【今回レビューする製品】2023年 12畳対応のリビング向けLEDシーリングライトの性能と選び方
【比較する製品型番】日立 LEC-AHM1212U LEC-DH1230U LEC-AH1210PH NEC ホタルクス HLDC12334SG HLDC12333SG HLDC12311SG HLDC12321SG HLDZ12302SG HLDZ12303SG HLDC12302SG HLDC12301SG HLDZ12202 HLDZ12202 HLDZ12203 HLDZ12209 HLDC12208 HLDC12202 HLDCKD1299SG HLDC12211SG HLDC12234SG HLDC12233SG HLDC12V001BSG HLDC12V002BSG HLDC12V001LSG HLDC12V002LSG アイリスオーヤマCEA-2112DLSP CEA-2012D CEA-2012DL CL12D-5.0 CL12DL-5.0 CL12D-5.0CF CL12DL-5.0CF CL12DL-5.1CF CL12D-6.1V CL12DL-6.1V CL12DL-5.11V CL12DL-5.1WFM CL12DL-5.1WFU EA-A12DLPS CEA-A12DLP CEK-A12DLPV
今回のお題
12畳用LEDシーリングライトはどれがおすすめ?
どもAtlasです。
今日は、2023年1月現在、最新の12畳用LEDシーリングライトの比較の2回目記事です。
1・12畳用シーリングライトの比較 (1)
1-1:パナソニック
1-2:日立
2・12畳用シーリングライトの比較 (2)
2-1:日立〈続き〉
2-2:NEC hotaluX
2-3:アイリスオーヤマ
3・12畳用シーリングライトの比較 (3)
3-1:東芝
3-2:ドウシシャほか
4・シーリングライトまとめ 【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
前回の1回目記事に続き、上表の各社の12畳用のシーリングライトを順番に見ていきます。
ただ、「シーリングライトの選び方の基本」は、1回目記事の冒頭に書きました
そのため、検索エンジン経由でいらしていただいた方は、1回目記事(こちら)からお読みいただければ、よりわかりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
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1・ 8畳用シーリングライトの比較
2・10畳用シーリングライトの比較
3・12畳用シーリングライトの比較
4・14畳用シーリングライトの比較
5・6畳用シーリングライトの比較
6・和風シーリングライトの比較
また、別の畳数でお探しだった方は、以上のリンクをご利用ください。
2-1・日立のLEDシーリングライト
はじめに、日立のシーリングライトのうち、1回目記事でで紹介できなかったモデルを見ていきます。
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なお、以下では、Atlasがオススメできるポイントは赤字で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。
【12畳】
【2018年発売】【ひろびろ光搭載】
25・日立 LEC-AH1210PH
¥26,900 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(33.9W )
最大時:6559ルーメン(61.2W)
サイズ:直径70.5cm×高さ13.8cm
調光:連続調光可能
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra90(太陽光=Ra100)
LEC-AH1210PHは、日立のシーリングライトの上位機です。
12畳以上の大型機だけあるシリーズです。
明るさは、5499ルーメンです。
演色値は、Ra85です(ラク見え時にRa90)。
その上で「オーバーブースト」や、青色LEDを利用した「ラク見え」があるのは、先ほどの機種と同じです。
ただし、本機は、これらに加えて【ひろびろ光】が搭載です。
主光源の上部に、天井方向に拡散性のある別の光源を配置し、部屋の隅々まで光を届ける仕組みです。広いリビングで、隅々まで明るくしたい場合は選んでも良いかもしれません。
応用的に、そちらだけで間接照明的な明かりも作れますが、そちらは「リラックスのあかり」と呼んでいます。
消費電力は、ひろびろ光とラク見えを「重ねがけ」したときは、さすがに61.2Wです。
ただ、本機については、節電モードがあるほか、ワンボタンで設定した状況にできる「あかりセレクト」もあるため、あまり心配は要らないかと思います。
その他の部分は、下位の「ラクみえ」と同じです。
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以上、日立のシーリングライトの最上位機の紹介でした。
上位機の「ひろびろ光」モードも、発想として面白いです。間接照明的に使えるパナソニック機のライバルにもなるでしょう。
ただ、あくまで全灯時の「補助光源」なので、光の空間演出に興味がない場合は、むしろ、下位の「ラクみえ」の畳数が1つ大きいサイズの14畳用を買っても良いかと思います。
詳しくは【14畳以上のLEDシーリングライトの比較記事】で紹介しています。
