今回のお題
機能性が高い高品質なまくらのおすすめはの製品?
ども、Atlasです。
今日は、2022年12月現在、最新の高機能枕(まくら)の比較の2回目記事です。
・高品質なまくらの比較 (1)
1-1:テンピュール〈北欧〉
1-2:ボディドクター〈ドイツ〉
1-3:エアウィーヴ〈日本〉
1-4:トゥルースリーパー〈日本〉
予算:1万円〜
2-1:モリシタ〈日本〉
2-2:西川寝具〈日本〉
2-3:オフタイム〈Amazon〉
2-4:王様の夢枕〈日本〉
予算:2,500円〜
・高品質なまくらの比較 (2)
3-1:他の機能性まくら
予算:8,000円〜
3-2:最終的なおすすめの提案 【結論】
今回の2回目記事では、あまり知られていないが、ユニークな特徴がある機能性まくらを紹介します。
その上で、いつものように、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ製品を提案していきます。
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なお、枕の選び方の基本は、1回目記事の冒頭に詳しく書きました。
検索エンジン経由でいらしていただいた方は、1回目記事(こちら)からお読みいただくと、より分かりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
3-1・機能性まくらの比較
というわけで、、比較にはいります。
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今回も、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記しています。
28・アテックス 睡雲まくら AX-BDA605
¥11,000 楽天市場 (12/9執筆時)
素材:ウレタン/エアファイバー
かたさ:★★★☆☆
反発力:★★★★☆
枕の幅:60cm
枕高さ:8.5-10cm
寝姿勢:自在(寝返りが楽)
睡雲まくらは、大阪の健康器具メーカーのアテックスが出す枕です。
寝具についても、風を送るファン付きのマットレスなど、昔からユニークな「アイデア商品」的なものを展開してきています。
素材は、ウレタンフォームです。
この素材は「低反発」ですが、本製品は「高反発」です。
というのも、本製品の場合、ウレタンに、高反発なドイツのバイエル社の3Dエアファイバーを重ねた特殊構造だからです。
その上で、先述の「ファン付きのマットレス」からの着想でしょうが、左右にエアダクトを設けて、ウレタンの難点である通気性を改善しています。
(価格を抑えるため)素材の安いウレタンを主に使用しつつ、高反発にした点は非常に面白く感じました。
形状は、中心にくぼみがあるタイプです。
基本的には、仰向け寝ですが、サイドが高いので、横寝の寝姿勢への配慮があります。
なお、寝返りは打ちやすいですが、形状が特殊ですし、寝相が悪い場合は合わないでしょう。
サイズは、1種類です。
まくらの高さは、通常品が8.5cmですが、1.5cmのウレタンシートが付属なので、10cmの枕にもなります。
もちろん、「最大高」の部分なので、凹みの部分は、数センチ低いです。
反発力は、先述のように、複合素材の効果で、「高反発」です。
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以上、アテックス 睡雲まくらの紹介でした。
機能性の高い、高反発の枕ではわりと安めという製品です。また、同じく高反発のラテックス素材に比べて通気性があり、湿気の問題が解決されている点も良いかと思います。
一方、枕としては今までみられない複合素材ですので、おもに耐久性の部分で、もう少し検証が欲しいところではあります。
【スタンダード IKB-10001】
29・メディフロー ウォーターベース ファイバーピロー
¥14,300 Amazon.co.jp (12/9執筆時)
【エリート IKB-10009】
30・メディフロー ウォーターベース ファイバーピロー
¥17,600 Amazon.co.jp (12/9執筆時)
素材:繊維+水
かたさ:★★☆☆☆
反発力:★★★☆☆
枕の幅:71cm(長め)
枕高さ:14-18cm(調整可)
寝姿勢:仰向け寝
メディフローウォーターベース ファイバーピローは、アメリカ製品で、ネットで人気のあるものです。
素材は、ユニークです。
中身にポリエステル繊維と羽毛のほか、水を利用するタイプの枕です。
