Top 映像機器 比較2022’【メーカー別】4K液晶TV24機の性能とおすすめ:オリオン・DMM・maxzen・三菱 (9)

2022年09月28日

比較2022’【メーカー別】4K液晶TV24機の性能とおすすめ:オリオン・DMM・maxzen・三菱 (9)

【今回レビューする内容】2022年 最新4Kテレビの性能とおすすめ・選び方:オリオン・山善・DMM.make maxzen 三菱電機 TVの評判や人気機種の性能ランキング: 40 42 43 49 50 55 65インチ

【比較する製品型番】オリオン OL43XD100A OL50XD100 OL55XD100 OL65XD100 OL65XD300  maxzen maxzen 06シリーズ JU50CH06 JU55CH06 JU65CH06 JU75CH06 JU55SK04 JU75CH06 JU43TS02 三菱電機 LCD-A40RA2000 LCD-A50RA2000

今回のお題
ノンブランド系の激安4K液晶テレビのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、2022年9月現在、最新の4K対応の液晶テレビの比較9回目記事です。

  201809011946.jpg

1・東芝の4K液晶TVの比較
 :レグザ〈日本〉
2・シャープの4K液晶TVの比較
 :アクオス〈日本〉
3・ソニーの4K液晶TVの比較
 :ブラビア〈日本〉
4・Panasonicの4K液晶TVの比較
 :ビエラ〈日本〉
5・LGの4K液晶TVの比較
 :ナノセル〈韓国〉
6・ハイセンスの4K液晶TVの比較
 :Hisense TV〈中国〉
7・TCLの4K液晶TVの比較
 :TCL TV〈中国〉
8・各社の4K液晶TVの比較
 :フナイ〈日本〉
 :アイリスオーヤマ〈日本〉
9・各社の4K液晶TVの比較
 :オリオン・三菱
 :maxzenDMM ほか
10・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】
 =全機からのおすすめ機種の提案

 202003072024.jpg

 ここまでの記事では、全国のデンキヤで見かける大メーカーの製品を網羅的に紹介しました。

 今回の9回目記事では、三菱のほか、主にネット販売でプレゼンスのある新興ブランドオリオン・マクスゼン・DMM)が発売する4K液晶TVを中心に紹介します。

ーーー

映像の美しさ  ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★  
音質の良さ   ★★★★★
ネット動画   ★★★★★
番組表     ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を比較します。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案する型式で書いていきます。

9-1・オリオンの4K液晶TVの比較

 202111232135.jpg

 はじめに日本の老舗テレビメーカーのオリオンからです。

 現在はテレビ部門については、日本の家電メーカーのドウシシャが売っており、修理などのアフターサポートもそちらです。

ーー

 なお、以下では、前回同様に、Atlasのおすすめできるポイントを赤字系で、イマイチと思う部分を青字系で書きます。


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 【2019年11月発売】100シリーズ

 【43インチ】(OL43XD100A)

  1・オリオン OL43XD100
   ¥63,591 楽天市場 (9/28執筆時)

 【50インチ】

  2・オリオン OL50XD100
   ¥65,841 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【55インチ】

  3・オリオン OL55XD100
   ¥74,447 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

  【65インチ】

  4・オリオン OL65XD100
   ¥(108,655) Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【2021年11月発売】300シリーズ

  5・オリオン OL65XD300
   ¥79,800 楽天市場 (9/28執筆時)

モニターパネル:(VA
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート:4K
フレームレート:4k/60p  
新4K放送用チューナー:

 XDシリーズは、ORIONの販売する4K液晶テレビです。

 ブラウン管時代からの老舗のTVブランドで、格安品に強かった日本企業です。2019年にドウシシャの傘下になってから、初めての「大型製品」だと思います。

 最近は、「越前市ブランド」であることを強調しています。

 なお、65インチは、新機種(300シリーズ)ありますが、スペック上の性能差はみられません。ただ、後述するように、本機はパネルの種類が不定なので、何かしら違う可能性はあります。