【2021年発売】
【12畳】【まなび+美食のあかり】
26・日立 LEC-AHM1212U
¥19,602 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(34.3W )
最大時:6599ルーメン(45.5W)
サイズ:直径60cm×高さ12.5cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra92(全灯時 Ra85)
LEC-AHM1212Uは、日立の目的特化型のLEDシーリングライトです。
「美食のあかり搭載タイプ」という名前ですが、リビングほか、書斎で使うことも想定される製品です。リビングでのテレワークにも向く機種です。
明るさは、この畳数の最大値の5499ルーメンです。
「ラク見え搭載タイプ」と同じで、ブーストも可能です。
ただ、こちらは、青色LED以外に、赤色LEDも点灯させる方式を取ります。
1.2倍(5158ルーメン)と明るさは同等ですが、演色値がRa92までオーバーブーストされます。
現行のLEDシーリングライトでは最高水準の演色値で、太陽の明かりに最も近い性質です。
「まなびのあかり」という機能名ですが、書類仕事には向きます。
一方、「美食のあかり」は、赤色LEDと電球色のLEDを利用しつつ、「食欲をそそるあかり」にワンボタンで調整する仕組みです。
おもしろい仕組みですが、明るさは固定になるため、こちらは(まなびのあかりより)「おまけ機能」的です。
また、SNSなどに投稿するため写メなどを取る場合、色合わせは(かえって)難しいでしょう。
食卓の鮮やかさを重視したいならば、色調に寄らず演色値が高い(Ra93)パナソニックの高演色モデルのがよさそうです。
調光(明るさ調整)は、無段階で連続調光が可能です。
常夜灯(保安灯)も調光できます。
調色(色の調整)は、先述のように電球色方面に多用で、白色系の昼白色までは対応できます。
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以上、日立のLEC-AHM1212Uの紹介でした。
リビングで食事ほか、書類仕事もするような方に割と良い選択肢に思えます。
ただ、どちらかと言えば、「美食のあかり」はオマケ的に思えるので、この用途を優先したいならば、パナソニックの高演色タイプのほうがよさそうです。
一方、書類仕事を優先したい場合は、どちらを選ぶかは難しいところです。
ただ、リビング向けは、ある程度、部屋の隅までの「光の拡散性」も重視したい点で言えば、径はすこし大きめの方が良い気もします。
その点で言えば、やはり、配光が広めのパナソニックの高演色タイプか、日立でも直径が広め(70cm)の「ラク見え搭載タイプ」(Ra90)が良いかなと思います。
【2021年発売】(在庫限り)
【12畳】
27・日立 LEC-DH1230U
¥32,867 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(53.1W)
最大時:
サイズ:直径57cm×高さ7.2cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼白色・電球色〉
演色値:Ra85
LEC-DH830Uは、日立のLEDシーリングライトです。
2021年末に登場した新シリーズです。
明るさは、5499ルーメンです。
本機は日立の他機種と異なり、「明るさブースト」や、青色LEDを追加しての「ラク見え」には非対応になります。
一方、本機の個性は、「薄型・フラット形状」である部分です。
パナソニックが2020年まで展開していた薄型(90cm)よりさらに薄い、72cmというのは、Atlasが知る限り、リビング用では、歴代でも最薄です。
この薄さを実現するため、LEDモジュールは、外周部のみの配置として、複数回の導光板の反射を利用しつつ、光を中心まで発光させる工夫をしています。
仕組み的に明るさムラや明かりの切れ目が心配です。
ただ、ここは、カバーの「麻の葉模様」を利用し、光を拡散させる仕様としています(クリアライティング・テクノロジー)。
一方、本機については、構造的に、電気代は多めにかかります。
同社の通常機に比べて35%ほど高い53.1Wですから、通常機をブースト(ラク見え)した際より、電気代はかかります。
直径は、57cmです。
演色値は、Ra85です。
日立は「ラク見え」で演色値を高めるタイプですので、未搭載の本機は平均的な数字になります。
調光(明るさ調整)は、無段階で連続調光が可能です。
調色(色の調整)は、2,600K(電球色)〜5,700Kの範囲です。
白色系は、涼しい色合いの昼光色(6500K)はだせず、昼白色と昼光色の中間あたりが最大です。
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以上、日立のLEC-AHM1230Uの紹介でした。
薄型も、文様付きのデザイン性が高いタイプも、パナソニックが以前出していましたが、両方とも終売となっています。
その両方を備えた新機軸な製品としてプレゼンスがあります。こういった、デザイン重視のシリーズはあってよいと個人的に思います。
やただ、はり、独特な配光なので、リビング兼書斎のような場所にあまり向かないほか、光熱費が高めになる点、昼光色が作れない点など導入にあたって注意するべき点も多い印象です。
2-2・NECのLEDシーリングライト
続いて、NECの12畳用のシーリングライトです。