水は、体圧分散効果を高めるために利用されます。
形状は、オーソドックスな長方形の枕です。
サイズは、まくらのタテヨコが、幅71cm×奥行51cmと結構長いまくらです。
まくらの高さは、水の量で14-18cmまで調整できます。
ただ、多少背の高いまくらであることは変わりません。
反発力は、水を利用するため正確に他機種と較べるのは難しいです。
しかし、水と頭部の間にはポリエステル繊維と羽毛(ダウン)が挟まりますので、堅さも反発力もさほど高くないといえます。
ただ、流体を使うことでの体圧分散効果の評判は良く、肩こりなどの緩和能力は高そうです。
また、ズッシリ重いまくらなので、まくらズレが置きにくく、長さもあるため、寝返りが打ちやすい製品でもあります。
なお、エリートモデルは、ダウンを使用せず、その代わり、ポリエステル繊維を機能性の高い「ダクロン綿」に換えています。
靴下などにも使われる綿で、弾力性がありかさ高が高いです(15-19)。綿ゴミもでにくいでしょう。
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以上、メディフローウォーターベース ファイバーピローの紹介でした。
テンピュールなどのラテックスゴムにアレルギーがある方や、ゴム特有のニオイが苦手な方で、肩こり、腰痛などに悩んでいる方は、この製品が良いと思います。
ただ、水を数リットル使う製品ですから、重量がある点は注意しましょう。
【2017年発売】(執筆時在庫なし)
31・スマホヘビーユーザーにおくるネックフィット枕
¥(8,778) Amazon.co.jp (12/9執筆時)
素材:パイプ+低反発ウレタン
かたさ:★★★★☆
反発力:★★★☆☆
枕の幅:50cm(標準)
枕高さ:8cm
寝姿勢:仰向け寝
ネックフィット枕は、あしたるんるんというベンチャーが発売する枕です。
スマホ周辺機器メーカーのAppBankとのコラボ製品で、ストレートネック対策を主眼に置いた製品です。
形状は、奥の頭の部分がパイプ枕、手前のクビの部分が低反発のウレタンフォームという構成です。
タテ方向に素材を分ける仕組みは、従来全くなかったわけではないですが、ニッチな発想に感心しました。
手前を沈み込ませる形で、ストレートネック対策として、自然な反り返りを促そうという仕組みですね。
サイズは、幅50cm×奥行35cmと標準的です。
まくらの高さは、8cmです。
反発力は、ネック部分については、低反発ウレタンなので、沈み込みます。
頭の部分はパイプなので、総じて反発はないほうです。
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以上、あしたるんるんのネックフィット枕の紹介でした。
最近問題のストレートネック対策用としてだされたニッチな枕です。発想としては理に適っています。
効果について第三者的な検証がない点と、(寝相の悪い方の)寝姿勢に対する対応力の点は(まさに)「ネック」ですが、新機軸の枕として試す価値はあるでしょう。
形も似ているテンピュールのネックピローとミレニアムネックピラーがライバルです。これらが、比較検討の対象になると思いますが、こちらの方が総じて堅めですね。
【2014年】
【高さ8cm 12cm 】
32・BlueBlood 3D体感ピロー 高さ8cm
¥8,980 Amazon.co.jp (12/9執筆時)
33・BlueBlood 3D体感ピロー 高さ12cm
¥8,980 Amazon.co.jp (12/9執筆時)
素材:低反発ウレタン+ジェル
かたさ:★★★☆☆
反発力:★★★☆☆
枕の幅:65cm(長め)
枕高さ:8cm-12cm
寝姿勢:自在
BlueBloodは、日本のロウダンが販売する安眠枕です。
Atlasも某ホテルで試しました。
形状は、割とオーソドックスな長方形の枕です。
サイズは、まくらのタテヨコが、幅65cm×奥行40cmです。
横に長めなので、寝返りが打ちやすいです。
まくらの高さは、以前は14cm・10cmもありましたが、現在は12cmまでの2展開です。
とはいえ、ウレタン系ではわりと高さは高めです。
反発力は、この製品は、内部にボディドクターのようにウレタンを採用します。
ただ、スーパーソフトウレタンなので、反発力はそれより弱めです。ウレタンにジェルを複合させた新素材です。
そのため、通気性は期待できない点は、特に夏には注意が必要です。
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以上、BlueBloodの紹介でした。
