちらも、ハードウェア型の暗号化技術となるAES265bit対応です。
---
以上、サムスンのT7の紹介でした。
下位機種と比べる場合、速度がSSDらしいスペックに思えます。
軽量で、かつ、正方形に近いスタイリッシュな形状ですし、好みのデザインという人は多いでしょう。(普通形状の)ポータブルHDDの代替で探している方には候補です。
ーー なお、T7シリーズは、ワンポイントの工夫がある製品が他にもあります。順番にみておきます。
【2022年発売】
【1TB】
67・サムスン T7 Shield MU-PE1T0S-IT/EC
¥20,182 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
67・サムスン T7 Shield MU-PE1T0S-IT
¥20,180 楽天市場 (6/28執筆時)
【2TB】
67・サムスン T7 Shield MU-PE2T0S-IT/EC
¥32,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
67・サムスン T7 Shield MU-PE2T0S-IT
¥33,313 楽天市場 (6/28執筆時)
【4TB】
67・サムスン T7 Shield MU-PE4T0S-IT/EC
¥57,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
67・サムスン T7 Shield MU-PE4T0S-IT
¥58,061 楽天市場 (6/28執筆時)
主な用途:カメラ(アウトドア利用)
読出速度:1050MB/s
書込速度:1000MB/s
接続:USB3.1
重量 :98g
セキュリティ:AES265bit(HW型)
保証 :3年間
ケーブル:USB-A USB-C
第1に、サムスン T7 Shield です。
T7と同じ速度ですが「堅牢性」を強化したモデルです。
主な用途は、カメラ用を含む、アウトドアでの利用です。
ラシー、ソニー機などと同じで、防水防塵性がある仕様です。
本体の重さは、98gです。
同じく堅牢性(耐落下)を売りにする、WDのG-DRIVE SSDとあまり変わらない重さであり、優秀です。
サイズは、 幅88mmx 高さ13mm x 奥行59mmです。
この部分では、本機の方がすこし長細い形状となります。
耐衝撃性は、3mまでの耐衝撃性と、IP65の防水防塵性が担保される製品です。
WDのG-DRIVE SSD(IP67)と比べると、防水等級の部分で差があり、水没・水中までは保証されないレベルです。
あとは同じです。ただし、指紋認証機能は未装備です。
---
結論的にいえば、後ほどみるラシーなど、堅牢性だけでなく、防水性も担保されるSSDなどのライバルです。
フィールド用として有用で、このタイプでは安めであるかわりに、防水等級がやや及ばないという感じです。
とはいえ、野外作業で水気がない場所では本機も問題ないので、ニーズによっては洗濯してOKです。
【2023年発売】
【1TB】
68・サムスン T9 MU-PG1T0B-IT/EC
¥23,212 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
68・サムスン T9 MU-PG1T0B-IT
¥23,212 楽天市場 (6/28執筆時)
【2TB】
68・サムスン T9 MU-PG2T0B-IT/EC
¥39,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
68・サムスン T9 MU-PG2T0B-IT
¥40,359 楽天市場 (6/28執筆時)
読出速度:2000MB/s
書込速度:1950MB/s
【4TB】
69・サムスン T9 MU-PG4T0B-IT/EC
¥67,354 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
69・サムスン T9 MU-PG4T0B-IT
¥67,524 楽天市場 (6/28執筆時)
読出速度:2000MB/s
書込速度:2000MB/s
主な用途:PC・ゲーム機
接続:USB3.2 (gen2×2)
重量 :122g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間
ケーブル:USB-A USB-C
サムスン T9 は、2023年に登場したサムスンのSSDです。
速度的に同社の上位モデルになります。
こちらも流通ルートで型番を変えています(末尾ECとIT)。しかし、性能は同じですので、値段で決めてOKです。
主な用途は、基本的にはPC用(=普通のビジネス用)だと思います。
野外での利用には、後述するように、防水防塵性の部分で限界がありますので。
本体の重さは、122gです。
速度部分もありますが、基本的にはポータブルHDDのような利用法を想定します。
サイズは、 幅80x 高さ14mm x 奥行60mmです。
耐衝撃性は、3mまでの耐衝撃性、耐振動、耐衝撃(1500G)のスペック表記があります。
ただ、MILスペック対応は出しません。
また、防水防塵性能もこちらはないモデルです。普通のSSDと考えてください。
ただ、過度に軽くしていないこともあり、こちらは、廃熱は良さそうです。
速度低下は少なそうです。
ドライブの速度は、一方、読出速度が2000MB/sで、書込速度は、1950MB/sです。
4TBは、書込評価値が僅かに上です。
高速モデルで、サンディスクでいえば、SANDISK エクストリームプロ 相当です。そちらと比べると、オーソドックスな形状で、重さはある、と言えます。
なお、廃熱は、アルミ筐体だけでなく、こちらは、ヒートシンクがしっかり備わります。この速度だと、専門装備がないと不安ですが、ここはさすがに「しっかり」です。