2019年から社名を「ホタルクス(HotaluX)」に変更しました。しかし、今回は、それ以前からの製品については「NEC」で通します。
【2018年発売】
【12畳用】
【通常製品】
28・NEC LIFELED'S HLDZ12203
¥8,580 楽天市場 (1/6執筆時)
サイズ:直径45.8cm×高さ14.3cm
【クリア枠】
28・NEC LIFELED'S HLDZ12202
¥9,480 楽天市場 (1/6執筆時)
サイズ:直径47.5cm×高さ13.5cm
明るさ: 5499ルーメン(45W)
調光:連続調光
調色:不可
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
HLD128203は、NECの格安のシーリングライトです。
枠のデザインが異なる製品がありますが、ほぼ同じ仕様なので、同時に見ていきます。
直径は、45.8cmです。
リビング用の平均は60cmほどなので、8畳用としても小型です。
なお、NECは、丸形蛍光灯と似た配置にしており、従来の蛍光管似た光の感じが得られる点で人気です。
一方、中心部の光が多少弱いのですが、 その場部分は「マルチ拡散カバー」が採用されてから、一部緩和しています。
明るさは、5499ルーメンです。
明るさアップ(ブースト)などはないですが、12畳用として認められる最大光束なので、問題ありません。
演色値は、Ra85です。
先述のように、太陽をRa100とする数値ですが、この値が業界の現在的な平均値です。
ある程度、目にも優しいと言えます。
調光(明るさ調整)は、無段階での連続調光が可能です。
ただし、常夜灯も7段階で調光可能です。
調色(色の調整)は、しかし、昼光色のみです。
オレンジ系の電球色に調色できないタイプですから、やや不便です。
一方、「よみかき光」という表現があります。
しかし、これは、シンプルに、昼光色(6500K)に、最大の演色値を出せるという意味のようです。パナソニックのように、独自の色温度(6200K)にしたり、日立のように、LEDの色の工夫があるわけではないです。
タイマーは、30分・60分のおやすみタイマーほか、かんたん留守タイマーがつきます。
ホタルクスの場合、他社の格安機同様、リモコン(本体)が時計認識をしないため、単純に、留守中に点灯消灯をする「防犯対策」としてのものです。
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以上、NECのシーリングライトの紹介でした。
電球色への調光ができない点は残念です。
しかし、5000円前後の機種としては明るめで「お買得」だと思います。
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【12畳】
29・NEC LIFELED'S HLDZ12209
¥5,170 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5000ルーメン(41W )
直径:46.4cm
調光:連続調光
調色:昼光色のみ
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
なお、このシリーズについては、Amazon限定で売られている姉妹機もあります。
ただし、同じ適応畳数でも、明るさが5000ルーメンが低い廉価版です。
あえて選ばなくて良いかと思います。
【2022年10月発売】
【12畳・枠なし】
30・ NEC HotaluX HLDC12301SG
¥11,143 楽天市場 (1/6執筆時)
【2018年発売】
【12畳・枠なし】
31・NEC LIFELED’S HLDC12203
¥9,680 楽天市場 (1/6執筆時)
32・NEC LIFELED’S HLDC12208
¥6,090 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(45W)
サイズ:直径46.2cm×高さ16.1cm
【2022年10月発売】
【8畳・枠付き】
33・ NEC HotaluX HLDC12302SG
¥12,757 楽天市場 (1/6執筆時)
【2018年発売】
【12畳・枠付き】
34・NEC LIFELED’S HLDC12202
¥9,327 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(45W)
サイズ:直径47.4cm×高さ13.5cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
こちらは、NECホタルクスのLEDシーリングライトのスタンダード機です。
新旧ありますが、新機種のみ、後述するホタルック機能が付属です。
急な停電時や消灯後のしばらくの間、蓄電してある電力を使って数分間青系のほのかな明かりを点灯し続ける機能です。
蛍光灯時代からの同社の「顔」だった機能のLED版です。
サイズは、直径47.4cmです。
先述のように、安めの機種は平均値(60cm)より小さく、配光が限られます。
また、枠なしのほうは、天井からの高さ16.1cmとかなり出っ張る点が注意点です。
明るさは、5499ルーメンです。
業界基準の最大値であり、明るいです。
演色値もRa85です。
平均値であり、ある程度目に優しいでしょう。
調光(明るさ調整)は、無段階での連続調光が可能です。
機能性は高いと言えます。また、NECはこのグレードから、常夜灯を7段階で調光できます。