高反発と低反発の「中間的」な製品で、どちらも合わなかった方にニーズはあるでしょう。
通気性はさほど高くないので、暑がりの方には会わないでしょうが、沈み込んだ上で支持性があるため、その部分は優秀です。
【2014年】
34 フォスフレイクスピロー 50×70cm
¥7,000 Amazon.co.jp (12/9執筆時)
35 フォスフレイクスピロー 43×63cm
¥6,600 Amazon.co.jp (12/9執筆時)
36 フォスフレイクスピロー 30×50cm
¥4,378 Amazon.co.jp (12/9執筆時)
素材:ポリエステル繊維
かたさ:★★☆☆☆
反発力:★★☆☆☆
枕の幅:70cm(長め)
枕高さ:12cm
寝姿勢:仰向け寝
フォスフレイクスピロー(fossflakes)は、日本のロウダンが販売する安眠枕です。
こちらも、Atlasが某ホテルで試したものです。3種類ありますが、長めの70cmのレビューです。
素材は、独自のポリエステル繊維の綿です。
「羽毛のようなふわふわ感と復元力」を目指した素材です。
形状は、割とオーソドックスな長方形の枕です。
形状は、普通の長方形の枕です。
サイズは、まくらのタテヨコが、幅70cm×奥行50cmです。
反発力は、ほとんどないタイプです。
一方、素材特性として、家庭で洗濯可能なので、清潔性が担保される点が良い部分でしょう。
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以上、 フォスフレイクスピローの紹介でした。
機能性・快眠性より、むしろ、清潔性が強調できる製品です。今回の紹介の主旨にはさほどマッチングしませんが、アレルギー対策などにニーズはあるでしょう。
今回の結論
高機能まくらのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は5000円以上の「高級品」といえるまくらの比較でした。
最後にいつものように、Atlasのおすすめ製品を提案しておきたいと思います。
第1に、仕事疲れの肩や首のこりを抱えている方におすすめできるまくらは、
【2015年登場】
3・テンピュール ミレニアムネックピロー
¥16,768 Amazon.co.jp (12/9執筆時)
素材:テンピュール素材(低反発)
かたさ:★★★★☆
反発力:★★★☆☆
枕の幅:54cm(標準)
枕高さ:8cm-12.5cm
寝姿勢:自在(寝返りが楽)
ミレミアムネックピローが、良いでしょう。
肩や首の凝りには体圧分散効果の高い低反発まくらが良いです。
さらに、こちらの製品は、人間工学に基づいたデザインでホールド感も良く、この目的に最も適ったまくらだと思います。
エルゴノミクスなデザインは相性面で心配で。
しかし、寝相が悪い場合も、このまくらは、横向き寝がしやすい構造なので、そういった心配も少ないでしょう。
サイズは複数ありますが、平均的な男性はMサイズ、女性はSサイズが良いと思います。
第2に、腰痛対策として、寝返りが打ちやすい製品を選ぶとすると、
9・ボディドクター ドクターロングピロー
¥11,880 Amazon.co.jp (12/9執筆時)
素材:天然ラテックス(高反発)
かたさ:★★★☆☆
反発力:★★★★★★
枕の幅:80cm(ロング)
枕高さ:11cm
寝姿勢:自在(寝返りが楽)
第1に、比較的大きめなベッドで、寝転がるようなスペースがある場合は、ボディドクター ドクターのロングピローをおすすめします。
高反発まくらで寝返りが打ちやすい製品であるうえ、こちらは長枕形式で、ベッドの場所を移動しての寝返りに強いからです。
【2015年登場】
3・テンピュール ミレニアムネックピロー
¥16,768 Amazon.co.jp (12/9執筆時)
素材:テンピュール素材(低反発)
かたさ:★★★★☆
反発力:★★★☆☆
枕の幅:54cm(標準)
枕高さ:8cm-12.5cm
寝姿勢:自在(寝返りが楽)
第2に、さほ広くないベッドで、寝返りと言うよりも横寝への移行が現実的な場合は、テンピュールのミレミアムネックピローが良いでしょう。
横寝への推移の用意さには定評があるので、肩こりだけではなく、腰痛にも向いているからです。
また、形状的にクビに自然なカーブが付けやすいため、ストレートネック対策用にも良いでしょう。
第3に、不眠時などの睡眠導入効果を期待して、包み込むようなまくらを探している方は、
【2015年登場】
5・テンピュール ソナタピロー