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 本体サイズは、4種類の展開です。

 60インチを超える大型製品は、価格競争力があります。

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 液晶パネルは、非公開です。

 ただ、構成から見て、おそらくVA系パネルだと思いますが、ロット単位で変わる可能性はあります。

 その場合、視野角が広く、コントラスト比が高い点でTVに向く液晶です。

 ただ、高級な他社テレビと違って、特段の加工はしていないので、いわゆる「ブランド液晶」ではないです。

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 バックライトは、直下型を採用します。

 最近は、VA+直下型で格安なものが多いですが、ユニットで調達できるからかもしれません。

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 エリア制御などの高度な技術は不採用ですが、直下型ならまずまず心配ないでしょう。

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 4Kチューナーは、一方、非搭載です。

 202107192036.jpg

 HDR10技術は、この機種も搭載です。

 最近は4K対応に加えて、輝度表現を高められるHDRはある意味「標準」となってきました。

 日本の新4K放送規格に採用されたHLGもこの系統の技術を利用するため、搭載は重要です。

 ただ、通常の地デジなどの番組について、再計算で輝度をHDR水準まで高めるHDRアップコンバートは未搭載です。

 202107192035.jpg

 画像エンジンは、パソコンのCPUにあたる部分です。

 このパーツが良いと、質の良い画質アップ機能が多く搭載できます。本機は、4K美・彩・細エンジンという名前です。

 具体的な機能を見ると、明暗表現を補正する「コントロールリマスター」」広色域化を図る、「ビビッドクロマアジャスター」、画像の高詳細化処理(超解像)に関わる、「4Kハイディーテールコンバーター」の言及があります。

 自社技術かは不明ですが、もともとTVメーカーだった部分の強みで、この部分はしっかり情報を出します。

 202003080941.jpg

 広色域化技術は、一方、しっかり採用です。

 Vivid Chroma Adjusterという名称ですが、12色軸補正です。

 補正軸を公開している企業は少ないですし、比較の意味も薄いです。ただ、東芝の下位機は9色軸補正ですし、この部分では健闘と言えます。

 画質の自動調整は、非対応です。

 低価格機でも、見ている番組のジャンルに合わせて、自動で映像モードを変更できる機種があります。

 しかし、同社の場合は非対応です。手動での調整も、PCとシネマに止まり、ゲームモードなどはないです。

 倍速液晶も、省略です。

 201806282050.jpg

 録画機能は、他社同様に、外付ハードディスクの増設に対応できます。

 ダブルチューナーなので裏番組の録画に対応できます。

 202003081003.jpg

 番組表は、大手に較べては課題と言えます。

 録画も含めジャンル検索はできますが、例えば俳優名を指定したようなサーチは不可能です。

 ネット動画サービスは、非対応です。

 Wi-Fi自体が付属せず、有線LANのみです。

 スピーカーは、総計20Wです。

 ただし、43インチだけは16Wです。

 なお、同社は、SANSUIブランドを活かしてスピーカーにこだわる製品(和紙スピーカー)も出していましたが、こちらは、この部分にノータッチです。

 音声アシスタントサービスは、対応しません。

 一方、オリオン(ドウシシャ)は自前や委託のテレビの訪問修理網がないようです。ネットで購入した場合は、福井のサービスセンターへの発送となります。

 保証期間後は、送料も有償なので、通常の宅配便では送れない(最悪引っ越し便などとなる)部分は注意点です。

 こうした部分は、全国に修理網のある前回までの記事でみた大手製品と差があります。

  202107192121.jpg

 HFR(ハイフレームレート)は、PS5(プレステ5)など次世代ゲーム機を利用する場合、注目して良い部分です。

 対応する場合、60フレーム/秒以外に、120フレーム/秒(4K/120Hz)の表示も可能になり「なめらかな動き」が楽しめるからです。

 ただ、現状では、大手の製品しか搭載されておらず、本機も未対応です。

 ---

 以上、オリオンXDシリーズの紹介でした。

 直下型LED配置のVA型で、ある程度広色域化技術もフォローしており、その上で、値段的にも海外組に張り合えています。

 大手の上位機並の機能は望めませんが、とくに、大画面モデルについては、値段的な納得感はあると思います。

 一方、番組表や予約の部分、新4K衛星放送に非対応な部分など、日本の状況に合わせていない部分もあるため、「国内設計」のメリット性を感じられないのは、残念と言えます。