調色(色の調整)は、このグレードから対応です。
昼白色のほか、オレンジ系の電球色も出せる機種です。
どの色でも、演色値はRa83です。
タイマーは、先述の「留守番タイマー」とおやすみタイマーという構成です。
時計機能は引き続きありません。
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以上、NECのシーリングライトの上位機種の紹介でした。
全体として無難な構成ですが、しっかり調色できますし、大きな欠点はないです。ただ、価格面では、より有利な機種が他にもあるでしょう。
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【2022年10月発売予定】
【8畳・枠なし】
35・ NEC HotaluX HLDZ12303SG
¥9,699 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ:4299ルーメン(35W)
サイズ:直径60cm×高さ14.3cm
【8畳・枠あり】
36・ NEC HotaluX HLDZ12302SG
¥15,680 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ:4299ルーメン(35W)
サイズ:直径47.4cm×高さ13.5cm
調光:連続調光
調色:昼光色のみ(6700K)
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
一方、本機については、調色できないモデルもでています。
仕様はその部分以外同じです。
昼光色(よみかき光)が6700Kと、普通より少し高めです。ただ、この部分に意味性があるかはよく分かりません。
いずれにしても、性能から選べるモデルではないかと思います。
【2018年発売】【12畳】
37・NEC LIFELED’S HLDCKD1299SG
¥19,800 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(34.3W)
イズ:直径66cm×高さ14cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
HLDCKD1299SGは、NECの最上位ラインとなる「GRAND QUALITY」シリーズの製品です。
明るさは、5499ルーメンと、12畳の最大値です。
その上で、ワイドアングルシステムという新しいLED配置になっています。
過去モデルの問題だった明るさのムラについては、完全に解決されました。
また、消費電力38.7Wなので、1割ほど安いです。
調光(明るさ調整)は、こちらも無段階での連続調光が可能です。
その上で、本機は、電球色点灯時も大光量を保証している点が、この機種の「売り」です。
例えば、パナソニックのスタンダード機の場合、全灯(100%)に対して、昼光色で約90%、昼白色で約70%、電球色だと50%程の最大照度となります。
一方、本機の場合、全灯(100%)に対して、昼光色・昼白色で最大100%、電球色だも80%程の最大照度となります。(Wの大光量)
他社は、電球色の最大光量を考慮に入れた機種はなく、この機種の大きな見所です。
常夜灯は7段階で調光できます。
調色(色の調整)は、5段階で選択可能です。
さらに、こちらは、「快適あかりモード」の搭載し、時間に合わせて自動的に「昼光色」「昼白色」「光量」を調整する機能も付きます。
常夜灯は、本機も、「ホタルック」です。
そのほか、地震の際に自動的に全灯する、「感震センサ」が付属です。
タイマーは、本機は、時計認識ができるため、時刻ベースの設定ができる部分は、下位機種との違いです。
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以上、NECの「GRAND QUALITY」の紹介でした。
本機は、電球色の光量が強いので、普段この色を利用する場合には良いでしょう。
その上で、他社の上位機と比較する場合、感震センサーの搭載が見所です。ホタルック機能を含め、災害対策という意味では、NECは優秀で、選ぶべき意味があると言えます。
快適あかりモードも、面白い機能です。
しかし、ユーザーによるプログラミングの変更が利かない点と、光量について、部屋の外光を感知できる「明るさセンサー」を搭載しないため、使い勝手の部分で改良の余地はあります。
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【2022年発売】
【12畳】(枠なし)
38・NEC HotaluX HLDC12311SG
¥12,260 楽天市場 (1/6執筆時)
【12畳】(枠あり)
38・NEC HotaluX HLDC12321SG
¥21,780 楽天市場 (1/6執筆時)
【2018年発売】
【12畳】
39・NEC LIFELED'S HLDC12211SG
¥12,620 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(43W)
サイズ:直径52.4cm×高さ15.1cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)
※HLDC12311SG のスペック
なお、本機は、「快適あかりシーリング(スタンダードモデル)」もあります。
ただ、全色で最大光量にならない機種です。