接続規格は、USB 3.2です。
USB3.0のみ対応のPCだと、回線規格がボトルネックになるでしょう。
付属するケーブルは、USB Type AとUSB Type C双方を添付です。
保証期間は、5年間の限定保証です。
セキュリティは、本機も、ハードウェア型の暗号化技術となるAES265bit対応です。
この部分は贅沢な仕様で、自動で暗号化されます。
なお、指紋認証機能は、サムスン機ですが、省略です。
---
以上、サムスンのサムスン T9の紹介でした。
スペック的に先述のように、1回目記事でみたサンディスクの中級機とだいたい同じです。
比べると、こちらは、普通のHDDに近い形状で、やや重さがあるため、用途性が少し異なるといえます。ただ、一般的な利用法はかわらないので、値段で決めても良いかなと思います。
一方、同社はワンポイントの機能性付与が「売り」ですから、指紋認証や、防水防塵性能がついた機種がないのが残念で、今後出て欲しい気がしました。
5-2・トランセンドのポータブルSSD
つづいて、台湾のトランセンドのポータブルSSDです。
ストレージやカードで長いこと日本市場で展開する企業です。ポータブルSSDも少数ながら展開があります。
【2021年発売】
【250GB】
70・トランセンド TS250GESD270C
¥5,480 楽天市場 (6/28執筆時)
【500GB】
70・トランセンド TS250GESD270C
¥7,980 楽天市場 (6/28執筆時)
【1TB】
70・トランセンド TS1TESD270C
¥11,800 楽天市場 (6/28執筆時)
【2TB】
70・トランセンド TS2TESD270C
¥19,800 楽天市場 (6/28執筆時)
主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:520MB/s
書込速度:460MB/s
接続:USB3.1
重量 :35g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :3年間
ケーブル:USB-A USB-C
ESD270Cは、台湾のトランセンドが発売するポータブルSSDです。
入門機といえ、他社にも見られた速度があまり速くない低速タイプの格安機です。
主な用途は、PCやゲーム機での利用です。
本体の重さは、35gです。
サイズは、77x 55.7 x9.6mmです。
他社にもあったような名刺・カードサイズです。
耐衝撃性は、本機はMILスペックなど特段の数値は公開しません。
ただ、作動温度のMAXが70度と結構高めに書いてあるのは珍しいかと思います。
ドライブの速度は、読出速度が、520MB/sで、書込速度は、460MB/sです。
特段、特徴的ではないです。
接続規格は、USB 3.1です。
ただ、この実効速度なならば、USB3.0でもさほど速度は低下しないかと思います。
付属するケーブルは、USB Type AとUSB Type C双方を添付しており、優秀です。
保証期間は、長めであり、3年間です。
セキュリティは、しっかり、ハードウェア型のAES265bitに対応です。
ほぼ複合できない形で、中身のデータを暗号化できます。ドライバ不要で、出先でもパスコード解除も簡単です。このタイプは、Macでも利用できます。
---
以上、台湾のトランセンドESD350Cシリーズの紹介でした。
保証は長いため、今後の値段展開次第ではありますが、格安なポータブルSSDとしてプレゼンスがでてくるかもしれません。
現状では、少しポイントに欠けます。
【2021年発売】
【250GB】
71・ トランセンド TS250GESD370C
¥13,646 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【500GB】
71・ トランセンド TS500GESD370C
¥17,683 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【1TB】
71・ トランセンド TS1TESD370C
¥21,800 Amazon.co.jp (9/5時)
主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:1050MB/s
書込速度:950MB/s
接続:USB3.1
重量 :87g
セキュリティ:
保証 :3年間
ケーブル:USB-A USB-C
ESD380Cシリーズは、台湾のトランセンドが発売するポータブルSSDの上位機です。
速度的には、他社機にも多い1000MB/s前後の「中速タイプ」です。
主な用途は、PCやゲーム機での利用です。
同社の場合も、全機ともテレビ利用の言及はないです。
本体の重さは、87gです。
サイズは、96.5x 53.6x12.5 mmですから、小型機としては、厚みも重さもあるタイプです。
耐衝撃性は、本機も米国のMILスペックを公表しています。
実際、軽量化を意識した作りでもないですし、問題ないでしょう。
また、発熱面についても、ボディをアルミにするなど配慮があります。
ドライブの速度は、どのモデルも同じです。
読出速度が、1050MB/sで、書込速度は、950MB/sです。
書出の評価は比較すればやや低めですが、それでも遅いとは言えないでしょう。
接続規格は、USB 3.1(= USB3.2 (gen2))です。
付属するケーブルは、USB Type AとUSB Type C双方を添付しており、優秀です。
保証期間は、長めであり、3年間です。
セキュリティは、ただ、ハードウェア型のAES265bitの暗号化には非対応です。
---
以上、台湾のトランセンドESD350Cシリーズの紹介でした。