9-2・Maxzenの4K液晶TVの比較

 202107101531.jpg

 続いて、Maxzenブランドのテレビです。

 こちらは、大手EC企業のプレモア(以前のA-PRICE)が販売する黒物家電のブランド名となります。


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 【2022年発売】

 【50インチ】【VA】

 【170° 6.5ms 250nit 5000:1】

  10・maxzen 06シリーズ JU50CH06
   ¥47,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【55インチ】【VA】

 【170° 9.5ms 300nit 4500:1】

  11・maxzen 06シリーズ JU55CH06
   ¥53,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【65インチ】【VA】

 【170° 8ms 350nit 5000:1 】

  12・maxzen 06シリーズ JU65CH06
   ¥82,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【75インチ】【VA】

 【170° 6.5ms 350nit 5000:1 】

  13・maxzen 06シリーズ JU75CH06
   ¥122,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

モニターパネル:VA
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート:4K
フレームレート:4k/60p   
新4K放送用チューナー:

 06シリーズは、Premoaがマクスゼンブランドで販売するテレビです。

 202012251042.jpg

 液晶パネルは、VAパネルを採用します。

 こちらについては、データが得られたので細かいスペックをだしました。

 ただ、同社製品の場合、VAでも視野角が最小178°表記ではない点は注意点です。

 202111241818.jpg

 この場合、視野角は上表ではTN液晶並みと考えてください。

 後ほどみるように、同社はこのシリーズ以外にもテレビの展開があります。

 視野角が170°の製品は、コントラスト比と画面輝度のスペックがそれらより高いため、バランス調整をしているようです。

 202111231654.jpg

 バックライトは、直下型LEDです。

 輝度(ニト)が出ていますが、どれもやや暗めと思います。

 おそらく、バックライトの数は少なめなのでしょうから、輝度ムラなどは、一般機に比べると出やすいかもしれません。

 201902181640.jpg

 4Kチューナーは、非搭載です。

 202012251052.jpg

 HDR10技術は、一方搭載です。

 HLGにも対応できますが、新4K放送チューナーは付きません。

 202203151400.jpg

 画像エンジンは、06シリーズについては、日本の「T社」のエンジンとの記載です。

 ようするに、近年外販している「東芝系のエンジン」でしょう。 

 ただ、画像処理の方法などについては、未記載です。

 これは、同じように、東芝系のエンジンを利用する他社もですが、数世代前のもので、画質調整力において値段差分の差はあります。

 202012251057.jpg

 画質の自動調整もできません。

 なお、手動調整はでき、「ゲームモード」が搭載です。

 倍速液晶は、しかし省略です。

 201806282050.jpg

 録画機能は、他社同様に、外付ハードディスクの増設に対応できます。

 ダブルチューナーなので裏番組の録画に対応できます。

 202012251058.jpg

 番組表は、割と視認性が良いです。

 こちらも旧東芝系のシステムです。

 ネット動画サービスは、非対応です。

 Wi-Fi自体が付属せず、有線LANのみです。

 一方、HDMI端子が4系統あるので、ゲームなどには良いでしょう。

 スピーカーは、総計16Wです。

 特段の工夫はないです。

 音声アシスタントサービスは、対応しません。

 一方、修理については、マクスゼン自体のサポートセンターで自社請負のようです。

 ただし、発送修理のみで、訪問修理網はないです。

 ---

 以上、マクスゼンの4Kテレビの紹介でした。

 価格的にTCLやハイセンスなどの海外勢と張り合えています。

 番組表の部分も問題ないので、格安テレビとしては候補にしやすいでしょう。

 ただし、「ゲームモード」搭載にあたり、視野角が犠牲となるため、1人用と言えます。

 リビングなどの設置にはあまり向かないでしょう。

ーーー

 202206192039.jpg

 【2020年発売】

 【55インチ】【VA】

 【170° 6.5ms 300nit 4500:1 】

  14・maxzen 04シリーズ JU55SK04
   ¥76,980 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【75インチ】【VA】

 【170° 6.5ms 350nit 5000:1 】

  15・maxzen 01シリーズ JU75CH06
   ¥122,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