¥17,611 Amazon.co.jp (12/9執筆時)
素材:テンピュール素材(低反発)
かたさ:★☆☆☆☆
反発力:★★☆☆☆
枕の幅:61cm(長め)
枕高さ:9.5cm-12.5cm
寝姿勢:自在(横寝/寝返り楽)
テンピュールのソナタピローでしょう。
テンピュールの中で最も柔軟性のある枕であり、ゆったり包み込むような感触は、睡眠誘導への効果が高いと言えます。
また、寝相に合わせて比較的柔軟につかえるため、「ぐっすり眠りやすい」とも言えます。
こうした用途には、この枕が最も適します。
第4に、比較的格安で導入できる高品質なまくらとしておすすめできるのは、
【高反発タイプ 】
17・モリシタ Double F
¥4,620 Amazon.co.jp (12/9執筆時)
【低反発タイプ 】
18・モリシタ Double F
¥4,620 Amazon.co.jp (12/9執筆時)
素材:ウレタン or ラテックス
かたさ:★★★☆☆
反発力:選択可能
枕の幅:55cm(標準)
枕高さ:6cm 10cm
寝姿勢:仰向け寝
モリシタの Double Fでしょう。
もちろん、1万円以上の枕とは差がありますが、価格が安い割にしっかり機能性がある枕です。
腰痛や肩こりのある人は、高反発タイプ、寝付きを重視する場合は、低反発タイプが良いです。
高さ調整もできる枕なので、地方など高品質なまくらが手軽に試せない場合も、自分に合うように調整しやすい点も評価できます。
エルゴノミクスなデザインですが、さほど突飛なデザインではないので、その点も試用なしでの利用に向きます。
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【2008年登場】
1・テンピュール オリジナルネックピロー
¥12,997 Amazon.co.jp (12/9執筆時)
素材:テンピュール素材(低反発)
かたさ:★★★★☆
反発力:★★★☆☆
枕の幅:50cm(標準)
枕高さ:7cm-11.5cm
寝姿勢:仰向け寝
しかし、もう少し出せそうなら、テンピュールオリジナルネックピローが良いと思います。
こちらも汎用性の高いデザインなので、万人にフィットする枕だと思います。
少々高いですが、テンピュール素材の信頼性は高く、「買って後悔のない」製品だろうです。
第4に、寝苦しい夜に向く、涼感を得やすい枕としては、
【2021年登場】
2・テンピュール スマートクールテクノロジー
¥19,021 Amazon.co.jp (12/9執筆時)
素材:テンピュール素材(低反発)
かたさ:★★★★☆
反発力:★★★☆☆
枕の幅:61cm(標準)
枕高さ:8cm・10cm
寝姿勢:仰向け・横向き
テンピュールの「オリジナルピロー スマートクールテクノロジーTM」でしょう。
機能性素材である「スマートクール機能糸」をカバーに採用し、触感や形状を含めて、涼感が得やすい点が評価できます。
形状的にも、オリジナルピローを踏襲しており、信頼性があります。
その上で、ワイドサイズになるので、寝苦しい夜に、寝返りを打ちやすいのも良い部分です。
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【ふつう】
10・airweave エアウィーヴピロー・スタンダード
¥16,940 楽天市場 (12/9執筆時)
【やわらかめ】
11・airweave エアウィーヴピロー・ソフト
¥16,940 楽天市場 (12/9執筆時)
素材:エアファイバー(高反発)
かたさ:選択可能
反発力:★★★★★
枕の幅:56cm(標準)
枕高さ:6cm 8cm(調整可)
寝姿勢:自在
ただ、通気性だけで言えば、エアウィーヴピロー の方がより快適です。
エアファイバーは、通気性が抜群ですから。
形状的な工夫では多少テンピュールに負ける印象ですが、沈み込む低反発タイプが苦手な方は、高反発なこちらを選ぶと良いかと思います。
補足・このブログの寝具関連記事
というわけで、今回の「モノマニア」は、高反発・低反発の枕の記事でした。
1・羽毛ふとんの比較
2・低価格な掛けふとんの比較
3・敷ふとんの比較
4・ふとん用マットレスの比較
5・高機能まくらの比較
6・電気毛布の比較
7・夏用の寝具比較
なお、安眠対策を考えている方は、シーツやふとんも検討の余地があるでしょう。
このブログでは、上記の記事で特集していますので、よろしければご覧ください。
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ではでは。