高速タイプは、近年ライバルが多いです。本機についても、もう少し値段が下がれば、保証期間の長さから、他の格安機に対する値段的なメリット性が出てくる可能性があるでしょう。
ーーー
【2024年発売】
【1TB】
72・ トランセンド TS1TESD410C
¥14,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】
72・ トランセンド TS2TESD410C
¥24,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【4TB】
72・ トランセンド TS4TESD410C
¥48,000 楽天市場 (6/28執筆時)
重量 :63g
【2022年発売】(旧型)
【1TB】
73・ トランセンド TS1TESD380C
¥17,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】
73・ トランセンド TS2TESD380C
¥29,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【4TB】
73・ トランセンド TS4TESD380C
¥66,847 楽天市場 (6/28執筆時)
重量 :75g
主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:2000MB/s
書込速度:2000MB/s
接続:USB3.2 (gen2×2)
セキュリティ:
保証 :5年間
ケーブル:USB-A USB-C
なお、トランセンドは、同じようなデザインで、速度が速い上位機があります。
堅牢性は、小型ですが、しっかりMILスペックの耐衝撃性があります。
さらに、24年機からは、IPX5の防水性の担保もあるので、より堅牢になったと言えます(ただし、水濡れによる故障は保証対象外)。
速度は、2000MB/秒クラスとなります。
筐体は、アルミがメインで、シリコン系の素材を耐衝撃性を高めるために使われている感じです。
一方、筐体部分の廃熱は問題なさそうですが、ヒートシンクや、ヒートスプレッドシートなど、それ以上の仕組みについては、少なくとも言及はないです。
サイズは、新旧両機種ありますが、新機種は、79 mm x 42 mm x 14.5 mmと少し小型化しました(左図)。
旧機(右図)は96.5 mm x 53.6 mm x 12.5 mmでしたので、一回り小さくなった感じです。
保証も、本機は5年です。
---
結論的にいえば、下位機種と値段差がありますが、例えば、SANDISKの堅牢型(SANDISK エクストリーム プロ V2)と比べて、特に2TBについては、値頃感もあります。
主に値段面ですこし節約した場合、ライバル機より、本機を選択肢にするのはありでしょう。ただ、廃熱部分は未知数なので、夏場の長時間の常時利用に向く仕様かは、分かりません。そこまで、酷使しない場合は問題ないです。
【2024年発売】
【1TB】
74・ トランセンド TS1TESD360C
¥13,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】
74・ トランセンド TS2TESD360C
¥28,596 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【4TB】
74・ トランセンド TS4TESD360C
¥49,623 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:2000MB/s
書込速度:2000MB/s
接続:USB3.2 (gen2×2)
重量 :41g
セキュリティ:
保証 :5年間
ケーブル:USB-C、USB-A
ESD310C Portable SSDも、台湾のトランセンドの製品です。
こちらは、流通ルート限定で出されている「お買得」モデルになります。
主な用途は、本機もPCやゲーム機での利用です。
重さは、41gで、サイズは、長さ77×奥行55.7×高さ9.6mmです。
外観はシンプルですが、この速度水準の製品だと、軽量・小型と言えます。
耐衝撃性は、MILスペック「相当」という書き方です。
同水準の落下試験などをしているという意味です。
ドライブの速度は、読出・書込とも、最大2000MB/sという製品です。
こちらは、外装も含めてアルミですので廃熱部分は問題ないです。ただし、ヒートシンクに類するものは、本機もないです。
接続規格は、しっかり、USB3.2規格ですので、問題ないです。
付属するケーブルは、端子側はUSB-Cですが、USB-C・USB-Aケーブル共に付属です。
保証期間は、5年間です。
セキュリティは、一方、ハードウェア暗号化の説明はないです。
ソフトウェアでパスワードはかけられます。
--
以上、ESD310C Portable SSDの紹介でした。
外観は、素っ気ないとは言えますが、値段は安いため、実用性と速度を重視する場合、選択肢にして良いかと思います。
ーーー
【2024年発売】
【500GB】
75・ トランセンド TS500GESD265C
¥8,780 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【1TB】
75・ トランセンド TS1TESD265C
¥14,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】
75・ トランセンド TS2TESD265C
¥24,990 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:1050MB/s
書込速度:950MB/s
接続:USB3.1
重量 :31g
セキュリティ:
保証 :5年間
ケーブル:USB-C、USB-A