モニターパネル:VA液晶
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート:4K
フレームレート:4k/60p   
新4K放送用チューナー:

 なお、同じ狭めの視野角(170度)のパネルを採用していた旧製品がこちらとなります。

 パネルスペック(応答速度など)は新機種とそれぞれ異なりますが、基本的には「同じ」グレードです。

 新機種を含めて、値段で決めて良いかと思います。

ーーー

  202206192037.jpg

 【2020年発売】

 【65インチ】【ADS】

 【178° 9.5ms 350nit 1200:1 】

  16・maxzen 04シリーズ JU65SK04
   ¥38,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

モニターパネル:ADS
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート:4K
フレームレート:4k/60p   
新4K放送用チューナー:

 一方、マクスゼンは、視野角を178度にした製品の展開もあります。

 ただ、必ずしも「上位機」という扱いではなく、応答速度が犠牲になっています。

 202111241818.jpg

 液晶パネルは、ADS液晶です。

 ADS液晶は、IPS液晶の「ジェネリック」といえるパネルで性質は同じです。

 性質は基本的にIPSと同じです。

 以前は、アイリスオーヤマなどもかなり細かいパネルスペックを公開していたのですが、2020年でやめました。

 ここまで出してくれるのは、信頼性の部分で評価できます。


 202111232152.jpg

 【2021年発売】

 【43インチ】【IPS】

 【178° 9.5ms 250nit 3000:1】

  17・maxzen 04シリーズ JU43TS02
   ¥(37,800) Amazon.co.jp (9/28執筆時)

モニターパネル:IPS液晶
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート:4K
フレームレート:4k/60p   
新4K放送用チューナー:

 JU43TS02は、2021年に出た新モデルです。

 基本的な仕様は、ここまで見た同社の製品とすこし異なります。

 201904101253.jpg

 液晶パネルは、IPS表記です。

 ただ、かなり安いため、白色LEDを加えた、質の劣るRGBWの蓋然性が高いです。

 IPSでもこのタイプは画質が劣ります。

 先ほども書きましたが、ノンブランド系の低価格な4Kパネルについては、VAを選んだほうが安全な場合が多いです。

 202111232159.jpg

 相当安いのですが、バックライトの輝度が250ニトで多少暗めに思えます。

 HDR10については対応表記ですが、4K/30pまでとなり実質的には非対応水準です。

 202111232157.jpg  

 番組表も、少しほかと違うので、(世代変更の可能性もありますが)OEM提供元も他機と異なるかもしれません。

 とはいえ、TVチューナー付きで、4万を切るのは珍しいので、ホテル備品を含めて、結構需要はありそうに思います。1000日保証を含めて、安心感もあるでしょう。

9-3・DMMの4K液晶TVの比較

 つづいて、DMMの販売するテレビを紹介します。


  202012241844.jpg

 【2020年11月】

 【43インチ】

 18・DMM.make DKS-4K43DG4
  ¥54,877 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【55インチ】

 19・DMM.make DKS-4K55DG4
  ¥68,491 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【65インチ】

 20・DMM.make DKS-4K65DG4
  ¥117,891 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【75インチ】

 21・DMM.make DKS-4K75D
  ¥207,700 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

モニターパネル:ADS
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:なし
コンバート: 4K
フレームレート:4k/60p   
新4K放送用チューナー:

 DG4シリーズは、通販大手のDMMが「DMM.make モニター」として販売する「新しい4Kテレビ」です。

 201909061245.jpg

 工場を持たないファブレス生産で安く売っているもので、すでに5−6世代目の製品です。

 なお、こちらはTVチュナーが一切付属せず、その部分はレコーダーなどに任せるという仕様です。

 その代わりにHDMI端子が3つ付属しており、それをうまく利用して運用していくタイプのテレビです。

 リモコンも付属し、ファームウェア更新も対応するため、出始めの頃の格安液晶4Kテレビと異なり、品質における過度の心配は不要に思えます。

 201909061242.jpg

 液晶パネルは、ADS液晶です。

 IPS液晶の「ジェネリック」といえるもので、品質は同じです。

 こちらは、RGBパネルなので、RGBWのIPS液晶とは違って、見た目に差はでません

 バックライトはエッジ型で、エリア制御は未対応です。

 HDR10規格は、対応します。

 新4K放送に利用されるHLGも対応ですから、問題ないでしょう。

 倍速液晶は、非対応です。

 動きのある映像にあまり強くない点は、ややネックとなります。

 録画機能は、TVチューナー未搭載機のため、こちらには未付属です。

 201803300050.jpg

 映像配信サービスは、非対応です。

 対応させたい場合は、【セットトップボックスの比較記事】で書いたような、USB形状のメディアストリーミング端末が必要です。

 音声アシスタントサービスも、未搭載です。

---

 以上、DMMの4Kディスプレイの紹介でした。

 割と安めに、65インチサイズがある点が「売り」でしょう。「大画面を手軽に」という方向性では、重要なラインアップの1つと言えます。

 一方、倍速液晶を搭載しない点や、エッジ型液晶である点などは、「快適な視聴」という部分では注意点といえます。とはいえ、業務用などに設置するモニターなど、用途を選ぶならば、十分な製品でしょう。

9-4・三菱電機の4K液晶テレビの比較

 202003072022.jpg

 続いて、三菱電機の4K液晶テレビの紹介です。

 201812181949.jpg

 同社は、REALシリーズで有名ですが、バックライトにレーザーを利用するレーザーバックライト方式に独自性と、発色の良さに強みがあったメーカーでした。

 しかし、2018年現在この方式から撤退しました。また、2024年までに完全にテレビ生産から撤退することも表明されています(量販店は2021年末まで)


 201812181957.jpg

 【2019年10月発売】

 【40インチ】

  22・三菱 LCD-A40RA2000
   ¥147,000 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【50インチ】

  23・三菱 LCD-A50RA2000  
   ¥178.800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

  【58インチ】

  24・三菱 LCD-A58RA2000  
   ¥249,780 楽天市場 (9/28執筆時)

モニターパネル:非開示
バックライト :非開示
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K
フレームレート:4k/60p  
新4K放送チューナー:搭載(2)

 RA2000シリーズは、三菱電機が2019年に販売した、最上位機です。

 201812182006.jpg

 この機種は、いわゆる「録画テレビ」で、ブルーレイと2TBのハードディスクが内蔵されるモデルです。そのため、今回は録画の部分も含めて説明します。

 液晶パネルは、三菱電機は情報非開示です。

 同社は、いわゆる「ブランド液晶」としてDIAMOND Panelを持ちますが、この機種は不採用です。全体的に白っぽく、TN液晶などの蓋然性が高いです。

 いずれにしても、この部分の情報が非開示の機種は、画質面での期待値が低いでしょう。

 バックライトも、情報非開示ですが、エッジ型でしょう。

 HDR10技術は、搭載です。

 ただし、低解像ソースをHDRに再計算するアップコンバートは未搭載です。

 201812182029.jpg

 画像エンジンは、DIAMOND ENGINE 4Kを搭載します。

 機能面の説明では、「超解像度技術」については、対応し処理を行っているようです。

 一方、「高精細化」「ノイズ除去」には言及がないです。何らかの処理は行っているでしょうが、力はそれ程入れていないと思います。

 一方、「広色域化技術」については、ウルトラカラーマトリックスを搭載します。8000点の補整点で色を部分調整する仕組みで、色の鮮やかさの向上を目指しています。

 4Kアップコンバートについては言及がないですが、これは搭載でしょう。

 画質の自動調整は、三菱電機は「手動」のみです。

 シネマ・ゲーム・PCなど手動でモードは選べますが、コンテンツにあわせて自動では調整されません。

 倍速液晶は、2倍速ながら対応できます。

 4Kチューナーは、さすがに新型ですから、装備します。

 ダブルチューナー仕様ですし、問題ないでしょう。

 201812182019.jpg

 録画機能は、先述のように、2TBのハードディスクとブルーレイを内蔵するため充実します。

 とくにブルーレイは、4K画質に対応するULTRA HDです。単品のレコーダーでも搭載しない機種も多い状況なので、録画部分は相当充実した機種です。

 201812171752.jpg

 12倍録画に対応するので、最大1080時間の録画が可能です。

 3チューナー搭載なので、2番組を同時に録画することも可能です(4K放送は裏番組録画)。外出先からのスマホアプリでの予約にも対応(iOS Android)するため、この部分は割と高度と言えます。