感震センサもなく、ワイドアングルシステムも不採用で、中心光量の問題もあるため、選択肢にせずとも良い機種です。
【2022年発売】【8畳用】
40・NEC HotaluX HLDC12334SG
¥23,500 楽天市場 (1/6執筆時)
40・ NEC HotaluX HLDC12333SG
¥23,500 楽天市場 (1/6執筆時)
【2020年発売】【12畳用】
41・NEC HotaluX HLDC12234SG
¥15,532 楽天市場 (1/6執筆時)
41・NEC HotaluX HLDC12233SG
¥17,070 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ:4800ルーメン(45W)
直径:47cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
HLDC12334SG は、NECが販売するシーリングライトです。
新旧両機種ありますが、性能は変わりません。
明るさは、4800ルーメンです。
したがって、明るさが適応畳数あたりの最大値に届きません。
これは、周囲に枠が付くためです。
暖かみのあるデザインですが、デザイン性と明るさはバーターなので、畳数に余裕がない場合は、あまりオススメできません。
演色値は、Ra83です。
調光(明るさ調整)は、無段階で連続調光が可能です。
本機も、消灯後にブルーグリーンでしばらく照らすホタルックLEDが搭載されます。
調色(色の調整)は、先述のように電球色方面に多用で、白色系の昼白色までは対応できます。
タイマーは、同社の下位機種と同じ性能です。
つまり、時計機能がないタイプです。
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以上、NECのHLDC12334SG の紹介でした。
木枠付きのモデルでは割と安く、デザイン性のほか独自機能もあるため、決して悪くない製品です。
ただ、ブーストもないので、8畳用として決して明るい機種ではないです。「どうしても本機」ということならば、少し大きめの12畳用もあるので、そちらを選ぶのも手でしょう。ーーー
【2022年発売】【12畳用】
42・NEC HotaluX SLDC12722SG
42・NEC HotaluX SLDC12723SG
¥27,800 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ:4800ルーメン(45W)
直径:47cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
なお、同じ形状の上位機と言えるのが、以上の2製品です。
明るさ・調光にかかわる部分は同じですが、リモコンが上位仕様になります。
先ほどみたモデルは、時計機能がないものでしたが、こちらは時計があるため、タイマー関係の設定が容易で細かくできます。
一発で、読み書き(昼光色)、だんらん(昼白色)、なごみ(電球色)を選べるショートカットボタンも付属します。
ただ、「読み書き」は、日立やパナソニックように、LED光源自体の工夫があるわけではないです。
そのほかは、省エネ性が年数分、すこし向上した程度の違いとなります。
【2023年発売予定】(受注生産)
【12畳用】
【MARINE view クリスタルカット】
43・ NEC HotaluX HLDC12V001BSG
¥(54,780) Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【MARINE view マーブルカット】
43・ NEC HotaluX HLDC12V002BSG
¥(54,780) Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【CANDLE view クリスタルカット】
44・ NEC HotaluX HLDC12V001LSG
¥(54,780) Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【CANDLE view マーブルカット】
44・ NEC HotaluX HLDC12V002LSG
¥(54,780) Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(44W)
サイズ:W52.5cm×D52.5×H9.7cm
調光:連続調光
調色:
演色値:Ra80(太陽光=Ra100)
HotaluX VIEWシリーズは、NECが新しく展開をはじめたシーリングライトです。
こちらは、少し特殊な光を出せるライトです。
大きく2種類あって、導光管よって出せる間接照明の色が異なります。
MARINE viewは、青緑色の色合いを出せ、CANDLE viewは、電球色の色合いをだせます。
その上で、配管デザインの違いで、直線的で都会的なクリスタルカットと、落ち着きを感じるマーブルカットの2種類となります。
明るさは、5499ルーメンです。
面白い形ですが、しっかり、12畳用の最大光量です。
演色値は、ただ、Ra80です。
この部分は、NECの他機と異なり弱いです。
調光(明るさ調整)は、無段階で連続調光が可能です。
その上で、「呼吸のゆらぎ」と「自然のゆらぎ」という2種類の発光パターンで、間接照明部分を含めたランダム調光が可能です。
調色(色の調整)は、いぽう、センター部分についても、色は昼白色(MARINE view)・電球色(CANDLE view)に固定です。