なお、同じく流通限定で、下位機(小型機)となるのが、ESD265Cシリーズです。
重さは、31gで、サイズは、長さ81.4 x 奥行33.6 x高さ 7.5 mmです。
速度は、読み出し最大1050MB/sです。
USB3.1クラスで、仕事には十分な速度です。
耐衝撃性の、説明がないです。
ここは、少し注意点でしょう。
ケーブルは、USB-C、USB-Aともに付属です。
---
結論的にいえば、特段個性はないですが、この速度クラスでは安めです。
ケーブルも2本付属しますし、保証も5年なのでこのあたりが充実するのも本機のポイントでしょう。
【2023年発売】
【250GB】
76・ トランセンド TS256GESD310C
¥5,595 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【500GB】
76・トランセンド TS512GESD310C
76・トランセンド TS512GESD310S
76・トランセンド TS512GESD310P
¥8,600 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【1TB】
76・トランセンド TS1TESD310C
76・トランセンド TS1TESD310S
76・トランセンド TS1TESD310P
¥13,688 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】
76・トランセンド TS2TESD310C
76・トランセンド TS2TESD310S
76・トランセンド TS2TESD310P
¥26,200 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:PC・ゲーム機・スマホ
読出速度:1050MB/s
書込速度:950MB/s
接続:USB3.1
重量 :11g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間
ケーブル:USB-A(直付)
ESD310C Portable SSDは、台湾のトランセンドが発売するスティック型の「中速タイプ」です。
主な用途は、PCやゲーム機での利用です。
あるいは、スマホ・タブレットです。
小型ですが、日本企業の場合と違って、テレビ利用の言及はないです。
おそらく、日本のテレビとの実際の検証が行えないからという意味です。使えないと同義ではないです。
本体の重さは、11gです。
サイズは、71.5x20x7.8mmです。
他社にも見られた、USB-A・USB-Cの両端子があるタイプです。
一方、他社の場合ノック式が多いですが、本機は両側ともキャップなので、この部分の紛失リスクはつきまとうといえます。
耐衝撃性は、特段強調されません。
廃熱については、中速の小型機ですが、幅も長さも突き詰めては小型化していないので、問題なさそうに見えます。
ただ、この速度で「常時回しっぱなし」だと、それなりに熱くはなります。スティック型ですし、常設用途は想定していないと思った方が良いかとおもいます。
他社機でも書いたように、これは中速タイプで、小型のスティック型だとどれでもそのように言えます。
ドライブの速度は、読出速度が、1050MB/sで、書込速度は、950MB/sです。
接続規格は、USB 3.1(= USB3.2 (gen2))です。
付属するケーブルは、むろんありません。
保証期間は、中身のSSDを生産しない企業では珍しく、5年間です。
セキュリティは、小型機器では珍しく、ハードウェア型のAES265bitに対応です。
説明がないのですが、同社のサイトによると対応のようです。
---
以上、台湾のトランセンドのESD310C Portable SSDの紹介でした。
個人的に(不注意なので)キャップをなくした経験が多く、そこだけは心配です。
ただ、そうでもない場合は、速度や廃熱共に問題なさそうですし、なにより、国内他社より保証が長いのと、ハードウェア型の暗号化に対応できる部分で優れます。
値段によっては選択肢にできそうです。
ーーー
なお、ハードウェア型の暗号化に対応する、スティック型の小型機がこれ以外に同社からいくつか出ています。
順番にみておきます。
【2023年発売】
【500GB】
77・トランセンド TS512GESD300C
77・トランセンド TS512GESD300S
77・トランセンド TS512GESD300P
¥8,480 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【1TB】
77・トランセンド TS1TESD300C
77・トランセンド TS1TESD300S
77・トランセンド TS1TESD300P
¥14,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】
77・トランセンド TS2TESD300C
77・トランセンド TS2TESD300S
77・トランセンド TS2TESD300P
¥29,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:PC・ゲーム機・スマホ
読出速度:1050MB/s
書込速度:950MB/s
接続:USB3.1
重量 :9g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間
ケーブル:USB-C(直付)
第1に、ESD300シリーズです。
同じような筐体ですが、USB-C専用となります。
サイズは、幅61.5x奥行20x高さ7.8mmです。
USB-A端子がないだけ長さが短めです。
同じようなUSB-C専用品は、ロジテック(エレコム)でもみましたが、こちらのほうが短いです。