 一方、同じようなオールインワン型を出しているパナソニックと較べる場合、新4K衛星放送の長時間録画に対応できない点が難点です。

 なお、内蔵HDDが付属した場合は、他社同様に、外付けHDDを増設可能です。

 201812171731.jpg

 番組表は、一方、三菱電機はあまり力を入れていない印象です。 

 操作法を音声で教える機能、文字を拡大する機能など、お年寄り向け機能はありますが、本質的にはあまり工夫がありません。

 映像配信サービスは、YouTube TSUTAYA TVと、同社のアクトビラのみの対応です。

201812171754.jpg
 スピーカーは、総計10Wのスピーカーです。

 ブラウン管時代から同社は割とスピーカーに力を入れる会社でした。

 その点で言えば、中・低音域用のウーファー高音域用のトゥイーターが2機付属します。 

 ただ、4K液晶テレビは他社も相当気を使う部分なので、それらに比べると目立って音質が良いわけではない機種です。

 音声アシスタントサービスは、未搭載です。

 201812171903.jpg

 一方、面白い部分では、オートターン機能があげられます。

 三菱電機が昔からこだわる部分で、スタンドの方向がリモコン操作で自在に動きます。

 先述のように、この機種は、視野角があまり広くなく、正面以外からの色ムラが目立つので、このような機能はある意味必須と言えます。他社は、こうした機能を付属しませんが、それは、視野角が広いから、基本不要だからでしょう。

---

 以上、三菱電機RA1000の紹介でした。

 ギミックとして分かりやすいオートターン機能や、初心者にも説明しやすい「録画一体型」という利便性の部分が「受けて」、あまり家電に詳しくない年配の方に人気のテレビです。

 そうした方々への訴求は、番組表の見やすさへの配慮など、メーカーも実際意識していると思われます。

 ただし、今回の比較基準でこの機種をみると、液晶の品質がイマイチで、その部分にコストカットの跡が色濃いです。

 201909051925.jpg

 また、映像機器として壊れやすい部分は、モーターのある部分(録画機能)です。

 つまり、内蔵ハードディスクブルーレイドライブの部分です。三菱電機もこの点は気にしており、部品単位で簡単に交換できる構造にしています。

 ただし、ユーザー自身での交換は不可で、「訪問修理」です。 

 保守部品の価格は、定価ベースで高いですし、デンキヤの延長保証も稼働性のある部分は、保証対象外の場合が大半です。

 結論的にいえば、「オールインワン型」は初心者に訴求力はある言葉ですが、長期的に考えて「一体型が初心者に向く」のかは、Atlasとしては「疑問」に思います。

次回記事の予告
4K液晶TVのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、4Kに対応する比較的安めの液晶テレビ紹介してきました。

 しかし、記事は、もう少しだけ「つづき」ます。

  201902181409.jpg

1・東芝の4K液晶TVの比較
 :レグザ〈日本〉
2・シャープの4K液晶TVの比較
 :アクオス〈日本〉
3・ソニーの4K液晶TVの比較
 :ブラビア〈日本〉
4・Panasonicの4K液晶TVの比較
 :ビエラ〈日本〉
5・LGの4K液晶TVの比較
 :ナノセル〈韓国〉
6・ハイセンスの4K液晶TVの比較
 :Hisense TV〈中国〉
7・TCLの4K液晶TVの比較
 :TCL TV〈中国〉
8・各社の4K液晶TVの比較
 :フナイ〈日本〉
 :アイリスオーヤマ〈日本〉
9・各社の4K液晶TVの比較
 :オリオン・三菱
 :maxzenDMM ほか
10・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】
 =全機からのおすすめ機種の提案

映像の美しさ  ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★  
音質の良さ   ★★★★★
ネット動画   ★★★★★
番組表     ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 次回の、10回目の結論記事こちら)では、ここまで紹介してきた全機種から、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種!について改めてまとめます。

 引き続き、よろしくお願いします。

  第10回目の記事は→こちら

posted by Atlas at 17:36 | 映像機器

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