消灯後の「ホタルック機能」は他機同様にあります。
タイマーは、この手の機種では意外ですが、未付属です。
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以上、NECのHotaluX VIEWシリーズの紹介でした。
発光パターン的に、寝室に向きそうな感じがしましたが、タイマー機能などがない点で、やはりリビング向けです。
明かりの美しさは(店頭で見た感じで)相当練ったなと思えますが、一般的なリビングで使う場合、調色できない点と、明るさがすこし劣る点で、不自由さを感じました。
2-2・アイリスのシーリングライト
続いて、アイリスオーヤマの12畳用のシーリングライトです。
低価格製品が多くホームセンターではお馴染みですが、LED照明については、昔から力を入れてきた会社です。
【12畳】
【2021年モデル】
【調光のみ】
45・アイリスオーヤマ CEA-2012D
¥5,330 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【調色対応】
45・アイリスオーヤマ CEA-2012DL
¥5,555 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ: 5200ルーメン(42W)
【2019年モデル】
【調光のみ】
46・アイリスオーヤマ CL12D-5.0
¥6,212 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【調色対応】
46・アイリスオーヤマ CL12DL-5.0
¥6,080 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ: 5200ルーメン(52W)
サイズ:直径45cm×高さ9.3cm
調光:10段階
調色:昼光色(6500k)
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
続いて、アイリスオーヤマのシーリングライトです。
ホームセンターで有名な家電メーカーですが、とくに「お買得」な製品が得意です。
サイズは、直径45cmです。
先述のように、格安機はこの部分で差があります。
一方、アイリスについては、高さがどの機種も薄めなので、天井の低いマンションなどでは、割と良い場合がありあます。
明るさは、5200ルーメンと12畳クラスとしては暗いです。
最大光量でないですし、他社よりも暗いです。
演色値は、調色時は、Ra85と数値としては良いです。
ただ、どの色温度の数値なのかなどは不明です。
消費電力は、新機種になって、41Wと少し改善しました。
ただ、在庫が残る2019年モデルは少し悪いので、注意してください。
調光(明るさ調整)は、段階調光ながら10段階調光です。
調色(色の調整)は、上位機のみ、オレンジ系の電球色も出せる機種です。
タイマーは、切タイマーのみですし、シンプルです。
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以上、アイリスオーヤマのシーリングライトの紹介でした。
調色できるタイプがある点が「売り」です。
ただ、明るさは暗めなので、電気代の部分では微妙な製品です。
【12畳】
【調色対応】
37・アイリスオーヤマ CL12DL-5.0CF
¥6,980 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【調光のみ】
37・アイリスオーヤマ CL12D-5.0CF
¥6,480 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ: 5200ルーメン(52W)
サイズ:直径56cm×高さ9.3cm
【調光のみ】
38・アイリスオーヤマ CL12D-5.1CF
¥8,200 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【調色対応】
38・アイリスオーヤマ CL12DL-5.1CF
¥7,780 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ: 5200ルーメン(42W)
サイズ:直径58cm×高さ12cm
調光:10段階
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
5.0シリーズも、アイリスオーヤマのシーリングライトです。
なお、その兄弟機となる5.1シリーズは、後述するように、少し省エネ性が良いモデルになります。
直径は、直径56cmと、外枠の分もありつつですがやや広めです。
また、本機は、パナソニック機の高級機のように、取付高が9.3cmと、通常14cm前後はあるLEDシーリングライトとしては薄いという特色があります。
明るさは、ただし、5200ルーメンです。
配光の工夫である光は拡がりますが、リビング用としては少し暗いです。
なお、アイリスオーヤマは、昼光色ではなく、昼白色で最大光量になるような設定なので、「普段のあかり」はさほど暗くないとは言えそうです。
なお、だいたいの他メーカーは、昼光色で最大光量になります。その点で言えば、「読書のあかり(昼光色)」はあまり期待できないかと思います。
演色値は、どの色温度の際かは分かりませんが、Ra85となかなかです。
調光(明るさ調整)は、いずれの機種も対応です。