端子配置のバランス配慮はそちらと違ってないですが、そもそもが9gとかなり軽いため、心配不要のように思います。
---
結論的にいえば、キャップ式は好き嫌いがあるでしょうが、そこに問題を感じない場合、選んでよいUSB-C専用型といえます。
ーーー
【2023年発売】
【500GB】
(USB-A)
78・トランセンド TS512GESD320A
¥9,780 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
(USB-C)
78・トランセンド TS512GESD330C
¥9,780 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【1TB】
(USB-A)
78・トランセンド TS1TESD320A
¥16,180 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
78・トランセンド TS1TESD330C
¥15,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】
(USB-A)
78・トランセンド TS2TESD320A
¥33,729 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
(USB-C)
78・トランセンド TS2TESD330C
¥31,851 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:1050MB/s
書込速度:950MB/s
接続:USB3.1
重量 :25g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間
ケーブル:USB-A or USB-C(直付)
第2に、ESD320A シリーズとESD330Cシリーズです。
まとめてみますが、上でみた機種と同じで、USB-AとUSB-Cとでモデルが分かりますが、
収納方法は、こちらの場合、スライドノック式です。
キャップをなくしにくい部分で利点があります。
長さも、収納時7cmは切ります。
こちらも、ハードウェア暗号化対応で、小型としては速度も速めで、保証も長いです。
---
結論的にいえば、もう少し短いとなお良さそうではありますが、キャップ紛失問題からフリーという部分で、トランセンドの小型SSDでは、最も良いように思います。
5-3・その他のポータブルSSD
最後に、ここまで見たメーカー以外の製品について、Atlasの目に付いた製品を「ざっくり」とですが、みていきます。
【Lexar Professional SL600シリーズ】
【2024年発売】
【512GB】
79・Lexar Professional LSL600X512G-RNBNJ
¥(17,680) 楽天市場 (6/28執筆時)
【1TB】
79・Lexar Professional LSL600X001T-RNBNJ
¥30,231 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】
79・Lexar Professional LSL600X002T-RNBNJ
¥39,491 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:PC
読出速度:2000MB/s
書込速度:2000MB/s
接続:USB3.2 (gen2×2)
重量 :64g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間限定保証
ケーブル:USB-C USB-A
Lexar Professional SL600は、レキサーのポータブルSSDの最上位機です。
レキサーメディアはプロ用のカードで定評のある米国老舗です。マイクロンを経て、今は中国のLongsysのブランドです。
2022年からは加賀電子(加賀ソルネット)が代理店のようです。レキサーの日本オフィスはまだありますが、販売はそちらかもしれません。
主な用途は、普通のビジネス用です。
メーカー柄カメラマン向けかと思いましたが、アウトドア向けではないです。
本体の重さは、64gです。
サイズは、 幅112.6x 長さ57.4x 高さ10.6mmです。
さほど軽くないですが、特徴ある「ハンドル(ストラップホルダ」を含めて、類例のないデザインで良いと思います。
ドライブの速度は、読出2000MB/s、書込2000MB/sです。
SANDISK エクストリーム プロ V2にあたる水準で、ポータブル型では高速モデルに位置づけられます。
接続規格は、本機もUSB3.2です。
耐衝撃性は、耐衝撃・耐振動の記載があります。
ただ、MILスペックではなく落下耐性は不明で、防塵防滴・耐衝撃性能は示されません。
温度耐性は他社機より少し良い感じがあります。
付属するケーブルは、USB−A・USB-Cケーブル双方が付属します。
保証期間は、5年間の限定保証です。
---
以上、Lexar Professional SL600の紹介でした。
特徴的な価格が目をひきますが、価格はメモリー大手のものとあまり変わらない感じです。カメラ愛用者が買いそうなブランドですので、もう少し「タフネス」部分のスペックがあれば、選択肢になるかなと思いました。
ーーーー
【2024年発売】
【512GB】
80・ Lexar SL500 LSL500X512G-RNBNG
¥----
【1TB】
80・ Lexar SL500 LSL500X001T-RNBNG
¥29,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】
80・Lexar SL500 LSL500X002T-RNBNG
¥53,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【4TB】
80・Lexar SL500 LSL500X004T-RNBNG
¥------
主な用途:PC
読出速度:2000MB/s
書込速度:2000MB/s
接続:USB3.2 (gen2×2)
重量 :43g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間限定保証
ケーブル:USB-C USB-A
なお、同社の下位機として、ハンドルがないLexar SL500の販売も始まりました。
本機は、形状的な個性はないので、同様の速度が出せる他社機との「勝負」になります。
価格は、中身のSSDの製造できる、サンディスクやサムスンに比べると、さほど安くないです。
重さは、一方、43gと、このクラスの製品としては軽めであることは、ポイントでしょう。
サイズも、85x 54x 7.8mm(最薄部4.8mm)です。
一方、このクラスは結構発熱するので、あまりに薄いと廃熱面が不安ですが、アルミのユニボディですし、中央部には厚みもありますので、問題ないと思います。
保証も5年で、ハードウェア型の暗号化も対応ですし、仕様は問題ないです。
一方、iPhoneのProResビデオ対応とあります。
速度的には対応ですが、アイオーデータやエレコムの対応機と違って、磁力でくっつくMagSafeは非対応です。
【2021年発売】
【500GB】
81・プリンストン PRD-PS500U
¥9,023 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【1TB】
81・プリンストン PRD-PS1000U
¥15,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】
81・プリンストン PRD-PS2000U
¥22,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:1060MB/s
書込速度:1000MB/s
接続:USB3.1
重量 :105g
セキュリティ:
保証 :1年間
ケーブル:USB-A USB-C
PRD-PS500U などは、日本の中堅PC周辺機器メーカーのプリンストンの販売するポータブルSSDです。
速度は、読出で1060MB/sです。
スタンダードクラスの速度で、ごく普通の製品です。
ただ、本機の場合、4in1カードリーダーが内蔵されている部分が面白いです。
SD・マイクロSDとUSB-A端子が1つずつあります。
併用時の速度は低下するでしょうが、ドッキングステーション的な感じで、便利に感じる方はいるかと思います。
一方、カードスロットは、USB・SDカードスロットを含めてUSB2.0です。
ここは注意点で、メディアリーダーとしては「激遅」の部類です。非常用に使えればよいという感じです。
重さも、105gと常識的な範囲です。
耐衝撃性のスペックは(当たり前ですが)非開示で、保証も1年です。
ケーブルは、USB-A・USB-Cともに付属です。
セキュリティは、データ暗号化の記載は見あたりません。
---
以上、プリンストンの PRD-PS500U などの紹介でした。
SSDが高速な一方、メディアリーダーの部分が激遅という部分で、バランスが悪い製品です。
似たようなコンセプトの他社製品は【ポータブルHDDの比較】の方でもみましたが、そういった「プロ用」とはターゲット層が異なるでしょう。
ーーー
【2022年発売】
【1TB】
82・Corsair EX100U CSSD-EX100U1TB
¥16,412 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】
82・Corsair EX100U CSSD-EX100U2TB
¥28,708 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【4TB】
82・Corsair EX100U CSSD-EX100U4TB
¥51,303 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:1600MB/s
書込速度:1500MB/s
接続:USB3.2 (gen2×2)
重量 :22g
セキュリティ
:保証 :3年間
ケーブル:USB-A USB-C
このほか、アメリカのコルセアが、USB3.2クラスの速度の製品を出しています。
中身のドライブ自体は作れない表面実装の会社ですが、ゲーミング関係を得意としていて、世界で知られる企業です。
こちらは、 幅79.3x 高さ11x 奥行36.65mmですが、重さが22gという表記です。
速度は、この速度クラスは、他社からもさほど展開がないので、選択肢の1つとして貴重かと思います。
4TBモデルが選べるのもポイントでしょう。
次回に続く!
ポータブルSSDのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、ポータブルSSDの比較の5回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。
6・ポータブルSSDの比較 (7)
6-1:最終的なおすすめの提案【結論】
読出速度 ★★★★★
書込速度 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
堅牢性 ★★★★★
保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
つづく、5回目記事(こちら )は、結論編に入ります。
今回紹介してきた全製品から、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
6回目記事は→こちら