調色(色の調整)は、上位機のみ、オレンジ系の電球色も出せる機種です。
消費電力は、一方、5.1CFシリーズは、5.0CFシリーズより、省エネ性が良いです。
これは、錫めっき鋼板を回路に採用し、LEDの放熱効果を高めた「メタルサーキット」という新技術を採用したためです。ただし、厚みは12cmと少し増します。
タイマーは、やはり、時計を搭載しないタイプになります。
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以上、アイリスオーヤマの5.0シリーズの紹介でした。
天井の低めの部屋に、こうした機種はマッチするでしょう。
同じように取付高に余裕があるパナソニック機ほど多機能ではないですが、値段部分では優秀と言えます。
天井が低い部屋は、光源からの近さゆえ、ルーメン値が最大でなくても明るくできるため、そういうご家庭には、向くかもしれません。
ただし、ニーズとしては、ニッチですが、需要はありそうに思います。
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【2018年発売】【12畳用】
【調光・調色対応】
39・アイリスオーヤマ CL12DL-5.1WFM
39・アイリスオーヤマ CL12DL-5.1WFU
¥8,810 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ: 4000ルーメン(35W)
サイズ:直径58.6cm×高さ12cm
調光:10段階
調光:10段階
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
なお、同じグレードの、5.1シリーズ ウッドフレームタイプも販売されます。
フレームがあるだけ、直径は長めです。
また、先ほどみた機種と違って120cmなので、天井の低いご家庭に合うという要素は、本機については除外して考えてください。
ただ、他社機に比べてはそれでも低めとは言えます。
【2020年発売】
【12畳】【調光調色対応】【ネット限定】
40・アイリスオーヤマ CL12DL-5.11V
¥8,680 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ:5200ルーメン(39W)
サイズ:直径45cm×高さ14cm
【12畳】【調光対応】
40・アイリスオーヤマ CL12D-6.1V
¥8,980 楽天市場 (1/6執筆時)
【12畳】【調光調色対応】
40・アイリスオーヤマ CL12DL-6.1V
¥9,966 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(39.2W)
サイズ:直径60cm×高さ17.3cm
調光:6段階
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
6.1シリーズは、アイリスオーヤマのシーリングライトです。
フレームは、通常タイプのほか、クリアフレーム(CL12DL-6.1CFUV / CL8DL-5.11KCFV)とシルバーフレーム(CL8DL-6.1MUV )も選択可能です。
本機の場合、シーリングにマイクが装備されます。
そのため、「本機単独」で、「アイリス!、電器を消して」などの音声でON/OFF操作、照度の調整」が可能です。
調光・調色に対応し、明るさも(8畳用は)業界基準に合致した明るい機種です。
ただし、ネット限定で売られている5.11シリーズは、4000ルーメンと8畳用としては暗い点に注意が必要です。
演色値は、Ra85となかなかですが、どの色に調色した場合のスペックかなど、非開示です。
消費電力は、独自の工夫があるため、やや多めです。
なお、音声操作機能を内蔵させた結果、1Wの待機電力が生じますが、これは、普通の赤外線リモコンとあまり変わりません。
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タイマーは、本機も時計がないのでシンプルな、おやすみタイマーのみとなります。
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以上、アイリスオーヤマの6.1シリーズの紹介でした。
秋葉原の「レアものショップ」に置いていそうなニッチ製品です。しかし、お年寄りなど「家電設定が苦手」な人には一定のニーズがあるでしょう。
ただし、アイリスオーヤマ機としては、薄さがない部分が注意点であるほか、音声操作以外の照明としての基本スペックは「平凡」ではあります。
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【2022年発売】
【12畳】【調光対応】
41・アイリスオーヤマ CEA-2112DLSP
¥22,400 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5200ルーメン(47.0W)
サイズ:直径57cm×高さ16cm
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
加えて、2022年に、Bluetoothスピーカー付属の製品もでました。
スピーカーの音質は、3W出力と非力です。
また、1ウェイバスレフ型なのでステレオではないです。
BluetoothのコーデックもSBCのみです。
じっくり音楽聴くような使い方、あるいは、テレビの音を無線で飛ばすような使い方は想定していません。
照明も、形状的な限界で、21畳用の最大の明るさに達せず5200ルーメンです。
中心部に光源がない配置の場合、部屋の明るさムラが生じやすい部分もあるので、その部分についても注意してください。
【2022年発売】【12畳用】
【通常製品】
42・アイリスオーヤマ CEA-A12DLPS
¥16,644 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【音声操作可】
43・アイリスオーヤマ CEK-A12DLPSV
¥19,055 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ: 5200ルーメン(45.6W)
サイズ:59.8cm×59.8cm
調光:10段階
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
CEA-A12DLPSは、アイリスオーヤマのシーリングライトの上位機です。
本機は、先述の音声操作機能が付属しているモデルと、そうでないモデルがあります。
アイリスのシステムは、起動語(OK!ライト)の後、アンサーバック(ピープ音)を待ってから、やって欲しいことをお願いする仕組みです。ワンアクションにして欲しい部分はあります
本体のデザイン性の高さほか、光の演出がある製品です。
ただ、先発していたパナソニックの角型パネルの製品と同じで、LEDの発する光を、導光板を利用しつつ、広げていく仕組みです。
先発機があるので、技術としての新味はあまりないです。
直径は、直径59.8cmの角形です。
高さは、6.2cmなので、引っかけシーリング(薄型)の出しろ(10-14mm)を含めて考えても、天井の低めのご家庭には合いそうです。
明るさは、5000ルーメンです。
わずかに最大光量に達していない水準です。
ただ、省エネ性は良いです。
演色値も、Ra85です。
調光(明るさ調整)は、対応です。
一方、パナソニックの導光板タイプと違って、中央部に力強い光源がないので、部屋(食卓)の中心を明るく照らすという部分で限界はありそうです。
これは、導光板を利用するパナソニック機にも言えますが、部屋のサイズに対して、少し畳数の大きめのモデルを買った方が、とくにお年寄りには良いかと思います。
調色(色の調整)は、対応します。
照らしわけは、全灯、パネル灯、センター灯です。
先述のように、センター光源は弱いので、あまり使い道がない気がします。
タイマーは、時計機能がない製品なので、できることは限定的です。
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以上、アイリスオーヤマのCEA-A12DLPSの紹介でした。
パナソニックの角形パネルを「安く」したようなデザイン性重視の製品です。
先述のように、センター配光が弱いのが懸念材料です。この部分で、仕事や読書をするようなリビングにはあまり向かないでしょう。
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【2022年発売】【12畳用】
【通常製品】
44・アイリスオーヤマ CEA-A12DLP
¥15,940 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【音声操作可】
45・アイリスオーヤマ CEK-A12DLPV
¥14,679 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ: 5200ルーメン(45.6W)
サイズ:直径55cm×高さ7cm
調光:10段階
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
なお、同じ導光板を利用するタイプで、ラウンド形状になるのがこちらです。
やはり、センター部の光源が弱いのが弱点です。
高さは、7cmです。
やはり、天井の低いご家庭や、天井を高く見せたいご家庭にはメリット性があります。
ただ、この仕組みを利用するタイプは、明るさの均一性(特に、照度を落とす場合と、中間色を出す場合)については、方式的な課題があるように思えます。
次回に続く!
LEDシーリングライトのおすすめは結論的にこれ!!
というわけで、今回は、12畳用のLEDシーリングライトの2回目記事でした。
しかし、記事はもうすこしだけ「続き」ます。
3・12畳用シーリングライトの比較 (3)
3-1:東芝
3-2:ドウシシャほか
4・シーリングライトまとめ 【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
続く、次回の3回目記事(こちら )では、東芝の製品などを紹介します。
明るさ ★★★★★
演色性の良さ ★★★★★
調光と調色 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
照明のデザイン ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その後、最終回の結論編(こちら)では、全ての畳数の製品から、「Atlasのおすすめ機種!」を、価格別・目的別・部屋サイズ別に提案していきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
3回目記事は→こちら!
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